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【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン オーウェンが政府と懇ろにしているという話を耳にしたことはない。そしてミズチは、此度の密告制度自体に革命派が噛んでいるという情報を掴んでいる。 ──なれば、尋問という語の意味するところはひとつだった。 (-20) 66111 2021/12/15(Wed) 22:44:04 |
【人】 埃運び オーウェン「死後の運送となりゃ、俺の出る幕はないかね」 配達屋の名が廃るな、なんて笑って。 安酒は不満を癒してくれたりはしない。それでも、まとまらない感情は濁らせてくれる。 (7) backador 2021/12/15(Wed) 22:47:26 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン ミズチが動いたのは、それと同時だった。神経毒付きの針の仕込まれた指先があなたの首元に向かう。 妙な真似をしなきゃ──とのあなたの言葉に込められた祈りを断ち切るものだった。 何の用意もしていなければ、それはあなたの首に刺さっていただろう。が、先手を打たれればあなたの目的が達成される確率が大いに下がることは火を見るよりも明らかだったのだ。ミズチの機動力への対策がなされていないわけがない。 ミズチは元々、聖水などの聖属性のものと相性が悪い。万が一、本当に万が一のことを考えて、その類の魔法や魔道具の用意はされていたはずだ。ここまで有無を言わさずになったのは、予想外だったかもしれないが。 (-23) 66111 2021/12/15(Wed) 22:48:17 |
【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ「やりたくてやってるワケじゃないからな、こちとらも──」 針に気付いているのかいないのか、 向けられた殺気に反応して流れるように鞄を開け、 中身いっぱいに圧縮して詰め込まれた空気が炸裂し、 配達屋の身体を後方に軽く吹き飛ばす。 鈍臭い動きでは俊敏な忍に完全に対応しれず、 僅かに首の皮を裂かれたが……果たして毒は回るか。 「───仕事を増やすなッ……!」 そして取り出したるは、 光の力が込められた晶石。 衝撃を加えれば激しい閃光と共に、辺りに破片を撒き散らすそれが数個、宙に投げ出される! (-33) backador 2021/12/16(Thu) 0:11:36 |
オーウェンは、興味なさげにため息をついた。 (a11) backador 2021/12/16(Thu) 1:09:13 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン あなたは知っていた。そうしたものが抛られた時のミズチの行動といえば、目標の撃ち落としや軌道を逸らすことだ。それを切っ掛けに起こる何某かには大抵対応出来るので。実際、ただの閃光や破片であれば無問題だった。 放たれた千本は、ひとつ残らず投げ出された石をとらえた。 ミズチは自身を知る者と対峙したことがない。ダンジョンに生息していたり討伐依頼を出されるようなモンスターは当然、死霊術師でもないミズチにわざわざ光の力を向ける者がいる道理もなかったのだ。 「ッ──!!!」 聖を孕んだ光に、ほんの一瞬動きが止まる。次いで降りかかった破片により、ミズチは崩れ落ちた。硬質な手足は破片を弾いたが、胸や腹はいただけない。 それらの力の己への影響はアンデッドに対してレベルではない、といつかのミズチはオーウェンに話していたが、この数日でミズチの性質は変化している。あなたの予想よりも効果は大きかった。 「ひ、ぅ……」 地に伏したミズチは、自身の身に起こったことをすぐには理解できていないようだった。理解しきれないながらも、本能で破片を取り除こうともがいている。 事態がそうして一区切りついてから漸く、あなたに毒の効果が表れた。とは言え多少動きが鈍った程度で、大きく支障はない。ほんのわずか傷ついただけでこの効果となれば、かすり傷でなければ昏倒していただろう。容赦をされなかったことが窺える。 (-38) 66111 2021/12/16(Thu) 1:38:43 |
【人】 埃運び オーウェン「なんだかんだ言ってお前らはいつも通りだな。 何だ……ピリピリしてる俺の方が変みたいじゃないか」 空のグラスを適当に振り回して、 あいも変わらず、垂れ目だというのに鋭い目つきを辺りに向ける。非情にガラが悪い。 「喉が悪いなら間違っても酒は飲むなよ。 口がきけなくなったら酒場が静かになるだけだし、俺は別に気にしたりしないがな」 (21) backador 2021/12/16(Thu) 1:44:34 |
