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【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ「俺の本性が犬みたいに言うなよ、明るく可愛く穏やかな犬が本性だなんて心外だ」 言いながら撫でられ、問いかけには頷く。あなたの手を拒絶せず、微笑みには同種の微笑みを返すことはできずにいる。それはあなたの微笑みが過ぎさせるものだからではなく。 「うん、 アイツと行くよ。もっと楽しく生きるために。 名残惜しさはあるんだけどな、ここにいた時間も長いしお前達といるのも楽しいし……故郷を挙げるならここだと思える程度には思い入れがあるみたいだ」 単純に、こんな場所が嫌いで、でも好きだから。 (-170) uni 2022/03/09(Wed) 23:45:25 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード心外だと言われれば、軽やかに声をあげて笑い……そして肯定も否定もしないのだろう。職務中でなければ、『どちらか証明してみるかい?』なんて煽ったりもしたのだろうが、残念。 「監獄が故郷なんて、それこそ悪い冗談が過ぎる。……もっと相応しい、“故郷”と呼べる場所をこれから探すといい。 人は幾度でも生まれ変われるのだから。ねぇ、仔犬ちゃん?」 ふふ、と揶揄うようにまた笑い、そして。 「お前が虚ろにならなくて良かったよ。」 遠い宴を思い返すような瞳で、新たな形を得た君を寿ぐ。 (-179) shingetsusou 2022/03/10(Thu) 0:19:12 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ「仕方ねえだろ、ここには思い出が多すぎるんだから。あと故郷がひとつじゃなきゃいけないなんて決まりはないからここも故郷でいい。ってか誰が仔犬だこれでも130年生きとるわ」 こうしてキャンキャン言うから仔犬と言われるのかもしれない。 男はあなたの瞳の内にあの無礼講を思い出し、あの時大きく壊れたことを思い出しては一度目を伏せて。 「……俺もそう思うよ。まあ、ああなったのもここを出る理由になったんだけどさ。俺、ここ向いてないらしくて。お前は……ここが馴染む人間なのかもしれないけど」 (-180) uni 2022/03/10(Thu) 0:38:17 |
【秘】 泰然自若 シトゥラ → 疾風迅雷 バーナード「すっかり素直になってまァ。 ……言われなくともだ。場合によっちゃ取り込み中でも引き摺り出すから覚悟しときなァ」 ただし服は着とけよ。 「休みが被ってんのはこの辺だなァ。 ……あぁ、でも暫くは申請のために出さなきゃいけない書類がいくつかあんだよな。だから……ここ辺りはどうだァ?」 端末を覗き込んであーだこーだと予定を決めて。 何を持ち寄るだとか話して此処での話は終わるのだろう。 次は僕も、アイツの事もっと聞いてみよう。 知らない事は知らない。けれど自分を知ろうと思ってくれた相手の事を知らないままでいるのは、勿体無い気がしたから。 (-185) sym 2022/03/10(Thu) 1:08:16 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード「思い出が多すぎる、か。なら仕方ないね。 “過ぎた時とて、君のもの”なのだから。」 いつかの台詞を繰り返すように静かに口の端に載せる。 年齢に関してはふわと微笑みに溶かすのみ。……やっぱ仔犬だなと思ったけど、拘るようなものでもなし。 「そうだね、折角生まれ変わって仔犬になれたんだから、好きな場所へ行くといい。……これまではそれにすら気が付けなかったのだろう? それに、ここに居るには君はやわらかすぎる。人の死を厭うようなまともな感性は、大事にするべきだ。 私はね、君が得られて、本当に良かったと思ってるんだよ。 そこそこ付き合いの長い、君の友人としてね。」 長く知っていながら、何を与えることも出来ず、ただそこに居ることしか出来なかったから。 (-189) shingetsusou 2022/03/10(Thu) 1:23:38 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナードこれは、なんか程よい隙間の時間のどこか。 