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【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリールある程度こちらの諸々が落ち着いてから、暫くして。 ギムナジウム内を散歩がてら歩き回り、 お目当ての小さい彼女を探して周囲を見渡す。 「どこにいるんだろうイクリール…… 寮のほうに向かうべきか……?」 そうして彼女を見つけることができたのは 果たしてどこだっただろうか。 (-49) uni 2021/06/03(Thu) 22:16:47 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナイクリールの姿は今日も生徒達の中には無い。 けれど確かに同じこのギムナジウムの中に居る。 あなたの足があまりひと気のない廊下に差し掛かった頃、 ぽつり、聞き覚えのある声がその耳に届くだろう。 「────ルヘナ?」 何か捜し物でもしているのだろうか。 そんな気遣わしげな声色と、それと表情と。 (-51) unforg00 2021/06/03(Thu) 22:25:59 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリール>>-53 「ああ、イクリール」 あまりひと気のない廊下、ある意味彼女らしい声と表情を聞いて 少し足早にあなたのそばまでやってくる。 ……最後に会ったのが彼女から手紙を受け取った時、だから、 自分は相当に取り乱していたはずで、 だから若干の気まずさのようなものはあるのだが。 「よかった……お前を探していたんだ。 昨日のこと、ごめんとありがとうを言いたくて。 手紙を配る手伝いをできなくてごめん、 あの手紙を届けてくれてありがとう。 おかげで、……色々あったけど……助かったよ」 昨日の手紙の件については本当に感謝している。 手紙の件単体なら自分の勘違いや受け取り違いもあって散々だったが、 自分がある程度落ち着いて会話できる精神状態になれたのは 彼女のおかげだという意識がある。 (-54) uni 2021/06/03(Thu) 22:43:29 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナ>>-54 「ごきげんよう、ルヘナ。」 やって来たルヘナを見上げて、まずは挨拶を一つ。 それから、ごめんとありがとうを言いたくてという言葉に ほんの少し、首を傾げて見せた。 「……そう。ううん、いいのよルヘナ。 あの時も言ったけれど、あれはわたしがそうしたくて ただそれだけでしていたことだから。 だから、二人の間になにか後悔をしてしまうような そんなことが無かったなら、わたしはそれでいいの」 あの手紙、という言葉に合点が行ったという顔をして、 そしてやっぱり、いつも通りに笑って見せた。 あの時のルヘナの様子を、心配していなかったと言えば それはきっと、嘘になるだろう。 けれど今こうしてありがとうを言う事ができるのだから ならばきっと、それで良かったのだ。 少なくとも、イクリールはそう思う事にした。 (-56) unforg00 2021/06/03(Thu) 23:02:27 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリール>>-56 「悪い、挨拶してなかった。ごきげんよう」 あなたからの挨拶でふと挨拶すら忘れていたことに 気付かされれば、同じように返す。 『らしくない』挨拶かもしれないが、まあ、いいだろう。 「イクリールが手紙をくれたおかげで、俺はシトゥラに会えた。 知らないことだらけだったことを知って、 少し……情けない事に、俺が思いつめすぎもしたんだが。 でも今日になってまた会えて……後悔じゃなくなったよ。 目標と言えばいいかな、とりあえず前向きなものになった」 伝えられること、伝えられないこと、色々あるけれど。 それでもシトゥラとも交流のあるあなただから伝えた。 ……自分の目標達成のためにあなたの力も借りるだろうし。 「だから、本当に感謝してる。ありがとう。 あと、それから……これはお礼ついでのお願い事なんだが。 イクリールとシトゥラ、二人でよく食事していただろ。 シトゥラが戻ってくるまで、それと戻ってきてからも、 俺も一緒に食事させてもらってもいいか?」 (-59) uni 2021/06/03(Thu) 23:23:48 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナ>>-59 「……そう。