【人】 第11皇子の従者 ダレン─ アルフシルバー前 ─ [アルフシルバーにたどり着いた頃には、もう主の本宅に向かうべき時刻が近づいていた。>>54 時刻は昼近く。アルフシルバーは開いているだろうか>>6] そうだな……先にあったほうがいいだろうか。 [己の身を気遣ってくれる主を思えば、先に店に立ち寄りたいものである。 扉をノックして] アルフ、いるかい? 昨日市場で会ったダレンだけれど。 [扉の向こうに声をかけてみた。 少し待っても返事がなければ、また出直すことになるだろう]* (60) Siro_neri 2021/04/21(Wed) 21:43:32 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>68主が「行こう」と言ったほんの一瞬後、>>70扉の向こうから声が聞こえた。 ダレンのほうが扉に近かった分、足を止めやすかったかもしれない] すまない、他にも用があって。 出直してくる。 [扉の向こうに届くよう声を投げて、主の元に歩み寄る。 本宅へ向かうのも魔法具でだろうか。お菓子の袋を持ち直して、主と共に移動するだろう]** (71) Siro_neri 2021/04/21(Wed) 23:24:40 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>72主と共に本宅手前へ転送され、次いでアンタルに招かれて本宅の敷地内へと入る。 白く輝く天井の高い建物は、まさしく宮殿であって、ダレンは初めて主との生まれの違いを実感した。 気安く話せる相手であっても、やはり身分は違うのだ。 「泊まっていったらどうだ?」>>73 アンタルの問いにどう答えるのかと主を見守れば、帰ると言うのを聞いて、ダレンは密かに安堵していた。表情に出さないよう努めながら。 『家族』と言われ思うところがありそうな主を見ながら、ダレンは手に持ったお菓子の包みを主に見せた] ハールーン殿。お渡しするか? [勝手に渡してしまう気にはなれなくて、説明をするなら主からと思いながら、主の言葉を待った]** (82) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 8:33:13 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>90主が意図を含めて説明したお菓子を、アンタルに差し出して受け取ってもらった。 そこへ現れた少年は主と色合いが似ていて、思わず主の幼い頃を想像した] 可愛いな……。 こんな幼い方もいらっしゃるのだな。 [>>91同意を求められて頷いて、幼き皇子に跪いて自己紹介をした。 >>92次いで現れた皇子のことを主から聞けば、共に行かないわけにはいかなかった。 兄弟の差し入れたお菓子に浮かれて飲み物を用意する兄弟たちと思えば微笑ましいのに、その裏にある事情を知れば気が重くなる光景だった。 主が望む『ふつう』の暮らしは、ここには無いのだろう。 では、主が望む暮らしはどうすれば実現できるのだろうか。この国の中で果たすとするなら、国王が決まってもらわねば始まるまい。 一介の従者にできることなどありはすまいと思いながらも、少しでも理想に近づける方法を探していこうとダレンは密かに考えていた]** (95) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 16:35:11 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>98主についていくと、イスマーイールがまくし立てる。 はて、誰に言ったのだろう──と、ダレンはきょとんとした。 というのも、自分の主以外から命令される可能性を考えていなかったのである。 「俺がやる」と言い出す我が主を見てから、もしかして自分が言われたのかと思う有様であった。 さすがに主の手を煩わせるわけにはいかず、他に誰もいないのならダレンがやることになっただろう。 主がどうしても自分でやりたかったのなら手伝うことになろう] (102) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 20:14:32 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[イスマーイールの物騒な言動>>98は軽口の範疇と受け取ったものの、主への侮辱>>99は聞くに堪えなかった。 とはいえ主に争う意思がないのに従者の己がぶち壊すわけにはいかず、視線を逸らして聞かないふりをしていたが。 ダレンの表情には怒りが滲んでいた。 それは主に様子を窺われたとき>>100に気づかれてしまったかもしれない] (103) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 20:15:46 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>101毒がないか見極められる指輪の存在を知ると、魔法具の優秀さに目を瞠った。 毒見で死んだり障害が残ったり、そういう不幸な使用人が出なくなる。 もっとも、そんな魔法具が普及することがあれば毒自体が使われなくなってしまうのかもしれないが。 背中越しに言われた言葉には、何とも言えない思いが浮かんだ。 アンタルの人当たりの良さは、弟を懐柔したいだけなのだろうか。味方は多いほうが良いのは確かだが。 こういった、腹に何があるかわからない者たちの世界は性に合いそうにない──と、ダレンは心中でため息をついていた]* (104) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 20:16:10 |
