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【独】 かれがれ ユメカワ/* 狼二人揃ってクリスどうやって落とそか……って話してたら 吊りが初手でスナイプするの、もう全員死んでねって言ってる (-2) unforg00 2022/07/06(Wed) 21:10:02 |
【赤】 かれがれ ユメカワどこかの教室。 並べられた机。 ひとり。机に突っ伏す青年と違い、ただ普通に座っている。 「はあい」 教師が生徒の名前を読み上げ、生徒が返事をする。 何の変哲も無い朝の光景の模倣。 青年の様子と、ここが既に廃れた場所である事を除けば。 「一石二鳥。 喉から……中に何か隠したの?」 鳥飼だけに? そんなしょうもない言及はしないでおくとして。 別れる前に言っていた言葉から、何かを隠した、と推測した。 「……ああ、そうだ。これ、稔から借りて来たんだけど… 骨と一緒にあの缶に入ってたんだ。 先生、何か知らない?」 連想ののち、取り出したのは誰かの名前らしきものが書かれた布。 あなたと最年少の少年が掘り返した缶に入っていたものだ。 (*2) unforg00 2022/07/06(Wed) 22:39:17 |
【神】 かれがれ ユメカワ点々と汚れたタオルの画像。 状態を見るに最近持ち込まれたもののようではあるけれど。 鞄だとかに入れていたなら、という仮定はさておくとして すぐ目につく形で持っていたのは、さて誰だっけ。 『俺のじゃないよ』 『持って来そうなのって 牧夫兄とか、裏道くらい?』 少し考えてもぱっと出てくるものはなくて。 だからとりあえず確かな事と、それから妥当な推測。 一先ずはそれだけを所有者を問う連絡に対して返した。 (G1) unforg00 2022/07/06(Wed) 22:59:26 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* そういや占い、初手は何処抜いたんだろうな…… オレだったらカナイネコジマミナイ辺りいくけど…… ユメカワ?占うまでもなく狼だから占わなくていいよ(暴言) (-7) unforg00 2022/07/06(Wed) 23:14:09 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* もうだいぶかなりキュートアグレッションで むちゃくちゃにしてやる(乱暴者) になってきてるんですけど多分死体発見後に一旦集まるかなんかする事になりそうだし カチコミはそれまで待った方が良い気がするんだよな…… (-8) unforg00 2022/07/06(Wed) 23:44:07 |
【人】 かれがれ ユメカワ職員室の横、来客用の玄関。 普段は使う事が無いし、せっかくだから。 そんな理由でそこを通って校庭へ向かう。 その途中、ふと廊下に設えられた大きな鏡が目に入って。 夜の学校、鏡、いかにもな組み合わせだな。 ほんのすこし足を止め、そんな事を一人思った後。 鏡から視線を外し、その前を通り過ぎていった。 通り過ぎていった。その後も、 鏡の中の夢川は、暫し立ち止まったままそこにいた。 (3) unforg00 2022/07/07(Thu) 0:54:01 |
【人】 かれがれ ユメカワざりざりと、校庭の砂を靴底が踏む。 足音は今はひとつきり。 夢川深雪という人間はきっと自他共に認める寂しがり屋で、 普段から、基本的に他者の存在する場に居る事が大半だけど。 今は誰かと居ても物寂しいばかり、一人とそう変わらない。 だから構わないのだと自分に言い聞かせて。 未だ姿を見掛けない友人は、 単に何か忘れ物でも取りに戻ったのではないか、と。 そんな些細な疑問を解消すべく、一人校庭へ向かう事にした。 (4) unforg00 2022/07/07(Thu) 0:55:03 |
【人】 かれがれ ユメカワそうして、校庭に停められた自転車の前まで来たけれど。 ……はて、いったいどれが誰の自転車だっただろう? これでは皆で捜している友人が、 今ここに居るのか居ないのかさえ定かじゃない。 「…………あれ、」 そもそも、なんで探してるんだっけ。 そういえば。皆でここに遊びに来て随分経った気がするのに 今日の月は、まだ随分高い所にある気がするような。 ────ざあ、 湿気を帯びた風が一つ吹いて、空を見上げた。 答えの無い疑問は、ひと気の無い校庭に転げていくばかり。 (5) unforg00 2022/07/07(Thu) 0:58:01 |
【神】 かれがれ ユメカワ『これ、血なの』 じ……………と写真をもう一度注視したのち、疑問。 暗い場所で撮った写真だから、よく見えなくて。 怪我の手当てに使ったには奇妙な汚れかただし、 点々と散った赤色は、塗料のように見えなくもない、かも。 『推定持ち主に聞けばわかるか』 『がんばれ』 思考を放り投げ、捜索もやや丸投げしつつ、 『そういえば』 『牧夫兄って 自転車で来てたっけ?』 なんとはなしに、些細な疑問をもうひとつ。 (G4) unforg00 2022/07/07(Thu) 9:47:14 |
ユメカワは、校庭から見上げる視線の先、校舎の屋根の上。 (a9) unforg00 2022/07/07(Thu) 12:11:12 |
ユメカワは、小さな影が動いた、ような気がした。見間違えかもね。 (a10) unforg00 2022/07/07(Thu) 12:11:28 |
【神】 かれがれ ユメカワ通知音。 液晶に表示された返信に目を通して、並んだ自転車を見て。 いくつか、グリップ付近に取り付けられたベルに手を伸ばした。 りん。 ちりん、ちりん。 ぢり、…… ………… 案の定と言うべきか、まあなんとも言えない感じだ。 人数と自転車の数がちぐはぐなのも少し妙な気がするけれど、 もしかすると二人乗りで来た組が居たのかもしれないし。 うーん、と暫し考えた後。 『わかんないや』 『もし帰ったんだとしたら よっぽど急ぐ用だったのかもね』 『ずっと既読つかないし』 他力本願な男は、やっぱり自分で結論を出すという事を放棄した。 そこにあるものから考えられる可能性だけを放って、 きっとそのまま、並んだ自転車にも背を向けて行ってしまった。 楽しい時間は、楽しいままで。考えたって仕方ない。 (G6) unforg00 2022/07/07(Thu) 13:31:09 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ薬袋という生徒が保健室で君に見せていた表情は 一体どんなものだっただろう。 いつも微笑んで、窓の外を眺めていた。 自由をのぞむわけでもなく、変わる世界を眺め続け、 心地良さそうに居座るまるで部屋の主のようであった。 いつか、君にはこんなことを話しただろう。 「わざわざここに来てまでサボりたい理由でもあったのかい?」 「その可愛らしい格好、怒られない? 家族にうるさく言われないのかな…」 「お揃いの白色。ボクのは不健康に見えるのに、 キミの色はきれいでとてもかわいいな」 ベッドに座って、本を広げる薬袋はいつも傷だらけだった。 (-24) toumi_ 2022/07/07(Thu) 16:16:09 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ君がただ窓の外を眺めるばかりなら、窓の外から会いに行くけれど。 君にとって、変わらない日々、穏やかな部屋が心地良いなら 決して無理に連れ出そうとはしない。それじゃ誰も楽しくないからね。 時折その隣にやって来て、互いに見えている世界を共有するだけでも十分だ。 「理由?別に大した理由なんてないよ。 サボる理由も無いのに仮病を使ってサボるのは、なんだか贅沢で楽しい。 それに、ここじゃないとなかなか会えない子も居るからね」 たとえば、保険医の先生や君や、他の病弱な子には。 きっとこうでもしないとあまり会う機会も無かっただろう。 「母さんと姉さん達は何も。父さんと先生には口煩く言われるけど…… ただ似合う格好をしてる事の何が悪いんだろうね?」 友達からその事について何か言われた事も無い。表立っては。 誰にも迷惑は掛けていないのに、どうしてやめなければならないんだろう? 「明日香ちゃんは色白だからそう見えるんじゃないかな。 俺は綺麗だと思うし、姉さん達も色が白くて羨ましいって言ってたよ。 明日香ちゃんにとっては良い事じゃないかもしれないけど…」 自分は、自分の持つ殆どのものに不満は無いけれど。 誰もがそうでない事はもう知っている。君がそう思うなら否定はしない。 ふとした時に訪れて、暫し疵に障らないよう同じ時間を共有し、またねと笑う。 以前の夢川はきっと、栗栖とはまた異なる質の自由な人間だった。 それが変わってしまったのは、いつからだったかな。 (-28) unforg00 2022/07/07(Thu) 17:55:59 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「名簿。ずっと持って歩くのもだしね」 もはや机に体重を預けるばかりとなった青年を横目に見遣る。 その動作の中にあるのは、何らかの感慨と言うよりかは納得だ。 