ルヘナは、シトゥラに会えたのね」 聞こえるか聞こえないかの声で、なぁんだ と呟いた。 イクリールだって、別に心配していないなんて事はなかった。 だって、本当にあの手紙から不穏な気配を何一つ感じていなければ きっと、急いで手紙を配り回る理由なんて無かったはずだ。 「うん……そうね、それならわたしからも よかったわ、って。言わせてちょうだいね。」 ありがとうには、素直に笑ってどういたしましてを。 それから、お願い事?と一つ目を瞬かせた。 「ええ、もちろん。 二人よりも三人、それよりももっと。 ごはんはみんなで食べた方が、きっとずっとおいしいわ。 …それにね、ルヘナ。 お友達とごはんを食べるのに、 許可をもらう必要なんてないのよ。」 ああでも、もしかしたら。シトゥラ次第かもしれないわ。 そう続けて、いたずらっぽく笑って見せた。 (-62) unforg00 2021/06/04(Fri) 0:05:02 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 夢の続きを イクリール>>-62 「ああ、なんとか。……お前が急いで届けてくれたおかげで、 あいつと会うことができたんだ。 あいつ、俺が来たからって隠れて慌てて帰ろうとしたんだぞ? 少しでも遅かったらすれ違ってたと思う」 慌てて帰ろうとした結果の大惨事については触れない。 けれど思い出して少し呆れつつやはり笑って。 あなたがひとつひとつ投げかけてくる言葉を聞く度、 前まではその眩しさを恐れていたはずだったが、 今は全く恐れていないことが少しおかしくて。 それから、あなたが自分を『お友達』と思ってくれている、 その事実に感謝を抱きつつ……こちらも同じように、 いたずらっぽく笑い返して。 「あは、それなら俺も あまり食べられるわけじゃないが ありがたく。あとそうだな、シトゥラに許可を取るためにどうしたらいいか、 俺と一緒に考えてくれ。お前の力が必要だ、イクリール」 敵対者であったはずのあなたが『友達』であることに くすぐったさを感じながらも、喜んでいる自分がいる。 それがとても、とてもおかしかった。 (-64) uni 2021/06/04(Fri) 0:30:27 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 受容者 ルヘナ>>-64 「慌てて帰る?隠れて? あら、あら…… 思ったよりは、やましいことがあったのかしらね」 本当に、しかたのないひと。 そう言って、イクリールはやはり屈託なく笑った。 それを責めるつもりは…まあ、事と次第に依るけれど。 けれどまあ、既にルヘナと会っているなら。 叱る役目は、自分のものではないはずだから。 ないといいんだけどなぁ。 「ええ、いいわ。 わたし、こう見えて結構わがままなのよ。 一度こうしたいと思ったらてこでも動かないわ。 もしかすると、 シトゥラはそれよりもっとわがままかもしれないけれど。」 その時は意地の張りあいね。 そう言って、ルヘナと同じように、心底おかしそうに笑った。 本当は、このギムナジウムの中に敵なんか居なくって 色々な事が少しだけ、すれ違ってしまっていただけのはず。 そしてきっと、ただその正し方がわからなかっただけなのだ。 一度わかれば、もう怖くない。 その証明こそが、今この場にある光景なのだろう。 (-66) unforg00 2021/06/04(Fri) 0:56:08 |
【人】 受容者 ルヘナ>>@30 先生 あなたがそうして歩いているのならば、 もう少しで図書室へ至ろうかというところで 周囲を取り巻く音のうちの一つがどんどん近づいてくる。 軽い足音はそうしてあなたの背後へやってきて、そして―― 「ラサルハグ先生、こんにちは」 穏やかな声音があなたの横を通り過ぎて前から投げかけられた。 昨晩の取り乱し具合はすっかりなりをひそめて、 けろっとした様子のルヘナが挨拶を投げかけ、 ……あなたの持つ本に一瞬興味を示し、視線はあなたに向いた。 「……もしかしてお疲れですか? 先生がよろしければ、になりますが少し休んで行かれます?」 (20) uni 2021/06/04(Fri) 14:12:29 |
