【赤】 被虐 メイジ「オレももう知ってて手伝ってるから、共犯ってやつだ」 メイジは、やはり淡々と言葉を紡ぐ。 感情の出し方がわからない。 感情の矛先がわからなかった。 目の前の大人を責めることはできない。 「セナさんのせいにするのは気が進まないけど イイコじゃ生き残れない、そういうことだよね」 もう頭を撫でられて、可愛がられるような子供でもない。 尤も、そんなことされた記憶もあまりないが。 利用できるものなら、してやろうと思った。 それはどこか自棄染みた感情だったかもしれない。 「やっぱり足りないんだ。 ……じゃあ、やるしかないよね」 いびつな形の肉を、糸につなげるのを手伝う。 これが誰の肉なのかは、聞くことをしなかった。 メイジにはひとつ、決意したことがある。 (*9) DT81 2021/07/02(Fri) 17:06:25 |
【赤】 被虐 メイジ「オレさ、ここで友達ができたんだ。 ……素直で純粋で"イイコ" 病気が治ったらさ 一緒にトーキョーに行きたいなんて言ってくれて──」 そう語る瞳はとても嬉しそうで 「なんにも知らないで。バカだよね」 覆い隠すように、ぴしゃりと言い放つ。 「オレ、ああいうヤツ大ッ嫌いなんだ。 親に大事にされて、甘ちゃんで」 嘘だ。 「オレのこときっと信用してるし。 それに病人なんて、足手まといでしょ。 だから、やるならあいつかなって」 ひたすら、心にもないことを言った。 友達を助けたいではない、殺そうと言うのだ。 けれどその決意はゆるぎない。 (*10) DT81 2021/07/02(Fri) 17:15:02 |
【独】 被虐 メイジオレこのまま突っ走って生き残ったらどうしよう 最後殺されたいんだけど……………… いやでも生きるのが地獄ってこともあるしな………… (-99) DT81 2021/07/02(Fri) 17:25:53 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「うん、寝れたよ。早めに目覚めちゃっただけ」 嘘だ。目の下にはうっすらと隈が浮かんでいる。 「それより、いつもより顔赤いけど……大丈夫? お腹減ったなら、オレが代わりにもらってきてあげようか」 あなたの額に手を伸ばして、触れようとする。 素人でもわかるくらい熱いのがわかれば 病室へ戻るように促す。 (-100) DT81 2021/07/02(Fri) 18:15:43 |
メイジは、アユミを探している。 (a5) DT81 2021/07/02(Fri) 18:39:40 |
メイジは、無意味に、机の下や、ゴミ箱の中身を見ている。 そんなところにいるはずもないのに。 (a6) DT81 2021/07/02(Fri) 18:41:18 |
メイジは、見つからない人を探していても、お腹がすくだけだと思った。 (a7) DT81 2021/07/02(Fri) 18:45:34 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「早く目覚めてたなら、起こしてくれてもよかったのに……」 少し不貞腐れた様子だ。 「うーん……今日は昨日よりちょっと調子悪いかも……、まだ薬飲んでないからかな……」 ぱたぱたと自信を仰ぐ。 豪雨で湿気もあり、妙に暑いきがする。 「大丈夫、たぶん薬と一緒に先生がもってきてくれるんじゃないかな……」 いつも飲んでる薬はもともと食後に飲むものだ。 食料を見つけてきてくれたなら、きっと薬と一緒に持ってきてくれるはずだ。 「アキラも大丈夫……?早く目覚めすぎたんじゃない?」 目の下のクマに気付くと友達を心配そうに見やった。 (-113) kotorigasuki 2021/07/02(Fri) 20:59:34 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ不貞腐れた様子を見ると、少し眉を下げて 「ごめん」と一言だけ伝える。 メイジはどことなくぼんやりと窓の外を眺めていた。 「そっか」 「まあ、こんな状況だし眠り浅かったかも。 ……雨、全然止まないね」 雨音と強い風の音、タライに落ちる雨漏りの音。 じめじめとした空気。薄暗い空間。今何時だろう。 「リョウってさ、いつもそんななの。 ……生まれつき身体がよわかったの?」 そういえばトーキョーのことはたくさん話したけれど あなたのことはあまり知らないな、と思いなんとなく尋ねた。 (-115) DT81 2021/07/02(Fri) 21:52:35 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ/* ところで、どうやって殺すのかしら? ニエカワくんが干しアユミさん見たがってる(いいえ)から、 手術室には連れて行くんだけども… 殺人HOW TO教室やる? (-116) wazakideath 2021/07/02(Fri) 22:45:35 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「雨……今日の夜にはやむってセナハラさんいってたから そしたらきっとすぐみんな助けに来てくれるよ」 きっと、と希望的観測を付け加えた。 不安がぬぐい切れたわけではない、でも信頼している人の言葉を縋るように信じている。 「うん……生まれた時から体が弱くて、心臓とか気管支とか……色々ダメな感じ」 具体的な病名は聞かされていない。 親に聞いても先生に聞いても教えてもらえなかった。 「でも……何の病気かって教えてもらえないってことはさ…… 多分"そういうこと"なんじゃないかなって……」 笑い話のように話しながら胸元のシャツをぎゅっと握りしめるその手は震えている。 「アキラは……?いっぱい包帯とか巻いてるけど……」 (-121) kotorigasuki 2021/07/03(Sat) 1:57:32 |
【赤】 被虐 メイジ「そっか」 うまく言葉が紡げず、茫然とその事実を受け止める。 メイジは"友達"を殺してまで生きたいと強く願っている。 生きたい? いや── ぼんやりしていた意識を覚ますように頭を振る。 「死にたくないんだ、オレ……こんなところで…… やっと、やっと、解放されたのに……」 息苦しくなり、口元につけっぱなしだった布を取った。 俯き、ひそかに拳を握って、呟く。息を吐く。 自分が小さかったら、泣いていたかもしれない。 涙は出ない。顔を上げる。 「教えてよ。もうなんでもいい なんだってやってやる……決めたからね」 その瞳は、決意というには濁っていて 自棄というにはまだ意思があった。 人を救うための知識を、人を殺すために教わる。 確実に誰かを生かすために。 (*13) DT81 2021/07/03(Sat) 2:11:18 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ/* 殺し方、まだ考えてなかったわ。 この世の終わりみたいな教室ね。 楽しい人間調理実習始めましょうか…………。 (-122) DT81 2021/07/03(Sat) 2:16:16 |
【独】 被虐 メイジセナハラァ・・・・おまえ・・・・・・・温和が・・・ ニエカワァ・・・・・おまえ・・・・・しぬのか・・・・? いや・・・・オレが殺すんだが・・・・・・・・ (-123) DT81 2021/07/03(Sat) 2:24:44 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ/* じゃあ手術室連れて来ちゃうので、その後準備をしに部屋を出たセナハラと入れ替わりでメイジくんがやってくる体で… メイジくんがニエカワくんとお話ししてから狼窓で授業しようかしらね? 流れとしては ・手術室に招待(イマココ) ↓ ・セナハラ一時退出、メイジくんに秘話パス。 メイジくんとニエカワくんでロール (やっぱ…殺す前に会話、したいべ?) (キリの良いタイミングで 「あ、先生来た」するとスムーズかも) ↓ ・セナハラに秘話パスして貰って気絶ロール、以降は授業 かしら。秘話でやるとややこしいけど… 更新まで時間あるし、もう殺害ロール始めちゃおうかと思ってるわ。 オッケーならニエカワくんにもこれ投げちゃうわよ〜っ (-134) wazakideath 2021/07/03(Sat) 10:58:09 |
【人】 被虐 メイジ>>30 フジノ 「それはどうかな」 対して、挑戦的にいたずらっぽく歯を剥いて笑う。 メイジは最終的に(4)1d10 (数値が大きいほどつよい) ほどのおはじきを手にしただろう。 さて、どちらが勝ったかな? 「えー。オレそんなすぐ口に入れるように見える?」 話し方や雰囲気の問題か、軽率そうには見える。 直後に響く大きめのお腹の音には、ぱちぱちと瞬き。 「あはは。ごめんね……おなかすいたよね……」 あ! ふと、思い出したようにメイジは懐を漁る。 取り出したのはキャラメルの箱。 わずかに入っていたはずだ。 「あげる」 その中のひとつを、そっぽを向いたあなたに差し出した。 (43) DT81 2021/07/03(Sat) 13:37:17 |
