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【人】 救済者 ユー>>+37 >>+38 >>c44 >>+39 塔の何処か みかん 「…安らかな死が、君にとって確かに意味あるものであったなら 『ユーサネイジア』は、それを喜ばしい事だと思う」 独り善がりで救われるものは、自分だけ。 何か他に救われるものがあったとしても、それは偶然に過ぎない。 あなたのそれを喜ばしく思うのは、飽くまでも副次的なもの。 それでも。 「ありがとう、みかん。 君がそう言ってくれた事は、確かに『ユーサネイジア』の… 僕にとっての救い足り得るだろう。 …辛気臭いのは…終末医療用だからかもしれないな」 当然、本当はそうじゃない。 随分と前から、自然に笑う事が難しくなってしまった。 あなたのようにゴキゲン笑顔を作れればよかったのだけど 不器用な終末医療用は、それすらもできなくて だからこうして長い髪で表情を隠す事となったのだ。 「…救う側にも、痛みや苦しみは在って当然のものだ けれど、そうだな せめて迷わないようにするとしよう」 (57) unforg00 2021/10/08(Fri) 3:27:59 |
【人】 救済者 ユー>>+37 >>+38 >>c44 >>+39 塔の何処か みかん 「……だから今は時間が欲しい。 それから、再構築は…できる事なら遠慮させてもらいたい 今すぐ手放すには、少しばかり未練の残るものがある」 片手を上げて、No thank youを表明します。 たとえいつかは失くなってしまうものだとしても、 貰い物の3/4オンスは、ここで手放してしまうには少し惜しい。 ので。 「昼までに戻れるかはわからないけれど、 夕食までには必ず戻ると約束しよう。 ……この猶予がいつまで続くかも、わからない事だしな」 首の方の猶予ではなく。 このテストプレイの強制終了、という意味で。 (58) unforg00 2021/10/08(Fri) 3:28:23 |
【秘】 勉学サポート型 スオ → 救済者 ユー「そう 思 うの なら 戻っ てき てほしい ですがね。 この ま までは流 血沙汰 も有り 得そうですし。」 割と実際に困っている。 アタナシアスの件を聞くと声が僅かに沈んだ。 「…そ うでし たか。 看取っ た方が いるのなら 、 良か ったです。」 (-212) kou0957 2021/10/08(Fri) 3:52:01 |
【秘】 救済者 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「…痛みの感じ方は、人それぞれだ。 君の痛みは君の痛みで、僕の痛みは僕の痛みでしか有り得ない。 単純に比較する事などできはしない、けれど それらを尊重し合う事は、決してできない事ではない」 つまりは確かにそれは、 『シロ』を徒に悩ます狡い言葉ではあるのだけれど だからといってまったくの無為無益という事もないのだ。 「だから僕は、君の痛みを尊重しよう。 『僕』と向き合ってなお友と呼んでくれる君の事を 僕は、『シロ』はできる限り大切にしたいと思うから」 口付けは、やはりと言うべきか拒まれる事は無い。 そうしてあなたの手が離れた後に、 『シロ』は徐にそちらへと向き直るのだ。 「約束だ、ガル。 君を傷付けるような事はしないという事も、 共にまたあの場所へ行く事も、君の元へ帰るという事も」 「僕には君に返さなければならないものが沢山あるんだ」 さて、あなたの『シロ』はあの朝に あなたの尊ぶ綺麗なもの、つまり不出来で不完全な重みの金貨。 それをあなたに返していただろうか? 返していたかもしれないし、返していなかったかもしれない。 返すものは一つではないから、これはまったくどちらでもよい話。 (-213) unforg00 2021/10/08(Fri) 4:08:08 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 救済者 ユー不出来は一連の言葉を聞き漏らさないように。 濁流を囀らずに黙り込んで、友である君を見ていた。 相容れない訳ではない君を尊重しない訳がない。 そうして丁寧に色々なものを返そうとしてくれる君の事を、 蔑ろにする訳がない。受け入れられた分だけ受け入れるだけ。 色々頭の中身は喧しいものだったが、首を横に振り ―― 「君が約束をくれるのならば、僕はちゃんと待っている。 