【人】 受容者 ルヘナ>>@31 「はい、それでしたらどうぞ。 ここにはあまり人も来ませんし、比較的涼しいと思いますから。 ……あー、と。少し散らかっているかも、しれませんが」 昨晩の大惨事の片付けを少なくとも自分はしていない。 自分以外の図書委員は約一名を除き図書室に来ないだろう。 そうして心なしか恐る恐る扉を開けて入った図書室は、 というよりも具体的には雑誌用の棚は 大惨事のままだ。 結果がどうあれ、あなたに何かを頼むでもなしに 招き入れて己も己のやるべきことへと向かおう、として。 ふと、あなたのほうを見て。 「先生、昨晩のこともですが、諸々ありがとうございました。 全部が上手くいったかについてはまだ分かりませんが…… 少なくとも、その答え合わせをする、していく時間は 確保することができました」 答えについてはまだまだ未熟で子供である自分には 判断ができない領域だ。 けれど、それを知っていく道筋が開けたのなら 正誤を下したうえで改善をはかることもきっと。 (22) uni 2021/06/04(Fri) 17:08:08 |
【人】 受容者 ルヘナ>>@35 先生 あなたが動いてくれる様子に小さく頭を下げることで礼を示し、 そうしている間にも雑誌棚をひとまずは起こした。 ばらばらと落ちてしまっている雑誌についても あなたとともに一冊一冊拾い上げ、 破損等の有無を確認していく。 そうして、あなたの微笑みを受け止め、 どこかくすぐったそうにひとつ頷いた。 「知識が資産であり力であり武器である…… それが本当なら、俺はもっと強くなれます。 今までの自分の間違いも大事な見落としも 見つける展望があるのは素直に嬉しいですね。 それと……あんなことを吹き込んでおいてよく言う、 と言うのは楽なんですが。 自分が情を捨てられない人間であるという認識を持てたこと、 自分なんかにでも手を伸ばしてくれた人がいること、 そういうことに気付けたのは先生の言葉があってこそですから。 結果として俺は先生に頼ってよかったと思いますし、 これからも上手く頼ろうと思っていますよ。 知識はここにある。 『人の縁』もここにある 」大人であるあなたとの縁も大切なのだと、 瞳の若草色が伝えてくる。 「これからもよろしくお願いします、先生」 (26) uni 2021/06/05(Sat) 1:06:37 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-30 >>-31 「……。うん、貰って?」 おかしな巡りだ、そして、おかしな感情だ。 穏やかな嬉しい感情が言葉に乗る。不安なんて感じていない。 ただ、内緒にしようと思う感情がここにある。 ルヘナは恋をしたと、独りよがりで謝ってきたが ……そんなことはない。 俺が、ルヘナを変えてしまった。 与えてしまって、求めさせたのは俺だった。 恋をできていないのは俺だよルヘナ。 恋に落ちていないのに欲して愛して、 自分のものにしたのは俺だよ。 だから、全部あげるんだ。 これからの全部、ルヘナにあげられていない全部をあげる。 何もかも追いついていなくて 何もかもがわからない、 だけど唯一の感情もこの心と体が矛盾を抱くまで捧げよう あなた達裏切り者のために願いを叶えると決めていたから 「 全部貰って愛してあげる 、大好きだよルヘナ」 だから――いなくなるときはちゃんと言ってね。 真実を知ってどんな答えを出すのか、待っている (-76) toumi_ 2021/06/05(Sat) 2:01:23 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-76 「……」 実は気になっていることがある、とてもある。 だけど自分から口に出すことはできなくて、 曖昧にしようかと思っていた 「ルヘナはその……あー。泣かないで? 今日は向こうに行くつもり無いけど、ルヘナは朝ご飯逃すよ」 親切心なのだが、多分本当に目の前の彼は 寂しがっているのだと察している。 抱き留めながら、はなしはしない、きくだけだ (-77) toumi_ 2021/06/05(Sat) 2:09:25 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナここ数日の騒動も一応の決着を見せたころ、 スピカはルヘナの部屋を訪れた。 彼がどんな道を選んだのか、 彼は大切な人とちゃんとお話できたかとか、 ああ、色々考えてはしまうけど。 結局、自分がルヘナに逢いたいだけだな、と思いながら、 あなたの部屋をノックした。 (-111) serikanootto 2021/06/05(Sat) 16:40:17 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカあなたがノックをしてすぐ、パタンと本が閉じる音。 それから一人分の気配が扉の前まで来て、 そっと開けられた扉の向こうからルヘナがあなたを覗き見た。 「ああ、スピカか。どうした、俺の部屋に来るなんて珍しい。 密に話したいことがあるなら……どうぞ?」 あなたを案内する、あるいは部屋の内情を見せるために 二歩だけ扉の前から横に避ける。 