人狼物語 三日月国


90 【身内】ifかもわからん!【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【神】 黒沢誉

「さんざっぱら浸かりましたけど。秘境……?
 山でも登るんすか。……荷物持ちいります?」

寄ってくる。体力はある方なので。
(G4) p_h_game 2021/08/13(Fri) 1:26:00

【神】 黒沢誉

「…………。へえ」

お忘れかもしれないが神社の子。
その手の伝承・伝説に詳しくこそないが興味はある。

「いいんじゃないすか。
 観光に売り出す気があるトコならそこそこ整えてあんだろうし……」
(G8) p_h_game 2021/08/13(Fri) 1:34:08

【神】 黒沢誉

「…………知ってりゃギリギリってラインすね?」

案内板が色褪せてたり、道の整備が明らかに途中で終わってたり。
歩いてぶらっと観光で来るには厳しそうなスポット(確定ロール)。
着けばソフトクリームののぼりなんかも立っている。
道の駅を彷彿とさせる雰囲気。

「まあ……着いたんでいいすけど」
(G12) p_h_game 2021/08/13(Fri) 2:02:27

【徒】 黒沢誉

当然のようにバスでは隣に座っていた。
景色変わんねえすね、とかそういう会話をぽつぽつしていたとか。
(.0) p_h_game 2021/08/13(Fri) 2:10:57

【神】 黒沢誉

「……黙ってたら誰も来ねえからパンフに載せてんじゃねえの?」

「五穀豊穣っつったら続くなァ無病息災だと思うんすけどね。
 よく実るってことなんすかね……土壌でもいいんかな……
 ……温泉なんだから地熱とか水とかあっか」

どんどん脱線している。
(G16) p_h_game 2021/08/13(Fri) 2:16:31

【徒】 黒沢誉

「……その手の人らァわりと若え衆には優しいすよ。
 学生が連れ立って来ましたってくらいなら……まあ……」

謎の実感。
飴は素直にもらってすぐ食べた。しばらくもごもご静かになったという。
(.2) p_h_game 2021/08/13(Fri) 2:24:16

【神】 黒沢誉

「作ったからには推していくしかねえのか……?」

「……そういや、この手の温泉だと飲むとかあるすよね。
 浸かるのと別に汲めるとこ分けてあったりするやつ」

「水筒とか持って来りゃよかったかな……」
(G19) p_h_game 2021/08/13(Fri) 9:32:10

【神】 一年 黒沢誉

「おわ。…………あ、あざす」

持ち帰った場合被害に遭うのは兄貴。
飲めるとなったら興味本位でみんな飲みそうだなあ。
(G21) p_h_game 2021/08/13(Fri) 9:59:43

【神】 一年 黒沢誉

途中に飲泉所があったので試しに一口飲……
…………

「湯だな……」
美味くも不味くもない。ちょっと白湯より風味のある湯。
荷物になるので汲むのはあとにした。
(G23) p_h_game 2021/08/13(Fri) 11:36:36

【徒】 一年 黒沢誉

もとからそんなに口数多くもないけど余計静か。
乗客のみなさんにご迷惑をかけない無害な学生です。
(.4) p_h_game 2021/08/13(Fri) 11:44:21

【神】 一年 黒沢誉

「甘かったらべったべたにならねえすか。浸かった時……
 ……極端にマズい方が効きそうな気ぃしますけど」
(G29) p_h_game 2021/08/13(Fri) 12:20:05

【神】 一年 黒沢誉

ぅわ゛ッ

肩が跳ねた。

「……は? あー、虫……? あざす……」
(G40) p_h_game 2021/08/13(Fri) 12:39:37

【独】 一年 黒沢誉

持ち前の耐久性(と実家の神様の災難除け)で
多少効くまでにタイムラグでもあるんじゃないかな。
オカルトなんてありませんよ。たぶん。
(-0) p_h_game 2021/08/13(Fri) 12:47:21

【神】 一年 黒沢誉

「はしゃ……いやキレ……? ……?」


「なんかよくわかんねえロゴ入りのシャツぐらいなら
 帰るまでに着る用で買っていいんじゃないすか。
 ……入ってるうちに乾くかもすけど」

全体の後ろについていく。
(G53) p_h_game 2021/08/13(Fri) 13:34:44

【神】 一年 黒沢誉

「そりゃここでしか売ってねえすよね……」

通販くらいあるかも。ないかも。
温泉用のタオルやら石鹸が木桶に入ったセットを借りて脱衣所へ。
(G61) p_h_game 2021/08/13(Fri) 15:18:10

【徒】 一年 黒沢誉

脱衣所。先客の荷物がなさそうなあたりを確保している。

黙っていれば三年生にも紛れられそうではあるし、
遠目から見ると大学生と言っても通りそうな様子。
おそらくお互い様。
(.5) p_h_game 2021/08/13(Fri) 15:58:25

