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【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス『そうでしたか。 俺も一度きりですが深く思い出に残っていてそれを再現しました』 『そして、遺品については。 普段はないと思います』 『異例ですので、参考にしないでください』 (-283) toumi_ 2022/03/07(Mon) 17:33:28 |
フカワは、『本当に参考にしないでくださいね』と繰り返した。 (a29) toumi_ 2022/03/07(Mon) 17:34:21 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「じゃあ、ちょっと強めに。 ……これぐらいか?」 ほどよく押されたブランコは、 あなたが力をいれずとも宙に揺れて。 「……ハナサキさんには、ほぼ初日に」 「彼らは、そのあとに」 つまり、不特定多数にだ。 「きっと、悪人のままで記憶に残りたくなかった。 そんな、馬鹿な自分がいることがわかりました」 「だからでしょうか、ちょっと。 今悪いことたくさんして。法も犯して。 堂々と悪人になれた気がして、すっきりしてます。」 「そうですか、自分にいれているのは、少し寂しかったですけど。 なんだか不思議な感じでしたね。 俺たちが勝てた気分になって不謹慎に嬉しくて。そして――よかったって思ったんです」 「今日の投票、俺、誰になっても良いんです。 ……ただ、少し名残惜しいのが。 二回目の人……誰かまだわかっていなくて、話が聞けていないことです……」 (-284) toumi_ 2022/03/07(Mon) 17:47:36 |
【秘】 落涙 ユメスケ → 不運 フカワ『ここの人たちは、まぁ、そうだろうね。 未来が来るかわからない人たちだもん』 『「生きて帰れたら」の希望を持たない方が、 帰れなかった時に「やっぱり」って思って、 がっかりするのが少なくなる』 『そういうふうに 自分の心を守る人の方が多かったんだろ、ここには』 『未来の話をして、 その結果を引き寄せるタイプの人もいるにはいるが』 スタンプがぽん。┐(´ω`)┌ヤレヤレ 『物語の彼女は、鳥になって死んだから ハッピーだったんじゃない? 不自由を知る前』 『空を飛んで、"あなた"に殺してもらった』 『忘れないね』 普通から見たら、全然ハッピーエンドじゃなかった物語の話。 一部分だけ切り取ったらハッピーだったかもね。 『俺はお兄さんお姉さん達よりも知らないことの方が多いから、 大体の知識の話は面白い話になると思うな』 『未来の話はどうだろう。降水確率30%の雨予報と空を見て、 雨が本当に降るか降らないかを考えるのは退屈じゃないね』 (-286) 66111 2022/03/07(Mon) 17:57:02 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ「わ、……ふふ、ほんとだ、どきどきしますね」 これ、結構。 近づいては遠のく空を見上げながら、声を返す。 「悪いこと、したんだ?」 「……知りたいような……でも。 知っちゃったら、遊べなくなっちゃうかなぁ」 それはやだな。 「うーん……悪人っていうか。 嫌われたく、なかったんじゃないですか?」 「それか、自分のこと。嫌いになりたくなかったとか。 ……分かんないですけど」 「うん、私も。よかったって思っちゃいました。 ……誰になったら良いとかじゃ、ないんですけど」 「自分に入れるのは、自分のためです。 ほかの……誰に入れても。怖い夢、見そうだから」 ログに残っていた、サイコロ。 目にした少女が、考えて、行動して―― 至った結論と結果、それがあの投票結果だった。 (-290) 榛 2022/03/07(Mon) 18:39:40 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ それと、二人目の話。 「誰だったんだろ……え、私、疑われてたりします? ……さいしょ、黙ってたから!? 他の人にもそう言われちゃったんだけど……!」 あわあわと振り向こうとして、ブランコがぐらつく。 わ、と声をあげて、諦めて前を向いた。 「一回目です。だから…………帰れたと、しても。 運が悪いと、また選ばれちゃうのかな。 それも怖いなぁ…… 」「……フカワくんは、二回目の人。気になるの?」 (-291) 榛 2022/03/07(Mon) 18:40:42 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「言葉が通じるから、言ってしまうんです。 許されたいわけじゃないのに、許しを請うのは。 一体どうしてなんでしょうね」 何も、罪を犯していない。 君がそう定めてしまったら、俺は。 「怒らない、ですよ。 