先程入寮したばかりかのようなさっぱりとした内装の中、 窓際のテーブルに一冊だけ本が置かれている。 それ以外には部屋の端の段ボール、一脚の椅子、ベッド程度が この部屋に置かれた『家具』と言えるだろう。 (-112) uni 2021/06/05(Sat) 16:47:19 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ「あー……」 何も考えず、話したいというだけで 部屋にやってきてしまったが、 これは……押しかけなんたらというやつでは!? いや、やましいこととかないし、大丈夫、 と思いながら、 「ほら、一応色々が一段落したじゃない? だから、ルヘナの様子が見たくて」 などと言いながらお邪魔することにした。 部屋を眺め回すのは失礼だな、とわかってはいても、 その所作は隠しきれなかった。 (-113) serikanootto 2021/06/05(Sat) 16:55:48 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ「ああ、なるほど。確かに色々あったな…… まだ感覚や意識が日常に戻り切れていないよ、俺は」 本当に色々あったし答え合わせはまだまだ先だ。 常の生活と異なることの多さと、 今まで無関心だった諸々へ意識が向いたことによる変化に まだ適応しきれていないらしい。 小さな友人の姿を最近見ていないが、彼も忙しいのだろうと思っている。 「まだ落ち着けていないことを除けば、俺は特に変わりない。 スピカは……どうだ? 少なくともこうして話ができる程度には元気である、と 俺は認識しているが」 部屋を眺め回されても何も気にしない。 図書室で借りた本、備え付けのものと思われるテーブルと椅子、 その他のものが雑多に押し込まれた段ボールひとつ。 そうしてルヘナはあなたに椅子をすすめ、自分はベッドに座る。 (-114) uni 2021/06/05(Sat) 17:04:37 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-114 「まあ、結構へこんだりもしたけど…… いつまでもそうしてもいられないなって。 前を向くことにしたの。 いろんな人に支えてもらっちゃったけどね」 もちろんあなたの存在もある。 簡素な部屋だな……などと失礼なことを思いながら 勧められるまま椅子に座ると、 一番気になっていたことを切り出した。 「えーっと……セキレイさんとは仲良くやってる? ほら、色々変わっちゃったから、 セキレイさんもどうなってるのか私知らないし」 そもそも誰かも知らないどころか、性別すら知らない。 でも、ルヘナとセキレイの関係は応援するべきなんだろうなと 思っている。 思い込んでいる。 (-115) serikanootto 2021/06/05(Sat) 17:27:22 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ>>-115 「なるほど。お前が前を向けたのなら本当によかった。 色んな人に支えられていいんだよ、 支えて支えられてでいいと俺は思う」 そうして語る姿はとても穏やかで、純粋な気持ちで あなたの今後を喜ぶものだ。 それから、あなたの問いかけにはひとつ頷いて。 「ああ、仲良くやっている……と思うよ。 何も知らなかったことに気付かされたから、 感情を伝えることも含めて色々やっていくつもり。 ……正しいかどうかはちょっと、分からないけど」 こうしたかった、こうしてほしかった。 その欲求を満たされはしているが、 どこかで生じている痛み、違和。 気付こうとして気付くのを避けたものがあるためか、 少しあいまいなものが混ざりつつ。 「でも、もっと知識を食っていくっていう目標もできた。 悪いことにはなっていない、んじゃないかな。 多分。 今後を見ていて、スピカ目線でダメそうだったら その時は教えてほしい」 (-116) uni 2021/06/05(Sat) 17:53:21 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-116 「仲良く……」 まあ、そうだとは思ったが、 そこに一抹の隙がないかなと思ってしまった自分を嫌悪した。 「まあ、ルヘナがいいならいいんだけど…… ダメそうなら、というなら、多分…… 大人側についていくのが、 そもそもあんまりよくないと思うわね。 そう言われてやめるなら、そもそも突っ込んでないだろうけど」 ため息が、一つこぼれた。 いくらアフターフォローをしてもらっても、 大人のやることはやっぱり善行とは思えなかったからだ。 