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【秘】 リヴィオ → 暗雲の陰に ニーノ怯えさせたい訳じゃない。 だから、何もしないよと一歩の線引き。 いつもならもっと、違う形を取っていたけど。 "いつも通り"はもうやめだ。 本当は憧れられるような存在ではないんだって、 知られてしまっても、もうそこを曲げるつもりはない。 伝えた天気の話、ちゃんと理解してくれたようだから 本当はもうこれで、立ち去るべきなんだろうが。 もう少しだけ、君の顔を見ていたい気分だった。 だから、君との会話はもう少しだけ続いていく。 その場から動こうとしないまま、 名を呼ばれて「なんだい?」と柔く問いかける。 怖がらせたい訳じゃ、ないんだ。 そうして問われた内容に、 普段は見せたことのない驚きを隠さない表情で君を見つめる。 そこにはきっと、動揺も含まれていた。 だって俺は、【A.C.A】のひとりだ。 …でも、 俺の本音で君に伝えても構わないだろうか。【A.C.A】なんて関係ない、本当の俺で。 緩く左手を握りしめ、一呼吸の後口を開いた。 「………あぁ、勿論」 「君と話す時間はいつだって、楽しいものだったからね。 次も、楽しみにならないわけがないだろう」 (-237) sinorit 2023/09/24(Sun) 22:40:04 |
【秘】 リヴィオ → マスター エリカ5日目の午後、夕方より前。 目が回りそうなほどの忙しさに揉まれて、 なかなかここにする時間もなく今になってしまった。 ただ、今日は酒を飲みに来た訳じゃない。 もう少し頑張るためにも少しだけ腹に何か。 良さげなものをおさめておこうかと思って……。 出来ればこんな状態でも摂取しやすいものを。 (-253) sinorit 2023/09/24(Sun) 23:25:52 |
【秘】 マスター エリカ → リヴィオ店の基本の営業時間は陽が沈む頃から。 それなのに、扉に下げられたプレートには『OPEN』の文字。 変え忘れだろうか? いいや扉はどうやら開く。 「いらっしゃい」 ドアベルの音の後、カウンターから声が掛かった。 いつも通りの彼女の姿がそこにある。 注文を聞くこともなく、彼女はテーブルに食事を置いた。 木製の深皿に中身の白がよく映える──ホワイトシチューだ。 バターや生クリームを使っていない、素朴な牛乳の味のそれ。 彼女好みの具沢山にしたいのをぐっとこらえて、 今のあなたでも食べ切れる程度の量の具が浮かんでいた。 (ともすればほとんど具なしだったかもしれない) 食器も並べ、彼女はあなたが席に着くのを待っている。 (-270) 66111 2023/09/25(Mon) 1:05:30 |
【置】 リヴィオダニエラとの病院での診察の後、 男もまた出頭し己の罪を告白する。 様子の可笑しい人間で、職務態度も良いとは言えないが、 渡された仕事をきっちり熟す点においては知る人ぞ知る。 勿論、仕事を遣り遂げるのは当たり前のことではあるが、 その速度は人並み以上のものであった。 さて、そんな男の罪は何かと言うと、 マフィアからの押収品である銃の所持だ 。どうやら押収品として保管される前のものを 持ち出したらしいが……直接的に行ったのは、 同部署に所属する警部補の一人だと語っている。 実際、やり取りの証拠となる音声が録音された ボイスレコーダーを所持していたことや、 リヴィオ・アリオストによる証言から その警部補へも詳しい事情を確認する運びとなったらしい。 そうして肝心のリヴィオ・アリオストもまた、 詳しい事情の確認が必要となるため、 ダニエラ・エーコと共に檻の中での待機を命じられていた。 (L5) sinorit 2023/09/25(Mon) 2:36:15 公開: 2023/09/25(Mon) 2:40:00 |
