サルガスは、置き手紙を受け取ったようです。 (a167) redhaguki 2021/05/27(Thu) 22:57:25 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 小さな サルガス置手紙の裏には一言添えられていた。 「君もちゃんと"お願い"するんだよ」 (-282) shionsou 2021/05/27(Thu) 23:14:52 |
小さな サルガスは、メモを貼った。 (a173) redhaguki 2021/05/27(Thu) 23:52:31 |
【置】 小さな サルガス"寿命を心臓の鼓動時間で割ってみよう。そうすると、哺乳類ではどの動物も、一生の間に心臓は二十億回打つという計算になる。" "物理的時間で測れば、ゾウはネズミより、ずっと長生きである。ネズミは数年しか生きないが、ゾウは一〇〇年近い寿命を持つ。しかし、もし心臓の拍動を時計として考えるならば、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きて死ぬことになるだろう。" 本川達雄著「ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの物理学」 (L35) redhaguki 2021/05/28(Fri) 1:41:13 公開: 2021/05/28(Fri) 4:00:00 |
【人】 小さな サルガス 少し肌寒さを感じさせるような秋風が、ぱらぱらと本のページを捲る。 午後の学び舎が解散して、夕方に差し掛かってきた図書室は、人気はまばらだ。 もしかしたら、誰それの気紛れが重なって、無人に等しい状況かもしれない。 机に広げられたのはこのギムナジウムに関する本ばかり。 一見すれば、勉強熱心にも見えるような内容をノートに丁寧に書き写している。 けれど、いまは、書き手はおやすみ中のようだ。 書き取りをしていた体勢のままノートに突っ伏した頭を、髪を、涼しい風が揺らしていた。 (223) redhaguki 2021/05/28(Fri) 2:02:02 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな サルガス「へえ……」 コメントこそ詳しくないからできないものの、朝食時とは違う詰め込むような含み方をせず、 ゆっくりと味わうようにカップを傾けて。 ほんの少しだけ、満足気に口角を上げている。 「……本当にお前が気に病むことじゃない。 この場所が変わらない限りは、根本的な解決にはならないしな。 …………ふは」 考えてくれることが、申し訳なくもあって。 けれど、目の前の小さな少年が一生懸命考えた結果がこれなのだと見せつけられると。 ほほえましいような、おかしいような気持ちになって。思わず笑みが漏れる。 「それじゃあ、おまえがうっかり立ち上がった時転びそうで怖い。 ……お前なら、そんなことしなくても、変な事はしないだろ。 練習だけなら、大丈夫だ。普通にしてればいい」 せっかくだけれど、と目元の襟巻を外してしまい 首にかけさせた。 (-325) otomizu 2021/05/28(Fri) 5:24:44 |
【秘】 小さな サルガス → 懐疑心 メレフ お茶請けのヌガーはしっかりとはちみつをキャラメリゼしたもの。 ナッツやピスタチオが清涼感のある味わいと食感を含んで、歯ざわりが心地良い。 豊かな香りの花はちみつは、けれど、でも、やっぱり貴方の体は受け付けないだろうか。 「……あれ、だめ……? あったかい人形だとおもえば、へんなここちしないかなって、おもったんだけど」 対して、視界が再び戻ってきた子供は少しの驚きに目をまたたかせた。 ちょっとすねたような意気を削がれたようなきもちが眉をしおれさせる。 けれども心底落胆したわけではなくて、たしなめられたこどものように。 少しだけ浮いたつまさきが、床の上でふらふらと揺れている。 「ぼくね、あんまりおうちでは、じぶんのことさせてもらえなくて。 いつもずっと、じっとしてなくちゃだめで。 だから、なにかできるの、嬉しいの。なにかできたらなあっておもったんだけど……。 ……メレフ、わらった?」 なんでもできてしまう貴方は頼もしくて、でも少しだけ寂しい。 拙い言葉は、役に立ちたいと思っていることを示している。 いつも走り回っている子供は、空回りしてるばかりで、それでも、貴方の役にたちたいのだ。 (-331) redhaguki 2021/05/28(Fri) 7:20:09 |
【置】 小さな サルガス>>243 夕方の図書館 「……できた!」 あくまで、かつてここに残されていた情報。今は改められてしまっている箇所も多いだろう。 それに、図書室で得られるだけの情報だ。先生達が隠している情報とは程遠いだろう。 サルガスはそれを理解している。わかっている。そんなに簡単な話であるはずはないのだ。 それでもこれが一歩になるなら、何かの助けになるのなら。 自分の、友達の力になれるのなら。 「まだいるかな、もういないかも……ううん、行こう!」 荷物をまとめて、本を片付けて。ちょっと急いだから気の回らないところはあるかもだけど。 小さな影は、図書室をあとにした。 (L42) redhaguki 2021/05/28(Fri) 10:09:53 公開: 2021/05/28(Fri) 11:00:00 |
【人】 小さな サルガス【森】 森のおばけ >>228 >>233 ルヴァ 森の中を駆けて、ひとりの姿を見つけてこっそりと。 本当は一人ではなくてそばにもうひとり、ふたり、もっと遠くにたくさんいるけれど。 そこまでは気が回らない。なぜかって、目の前がよく見えないのだ。 「……しずかに、ルヴァ、じゃなかった、そこのきみ」 木陰に体の半分を隠して、どこにいるかわからないようにして。 見つかっても困らないように、すっぽりと頭の先から足元までシーツを被って。 「こっちきちゃだめ! そこで聞いてて……あの、ぼく、ええと。 森のおばけです! ぼく、森にすんでる、おばけです! おばけは、最近ひとがいっぱいはいってきて、こまってます! まいごがでると、こまるので……それで、もんく言いにきました!」 シーツを被った小さいおばけが、小さい声で必死に叫んで訴えている。 (248) redhaguki 2021/05/28(Fri) 11:10:56 |
