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【秘】 翠眼 ヴェルデ → 暗殺屋 レヴィア/* ご連絡ありがとうございます、ヴェルデPLのツナ缶です。 暗殺されるんだ〜!になっています。よろしくお願いいたします。 Q1.鋼鉄人形ではありません。 Q2.折角のご縁なので、RPできたらな……と思っています。 Q3.が、今どうして暗殺されるのか考え中です。 当方、実は暗殺を請け負っている……などの背景もなく、本当にただの街娼の子供です。 なので巻き込まれかな……と思っていますが、何かプランやご希望がありましたら教えてください。 (-17) beni 2022/08/14(Sun) 21:52:43 |
【鳴】 翠眼 ヴェルデ「器用そうな顔してるのに」 なんて。雑踏に溶けるようにして、くすくすとちいさく喉が鳴る。 人混みの中にあっても長躯のあなたはよく目立つから、こちらからは見失う心配もないのだけれど。 小柄な少年は人波に流されそうにもなるものだから、つい、手が出たのだった。 屋台のそばへ寄れば、一層、香ばしさが鼻腔をくすぐる。 耳を楽しませるのは、肉の焼けるよい音。 「ん――」 迷うように、うろ、うろ。 看板に視線を這わせて。 「じゃあ……これにする」 ぴ、と指し示すのは、ウインナーの串。 (=0) beni 2022/08/14(Sun) 22:08:03 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 暗殺屋 レヴィア/* わあい、ありがとうございます! わくわくしています。 あ!なるほど、目撃者を消すのは基本ですものね。 しがない街娼をわざわざ暗殺するとは考えにくいかと思いますので、これぐらいが自然だと思います。ありがとうございます。 見ちゃいけないもの、見ちゃお! キャラ的に命乞いはありませんが、今のところひとつ、お願い事をするかと思いますので、すこしお話の猶予があるとうれしいです。 (お仕事ですので問答無用でも、聞いた上で無視するでも構いません) (-24) beni 2022/08/14(Sun) 22:47:07 |
【人】 翠眼 ヴェルデ>>21 ビアンカ【街中】 しゃんと伸びた背筋。ヒールの分、あなたの方が少し高い背丈。 毅然とした姿は、或いは、そう見せているだけなのかもしれないけれど。 生業を同じくしても、あの女はいつも、泣くか怒るかだった。 少年の狭い世界の中で、近いようで対極にあるもの。 陽射しが眩しくて、ふと瞳を細めた。 「ん、わかった」 紙幣を受け取り、通りへ視線を泳がせる。 目当ての屋台を見つければ、人波を縫ってお使いへ。 揚げ物はちょっと、と言われたから、「脂の少ないのってどれ」と店主へ問う。 結果、ヒレやモモが選ばれ、あとはよくわからないから、鶏やら羊やら牛やら適当に購入した。 今言われたばかりなので、もちろん、自分の分は自分できっちり。 そうしてあなたの元へ戻り、釣り銭を返すだろう。 (25) beni 2022/08/15(Mon) 20:21:53 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 銀の弾丸 リカルドベンチの隅に腰掛け、ゆっくりとページを捲る。 その手にあるのは『ピノッキオ』の絵本。 そう何冊も新しい本を買える立場ではないから、同じものを繰り返し読んでいる。 内容を飲み込むにもすこし時間がいるから、それで丁度よかった。 聞き覚えのある声に、手を止めて顔を上げる。 生業のわりに愛想がいいとも口が巧いとも言えない少年は、あなたの姿をみとめると、すこし口角を上げた。 それが精一杯の笑顔であると、きっとあなたは知っているだろう。 「ん――ほかにすることも、あんまりないしさ」 「お兄さんは、祭り見に行かなくていいの」 (-123) beni 2022/08/15(Mon) 20:36:37 |
