人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 現在 林間学校当日 
  


[私立一貫校が準備したバスでも山道を走れば
 きっと揺れるのは変わらないだろうから、と
 母親が持たせてくれた酔い止めの薬を(過保護)
 さっき買ったよーいお茶で服用していると、
 不意に
ぞく、
>>4背中が寒くなった
 気がしてそっと周りを見渡した。

 バスの隣に座る女生徒>>4と目が合う。
 バスの席順はランダムのようで、名も知らない生徒。]


   …あの、今なんか言った…?


[恐る恐る尋ねる。
 幸い彼女の口の端は微笑みの形に上がっていて、
 空耳か、とこちらも肩を下ろした。

 けれども挨拶をしようと口を開くより先に、
 彼女から告げられた言葉には>>5
 思わず持っていたよーいお茶を取り落とす所だった。]


   …う、あ、はい…そーです…
   聞いててくれたんか…
アリガトゴザイマス

 
(8) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 7:53:50

【人】 受験生 雨宮 健斗

[あの文化祭から随分時間も経っていて、
 まさかこんなところでいきなり感想を伝えて
 もらえるなんて思ってなかったから、
 びっくりしたのと、恥ずかしいので、顔を覆う。

 先輩、と己を呼んでいるのだから、
 1年か2年なのだろう。
 『楽しそうに』と言う言葉は嬉しくて、だけど少し
 刺さったから、顔を伏せたままで礼を言った。

 …面白かった。
 その感想もまた、面白い。
 怪我をする前に出ていたコンクールでは、
 
その評価は残念賞の証。

 どうでもいい。
 己のピアノを覚えていてくれる人が居て
 それが素直に嬉しいと今は思って。 ]


   面白かった、かぁ。
   緊張し過ぎて、どんなに弾いたかあんま
   覚えてねぇんだけど。
   でも、ありがと。

   …エーマ喉飴、食う?


[火照る耳を誤魔化すように、最近気に入ってる
 喉飴の丸いケースをカラカラと鳴らしてみせた。]
 
(9) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 7:59:52

【人】 受験生 雨宮 健斗


   えっと、1年?
   俺は3年の雨宮。
   道中よろしく。


[そう伝えて、口角を上げた。
 彼女が望めば喉飴を分けたりしただろう。

 つ、と見る瞳の色が、左右で異なっていることには
 すぐ気づいたけれど、特になにも口にせずに。
 そう言えばあの雨の日、己を助けてくれた男子学生の
 瞳の色も僅かに違っていたな>>0:98と思い出す。
 まさかその二人が幼馴染みなんて、思いもよらず。]*
 
(10) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 8:03:20

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 グループ分け時 
  


[山道を長時間揺られていると、薬のおかげか
 車酔いすることはなかったけれど、
 いざ到着してバスを降りてもなんだかまだ足元が
 ふわふわする感覚が不思議に残る。

 己を呼ぶ声>>2に振り返れば、あの時>>0:8のオリガミ部員。
 幸いにしてなかなかの印象>>0:182を持たれていたとは
 知らないままに、よぉ、とこちらも手を上げて近付いた。] 


   おう、大丈夫だったぞ。
   なんか隣に可愛い後輩が居て、
   幸先の良い旅だったわ。



[笑いながら告げた。
 えらくしっかりとした防寒対策姿と、
 白い猫耳のようなものがついたニット帽>>1
 目に入って、やっぱ女子なんだなぁと失礼なことを思う。
 言わないけど。 ]
(18) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 8:27:46

【人】 受験生 雨宮 健斗


   だな、楽しむか。
   つかさみぃなやっぱ。
   こんだけ寒いなら虫出ないといいな。


[後半の重要な心配を吐き出しながら、
 あ、と思い出して、ポケットを探る。]


   こいつ連れてきた。


[紙ナプキンの小さな鶴。
 ちょっとヨレヨレになって、カレーの滲みがついてる
 その羽を摘んで。 ]*
 
(19) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 8:29:12

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 バスの車内 
  


   ………


[膝の上で揺れる、小さな喉飴のお礼と言わんばかりに
 差し出された、ころんと丸いフォルムの、
 
おはぎ
>>11

 日下部汐里、と名乗った可愛い女子からは
 結構な距離かけ離れたその和菓子と、
 綺麗な宝石のような瞳とを何度か目を瞬かせて見比べた。] 


   あ、ありがとう…


[高校生の林間学校に向かう、山道を行くバスの中で
 食べるには、少々違和感のあるおはぎを、
 それでもきらきらと真っ直ぐな眼に断ることなど
 出来ずに受け取って。
 
 イタダキマス、と呟いてから、添えられていたなら
 黒文字だかつまようじだか割り箸だかで、
 ぱくりと口に運んだ。 ]
(24) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 8:56:29

【人】 受験生 雨宮 健斗


   あ、うま。


[正直びっくりして目を見張った。 ]