メイジは、おはじきの箱の中を二度見した。 (a9) DT81 2021/07/03(Sat) 14:51:38 |
【赤】 被虐 メイジ齢17の少年は本物の戦場を知らない。 今わかるのは、誰かを犠牲にしなければ生きられないこと。 そしてそれをこれから自らの手で行うことだけ。 けれどあなたの行動、今までのその言葉から 経験を物語っていることはなんとなく、わかっていた。 「うん、オレ……もう奪ったことあるから。 だから……もう怖くないや」 血で汚れた手を洗う。洗って、きれいにする。 ──自ら犯した罪は綺麗にはならない。 もう意識して隠す気もないのだろう。 メイジは己の手で父親を殺している。 (*16) DT81 2021/07/03(Sat) 15:51:54 |
【赤】 被虐 メイジ「……ありがとう」 口元をわずかに吊り上げる。 たとえ世間から許されることではなくとも あなたの言葉が背中を押している。 「……セナさんは、すごいね。 でも、セナさんだって死にたくは、ないでしょ」 自分は死にたくはない、だけど 本当は誰かに死んでほしくないのも事実で 自らを助けてくれている人ならなおさらだ。 (*17) DT81 2021/07/03(Sat) 15:58:23 |
【独】 被虐 メイジ囁きと表の温度差で風邪引く!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (-147) DT81 2021/07/03(Sat) 15:59:58 |
【赤】 被虐 メイジ「オレにはまだそんな状況、全然想像つかないな。 ……悪い夢みたいだ」 メイジの家は、貧乏ではあったが 見境がなくなるほどまで飢えてはいなかったからだ。 まだ死にたくないと言える今は、余裕があるのだろうか。 「でもオレは、セナさんに生きて欲しいけど。 オレが生き延びることができたら、もっとすごいって言うよ」 それだけを告げ、囁きに静かに頷くと。 「また後でね」 メイジは、手術室を後にする。 その足取りは来るときより重たい。 できるだけ誰かに感づかれないように、しっかりと歩いた。 (*20) DT81 2021/07/03(Sat) 18:08:00 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「そういえば、前よりはちょっと風弱まってる気がする。 止まない雨なんて、ないもんね!」 あなたを安心させるため、希望的観測につけ加える。 そして、病気のことを黙って聞いていた。 どこか遠くのことのように。 「そう。そうなんだ」 "そういうこと" ただその事実だけを受け止めるように短く返事する。 震えるあなたの手を見て、そっとその手を握った。 「大丈夫」 (-151) DT81 2021/07/03(Sat) 18:34:16 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「もし、」 「リョウが苦しい時、オレがなんとかしてあげるから」 そう、やさしく囁いた。 「オレの怪我なんてなんでもないよ。 ……おなかすいたんだったよね。 今は早くセナさんのとこに行ってきなよ」 あなたの背をそっと押す。 「薬飲んだらさ、また後でゆっくり話そ」 メイジは笑った。 (-152) DT81 2021/07/03(Sat) 18:35:51 |
メイジは、うまく笑えているか自信がなかった。 (a10) DT81 2021/07/03(Sat) 18:41:36 |
【独】 被虐 メイジオレはサイコパスじゃないよの歌 オレはサイコパスじゃないよ オレはサイコパスじゃないよ 人の心はあるんだよ 苦しんでるんだよ 本当にそうか? でも自分優先なんだろ? 心はあるけどお前のことは殺すよ!(ザシュッ) (-153) DT81 2021/07/03(Sat) 18:49:08 |
