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【独】 被虐 メイジ今日がお前の命日だ!って 人狼で初めて言ったんすけど ずっと言ってみたかったやつなんですけど それが仲間なの、つらくない? (-4) DT81 2021/07/07(Wed) 21:07:05 |
【人】 被虐 メイジ病院に避難してから、幾度目の時が経っただろう。 ……メイジには、もうわからなかった。 雨脚も弱まり、風が落ち着いた空模様を眺める。 ふと窓にうつった自分の顔が、別人のように見えた。 (0) DT81 2021/07/07(Wed) 22:15:02 |
メイジは、今日も生きている。 (a0) DT81 2021/07/07(Wed) 22:16:11 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ「……へへ、ありがと……」 あなたの言葉がもし冗談だったとしても 素直に嬉しくなって、照れくさそうに笑った。 それから、なにか少し考えごとをするかのように沈黙する。 「──ねえフジノ、もし、」 「オレが今、ここから生きて帰るために "悪いことをしている" って聞いてもそう言ってくれる?」世間話をするような調子で尋ねるが メイジは真剣な眼差しをしていた。 (-10) DT81 2021/07/07(Wed) 23:40:06 |
【独】 被虐 メイジ襲撃、二択なんだけど フジノちゃんは殺さないと約束したので 必然的にロクさんか、パスになるんだよな。 セナハラの死体でとらんからとりあえず セナハラ殺してから考えるか・・・・・・ セナハラ殺してから考える。こんな日本語一生つかわん (-11) DT81 2021/07/07(Wed) 23:58:29 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ/* むしろどうやって死にたい!!!? その墓下アイコンみたいに首ちょんぱする? そんなパワーないかも・・・・・無駄に苦しめずに殺す方法考えると思うのよね・・・・ (-22) DT81 2021/07/08(Thu) 2:24:44 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ「そっか」 メイジは、驚かなかった。 腹が減って感覚が鈍っていたからかもしれない。 けれど、どこか納得したように笑っていた。 "そういうことだったんだ" 「しないよ」 「絶対に、しない」 片方しか見えない目が、あなたをまっすぐ見つめた。 「オレが女の子に…… ましてやお腹に子どもがいる子に そんなことするように、見える?」 心外だな〜と、冗談っぽく笑うが 瞬き一瞬、表情は、真剣なものに戻る。 (-24) DT81 2021/07/08(Thu) 2:51:13 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ「今のはね、ただ、確かめたかったんだ。 フジノがどれくらい生きたいのかって。 ……それくらい、覚悟があるんだね」 メイジは、ほんの一瞬、遠くを見た。 「……………だから、よかった」 本当に、ただそれだけだった。 メイジは、あなたの話を聞く前から、そう決めていた。 「じゃあさ、君達が生きるために オレが悪いことするのは、…………許してくれる?」 「──いや! 許さなくていい」 「止めないでほしいんだ。これはお願い!」 メイジは、顔を逸らして、腕を突きだした。 ……泣きそうだったからだ。 (-26) DT81 2021/07/08(Thu) 3:04:08 |
【赤】 被虐 メイジ「……あはは……なーんちゃって……」 「…………」 「…………………」 メイジは、ひとり手術室にあった椅子に座り込み 膝を抱えて蹲った。 (*1) DT81 2021/07/08(Thu) 3:24:12 |