   ばーちゃんちで食ったのと同じ味がする。


[感想として正しかったかどうかわからないけど、
 思ったままを口に出して。
 これ、まさか手作り?なんて話をしただろう。]*
 
(25) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 8:58:09

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 グループ分け?の時 
  


   え、あの子知り合いだったのか。
   可愛かった。
   手作りのおはぎもらったわ。
   旨かった。



[おはぎの主、日下部と友達だと言う近藤に
 他愛もない感想を話しながら。

 ひょいと摘んで見せた鶴に思いがけず浴びせられた
 罵声>>23には一瞬息を飲んで、
 それから思わずぶは、と吹き出した。 ]


   きっ…てめぇ、俺の
鶴子
になんてことを…


[なんとなく愛着があって、あれからずっと
 ポケットにいる。

 別に恩返しを期待しているわけではないけれど。]
 
(29) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 9:57:37

【人】 受験生 雨宮 健斗

[くべねぇわ、とくつくつ笑いながら、
 ホイ、と言う声とともに何かを拾い上げた>>22
 近藤の手を何気なくひょいと覗き込めば、 ]



   
いっ、いやぁぁぁあああ!!!




[彼女の指に囚われて、多めの脚をバタつかせる昆虫と
 目が合ってしまっ(た気がし)て、
 なかなかの声量の叫び声とともに後ずさりした。]*
 
(30) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 10:02:02

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 回想 林間学校前日の掲示板前 
  


[抜かりなく、と言うかきちんとちあにも
 タピオカドリンクを手渡した赤羽>>@0を見て、
 んじゃ遠慮なく、と同じものを受け取った。 ]


   最近は真面目ってどーゆー意味よ。


[ぎろりと軽く睨んでやりながら、ズズズと音を立てて
 ミルクティーを啜る。
 時折口の中に飛び込んでくる黒い塊を
 グニグニと噛んで潰した。 ]


   は?マジでやめろ留年とかお前、
   言っていいことと悪いことがあるんだぞ!


[ついでにわざわざ生徒会長の座を狙って
 留年しようなんて奴がいたら、
 その分の単位くれって言いに行くから教えてくれ、
 と諦めたように吐き捨てて笑った。]
(35) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 10:50:25

【人】 受験生 雨宮 健斗


   やっぱいるよなぁ…
   昔から虫苦手なんだよ…脚がいっぱいなのが。


[何千匹でもいけますなんて胸を張る赤羽に、
 食うみたいに言うな、とわざとドン引きしたように
 うぇぇと顔を歪めた。  ]


   じゃ、俺行くわ。
   林間学校でな。
   虫退治は頼んだ。


[ちょっとした揶揄に、ぼんっと音が鳴るように
 赤くなった顔のちあ>>0:198を見て、
 けらけら笑って歩き出す。
 
 背中で、唸るような小さなちあの声が聞こえて、
 また笑った。  ]**
 
(36) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 10:53:08

【秘】 受験生 雨宮 健斗 → 次期生徒会長候補 赤羽 神一

   

   

   赤羽くん、林間学校はレーティングR15なので
 
   ちゅーまでですよー。
   



[なんて、赤羽にもそっと耳打ちして。 ]**
 
(-18) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 10:57:30

【秘】 叶わぬ想い 日下部 汐里 → 受験生 雨宮 健斗



  そうそう。

  私のおはぎ。
  煙草をやめたら、もっと美味しく感じますよ。


[ 微かに服に染み付いた臭いは、
  私の気のせいかもしれないけれど。

  話の隙間、そっと耳元に唇を寄せて。
  これまで多くの人に向けられただろう忠言を。 ]
 
(-25) 希 2020/11/23(Mon) 17:10:04

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 バスの車内で 
  


[軽い気持ちで、と言うより、何の気無しに尋ねた
 質問だった。>>25

 突如、御伽噺の語り部のような口上が、
 その形の良い唇から流れ出して>>49
 思わずぱちくりと目を瞬かせ、二口目のおはぎを
 運ぼうとしていた手を止めた。

 
  
滔々と語り紡がれる、おはぎ愛。
 いかにおはぎが好きで、日々どうすればさらに良い
 おはぎが産み出されるか、研鑽に研鑽わ重ねている、
 と言う話(要約)。

 最初多少は戸惑ったけれど、きらきらと輝いて
 熱意の籠った瞳で語られる愛する物の話は
 退屈な訳もなく、またそう話す彼女の姿は
 おもしろくて好意が持てて。

 時折、うん、うん、と頷いたり、へぇ、と
 相槌を打ったり、質問をしたりしながら聞いていた。]
 
(55) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 19:17:39

【人】 受験生 雨宮 健斗


[講説が終わりを迎えるころには、おはぎは
 すっかり腹の中で。

 ぺこり、と頭を下げる彼女にこちらも、
 ご馳走様でした、と頭を下げた。

 揺れる髪から、微かにふわりと甘い香りが漂った。]
 
(56) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 19:18:31

【秘】 受験生 雨宮 健斗 → 叶わぬ想い 日下部 汐里


   やば、臭い?


