【人】 魔王 ウロボロス君が先代に下ってから、今年で何年だったかな? そうか、それ程の間君は…… [少しの間執務室に訪れた沈黙を破ったのは、こちら。 不意に声を掛け、横目で隣のフォルクスを捉えた。 返った数字を噛み締める如く、細くなり消えた声。数度の頷き。] もう戦争は終わったんだ。たまには休暇を取っても良いんだよ。 君達の発祥だろう、あの祭りは? [そして。 態とらしい程に口角を吊り上げると、牙が覗く。 人の姿を取っている間は、それは殆ど八重歯と変わらなく見える。] (32) ガラテア 2020/10/18(Sun) 2:36:36 |
【秘】 魔王 ウロボロス → 魔王軍幹部 フォルクス[いつものように。そんなやり取りの前から、 横顔を眺めていたことを君は知らない。] (-19) ガラテア 2020/10/18(Sun) 2:37:50 |
【秘】 魔王軍幹部 フォルクス → 魔王 ウロボロス[ こんなやり取りをせずとも、 今や貴方こそが俺の全てであると知っているだろうに。 問い掛けとからかいの狭間、思っているのはきっと この身を蝕むヤドリギのことなのでしょう。 分かっていても応えない、触れることはしない。 あの時のように生きる意味から引き剥がされたくはないから。 ] (-20) ガラシア 2020/10/18(Sun) 2:40:34 |
【人】 魔王 ウロボロス条約違反にはならない、それでも他国が黙ってはいないさ 我が物としたい、他者が手に入れるのは許せない。 そんな旨味があるからこそ、我先にと縁談を持ってくるんだから。 次いで言えば真祖竜と人間の寿命は、離れすぎている。 一度頷けば、僕は何度人を娶ることになるだろうね? 沢山の妃を囲う王の規模では済まされないな。 まさしく昔の人類の御伽話にあった、姫を拐う魔王そのものだ [短すぎる人の生と目まぐるしい代替わり。 動き続ける世界で変わらず生き続ける王と配下の間で、 分かりきった問答は何度でも繰り返される。] (138) ガラテア 2020/10/19(Mon) 21:04:11 |
【秘】 魔王 ウロボロス → 魔王軍幹部 フォルクスそれにね、フォルクス…… 君の耳にだけは入れておきたいのだけれど。 僕が子孫を残す必要は、必ずしもあるわけではない ────そう思うんだ [その中でたった一度だけだ。真意を語らないままそう告げたのは。] (-54) ガラテア 2020/10/19(Mon) 21:05:53 |
【秘】 魔王軍幹部 フォルクス → 魔王 ウロボロスウロボロス様……? [ つい、昔のように名を呼んでしまうくらいには。 たった一度だけ聞けたそれは思いも寄らない言葉だった。 理解出来るのは、許されていない真意への問い掛け。 自然に訪れる沈黙、青紫を見つめながら 降りる帳と共に荒れ始めた。白嵐の嘶きだけを聞いていた。 ] (-55) ガラシア 2020/10/19(Mon) 21:16:12 |
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