【置】 リヴィオ檻の中での男は横になり、動く様子がない。 一見そのまま死んでしまったのではないか、 そう思うほどに微動だにしなかった。 しかしそれもそのはず。 限界を超えた体はすべきことを成し遂げたことで、 電池切れのロボットのようにスイッチオフ状態。 出来ればそのまま起こさないで欲しいと 意識を落とす前に考えはしたものの、 そう上手くいくはずもないと理解していた。 せめてそうなるまでは休息していたい。 それが今の男の願いだ。 何かあった時の世話は 彼 に任せた。約束通り会いに来たんだ。 それくらいのことは任せて許されるだろう。 増えた仕事の見返りってやつだ。 #収容所 (L6) sinorit 2023/09/25(Mon) 2:38:21 公開: 2023/09/25(Mon) 2:45:00 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → リヴィオ見たことが、ある。 その表情を、見たことがある。 言えないことを裏に隠している人の。 それでも転び出てしまった本当を示す顔。 覆われてしまうだろうか。 そうしたら分からなくなってしまうかもしれない。 一呼吸の時間を祈るように待っていた。 そうはなってほしくなくて。 どうか、どうか、と。 そうして──言葉は届いた。 [1/2] (-314) mspn 2023/09/25(Mon) 10:34:05 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → リヴィオ「……よかったぁ」 落とした声は心底安堵した響きを抱いていた。 眦を下げ笑んだ顔は未だ、貴方への信頼を示していた。 男は一歩開いた距離を見つめる。 詰める術は存在しない、けれど。 「せんぱい、あのさ」 左手を動かした。 自然右手も動くから走る痛みに一度声が詰まった。 だとして伸ばした。 鉄格子の先に、一歩には満たなくとも。 「うそがあってもいいよ」 「言えないことがあっても」 男だってそうだった。 でも貴方もそうだとするなら。 憧れは変わらない、抱く色が少し変わるだけで。 「……それでも、だいすきだ」 貴方があの日手渡してくれた信頼と勇気は、 輝きを無くさなかったんだ。 「来てくれてありがとう、リヴィオせんぱい」 [2/2] (-315) mspn 2023/09/25(Mon) 10:36:22 |
【秘】 リヴィオ → マスター エリカあぁ、まるでここに来ることを理解されていたようだ。 プレートに書かれた文字を暫く眺め、 一呼吸の後扉に手を伸ばしドアベルを鳴らす。 「……やぁ、マスター。ひとつ──…」 食べやすいものをいただけるかな。 言葉にする前に、既にテーブルには食事が用意されている。 あぁほらやっぱり、理解されていたようだ。 ホワイトシチューの優しい香りが漂う中、 やはり食欲をそそられる……とは今の体調では言えないが、 それでも、自然と足はテーブルへと向かう。 「……ありがとう、とても美味そうだ」 ここの料理はいつだって美味いと知っている。 酒を飲むだけもいいが、絶品料理を味わうのもひとつの楽しみ。 用意された席へと腰掛け、男は君に翠眼を向けた。 「……いただきます」 (-323) sinorit 2023/09/25(Mon) 12:07:57 |
【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ/* ciao〜! 拷問売りの少女です。挙手ありがとうございます。身内からの拷問ですみません。 まず、なんでお前は初日に捕まったくせに動けているんだという疑問があると思いますので、そちらにお答えさせていただきます。 端的に言うと、イレネオは新法の急進派から特命を受けている状況です。任務としては「逮捕者を尋問して自白させる」こと。手段として「何をしてもいい」と言われています。こんなところです。 拷問するに当たって、いくつかお願いがあります。 ひとつめは、「この情報を聞き出してほしい」というものを夏に瓶ラムネさんから教えてほしいです。もちろん自白してくれなくて構いませんが、そういうひとつの軸があるとこちらも話を進めやすくなるので。 ふたつめは、特にされたい拷問があればそれも教えていただきたいです。なるべく意に添いたいのと、こちらもそれほど引き出しがあるわけではないので……すみません…… そしてみっつめ。本当に大事なのですが、NGを再度教えていただきたいです!! 欠損はどうか、後遺症はどうか、全部平気だけど水責めだけは無理! など。絶対PL様には傷ついてほしくないので、よろしくお願いします。 長文失礼しました。ご面倒でなければお相手よろしくお願いします! (-332) rik_kr 2023/09/25(Mon) 12:58:39 |
