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【秘】 演劇 アクタ → 不運 フカワ「おっさんくさいこと言うな。」 君がどう思ったとしても、 きっと男は君の嫌なことをする。 君のせいで、君へ向ける感情は 確かに好意的なものに染まったから。 「お前も大概、嫌なことするだろ。 お返し……って程でも無いかもしれないけど そういうこと。」 君と生きる未来。 例えば、一緒に舞台を見に行って カフェで美味しいフルーツタルトを食べて 花の綺麗な公園を散歩して、笑い合う。 好きなものを教え合って、互いを知り合って、幸せを積み重ねていって。 ……そんな日常が送れたら、楽しかっただろうな。 「分かった、じゃあ、僕の代わりに──」 ▽ (-31) osatou 2022/03/05(Sat) 14:09:59 |
アクタは、「──お前が、死ね。」 (c4) osatou 2022/03/05(Sat) 14:10:15 |
【秘】 演劇 アクタ → 不運 フカワ吐き出す言葉とは裏腹に 悲しげな笑顔で言ってやった。 君が好きだから、君の死を望んでやる。 もしも奇跡が起こったら、 その時は、殺人犯の君と一緒に考えよう。 「………未成年なんだけど。」 離れようとする君から腕を離して また隣へと腰掛ければ じと、と睨むように見つめた。 「まあ……ケーキに合うなら、 一杯だけ付き合ってやる。」 用意しろ、と もてなしてもらう気満々だ。 (-32) osatou 2022/03/05(Sat) 14:11:09 |
アクタは、バァン!!!!!!!!!!!!!!!!!! (c9) osatou 2022/03/05(Sat) 18:12:07 |
【墓】 演劇 アクタ合議の場、その傍聴席。 投票券を手に取る君達が議論をしている最中。 昨日はどこにも姿を現さなかった男が めちゃめちゃ大きな音で扉を叩き、開いて立ち入る。 「籠ってると、息つまる!」 髪はぼさぼさ。目の下にはクマ。 いかにも、締切ギリギリの人みたいな風貌だ。 ど真ん中の空席にどかっと腰を下ろし、 左隣の席へ白紙の紙束をどさどさ置いて占領。 前の席には足を置くし、態度が最悪だ。 ログを開けば、 「は、……はァあああ!!?」 紙束がバサバサーッ!落下! この辺が散らかりましたね。 目をまんまるにして 傍聴席からエノを睨み付けている。 (+7) osatou 2022/03/05(Sat) 18:12:40 |
【秘】 演劇 アクタ → さめざめ ユメスケ議論の後。夜。 きっと君が居ても居なくても、 再び自室にこもって紙束──脚本を生産し続けるだろう。 鍵もかけず不用心に過ごしているので 君が見張ってくれているのはとても有難い話だ。 誰かが来れば、その限りでは無いが 今はまだ二人の空間に、ペンが走る音が鳴るだけ。 (-58) osatou 2022/03/05(Sat) 18:22:48 |
【墓】 演劇 アクタ「これが静かに聞いてられるかよ!?」 落ちた紙束には手を付けない。落としたまんま。 きっとユメスケやメイサイの足元にも散らばりまくっただろう。 「たった今凄い疲れた……………」 前の席の背もたれをガンガン蹴りながら、 描きかけの原稿を更に床に放り投げる。態度が最悪だ。 (+9) osatou 2022/03/05(Sat) 18:43:04 |
【墓】 演劇 アクタ「………」 ユスに指を示されれば、眉間に皺を寄せてぐ、と口を噤む。 蹴り上げる足を止め、背もたれに乗せ上げた。 変わった君の印象に驚いたのもある。 ……だって、それじゃあ、まるで。 あの時彼らの間に割り込んだ自分が、 あの時彼が生きていることを喜んだ自分が、 全部間違ってたみたいじゃないか。 「……こんな舞台、 最初っからめちゃめちゃだ。」 (+12) osatou 2022/03/05(Sat) 19:32:42 |
【墓】 演劇 アクタ「しないよ」 昨日からずーっとペンを握っていた右手を、ぱっと開く。 手のひらに、はっきりと記されたバツ印。 正論を吐くユスに、よぉく見せつけてやる。 「もうW僕Wって言う登場人物の出番は終わり。 脚本家なんて、舞台の幕が上がればドヤ顔の観客同然。 だからこーして好き勝手言ってるんじゃん。」 舞台上へ干渉せず、思いのままに言を吐く。 それは、 演者の義務 の代わりに手にした、観客の権利 。ひねくれた男は、意地を張って、べ、と舌を出してやった。 「不貞腐れてないし、いじめられてない! ……今ちゃんと糧にしてるだろ、こうしてさ。」 (+15) osatou 2022/03/05(Sat) 20:07:21 |