あなたが彼を死に至らしめた事そのものは、 やはりこの場に於いて、非難するような事ではないらしかった。 怪異が人に危害を加える事を躊躇うだろうか。 怪異が人を殺める事を躊躇うだろうか。 個々の性質的なものを除けば、きっとそんなことはない。 これはたったそれだけの事。 「………神社の横、あそこかな。ふうん…」 そうして、ぽつりと声が降れば視線はあなたの方へと戻る。 あなたの知る神社は今も健在なまま在って、子供達も知っている。 となればそれと結び付きの深い職業である宮大工の一家も きっと絶える事無く、健在で居ることだろう。 「じゃあ、ちゃんと埋め直してあげないとだ。 色々やらなきゃだから、すぐにはできないかもしれないけど。 ……あと、埋め直す理由も考えておかなきゃね あの骨、稔には違うものに見えてたみたいだから」 埋めた誰かが取りに戻って来るかもだとか、そんなのでいいかな。 持ち出されてしまった幾つかも、戻せたらいいんだろうけど。 (*5) unforg00 2022/07/07(Thu) 20:10:41 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「……なんでここに埋めたんだろうね?」 そういえば、と。 付け足すようにそんな疑問をふと零した。 その由縁を聞いても、その理由は未だ想像が及ばなくて。 埋めた人や、埋められた人々に何かゆかりがあっただとか 寂しくないようにかな、なんて推測くらいしかできない。 ただ掘り起こされないようにするだけなら、 学校の敷地内より、もう少し外れの方が良いはずなのにね。 (*6) unforg00 2022/07/07(Thu) 20:15:52 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 自室。散らかった机の上。 出しっぱなしのラジオペンチ、細かな金具、様々なパーツ。 「…………」 君とお揃いにするならどんなのが良いだろう、と思って。 幾つか作ってみていたピアスの内の、まだ作りかけのもの。 それらを纏めて全部、乱雑に引き出しに入れてしまって。 だってもう必要なくなったから。 渡せもしないものを作ったって意味がない。 楽しかったはずの趣味はどれもこれもつまらない。 だから夜更かしをする理由もなくなったのに、 一度習慣になった就寝の遅さはすぐには変わらなくて。 だから今日も、無意味に液晶を眺めて時間を浪費する。 この頃はずっとそんな空虚な夜を過ごしている。 あんなに何をしていても楽しかったのに。 あんなに明日が来るのが楽しみだったのに。 今じゃ全部全部、嘘みたいだ。 (L1) unforg00 2022/07/07(Thu) 21:43:21 公開: 2022/07/07(Thu) 22:00:00 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「そっか。頼りにされてたんだ、昔から」 あっさりと返った答えには、素直に納得したようだった。 こうして山地が大きく切り拓かれたのは後の事だろうし、 あなたを頼りにした、というのも有り得そうな話だと思って。 「誰かに見付けてほしかったのかも」 長い間待って、それでも誰も迎えに来なかったから。 それぞれの思いでもってこのような形で留まり続け、 こうして皆の前に姿を現すに至った自分達のように。 そんな事もあるだろうと結論付けた。骨は何も語らないから。 (*9) unforg00 2022/07/07(Thu) 23:55:14 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「………夏彦も入れて、全員だよ」 続く問いには目を伏せて、それでもはっきりと言い切った。 「嫌いになれるわけない。 叶うならずっと一緒に居たかったけど、簡単には言えなくて。 夏彦の気持ちもわからなかったから、余計に、何も。 ……俺は、最期のあの日をやり直したくて」 ただ互いにすれ違ってしまっただけなら、やり直せるはずで。 離れ離れになるにしたって、もっと良い形があったはずで。 わからなかった事が、聞きたかった事があって。 せめて、綻びが修正不可能なものになってしまう前に。 やり直そうとしたはずなのに、その前に全てが終わってしまった。 願わくば、そんな最期の日をもう一度だけ。 何れにしたって、自分はもう答えを変えられないのだろうけど。 「だから……夏彦の事は、俺が迎えに行ってもいい?」 本当に好きなら、一緒に来てくれるでしょ? それとも、もうどうでもよくなっちゃった? そうだとしたら──それでも、俺はずっと一緒に居たいよ。 (*10) unforg00 2022/07/07(Thu) 23:56:38 |
【人】 かれがれ ユメカワ自転車が停められた校庭の一角を後にして。 今度は生徒用の昇降口から、 再び校舎の中へと戻ろうとした、その時だった。 「────、」 そう遠くない場所から。がらんとした校舎に響く音。 聞き慣れた声の、聞き慣れない叫び。大きな物音。 不意に誰かに脅かされたとか、何かにびっくりしただとか、 そういった、日常の中で聞くものとは明確に異なる音。 暫しの逡巡の後。 誰かが玄関口に立て掛けた金属の棒を片手に、 少し早足に、音のした方向へと向かった。 全て杞憂であればそれでいい。 それでも。軽率に廃墟に立ち入ってはいけないとされる本当の理由が、 その実幽霊などではなく、生きた人間なのだと、知っているから。 (36) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:41:41 |
【独】 かれがれ ユメカワそれは日常の壊れる音。楽しい時間の終わる音。 皆が彼を見付けてしまう事でそれが終わる事は、想定内。 けれど、もし仮に。 それが、他の要因によるものだったら? 友達が他のなにかに奪われてしまう事は避けたい。 だからこれは、決して演技などではなくて。 (-44) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:42:09 |
ユメカワは、「──どうしたの」。 (a34) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:42:18 |
ユメカワは、廊下に見える人影に、少し離れた所から声を掛ける。 (a35) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:42:33 |
ユメカワは、疎らに鳴り続ける通知音を聴いて。 (a39) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:14:44 |
ユメカワは、それから、顔を出した少女の様子と、その場に漂う雰囲気に。 (a40) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:14:52 |
ユメカワは、楽しい時間は、終わってしまったのだとわかった。 (a41) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:15:01 |
【独】 かれがれ ユメカワここで一度、楽しい時間は終わり。 後に残るは、この夢を見続けるか、夢から覚めるか。選択の時だ。 果たして。これまでの決して長いとは言えない程度の時間は、 皆にとって、離別を惜しむに足るものだっただろうか。 そうだとしたら、嬉しいけれど。 (-46) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:21:25 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「……ありがとう」 ゆっくりと、やや俯いていた顔を上げて。 確かな安堵と喜びを表情に浮かべ、眉尻を下げて笑んだ。 あなたはきっと否定はしないと思っていたけれど。 それでもやっぱり、嬉しいものは嬉しくて。 もう既に、盲目的とすら言えるほどにあなたに信頼を寄せている。 あなたがあなたの思い描く『理想の先生』で在る限り、 同じ子どもである『生徒』にとっても、それは理想そのものだから。 そんな存在から受ける後押しは、きっと何よりも心強くて。 「…伝えられなかった、そっか、うん…… 大丈夫、きっと上手くいくよ。 先生が俺にやり直す機会をくれたんだから、きっと」 夜空を遥かに見る横顔は、少し寂しく感じて。 自分があなたに返せるものはそう多くはないけれど。 あなたが『先生』であるの為の『学校』が、 少しでも明るく良いものになれば。きっとそれが一番で。 これは、やり直す為の機会だ。 自分が、あなたが、 ある時からずっと立ち止まってしまっている場所から。 再び歩き出して、叶わなかった夢を繋ぎ、やり直す為の機会だ。 少なくとも、夢川はそうなのだと信じている。 (*12) unforg00 2022/07/08(Fri) 3:48:40 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「そういえば…… 先生は、自分で迎えに行きたいなって人は居る?」 言い知れない物寂しさを感じる内に、ふと思い至る。 自分とまったく同じようなそれではないとしても、 あなたとごく親しい──或いはそのように認識している。 もしもそういった誰かが居るなら、 任せてしまった方が理に適ってもいるはずだから。 「もし居るなら俺、 その人にはあんまりちょっかいを掛けないようにしておくよ。 もちろん話すくらいはするだろうけど…」 (*13) unforg00 2022/07/08(Fri) 4:26:42 |
