人狼物語 三日月国


90 【身内】ifかもわからん!【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【神】 勢喜光樹

「ウケるな〜……道厳しいだろJK…。オタクくん足腰ガクガクでワロタ……とは、ならないんですね。オタクはアニメの影響で筋トレをしていたため。

……五穀豊穣、子孫繁栄………。へー……。」

通路の傍にあった、古びた岩石版に記された文字を読んで声をあげている。
(G15) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 2:09:17

【徒】 勢喜光樹

お隣に座っていた者となります。
「なんか本当に観光地行くんかな。地元の人向けぽいなー……眼光厳しいおじいちゃんまみれだったら俺は、まあ、ビビって、出るよねー……」など、とんでもない後ろ向き発言をしたことだろう。

「あ、飴食べる?」とか。
(.1) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 2:18:33

【徒】 勢喜光樹

「そうなんだー…、じゃあまあ、大丈夫かも……」
もごもご、と自分も飴を舐めてのんびりしている。
もごもご…もごもご…
(.3) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 11:22:17

【人】 勢喜光樹

「子孫繁栄かー……。………これ、エロゲだったら大変なことになるんだろうなー……。 なーんちゃって………」

なんて呟きながら、自分もぼちぼち温泉へ向かう。
(2) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:15:07

【神】 勢喜光樹

「お湯なんだ。ちょっと残念……。”甘い、蜜みたいな味がする”っていうのを期待してたのに……」
(G27) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:16:04

【神】 勢喜光樹

「じゃんねん。

あ、あれすごくない……? ”源泉を霧化装置で濃縮して霧にしています”だって。ミストサウナだ……顔に当てるといいらしいよ……」
(G30) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:20:43

【神】 勢喜光樹

「べたべたになるな……。
あと多分、虫とかすごいな……。ありがとう、ただのお湯でいてくれて……」
(G33) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:24:22
勢喜光樹は、千葉郁也の顔にミストサウナ装置をそっと向けた…。フワワ……。と
(a1) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:25:16

【神】 勢喜光樹

「あ〜〜〜〜……」

バシャーッ。
服がべしょべしょになった。

「何すんのー……着替えなきゃじゃん…。まあ温泉入るからいっか……。」

よくない方向に効く
(G36) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:30:34

【神】 勢喜光樹

「………………………。」

少し口に入ったそれは、鉄分のような味がする。


「…………………?」

心臓が、少し早鐘を打ち出す。ただ、具合が悪いとか、気分が悪いとかではないのだが………――


「……………」
(G37) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:34:13
勢喜光樹は、黒沢誉の方に手を伸ばす。特に何ということもないように、
(a2) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:35:41

【神】 勢喜光樹

「   あ 、」

黒沢が特に避けてもいなければ、彼の後ろから髪の毛に触れただろう。

「虫ついてますねー……、とれたよ、オキャクサーン」

ぱっぱっ、と手で払う仕草をした。
(G39) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:36:57

【神】 勢喜光樹

うお……

めっ……ちゃビビるじゃん。びっくりしたー…。

うん、なんかいた…。まあ、山の中だしね……」
(G43) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:43:45

【神】 勢喜光樹

左手を強く握りしめて歩く
(G44) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:43:54

【神】 勢喜光樹

「きよひー先輩…と。とよぴー先輩も…。どーぞ、スキンケアっす……千葉は、めっちゃ嫌がっちゃった……」

シュー……。と源泉濃縮ミストサウナの小さい噴霧器を向けた。
けむいわけでもなく、単純に美顔器のようなそれだ。
(G47) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 12:55:02

【神】 勢喜光樹

気持ち、移動速度は速かった。
人気の無いお土産品売り場を眺める。

正直自分の服がベチョなので他のお客さんがいたら…、
と思っていたが、あまりにも客がいない。

「めっちゃ先行くじゃん……。でも俺も早く行こ。着替えないとなー……」
(G52) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 13:29:13

【神】 勢喜光樹

「あー、シャツ、いいねー……。ほしいな…。」

廃墟をモチーフにした崩れかけの民家マスコットくん。
名称ホウカ(崩家)くんのクソデカ石造の書かれたシャツを手に取る。

「これだな…………。」

本気のようだ。
(G56) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 14:24:58

【神】 勢喜光樹

「ッス、買います……。帰りこれ着よう……。

スタイルいい、かー……照れますねー……。
こういうの、地味に家で寝間着とかにすると使い勝手いいから、ずっと着たりするんすよねー……」
(G59) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 15:13:33

【徒】 勢喜光樹

「なんか、カゴがないね」

荷物を入れるカゴが無い。
お客はあまりないような気もする。

カゴが丁度二つ並んでいるので、
おなじものを探して、あなたの隣に辿り着いた。

「………」

間。
そして、もそもそと着替え始める。

「……黒沢さ……」

上半身のシャツを脱ぎながら、袖を抜く途中でぼやっとあなたを見ている。

「……………………か」

間。

「かなり客はきてないね、ここ…………」

なんてことを言う。
若干、ふわふわしているのが見て取れた。
(.6) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 17:31:48

