友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a0) 66111 2022/07/06(Wed) 21:39:54 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a1) 66111 2022/07/06(Wed) 21:41:50 |
ネコジマは、猫のあとをついてった。道案内はたぶんしていないなと思うけれど、なんとなく。 (a2) 66111 2022/07/06(Wed) 21:42:27 |
陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 wazakideath 2022/07/06(Wed) 21:48:51 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマどのタイミングだったか。 この男がずっと誰かといるわけがない。 気が向けばどこかへいく。 気が向かなくてどこかへいく。 気分屋を演出して。 誰かの意思は尊重しない。 そんな彼がどうしてこうやって暮らせていけているのか。 きっと、巡り合わせが良かったのだろう。 「やあ、猫島」 一人分の足音が二人分になったときから気づいているのに。 「だあから、あの時に言えばよかったのに」 なんて、言葉だけで笑った。 (-5) chizuaquarii 2022/07/06(Wed) 21:53:52 |
【赤】 陽葉 シロマどこかの教室で、少女が教鞭を執っていた。 「 鳥飼 。」「…… 夢川 。」名前の増えた出席簿を満足気に読み上げ、閉じる。 前回との違いは、名前が増えたことと──鳥飼の麦わら帽子が無くなり、首元に無数の引っ掻き傷ができたことだろうか。 「わざわざ死体の喉から引っ張り出す子もいないだろうし……正に一石二鳥だったね」 うんうん、と頷いている。 (*1) wazakideath 2022/07/06(Wed) 22:01:38 |
【独】 奔放 クリス昔は逆だった。 本当は、今向こうに行っているのは自分の方だったのじゃないかと。 想像を超えない。自分は届いていない。 早々にリタイアした。倒錯した復讐劇は、今もなお続いている。 (-6) chizuaquarii 2022/07/06(Wed) 22:14:22 |
【人】 陽葉 シロマ>>ライカ 「……うん?」 どこかの廊下。ふと、校庭を見ていると。 何か違和感があった。 指折り数えて、また数えて。 「…………」 そうして階段を降りようとした矢先、見慣れた後ろ姿が目に入った。 「夏彦、一人でどうしたんだ?」 少し通り過ぎ、窓から差す月明かりの下に出る。 (1) wazakideath 2022/07/06(Wed) 22:20:59 |
【赤】 かれがれ ユメカワどこかの教室。 並べられた机。 ひとり。机に突っ伏す青年と違い、ただ普通に座っている。 「はあい」 教師が生徒の名前を読み上げ、生徒が返事をする。 何の変哲も無い朝の光景の模倣。 青年の様子と、ここが既に廃れた場所である事を除けば。 「一石二鳥。 喉から……中に何か隠したの?」 鳥飼だけに? そんなしょうもない言及はしないでおくとして。 別れる前に言っていた言葉から、何かを隠した、と推測した。 「……ああ、そうだ。これ、稔から借りて来たんだけど… 骨と一緒にあの缶に入ってたんだ。 先生、何か知らない?」 連想ののち、取り出したのは誰かの名前らしきものが書かれた布。 あなたと最年少の少年が掘り返した缶に入っていたものだ。 (*2) unforg00 2022/07/06(Wed) 22:39:17 |
【神】 かれがれ ユメカワ点々と汚れたタオルの画像。 状態を見るに最近持ち込まれたもののようではあるけれど。 鞄だとかに入れていたなら、という仮定はさておくとして すぐ目につく形で持っていたのは、さて誰だっけ。 『俺のじゃないよ』 『持って来そうなのって 牧夫兄とか、裏道くらい?』 少し考えてもぱっと出てくるものはなくて。 だからとりあえず確かな事と、それから妥当な推測。 一先ずはそれだけを所有者を問う連絡に対して返した。 (G1) unforg00 2022/07/06(Wed) 22:59:26 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* そういや占い、初手は何処抜いたんだろうな…… オレだったらカナイネコジマミナイ辺りいくけど…… ユメカワ?占うまでもなく狼だから占わなくていいよ(暴言) (-7) unforg00 2022/07/06(Wed) 23:14:09 |
【置】 君の ライカ朝、おはようって挨拶しあって。 昼、一緒にお弁当を食べて。 夕、色んな所でデートして。 夜、ときどき電話で君の声を聴くのが、寝る前のささやかなご褒美。 「……うん、遅くにごめん。 たまには……良い、でしょ。」 僕の方が朝早いから、帰ってシャワーを浴びるとすぐ眠くなる。 君の方がちょっぴり夜更かし。 「今日? うん、楽しかったね。」 朝になったらまた挨拶しあって、 背伸びで君の寝癖を直してあげて、 転ばないように君の手を握るWいつも通りWが始まるのに。 「……ありがと、 じゃあ、うん……おやすみ。」 それでも待ちきれなくて、寝るのが勿体無く思えるくらいに 君がすごく好きで仕方ないんだ。 「また明日。」 君と過ごす優しくて甘い日常が ずっと続くものだと、信じてる。 (L0) osatou 2022/07/06(Wed) 23:16:43 公開: 2022/07/06(Wed) 23:30:00 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* もうだいぶかなりキュートアグレッションで むちゃくちゃにしてやる(乱暴者) になってきてるんですけど多分死体発見後に一旦集まるかなんかする事になりそうだし カチコミはそれまで待った方が良い気がするんだよな…… (-8) unforg00 2022/07/06(Wed) 23:44:07 |
