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【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィスあなたの諦念を男は完全には理解できない。ただ、あなたが常人であるのならば見出せない領域があるのだろう、と先の会話で分かってはいた。 美しさ。それ自体は素晴らしく得難いものだ。自分のような老け顔にとっては。しかし、それが世界を変えるかというと話は別であるのもまた事実だ。 ……男は、断りなく椅子に腰掛けるという無礼を働きながらもあなたを見遣る。 「私の罪は私の世界を守るためでもあり、私の世界を変えるためでもありました。 ……投獄前、私はとある国家プロジェクトに参加していました。完全を、神を作ろうと始まった計画でした。やがて知性を捨て、私のような武力ある化け物を生み出す方向に傾いたのを見て。知性が必要な研究・計画で何を言っているのだと、私は怒りを覚えました。 その結果が……被検体・研究員を巻き込んだ研究所内テロによる84人殺人、および全研究データ破壊による国家背任です」 『背任罪及びそれに伴う殺人罪』。それが化け物の持つ罪の名称だ。男はあの時、化け物に成り果てたのだった。 「世界は未だ不完全です。解くべき謎、可能にすべき不可能に溢れている。……この船が存在する疑問も、無礼講が行われる矛盾も、未だに答えを出せないままです。ひどく歪である、と愚考いたします」 (-425) uni 2021/10/07(Thu) 15:06:56 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ「たまにはこういうのもいいだろう?」 あなたの後を追う。うつ伏せに寝るのは当然止めないし、自分もまたあなたの隣に寝転んだことだろう。問いかけには天井に暫し視線を投げかけてから、逸らし。 「……ああ、そうだ。ずっと寝転んでいたから体温が残っていたのかもしれない。君はよく眠れたかね?」 (-426) uni 2021/10/07(Thu) 15:13:05 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス/*あっそうだ(PL言い忘れ) 頭に壁打ちつけないで!それが感情ならば仕方ないではありませんの! 待ってくださいましアマノもナフも別方向にトラヴィス様のウィークポイントですわね!?やば……そりゃあこうもなるわ……草……失礼しました……傷がどうなるのかアタイもこれから楽しみですわ。 というわけでナフPL様からも連絡あったと思いますがあっちもあっちでめちゃくちゃ美味しい修羅場上等ということなので遠慮なさらずかかってきやがれですわ!アマノは……この通りだけど……(虚無を見ながら) (-428) uni 2021/10/07(Thu) 15:16:05 |
【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ「当たり前だ、……何のために君を襲撃対象に選んだと思ってるんだ……」 どこか食い気味に男が言葉を重ね、それから視線を落とした。その所作を箱から酒瓶を拾い上げるものの中に紛れさせ、あなたのもとへと少しずつ進む。 「……トラヴィス様に能力を使いすぎた結果疲労が溜まり、私自身の出力が低かった可能性がある。 能力を用いての処刑で一撃で、と宣言したのに裏切る形になってしまったこと、本当に申し訳なく思っている」 実のところ、時系列として見るとあの看守を殺害してからのあなた襲撃にあたるのだ。能力に体力や気力を用いる以上、そのようなイレギュラーが起きてしまうのも理解はできるだろう。その苦痛に対しての納得になるかはともかくとして。 (-430) uni 2021/10/07(Thu) 15:26:00 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「ンー、ふふ、うン。いい」 悪くない、ではなく、いい。触れた箇所だけではなく胸のうちがくすぐったくなるような感覚は、なかなかどうして、心地よかった。 「俺はァ……ンー、そこそこォ。いつも通りに寝たァ」 それに嘘はなさそうだ。いつもの牢獄でもいつもより格段に良いベッドでも、この男に大した差はなかった様子。 隣に寝転ぶあなたにぐりぐりと擦り寄るように、べったりとくっつきにいくだろう。ベッドに残った体温より格段に、あなた本体がいい。 (-431) rustyhoney 2021/10/07(Thu) 15:27:41 |