【鳴】 翠眼 ヴェルデ少年は、選ぶことがあまり得意ではない。 これまであまり、選択肢を与えられてこなかったから。 けれど今は、そうではなくて。 だから、少しずつものを選ぶことを覚えている途上だ。 「……だって、ジェラートも食べるんだろ」 頼りなく薄い身体は、食の細さも影響している。 が、食べないとビアンカが怒るし、あなただってこうして気にする。 これもまた、意識を変えている途上のことだった。 「あんたはどうするの。 不器用だって言うなら、食べやすいのがいいよな」 と言って、どれがいいかわかるわけでもないけれど……。 (=2) beni 2022/08/15(Mon) 20:46:26 |
【鳴】 翠眼 ヴェルデ棒切れのような手足をしていた頃に比べれば、今は随分と血色もいい。 こうして陽の下で見れば、夜な夜な街路に立っているとは想像もつかないふつうのこども。 だからそう、少年にとっては、既に身に余るほどなのだけれど。 「……あ〜、わかった。 じゃあ、スープも飲む。それでいいだろ」 根負けしたように言う。 触れられたわけではないのに、撫でられるときに似た、すこしくすぐったいような感覚。 ふるりと金色の髪を揺らして、屋台の主へ向き直る。 「辛いのって、大丈夫か? まあ、食べらんなかったらおれのと替えればいいか……」 独り言ちるようにこぼして、店主へ注文を。 そうして、財布から自分の分を支払う。 (=4) beni 2022/08/16(Tue) 19:05:25 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 家族愛 サルヴァトーレ/* そのような感じですので大丈夫でーす! こまやかなお気遣い、ありがとうございます。 (-198) beni 2022/08/16(Tue) 19:05:51 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 銀の弾丸 リカルド「似合うとか似合わないとか、あるんだ」 「でもおれも、ウルサイのはちょっと疲れる」 ふと、やわらかく息をつく。 大通りを行き交う人々は喧騒をものともせず——否、それを楽しんで歩いているようだから。 あなたもあの雰囲気から外れてきたのだと思えば、すこし、安心したのかもしれない。 もちろん、少年はあなたを拒むことなく首肯した。 「話は何となく覚えてきたけどさ」 「何回読んでも、よくわかんないまま。 だってピノッキオって、全然ヒトの言うこと聞かないし」 紙面に描かれた人形を、指の背でちょんと弾く。 おいしい話にすぐに騙されるいたずら小僧の上に、嘘だってつく。 そんなピノッキオの行動が、少年には不可解に映るらしい。 (-199) beni 2022/08/16(Tue) 19:17:06 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 銀の弾丸 リカルド「そういうものなんだ」 と、初めて聞くことのように繰り返すのは。 子供がこんな風に奔放であることも知らず、大人にそんな風に窘められることもなかったからだ。 あの女が少年に望んだのは、同じ苦しみを知ることだけだった。 ゆっくりと瞼を伏せた拍子に、鼻先にささやかな衝撃。 ぱち、と翠の瞳を瞬く。 「ほかの仕事覚えろって、ほかのヒトにも言われた」 「けど、……」 待っているよう言われると、少年は大人しく座ったままでいる。 あなたの背を見送って、けれど、戻ったその手にあるものを差し出されると。 すこし、戸惑うような顔をする。 「……気にしなくていいって言ったって、」 「買ってきたことには変わりないだろ」 (-210) beni 2022/08/16(Tue) 21:13:39 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 暗殺屋 レヴィア明るく輝く街灯の下を歩き、少年はいつも通りに春をひさぐ。 祭りの影響らしく、近頃は外からの旅行者も普段よりずっと多く見える。 けれど蒼黒の帳が深まるほどに、人も車も減ってゆくもので。 今日のところは切り上げようと家路につくさなかのことだった。 かすかな物音。 夜更けに寄り道などするものではないのだけれど。 少年は、つい、足を止めてしまった。 この辺りではよく野良猫を見かける。 とは言え、寄ってくればすこし戯れる程度のもの。特別、猫が好きなわけでもない。 それでも、助けを求めるようにも聞こえたそれに。 気のせいであればそれでよいと、音の元を探して、暗がりへと歩を進めてゆく。 (-243) beni 2022/08/17(Wed) 0:20:22 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 銀の弾丸 リカルド「ない」 「だから今、覚えとく。 ……ま、べつに嘘なんかつかないけど」 嘘をついて他人を騙すなどという発想がないことは、ある種、純粋ではあった。 だから、ピノッキオが嘘をつくことも、言い付けを守らないことも、やはり、理解が及ばない。 「でもおれは、今もまあ、生きてはいられるし。 苦しまなくちゃいけないから、ほかのことはできないよ」 少年には、これ以外の生き方を選べない。 学がないとか、金がないとか、そういった理由以前に—— 呪われているから。 それでも、あなたの話してくれることは、なんとなく目映く思う。 屋上から見渡せば、きっと、街の遠くの方までよく見えるのだろう。 この街よりももっとずっと向こうの、陽の登るところまでも、もしかしたら。 「……それで、お兄さんは大人になって外へ出て。 コーキシンってやつは満足した?」 褒美、というのも、少年にとってはあまりしっくりこない。 けれど既に買い、ここにあるものを断っても仕方がないような気もする。 根負けしたように受け取れば、「ありがと」と一言。 (-248) beni 2022/08/17(Wed) 0:37:23 |
【人】 翠眼 ヴェルデ【街中】 日の暮れる頃。 祭りの灯りも未だ明るい中、少年は車の行き交う通りを歩く。 信号のそばで足を止める。 コツ、コツ。赤色に引き止められた車の窓を叩く——。 (64) beni 2022/08/17(Wed) 0:56:41 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 暗殺屋 レヴィア月明かりもない暗闇を、そろりそろりと進んでゆく。 恐れはない。 暗がりには慣れているし、路地裏の静けさだって、騒がしいよりはずっと。 けれど。 何かを蹴った。 次いで、水溜まりを踏んだような音。 曇り空と言えど、雨までは降らなかったはずだ。 少年は首を傾ぎ、足元を確認しようとして。 ——その前に。 「……あんたも年頃は変わらないように見えるけど」 ふと息をつく。 現れた声の主が同業者でないことは一目でわかった。 であれば、こんな時間に出会うものの候補は多くない。 漂う血の香に思うのは、早く帰るように言われていたのにな、なんて諦念だった。 ツイてなかった。 或いは、言い付けを守らなかった罰だろう。 (-265) beni 2022/08/17(Wed) 9:14:57 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 銀の弾丸 リカルドはたりと翠の瞳が瞬く。 長い金糸の睫毛が、ほんのひととき、白い頬に影を落とした。 「それを望むヒトがいるから」 「いや、えっと……もういない、けど。 あの女が望んだことの中で、おれにできるのってそれしかなくて」 燻る紫煙を、見るともなく見る。 あの女もよく煙草を吸っていた。 熱かったな、と。ぼんやり思う。 「孤児院から出るだけじゃだめで、三人でいるのが大事ってこと?」 小首を傾ぐ。 金があれば何もかもが解決するわけではないらしいこの世界は、むずかしい。 教科書だなんて学校みたいだと考えながら、すこし古びた絵本の表紙を撫でた。 (-272) beni 2022/08/17(Wed) 12:04:39 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 暗殺屋 レヴィア「……そ」 返す音は、ごく短い。 驚いていないわけではないのだけれど、どうにも、こんなときさえ上手く感情を表現できない。 一応、少年自身もアルバ・ファミリーの息のかかった者ということになるのだろう。 とは言え末端も末端、しがない街娼に構成員の知り合いもそういない。 だから、落ちているのは知らない死体。 少年も、これからそうなる。 それでも未だ、恐怖はない。 「いいよ」 「……よくはないか」 「でもあんたも、そういう仕事なんだろうし。 仕方ないよな、おれも言い付け破って早く帰らなかったし」 逃げる素振りもなく、命乞いをするでもなく。 「恨み言はべつにないけど」 「頼み事ならひとつある」 少年はあちこちのポケットへ手を伸ばす。 それは怪しい動きをしたとして、即座に撃たれても文句を言えない行動だ。 けれど、何のことはなく。 掏られても被害が少なく済むよう、あちこちに分けて隠し持った金銭を取り出すだけ。 あなたがそれを許すかは、やはり別の話だが。 (-277) beni 2022/08/17(Wed) 12:32:39 |