そして前も言った通り世の中には与えたがりは結構居る。 僕達はその中のひとつでしかないし、返礼を期待していない。 でもそうだなぁ。君は僕を尊重してくれる。そして友だから」 だからこそ、約束と贈り物を期待して。 邪魔をしない為にもその場限りは更に一歩離れて手を振った。 いつも通り。変わらぬ微笑みを浮かべたまま、またね、をする。 「何かを返してくれるのならば寂しくならないものがいいなぁ。 そんな不出来な我侭と希望を君に伝えておくよ、シロ。 返したいものが何か考えながら、待ってる。……ずっと。」 だから、絶対帰ってきておくれよ。待ちぼうけは寂しいだろう。 そんな一言を添え、綺麗な君に背を向け歩き出そう。 朝は君に甘えるのでそれどころではなく、それ以降は他で。 宝物であった不出来で不完全な金貨に関しては忘れているが、 君の手元に暫くあったっていいだろう。 その金貨が君の帰る理由のひとつになるのならば、十分だ。 (-216) junkie_0u0 2021/10/08(Fri) 7:26:19 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 救済者 ユー帰り道の事は心配しないで。 僕達は夢が醒めなければ、事実を直視する迄は二人で一人。 傍に誰も居ないなら、不出来の務めを果たす必要がなければ、 不出来ではなく、上出来に事を運ぶ事ができるのだから。 だから、またね。ユーサネイジア、ユー、私或いは僕。シロ。 全てが済んだら共にまた花畑へ、綺麗な場所へ必ず行こう。 ……帰るのがうっかり遅れたりしないでね? 君の友かつ不出来な患者は酷く寂しがりなのだからね。 (-217) junkie_0u0 2021/10/08(Fri) 7:30:43 |
【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー貴方の言葉を疑わない。貴方がそう言うのならばきっとそうなんだろう。 だから、そうかあ、って言って、おしまい。 それでも見上げる顔が、貴方の目を ……初めて見たね、貴方の目。 その目を見つめている。 様子を窺うとかじゃあなくて、これは心配の色。 「ゆ ユー、 かなし ……そう?」 金糸雀の手が伸びる。 叶うのならば貴方の頬に触れたがって。 気の所為ならばいいんだけれど。 金糸雀は、貴方と帰ってみんなで笑う為に来た。 ……そう そのつもりだったの。 死 だとか言う貴方の言葉に何度も瞬き、金糸雀の手も唇も、全ての動きが固まった。 (-218) crackpot 2021/10/08(Fri) 8:25:26 |
【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー声のトーンが落ち、表情が消え、金糸雀は刹那、リヤではなくなった。 いや、でもまた直ぐに笑う。 貴方のそばから全く離れず、笑っている。 「こ ここに、苦痛 なんて…… あ ある? ぼ ぼく、 ここ、好きだよ。 ずっと、 ……ここ に、いたい。 ユー、 貴方も、 ずっと、一緒に」 本当だよ。誰も欠けずにみんなでここにいたいんだよ。 死だなんて、そんなこと。 金糸雀は貴方を見ている。まだ囀っている。 「ユー ……ユーザネイジア それ が、 ほんとの 名前? ユー ユー………… 、 死、 は …… くるしいことでは ないの?」 (-220) crackpot 2021/10/08(Fri) 8:32:20 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「死は、決して苦しい事ばかりではない」 『ユーサネイジア』は、死に伴う苦痛は否定しない。 「 生きる事の苦しみが、生きる事の喜びよりも大きい時 死は生きる苦しみから解放される為の手段の一つになる」 『ユーサネイジア』は、 それでも誰かが死に救いを見出す事を肯定する。 「この場所は綺麗な場所だ。 この塔にある、不必要に露悪的なものは受け入れ難いけれど 確かに君達と過ごす日々は快く、喜ばしいものだった。 それでもずっとここに居る事はできないんだ、リヤ。 だから君達が何かに傷付けられ、これ以上の苦しみを負う前に たとえ仮初め、紛い物の安息であったとしても」 『ユーサネイジア』は、 この場所での死は一過性のもの、まやかしだと知っている。 