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【赤】 大学生 葛葉 桜子ひぁあああっ、や、だめ、なのにぃ…… [ 彼を歓迎するかのように中は締め付けて そんな中動かれると、声を押さえられないのです。 勝手にされているのに ひどい扱いを受けているのに それなのに、気持ち良くなってしまっているのです。 やめて…と小さくつぶやいた声は 彼に届いたでしょうか? ]* (*4) as_252 2021/05/09(Sun) 0:28:41 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子……そうだね。 [ 彼は口が達者で、その言葉は正論でしたから。 言い返せませんでした。 絶対に返金はしようと決めていましたが… ……その日が来てほしくなくて 今の不確かな関係が続いてしまえばいいと 返したくないと思ってしまったのは ――ここだけの話 ] (*10) as_252 2021/05/09(Sun) 15:56:15 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子おうじくんのキス、好き…… [ 頬を撫でられて、笑みを浮かべている彼に 見惚れてしまいます。 傍から見れば恋人でしかない関係なのに 付き合ってはない関係だということに 目をつぶりさえするならば その一時はとても幸せなものでしたから 重たい生理を何とかしなくたって 別にいいのではと思ってしまいました。 ]* (*11) as_252 2021/05/09(Sun) 15:56:58 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子* いみ、わかんない……! ぼくだけってそんなの…… おうじくんには関係ない! 例えケイくんに抱かれてようと―― [ 力で押さえこまれると、焦りで混乱した頭は 余計に冷静な思考が出来なくなります。 冷静じゃない私は、言っていいことと 言ってはいけないことの区別もつかないのです。 真面目な顔に一瞬なったことにも気づけなくて。 ……ケイくんとは元恋人のこと。 別に未練なんてないんです、あんな人なんて。 でも、男の人の交友関係は片手で足りるほどで 咄嗟に名前を出してしまった、それだけのこと。 正常な思考が出来ていたのなら 彼の言動が表しているものの意味に 気づけたかもしれないのに。 ] (*12) as_252 2021/05/09(Sun) 15:59:47 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子……っ、ちが、う…… ふ、うぅん…… [ 言葉とは裏腹に体が熱くなっていって 不本意な行為のはずなのに 体だけは、快楽を求めてしまうのです。 欲を吐き出されるのとほぼ同時に 体を震わせて達してしまい、 彼の言葉を否定できなくなってしまいます。 また動き出されるのなら 唇を噛んで声を我慢しようとしつつ 声は漏れてしまうでしょう。 ] おうじくんは どうせ――― みんなの おうじさまなんでしょう…… [ 私と会っていない時は、私以外の所に行ってしまうと そう思っているから出た言葉でした。 彼の熱にかき乱されながら絶え絶えに言ったそれは… 独占欲が滲んだもので――― 私だけを見て欲しい、と思うが故の言葉。 ]* (*13) as_252 2021/05/09(Sun) 16:02:47 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子甘えて…… ……なら、風邪ひいた時とか、 頼って、いいの? [ 一人暮らしですから、風邪をひいたりすると 心細かったりするものです。 別に一人で何か作ったりすることは出来ますけれど。 傍に誰かいたら安心して寝られるから。 この日だけでなく、そのあとも 何日かおうじくんは部屋に来てくれて 様子を見てくれたのでした。 お礼になったかはわかりませんけれど 簡単にできる料理を出して 和やかに食事をしたりもしたのです。 ] (*19) as_252 2021/05/11(Tue) 19:59:32 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子……おうじくんは好きじゃないの? [ ふと、心地よさを感じているのが 自分だけだったら、なんて不安に駆られて 思わず口に出してしまったのです。 どうせ口に出すのなら もっと決定的な一言にすればいいのに 踏み込めずにいる理由は… 前みたいに失うのが、怖いからにほかならなくて。 ] (*20) as_252 2021/05/11(Tue) 20:00:44 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子* おうじくんにはどうせ…… んんっ…… [ 大人しくなどと言われて さらにかみつこうとした私を黙らせようと 唇を重ねられていくのです。 こんな時でも彼のキスは、 心を溶かされそうになるほど優しくて すこし、すこしだけ焦りが消えるのです。 “ぼくだけ”の意味を分からせるかのような 彼しか見えなくなる、キス。 言われなくたってあなたしか、見ていない。 ] (*21) as_252 2021/05/11(Tue) 20:01:49 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子――――――……。 [ 否定が欲しかった。 でも、否定がないのなら…… 私は、やっぱりおうじくんが思うことを 理解できないのです。 横にされて、何度も突き上げられると 気持ち良さに流されて いつもみたいに、何も考えずに 愛されている、と錯覚だけする一時を 過ごしてしまいそうになります。 今日もそうしていられるのなら、楽なのに。 どうしてでしょう…今日はそうしてはいけないような そんな気がしてくるのです。 ] (*22) as_252 2021/05/11(Tue) 20:04:45 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子おうじ、くんっ…… も、もっと……欲しい、からぁ…… [ だから、こっちを見て欲しい。 