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【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャあなたが自分を心配してくれていると理解しているし、こうして気にかけてくれるのは嬉しいな、とも思う。 でも疲れているのも事実なので、曖昧に笑いながら少しだけ肩を竦めた。 「…………、そっか……ウーン…… 寝れなくて良かった、とか 思っちまうな…… 」最後の呟きはあなたの耳に届くかも怪しいくらいの音だ。 立ち上がるあなたを見て自分も立ち上がり。人の目があるなら気恥ずかしさが来るし、差し伸べられないのなら手を取ったりはしないのだろう。 そうしてまた二人で歩いていくだろうか。いつも通り、薄く開いた扉の先、アンティーク調の部屋へ。 (-135) yayaya8 2022/03/04(Fri) 5:39:26 |
ポルクスは、アルレシャのおやすみと一緒に周りにおやすみ、した。 (c17) yayaya8 2022/03/04(Fri) 5:40:28 |
ポルクスは、部屋のある方へと歩いていった。 (c18) yayaya8 2022/03/04(Fri) 5:41:13 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「……?今なんか、」 聞き取れなかった。ので一度振り返りはしたが、問い詰めたりはしない。 人がいるだとかいないだとか、あまり気にするたちではない のだが。 自分から手を差し伸べることもない。道中何を、ということもなく。いつものように、部屋の前に来れば貴方に先を促すだろう。 来慣れたなぁ、などぼんやり考えつつ。 (-136) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 5:46:22 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ振り返る顔には「なんでもない」とまた曖昧に笑った顔を向けたのだろう。 服の袖を掴んでいる訳でも、手を繋いでる訳でもない。きっと隣に並んで歩いていた。 「ン? ああ……いいよ、入りな……ほら」 促されれば扉を大きく開けて、自分が後に入る形で招き入れるはずだ。無事に部屋の中に着いたのなら扉を閉め。 「……クラッシュ邪魔だな? これ」 部屋に入るや否や、ベッドの近くに立てて置かれたギターを、楽譜が散らばるサイドテーブル付近へと移動し始めた。よいしょ、よいしょ。 (-137) yayaya8 2022/03/04(Fri) 6:06:55 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「……部屋の主より先に入るのはどうかな、と」 いつも思うこと。を、今日は促された。そこまで断固として守ることではないので、招かれるがままに部屋の中へ。 散らばる楽譜と移動されるギターに視線を移ろわせる。 曲を作っていたのだと、見ればわかる様相。 「ギター、クラッシュっていうのか」 名前。楽器に名前をつけるなどというのは考えたこともなかった。 かといって馬鹿にするでもなく、普通にただの質問だ。 (-138) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 6:14:22 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ移動し終えたギターを軽く撫でる。戯れに弦を弾き、単音を三つ響かせた後はうーん、と首を傾げ。 でも、あなたの問いには頷きを落とした。 「ン? そう、クラッシュ……」 弦を弾いた手は今度はサイドテーブルの上、散らばる楽譜をかき集め一つの場所に纏め置いた。 文字ではない、記号のような何かも書き込まれているが。 「本当はコイツに名前、付けるつもりなかったんだけどね……俺の手物じゃないし」 片付けが終わればベッドまで行き、端に座って。あなたの方へと視線を向けるだろうか。 (-139) yayaya8 2022/03/04(Fri) 6:28:21 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクスギターの音の良し悪しはわからない。弾き方も。 だから、貴方が首を傾げるのを見て首を傾げた。 「何か心境の変化でもあったのか?」 つけるつもりのなかった名前を、つけるに至った理由。 もっと言えば、無礼講の初めは曲を作る様子はなかった、気がするし。