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![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律相手が何を言って欲しいか その気持ちを察することが 他のやつより得意だとは思う。 下手に好意を口にする無知と 俺のような行為の欠けらも無い理解者は 時に人を困らせていく。 素直に聞き入れるように 手の白濁を舌で舐める姿は 男を魅了できると確信できるほどに艶めかしい。 (-8) 西 2022/12/15(Thu) 22:36:44 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律俺の言葉を噛み締めるように 小さな声で浅見がなぞる。 その一瞬は浅見の心が溶けたようで そこに浅見の求めるもののヒントが これでもかという程に組み込まれていた。 どれだけ丹念であっても 初めて男を受け入れるのに 何も痛みがなくて済むはずがない。 ぐっと腰を押し込むと 顔を顰めた浅見こちらを向いて。 親の手のひらを求める子供のように 淡く、儚げに、笑っていた。 (-9) 西 2022/12/15(Thu) 22:37:10 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律分かったよ。 お前が飢えてるのは愛情で。 自分が存在してもいいという承認が 不安定な浅見の存在を確かなものに変える。 たとえ本当に言って欲しい相手が俺ではないとしても 幸せだと言いたげな恍惚の表情は 模造品に頼るしかない、哀れな羊のものだ。 (-10) 西 2022/12/15(Thu) 22:37:42 |
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![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律俺は浅見の奥深くまで侵入して しばらく動かずにじっと浅見を見る。 何度も同じ嘘をつけば いつか思い込みという真実に変わるから。 今は浅見に俺のものを中で味わってもらう時間だ。 すぐに動き出したりはせずに 時間をかけて浅見の中を慣らしていく。 (-14) 西 2022/12/15(Thu) 22:41:43 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律終始優しく。 ゆるやかに浅見の身体を味わう傍らで 差し伸べられた手はまるで親のように。 激しさを隠したまま 浅見にW幸せWを与え続けていた。** (-15) 西 2022/12/15(Thu) 22:43:01 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律*** 何度も俺を最低と貶す。 コロコロと態度を変える俺への嫌悪か それとも捨てられない幻想への憤りか。 その声色は少しづつ変わってるようにも見え。 無抵抗に抱き上げられた浅見は もう耐えきれないと言わんばかりに こちらに寄りかかってくる。 まるで甘えてくる子供のようだ。 子供から大人に上がる年頃の今、 その境界を壊してしまったせいか その括りも曖昧になってしまう。 (-16) 西 2022/12/15(Thu) 22:45:14 |
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![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律浅見の体を持ち上げると 白濁液がソファーに垂れる。 そのまま浅見を寝かせ 制服を整えてやりながら 「お前を元の場所に帰してやる。」 そう言って浅見の身体から手を離すと 解放の号令を告げた。 いつも渡していた薬も この日だけは渡す素振りすら見せずに。 その方が、最低だ。違うかい?** (-19) 西 2022/12/15(Thu) 22:50:20 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 私には価値がない、から。 模造品しか与えられなかったとして それは仕方のないことだし なんなら、模造品ですら私には贅沢。 (-24) alice0327 2022/12/16(Fri) 0:06:52 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修「……嘘、でも?」 何度も言って、嘘が本当に変わったとして。 あなたは、それで何も困らないのか。 噓が本当に変わった時。 あなたは、同じように好きを返してくれる? (-26) alice0327 2022/12/16(Fri) 0:07:29 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修―――そんなわけ、ないのに。 愛情に飢えた私は、促されるままに。 「好き、です。 先生のことが、好き……。」 きっと、嘘に聞こえるような、言葉。 痛みを紛らわすように、 何度も、何度もあなたへ向けて告げる好意。 (-27) alice0327 2022/12/16(Fri) 0:08:37 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修何度も告げるうちに本当になったんじゃない。 淡い好意が口にするにつれて 鮮やかな色へと変わっていっただけ。 そう、この時は、 本当にあなたのことが……。 (-28) alice0327 2022/12/16(Fri) 0:09:09 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 どんな形であったとしても 気にかけてくれた大人は、あなたが初めてだった。 上辺だけだったとしても、 先生という立場から来るものでも ……利用価値を見出したから、でも。 放っておけない、と。>>1:1 あなたのその言葉のせいで、 私は―――――……。 (-30) alice0327 2022/12/16(Fri) 0:10:00 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修奥深くにあなたを受け入れて。 好き 、と言いながら見つめて。 それでも、時折鈍い痛みを誤魔化しきれずに 苦し気に息を吐いたりもしていたけれど。 指とは違う質量に少しずつ慣れていく。 終始優しいあなたに縋るように 私はあなたの手を握ろうとして。 与えられるW幸せWに身を浸していると 異物を拒むような締め付けは やがて求めるようなそれへと変わっていき。 (-31) alice0327 2022/12/16(Fri) 0:11:05 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 初めての行為が全て終わった時。 気だるい幸福感で全身を満たした私は、 「また、来ます。」 と言って、 囚われることを選んでしまった。** (-32) alice0327 2022/12/16(Fri) 0:12:06 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修*** 態度を変えることへの嫌悪と 幻想を捨てきれないことへの憤り。 両方とも、最低だ、と口にしてしまう理由。 両方ともそう、 でもそれだけで終わらない。 (-33) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:27:44 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修あなたは最低だと思う、本当に。 でも、わかってしまう。 あなたが私の理解者であるように 私は、あなたの理解者になれてしまう。 何度も肌を重ねたから? いや、違う。 (-34) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:28:17 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 あなたに居場所があるのなら。 こんなこと、する必要がない。 私なんかとここにいる必要がない。 少なくとも私はそう思ってる。 (-36) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:29:30 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 最高だと褒めるその言葉も いてくれてよかったという言葉も。 気持ちを弄ぶための 嘘 でも 場を盛り上げるための 甘言 でもない。 あなたの、本心。 (-37) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:31:16 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 疲れから身体を動かせずにいると 告げられるのは解放の言葉。 来なくていい、それは。 この関係の終わりを意味していて。 あなたはどんな反応を期待していたんだろう。 嫌だ、って縋って欲しかったのか。 それとも、さっき言っていたように 今は離れたとしても、 耐えきれなくなった私がまたここに来ることを 期待しているんだろうか。 もう、どっちでもよかった。 来なくていい、って言葉を聞いた瞬間、 私の目には諦めの色が映っていたと思う。 (-39) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:33:06 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 捨てられるのはいつもの事。 求められなくて、当たり前。 居場所がないのが、当然だから。 元に戻るだけだ。 (-40) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:35:03 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修制服を整えてくれるその手が離れてから、 中から垂れてくる白濁液を乱雑に拭い。 「そうですか、なら来ません。」 元々、呼ばれなければ来てなかった。 私から自発的に来てたことなんて一度もない。 ……最初のあの日を除けば、一度だって。 いていいよ、と言われなければ 私は居場所を得ることが出来ない。 さっきまでここで甘い声を響かせていた人とは 別人のように冷めた声で、そう言うと。 (-41) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:36:13 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修曲がっていたセーラー服のリボンを 軽く直しながら立ち上がり。 資料室を後にしようとして。 薬を受け取っていないことに気づくのは ここを去った後だった。 ふ、と立ち止まった。 振り返らないままに、あなたに問いかけた。 返事なんてなくてよかったから。 独り言と同じかもしれない。 あなたの返事があったとしても 私はそれを待たずに立ち去った。 (-43) alice0327 2022/12/16(Fri) 2:37:02 |
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![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律空っぽの俺達には戻る場所は無い。 わかっていても受け入れ難い事実は 巡り巡って引き合い合うものだ。 浅見のいなくなった資料室で 独り電子タバコを吸い込むと 俺は汗や体液の異臭がまだ残る椅子に佇み 疲れたようにため息をついた。 (-49) 西 2022/12/17(Sat) 23:52:31 |
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![]() | 【赤】 入江 修女というのは難しいしめんどくさい。 前に辞めた生徒…名前は、椎名だったかな。 あいつはもう飽きたから関係を切ろうとしたら すげーヒステリックを起こしたっけ。 それに比べりゃ浅見は利口なんだろうが それでもめんどくさいことには変わらない。 (*22) 西 2022/12/17(Sat) 23:53:41 |
![]() | 【赤】 入江 修どうせ耐えきれずに帰ってくるのに どうもあいつは無駄な事が好きらしい。 俺はあいつがこの先向けてくる 大きすぎる感情を、侮っていたんだ。** (*23) 西 2022/12/17(Sat) 23:54:16 |
![]() | 【赤】 入江 修資料室に浅見を呼ぶのをやめて数日 俺達の秘め事は外には漏れていないらしい。 流石というかなんというか。 本当に期待を裏切らないやつだと思う。 ただ一つ予想を裏切られたと言えば ごく一般的な教師と生徒を演じながら ひびだらけの平穏を営む内に 浅見が時折姿を消す日があったことだ。 (*24) 西 2022/12/17(Sat) 23:54:51 |
![]() | 【赤】 入江 修まともに交流しようともしない。 そんな浅見の行方なんて誰も知らない。 浅見はどうしたと聞いても クラスの奴らは揃って首を傾げていた。 娘さんが学校に来ていません。 そんな連絡をしてみても親は知らんの一点張り。 最初こそ連絡をするようにしていたが 次第にそれも形式的なものに成り下がり 浅見を想う意義もなくなっていく。 (*25) 西 2022/12/17(Sat) 23:55:35 |
![]() | 【赤】 入江 修誰も知るわけが無い。 堕ちるとこまで堕ちた女の行末なんて。 俺の思惑にハマり、 俺がかけた首輪を外せずに藻掻く有様も その結果地獄の釜の底に立ったことも まさか思うまい。 とんだくだらない逆恨み同然の憎悪の感情が まさか教壇越しに俺に向けられているなんて。 (*26) 西 2022/12/17(Sat) 23:55:52 |
![]() | 【赤】 入江 修浅見との密会がなくなってからしばらく 先にその切れた糸を辿ってきたのは 俺ではなくやっぱり浅見の方。 想像した通りに事が進むと 警戒心が薄くなるのが人間の性。 何の変哲もない日常に擬態するように 互いにしか分からない暗号を口にされれば その本当の意味を理解しているのは俺だけだ。 (*27) 西 2022/12/17(Sat) 23:56:19 |
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![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律参考書を覗き込むふりをして 俺はそのメッセージを読み取る。 ほらな、俺の言った通りになっただろ? …今にして思えば俺も滑稽だな。 (-51) 西 2022/12/17(Sat) 23:57:34 |
![]() | 【赤】 入江 修この資料室に来るのも久しぶりな気がする。 ネットでなんでも書籍を引っ張れる昨今、 浅見の相手をする以外でこんな場所使いやしない。 資料室に入ると珍しく俺より先に来ていた浅見が 矢継ぎ早に本題を切り出すと 浅見の悪意に気づきもしない俺は ソファーに腰かけながら笑って 「おいおい、俺にして貰えなくて そんなに寂しかったのか?」 と浅見を煽る。 これからまた前のように俺の声で また秘め事に耽ることになるのだと。 (*28) 西 2022/12/17(Sat) 23:58:10 |