[煙草について耳元で囁かれれば、パーカーの胸元を
 引っ張って臭いを嗅いでみる。 ]


   まじかよ、自分ではわかんねぇ。
   フォブリーズしたんだけどな。


[耳に残る暖かい風が擽ったくて、一瞬どきりと
 心臓が跳ねた。

 まったく今時の女子ときたら。 ]
 


   …善処しまーす。
(-32) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 19:19:52

【秘】 受験生 雨宮 健斗 → 叶わぬ想い 日下部 汐里


[止めるつもりもないくせに、赤くなった耳を
 隠すようにそんなことを言って。

 にかっ、と笑って誤魔化した。 ]
 
(-33) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 19:20:30

【人】 受験生 雨宮 健斗


[けれどにこやかに続く言葉>>51には、
 困ったように唇を無理矢理上げて。 ]


   …そーだな。


[それだけ言ってそっと左の袖を引っ張って、
 手を隠した。 ]


   おはぎ愛、楽しかったよ。
   林間学校でまたな。


[バスの降り際。
 短いあいさつにそう返して。

 好きな物をまっすぐ好きだと言える彼女を
 羨ましいと思いながら手を上げた。 ]**
 
(57) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 19:21:33

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 回想 イナゴ≠バッタ 
  
 

[手にしたバッタのような昆虫を、いとも容易く
 ぽい、と投げる近藤を>>32歴戦の勇者を崇めるような
 面持ちで、かなり距離を取って見ていた。]


   …イナゴ、ってなんだっけ…佃煮?
   え、食うの?あれ?


[若干のパニックで思考回路がおかしくなっている。
 仮面ライダー、なんて言われれば>>33
 なるほどなんとなく、知識の中には、あのでかい目。

 中になにも居ないことを知らせてくれるように、
 ぱっと開かれた両手>>33に全身の力を抜いた。 ]
 
(83) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 21:56:00

【人】 受験生 雨宮 健斗


[ただの紙を魔法のように折り、形作る指と同じくらい、
 いやそれ以上にイナゴをつまみあげられる指を持つ
 近藤を尊敬の眼差しで見つめた。

 イナゴ取り大会、なんてホラー映画さながらの
 タイトルを告げながら、去っていく近藤の、
 何故か自分に向けられるサムズアップを
 ぼんやりと目で追って。

 思い出したように、こちらも手を上げた。

 そうしてその先に、頭ひとつ飛び出した、
 同じクラスの友人を見つければ>>@10
 またひとつ、ほっと安堵の溜息をついたのだった。]**
 
(85) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 21:59:37
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a18) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 22:03:36

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 到着後 グループ分け 
  


[先生の声が聞こえて>>53、ひとまず足元に
 イナゴがいないか気をつけながら歩く。
 ちなみにあんな先生いたっけ、と首を捻る。
 若くて可愛いから全然良いんだけど、と思いながら。


 ちなみに矢川が居たのでめちゃくちゃ安心した。
 心配なのは、朝ちゃんと起こせるかどうかだけで、
 見知った顔以上の友人が居るのが嬉しかった。

 分けられたメンバーは、矢川と入江が同じ学年。
 入江は確か、なんかいつだったか、
 かなりインパクトのあるTシャツを着ていたような、
 またそれがとても似合っていた記憶があるけれど。

 バスで隣にいた日下部と目が合えば、おう、と笑って。
 生物部の玄森と、2年の佐藤。 ]
 

   えーと、3年の、雨宮です。
   ひとまず、よろしく。


[皆が集まる機会があったなら、愛想のない挨拶を。]*
 
(87) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 22:27:30

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
   あれ、しおり2人なのか。


[緊張しているのか、噛み噛みの自己紹介>>@30
 聞いてふと気付いたことを告げて笑う。 ]
 

   よろしくな。
   あんま緊張すんなよ。
   文化部って、普段なにやってんの。


[柄にもなくとりあえず場が保つように会話の糸口を探して、
 あれ、確か同姓同名の芸能人いなかったっけ?
 なんて佐藤に話しかけたりした。  ]
 
(92) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 22:48:31

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 荷物を部屋に 
  


   うぃ、お疲れ。


[己とてさして背は低いほうではないけれど、
 自分よりゆうに10センチは高い瞳の友人を
 見上げては笑って。
 ほい、と買ってきた缶コーヒーを投げた。]


   なあ、つかバスにいた?
   見当たんねぇから心配してた。


[あの文化部以来、背の高い転校生は、
 自分にとってかけがえのない友人になった。

 彼のバンドのメンバーや、ファンの子たちが
 『イチ』『イチくん』と呼ぶのを聞きながら、
 けどなんとなく照れ臭くて己は未だに大事な友人を
 苗字でしか呼べずに居るのだけれど。 ]*
 
(94) yukiyukiyuki 2020/11/23(Mon) 22:56:15
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a21) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 0:05:45