【徒】 勢喜光樹

「かも。でも宣伝微妙だし、案内も微妙いよねー……。
さっきツブヤイッターでググったけど、ここの情報でてこないんだよねー……」

「あー……ウン……。」

着替えだしたあなたから目を逸らして、着替えを再開する。

「悪循環なんだろうな。来る人数少ないからバス出す予算もない。バスが出ないから余計に人が来ない。あんまちゃんと考えないで始めたのか」

「………なー…、って」

明らかに滑らかに喋っている。
…のが、ゆるやかに戻った。

「いや……、乗り物は全然、無敵……。
……なんか、……温泉かかったからね…。
ぼーっとして……疲れかも」

本人としても、若干妙な気分ではあったらしい。
水を薦められたら、大人しく飲みに行ってきた。

先程よりかとろとろしている。よし、いつもの勢喜だ。

「水、飲んだら余裕になった」

着替え自体は早々となった。
インナーのシャツを脱いでいく。
勢喜は運動部に所属しているわけでもないのに、妙に引き締まった身体をしていた。どこかで言っていただろうか。筋トレを家でしているらしい、からだろう。

普段のぬぼ〜っとした空気と比較して、やや違和感があるかもしれない。
(.8) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 18:05:31

【神】 勢喜光樹

着替えているらしいが、まだ温泉に出てこない。
(G74) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 18:07:56

【徒】 勢喜光樹

「そうだねー……。何やれば、お客が来るのか、想像もつかんけどー……。」

「………」

一度、口元を手で覆うような仕草をした。
それから、改めて。

「………実は、ちっと……」

拳を握り、シャドウを取った。
目の前の着替え入れ籠に拳を入れるポージング。

………堂に入っている。

「まあ、家で筋トレしてたんだよねー………。漫画に影響されてー……。……黒沢は、なんも、やってないんだよね。身体、十分、ちゃんとしてるけどー」
(.10) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 22:03:13

【徒】 勢喜光樹

「あれを……?」

#あれを?

「あー……。でも、ありかもなー……。
ここでしかないものっていうかー…廃墟マニアとかいるし。

おかげさまで、結構健康……かも。………」

相手が自分を指さした指をじっと見ながら、うん、うん、と頷いている。

「ああ、それでかー……。……えー、もっと、聞きたかったのに……。」

相手が自分を指さした指をじっと見ていたが、押されて進む。転びはしない。案外、体幹がしっかりしているであろうことも伝わる。

「え……」

背を押されながら、ぼんやりと声が出る。
表情は当然、前にいるので見えないが。

「………じゃ、ぁ、お願いします。なんかこういうのいいな……初めてだからさ」

そういいながら、ぼちぼちと温泉へ向かうのだ。
同じくタオルを巻いて。
(.12) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 23:12:08

【神】 勢喜光樹

「待っててくれて、ありがとねー……。
まあ、広いしね、だいぶ………」

そういいながら、とりあえずかけ湯をざぱーっと浴びて。
洗い場の椅子に腰かけて、身体に湯を当て始める。

「広いなー……アガるわー……ていうか、施設、結構いいね……。なんで人気、ないんだろ…」
(G81) aoyagisan 2021/08/13(Fri) 23:29:35

【神】 勢喜光樹

「髪洗うの、速……」
もさもさもさもさ……。
と、無駄に多い毛量を洗っている。
(G83) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 0:29:25

【徒】 勢喜光樹

実は、勢喜光樹――初めての経験である。

なので、微妙に緊張もあったのだが。
不思議と、この後輩は気を使い過ぎるくらいだろうし、
彼が普通なので、自分が妙にこだわるのも変で。
いつも通り、ぼんやりとした態度を繕う。

「うん。お願いしまー…す」
(.14) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 0:31:35

【徒】 勢喜光樹

               
ぞわ


「………………」

…………。

「うん、大丈夫」

流暢に喋る。

「もうちょっと強めでもいいぐらいかな。全然大丈夫だわ」

ぞわ



石鹸が合わないのかも。
(.16) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 2:25:28

【徒】 勢喜光樹

 ぞわ、   


僅かに指が揺れる。

「………………そ」

「……うだな。そう………、だ、よ。最近、直してたんだけど」

「…あはは…………わかる。……黒沢も悩む方なんだ。たまに、考えてたりするのかな、とは、思ってたんだけど」
(.18) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 2:42:22

【徒】 勢喜光樹

「ああ、いいよ。俺も、肌強いみたいだから……。」

「あの……、あんまり、考えすぎないように、みたいな。
元々、あんまり自分の思ってた事正直に言ったら、
クラスの女の子泣かせちゃったんだよね」

ぽつりと、流暢に喋って。
少し間をあけて。
シャワーの流れる音を少しだけ聞いて。

「それで、考えるようにしてたら、凄い返事遅くなっちゃった………。でも、最近、その上で、もっと早くしたくて。

あ、頭流してもらっていい?お願いできる……?」
(.20) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 3:17:29