そういえば一瞬でも彼は止まったでしょうか。 もし止まってくれるのなら、 横に向いていた体勢をもどして 彼の頬に手を伸ばして、彼をじっと見つめるのです。 ] あなたにとってのわたしは――― 何なの……? わたしは…… あなたの恋人になりたい、のに…… 恋人が要らないなら…… 叶わないなら、わたしは…… (*23) as_252 2021/05/11(Tue) 20:05:32 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子嬉しいな。 おうじくんがいてくれたら… よく眠れそうな気がする。 [ まさか仕事道具を纏めてでも、 とまで思っているとは知る由もありませんが 大切にされているような気がして ……気のせいじゃないといいのに、と。 作ったものは炒飯だとか そんな本当に簡単なものでしたが、 おうじくんは美味しそうに食べてくれました。 新婚みたいな気分になってしまって 頬を染めていたのをもしかしたら見られていたかも。 ] (*30) as_252 2021/05/11(Tue) 23:40:02 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子あったかい、から… [ 物理的に、というには少し違和感のある答えで でもそうじゃないとしたら……? 深く考えるのはやめてしまいました。 だって、違うかもしれなくて 私には……確信が持てなくて。 私はぐずだから、分からないことのほうが 多いなんて、彼は多分知らないんです。 ] (*31) as_252 2021/05/11(Tue) 23:40:40 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子んーっ、はぁっ…… [ 腰を動かされるとたまらなくて くぐもったような声が彼にも届いたでしょう。 優しくて、少しだけいつもより激しいような気がする、 それでも、気持ちがよいものでした。 ここまで夢中になってしまうのは…… 彼のキスの上手さだけではなくて ……元恋人にはほぼ与えられなかったから、でした。 ] (*32) as_252 2021/05/11(Tue) 23:41:06 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子[ 手を伸ばした時、彼がびくっと反応した気がします。 それに少しびっくりして手が止まります。 一瞬躊躇したけれど、それでも手は頬に届いて ゆっくりと撫でるのです。 ……あの時を思い出してしまいます。>>1:*35 ] ……っ、おうじくんの、ばか…… だったら、あんなこと言わないでよ…… 私と結婚できないみたいなこと――― 好き、あなたが好き! 他の人のことなんて見てもない あなた以外に、好きな人以外に抱かれるような、 そんな軽い女じゃ、ない……! ウェディングドレスを着るなら おうじくんの隣がいい……! ……私だけのおうじさまでいて欲しいの! (*33) as_252 2021/05/11(Tue) 23:42:21 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子[ 何度も蹂躙された中に入りこまれると それだけで息が上がりそうになります。 でも動かないのであれば何とか耐えられます。 返ってきた答えは……予想外で でも、ようやく私でも確信できるんです。 ああ、今までの優しさも愛情も 錯覚なんかじゃなかった、と。 じわりと想いと共に涙があふれてしまって それでも彼をじっと見つめ返しました。 ] (*34) as_252 2021/05/11(Tue) 23:42:52 |
【人】 大学生 葛葉 桜子この前……あぁ、あの時の……。 いえ、こちらこそ。 ……あの時はちょっと色々あったものですから。 [ 背の高い男の子と可愛らしい女の子の二人組が こちらに近づいてきたかと思うと、>>2:15 女の子のほうに声をかけられました。 少し誰だったっけ、と思ってしまいましたが あの時隣に座っていた子だと思いだせば お礼への返事をするのです。 ちらりと男の子の方をみると軽く会釈されて。 そのままどこかへ行ってしまいました。 もしかしたら気を遣ったのかもしれないと思いつつ 迷惑そうにしていなければ 学部はどこ?だとかそんな当たり障りのない話から して彼が戻ってくるのを待ったことでしょう。 ]* (0) as_252 2021/05/12(Wed) 22:27:29 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子いらない…… [ 少し寂しくなって そんなことを口走ってしまいました。 傍にいればいいのに、という言い方も、 いらないかも、なんて思っていることも。 私じゃダメなの?とも言えなかったのです。 どんなに仲良くなっても 怖くて踏み込めなかったから きっと私達は似た者同士だったんです。 彼の優しさは好意じゃないはずだと 思い込んで誤魔化していたから。 ] (*40) as_252 2021/05/14(Fri) 0:40:12 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子そ、っか……。 私も、あったかくてすき。 [ 抱きしめられたりすると 満たされるような気がして。 煙草を吸うために離れる一時も 本当はいつも引き止めたいと思ってたなんて 彼には言えません。 確かに目の前で吸われるのは苦手ですが… 彼がふらりとどこかに行ってしまいそうで 離れないで欲しい、なんて めんどくさいと思われても仕方ないほどに 彼に心を奪われていました。 ] (*41) as_252 2021/05/14(Fri) 0:40:34 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子や、おうじ くんっ…… まだいって……! [ 絶頂している瞬間も動きが止められることはなくて 受けとめきれない快感に、 私の顔はくしゃくしゃに歪んでいました。 