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![]() | 【赤】 入江 修「んん……って、おい、がっつきすぎ…、っ!?」 強引に唇を奪われると 流石に俺も驚いて離れようとするが いくら男女の体格差があろうとも 上を取られると押し退けるのは簡単じゃない。 いままでの比じゃない程の激しいキスに 俺が違和感を感じ始めた時には 何か塊が押し込まれて 無理矢理喉奥に流し込まれてしまっていた。 (*30) 西 2022/12/17(Sat) 23:59:58 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 あなたの教える科目で質問なんて 本当は何もない。 だって、読めばわかりますから。 せいぜい、もらいそびれたプリントを貰って テストの範囲を言ってたのならそれを聞いて? だから、指差したのは参考書に挟んだ 私からのメッセージで。 ほらね、私の思い通りになってくれたでしょう? (-52) alice0327 2022/12/18(Sun) 1:40:33 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 「安心してください。 あなたにイイ思いさせてあげますから。」 あなたの人生が壊れるまで、ね。 (-53) alice0327 2022/12/18(Sun) 1:44:38 |
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![]() | 【赤】 入江 修失うものがなくなったやつの狂気は 常人じゃ推し量ることさえできない。 目を覚ますと俺はソファーに寝ていたが その違和感に気づいたのはすぐのことだ。 両手と両足が、動かせない。 よく見れば縄が俺の肉に食い込んでいた。 もちろん犯人なんて一人しかいない。 (*49) 西 2022/12/19(Mon) 0:15:40 |
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![]() | 【赤】 入江 修耳元で囁く姿はまるで悪魔だ。 狩る側から狩られる側に落ちる恐怖を 俺は今、もっとも最悪な形で味わっている。 耳を嬲るなんて俺の教えていないことを 慣れた手つきでやられてしまったのだから。 「っはは、傑作だ…。 さんざん仕込まれた腹いせか知らねぇけど この期に及んで新しい性癖開拓か?」 俺が浅見に散々そうしてきたように その報復にも思えて仕方がない。 しかし身体は正直なもので 肌で感じた柔らかな感触が身体に熱を与えると ちょうど浅見の身体の下で ほのかに硬く主張をし始めてしまった。* (*51) 西 2022/12/19(Mon) 0:20:09 |
![]() | 【赤】 入江 修浅見の親に連絡をした時に 親が俺に対して言ってきたのは うちのがすみませんという棘のある言葉だ。 子、と呼ぶことすらしないのか。 あの日から何度も続いた無断欠席も あの親は気にも止めやしない。 携帯も持たない浅見は 文字通り闇夜の中へと消えていった。 (*61) 西 2022/12/20(Tue) 17:50:34 |
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![]() | 【赤】 入江 修「はっ。他のオス共は リップサービスのやり方までは 教えてくれなかったのか。」 リップサービスは本来相手に悟らせないが 半端な男じゃできるわけもない。 俺以外に教えられるやつもいなくて 極端に腕だけ磨かれたその醜態は 人に恵まれなかったやつの哀れさそのものだ。 (*62) 西 2022/12/20(Tue) 17:52:48 |
![]() | 【赤】 入江 修捨てられたと思った浅見は 地べたを這いつくばりながら ゴミ捨て場に流れ着いて 壊れたまま今此処に戻ってきている。 言葉の裏は知らないくせに 人間の裏側だけはよく知ったらしい。 「喚かせられるぐらいやってから言えよ。」 身体の主張とは裏腹に。 見下ろす浅見に向かって吐き捨てると 布越しに与えられる柔らかな感触に 俺は思わず顔を顰めていた。 (*63) 西 2022/12/20(Tue) 17:53:40 |
![]() | 【赤】 入江 修「そんな、わけ…ねぇだろ…」 嘲笑う浅見を思わず睨んで。 だが検めるような唇と 弄ぶような指先に身体が震えてしまう。 触れる髪先が 女豹という嫌な意味で 浅見をいい女に仕立て上げていた。 (*64) 西 2022/12/20(Tue) 17:54:30 |
![]() | 【赤】 入江 修その言葉に説得力がないことは 浅見も分かっているらしく。 こっちが崩れるのを待ち侘びているのか、 両手で包み込まれ舌先をあてる仕草を まるで見せつけるようにやってくる。 自分の女としての良さを自覚してなきゃ できないやり方だ。 手つきもそうだが、それ以上に 立ち振る舞いや空気が変わっていた。 (*65) 西 2022/12/20(Tue) 17:55:34 |
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