【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ「馬鹿野郎ッ……!!」 怒りこそ混じっているものの、 その声色は本心から相手を案じているもの。 膝をついて、鈍い身体を引き摺って、倒れた相手の元へ。 「テメェみてえなのがいるから、 俺はこうして革命軍にいんだよ、分かるか!?」 乱暴にポーションを浴びせて。 破片を取り除いてやる筋合いはないが、重傷にまで追い込む気はハナっからない。見せしめくらいになればよかった。焦る気持ちをどうにか抑え込む。 「なあッ……ミズチ、おたくは。 こんな街にいて満足してるってのか」 漏らした心の声は、酷く濡れている。 「別に。いいんだ。それでいいならいい。 俺は……俺のやることは、変わらないからな」 (-42) backador 2021/12/16(Thu) 2:00:44 |
【人】 埃運び オーウェン「この俺を何だと思ってやがる…… お前らの運んでくる厄介事にゃ心底飽き飽きしてるけど、 かといって無暗に必要以上に苦しめとは思ってない。 気が変わった。 消毒代わりにスケルトンの粉でも吸ってろバカ」 灯屋の言葉には、む、と唸って、頬杖をつく。 「……いつも通りでいたい、ね。お気楽なこった。 我慢することもないだろうに。 この街に上手く付き合っていくなら特にな」 (24) backador 2021/12/16(Thu) 2:35:02 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン「…、分からないな。思想と行動が結びついているように思えない」 ミズチの身体には血液もしくはそれに代わるものは流れていない。落とされた破片は綺麗なものだった。若干ポーション濡れになった程度だろうか。 いくらかの破片を落とせば、ミズチはあなたを睨み上げる。 「お前の言う満足とはなんだオーウェン?」 語気の鋭い言葉が向けられた。長くなりそうな気配がする。 ミズチは多弁とまではいかないが、何かを伝えようとする際、自身の思考の変遷等を述べる為に言葉が多くなる傾向にある。周囲の簡単な後処理をしてミズチの部屋に入る等、人目を避ける努力はされたことだろう。 あなたがどうしていようとお構いなしに、ミズチは訥々と言葉を続けていく。 「変わらなければいい、という望みを持って日々を過ごすことが、満足に当てはまるのなら、小生は満足していると言える」 「この街は、"こんな街"と称されるに相応しい場所だ。それは、相違ない。小生もそう感じている」 「小生の狭い世界の中でも、この街の常識を、そういうものだと片付けながら、心の内で納得していない者は、ある」 「オーウェン、お前を含んでな」 「小生の視点で、そうした者がなくなることが、満足に当てはまるのなら。そうであるのなら、小生は満足してないと言える」 (-51) 66111 2021/12/16(Thu) 3:26:08 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン「満足してないらしいお前らのしていることは、御上のことを気に食わない気に食わないと宣い無関係の弱者にあたり散らすゴロツキと何が違う? 隠れ上手故に御上に目立った対策を取られているだけで」 「……少なくともお前は。お前は、お前の思想によらず、一派に指示を受けてこうしてやって来たというのが小生の考えだが」 「どうだオーウェン? でなければ、小生に事を告げた時の心定まらぬ様子はなんだ。今こうして明らかに敵対した小生の身を案じて薬を浴びせたのはなんだ」 やり場のない感情故の、責めた物言いだった。害意を示しておきながら、相手を思う気持ちを持っている点では、ミズチも人のことを全く言えたものではない。 「生憎と小生は察しが良くない。教えてもらえると助かる」 ふ、と息を吐く音がした。 (-53) 66111 2021/12/16(Thu) 3:29:28 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン「仕事ねえ。…………俺も知らないハナシだ」 愉快そうに目を細める――。 ただ、いつもよりも、 どこか老獪な印象を受けるそれ。 ごくまれにしか、見せぬそれだ。 「清くなるのも、濁っただけでもダメさね。 清濁併せ呑むヨルムガンドが、俺の愛する黄金都市というだけで。 ぜひ覚えておいてくれ。………ちなみに、」 「お前さんがやり残した、仕事。それは――何だろうな?」 頬杖をついて、素直に教えて貰えるとも思っていないのかもしれないが、あなたを見つめて呟いた。 (-56) protea 2021/12/16(Thu) 3:36:45 |
【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ「……」 部屋に立ち入って、ミズチの語り口を聞きながら、 ずっと憮然とした表情で何処かを見つめていたが。 全て聞き終えて。そのかえって頭が冷えたようで。 片付けの後も持っていた、 ポーションの空き瓶を、顔面めがけて投げつける。 まるで子供が癇癪を起したそれにも見えるだろうし、 確かに存在する害意を、立場を弁えろ≠ニいう意志を表したようにも見えるだろう。 「じゃあミズチには分からないよ。 『お前ら』ってひとくくりにした、 察しも、頭も悪いお前には絶対分からない。 ……でも、そうだよ。一緒さ。 俺が数日前に張り倒した荒くれと、変わりない。 この街が壊れちまえばいいって思ってるだけの馬鹿だ。 ヨルムンガンドがいつまでも同じ姿でそこにあるのが、 耐えられなくなっちまった、そんな奴」 怒気に塗れたものでも、迷いの最中にいるものでもなく。 何かが吹っ切れたような表情で、見据える。 (-60) backador 2021/12/16(Thu) 3:45:26 |