【秘】 マスター エリカ → リヴィオああ、と短く頷いた。彼女のどうぞ召し上がれ。 栄養たっぷりだいだい緑、薄黄薄桃薄茶色。 小さく切られた具は柔らかく、舌で押せばそれで形をなくすほど。 とろりとしていながらも油分の少ないスープは、 食事をまともにとっていない胃にもやさしく染み渡る。 きっと期待通り、あなた好みの良いお味。 身体が熱くなり過ぎたら、よく冷えたお水もどうぞ。 あなたが食事をとる間、何を言うでもなく、 彼女はいつも通りにカウンターにいるだろう。 (-376) 66111 2023/09/25(Mon) 15:58:58 |
【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオ/* 拷問売りの少女様Ciao!夏に瓶ラムネ、そして最後の狂犬です。 拷問販売ありがとうございます。よろしくお願いします。 @イレネオさんの状況ついて 凡そそういった事情をお察ししておりましたので問題ございません。 ご丁寧に回答ありがとうございます。 A聞き出してほしい情報について 聞き出して欲しい情報とは少し異なりますが、マフィアから押収した銃の所持についてボイスレコーダーはありますが件の警部補との証言の食い違いもあり、 また、A.C.Aにてマフィアの一人が仲間であったり、ルチアーノさんと仲良く歓談検挙(ルチアーノさん出頭)、>>L4 のダニエラさんは簡単に自首をしないような罪でありながらリヴィオと共に出頭してきた点から、 リヴィオ・アリオストはマフィアの内通者ではないかと上層部が疑っている形が一番拷問を受けやすいのかなと思いました。 質問にするのであれば「内通者か否か」「銃の使用目的は?」等でしょうか。 勿論否定しますし実際異なりますが、簡単には口を割らないような質問である点から気にせず拷問していただいて大丈夫です。 殆ど何もしていないのに拷問するのはどうなんだ?という場合は遠慮なくお伝え下さい。 B特にされたい拷問について 特にというのは思い付かず、申し訳ございません。負担のない範囲で行っていただければと思います。 CNGについて 実は当方こういった方面で特にNGというものはございませんが、今回の状況において後(エピ)にこうでない方がいいという点が欠損・後遺症の二点となります。 水責めや爪剥ぎ・骨折等治療可能な物は大丈夫です。是非。 Dその他について 恐らくダニエラさんについて「彼女の爪を剥ぐのは遠慮して欲しい」と口にしますが、あくまでRP上となりますので、NGとしての発言ではございません。 御相手様の希望の可能性もございますし、もしものために先のお伝え失礼致します。 また、現在体調不良電池切れ人間で右手は猫による引っ掻き傷で化膿し発熱、頭痛、食欲不振状態です。 表の通り病院へは一度出頭前に行きました。念の為の情報提示です。 こちらこそ長文失礼いたしました。何か不明点・質問等ございましたら遠慮なく仰っていただければと思います。 (-413) sinorit 2023/09/25(Mon) 19:25:47 |
【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ/* 諸々了解しました。ありがとうございます! では方向性としてはマフィアの内通者であることを聞き出そうとしている感じで。何もしていない人に拷問するのは……の点ですが、ご心配ありがとうございます。大丈夫です、全く気にせず完遂出来ますので見ていてください。 ダニエラちゃんのネイルについても承知しました! ご丁寧にありがとうございます。 ではリヴィオくんの体調や見た感じの雰囲気? 状態? についてもう少し知れると嬉しいので、お手数でなければそういう描写を交えた「取調室に向かうロール」を始めて頂ければと思います。難しそうなら伝えて頂ければこちらから開始します! (-435) rik_kr 2023/09/25(Mon) 22:24:54 |