「睡眠の良さを知った」 貴方が暇そうなときに、唐突に話しかけてくるいつもの小さいのがいる。話題もものすごく唐突。 (-195) rustyhoney 2022/03/10(Thu) 2:13:02 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 泰然自若 シトゥラ「今まで素直じゃなさすぎただけだよ。 ……状況次第では やーいシトゥラのえっち〜 って言うからな」服を着ていない可能性がまあある。とはいえ服着ていないイコールラサルハグがいるってことなので戦力としては頼もしすぎるんだけれども。 「あ、俺も色々申請することあるからちょうどよかった。じゃあここにしよう、今度はアレ持ってくよ……なんだったっけな……」 酒の席であろうがなかろうが、あなたが聞くのであれば男は答えるだろう。これ幸いにと食事に誘うこともあるかもしれないがそれはそれ。 今はそうして予定を立てて解散となるだろうが、この交友関係はまだまだこれからも続くことになるだろう。あなたが望んでくれる限りは。他ならぬこの男が望んでいるから。 知らないままも終わるのも、勿体ないもんな。 (-196) uni 2022/03/10(Thu) 2:23:25 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ「ああ、そうだな。過去だって俺の得た時間で俺のものなんだから、ここで過ごした時間だって俺のものだ」 そう、少し満足げに言ってから続く言葉には少し視線を泳がせる。面映ゆいと表現するのが正しいだろうか、どうにも落ち着かない。 「……人の死を厭うんじゃなくてラサルハグの死を厭うだよ、俺にとっては結構違う。誰にも死んでほしくないってわけじゃない。だからまともかは分からないけど……まあ、どの道弱点がはっきりしたことには変わりないか。 ありがとう。大切なものも見つかったし……ろくでもないし癖しかないような、でもいい友人にも恵まれて。なかなか捨てたもんじゃないな俺の人生って思えたよ」 ちょっとだけ困ったように笑う。梔子色に素直な友愛と感謝を乗せて、あなたに投げかける。 (-201) uni 2022/03/10(Thu) 2:32:57 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「おっマジ?」 これは暇だったので普通に会話に乗るいつもの大きいのだ。唐突だろうと全く気にしていないし寧ろ自分の好きなことの良さを分かってもらえたのが嬉しいので興味津々姿勢。 「急にどうした、良いことでもあった?それともいい夢見た?」 (-202) uni 2022/03/10(Thu) 2:36:09 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード「よく眠れた。……よく眠れるってあんなにいいことなんだなぁ……」 本当にしみじみ呟いた。 「俺あんまり寝れないっていうか寝れるかどうかってほぼギャンブルだし、そのギャンブルに勝っても9割は悪夢っていう…感じで………? いや悪夢も嫌いではねぇんだが……? 」そして、前提条件を話さないと良さに気付いたこの心情のデカさを分かってもらえないな、と思ったので、ぶっちゃけた。 (-205) rustyhoney 2022/03/10(Thu) 2:49:40 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード満たされて初めて、これまでの持ち物を知る、ということもあるのだろう。 「ろくでもなくない、癖の無いやつはこんな場所にいないだろう?或いは類友というやつかも。 まぁ、今すぐの別れという訳でもないんだ、もう暫くは構っておくれ?」 揶揄うようにくすくすと笑って、それから血色の視線を流す。 「賭けも、降りるとは言わないだろう?」 君が目の前に居なくなったら、また 遠く なってしまうのだろうから。嗚呼、きっとそれは、淋しい。 (-210) shingetsusou 2022/03/10(Thu) 3:16:13 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ最初はうんうんと頷きつつ、普段そんなに眠れてなかったのかなと疑問に思う程度だったのだが。あなたから前提条件を聞くと一度目を丸くして。 