情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [3] [>] [>>] [>|]
【人】 上原 隆司[クッキーをかじってチョコレートを味わってから、コーヒーをまた一口。 >>53 >>54彼女の答えを聞きながら、上原がなんとなく思ったことは] 距離が近すぎたのかねえ……。 [そばにいるのが当たり前の……例えば、家族。 夫婦で恋心を抱き続けるのは難しいと聞く。兄弟姉妹に恋はあまりしないだろう。 彼女たちの実情はもっと複雑だったのだろうけれど、そこまで聞かない上原が出した結論はそんなところだった] 恋は駆け引きってよく言うしな。 惚れさせる努力ってのはいろいろあるんだろうな。 [そこまで言うと、上原は一度煙草に手を伸ばした。火をつけっぱなしで溜まった灰を落として、軽く煙を味わい、座席の背にもたれた]* (56) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 13:59:09 |
【人】 上原 隆司 告白から始まってもいいと思うけどな。 相手が前向きに受け取ってくれることもあるだろ。 相性はあるからな。 告白もなくなんとなくで両想いになる人たちもいる。 告白されるまで眼中になくて、それから付き合って いつの間にか円満って例も聞くし。 [短くなってきた煙草を灰皿で揉み消し、コーヒーを一口飲んだ] (61) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 14:40:04 |
【人】 上原 隆司 気に入っている相手に妬くと言われたら、 期待するのは人情だよな……。 けど……応える気は、そいつに無かったのか。 [言い方に悩みながらも、上原は釈然としない部分を繰り返した。 どうにも不条理に感じる。 いっそ体目当てだったと思うほうがすっきりするくらいだった] 正解が決まってないから難しいよな。 人間関係ってのはさ……。 [同じ行動でも、ある人には喜ばれ、ある人には疎まれる。 努力をしなければ結ばれない人より、自然に通じ合える人がいればそのほうがいいのだが……そう簡単に見つかるものでないのは、上原は実感していた]* (62) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 14:40:27 |
【人】 上原 隆司 学校だけが世界じゃないしな。 学校以外のどこかから探してみるとか。 [>>64まさか自分のことを検討されているとは思わず、上原はただ一般論的に答えた。 >>65連絡先を求められると、もうハーモニーで会う機会も無くなるのだと思い出す] ん……。 今度は一緒に飯でも食べるかい。 [女子高生の友人ができるのも、面白いかもしれない。 そんなことを思って、上原もスマホを取り出し、連絡先交換に応じた。 また会いたいと言われて悪い気はしないし、仕事と全く無関係の年下の友人と思えば、かえって気楽に話せる気もしたのだった]** (67) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 16:15:31 |
【人】 上原 隆司 俺のことは気にすんなよ、矢川さん。 あんなのに付きまとわれてりゃ気も重くなるよな……。 [クッキーを食べ終え、コーヒーを飲み干す。置いていかれた伝票を持って] 帰るか。 ……まだ近くにいるかもしれんが。 [家まで送ったほうがいいだろうかと考えながら、上原は腕時計を見た。少し長すぎる休憩になってしまったようだ]* (77) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 18:13:09 |
【人】 上原 隆司[会計はカードで手早く済ませて、店の出口で矢川に向き直った] 家まで送っていくよ。 家が知られたくなければ、近くまででも。 あれを見た後じゃ、独りにするのが心配だ。 [上原は真剣に矢川を見つめて伝えるが、もし彼女が固辞するなら無理についていくことはないだろう]** (82) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 19:25:44 |
【人】 上原 隆司[矢川が拒まなかったから、隣を歩いて彼女の家まで共に向かう。 「ごちそうさま」には微笑んで頷いた] 時間は大丈夫。 俺が家に帰るのが遅くなるだけだ。 待ってる人もいないしな。 [時計を見ていたことを気にしているのだろうと、補足を伝えた。 上原の会社へはこの辺りからは電車で2駅ほどだが、駅にさえ着けばすぐ戻れるということでもある] (85) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 20:03:23 |