【人】 かれがれ ユメカワ職員室の横、来客用の玄関。 普段は使う事が無いし、せっかくだから。 そんな理由でそこを通って校庭へ向かう。 その途中、ふと廊下に設えられた大きな鏡が目に入って。 夜の学校、鏡、いかにもな組み合わせだな。 ほんのすこし足を止め、そんな事を一人思った後。 鏡から視線を外し、その前を通り過ぎていった。 通り過ぎていった。その後も、 鏡の中の夢川は、暫し立ち止まったままそこにいた。 (3) unforg00 2022/07/07(Thu) 0:54:01 |
【人】 かれがれ ユメカワざりざりと、校庭の砂を靴底が踏む。 足音は今はひとつきり。 夢川深雪という人間はきっと自他共に認める寂しがり屋で、 普段から、基本的に他者の存在する場に居る事が大半だけど。 今は誰かと居ても物寂しいばかり、一人とそう変わらない。 だから構わないのだと自分に言い聞かせて。 未だ姿を見掛けない友人は、 単に何か忘れ物でも取りに戻ったのではないか、と。 そんな些細な疑問を解消すべく、一人校庭へ向かう事にした。 (4) unforg00 2022/07/07(Thu) 0:55:03 |
【人】 かれがれ ユメカワそうして、校庭に停められた自転車の前まで来たけれど。 ……はて、いったいどれが誰の自転車だっただろう? これでは皆で捜している友人が、 今ここに居るのか居ないのかさえ定かじゃない。 「…………あれ、」 そもそも、なんで探してるんだっけ。 そういえば。皆でここに遊びに来て随分経った気がするのに 今日の月は、まだ随分高い所にある気がするような。 ────ざあ、 湿気を帯びた風が一つ吹いて、空を見上げた。 答えの無い疑問は、ひと気の無い校庭に転げていくばかり。 (5) unforg00 2022/07/07(Thu) 0:58:01 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「今会えたからいいんすよ。 …猫島は栗栖ニイと二人で話したかったんですし」 かち合った視線を逸らして、所在なく明後日の方をチラチラと 見やりつつ、煙草の箱より少し小さいくらいのプラスチックの ケースから折り畳まれた紙を取り出してあなたに渡す。 広げるとそこには、鉛筆の文字が連なっていた。 これは何?と分かり切ったことをあなたが聞くことはあるだろうか。 数年前の別れの頃、自身がこの三途に戻ってくるのなら持ち帰ってくると どこか確信めいて言っていた、あのあいまいな謎のことに違いない。 「これ、真相はどんなものだと思います? これだけじゃ分からないっていうのが正しいですけど」 夫婦が死にました。心中か、殺されたかのように見えます。 夫婦はもうすぐ離婚をするところでした。夫のDVが原因です。 周りの人間が離婚話を進めていましたが、 妻は夫への依存心を捨てきれていませんでした。 夫婦には子供がふたりいて、ひとりは未成年です。 調査の結果出てくる証拠は、上の子が犯人である説を示すものばかりです。 下の子は自分が二人とも殺したと言い、上の子は無理心中に違いないと言います。 (-9) 66111 2022/07/07(Thu) 1:54:25 |
ネコジマは、触れるもののなくなった手をそのまま伸ばしかけて、結局、ただおろした。 (a3) 66111 2022/07/07(Thu) 1:54:30 |
友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。 66111 2022/07/07(Thu) 2:20:05 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイぴろん。連絡のメッセージがひとつ。 それはきっと麦わら帽子がよく似合う友人の死体がどこかで発見される前だろう。 『保健室。なるほど、明日香のお城ですね。 保健室なら横になるベッドもあるでしょうし、見つけたらきっと便利ですよね。分かりました、拙がお手伝いしましょう』 貴方の姿をよく見かけていた保健室を思い返しつつ、素早くぱたたと連絡を返した。 (-10) もちぱい 2022/07/07(Thu) 3:04:58 |
マユミは、霊感の類が… 72くらいある。 (a4) もちぱい 2022/07/07(Thu) 4:03:37 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ『ありがとう。やっぱりキミは頼りになるね』 画面越しに見せるいつものころころとした笑うしぐさ。 届いていなくとも、気持ちは通じていてほしい。 『それと猫をみつけたら教えて欲しい 稔クンの猫が逃げてしまったんだ』 本人からは探さないでと言っていたが、 薬袋は気になっているようで。 ひとつの騒ぎの前小さな約束がされていた。 (-11) toumi_ 2022/07/07(Thu) 4:43:18 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス『むむ。そういえばそうでした、怪談は人が作ったお話が多いものでしたね。もしかしたら本物のお化けだっているかもしれませんが』 少女は霊感があるようで。 貴方の話を興味深そうに頭に入れていたが、全てが全て音と言葉で作られたものではないともほんのちょっぴり考えながらメッセージを追いかける。 『ふむ。ふむ。 ……話を聞いて思いましたが、悪魔も怪談も、人が生み出してしまうものなんですね』 言葉によって形作られたものに想いを馳せながら更に文章を綴っていく。 『面白さを追い求める栗栖もたいがい面白いですが、悪魔が身近な存在になったならどうするんです?お友達になるとか、喧嘩とか?"あくまのけーやく"とかいう奴でもしてみたり?」 (-13) もちぱい 2022/07/07(Thu) 6:03:10 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ『ふふーん。おだてたって拙の好感度と拙の家で取れたお野菜くらいしか出ませんよ? 頼れそうならどんどん拙を頼ってくださいな。こちらだって怪我をした時とか遠慮なく明日香を頼りますので』 気持ちのいい軽やかな褒め言葉に素直に喜んだ。兎animalが喜ぶスタンプも添える。 『稔の猫が?ふむ、分かりました。 猫はすばしこいですし、探そうと思って探すと逃げられることが多いものですから……さりげなさを装いつつ頑張って探してみます』 そちらも断る理由などないので快諾を見せる。友達のピンチとあれば喜んで手伝うのだ。 (-14) もちぱい 2022/07/07(Thu) 6:17:41 |
