>>83…なお。
　
歩いてる時はそんなに目立たなかったけどさ。
ふわふわしたスカートで。
部室で、椅子に座ったら。
　
まあ。
…ちょっとこんもり、してたかもな？**
　

　
「そう言えば…はーたんの下着、下はどんなのなの？
　私のは…どんなだと思う？」
　
　
下着まで拘ってる、を思い出して。
じっと育夢のスカート、スリットの部分を見つめた。
見て確認するのも、ここならアリだろうし。
そしてふふ、と笑って。
　
　
「私の履いてるの、あてたら。
　何か一つお願い聞いてあげよっかな〜？」
　
　
どうする？　なんて言いながら、スカートを少しだけ上に摘む。
いや、むしろ俺がしたいってのはあるんだけど。
さっき。このカッコでも良いって言ってたから。
　
お誘いに向けてのジャブってヤツだ。**
　

「ん〜…。ブラみとけば良かったなー。
　はーたんオシャレさんだからお揃いでしょ？
　赤とか黒とかも似合いそうだけど
　アウターに響かないようにベージュもありかも。
　白もありそうだけど。形は普通の？」
　
　
なんかレースフリフリの着けてそう。
なんて言いながら、育夢の視線を脚に受ける。
まあ言うてスカートの下から出てくるのは、除毛したけど結構筋肉質な脚。
まあだからふわっと隠したんだけどな。
しかし、なんでもか〜。
…と言うことは、当たらないと思ってる？
形は意外と思えるヤツだったりして。
なんて推理を重ねていく。
　

　
「OバックとかTバックとか？
　当たらなそうなの履いてそうだからそっちもありかな。
　そのどちらかなら流石にOバックは無さそう。
　…やん♡ あんまり見ないで？」
　
　
きゃ♡と、恥じらいながら膝を閉じ合わせて。
でも素で問いかけられるとにんまり。
育夢の手を取って、そっとエレクトしたそこへと導いた。
スカート越しにはなるけど、そこに熱いのがあるのは分かった事だろう。
　
　
「だって、育夢が表であんな風にくっついてくれるの稀じゃん？
　だから、ちょっと嬉しくて興奮して。
　ヒントついでに触ってみて良いよ。
　その代わり俺も触る。」
　
　
言うが早いか、育夢の腰を抱き寄せて撫でる。
下着のラインを確認するように柔らかい桃尻の部分からサイドの辺りまで丁寧に。
あ〜、これはTバックかな。
桃尻部分が露出してる感じがする。
そのままくにくに、菊花の位置を刺激するのはご愛嬌。
さすがに色まではわからんけど。女装したままなんてなんか倒錯的だ。

　
「赤のTバックかな？
　これなら履いたままエッチできそう…だね♡」
　
　
素で答えを言った後。
はたと我にかえり？女の子版を取り繕ってみたけど。
うん、流石に無理しんどくなってきた。
だって俺だし。女装の育夢に興奮してるわけじゃない。
女装の俺に抱かれちゃう育夢には若干興奮するけどな！**
　

「ちょ、あ…、にぎにぎすると、シミになるかも…？」
　
　
先端をにぎにぎされると、流石にピクッと先端が反応する。
じわりと蜜が滲んで、それはまだスカートを貫通はしなかった。けど、じんわり掌に湿り気は感じたかもしれない。
俺も少し甘い声が漏れて、眉を下げながら赤面して。
　
　
「股間だけ空いてるやつも確かに存在するけど
　それを、女装の時に履いてるってどんな状況…。
　ふふ、こんな格好でお互い触り合って。
　…良いじゃん、どこをどんな風に触っても。俺だし。」
　
　
なるほど、Tバックではあったのか。
どうりで衣装の下、桃尻の感覚しか無いはずだ。
スカートを抑えて前屈みになるのも可愛いけど、あえてその手に手を重ねて。
スカートを伸ばして浮かせて、中に手を滑り込ませた。
大きくなり始めた育夢のに触れて、下着から飛び出させてしまおう。
根元を掴んで、ゆるゆると上下に擦る。
そうしながらチュ、と軽くキス。
　