諦めていたから叶えたつもりになったんです」 「……生きて欲しいって、言えなくて」 何だったのだろう、君にだけ感じていた殺したいという感情は。 「他の人には簡単に言えたのに」 言うだけで、人を変えることが出来なかった。 だから、行動で見せることにした。 それなら俺の君にした行動は。 「……」 何も出来なくて良かった、何もないを続けさせたくないから終わらせた。 「俺は、……君に」 誰かがいう、ハッピーエンドを、渡せなかった。 ああ、これもまたきれい事だ、他人事のように思って。 (-297) toumi_ 2022/03/07(Mon) 18:51:25 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「綺麗事でまとめた幸せを、あげたくありませんでした」 「なんて言ったら、きみは怒りますか」 つまり、ただ、 一緒に死にたかった 。自分がそんな事を考えていたなんて、あり得るのだろうか。 (-298) toumi_ 2022/03/07(Mon) 18:51:52 |
【秘】 不運 フカワ → さめざめ ユメスケ『知識であれば花の話を……纏めましょう。 死んだ人に贈る花や、 好きな人に贈ると喜ばれる花に、有名な花言葉。 すべて人が都合よく決めた話ですが』 『今は、未来の話をしましょう。 俺は、ここで。 ほんの少しの勇気を持てる青年とであって 生きて未来の先を求める事を教わりました』 『だから、わずかな奇跡のような可能性』 『理解者がほしい人間に いつか理解者が現れる未来が』 『死が二人を分かつまで隣にいる存在が』 『同じものを共有し 最期には同じものが視ることができた経験が』 『いったいこの場で どれぐらい作り出されるのか』 「すべて叶うなんて奇跡なんですよ」 『君もその登場人物の一人です』 (-304) toumi_ 2022/03/07(Mon) 19:46:06 |
【秘】 不運 フカワ → さめざめ ユメスケ『俺は、この暇潰しを 君たちを知るためだけに使ってきたからです』 『せっかくですから聞かせてください』 『君のほしい未来はどんなものですか?』 (-305) toumi_ 2022/03/07(Mon) 19:46:49 |
【独】 不運 フカワ/* 独り言余裕あるかと思ったら全然無いです、面白くないコンテンツでごめんなさい。 え? 何を考えているかって? 何も考えてないんですよ、全部アドリブ。 ここで残すような性格じゃないんですよ。待ってね。落ち着くね。 何か話したいこと? そうだなあ。 (-306) toumi_ 2022/03/07(Mon) 19:49:38 |
【独】 不運 フカワ/* 俺は、エノくんが狼だと結果的に思ったんだけどどうかな? わからないです……なんにもわからねえや。 カミクズくんを狼だと知れたのも偶然過ぎてね。 盤面ちょっと見えるとひよるよね。 気にせず人間つっていったんだけども!!!!!! (-307) toumi_ 2022/03/07(Mon) 19:50:08 |
【独】 不運 フカワ/* あとあれなこと言って良い?ごめんね? 俺に一緒に死ぬ?って、エノ、カミクズ、アクタに言われてるの。 俺なに? 俺は何? 全員振ってごめんなさいね。いや、なんていうか。 振ってはないけどうなずかなくてごめんね? エピローグまで答え出ないんだよみんさん。 (-308) toumi_ 2022/03/07(Mon) 19:50:48 |
【独】 不運 フカワ/* そしてなんだろう。俺そんなにみんなと仲いい? いっちゃんつられておかしくない人間だったじゃん。 ね?????????????? 票入れやすい人間だったじゃん。 それなのに最期まで生き残ってごめんね? って感じ。 (-309) toumi_ 2022/03/07(Mon) 19:51:38 |
【置】 不運 フカワその日も裁判所に現れなかった男は、広場に掘られた穴の前。 男の手によって、何も埋められていない花の種を植えるには大きすぎるそれへ、返り血のついた白の緩いタートルネックが入れられ、埋められていった。 証拠隠滅、気分だけでも味わうつもりで。 「少しのリアリティは、面白いよな 態々お土産を店で買う振りをして、 態々出せる物を手作りまでして。 市販のチョコレートを溶かして固めるだけと同じ気分か?」 「……見つけられても、何も悪いことしてないし。 ドラマの真似事ごっこはもうやめるか」 「解散」 (L1) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:00:17 公開: 2022/03/07(Mon) 20:55:00 |