ユメカワは、流れていくメッセージをぼんやりと眺めている。 (a45) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:13:54 |
【独】 かれがれ ユメカワ液晶をぼんやりと眺めて、淡々と流れていくメッセージに目を通す。 ここで誰がどう動いたっていい。もう手遅れなのだから。 もう、このままでは『皆でずっと一緒』は叶わない。 皆の間にその事が確からしいと広まってしまえば、それで良くて。 ──液晶に映った自分の姿。 額に頬に、つう、と血が伝った気がして、反射的にそれを拭う。 触れた手に、ぬるつく赤が付く事はない。 (-55) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:15:09 |
ユメカワは、頬の辺りを何度か擦った。 (a46) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:15:17 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 「──どうしたの、麻弓ちゃん」 たまたま、友達に忘れ物を届けに行った日の事。 まだ自分は中学生で、少し離れた高校の校内は馴染みが薄くて新鮮で。 きょろきょろと知り合いの姿を探している内に、騒ぎの元に辿り着いた。 「何かあったの」 「先生?うん、わかった」 確か、その場から遠ざけられるように、何か頼まれごとをして。 それに素直に頷いてその場を後にしたから、 結局事の次第を知ったのは、もう少し後の事だったな。 (L3) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:16:12 公開: 2022/07/08(Fri) 12:20:00 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 こういう時、どうするのが正解なんだろうな。 なんてぼんやり思うけど、結局は麻弓の言う事が正しくて。 子どもにできる事なんてたかが知れているから。 事態を把握さえしていれば、現場を見に行く必要は無い。 交番でも何でも、この事を大人に伝えに行くのも 一度皆で合流してから、その後の方が良いはずで。 「…………」 だから教室前の廊下で周りの動きを待っている。 付かない既読の数が増えた事に、どこか不安を覚えながら。 教室の中を覗き込もうとはせず、物音だけで様子を窺って。 何か頼み事であったり、手を引いたり、必要があるようであれば できるかぎり手を貸すけれど、そうでなければ。 明かりを持って、皆で一度、空き教室へ戻る道を先導するだけ。 (44) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:17:15 |
【独】 かれがれ ユメカワ自分は動揺しているふりなんてできそうにはないから。 不自然だと思われてしまうよな、きっと。 そう思って、教室の中を覗き込みはしなかった。 (-56) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:17:56 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ裏道や明日香はあの空き教室からそう離れた所には行かないだろう。 麻弓と栗栖はそれぞれ連絡に返事を返している。 梢と鹿乃、それから夏彦は近くに居る。 だから一緒にここに来た中で、減った既読の数の心当たりと言えば。 『稔』 『なにかあった?』 『一度皆で最初の教室に戻った方がいいかもしれない』 『来られる?俺、迎えに行こうか』 緊急時だから、文章は短く簡潔に。 それだけを送ったけれど、君から返事は来るかな。 あまり自分から積極的に人と関わろうとしなくて、少しだけ素直になれなくて。 ふとした時に、何処かに行ってしまいそうな君だから。 そうなってしまわなければいいなと、今はそう思う事しかできないね。 (-57) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:44:10 |
ユメカワは、連絡を送って、周りを見渡した。見慣れた虎柄は──今は何処に居るだろう。 (a47) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:45:38 |
ユメカワは、そんな事を思った後。ふと聞こえた声。 (a48) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:46:35 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>46 ライカ 教室の中から、足音ひとつ。 弱々しく名前を呼ばれて振り向いた先。 「……夏彦」 眉尻を下げて君を呼ぶ。 最後にまともに話したのが、あんな形になってしまって。 こうして顔を合わせても、互いにぎこちなくて。 だからどうにも、こんな状況である事にかこつけたように。 厚かましく言葉を吐いて、手を差し伸べるのは憚られたのだけど。 「一緒に戻ろう。きっと皆、待ってるから…」 それでも、今にも泣き出しそうな君を放っておけなくて。 片手に握っていた金属の棒を壁に立て掛けて、 その場から一歩、踏み出して。空いた片手を君に差し出した。 思えばいつも──君に水を向けるのは、自分の役目だった。 (47) unforg00 2022/07/08(Fri) 13:09:52 |
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。 unforg00 2022/07/08(Fri) 14:04:19 |
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。 unforg00 2022/07/08(Fri) 17:34:50 |
【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ通知音が鳴るようにしていたのなら、 あなた達が空き教室に戻った丁度くらいに連続した音がしただろう。 『何かあったのはそっちじゃねぇです?』 『戻った方がいいかもって、何かあったみたいじゃないですか』 『牧ニイのイタズラだったんでしょ?』 『だから、へいきです』 グループメッセージの方の既読はやっぱりつかないまま。 それでも何があったのかは知っているみたいな文章で。 ──それは、つまりは。 何も平気ではないということで。 (-67) 66111 2022/07/08(Fri) 18:11:40 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ「もう贅沢を覚えてしまったのかい、キミは」 「流石年上だ」 敬語というものをあえて使わないで、それでも穏やかに興味を持つ。 愛嬌を使うことで人が好意を持ってくれるのよ、 水商売をしている親から学んだ一番の教えだった。 「もう少し健康的になって、格好良くなりたいんだ。 女の子らしいと言われて反抗心?」 「病弱の女の子に見えなくなる方が 心配をかけずに済むだろう、褒めてくれるだろう?」 「なんだ、ボクも結構贅沢者だった。 こんなにたくさんの時間と自由があるのだから」 自分の持つ物と他人の持つ物に不満を募るだけでは何も変わらない。 だから、変だと否定することもない。自分を最大限活用するだけだ。 (-68) toumi_ 2022/07/08(Fri) 18:14:29 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワそれは、トリカイの騒ぎの後。 薬袋から短いメッセージが届いた。 『ねえ聞きたいことがあるんだけど』 『今は一人かい?』 (-69) toumi_ 2022/07/08(Fri) 18:20:54 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ連絡をして、暫くの後。返信があった事に一先ずは安堵して。 けれどそれに答えを返すまでには、暫しの時間を要した。 もう、誤魔化す事に意味は無い。 だから確かな事実を──あの時、自分の目で見たわけではないけれど。 それでも皆、悪ふざけでこんな事をする人ではなくて。 『悪戯じゃなかった 牧夫兄はもう戻ってこない』 『不安なんだ 皆も、俺も』 『だから、せめて会いに行かせて』 敢えてお願いという形を取って、言外に何処に居るのかと問う。 君達は優しいから、君達はあまり甘えるのが得意ではないから。 