【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ 引かれるがままの方向へ、同じ速さで進んでいく。 繋がれた手に一度、目をやって。 「―― ニア 。ただの、ニアよ。…………探しているのは、ケイプ・バーニーって人。 狩猟ギルドの人なんだけど…… 行方不明って話は、もう届いているのかしら」 /*……きっと、届いてはいない。 彼が行方不明になったことは、ギルド内の数名と少女。 それから少女が打ち明けた幾人かだけが知っている。そのはずだ。 (-558) 榛 2021/04/19(Mon) 20:41:34 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「アタシは冒険者だし良い大人よ。 まだまだ夜はこれからよ!」 ふふん、と胸を張って見せるが如何せん154cmという身長の低さは幼く見られても仕方がないかもしれない。 「サダルは素敵な力が使えるのね! あっアタシはメサよ!"一番槍"のメサって覚えてね!」 自己紹介を終えるとふよふよ浮かぶ星に手を伸ばしてみた。 「ホント?もらえるのなら欲しいわ! だってすっごく綺麗だもの! でも、風邪で声が出ないって……筆談が必要なレベルなの? 会議なんて出てないで休んだ方が良いんじゃない?」 と、喜びつつもあなたの心配をする。 筆談に慣れていないのか読むスピードはあまり早くないかもしれない。 (-560) shionsou 2021/04/19(Mon) 20:46:11 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニア「ニアね!それから知り合いがケイプ・バーニー? うーん……どっちも聞いたことが無いなぁ」 それなりのスピードだが息を切らせることもなく会話を続ける。 少なくない時間を調査に費やしたがそういった個人名に繋がるような情報は皆無と言ってもいい。 「ごめんね!でも明日からまた探してみるから! その感じだとニアは狩猟ギルド所属なんだ? アタシは探検ギルドだからあんまりそっち方面に繋がり無いのよね」 路地の角をひとつ。またひとつと曲がっていく。 人通りがまた一段と少なくなった。 (-565) shionsou 2021/04/19(Mon) 20:55:08 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ「そう、まだなのね」「ええ、つい最近。」 冒険者の女性ほどの体力は無いようで、 相槌程度の返答を挟みながら足を動かしている。 時おり周囲に視線を走らせ、 段々人気が少なくなっていくことを確認した。 (-600) 榛 2021/04/19(Mon) 21:55:59 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニアとぎれとぎれの返しに少しペースを落とそうか、などと考えている時。 「――ッ! 誰! 」突然目の前を塞ぐ3人の男。 見るからに敵対的な相手。上等では無いにしても人を死に至らしめるには十分な武器をそれぞれに持ってニタニタと気持ちの悪い笑みを浮かべている。 辺りを見回すと、ここは大通りから遠く離れた路地。 目的地に向かう順路で一番静かな場所。 嫌な事と言うのは起こって欲しくない時に起こるものだ。 「はぁ……だから嫌だったのよね! いい勉強になったでしょ? すぐ終わるから私の後ろに隠れてて!」 ハルバードを構える。 『重心を意識してください。 槍の感覚で持つと逆に振り回されます。』 つい先日教えてもらったばかりの構えだが、教え方が良かったのか様になっていた。 ざり、と足を引く。 振り回されない。手首に負荷も無い。 これなら問題なさそうだ。 (-609) shionsou 2021/04/19(Mon) 22:09:46 |
メサは、誰かの手を引いていた。 (t7) shionsou 2021/04/19(Mon) 22:10:21 |
【独】 一番槍 メサやめ yたえめめまま!!!!!!!!キュー!!!! おいおいおいおいいアタシのことで争うなァ!!!! (-619) shionsou 2021/04/19(Mon) 22:22:12 |
【秘】 裏方 サダル → 一番槍 メサ『心配してくれてありがとうメサ 仲間がいるから大丈夫だよ』 風邪にしては不思議だろうが、どうしても声が出ないのだから仕方ないのだろう ゆっくり読んでいる様子を見て文字を減らそうと思案しながら、 話しを切り替え次のページをめくった 『それよりこの星を褒めてくれてありがとうこの星はね 自分の元へ戻ってくる流れ星という魔法なんだ』 『なにか軽い手紙や届け物 それこそ自分に会いたくなったとき 星に願えば導いてくれる』 『夜になったら照らしてくれるし 家族から貰った素敵な魔法だ』 『声が出ないこういうときに 皆が会いに来てくれるから最近配っているよ』 (-624) toumi_ 2021/04/19(Mon) 22:27:41 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「そ?なら余計な心配だったね!」 