【独】 被虐 メイジ狼ひとりが連れ星に勝てるわけないだろが!!!! おれは今プードルなんだよ!!!!!!!! でも最初からフジノちゃんを殺す気なかったんだよ だって父親みたいになりたくないから…… (-29) DT81 2021/07/08(Thu) 3:35:18 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ/* じゃあ・・・首絞めでいこうかしら・・・・・・(パパの死因)よろしくね先生・・・・・ (-37) DT81 2021/07/08(Thu) 13:59:06 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワメイジには、霊感がない。信じてもいない。 だからあなたがいることには気づかない。 慰めようとしていることも 髪を撫でてくれていることも あなたがそうされて嬉しかったからそうしていることも 知らない。 あなたはもう死んでいるからだ。 (-39) DT81 2021/07/08(Thu) 14:43:22 |
【赤】 被虐 メイジメイジは、ふと顔を上げた。 それは誰かがいるような気がしてそうしたのか ただなんとなく顔を上げたのか ただ何もないところを見つめている。 「…………」 (*2) DT81 2021/07/08(Thu) 14:45:44 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラメイジは、紙片に書かれた内容を見た時から ──いや、きっとその前から、予感をしていた。 重たい足取り、幾度目かの手術室。 行かなければその時は来ないのではないか しかし、今のメイジにはそんな選択肢はなかった。 「来たよ」 予感が外れていたらいいのに、と 要件が言い渡されるその時を、待っていた。 (-43) DT81 2021/07/08(Thu) 16:49:48 |
【秘】 被虐 メイジ → 商人 ミロクメイジは、いつのまにか小机に置いてあった手紙を読んだ。 あなたが生前に置いたものだろうかと思っていたが 「……え」 追伸に目を通せば、思わず病室を見回した。 ……いるはずはない。 「──化けて出て、呪い殺しでもしてくれんのかな」 メイジは霊的なものを信じてはいなかった。 だから、これはほんの冗談だ。 (-49) DT81 2021/07/08(Thu) 18:47:02 |
【赤】 被虐 メイジ「オレさあ、駄菓子屋で働いてるって言ってたじゃん?」 「あれね、ウソなんだ」 「でもねーそういう、子供が喜びそうな 店に行ってみたかったのはホント」 「ほんとは、ちっさい工場でさ、雑用してるんだ。 良いか悪いかっていったらね、悪いと思う。 人使いは荒いし、電話番とかなんて一生したくない。 親父よりはマシだからなんとかやってた もしかしてオレって親父に感謝すべきかな?」 「君はあんまり外の世界を知らないみたいだったから オレのせいで夢を壊したくなかったんだ」 「ごめんね、嘘ついて」 つらつらと、懺悔のようなただの独り言だった。 (*3) DT81 2021/07/08(Thu) 19:46:50 |
【赤】 被虐 メイジ「あと他に嘘ついたことあったかな?」 「……癖になってんだよね。嘘つくの」 「──、──……」 ぶつぶつ、つらつら、独り言を言っている。 (*4) DT81 2021/07/08(Thu) 19:58:44 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ「何って、──人殺し。……君以外の、誰かに 犠牲になってもらわないと、"足りない"だろうし」 メイジはぽつり、と呟いた。 「……さすがに、止められるかなって思って。 でも、もう隠したり、ウソつくの嫌だなって。 だから言ったんだ。やっぱ、オレのこと怖い?」 「オレは、生きようと思ってるよ。そうじゃなきゃ、さ、 ……今までしてきたことが無駄になる。 ううん……オレね、人一倍、死ぬのが怖いだけだ。 こんな話するのも怖いよ……今泣きそうだったもん」 あはは、と乾いた笑いを零して、向き直る。 メイジはおもむろに、その辺りに膝を抱えて、座り込んだ。 「でも、そっか。フジノも悪いこと、してきたんだ それって、どんなことか、聞いてもいい?」 あなたに言われた通り、お互いの事を知らないな、と感じた。 だから、少しでも話をしたいと思った。 (-65) DT81 2021/07/08(Thu) 22:34:31 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ入口付近で立ち止まったまま、押し黙っていた。 はっきりと告げられる言葉に、苦笑いをひとつ。 別に最後までズルくてもよかったのに。 「……セナさんには、いろんなこと教わったね。 オレがこんなとこで遭難しなかったら 知りもしなかったこと……」 ぼんやりと、俯く。 「でもそっか、最期なんだ」 「……じゃあ知りたくないなあ」 ふてくされた子供のように床を蹴る メイジは、ゆっくりとあなたの目の前まで歩んできた。 「ウソ」 「上手にできたら褒めてくれる?」 メイジは、笑った。 (-70) DT81 2021/07/08(Thu) 23:56:54 |