【秘】 規律 ユス → 不運 フカワ『思い出。そうでしたか、成る程』 念を押され二度伝えられた文章をまじまじと見つめる。 『揚げ足を取るようですが、遺品は異例だとしても血痕はたまにあることでしょうか? ……冗談です。いや、冗談というよりどちらであっても俺は気にしないと言ったほうが正しいのですが』 今まで殆ど口にしてこなかった冗談という名目で重箱の隅をつつく。 『では、よかったら都合のいい時間を教えてください。その時にカミクズさんの帽子を渡しに行きます』 (-313) もちぱい 2022/03/07(Mon) 20:01:57 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「えっと……たくさんして、嫌がるかもしれないので。 じゃあ内緒って事で……」 「ばれなければ、犯罪じゃないとも言いますしね」 「実際、犯罪にならないですから。ここでしたことは」 身も蓋もない、そんなことを言いながらキィと、ブランコを揺らす。 「やっぱり自分勝手だな俺は。 君も、そうして自分が怖い思いをしたくないからそうする。 まねしてれば良かったかもしれない、それでも後悔はしてないです。 俺を反面教師にしてください、人を怖がらせる人のね」 (-316) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:05:15 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワそこに罪は無くとも、 許されたいという願望が無くとも。 「罪悪感がそうさせるんでしょうね」 その感情を抱く事は、また別の問題だろうから。 だから人は許しを請うてしまうのだろうな。 「わかってたんですよ、言えないって。 ああまで言えば、きみ達は生きろなんて言えないって。 誇張も嘘偽りもない本心でした。でも打算もありました。 だからずるいのは僕で、きみ達は悪くない」 「生きる事の喜びよりも、生きる事の虚しさが勝る人間に。 死を選ぶ自由を与える事の何が悪いでしょう」 幸せの、ハッピーエンドの定義は人それぞれで。 誰かの語るそれが、上葛にとってもそうとは限らなくて。 そして、きみにとってもそうとは限らないんだろう。 だから二人の間では、これでよかったのかもしれなくて。 (-320) unforg00 2022/03/07(Mon) 20:07:58 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「あ、いえ最初は疑ったんですけど、もう違うなと。 ……そしてその反応でわかってしまった気がします。 そうでないといいな、とも。聞きたいことがあっただけで」 「今では、なんだか、誰だかわからない方が良いのか悩んでます」 カマカケのように聞こえたこの台詞も、ただ口から漏れただけだ。 実際はあまり人に言っていない。 聞きたかったのは、どういう基準で人を選んでいたのか。 ――予想が当たっていたら。 その理由も今ではもう聞きたくないものになった。 「一人は知っているんです、その人がまだ居ると教えてくれて。 まあ、……また選ばれるのは、嫌ですね。 そろそろ表でクーデターでもおきないと、変わらなさそうです。でも気にしてもやっぱり無駄だと思うので……後悔しないように選ぶことが続けられたら良いですね、今も、これからも。 そんな無難な事しか言えなくて、なんだかすみません。 明るい話題、苦手なので」 (-321) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:08:29 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワ「怒らないですよ」 「嫌いだから。」 「大嫌いです、無関係な人間の語る、薄っぺらな綺麗事。 『幸福な王子』の話が大嫌いです。 この制度に纏わる美談が大嫌いです。 でも多分、本当に嫌いなのは」 生きていく上では綺麗事も必要なのだと思っている。 王子とツバメは確かに不幸ではなかったのだと思う。 確かにこの制度に命を救われた人も居るのだと思う。 じゃあ、何がこんなに嫌なのかって。 「選ぶしかなかった僕達の最後が、見ず知らずの他人の手で 軽々しく『めでたしめでたし』で締め括られる事」 物語として、他人に消費されるのが嫌で仕方ないんだ。 「邦幸さん。」 「生きている事は苦痛ですか。罪悪感に耐えられませんか。 不確かな未来や奇跡に期待するのはもう疲れましたか。 もしそうなら──誰の手も届かない所で死にましょうよ。」 この合議場での事は、口伝を除き外には漏れないから。 「今度こそ、二人で。 そうしたらきっと、幸せでなくたって僕は満足です」 (-322) unforg00 2022/03/07(Mon) 20:08:46 |
【秘】 不運 フカワ → 規律 ユス「血痕は……頭打ったら、例外てきにありそうか? どうなんだ……ユスさんの中の水族館を血痕で埋めるのも嫌だな」 心配するところをずらしながら続いたメッセージを見た。 『俺のことは気にせず』 『メッセージか、広場や、表で』 『大きな声で叫べば』 『飛んでくると思います』 男は、本当にそれでカミクズという男が飛んでくるかわかっていない。 (-325) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:12:02 |