お大事に、と続けて手の上の星をまじまじと観察する。 「やっぱり魔法なんだ。 アタシ、魔法は全然使えないから羨ましい〜」 キラキラと瞬く星を、目を輝かせながら見ている。 まるで小さな女の子ように。 「へぇ〜。そんな機能もあるんだ! サダルに届けたいもの……今は思いつかないけど会いに行くのにも使えるならそれでいいかな! 暗闇に迷うことも無いし、散歩も楽しくなりそうね」 その時を想像して、ふふっと笑った。 あまり夜中に出歩くことはないタイプなので明日から新しい楽しみが増えそうだ。 (-690) shionsou 2021/04/19(Mon) 23:53:00 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ ……――――「――ッ! 誰! 」静かな路地裏に響く声。 思わず、上着の下に手を伸ばしかけ―― 目の前の背中に、それを一瞬、止める。 どう見ても友好的ではない男性を目にして、 武器を構え、躊躇いなく前へ立つ冒険者。 出会ったばかりの女の子を守ろうとする彼女。 ……それを自然にできてしまうひと。 ――こんなところで危険な目にあっているのは、 紛れもなく、少女の我儘のせいだというのに。 揺らいだ薄紫が、瞼に覆われる。 (→) (-708) 榛 2021/04/20(Tue) 0:09:18 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ ……次に露わになったときには、もう、 揺らぎはどこかへ隠れていた。 『……優しいのね』 音を伴わず、唇の動きだけで囁いて。 二、三歩、後退する。 自分より小さな背中に隠れる。 そうして、上着の下で、後ろ手に。 しっかりと柄を握った。 (-709) 榛 2021/04/20(Tue) 0:09:39 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニア「オッケー!じゃあ行くよッ!」 駆ける。 まず一人だ。人数不利を覆すにはこれしかない。 「……ふっ!」 馬鹿正直に突っ込んだら一人が釣られてきた。 じゃあね。アンタに恨みは無いけど正当防衛よ。 そのまま真っすぐにハルバードの先端を押し出した。 ずぶりゅっ 金属が柔らかい肉を貫く音が響く。 向こうから小さな悲鳴が漏れるのが分かったのでもう一歩踏み込む。 槍なら無茶な動きだが、コレなら何の問題もない。 「うおりゃあああ!!!!」 大きく横に薙ぎ払う。 怯んでいたらしいもう一人の男を巻き込んで押し飛ばした。 ぐじゅ と何かが潰れたような音が聞こえた気がする。 ↓ (-712) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:13:31 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニア「ふぅ……まだやる?」 そちらには目もくれず残った最後の一人を睨みつける。 今度は一際大きな悲鳴が拡散した。 腰を抜かして仲間には目もくれずになんとか手足を動かして後ずさりしているようだ。 「――終わりね。ニア、もう大丈夫よ」 視線を男に向けたまま背後に居るはずのあなたに声をかけた。 (-713) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:14:03 |
メサは、武器を構えていた。 (t9) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:16:05 |
メサは、目を疑っていた。 (t10) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:33:22 |
メサは、倒れていた。 (t11) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:34:33 |
【見】 一番槍 メサ〜とある路地裏のとある夜〜 ――音がしない。 まるで最初から誰もいなかったかのように嘘みたいな静寂だけがある。 起き上がろうと力を入れると喉を不快な鈍い赤が込みあがってきて眩暈がした。 それでも、なんとか取り落とした武器のところまで這いずり掌に収める。 これの、アイツのお陰で"向かうところ"に敵は無かったんだから。 「……ぁー。ごぼっ……ちくしょ。うごけよ」 掠れた血まじりの声は出せたようだ。 もはや何もしていなくても命が流れ出していくのがわかる。 この言の葉も身を千切って投げるようなもの。 けれど、もう助からない。 冒険者のプライドはそれを認めたがらなくても、 冒険者の勘ははその事実をはっきりと告げている。 このままじっとしていたところで何も変わらない。 どうせ死ぬのなら好きにまっすぐ進もう。 それが"一番槍"で…………。 ↓ (@5) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:35:32 |
メサは、嘲っていた。 (t12) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:35:53 |