【徒】 一年 黒沢誉

「少ないすよね。……普通にお姉さんたち向けなんすかね?
 勢喜先輩もミストで遊んでたじゃないすか」

美肌と甘い物で釣るならそっちかな、という
なんとなくの印象で喋っている。
もしかしたら女湯の脱衣所の方が広いかもしれない。

「はい?」

隣に来たことにも特に疑問はなさそうだ。

「そっすね……バス、本数少ないんすかね……?
 や、夏より冬のがかき入れ時か? 温泉……」

考察しながらなんのてらいもなく脱いでいる。
運動部――ではまだないが、いかにもらしい、くらい。

「…………バス酔いかなんかしたんすか。
 冷たい方の水も飲めるっぽいすけど。温泉じゃないやつ」

のぼせや熱中症対策のウォータークーラー。
(.7) p_h_game 2021/08/13(Fri) 17:40:26

【独】 一年 黒沢誉

それ普通に大火事じゃねえかな市川。
(-7) p_h_game 2021/08/13(Fri) 17:53:40

【徒】 一年 黒沢誉

はっきり瞬きの音がするくらいだった。

「……そうすね。このままだと先細んじゃねえすか?
 一回イベントなり企画して認知度でも上げねえことには……」

こんなに口数多かったっけ。
でも理屈は通ってるしわかるよなあ。

「…………?」

が、戻ってしまったのでさらに首をかしげた。
なんだったんだろう一体。

戻ってくる間にさっさと脱ぎ終えて、タオルを腰に巻いている。
さっさと入ればいいものを律儀に待っていたようだった。

「なんか。……思ったよりしっかりしてますね、先輩。
 
喧ッ……
……スポーツ系とかやってないんすか」
(.9) p_h_game 2021/08/13(Fri) 18:19:53

【徒】 一年 黒沢誉

「いっそホウカくん主体で売るとか……?」
なくはなさそうな線。

「おわ。…………、いいんじゃないすか。
 きっかけはなんでも、不健康よりゃ……え、俺?」

振られて自分を指さす。所作はたまに子供っぽい。

「積極的にいつでもなんかやってた訳でもねえすけど。
 人数合わせに呼ばれりゃあ入ったし……妹が剣道やるんで。
 走り込みやらストレッチくらいは付き合って…………」

そのあたりでもにゃもにゃと、
自分語りが恥ずかしくなったのか背中を押しはじめる。
転ばない程度の弱さ。

「……とっとと入りましょうよ、温泉。
 背中ぐらい流してもいいすけど。後輩なんで……」

やや様子のおかしい他面子と並べると、いつも通り。
なにも意識していなさそうだ。
(.11) p_h_game 2021/08/13(Fri) 22:14:49

【神】 一年 黒沢誉

「普通〜〜に置いていかれてんな。いいけど……
 この人数でごちゃごちゃまとまってらんねえし……」

洗い場にようやく顔を出した。
(G80) p_h_game 2021/08/13(Fri) 23:19:10

【神】 一年 黒沢誉

「や。んなに待ってもねえんで、別に。
 ……アクセス悪すぎるからすかね……」

大雑把に頭から流して済ませ、石鹸を泡立てだす。
話が早い。
(G82) p_h_game 2021/08/13(Fri) 23:35:31

【徒】 一年 黒沢誉

自分で加減ができる接触は苦手でもない。
烏の行水の父はともかく祖父や兄ともよく入ったし。
入る二人は微妙に体が硬くて頼まれたし。

「痛かったら弱めるんで、言ってもらってえ……」

どちらかというと、弱め。
むしろくすぐったいかもしれない。
(.13) p_h_game 2021/08/13(Fri) 23:38:40

【徒】 一年 黒沢誉

矍鑠とはしていても歳が歳の祖父と、
背だけ伸びて細長い兄に比べると自分に近い。
ちゃんと鍛えた成果なんだろうなあ、となんとなく考えている。

「……このくらいで大丈夫すか?」

水を飲んで元通り、だと思っているし、
なんか明らかに様子の変な千葉先輩ほどの変化ではないし。
制止でもされなければそのまま背中を擦る。
(.15) p_h_game 2021/08/14(Sat) 0:40:26

【徒】 一年 黒沢誉

「そうすか? ……んじゃあ」

やや力を籠める。傷をつけずに済む程度。
親族ほど遠慮なくはしない。

「…………」

ごしごし擦りながら首をひねった。
引っ掛かりを具体化しようとして言葉を探す。

「……先輩もあれすか。
 人前だとどう喋るか悩む方……だったりするんすか」

"も"。

「もしそうなら親近感多めに湧くんすけどね。
 ……いや。まあ。勘違いかなあ…………」
(.17) p_h_game 2021/08/14(Sat) 2:31:46