【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ「当たりだよ。 俺の思想よりも、俺以外の意向で、 今こうしてやってきたってのは。大当たり」 適当に腰かける所があればそこに腰を下ろして。 「俺は。自分で言うのもなんだけど、 正直この街とはかなり上手くやっていけてると思っている。 散らばったり浮いたりした金を必至こいてかき集めて、 下層市民を哀れみながらも、そんな不自由なく暮らしてんだ。酒場で屯してる奴らん中じゃ上等じゃねえか?」 誰に語るでもない、といった遠い目をする。 独り言だ、と。だから勝手に聞き流せ。そんな顔だ。 「ただ……俺が満足行ってないことがあるとするなら。 結局、一番苦しんでるのは下層市民じゃなくて、 俺ら冒険者なんじゃないのか、って。 治安の悪化や病の蔓延。死体一つ運ぶのだってそうだ。 全部上や下がやらかしたことの───尻拭いじゃんか。 ミズチ。俺はさあ。おたくより少しだけ、御節介になっちまっただけ、なんだよ」 (-61) backador 2021/12/16(Thu) 3:53:04 |
オーウェンは、冒険者に必要なものは、黄金の欠片ではない、と思っている。 (a15) backador 2021/12/16(Thu) 3:56:48 |
オーウェンは、一杯の安酒と、馬鹿みたいな冒険譚を、誰かに望んだだけ。 (a16) backador 2021/12/16(Thu) 3:58:10 |
オーウェンは、自分の手元に残るものこそ、黄金の夢の残滓であればいい。 (a17) backador 2021/12/16(Thu) 3:58:55 |
【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス「おたくが心置きなくこんな都市から離れられるように、 トクベツなおまじないしてんの」 言葉とは裏腹に、真剣な眼差しで見つめ返す。 「情報屋にも尻尾掴ませない様に、 ここまで頑張ってきたんだ。 全部済むまでナイショ……というか。 できれば俺はお前も、引き摺りこんでやりたかったんだけどな。その鼻につくツラもちょっと叩いたら幾分かマシになっただろうに」 (-64) backador 2021/12/16(Thu) 4:08:24 |
【秘】 哀れな役者 フランドル → 埃運び オーウェン"蝙蝠"が政府に連行される少し前の事。 極力足のつかないような形で、貴方の元に一つの報せが届いた。 曰く、"骸糾問"の死霊術師と取引を行った、と。 彼女が此方に求めたものは、奪われた装備品の奪還。 先方の提示するものは、革命勢力への部分的協力。 何よりの対価は、彼女が敵に回らない事ではあるものの。 もしも何らかの助力を求めるなら、彼女を尋ねるといい、という旨。 目を通し終え、再び封をすれば 書かれていた内容は幻のように消えてしまう。 そんな封書だった。 (-69) unforg00 2021/12/16(Thu) 5:49:13 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン 書き物机に椅子、棚がいくつかにベッドと、ミズチの部屋はシンプルだが殺風景なわけではなかった。机の上の花瓶には、ローダンセの花が飾られている。 「・・・・・・」 感情をぶつけて、 ついでに空き瓶もぶつけられて、 ミズチもいくらか頭が冷えたようだった。「……そうだな。お前の視野は、世界は、小生のそれよりも広いらしい。目についてしまったな。己のものになってしまったな」 起き上がり、ふらとあなたに近寄る。手を伸ばしかけて、何をするでもなく下ろした。 「お前のように、自身の望むことを叶えるのに目の前に置かれた手段がたまたまそれだった者が居ることを知れたのは僥倖だ」 「そうでなければ小生は革命派のそのすべてを十把一絡げにした狭い視野で見続けていただろう」 (-72) 66111 2021/12/16(Thu) 11:57:21 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン 普段よりも低い位置にあるあなたの顔を、まっすぐ見下ろす。 「いいかオーウェン」 「小生にとってオーウェンは有象無象ではない」 「お前がそうして、こうして、 苦しむようなことは、起こらない方がいい。 そして小生は、街を壊したところで お前の満足の行く結果になると思わない。 空虚がそこに生まれるだけだ」 「──故に、決起しよう。革命派とは袂を連ねずにな」 「かと言って一人で動くつもりもない。革命という大事を単独で為せるのなぞ、寝物語の英雄にしかありえないらしいからな」 ふ、と息を吐く音がした。誰かの発言を思い浮かべている。 「お前がそこから動けないのなら、それでいい。お前をそこに在らしめる理由もなくしてくれる」 (-73) 66111 2021/12/16(Thu) 11:59:28 |
オーウェンは、だから踏み込ませたくなかったのに。 (a21) backador 2021/12/16(Thu) 13:37:02 |
オーウェンは、あと、真似するな。なんて言えたらよかった。 (a22) backador 2021/12/16(Thu) 13:37:28 |