【見】 一番槍 メサあぁ。 もう。 いいかな。 自嘲的な笑みが顔に張り付く。 熱も、覚悟も、アタシの中から零れていく。 さっ と暗闇に包まれていた路地裏で血溜まりに沈む姿が月に照らし出される。 (@6) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:36:30 |
メサは、一人で月に照らされていた。 (t13) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:36:58 |
【見】 一番槍 メサ薄れていく意識の中で思い浮かぶのは探検の思い出よりも人の顔だった。 「これじゃ……洞窟の財宝は先、越されちゃうわ」 止まらない―― 笑っちゃうね 「槍は、折れちゃうし」 溢れる―― 泣けるくらいに 「約束、したのに」 もう全てが手遅れだ。 月が雲に覆われていく。 ゆっくりと、けれど確実にその光を細らせていく。 ↓ (@7) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:37:49 |
メサは、夜に埋もれていった。 (t14) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:38:08 |
【見】 一番槍 メサ「アタシは………"一番槍"じゃない。 アタシはアタシ。メサだ。 メサ、なんだ。人間の女の子……よ」 吐き出すように声を絞り出す。 瞳に灯る火が揺れる。 「あぁーーーーー、ぐ、ぅぅぅぅ………」 顔はもう血なのか涙なのかよくわからないものでぐしゃぐしゃになっていた。 もう少しだけ。これくらいは許してよ! 「ゆ、め……夢があった、んだ」 ――その時。 一際強い風が攫って行くように吹き抜けた。 ↓ (@8) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:39:15 |
メサは、夢を叶えられなかった。 (t15) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:40:25 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル/* 突然失礼。 まだ会話終わってないのだけれど、最終的に流れ星を貰って帰ったことにしても大丈夫かしら? 会話の方はゆっくりで大丈夫よ!生を楽しみたいので………… (-752) shionsou 2021/04/20(Tue) 0:51:03 |
【秘】 裏方 サダル → 一番槍 メサ/* 持って帰って大丈夫よ!! ただあなたに星をあげたかっただけなの!! こちらもレスがおそくてごめんなさいね、色んなロールに使って頂戴 kiss…… (-757) toumi_ 2021/04/20(Tue) 0:59:40 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル/* お返事ありがとう!どうしてもこのソロールで描写しておきたくて! レスは問題ないわ!まったり楽しみに待ってるわね kiss…… (-759) shionsou 2021/04/20(Tue) 1:02:50 |
【見】 一番槍 メサ… …… ……… 死体からふわりと光が舞う。 生命の消え去った暗闇の中に星が煌めく。 それは夜空を一筋の"流れ星"流れるように。 どこかを目指して飛んで行った。 (@10) shionsou 2021/04/20(Tue) 1:05:49 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ「ええ、――強いのね」 メサの視線の外、少女はふわりと笑んで。 あっさりと――路傍の花を摘み取るくらいの、気軽さで。 背後から、彼女の胸を刺し貫いた。 (→) (-804) 榛 2021/04/20(Tue) 2:03:40 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ 大振りのナイフを抜き去る。 彼女は崩れ落ちたかもしれない。 なにごとかを口にしたのかもしれない。 ひょっとしたら、少女の服をひいたりしたのかもしれない。 けれど、残念。 少女にとってそれはもう、どうでもいいことだった。 すたすたと歩いて、腰を抜かしている惨めな男の前に立つ。 血に濡れたナイフを、男の服の裾で拭いた。 男は誰にも届かない悲鳴をあげた。 そういう場所を少女とこの男は選んだのだから、当然のことだ。 男が我に返らないうちに―― 目の前にいるのが恐ろしい獣なんかじゃなくて、 非力な女の子だと気づかれないうちに口を塞いでしまおう。 ふと、そう思った。 それがいいわ、と心のうちで囁く声がしたので、 従うことにした。 しゃがみ込んで、さくり。手首をくるりとひと捻り。 彼女にしたのと、おんなじ手順。 それでおしまい。 (→) (-808) 榛 2021/04/20(Tue) 2:05:34 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ……いいえ、おしまいじゃないわね? 