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。 (a9) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 20:16:32 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>107給仕を買って出てそのまま本当にやることになった主の手伝いで、紅茶を選ぶことになった。 主のお菓子に合わせるならあっさりした風味のものが良いだろうかと、セイロンを用意して] そうだな、用が済んだらまた行こう。 買い物もあるしな。 [>>108主に笑顔で声をかけられると、微笑んで答えた。 ずっと主との身分の差を意識することがなかったが、ここに来てからは意識し通しだった] (115) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 22:06:54 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>112他の皇子たちの元へ用意したものを持って向かうと、あとは乳母たちが引き受けてくれた] 我が主は給仕がお好きなようでして。 お手伝いしないわけには。 [客人なのにと謝られると微笑いながらそう返して、注いでもらった紅茶には主同様、早々に口をつけた。それが安全なものだと証明することになるのは理解していたから。 主のお菓子は好評なようで何よりだが、皇子たちが皆あの指輪をつけていることにはダレンも気が付いた。 身を守るためには必要なことだろうと、邪推しないように努めた] (116) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 22:07:23 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>113幼い皇子にまじまじと見られているのに気付いたときには、ダレンは首を傾げて微笑んだ] どうなさいましたか、アルスラーン殿? [尋ねながら、主の幼い頃もこんな風だったのだろうかと微笑ましく思っていた。主に様子を窺われたのはそんな頃だろうか。 >>114和やかな談笑に水を差すような抑揚の無い声が響くと、ダレンの体は一瞬で強張った。無意識に危険を感じ取ったのかもしれない]* (117) Siro_neri 2021/04/22(Thu) 22:07:45 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>126姿を現した声の主は、この場にいる皇子たちの中では最年長に見えた。 その彼に主が視線を向けようとしないのを見て、相当な禍根がある相手なのかと察する。 >>127食べかけの菓子を差し出すのは、本来なら安全の証明だろうけれど、それは既にわかっていることのはず。 かの皇子の意図を察しかねて戸惑っていたら、主は差し出されたものを食べて飲み下した。>>128 続く2人のやり取りを固唾を呑んで見守っていれば、奇妙な言い回し>>130がダレンの意識にも残った] (141) Siro_neri 2021/04/23(Fri) 5:53:28 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>132後に思い返してみればほんの数瞬、だが見守っている間にはどれほど長く続くのかと気が遠くなるような時間のあと、かの皇子は去っていった。 それを見届けた主がふっと倒れ込むのを見て] ハールーン殿!! [慌てて駆け寄り、抱え起こして息があるか確認を試みた。 無事でもそうでなくても、目覚めるまで主を宮殿内の彼の自室で休ませたいと他の皇子たちに頼み込む。 叶えば主を抱き上げて運び、目を覚ますまで傍に控えて見守っているだろう。叶わなかったなら宮殿から主を連れ帰ることになるだろうか]** (142) Siro_neri 2021/04/23(Fri) 5:54:14 |
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。 (a12) Siro_neri 2021/04/23(Fri) 5:55:08 |
【独】 第11皇子の従者 ダレン/* ロル書き上げて落とした、という夢で目を覚ましたが実際は書きかけで寝落ちていた_(:3 」∠ )_ うーんエピ入りか…… (-132) Siro_neri 2021/04/23(Fri) 5:56:19 |
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