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【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ アイボリーのサマーニット、 どう?って潮音に見せてくるんと回ったね。 埃だらけで土気もまじる床の上、ぽとり。 学年ごとに色の違う棒タイが 首元からするりするり解けてく。 その音だけが妙にリアルに耳元に残って、 、床の上。 ] (-62) あさき 2022/05/24(Tue) 15:51:30 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ もう残ってるのは白い制服のシャツだけ。 撮影音と何いってるかわかんない声が だんだん近づいてきてるのはわかった。 震える手がうまく動かせなくて ボタンがなかなか外せないのに痺れを切らしたのか ひとりがすごくすごく、ちかい場所。 顔が私のほんとにすぐ目の前でニヤリとわらえば 声だけは優しそうに。 でも頬をぐにゅりともちあげる動作はやさしくない。 みえねーだろ、と背後が騒いでる、こえがした ] (-63) あさき 2022/05/24(Tue) 16:12:30 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音「 うまくできないなら脱がせてあげよっか 」 [ いやだっていうまえに シャツはむりやり引っ張られて 白いキャミとちらりと覗くブラが晒された *] (-64) あさき 2022/05/24(Tue) 16:20:23 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音……うう、 っ、ひっく、 ……許してください [ はじめてのキスもまだなんだよ、 ……これ以上はどうか許してください、 許してください。 けらけら笑うこえ。 手でかすことくらい ゆるされたか ……ゆるされる? **] (-65) あさき 2022/05/24(Tue) 16:44:52 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[ ドゴォッ 倉庫のドアが吹き飛ぶ。 数人下敷きにしたそれを革靴で踏み締め、 流歌と流歌に触れる男の姿を確認すれば カッと頭に血が昇るのを感じ 地を這うような声で一言。] ────汚い手で流歌に触るな [双眼は炎のように揺らめいていた。 反面、その場の男達の瞳からは光が失われる。 ゴキャリ、 流歌に触れていた男の腕は自罰するかのように反対側の手によって 在らぬ方向へ曲げられ。 少し置いて、醜い悲鳴が上がった。 彼らは最早自発行動を取ることが出来ぬ 傀儡と化していた。……恐怖と痛みだけ正常に残して。] (-67) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 20:01:14 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[スッと歩み寄れば 男達は左右に捌けて道を作り 流歌の身体から目を背ける。 彼らはみっともなく震えていた。] 流歌、もう大丈夫 ……っ ……これは、……酷い…… [そっと抱き締めて顔を近づけると 頬が軽く腫れていることに気づく。 他にも怪我があるかも知れない。 屋上に隠れていた女の頭の中を少々覗いて そのまま担いで飛び降りてきたから それほど時間は経っていない筈だが どれほどの暴行を加えられたか定かではなかった。] (-68) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 20:02:27 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[よしよしと腕の中の流歌の 背中や頭を優しく撫でながら。] 流歌を傷つけたのはだぁれ? [発すれば、 頬を叩いた男は既に曲がった腕をまた別方向へ曲げ。 腹を蹴った男は自らの脚を折り。 怒鳴り声を上げた男ども……は全員、なのか、 自らの喉を両手にてぎりぎりと締め上げ始める。] (-69) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 20:02:47 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[あらあら。 クソガキのかわいい悪戯なら記憶を消して 頭をパーにするだけで許してやってもよかった。 だけど、流歌をこんなに傷つけたお前らに 生きる権利はもうないよね。] (-70) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 20:03:21 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 泣きじゃくるのを面白がって 制服で隠すのすら許されなかった。 それ以上やめとけよwって どう考えても思ってない声がして、 両腕が、掴まれて ブラは後ろを外されて、 もう肩に紐がひっかかってるだけ。 ] ( 潮音っ、) [ やだ、っ、て、目を閉じたときだった ] (-78) あさき 2022/05/24(Tue) 21:40:31 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ とびらが開かれた、っていうよりこわされた。 ……壊された?なに? ] しお、ん [ 潮音が無事だったことの安堵と、 でも何がおきてるのかわからない困惑と 自分のあげた悲鳴より恐ろしい声がする。 私の腕をつかんでたひとが、 人形より酷いむきにまがって ほかにも、ほかにも、……ほかにも だれがこんなこと、 ……潮音? ] (-79) あさき 2022/05/24(Tue) 21:42:02 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音……しお、ん、しおん! ふぁ、……ょか、っ、無事、 怖かっ、 ……っく、 [ 酷い格好してる。 もうほとんど裸みたいな格好で 潮音のうでのなか、埋まった。 ……でも、おわんない、 潮音の目が、……わたしをみてない。 多分見えないように腕の中かくしながら 私の背後でじごくみたいな声がたくさん、 たくさん、あがって 潮音が、 嗤ってる ] (-80) あさき 2022/05/24(Tue) 21:42:42 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 怖い。……わかんないけど こわい。 潮音がどこかへいっちゃいそうで ] だめ、しおん もうしなくていい、もうしなくていいから! お願いもう やめて 私もうへーきだからっ [ お願い、お願いだから。 ねえ、わたしのことみて? 必死で潮音の顔をこっちにむけた。 潮音は私が何してるかわかんないかもしれない。 でもやだよ、やだ、 ……潮音、潮音、潮音 ] (-81) あさき 2022/05/24(Tue) 21:43:51 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ あした、誕生日の日 潮音のお部屋でケーキをいっしょにたべて そのときに、おめでとって 1番だいじなその日にね、 私はあなたと口づけを交わせたら。 どんなに幸せかなって、おもってたの。 ] (-82) あさき 2022/05/24(Tue) 21:47:25 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 潮音の顔をこっちへ向けたら ね、大丈夫だからって微笑んで 私の初めてのキスを潮音にささげるの。] (-86) あさき 2022/05/24(Tue) 21:55:55 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[撫でる手が触れるのはほぼ生身の肌。 ……であれば全員の目を潰すのが先だったな。 頭に血が昇っていたのは一瞬で。 色を失っていく顔を見ながら 醜く愉しい悲鳴を聴きながら 冷静にそんなことを考えていた。 苦しみ悶える人間どもの感情は 僕にとって馳走でしかない。 普段触れないようにしている分 甘く染み渡るようだった。 こちらこそが僕の本質なのだから。] (-89) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 22:55:54 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[もっともっと見ていたかったけれど 必死に僕を呼ぶ人の手が顔に触れるから 仕方なしにそちらを向いた。 きみの意見は何でも応援したいけど 何でも肯定できるわけじゃない。] ……何で? きみがやめてと言ったら あいつらは止まってくれたの? ……っ 求めてくれたら、誰でもいいわけ……っ? [歌うことをやめなかったきみへの不満が漏れた。 だから僕だけのきみになってくれる日は来ないんだと。 ずっと待ってくれていたことも知らない僕は。] (-91) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 22:56:27 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[流歌の顔がこれまでより一番近くにあって。 柔らかくて。 流れてくる感情なんかより ずぅぅ……っと美味しい味がして。 ぱちぱち、と瞬きを二つ。] (-93) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 22:56:58 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌流、歌……? [瞳の妖しい輝きが鳴りを潜め 彼女を見つめれば 正しく目が合っただろうか。 ばたばたと男達が床に崩れ落ちる。 彼らには弱いが、確かに息があった。*] (-94) nagaren_rp 2022/05/24(Tue) 23:03:28 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ この騒ぎを聞いてる人はいないのか、 それほどに誰にも届かない場所なのか 呻き声や悲鳴が響いても誰も来ない。 あのひとたち大丈夫かな、死んじゃうのかな どうなっちゃうのかな、 わかんない、―――わかんないけど ] (-102) あさき 2022/05/25(Wed) 8:07:16 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 怒ってるのかな、 紛れ込んだ過去のことも、君の本質のことも。 なんにも理解してない真っ白は ただひたすら潮音の心をさがす。 わかんない、 やめてくれなかったかもしれないけどっ もとめるってなに? やだよぉ、……私、 潮音以外、やだ……っ、 [ 潮音が何かとか、そんなことより 私がどうなるかなんかより 潮音がいなくなるほうが やだ ] (-103) あさき 2022/05/25(Wed) 8:07:49 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 潮音が目をあわせてくれた。 うれしい。 キスしちゃった照れみたいなのがくるのは もう少し、……いまはそれどころじゃなかった。 ] (-104) あさき 2022/05/25(Wed) 8:08:20 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 今はあなたに聞いてもらえる歌はないけれど ふたつの目はしっかり貴方を見つめることができるから ] 潮音がいてくれたら他に何もいらないよ 潮音しかいらない。 だからも、……お願い。 私のことだけ見て? [今更、潮音は人じゃないのかなって思いはじめた。 じゃあ何なのか、いまはなんでもよかった。 天使っていわれても、悪魔っていわれても。 ……だっていま潮音は私のために怒ってくれてた。 それにかわりはない、よね。 人の痛み苦しみに甘きを得る君の事 なんにもわからないのに こわいことしないで、ってお願いするのは ひどいことだったかな (-105) あさき 2022/05/25(Wed) 8:08:51 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ ふえ、でもがんばれたの、たぶんここまで。 痛かったし怖かったし、 ……ほんとにいたかったから、 力がぬけちゃって、ふわふわ。 だめだ、がんばれわたし。 ……ぅう、 からだのじゆうは 潮音に預けるしかなくなって、 意識もぼんやりして、……でも 潮音のそばにいたいから ――そのうち、起きてるのかそうでないかも あんまりよく、わかんなくなっちゃった。 気絶っていうのかな。 わぁ、はじめて **] (-106) あさき 2022/05/25(Wed) 8:19:51 |
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