【徒】 勢喜光樹

「まあ……キツかったなあ。でも……」

「その子を傷つけたのも、そうだけど。周りに結構嫌われて、ちょっと……」

頭がぼんやりする。
過去のことを想っているからか。
腹の底にある熱が引かない。

「寂しかったし」

「………」

今、なんだか勢いに任せて、普段言わないようなことを言ってしまっている気がするが、ふわふわとした脳裏は、穏やかで低めの相手の声を聴くのに精一杯で。水音は大きく流れていって。

「慣れ、か………。俺も、受け答えがもっとまともに出来たらよかったんだけど。
――――。」

目を瞑って流された後で、
ごぽごぽ、ばしゃばしゃとはじける水の音に交じって聞こえた言葉。

わずかに、目を開いた。


”普通に喋ってもらって大丈夫すよ”

(.22) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 4:45:14

【徒】 勢喜光樹

「――打たれ強い、か。

………なら後輩に、でも、黒沢だけだけど。
甘えちゃってもいいのかな。

今、多分ちょっと、疲れが出て来てるから」

ぽた。と、湿った髪の毛から水滴が落ちた。
(.23) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 4:45:38

【徒】 勢喜光樹

「……黒沢、腹立つなんだ。はは……。俺も、腹は立った。でも、それなら離れるでしょ。俺は離れたくはなかったから、たぶん、」

「さびしかった」

自嘲めいた言葉が、流れる水音に入り混じるように呟かれた。
水気でしっとり崩れた髪の毛が柳の葉のように下がって丁度いい。
今、自分の顔を誰にも見られたくないから。

「うん、聞こえたよ」

(.26) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 12:17:18

【徒】 勢喜光樹

「いい人ばっかだから、もう傷つけたくないんだよね。
多分俺、自然に喋ると、凄い……いやな奴だから。そこまで言わなくても、きつい言葉になっちゃうらしくて。だから……」

少し、何かを言い淀む。
髪の毛をかき上げて、小さく息を吐くと、あなたの準備を眺めている。
じいっと。

「……今度、俺が手伝おーか」
(.27) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 12:18:27

【徒】 勢喜光樹

「………。……ふは」

笑った。
口の端を曲げて、眉をちょっと曲げて。

「なるね………。」

なる、なあ。
しみじみと、後輩の言葉に同意した。

こんな悪いことばかり、同意してしまって。肯定してしまって。
黒沢がつとめて、やめようとしている考え方かもしれないのに――


腹の底に素直に落ちる。

――嬉しく感じてしまった。俺はダメな先輩だなぁ、と思って。排水溝に落ちていく水と泡を無意味に眺めるしかできない。


(.30) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 13:53:07

【徒】 勢喜光樹

「たぶんね。皆、すごくいい人だよ。……あんまり、よくないな。俺、多分信用できてないんだろうな。皆のこと………いや……そんな恰好いい感じじゃない。怖いんだと思う……。」

目を伏せて、続く言葉は言えなかった。

「……ああ、うん、」

あらためて、
ここ この時が、なぜかすごく緊張する 


「さっきの御返し……。背中は届きづらいじゃん……?でも」

じっと、あなたを見る。

(.31) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 13:54:31

【徒】 勢喜光樹

  

「嫌なら、やめとく」




 
ここ この時が、なぜかすごく、 しい
(.32) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 13:55:12

【徒】 勢喜光樹

「だって、腹立つじゃん。俺と相手の問題だし。本当のこと言ってるだけじゃん、って。傷ついたっていうけど、傷つきやすさって個人の主観じゃ…………、ん」

声が、今度はこちらが消え行った。
……相当油断してしまう。こんなこと、黒沢に言っても困らせるだけだ。

怖いのは、また誰かが傷ついて、結果として離れられるのが嫌だっただけだ。様子を見れば、黒沢はそんなこと、気にしないのかもしれない。それは、やっぱり、強いというか。黒沢らしさなのだろうと思う。


「……そう。嫌じゃないんだ。……俺は別に、全然いいからさ……」

ゆっくりと椅子から腰をあげ、あなたの背側に移動する。


「やるよ、黒沢。……いい?」
(.34) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 14:40:38

【徒】 勢喜光樹

「それじゃ、終わらないよね。相手に取っては、我慢できないことなんだから。俺達の、それと同じぐらい。」

タオルを手に取り、ボディソープを黒沢の背から、腰の横を通って取る。
何ということはない、無精してのことだろう。
その時、手が僅かにあなたの横腹を掠っていく。するり、と。

そして、


「はじめまーす…………」


”いつもとおり”、緩慢な口調で告げた。

(.36) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 16:39:57

【徒】 勢喜光樹

かしゅ、かしゅ、かしゅ。
くしゃくしゃくしゃくしゃくしゃ………。

タオルにボディソープの滑らかな泡が乗り始める音がする。

「黒沢は」

ふわりと、そのまま背に柔らかい感触。
泡立てたタオルが載せられようとしている。

「嫌なことは、嫌って言えるタイプだよね。いいことだよ、もちろん」
(.37) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 16:43:12