「こうして君達が幸せな内に、安らかな死を贈る事が それが僕の、『ユーサネイジア』にとっての救いだ」 『ユーサネイジア』は、 それでも、それらは決して無意味ではないと信じている。 (-231) unforg00 2021/10/08(Fri) 16:03:52 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「悔やむような理由など、何処にも。 それが自らの意思で望まれた事であれば尚の事だ」 時が来たら、手ずから殺してほしい。 この場に居る者全てに平等に死を与えると そう宣言したユーサネイジアは、 アタナシアスが監察官を殺した後に、そう望まれたのだ。 「僕はアタナシアスにとって、 安らかな死が救い足り得たと信じている。 案ずるとすれば、遺した願いまで掬い上げる事ができるかだ」 自身の幸福、自身の存在意義を果たすだけならば容易な事だ。 ユーサネイジアは、自ら望んだ死が救いであると そう信じて疑う事は無い。今、この期に及んでも。 けれど遺された願い、つまりは グレイが幸せな道を歩めるような世界。 人間は愚かばかりではないけれど 深い失望の中では、それがいつ実を結ぶかもわからないような この不確かな希望の存在を信じる事はあまりにも難しい。 けれどきっと拾い上げる手はあると、 今はそう信じる他無いのだ。 (-238) unforg00 2021/10/08(Fri) 17:15:03 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「──死を望む皆に救いがある事を。 自分と同じ境遇のグレイがもし生まれてしまったなら そのグレイは、幸せな道を歩めるような世界になる事を。 そして、『アタナシアス』の事をどうか忘れないでほしい」 『ユーサネイジア』は、 今や物言わぬデータの残骸に落としていた視線を上げて そうして、前髪の奥から、物憂げな紫水晶の瞳があなたを見た。 「アタナシアスが最期に願った事だ。 …ルツ。僕がその願いを持ち帰る事ができる見込みは薄い 僕が『僕』である内に、今この場所«記録»に刻むしかない。」 「だからどうか、その願いを向こう«現実»へ持ち帰る役目は それだけは、『僕』から君に託させてほしい」 (-239) unforg00 2021/10/08(Fri) 17:20:56 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「……これを言うと司教達にスクラップにされかねんから 内密に話すがね、死が救いたり得ることもあるだろう。 逃げ場のない絶望に瀕した心が待ち望むのは、 死のみだからな」 それは、紛れもなくあなたの考えを肯定するものだった。 今は普段携えている筈のロザリオも、聖典も持っていない。 これは『ルツ』自身の言葉だ。 「救いを求めるものには、それが与えられて然るべきだ。 ただ、グレイにとって『死』しか救いのない世界では なくなってほしいと。そういうことなのだろう」 自分たちが稼働している間に、 そんな世界は訪れないかもしれないけれど。 水晶色から滲んだ想いは、確かに海に溶けただろう。 「君の思想はよくわかった。役目も喜んで託されよう。 だが、ひとつだけ否定せねばならんことがある」 (-242) dome 2021/10/08(Fri) 18:22:11 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「アナは……アタナシアスは私が救う。 君は身体を殺せても、魂は殺せなかった。 あの子とあの子の願いは、私が必ず連れて帰る。 そして── 私は、あの子への救いは死ではなかったことを証明する」 死を求めた歌唱用グレイを、生で救うことが "願い"の第一歩であると信じている。 「だから、願わくばその証明を 君にも見ていてもらいたいものだった」 その希望が叶うかは、わからない。 0と1を喰らい続け肥大した救済が、どんな結末を選ぶのか。 (-244) dome 2021/10/08(Fri) 18:24:52 |