【人】 被虐 メイジ>>51 フジノ 「ああ、」 あなたの指の先を見、思い出したように頭の包帯に触る。 片目でいることが当たり前になってきた頃だった。 「次は負けないよ。片目でも、手加減なしね」 言葉の裏にまた遊ぼうね、という意味を込めて軽快に笑う。 おはじきをまとめて箱に入れて置いておくことにした。 「食べ物、贅沢できるほどないって聞いたんだ」 「だからさ、……」 一拍の間に、ふと遠い目をした。 それは瞬き一瞬で元に戻る。 「協力し合えたらいいよねって思っただけ」 頬杖をついて、あなたが食べる様子を 「おいしい?」と眺めていた。 贅沢できるほどないと知りながら譲ったのは ただ女の子の前でかっこつけたかっただけだ。男なので。 (53) DT81 2021/07/03(Sat) 20:42:38 |
【独】 被虐 メイジ──手術室の帰り。 借りている一階の病室へと足早に駆け込んだ。 全身の力が抜けたように膝から崩れ落ちて ベッドに顔を伏せた。 「──っ……うぇ……げほっ……」 気分が悪い。胃からなにかがこみ上げてくるのを我慢した。 誰かに聞こえないように、声を潜めた。 「…………」 「……オレは、まだ、大丈夫」 そう、言い聞かせて自分を奮い立たせた。 そうだ、いつもこうやって部屋の隅で、我慢してきたんだ。 この程度、どうってことない。 (-161) DT81 2021/07/03(Sat) 22:34:18 |
【秘】 流転 タマオ → 被虐 メイジ 何処かの廊下。ころん、あなたの足は何かを蹴って転がした。大きなびぃ玉よりも一回り二回り大きな球体が、ぽつぽつと赤い跡を床につけてゆき、そして見えなくなった。 ──それは、人間の眼球だった。 ほんの一瞬だけ視界に入った翡翠は、血に濡れてなお現実離れした鮮やかさを保っていた。誰のものかはすぐに思い当たるだろう。 何処を探しても翡翠を閉じ込めたそれは見つからない。血の跡も気付けば綺麗さっぱりなくなっていた。怪奇現象に遇ったか、狐に化かされでもしたかのようだ。 (-163) Vellky 2021/07/03(Sat) 22:51:08 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「……アキラって頼りになるんだね……ありがとう」 苦しい時お見舞いに来てくれたり、励ましてくれたりするのだろうか。 友達が自分を想って声をかけてくれる……きっとそれだけで気持ちが落ち着くに違いない。 「初めてできた友達が、アキラでよかった」 ニコリとほほ笑んで、握り返した。 「わかった……薬飲まないとゆっくりできないしね」 手を放して頷くと踵を返して 「セナハラさんのところいってくる。またあとでね」 ひらりと手を振って別れた。 (-172) kotorigasuki 2021/07/03(Sat) 23:40:09 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ「……メイジくん、丁度良かった」 手術室から出て、調剤室から睡眠薬を持ち出した帰り道。 手術室に向かっているであろう貴方を呼び止めた。 「今、ニエカワくんがいます。これを飲ませてください。 僕はもう少し強めの麻酔を持って来てから向かいます」 小さな包みに入った粉薬だった。 麻酔を打つにしても突然注射をさせてくれる人間はいない。 下準備ということらしい。 (-178) wazakideath 2021/07/04(Sun) 0:27:08 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラぼんやりと廊下を歩いていたメイジは、はっと顔を上げた。 先ほどよりやや悪い顔色は、時間のせいか、場所のせいか。 言われるがまま、小さな包みを受け取った。 「……うん、わかった」 淡々とそれだけ返信をして、あなたの横を通り過ぎた。 (-189) DT81 2021/07/04(Sun) 1:59:34 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ──メイジは、手術室にいるあなたの元へやってくる。 雨と風の音にかき消されるくらい、静かな足取りで。 先ほど別れてから、割かし時間が経っている。 上がった熱は大丈夫だろうか。 "友達"は今どんな表情をしていて どんな気持ちでいるのだろうか。 「リョウ」 あなたの姿を認めれば、どういう状態であれ つとめて、いつもの調子で声を掛ける。 けれど、少しその声に緊張が混じっていた。 (-195) DT81 2021/07/04(Sun) 3:04:40 |
