人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 技術指揮 シトゥラ


ベッドへ向かうまでは良かった。
見慣れた貴方の行動であったから。
続いて隣へ向かおうとして、

───そうして吐かれた言葉に、ぴたりと動きを止めた。


「………キエと、何だい?
 君が心配するような事は何も無いよ。
 どうしてそんな質問を?」

事実として、この館へ人が増えてから
貴方がこの部屋へ誘われる機会はかなり減っただろう。
そうしてキエが頻繁に立ち入る様子も。

歩みを変えて、椅子を引っ張り
貴方の正面へ腰を下ろした。
(-77) osatou 2021/10/20(Wed) 2:12:21

【秘】 技術指揮 シトゥラ → くるみ割り人形 トラヴィス

「心配するようなことでもないのなら、
 教えてくれてもいいですよね。
 ああ、だけどまた質問が増えました」


前髪を揺らして。


「俺が心配することってなんですか?」


一瞬宝石のような翠の瞳をのぞかせて。


「俺は、あなたの何を心配しているのでしょう、
 ――――教えていただけませんか」


小首を傾げた、視線はきっと合っている
(-80) toumi_ 2021/10/20(Wed) 2:32:34

【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス

 
「……うん。いいよ。それでいい。
今は信じられなくていい。信じてくれなくていい。
私がそう思って貰えるよう好きに動くだけだから」

「怖いのは、それだけ辛い目に遭ったわけだから。
それを無理に信じてなんて言えないもの。
ううん、むしろ十分すぎるくらい我が儘を聞いて貰ってる」

初日からあれだけ拒絶をされて、
それでもこうして今でも応えてくれている。

怖くて及び腰になって、最初の一歩は引くけれど、
それでも叫べば答えを返してくれる。

トラヴィス、それって凄く難しいことよ。
あなたは自分が思っている以上に、凄く凄く優しいのよ。

それを伝えて、紅茶は甘すぎるからお茶菓子をと思い、
でも不意にW終わりWの言葉を聞いてその手を止めます。

「──ずっとじゃないの?
確かに神隠しには遭うって聞いたけど、
そのW終わりWは、誰にとってのW終わりWなの?」
(-81) poru 2021/10/20(Wed) 2:37:36

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 技術指揮 シトゥラ


饒舌な男にしては珍しく、言葉を詰まらせた。
ちらりと光る、綺麗な翡翠の色。それが酷く懐かしく感じて
一度だけたじろぎ、それからふ、と息を吐く。

「それは……………、
 いや、そうだな、君が私を心配する事などないか。
 訂正するべきだな、『何も無いよ』と。」

自分は貴方へ重い感情を向けているが
貴方もそうだとは限らない。寂しげに視線を逸らした。

「また、君の機嫌を損ねさせてしまったかい?」

男は、貴方が自分へと向ける感情を知らない。
故に想像して、『貴方から好かれていない』と推測した。
そもそも自分だって、素直な言葉を伝えた事はないくせに。
(-83) osatou 2021/10/20(Wed) 2:48:02

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>ガレット・デ・ロワ

「運気が良くなったところで
 手に入らない物の方が多そうだ。
 確かに、ここでの暮らしに運は関係ないしね。」

進まぬ時空。
動かぬ情動。
『何もない』だけがここにはあった。

「二人は、どうだい。
 何か望みでも?」
(@15) osatou 2021/10/20(Wed) 2:50:07

【秘】 技術指揮 シトゥラ → くるみ割り人形 トラヴィス


「何もないなら、どうして忘れるんですか」

「誰かにうつつを抜かして、
 俺たちのことをないがしろにする日が増えますか」

「責めているように聞こえるのなら、そうかもしれませんね。
 俺は超えて欲しくない何かを奪われたような気がして仕方ありません」

独占欲というには苦くて。
好いてると素直に言うには、この世界は不安定すぎた。
あなたとの"明日"を確約できないこの館で何を望めばいいのでしょう。

「言ってくれないと言うことは、随分と自信がないんですね。
 あなたらしくもない、俺を隣に置いてくれると思ったのに」


「いつ、いなくなってしまうんでしょうね?」
(-87) toumi_ 2021/10/20(Wed) 3:59:30

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 技術指揮 シトゥラ


「……まるで愛の告白みたいだよ?」

音もなく、微笑む。
ゆるりと口元へ弧を描かせて。

「嗚呼、うん、責められているように感じるね。
 きっと私の中に……そう、罪悪感が少なからずあるんだろう。
 気紛れな君に、そこまで言わせたんだ。……分かったよ。
 格好悪いから、本当に話したくはないけれど
 君のことは、『無関係の他人』とは言い難いしね。」