ヴェルデは、一歩、石畳を蹴る。 (a31) beni 2022/08/17(Wed) 18:34:03 |
ヴェルデは、絵本を落とした。 (a32) beni 2022/08/17(Wed) 18:34:17 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 小夜啼鳥 ビアンカ「旅行はべつに、したっていいけど」 少年の手が、あなたの細腕を遠慮がちに掴む。 振りほどくのは簡単だ。 少年があなたにこんなことをするのは、今まで一度だってなかっただろう。 「——二人でならな」 「危ないってんなら、あんたも同じじゃないのか」 「様子がヘンなのってさ、最近何かしてるのと関係ある?」 それから、こんな風にあなたの行動の真意を尋ねることも。 翠の瞳はじっと、あなたを見ている。 (-295) beni 2022/08/17(Wed) 18:36:19 |
翠眼 ヴェルデ(匿名)は、メモを貼った。 beni 2022/08/17(Wed) 18:36:48 |
ヴェルデは、縛り付けられているとは思っていない。 (a36) beni 2022/08/17(Wed) 18:37:23 |
ヴェルデは、自ら選んだのだから。 (a37) beni 2022/08/17(Wed) 18:37:38 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 暗殺屋 レヴィア「だってもう、どうしようもないだろ」 「助けてくれって言って助かるわけじゃないんだしさ」 死にたくはない、と思うけれど。 ここまで来てしまったのは、少年自身の足なのだ。 だから、喚いても仕方がない。 興味がないと言うくせ、あなたはまだ少年を撃たない。 あまつさえ、先を促すような視線を向けてくる。 だから。 「気が向いたら、ナイトバー『Pollo Nero』のビアンカってヒトに届けて」 「金借りたままだから」 まとめれば300ユーロほど。 完済にはまだ足りないだろうが、ないよりはマシなはずだ。 死ねば必要もないものだから、使える相手に渡る方がいい。 翠の瞳が夕闇を見つめる。 あなたへ向けて、裸の紙幣を差し出す。 (-305) beni 2022/08/17(Wed) 20:19:42 |
【秘】 翠眼 ヴェルデ → 小夜啼鳥 ビアンカけれど、その頼りない腕が少年を拾った。 守りたいとか、どうにかしたいとか、そういうことじゃない。 そういうことができる者はきっと、他にいくらでもいるのだろう。 それでも。 あなたがしてくれたことを返したいと思うぐらいにはなったのだ。 「じゃあ、その十年で」 「おれがもっと他のことをできるようになって、あんたを拾えばいい」 少年は、ばかだ。 学はないし、碌にものも知らない。 ばかなこどもだ。 それがどれほど大変なことか知らない。 あなたの手を引く。 話はまだ終わっていないから。 「死にたくないのはあんただろ」 (-307) beni 2022/08/17(Wed) 20:31:21 |
【置】 翠眼 ヴェルデ猫など気にしなければよかったのだろう。 言われた通りに早く帰るべきだったのだろう。 仮定をいくら重ねたところで、もはや意味などありはしない。 もうきっと、どこにも行けない。 それをすこしだけ、いやだな、と思う。 けれど、何もかもが遅かった。 “0”だった少年は、“1”を得ていることに気が付かず。 “0”へ還される瞬間になって、ようやくそれを知った。 (L1) beni 2022/08/17(Wed) 20:46:59 公開: 2022/08/17(Wed) 20:55:00 |
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