【独】 被虐 メイジフジノちゃんへの前のレス、めちゃくちゃオレが 自分犠牲にしそうな感じに見えるのは…… 昨日の時点で生き残らせるつもりの連れ星と 二人きりになりそうフラグ立ってたから さすがにふたりになったらオレを食え!!!(自決) ってやるでしょ やらんか? (-75) DT81 2021/07/09(Fri) 0:56:16 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノメイジは、驚いたように片目を瞬かせた。 それはあなたが"人殺し"だったからではない。 「怖くないよ。ううん、悲しい……っていうのかな。 ……誰かを、殺すのは、いつだって、そうだよ」 メイジは、眉を下げて笑う。それはもう、嫌なほど知った。 「だって、オレも 同じ だからさ。……オレも、ここにくる前、親父のこと殺したんだ」 もしかして、メイジがあなたを気になっていたのは "似た者同士"だったからなのかもしれない。 「それに、ここにきてからも──」 ……顔を伏せる。 「……フジノ。フジノって、強いんだね オレなんて、怖くてそうしたんだから」 メイジは、なんだか、おかしくなって、肩を揺らした。 笑うところではないのはわかっているが。 「やっぱり、少しは怖いかも」 「食べ物、足りるって言ってたね。 ……なら、オレ、もうやらなくていいのかな」 メイジは、遠くを見ていた。 (-80) DT81 2021/07/09(Fri) 5:27:29 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ「……それなら、」 あなたの前にすとん、と膝をついた。その表情は硬い。 人を殺したくないのは、そうだ。 増してや、信頼していた人ならなおさら。 「やったこと、あるよ」 両手を伸ばす。恐る恐るといった風に あなたの首に温い指が、手のひらが、触れる。 あとは力を込めればいいだけなのに、指はまだ動かない。 「…………」 それはあなたの言葉を待っているようにも 躊躇っているようにも見えた。 (-91) DT81 2021/07/09(Fri) 16:06:29 |
【赤】 被虐 メイジ刺し殺そうと思った。 ──最初は、身を守ろうと刃物を取った。 本当は、話がしたかっただけだった。 けれど、暴力に屈するばかりだった無力な少年に 確実に、急所を狙う力なんてなかった。 逃げるのに十分な傷だったことなんて、気付ける頭脳もない。 父親 ああ、脅威がまだ動いている、息をしている。 また"狼"が牙を剥いて来る。 ──次は殺されるかもしれない! ぼろぼろの壁際に寄り掛かる男 刻まれたふたりの子の名と数字。 かつては、幸福の記憶が染みついていたであろうボロ家 恐怖の感情に支配された少年は、牙を剥いた。 ……動かなくなるまで、恐怖が、消えるまで。 この手で、首を絞めて、息の根をとめてやった。 もう誰もいない空っぽの空間。 この嵐と共に沈んでいくことを、願った。 (*7) DT81 2021/07/09(Fri) 16:55:34 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「……殺したくないけどね、それ以上に死にたくないんだ」 あなたの言葉に応えているようだったが その実、独り言だった。 「生きてたら、オレにもさ、いつか、…… 幸せな未来あるかもって夢見てしまうんだ」 誰も聞いていないとわかっていながら ただの独り言をつらつらと。 (-92) DT81 2021/07/09(Fri) 16:57:44 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「リョウが生きてたら、なんて言ったかな」 病室のベッドに寝転がって二人で話をしたことを思い出す。 この嵐がなければ、きっとああやって語り合う相手なんて いなかっただろう。 ほんのわずかな時だったけれど、嬉しかった。 あれが、今でなければよかったのに、と思ったこともある。 「ウソなんて、つかなくてもよかったのかな。 わかんないや……もう死んじゃったんだから」 ああしていれば、こうしていれば、一人でいるとそんな ことばかりが脳裏に駆け巡っていく。 「勝手に食料にしたからには、ちゃんと食べるからね」 なにもない空間に語り掛けながら、悲し気に、薄く笑った。 (-97) DT81 2021/07/09(Fri) 18:20:42 |