そんな君達が一人で居る時は、いつも寂しいからと甘ったれたふりをして。 図々しくその隣に居るのが自分の特権だった。 時々。そんな君が平気だと言う時は、平気ではない時だ。 (-75) unforg00 2022/07/08(Fri) 19:26:29 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ白間達が鳥飼を見付けてしまった後の事。 『一人じゃないよ』 『明日香ちゃんは?』 短い返信。おそらくは、空き教室へ戻るまでの少しの間。 そうでなければ──そうでなくとも、夢川は自他共に認める寂しがり屋だ。 余程の理由が無ければ誰かが居る場所に居る、或いは向かっている途中。 これまでの付き合いから、そのどちらかだと見当は付くだろう。 (-77) unforg00 2022/07/08(Fri) 19:47:44 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『ボクも今は一人じゃない』 『メッセで良いよ 見られるときに見てくれ』 『キミには一緒にいる人に集中してほしいし』 『さっきのタイムカプセルの話したかったんだ』 猫が金色の煮干しを差し出すスタンプ。賄賂かな? (-79) toumi_ 2022/07/08(Fri) 20:05:49 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『そっか。ならよかった』 『わかった』 返信まではきっと、それなりの間があって。 スタンプには物凄い速度で走っていく猫のスタンプを返しつつ。 タイムカプセル、と言われて今思い当たるものと言えば、 『稔と梢ちゃんが掘り出して来た缶だよね』 メッセージとメッセージの間に、ほんの少しの間隔が空いて。 『中身について?』 夢川も何も、あれが古びた玩具に見えていたわけではない。 けれど持って来た張本人はそうではないようだったから。 あの場ではそれそのものについては直接的な言及を避け、 何であるかの手掛かりになれば、と布を借りていっただけの話。 (-86) unforg00 2022/07/08(Fri) 20:35:14 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* え?どうしよう手繋ぐなら恋人繋ぎした方がいい? 今やるのは流石にメンタル図太すぎないか?どう? とりあえずor振ってみていいすか?いいよ する (-88) unforg00 2022/07/08(Fri) 20:45:12 |
【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ『いるのがわかればそれでよくねぇすか』 『うそです。よくないです』 『戻りますよ、階段も落ちません』 どうやら彼は上の階に行っていたらしい。 逃避行動として不自然ではない。 『お迎えがいる歳でもないです』 『寄り道しないで帰れますよ』 猫島 稔という奴は、素直じゃないし、屁理屈はこねるし、 冗談くらいの嘘は言うし、言わないことは言わないけれど、 こんな時に言うことを違えるような奴でもなかった。 こう言ったのだから、遠からずちゃんと戻ってくる。 そう思えただろう。猫島だって本当は不安なんだから。 仕方がないなぁみたいな空気感を醸しながら、 自分から動くのが苦手な、捻くれ者なだけなんだから。 (-92) 66111 2022/07/08(Fri) 21:24:57 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>52 ライカ 遠慮がちに手と手が触れ合って、 これまでずっと取れずに居た手を、壊れ物みたいにそっと握った。 「…………」 殆ど無意識に──以前のように手を繋ごうとする動きは。 きっと途中で固まって、実に半端な繋ぎ方になったんだろうな。 「仕方ないよ。 冷静でいられなくたって…多分、それが普通の事だから」 「だから……少し安心したんだ、俺」 知人の死に動揺するのは、まったく普通の事だから。 努めて冷静であろうとする事だってきっと正常なのだろうけど、 不安を無理に心の内に押し込めてしまったり、或いは。 すっかり割り切ってしまえる事の方が、何だか恐ろしい。 夢川が取り乱さずに居られたのはきっと、現場を直視していないから。 白間だって、連絡から察するに幾らかの動揺はあっただろう。 栗栖や麻弓であれば──あの光景を客観視する事ができただろうか? 詮無い考えに耽っていても、仕方ない。 だから今は君の方に意識を向けて、これまでのように手を引いて。 きっと少し前を行く二人の後に、ふたり続いて行った。 (55) unforg00 2022/07/08(Fri) 22:27:23 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカこれはその道すがらの事。 すぐ傍を歩く、君だけに聞こえるような声で。 「………ねえ、夏彦…」 ともすれば、聞こえなかった事にもしてしまえるような。 そんな調子になってしまったのは、 きっと自分の中でもまだ少し踏ん切りが付かないからだ。 「……俺、やっぱり皆と一緒に居たいよ」 もう、鳥飼は居ないのに。 向日葵のようなあの笑顔は、もう戻っては来ないのに。 そんな今になってこんな事を言うのは、狡い事だとわかってる。 そうでなくたって、いつかは別れが来るものだから。 きっと、言ったってどうにもならない事だとも、最初から。 けれど到底叶いもしない願望だって、 こうして君達に言えるのは、多分これが最後だから。 (-96) unforg00 2022/07/08(Fri) 22:33:05 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ夢川は、時折『寂しいから』を口実にする事はあるけれど。 それは口実でもあるけれど、本当の事でもある。 結局、寂しがり屋はただ、ひとりきりを放っておけないだけだ。 皆で居るのが一番好きだから。 『俺が迎えに行きたいの』 だからこうして言う事も、本当の事。 『ていうのも嘘じゃないけど』 『稔がそう言うなら、ちゃんと待ってるよ』 君の言葉をちゃんと信じているのも、本当の事。 素直になれなくて、言わない事があって、 時には意地を張っていても、こういった約束を違える事は無いと。 いつだって最後にはちゃんと折れてくれる。そう思っているから。 (-104) unforg00 2022/07/08(Fri) 23:24:36 |
ユメカワは、約束ひとつ。待ってるよ。 (a56) unforg00 2022/07/08(Fri) 23:28:07 |
【秘】 憂愁 ライカ → かれがれ ユメカワ「……それは、」 ──君の声が、きちんと耳に届く。 聞き逃したことは、一度だってない。 「………どうしようもない、よ。 家の都合、なんでしょ。」 正論ひとつ。 引越し。家庭の事情。友の死。 どうしたって、君の心が決まらなくても、関係のない事柄。覆らない。決定事項。 「僕らでどうにか出来るような 事じゃない、し………。」 それを覆すほどの力は持っていなくて、 強引な愛の言葉を吐くほどの勇気だって持ち合わせてなくて。 出来るのは、訪れる別れの悲しみを 緩和させる為に、本音を押し込めるくらいだ。 だから、この話はこれで終わり。 閑話休題、として。この奇妙な肝試しの話とでも洒落込もうじゃないか。 ▽ (-108) osatou 2022/07/09(Sat) 0:03:38 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ「………でも、」 さて。これは長い長い余談。 僕と君だけの、遠い回り道。 「僕だって…… 皆と、深雪と居たい……よ。」 君の手の甲に、僕の爪先が僅か沈んで。 変わってくれない世界の不条理に、小さく反発して。 「分からないんだ、 何かしたいのに何も浮かばない。 行くなって言ったって、 深雪は行っちゃうんだからさ! ああもう、ほんとに情けないなあ……!」 一度こぼれた言葉は、 ひとつ、ふたつと溢れ出していく。 今が夜の時間でよかった。 弱々しい表情は宵闇に隠されて、月にしかバレないから。 ──ねえ、君を拐う方法を教えてくれやしないか。 (-109) osatou 2022/07/09(Sat) 0:05:35 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「生きにくそう……それは、俺もそう思うな」 各々を取り巻く事情の、その全てを知っている訳ではないけれど。 ただ、死ぬ理由が無いから生きているだけのような。 そんなふうに見える同年代が身近に多い事は、事実だった。 このまま生き続けていても、 きっと状況が今より良くなるかなんて分の悪い賭けだ。 なら、ここで賭けを降りて、皆で永遠を過ごしたっていいはずだ。 そんなのはきっと、死者の傲慢でしかないのだけど。 「わかった。 もし後から何か事情が変わったら、その時は教えてね」 あなたの笑顔にひとつ頷いて、その後は。 以前の約束通り、控えめな音量で音楽を流したり、聴いたり。 ごくありふれた学校の休み時間のような、束の間の一時。 