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 自己紹介とステーキ弁当 
  


[慣れないことをするもんじゃない。
 くそどーでもいいことを聞いた己に、
 消え入りそうな声で答えてくれるしおりを目にして>>@36
 焦ってあわあわと手を振って。  ]


   あ、こっちがすまん、
   謝らなくていーんだけどよ。
   なんか、こう…黙っているのもな、って思って。


[こういう場が苦手な人間がいると言うことも、
 こう見えてちゃんとわかっているから、
 ぐしゃ、と髪を掻きながら。 ]


   …無理に話さなくても全然大丈夫だから。
   けど言いたいことがあったらちゃんと言えよ。


[な、とちょっと笑って。
 己とて、コミュ力が高いほうでは無いし、
 厨二病だと揶揄される程には拗らせている所もある。

 だけど何かの縁で一緒になったのだから、
 つまらないよりは、楽しいほうが良いって
 きっと相場は決まってるから。 ]
 
(106) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 8:22:34

【人】 受験生 雨宮 健斗


   あ、弁当食ったらカレー作るとか?
   料理得意?>>61


[無駄にリッチなステーキ弁当を口に運びながら、
 そこにグループのメンバーがいたら聞いてみたり。

 もう1人の汐里の姿があったなら、バスの中での
 老舗和菓子店にも負けないような、
 あのおはぎを思い出して。


 おはぎ作りに包丁は使わない、って、
 18歳男子過保護母持ちは、知る筈も無く。]*


 
(107) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 8:26:09

【人】 受験生 雨宮 健斗


   まじかよ。


[親しさが増すごとに耳にする回数も増えた、
 
遅刻
、と言う言葉>>@43をここでも
 聞けば吹き出した。

 交通機関を使って移動する課外活動でも遅刻するとは
 なかなかの筋金入りで強者。

 良く眠る奴なのは知っている。
 起こすのが大変だ、という話は、あれから何度か
 ライブに行って言葉を交わすようになった、
 彼のバンドメンバーから聞いたことが
 あったかも知れない。  ]


   拷問って。
   …あー、でもわかる気がする。

 
(111) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 10:10:27

【人】 受験生 雨宮 健斗


[拷問に近い、>>@44なんて大袈裟な言葉には
 また笑って、けれどすぐに頷いて。

 いつの間にか敬称略された己の呼び方と、
 居てくれて良かった、と言う穏やかな声に
 目を細めて短く答えた。  ]


   
   
俺も。


[冗談めかして心配してくれる声>>@45には、
 素直に頷いて。

 わざとらしく伝えているけれど、その実、割合本気で
 気にかけてくれているのだろうと思うから、
 こういう所がいい奴なのだと表情が緩んだ。 ]
 
(112) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 10:11:47

【人】 受験生 雨宮 健斗


   サンキュ。
   矢川、料理したことある?
   俺全く無くてさ。

   なに、あれ、皮剥くやつ。
   ビューラー?
   あんくらいなら使えるかな?


[事故に遭うまでは学校の調理実習は見学だったし、
 ドッジボールや跳び箱も不参加が多かった。
 コンクール前は真夏でも手袋をして
 通学していたことをふと思い出す。

 事故の後はまた別の意味で、
 体育は見学になったのだけど。



 いつかは家を出て自活したいと望むなら、
 料理に触れてみるのもいいのかもな、と思いながら
 ある程度事が済めば、キャンプ場に向かおうと。]*
 
(113) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 10:14:39

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 カレー作り 
  


[はい、と差し出された料理用手袋>>121
 顔を上げれば、そこには入江がいた。 ]


   おー、サンキュ。


[と礼を言って受け取る。
 個人的に準備してくれていたのか>>122と知ることが
 あれば驚いて、重ねて礼を言っただろう。

 左手にはめる時はちょっと苦戦して、
 誰かと目が合えば苦笑いして。
 ごろごろと転がるじゃがいもを手に取った。 ]
 
(131) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 16:44:24

【人】 受験生 雨宮 健斗


[小学生の頃、調理クラブに居たという
 入江の>>72話を聞くことはあっただろうか。

 己よりはきっと、ずっとずっと手慣れた様子の
 彼女の手で下拵えされていく野菜を見たりしたのなら、]


   ほぇー、すげぇな。
   上手い。


[なんて、圧倒的に欠如した語彙力で、
 最大限の賛辞を送ったりして。 ]
 
(132) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 16:45:22

【人】 受験生 雨宮 健斗


[かく言う己はじゃがいもの皮剥きにさえ四苦八苦して。

 人参もじゃがいもも、思っていたよりずっと
 ぼこぼこしているし、玉葱を切れば本当に目に沁みる。]


   はー、なんか母親に謝りたくなるこの感じ。


[そんなことをぼやきながら、それでもとつとつと
 作業を進める。
 
 楽しかった。

 左手が冷たくて強張りが酷くて、
 野菜を握る感覚がしっかりしなくて、
 何度も取り落としたり滑らせたりしては、
 目を伏せてわりぃ、と小さく呟いたりしたけれど。]*
 
(133) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 16:48:03

【人】 受験生 雨宮 健斗


[台所に立つと身体が勝手に小豆を煮始めると言う
 日下部には>>126、なにそれ、と笑って。

 周りに人が居れば、バスの中で彼女に貰って食べた
 手作りのおはぎが美味かった話をしたり。


 猫の手なにそれ状態で、野菜を切ろうとする
 日下部>>126を目にしたのならば、
 自分のことは棚に上げて、 ]


   
あぁぁぁ指ぃ!切れる!