【独】 一年 黒沢誉

そうだったら。
先輩が楽に喋れりゃいいなあ。
(-10) p_h_game 2021/08/14(Sat) 2:42:31

【徒】 一年 黒沢誉

「どうもこう、家族で慣れてんで……
 考えても荒いのはそうなんすけど。棘増えるんすよね」

困ったような調子。

「直す……っつーと、どっちに……?
 さっきの勢喜先輩のとか。んなに悪くねえ気ぃしますよ。
 や、先輩が喋る時楽な方でいいと思うすけど…………」

背中を動いていた手が止まった。

「こんなもんすかね。まだ痒いとこあります?」

聞きながらシャワーを握って、捻って、
自分の手に当てて温度を確認している。
熱すぎなければいいか、とアバウト。
(.19) p_h_game 2021/08/14(Sat) 2:50:51

【独】 一年 黒沢誉

/*
成功する
もんかな
(-11) p_h_game 2021/08/14(Sat) 3:11:45

【独】 一年 黒沢誉

/* するんだ やるか
(-12) p_h_game 2021/08/14(Sat) 3:12:07

【徒】 一年 黒沢誉

「そりゃあ……キツいっすね……」

そういうことが自分にあったのか、というとそうでもない。
もう少し話しかけやすい雰囲気だったら、
そうなっていたかもなあ、と想像できた。できただけ。

「……んん。やっぱ慣れすかね……? 速度……。
 まあ。俺、打たれ強い方なんで。
 ちょっとぐらい言われた程度で凹まねえんで……」

「目えつぶっててくださいね」

言われるまま頭を流しにかかる。
まとめて流した方が早い。手間でもない。

「考えんの疲れてる時とか。
 普通に喋ってもらって大丈夫すよ」

言ってから、水音に掻き消されて聞こえないかもと気付いた。
ちょっと気まずい。
(.21) p_h_game 2021/08/14(Sat) 3:25:43

【徒】 一年 黒沢誉

「……腹立つ、じゃなくて寂しいなんすね」

自分ならたぶん、本人への申し訳なさはあっても、
それで嫌う周りの関係ない連中へは
八つ当たりめいた怒りくらいしか湧かない。
それをわざわざ聞かせるのもな、と思って噤む。

「ぇあ。あー……聞こえ ました?」

きゅ、と締めたあとのシャワーヘッドを元通りの位置へ。
先輩に聞こえなくても間抜けだが
先輩が聞き取れてもちょっと馴れ馴れしかった気がする。
(.24) p_h_game 2021/08/14(Sat) 8:35:37

【独】 一年 黒沢誉

……恥ずかしくなってきた。
何様だ俺は。
(-13) p_h_game 2021/08/14(Sat) 8:36:03

【徒】 一年 黒沢誉

「いっくらいい人らァばっかでも、
 一週間他ん人らとずっと一緒じゃ疲れもするでしょ。
 先輩が考えて喋ろうとしてたんなら余計……」

よいせと隣に腰掛けた。
雑に流しはしたけど後回しにしていた自分の体を
一応洗うつもりで改めて石鹸を泡立てる。
(.25) p_h_game 2021/08/14(Sat) 8:36:19

【徒】 一年 黒沢誉

「テメエが言われたって訳でもねえのに外野がうるっせえ」

「……って。なるんで」


言わなくてもよかったことが口から出て、
続きが心なしか小さくなった。

「んなにわかっちゃねえすけど……
 そこそこ受け流してくれる人らだとは思うんすよ。
 ……何考えてんのかくらいは読んでくれるっつか……」

合宿に参加した面子へはおおむね、好意的だ。
何かと気にかけてもらったり、声を掛けられたり、
どう反応すべきか困りはしても嫌ではなかった。
(.28) p_h_game 2021/08/14(Sat) 12:50:21

【徒】 一年 黒沢誉

それからしばらくぶりに処理落ちした。

「…………」

「や、自分で届き……ますけど。
 そんな、気い使ってもらわなくても……あの……」

歯切れが悪い。
ケーキもプレゼントも結局いらないとは言い切れなかった。
厚意も好意も、何も嫌ではないから断るのが下手だ。
(.29) p_h_game 2021/08/14(Sat) 12:50:43

【徒】 一年 黒沢誉

「なります……? なるかあ……」


極端に短気なのかと思っていた。
血の気が多くて頭に昇りやすい自覚はある。

怖い、と言われればやや首をひねった。
大体のことは、物理的に解決できてしまう性質だ。
恐怖心はあまり持ち合わせていない。

「い」

「…………嫌では。ねえけど……
 なんか。悪い気ィして……すね……?」

握った両拳を腿の上あたりに置いて、
やや背を丸めて固まった。
押しに弱い。極端な年上でもない限り他人に甘い。
(.33) p_h_game 2021/08/14(Sat) 14:09:03

【徒】 一年 黒沢誉

「そっちは嫌だった。こっちは謝った。
 ……で、終いになんねえのがダルくて……」

不快にさせて悪かったと思う、くらいの倫理観はある。
それだけで終わってしまうのが共感されにくいだけ。

「………… 
……?


