【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「盗品ですか」 一言、それだけ返す。事実であると思ったので。 目の前の青年がそれを憐れんで欲しいというのならば相応の態度が見えただろうと解釈をした。 「話は、続けてください。 半分以上の疑問は解決しました」 (-191) toumi_ 2021/07/04(Sun) 2:34:12 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「アー、盗品。マ、そうなンだろなァ」 アッサリ肯定してみせる。表情も声も乾ききっていて、 ただ問いに答えるための答えを並べただけの様に見える。 「はいよ、どこから話しゃァいいかねェ。 ……――あァそうだ、盗ったモンの話。そいつでいいか。 イチバン最初は握り飯。たしか四つのころかなァ。 兄サン、ガキが飯くすねる理由。それってなンだろ?」 ツラツラ並べて、唐突に投げかけた。 (-196) 榛 2021/07/04(Sun) 3:13:40 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「お腹がすきましたか?」 簡潔に思いつく理由。 それ以外にも多々流派あると思ったが、間違いを言えば青年が補足をすると思い足りない言葉を投げかけた。 (-197) toumi_ 2021/07/04(Sun) 3:19:08 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク だなァ、と笑って頷く。 花丸満点の回答。それに補足をするならば。 「ついでに言えば、他にも腹すかしたガキどもがいて、 大人はシッカリ飯食ってたから。 おれが育ったところのハナシだよ。 はじめは握り飯、次もそうだったかなァ。 そンでくすりだの包帯だの。 しまいにゃ銭まで手をつけて」 手持無沙汰、上着のポケットに手を突っ込み体を揺らす。 えらく子供染みた仕草をして、ヘラリと笑い顔で締め括る。 「おれのハナシはこれで終い。 あとはもうだいたいわかンだろ。 ――ああはなりたかねェし、 あいつらみたく死なせたかねェって、そンだけだよ」 (-204) 榛 2021/07/04(Sun) 3:52:59 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「『一生の最もすぐれた使い方は、 それより長く残るもののために費やすことだ。』 とある人が言いました。 あなたの、倫理観はこの間よりは理解が出来ます。 だからあともう一つだけ質問をさせてください。 何故あなたが死ぬ必要があるのですか?」 「あなたは、生きる以上に必要なことがあると思いますか?」 (-205) toumi_ 2021/07/04(Sun) 4:12:40 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「生きてノウノウとあの子らの骸漁るよか、 死んじまうほうがよっぽど良いに決まってらァな」 アハ、と笑い声を零して目を細める。 長々と語った青年の、結局のところの“理由”と“倫理”は。 恐らくきっと、これ一つに集約される。 青年にとっては奇跡に等しく、他の何より価値あるもの。 「大人は子どもを守るモンなんだろ」 (-209) 榛 2021/07/04(Sun) 5:12:50 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「そうですか。 それなら、最後に、いま浮かんだ疑問点を証明してください。 いつかあの子達が助かって、すべてが恵まれたとき。 もし、あなたがまだ、生きていたら。 未来のために、あなたは、大人だから、 私以外と死のうとしますか?」 (-218) toumi_ 2021/07/04(Sun) 6:08:37 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「しねェなァ」 最後の問いを頭の中で並べて揃えて整理して。 男にとっての単純明快な答えを口にした。 「食いモンが足りねェわけでも、 食い扶持減るわけでもねェんだろ。 ――そンときゃァ、そうだな。 土産話でも持って遊びにいきてェかなァ」 (-219) 榛 2021/07/04(Sun) 6:35:25 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「なんだ、それなら良かった」 ひどく安心したように笑って。 「取引、いたしましょうか」 たった一つ、あなたに隠し事をしています。 「あなたの名前は、なんですか」 たった一つ、あなたに伝えたかったことがあります。 「共に餓える予定のある人のことぐらい、知りたいですよね」 たった一つ、様々なたった一つがこの取引で生まれました。 「忘れることもないですから、本名があれば教えて下さい。 断ってくれても構いません」 (-220) toumi_ 2021/07/04(Sun) 7:04:39 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク 商人がそんな風に笑う理由が見当も付かず、 その相好をただキョトンと見つめるばかり。 「いいのかい」 念を押す様にそう言って、 青年は漸く、ほんの少しだけ肩の力を抜く。 リク 「おれの名前かい? ……六。 シカシまァ、覚えてくれンならロクのがいいや」 それから同じ問い掛けを。 「――ミロクサンだっけか。ハハ、似てンなァ。 他に名があンなら知りてェんだが、どうだろ」 (-221) 榛 2021/07/04(Sun) 7:41:16 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「……、ありませんよ」 「残っているのは偽名だけですね」 また何か言おうとして口を閉じる。 「もう、お話は大丈夫です。 食べ物の件ですが、増やすと不公平が生まれますから。 気をつけて配布することにしましょう」 「……、……」 「六さん、記録しました。 対価をいただきありがとうございます、またのご利用を。 最初は興味もなく、今もそこまで、かなり、一部に気乗りではないですが」 「楽しかったです」 (-224) toumi_ 2021/07/04(Sun) 12:27:45 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「そうかい」 名前についての受け答えはそれだけ。 どうせ呼ぶことも少ない。 「はいよ。食わずで何日もつかねェ。 おれァいよいよもってダメんなる前には首括ろうかなァ」 話し乍ら何やら耳元を弄っている。 軽い調子でそんな予定を立てた。 「――そいつはどうも。 ハハ、おれァ楽しかねェがなァ」 言葉と裏腹、口元は三日月を模る。 正直なのは恐らく話す言葉の方。 浮かべ慣れた笑い顔の儘で問い掛ける。 「正直だなァ、兄サン。 ンで、気乗りしねェってのはどこのことだろ?」 (-231) 榛 2021/07/04(Sun) 15:39:49 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「何度も告げているとおり、あなたが死ぬことですよ。 私は殺意を向けられる対象であると自負しておりますが。 あなたが死を選ばなければいけない理由がわかりません。 健常者であり、一番活力に溢れ、将来有望なのに、何故終わろうとするのだろうと思っただけです」 男はそう言うが直球で何度も告げたかはわからない。 伝わっているかもわからない。 先程にも聞いたとおり、死にたいわけでは無いのに、 その選択肢をとる必要がわからないのだ。 (-236) toumi_ 2021/07/04(Sun) 16:44:06 |
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