きっとそんなささやかな時間が、どこかの教室に流れていた。 (*15) unforg00 2022/07/09(Sat) 0:08:34 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『ボクはあの中身が少し不気味なものに見えていたんだ』 『だけど稔くんはどうやらおもちゃのように扱っていただろう?』 『心当たりがないかと思って』 『いや、ボクの目がおかしくなったのかな』 『キミの意見が聞きたいんだ』 誰が正しくて誰がおかしいのか。 はっきりと判断するには隔絶された環境に居すぎてしまった。 少なくとも傍にいた貴方の意見を聞けばすり合わせが出来ると思ったのだろう。 己の感じた 全ての 違和感に。 (-110) toumi_ 2022/07/09(Sat) 0:09:45 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* スッパ抜いたか九割方狼やろ(推測)か、君はどっちだ!? 後者だと思う……(007lfyPCは大半が狼ヅラだから) (-111) unforg00 2022/07/09(Sat) 0:49:54 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* よく考えたらこの赤窓会話死体の真横でやってるのか(今更) 言い逃れのできない異常空間……ですね…… (-112) unforg00 2022/07/09(Sat) 1:46:10 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカ君の手を握り返せば、きっと半端な形は少しはましになって。 すぐ傍の君に歩幅を合わせ、歩調を合わせ、ゆっくりと。 静かな廊下に、足音が二人分。 少しずつ、いつも通りが戻って来たような気がして。 つまりは自分にとって、いつの間にか。 傍に君が居る事が当たり前になっていたんだろうな。 「……そう。家の都合、どうしようもないこと。」 そんなふたりの間に、どうする事もできない事実がひとつ。 いつだって不条理な現実は唐突で、 自分達が答えを出すのなんか待っててくれやしなくって。 「どうしたって母さんや父さんの事情があって、 姉さん達にだって、向こうでやりたい事があって。 三途を離れたくないからって、俺一人が嫌だって言ったって きっと困らせるだけだって、わかってて」 自分には、尊重されるような事情も、将来の夢も無くて。 ただ皆と離れたくないだけだ。この日々を続けたいだけだ。 きっとそんな子どもじみた願望は、 家族全員の今後の人生に関わる選択に関与できはしない。 現実では、愛と勇気で解決できる事なんて限られていて。 (-114) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:42:28 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカ「…でも、嫌だって。言ってみる事すらできなかったのは。 結局俺の気持ちってその程度だったのかなって…… 俺が、夏彦の事を好きじゃなかったみたいで、わからなくて」 あの日から、わからなくなってしまった。 自分の気持ちも、君の気持ちも、何もかもが。 今までの自分の全てが、ただ君の優しさに甘えているだけの ひどく軽薄で一方的な押し付けだったように思えてしまって。 楽しかったはずの日々も、つまらなくなってしまった。 だからその程度の気持ちでこんな事を言って、 家族も君も、いたずらに困らせてしまうよりは。 どうにもならない本音なんてくだらない言葉で覆ってしまって、 あの日で終わりにしてしまった方がよかったのかもしれなくて。 「だって──本当に好きなら、できたはずなんだ」 ──いったい何が?結局答えは今もわからないままだ。 結局のところ。 あの日、自分が君に、自分に、どんな答えを望んでいたのかなんて。 あの時も、今も、自分でさえわかりやしない。 だから君があの日何も言えなかった事は、 たしかに君のあやまちではなかった筈だ。 (-115) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:44:04 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカ漸う歩む足は徐々に速度を落とし、いつしか歩みを止めていて。 行き止まりでこそないけれど、回り道も岐路に差し掛かる。 行く道を迷う事ができるのは、きっとこれが最後。 薄暗い廊下では、先を行く二人の背中もすぐに見えなくなった。 「………それでも、」 片手は君の片手を捕まえたまま。 もう片手に持った明かりを一度手放した。 きっと今は俯いてしまっている君の頬に触れたくて。 顔を上げるのは君がそうしたいと思った時で構わないから、 触れようと伸ばしたこの手だけは拒まれないといいな。 「やっぱり諦められもしないし、諦めたくもないよ。 もしもこれが、……独り善がりな俺の我儘でも」 「夏彦の事が好きだから、離れたくないんだ…」 そうして、叶うならば、もう一度。あの日をやり直そう。 互いにどうにもならない想いで雁字搦めになって、 本音を隠したまま、すれ違ってしまった日の事を。 ここまで随分と遠回りをしてしまったけれど。 勇気を出して、今度こそ君が応えてくれたなら。 あの日をやり直せたら、また君の隣に戻れるはずなんだ。 (-116) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:45:22 |
ユメカワは、今でも、きっとこれからも、君の事が好きだ。 (a65) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:51:34 |
ユメカワは、もしかしたら、その想いが一方的でない事さえ伝えられたなら。 (a66) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:55:19 |
ユメカワは、あの日も、それで十分だったのかもしれない。 (a67) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:56:00 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『俺には何かの骨に見えたよ』 それが何の骨かまではぱっと見ではわからなかった。 何も別に、まじまじと見たわけでもないから。 そう、ぱっと見だけでは。 それが真実何であるかまではわからなかった。 『皆が同じものに見えてるかはわからないけど』 『同じに見えていたとしたら 稔が鹿乃姉に渡すのも、鹿乃姉が受け取るのも変な話だし』 片や素直でこそないけれど、そんな悪戯をする質でもない。 片や気弱で、骨なんて手渡された日には吃驚では済まなそうだ。 『正直よくわかってないんだ』 『明日香ちゃんにはどういうふうに見えた?』 よくわからない。返答は意見未満のものに留まる。 何せ君に見えたものが何であるかもあやふやなものだから。 誰の認識が正しく、誰の認識がおかしなものなのか。 夢川は聞いた事と、自分の目に見えるもの以上の事は知らない。 (-117) unforg00 2022/07/09(Sat) 4:38:27 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『同じように骨にみえた 遺骨というには大きくて、違和感がある』 『戦時中の物かな 貴重な物かも知れないから触るのも取っていくのも考えたんだ』 『だけど、稔くんはあんなに平然とみていて キミもなんだか普通そうだから ボクが幻覚を見始めたんじゃないかと疑った』 ・・・・ 暫く、何かを打とうとしている時間があった。 書いては消して、書いては消して。 『ごめん、少し嘘 同じ物が見えていると信じてなかった かな何が見えているのか知りたかったのは本当 直接彼に聞くしか無いみたいだ』 (-128) toumi_ 2022/07/09(Sat) 18:40:30 |