【秘】 リヴィオ → 暗雲の陰に ニーノ死んでしまえと声がする。要らないものだと声がする。 ずっと呪いのように見続ける夢の中で女の声が響いてた。 本当の自分は要らないもので、嘘の自分にも疲れきって。 全てを壊して、楽になりたかったんだ。 本当は全てが終わったその時に、 終わらせよう と考えていた。だから君との未来の約束は、果たされないはずだった。 ▼ (-456) sinorit 2023/09/25(Mon) 23:40:24 |
【秘】 リヴィオ → 暗雲の陰に ニーノ本音を言った後、やっぱり少しだけ後悔した。 後悔したけど、同時に伝えられたことに安心した。 きっと最初に 彼 が肯定しなければ、ここにはいなかった。ルチアーノやダニエラ君にも嘘を吐き続けていただろう。 何となく、教えてやるのは癪なので伝える気はないが。 君の安堵した声に強ばっていた肩の力を少しだけ抜く。 抜き切るのは、全てが終わってからじゃないと崩れてしまうから。 それでもまだ、一歩を詰めようとしなかった男は、 君が左手を伸ばし、痛みに声が詰まる様子に 本当に思わず、思わず体が動いてしまった。 少し焦った声で君の名を呼んだのも、きっと気のせいじゃない。 伸ばされた左手に触れるように、こちらも左手を伸ばした。 開いていたはずの距離は、たった今、消えた。 「……っ、俺は、君に……君に……………」 だいすきだと言われる資格がないのに。 どうして、誰も彼も信頼を捨てず、 そう 言ってくれるのか。「……………俺も、会えて……………良かった」 下手な笑顔で詰まるように言葉を並べ、視線をさ迷わせながら、 しかし確かに君への思いを、本音を口にする。 好きや嫌い愛や恋は分からない、それでも、 君の言葉がとても──嬉しいものだと感じられたんだ。 (-457) sinorit 2023/09/25(Mon) 23:41:02 |
【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオそれまで死んだように眠っていた男は、 看守に揺られ、叩かれ、気だるそうに体を起こす。 実際、動くのはまだ辛くて堪らないが、 傷も熱も癒えやしないが、それでも立ち上がって、 お望み通り取調室に向かうとしようか。 無理は慣れている。痛みも慣れている。 隠すのは昔から得意だった、それは、今も変わらず。 ただ、いつも以上に隠すのには疲れたから、 足取りの重さは隠さないし、時折ふらつくのも隠さない。 勿論、流れる汗だって隠せるはずもなかった。 「…そう急かさないでくれ」 看守に背を押され、笑い混じりにそう告げる。 あんまり分からないだろうが、頭も痛いんだ。 もう少し優しく扱ってくれると嬉しいね。 人が減ってから結構頑張って働いていたんだけどな。 どうやらそれは上手く伝わっていないらしい。 まぁ、褒められたい訳じゃないんだが。 それでも案外、腹は立つものだね。 出来ればあの先輩も同じ目にあっていてくれと願った。 案外考える余裕があるほどの元気があることに 男はふっと笑って、目的の場所に向かうため、歩き続ける。 (-468) sinorit 2023/09/26(Tue) 0:06:10 |
【秘】 リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ>>+54 #収容所 勿論のことだが、死んだように眠る男は 様子を観察されていたことも、労いの言葉や行動も、 そのどれも知ることはない。 ただ、それまで眉を寄せ、 何かに耐えるようにしていたその表情はきっと、 僅かにも和らいでいただろう。 それを確認出来るのは勿論、君だけだ。 熱はまだ収まりそうもないが、あの日よりマシさ。 傷の手当も出頭前に医者に会いに行ったから平気だよ。 水はそうだな、起きたら沢山飲むとしよう。 食事は優しいホワイトシチューを彼女のお迎え前に。 スープは嬉しいな、出来れば具材は少ないといい。 どこまでゆっくり休めるかは分からないが、 君の世話を受けながらこの生活を満喫するとしよう。 今日はあの夢も、見ずに済みそうだ。 Grazie、俺の愛しいルチアーノ。 (-474) sinorit 2023/09/26(Tue) 0:25:32 |