【人】 上原 隆司 面倒な奴が潜んでんなぁ……。 学校の中は人目があるだろうけど、 気をつけろよ、本当に。 防犯ブザー持つとかさ。 [あの手の輩に執着される原因は、大抵は思いも寄らないものである。まさかそんな理由で、と衝撃を受けるような話をいくつか知っていた。 理解しようとするほうが無駄……というのが上原の個人的な感想だった] 礼はいいよ、俺がしたいと思ったことを やってるだけだ。 [それは本当に言葉通りのことで、上原は何か要求する気がなかった。礼を差し出されたら困惑することになるだろう。 だから、問いには答えなかった]* (86) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 20:03:58 |
【人】 上原 隆司[>>87自衛手段を考えてくれる彼女に上原はほっとする。 話しながら歩いているうちに、彼女の家が近づいているようだった] 知り合いが何かの被害に遭っちゃたまらんからな。 礼は……そんなに言うなら受け取るよ。 [やがて3階建ての家にたどり着く。その大きさには目を瞠ったが、特にコメントはせず] じゃあ、また今度な。 用心しろよ。 [手を振られると軽く振り返して、彼女が家に入るのを見届けると最寄り駅まで大股に歩き始めた。 今から会社に戻って一仕事では、少々残業になりそうだったが、その不満よりも矢川の身辺に関する不安のほうが浮かんだ]* (89) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 21:07:29 |
【人】 上原 隆司[会社に戻って少しばかり残業をして、終わると電車で数駅先の自宅へ。 駅の隣のスーパーで惣菜を2、3品買って帰るのが日課だった。 上原はよくある1DKの独居マンションに住んでいた。帰宅して、買った惣菜と炊いてあったご飯で食事という、今の会社で働き始めてからずっと変わらない暮らしだった。 翌日休みだと思うと、夜はのんびり映画を見る気になったが……夕方見たあの男と、そのときの矢川の蒼白な顔がちらついて、あまり集中できなかった] (93) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 22:16:44 |
【人】 上原 隆司 『いつでも。 今日と明日は仕事が休みだし、 普段は19時には退社してる。 あれから大丈夫だったか?』 [すぐに返信した後、上原はなんとなく不安を感じた。 昨日の今日で礼とは、ちょっと早すぎるような気がして。用件は別にあるのだろうかと、どうしても考えてしまった]* (95) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 22:17:17 |
【人】 上原 隆司[上原は返信を待ちながら昼食の用意をしていた。 ありあわせで食べ始めた頃、やっと届いた返信>>96を見て、食事の手が止まる。 ――自転車にすりゃいいって問題か? バス登校を選んだのを見抜くような相手が、自転車にしたところで引き下がるものだろうか。 追突されたり、引き倒されたりしないものだろうか。 かえって危機に陥る気がしてしまった] 『OK。 学校の近くのコンビニで待ってようか。』 [約束が決まるまでは不安だろうと、手短に返信する。 余計な不安を煽ることも、今は言わずにおいた。 矢川に単独行動を避けさせるにしても、さすがに校門まで行くのは人目を引くだろう]* (98) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 22:49:17 |
【人】 上原 隆司[待ち合わせのコンビニに行く前に、警察署でストーカー被害の具体例と具体的な対策を記した冊子を2部もらった。 警察に届け出るために必要な情報も、公的な避難場所も、相談機関も、詳しく記されている。 それを用意した上で、コンビニに着いたのは待ち合わせの5分前。 店外からも見つけやすいようにと、窓側の雑誌コーナーで表紙を眺めながら窓の外をときどき見ていた。 やがて駆けてきた矢川の姿は、上原の目には相当に必死な様子に映った。店外に出て彼女を迎えて] 大丈夫か? 少しどこかで休むかい。 [心配を隠せない様子で声をかけた]** (101) Siro_neri 2021/02/28(Sun) 23:24:12 |
[|<] [<<] [<] [1] [2] [3] [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新