【人】 埃運び オーウェンちょっと自分語りしてやったら、 ミズチはよく分からんことになるし。 俺は誰にも何も求めた覚えはないのに。 一仕事したって何したって、安酒は相変わらず雑味だらけだし、冒険者どもはいつも通り、少し疵は走れど変わらないままそこにある。 「くだらねえな、ホント」 結局、蔑ろにされているのは貴族どもでも下層市民でもない。 誰もがそれに気づいてないのが腹立たしくて。 「婆さんもっとマシな酒持ってこい、金なら出す」 それを濁らせるのは、やはり酒気だ。 自分までくだらない何かに成り下がってしまったのかもしれない、と自嘲した。 (26) backador 2021/12/16(Thu) 18:32:53 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン「おまじない」 目を瞬かせた。 ふうん、と。1人ごちる。 詩人は、少し目を細めて、口許の笑みをゆるやかにひそめた。 「はは。なるほどな?そりゃあそうだ。 うま〜く隠されてしまったようだ。 ただまあ、今からだと時間もないか。 引きずり込む、のはまあいい。叩くというのはどういうことだ?俺の相貌はな、西の領を傾けたことすらあったのだぞ」 片目を瞑り、小さくウィンクした。そして、緩慢に手を伸ばす。 ▼ (-98) protea 2021/12/16(Thu) 19:57:56 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェンあなたの帽子に手を伸ばし、 少し持ち上げて、目元をじい、と眺めようとする。 「ほう。……いい目をしている。決意を秘めた翡翠の」 そして、帽子を戻すだろう。(そもそも、触れなかったかもしれない。) 「こうして、あとは睦言を囁いてやれば、望まぬ者はいなかったというわけだ。これで数々のご婦人やらと愛についての知見を深めた、というわけよ。 さあて、これで逃げ道に手はつけたな。後は思い残しのないように、身辺整理でもしておくかな」 (-99) protea 2021/12/16(Thu) 19:59:13 |
オーウェンは、フランドルは結構やんちゃだと思っている。 (a25) backador 2021/12/16(Thu) 21:35:08 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェンさて、貴方は何処にいるだろう。 酒場にいるだろうか。それとも荷運びの途中だろうか? "蝙蝠"に貴方の話を聞いて、思った事はなんだったか。 憤り、共感……否、まだそれらは伝聞でしかない。 これはまだ、貴方の事を詳しくは知らないのだ。 ならば話してみるしかないだろうと。 いつも通りカンテラを手にして、冥府の主を騙る灯屋は貴方の姿を探していた。 /* こんばんは。お話しましょうという……お誘いです! ちょっと忙しくて無理です!な時は言ってください。 ちなみにこちらの返信速度は亀です。よろしくお願いします。 (-116) sym 2021/12/16(Thu) 22:20:19 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「誰か、お探しかい」 酒場で会ったぶり。 きっとあの中で誰よりも、街を嫌っている彼は。 けれど、誰にも負けないくらい隣人を大切にする彼は。 ふと、何かを思い誰かを探す灯屋に、声をかける。 「何を吹き込まれたかは知らないが、 こんな時にアテもない探し人なんてするモンじゃない。 我慢する必要はないと言ったそばから、 変なことをされちゃあ困るんだよ─── にゃあ?」 半笑いで戯けてみせる。 それがどんな意味を持つか、知らないはずはないのに。 「ちょうど仕事が空いてるんだ。 何か手伝うくらいはできるかもしれないな」 (-117) backador 2021/12/16(Thu) 22:21:38 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン/* 御機嫌よう。襲撃ロールの間だいたいキレそう(キレてる)をしていた睦月です。対戦ありがとうございました。きsれそう(キレてる)(好きです) ミズチはよいしょって首輪をつけてから、機体修復を落ち着いた環境でするために一度身を潜めようと立ち去る構えでしたが、その前にオーウェンに届け物の依頼をしました。 エドゥアルトに渡したい物があって渡すつもりだったのだけど、こうしていつ渡せるか分からなくなったから届けてほしいとの内容です。>>4:36を聞いてのお節介なので、エドゥアルトに心当たりは全くないと思います。>>4:a40>>4:a48 小さな布袋の中には、ガラスの小瓶があった。収められた若葉の色の液体は、木隠れの香というらしい。香水のように振りかけると木々の気配を纏え、獣等々に気付かれ辛くなる魔法薬の一種だ。 小瓶と一緒に中にあった紙にはその説明が書かれており、『自身の能力のみで至らない点は、道具に頼ることも選択肢だ。今度商店を見に行こう。』と付け加えられていた。 小瓶はオーウェンに渡した香が入っていたものと同じなので、ミズチが調合したものかなって分かるかもしれません。