【秘】 被虐 メイジ → 流転 タマオ確かに、何かを蹴った気配がした。 まあるくて、ころころと転がっていったのも見た。 綺麗な翡翠色に、赤い染みがちらついた。 「…………………」 メイジは思わず見えている片目をこする。 自分の眼が落ちていったわけではないし ついにこっちの目もおかしくなったのかと思った。 「今の、なに?」 なぜ見えたのか、消えたのか、どうして、 さまざまな疑問が込められた問い。 きっと、その問いに答えてくれる者はいないのだろう。 そこにいたとしても、メイジには見えない、聞こえない。 (-198) DT81 2021/07/04(Sun) 3:28:43 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ少年は手術台の前に置かれた椅子に座っていたが、ぐったりとした様子で背もたれに身を預けている。 あらかじめ病気の事を聞いていた貴方なら、熱が上がっていることと、胸を押さえていることから心臓に何か異常を感じていることぐらいはわかるかもしれない。 「……っはぁ……、は…ぁ………アキラ……?」 心音の速さに合わせるように呼吸が荒い。 しかし貴方に名を呼ばれれば僅かに顔を傾けてそちらを見ようとする。 (-199) kotorigasuki 2021/07/04(Sun) 3:32:17 |
メイジは、ついに、幻覚でも見え始めたかと思った。 (a17) DT81 2021/07/04(Sun) 3:35:54 |
【独】 被虐 メイジタマオさん、大人+警官だからという理由で(殺人したばっかだから……) タオルも受け取らず全く話さなかった侍になっちゃった どうやって死んだの? 実はもう死んでるパーティーン!? (-201) DT81 2021/07/04(Sun) 3:46:18 |
【独】 被虐 メイジ気が狂ってきたので やあ!オレは霊感ない太郎! ごく普通の被虐待児さ☆ミ ってアクションしたろかとおもったけどやめた。 (-202) DT81 2021/07/04(Sun) 3:47:10 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワあなたの様子がおかしい事に今しがた気づいたように はっとして、駆け寄り、目の前にしゃがみこむ。 揺れる緑の眼が、覗き込んだ。 「…………リョウ、……苦しいの?」 そんなもの、見ればわかるというのに、思わず、問う。 これからあなたを殺すというのに、心配をしている。 頬に手を伸ばして、その体温を確かめるように触れた。 セナハラから飲ませてほしいと頼まれた睡眠薬が 果たしてこの状態で効くのだろうかと 知識のないメイジは思考を巡らせた。 (-206) DT81 2021/07/04(Sun) 4:19:17 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「"一時的"におおよそ、"すべて"です」 あなたに告げた効果は、満足してもらえただろうか。 冗談を言っているような表情でも、声色では無かった。 万能薬とはいわず、一時的というものが酷く引っかかる。 (-207) toumi_ 2021/07/04(Sun) 5:00:20 |
【独】 被虐 メイジところでニエカワくん殺さなくても死にそうなんやけど セナハラなんかした? 干しアユミさんですよした? いや、オレが苦しい時助けてあげるってロールしたから 苦しむロールしてくれてんのかも……さすがことりかも…… (-212) DT81 2021/07/04(Sun) 5:29:05 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「あるんですよ」 そう言いながら二人で廊下を歩き。空き病室へ。 扉を閉めて、電灯がつくのかわからないが部屋に灯りを灯せば、 鞄の中身からお茶の缶詰のような物を取り出した。 「正しい効能をお伝えします。 私は医者でも無ければ、専門家でもありませんので ……商品として確認されている事柄のみしかお伝えすることしか出来ませんが」 お約束をしてください。 「お医者さまの方々にはどうか知らせないでくださいね」 そんな前置きを置いた。 (-213) toumi_ 2021/07/04(Sun) 5:48:21 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「身体の痛みやだるさが軽減される薬のようです。 服用直後、正気を一時的に失うことになります。 正気を失うという効果にいくらか症例があります。 快楽を得る方も、心地よい眠気におそわれて そのまま意識を落とす方もいます。 振れ幅の大きなある"薬"ですね。 成分的に症状が治るとされています。 ですが長続きしないらしく、完治するまで定期的に接種をしなければならないでしょう」 男が取り出すのは、ちまたでいう【阿片】だった。 もっともそれを田舎の少年が知っていると思わない。 それを使うことが正しいか正しくないか、"治療"であるかなんて考えていない。 一時の気の楽を与える薬として適している事を男は知っていただけだ。 (-214) toumi_ 2021/07/04(Sun) 5:50:17 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「う、ん……苦し………」 体温が高いからか、頬に触れた手が冷たい。 その心地よさと、友達が心配してくれてることがうれしくて、苦しいながらも僅かに表情が和らぐ。 「ありがと……でも、……大丈、夫……薬、飲めば……」 自分が苦しい時、何とかするといった言葉を守ってくれた彼に礼を述べた。 「はぁ………はぁ……」 荒い呼吸を繰り返し、ぼんやりと貴方の瞳を見つめるた。 体調が悪化しているが、こんな風になったことは初めてではない。 むしろ、夜にはよくこんな風に体調を崩していた。 そんな時はセナハラさんか先生が薬を持ってきてくれて、それで…… 「……セナハラ、さん……は……?」 薬を取りに行くといってここを去ったまま帰ってこない。 早く帰ってきてくれるといいのだが (-222) kotorigasuki 2021/07/04(Sun) 11:16:15 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「……………」 「…………………ああ、」 ふいに、手が離れた。 メイジは、おもむろに小さな包みを取り出す。 中身は、粉薬。あなたにはいつもの薬に見えるのだろうか。 「さっき、セナさんとすれ違って…… これ、飲ませてくれ……って、頼まれてたんだ」 ところどころ、言葉が、詰まる。 「きっと、これを飲めば──」 声が、震える。 「苦しくなくなるよ」 つとめて、優しい友達を演じる。 「飲める?」と薬を差し出す。中身は、睡眠薬だ。 飲めないと言っても、きっと、飲ませる。 メイジは、もう後には引けなかった。 (-225) DT81 2021/07/04(Sun) 12:37:11 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「そう、なんだ……」 いつもなら直接手渡してくれるのに、やはり忙しいのだろうか。 背もたれに預けていた体をゆっくりと起こす。 「………ありがとう、アキラ……」 友達の貴方を信用しきっているので疑いもせずに薬を受け取った。 ふらふらしながらもゆっくりと包みを開けて慣れた様子で口の中へ。 セナハラさんがおいて行ってくれた白湯を手に取り薬を飲み込んだ。 「ふう……、……」 息をついて、再び背もたれに体重を預けた。 きっとこれで、ましになってくるはず。 「なんか……ごめん。……みんな忙しそう、なのに……俺……」 本当は自分も、食料を探したりして手助けをしたいというのに、役立たずの体は自分の意思に反して人に迷惑をかけるばかり。 (-227) kotorigasuki 2021/07/04(Sun) 13:08:00 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワあなたが薬を飲み終わるまで、真っすぐ見つめていた。 伸ばしかけた手に、密かに拳をつくる。 ごめんと謝るあなたに、ぶんぶんと首を横に振る。 「君は何も悪くないよ」 ここに悪がいるとするならきっと、自分だ。 「だから、謝らなくていいんだ」 薬が効くまでまだ時間はある。 その間に何が話せるだろうか。 「なんか、楽しい話しよっか。 一緒にトーキョー言ったら何するかとか!」 メイジは、笑った。 (-229) DT81 2021/07/04(Sun) 14:15:35 |