ユメカワは、スタンプで返信。👍。 (a70) unforg00 2022/07/09(Sat) 18:50:41 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ君がどこか言葉を選んでいるような、暫しの間。 対する夢川からの返信には、そんな逡巡の間は存在しない。 他愛無い日常のやり取りのように、至って普通のテンポで。 『空襲で焼けた人の骨らしくてさ』 『だからそっとしておいてあげた方がいいと思うんだ』 『明日香ちゃんの言う通り、ちゃんと元に戻してあげないとね』 『なんで見え方が違ったのかは、やっぱりわからないけど』 返るメッセージは、まるで誰かに聞いたような口振りで。 やはりこの奇妙な出来事の真相解明に関して言えば、 努力を苦手とする君の友達は何ら役に立ちそうにはない。 『もしかしたら』 『稔達の方が、普通なのかもね』 『なんてね』 だからこれも、真相なんて定かではないもしもの話。 そう片付けて、覚えた違和感にみないふりをする事だって選択肢の一つ。 (-142) unforg00 2022/07/09(Sat) 20:08:52 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 心ここにあらず。液晶を眺めながら最寄り駅のホームで電車を待つ。 どうしようもなく気が重くて、時間が随分長く感じた。 引っ越し先の周りまで出掛けよう。姉との待ち合わせの日だった。 だから、ちゃんと笑っていられるかわからなくて。 どうにもならない事なのだから、それを受け入れるしかないのに。 いつまで経っても気持ちがついて来る事なんて無くて、 だから楽しげに引っ越した後の事を話す家族に 上手く調子を合わせられもしない。それが余計に息苦しい。 先の事なんて、考えても憂鬱なばかりだ。 何もかもが全て、変わらずにいられたならよかったのに。 大切な時間を切り取った写真のように。 不意に聞き慣れた発着音が聴こえて、ふと顔を上げた。 何処か物寂しさを感じさせる『きらきら星』。 ああ、いきたくないな。 (L6) unforg00 2022/07/09(Sat) 21:34:45 公開: 2022/07/09(Sat) 21:50:00 |
ユメカワは、皆と居る日々が好きだった。なんでもない日々がよかった。 (a71) unforg00 2022/07/09(Sat) 21:43:14 |
ユメカワは、変わらずにいたかった。叶うなら、いつまでも。 (a72) unforg00 2022/07/09(Sat) 21:43:46 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 元弓道 マユミ鳥飼が発見され、一騒動起きた後のどこかの時間。 ぴろん。いくつかの通知音。 『ねえ、麻弓ちゃん』 『あの日もこんな感じだったね』 君のいつも通りが崩れ去ってしまった日の事。 結局、自分はその光景を直視してはいなくて。 皆が忙しなく行動しているのを遠目に見て、 そうして後になって、間接的に起きた事を知って。 自分達にできる事なんてたかが知れていて、から回る。 本当に、今も昔も変わらない。 『なんていうかさ』 『どうしてこうなっちゃうんだろうね?』 日常が崩れる瞬間は、いつだって唐突だ。 (-173) unforg00 2022/07/10(Sun) 0:45:33 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ君の口から紡がれる言葉を、静かな廊下で聞いていた。 言葉が──想いが。しとしと心に降り積もっていく。 子供一人じゃどうにもならない事は、 二人になったってどうしようもない。 だから諦めた。目を逸らした。 ───ばかだなあ、僕たちって。 最初から、素直に言えば良かったのに──なんて、今更。足がすくんだのは、言葉が喉につかえたのは、自分のくせに。 「……ぼく、僕は……、」 愛だなんて、目に見えない不確かなものしかこの手に無くて。 どうしようもない現実を、 何も出来ない無力さを沈黙の言い訳にして、ずっと逃げてきた。 ……だから、言わないと。 今、君に伝えないと、きっと一生後悔してしまう! 「本当に好き──とか、この気持ちを証明できるものは無いけど ……深雪をいちばん好きなのは、僕だ。」 僕たちの過ちを、しがらみを、解いていこう。 あの日の続きを、紡いでいこう。 ▽ (-175) osatou 2022/07/10(Sun) 1:12:32 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ二人分の足音が遠ざかって、 二人分の足音が止まった。 ほのかな光が手放されたかと思えば 優しい君の温度が頬を撫ぜる。 それに摺り寄って、ゆっくりと顔を上げれば──── ▽ (-176) osatou 2022/07/10(Sun) 1:13:36 |
【秘】 愛執 ライカ → かれがれ ユメカワ「……ワガママ、僕も言う。 深雪が好きだから、 離れたくないよ、ずうっと側に居たい……!」 他人の都合なんて考えずに ただ己の欲を吐露して醜く泣き喚く姿は、 情けないなんて言葉じゃ足りないくらい格好悪くて。 「僕だけ見て、僕の隣で笑ってよ、 嫌なら嫌って言ってよ……ッ どこにも行かないでよ………!」 尊重されるような事情がなくても、 将来の夢がなくても、 誰かの人生を踏み躙ったとしても。 それでも、君と育む愛だけが欲しい。 ……願わくば、そんな未来を。 (-177) osatou 2022/07/10(Sun) 1:15:49 |
【秘】 元弓道 マユミ → かれがれ ユメカワ『はい。あの日も、こんな感じでした』 地続きだと思っていた平凡な日常が、いきなりぐちゃぐちゃになったのは。 『何故でしょうね。頭のいい梢や栗栖だったら答えてくれるのでしょうか』 『でも、永遠や不変は人の身に余る願いだという事は、最近拙も覚えました』 一定の間隔で、てしてしと文章が貴方の元に送られてくる。 『或いは』 『唐突に見えるのは拙達の視点からだから、であって』 『見えないところで積み重ねなどがあって、なるべくしてなった……ということも考えられますが』 『どの道預かり知らないところで起きてしまえば、拙達にとっては唐突な出来事です』 (-178) もちぱい 2022/07/10(Sun) 1:17:43 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ触れた頬が、手のひらが、そっと触れる唇が。 等身大の君の本心が、その言葉が。 君の全部が、格好悪くたって愛おしくて仕方ないから。 もう少しだけ我儘になってしまおうか。 君の背中に両腕を回して、そのまま抱き寄せてしまって。 離れていた時間を取り戻すみたいに、 ほんの少し苦しいくらいにぎゅっと抱き竦められたらいい。 ──ああ、ずっとこうしたかったんだ。 誰かの元へ行ってしまう君を、少しばかり強引に引き留めて。 怖くて言えなかった我儘な気持ちを、君に打ち明けて。 怖くて聞けなかった君の気持ちを、君の口から聞いて。 互いに本心が言えなくて、すれ違ったまま 立ち止まってしまったあの日をやり直して、続けていく。 「……もっと早く聞けていたら、」 そんな日が、もっと早く来ていたら。 (-188) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:49:54 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ「俺は死ななかったのかもしれない」 「でも、いいんだ」 「それでも、一人は──寂しいのは、嫌だ。 だから……俺を一人にしないで。何処にも行かないで… 傍に居て、夏彦。ずっと……」 君が心の内を曝け出した分と、同じだけ。 現実に追い遣られ、色褪せた夢の残響が君に囁きかける。 気付けば廊下はしんと静まり返っていた。 話し声は夜闇に吸い込まれ、今は他の誰の気配も感じられない。 月明かりだけが静かに窓から差し込んでいる。 古寂びたこの場所は何処までも静謐さに満ちていて。 今だけは、世界に二人だけみたいだ。 「……俺と一緒に、来てくれるよね」 きっと君の視界の外。 いくつもの感情が綯い交ぜになったような表情で、 (-189) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:55:38 |
ユメカワは、腕の中の君に囁きかけて。 (a76) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:55:53 |
ユメカワは、静かに笑っていた。 (a77) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:55:59 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ楽しい時間は、束の間の夢は終わってしまったね。 だから君も、もう思い出しても良い頃だ。 夢川深雪は死んだ人間だ。 二人がすれ違い始めたあの日から、少し経ったいつかの日。 広がる距離が修正不可能なものになってしまう前に、せめて。 訣別を告げられてもいい。ただ、君の口から答えを聞きたくて。 やり直せる最後の機会さえ手放してしまいたくはなくて、やり直したくて。 ──思えばいつも、君の手を取るのは自分の役だった。 だから意を決して、自分から。あの日をやり直そうとしたはずなのに。 何処までも唐突に、理不尽に。その前に全てが終わってしまった。 あの道の先には、やり直せる未来があったはずなのに。 最後にもう一度、ちゃんと話がしたくて。君の家へと向かっていた。 その途中、君の家から目と鼻の先の場所で。 事故に遭って、あっけなく帰らぬ人となってしまった。 今年の夏休みが始まる少し前の事だった。 これは、そんなやり直しのやり直しのやり直し。 (-190) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:57:22 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ/* ごきげんようダーリン 見ての通り俺狼なんだけど これはちょっとした挨拶代わりに全を開示しただけだから 今ここで焦って滅ぶ必要はないよ。 滅びをお断りするも後からゆっくり滅ぶも今ここで滅ぶも自由にね アデュー (-192) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:58:11 |