気分と言われたらそれまでだが。 貴方の顔に視線を移せば、目が合う。 のんびりとすぐ近くまで寄っていき。 「ほら、寝転がれよ。寝るんだろ?」 (-140) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 6:34:45 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ「…………、」 目を閉じる。言われた言葉をなぞるように思い出し。 ――『無礼講』である以上、それに参加したのなら『処刑』に加わったのと同じだ―― 「『ギターを抱く為に、人を殺しているんだよ』……全くその通りだと思ったんだ」 ギターを欲しがったエゴイスト。 出来損ないの機械と似合いの自嘲的称号を自分へと与えた。 「だから、責任を持ってコイツと最後まで舞い続けよう……今度は俺が俺の意思で人を殺して……って、まあ、結局は俺がすぐに死ぬことになったんだけれどな」 くすり、笑う。 自嘲を含んだ音で。 寄ってくるあなたを認めれば目を細めて。 「……おう」 後ろ手に枕元まで身体を持っていったあとはごろん、と両手を広げ寝っ転がった。ぼんやり天井を見つつ。 「……アルレシャは……今日は寝れそう?」 (-142) yayaya8 2022/03/04(Fri) 6:52:42 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「……なるほど」 何が問題なのか、と思ってしまった。だって今ここに法はない。 けれどそれを口に出すのは、貴方の覚悟を傷付ける行為だ。 「ゲームから脱落しても処刑に参加してる奴らいるぜ。……まぁ、わざわざやれとは言わんけど」 漸くそこで分かりやすく笑った。 息継ぎみたいに。 次で最後の処刑だと分かっていながら。 貴方が寝転がるのを見て、ベッドの端に乗り上げる。 身体を軽く丸めて、横向きに貴方の様子を見。 「……どうだろな。こればっかりは、ギャンブルだから」 (-143) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 7:05:26 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ「……、まあね……俺、どうすれば良かったんだろうな」 結局、自分は早急に投票権を失い。 それと同時に人を傷つける理由を失ったようにも感じた。 人が多い場所を避けたいというのは言い訳だろうか。 残ったのはどこまでも中途半端な意思で。 そんな自分が嫌になって。 「俺……アルレシャには……」 死んでほしくないな、なんて。 逃れられないと理解している。言えずに掠れた声が空を揺らすだけだった。細くため息を吐いて。 そうしてあなたの言葉を聞けば、天井からあなたの方へと視線を移し。 「ンーンン……今日も腕枕は……ダメ?」 ダメ?の言い方がちょっとしたおねだりに聞こえるかもしれない。あれが一番抱きしめやすい 可愛がりやすい と思ったので。 (-144) yayaya8 2022/03/04(Fri) 7:19:19 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「どうすればよかった、なんて想定はなんの役にも立たんよ、ここでは。 後悔することがあるなら、それを突き詰めて繰り返さないための努力はできるが……なんとなく上手くいってない気がする、くらいなら、運が悪かったって笑い飛ばしちまえ」 きっと、貴方は真面目なんだ。少なくともアルレシャはそう思っている。 好きにやればいい、なんて無責任な。けれど、やりたいようにすればいい、折角それができる環境なら。 「無茶言うなぁ。……じゃあ、処刑室にはもう絶対に来るなよ」 見たくないだろう、なんて。 気遣うフリして、裏っ側でほんのりと、企む鼓動が少し。少しだけ。 「……………あれが1番息苦しいんだけど」 駄目、とは言わない。事実、駄目とまでは思ってない。ただし嘘でもない。 大体あれじゃ鼓動は聞きづらかろうなんて、思いもするけれど。 もそ、とにじり寄るようにして、もう少し貴方のそばに寄った。 好きにしろ、とばかり。 (-145) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 7:34:00 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ「運が無かった、かあ……笑い飛ばす、は……まあ、できなくは……ないか」 あなたの言った意図とはきっとズレた考え、パフォーマンスの一環で笑った顔を取り繕うのならできると、そう捉えた。 