「やった〜 にございます」
許可をいただいたので喜びました。ﾔｯﾀｧ

「ええ ええ 行ってらっしゃいませ カストル様」
手を振り送り出します。完全にチェーンメール送信者です。
2人へはどのようなものを生み出すのでしょうか。



「･･･おや」
そして鈴を返し忘れていたことに気づきましたが時すでに遅し。

というわけで次回まで、シェルタンがお預かり致します。
またお越しくださいませ カストル様。

あるいは、私から いずれ。

囁きと笑いを交わす中、次々とクルーが減っていき……スタッフロールに移る。
映画内では8人ほどの命が犠牲になったがこちら2人は大分楽しめたのかもしれない。
なおフォンダンショコラは一口くらいしか食べていない。

「2時間をドブに捨てた分は挽回できたかな。な、どうだった？」

大分こちらもわーになっている。わー！

「ええ ええ 大変楽しい時間でした
バーナード様 流石にございます」
元より責任を取っていただくなど一緒に観る為の口実にございます。
･･･ギャラシャを観たことは本当ですが。

わーとなるバーナード様と一緒に わー！しつつも、一口しか進んでいないフォンダンショコラに視線を落として おや と首を傾げました。

映画を観るのに夢中になった というところでしょうか。
シェルタンは全て食べ終えました。ご馳走様でした。

「……ねぇ、思ってたんだけど、アナタ言葉遣いすごく丁寧ね？
それが素の話し方？……いや、それが楽ならそれでいいのだけど」

恐悦至極、なんて言葉が出てきたので思わず。
自分の周りにはいなかった言葉遣いだ。気を遣っているなら必要ない、と言う意味でそう問い。勿論、そうでないならそのままで構わないのだ。

「ふふ、そうねぇ、いいところ見せられたらいいわね？
アタシも、アナタがどんな人なのかがたくさん見られたらいいなって思うわ。
……一応受け取ってるわよ、ちょっと照れたけどね」

撫でる素振りをされていた花に視線を移す。綺麗な花だ。
人に愛でられるために、ここにわざわざ植えられている花。

照れた、と発言したその瞬間だけ、視線が一瞬在らぬ方向へと向いた。照れた。

「はは、そう言ってもらえると嬉しい。何度見てもつい没頭しちまうんだよこれ、装備動きづらそうだよなーとか見てて思うのもあって」

フォンダンショコラが残っているのもそういう理由らしい。

「なんていうか、お前意外と反応面白いのな。また映画を観る以外でも話してみたいかも。
なあなあ、ゲーム中も暇だったらお前んとこ遊び行っていい？」

「･･･そう にございますね 普段はこのように
私余り何かに優れていることもありません故言葉遣いくらいはと」
とはいえあくまで普段はでございます。いえ、普段からでしょうか。
崩したように話すというのは、随分昔の気がしました。

ええ 昔はありましたよ。昔は。

「ええ ええ お見せいただける日を楽しみにしております
そして是非 私のことも お知りいただけますと嬉しゅうございますね」
照れた、という言葉が聞こえた瞬間にムルイジ様を見つめますが遅いのでしょうか。

「･･･ふふ 受け取っていただけること大変感謝致します」
立ち上がり後ろ手に組みながら、見上げるように横に並んでみました。
背の高さと長い髪、近くで見てみたい欲がございました。何となくですが。

「ふふ 本心でございますよ」
それだけ告げてバーナード様の服装を見つめます。
･･･そういえば バーナード様は動きづらくないのでしょうか。

因みに隙を見てフォンダンショコラを狙っております。

「おや おや そうにございましょうか？
それはとても嬉しゅうございますね」
そして狙っている途中の言葉で少し驚きと嬉しさと混じった笑顔と言葉を返しました。

「･･･ええ いつでも
今でも 明日でも 明後日でも そう出ない時でも 私バーナード様をお待ちしております」
ゲームだけでなく他者との関わりも感じたい そう思うシェルタンです。

バーナードはこの服装に慣れているらしくめちゃくちゃに通常運転だ。
ちなみにフォンダンショコラについてはあなたの視線に気付いてすすす……と差し出した。いる……？

「よっしゃ言質取った。それじゃあまた今度来るよ、次はお前の話をもっと聞いてみたい気分。
またお土産持ってくから嫌いなものあったら先に連絡入れといてー」

映画も見て楽しい気分になって楽しい会話もできて。ご満悦です。
あなたが引き留めないならそのままシアタールームを後にする。


/*わーいありがとうございました！また別日の時空で遊びに行ったり遊ばれたりの機会を伺いますわね！

服装について考えていれば差し出されたフォンダンショコラ。
わ〜 受け取りお礼と笑顔を返しましょう。

「ありがとうございます バーナード様」
それはフォンダンショコラのみでなく、また今度 次の約束に対してもでございます。

「ええ ええ 私 何か話せるよう考えておきましょう
･･･それでは バーナード様 御機嫌よう」
引き留めることはありません。手を振り見送った後･･･


「甘い ですね」
いただいたフォンダンショコラを食べ終えてから呟きました。
･･･本当のところ、甘いものはそう多く食べようと思うほど好きではありませんでした。勿体無い精神のようなものです 内緒ですがね。

それも語るときがあれば語りましょう。今宵はこちらでお開きにございます。

/*こちらこそありがとうございました！またの機会お待ちしております！そして狙います！御機嫌よう！