元弓道 マユミは、メモを貼った。 (a5) もちぱい 2022/07/07(Thu) 6:27:45 |
【神】 元弓道 マユミさて、これは謎のタオルが広められた頃合いのこと。 『拙もタオルを持ってきてはいますが、青色です。真っ白のものではないですね。深雪の言う通り、牧夫か裏道が持ってそうな気もしますが』 『この学校に置き去りにされたものと呼ぶには新しいものですし、仮に拙たちの誰かのものだったなら誰かが血を出すほどの怪我をしているってことですか?明日香の出番です?』 『明日香が鹿乃の手当てにタオルを使って、猫がそれをいつの間にか持っていったかもしれませんが……それにしては不自然な使い方に見えますし』 むむむと唸って、それから「はっ!」と何かに気付いた顔をする。表情筋が忙しい。 『……なんで拙がこんなにうんうん考えているのですか!? 頭の出来が悪い拙より適任がいるでしょう! 栗栖!どこにいるのです!見てますか!こんな時こそ探偵倶楽部の探偵の出番でしょう!タオルの謎を解くのです!栗栖!くーりーすー!!!』 (G2) もちぱい 2022/07/07(Thu) 6:39:46 |
(a6) もちぱい 2022/07/07(Thu) 6:40:57 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ相馬栗栖は探偵を名乗っている。 「解いてほしいのかい」 だけど、相馬栗栖が好むものは、事実ではなく、真実だ。 作り上げられたものがたり。求められる答え。 事実は、スパイスに過ぎない。 そこから導き出される真実が、何を示している、のだと。 ──ま、どっちにしてもパーツが足りないけどね。 「“彼”は何を思ったんだろうね」 「“彼”は何を祈ったのだろうね。暴かれることか。或いは、ちゃんと真実が導きだされることか」 静かに吐息を含んだ声で、どこか微笑をその声に称えながら。 相馬栗栖は呼びかける。 「猫島」 何度か言ってるだろう。 「“上の子”が殺した」 そう受け取ってほしいかのような文面が、そこに連なってるから。 (-15) chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 8:41:08 |
奔放 クリス(匿名)は、メモを貼った。 chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 8:49:47 |
【神】 奔放 クリス『うるさいなあ!!!!!!!!!!!!!』 『なんだよ!!!!!』 『なに? タオル?』 ふぅん、と写真を眺めて。 『まだ赤いじゃん、血。ついさっきついたやつじゃないの?』 『てことは此処にいる奴らか、或いは誰か此処に入り込んできた人の血がついてるのは間違いないから』 さて、 『ちょっと鳥飼に聞いてみるか! まだみつかんないのあいつ』 (G3) chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 9:00:30 |
【神】 かれがれ ユメカワ『これ、血なの』 じ……………と写真をもう一度注視したのち、疑問。 暗い場所で撮った写真だから、よく見えなくて。 怪我の手当てに使ったには奇妙な汚れかただし、 点々と散った赤色は、塗料のように見えなくもない、かも。 『推定持ち主に聞けばわかるか』 『がんばれ』 思考を放り投げ、捜索もやや丸投げしつつ、 『そういえば』 『牧夫兄って 自転車で来てたっけ?』 なんとはなしに、些細な疑問をもうひとつ。 (G4) unforg00 2022/07/07(Thu) 9:47:14 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ薬袋という生徒が保健室で君に見せていた表情は 一体どんなものだっただろう。 いつも微笑んで、窓の外を眺めていた。 自由をのぞむわけでもなく、変わる世界を眺め続け、 心地良さそうに居座るまるで部屋の主のようであった。 いつか、君はこんなことを話しただろう。 「キミはどうしてここに?」 「よくここにはサボりや、変わった子達が来るからさ。 ふとしたときに訪ねてるんだ」 「ボクは、ここが心地良いから。 病気のこともあるけど、ここが、好きなんだ。 あまり、勧められたことじゃないだろう? 相談事もボクはここの外に出したりしないよ」 ベッドに座って、本を広げる薬袋はいつも傷だらけだった。 (-16) toumi_ 2022/07/07(Thu) 11:42:54 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 一番上、屋根裏のスペースは、下の方にある倉庫とは違って、 すぐに使われるような物はあんまりなくて。 長く長く、ただしまっておかれるだけの物が収められている所だった。 天井の一部が崩れてできた穴は、月明りを広く取り込んでいる。 今日の月は少し眩しいくらいに明るくて。 なんだかとっても近くに見えていて。 まるで誰かを呼んでるみたい。 「ねこや?」 階段みたいに積み上がった箱や瓦礫たちの上、 その向こう側に、猫は行ってしまった。 (9) 66111 2022/07/07(Thu) 11:53:03 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a7) 66111 2022/07/07(Thu) 11:53:52 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 「ねこや、ねこや」 「そっちに行っちゃいけないよ」 「落ちたらすごくいたいです」 痛いで済まないかもしれない。 「ねこや、ねこや」 「・・・・・・」 「もしかして、お前も猫島がいいですか?」 「…なんて。猫島はもういなくなるんですよ」 「とらや、とらや」 「そっちも別にいらんでしょう」 「ねこや、ねこや」 「お前は三途の猫ですよ」 (10) 66111 2022/07/07(Thu) 11:54:58 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a8) 66111 2022/07/07(Thu) 11:55:58 |