いつだってどうすれば良かったんだろうと後悔ばかりで、考えても答えまでには辿り着けなくて。 だからいつでも揺れ動いている。真面目なんかじゃない。 迷子で、不安定で、出来損ないの機械だ。 「……なに? なんかあんの?」 当たり前だ。好きな人が死ぬ所など見たくない。 ……が、あなたの言葉と響く音がちぐはぐな気がして疑問を浮かべた。言われなきゃ内容まではわからないので、少し問いかけるような口調。 そして一番苦しいの言葉を聞いてしょんぼりになった。 しょんぼりになったが、近くに来たあなたを見、首を傾げ。 「……ふふ、……もうちょいこっち」 なら、好きにしてやろうか。 少しだけ身体を起こせば、腕を伸ばし、あなたを掬い上げるようにして自分の方に寄せてしまおう。枕元へと身体が戻る頃には腕枕の状態になっているはずだ。 近くにある頭は枕になっている方の手で撫でながら、自分の頭も寄せてしまおうか。……猫可愛がりだ。 (-146) yayaya8 2022/03/04(Fri) 8:07:34 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「あぁ、……そうじゃない。笑ったって泣いたっていい、好きにしな。そのくらいじゃ事態は悪化なんてしねぇから、きっと」 手を引く人がいないのだな、と感じる。 その気持ち自体はわかる。 アルレシャにできるのはちょっと方向や道を指してやることだけだ。歩くかどうかは貴方次第。 道さえ見えない人の手助けをしたい。嘗ての自分が欲しかったもの。 諦めたもの。 「……最後くらい華やかにやろうと思ってさ」 目一杯暴れるつもりだ。 だから、巻き込まれないように、処刑室には来ない方がいい。 それ以上を語ることはないだろう。穏やかとも言えるほどに緩く笑い。 「お、ぁ……、何、」 腕枕をされるだろう、という予測くらいはしていたが、撫でられ頭を寄せられる想定はしていなかった。 少しの間、じた…と蠢いていたが、そのうち観念して大人しくなるだろう。 心臓の音はちょっと勢い付いているが。 (-147) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 8:23:18 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ「……好きにする……は、できるかわかんないけど、……俺、いつも人が決めたことしか、しなかったし」 ここに来る前も、ここに来てからもそう。 親に捨てられ、異質な力を持ち、居場所が無かった。 だからいつでも己が他人へと与える影響を恐れ、人に従った。 影響を与えないため自分は消えて無くなるべきだとも。 「でも……自分から逃げるのはもう、やめにするってのだけは……決めた」 それでもこの無礼講で新たに芽生えた意志は確かに存在するのだ。 いい加減に向こうも決着付けたいだろ、と鼻で笑い。 ――無意識に。一瞬だけ大胆不敵な笑みを浮かべて。 最後くらい、その言葉を聞いて、「……そっか」とだけ呟き。 寄せた頭、頬を擦り寄せるような動きをする。 言葉にはしないがやっぱり嫌だな、と思ってしまう。 ゆるやかに頭を撫でつつ。 「……、あはは……起きてる時にやるの初めてだな、そういや……」 あなたが寝ていた時もこうやって結構好き勝手していたという事である。 起こしてしまわないように、 正確に言うと額へとキスを落とした時に 少しだけ、だが。 (-148) yayaya8 2022/03/04(Fri) 9:03:09 |
【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス「乗り物酔いの様なもの、ですかね。……この監獄に来るまでに、治したり調整したりなどという話は出なかったんでしょうか。」 先天性であれ後天性であれ、障害をそのまま残しておく人は少ない。資金を積んで治そうとするのが大半だろう。……何らかの事情があれば、話は別だが。 視線を受ければ「面白いし興味深いですよ」と言いたげな姿勢。少なくともこの人形師にとっては面白いらしい。ついでにピト……に関しても面白いぐらいくっついてくるな、とか思っている。 「人によって音が違うというのも初耳でしたね。安定している様で不安定……と思うと、うーん。何となく分かる気がするような」 専門外なので何とも言えないが。ただ、普段は隠しているものもしっかり見られて……否、聴かれているなと考えたりしたとか何とか。 「え。