　
「ブー、不正解。
　育夢も触ってみて、直接。そうしたら分かるから。」
　
　
空いた手で育夢の手を取り、めくったスカートの内側に導く。
そうしながら、育夢のスカートを捲って。
正解を確認すると…おー、白！
白のTバックもエロくて良いよな、と思わずひゅうと口笛を吹いた。
　
　
「Tバックも、着衣エッチ向けだよなあ…。
　そういや、育夢の着替えってどこにある？」
　

　
ここだっけ。ここなら、盛大に汚してもまあ良いだろうけど。
別の場所なら、なるべく汚さないようにしないと。
いやそもそもここは文化祭中の部室。
いつ、メンバーが戻ってくるかもしれないけど。
手を伸ばして、チューブタイプのハンドクリームを手にして。
Tバックの紐をずらすと、菊花の中心に添えて少しずつ中身を入れ始めた。
所謂ローションの代わり。
これならだらだら垂れないし良いかなって、育夢のこめかみや頬にキスを繰り返しつつ。**
　

「そーそー！　別に良いかなって！
　Tバックも考えたけど、窮屈そうかなとか。
　下着がハラリと落ちる事とかありそうと思うと
　逆にノーパンで良いかなって…だめ？」
　
　
最後だけ可愛こぶっても仕方がない気もするけど。
今は女装中だった、と。拳を顎に添えて小首を傾げる。
確かに捲れたりしたら災難だけど。
流石に前だけは抑えておけば、あれ？際どいの履いてる？とか誤解してくれるかもしれないし。
育夢のTバックも、衣装に影響が出ないようにと理由としては似たようなもの。
だよなー、と思いつつ。
女兄弟多い身としては、でも毎日そんなん気にしてられないよな、も事実。
下手すると女性陣に叱られそうだったから下着は買いませんでした、の裏事情もある。
特に、末の妹は結構潔癖なのだ。今度紹介するかもだけど。
　

　
「着替え用意してあるなら、シワになっても汚れても
　大丈夫だからよい…でしょう？
　ん、っふ、…育夢もその気になってるくせに。」
　
　
ハンドクリームを塗り込め、その滑らかさを利用して指先を埋める。
ローションとは勝手が違う。華やかな香りはするし、とろとろのそれよりは少し硬め。その分、持続性はありそう。
女子の格好のままの育夢の顎に指を添えて、舌先を唇の合間に潜らせる。
菊花に埋めた指先をクイクイ曲げて、早々に２本に増やしてもっともっとその気にさせようと前立腺のあたりで押し込んだ。
　

　
「普段よりスキンシップが多い育夢とか。
　可愛い格好してる育夢とか。
　脚線美見せつけてくる育夢とか。
　俺が反応しないわけなかっただろ？
　
　…あと。ふわっとしたスカートだと、
　意外と結合部隠せそうだし？
　誰か来ても問題無し。」
　
　
いや、流石に結合したままだと無理かもだけど。
そんな気楽なことを言いながら、一度指を引き抜いて。
よいしょと抱き上げると育夢をテーブルの上へ。
　
　
「今日は、せっかくの姿見せ合いながらしたいから
　向かい合って繋がりたいかなあって。
　大丈夫。今日は抑えるから。たぶん。」
　
　
多分。そう言いながらも一度で済むかはわからない。
けど、焦らすように肉杭は菊花を突き、そのくせ入らないで竿部分で擦って。
菊花の先で、育夢の熱と擦れあって。それだって気持ち良いけど、やっぱ中でしたい。繋がりたい。
　

　
「でも、…着替えた後は普通のパンツ？
　中に出したらTバックだと漏れそうだよな。」
　
　
ちゃんとある？　と首を傾げ。
俺の長いスカートの下、淫らでいやらしいふれあいが続いていた。**
　
　

　
「そんなん。初めから知ってるだろ？
　俺はすけべ。
　…でも、育夢もスケベだと思う。」
　
　
でもスケベにしたのは俺かもしれない。
クスクス笑って。熱くなる頬にキスをして。
でも、止められるかは答えない。
…流石に目の前にいたら動きを止めるとは思うけど、あんま自信ないんだよな。
自信ないから、に〜っこり。
笑顔で誤魔化すと言うことを俺は覚えました。
　
だって、それより。
ちゃんと自分で脚を広げて。
挿れるなら挿れろと、切なげにおねだりする育夢を前に待てできるはずがない。
焦らす、と言うプレイに変換ならさておき。
　