【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ「君は生まれた場所故に悪として生きてきてしまった人間だ。しかし繰り返しにはなるが、君の感性はまともであると私は思っている。生まれた場所故に悪になったのならば、君ではなくその場所が悪だっただけだと、私は思う」 ここにいる以上、何の慰めにもならないが。誰かが定義づけした悪という言葉に囚われているあなたを見ながらそう言葉を紡ぐ。 「メサ。君が贖罪の定義と手段を、もしこの宴で見つけることができたのならば……それを私にも教えてほしい。正しいかどうかは後で考えるにしても、私は、君の出した答えを聞いてみたい」 (-432) uni 2021/10/07(Thu) 15:31:48 |
【魂】 知情意 アマノ男はその部屋にいた、ので。一度眼鏡を押し上げてあなたを探るように見てから、ほうと息を吐いた。 「……私以外にも雷の能力を持つ者がいる可能性、襲撃サポートマシンに頼った可能性……を挙げたところで意味はないか。現に君は確証を持ってそう話しているようだからな」 看守の名が挙がるだけでなく、M-701……ミズガネの名も挙がってくるのであれば。己がそういうものであるとあなたも知ってしまったのだろうと男は結論付けて話す。 「ああ、私から希望した。猟奇的な者に恐怖し殺されるくらいならばと思ってね。 ……ミズガネ、は……一撃で殺してやれなかった。せっかく選んだのに」 訥々と語る男の視界にはきっと、苦しみ藻掻く仲間の姿が焼き付いている。 「死の過程を見世物にされる苦痛を、与えたくなかったんだ」 (_6) uni 2021/10/07(Thu) 15:40:44 |
【独】 知情意 アマノ/*日付更新直前に置き手紙したい、と思ったけど1日しか続かなかったわね……隔日ならチャンスは今日までだけど、ここから書く気もないしね……(発熱にやられながら) イベント起きるなら起きるで蘇生後の精神おしまい肉体げんきモードでレイドボスはかなりいいんじゃありませんの? (-438) uni 2021/10/07(Thu) 16:15:19 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ「……いい、か。ならよかった、私も嬉しい」 喜びに嘘はない。あなたが悪くない、ではなく、いいを告げたことも。いつも通りに眠れたことも。あなたが自分にくっついてくれることも。全てが嬉しくてたまらない。 もっと多くを、と望んでしまう自分もいるけれど。 数日前は警戒すらしていた相手であるはずなのに、こうして触れ合いじゃれあう時間にすっかり慣れてしまっていることが、男は不思議でならなかった。こんな監獄の中で、こんなゲームの中で、こんな感覚を得られることになろうとは。 あなたに両腕を伸ばし、叶うのならばまた抱き締めようと。 「枕が変わると眠れない人種もいるらしいが、君はそうではないらしいな。よかった」 (-441) uni 2021/10/07(Thu) 16:28:18 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 知情意 アマノ目的のためとはいえ、少年は男と話すのを然程苦痛に感じていない。だからこそここまで喋り続ける事ができる。 それ程までに同調できる思想を持っている。着地点は違うのに、貴方は人間であるのに。 「これは能力だからね。悟られること自体は難しいのではないかな。とはいえ制限も多い。細工したからと言ってうまく扱えるかはどうかな……遠隔操作を可能にした、程度の物だと思ってくれれば。封鎖と同時に扱えるかは実際の状況によるのだから。」 実際、操作するには操作する以上の集中力が必要で、騒動中にシステムの封鎖と共に操作し続けられない可能性も出てくる。 「ああ、邪魔な物を処理するにはうってつけの能力だなと見ていたよ。少なくともダビー様とも対等以上だった上に、アンタレス様やトラヴィス様は見る限り近接攻撃。チャンドラ様以外とは分が良いとも思ってね。」 処刑の1幕をじっと見ていた理由。模擬戦闘を見ていた理由。 「とはいえ一人では大変だろう。実は君以外にも声自体はかけていてね。君程までに計画を話したのは初めてだけど。 今の所、ある程度は『楽しそうにする』のが一人、保留が一人。メサが入っていないのが不安要素だが……。慎重に話しているつもりだから、漏れる危険性は少ないと思っていい。君が漏らさなければね。」 メサが入っていないのが不安要素だが……。 (-443) axyu 2021/10/07(Thu) 16:30:16 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 知情意 アマノ「そう、完璧なAIだった。誇らしく、全てが完成されていて、美しかった。」 男は目を閉じて、暫くその面影をはっきりと思い出している。 