別になんにも、不自然なこともない、と思う。
男同士だし。やったことを返されるだけで。
様子が変、と断じられるほど長い付き合いでもない。

「……ど うぞ?」

湯気で曇って鏡が見えないので。
どういう表情かわからないのが、なんだか不安だった。
(.35) p_h_game 2021/08/14(Sat) 14:56:23

【徒】 一年 黒沢誉

「ン゛」


握る拳に力が籠る。故意ではないにせよくすぐったい。
やったのがものぐさの兄ならそのまま小突いていたが、
生来から妙に不運で丈夫な兄と
先輩を同列に並べてしまうのはよくない。
わざとではないだろうし。

今なんか考えることあったっけ。
一度戻った緩い口調に疑問を持つものの流されている。

「……そりゃ、言って通んねえ時ァあっても
 とりあえず言わねえと端から伝わんねえんで……
 …………?」
(.38) p_h_game 2021/08/14(Sat) 16:56:12

【独】 一年 黒沢誉

……なんか悪いことしたかな。
勢喜先輩も気に入らなきゃ言ってくれっと思ったけど。
(-15) p_h_game 2021/08/14(Sat) 16:56:21

【徒】 一年 黒沢誉

ぼんやり、先輩は力加減が下手じゃないんだなあと思う。
わざわざ注文をつける必要もないくらい。


それはそうなるんじゃないのか?
ということを言いかけた。音にする前に飲んだ。

そんなことは話を聞いていればわかるだろうし、
わざわざ再確認する意図がよくわからない。
いくら大人料金を払わされるくらいの外見でも、
数日前までは十五歳だ。

「……嫌な時、わりと、先に手か足ィ出るんで……」

嫌だったこと。カツアゲの片棒を担がれそうになった時。
言葉で断る前に顎を蹴り抜いてしまったあれ。
あんなに極端なことはめったにないが。

「俺がなんもしねえなら大丈夫……だと、思うすけど」

普段の機微なら少しは読み取れているつもりでいるから
現状がまったくわかっていない。
(.41) p_h_game 2021/08/14(Sat) 17:16:59

【徒】 一年 黒沢誉

ここに至ってとうとう完全に止まった。
普通に過ごしていて触れられないどころか、
そもそもほとんど人の手は届かない。

喉に届けばそれが絞めにかかるものでないのに困惑し、
反撃に出る理由がないまま固まっている。

背中だけでよくないですか、もういいです、
と言おうとしてはいたが声にならない。

立ちのぼった湯気とは関係なくにじんでくる汗が
肌に乗った泡をじわじわふちから溶かしていく。
(.43) p_h_game 2021/08/14(Sat) 19:42:08

【徒】 一年 黒沢誉


肩が跳ねた。
(.47) p_h_game 2021/08/14(Sat) 20:19:16

【徒】 一年 黒沢誉

「……。いや、大丈夫すけど……」

湯にも浸からずのぼせた訳もない。

呼びかけられて再起動するにも多少間はあったが、
およそいつも通りと呼べそうだ。

どうするべきか少し考えて、
丸まりつつあった背をやや伸ばす。
(.48) p_h_game 2021/08/14(Sat) 20:19:35

【徒】 一年 黒沢誉

表情に乏しく遠目からは内心のわからない顔は、
鏡に映してみれば明らかに困惑の色が濃かった。
一通りは流した自分にする必要があったか、とか。
流水の勢いだけで落とせたのではないか、とか。

落ち着かないのかタイルの方を向いた視線が
自分の顔を直視することはなかった。

「そう……すね。
 ……どこに何があんだか確認すんの忘れたな……」

それからわかりやすい疑問を言わずに全部飲み込んで、
聞かれたことだけ答えて同じように立ち上がる。

静かに吐く息が重たい。
(.51) p_h_game 2021/08/14(Sat) 22:23:46

【徒】 一年 黒沢誉

「…………」

「売りが一番地味なのどうかと思うんすけど」
身も蓋もなかった。いつもの調子だ。

「変化球っぽいの、他んとこで散々入ったすからね。
 いいんじゃないすか……
 下手にのぼせて入り損ねるよりゃ、まあ」

向かうならぺたぺたと足音を立ててついていく。
あえて先導する気は特にないようだ。
(.54) p_h_game 2021/08/14(Sat) 22:42:29

【徒】 一年 黒沢誉

「そりゃあそ ……ああいうのって酒弱いと危なそうすよね。
 俺どうなんだろうな……」

頷いてついていく。
濡れた岩で滑って転ぶくらいは危惧していたので拍子抜け。
あんまりにも人が来ないらしい。

タオルは畳んでふちに置き、さて。

「逆に落ち着くな……人いねえと助かるっつか……」

深めに腰掛けて、岩に背をもたれて天を仰いだ。
景色は悪くねえのにな、などと口に出す。
(.57) p_h_game 2021/08/14(Sat) 23:08:37