　
「ん〜…、育夢、欲しいんだ？
　すっかりこっちの気持ちよさにハマってるもんなぁ。
　俺と付き合う前はこっちしか知らなかったのに。」
　
　
震える先端に光るトロミに指を伸ばして、ひたひたとわざと音を立てて触って。
つい〜…っと指先で竿をくすぐる。
そうしている間にも俺の腰はゆらめいて、ずりずりと菊花に擦り付けているんだけど。
女装した俺に抱かれちゃう、女装した育夢。
造花の薔薇で作られた百合、だっけか。
こんな可愛い格好してるくせに、しっかり男のものが付いてて、なのに俺に抱かれちゃう。
そんな育夢がやっぱ一番で。
　

　
「まあ、そんじゃ遠慮なく♡」
　
　
その言葉が先か。
それとも、ずぷんっ！と勢いよく俺のが突き込まれたのが先か。
机の上に転がすと高さがなかなか良い感じで、立ってヤレる分俺の腰の動きもスムーズかつ大胆に。
ああでも、スカートが邪魔でせっかくの部分が見えない。だからわざと捲って、しっかりと繋がってるところと育夢の肉杭を見下ろした。
育夢の菊花、白い尻の合間から俺の凶悪な肉杭が出入りしてんの、いつ見ても卑猥。
目一杯俺のを受け入れてくれて、それで気持ち良くなってくれてるのも。
にまっと思わずにやけながら、わざと今は激しく腰を振って。
身をかがめて育夢の耳元に囁きかける。
　

　
「あんま声出すと…流石に、聞こえるかも？」
　
　
前例はあるからな、前例は。
今回は周りも賑やかだし、近くに来なければそんなに聴こえないとは思うけど。
その癖、パンっ！パンッ！と、腰を打つ音は響かせる。
スカートも捲ったまま。これじゃ、流石に何してるかは見られたらバレる。完全に。
　
　
「あれさ〜、陰でこっそりやる系のAVさ？
　女優さんは声しっかり抑える演技したりしてなかったりだけど
　そもそもヤってる音でバレると思わねえ？
　こっそり系とか、痴漢系とか。
　
　まあ、…みんなが健全に文化祭楽しんでる中。
　裏でえっちしてる、ってだけで興奮してるけど。」
　
　
耳も感じるのは知ってるから、こっちも女装してるのに低い声で甘く囁いて。
ゆっくりにする？　なんて、わざと腰の動きを緩めて育夢の様子を見る。
焦らされるの、お互い我慢が効かなくなるけど。
　

　
「でも本当は、誰も通らない廊下とかさ。
　ひっそり、誰かに見つかるかもってドキドキしながら
　シでも良かったんだぜ。
　俺も育夢も女装して目立ちすぎてたからしなかったけど。
　
　今度、ホントに痴漢プレイ、してみる？」
　
　
その時は流石に、中には挿れらんないだろうけど。
色んなことを試してみたい貪欲さを覗かせながら、腰をまた強く突き入れた。**
　

「っ、ああ、マジサイコー…っ！」
　
　
きゅうきゅう、俺のを受け入れて喜び震える育夢の中。
包み込まれて締め付けられて、俺は獰猛な肉食獣みたいに笑う。
実際、俺は育夢のことが好きで好きでたまらない。
触れれば甘く反応を返す育夢。
敏感で、でも普通にやりとりしてるのも楽しくて。どんな育夢でも受け止めていきたい。支えていきたい。
でも、ほら、まだ俺たち学生だから。
学生のうちはもう少しはっちゃけても良いかな、なんで思うんだ。
痴漢プレイも合わせてさ。まだ叱られるくらいで終わりそうじゃね？
まあ、社会人になってからこう言うことをしないのかってなると、未知だけど。
ほら。
焦らすと嫌、なんてまた俺を煽るから。
俺はたまらず喉を鳴らして。
それなら、と遠慮なく。
激しく、それでいて育夢の良いところばかり狙って穿っていく。
あ〜、女装して盛ってると胸を弄れなくてもったいない。
その代わりにゆさゆさ揺さぶるたびに揺れるツインテールが、あ、これは良いかもなんて。
育夢が女の子だったら良い、なんて思ってはないけど。
でも、育夢が女の子でもきっと好きだったろうな、なんて。
　