マジですか、一旦出ましょう」 看守か誰かに見られるとあんまりよろしくないと考えたのか、そそくさと隠し部屋を後にしようとしてるぞ。 (-153) smmmt 2022/03/04(Fri) 12:29:50 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「……ふ、ふふ…」 貴方に一瞬浮かんだ表情を見て、少しだけ不意を突かれた顔をした。 そのあと何処か嬉しげに目を細め。 「できるよ。俺でもできた。言いなりの人形がなんとかなってる。だからお前ならもっと、自分で決められたお前なら」 できている、かどうかは微妙なところではあるが。少なくとも好きにはしているつもり。 寄ってきた頭を数回撫でる。その後は撫で返されてしまうのだが。 「………うん?待て、お前、俺が寝てる間こんなことしてんのか」 寝ているときは寝ているものだから、 額へのキスだって 全く気付いていないのだ。何とも居心地悪そうに、さらに身体を軽く丸める。それによって貴方の胸元に頭を押し付けるような体勢になってしまうのだけど。 (-163) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 15:40:03 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン「……えっと、治療? の、話は出るには出てたけど。俺らには金が無いから無理だって方面でだからなー……金、スっても自分のためには使わなかったし」 遠回しに生活のために盗みをしていた、と言っているようなものだろうか。それをするくらいには境遇が貧しく、生きるのに精一杯で医療を受ける余裕など一切、無かったのだ。 尤も、治す必要がないと思っていたのも確かだが。 "面白いし興味深い"と言いたげな姿勢は音でなんとなく理解するのだろう。きっと音を察知する度に周囲に目を凝らし、わからん……の顔で首を傾げる。 「音はみんな結構、違うから……パターンを覚えちゃえば、探したり、するの、が、……楽、なん……ちょ、 あっちいけって! 」そそくさと出ていこうとするあなたとは裏腹に、こっちは足元を若干バタ、バタ、とし始め。 「あ゛……シェルタンそっち、それ踏んじゃう!」 下、足元を指差した。なんかいます。ライトを照らせばきっと見えるでしょう。 足元に(2)1d6匹蠢く ネズミという生物が…… (-197) yayaya8 2022/03/04(Fri) 20:45:51 |
【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス「……それは。随分過酷な環境で過ごしてきたんですね……?気分を害してしまったなら申し訳ないです。」 君の言葉を聞けば、少々驚いた様にそちらを向いた。ライトは前に向けたままなので、眩しくならずに済みます。 そういえば投票や通信でもピンと来ていない様子だった。……学が無い、教育を受ける程の資金がない。 ……最低限とはいえ衣食住が保証されている、ここの環境の方がマシな可能性も浮かんだ。 「? どうしましたか、ポルクス君……って えっなっどこから入ったんだ君達」 君が指さした足元に向けてライトを当て。 奴ら の姿を見れば、思わず素の口調が飛び出した。何とか踏まない様にしつつ、でも絡まれるのは遠慮したい。 「チーズとか持ってたら気を逸らせそうですが、流石に持って来てませんね……?? 待って足掴むなって食べ物なんて持ってないって今」 (-202) smmmt 2022/03/04(Fri) 21:18:14 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ自分の味方など、この世に誰もいないと思っていた。 ……でも話してみると案外、そうでもなかったんだ。 見届けると言ってくれた存在がいて。 優しい言葉で背を押してくれた存在がいて。 話を聞いて、理解を示してくれたあなたがいて。 「ン! ……腹が決まったの、アンタのおかげでもあるんだぜ」 だから、あなたを"言いなりの人形"だなんて思いもしない。 あなたの優しさが自分に与えた影響は大きいのだから。 ――この時だけは、企む音を自分も響かせていたかもしれない。 小さく、くすくす、からからと喉を鳴らして。 「…………さあ、どうだろうね?」 ちょっとしたいたずら心で言い方を濁してみたり。 丸まっていくあなたを見て目を細め。 存外、規則正しく穏やかに ほんのちょっとだけ早まり 動く心音はあなたにも届くのだろうか。布団を引っ張り自分とあなたにしっかりと掛かるようにして。 