「えっそんなに眠れてなかったの?……その前提でのよく眠れたっての、めちゃくちゃすごいやつじゃね?それはマジでおめでとう。 しかしそうなってくると、それだけ眠れてなかった理由もだけど、それだけ眠れなかったのによく眠れた理由が気になってくるな……」 穏やかに微笑みつつ潜めた声には素直な優しさが滲む。 「お前を選んだ相手と何かあった?」 (-211) uni 2022/03/10(Thu) 3:18:13 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード>>-79 「いいぞもっと悔しがってくれて。俺も先日 悔しい を吐き捨てた所だからな。補充代わりにバーナードのを悔しさを貰うとしよう」それが殺される直前の感情だと貴方が気付くかはわからない。ただ、"吐き捨てた"という事実だけがそこにある。 なお、賭けが始まった時点で見えていたかというとそんな事はない。けれどここまで付き合ってくれたなら、その『結果』がどうであるかはさすがに予想もついた。 「そうだな。皮肉なことに"見つかった"からこそ、他にも存在する可能性が芽生え、試すなり確かめるなりしたくなる気持ちはわかる。だからこそ、俺も賭けを持ち掛けたんだし」 それだけを返して貴方の言葉終わりを待つ。見定めていたのは片方だけじゃない。 最もこの時に裁定なんてもう不要なのだけど。 それを口で伝える代わりに、貴方の言葉を切るように── 抱きしめられている上で見つめられている状態から、腕を抜いて貴方の口元にしー。と人差し指を当ててから、唇で言葉を一度塞いでしまおう。 (-212) poru 2022/03/10(Thu) 3:20:30 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード「──今、凄く困ってるんだが聞いてくれるか? 君が、俺の言いたい事も全部言ってくれたんだけど、 "同じだ" の一言じゃ味気ないよね?なあ、バーナード。俺はどうすれば君を満足させられる?」 (-213) poru 2022/03/10(Thu) 3:21:34 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード目を丸くしたのを見て、そりゃ自分でも寝てない方なんだろうという自覚はあれど、あぁそこまで酷かったんだなぁと漸く理解した。 「ここ100年くらいで初めて上手く寝れた。ありがとう」 素直におめでとうに礼を言ったまではいいものの。 眠れなかった理由もまぁ聞かれたら話せるくらいではあるものの。 ……眠れた理由が気になると言われて、足が僅かに後退した。ずり。逃げる前には聞かれてしまったわけだが。 「なん、 で、 ……そう思う…」あっダメだこれ図星ですって言ってるようなもんじゃねぇか。 (-215) rustyhoney 2022/03/10(Thu) 3:32:07 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ「それもそうだ。癖のないやつがいたらそもそも『癖がないのが癖』になるような場所だもんな、ここ。 もう暫くどころじゃ済まねえよ。直接構えるかどうかは変わってくるだろうが構うのやめる予定はないんだから」 血色の視線を受け取っては悪戯っぽく、けれど悪戯ではなく本心であると伝える視線で応える。 「当たり前だろ。そっちこそ賭け降りるなよ、絶対逃がさないからな」 いなくなっても変わらない。時間が空いても変わらない。友人である事実は変わらないから。 (-217) uni 2022/03/10(Thu) 3:41:50 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ「悔しさを俺から補充するな、うわ更に悔しくなるの悔し……そもそもなんで補充するんだよ、確かに悔しがれないよりはいいかもしれないけどさ」 吐き捨てたという言葉から連想できるものは、ある。あるけれどあえて明言は避けて、そうしてあなたの返答にも頷くに留まった。 互いに見定めようとしていたことは間違いない。間違いないのだが、自覚より早く本心が答えを出してしまっていたのだから手に負えないし、だからこそ試されたことに文句を言いもせず。 唇に触れる指とその後のキス、更に投げかけられる問いを聞けばもう笑うしかない。嬉しくて、くすぐったくて、たまらない。 