【徒】 勢喜光樹

「…………」

くしゃくしゃくしゃ。
ふわふわふわ。

柔らかく、きめ細かい泡が背を満たしていく。
暖かいお湯を含めて作られた泡は、一度湯で流した背にしっとりと馴染んでいくだろう。

「だよね。………でもそれだと、」

(.39) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 16:59:57

【徒】 勢喜光樹

「嫌っていわないときは、」

タオルの細かい生地が、あなたの背をざりざりと撫でていく。
他者に予告なく洗われていく背は、傷がつくようなことや、痛いことはないだろう。

あるいは、

「嫌じゃない?」

なめらかで気持ちが良いぐらいに。
(.40) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 17:01:53

【徒】 勢喜光樹

「そうか。そうだよね」

くしゅ、くしゅ、くしゅ、くしゅ。

「うん。じゃあ、そのつもりでいるから」

くしゅ。
タオルが丁度首の後ろを滑る。
そこからぐるりとあがって耳の裏を擦り、
喉元へ降りる。

「嫌な時は、そうしていいから。俺、多分、甘えると結構言い過ぎたり、やりすぎたりしちゃうだろうから」

首回りを洗った後、肩を滑って、
それは何の意図もないように、
自然に脇の下を滑って、
腰の横を撫ぜる。

ボディソープのきめこまかい泡で、それは思い切り肌の上を静かに滑っていく。
(.42) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 19:12:02

【徒】 勢喜光樹

本当に、攻撃的な意図はないだろう。
その手付きは柔らかく、恭しくて。
効率も良くて、店の人のようで。

滑らかに擦る泡は、埋め尽くしていく。
あたたかくやわらかいそれが、じわじわと、あなたの身体を、


タオルは、腰を滑ってから、そこから、

(.44) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 20:03:57

【徒】 勢喜光樹



「黒沢」


背後にいる勢喜が、口元をあなたの耳元に寄せて、囁く。



(.45) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 20:05:36

【徒】 勢喜光樹

「大丈夫?お湯かけるよ」

気遣うような声がした。
……あなたの前の蛇口を捻るため、身体を近づけていたようだ。

しゃああ……。と、流れる水音がする。
暖かい湯の温度を確認しているようで。
(.46) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 20:06:19

【徒】 勢喜光樹

「じゃあ、かけるね」

と声をかけて、シャワーをかけて泡を流していく。

ひたり。

その時は、今度はタオルではなく手で肌に触れる。
泡まみれのタオルで触れては意味がない。
特に、違和感のある行動ではないはずだ。

タオルと異なり、温度のある指先が、あなたの肌上を擦って泡を落とした。
洗い立ての肌を指が通る感覚は、多分、こそばゆい。
勢喜の触れ方は気を使っているのか、

もどかしさすらあたえるかもしれないほどに。


優しく触れている。

背中、首、腰。
泡で塗りつぶしたあなたの肌を、丁寧に湯が洗い落としていく。

(.49) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 22:07:12

【徒】 勢喜光樹

「終わったー…………おつかれさま。よく考えたら……いつもの調子で、泡つけすぎたなー………」

のんびりと告げながら、

「じゃあ、温泉、いく?」

そういって立ち上がり、最後にシャワーを鏡にあてて曇りを落とし。

あなたの表情を確認する
(.50) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 22:08:55

【徒】 勢喜光樹

    と思う。ダメだ


(.52) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 22:27:32

【徒】 勢喜光樹

「色々あるっぽいけど、あれかな。売り」

よいしょ…、と先に立ち上がった勢喜が指差したのは、
あまり洒落ていない、源泉に近いと記された露天風呂だった。

風も適度に吹いていそうだ。草木が風に靡いている。
丁度良いかもしれない。

「行ってみる?」
(.53) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 22:35:23

【徒】 勢喜光樹

「本当にね。でも、これは逆にいいかも?綺麗な奴なら、わざわざこんなところ来なくても幾らでもあるから」

辛辣である。
そう、素の喋り方はこちらが近いのかもしれない。

「後でワイン風呂とか、そういうのはまあ…テンションで入るということで。よし、いこー……」

あなたの返事を確認してから、ぺたぺたと足音を立てて先を歩く。気持ち、なんなら先導するような立ち位置にいたので、問題ないだろう。

(.55) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 22:54:47

【徒】 勢喜光樹

――ふわりと湯気が立ち上る。

露天風呂は広々としている乳白色の湯が湛えられていた。
風呂の近くは乾いた岩の地面が続いていて、
誰かが入った形跡すらない。

少し肌寒いぐらい、涼し気な風が吹いた。
夏だというのに。標高の高い山だからだろうか?