【独】 一年 黒沢誉

/*
(-16) p_h_game 2021/08/14(Sat) 23:17:45

【独】 一年 黒沢誉

/* できちゃった……
(-17) p_h_game 2021/08/14(Sat) 23:18:15

【独】 一年 黒沢誉

/* ゼロ幅スペースならor通るってことがわかりました 悪いことしよ〜
(-18) p_h_game 2021/08/14(Sat) 23:20:53

【独】 一年 黒沢誉

/* 出るか出ないか
(-19) p_h_game 2021/08/14(Sat) 23:25:44

【徒】 一年 黒沢誉

「アレ厳密になんなんすかね……?
 酒は……甘酒飲んだことくらいしかねえすけど。
 強いかどうかはわかんねえすわ」

そうらしい。
例に酒入りのチョコレートなんかが出てこないあたり、
若干ズレた環境のようでもある。

「爺様方ァ……バス乗るより近場の足湯……すかね。
 地元の客が入らねえからこうなんかも――おわッ!?」

不意打ちで食らう。普通に食らう。
しょうがないので控えめに湯をかけてみたりした。
したが。

「……?」

そう長くも浸かっていないのに、
鍋で煮られてでもいるように熱い。
(.61) p_h_game 2021/08/15(Sun) 0:24:41

【徒】 一年 黒沢誉

「家じゃ出ねえ……すね……
 そういうの、妹が喜んで食い尽くしそうなんで……」

家の菓子として出ない。当然のごとくそう取った。
バレンタインだとかの発想はない。

顔に浴びせたのは事故だったらしく、
一気に申し訳なさそうな調子になる。

「あ。……あー、すんません。大丈夫すか?
 なんかこう、思ったよか熱ィ気がするんすけど。
 火傷とか……」

べたつかない汗が噴き出している。
サウナに入って数分した後、くらいの勢いだ。

「……水風呂どっかにありましたっけ。
 冷やした方がよくねえすか?」
(.63) p_h_game 2021/08/15(Sun) 0:47:09

【徒】 一年 黒沢誉

「……身内のひいき目入るんで。どうすかね」

判断に迷った、らしい。
全然かわいくないと謙遜するのも違うし、
かわいいと言い切ってしまうには照れが勝つ。

『黒沢の妹だから』、は引っ掛からなかったのか。
そもそも聞き逃していたのか。聞き返さなかった。


「のぼせ…………たんすかね。いや……」

この程度でのぼせるか? と首をかしげてはみたが、
普通の湯でなく温泉でもあることだし。
そういうこともあるかと納得して、しようとして、
とりあえず追従する。
(.66) p_h_game 2021/08/15(Sun) 1:10:39

【徒】 一年 黒沢誉

隣で邪魔にならないように身を縮めた。

「…………そりゃ冷えすぎたら心臓発作とかあるすもんね。
 風の方が冷えてたかもしんねえ……」

何度か水をすくってはみるもたいして冷えず、
変わらず汗は流れ落ちている。

「…………ああ。アレだ。
 なんか辛いもん……じゃねえな。生姜とか? 鍋とか?
 食った後の、えらい汗出てくる時みてえな……」

やけに代謝がいい。
これならミストどうこうも納得できるかも。
今のところ、後輩の自覚症状はそんなところだった。

効きが遅いだけかもしれないけれど。
(.67) p_h_game 2021/08/15(Sun) 1:11:10

【徒】 一年 黒沢誉

「兄貴と妹のが似てる気ぃしますけど。
 こう……俺はなんか、平行じゃないすか」

瞼。
目と眉の間、と言った方が正しい。そのあたりを指す。

「兄貴はもうちょっと垂れてて、妹が吊ってんすよね。
 ……どっちも俺よかだいぶうるせえんすけど。
 並べりゃ兄妹には見えるくらい……すかね……」

のぼせたような頭で考えたにしてはまともに言葉が出る。
手元にスマホでもあれば写真を見せたところだが
あいにく防水仕様でもなんでもない。

「勢喜先輩……も。お姉さんいるんすよね?
 雰囲気似てんのかなー……」

多少話題に出た、程度でも覚えてはいる。
想像がつかないから気にもなる。

「体質が合わねえとかはあるかもしんねえけど、
 毒はさすがにねえっしょ……たぶん」
(.70) p_h_game 2021/08/15(Sun) 3:23:20

【徒】 一年 黒沢誉

あー、と納得した。
サウナで人が倒れるようなことがあれば
活性化はおろか営業どころではないのだし。

汲んでもらったのだか、自分で汲んだのだか。
どちらにせよ一杯では足りずに何度か呷る。
冷えているせいか最初に飲んだ温泉と同じとは思わない。
やや風味も変わっていたのかもしれない。