頭まで毛布を被って、二人きりの世界。 願望滲む甘い傲慢で勝手に『これ』に名前をつけてしまおう。 遠くない未来、ともに飛び立つあなたへの我儘だ。 「俺がお前に向けているものも同じだと前置きした上で言う、」 (-218) uni 2022/03/10(Thu) 4:23:17 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ「――ラサルハグ・ライ・バートランド。 俺に伝えて、俺に応えて。 お前の愛を俺に寄越せ。 お前のこれからに俺を映して、色々なことを俺に教えて?」 (-219) uni 2022/03/10(Thu) 4:24:03 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「 ひゃっ…… 100年もそれであのパフォーマンス出してたのかお前……難儀すぎるだろ。心の底から祝うし、これからもよく眠ってほしい」あなたの様子を見て曖昧ながらに納得すると緩慢な動作で首を傾げて見せる。 「んー……俺が変わった理由もそうだったから、かな。無理に聞きはしないからそんな構えんな、話すなら喜んで聞くけどさ」 ひらひらと手を振る。自分が変化したこともそれが誰に由来するものなのかも認識した上で、あなたにいい方向の変化を与える相手がいることを喜んでいるのだ。 (-220) uni 2022/03/10(Thu) 4:40:29 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 探求者 バーナード「普段はたまにサプリとかで寝てない分補ってた。 よく寝て分かったんだが、正直破裂寸前くらいだったんだと思う。今めちゃくちゃスッキリしてるつーか、頭軽い気がする」 いつもより気負いが少ない。声が若干軽いかもしれない。 けれど、普段とさほど変わらない。ということは、普段虚勢を張りまくっているのだ。 「……あぁ、…そうか、なんだ、よかった。俺がそんなに分かりやすいのかと……」 細く細く息を吐いてから、どうしようか迷う数秒。口を開いては閉じて。 「…………そいつの心臓の音聞いてたら眠れた」 (-221) rustyhoney 2022/03/10(Thu) 4:52:22 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「なるほどな。……色んな自覚も伴ったのならよかったよ、本気で。100年分が数日で癒えることもないと思…… ないよな……? ……ないと思うから、ゆっくりな」数十年分がここ数日で満たされた自分もいるがためにちょっと言葉には悩みつつ。今までよく上手くやってきたなとも思うが褒めることじゃないのであえて言わない。 分かりやすいかどうかで言ったらあなたが分かりやすいのではなくあなたに生じた変化が分かりやすいだけなのだがこちらも黙っていた。 そして、あなたが悩みつつ告げた言葉にはほうと笑って。 「……ああ、よかった。それだけ安心できる場所ができたんだな。 無礼講終わってからもソイツに"手伝い"頼むといい。お前のコンディションに改善が生じる以上監獄側もNG出さないだろうし」 (-229) uni 2022/03/10(Thu) 12:04:14 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 探求者 バーナード「…………思ったよりこう、深刻っぽかったんだなって、お前の反応見てわかったよ。 100年以上前は上手く眠れたかっていうと微妙だから、まぁ、そんなすぐ上手くいくわけはねぇわな。……まぁ、命は永い」 貴方の優しさを、労りを、飲み込もうとしている。 まぁ、言葉はこの通り可愛げのないものだが。 貴方の笑う顔が、揶揄や皮肉じゃないのがわかる。ぐぅ、とやっぱり喉は詰まりそうだ。 やっぱ猛毒だな、お前も。 「安心、……安心か…安心ってよくわからんが、まぁ、じゃあそうなんだろう。死ぬ瞬間も怖くなかったくらいだ。 ……囚人に手伝い頼んだことねぇなぁ……邪魔にならんかね、することたくさんだろ囚人って」 いつか、この無礼講が始まってすぐの頃に貴方に伝えた『身軽でありたい』の真実がこれだ。 誰も俺なんかで縛りたくなかった。 (-232) rustyhoney 2022/03/10(Thu) 14:38:52 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 探求者 バーナード「逃げないよ。