「……お互い難儀な身分よねぇ。 あなたは大人側であることを捨てられないし、 私もそんなあなたが好きだなんて。恋は盲目ってやつかしら」 (-117) serikanootto 2021/06/05(Sat) 18:09:28 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-76 >>-77 シトゥラ 変わったことに気付かず。変えられたことに気付かず。 ただ全てを受け取れること、全てを受け取ってもらえることに 本当に嬉しそうに笑っている。 それが盲目故のものである、と理解できない。 これが正しい形ではないかもしれないと気付いた時、 果たしてどういう選択をするのか。 想像できない未来に対しては思考など向けようがないが そこまでで得た『知識』と『人の縁』から 何かのよすがになって、出すべき答えが導き出されることだろう。 「泣いて、ないと思う……? あー、と。 腹は減ってないから大丈夫。シトゥラも休まなくて大丈夫か?」 誤魔化すように涙を拭ってからそっと身を放して立ち上がった。 (-118) uni 2021/06/05(Sat) 18:11:56 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ>>-117 「そうだな、……と言いたいところではあるが。 もう既に『呼ばれて』いる以上目を付けられているし、 元々頭のほうを見出されているらしい……から、 前みたいなことになる可能性は少ないと思う。 ……あとはまあ、セキレイも少し考えが変わったらしいし 今のギムナジウムを変える方向には進めるはずだから」 きっと大丈夫。 盲目故の、子供故の、経験が少ない故の、 そんな 楽観的な希望 を語って笑って、「恋は盲目……そう、 ……そうなのかもしれない? 知らないことだらけで見えないことだらけで。 何かを見落としているかもしれないな、お互いに」 少なくとも今、自分が彼の内心が分からないように。 少なくとも今、あなたがこの破滅的な道を行く少年の 腕を引く術を見出せずにいるように。 (-119) uni 2021/06/05(Sat) 18:24:53 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-118 「そう? ならよかった。 んーボクは眠っていたから大丈夫。 ……、じゃあ、それなら部屋に来る?」 変えるには、変わらなければいけない。 知識を得るには知ろうとしなければいけない。 そこに無傷で得られるものなんてない。 無償で得られる愛情に依存してはいけない ――――まだ凝り固まった価値観が 未知の知識の快楽が山ほどある。 それを目の前の彼は永遠に引き立ててくれるだろう。 姿勢を正して、あなたをみやる。 お手をどうぞと手を出して、 早朝の誰も居ない静かな図書室の澄んだ空気を呑んだ (-120) toumi_ 2021/06/05(Sat) 18:32:34 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-119 「本当ね?嫌よ、私。またあなたが『いなく』なるのは。 まあ、今回はきっとあなたの手を取ってみせるけど」 そんなことをすればまた目をつけられるのだが、 きっと、彼女はルヘナを救えるとすれば、 いくらでもその身を投げ出す。 「そう……そうね。 私達、きっと、何かを変えるにも、 先に歩んでいくにも、 まだ見えてないものが多いと思うの。 でも、不安じゃないわ。 前よりも色々なことを知っているし、 人間は知識を得ながら前に歩けるんだから」 何より、あなたがいるから、という呟きは耳に入るだろうか。 二人は。似たもの同士なのかもしれない。 それでも、少なくとも、つかの間の平和が崩れるまでは。 きっと、破滅に見舞われることもない。 (-121) serikanootto 2021/06/05(Sat) 18:40:56 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-120 「……ん、それじゃあぜひお邪魔させてもらうよ。 お前の部屋、正直あまり想像つかないから楽しみだ」 そうやって純粋に、静かに喜ぶ声はひどく優しい。 情を捨てられなくなった人間である自分が抱える感情のうち、 最も大きく最も歪で、時折痛みが生じるこれが あなたへの声に滲んだ最たるもの、『愛』だった。 「ありがとう、シトゥラ」 告げられた礼は何に対してのものなのか。 知識の海たる図書室はここにある違和にもただ沈黙を保つ。 反響するまでもなくかき消えてしまいそうな声の代わりに、 あなたの手をそっと握ることで意思表明とした。 (-122) uni 2021/06/05(Sat) 18:47:51 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ>>-121 「それについてはそっくりそのままお前に返すよ。 『いなく』なることがスピカ、お前にとって望ましくないなら 俺はそれをよしとしない。 ちゃんと誰かしらに手を伸ばして頼ってほしい」 自分じゃなくてもいい、とは言わなくても分かるだろう。 そして、あなたのことだ、手を伸ばせる人間はきっと これからもどんどん増えていく。 その時一番手を伸ばしやすい相手の手を取り、 そうしてしのいでくれれば自分も安心できる。 「そうだな、『知識は資産であり、力であり、武器である』と ラサルハグ先生も仰っていた。俺もそう思う。 今の俺達は前の俺達よりも多くの力を持っている。 ……それに、『人の縁』もある。 お前にも、俺にも、きっと多くの人が繋がっているから そうしていつか、色んなものを変えていける。 きっとそうだと思うし俺はそうする。 これからもよろしくな、……ありがとう、 俺の一番星 」あなたの小さな呟きはしっかり聞こえている。 その上で、例え逆の結果であろうとも同じように、 あなたへの思いを示したことだろう。 闇の中でも仰ぎ見る、自分にとっての一番星。 あなたがこのギムナジウムで輝く姿を俺はきっと見ている。 (-123) uni 2021/06/05(Sat) 19:03:33 |
【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ>>-123 「もう……みんな一番星って呼ぶわね」 でも、悪い気はしなかった。 自分の想う一番星とルヘナのいう一番星は 形は違っても、 想いを込められているのは確かだと感じられる。 「うん、大丈夫。 周りにも星があることだって、今はわかるの。 一人きりで輝く星じゃないんだって。 みんなが私を支えてくれるし、 私もみんなを支えるから。 ……だから、私はみんなと歩んでいきたい」 でも、願うことならば。 ルヘナと連星として輝きたい。 その想いはもう告げることはないだろう。 ……ギムナジウムの日常は続く。 平和な日常の中に不穏な影が混ざろうとも、 もう星が昇るのを妨げるものはない。 いつでも、星を仰げば光が見えるように、 皆で歩んでいこう。 (-124) serikanootto 2021/06/05(Sat) 19:47:10 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-122 あまりかわらないのだけれど、といいかけて辞めた。 そういえば部屋に呼んだのは"別の裏切者"だったか。 いつのまにかよんだと勘違いしていた 「ねぇ」 何もない部屋だけど、最低限の家具だけど これから君とまた新しい学びが増えていくと思う。 「俺のことを知って? 抱きしめて、……たくさん求めてね? 約束」 部屋に連れ込めば手を引いて抱き込む、 閑散とした寂しい部屋が 二人分の温度が入ったことにより暖かくなる 口寂しかった時間も、餓えていた孤独の時間も これからは愛する協力者ですべて埋めていこう。 だって俺はあなたのもので、あなたは俺のものだ。 「どうぞ召し上がれ」 あなたを見下ろしながら欲が籠もったした視線を寄越す。 重なる唇と、吐息はこの先を願っている。 与え与えられることを疑わない、共に生きると決めたのだから。 誘うセキレイの瞳は番を離さない、 旅立たぬ鳥たちは居所を見つけ、そしてすべてを手にいれた (-125) toumi_ 2021/06/05(Sat) 19:55:20 |
【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 受容者 ルヘナとある時間帯。 ルヘナの部屋のドアノブに、何かが結ばれた銀の鎖がかけられている上に隙間に小さなメモが挟まれていた。取るも取らないも少年の自由だ。 鎖の先にある何かは白い布で覆われ隠されていたが、取り払うと一つの小さな鍵が姿を見せるだろう。 また、メモ書きには森のとある地点を示す地図が添えられ、更にほっそりとした字が並んでいた。 『ルヘナへ 貴方が卒業するとき、もし先生の事をまだ覚えていたとしたら地図が示す地点に赴いてみるといい。 そこに貴方の贈り物を隠しました。私からの卒業祝いです。 嘘をついてごめんね。 愛を込めて ラサルハグ』 (-126) もちぱい 2021/06/05(Sat) 19:57:29 |
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