少女は女性の側へ戻ってきた。 しゃがんで、首元をじっと見つめる。 そこには薄っすらと痕が浮かび上がりつつある。 立ち上がって、今度は刺した男の側に寄る。 首元にナイフの切っ先を当てる。 ぶづりと刺しこんで、皮膚を抉る。 見たものを思い返しながら、痕をかたちづくっていく。 途中で一度、どうしても難しいところがあったので、 女性の首元を確認しに立ち戻った。 彼女に触れることはなかった。血がついてしまうので。 出来上がった『痕』は歪だった。 それはまるで少女の心を模しているようだったけれど―― 当然ながら、少女がそれに気がつくことはなかった。 立ち上がる。 さほど時間は立っていなかった。 少女は最後まで、男の顔を見ることもなかった。 きっと、明日には忘れている。 女性の顔は、覚えてしまったあとだった。 少女がこれから思い返すことは、無いけれど。 (→) (-809) 榛 2021/04/20(Tue) 2:06:46 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ 来た道を戻って、路地裏を抜ける。 少女はひとり、喧騒に帰っていく。 何も思わなかった。 思わないことにしていた。 ひとつ、考えたことがあるとするならば。 ――今日の夕飯は何かしら。そのくらいだった。 (-811) 榛 2021/04/20(Tue) 2:07:52 |
【秘】 村人 ニア → 一番槍 メサ/*大変遅くなりました!死、お届けです。 このあと、墓下ソロールに続く…かしら? ※アンカーをニア宛の秘話につけておいてくれると、 ログ的に助かるかもしれないわ。 (-813) 榛 2021/04/20(Tue) 2:11:25 |
【秘】 裏方 サダル → 一番槍 メサ『あと刺したり光ったりもする』 この星なんと刺したり光ったりもする、攻撃も支援もできるスグレモノだった つられて楽しそうに笑っていたがふと離れた薄暗い路地を見ると目を細めるだろう 『メサ 実は会議の内容はあんまり極秘じゃなくて シータの痕事件っていうんだけど』 あなたが知らなければいくつかの事件の情報について説明をした、奇妙がマークが残される殺人事件だ 『犯人って許されないべきだと思うかな 何が彼らに必要な処分だろう これはね会議がはじまったら聞きたくて メサは人を殺めてしまった人を罰するとか考えたことはある? ごめんね急に できるだけ多くの意見を聞きたくてさ』 (-925) toumi_ 2021/04/20(Tue) 10:07:40 |
【独】 一番槍 メサブラキさんほんとにちげさんだったら面白いな 初日からこれか?これじゃないわやっぱこれか?を繰り返している (-940) shionsou 2021/04/20(Tue) 10:55:30 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「え゛っ!こわ」 思わず手を引いた。 「へぇー。そっちの会議ではシータの痕事件何て呼ばれてるのね! 実はアタシも今その事件について調査してるとこなの! とは言っても何にも情報は得られてないんだけど」 てへへ、と笑う。 しかし、あなたの質問を見れば表情を引き締めた。 「そんな断片的な情報だけでも、アタシは犯人を許したくないな。 許される"べき"かってのはわかんないけど……う〜ん難しいわよね。最終的な罰は偉い人達が決めればいいわ。 アタシはどんな決定になってもこんな悪趣味な奴を理解することも許す事も無いだろうし、罰というよりは個人的な喧嘩ね」 淀みなく言い切る。 ふぅ、と夜空を見上げてからあなたに視線を戻した。 「アタシも話したんだからせっかくだし。 サダルは犯人の事どう思うの?」 (-1145) shionsou 2021/04/20(Tue) 19:49:52 |
【秘】 裏方 サダル → 一番槍 メサ『自分は』 くすりと、星を驚くメサの手元を眺めて笑う 『話したい 知りたい 聞きたい 理解をしたいかな』 『メサと真反対だね わからないから知りたくて 自分が追い求めるものを彼らは持ってるんだよ だから話しがしてみたい たとえそれが』 自分の身を滅ぼして殺されることになっても 『突拍子もないかな? 犯人もこの事件を起こしている理由があるかもしれない その真相を知りたいから 捕まえたいや復讐をしたいとか喧嘩をしたいとかより 彼らと話がしたい そう思っているよ』 『その上で周りが彼らをどうにかするのなら きっと反対しないんだと思う 殺人は罪で 失われた命は帰ってこないんだから』 (-1150) toumi_ 2021/04/20(Tue) 20:02:43 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「……冗談キツイわ」 数瞬息を忘れていた。 変わらずにふよふよと浮かぶ星が途端に恐ろしく感じる気がした。 「アンタ、あんな奴らに何を求めてるの? 理由なんて……一方的な暴力に求めるものじゃないわ。 他人から与えられる死は救済なんかじゃない」 ただ話をするだけだって? あなたが理由を聞いてどうするつもりなのかわからない。 目の前のダレカの"本当の声"がわからない。 「その口ぶりだとサダルは"こっち側"なんでしょ? ねぇ、やめてよ……」 あんな素敵な魔法を使う人を疑いたくも敵対したくも無い。 (-1175) shionsou 2021/04/20(Tue) 20:29:34 |