貴方の隣、ベッドの上へと移動して、
膝へおいでと、いつものように貴方の腰へ手を回す。

「初めて人に話す。
 拙い戯曲だけれど……聞いてくれるね?」

(-99) osatou 2021/10/20(Wed) 8:46:51

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 技術指揮 シトゥラ


「私が眠る時。
 いつだってシトゥラかプルーを側に置くだろう。
 見当たらなければ、適当な誰かを呼んだ。」

曰く、貴方を──貴方以外だとしても抱いて、貴方或いは貴方意外が眠った後。
男が長く眠れた事は無いらしい。

過去に大切な人を失ったこと、
瞳を閉じれば悪夢を見ること、
それらを辿々しく、小さな声で紡いでいく。

「……嗚呼、勿論、
 君達を彼の『代わり』にした事はないよ。
 彼の代役なんて誰にも務まらないからね。」

その眼差しにある感情は、
尊敬、敬愛、それから少しの後悔。

「キエは、私をよく眠らせてくれるだけだよ。
 キエにしか出来ない方法でね……だから側に置いている。
 そんなところかな、真実は。」

簡潔に、短く、そう事実を述べた。
他に貴方が聞きたい部分があるならば
男はきっと貴方に話すだろう。
(-100) osatou 2021/10/20(Wed) 8:47:45

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス


これは、3日目の
いつかのどこかの時間帯。

昨日、吟遊詩人へ紅茶を差し入れれば『構うな』と言付けられた為、
それならば構い倒してやろうかと部屋を聞き、本日訪ねた訳だが───

扉が見える直前、彼以外の人物が見えた。
それは彼の留守を明確に示している。

「………」

ここへ辿り着くまで。ある程度館内での様子を把握しながら来た。
やはりそうか、と息を吐き、先客の邪魔をしないようにくるりと身を翻して半回転。

「…………嫌だなあ。」

何度経験しても慣れないものだ、と独り言ち、
「私は君のこと、案外好きだったよ」と言葉を喉の奥へ飲み込んだ。
(@17) osatou 2021/10/20(Wed) 12:27:26
トラヴィスは、ミズガネの客室へ訪れなかった。
(t9) osatou 2021/10/20(Wed) 12:28:40

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル


琥珀を飲み下して、貴方の甘すぎるカップへ手を伸ばす。
それを引き取れば、
また新しいカップを用意して貴方へ差し出した。
甘過ぎない紅茶に、砂糖が3つ。

「──さあ?
 私は決して、この神隠しの事だとは一言も告げていないよ。
 何の宴で、誰のことだろうね。
 いつかの楽しみにすると良いさ。」

それを用意する頃には、いつも通りの穏やかな笑みを貴方へ向ける。
優雅に、緩やかに、貴方が持ち込んだ菓子を食む。

「……うん、君と食べるお菓子は美味しいね。
 ハロウィンパーティは楽しめたかい?」

これ以上は、男は深い話をしない。
どう話題を振ろうともするりとかわすだろうし、
ささやかな茶会が終われば、貴方へ指一本触れる事なく見送るだろう。
(-133) osatou 2021/10/20(Wed) 12:54:16

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス

 

 

 
(-155) Vellky 2021/10/20(Wed) 16:45:44

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス

「 
……──は、──って言って、伝わらないだろ?

  
不躾な無作法者になってしまうなぁ、こちらこそすまないね
 」


ナニカ は、
眉尻を下げた

「 
なんだろう、流石、上に立っていた人だなぁ。

    
人間ができている。すごく、感心した 


「 
──は、身勝手な期待を持って、身勝手な感情で、

  
どうせ見えないし聞こえないからって、
 」


「 “
ああやっぱり何も起こってなんていなかった!
”  
  “
あんなに期待をさせたくせに ひどい!!
” 」

ナニカ は、
片手を伸ばして大袈裟に叫んだ

舞台の上で、演技でもするかのよう。

「 
好き放題に言ってそれで終わろうとしていたのに。

  
聞こえちゃった、ってわかってからも、

  
どうにかそんな身勝手ができないかって思ってたのに 


「 
すごいなぁ、話ができてしまうのだもの。

  
相当態度悪いぜ、──?