ユメカワは、校庭から見上げる視線の先、校舎の屋根の上。 (a9) unforg00 2022/07/07(Thu) 12:11:12 |
ユメカワは、小さな影が動いた、ような気がした。見間違えかもね。 (a10) unforg00 2022/07/07(Thu) 12:11:28 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「じゃあ」 彷徨っていた視線があなたへ向けられた。 わずかばかり喜色をはらんだ彼の目を見るに、 あなたの見立ては正しかったらしい。 「じゃあ、 下の子の証言は正しいと思わなかったってことすよね」 やっぱり一番最初に浮かんだのは、なんですか」 上の子のことがが好きだから。 上の子に命令されて逆らえないから。 あるいは両方。 あるいはその他 。話の取っ掛かりくらいに思えなくもないから、 こちらの問いの答えはなんでもいいのかもしれない。 けれど、>>a11 だから、眉尻を下げて笑った。 (-18) 66111 2022/07/07(Thu) 12:21:51 |
ネコジマは、期待通りを期待している。 (a11) 66111 2022/07/07(Thu) 12:21:54 |
ネコジマは、話したいことを話すのに回り道をする。けっこう。たくさん。 (a12) 66111 2022/07/07(Thu) 12:22:21 |
【独】 友達 ネコジマ/* あるいはその他 。正しい答えは「嫌いだから」とか「消えてほしいから」とかの猫島の兄へのマイナスの心情が理由だけど、期待している答えはその他じゃない答えなんよな。こっちかこっちに見えますよね? (-19) 66111 2022/07/07(Thu) 12:42:27 |
【独】 友達 ネコジマ/* ねこや、とらや 猫のことは「猫や」って呼びかけるのが癖になっていて、トラって名前を付けてからも「トラや」って呼んでたんだけど、ネコジマは寅谷になったから呼びづらくって、結局あんまり呼んでいない。 猫は自分の名前を「とらや」だと思っていたりします。たぶんトラでも割と反応すると思う。にゃあ。 (-20) 66111 2022/07/07(Thu) 12:51:42 |
【神】 陽葉 シロマ『自転車で来てたはず』 『あの、ベルが錆びて鳴らないやつに乗ってた』 とはいえ。 そんな自転車はきっと他にもある。 『無くなってるなら、帰ったのかもね』 『何も言わずに帰る奴じゃないし、ちょっと不自然だけど』 (G5) wazakideath 2022/07/07(Thu) 13:08:38 |
【神】 かれがれ ユメカワ通知音。 液晶に表示された返信に目を通して、並んだ自転車を見て。 いくつか、グリップ付近に取り付けられたベルに手を伸ばした。 りん。 ちりん、ちりん。 ぢり、…… ………… 案の定と言うべきか、まあなんとも言えない感じだ。 人数と自転車の数がちぐはぐなのも少し妙な気がするけれど、 もしかすると二人乗りで来た組が居たのかもしれないし。 うーん、と暫し考えた後。 『わかんないや』 『もし帰ったんだとしたら よっぽど急ぐ用だったのかもね』 『ずっと既読つかないし』 他力本願な男は、やっぱり自分で結論を出すという事を放棄した。 そこにあるものから考えられる可能性だけを放って、 きっとそのまま、並んだ自転車にも背を向けて行ってしまった。 楽しい時間は、楽しいままで。考えたって仕方ない。 (G6) unforg00 2022/07/07(Thu) 13:31:09 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ「上の子のことがが好きだから」 「上の子に命令されて逆らえないから」 「あるいは両方」 「読み取るならそこが一番有力視されるだろう」 瞬きが一つ落とされる。 「だけど、」 きっとここに合理性は必要ないから。 「死んでほしかったからじゃないかな」 相馬栗栖は、その目を見ている。 (-21) chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 15:34:51 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『そうなのだとしたら、逆もありえるんだろう』 『打ち込まれたがゆえに存在する物語と、物語が存在するがゆえに打ち込まれたもの』 『きみはどっちの方が好きだ』 残された人には、それがどちらか判断する術はない。 悪魔と同じように。ただの創作だと信じ切っているそれが、物語がある故に打ち込まれた文章だったかのように。 『そりゃあ勿論』 『どうか悪魔のままでいてくださいね、ってお願いする』 『悪魔が悪魔じゃなかったら、興ざめだからね!』 (-22) chizuaquarii 2022/07/07(Thu) 15:42:03 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ薬袋という生徒が保健室で君に見せていた表情は 一体どんなものだっただろう。 いつも微笑んで、窓の外を眺めていた。 自由をのぞむわけでもなく、変わる世界を眺め続け、 心地良さそうに居座るまるで部屋の主のようであった。 いつか、君はこんなことを話しただろう。 「キミはわざわざ何故ここに?」 「この猫はどうしたの」 「治してあげる、名前はつけないのかい」 ベッドに座って、本を広げる薬袋はいつも傷だらけだった。 (-23) toumi_ 2022/07/07(Thu) 16:08:46 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ薬袋という生徒が保健室で君に見せていた表情は 一体どんなものだっただろう。 いつも微笑んで、窓の外を眺めていた。 自由をのぞむわけでもなく、変わる世界を眺め続け、 心地良さそうに居座るまるで部屋の主のようであった。 いつか、君にはこんなことを話しただろう。 「わざわざここに来てまでサボりたい理由でもあったのかい?」 「その可愛らしい格好、怒られない? 