「……さむ。」

そういいながら、じゃぼんと足をつけて入った。

一瞬の逡巡があったが――、いい。これは、確認すればいい。
(.56) aoyagisan 2021/08/14(Sat) 22:56:55

【徒】 勢喜光樹

「酒、弱い?効きすぎるタイプだと大変かもね。でも流石にアルコール飛んでるでしょ、風呂だし…。………飛んでるよな……。」

でも、わざわざワインに火を通すだろうか。
ワイン風なのか? 頭を捻りながら、露天風呂へ。

「なんか、地元のおじいちゃんたちがいるんじゃないか、みたいな心配したけど、大丈夫っぽいね」

そうして湯に身を浸す。ふー………、と長い息を吐いた。
身体を洗うのもだいぶ疲れが出るものだ。

あたたかい。

これは、温泉だからだろうか。

それを確かめたくて、  
          みる。


(.58) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 0:10:22

【徒】 勢喜光樹

大丈夫

(.59) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 0:11:21

【徒】 勢喜光樹

のびのびと湯に入っている。

「それー」

温泉で指鉄砲を作り、ピシャ。と射撃したりした。
大した勢いでもない、他愛ない遊びである。
(.60) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 0:12:25

【徒】 勢喜光樹

「謎いよねー…。え、チョコレートボンボンとか、お菓子ん入ってる奴食べたことない?」

少しずれた解答に、この後輩の雰囲気が、
ただ作ったものではないように感じた。
今どきの若者、なんて言われる年齢なのに、
妙にまじめで、たぶん、酒をこっそり飲んだことなんてまずなくて。
甘酒を貰うのが似合っていて。貰うチョコレートも、酒入りの洒落たものを貰うようには思えなくて。
勝手にそこまで考えて、はっとお湯で顔を洗う。

「まー、此処に来るバス、数ないしね。おおっと俺はそうそう攻撃を受けないぜ」

なんていいながら、顔にベシャリとかかった。

ちょっと口に入った。まずい。
考えている通りなら、

(.62) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 0:38:37

【神】 勢喜光樹

長風呂らしい。まだ、出てこない。
(G86) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 0:39:01

【徒】 勢喜光樹

「そっか。……妹さんいるんだ。かわいい?まあ、かわいいだろうな。黒沢の妹だから」

今日は素直に喋れている。
後輩に甘えている、ということだろう。
現金なものだ。
これは言って良い内容だったっけ。


「え、全然熱くはなかったけど…ああ、のぼせたのかな。体質とかあるし…。行こうか」

そう。ただ温度が高すぎただけだろう。
水風呂に入れば、すべて、癒えるはず。

風呂からあがって、きもち、足早に水風呂へ向かう。
サウナに併設された水風呂は少し狭い。
後輩と並んではいることになるだろうから、身を狭めておこう。

そして、かけ湯をしてから、足を付けた。

(.64) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 0:52:31

【徒】 勢喜光樹

腰までつかって、身が冷えるのを感じる。
そこまで冷たくもないぬるい水で、
でも、湯の熱ならば冷やすには十分なはずだ。


――――、



「――………………」

さめ、る、はず、なのに。

後から来る、後輩は、どうだろうか。ただ、湯あたりした、だけだろうか。
(.65) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 0:54:24

【徒】 勢喜光樹

「まあ、身内からしたらわかりづらいところ、あるかも。でも黒沢が目鼻立ちしっかりしてるから、妹さんも多分、美人系だと思うね。顔、似てる?」

相手を見て、あらためて、顔の造詣を見直す。
すっきりとした鼻と、少し憂鬱気にも見える瞳。
アンニュイな顔に、動揺や、焦り、笑顔の表情が浮かんだら、
きっと、きっとさぞ見栄えするんだろうな。
あれ、何の話をしていたんだっけ。

「そうでないと、毒かなんかでも入ってた、ってことになるしね。わざわざ、僻地の温泉で?って」

少し笑って見せた。
違う、勝手に笑った。

そうだよな。馬鹿げてる。普通そう思う。


(.68) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 2:52:47

【徒】 勢喜光樹

「代謝がいいなら、やっぱり、水に浸ってるのがいいかもね。
あとは……。ああ、やっぱりあるな」

水風呂の周囲を確認して、黄色いプラスチックカップにチェーンのついたものを見つけて来た。それを、備え付けの蛇口をひねり、一応、洗い流している。

「これ、多分飲めると思うよ。水分補給用だって」

”ご自由にお飲みください”と書かれた蛇口があった。


どこにも書いてないのでわからないのは仕方ないが、冷やした温泉水だ。
(.69) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 2:55:51

【徒】 勢喜光樹

「へえ、そうなんだ。
お兄さんと妹さんの。同じ兄弟でも、それぐらい違うってあるんだね」

指差された部分、ではないところを見ている気がする。
顔そのものというべきか。

「姉貴?いるよ。暴力人間の。似てるっていわれる……。ろくでもないね。でも客観的に見たら美人の部類だと思う。癪だけど」

(.73) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 4:01:07

【徒】 勢喜光樹

「…………………。カップ、借りていい?」

相手の様子に、カップを貸してもらおうとする。
そして少し洗ってから、それを飲む。

「………これ、飲料用の温泉だな…。冷やしてあるからわかりづらいのか。なるほど」


「……………変なこと言うけど、なんか可愛い、あれ?そう。あのー、違って。」

手をばしゃり、と水を弾きながら顔に宛がう。顔を拭う。

「黒沢、あのー。温泉。

ここの温泉入ってから、変、じゃ、ない?」

ぽつりと、でも流暢に口にした。

「多分、今、俺変。頭の中が、ふわっとしてて。言っちゃいけないこととか、言っていいこととか、曖昧な気がする。気分が悪いわけじゃないから、わからなくて」
(.74) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 4:09:46