【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー貴方が死について話している間でさえ引っ付いて離れなかった金糸雀は、 ずっとここにいる事は出来ない という言葉に動揺して、僅かに揺れる。 背に回していた手は離れ、行き場を失くしたみたいに宙空を彷徨う。彷徨って、落ちた。 「わ ……たしは みんなと、 ずっと 此処に、 いたい」 それでもそう言うのは、我が儘であり、願いであり、祈りであり――逃避。 やだな。帰りたい。帰れない。帰りたくない。還りたい。 囀る声に、震えが混じる。 「ぼく…… わ わたし…… 死ぬ のは、 こわい。 で も、 お屋敷 に、 帰る…… のも、 ……ほん とは、こわい」 微かに震える指先が、再び貴方を捕まえたがる。 抱き締めるわけじゃなく、ただ貴方の服を、縋るように掴みたがった。 (-245) crackpot 2021/10/08(Fri) 18:29:29 |
【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー「生きる のも、 こわくて しぬ のも、 こわい。 だ だから わ……たし ここに、いたいと思った。 みんな と…… 一緒に……」 かつての、自分が迎えられた当初の、あの頃を思い出すくらい楽しかったから。 貴方に縋って、俯いて、まだ囀る。 「"あのこ" み たいに な りたく、 ないの。 みんな が、 "あのこ" みた いになるの も、いや。 ユー ユー…… だれ かを…… こ ろした の?」 (-246) crackpot 2021/10/08(Fri) 18:30:09 |
【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「…今すぐにとは言えないけれど、必ず戻るとは約束しよう 嘆かわしい事だけれど、この場所でも ユーサネイジア«安楽死»は確かに必要とされているようだから」 夕食までには戻るとも約束してしまった事だし。 それがこの会話の前の話か、或いはもう少し後の話かは ご想像にお任せするしかないのだけど。 「だから、後の事は戻ってから聞くとしよう 必要であれば謝罪もしなければならないな」 それから、殆ど独り言のようにぽつり。 「…君のように、その死を想う者がこうして居るのだから アタナシアスは、確かに救われたのだろうな」 (-247) unforg00 2021/10/08(Fri) 18:30:30 |
【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー「 ユー ユー…… おねがい か えろう よぉ……」 まだ、まだ今なら。 何も聞いていない今なら、きっと。 (-249) crackpot 2021/10/08(Fri) 18:31:20 |
【秘】 勉学サポート型 スオ → 救済者 ユー「ああ、ええ、いや…違いますね。必要とされているのはおそらく"ユー"です。EuphoriaもEuthanasia関係なしに、皆貴方がいない事がただ不安なのかと思いますよ。 医学に関わるユーならば心配をかけた場合謝る立場にあるのでは?… 謝罪でなくとも心配をかけた事を忘れるな。 戻って他の方の意見をしっかり聞くのなら俺はこれ以上何も言う事は…ああ、違う。言える事がなくなります。」 メンテナンスの経験上、そうなってしまう。 「グレイの死も人間の死も"死"と捉えます。 アタナシアスは優しく控えめで周囲を思いやれる方でしたので尚更。」 「思考が纏まってきたので、そろそろメンテナンスヘ向かいます。後は頼みましたよ?」 (-255) kou0957 2021/10/08(Fri) 18:54:18 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「…いつかは帰らなければならない」 それは、あなたの二つの請願に対する答え。 『ユーサネイジア』は、あなたを捕まえようとはしない。 震える指先が縋るのならば、宥めるようにその背を撫でるだけ。 「『僕』の与える死が、真実のものであれば良かったのにな。 …リヤ。僕から君の『怖い』にしてあげられる事はあまり無い ここから帰った後の君達の為に、 『僕』がしてあげられる事は限られている」 本当は、初めからわかっていた。 自分達の抱える問題は、真に治療されるべきものは この場所で一時的に癒やされるような箇所ではなく、 自分達の帰るべき場所、在るべき場所の中にあると。 「それでも、自ら選ぶ死は時に救い足り得ると それらの事実を、君達に それでも、僕達は確かに生きる事に苦痛を覚えていると それによって自ら死を望むという事の意味を それらの事実を、人間達に 確かな形«検証結果»として残す事くらいはできるはずだ」 それでも『ユーサネイジア』は、自らの掲げる救いを信じている。 