【秘】 被虐 メイジ → 商人 ミロク灯りをともしても、部屋は薄暗い気がした。 ぴょんと病室のベッドの上に乗り、膝を抱える。 ぼんやりと照らされた缶詰を首を傾げて眺めた。 「……お医者さまに話しちゃだめな薬って あぶない薬なんじゃないの?」 その言葉は、知恵があるから出たものではなかった。 メイジは田舎で生まれ育ったが、数年、都会に出ている。 しかし稼ぐことに忙しくて、他人よりは知らないことが多い。 その効能を、メイジは黙って聞いていた。 どうやら、万能薬でも、妖しい術でも どちらでもないことは、理解ができた。 「ああ、でも。それずっと飲んでたら どんなに苦しいことがあっても辛くても 大丈夫になれるってことだよね」 いいかもね、と。薄く笑う。 「おじさんってそういうのたくさん売ってるの?」 (-230) DT81 2021/07/04(Sun) 14:40:18 |
【独】 被虐 メイジセナハラの墓下チップ怖いよお これたとえば「おはようございます」ってだけのセリフでも 怖くなるからこわいよお〜〜〜 (-232) DT81 2021/07/04(Sun) 15:55:50 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「危ない薬とは私は思いませんよ。 医療的に試験的に使われている薬で、 ちまたに流通していないのは確かでしょう。 ですが、病院のような施設や薬師がという職業がある中。 このようにほぼ無償で配ることは経済の破綻を起こします。 だから大声で商売ができない薬となっていますね」 この言葉に偽りは無い。 すべて、そう聞かされてこの取引をしているから。 男は善悪をそこに求めていないだけ。 今更――人の娯楽というものに倫理を求めてはいないのだ。 「富裕層の方々に特に好まれています。 海外から取り寄せた薬品になりますので、 取引をすることで相応の金銭を得られます。 たくさんではないですが、この種類に関しては、よく。 私の主人が扱っていますから、商品として売らせてもらってます」 肯定、悪びれもなく告げる。 目の前の少年に"必要"な薬であることを疑っていない。 (-233) toumi_ 2021/07/04(Sun) 16:17:08 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「大丈夫にはなるでしょうが――、 運がよければでもあると言えるでしょう」 本当に"治る"ケースを知っています。 本当に"やめられる"ケースを知っています。 本当に"死んでしまうほど苦しむ"ケースを知っています。 語るべきかは悩みました。 「大量摂取で、意識の混濁、 呼吸困難があるのはどの薬も一緒です。 用法用量を守って正しく扱うことが必要ですね。 取引、しますか?」 (-234) toumi_ 2021/07/04(Sun) 16:18:52 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「あは……いいね」 元気よく返事をしたいところだが、体のだるさから、ゆるく笑う事しかできなかった。 「秋に、なったらさぁ……新幹線にのって……五輪……みにいきたいなぁ……」 急激に落ちてくる瞼に、抵抗するように目をこすって 「まずは、あいすくりん……でしょ…? アキラは何食べたい……? やっぱりぱふぇ…かな…。 セナハラさんと先生にも、たべさせてあげたいなぁ……お土産って、できるかな……」 うとうとと、舟をこぐ。 それでもあなたの顔を見ようと顔を上げて。 「友達と旅行、……楽しいだろうなぁ……。できれば、……みんな……一緒に――………………………」 ついに瞼が落ちてしまう。 (-235) kotorigasuki 2021/07/04(Sun) 16:27:30 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「……うん、」 「…………うん。そうだね」 「きっと、できるよ。約束だ」 あなたの口から語られる『夢』にメイジはただただ頷く。 晴れた日の空に、豊かな都会に、想いを馳せる。 きっと"友達"とはそういうものだ。 それが叶う筈のない未来の話だろうとも。 思えば、メイジは友達に嘘ばかりついていた。 本当はなりたかった駄菓子屋でもなんでもなくて この怪我のことだって言えなかった、そして今だって。 このわずかな時の中、いい友達でいれただろうか。 → (-238) DT81 2021/07/04(Sun) 17:52:19 |