【徒】 勢喜光樹

「俺も、この顔とかは気に入ってる。親に感謝してるかな」

これは、他の人には言えない。
自分の顔が好きなのは、別におかしなことではないんだろうけど、
”ふつう”の人には受けが良くない。

「そうかもね。何をどうなったら、同じ生活環境であの性格になったのかは謎だけー……ど。」

ふ、と小さく息を吐いた。

(.77) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 12:40:16

【徒】 勢喜光樹

言わない

(.78) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 12:40:59

【徒】 勢喜光樹

「ちょっと味が水道水ぽくないっていうか、香りがする」

微細な変化だが、あなたの話を聞いて気を付けて飲んでみたところわかったのだろう。


「いや」

「かわいいよ」

(.79) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 12:52:22

【徒】 勢喜光樹

「素直なところ、
真面目な所、
短気なところ、
それを抑制しようとしてるところ、
とまどうところ、
やさしいところ」

水面を眺めながら、
溢れだすように。

「俺は……うれしかったよ。
黒沢が、俺に撫でてほしい、って、言ってくれたこと。

”ふつう”は、あんな風に言われても、面倒だったり、流しちゃったりされてもしょうがないのかなと思うし。
たぶんどんなことでも、自分を律してる黒沢が、俺になにかを望んでくれたことが」

これも、嘘ではない本当のことだ。


「それから、黒沢が。どうにもかわいいなと思う。俺、単純なのかも」

目を閉じて、少し、最後は言い淀んだ。
(.80) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 13:08:13

【徒】 勢喜光樹

からかう空気――では、ないだろう。
あなたは、それがわかるかもしれない理由がある。

――冷水を自分の顔にぱしゃりとあてて。
それから、滴る雫も意に介さないで、
浅葱の瞳が、あらためてあなたを見る。

「休んだ方がいい?そうかも。黒沢が言うなら、そうしようかな。

……もしかしたら、この温泉で、湯あたりしちゃってるのかもしれないしね。行こっか」

あなたに手を握られたまま、うっすらとした笑みを一瞬浮かべて、そこを出る。

(.83) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 16:09:52

【徒】 勢喜光樹

――あなたに連れられ、おそらく脱衣所。
そして、一通り着替える。
勢喜は、良くも悪くも見た目に変化が見えづらい。

「気持ちよかったね、温泉」

なんて日常会話を楽しむぐらい。

「黒沢」
「俺、外のベンチ席に行くね。水を呑んでるから」

「……水飲むとね。治るんだよ。
さっき、千葉に温泉かけられたでしょ。
あの時、ぼんやりしちゃって。でも、水飲んだら良くなったんだよね。

だから水飲もうかなって」

(.84) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 16:23:39

【徒】 勢喜光樹

「湯あたりなら」

いつもと変わらない表情のまま、
淀みなく口にした。

「治るよ。」

(.85) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 16:24:34

【徒】 勢喜光樹

「俺、黒沢との関係、変えちゃうかもしれないこと言うかも。せっかく、今でも十分居心地いいのに。」

合宿の日々のこと。
出掛けた先で泊った事。
望みを言ってもらった事。

「それでもよかったら、来て。」

(.86) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 16:28:55

【徒】 勢喜光樹

「あ、あと……」







「”てんのか”、じゃなくて、そうしてたんだよ」

湿り気のある、熱っぽい声で囁く。
(.87) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 16:36:29

【神】 勢喜光樹


「じゃあ、お先ー………。コーヒー牛乳も、のみたいな………」

髪の毛をタオルで乾かしながら、あなたより一足先に、そこを離れようとするだろう。

他の人にも、ぼちぼちと風呂上りで、そのままどこかへ行くのが見れるだろう。 水のペットボトルを1本、購入して。
(G87) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 16:37:20

【徒】 勢喜光樹

「喧嘩売ってるんじゃないけど……、ううん、」

水のペットボトルはほぼ空になる程度に呑んでいる。
ぷらぷらとそれを弄びながら、

「そう。色々喋り過ぎたよね。ごめんね」

失敗したなあ、と、頭を掻きながら呟いた。

「うん。そう、……あのー」

珍しく、間延びさせるというよりは、少し困った様子だった。

「…………ふわふわで、いい気分だったから。楽しくて……、つ、つい、色々言ってしま……、った。た。まだ、言わなくてもいいようなことも」

歯切れ悪く、呟いた。

「俺は……、まだ、ちゃんと関われてないのが、気になってて……」
(.89) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 18:12:02

【徒】 勢喜光樹

「ああー……………」

「……っ、で、も、さ。
多分、困らせる…」

とはいえ。

「黒沢に、嫌われたいわけじゃなくて、……、あー…」

”忘れとくには喋りすぎじゃねえの”