家族にうるさく言われないのかな…」 「お揃いの白色。ボクのは不健康に見えるのに、 キミの色はきれいでとてもかわいいな」 ベッドに座って、本を広げる薬袋はいつも傷だらけだった。 (-24) toumi_ 2022/07/07(Thu) 16:16:09 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「今日は保健室の気分なのですよ」 「つまり、明日香とのんびりする気分というわけです」 在りし日のやり取り。 テスト期間中であったり、夢川を担いで運びに来た時であったり。理由は色々あったけれど、テスト週間でも誰かを運んで来たわけでも無い時にだって時折遊びに来ていた。 好きな時に好きなことをして、その時絡みたい人に絡みに行く。 自由気ままでマイペース。それが永瀬麻弓という少女だった。 「ここが好きですか。好きな場所でゆっくり出来るのはいいことです。 拙も明日香と過ごす時間はゆっくりできるので好きですよ。明日香もまた拙の保健室みたいなものですね!」 おびただしい数の傷には触れず、言いたいことを喋った。 指でも言葉でも、傷に触れると痛がる人がいることは知っているから。 (-25) もちぱい 2022/07/07(Thu) 16:46:04 |
【人】 元弓道 マユミ>>【一日目・校舎裏】 >>8 「倉庫ですからね、この手の道具はちゃんとありましたよ」 弾む声を聞いて、大きく変わりこそしないものの瞳がほんの少し細められた。 ああ、なんだか昔何も難しいことを考えず無邪気に遊んでいた頃のよう。 「ああ、そんなこともありましたね。それらしいものを見つける前からお金の使い道考えてたの覚えてますよ。 拙は『ぴっかぴかのトラクターやトラックが欲しい』とか考えてましたね。拙の家のトラクター、あれ共同購入したものですから」 「梢はあの時どんなお願いしていたのでしたっけ」 半分意識を手元に向けつつ、そんな質問をした。 ザクザクとシャベルを使って草を取り払い、土をどかし、蓋の輪郭を明らかにしていく。 「せーのっ」 全体が見えるほどに土を掘ったら、力任せに蓋を開けた。ぽっかりと、暗闇が口を開けて自分たちを見つめている。 (11) もちぱい 2022/07/07(Thu) 16:58:05 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス『面白い方が好きです』 即座に答えた。迷いはなかった。 『作り話でも本物でも、拙はこだわりありません。ただ自分の感覚で面白いと思えるか、夢中になれるか、皆と共有できそうなものか、それだけが重要なのですよ』 『何が面白いの基準かと言われれば、拙は栗栖みたいにきちんと言葉にできないのですが』 身も蓋もない回答だ。 『栗栖らしい願いですね』 『ただ、栗栖の定義に則るのであれば。分からないことを暴くのはいつだって人ですし、悪魔を悪魔ではないと否定するのも人ですから』 『悪魔にそのままでいてもらうなら人はわりと厄介な存在ですね』 それから、ややあって。 『拙は、』 そんな途中にも程がある文章が送信された後、メッセージごと削除された。 *この内容は削除されました*。 そんな文面が、貴方のメッセージアプリにも残っているのかもしれない。 (-27) もちぱい 2022/07/07(Thu) 17:11:31 |
【人】 チャラ男 ウラミチ端っこで座り込んでスマホをひたすらタップしている。 夢中でチュムチュムを消し続けている理由は周りを見たら怖いからであるが、肝試しに興味ないという体裁を保っている。 (12) kotorigasuki 2022/07/07(Thu) 17:36:20 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ君がただ窓の外を眺めるばかりなら、窓の外から会いに行くけれど。 君にとって、変わらない日々、穏やかな部屋が心地良いなら 決して無理に連れ出そうとはしない。それじゃ誰も楽しくないからね。 時折その隣にやって来て、互いに見えている世界を共有するだけでも十分だ。 「理由?別に大した理由なんてないよ。 サボる理由も無いのに仮病を使ってサボるのは、なんだか贅沢で楽しい。 それに、ここじゃないとなかなか会えない子も居るからね」 たとえば、保険医の先生や君や、他の病弱な子には。 きっとこうでもしないとあまり会う機会も無かっただろう。 「母さんと姉さん達は何も。父さんと先生には口煩く言われるけど…… ただ似合う格好をしてる事の何が悪いんだろうね?」 友達からその事について何か言われた事も無い。表立っては。 誰にも迷惑は掛けていないのに、どうしてやめなければならないんだろう? 「明日香ちゃんは色白だからそう見えるんじゃないかな。 俺は綺麗だと思うし、姉さん達も色が白くて羨ましいって言ってたよ。 明日香ちゃんにとっては良い事じゃないかもしれないけど…」 自分は、自分の持つ殆どのものに不満は無いけれど。 誰もがそうでない事はもう知っている。君がそう思うなら否定はしない。 ふとした時に訪れて、暫し疵に障らないよう同じ時間を共有し、またねと笑う。 以前の夢川はきっと、栗栖とはまた異なる質の自由な人間だった。 それが変わってしまったのは、いつからだったかな。 (-28) unforg00 2022/07/07(Thu) 17:55:59 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ「ねこじまの猫じゃないです」 「落ちていました。くるしいくるしいをしている」 「ここ、なおしてくれるところすよね? 先生が言ってました」 なんてことはない。 幼い猫島が、傷付いた野良猫を持ってくるのに 適当な場所だと考えたからだった。 猫島はこの時あなたに教えてもらって初めて、 動物には動物の病院があることを知っただろう。 「けど、病院はだめなんすよ」 母親がいつも言っていたらしい。 よく聞けばそれはDVを受けていた母親が、 という話だったみたいだけれど、彼はそうは思っていなくて。 そうした歪んだ認識を正してもらったりなんかもしたかもしれないね。 「あすかネエは病院がだめじゃねぇんです?」 だからここにいるんじゃないの? 認識が正され切っていない頃、傷だらけのあなたを見て思ったのはそんなこと。 否定が返ってきたとしたら、どうして?と理由を問うてきていただろう。 (-29) 66111 2022/07/07(Thu) 18:03:13 |