上記の描写はとりあえず用意したくらいなので、状況や暁月卿ドンドコドン様の文体に合わせて編集していただいて大丈夫です。 ドンドコドン様にお時間がない場合は、オーウェンに届けてもらった事実を置く許可をいただければと存じます。こちらからエドゥアルトに、パパーっと送るのをしましたくらいのものを置く感じにしますのだわ。 いかがでしょう? お願いしても大丈夫でしょうか? (-119) 66111 2021/12/16(Thu) 22:45:11 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン酒場を出て、どこぞの路地だっただろうか。 昼間でも薄暗く人気もない。 耳に届いた探し人の声に、そちらへ視線を向ける。 「えぇ。貴方を探していたんです、"野良猫"さん」 守るべき場所を失っても、この街を嫌ってなんかはいない。 傍観者だった灯屋は、カンテラを揺らして貴方の方へ。 「おや、怖い。ですが話も早いのは助かります。 "蝙蝠"とお話する機会がありましてね。 貴方と、少しお話したく思ったので。 我慢することも、ないのでしょう?」 貴方に投げられた言葉を諳んじて、ふっと笑ってみせる。 「なに、行き場を失ったという話に多少親近感を抱いたので。 貴方の事を、もう少し知りたくなったのです」 (-120) sym 2021/12/16(Thu) 22:48:58 |
【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ/* 承りましたわ、任せてくださいませ。お時間なかったら呻きとかでお伝えしますにゃ。 (-121) backador 2021/12/16(Thu) 22:49:19 |
【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス「……気安いぞ、 今すぐその顔を二度と見れん有様にしてやろうか」 特に抵抗することもなかったが、 鱗に包まれた瞼と、有鱗種の鮮やかな瞳をもった右眼───左眼は勿論のこと。が、不機嫌そうに歪んで。 「おたくみたいなのはタイプじゃない。 入れ込めば入れ込むだけ厄介になりそうなヤツ。 どれだけ顔の作りが良かろうと差し引き0、どころかマイナスに足を突っ込んでいく。 ま、どんだけ仕事しくじろうとお前を運ぶのだけはやり遂げてみせるさ。どうせ……あるんだろ、配達屋一つ動かすくらいのコネは」 (-134) backador 2021/12/16(Thu) 23:37:53 |
【人】 埃運び オーウェン「はあ〜〜風呂でも行こうかな……」 少しだけ上等な酒もあけて、程よく酔いが回ったころ。 いつもなら意識をどっかやるまで飲み耽るところだが、 今日はなんだか、まだ考え事をしたい気分だ。 娼館横のアレにはあんまりいい思い出はないが、 かといって近隣の高級浴場は懐に痛い。 妥協するか。今回も。 (33) backador 2021/12/16(Thu) 23:42:03 |
【秘】 埃運び オーウェン → 番犬 エドゥアルト「エドゥア〜〜ルトはいるか!」 溌剌に名前を呼びつつ、狩人を探す配達屋が一人。 小さな布袋を片手にうろうろとしていて、不機嫌そうな顔は『なんでああ言った手前俺から探さなきゃならねえんだ』といったところか。 さて、そんな上も下も内も外も出向く配達屋は、 あなたをどこで見つけただろうか。 (-139) backador 2021/12/16(Thu) 23:58:45 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「口が軽いな、あの馬鹿は。 全部言ってやらなくて正解だった。 そのうち、酒場中に言いふらされちまう」 わざとらしく肩を竦めてみせる。 依頼へ共に出かけた時に比べて、幾分か棘のような雰囲気は抜けていた。 「別に、粗方仕事は終えたしさ。そう構えなくていい。 機嫌損ねたら一発は小突くかもしれねえけど、それは別に普段通りだろ。 で?何処まで知ってんの。 居場所を失くした異種族の。───その先。 俺が本当に街をひっくり返そうとした理由。 簡単には推測できるかもしれんが、どうだ?」 (-144) backador 2021/12/17(Fri) 1:06:38 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 埃運び オーウェン「…………何か、用か」 酒場のカウンター席に座っていたエドゥアルトは貴方の方へ振り返った。不機嫌そうなのはまあ、今に始まったことじゃないので気にする様子もない。 (-149) DT81 2021/12/17(Fri) 1:35:19 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン「そうかもしれませんね。 あぁ、でも彼をあまり責めないでくださいね。 突いたのは、私ですから。 ―――怪我するとうちの“番犬”が心配するので、万が一の時はお手柔らかにお願いします」 幾分柔らかくなったような雰囲気の中、世間話をするような軽さでそう返す。 「そうですね……。 『上にも下にも居場所がない』 『そんなこの街を嫌っている』 『嫌いなこの街を、壊したいだけ』 私が聞いた限りだと、そんな感じです。 『居場所を失くした者の、居場所を用意してくれない街への復讐』といったところでしょうか。 ……ですが、これは伝聞からの推測でしかない。 貴方が実際どう感じて其処へ至ったのか、貴方の言葉で聞いてみたかった」 大体合ってるなら、それはそれでいいのですが。 じぃと、貴方を見据えている。 (-154) sym 2021/12/17(Fri) 2:07:46 |