「あーあー……そんな撫でやすい位置にさ……」 こうなってしまえば撫でたい放題だ。腕枕をしていた方の腕はあなたの背に回せてしまうだろうか。もう片方の腕で包み込むように抱きしめて、ゆるやかに頭を撫でてしまおう。 繕う元気がない分これでもかなり無意識の動作で、それはもちろん言葉にも表れる。 「あっはは、…… かわいい…… だいすき、 」 (-213) yayaya8 2022/03/04(Fri) 22:13:10 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「……俺何もしてねぇよ」 貴方が好きになった理由すら理解も納得もできないままなものだから、お陰と言われて全くピンときていない。 自分を優しいとも思わない。貴方に優しくしたつもりも。 ただ、したいようにしただけ。つまり、放っておけなかっただけだ。 鼓動の音の違いが分からないアルレシャは、あぁ笑っているな、と思う程度。 「……寝てたらわかんねぇから、別に、まぁ、いいけどよ」 それに、別に嫌ではない。知ってると思うが。 常の鼓動の速さを知っていれば、それに気付けたのだろうか。知らないから、案外穏やかな音だと感想を持っただけだ。 心臓の音が耳に届く。 ゆっくり瞼が落ち、 ーーーていったあたりで、抱きしめられて撫でられた。 布団もかけられた。暖かく柔らかい繭が何かのような気分だ。 どうにもこうにも息苦しいのに、眠気はあるし、抵抗するほどの気力は削がれているし。 そんなところに聞こえてきた声に、心臓が飛び跳ねる。 「…………………早よ寝ろ」 いつもなら誰かに可愛いと言われる程度、慣れっこなのだけどなぁ。 (-220) rustyhoney 2022/03/04(Fri) 22:46:32 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン「……ン? ンーン、だいじょうぶ、気にしてないぜ」 眩しくなくてよかった。向けられた顔には首を傾げて。 事実、それが自分にとっての当たり前だったから過酷なんて思っちゃいないのだ。家が、お金が、学が無くても。それでもここまで生きてこれた。困ったことなどなかった。 男にとっては、この檻のほうが窮屈なのだ。 そうしてわちゃわちゃしてる足元にはめちゃくちゃ困った顔を向けつつ。素の口調が出ていたとしても気にしない……というかたぶんそれどころじゃないやつだね。 「俺も食いモン持ってない…… うあぁ、きしょ…… 」絡まれドン引きボイス。の後。 「ああもう、しょうがないな……ほら、あっち行きな……」 両の手を高く上げて タン、タン! と軽く叩き鳴らそう。存外、控えめな響きで――正確に言えば、音の端々がぐにゃりと歪み途切れるような違和感があったかもしれない――放たれたそれに驚くようにして 奴ら は逃げていくだろう。でもすぐ戻ってきたらどうしよう。 「……ここ、さっきのヤツら以外にも……いるみたいなんだよな……」 実験施設だし実験マウス的なやつかもね。絶対違うけど。 一先ずは出る……? という視線を投げかけた。 (-226) yayaya8 2022/03/04(Fri) 23:17:31 |
【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス「ん……それならいいんですが。」 気にしてないと言われるのなら、それ以上追及することは無い。 家を追い出された子は比較的その事を掘り起こされる事を嫌う傾向にある、という印象が付いている。 ただしあくまでそれは、この人形師の知っている孤児の話だが。 わっちゃわちゃの足元には此方も相当困った様子。 が、君の鳴らした、思ったよりも控えめな……或いは、少々奇妙な音に 奴ら が逃げていくのを見れば「おお」と感心した声。「対処有難うございます。 ……とりあえず、この部屋はさっさと出る事にしましょうか。」 少々足早に、君が引っ付いてくる様子ならばそれを待ちつつ、隠し実験施設を後にする。 その後は君も流石に疲れたかもしれないと思い、適当な場所で休憩しようと提案するだろうか。 (-235) smmmt 2022/03/05(Sat) 0:38:18 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ例え"放っておけなかった"が原動力だとしても、あなたの行動をこの男は優しさとして受け取ったのだ。勝手にそう思っているだけだと理解している。言葉を否定したりはしない。 ただ少しだけ 本来の顔で 曖昧に笑ってみせた。