【秘】 裏方 サダル → 一番槍 メサ『やっぱり怖がらせちゃった この反応は3人目』 『普通の暮らしをしてきた 自分にはわからない感情 それがわからないと 台本が完成しないんだ』 1冊のボロボロの冊子そこには 【"シータ"の痕事件】 と書かれている『人殺しの気持ちを知って人殺しになるかは その人次第 だけどもう自分は持っているから これ以上狂ったりはしないよ ねえメサ』 『もしメサから見て 自分がおかしいと 犯人の味方をするような存在になったようにみえたら 理解しようとしないで 皆に知らせていいからね それがメサ達から見た罪人の罰なんだから』 『自分はメサもみんなも この台本の中にいる1人の大切な役者だと思っている 皆のことを理解したい そうしたら 本当に望まれたシナリオがそこに生まれると思うんだ』 台本、貪欲な探究心、そして自らの犠牲をいとわない行動 全てがサダルという存在を物語っていた。 それをまるで恋をしているようだといった人間もいれば 狂気にしかみえないと嘆いた人間もいただろう 『話をしてくれてありがとうメサ そろそろ行かないと 今日は星が素敵な場所に導いてくれそうなんだ あこの話は 内緒』 (-1185) toumi_ 2021/04/20(Tue) 20:42:28 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニアニアの声が聞こえた瞬間全身をぞくりと悪寒が走る。 勘だ。 冒険者としての彼女は意識も感情も置き去りにしてこれから起こるだろう何かに反応を試みていた。 反応できるはずだった。 ただし、無意識と現実に齟齬が無ければの話だ。 ほんの少しだけ武器を持ち上げる力の掛け方を誤った。 ほんの少しのズレは今この時には致命的すぎた。 「 ――――――え? 」目を疑う。 ナイフ。 深々と刺さった先は己の体。急所。 遅れて鈍い痛みと熱が全身に広がっていく。 振り返った顔に黒い髪がかかる。 振りかぶるはずだった武器は手から落ちる。 ガシャン!と場違いに大きな音が響きわたる。 ↓ (-1203) shionsou 2021/04/20(Tue) 21:06:43 |
【秘】 一番槍 メサ → 村人 ニア「なん、で」 次の瞬間にはナイフが抜き去られようとしていた。 だから、咄嗟に手を伸ばした。 伸ばして伸ばして……届いたのは首元の赤いリボン。 服とは独立して結ばれたそれは身を引くあなたを止める事は叶わない。 しゅるり。解ける。少女が赤色の尾を引く。 結局虚しく空を切るのと同じように手を伸ばしたままの勢いでうつぶせに倒れ込んだだけだ。 あなたがこれから行う悪趣味な自己顕示も見ていることしかできない。 あなたがこの場を去るまで、確かに彼女はどうでもいい存在でしかなかった。 そうして誰も居なくなった後は―― >>@5 (-1205) shionsou 2021/04/20(Tue) 21:07:58 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「怖い……?」 恐怖というのは理解できないものに対する感情だと聞いたことがある。 だとするなら目の前の人物はどうなる? 分からないと、知りたいと宣うコイツはどうなる? 「アンタはなんで笑ってるの」 勝手にアタシを舞台に立たせないで。 アタシはアタシだ。 誰かのために都合よく動く存在なんかじゃない。 やめて。 やめてよ! 「――ッ」 淡々と綴られていくあなたの話に顔を引き攣らせる。 もう、疑問も湧いてこない。 あなたの見つめる星はアタシには見えない。 ↓ (-1241) shionsou 2021/04/20(Tue) 21:40:17 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル「……わかったわ」 話を切り上げようとするのを感じてようやく声を絞り出す。 「じゃあアタシはその台本を見届けてやる。 犯人は許さない。 でもサダルのことは……全部終わったらアタシも考える。 今はまだ分かんないから」 あなたのくれた 星 をぎゅっと掴んで踵を返した。「だから、またお話しましょう」 そのままあなたと別れて大通りに戻っていくだろう。 (-1242) shionsou 2021/04/20(Tue) 21:41:09 |
【秘】 一番槍 メサ → 裏方 サダル――あなたと別れたいつかの夜。 一人になったあなたの元へ 星 が訪れた。それがあなたの手に渡ったならば。 後には赤黒く汚れた 赤いリボン 他には何もない。 彼女がどうなったかは――きっとすぐに分かることだろう。 /* 素敵な魔法をありがとう! お話しできて楽しかったわ!kiss…… (-1253) shionsou 2021/04/20(Tue) 21:48:19 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新