【秘】 埃運び オーウェン → 番犬 エドゥアルト「おたく宛に配達の品がありましてねえ。 ミズチからだ、受け取りな」 荒っぽい口調にしては丁寧に、その小さな布袋を手渡す。 開けてみれば、中に入っているのはガラスの小瓶。 収められた若葉の色の液体は、香水のように振りかけると木々の気配を纏え、獣等々に気付かれ辛くなる魔法薬の一種。木隠れの香というらしい。 小瓶と一緒に中にあった紙にはその説明が書かれており、『自身の能力のみで至らない点は、道具に頼ることも選択肢だ。今度商店を見に行こう。』と付け加えられていた。 「ま、頼る相手としては及第点じゃねえの。 要件はそれだけだ。礼は送ってきた奴にいいな」 (-158) backador 2021/12/17(Fri) 2:21:08 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「犬飼ってんの? なーんて。別に俺がやったって言やあいいだろ。 野良猫にぶつけるには相応しいでしょうに」 おたくも俺もお人よしだな、なんてため息と共に。 お気楽そうに両手を挙げて、視線を受け止める。 「ん。気持ちいい位のハズレ。 悪い悪い、元から当てさせる気なんて無かった。 こんな偏屈なひねくれ者がそう簡単に踏み込ませるわけないだろうが。 上にも下にも居場所がなくて、こんな性格に成り果てたのと───この街が嫌いなのには、直接の理由はねえよ」 一笑に付して、ハッキリとそう告げる。 どっちも真実だ。嘘は言っていない。それは、ひねくれ者の常套句。 間違いなくミスリードを誘う言い方はしたというのに。 (-162) backador 2021/12/17(Fri) 2:51:58 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「俺は……なんでも屋としての暮らしはそれなりに楽しいと思ってるよ。 風当りはキツいしイヤな仕事もあるけどさ、自分に妥協して、小銭をかき集めて、それなりに黄金の蜜を啜れて生きてる」 そこまでは軽い雰囲気の語り口だったが、 次の句を言い放つ寸前、片眼を鋭く尖らせて。 「俺が本当にこの街を壊したいと思った理由は、 お前ら───冒険者だ。 なあ。レイ、おたくは…… 冒険者の扱いって、考えたことあるか」 そんな問いかけを、した。 (-164) backador 2021/12/17(Fri) 2:52:35 |
【人】 埃運び オーウェン「……いつも通りとは言ったが。 よく耳を澄ませりゃ静かだな、この酒場も」 変わらず、飲兵衛の野郎どもの笑い声や、依頼を物色する冒険者の相談は耳に届くのに。 いつの間にここまで寂れたんだか。 気配だけは感じるのに、その実みんなが内緒話。 これが……自分の望んだ景色だったっけな。 (37) backador 2021/12/17(Fri) 18:44:52 |
オーウェンは、浴場に出かけた。依頼受ける気分にはなれん。 (a40) backador 2021/12/17(Fri) 18:47:50 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 埃運び オーウェン「……ミズチから……?」 最近あまり酒場で見かけないような気がする。 何も心当たりがなさそうな面持ちで、配達されたものを受け取ると、中身を見て、少し考えるような間があったのち。 「おれが頼ったというよりは、彼の善意だが…… そうだな。……感謝する」 本人には後程伝えるつもりだ。 だから、この礼は、配達に対するものだった。 (-208) DT81 2021/12/17(Fri) 18:50:57 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン「とても頼もしい、協力者ですよ。 ……彼は貴方の事も案じています。 もし貴方と喧嘩したら、彼が悲しむでしょう?」 悲しむ顔は見たくないでしょう?なんて言って肩を竦める。 「おやおや。難問の上に引っ掛け問題ときましたか。 ―――それにしても、嫌いな街に住み続けるというのも、酔狂なもので」 カンテラを指で叩きながら貴方の話を聞く。 鋭くなった貴方の目を、細めた目で見つめる。 「冒険者?」 この灯屋はヨルムガンドから離れた事がない。 他の街での扱いを知らない。比較対象はない。 暫し考え、口を開く。 「良いとは、言えないでしょうね。 どれだけ力を持とうと役に立とうと、市民にとって騎士や衛兵でもない冒険者は路地裏のゴロツキと大差ないのでしょう」 貴方はどう考えているのですかと、問いを返す。 (-225) sym 2021/12/17(Fri) 22:26:05 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「冒険者ってのは…… こんなゴミを混ぜ返して仕事をしゃぶるような職じゃない。 