【秘】 リヴィオ → マスター エリカ並べられた食器のひとつ、スプーンを手に取り白を掬う。 食べやすく調理された具材達は、 君の気遣いの素敵さが現れていると感じられた。 まぁ、いつだってマスターはそうなんだけどね。 俺があの日ここに訪れた日からずっと、 その優しさに俺は生かされていた。 一口目を口に運ぶ。するっと喉を通っていくそれは、 ここ一ヶ月で食べた何よりも美味く感じた。 「……あぁ、やっぱり美味いね。 疲れた身に染みるよ、来て良かった」 そこからは二口、三口……。 なくなるまで静かに食べていることだろう。 食事の時は最低限の会話で味わうのが好みだ。 酒を嗜む時はまた別だけどね。 今度友人でも連れてこようかな。 いつも変わらず迎え入れてくれるここが、 男は大層、気に入っていた。 (-479) sinorit 2023/09/26(Tue) 0:37:40 |
【独】 リヴィオ/* 付けてた最初に貰ったヘアピン没収されてなくなって欲しくないから 持ち歩いてる警察手帳にでもぎゅっと挟んでてくれ リヴィオが貰ったヘアピンつけてた理由、 勿論大切になってたからではあるんだけど、 最初はなんとなくだっただろうし、 でも最初から宝箱にでも入れるように、 傷つかない綺麗に仕舞える箱を買ってただろな アクセサリーケース的なやつ 増える度に一回り大きめのに入れてく… 途中でどーんと大きめの買ってそう またがあると信じちゃってるリヴィオだ 小さな既知もここまで大きくなるんだな… ダニエラ君、リヴィオと同じ属性すぎる まじで仲良くなれるし友人になって欲しい ルチアーノもなれる なってる 仲良く歓談検挙好き リヴィオの検挙様子がおかしいな こんなの、当初の目的は死なのに 選べなくなるよ 心強く保てない皆が優しくて これも全部ニコロのせい(おかげ) あれなかったらやってないこといくつかある あと子猫引っ掻かれもやってて良かったな ひとつのロールフックなので絶対やりたかった (-487) sinorit 2023/09/26(Tue) 1:31:59 |
【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ取調室。 そこは最早男の定位置になりつつあった。捕まってからこっち、牢で暮らす時間よりもここにいる方が長いように思う。 嘆かわしいことだ。それはそれだけ、この国に悪人がいたということの証左で。 ため息を吐き、資料に印字された名前を見て眉を顰める。リヴィオ・アリエスト。それは男の先輩であり、同僚であり、善良な警察官であったはずの男の名だった。 そうこうしているうちに、ノックの音。 男は顔を上げて貴方を迎えるだろう。瞳にはかつて向けていたものとは違う、軽蔑の色。 貴方を連れてきた警官らにいつも通り会釈して。 さて。ほとんどルーチン化した作業。ペンで紙面を叩き、席に着けと促した。 (-492) rik_kr 2023/09/26(Tue) 2:17:31 |
【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオ取調室前に辿り着いて、一人の看守が扉を開ける。 中に入るよう促され歩けば、手元で冷たく重い鎖の音がした。 正直なところ、そこにいる人物に予想外だとは思わない。 だから、"いつも通り"、男は口を開いて。 「…やぁ、イレネオ。君に会うのは随分と久しい気がするよ」 無駄口。傍の看守から鋭い眼光を感じるが無視だ。 何もしていないとは言わないが、ここにいる人間に そのような視線を向けられる何かをしたとも言えない。 君の軽蔑の色も緩やかな微笑みで受け止めて、 促されるままに席に着いた。 男の顔色は良いとは言えないが、 収容所で死んだように眠っていた人物と同一だとは思えない。 ぱっと見てその形跡があるとすれば小さく跳ねた髪くらい。 勿論、近付けば見える額に滲む汗も、また。 (-494) sinorit 2023/09/26(Tue) 2:37:31 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → リヴィオ左手に触れる。 ぬくもりはあの夜と同じだった。 距離が詰まる。 近くに貴方をようやく感じられた。 笑顔は下手くそで、言葉は詰まっていて。 