【秘】 加虐 メイジ → 発熱 ニエカワ──んなワケあるか。 今から、その友達を殺して、きっと、喰うというのに。 ──あなたが姉のように慕う先生のように。 「───……して」 「どうして、オレが……」 まん丸に見開かれた目が、瞼を閉じたあなたを見つめる。 「こんなことしなくちゃ、いけないんだろう」 迷子の子供のようにぽつりと、つぶやいた。 その声には感情の色はない。 ゆらりとあなたの首へと手を伸ばす。 はやく、楽にしてあげよう。 冷たい手が、掴んで、──わずかに、力が込められる。 あなたの熱が、鼓動が伝わる。まだ、生きている。 きっとこの先、もっと自分は人を殺める。 そうしなければ生きられないからだ。 その姿を友達に見られたくはなかったし。 これ以上、長く、苦しめたくもなかった。 ただの自分勝手な都合だった。 → (-239) DT81 2021/07/04(Sun) 17:59:13 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ首を絞めていた手は、すぐに力なくずるずると落ちて あなたの肩を縋るように掴んだ。震えていた。 俯いて、今にも消え入りそうな声を絞り出す。 「…………ごめんなさい」 自分で選んだことなのに、行き場のない感情が心を支配していた。うつろな目で、しばらく、あなたの顔を上げる。 やがてメイジは、立ち上がった。 ──共犯者の足音が近づいてくる。 (-240) DT81 2021/07/04(Sun) 18:03:16 |
メイジは、呟いた「おやすみ」 (a23) DT81 2021/07/04(Sun) 18:10:45 |
【秘】 被虐 メイジ → 商人 ミロクつらつらと語られる薬の説明をぼんやりと聞く。 時々へえと相槌を打つが、全部は頭に入ってなさそうだった。 高く売れて、まだ医師に認められてない薬という解釈をした。 「……そっか。どんな薬でも同じか。 オレってそんな薬いりそうなくらい辛そうに見えた? 買ってくれるなら誰でもいいのかな」 こんな有様だし、仕方ないかなと包帯を巻かれた腕を見る。 「でも、運が良ければか」 すこしだけ、思案する。 嵐も止まない、閉鎖的な、いつ何が起こるかもわからない そんな状況で用法容量を守れるともかぎらない。 「……あはは、おもしろいね。取引しよっか! お代はなにがいい? おはじきやる?」 けれど、メイジはそれに手を伸ばした。 お金は持っていない。でもそれは想定しているのだろうと そう尋ねた。 (-246) DT81 2021/07/04(Sun) 20:25:21 |
被虐 メイジは、メモを貼った。 (a24) DT81 2021/07/04(Sun) 20:34:46 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「名前は……メイジさんでしたか。 記録しました、ええ、対価はそうですね。 これから聞かせてください。 何が痛くて、何が辛くて、何から逃れたいですか。 あなたがこの薬をほしいと思った理由、それだけを求めます。 辛そうに見えたからは、はい、とお答えします。 私は、あまりあなたのような見た目の方と、 話したことがありませんでしたから」 嘘を述べられても、満足の得ない言葉でも。 それでも、男は"薬"を少年と取引をした。 「おはじきは得意ではないので。お断りしますね」 そう笑う彼は、なんとも、純粋に。 あなたのためを思っていた。 /* マジレスふわっと阿片。 医療薬としては違法に流通している。 一度飲むだけでは高揚感とほどよい倦怠感、一種の快楽を感じることが出来る。 高用量の摂取では昏睡や呼吸抑制を引き起こす。 つまり眠るだけもあれば、運が悪ければ死に至ることもある。 習慣性や、濫用による健康被害など、麻薬としての特性があり、複数の服薬で中毒死に至る。 以上副作用、この村での共通の確定ロールは。 【阿片がきいている間は、夢のような気分で、なにもしたくなくなります】 (-251) toumi_ 2021/07/04(Sun) 20:48:29 |
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