【独】 被虐 メイジ (-98) DT81 2021/07/09(Fri) 18:28:19 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ教えてもらいたくなんてない。 あなたに死んでほしくだってない 殺す勇気のほうが、死ぬ勇気よりもあるなんて嫌だった。 「……こわい……?」 (……嫌だよ) ゆれる、大きな瞳があなたを見つめている。 問うたところで何になるというのか 脈打つ鼓動が、体温が、手のひらに伝わってくる。 嗚呼、これをまた、自分が生きる為に 止めなければならないのか。 「大丈夫だよ、オレちゃんとやるからさ」 (──本当に嫌だ) メイジは笑う。道化みたいに。 震える手に、指に、じわりと力を込め── 「……じゃないと、ただ苦しいだけでしょ」 (でもね、勝手に死なれるよりは、いいかなって) 腕をぐ、と強く押し込んだ。 メイジが出せる限りの力を出した。 ──でもきっと、前にやったようには、強くできなかった。 (-102) DT81 2021/07/09(Fri) 20:09:27 |
【赤】 被虐 メイジ「…………」 だれかが、傍にいたような気がした。 以前感じた悪寒はない。根拠もない。 ただ彼のことを思い出していたから そう思い込んだだけかもしれない。 メイジは、ふいに立ち上がって 干されていた"肉"をかき集めて、その場を後にした。 (*9) DT81 2021/07/09(Fri) 20:44:06 |
【人】 被虐 メイジ雨風が弱まろうとも、助けがすぐ来る保証もない。 メイジは調理室でなにかを焼いている。 以前、それをやっていたセナハラの代わりをするように。 調理台に並ぶは、一夜干しの肉だった。 「……あ。焦げたかも……」 前に食べた時と同じにおいが漂う。 見様見真似。火加減はよくわからなかった。 (5) DT81 2021/07/09(Fri) 20:53:42 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ「…………そ、っか……」 ぽつり。まだ実感が持てないような言葉がこぼれる。 「オレ……ずっと誰かにそう言われるの、待ってたのかも」 結局、誰かの言いなりにしかなれなかった自分。 死にたくなくて無様に縋りついていただけの自分。 あなたの言葉で、すこしだけ肩の力が抜けた。 「……フジノ……ちょっと、ごめん」 ぽすり、首を傾けて、控えめにあなたに寄り掛かった。 肩が触れるくらい、少し体温が感じれるくらいの距離。 メイジは、ちっとも強くなかった。 ……だから、誰かに寄り掛かりたかった。 ずっと、助けてほしかった。 「こうしてて、いい?」 その目はまだ、ぼんやりと遠くを見ていた。 (-112) DT81 2021/07/10(Sat) 1:37:01 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ──頬にあなたの手が触れた。 あの時、やさしく頭を撫でてくれた大きな手だ。 緑が、瞬く。一瞬だけ緩まる指。離れゆくあなたの手。 視界が歪み、雫が頬をつたう。静かに服を濡らす。 ぽた、ぽた、ぽた、ぽた、ほろ、ほろ、ほろ。 メイジは、いつのまにか泣いていた。 「……ねえ、セナさん……オレわかるよ…… ホントはさ、自分が死にたいだけなんでしょ」 「ずるいね」 もう届くかわからない言葉だった。 その感情を、なけなしの殺意を腕に込める。 今考えていいのは、目の前の男を殺すことだけだ。 早く死んでしまえ。早く、早く── (-113) DT81 2021/07/10(Sat) 3:31:14 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ「オレがもしやめても、勝手に死ぬんだろ」 「……なら……、オレが……」 首を、絞めて、絞めて、絞め続ける。その鼓動が止まるまで。 ……いつまでやればいいんだ。いつまでつづくんだ。 「……や、だよ……」 じっとりと冷や汗が噴き出る。呼吸が浅くなっていく。 震える声を、絞り出す。 