「……失敗してしまう可能性はあるだろう。それを否定するのはアンフェアだ。その場合は責任を取っても構わない。この頭脳を失わせるのは腹立たしいが、個人的な話になるならば、この愛ごと『墓』と成るのならただ白痴として抑制されている今よりマシかもしれない。」 勿論思考を失うのは恐ろしい。貴方はどうだろうか。きっとこの少年は貴方と近い考えを持っていることだろう。少なくとも目の前の少年はそう推測している。 だから彼は白痴となって悪夢の中を生きるのを更に良しとしない。未来があるからその苦痛は耐えられるが、反逆という目的があったからこそ全ての苦痛を笑顔にできるが。 それが失敗するというのならば、死んだままでいさせてほしい、墓と言われた遺跡に捨てられた方がずっとマシだろうと。だからこそ行動を起こすのだ。 「とはいえ……私が求めるのは待遇改善。君の待遇も勿論改善を要求できるだろう。同時に、先程の君の疑問の提供に力をつけられる。少なくともこの船全体には疑問を提起できるのではないかな。」 そして貴方にメリットを。あなたの待遇を彼は知らないが、囚人の待遇は知っている。 「発言には力が必要だと私は思っている。喋っているだけではただの信号でしかない。権力と共にあるからこそメッセージは役に立つ。どうかな。これは君の利益足り得るか?」 真剣な表情を作り、問う。これに真に答えたら戻れないだろう。 /*ご覧の通りGMに問いました所アンケートとなりましたのでこのロールは保留になるかと思われます……!お手数おかけします。乗りたいと言ってくれてサンキュー……!愛…… (-444) axyu 2021/10/07(Thu) 16:31:41 |
【魂】 知情意 アマノ「 ……"セファー"の名が台無しだな…… 」男は今、自らのコードネームに恥じる行いをしたという自覚を持っていた。 セファー・ラジエール。大天使であるラジエルがその豊富な知識で宇宙創世に関わる全ての秘密を書き記した『ラジエルの書』。男が名乗っていたのはそんな名前だ。 「殺したい者はいない。殺す者を選ばなければいけない。ここにいる者の半分は、処刑で、見世物のように殺されることになる。……そうなった時に私は考えたのだよ。 処刑ではなく、 襲撃で死なせてやりたい者を選ぼう と。死の過程を他者に共有したくない、見世物にしたくない者を選ぼうと、ね。私以外の者も、概ね同意してくれた。私の好きにしろとね」 自分が処刑で殺されることについては。あえて何も言わなかった。それが恐らく 今日になる 、今日じゃなかったとしてもそう遠くない話なのだとよくよく理解しているにも関わらず、男はただ瞳を閉じるのみだ。端末が置かれる大きな音を聞いても、感情が滲むであろうターコイズをひた隠しにして。 「……席を外した方がいいかね?」 (_8) uni 2021/10/07(Thu) 16:39:00 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ数日前は、…数日前も確かに自分からくっつきには行ったりしていたものの、規律の中での話だ。尤も、男にとって規律はあってないようなものであるから、それがなくなったからといって何かが変わるとは思っていなかった。 あなたがこんなに受け入れてくれるとも、考えたことすらなかった。 「なンなら、一番最初床で寝たしな俺ェ」 しれっと暴露。自由だ。 抱き締められれば積極的に抱き締め返し、あなたの腕の中へと収まりにいく。なんとも機嫌良さそうに。 「寝床みてーに、なンかが変わってもなンも変わンねーと思ってた。けど、……考えることは増えたなァ。ずゥッと、頭ン中と胸ン中が忙しい」 (-446) rustyhoney 2021/10/07(Thu) 16:40:25 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ男は黙って聞いていた。 自分が口を挟むような世界ではないな、と、微かに思った。ただ、そこには多くの有能な人物がいて、【アマノが生き残った】のは、間違いない。 「そうか。では貴様は数々の頭脳を欺いて殺し通し、見事生き残ったわけだ。……でも、彼らがなぜ完璧を目指さなかったのか、私はわかる気がするよ」 もちろん。完璧にはわかるわけではない。 だがそのメカニズムはトラヴィスが慣れ親しんだものだ。 「貴様よりも見えているものが狭かった。貴様は最も有能だったから、完璧というものをなんだか朧げに見ることができる。だが全ての人類がそういった視点を持てるわけではない。一人は己の欲望を満たした世界を完璧と呼び、一人は完全に管理下に置いた世界を完璧と呼ぶ。そうしてその世界の実現のために、貴様の同僚を唆す。あるいは自ら計画を主導する。……ふふ。」 トラヴィスは笑った。 