[と思わず声を上げただろう。
 指には敏感なのだ。
 気をつけて、と付け足して。 ]*
 
(134) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 16:51:10

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
近藤さんに会いに行きたい
(-86) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 17:38:22

【人】 受験生 雨宮 健斗


[本心で素直に褒めたら礼が返ってきて>>135
 ちらりと見た彼女の口角は僅かに上がっている
 ように見えた。

 裏生徒会長グループに配属されていたとは
 知らないままに、入江の指示をふん、ふん、と
 頷いて聞く。>>136

 厳格な上官のような口調が気になると言えば
 気になるけれど、言われたままにじゃがいもを
 半分にしてから切った。 ]


   
  
あ、切れたわ。すげぇ。
 
(139) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 18:21:53

【人】 受験生 雨宮 健斗


[じゃがいもの芽に含まれる毒の話も真面目に聞いて、
 言われた通りにぐりぐりと
ピーラー
を動かす。
 
 忠実な配下になれていればいいのだけれど、と
 思わず過ぎるくらいには、己の目に入江の動きは
 頼もしく映った。  ]


   あ、そういや米は?
   洗うんだよな確か。
   佐藤か、玄森いる?
   米ってどうやんの? 


[入江か日下部の野菜チームに聞いても良かったが、
 まだ肉やら玉葱やらのボスが残っている為、
 他のメンバーを頼ろうと。 ]*
 
 
(140) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 18:26:39

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
切れてるぅ…!
(汐里ちゃんをまってよかったと言う顔)
(ロビーログを消しながら)
(-94) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 18:44:55

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
色々と吹っ切れたのでようやく灰が賑やかに

近藤さん助けにいくの、待って良かったぁぁぁあ(絶叫)

汐里ちゃん可愛い…健気…指切りすぎ…
(-95) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 18:58:58

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
>>@47 れんry
だめだ!列車に乗るんじゃ無い!
(-96) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 18:59:43

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
はー…すきがあふれる…
(-106) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 19:26:13

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
みんなかわいいよぅ
(-107) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 19:39:03

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
あれ?この村もしかして
百合と薔薇が咲く?え?なにそれご褒美かな??
(-110) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 19:45:07

【人】 受験生 雨宮 健斗


[気をつけて、って言ったのが遅かったのだと
 知ったのは、矢川の慌てた声>>@54でだった。

 え、と思ってまじまじ見れば>>144
 日下部の指から赤い血がぽたりと
 まな板に落ちていて。  ]


   おい!


[咄嗟にじゃがいもを持ったままの左手を
 伸ばしたけれど、日下部はさっとその手を
 背中に隠してしまう。

 その上、なんでもない様子でひとりさっさか
 宿泊棟へ歩き出すので、一瞬手にした包丁を
 持ったまま追いかけようとして
 あ、これは置かないとだめなやつだ、と思う間に
 足は遅れて、彼女の背中は遠くなってしまった。  ]
 
(172) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 22:22:05

【人】 受験生 雨宮 健斗


   結構切れてないかあれ。
   大丈夫か…


[誰に言うでもなく呟いたら、近くにいた矢川も
 なんだか疲れた様子で>>@55

 怪我をしたのが誰であっても、不慣れな包丁を
 使うことにかなりの心配をかけている、と
 そう気づけば、そっと切りかけのじゃがいもから
 手を離した。

 そこに相変わらず控えめな佐藤の声が>>@61聞こえて、]


   そっか、わりぃ。
   じゃ代わって。
   米は矢川がやってくれるって言ってるし。
   あと謝ることなんもねぇから謝るな。
   次謝ったら100円な。


[なんて言って包丁を渡した。 ]*
 
(173) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 22:24:09

【人】 受験生 雨宮 健斗


[なんでか日下部が怪我をしたのを、
 ひどく気にしていたように見えたのは
 入江だった。>>148

 けれどそのあと入江はテキパキと役割分担を指示し、
 自身もあれやこれやと動いては、
 か細い声でおどおどとした様子の佐藤にまで
 フォローを入れていたので>>167重ねてわりと驚いた。