【独】 恋恋 ユメカワ/* ヨシ!無事今回もロールで狼開示ができたな もはやこの瞬間の為に生きてると言っても過言ではないよ。 まあPCは死んでるんですけど(会場爆笑) (-191) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:59:43 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 元弓道 マユミ『大人だね。麻弓ちゃんは』 『俺はまだまだ納得なんてできないや』 理屈ではわかっている、つもりではあるけど、どうにも。 数え年で一つ上、というだけのはずなのだけど。 あの日も、今日も、振る舞いだけでなく考え方も。 君に限った話ではないけれど、随分大人に思えるものだった。 或いは同年代の中では自分が子どもっぽいというだけか。 あの日の出来事が、或いは他の何かが。 それを嫌だと思う気持ちを麻痺させてしまったのだろうか。 或いは、ただ感情を上手に処理する方法を覚えてしまっただけだろうか。 何れも当人の口から語られない限りは定かではないけれど。 『仕方ないって割り切らなきゃいけないんだろうけど』 『何かが変わる事も、いつかは変わらなきゃいけない事も 急に、避けられない形でいつも通りが変わっちゃうのも』 『受け入れられそうにないよ それに慣れちゃったらさ』 『そのうち、嫌だって思う事すらできなくなりそうで』 変化よりも、停滞が良い。 到底叶わない願望と理解はしていても、納得はできないまま。 現実は自分達を待ってくれやしないって、知っているのにな。 (-193) unforg00 2022/07/10(Sun) 6:05:05 |
【秘】 愛執 ライカ → かれがれ ユメカワ君の温もりが、体中に伝わってくる。 僕がずっと欲しかったものだ。 抱き竦められれば、抵抗なんてすることなく君の腕に収まってしまう。 そっと両腕を君の背に伸ばして、離れていた距離を埋めるように、君の言葉に頷いて────── 「え?」 (-196) osatou 2022/07/10(Sun) 8:27:10 |
【秘】 惆悵 ライカ → かれがれ ユメカワ──その瞬間、言葉の意味を理解出来なかった。 だって君は今、ここに居て。温度だって感じられて、 ……ほら、こんなに優しく抱きしめてくれるじゃないか。 「………痛」 頭が、痛い。 君の言葉が分からない。 考えれば考える程、鼓動は早鐘を打つ。 「……み、ゆ、」 「……深雪?」 「う、……嘘、だろ、 なんで、こんな……だって、」 「まだ………、」 「まだ、何も言えてないのに………!」 あの日の後悔を、あの日の絶望を、あの日の、 君の惨状 を。──君はもう、この世に居なくて。 ──手を伸ばしたくらいじゃ届かない程に離れてしまっていて。 ──これ以上育めるものは、何もなくて。 ──僕たちの未来は、とっくに途絶えている。 それを、思い出しただけ。 (-197) osatou 2022/07/10(Sun) 8:29:38 |
【秘】 怖怖 ライカ → かれがれ ユメカワ「………ぁ、」 怖い。 現実を直視することが。 けれども、逃げ出す事だって出来なくて 弱々しい獲物さながら、君の腕の中で震えている。 「い、一緒に………?」 それって、つまり。 怖い。怖い。 死ぬのは怖い。嫌だ。 嫌なのに、この 温かい 腕の中から抜け出せずに居る。背に回した腕は、今も力を緩めずに君を抱いていた。 「う……、」 ついぞ吐いた我儘は、威勢はどこへやら。 君と交じらない視線が、迷いを表すようにぐるぐると廃校舎を惑う。 ──僕は、君と居るよ。 君をいちばん好きなのは僕だから。 そんな言葉が喉につかえるけれど それでも、吐いた言葉に偽りだって無いから こく、と、小さく頷くのが、精一杯だった。 (-198) osatou 2022/07/10(Sun) 8:32:23 |
【秘】 怖怖 ライカ → かれがれ ユメカワ/* はっ倒すぞ 法で取り締まれ ノー寄りのイエスなので (あの世への)連れ出し歓迎です! (-199) osatou 2022/07/10(Sun) 8:36:10 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『それはそれは』『実に面白い話だ』 『なあ深雪くん』 『 ボクはいつからそちら側にいってしまっていたのかな? 』目を細めて緩く笑って、タップした液晶をゆっくりとなぞる。 目を閉じて、開いてもその宛名に君の名はある。 さて、どうしてでしょう? ―――― ―― 『今保健室が見つかった』 『暫く連れとお話をするから、また後で』 『確かめさせてくれてありがとう』 (-201) toumi_ 2022/07/10(Sun) 11:46:09 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 怖怖 ライカずっと──ずっと欲しかったものだ。 もう逃げられない君を優しく抱いて、震える背をそっと撫ぜる。 今だけは、こうして君に触れられる。互いに言葉が届く。 手を握って、抱き締めて、君を安心させてあげられる。 理由なんか無くても一緒に居られて、 何処にだって君の手を引いて行ける。 欲しかったものは、たったそれだけの当たり前の日々。 この時間に再び終わりが訪れる事を、受け入れられそうにない。 (-215) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:07:44 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 怖怖 ライカああ、本当はわかってたんだ。 これ以上君に構ったらいけないんだって。 きっと辛い思いをさせてしまうから。きっと傷付けてしまうから。 今でも君の事が大切だからこそ、 君の事をそっと手放して、さようならを言わなくちゃ。 楽しい時間は、楽しいままで。 そうでなければならないのに。 (-216) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:08:21 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカそれでも結局、そうはならなかった。 寂しがり屋は孤独を呑み込めず、我儘で平穏を壊してしまった。 さようならが言えなくて、求め合って、手を伸ばしてしまった。 近くに居るのに届かない、はずだった君を、捕まえてしまった。 狂い始めた歯車はもう戻らないから。 だからせめて、終わりの先で永遠を共にしよう。 大切な一瞬を切り取った写真のように、今のままの二人で。 いつまでも変わらずに居よう。ずっと一緒に居よう。 「………ごめんね、夏彦」 「ありがとう」 「大好きだよ。これからも、ずっと……」 両手がそっと君の首に触れて。 そのまま少しずつ、ゆっくりと力が込められていく。 表情は静かに笑んだまま、ほんのわずか、切なさを滲ませて。 けれど決して迷わず、君の呼吸を何処までも優しく絞め上げてしまおう。 (-217) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:10:38 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ大丈夫。 背に縋る君の手が、もがく最中に爪を立てて引っ掻いても きっとその傷さえ愛おしいから。 這い寄る死の恐怖や苦しみが君を苛むなら、 何度だって、優しくあやすように口付けを落としてあげるから。 だから、どうかこのままで。 ────もう一度。同じ夢を見よう、大好きな君。 (-218) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:11:32 |
ユメカワは、大好きな君と、もう一度。 (a80) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:11:42 |
ユメカワは、同じ夢が見たい。 (a81) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:11:48 |
ユメカワは、迷わない。ただそれだけを願って──手を伸ばした。 (a82) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:12:17 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ/* こんな村に法は無い でもこのオレには良心があるので あんまり生殺しにするのもかわいそうだし一思いにここでやっちゃおうね なんかまずそうだったら確定で抵抗してもろてね 一応のユメカワの方針としては 一緒に死んで永遠にいつも通りの日常を続けようね♡ らしいので死ぬ場合この後の処理としては ・死亡からの亡霊化 になって暗転〆から何事も無かったように二人で空き教室に戻るかなんかするのが ユメカワの情緒が素で狂っててきしょいからいいなって思うんですけど やりたい事とかよりよいカスの案があったらオレは元気に乗ります 敬具 (-219) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:16:53 |