子供のように朗らかに笑った。 「貴様の考える完璧に、着いていけなくて、嫉妬して、だから貴様の反対する計画に賛同したものもいるだろうな。目に見えるようだ……ふふ、貴様はその全てを殺した。 おめでとう!優勝者だ! 」 (-448) tasukete 2021/10/07(Thu) 16:50:58 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ己があなたと触れ合いたいと願うようになったきっかけは何だっただろうか。そう考えた男がたどり着いた結論は、あなたというものの内面を知ったことだった。得体のしれない怪物、いつ喉笛を掻き切ってくるかも分からない獣、そういうものだと思っていたが故に警戒をしていたあなたが、まっさらで無垢な青年であったことに安堵したからだ。 それだけではないが、今は言わなくていい。 「流石に床で寝るのはやめたまえ。せっかくの寝具があるのだから」 腕に収まるあなたにそっと甘える男が、今この時どれだけ癒され慰められていることか。 「そうか。このゲームの舞台は君にとって何かいい刺激になったということかな。頭の中と胸の中、……何を思っているのか、私にも聞かせてくれないか」 (-457) uni 2021/10/07(Thu) 18:12:57 |
【赤】 知情意 アマノ「……セファーは叶わない夢物語に思いを馳せるのは望まない。望まない、はずだった。 けれど今、セファーはそんな戯れを行おうと思っている」 流石に最期の発言がファミチキを求めるものではあってほしくないので。 「明日ももし生きていたら、そうだな……マフィンvilを申請してここに持ってこようか。相談中、ずっとここで食べていよう」 あ!最悪! (*8) uni 2021/10/07(Thu) 18:18:18 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「だってよォ、木兎が、木兎、アイツさァ、横になれねーんだ、添い寝できねーからァ、座ってもらってェ、近くで寝た」 あなたにはなんのことを言っているのかわからないだろう。わからないだろうという前提を話し忘れて、それでも理由を告げた。 そうして、そんなことはもう次の瞬間にはどうでも良くなった。 聞かせてくれないかと言われた途端、男は跳ね起きるように顔を上げた。 あなたの顔を見下ろす柘榴色は、あなたが危惧した、喉笛食い千切る獣のようではないか。 そこから窺える内情は違うかもしれないが。 「俺ァ、なァ、アマノ」 「お前に、独占欲を含む感情を覚えてるみてェだ」 「その大元がなンなのか、今探してる」 (-459) rustyhoney 2021/10/07(Thu) 18:35:50 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「知性のみでは武力に勝てない。武力のみでは知性に勝てない。どちらもなければ完璧足りえない。……それだけのことすら分からなかった、ただそれだけを忘れてしまった、そんな者達に後れを取るほど弱くはなかっただけです」 直接的に殺した相手もいれば、所内の設備を利用して殺した相手もいる。半ば衝動的にでもそれだけのことを成してしまえたのが男が常軌を逸している証左なのかもしれないが。 あなたがその『そんな者達』にいくらかの理解を得ている様子を聞き語る言葉を耳を傾けると、男はかつて自分が所属していた研究所の内情を朧気ながら記憶に呼び戻していた。実際、あなたの言う通りなのだろう。ある者は強大な力を付与されたことに喜び、ある者はその力によって得られる富を夢想した。彼らに賛同した者達が己の言葉に耳を傾けることがなかったのはそういうことだ。 あなたの笑みが常のものと離れているように思えて、次の言葉を待った男は。 その言葉を聞いてただ、すっと。すっと、ターコイズの双眸を細めただけで。 「……ありがとうございます。賞品としてこの監獄での生活と凶悪犯の肩書きを賜り、こうして貴方様と言葉を交わす機会をいただいております」 と、常と変わらぬ声音で告げるだけだった。 (-461) uni 2021/10/07(Thu) 18:40:14 |