ただ。
飲めば飲むだけ汗が出る。
取り込んだ水分がそのまま出て行ってしまうのか、
中身が置き換えられているのかはよくわからない。
(.71) p_h_game 2021/08/15(Sun) 3:23:35

【徒】 一年 黒沢誉

「……なんか。
 すげ〜〜逆効果な気ィしてきた……」

冷やす役に立たない水風呂の中で唸る。

「もう例のソフトでも食った方が早いかもすね。
 物理的に冷やすぐらいしか思いつかねんすけど」

上がる一方に思える体温への対処法も、
そもそもどうしてそうなっているのかも、
正解が思い当たらないくらい子供だ。
(.72) p_h_game 2021/08/15(Sun) 3:24:02

【徒】 一年 黒沢誉

「先輩かっこいいすもんねー……」

「見た目はともかく中身とかそうそう似ねえすよ。
 家族ったって別の人間だし……」

すぐに手が出るままだ。
先輩の前で見せずに済んでいてよかった。
(.75) p_h_game 2021/08/15(Sun) 9:31:42

【徒】 一年 黒沢誉

「普通に水道水かと思っ マジかー……」

じゃあそのせいかもなあ。
適当に結論づけてしまいかけて、続く言葉にやや固まった。

「…………俺がかわいいはねえすわ。
 他ん一年組ならわかんねえでもねえすけど……」

「こういうのも湯あたりって言うんかなあ……
 大丈夫すか、それ」

やっぱ休んだ方がいいんすかね、
などと言いつつ手を差し伸べる。
一旦休憩所でも脱衣所でも戻って休憩する心づもり。
(.76) p_h_game 2021/08/15(Sun) 9:32:01

【徒】 一年 黒沢誉

気に入ってるならいいんじゃないすか。
味でわかるもんすかね。
相槌を返す前に別の台詞が聞こえて、
口を開きかけてそのまま固まった。

意味を噛み砕く前に次々言葉が降ってくる。
からかい混じりならいくら先輩でもはたいて止めるが、
質の悪いことにそういう雰囲気でもない。

どうにも遮れないまま、気付けば止んでいた。
(.81) p_h_game 2021/08/15(Sun) 15:01:37

【徒】 一年 黒沢誉

「や。く」

「口説かれてんのかと思った……」


ほとんど唸るような声色。
顔まで熱くなってくる。頭を振ってみても振り払えない。

「や……っぱ、休んだ方がいいって。うん。
 しばらくしたら落ち着くんじゃないすか……?」


そう言う後輩は落ち着いたようにも見えないが、
先輩の手を握ってさっさと出てしまおうとする。
自分の体温もそうすれば下がるんじゃないか、と
楽観的に考えて不安を誤魔化す。
(.82) p_h_game 2021/08/15(Sun) 15:02:02

【神】 一年 黒沢誉

ジャージを一番上までしっかり閉めて、
首にタオルをかけたままかき氷を黙々と食べていた。
ミルク宇治金時。

「売る気がなさすぎんだよな。マズかねえけど」

売りにされているソフトクリームより扱いが地味。
食べ終わったゴミを捨ててその場を離れる。
(G88) p_h_game 2021/08/15(Sun) 17:02:31

【独】 一年 黒沢誉

「…………」

「……駄目かもしんねえなァ……」

手っ取り早く冷やしにかかってみても、
どうにも熱が引いていかない。
(-20) p_h_game 2021/08/15(Sun) 17:03:53

【徒】 一年 黒沢誉

「先輩」

きちんと頭を冷やしきれるくらいの時間が経ってから、
バスの時と同じように隣へ腰掛けた。

「……俺ァ喧嘩売られてんすか?」

機嫌が悪い。

「口の滑りがよくなってんのはわかりましたけど。
 聞かなかった事んして忘れとくには喋りすぎじゃねえの。
 『それでもよかったら』じゃねえんすよ。
 良くねえにしたって半端に放置する方が気持ち悪ィわ」

半端に残った元から雑な敬語が
もうほとんど剥がれかけている。

「壊れて困るって程ちゃんと関わってもねえし。
 何。なんなんだよ」
(.88) p_h_game 2021/08/15(Sun) 17:23:26

【徒】 一年 黒沢誉

「はァ?」

機嫌どころかガラも悪い。
見た目から想像される通り――といえばそうだが。

「まだって何」
「言いたきゃ言やいいだろ別に」
「タイミング計る必要でもある訳」

水も氷も冷まさなかった。
後からぐらぐらと頭が煮えて、自制がない。
普段飲み込めるものが外に出る。

「初対面の元幽霊部員とこの短期間でどう関われって?
 まだ喋った方だろ、これでも」
(.90) p_h_game 2021/08/15(Sun) 18:29:18