【独】 夏の雪 ユメカワ/* ほぼ恋未練なんだよな挙動が 凶狼ですが……? これでもう後は最悪のハッピーエンドに走っていくだけやね 死人は多ければ多いほどいいですからね(素振り) (-220) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:20:45 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ/*お前と死にたいしお前との亡霊化もめちゃめちゃノリノリなんですけど つまり今回の襲撃先はライカってこと? 違うなら システム的にも死にたいから2日目の襲撃先にしてもらってこの度は一旦逃げても良いですか? 何の質問やねん (-224) osatou 2022/07/10(Sun) 16:12:29 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ/* 今日の襲撃は相方の担当だから システム上の襲撃先は別 だわよただまあ俺ライカ襲撃しにいきたい!!!!!って力強く宣言してあるから この場で死OKならロール上で先行して死んでもろて 三日目の襲撃で帳尻合わせようと思ってた(照) 何にしても死を急ぐ必要は特に無いから 焦らず三日目にロールとシステム両方で満を持して死ぬでもいいよ 逃げな! (-225) unforg00 2022/07/10(Sun) 16:45:47 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ/*今日が2日目じゃん 日数を間違えました愚かです ここで逃げるの相当ザコムーヴだからやりたいです♡ 3日目でじっくり殺されたいです♡ よろしくお願いします♡ (-226) osatou 2022/07/10(Sun) 16:52:48 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ/* 悪ィな オレの愚か、伝染っちまった いいよお〜逃げな!めちゃくちゃ傷付いた顔してやるからな 次はちゃんと逃げられないようにするからね♡三日目がお前の命日な (-227) unforg00 2022/07/10(Sun) 17:04:44 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『いつからだろうね』 『きっかけなんて、大抵は唐突で』 『大した理由も無い事ばかりだよ いつだって』 夢川が死んだ日もそうだった。 不幸な事故という形で、何処までも唐突に、何処までも理不尽に。 長い白昼夢から覚めたような、実にあっけない終わり方。 今年の夏休みが始まる少し前の事だった。 君の手の中の液晶に表示されているのはそんな、 本来この場所に居るはずのない人間からの、届くはずのないメッセージ。 有り得ざるものなのに、目を瞑ってまた開いても、確かにそこにある。 理由なんて、きっと誰にもわからない。 『気を付けて戻ってきてね』 最後の返信は、そんな何とも月並みな言葉。 同行者が居るようだから、そう心配する事も無いのだろうけど。 (-228) unforg00 2022/07/10(Sun) 17:29:24 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ「ぅ、」 ───ひた、 自分を抱く腕が、首へと向かう。 殺されるんだと言うのに、声は、眼差しは、温度は随分と優しくて きっと望めば口付けも、抱擁も、なんだって与えてくれるだろうし 何より、願い通りに、ずっと君と一緒に居られる。 後はもう、君になされるがまま、全てを委ねるだけ。 ……また君に、委ねるばかりだ。 「……ッ、」 ぐ、と頸部に力が加われば──気道──動脈──と、じわじわ締め上げられていく。 そう、そうだ。 あの日にちゃんと気持ちを伝えられていたら 君が死ぬ事は無かったんだから。 一種の贖罪。罪滅ぼし。ここで死ぬ理由は充分だ。 だから、抵抗する理由なんて、一欠片も無いはずなのに。 「……──ぃW、やっ、」 ▽ (-229) osatou 2022/07/10(Sun) 17:58:05 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ怖い。怖い怖い怖い怖い怖い。 死ぬのが怖い。息が出来なくなっていく感覚が怖い。 何より、穏やかな君がいちばん 怖い 。「はーっ、はあ、はぁ、」 勢いまかせに君を突き飛ばしてしまえば それは裏切りと呼んで過言ではない。 「……ぁ、ごめ、ん、 僕……そんな、つもりじゃ……、」 あんなに君が好きだと言ったのに、 いざ死を目の当たりにすると、勇気なんて出なくて。 「ち、ちが………… ぼく……僕は…………!」 ──死に、面白さをW見出せなかったW。 「こ……、こわ、い……!」 君への恐怖と、愛情が、 混ざりあってもうどうしようもない。 一歩、ニ歩と後退れば 逃げるように駆け出すのは、容易だった。 (-230) osatou 2022/07/10(Sun) 18:00:30 |
ユメカワは、君が好きだ。 (a88) unforg00 2022/07/10(Sun) 19:58:05 |
ユメカワは、君とずっと一緒に居たい。それだけなのに。 (a89) unforg00 2022/07/10(Sun) 19:58:20 |
【秘】 つれづれ ユメカワ → 怖怖 ライカ──曰く。人は愛する人を殺すとき、 首を絞めて殺すという方法を選ぶ傾向にあるのだと。 なんてのは、根拠も無い流言に過ぎないのだけど。 そんな流言飛語の真実如何に関わらず、 君を連れて行こうとするものの全ては、ただ愛でるように。 優しく愛を囁いて、ひくりと震えた喉をそっと撫でて それらとまったく同じ事のように、君の命に手を掛ける。 その手は、大好きな友達である皆のこれからを奪う事に躊躇いがない。 大好きな君のこれからを奪う事に躊躇いがない。 誰の事もいたずらに苦しめたくはないけれど、 誰かを死に至らしめる事そのものを"酷いこと"だと思う意識は薄いもの。 ひとのそとが、人を殺める事を躊躇うものだろうか。 ひとのそとが、人の都合など慮るものだろうか。 答えはきっと、個々の性質的なものを除けばそうではない。 これは既にそういうものになりつつある。たったそれだけの事。 死というものは、飽くまでも手段であり、目的ではなく。 死を死で贖わせるつもりも無い。 死そのものに何か意味を持たせようとも思わない。 せめてもの救いか、殆どわけもわからずに死ぬ事となった死者は 目前に迫った死というものの恐怖にあまりに理解がなかった。 これは──きっと、それだけの失敗だ。 (-233) unforg00 2022/07/10(Sun) 19:59:32 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 怖怖 ライカそうは言えども夢川深雪は人だった。 少なくとも今は、おおよそ皆と同じもののまま在った。 だから君が加減なんてする余裕も無く突き飛ばせば、 「────あ っ、」 ──ぐらり、体勢を崩して。 とと、と蹈鞴を踏んで、数歩。 君から手を放して、後ろに下がってしまう。 「………夏彦、……」 躊躇いなんて無かったのに、その手を容易く放してしまったのは 何よりも、君がそんな行動に出るなんて思っていなかったから。 数歩離れてしまった場所で立ち尽くし、 後退り、背を向けた君をただ見送る事しかできなかったのは 怯えた君の眼が確かに自分に向けられていたからだ。 遠ざかっていく君の背は忽ちの内に夜闇に消えてしまった。 遠ざかっていく君の足音も、直ぐに聞こえなくなって。 寂れた静かな廊下に、ひとりきり。 置き去りにされた子どものような心許無い表情で。 夢川だけが、ぽつねんと。暫しの間立ち尽くしていた。 (-234) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:21 |
ユメカワは、暫しの間、廊下に一人茫然と立ち尽くしていた。 (a90) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:34 |
ユメカワは、君の背を追えなかった。 (a91) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:41 |
ユメカワは、───君の事が、好きなのに。 (a92) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:47 |
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