【魂】 知情意 アマノ「私が人間を好む理由はいくつかあるが……一番は、不完全さに由来する『人間らしさ』があるからだと認識している」 あなたの問いに一度それだけをはっきり告げた男は言葉を続ける。 「『知情意』という言葉がある。人間の精神活動の根本である、三つの心の動きのことだ。 私は、人が人として考えるがために存在する 知性 を。人が人であるが故に抱き揺れる不安定な 感情 を。人が人であるが故に願い進むために用いる 意志 を。その全てに人間らしさを感じ、知性がなければ感情も意志も生まれないと思っているからこそ……知性というものを、好んでいるのだよ。 ……不完全が好ましいとは、思っていないがね」 仮面纏う看守に知性の犯罪者と呼ばれた男は、最後にそう付け足した。 (_10) uni 2021/10/07(Thu) 18:52:57 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフあなたが木兎をレンタルしていたことを知らない男は急に出てきたそのもふもふの名に怪訝そうな顔をしていたが、――それも、すぐに意識から抜けて行ったことだろう。己を見下ろし、しっかりと捉える柘榴色を見て、獣の内に何かを見出すよりも先に引き込まれたようでもあった。 それから、あなたの告げる言葉のひとつひとつを聞いて、ぞくぞくとしたものが背筋を駆け抜けていく。 ああ、これだけ欲されていることがこんなにも嬉しい。 「……きっとそれは、私から教えないほうがいいものだ。君が君自身で見つけたほうがいいものなのだろう、と私は思う。 私が教える言葉はきっと、私の願望になってしまうからね 」小声であなたの頬に手を伸ばす男は微笑んで続ける。 「だから。その答えが見つかったその時は…… ナフ、君から私に教えてほしい」 (-464) uni 2021/10/07(Thu) 19:13:29 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「……今ァ、お前の願望も、聞かねー方がいーだろなァ、てェ、思ってる。自分で探してェ」 きっと一言じゃ足りないものを、どうにかひとは一言にまとめて伝えることができるのだろう。男にはそれはまだ無理だ。あなたが欲しいとしか伝えられない。 欲しい、もさることながら、何故欲しいか、が重要な気がしている。……こんなにも自分の内側と向き合ったのは初めてだ。 手を伸ばされて、獣の目は甘えたように細められた。 こんなんじゃ、牙を立てたとて甘噛みにしかならん、 今は。 「お前に真っ先に言う。約束するゥ」 (-466) rustyhoney 2021/10/07(Thu) 19:25:34 |
アマノは、目玉ゼリーvilを貰って来たらしい。どうしたものか。 (a123) uni 2021/10/07(Thu) 19:31:55 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……哀れだね。貴様はずっと、他人の欲望に晒されている。 この監獄、無礼講とて囚人のためのものでないことくらい、薄々貴様にもわかっているのではないか?『囚人にそうあって欲しい』、願ったものが大勢いた」 許されれば、罪なき看守を。あるいは囚人同士で喜んで殺し合うものたちばかりだと信じたい。そういった形の平穏が、この世にあるのをトラヴィスは知っている。まさに、この身で。 「私もまた、貴様で欲望を果たした。 お前は遠いね。ただびとの目には、お前の全容が映らない。 屍を掘り起こしても、お前から財を得ることはないと知っていたのに…………私はどうして愚かにも、再び繰り返そうとしたのだろう。お前には、わかるか?その目には……」 いや、と。自ら否定した。 穏やかに首を振って、目を閉じた。 「誤った理屈の立て方に詳しいのは、愚かなものだけだな」 私のように。 (-469) tasukete 2021/10/07(Thu) 19:40:24 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 知情意 アマノ「起きた後でそういう事だろうなってのは思ってたが。けど、……もしわざと裏切られてたらってのは、やっぱ少しだけ過っちまったし…… ……だから、言いに来てくれてよかった。」 酒瓶を取るなら、此方も一旦席を立ってグラスを取る。 そして、あなたの座るであろう席と自分の席に一つずつそれを置いた。からんと、涼しげな音が鳴る。 「あー……そういや何か死んでたって聞いたが、あれもあんただったか。『狼』同士のいざこざか?それとも別な理由?」 ぼんやりとしている以上何か処置を受けたのだから、全く何も影響がない訳では無いのだろう。 ただ、あの結果が意図したものではないと分かれば、対して気にして無いと言わんがばかりに普段通りの調子で振る舞おうとする。 (-474) smmmt 2021/10/07(Thu) 19:55:09 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ自分の願望はきっと一言でまとめて伝えられる言葉だ。ただ、自分もこれを伝えることが難しい。そんな一言をそういう意味で口にすることが妙に躊躇われてしまう。 監獄の外に求めていた安らぎと異なる幸福を抱いている意味なんて、この感情が摩耗した男にとて分かってしまうのだ。 