それは己が見てきた無敵には余りに遠い。 けど、それでよかったんだ。 「……うん」 零された声も、浮かべられた表情も。 いとおしいに違い無く、緩んだ目元はそのままに。 指先を撫ぜ、柔く握り込む。 「オレも、あなたに会えてよかった」 「……うれしいよ、ぜんぶ」 見せたそれが本物じゃなかったとしても。 貴方が抱いた祈りは本物だったんだろう。 微睡む夢に込められたのは悪意ではなく。 優しさと希望だったことを、今の貴方が教えてくれた。 [1/2] (-534) mspn 2023/09/26(Tue) 11:33:56 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → リヴィオ「へへ、なんだか照れ臭いなぁ」 「……ねえ、今度は晴空の下で散歩しよう。 行儀悪いけれど、食べ歩きでもいいかも」 叶うのか、叶わないのかは分からない。 だとして多くの涙で赤らんだ瞳は今でも輝きを失っていない。 そうして貴方を覗き込んで小首を傾げる。 「だから、此処で待っています」 こんな場所にでもいる自分が、貴方に託せるものを。 ひととき、握る手に力を込めて、そっと告げた。 「……リヴィオせんぱいなら、きっと 大丈夫 だよ」[2/2] (-535) mspn 2023/09/26(Tue) 11:37:12 |
【秘】 マスター エリカ → リヴィオ「それは、良かった」 “美味いね” “来て良かった” あなたにとって、 そう思える何かを提供できたことが、彼女は喜ばしい。 本当は、無理矢理に寝かし付けでも してやりたいものだったが。 それは彼女の傲慢で。 どこか呆れ混じりの視線はやわらかく。 氷のように透き通る青は、あたたかさを持って、 あなたに向けられていたのだった。 あなたはまだ、足を止められやしないものだから。 止めてしまっては、いけないものだから。 だから彼女は、これ以上のことは何もしない。 はたまた何も思わないかは、あなた次第だ。 (-538) 66111 2023/09/26(Tue) 12:12:39 |
【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ「そうですね。」 犬は受けた恩を忘れない。 貴方が自分の先輩であったこと、共に働いたことを忘れているわけでは当然ない。 だから一層嘆かわしい。だから一層恨めしい。だから一層憎らしい。 「俺も会いたくなかったですよ。」 そう言った言葉に、実際どれ程の感情が籠っていたのか。 男のかんばせに傷心は浮かんでいない。ただ冴えて冷えた蔑みだけがあった。貴方も見たことがあるかもしれない、それは男が悪人に向ける顔。 こん。 こん、こん。 響く音はここ数日で癖になったもの。 しかし男は、この仕事を、作業にしてはいなかった。 (-548) rik_kr 2023/09/26(Tue) 13:14:42 |
【独】 リヴィオ/* またこいつ自分から既知作ってねぇななんですが 死ぬ気満々だと自分が苦しむからつい(つい) 有給取って海に飛び込み人 バシャンッ 墓こわくて 村立ってから事前に出来た既知たち 【警察】 ・ニーノ→無敵ロード()に憧れを抱かれている ・ダニエラ→3分待ってくれ事件からのピン留め ・エルヴィーノ→後輩、色々教えた 【マフィア】 ・ルチアーノ→猫友() 突然の既知まとめをしたけど、ウーン ここから色々起きたな…あと狼陣営二人も関わったけど 黒眼鏡さんは早い脱落もあってそんなに話せず ニコロは…は、………なに……?なんなんだ? 狼になった理由はまぁ、素どっかで出すかと 次点は鋼鉄人形(場合によって虚無になる)だったけど 狂狼と鈍狼じゃあまぁ色々変わったね 狂な分まだ感情向けられる、鈍はだめ、終わり あと役職的にも死んでもおかしくないをね ところでニコロおまえ……なにしてる? (-552) sinorit 2023/09/26(Tue) 13:59:14 |
リヴィオは、叩き起された後、その場から姿を消していた。 (a28) sinorit 2023/09/26(Tue) 14:01:16 |