  
君の言う、多少の粗相なんてかわいいくらいさ
 」

ナニカ は、
笑った

あなたがこの部屋に足を踏み入れ  
最初の時よりかは、気配の雰囲気が 
和らいだような気がします。
気がしました。
(-157) Vellky 2021/10/20(Wed) 16:46:36

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@16 >>@18 ガレット

「そう、叶うと良いね。」

いつものように、そんな二人を眺めた。
何を求めるのであっても、
きっとそれが望むものになると良い。
男は他人へ壁を作りながらも、
貴方達はその少し内側に置いている。


  ──だからこそ。
      各々の事情に深く立ち入ろうとはしなかった。


男はきっと誰よりも、停滞を望んでいる。
     それは自らによって少しだけ、
      時計の針を進めてしまったけれど。


舞台の喧騒を露知らず、舞台袖には穏やかな時間が流れていく。

「おや、おや。
 私のコートは無事だろうね?」

くつくつ。
愉快そうに喉を鳴らして笑った。
(@19) osatou 2021/10/20(Wed) 19:48:46

【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス

 
「……いじわる」

口を尖らせます。ふわっと曖昧に濁されながらも、
新しいカップに、今度は注文通り3個入った紅茶を受け取ります。
自分の手よりもずっと温かいそれで暖を取るように触れました。

お行儀は余りよくないかもしれない。
透き通る色に視線を落として、小さく
「でも、ありがと」
と。

その言葉ひとつですら、本来トラヴィスは知っていても口には、
干渉は一切しないタイプにユピテルは見えたから。
譲歩──いや、最早これは助言なのだろう。
これから足掻こうとする自分に対しての。本当に珍しすぎる事。

「楽しかったわ。胸触られてばっかりだったけれど。
そうそう、酷いのよ。胸を見て尻だってずっとゾズマが──」

だから小さなお礼は正直に目を見て言うのは避けて、
顔を上げ直した時には普段通り、平和で、くだらなくて。
ある意味「何もない」のかもしれないけれど。

ユピテルにとっては「楽しいがある」お茶会を終えて、
去り際に「また明日」と。そして明日は来たでしょう。
その日は。


(-208) poru 2021/10/20(Wed) 21:49:20

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 浮遊想 テラ


男は他人を、物体を、存在を見る目に、それなりに自負があった。
貴方が片手を伸ばし、叫んだ事実すら知り得る事はないけれど
嗚呼、己の愛した『演劇』の空気がする、と───目元を緩めてみせた。

「構わないよ。
 時にはこうして、台本のない即興劇エチュードを嗜むのも趣味だ。
 主張が激しいのも、舞台人ならば百二十点満点。身勝手に期待して、身勝手に感情を露わにして、身勝手に魅せれば結構さ。」

男は、舞台袖の客演だ。
舞台の上では
見えない何か
も、
この位置からは容易く感じられてしまう。

勿論、全てを理解できる脚本家ではない。
見えるものだけが、聞こえるものだけが、そのように。

「……君はさしずめ、ファントム幻影だね。
 知っているかな、有名な小説から生まれた戯曲の『ファントム・ジ・オペラ』。東洋では『オペラ座の怪人』──別の戯曲として産まれていて、物語は勿論、楽曲だって違っていてそれはそれで差を感じるのが愉快な────コホン。」

少年のように楽しげに暫く語れば、咳払い。「失礼、生憎舞台に生きた者でね」と付け足した。


「私にとっては、中々楽しい時間を過ごしている……という風に受け取って貰えるかい?
 君が館中を引っ掻き回しているのだって、傍観者としては大いに愉快だよ。」
(-209) osatou 2021/10/20(Wed) 21:51:20

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@20 ガレット

「ん。」

間抜けた声が漏れた。
口の中にアップルパイを収めたばかりだというのもある。

「………あー、」

ごくん。飲み下し、
琥珀色を広げるカップへ手を伸ばした。

「プルー、もっと欲張ってみても良いんじゃないかい?
 これはあくまで、仮定の話なのだからね。
 君の願い、望み。私は知りたいな。考えてみてご覧。」

      密かに胸を撫で下ろす。
          今はとても、願いや望みを答えられそうになかったから。
(@21) osatou 2021/10/20(Wed) 23:18:08