絶対可愛いなんて顔じゃないはずなのに。 でも、顔を隠したりする余裕なんてありませんから 恥ずかしい姿を晒すことしかできませんでした。 ] (*42) as_252 2021/05/14(Fri) 0:41:10 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子おうじくんが、いい……! おうじくんじゃなきゃやだ…… [ 振られてしまった時みたいに 一方通行の想いだと知るのがどうしても 怖くて、好きになったら迷惑なんだと思ってしまって ずっと気持ちを隠そうとしていました。 もしかしたら好意が滲んだことは あったかもしれませんが 決定的な人ことは絶対に言わないようにしていて。 でも、彼の本音に触れることが出来たから 私も踏み込むことが出来たのです。 ] (*43) as_252 2021/05/14(Fri) 0:42:03 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子おうじ、くん……すき……! [ 涙を拭ってもらって再び彼が動き出すと もう何度も絶頂しているのに、 また快感の波に飲まれそうで声をあげてしまいます。 中に出された瞬間、目の前が真っ白になるような そんな感覚に襲われて、 しばらく放心していましたけれど 何とか体を動かして、彼と唇を重ねにいくのです。 私から彼にするのは二度目でしたから、 ずいぶん下手だったかもしれませんが。 ] (*44) as_252 2021/05/14(Fri) 0:42:54 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子* おーじくん……たーりーなーいー! もっとぉ……もっとあついのほしぃ… [ 一糸まとわぬ状態で彼に跨ってそんなことを 言う私は多分人から見たら 酩酊状態とも言えるでしょう。 クスリ、なんて嘘だったのだとしても 私にはしっかりとそれの影響が出ていて 何度もしているのに体が疼いて仕方なくて、 おうじくんにひたすら強請っていました。 勃たない、とか言われるのであれば 手で握ってみたり口で奉仕してみたりしようと するくらいには、体は満足していませんでした。 もっとも、体力はすでに限界を超えていましたから 何かきっかけがあれば 簡単に意識を手放したでしょうけれど。 ]* (*45) as_252 2021/05/14(Fri) 0:43:58 |
【人】 大学生 葛葉 桜子建築学科の、葛葉桜子です。 たぶん、あなたよりは学年が上、かな。 [ 女の子の方はどこかに行ってしまった 男の子のことが気になっていたようですが 名前を聞かれるのなら答えましょう。 ……彼女にとって良かったのかはさておき 私にとっては立ち去った男の子の選択は 正しいものだと思いました。 仲睦まじげな二人を相手にするのは少し…。 ] (4) as_252 2021/05/14(Fri) 23:42:25 |
【人】 大学生 葛葉 桜子幼馴染の恋人……素敵ですね。 [ 二人とも海の字が入っていて 幼馴染で、恋人。 彼のことを話している姿は可愛らしくて、 その噂の彼がジュースを手に戻ってきたときは 素直に怒っていて。 ―――いいな、と思いました。 ゆらりと瞳が揺らいだのは たぶん彼女には悟られていないでしょうけれど。 連絡先を教えて、何度か会ううちに仲良しには なったものの…… 少しだけ、眩しいなと思うところもありました。 気づかれないようにはしていましたから 一緒に買い物にいったりとか 遊びに行ったこともあったかもしれません。 ある日を境に、羨ましいなという思いは 消えることになりましたけれどね。 ]* (5) as_252 2021/05/14(Fri) 23:44:11 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子[ 私が恋人に振られたのは 自分のせいなんじゃないか。 そう思っていました。 だから、彼の涙を流す必要はない、 というあの一言は、私を救うものにほかならなくて。 寂しさやむなしさをあの一時は忘れさせてくれて その後に過ごした時間もすべて ずっとずっと特別な時間だったのです。 ] (*49) as_252 2021/05/15(Sat) 23:32:37 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子* んんんー!も、だめ、だめっ……! [ おうじくんは動きを止めてくれなくて 彼が楽しそうな表情をしているところを 見る余裕もなく何度も達してしまって。 おうじくんがいい、なんて言葉が 余計に火をつけることになるなんて そこまで意識しているはずもないのです。 ] (*50) as_252 2021/05/15(Sat) 23:32:56 |
【赤】 大学生 葛葉 桜子* ふ、うぅん…… [ 強請っていると、抱き寄せられて 大好きな彼と口づけを交わすのです。 夢中でしていましたけれど、そのせいと言うべきか 酸素がだんだんと足りなくなってしまって 意識が薄れていってしまいました。 彼の頬に添えていた手がふっと力を失うのに そう時間はかからず、 眠ってしまうことになるのでした。 ] (*51) as_252 2021/05/15(Sat) 23:33:16 |
【人】 大学生 葛葉 桜子……うん!恋人として! おうじくん、好き…! [ 翌日は動けなかったので帰れませんでしたし それをいいことにその日も抱かれたので 彼とは二日ほど一緒でした。 その間に頬を触るのは嫌か、なんて 聞いたりもしたのです。 慣れていくからいいよ、と言われて 嬉しくなって何度も頬を撫でてしまったりも しましたが、一緒にいる時間は とてもあたたかなものになりました。 どこか戸惑ってごめんね、と言っている彼には なんで謝るの?と笑って 背伸びをして唇を重ねた後 笑顔でこう言うのです。 ] あなたと出会えてよかった。 あの出会いは、運命だったね。 * (8) as_252 2021/05/15(Sat) 23:34:26 |
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