私はずっと此処に在る。……お前が見ようとしてくれる限りは、お前の友人として、存在するとも。」 己を身の内に留められぬコレは、他者の認識において初めて己を知覚し得るコレは、君に願う。 「私を、見失わないでおくれ?」 いつか彼方、君に負けるまで。 渇いた砂地に泉湧き、緑芽吹くまで。 (-235) shingetsusou 2022/03/10(Thu) 15:25:06 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「俺が寝るの好きなの差し引いても深刻だぞ。まあ少しずつやっていきゃいいさ。お前の言う通り、俺達はこれからも生きるんだ」 あなたの試みを穏やかに見守っている。自分もつい最近までそれに苦戦していたからこその、そっと応援する気持ち。 「邪魔になるわけないだろ。寧ろお前と過ごす時間なら喜んで飛びついてくるんじゃね? ……囚人側からはたらきかけるのには限界があるしな。色んな面倒を"看守の手伝い"で除外してやれるのもデカい。看守に協力的なら待遇だって変わってくる」 素直に甘えろよ、なんて言いはしないがつまりはそういうことである。あなたへの猛毒から、尤もな理由をつけてことを運ぼうとする悪知恵を真っ当に用いてアドバイスへと変えている。 (-238) uni 2022/03/10(Thu) 15:54:21 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 探求者 バーナード>>-218 >>-219 「する……その悔しさをちゅーって吸っておけばまあ、俺の時も見せるかな……するし……」 要するに照れ臭いから不足すると隠しだしかねない自覚があるのでお前の恥ずかしい所も見てやる、というろくでもない所から来ていた。 もこもこと毛布を被るとそもそもここが本来どのような場所に見られているかも忘れそうになる。己の認識としては実は間違っていないのも判明しているが。 貴方が思った『これ』と言う感情、もとい答えについてこれまで想いを一切巡らせなかった訳ではない。それでも取りやめて隠したのは、万が一己の感情が貴方が望む『これ』ではない可能性を危惧し、貴方が考えて望みを口にする前にこちらが答えを出してしまうのを避けたかったから。 貴方に考えろと言ったのだから自分だって一度くらい考えたかった。 愛と言うのはなんだろう。 幾つかの記憶の塊の中で近しい物に覚えはある。 巫女の、神に対する感情は、きっと愛だった。 ならば祖先は巫女に対して愛を抱いていたかというと……恐らく、違う。 かと言って、その立場に在りながら巫女に近くもあった彼らが同類や同じ血筋の婚約者に愛を向ける事も殆ど存在しなかった。 じゃあ、彼らが『誰に向けていたか』というと。 実は既に、ずっと答えを俺は出しているけれど。 ずっと求めていた という事は、そう言う事だ。ただ、立場が"逆"ではあったけれどね。 最も、それももう終わる話。 だって、『主従』はもう店じまいだ。 俺はもう全てを捨ててきた、ただの男で、彼もそれを望んでいないなら、その肩書も不要だ。 祖先がどうあろうと、結局はいつまでも俺は俺なのだから。 (-239) poru 2022/03/10(Thu) 16:56:28 |
【秘】 高速度星 ラサルハグ → 探求者 バーナード「君は本当に知りたがりだな。でも、教え甲斐があるから、俺は君のそう言う所が好き。いいよ。君が望むなら。知りたいと、 与えられたい というのなら──」とは言え、だ。 過去の祖先の失敗を気にして、『真逆』に生きようとするのはただの単細胞の反抗期と変わりがない。 捨てたと言いつつ、残っている物はちゃっかり活用してこそ、『自分の思うがままに、生きたいように生きる』と言う在り方だ。 「どうか忘れずに。ぶつかる速度は君が無礼講で味わった通りだ。俺の重さは数百年単位。夢の為に一途にこんな最下層まで欠片程の躊躇も後悔もなく飛んできた男だ。『目標』をセットさえすれば、いつでもその質量が襲い掛かるよ」 例えるならそれは常に忙しなく飛び回る 星 のように。「その代わり── 何度だって君の為の道を見つけ出してみせる。 誰よりも早くて速く、 雷鳴 のようにね」 (-240) poru 2022/03/10(Thu) 17:01:03 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 探求者 バーナード「うーん……そうかぁ……。