………その通りだった。
喋りすぎている。
虚実ではないことを、つい、口をついて出たものがあって。


(.91) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 18:44:04

【徒】 勢喜光樹

「俺、後輩の黒沢が気になってるんだと思ってたんだけど」

「他の下級生とも、同じぐらい一緒にいると思ったのに、なんだか贔屓目があって」

「頭撫でてあげたときから、一挙一動、どうにも気になって」

「ちょっとだけ、黒沢のことを知って………なんか、可愛いな、って思って。色んなところが……おかしいなって思って、もうちょっと色々、話してみたりしてみたいと思って」

(.92) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 18:51:37

【徒】 勢喜光樹

「それで……ここ、きて。ここの温泉、多分、ちょっと変わってるでしょ。…洗い場のあとで、あの温泉入ったら、なんか、抑えが効かなくなって」


「……触れ、てみたい、と、思っちゃった。」


「ただの後輩なら、そんな風に思わないはずだから……。でも、俺、絶対温泉の勢いで、とか嫌で」

(.93) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 18:56:13

【徒】 勢喜光樹

「だから、水飲んで、落ち着きたかった……。」

髪をかき上げて、ふう、と息を吐いて。
改めて、向き直る。


「俺、お前のこと好きみたい。」

淀みない口調で、静かに穏やかに。

「初対面の元幽霊部員と、この短期間だけ過ごしただけなのに、ね。

……なんか、気になってしょうがない。お前の、いろんな顔と、声が好き。困った顔が、特に好きみたい。

これから、ゆっくり確かめたかったのに、もっと見たくなって。我慢できなくなっちゃった」

(.94) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 19:17:06

【徒】 勢喜光樹

「俺に、黒沢のいろんな顔、もっとみせてほしい。
もっと知りたい。もっと聞きたい。

俺と、付き合ってほしい」


ほとんど空のペットボトルが、ぱこ、と小さい音を立てた。
(.95) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 19:17:53

【徒】 勢喜光樹

「だって……、温泉で、気が大きくなってって、そうじゃん?」

悪そうな態度?

「違う。罪悪感はあるよ、ただ、それでも見たくなっちゃう。本気で困らせたいわけじゃなくてさ……、ギリギリ、なんとかなるけど、みたいなときの、黒沢の顔が、よくて。だから、最悪俺が責任取れる範囲で、困らせたく、て……」

笑顔?

「さわ、ったのは、ちょっと、意地悪した。ごめん、あれは……でも、普段からあんなかんじで」


うれしい。
うれしい。
かわいい。

嗤われているかもしれないのに、どうしてこんなに、


(.99) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 20:06:06

【徒】 勢喜光樹

「だよね」

「……黒沢は、普通に、女の子好きだろうから。だから、悩ませるから。ゆっくり確認してかないとなっておもって」



……勢喜自身のことは、口にしなかった。
あえていわないのか、気恥ずかしいのか。
(.100) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 20:08:29

【徒】 勢喜光樹

「うん、ごめん」

素直に謝らなければならない所だ。
これは、本当に、そう。
彼の困った顔をみて、自分は、どうしても、喜んでいた。
ダメなのに。

   なのに、どこか、
なぜか。もう、あるはずのない湯の熱なんて。


「そだね。あの人は大きいから。確かに、守ってあげたいタイプなのはわかる。……? 

……そうだよ?俺は背が黒沢を撫でるのに苦労しないぐらいにはあって。年上、だよ。黒沢を、わざと困らせて、楽しんでた、けど」
(.103) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 20:59:21

【徒】 勢喜光樹

「……………………………」

困った、顔だ。
勢喜は恐らく、はじめて見せるような顔だった。

「………………そう、なの?」


「……俺、今、相当馬鹿になってるから……、それだけで、心臓、痛いんだけど」

喉を鳴らして、目を伏せる。鼓動がうるさい。
(.105) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 21:17:57

【徒】 勢喜光樹

「………男が好きなら、話が早くて都合がいいと思う………」

あまりにも、粗野な表現で伝えた。
ストレートな表現は、無意識的に、あなたにわかりやすく伝えるためのものになっていた。




「…………………つ、きあってくれ、る、の?」



絞り出すような声。
(.107) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 21:54:35

【徒】 勢喜光樹

「どっちでも、」

いいんだ、と。


「………………」

「……そうだった。嫌なら、嫌って言うんだったね」

大きく息を吐いた。
脱力した。


(.109) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 22:13:56

【徒】 勢喜光樹

隣に座って、相手の頬にまず手で触れる。

それから、じっくりと相手の顔を見ながら、
相手の腰に腕を伸ばしてそっと抱く。

片手で相手の耳の裏へ指をのばし、
片手で横腹を柔らかに探る。
勢喜が観察した限り、
あなたが気持ちよさそうに身動ぎした箇所。
(.110) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 22:20:34

【徒】 勢喜光樹

「………あついね」

ぽつりと呟く。

「肘は出さないで。痛いから……。……嫌いじゃないなら、何だろ」

そういいながら、顔を相手の首にゆっくり埋めていく。

それから、僅かな水音を立てて口づける。
(.112) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 22:44:02