今となってはそばに居てくれるだけで、 「ンーン? ……寝てたらいいの? ふーん……?」 嫌ではない。知っているから、今もこうやって寄り添っている。 一緒にいて落ち着くあなたの、音の、そばにいるのだ。 早まる音はあれど乱れる程ではない。疲労が溜まっていたし眠気の波も、穏やかにだが押し寄せている。 跳ねる心音は、やっぱり愛おしく感じるもので。 「はあい……おやすみ……、 ん 」寝ていないあなたの頭へと、軽くリップ音を立て触れ合うだけのキスを落としてしまおう。額……よりはもうちょっと上だったかな。感覚としては、ただの挨拶だけど。 その後はちゃんと素直に眠るつもり。 抱きしめたままに。ゆるやかにあなたの頭を撫で続けていた手が止まり、それが眠りに落ちた事を告げるだろうか。 前に比べれば寝付くのは早かった、かもしれない。 眠りが覚める頃には、またあなたはすぐに部屋を出ていくのだろう。 その際は寂しそうな顔をするかもしれない。 手放したくないな、と。 それでも引き留めはしない。 また本来の顔で曖昧に笑って 見送るはずだ。 (-237) yayaya8 2022/03/05(Sat) 1:04:00 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン「……おうよ!」 本当に気にしていない、大丈夫だ、と笑みを浮かべるだろう。 追い出された、とすら思っていない。 物心つく頃から……最初から"なかった"のだ。 ――この男は、掘り起こされたくない事を口に 出来ない。 感心の声を聞けば得意げな顔をする。どう?これすごくない?みたいな感じの。 「ン! よかった、ここのヤツらにも通じて…… 出る、そうだな…… あ゛ 、ま、待って!」そういや両の手をタンタン!したのであなたの袖を掴んでいなかった。気付き。慌てて引っ付く態勢に戻れば一緒にこの ネズミーランド的な 謎の実験施設を出ていくのだろう。休憩しよう、の提案にも快く頷きついていくはずだ。アンタいい奴だなーとか言いながら。 なんだかんだ楽しい探検になったので男は満足げだ。 (-238) yayaya8 2022/03/05(Sat) 1:20:45 |
【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス割と素直に感心している。それも振動を利用した物なんですか?とか聞いたりするかも。 「……っと。」 君が再び引っ付き状態になるのを確認した後、今度こそ ネズミーランド 実験施設を後に。此方も色々と面白い物が見られて満足したらしく、休憩がてら地下室の中でも少し明るめの場所で駄弁っている事だろう。 ……いい奴と言われると少々複雑そうにはしたが。 (-240) smmmt 2022/03/05(Sat) 2:08:51 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス血がつながっている者からすらも与えられなかったその好意を、与えられる貴方が分からなくて、息苦しいのに嫌ではなくて、息苦しいから楽というのではなく、 難しいな、と思う。 さっさと諦めろよ、って、友人にも言われたのに、往生際悪く、『わからない』を続けている。 「寝てたらわかんねぇし、いいも悪いもねぇ、……っ!?」 頭に触れる感触とリップ音に、尚一層心臓は跳ねた。 挨拶はする、そう、挨拶のキスは自分にも分かる。 じゃあなんでこんなに動揺するんだ!? それ以上何もないから、次第に心臓は落ち着いていく。貴方の鼓動を聞きながら、微睡む。 頭を撫でる手が止まったのを感じはしたが、止まったな、と思うだけで留まるくらい、そのときにはアルレシャも眠たくなってしまっていて。 久々に、夢のない睡眠をとることができるんだろう。貴方の隣で。 目が覚めるのはきっと貴方より早い。そして、貴方の思う通り、貴方が起きればすぐに部屋を出ようとする。 寂しげな顔に気付かないではないが。 ……曖昧に笑う貴方の頭を、軽く数回撫でるくらいはしたかもしれない。 そうして、部屋を出ていった。 (-244) rustyhoney 2022/03/05(Sat) 3:52:37 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン問いには「アイツらが嫌いな音にした!」と、何も伝わらなそうな端折った説明をしたのだろう。 地下室の薄暗さにも漸く目が慣れてきた。明るめの場所であるなら脱ピトしているはずだ。ここにはアレらもギリギリいないしね。 複雑そうにしているのは音でも感知したので首を傾げつつ。 「俺の話を聞いても、何言ってんだコイツ……みたいな反応しないし……気遣って? くれたりとかするし……いい奴だと思うんだけどな」 この男は純粋で単純だ。自分が優しいなと感じたらそのまま優しさとして受け取るのだ。なので、今のあなたの評価は"俺の話をちゃんと聞いてくれるし構ってくれるいい奴"である。 「……アンタって、他のヤツに比べるとケッコー普通に見える。のに、音が普通じゃないから……それは、不思議な感じするけど」 (-248) yayaya8 2022/03/05(Sat) 5:09:55 |