 女子に任せよう。
 きっとその方が、ちゃんとしたカレーができる。
 そしてもちろん矢川が言うように、
 これ以上怪我人を出すと洒落にならない。

 とりあえず、入江の指示に従って、
 裏生徒会長グループの下っ端に身を置いて、
 言われるがまま働いて。 ]**
 
(174) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 22:52:37

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 少し先のこと 
煙草
トイレ休憩 
  



[ある程度、カレーの段取りが整ったなら
 トイレ行ってくるわ、とその場を離れる。

 足早にその場を離れて、ポケットの煙草を探った。
 がさりと音を立てて無造作に掴み出し、
 軽く振って飛び出した一本を唇で咥えて取り出して。

 100円のライターで炙れば火のついた先端が
 ジジ、と音を立てて燻る。
 深々と煙を吸い込めば、オレンジが走った。
 ゆっくり吐き出して、白く細く長く空へ上がって行く
 紫煙を目で追った。


 煙草を口に咥えたまま。
 固まった指を無理矢理反対の手で開いて、
 力任せに折り曲げて握って、掌をぐにぐにと押す。
 思わず舌打ちが出た。 ]
 
(175) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 23:06:36

【人】 受験生 雨宮 健斗


[引率教師に見つからないようにと、
 慌しく取り込んだニコチンのせいで、
 少し眩む頭を目を顰めて振って、
 吸い殻はきちんと携帯灰皿にしまう。

 痛み止めを取りに宿泊棟に向かう道すがら、
 目にした姿に眉を上げた。>>160


   
   
日下部。
   指、大丈夫だったか。


[何があったかなんて知らないから、>>160
 デリカシーもくそもないままに声をかけて。 ]**
(176) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 23:09:37

【人】 受験生 雨宮 健斗

 
回想 ビューラーかピーターかヒーラーか
 


[野菜の皮剥きをするやつ。
 その名前だけでこんな笑うことがあるなんて。  ]


   なんかぜってぇ違うよな、
   あいつなんて名前だっけ?


[姉貴の口から聞いた気がするやつでも、
 ネバーランド住みの青年でも、
 僧侶系役職が得意とすることでも、>>@51
 なんかどれでもあってそうで、
 どれも違う気がして。  ]
 
(177) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 23:13:41

【人】 受験生 雨宮 健斗


   つかピーターだけは違う気がする。


[真顔で言ったらもう耐えられなくてげらげら笑った。

 頭の中で、なぜだかウサギが跳ねていた。

 楽器こそ違えど、同じように音楽を奏でる友人が
 己のピアノのことをその動物に擬えて評して
 くれることは、直接聞いたことはなかったかも
 知れないけれど。  ]
 
(178) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 23:14:29

【人】 受験生 雨宮 健斗


[矢川誠壱の音が好きだ。

 ベースって地味で目立たないようでいて、
 あれが抜けたりもたったりするとバンドの音は
 目も(耳か)も当てられない。

 普段は穏やかな彼が鳴らす音はどっしりと畝る
 波みたいで、時折混ぜてくるやらしいアクセントは
 跳ねて、回って、海を泳ぐイルカみたいだ、と
 思っている。

 ライブに行ったって『イチくん!』と呼ぶ、
 黄色い声が随所から上がるくらいで。

 そんな彼は、わりと本気で自慢の友人なのである。
 例え、皮剥き機の名前が出てこなくても。
 閑話休題。   ]**

 
(179) yukiyukiyuki 2020/11/24(Tue) 23:17:34

【人】 受験生 雨宮 健斗


[振り向いた色の異なる瞳は赤く腫れぼったくて>>186
 え、と息を呑んだ。
 喫煙を咎める言葉の声色にはさらに困ったように
 眉尻を下げて。


 だって内緒にして下さい>>186なんて。
 あぁ何かあったのだろうかと、ぼんやりでも
 察することが出来るのは己にしてみれば上出来だった。
 
 先程は、てへ、となんでもないふうに
 歩いて行ったのを見ていたから、
 傷が痛くて泣いていた、と言う訳でもないだろうに。]
 
(191) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 8:21:27

【人】 受験生 雨宮 健斗


[だから、  ]


   ……やっぱだいぶ切れてたか?
   そりゃいてーわな。


[そう言って、溜息をついて小さく笑った。 ]


   俺の舌をなめるなよ。
   あんこの味もちゃんとわかったろーが。

   カレー、だいたい完成だよ。
   無理すんな。
   …わりとひでぇ顔だぞ。
 
(192) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 8:24:02

【人】 受験生 雨宮 健斗


[昨日今日初めて会ったような己に出来ることが
 あるとは思わないから、
 誤魔化されて欲しいのなら>>187、いくらでも
 気付かないふりをするけれど。

 吐き出したい思いがあるのなら、
 聞くくらい別になんでも無いのだと、
 ぼそりと呟いた声は届いただろうか。

 林間学校は始まったばかりなのだから。 ]**
 
(193) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 8:25:27

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
かっ…わ…(悶絶
(-170) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 12:50:23

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
えっ…と。
押し倒していいのかな(だめです
(-171) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 12:52:27