【独】 小さな サルガス とくん、とくん。小さな心臓は早鐘のように鳴っている。 それは決して驚いたからではなく、走ったからではなく、興奮したからではなく。 小さな心臓はいつも急ぐように脈打って血を全身に回している。 ちょろちょろと小動物のように動き回るのは、体に血がみなぎっているから。 心臓はいつも、人よりもずっと早く高鳴っている。 昼も夜も、いつだって。短い生を、いつだって。 下り坂も上り坂も、少年は誰より急いで駆け抜けてしまっている。 (-345) redhaguki 2021/05/28(Fri) 12:44:48 |
小さな サルガス(匿名)は、メモを貼った。 redhaguki 2021/05/28(Fri) 13:29:51 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな サルガスヌガーは、ひとつだけ手を付けたが やはりあまり楽しく食べている風ではなさそうで。 どちらかといえば、飲み物の方がまだ楽しみながら摂取出来ているようだ。 「そんなことしなくても、お前なら…お前や、あのおせっかい焼きくらいなら…普通に練習できる。 急には難しいだろうから、迷惑はかけるだろうし楽しくはないだろうけどな」 一度だけ、ポンと頭に触れ。 「…さあな。見えてなかったなら気のせいじゃないか? お前、十分役に立ってるよ。今こうしてくれてるだけでもな」 声は柔らかい。本心からの言葉のようだ。 (-369) otomizu 2021/05/28(Fri) 14:52:43 |
【人】 小さな サルガス 【森】 森のおばけ >>252 ルヴァ 「あっ、じょ、成仏しないよ! おばけのおうちだもん! どっかいっちゃうのはかわいそうだよ……じゃなくて! なので、まいごがでないように……これ! 中庭と森の、ちずです!」 ささっと木の陰からでてきたシーツおばけは、ルヴァの足元に細く丸めた紙を投げた。 芯材代わりに筆記具を入れて、濡れないように油引きされた布でくるんで。 ノートを破ったような紙面には、仔細に渡って書き込みのされた地図が書き込まれている。 もし、途中で見つけたものが違っても、書き直して混乱しないように。 団を率いる彼の力になれるように。 「あ、でも! おばけのもちものなので、すごく古いかもしれません! あくまで、参考だとおもってね。めにみえるもののほうが新しくて、ただしいから。 あの、おともだちはやく見つかるといいですね!」 案外人目についてしまいそうな状況のせいか、焦って慌ただしくなりながらも。 そこまでなんとかまくしたてると、おばけは軽い足音を立てて、ぱたぱたと森を抜けていった。 すこし薬草めいた甘い花の香りが、森の匂いに薄っすらと混じって、すぐに消える。 (253) redhaguki 2021/05/28(Fri) 15:15:47 |
【秘】 小さな サルガス → 懐疑心 メレフ 頭に触れた手を、数秒ちょっと信じられないものみたいに目が追って。 撫でられたのだとわかると、むにゃむにゃと口を緩めて、顔いっぱいに笑みを作った。 なんだか照れくさい思いでもしたように、腰掛けた足がぱたぱたと動く。 「……えへへ。 そっか、シェルタンなんかそういうの、よくでき? そう? だもんね? きのうもね、知らないおせんたく手伝ってくれたの」 貴方からともだちの話が出ると、それもまた嬉しそうだった。 自分の知っている彼のいいところを述べて、おしゃべりの合間にカップを空けて。 とおくの方から時間を知らせる鐘が鳴ったのを聞いて、やっと時間が経ってることにきづいた。 「もうそろそろたべおわらないと、おゆうはん入らないかな……。 たのまれたしゅくだいもあるんだった。おねがいされたの。 ぼく、高等部のべんきょうはわからないけど、すこし解くくらいならできるから」 (-373) redhaguki 2021/05/28(Fri) 15:34:42 |
【置】 小さな心 サルガス "ひとつ上のぼくのともだち"、ううん、そう言ってしまっていいかはわからないけれど。 けれど、彼が許してくれるなら、ともだちだと呼びたい。 そんな彼の背中でまどろみながら、まだ少年は夢を見ていた。 レヴァティとシェルタンがちいさい子達の面倒を見ている。 ブラキウムとルヴァがちょっぴり喧嘩して、カストルがのんびり囃してて。 イクリールとシトゥラは、がんばって、近しい形のものを食べ合うようになったらしい。 メレフとスピカが見回りの話し合いをしてて、ルヘナがそれにアドバイスしてる。 それで、そして。 その中心にヘイズがいて、ちょっと爽やかなレモンケーキで、お祝いしている。 ヘイズはすこし大きな手術に出ていって、それでいなくなってたらしい。 そしてそれは成功して、前よりとっても元気になったらしい。 おいわいされたヘイズは笑顔で、みんなに祝福され、また、一団の中に加わって。 "今や命令すべき精霊もなく、魔法を行うすべもなく、 皆様のおいのりによって救われるのでなくば、私の終末は絶望あるのみでございます。 わずかにこぼれた涙を背中におとして、ベッドに体を横たえて。 明日(あす)のわれら(us)がきっと、はなやかな幸せの中にありますようにと。 少年は、まどろみの中に祈るでしかなかった。 (L56) redhaguki 2021/05/28(Fri) 19:25:10 公開: 2021/05/28(Fri) 20:00:00 |
サルガスは、お願いについて考えているようです。 (a201) redhaguki 2021/05/28(Fri) 19:32:39 |
(a205) redhaguki 2021/05/28(Fri) 19:46:33 |
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