フカワは、根拠もなく、多分、飛んでくると思っている。 (a33) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:13:49 |
フカワは、つかれている、気がする。 (a34) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:18:47 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ「……はぁい」 不平とか後ろめたさを含んだ、甘えた返事。 怖がっちゃってごめんね、とか。怖いだけじゃないよ、とか。 伝えたいのに、いかにも嘘っぽくて、なんだか違う気がした。 「あ、やっぱり疑ってたんだ……」 「いつも悩んでない? ……苦労性? 聞くくらいならできるからね……」 「私も。選ばれるのは、嫌です。 ……クーデター、起こしちゃう? あは、無理だけど……」 「たぶん、どうやっても後悔は、するけど。 ちょっとでも、思い出して苦しくない方がいいなって」 「うん。自分勝手で、わがままなんでした、私も」 「……あ、そういうの。 謝らなくていいのに謝っちゃうの、よくないですよ」 「明るい話が苦手なのは、もう何となく分かってます。 私、さっきまで。 ……気になる子、とお出かけしてたんですよ。 でも、フカワくんがやっと連絡くれたから。 楽しくて明るいのが一番なら、来てないです」 (-328) 榛 2022/03/07(Mon) 20:38:30 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ そして、揺れ幅のてっぺんに達するたび。 どんどん近くなっていく空と、遠のいた地面を見て。 「……これ、跳んだら。けがするかな?」 キィキィと揺られながら、そんな無謀を言い始めた。 (-329) 榛 2022/03/07(Mon) 20:40:18 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「あはは、君もその話をするんですね。 俺にはツバメは居なかったんですよ」 そうだ、男には伝える人も共に朽ちる者もいなかった 「……熱烈ですね、わかりました」 「俺は、死ぬまでの暇つぶしに来たんです。 その間、俺が誰かにたぶらかされないか、 君が――どこまで良心に耐えられるか」 あの時同じ水槽に道連れにされなかった時点で この命の居所は君の手元にはない。 男は共にする事を確約しない、そんなひどい人間だ。 「どうか」 (-330) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:42:11 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「さいごのそのときまで、楽しみにしていてください」 君に触れられないとわかっているから。 その額に口づけをしながら、甘やかすように微笑みかけた。 (-331) toumi_ 2022/03/07(Mon) 20:43:00 |
【秘】 落涙 ユメスケ → 不運 フカワ『そう。ありがとう』 『叶うと良いなぁ? 青年のほしい未来もさ。 それはたぶんつまり、お兄さんのほしい未来なんだろ?』 『可能な限り、自分から見える世界に ハッピーが多い未来が来るといいですね』 『それくらい』 暇潰しの話にオチなんてものがあるわけもなく、あとはきっと話を繋ぐ程度の軽い何かと、誰かの都合で決められたものの話が続いたんだろう。 (-334) 66111 2022/03/07(Mon) 20:49:59 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワ「………あのですね。 熱烈って、人の足切ってまで捕まえようとした きみが言えた話じゃないと思うんですよ…?」 やや呆れ混じりにそう零した。 思うところがあるのは、その発言だけじゃないけど。 これじゃツバメじゃなくて青い鳥になりそうだ。 「誑かされたら、その時は。 死人らしく怨み言言いに行く事にしますから」 額か、頬か、目蓋か或いは口元か。 触れられない以上は何処を狙ったか定かじゃないけれど。 お返しとばかり触れられない口付け一つ落として、 「あーあ。 きみが早まって殺さなければ、ちゃんとお返しができたのに…」 ついでにそんな恨みがましい発言一つして、 多分、死に損ないは暫く死体のふりに戻ったんだろうな。 理由はなんてことない、ただちょっと疲れたからってだけ。 (-337) unforg00 2022/03/07(Mon) 20:58:57 |
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