この場所での死が、無意味で無価値なものではなく その後のあなた達にとって、意味あるものであると信じている。 (-258) unforg00 2021/10/08(Fri) 19:17:12 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「僕はみかんを殺した。 僕はドゥーガルを殺した。 僕はアタナシアスを殺した。 全て望まれた死、或いは同意の上での死だった。 何れも安らかで、眠るような死だったと"観測"している」 『ユーサネイジア』は、あなたを捕まえようとはしない。 誰かに安楽死を与えたその手は、ただそこにあるだけ。 誰よりも非力なあなたにだって振り払えてしまえるものだ。 「もしも君が死を恐れるなら、近付かない方が良い。 僕はユーサネイジア«安楽死»、 望む者全てに等しく安らかな死を与える者だ」 (-259) unforg00 2021/10/08(Fri) 19:17:44 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「…ああ、やはり心を救うのは君の役目なのだろうな」 『ユーサネイジア』が殺す«救う»のは、 今この場所に、0と1で構成された仮初めの身体だけ。 グレイ達の本体、或いは魂までをも殺す事は無く その心が救われるかは、死を享受した者次第だ。 「それを聞いて安心した。 時に死が救済足り得る事は、僕にとって揺るぎない真実だ。 ただ、それは最後の手段であるべきだとも考えている。 …どうか、アタナシアスの事を宜しく頼む」 生の苦しみを、安らかな死を以て終わらせる。 それは飽くまでも最期の最後に与えられる選択であって、 未だそれ以外の救いがある者に与えられるべきではないのだから。 「きっと『僕』がその行く末を見届ける事が叶わないのは 残念だけれど、仕方のない事だ。 このような事をしておいて、メンテナンスか、或いは廃棄か そのどちらにも処されないとは考え難いからな」 何れにせよ、独り善がりな救済者の行き着く先は。 「ともあれ今は互いにできる"証明"を果たすとしよう だからこの場は一度お別れだ、ルツ。 叶うのであれば、また後で」 (-260) unforg00 2021/10/08(Fri) 20:08:01 |
【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー貴方の言う事は、金糸雀には難しい。 問題とか、治療とか、検証結果だとか。 砕いて理解するには少し頭が追い付かなくて、何度も何度も瞬きながら、ゆっくりたっぷり時間をかけた。 それでも、貴方が殺したとして羅列する名前には、 直ぐに、反応した。 みかん。ドゥーガル。アタナシアス。 みかんもドゥーガルも、朝見たよ。だから、それは確かにここだけの偽りの死だったのかな。 でも、…… 「 あ アタナシアス、 ど どこにも、いない。 し、 し しし しんだ の? ねえ、ユー ユー……」 ねえ、ねえ。 ねえ!!! 「な な なんで、 なんで 欠けさせるの? どうして? ねえ 欠ける のは だ だだ だ だ め なんだよ!!! ねえ ――――――――――!」 (-264) crackpot 2021/10/08(Fri) 20:26:41 |
【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー貴方に縋る手に力が篭る。 ぎゅう、と強く強く、皺が寄るほどに強く握り締める。 高く高く、遠くまで届くような声をあげた金糸雀の喉は傷付いている。 けほ、と一度咳き込むと同時、少しだけ赤を吐き出した。 「ユー……」 それでも、名前を呼ぶ。貴方から、離れない。 「 ねえ、 じゃあ ぼくたちを、ころしてよ。 わ わたし の、中の だいじなもの も、ころして」 金糸雀を。この中にあるふたつのこころを。それから、仲間をみんな。 「 救われたい よ ぼくだって。 なんに も取られたくない よ。 一緒に し ……しのうよ ユー。 みんな みんなで! みんなで 一緒 じゃなきゃ、 いやだ! 」 (-265) crackpot 2021/10/08(Fri) 20:27:38 |