【徒】 勢喜光樹

「………腹が立つって。妙に怒ってるから、状況からしてもおかしいな、って思ってたけど……、腹のあたりがずっと落ち着かない感じ?」


「じゃあ、いっぱい撫でる。来ないよ、こんなところ」

まあ、来ても気にはしないのだけれど。
そのまま、相手の頭に手を置いて、くしゃりと優しくなでる。

指の一つ一つに感覚を集中させて、髪を抄いて。
彼が遠慮して、受け取れなかった分まで押し付けたいと思った。
子供を撫でてやるように、相手の頭を撫でているうちに、何故、自分まで少し、癒されているのか。この体温が、いとおしいのか。わからない。
(.114) aoyagisan 2021/08/15(Sun) 23:45:30

【徒】 勢喜光樹

「冷やしたって、治るわけないと思うけどな」

相手をかき抱くように撫でているから、自然と耳元で囁くことになる。

「単純な熱じゃないんだろうしさ」

「なんで。それなら、俺の方が急に後輩に酷い二択を押し付けて、勝手に離れた変な先輩だったと思うけど……」

撫でる手は止まらなかった。
ささやきも。

「……本当に冷やしたらどうにかなる、って、思ってたの?」
(.116) aoyagisan 2021/08/16(Mon) 0:02:03

【徒】 勢喜光樹

「たしかに」

否定できなかった。

「別に。言ってくれた方がわかりやすくていいよ。嫌なことは、言うんでしょ。……あのさ」

「ここの入り口に書かれてた文言、覚えてる?たぶん、あれの通りの功能。……わかる?」
(.118) aoyagisan 2021/08/16(Mon) 0:29:26

【徒】 勢喜光樹

「本当にね。そしたら、意地でもなんとかしたと思いたいけど。俺、別に女子なら誰でも好きってわけじゃないし」

頭を撫でてやりながら、目を細める。
むにむにとつつかれながら、溜息を吐いた。

「俺もね、これ、かなり好きだよ。でも、あんまり可愛いことしないでよ、我慢できなくなるから」

頬をつつかれただけだ。
(.120) aoyagisan 2021/08/16(Mon) 1:09:45

【徒】 勢喜光樹

「この温泉の後なら、絶対全員帰らせて個室に突っ込んでると思う。堀江先輩とかが」

なんだかんだ、しっかりした先輩のイメージが強い。井上先輩がそのフォローをするだろう。

「…………………」

「…俺、水飲んだ、っていったでしょ」

あなたの頭を撫でながら、薄っすらと笑みを浮かべた。

「勢いじゃないよ。正気の性欲。……温泉とか、関係なしに。せっかくだから、温泉効いてる間に、ちょっときもちいいことできるか挑戦してみない?」

とんでもないことを口にした。

「うん。勿論、ゆっくりでもいいけど。俺、待てがあんまりできないタイプらしい。はじめて知ったなー」
(.122) aoyagisan 2021/08/16(Mon) 1:44:00

【徒】 勢喜光樹

「へえ。かわいい」
口から出る言葉を、もはや抑制する気もない人間だ。

「保体は保体で勉強いるしね。
外だとまずいから……、
今日泊まりらしいし。同じ部屋、泊まろうよ?
誰も見てないところなら、だめ?」

小首を僅かに傾げて尋ねる。
聞き分けのいい犬の所作だ。
(.124) aoyagisan 2021/08/16(Mon) 2:05:58

【徒】 勢喜光樹

「喧嘩じゃない。喧嘩売るなら、”殴り合いたい”って言えばいいじゃん。だめ?かわいい」

こんなにかわいいのにな、と頭を撫でている。

「うん、そうだよ。……まあ、するならこの宿の施設かなあ。
別荘は、逆にお借りしてるものでいかがわしいことするわけにはいかないし。」

「うん?なにが。わからないけど」
(.126) aoyagisan 2021/08/16(Mon) 2:39:05

【徒】 勢喜光樹

「鳴き声……プ、ックク……おもしろ…」

事実、オタクの可愛いなんて鳴き声のようなものだ。

「変な道具とか置いてあるしね、良く見ると、もしかしてここ、そういうのが目的の施設まである。

え?うん。わかるよ。流石に実技は初めてだけどね。だから、手探りでやる。あとは、あんまり冒険しない」
(.129) aoyagisan 2021/08/16(Mon) 2:58:28
 




情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

注目:勢喜光樹 解除する

生存者 (6)

井上清春
7回 残 たくさん

if上 投票済

黒沢誉
9回 残 たくさん

IF沢 投票済

堀江豊久
5回 残 たくさん

IF江豊久

市川夢助
4回 残 たくさん

IF川夢助

勢喜光樹
11回 残 たくさん

同人誌用AIす

千葉郁也
4回 残 たくさん

if葉

犠牲者 (1)

岩崎裕三(2d)
0回 残 たくさん

 

処刑者 (1)

静子・ギブソン(3d)
0回 残 たくさん

 

突然死者 (0)

裏方 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
裏方
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.15 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa