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【人】 童心 クロノいつもより早めに寝て起きて、いつもの朝。 食堂に来て居る人と居ない人を確かめて、 「………あれ……、」 新しく居なくなった二人を、確かめて。 分かりやすく動揺を顔に出した。 配膳の手伝いも食事の準備もしないで、 椅子に座って、じっと何かを考えている。 (1) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 21:19:20 |
【人】 童心 クロノエルナトとバットの声と、ラピスの表情にハッと顔を上げ ぶんぶんと首を横に振る。 「 な ん、」 「なんでもない、 だいじょうぶ、 なんでもない…… 」焦り調子で言いながら椅子を降りて、 ぱたぱた、食事の準備へと向かっていく。 (4) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 21:41:56 |
クロノは、パンを一個口の中に押し込んでから、食堂を後にする。 (a9) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 22:10:04 |
【赤】 童心 クロノそうしていつもの空き教室に、先に来る。 扉を開き、中を確かめて。 机の下や教壇や、窓の外やら、確かめて。 「……いない………」 (*0) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 22:18:14 |
【赤】 童心 クロノ扉が開いて、ラピスの姿を見て。 その様子を見て、ぱちぱちと目を瞬く。 「…………」 「……トットくん、は?」 (*2) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 22:40:07 |
【赤】 童心 クロノ「……………」 よろ、と一歩よろめいて 教室の机の一つに、がつ、とぶつかった。 その胸に飾られた花は、 どういう訳だかよく分かる。 「…………、」 わたしが、失敗したから? 咄嗟に思ってしまった言葉を飲み込む。 きっとそういう訳では無いだろうと。 「…………………」 分かって居ながらも自責がぐるぐる巡って、 何も言えずに、そのまま俯いた。 (*4) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 22:58:37 |
【赤】 童心 クロノ/* 笑っちゃったわ……よくってよ!!!! 何にしてもエルナトくん吊りで死ぬんですがね!!どうぞ!! (*7) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 23:30:08 |
【赤】 童心 クロノ/* こちらこそ!よろしくお願いいたしましてよ〜! でもちょっと力尽きかけてましてよ!ゆっくりお付き合い頂けると嬉しいですわ〜〜! (*9) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 23:46:07 |
【赤】 童心 クロノ「……おわ、り?」 文字を読んで、読んでいく。 もうこんな事をしなくてよくなる。 わたしは何もできてない、とか考える場合ではなくて、 「…………はやく、おわって」 「おわったら、はやく……」 「はやく、おわってほしい…………」 乞うように口が繰り返して、 俯いて、服を握って、すこし。 「…………きょうは、 だれを、連れてけば、いいのかな」 「きょうは、わたしがやる……やる、から……」 (*12) Rurux_is_me 2022/05/07(Sat) 0:55:23 |
【赤】 童心 クロノ「………………、」 どうして、と言いたかったけれど。 なんで、と問い掛けたかったけれど。 口を噤んで俯いて、頷いた。 昨日の自分の様子を見て 負担を掛けさせまいとしてくれてるのだろうか。 あなたがひとりで罪を負おうとしてるんじゃないか。 また失敗されては困ると思われているのだろうか。 大人から、頼まれたことをやれない子供だと罰されないか。 あなたに、役に立たないと思われてるんだろうか。 ううん、そんなことは無いと思うけど。けれど。 後暗い不安が消えなくて、あなたの顔が見れない。 「…………じゃあ」 「また、夕方…………」 「教えて、ね?」 出入扉へ足を向け、 返事も見ないまま、退室しようとする。 次の標的は、標的を。私は知らない方がいいんでしょう? わかったよ。 ……ちゃんと、わかってるよ。 (*14) Rurux_is_me 2022/05/07(Sat) 7:42:37 |
【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノクロノが丁度部屋にいる時間。 ラピスがふらりと部屋に戻ってくる。 両手には、いつものホットミルクが甘い香りを漂わせていた。 「?」 飲む?と首を傾げる仕草で尋ねて、共用テーブルに。 恐らくは、朝にうやむやになった話について 再び話にやって来たのだろう。 /* 会議は朝の時系列で、そこで引き渡すと他の場所で以降の時系列ロールができなくなるかな、と思ったので無理やり夕方or夜にすっ飛ばしました。都合良い時系列で構いません! (-78) dome 2022/05/07(Sat) 14:07:01 |
【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス部屋の自分の机について ぼんやりとペンを動かしていたクロノは、 同室者が部屋に戻ってくるのを見、立ち、 共用テーブルの方へと座り直す。 「…………朝の、話?」 ぎこちない表情でそう問い掛けながら、 ホットミルクの入ったマグカップへと手を添える。 それに何かが盛られている可能性など、考えなどしていない。 /* わーい時間軸変更ありがとうございます! 特に問題なく夜の時間軸としましょうか!よろしくお願いします! (-86) Rurux_is_me 2022/05/07(Sat) 19:51:06 |