アクタは、紙を丸めて放り投げた。脚本は、また全部書き直し。 (c11) osatou 2022/03/05(Sat) 20:09:42 |
【墓】 演劇 アクタまあ、でも、しかし。 思い返してみると、 僕煩かったな…… とは思うので。ぎゅっと目を閉じて、ペットボトルをぽんと生む。 お気に入りのレモンティをぐーっと飲み干せば あとは口をつぐんで、W大人しい観客Wをしていた。 あ、なんか、もうこの味、好きじゃないかも。 男はいつだって、言動を起こしてから気が付く。 後悔する代わりに、意地の張り方だけが上達していった。 (+16) osatou 2022/03/05(Sat) 20:30:41 |
【墓】 演劇 アクタ(……死にたくないなら、死ぬなよ。 生きる権利がまだあるなら、死ぬ義務を選ぶなよ。) 浮かぶ言葉。 なんだか既視感がある。 飲み切ったペットボトルを床に転がせば きっともう、この味を自ら選ぶことはない。 どこでも──コンビニなんかで手頃に買える、透明な黄色いレモンティ。 体に悪そうな甘さに、レモンの風味。チープな味が親しみやすくて、好きだった。 止まりかけた鼓動が、 再び生きたいと鳴らしたあの音が、呼吸音が、頭から離れない。 もしも、自分がまだあの場に居たら。 『エノ』とたった二文字、書けなかっただろう。 (+23) osatou 2022/03/06(Sun) 16:33:23 |
アクタは、議論の最中。立ち上がれば、自室へ戻っていった。 (c27) osatou 2022/03/06(Sun) 16:34:34 |
アクタは、もう遅いのだろうけど。「理解、したかった。お前の事。」 (c28) osatou 2022/03/06(Sun) 16:36:00 |
【秘】 演劇 アクタ → 不運 フカワ『お疲れ様 よくやったな。』 君からのメッセージ。 突然浮かんだ殺人の文字。 画面の向こう側の男は、 一瞬だけびくりと肩を震わせたけれど きっとそれが、君のやるべき事だったのだろう。 だから、返すメッセージは 君への労いと決まってた。 『無事に帰って来ないってどういうことだ 救いたい人かは分からないけど 僕もエノは大事だ 辛いよ』 『何か』 暫しの、間。 『僕に出来ることは あるのかな』 (-148) osatou 2022/03/06(Sun) 17:54:55 |
【秘】 演劇 アクタ → 不運 フカワ『まだ死ぬな』 『酷いこと言ってるのは お互い様だろ』 文字でのやり取り。 簡素な一言になってしまう事が歯痒い。 君からの言葉には、全部に文句をつけてやりたいのに! 画面の向こう側。 とん、とん、と机を指で叩く。 『奇跡か』 君のメッセージ。文字。 ひとつひとつ、ゆっくりと読む。 ──生きる未来。 ──奇跡を願う勇気。 ──誰かと共に歩む為の、一歩。 それでいて、目を通し終わる頃には しかと覚悟が決まっていた。 『出来る』 『行こう』 (-155) osatou 2022/03/06(Sun) 18:39:42 |
【秘】 演劇 アクタ → さめざめ ユメスケ合議から逃げ帰って、夜の帳が上がる頃。 睡眠も取らず、気を紛らわすように脚本を書き殴っていた。 ふらり、と、紙束が散らかるベッドへ足を向けて どさどさ床に落とし、自重を乗せた頃。 ──『聞いてよ、アクタお兄さん。』 そんな言葉から始まる、君の独り言。 それから、君の演技が始まったのだろう。 ぼんやり、蕩けた頭で君の事を考えて、 そのまま男は、優しい夕陽の夢を見た。 ……きっと、君が側に居てくれたおかげ。 (-160) osatou 2022/03/06(Sun) 19:12:17 |
【秘】 演劇 アクタ → 不運 フカワ『奇跡が起きたら』 『また華やかなケーキでも食べよう。 メッセージじゃなくて 顔つきあわせてさ』 『今度はレモンティーが飲みたい』 君に返すメッセージはそれだけ。 なんだか背中を押してもらったみたいな気持ちだ。 君との出会いは最悪。 過ごした日々も殺伐としたものばかりだ。 極め付けに、交わす言葉は死ねだの何だのと。 でも、今、やっと、 君と分かり合えたような気がする。 君と積み重ねた経験。感情。 その全てが、男を観客から演者へと、引き戻してくれた。 君が望む奇跡を起こせるかは分からないけれど 何もせずに終わりたくない。 ……君に向ける感情は、 もうW嫌いWなんかじゃない。 (-164) osatou 2022/03/06(Sun) 19:50:14 |
【墓】 演劇 アクタ──合議が終わってから。 眠って、とびきり優しい夢を見て、目を覚まして。 ぐしゃぐしゃの紙束が占領するベッドの中で スマホ端末を確認して、誰かからのメッセージを見ればひとつ頷く。 「行こう、」 遅い話を、蒸し返す為に。 (+25) osatou 2022/03/06(Sun) 19:55:38 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ合議の後。暫くしてから。 このVR空間を隅々まで駆け回り、君を探す姿がある。 さて、君は、何処にいるだろう。 インドア派の男がヘトヘトになりながら、 君の姿を見付ける事が出来るだろうか? きっと見つけた暁には、あぁ、と口を開き。 「……こんなところに。」 ふらりとした足取りで、 いつか君がそうしてくれたように、近寄って行くだろう。 (-167) osatou 2022/03/06(Sun) 20:06:17 |
アクタは、エノを探している。 (c34) osatou 2022/03/06(Sun) 20:06:38 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ荒れた息を整えながら 君の側へ駆け寄って、どさりと膝をつく。 「ッ……バカ!」 肩を掴み、泣き出しそうな顔で君を見る。 君が怪我人でなければ感情のまま揺さぶっていただろうが それは出来ないので、力任せに抱きついてやった。 「 嫌いになんて、なるワケない……! なんだよお前ッ! ぼ、ぼく、僕は、お前に死んで欲しく無いのに、 勝手にッ……死ぬとか言ってるし………!」 矢継ぎ早に喋り倒してから ぶんぶんと頭を振る。 違う、こんな事言いたいんじゃない! 「………フカワと、二人で。お前を心配してて。 背中、押して貰って……探してた。」 堪えたいのに、涙を抑えきれなくて ぼろぼろと雫をこぼす。 「……一緒に、生きたいよ、エノ。」 (-197) osatou 2022/03/06(Sun) 23:41:42 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノいくら拭って貰ったって、涙は止まらない。 これはヒメノの冷たい身に触れて、 君の死を想像したあの時に流した涙の続きだから。 「ダメじゃないッ! 死ぬべき奴なんて、ここに居ない! 生きたいって思って、当然だろ……! なんでッ、どいつもこいつも……」 そうやって、最初っから命を簡単に投げ出すんだ。 誰かの為に、犠牲になろうと思えるんだ。 僕だって、ちょっとだけ、人のこと言えないけどさ。 「……やだよ、エノに死んで欲しくない。 あのとき、思ったんだ。 このままヒメノと一緒に、お前も死んだら……って、 そしたら凄く、怖かった……怖かったんだ……、」 君が居ない未来が、怖い。 思い出すだけでも──バツ印のついた掌ごと、君を抱きしめる腕が震えてしまう。 もしかしたら、この数日篭っていたのは 自分の命を軽んじられたのは ……そんな気持ちから目を逸らして、どうにか押し込めたかったからかもしれない。 ▽ (-218) osatou 2022/03/07(Mon) 2:13:14 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ確かに、 君は人を殺した。 ここがどうであれ、許される事ではない。 W理解できるWとは到底言い難い行為だ。 そうして自分に刻まれたバツ印が、自分が生きて帰れない事実の証左。 「えの、」 だからこれは、フカワと話した都合の良いW奇跡Wの話。 ──選ばれても、臓器提供をしなくても良い世界を願う ──そして、その先の未来で一緒に歩く約束をすること ──アクタさんは、出来ますか? ──一緒に"助けて"くれませんか、彼のことを 「何も考えずに、僕の傍で生きたいって、 ひとつぐらい 我儘言えよ、エノ……!」 君の傷なんてお構いなしに、 震える身を寄せて、とびきり力を込めて、君を抱きしめた。 君と交わした言葉や温度、その全てが心地良くて大切だ。 沢山の愛の言葉や時間なんて、関係なくなるくらいに。 でも──とか、それに──とか、言わないで 共に奇跡を願ってくれやしないか。 (-219) osatou 2022/03/07(Mon) 2:21:44 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ君が生きたいと口にすれば 涙で潤んだ瞳が、にっと笑った。 「なんでって……、」 君の指が、掌をなぞる。 バツ印は消えないし、歪むこともなく 逃れられない未来の終わりを告げてくるけれど 「……分かんない、 エノが目の前で死にそうになってて、今こんなんで、 吊り橋効果とか、かも、しれないけど、」 ぐい、と自らの瞼を袖で拭う。 それから同じように、まっさらな方の手の先で、君の頬から──目の端まで。 雨に傘をさすかわりに、拭ってやった。 「でも、これが誰かをW好きWって気持ちなら ……なんか良いなって、思う!」 我ながら、どうにも、舞台の台詞っぽいだろうか。 でも、たまにはペンで綴る言葉を吐いたって、良いだろう。 ……だってこんな気持ち、知らなかったから。 ▽ (-294) osatou 2022/03/07(Mon) 18:44:06 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ「僕も、どうせ死ぬんだって思ってた。 文字さえ書ききれば思い残す事ないやって、 ちょっとは好きになれたW友達Wの為に死んでやるかって、思ってたけど、」 震える君の背を、まるで子供にそうするように 優しく、慈しんで、あやすように撫ぜながら 小さな声で、秘密の話を君に囁く。 誰にも言うなよ、と前置きして。 「そいつがさ、 僕に投票しておいて、 僕の為に臓器提供してやるとか言う癖に ……今更奇跡を信じろとか、言うんだよ。」 おかしいよな、と小さく笑う。 男の頭に浮かんでいるのは、 不運 の名を有する──ここに至るまでに、背中を押してくれた彼だ。「だから、なんかさ、 バカみたいに信じてみたくなった。」 それだけ、と告げて君を腕中から開放する。 「後悔してるならさ、生きろよ。 逃げないで、ちゃんと全部背負って生きてさ。 ……重くなったら、支えてやるから。」 そろりと君の顔を覗き込むその表情は、夢を語った時と同じで、君と歩む未来を想像して、瞳を煌めかせていた。 (-296) osatou 2022/03/07(Mon) 18:47:54 |
アクタは、きっと君の事が好きだと思う。 (c47) osatou 2022/03/07(Mon) 18:48:34 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ子供みたい。 そう揶揄ってやろうかと考えて、辞めた。 「…………そ、そうか…… わ、わかり……ました………」 言い出しておいて、その手の言葉にめっぽう弱い。 俺も、と返ってくることが嬉しくて、 むずむずして、何とも言い難くて、視線を逸らした。 ▽ (-332) osatou 2022/03/07(Mon) 20:47:34 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ「分かった、」 「ちゃんとやれよ。」 何を、とも。どう、とも。聞かないけれど。 「投げ出すなよ。」 君がそう決めたのならば W清算Wを見届けようと思う。 本当は少しだけ、怖いけど。 それでも誰もが、奇跡を願っているのだから これが最期になるとしても、 前を向いて、生きていたい。 ──夜の砂浜。 すっかり時間は経っていて。 君の隣で、奇跡を待とう。 (-333) osatou 2022/03/07(Mon) 20:48:21 |
アクタは、「じゃあ、同じものをくれてやる。」 (c50) osatou 2022/03/07(Mon) 20:48:53 |
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