【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス脱ピトされれば多分隣とかに座っている。アレも居ないので安心。 「変わってるとは思いますが、生まれつきにしろ後からにしろ変わった能力や特性を持つ相手自体は珍しくはないですし。 気遣いはまあ……子供の世話はよくしていたので。その時の癖ですかね」 実際、この人形師は投獄前は孤児を買ったり引き取ったりして面倒をよく見ていた。 後に改造を施す相手として。 それ以外の要因があるならば、外面は出来るだけ良く見せようとしているが為だろう。本人はそう認識している。 首を傾げられれば、少々ばつが悪そうにしているかもしれない。感情や思考の僅かな揺らぎが、君には通じてしまっているという事に。 「普通の人に見えたとしても、立派に犯罪を犯してここに居る訳ですしね」 君が言っているのは多分、それだけの話では無いのだろうけれど。 (-256) smmmt 2022/03/05(Sat) 11:02:27 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン「……おおー……」 今までは音で解るだの、実は耳が聞こえないだの言うと怪訝な顔をされる事が多かったのだ。他意のない言葉を聞いて感心しつつ。 「子供の世話? ……ああ、? まあ、慣れてる感じはあったけどー……それだけでもなさそう? たぶん」 ちょっと考えるようなしぐさをして、そんなことを口にする。 思考や言葉の本質が理解できる程の頭は持ち合わせてはいないものの、あなたの考える通り今の言葉たちにも"針飛び"のような感覚を受け節々に首を傾げていた。 「あーーー……それ言われると、そう……なんだけど……なんかこう……」 それだけの話、ではないのだが……やっぱり上手く言語化できないご様子。もだもだ。 「あれだな……取り繕うのが上手いー……ってやつ!」 上手く言語化できないので悪気なくこういう事を言います。 (-260) yayaya8 2022/03/05(Sat) 16:42:06 |
ポルクスは、部屋の中でガタン!ガタガタッ……!になった。ちょっと心がザワついた気がしたけど気のせいかな…… (c38) yayaya8 2022/03/05(Sat) 18:58:39 |
【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス「貴方結構容赦のない事言いますね?? 別にいいですけど。」 飛び出した悪気ない発言に、少しだけじとっと君を見て告げる。じとっとはしたものの、そこまで大して気にした様子はない。 「大体その通りですよ。出来るだけ無難に、いい人に見える様に振る舞う様にしている、というだけのシンプルな話です。……そうしている方が、後々が楽なので。 特に幼く見える相手には、無意識に世話を焼こうとしている所があるかもしれませんね。」 それは君の事を子供扱いしていると公言するも同様では? (-276) smmmt 2022/03/05(Sat) 19:16:44 |
【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン「…………、????」 えっなにー?という顔で首を傾げました。 無自覚ほど恐ろしいものはない。 「ンーンン、……なるほど? まあ、アンタに限った話でもないしな。 表向きなんともないけど、音がおかしいのってよくいる。 俺の兄貴もそうだったし ……でもそういうのって、しんどくないのかだけは……ちょっと気になるけど……後々が楽、かあ……」アイツもそうだったのかな、とぼんやり思い浮かべて。 最後の言葉は特に反論もなく、再びなるほどなーと頷きを落とし。 「…………でも俺は子供じゃないぞ」 反論ないことなかった。 (-283) yayaya8 2022/03/05(Sat) 19:42:30 |
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