　
「ふ、…くっ、痴漢プレイ、良いかもな？
　今度バレないように計画してみようぜ。
　あ〜、それにしても、可愛いな。
　女装しててもしてなくても。
　入り口のとこも。前立腺も。
　一番奥も全部良くて、反応してくれて。
　育夢。…育夢。」
　
　
激しく穿ちながら、手つきは優しく育夢の頭を撫でて。頬を撫でて。
にま、と笑うと抱き寄せる。よいしょ、と、最初の頃より鍛えて余裕の生まれた駅弁スタイルで…窓際に向かう。
窓が閉まってるとはいえ、カーテンのあいたそこからは下がよく見える。
一階ではないから、直ぐに何をしてるかは見えないだろうけど。
ずんっ、ずんっ、と歩いていくにつれ奥をどうしても突き上げながら、窓枠の僅かなところに預けるように。いや、それよりも窓に育夢の背中を押しつけるようにして。
　

　
「ほら、みんな楽しんでる。
　でも俺らみたいな楽しみ方してる奴ら、
　きっと他にはいないし。
　…バレちゃうかな？　大丈夫だよな。
　だってみんな文化祭に夢中だもんな…？」
　
　
みられたところで、窓枠に育夢がいるとか、俺と抱き合ってるくらいにしかきっと思われない。
スカートだけは育夢を抱えた時に落とされたから、結合部がダイレクトにみられることもないと思うけど。
ずちゅっ！　深く突き上げると同時に首筋にキスを。
ふー、ふーっ、と息を荒げながらも腰は止まらない。
育夢の下着も密で濡れたけど、俺のスカートもこのままだと内側に育夢のがついちゃうな。
まあ良いや、それでも。
きし、きし、とガラス窓が少し軋むから、抱き寄せて万が一にも落とさないようにはしてるけど気持ちよくて。
　

　
「育夢、俺、イ…っ！」
　
　
ぎゅうっと抱きしめながら。
育夢の中で膨れ上がった欲望を解き放つ。
体勢の都合で最奥で止まる形で、ビクビクと脈打つ肉杭が育夢にはよく伝わったかもしれない。
顔を真っ赤にして抱きつく俺の顔が窓の向こうにバレたかも。
でも、俺はそんなことにも構わずに。
　
　
にへ、と笑うと、繋がったまま育夢とキスをした。
育夢の唇を食べてしまうかのように、深く。**
　

「だってさ、見られたらやばいけど、見せびらかしたい？
　育夢の良い顔見せたくないけどさ、
　こんなに甘い声で鳴いて甘くおねだりするんだぞって。
　
　…それに、見られるかもってゾクゾクすると
　ここもヨい、…だろ？」
　
　
ここ、と言いながらまた突き上げて。
そうして育夢の最奥に解き放つ。
階下に見える日常。
今ここで行われている情事。
ましてや、俺たちは女装してたりして。
頬を撫でられる。
貪るようなキスをして、荒い呼吸を交わらせて。
流石にもう一回は隠れてヤる的に難しいと思うから、その分濃厚なキスを交わす。
唇に吸い付いて、育夢の舌と俺のを絡めて擦り合わせて、上顎も舌裏も歯の並びも確認するように。
呼吸すら奪うようにしながら、はあっとやっと口付けを解いて。
二人の唇、と言うより舌先に銀の糸がかかるのに気付いて、仕上げとばかりにぺろりと育夢のを舐めた。
は〜、うん。もっとやりたいけど、流石に我慢しなくちゃな。
　

　
「んっ…。着替えるか〜。たてる？」
　
　
ぬろおっ、と育夢から肉杭を引き抜いて。
まだ半勃ちだけど、流石に。流石にな。
俺のスカートの中もベタベタで育夢の匂い充満してる。
どろおっと俺のが育夢から出てきたろうけど、それを見てもグッと堪えて。
そっとスカートを直した後、俺たちの荷物の方へ。
　
　
なんとか、その場にあるので体を拭きつつ着替え。
途中で仲間の誰かがノックしたかもしれないけど、そんな時は「今魔法を解いてる最中だから待って！」なんてケラケラ笑いながら着替え終わりまで待ってもらう。
窓も開けて換気して。
シーっ、て育夢に内緒だぞの合図。
　
　
…まあ諸々バレてるかもだけどな！**