まぁ、今まで9割ダメだったのが8割とかになるだけでも違うよなきっと」 まだまだこれから。応援されていることまでは読み取れないが。 少なくとも、改善しようかな、くらいの気持ちにはなった様子。 「いや、それは…… 飛びつかねぇだろそんな簡単に、って言えたらよかったんだがなぁ…… 何をしても何を見せても全く引かないもんだから、諦めた。 早く諦めろと言った貴方に、そう告げる代わりに呟いた。 「……なるほどな?…アイツが望むなら、だな、望むなら」 それでもやっぱり往生際は悪いのだが。 (-241) rustyhoney 2022/03/10(Thu) 17:28:43 |
【秘】 探求者 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ願いを聞き届けるような人間でもないが、それが男自身の願いでもあるのだから当然頷いて。あなたの髪を一房手に取ってするりと己の頬をくすぐる。 「せいぜい見失わないよう、生きるさ。死ねない理由は多くてね」 死んでしまえば見ることはかなわないから、そう告げて。頬のくすぐったさと、己を見てくれている人がいるが故の気恥ずかしさで笑ってみせた。 互いが互いで在る以上、勝敗の決まり切った賭け。 今はまだ遠い結末も、永きを生きる自分達であればいつかは。 (-244) uni 2022/03/10(Thu) 17:53:31 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「あはは、飛びつきそうなやつの姿が思い浮かぶよ。言えなくなったならもう仕方ないよな、どんどん飛びつかれとけ」 くすくすと笑う姿は揶揄うそれではない。だからこそ声音は柔らかく、往生際の悪いあなたにもうんうんと頷いて。 俺の思っているやつであっているのなら、当然望むだろうから。諦めさせるのはアイツの役目ってことで。 「お前を見て、選んだ人間なら。多少の我儘や迷惑なんて苦じゃないだろうから」 (-256) uni 2022/03/10(Thu) 20:14:06 |
(a60) uni 2022/03/10(Thu) 20:16:52 |
バーナードは、可愛いものがいっぱい出たな……と思いつつ、それらを食べたり回収したりした(確定ロール) (a61) uni 2022/03/10(Thu) 20:17:29 |
【置】 探求者 バーナードゲームエリアから離れようという頃、男は一人真っ白な部屋に立っていた。仮の自室として過ごしたこの場所もきっと二度と訪れることはないのだと知っている。知っていて、ほんの少しだけ後ろ髪を引かれている。 荷物はレッグバッグに収まる程度のものしかなく――それはゲームエリアへの移動に限った話ではないのだけれど――己の身ひとつで良かったはずの男はこの無礼講を思い返す。 無礼講前は己の欲するもののために多くの者の間を飛び交って、それでもなお留まることなど何一つできなかったのだけれど。 その姿は高速度星にも似て。 漸く自分の欲したものに直面し気付かされたかと思えば、それが本当に己が欲した存在であるかを見極めようとして。 その姿はさながら探究者であっただろう。 答えは既に得られた。 探究の果てに得られたものを抱えて、 受け止めた 星 の重さに満ち足りて。 どこまでも駆け行く彼と過ごす時間を満足と呼ぼうか。 積み重なる満ち足りた時間をまとめて幸せと呼んでしまおう。 男は、胸をちりちりと刺激する熱を感じながら、心地良いそれに麻痺するものがあると感じながら、踵を返して歩き出す。 星に潰されるだけのものじゃない。飛び回る星とともに在るのならば、自分もまた 光輝いて 。知りたいと、与えられたいと願い、未だ知らないものを探しては様々なことを知り続けていこう。 その姿は、『探求者』と呼ぶに相応しい。 取り戻した多くと得られた多くを胸に抱えた男は、彼が見つけ出した道を切り拓き、永き時を 疾風 のように無礼講から日常へ。日常から、新たな日常、更にその先へ。 (L1) uni 2022/03/10(Thu) 20:18:32 公開: 2022/03/10(Thu) 21:20:00 |
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