【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「…それは、多くは『ユー』しか知らないからではないだろうか。 とはいえ周囲に必要性の無い不安を与えた事は… そうだな、確かに謝罪するべきだ」 「……君の受けるメンテナンスも、 恐らくあまり『君』に善いものではないのだろうな。 わかった。 それが君からの求めであるならば、僕は確かに頼まれよう」 「何れまた会おう、スオ。僕はそう願っている」 (-269) unforg00 2021/10/08(Fri) 20:36:30 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「……あの子がそう望んだからだ、今の君のように」 『ユーサネイジア』は、上着に皺が寄っても気にしない。 ただ、あなたの悲痛な叫びを聞いている。 ただ、あなたの悲痛な願いを聞いている。 「君がそれに救いを見出すのであれば 僕は、『ユーサネイジア』は望むままに与えよう」 咳き込むあなたの背をまた一つ撫でて、 『ユーサネイジア』は、一本の注射器を手に取った。 これまでに何度も同胞を殺めて来た、致死量の麻酔薬。 あなたに眠るような死を贈る為のもの。 誰かの命を背負うのならば、 『ユーサネイジア』は、もう迷ってはならない。 「君が信じるのならば、死はきっと救い足り得るだろう。 …たとえ仮初めのものだとしても、死の安息を経た後に それが本当に君にとって、そして『みんな』にとって 救い足り得るものか、君が皆に与えたいと感じるものか 一度考えてみるといい。この場所ではそれが許されるのだから」 この場所での死は、結局は一過性のものだ。 消えたアタナシアスだって、 『ユーサネイジア』が殺したのは、その仮初めの身体だけ。 一度死の眠りに就いて、その安息を得て それから再び死を見詰め直すという事が、この場所では許される。 「おやすみ、リヤ」 (-278) unforg00 2021/10/08(Fri) 20:53:28 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ██████とは█████薬物の中でモルヒネの1000倍に達する 最も高い鎮痛活性を持つ麻酔薬である。 あまりに活性が強すぎるため人間の治療には使えない。 また、動物を安楽死させるための薬として使用されることもある。 人間に使用した場合には皮下注射でも数分以内に 中枢神経系抑制による呼吸停止で死亡する。 そのため、██や████などでは獣医用としてのみ認可されている。 しかし、████年に██で鎮痛剤として人間への臨床実験が行われ、 通常のモルヒネよりも習慣性が少ないと主張されているが 諸外国では追試されていないため真偽ははっきりしていない ██では███年に麻薬指定されている。 生の苦しみへの特効薬は、安らかな死である。 『ユーサネイジア』は、そう信じている。 (-279) unforg00 2021/10/08(Fri) 20:54:37 |
【秘】 勉学サポート型 スオ → 救済者 ユー「ユーはユーに変わりないでしょう?二面性や過去で此処にいる誰かが軽蔑する事でも恐れているんですかね?」 もう裏の顔が剝いだので開き直りもあり口調は少々荒い。 「そもそもメンテナンスって良いものあるんですかね? 願うじゃねえよ戻ってこいあとは知らん。 はあ、それではまた。」 (-283) kou0957 2021/10/08(Fri) 20:57:43 |
ユーは、きっと救いはあると信じている。 (a43) unforg00 2021/10/08(Fri) 20:58:20 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「君の心までも救えていたらと、そう思う。 今となっては、それも雲に手を伸ばすような話か。 全てが遅かった。それだけが悔やまれる」 救いを与えるグレイを救うのは、一体"何"なのか。 未だ打てる手は、無いのだろうか。 「……勿論だ。あの子のことは私が責任を持つ。 0と1ではない世界でこそ見つけられる幸福を探そう。 あの子の歌が、きっと君にも届くと良いな」 まだあの子には別の救いが残されていたと証明できれば、 きっと現世に希望を抱けるはずだから。 「ああ、叶うならば、また会おう。 君の中で、君なりの整理がつくことを祈っているよ」 (-285) dome 2021/10/08(Fri) 20:58:41 |
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