【徒】 一年 黒沢誉

戸惑う、照れる、困る、気まずげにする、あたりが
普段の振る舞いからすれば自然なものだった、はずだが。

「へーえ」

どれでもなかった。
背を曲げて膝のあたりに肘をつく。姿勢も態度も悪い。
(.96) p_h_game 2021/08/15(Sun) 19:54:40

【徒】 一年 黒沢誉

「あんだけ触ってまだ足んねえの」

「温泉の勢いって何。酒じゃねえんだから」

「後輩困らせんのが好きって悪い先輩だなァ!
 でもあれか。ちゃんと困って罪悪感湧かねえなんて
 俺くらいしかいねえもんな〜〜……」

「……ハハ。面白」

一度飲むだけの冷静さがなければ、他の何より愉快が勝つ。
他人からの直接的な好意なんて受け取った覚えがなかった。
あまり、どころか明確に性格の悪そうな笑顔。
(.97) p_h_game 2021/08/15(Sun) 19:55:02

【徒】 一年 黒沢誉

「男同士だけど?」

肘をついただるそうな姿勢のまま。
やや下から覗き込むようにして、訊ねたのはそれだけだ。
(.98) p_h_game 2021/08/15(Sun) 19:55:12

【徒】 一年 黒沢誉

「なお悪ィだろ、それ。どっちも」

罪悪感があっても意図的に困らせたい。
わざと意地の悪い触り方をした。
少なくとも褒められたものではない。

はーあ、とやる気のないためいき。
(.101) p_h_game 2021/08/15(Sun) 20:46:52

【徒】 一年 黒沢誉

「俺、『お兄ちゃん』だからさあ?
 年下とかあんま小さいと妹に見えて無理なんだよな」

「一番背ぇ高えの誰だったかな。鴨嶋先輩?
 そんでもあれはあれで危なっかしいから無理だわ。
 好き嫌いじゃねくて頭が保護者んなる……」


「……『背が高くて』『年上』だなァ? 勢喜先輩?」
(.102) p_h_game 2021/08/15(Sun) 20:47:19

【徒】 一年 黒沢誉

何も言わずにそのまま覗き込んでいた。
今困っているのは相手の方だ。

「女の子じゃねえから駄目」

「なんて。言った覚えねえけど」
(.104) p_h_game 2021/08/15(Sun) 21:08:41

【徒】 一年 黒沢誉

「べっつに。人と付き合ったことねえし。
 好みだって絞り出してそんなもんだし」

「…………。
 『女の子が好きな黒沢くんが好き』
 ならさすがに知らねえ。めんどくせえ趣味だと思う」

ふっと視線を外して、伸びをした。
言わなくて良かった話、は聞き終えてしまった。

「で? そんだけ?」
(.106) p_h_game 2021/08/15(Sun) 21:44:47

【徒】 一年 黒沢誉

「どっちが好きっつか、どっちでもいい」

「あー。でも、あれだな。
 勢喜先輩、俺にはわかんねえけど好きなもん多いだろ」

「そん中に俺が入ってんのは気分いいかな」

地が短気なのは間違っていない。
より正確に言うなら、喜怒哀楽の振れ幅が激しくて
ついでに切り替わりやすい。要は子供だ。

「嫌ならどうするか知ってんじゃねえんですかあ?」
(.108) p_h_game 2021/08/15(Sun) 22:06:29

【徒】 一年 黒沢誉

「んー……? ん」

体温まで子供じみて高い。
もう少し冷静だった時、手を握った時よりもまだ高い。

「触られんのなあ。
 嫌いじゃねえけど反応に困んだよな。
 なんも考えてねえと肘あたり出るし」

抵抗はない。
距離の近さにたじろぎもしない。
(.111) p_h_game 2021/08/15(Sun) 22:30:56

【徒】 一年 黒沢誉

「あつい。
 氷食ってもずーっとあつくて、なんか腹立ってきて」

だから顔を出した時不機嫌だった、と。
そういうことだったらしい。

「じゃあ好き?」

「……わかんねえな。撫でられんのは好き」

「…………」

間。

「人……わざわざ来ねえか、こんなとこ。
 客少ねえもんなあ……」

気にするなら剥がしてどこかへ押し込んでいたところだ。
止めない。
(.113) p_h_game 2021/08/15(Sun) 22:59:15

【徒】 一年 黒沢誉

「あー? あー。そう。
 冷やしてんのに思った通りになんねえからムカつく」

風邪や不調で思い通りに動けない、
というのに縁のなさそうな後輩だ。
苛立ちに転化されてしまっているのかもしれない。

撫でられて、それが続いて、
わかりやすい棘はじわじわと減っていく。

「…………」

「……あんだけ言ってもヒかねえんすか。