【人】 受験生 雨宮 健斗


[その通り。
 禁煙しろのお小言など、耳にできたタコで
 たこ焼きが出来るくらい聞き飽きている。>>203

 大切な人達と一緒に過ごせる可能性が高くなる、
 それは確かに魅力的ではある、ものの。 ]


   なんか、本で昔読んだ。
   身体には悪いけど、心にはいいの、って。
   そーゆーことよ。


[ぼそっと落とした言葉>>193はどうやら彼女に
 届いたようで、>>204
 くすくす笑う彼女の瞳の色が、少し色を変えて
 己の瞳を見つめる。 ]
(210) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:41:29

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
   なんだよそれ。


[意地悪をした記憶があるほど、出会ってからの
 時間は長くない。
 そう言おうとすれば、届く行動予告>>204>>205

 え、と聞き返す間も無く、ぽすん、と
 胸元へ飛び込んでくる身体。
 ふわふわと揺れる髪が、眼下に見えた。>>205
 
(211) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:41:51

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
   っ、と、
   
   
おい。


[一瞬蹌踉めきそうになったが、なんとか
 踏みとどまって。
 流石に動揺の声を上げる。
 おまけにこの後に及んで煙草臭を咎められて>>205
 一体どうしたもんかと思った、瞬間。


 >>206


 己の胸元から響く嗚咽に、動きは止まる。
 小さく息を吐いて、困ったように頭を掻いた。
 その手をおずおずと彼女の頭に乗せて。
 ぽん、ぽん、と二度、そっと触れた。  


 
左手が動かなくてよかった。

 
うっかり抱きしめる、なんて不届きを

 
しなくて済んだから。
  ]
 
(212) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:45:47

【人】 受験生 雨宮 健斗


[気の利いた言葉もなにも言えず、馬鹿みたいに
 つっ立ったまま、いくらか時間が過ぎて。

 少し落ち着いたのか、日下部が体を離す。
 冷たい風が間をすり抜けて、真っ赤な鼻の顔が見える。
 笑っているように見えたから>>207
 心底ほっとした。

 パーカーについたしみは、この際気にしない
 ことにして。  ]


   よかったよ。
   わかってる。包丁はもうやめとくわ。


   …あんま、無理すんなよな。


[そう言って、カレーに向かう彼女の明るい声を聞く。]


   すぐ行く。先行っといて。


[そう告げて、言葉通り彼女の背中が離れていったなら、]
 
(213) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:48:03

【人】 受験生 雨宮 健斗




   
あぁあぁああ〜〜〜!!!!

   
緊張したぁぁぁぁ!!!!!




 
(214) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:49:18

【人】 受験生 雨宮 健斗


[と、その場に蹲み込んで、
 フードをぎゅうと被って叫んだのだった。]**
 
(215) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:50:06

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 カレー 
  


[何度か深呼吸したあと、しばらくして
 キャンプ場に戻った。
 その他に大きなトラブルが無ければ、
 あたりにはふわりといい匂いが漂っていただろうか。

 カレーがきちんと完成していそうならば、
 じんわりと口元が緩んだ。

 飯盒で炊飯していたのは矢川だったか。>>@56
 上手くいったのだろうか。
 もしも飯盒の蓋を開けるその瞬間に立ち会えたなら、
 おお、と上擦った声を上げただろう。 ]
 
(216) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:55:23

【人】 受験生 雨宮 健斗


[入江の指示のもと>>167、盛り付けを試みる。
 といっても、大雑把に白米と、カレーを皿によそうだけ。

 どんくらい入れんの、などと、近くに居れば
 誰かに尋ねて。

 なんとなく、女子の分は少なめに。

 上手く掬えずたらりとテーブルに垂れた黄色い雫は、
 入江の持っていたウェットティッシュ>>167
 貰って拭き取った。

 トラブルはあったけど、なんやかんやできちんと
 完成したのはチームの皆の力と協力のおかげだから、
 スプーンを親指で挟んだ右手の指先をぴし、と伸ばし、
 いただきます、と一瞬目を閉じて言った。 ]
 
(217) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:57:03

【人】 受験生 雨宮 健斗


[普段のものより随分大きくごろごろとした具材が
 存在感を訴えるカレーは美味かった。

 あっつ、と言いながらスプーンを口に運ぶ。
 手を止めては、うま、と。
 同じテーブルを囲むメンバーがいれば顔を見て、
 感想を聞いたりすれば笑って。


 あ、と思い出して、ポケットの相棒を取り出して、
 テーブルに乗せた。

 ちょこん、と佇む鶴子は確かにちょっとヨレていたけど、
 風を受けて、こと、と体を傾けていた。 ]**
 
(218) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 13:59:26

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 温泉の話 
  


[林間学校の風呂が温泉だと聞いて、
 ちょっとだけ眉根を寄せたのはついさっきのこと。

 温泉は嫌いではないのだが。
 
、である。



 目にした人がギョッとする視線に傷つく時代は
 もうとうに過ぎて。
 どうしたの!?と聞かれることはまだマシで、
 申し訳ないものを見てしまった、と
 目を逸らされたり、更にはなんでか謝られたり
 することは地味に堪える。