【赤】 陽葉 シロマ貴方の疑問へ頷きを一つ返す。 「名簿に私の名前書かれてたからさ、そこだけ破り取ったんだけど……。 暗いから燃やすと見つかりそうだし、破いたり埋めたりするのも、やっぱり見つかりそうだったから」 「牧夫に手伝ってもらったんだ」 何の悪びれもなく、少女は語った。 死んだことは結果論であり、自分にそんな意図は無かったとでも言う様に。 貴方の席へ近付き、取り出された布を見つめる。 そっと手に取れば、名前を見て「ああ、」と小さな声を漏らす。 「匠さんのだね。今も住んでるかは知らないが、神社の横に住んでた宮大工の三男坊」 懐かしそうに布の名前を読む。 敬称が付いているあたり、歳上なのだろう。恐らく、数歳以上離れている。 ▽ (*3) wazakideath 2022/07/07(Thu) 18:13:12 |
【赤】 陽葉 シロマ「本人は赤紙が来て行ったきりだから、その前……んー…………」 灯りのない天井を見上げ、暫し考え込む。 「……あ、思い出したぞ。 それ、空襲で焼けた子達の骨だ。 部落民だったり、引き取り手がいなかったりしてさ。 でも匠さんはそういう差別が好きじゃなくてね……」 曰く、彼はそのまま棄てられそうになった友人達の遺骨を一部ずつ盗んで来たという。 帰還してから、しっかりとした供養をするつもりだったのだろう。 それとも、せめてもの供養のつもりであったのか。 「すっかり忘れてよ。 隠した場所を聞く前に出征してしまったからなぁ……」 (*4) wazakideath 2022/07/07(Thu) 18:37:37 |
ネコジマは、凍り付いた。 (a13) 66111 2022/07/07(Thu) 19:12:47 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス>>a13 それから、へにゃ、とわらって言った。 「そう思いますかぁ」 安心したような、何かを諦めたような、そんな顔。 「猫島は死んでほしいまでは思ってねぇすけどね。 ……ああいや、思ってるかも」 死ぬまでしないと何でもできてしまうから。 わからなければいいと思っていたのに。 “うまくいかない”は“できない”ではない。 殺すだけならむずかしくない。知っている。 この流暢で素直な言葉には、本当が半分くらい。 捻くれてはいても、嘘を吐いたことなんてほとんどなかったのにね。 この数年の内に覚えてしまったらしい。 猫島を知らない人なら、きっとわからなかった。そのくらいの。 (-31) 66111 2022/07/07(Thu) 19:14:21 |
ネコジマは、人を殺そうとしている。 (a14) 66111 2022/07/07(Thu) 19:14:49 |
【独】 友達 ネコジマ/* 死ぬまでしないと消えないし、消えなかったら会いにいけてしまうからね。そういえばそうだ。だから猫島は父親を殺そうとしているんだし。クリスが頭良くて助かる(助かる) (-30) 66111 2022/07/07(Thu) 19:15:47 |
【人】 憂愁 ライカ>>7 シロマ 「ね、白間センパイ。 深雪、引っ越すんだって。もう聞いた?」 月光に照らされて、揺れる二人分の影。 古びた廊下に、足跡が二つ鳴る。 「僕はさ、それ聞いて 別の世界のことみたいに思えて…… 自分事じゃない、ような感じでさ? どうしたら良いか分かんなくて、何も言えなくて。」 あてもなく歩く。歩く。 向かうべき場所なんてない。 ただ足を動かした先にあるのは、 どこかの空き教室だろうか。 「……なのに、深雪が他の奴と居ると嫌なんだ。 嫌なのに、言えなくて、なんか自己嫌悪、かな……。」 へらり、自虐的に笑う。 愛想尽かされても、仕方ないよな。なんて、ひとりごちて。 (16) osatou 2022/07/07(Thu) 19:45:25 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチあんまりスマホをいじり続けていても、充電が切れてしまう。 この空間ではGM権限でPC達は便意を催さないが、 スマホもいじらずただ教室にいるのも居心地が悪くて、 あなたはトイレに向かおうとした。 実際に行けたか行けなかったかはあなた次第として。 そこから戻る途中、暗闇に光る二つの小さな丸を見る。 なんてことはない、猫島が連れていた猫だ。 あなたが気を失っていた時に、 ちょっとイタズラをしていたトラ柄の猫。>>1:a26 元々は三途の野良で、猫島が越す時に連れて行ったようだが、 猫一匹のいるいないに気付くのなんて、気にしていた人間くらいだろう。 あなた自身が気付いていなくても、気付いた誰かが話していたのを 小耳に挟んだことがあるかもしれないし、ないかもしれない。 >>a15 あなたが動かないのなら、 猫はただただあなたを見つめることになる。 猫の愛くるしさとこの状況のおそろしさ、 どちらの方がまさるだろうか。 (-32) 66111 2022/07/07(Thu) 19:50:59 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a15) 66111 2022/07/07(Thu) 19:51:04 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「名簿。ずっと持って歩くのもだしね」 もはや机に体重を預けるばかりとなった青年を横目に見遣る。 その動作の中にあるのは、何らかの感慨と言うよりかは納得だ。 あなたが彼を死に至らしめた事そのものは、 やはりこの場に於いて、非難するような事ではないらしかった。 怪異が人に危害を加える事を躊躇うだろうか。 怪異が人を殺める事を躊躇うだろうか。 個々の性質的なものを除けば、きっとそんなことはない。 これはたったそれだけの事。 「………神社の横、あそこかな。ふうん…」 そうして、ぽつりと声が降れば視線はあなたの方へと戻る。 あなたの知る神社は今も健在なまま在って、子供達も知っている。 