【秘】 技術指揮 シトゥラ → くるみ割り人形 トラヴィス

「眠らせてくれるから……」

「それだから、あなたはあなたの時間を与えるんですね」

「よくわかりました」

膝に滑り込むように体を寄せて、自分からあなたに体重をかける。
そのまま長く見つめて口づけをすれば苦しそうな声を漏らした。

「だったら、
あなたが死んでしまえばいいじゃないですか


「その大切な人のもとへ向かえばいいですよね」

支離滅裂なことを言っている自覚はあった。
あなたにその誰かよりも大切なことはいくらでもあるのだろう。
けれど、その会えない日々で眠れずに過ごすのならば。
その人の場所へと向う以上に望むことはないのではないだろうか。

「愛の告白をすれば、この時間は保たれることになりますか?」

「俺はあなたとい続けることができるんですか」

「……この時間が脅かされたこの瞬間からもう変わりました。
 これからキエ以外にもあなたに何かを与える人が来る。
 あなたを眠らせて、癒やしを与え続けられる人が来る。

 それを、俺は祝福なんて、できません」

どの口が言うのだろう、何もかも感情を伝えてこなかったものが。
たったひとつのきっかけで惨めに手を伸ばすことになるなんて。
(-235) toumi_ 2021/10/21(Thu) 2:57:33

【秘】 よいが来ない ミズガネ → くるみ割り人形 トラヴィス

「…………」

室内は天蓋付きのキングサイズベッド、それから広い机に、椅子。
貴方の部屋は吟遊詩人がこの部屋を訪れた時と何も変わっていないだろうか。

「……何か気になるものでも机にぶん投げられていれば楽なんだがな……物が触れない以上、引き出しなども開けることができないし……」


貴方の部屋に堂々と不法侵入を果たしている男がいる。

男は神隠しに遭い透明な存在になったのをいい事に、貴方の部屋を我が物顔で彷徨いているようだ。
貴方が長時間戻ってこないのであれば、男はそのまま何も荒らさず部屋を去るだろう。物が掴めず、何の痕跡も残すことが出来ない存在となった以上貴方の部屋を荒らすことなどできないのだ。
(-239) もちぱい 2021/10/21(Thu) 3:50:04

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ


貴方が、先日と変わらぬ室内をたっぷり探索した後、
男の部屋を出ようかとでも考えた頃。

───きい、ドアが開いた。


「………おや」

かちり。貴方と
確かに視線が合った。

貴方だとは分からないが、誰か何かが居る事は分かるらしい。



「あ」

一応、表向き、ゆるりと視線を逸らす。
……知らんふりをするには随分と手遅れだが。

貴方が表向き、この館から姿を消していることは理解していたから。
見えたとして、見えなかったとして、貴方だろうとは想定出来た。

誰かが突然姿を消して、嘆く者、見えないふりをする者──それは酷く苦しいものだと知っているから、嫌だなあとまた独り言つ。
(-248) osatou 2021/10/21(Thu) 13:21:39

【秘】 よいが来ない ミズガネ → くるみ割り人形 トラヴィス

「っ!」

息を呑む。
人に飢えている男が、ひとりぼっちが何より嫌な男が、視線が合ったことを見逃すはずがない。

「おい、お前!俺が見えるのか?」


噛み付くように問いただす。

「今視線が合っただろう、そして何もないなら扉を開けてそのまま部屋に入ればいいのに、どうして視線をそらした?
 何とか言え……、……っ、言ってくれよ。

 なあ……お願いだ、トラヴィス……」


神経質そうでいつも不機嫌そうに見えていた男の声にしては、最後の一言はあまりにも弱々しいものだった。
(-257) もちぱい 2021/10/21(Thu) 14:17:09

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 技術指揮 シトゥラ


試したさ。


貴方の口付けを受け入れて、膝上にある貴方の腰を抱いた。

「───未練がましいもので、死ねなかった。
 彼が死んだと決まった訳でもないからね。
 たっぷりと後悔をしたところで、気が付けばこの館に居た。
 ……はは、そう言うなら、君が私の人生を終わらせて殺しておくれよ。」