【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノクロノが席につくのを見て、 いつものように黒板に文字を書いていく。 テーブルの上には、厨房で作ったパンが置かれている。 ホットミルクを置いた後、続けて持ってきたものだ。 固いパンと、動物っぽいパン。 もしかするとクロノの好きな動物の形かもしれない。 『お願いがあります』 『治療を、受けてほしいのです』 ホットミルクに口がつけられる前に、その言葉を見せた。 今の"お願い"と、"準備"の話。 両方から、誰が治療の対象になろうとしているのかは想像に難くない話だろう。 (-93) dome 2022/05/07(Sat) 20:21:11 |
【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピスホットミルクに口を付けようとして、 並べられるパンに手を止めて。 そういえばしばらく、全然食事が摂れてないなと ぼんやり思いながら。 綴られた文字を見れば。 「っ、…………、」 目を見開いた後に、俯いた。 ▼ (-136) Rurux_is_me 2022/05/08(Sun) 3:26:37 |
【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス──もしかしたらと、少しは思ってた。 だって、そうじゃなかったら教えて貰えない理由もない。 そりゃ、わたしが心配だから、自分だけでやるため みたいな風にも考えられたけれども、 頑張っていいように考えたら、なだけ。 俯いた手元に、白い水面が見える。 眠れない時とかにあなたが作ってくれる、 甘くて美味しいホットミルク。 ここでうん、って言わなかったら。 ラピスちゃんにも迷惑がかかるんだって、わかってる。 「…………。」 でも、言葉が出てこない。 素直にわかったと言えない。 こわい。 口を引き結んだまま、黙りこくって。 漠然と手元を見つめている。 (-137) Rurux_is_me 2022/05/08(Sun) 3:29:53 |
【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ素直に頷くことが難しい願いだろうことはわかっていた。 何も言わずに眠らせた方が、事が面倒にはならないのも。 でも、話しておくべきだと思った。 勝手な願望でもせめて幼い協力者には真摯でありたかった。 『全て終わらせるためです』 『あなたを早く解放してあげるには、 これしか思いつきませんでした』 治療対象になって処置されてしまえば実行者に加わることは暫くなくなる。 断られれば困ってしまうのはそうだろう。 無理やりに連れて行かなければならない。 しかしクロノの体格では、大人達が動員されればすぐに捕まってしまうだろうことも予測できる。 『こわいことかもしれません』 『でも、約束のために』 『治療を受けてはくれませんか』 交わした約束。 もしも、この治療で良くなったのなら、外へ出る日が一歩近づく。 他にも様々な理由はあるけれど、この理由も本物だった。 (-148) dome 2022/05/08(Sun) 12:28:16 |
【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス「………………、」 きっと、わたしのことを慮ってそう言うのだろう。 でも、そうなったら。 トットも居なくなった今。 あなたは終わるまで一人で、罪を重ねていくのだろうか。 それは怖いことな気がした。 あなたがそのまま、罪の意識なんかも 分からなくなっちゃったりしないか、なんて。 けれど。 選ばれたのなら───無理にでも、あなたは わたしを連れてかなきゃいけないんだろうから。 わたしの出来ることなんて。 迷惑かけずに連れてかれるか、 無理矢理連れてかれるか。それしか、ないんだろう。 「…………」 頷くしかないことは、分かってるのに。 声が出なかった。 声が出なくて、 手元のホットミルクを、口元に持ってくる。 それをゆっくりと、飲み下す。 (-155) Rurux_is_me 2022/05/08(Sun) 16:20:16 |
【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ心まで石になっていく心地がする。 そう思っていた。 けれど、そう思いたかっただけなのかもしれない。 罪の意識に蝕まれないように、心の外側を石で覆っていただけ。 その下にまだ血が巡っていることを、最近知った。 きっとこんな時でも、あなたは自分への負担を考えていてくれるのだろうなと。 それがとても、申し訳なかった。 こんな手段しか選べない自分が情けなかった。 「………」 飲み下されるそれは、無言の肯定だったのだろう。 かつかつと、ゆっくり黒板にまた文字が書かれる。 『ありがとう』 『ごめんなさい』 せめて、苦しみが少なくて済むことを祈るしかできなかった。 (-162) dome 2022/05/08(Sun) 17:12:20 |
【置】 童心 クロノ──急性老若化症。 心因的なものにより身体年齢が変化する奇病。 臓器まで老化・若化を短時間で起こすために 身体的負担が大きく、寿命が著しく短縮される病気だ。 クロノの場合は、喜や楽といった好感情で老化し、 哀や不安、恐怖といった負感情で若化する傾向がある。 それ以外については判明していない事が多く、 20代程度の「弱老化」も多く観測されている。 発症率のごく少ないその病気に、 正しい治療法は見付かっていない。 この『病気』を治す最も簡単な方法は。 年齢を操作する『感情』そのものを喪ってしまえばいい。 『心』を壊してしまえばいい。 そう、ギムナジウムの大人達は判断した。 ──他の症例が無いからこそ、そう判断する他無かった。 尤もこの奇病は、サンプル数も少ない。 ただ治すだけでは、勿体ない。 幾らかの施行実験の後、サンプリングの後、 そういった『治療』を施される。 だから、次の日。クロノの姿は無い。 (L18) Rurux_is_me 2022/05/08(Sun) 20:52:35 公開: 2022/05/08(Sun) 21:00:00 |
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