 や……ほとんど八つ当たりだったと思うんすけど」

照れはないかわりに、少し困ったような調子だった。
(.115) p_h_game 2021/08/15(Sun) 23:56:41

【徒】 一年 黒沢誉

「どっかしら変じゃねえ先輩います?」
雑な暴言。素直な一意見。

「家族が抜けてて。強めじゃねえと伝わんねえから……
 でも人に言うことじゃねえなあって。
 自覚はあるんすけどね。なんか今日は、良くねえ……」

ごくごく単純に、触れられたから落ち着いてきてはいる。
まだ吐く息も体温も熱いままだが。

「…………ならないやつなんすか、これ」

一人でどうにもできないことには遭わずに済んできた。
まず自分で対処するのが染みついている。
(.117) p_h_game 2021/08/16(Mon) 0:12:32

【徒】 一年 黒沢誉

「あー? ……あー。そういう……」

「混ざってなくてよかったすね。
 さすがにこう。マズかったんじゃないすか」

男女混合で何か起きるとも限らないけれども。
可能性が排除されていれば安全ではある。

「……。どうすっかなあ……
 俺はこんだけで十分なんすけど。
 勢喜先輩に撫でられんの好きだし」

むにむにと先輩の頬をつついた。
なんの他意も感じられないじゃれ合いの範疇。
(.119) p_h_game 2021/08/16(Mon) 0:48:04

【徒】 一年 黒沢誉

「つーか泊まるとかいう話だった気ィするし。
 人数多けりゃ大部屋もあったっしょ……
 ウワ絶対嫌だな。首ィ括るしかねえそんなん」

どうしようもない惨事は想像できたし、
そうしないように苦心するのもわかった。

「はァん」

「……んじゃあやめときます。
 勢いじゃ嫌とか言ってたすもんね」

触れていた手を引っ込めて、
置き場に迷った腕がそのまま垂れ下がる。

「付き合うんなら別に。急がなくてもいいんじゃないすか?」
(.121) p_h_game 2021/08/16(Mon) 1:24:35

【徒】 一年 黒沢誉

構えそうになった肘も膝も結局入らなかった。
自分の顎に手を当てる。

「……。……?」

「俺、体育は実技で成績確保してて。
 保健はたいして点数よくねえんすよね」

「あー……そうすね。
 さすがに外だとまずいんじゃねえかなあ、
 くらいしかわかんねえすわ。
 あんまりできねえってんなら多少はしてもらえます」

逆の手のひらを先輩の前にかざす。
ベンチから立ち上がろうとした。
(.123) p_h_game 2021/08/16(Mon) 1:59:54

【徒】 一年 黒沢誉

喧嘩か?

沸点が上がった訳ではないので、まだキレる余地はある。
必要はそんなにない。

「…………。いちいち聞かなくていいやつだなこれ」
ないのでじき鎮火した。

「部屋。部屋……なあ。
 一番マシなんじゃないすか。人の家よりゃ上等で……
 普通に申し訳ねえわ別荘使わしてもらってんのに」

ぐるりと一度首を回した。

「先輩はわかってんすか?」
(.125) p_h_game 2021/08/16(Mon) 2:23:23

【徒】 一年 黒沢誉

「違えわこれ。鳴き声だ」

ド無礼。
食って掛かってもこうなる、とわかれば
放っておくくらいの落ち着きは取り戻した。
内心はともかく。

「そりゃあそうでしょ。……。
 ……実際そういう目的で来てる連中いたりして」

こうなるのが自分たちだけではなさそうだし。
一度味をしめればリピーターは発生するかもしれない。
あるいはそれらを勘違いして、
観光スポットとして宣伝し始めた可能性もある。
(.127) p_h_game 2021/08/16(Mon) 2:48:56

【徒】 一年 黒沢誉

「何って。やりかた」

「どっちもわかんねえんじゃどうしようもねえすよ。
 検索かけて信用できるもんかも怪しくねえすか」
(.128) p_h_game 2021/08/16(Mon) 2:49:06

【徒】 一年 黒沢誉

「じゃあそれで」

「知らねえよかだいぶマシそうだし。
 …………。マズいと思ったらなんとかしますけど、
 この時期に突然病院送りにしたかねえんで」

まずくない範囲がどこまでかは後輩次第だが、
本気の拒絶の前に止めにかかるはずだ。
病院送りは待てが一切できなかった場合くらいだろう。

「……。別にもう集合もねえか。
 泊まる部屋決まってましたっけ」
(.130) p_h_game 2021/08/16(Mon) 3:09:12
 




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