怪物の蟹や小鬼をシバき倒したりするそれはまだそれらしく≠ったが。 そもそも荒くれやゴロツキをどつくのって、なあ。それこそ政府の役目じゃないのか?」 反面、ヨルムガンドから外をずっと飛び回り、 様々な街の様相を見てきた配達屋は、 理想を。黄金に囚われない夢を知っている。 知ってしまって、この都市に重ね合わせてしまった。 「いいんだ。正当に依頼として任されてんなら、そりゃ冒険者の飯種だ。奪われるようなもんでもない。 たださ……この都市は。上は黄金ばかり弄んで、腐敗した暗部をほったらかし俺らを顎でコキ使って。かといって下は俺らを羨んで、生活に苦しみ何か厄介事を起こしてそのしわ寄せを冒険者らに寄越す。 そのくせ大体が感謝の言葉一つも言っちゃあくれない」 嘆息をして、その、 それなりに隠してきた理由を言い放つ。 「一番惨めで、蔑ろにされてんのは、酒場で屯してる冒険者じゃねえか」 (-246) backador 2021/12/18(Sat) 2:26:16 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン「……」 じっと貴方を見つめる。 「私、謝らなければいけませんね。 貴方が個人の憎悪でこのように、誰彼問わず巻き込む方ではないと。知っていたはずなのに」 ―――貴方が言う冒険者を、夢だと思った。 黄金なんかではない。 もっと土埃に塗れた……それでもなお輝く、力と自由への憧憬。 「ただこの街に嫌気が差していたなら、貴方はどこへでも飛んでいけたでしょうに。 それでも事を起こしたのは、『此処』の冒険者が蔑ろにされ続けるのを嫌ったからか」 仲間意識か、他の理由か。 もしくはこれも、灯屋の見当違いな推論かもしれない。 ただ、灯屋は思ったのだ。 「やり方にはひとつふたつ、言いたいところはあります。 けれど……貴方は、本当にお人好しで。 ひどくやさしいのですね」 (-277) sym 2021/12/18(Sat) 15:48:21 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン「おお、こわやこわや」 降参、という手で両手をあげて、にこやかに。 「そこまで言うか〜?傷ついてしまうぞ。 ま、今のは俺の眉目秀麗さを湛えているという点で許そう。 無くはないさ。すべてが終わった時に、どうなっているかはわからんがな。 じゃあまたな、埃運びよ」 あえてその名を口にしたのは、あなたが案外、その名を嫌っておらず。 なんなら運びに誇りを持っているとみたからだろうか。 酔っ払いは酒精の香りを漂わせながら、酒場にいるご婦人を口説きに行った……。 節操のない男だ。 (-279) protea 2021/12/18(Sat) 16:31:15 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「偏見を持たれるのには慣れてる。 そう言ったことでお前は内心俺がそーいう輩だって思ってたってのがバレるんだから何も言わんで、──」 いつもの様に早口で捲し立てて、煙に巻こうとした矢先に……その推論をぶつけられると、言葉に詰まって。 「……別に。っつかさ、言ってるだろ。 理由は『お前ら』だって。 だから……革命軍に足突っ込んじまった奴らはしゃーないとして、他の酒場に居る冒険者が、こんな場所で満足してるのを見たらさ。 行けないだろ、何処にも。 だから優しくしてやる筋合いなんてない。こんな面倒な配達屋が居るって思ってとっとと出てってくれたら良かったんだ」 そんな、不器用で、優しいものを吐くのだ。 (-286) backador 2021/12/18(Sat) 16:53:50 |
【神】 埃運び オーウェン≪娼館横の浴場にて≫ 「……」 わずかに淀んだ瞳。疲れが溜まっている様な、自分に対する不信を見つけ出してしまったような、そんな。 手袋を鱗に引っかからないよう丁寧に外し、足元に転がした鞄に詰める。 ベルトを解き、上着を脱いで。 寒い時期だからか冷たい風が肌を撫で、思わず身を震わせた。 背中、腕、腰に腿。 そして、腰巻の隙間から伸びる、 わずかにささくれだった小さな尻尾。 右瞼にあるものと同じ、厚く、鎧の様な鈍い光沢を持つそれは、リザードマンなどに見られるものではなく……紛れもなく竜のもの。 といっても珍しいものではなく、ともすれば娼館で客をとっている所だって見れるはずだ。 火ではなく嘘くらいしか吐けない竜人の、それも合いの子は、頽廃都市に生きる一般市民と何も変わりはない。 (G0) backador 2021/12/18(Sat) 18:09:42 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン「だって貴方の事、きちんと知らないんですもの。 だから話を聞きに来たと言ったじゃないですか。 ……とはいえ、得た情報で一瞬でも思ったのは事実です。 それを黙っているのは、不誠実でしょう?」 貴方はきちんと話してくれたのに。 「本当に、遠回りな優しさです。 貴方、結局突き放しきれないんですから。 その願いは叶いっこありませんよ」 かつん、と足音を立てて貴方に近づく。 貴方の目を見上げる。 「それでも。 我々を想ってくれてありがとうございます。 損な役回りなのをわかって駆け回ってくれて。 ありがとうございます」 (-304) sym 2021/12/18(Sat) 18:49:14 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「勘違いするな。それでも全部は俺のためだ。 そのままにしといたら、俺がちゃんと清々しい気持ちで生きていけないんだよ。だから、この街の全部が嫌いなんだ」 見下ろす目は不機嫌そうに。 だが、いつも通りの……突き放しきれない表情。 「分かったんならちゃんと今置かれている境遇を見つめ直せ。もっとよく外の世界を見てみろ。お前だけじゃなく、これまで尋問してきた奴らにも言ってきた。 そうしてまだ、ここに残るってんなら……俺もうるさくは言わない。みんながみんな答えを持つなら。余計なお節介を焼く必要も、無くなる」 (-307) backador 2021/12/18(Sat) 19:03:50 |
【神】 埃運び オーウェン様々な仕事で酷使してきた肉体は、傷も筋張りも多い。 身体そのものには無駄のない、といえば聞こえはいいかもしれないが、鍛えれば鍛えた分だけできることはやれることは増えていく。 諦めているだけだ、あれもこれも。 食事には頓着しなかったし、それに場所が場所だからか、どうしても纏わり付くような視線がある気がして。 そんなことを自分で思ってしまうくらい、故に洗練されているとはとても言い難い。 手早くタオルを腰に巻き、その上から伸びて不機嫌そうに揺れる尻尾を背に、湯船へ向かっていく。 「……ハア……」 そもそもこの辺りにいい思い出はない。 やれる仕事は多いだけ良いものだが、知らぬ男や女に身体を好きにさせることだけは妥協してやれなかった。 その代わり、こっちが好きにするならまだやれないことはなかったのだが。 そんなくだらない思い出ばかりが、この辺りに有る。 (G1) backador 2021/12/18(Sat) 19:26:42 |
オーウェンは、自分のやってることが正しいことだとは思ったことはないが。 (a54) backador 2021/12/18(Sat) 20:09:39 |
オーウェンは、そろそろ疲れた。マジで疲れた。 (a55) backador 2021/12/18(Sat) 20:10:19 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン「はい。では、そういう事にしておきましょう」 突き放しきれないとわかっているから。 にこりと笑うように貴方を見上げる。 小突かれたとしても仕方ないな、これ。 「冒険者の、とまではいかないまでもですね。 私だって現状に思うところはありましたよ? だから、貴方達の協力者という立場を選んだんです。 ……違うのは、私はこの街を嫌いきれない事。 街の外を見たとしてもきっと。 私は此処を捨てるより、より良くなる事を願うでしょう。 だから、私は此処に残ります」 貴方がもしも愛想を尽かして去るのなら。 次来るまでに少しは、マシにしておきたいです。 そんな事を、灯屋は告げるのでしょう。 (-324) sym 2021/12/18(Sat) 20:37:57 |
【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン「おや、耳が早い。私はつい最近知りました。」 ただ一つ、見えないだけで案外どこにでもいるのは、 下層市民だろうがハーフだろうが同じだなと内心ごちた。 「──それがですね、私、下級市民とは言いましたが、 他の下級市民の犠牲や安全には興味がないんですよ。 面白みもなく 貴方に反感も抱けない男で すみません」含みのある言い方。 近付く顔に視線だけをやって笑顔を投げる。 「ただ、オーウェンの思考は面白いと感じました。 まるで“冒険者”と言う存在が初めから生まれるようだ。 例えば私が今、騎士を経て冒険者をしているように、 最初から冒険者だった人間なんて一握りにも思えます。 となると、私みたいな成り上がりは捨てるとして。 最初から夢や誇りを抱いた冒険者だけを、 貴方は守りたかったでしょうか。己を捨ててまで」 でもそれは、冒険者と定義するよりは── 誇りを持った人間を、ただ支えたい、そんなものに聞こえて。 ある意味下級市民が抱くよりも純粋な願いに思えた。 「革命軍は下級市民の待遇改善も使命ですから、 表立って賛同はしませんが── 俺が目指していたものも人に言えば馬鹿にされる、 そんなものだったから、応援しますよ私は。 貴方が本当に心からそれを目指し続ける限りは」 (-329) poru 2021/12/18(Sat) 20:51:44 |
オーウェンは、エアハートに変わらず疲れた笑みを見せた。 (a61) backador 2021/12/18(Sat) 20:55:59 |
オーウェンは、「勘違いするな」と、呟いた。 (a62) backador 2021/12/18(Sat) 20:56:26 |
オーウェンは、最初から、自分のことしか考えてない。と思ってるつもりだったから。 (a63) backador 2021/12/18(Sat) 20:56:41 |
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