【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオ「おや、君は誤解しているようだ。 俺は別に、 会いたくない とは言ってないだろ?」あぁ、でも君は そう なんだな。微笑みを崩さないまま、翠眼を細めて君を見ている。 「…さて、ひとつ君に先に伝えておこうと思うんだが。 俺は 銃の所持以外に疑われることは何もない 。上が何を考えて俺を呼んだのかは分からないが……」 「……俺を嫌いなあの狐目の警部補先輩が、 俺を貶めるためだけに銃をかっぱらってきた」 それだけが事実だ。 勿論、その後に手元に置いていた事実も認めよう。 現物は出頭時に渡しているからね、直ぐに分かるはず。 手錠で縛られた両手を軽く揺らして、 君がどう反応を示すのか待っている。 これで済むなら、君はここに居ないんだろうが。 (-567) sinorit 2023/09/26(Tue) 16:06:03 |
リヴィオは、「ほら、もうすぐ外は晴れるよ。───」 (a30) sinorit 2023/09/26(Tue) 16:08:24 |
リヴィオは、どこかでそう、呟いた。 (a31) sinorit 2023/09/26(Tue) 16:08:36 |
【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ「拘留者同士で罪の擦り付け合いですか。」 こん。こん。こん。 「嘆かわしいな。」 「警察はいつからこうなったんだ。」 こん。こん。こん。 「お前には。」 「マフィアの内通者である、と。容疑がかけられている。」 貴方の口から出る以上の事実を男は求めている。 話せ、と単調な音が急いた。 (-571) rik_kr 2023/09/26(Tue) 16:40:14 |
【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオあぁ、あの狐目先輩め。 どうせこうなると思ったんだ。 だからボイスレコーダーを用意したというのに、 所持をしていたという事実が潔白を塗り潰す。 「…はは、なるほど。それは面白い容疑だね。 しかし今言ったように俺にはあれ以上話せることはない」 嘆かわしいものだね。 本当に、一体いつから警察は こう なったのか。微笑むことをやめ、真っ直ぐに君を見つめる。 そうして一呼吸の後、再度口を開いて。 「つまりだ、その事実を俺は否定しよう。 俺はマフィアの内通者ではない 、話は以上だ」否定する。ない事実は認めようがないものだ。 1度でもひるめばそれが隙になるのだと、男は知っていた。 「仕事熱心もいいが、君も少し休暇を取るのはどうかな? 疲れるだろう、こういう時間は」 (-577) sinorit 2023/09/26(Tue) 17:14:23 |
【赤】 リヴィオ叩き起され、お呼び出しを食らった後。 目的の場所へ向かいながら、 ふと、浮かんだ連絡先について首を傾ける。 "忘れ物"とされたあれは、 一体どこに繋がったというのだろうか。 どうせなら出頭前に確かめておくんだったな。 頭の中で数字をタップしていく。 勿論そんなことじゃああの先には繋がらないが、 確認出来る機会があるなら確認したいと呑気にも思う。 熱は引かない。痛みも変わらず残る。 しかし"隠すことは得意"なんだ。 そんな呑気さを抱えながら、外が晴れることを気長に待とう。 「…………虹、見えるといいな」 任せたよ、エルヴィーノ。 手伝いが出来なかった埋め合わせは、また、いずれ。 (*6) sinorit 2023/09/26(Tue) 17:26:47 |
【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ「そうか。」 毅然とした貴方の態度。 それをそのまま跳ね返すような頑なさで男も言う。 「必要ない。」 「お前が早く吐いてくれればいいだけのことだよ。」 ととん。とん。とん。 「それまで帰さない。」 「何から始める?」 目には目を。 歯には歯を。 毅然とした態度には毅然とした態度。 これは根比べだ。 誰にも得はない。 (-615) rik_kr 2023/09/26(Tue) 20:26:55 |
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