「……ああ、約束だ。ありがとうナフ」 甘噛みされたとて喜んでしまうのだから困りもの。ターコイズは優しく細められて。 「困ったな。君とこう過ごしているだけで満たされてしまう」 (-476) uni 2021/10/07(Thu) 19:56:48 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「ええ、存じております。……仰る通り、私はあらゆる欲望に晒されてきました。この場にしても、世間一般の願いが生み出した監獄、それ故に為されている無礼講であると認識しております。……ある者は、罪とは我等を監獄へ送るためのレッテルであると言っていましたね」 男は自らの身体を見下ろすように目を伏せる。欲望とは世間一般の抱く願いだけではない。暴力や死、あるいは性の捌け口として、男は実に多岐にわたって用いられてきた。男が男でなくなるほどに。 「人には人の全てを見ることは叶いません。それは常人だろうと罪人だろうと同じことです。 ……貴方様の仰る財を得られなかったというのは少々残念に思いますが。トラヴィス様、貴方様が繰り返そうとしたのは……繰り返してでも、私という者から財を得たいと願ったからなのではありませんか」 あなたの言う財が何であるかは、分からないが。 (-485) uni 2021/10/07(Thu) 20:31:31 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノこんなに弁の立つあなたが言うのに躊躇う言葉、を想像すら出来ていない。だからこそ、そうである理由もわからない。わからないことだらけである。もう少し。もう少し思考のパーツが欲しい。 優しいあなたの目が、言葉と共に満たされてると伝えてくるものだから。顔面を嬉しそうに緩めながら、またあなたの腕の中に戻ろうかと。 「ンーーッ、ふ、ふふ。なァンか、なァ、お前がァ、笑ってンの見てッと、こうさァ、こう……俺がァ、満たせてンなら、よかったなァ、ッてェ思う」 言葉はめちゃくちゃだ。上手く紡ぎ出せない。 それでも、嬉しいという心地が掴みきれなかったとしても、嬉しいのだと、なんとか伝えたい。 (-486) rustyhoney 2021/10/07(Thu) 20:34:43 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ男はくすくすと笑った。 その欲望の形は、しかしどれも彼の中の財を手に入れることが叶わなかったのだから。なあ、ただびとたちよ。それでもあなた方は幸いだ。殺すに足ると認められた、それは祝福だ。あなた方は迷宮にとって障害であると判断された。 「私の願い。 それを知ってどうする?貴様は私に与えることはない。 貴様にそんな豊かな余裕があるはずもなければ、貴様の視界に私を映すつもりもないのに。今後の人生の糧にするか?それもよかろう、全てのものはそれを祝福するだろう。貴様の成長は人類の希望だ!」 男は高らかに叫び、 「違う」 直ぐに冷たい声で否定した。 「気まぐれ。掠めた疑問。 その程度だ 。お前に欲望を向けたものは間違っている。お前を変えることが出来ると自らの分を弁えずに手を出した。自分こそが特別であるという証拠がそこにあると思った。ただの有象無象だ、すべては」 男は微笑みながら、しかしその視線はゆらゆらと揺れている。 眠りにつく少し前、微睡みに笑む童子によく似ていた。 (-491) tasukete 2021/10/07(Thu) 20:50:36 |
【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ「……それならば、言いに来てよかった。正直なところ君に合わせる顔がないと思っていたのでね……門前払いを食らうことも考えていたのだよ」 席に着き、二人分のグラスに酒を注ぐ。男は酒には詳しくないためよく分かってはいないがある看守から押し付けられたものなのだ、品質はそれなりだろう。 「ああ、トラヴィス様の件か。あれはトラヴィス様自身がそう望まれて私に命じたことだ。……私を殺せ、恐怖を与えろとな」 あなたがどのような影響を受けたのかは分からない。分からないから男は端的に、普段通りに言葉を紡ぐ。 それでも殺害については話を逸らそうと。 「……蘇生してから、チャンドラ様に会われたか?」 (-493) uni 2021/10/07(Thu) 20:52:14 |
アマノは、目玉ゼリーを食べていた。ご馳走様でした。 (a133) uni 2021/10/07(Thu) 20:57:23 |
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