冗談、と小さく笑ってみせて、
それでもその瞳は真剣であった。

壊れることも、狂うことも、死ぬことだって出来ない哀れな男が、そこに居る。



「……シトゥラ」

「君は私を好いてくれているんだね。
 心から嬉しいよ、君の想いは確かに信じられる。
 けれどね、いけないよ。
 私のような悪い男に、そんな言葉を吐いては。」

そっと頭を撫でて、
優しく頬へ唇を落とす。

その口付けに込められた意味は、親愛だ。
(-258) osatou 2021/10/21(Thu) 14:20:00

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 技術指揮 シトゥラ


「これ以上は……怖いんだ。
 君を求めれば、君を失う恐怖が深く付き纏う。
 今よりも、君に執着してしまう。」

示した境界線を、決して超えてくれるなと。


「─────臆病で、ごめんね。」


貴方を抱いているこの手は、容易く解ける程の力加減だ。

「君達を慈しむ気持ちに変わりはないよ。
 先日は──久々に眠れたから、本当に悪かったね。
 普段はずっと、君達の事ばかり考えているものだから……慢心してしまったよ。」

瞳を細める。
ひとときでも貴方達を忘れたのだと、
言っていることには気付かずに。

「君と──ううん、君とここに居続けるよ。
 君に与えられたものだって、失わせない。
 約束しよう、シトゥラ。」
(-259) osatou 2021/10/21(Thu) 14:20:40

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ


舞台の上では見えないものも、
舞台袖からはよく感じられる。

「………」

どうして、
言ってくれ、
お願いだ、


耳に入る言葉。何よりもその縋るような視線。

大丈夫だと言ってやりたい、じきに終わると告げてやりたいけれど───舞台人への干渉は、禁忌とされている。

けど、けれど、


「………………、」

ゆっくりと、けれど確実に扉を閉めて、今だけは鍵を掛ける。

ぼんやりとしか視認できない輪郭を探るように、
虚空へ手を伸ばす。貴方へ触れることが叶えば、それはすり抜ける事はなくて───ほんの僅かな触感。
温度くらいは感じられた。

「………落ち着いて。深呼吸。
 舞台の幕は上がっているいずれ降りる。」

貴方に伝わらないような言葉を選ぶ。
それは確かな自己満足だ。
(-262) osatou 2021/10/21(Thu) 14:38:54

【秘】 よいが来ない ミズガネ → くるみ割り人形 トラヴィス

「……っ」

吐き出された息に滲む驚きの色。
貴方の手が、確かに己に触れている。くるみ割り人形の指先には死体にも似た冷たさが齎されるだろう。

自分は、透明なんかじゃなかった。


そう理解した瞬間胸が苦しくなって、泣き出しそうになって、それでも目の前の相手は自分を襲った相手なのだから完全に素直になりきれない。
だから、目を閉じて貴方の手の方へと頭を傾けた。

「……探偵のことを調べようと思って、仲が良いらしいお前の部屋に来たけど。何にも分かりやしなかった。
 …………それ以上の、俺にとって大きなものが見つかったけどな。

 …………お前のことは気に食わないし、今でも恨んでいるけど」


ありがとう、とかすかに唇が震えた。
そう口から出た悪態は、全く棘なんて含まれていなかった。
(-277) もちぱい 2021/10/21(Thu) 16:25:08

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@22 シトゥラ/プルー


貴方の笑顔に、言葉に、つられて笑う。
へにゃりと歪んだそれは、
優雅さとは程遠いいびつなものだけれど。
心からの、素直な笑顔だった。

「………叶うといいね。」

それだけ答えて、「風に当たって来る」と告げて、席を立つ。
去り際、二人の頭を軽く撫でて、この場を後にした。
(@23) osatou 2021/10/21(Thu) 17:05:30