 こちらこそ、お見苦しいものをお見せして、とでも
 言えば良いのか、相手に気を遣わせてしまうことが
 申し訳ないと思うのだ。 ]
 
(223) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 18:04:31

【人】 受験生 雨宮 健斗


[肘の上10センチから、手首の近くまで、
 ミミズのように走る手術痕、引き攣れる皮膚、
 まぁ確かにねぇ、と苦笑いしては、いつしか人の
 集まる温泉には足が遠のいていたのだったが。 ]


   ま、いーか。


[入ることを決めたのは、温泉の魅力が勝った、
 というよりは、ただただ山奥で寒かった、から。

 そっと足を進めて、身体を洗ってから、湯に入る。
 流石自慢なだけある、立派な温泉の湯は、
 冷えた身体にちりちりと噛みつくようだった。 ]
 
(224) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 18:06:14

【人】 受験生 雨宮 健斗


[ぐぅぅ、と唸りながらもやがて湯温に慣れれば
 ぐるり周りを見渡して。
 そこに見知った顔>>@66を見つけたならば、
 ぱっと笑って、 ]


   おー、赤羽お疲れ。


[と手を振って。
 そうしてその彼と話す、もう1人の生徒にも>>199
 気づいただろうか。
 小さく会釈すれば、その色の僅かに違う瞳にも。 ]


   あ、あれ。
   あの、もしかして、
   前に、音楽室で、会ったよな。


[そう告げて。
 彼は、覚えているかどうか、わからないから、
 そっと、反応を待って。 ]*
(225) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 18:08:55

【人】 受験生 雨宮 健斗


[今は眼鏡が無いから、先に会った時より
 瞳の色がよく見えた。>>229

 説明が足りなかったか、彼は直ぐにはわからない
 様子でしばらく沈黙が続いて>>230
 重ねて口を開こうとした時、ふいに
 思い出して貰えたような声が聞こえれば、
 ぱっと表情が跳ねた。 ]


   そそ。
   あの時礼言えなかったから、先生に名前聞いてて。
   五反田、だろ?
   俺は3年の、雨宮。
   林間学校、来てたんだな。
   会えて良かった。
 
(234) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 19:04:20

【人】 受験生 雨宮 健斗


   あの時、先生呼んでくれてありがと。


[そう告げて、また頭を下げた。
 訝しげな赤羽や、他にも誰かがいたのならば、
 前に旧音前で貧血起こしてひっくり返った時
 助けてもらった、と簡単に説明しただろう。

 そうして、問われた質問>>230
 視線を落として考えて、少し口籠もったあと、 ]


   …ハノンの、一番。
   ピアノの習い始めのちびたちも、弾くやつ。


[そう小さく笑って。

 やっぱ、聞こえてた?と、濡れた前髪を払った。 ]*
 
(236) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 19:06:12

【人】 受験生 雨宮 健斗

 
   …そっか。
   なんか、指の、練習の曲なんだけど。


[聞いたことがあって、何の曲だったかずっと
 考えていた、という言葉>>238には少し驚いて、
 顔を上げて彼を見る。

 変わらない表情を見ながら、掌でそっと湯を掬った。
 ちゃぷん、と音を立てて湯が揺れて、
 水面の表情だけが変わった。  ]
 
(246) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 20:24:17

【人】 受験生 雨宮 健斗


   努力。>>239


[ん、だよな、と頷いて、また目を伏せた。

 彼が己に犬>>238を連想していたとは
 知らないけれど。
 もしも己の頭の上に獣耳がぴょこんと出ていたのなら、
 それがしゅうん、と垂れる様が見られたかも知れない。]


   ………たまにさ。
   努力すればするほど、上手くいかない時ない?

   どんなに重ねても、手が届かないことが
   あるって気づいちまう時。


[なんでこんなこと、いきなり話してしまうのか、
 自分でもわからないままに、
 ぽつり、吐き出した言葉は浴場の壁に当たって、
 伝って。 ]*
 
(249) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 20:26:06

【人】 受験生 雨宮 健斗


[いい子にしてます?なんて声が>>@70
 湯煙の向こうから返ってきたから、 ]


   人をいい子じゃないみたいに言うの
   やめてくれませんか次期生徒会長。


[と笑って、ばしゃ、と手で掬った湯を
 赤羽の顔目掛けてかけてやった。  ]


   いい子だぜー、じゃがいもの皮剥きまでしたしよ。
   お前こそ、林間学校は
ちゅー
までだぞ。


[と仕返しとばかりに揶揄ってやった。 ]*
 
(251) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 20:38:16

【独】 受験生 雨宮 健斗

/*
>>252
>>253
>>254
の流れが美しくてお茶吹いた(乗り遅れた顔)

おまえらもふろでしゃべろうぜ!って言いたい
(-233) yukiyukiyuki 2020/11/25(Wed) 22:16:31
 




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