「嫌だ、嫌だ、嫌に決まってるだろ……っ! もう、こんなの、たくさんだよ…… なんで、……どうして……」 「助けてよ、誰か、──」 この人を、みんなを、自分を── だけど、ついぞその手を止めることはない。 メイジは、あなたに抗うことはできなかった。 (-114) DT81 2021/07/10(Sat) 3:33:18 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラメイジは、腕の力が出せなくなるまで あなたの鼓動が止まったことに気がつかなかった。 首にかけられた手は、やがて力なく滑り落ちる。 倒れそうになった体をそのまま抱きしめるように支えた。 あなたの胸に耳を当ててみても、鼓動は聞こえない。 「死んじゃった」 ぽつり。胸に頭を預けたまま呟く。まだ、温かかった。 おもむろにあなたの腕を持ち上げて 人形遊びでもするみたいに自分の頭に手を乗せた。 「よく頑張りました」 薄く笑う。手を離すと、あなたの手は ずるりと虚しく床に落ちていった。 (-124) DT81 2021/07/10(Sat) 12:36:40 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ「ありがとう」 メイジは、あなたに寄りかかって 静かに泣いていた。 涙は出なかったが、泣いていた。 「オレも、フジノがここにいてくれてよかった」 似た者同士は、あなたがさっき言ってくれたことを 確かめるように、同じように、返した。 (-132) DT81 2021/07/10(Sat) 13:45:22 |
【独】 被虐 メイジ自決するか・・・・・???? でもなんかさ、フジノちゃんはおるから まだ大丈夫そうだし 死ぬより生きたほうが美しいと思う・・・・・・・ (-141) DT81 2021/07/10(Sat) 15:57:54 |
【独】 被虐 メイジただの快楽殺人鬼するのは簡単なんですけど せっかくなので、生きる為の殺人してほしかったとこ あるので暴れるのを押さえた 御手洗忍封印した (-143) DT81 2021/07/10(Sat) 16:01:33 |
【赤】 被虐 メイジこれは、誰かが遺体を見る少し前の手術室── メイジは壁際に座り込んだまま動かない男と 結構な時間、寄り添っていた。 悲しみに暮れていたのか、動く気力がなかったからか。 「やっぱ起きないや」 当然だ。己の手で殺したのだから。 やがてそれにも飽きたのか、気だるそうに立ち上がり ずるずると遺体を手術室の中央まで引きずっていた。 「………重い」 持ち上げて、仰向けに手術台に寝かせた。 だらりと投げ出された手を胸の前で合わせる。 「………………重たいよ」 消え入りそうな、忌々しげな声が 腐敗臭のただよう手術室にむなしく響いた。 (*10) DT81 2021/07/10(Sat) 16:33:54 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ運命は残酷だ。 今でなければ、良いと思うことはこれで何度目だったか。 でも、今でなければ、この手から感じる安心を得ることもなかったのだろうか。頭の片隅でぼんやりと思う。皮肉なものだった。 「フジノ、もしここから生きて帰ったらどうするの。 どうなるかも、わかんないけど……」 お腹の子を産んであげたいと言っていた。 取引をした商人からあなたのことは聞いている。 "生きる理由がある"と、だから手を出すなと ……もうその意味も、理解した。 彼は自分に生きて欲しいと言った。 二人なら間に合う、と。甘言を零していた。 「オレは、今トーキョーのほうにいるんだ。 もし助けになれることがあったら、言って」 殺人を犯した自分の未来はどうなるのかと思考が巡った。 まだ、わからない。なにもわからないけれど 助けになりたい、その意思だけは伝えておきたかった。 ぽつぽつと語りながら、そっと手を握り返した。 (-159) DT81 2021/07/10(Sat) 20:02:50 |