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス

「 
お褒めに預かり光栄ですよ 

  
いつかどこかにいらっしゃった
座長殿
 」
  
──は役者のつもりはないけれど、

  
今 舞台の上にいるつもりはあるからね
 」

「 
戯曲は知っていますよ〜〜

  
オペラ座の怪人の方が、耳に馴染みがあるかもな。

  
……ああ、そっちの方が馴染みがあるんだね、──って
 」


すぅ、一呼吸の間。

「 
国が違えば言葉も変わる。好む音も色も変わる。
 」

革袋からカシミールサファイアgemが取り出されます。
転がされました。それだけでした。
ナニカ は、色のある物が好きです。
白も含めて。

「 
あなたの好むモノが見えて、気分がいいな。

  
誰かのそれが見えるのは好きだ。そう思う。
 」
「 
幻影とか、そういう言葉は 

  
実は普段は好かないのだけれども

  
……今のこれは、嫌じゃなかったなぁ
 」


「 
見てくれているからが理由で出たのがよくわかる。
 

  
ありがとう うれしい
 

ナニカ の口は
三日月の弧

こほん、咳払いをひとつ。
(-283) Vellky 2021/10/21(Thu) 18:09:24

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス

 
「 “
気分良く御観劇いただいているようで、何よりだ
”  
  “
観客を巻き込むのも程々に、館のファントム幻影
”  
     “
へ戻るとさせていただこう 
”   」
 
(-284) Vellky 2021/10/21(Thu) 18:10:17

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス



「 
そういう劇もアリだけどね〜
  
ナニカ は、基本的には三枚目 
(-285) Vellky 2021/10/21(Thu) 18:10:39

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ


冷えたそれに、まるで温度を奪われていくような感覚。
離そうとして───辞めた。
触れたまま、不鮮明な存在へ意識を向ける。

「そう」

貴方が声を届けたいと願い、
自分がそれを受け取りたいと願っているから、
こうして会話が叶うのだろう。

「『辞めたほうがいい』。
 この館の性質とキエは、やけに相性が良いらしい。
 観客席に降ろされた君は、大人しく見上げているのが良いよ。
 ……悪いことは言わないから、ね。」

かつての自分を見ているようで───貴方を無視することが、どうしても出来なかった。
舞台人失格だ、と、かぶりを振る。

「君自体には触れられないから、
 『前みたいなこと』は出来ないね。残念だ。」

自己満足なのだから、礼を言われる筋合いは無い、と
そうして冗談めかして笑ってやった。
(-286) osatou 2021/10/21(Thu) 18:18:01

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 浮遊想 テラ


「はは、比喩表現さ。
 私からすれば、この館という舞台に上がった──歌い唄われ、踊り踊られ、翻弄され、翻弄する役者の一人だ。
 あまり干渉をするつもりは無かったのだけどね。」


転がる音を一瞥。
それは反射的なものだった。
なので、次の瞬間にはやっぱり貴方の気配の方を向いている。

「そうかい?
 じゃあ、君のことはエリックとでも呼ぶとしよう。
 あまり幸福な結末ではない役名だけれど……
 人間らしく行動を起こす様は、君のようだと思うよ。私はね。」

貴方が音を発さない声は、届かない。
けれど、何だか、嬉しそうに思えた。

舞台へ戻ると告げる言葉はやっぱり聞こえないけれど、
ただ、この時間は幕間で、
次の章へ切り替わる場面なのだとは察せた。



余裕を含んで君へ手を振る。
舞台へ自慢の役者を見送る、座長のように。

「………いってらっしゃい、君。」
(-320) osatou 2021/10/21(Thu) 20:40:53
トラヴィスは、一人の役者を見送った。
(t10) osatou 2021/10/21(Thu) 20:53:03

 




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生存者 (4)

テラ
1回 残 たくさん

ぷわわ〜

ゾズマ
10回 残 たくさん

 

アマノ
6回 残 たくさん

 

ユピテル
33回 残 たくさん

ブイブイ〜

犠牲者 (4)

クロノ(2d)
0回 残 たくさん

 

ミズガネ(3d)
42回 残 たくさん

透明に触れたい

ポルクス(4d)
11回 残 たくさん

 

チャンドラ(4d)
16回 残 たくさん

賢者では、ないの

処刑者 (3)

キンウ(4d)
7回 残 たくさん

 

ゲイザー(5d)
4回 残 たくさん

 

キエ(6d)
13回 残 たくさん

僕は僕だよ

突然死者 (0)

舞台 (3)

トラヴィス
34回 残 たくさん

アクセルだけ踏む

シトゥラ
19回 残 たくさん

 

プルー
9回 残 たくさん

宝物はもうあるの

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

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壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
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