被虐 メイジは、メモを貼った。 (a4) DT81 2021/07/10(Sat) 21:40:37 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ全部この洪水で流されてくれたらいいのに そう思う反面、メイジの心の隙間に"罪悪感"が巣食っている。 「そっか……うん。大丈夫、都会結構楽しいよ。 こんな小さな村より、なんでもあるんだ。 フジノにもそういうのたくさん、知ってもらいたいな」 あなたが紹介された場所はメイジも知っている。 「だからきっと、会いに行くよ、いつかね」 ──今は亡き友達と交わしたような 二度目のウソにならないように願った。 このあとも、しばらく話をしたかもしれない あなたのこと、自分のこと、少し先のこと まだ曇ったままの空へ期待と不安を抱きながら。 ひとときの手の温もりを感じながら。 そうして時は過ぎていった。 (-168) DT81 2021/07/10(Sat) 23:48:01 |
【赤】 被虐 メイジメイジは、用事がある時以外は、ずっと手術室にいる。 手術台の上でずっと、突っ伏して 返事も帰ってこない抜け殻に話し続けていた。 少年は死後の世界があるなんて知るはずもない。 ……だからこそ、友達にも嘘を吐き続けた。 なにも知らないままでいてほしかった。 「セナさん、雨と風弱まってきたんだ ……もうすぐ帰れるかな。助けなんてくるのかな」 (*11) DT81 2021/07/11(Sun) 0:26:31 |
【赤】 被虐 メイジ「セナさんがいなかったら ……誰がオレを助けてくれるの……?」 そうして呟く背中は、ただの小さな子供のようだった。 「……あはは……もうそんな子供みたいなこと 言ってられないよな……。 もうひとりだ、オレ。家族はみんな死んじゃったり 出ていったり、いなくなっちゃったから」 「自分でやったんだ」 実の父親も、──優しい父親がいたらと夢見た人のことも。 (*12) DT81 2021/07/11(Sun) 13:10:40 |
【赤】 被虐 メイジ「最後、なんて言おうとしたのかな」 ふいに思い出す。考えてもわかるはずもない。 メイジには何も見えない、聞こえない。 だから、ずっと目の前の遺体だけを見つめている。 「死んだら、どこにいくのかな」 「やっぱ地獄かな? 悪いことしたもんね」 「楽になれないかもね」 「オレのこと、実はどっかで見てんのかな ……それはそれで、いやだな」 「オレも死んだらおなじとこ行けるかな 悪いことしたからさ」 思い浮かんだ言葉を脈絡もなくぽつぽつ。 (*13) DT81 2021/07/11(Sun) 13:17:44 |
【人】 被虐 メイジ>>32 【手術室】 「……、……そう」 ぽつり。消え入りそうな声が零れた。 ロクの話を戯言と思うこともできた。 だけれど、どうしてもそう口にする 友達が容易に想像できてしまうのも事実だった。 「……バカじゃないの」 だから、八つ当たりのような言葉を吐く。 言い表せない感情を拳に込めて握る。 「どこまでイイコぶってるんだ、あいつ」 「じゃあなんだよ……素直に"オレのために食料になれ" って言えばよかってことかよ……」 皮肉なものだ。 自分は最後まで"すごくて、いい友達だった"という 夢を見させたまま、彼を殺そうと決めたのに。 メイジは自分勝手な人間だった。 (34) DT81 2021/07/11(Sun) 18:48:20 |
【赤】 被虐 メイジ「頭から焼きついて離れないんだ」 バラバラになっていく手足や、開かれる胸、鮮血 赤黒い内臓、砕かれる骨──頭だけになった、人間の姿が。 人を刺して、肉を切る、感触が── この手で、脈打っていた鼓動を止める瞬間が。 忘れろ、と言われたことは覚えている。 忘れられる日なんて、来るだろうかと今は思う。 胸が痛い、頭が痛い、とうの昔に治ったはずの傷が疼く メイジは、よく怪我をする少年だった。 (*14) DT81 2021/07/11(Sun) 19:23:13 |
【独】 被虐 メイジやっぱ大人みんな死んじまうんかい…… 死んじまうんかい……投票どうしようこれ…… 自殺票でいいですか? 自決したいんじゃなくて 誰も殺さないっていう意思表示です。 (-195) DT81 2021/07/11(Sun) 20:00:35 |
【赤】 被虐 メイジ「……嫌いだよ。みんな、みんな」 「生きてって言い残して勝手に死んでくのも オレの心に付け込んで殺させるのも オレを許してくれるやつも」 「どうにもできないオレ自身も」 誰のせいではない。誰のせいにもできない。 だってそうしなければ生きられなかったのだから。 でも行き場のないこの感情は、何にむければいいのか。 「……でも……ありがとう」 (*15) DT81 2021/07/11(Sun) 20:59:34 |
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