となればそれと結び付きの深い職業である宮大工の一家も きっと絶える事無く、健在で居ることだろう。 「じゃあ、ちゃんと埋め直してあげないとだ。 色々やらなきゃだから、すぐにはできないかもしれないけど。 ……あと、埋め直す理由も考えておかなきゃね あの骨、稔には違うものに見えてたみたいだから」 埋めた誰かが取りに戻って来るかもだとか、そんなのでいいかな。 持ち出されてしまった幾つかも、戻せたらいいんだろうけど。 (*5) unforg00 2022/07/07(Thu) 20:10:41 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「……なんでここに埋めたんだろうね?」 そういえば、と。 付け足すようにそんな疑問をふと零した。 その由縁を聞いても、その理由は未だ想像が及ばなくて。 埋めた人や、埋められた人々に何かゆかりがあっただとか 寂しくないようにかな、なんて推測くらいしかできない。 ただ掘り起こされないようにするだけなら、 学校の敷地内より、もう少し外れの方が良いはずなのにね。 (*6) unforg00 2022/07/07(Thu) 20:15:52 |
カナイは、昇降口にいる。 (a16) 榛 2022/07/07(Thu) 20:21:48 |
【人】 陽葉 シロマ>>【一日目・防空壕】>>11 「お母さんの病院代とか言ってた気がする。 ……でも、本当はね。 進学の為のお金とか、そんな感じだったんだ。 今思い返すと、随分可愛げのない子供だったなって思うよ」 勿論、それはお互い様。 苦笑すると、スマートフォンを取り出して録画を開始した。 「今私達は防空壕に来ているよ。 まずは階段を降りていきま〜す……」 実況しながら、ゆっくり進んで行く。 一人がギリギリ通れる程の通路を降りれば、ぱきんと何かを踏んだ音がした。 「ん、何か踏んだ。 ……マユちゃーん、明かり頂戴〜っ。何も見えない〜!」 (17) wazakideath 2022/07/07(Thu) 20:22:58 |
シロマは、頭蓋骨を踏んだ。 (a17) wazakideath 2022/07/07(Thu) 20:23:20 |
【人】 長女 カナイ【昇降口】 1階、正面入口。ここは、生徒のためのとば口。 並ぶ下駄箱の数が嘗ての在校生の多さを表している。 今となっては見る影もなく、埃を被って朽ちかけているのだが。 ぽちり。スマホのライトを消す。 そうしてしまえば、頼りない空の光だけが残る。 射し込む月あかりが、打ち付けられた板の形に欠けている。 「ぁう…」 暗がりの中、びくびくと怯えるカナイは。 手近な靴箱から、あらためはじめるのだった。 (18) 榛 2022/07/07(Thu) 20:26:48 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a18) 66111 2022/07/07(Thu) 21:01:18 |
【人】 陽葉 シロマ>>15 >>16 ライカ 「いいや、初めて聞いた」 貴方が月明かりの下に出れば、すんなりと手は解かれた。 あくまで歩かせるだけだ、とでも言う様に。 自分の足で歩くことを、促す様に。 「うーん、話を聞くに。引っ越しをきっかけに別れ話を出された、って感じかな。 そして受け入れられてないねぇ、少しもさ」 昇降口が見えてくる。 目指すは隣の空き教室。音楽室や理科室のような、特別な教室はもう誰かが行ったから──理由は只それだけ。 「夏彦がどう思おうと、深雪の気持ちは変わらないわけだし……素直にその気持ちを言っても構わないだろう。 言っても言わなくても結果が変わらないんだから」 だったら、行動して後悔したい。 白間梢は、そういう人間だった。 「……言えないのは、さ。 深雪の言葉を聞くのが怖いから、だったりしない?」 貴方と自分はきっと、あまり似ていない。だから、予想だ。 ▽ (19) wazakideath 2022/07/07(Thu) 21:20:00 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a19) 66111 2022/07/07(Thu) 21:39:15 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 自室。散らかった机の上。 出しっぱなしのラジオペンチ、細かな金具、様々なパーツ。 「…………」 君とお揃いにするならどんなのが良いだろう、と思って。 幾つか作ってみていたピアスの内の、まだ作りかけのもの。 それらを纏めて全部、乱雑に引き出しに入れてしまって。 だってもう必要なくなったから。 渡せもしないものを作ったって意味がない。 楽しかったはずの趣味はどれもこれもつまらない。 だから夜更かしをする理由もなくなったのに、 一度習慣になった就寝の遅さはすぐには変わらなくて。 だから今日も、無意味に液晶を眺めて時間を浪費する。 この頃はずっとそんな空虚な夜を過ごしている。 あんなに何をしていても楽しかったのに。 あんなに明日が来るのが楽しみだったのに。 今じゃ全部全部、嘘みたいだ。 (L1) unforg00 2022/07/07(Thu) 21:43:21 公開: 2022/07/07(Thu) 22:00:00 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 友達 ネコジマ「 うわっ!!!! ……なんだ、猫かよ……」闇の中できらりと光る何かにビビッて僅かに飛びのいたが、その正体が猫だとわかると露骨にほっとした。 「えーっと、誰かの飼い猫だっけか?」 聞いたような気がするが、肝試しの恐怖にあまり人の会話が耳に入っていなかったのか、誰が連れてきた猫なのか曖昧だ。 気を失っていた時の悪戯には気づいていない。気を失っていたからね……。 「オイコラご主人はどこだよ、道案内しろ道案内」 目の前にしゃがみこみ、猫に対して生意気な口をききながら鼻先をつつこうとする。 誰もいないよりは猫でもいてくれる方が気が紛れてよい。 これが猫の手も借りたいというやつか。違うか。 (-33) kotorigasuki 2022/07/07(Thu) 21:58:40 |
【人】 憂愁 ライカ「う………、」 ぱっ、と離される手。 大丈夫だ、自分の足で歩かないと。分かってる。 「変わらない、としても、 深雪の答えを聞いちゃうと、ハッキリW別れ話Wになるでしょ。 それが………うん、怖くて。」 ──そうか、怖いんだ。 自分のことなのに、全然分からなかった。 「結果は変わらない……か。 それなら、気持ち伝えた方が……良い、の、かな……。」 君の真隣。連れ添って歩く。 「いや……… でも、今更、だし………、」 ────── カシャン 「え、なに、なに……」 はっ、と貴方と共に足を止めれば 向けられる視線にひとつ頷いて、そっと顔を伸ばして昇降口を覗いた。 (23) osatou 2022/07/07(Thu) 22:06:27 |
ライカは、カナイと猫が居るなあ、と思った。 (a20) osatou 2022/07/07(Thu) 22:07:54 |
ライカは、アレ撮ったらダメですか?とシロマへアイコンタクト。 (a21) osatou 2022/07/07(Thu) 22:08:38 |
シロマは、頷きを一つ返した。撮っちゃえ。 (a22) wazakideath 2022/07/07(Thu) 22:15:22 |
ライカは、フラッシュをオフにしてから、シャッターを切った。 (a23) osatou 2022/07/07(Thu) 22:18:07 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a24) 66111 2022/07/07(Thu) 22:19:49 |
【秘】 友達 ネコジマ → 長女 カナイ猫が怪我をしていたのは昔のことです。今は元気だよ。 良くもなく悪くもない手触りだけど、 清潔にはしてもらっているみたい。 顔をうずめればその分むにむにが形を変えます。 逃げはしないので、好きなだけ猫を吸えるぞ。 (-37) 66111 2022/07/07(Thu) 22:21:27 |
【赤】 陽葉 シロマ「あ、場所については簡単だ。 昔はこんなに校庭が広くなくてね、あれくらいの場所が敷地の外れだったのさ。 後は私に託すつもりだったのかもしれない。 だからわかりやすい場所に埋めたのかも」 戦後の一時期、増えた生徒数に対応して広げたのだ。 まさか未来であんなに賑やかになるとは思わなかったものだから。 時間も無かったし、きっと急いで埋めたのだろう。 「まあ、どうして地表近くに出て来たのかは知らないけど……。 賑やかだから、起きちゃったのかもね」 その口振りからは、あまり追求する意思は感じられない。 理由が何であれ、こうして顕になったことは事実だ。 解明することへの利益があるとは思えなかった。 (*7) wazakideath 2022/07/07(Thu) 22:30:45 |
【赤】 陽葉 シロマ「……そういえばさ、全員って話したけど。 夏彦も含んじゃって良いのかい? 準別れ話してる、みたいな話聞いたよ」 準、と付けたのはきっと曖昧な空気であろうことを察してのことだ。 「別に夏彦のこと、嫌いになったわけじゃないんだろうに。 優しいね、深雪は」 そうじゃなきゃ、一緒にいたいなんて思わない筈だから。 矛盾する貴方の言動を、思い返した。 (*8) wazakideath 2022/07/07(Thu) 22:31:28 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチがぶ 指先に痛みが走る。噛みつかれた! 染めた髪、浅黒い肌、耳飾り。 甘噛みなんかじゃないそれは、特徴が似通った誰かへの敵意。 気絶していた時のイタズラも、それが理由。 けれど猫島の実家の者以外で、猫島の血の繋がらない兄の容姿を 知っている人間なんて、この町にはいないものですから。 あなたにとっては理不尽なだけのもの。お猫様のきまぐれ。 (-38) 66111 2022/07/07(Thu) 22:39:20 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a25) 66111 2022/07/07(Thu) 22:39:37 |
【秘】 長女 カナイ → 友達 ネコジマむにむにの毛玉の虜となった。猫吸い。 のち、いけね、と顔を離す。この子怪我してるんだっ……… してない? してない。 心もとない光に翳して矯めつ眇めつ。 暗くてよく見えないがどうも、大丈夫そう。 なんだ勘違いかぁ、と、ほっとしたりとかしてた。 (-39) 榛 2022/07/07(Thu) 22:42:15 |
カナイは、にゃんこを掲げている。にょーん。 (a26) 榛 2022/07/07(Thu) 22:45:41 |
ライカは、再びシャッターを切った。パシャ (a27) osatou 2022/07/07(Thu) 22:59:00 |
カナイは、にゃんこを取り落とした (a28) 榛 2022/07/07(Thu) 23:15:15 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a29) 66111 2022/07/07(Thu) 23:21:53 |
【人】 陽葉 シロマ【昇降口】 カナイ/ライカ 転がって来た蚊取り線香を拾い、こちらに気付いた貴方へ近寄って片膝をつく。 「これ、カナ姉のだよね」 はい、と先程まで猫を抱えていた手に蚊取り線香を乗せて、悪戯っぽく笑った。 「ふふ……この写真をバラ撒かれたくなければ、私達に従うのだ!」 冗談を言うその抑揚は、今は後輩に見せない顔のひとつ。 幼い頃は、外で男の子達とごっこ遊びをする様な子供だった。 「カナ姉、多分教室に引き篭もってあまり出歩いてないだろう? ちょっとそこまで行ってみない?」 そこ、と昇降口近くの教室を指差した。 (27) wazakideath 2022/07/07(Thu) 23:29:55 |
ネコジマは、屋根裏の方の倉庫を探索。いい感じ度が1くらいのものを見つけたよ。 (a30) 66111 2022/07/07(Thu) 23:47:46 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「そっか。頼りにされてたんだ、昔から」 あっさりと返った答えには、素直に納得したようだった。 こうして山地が大きく切り拓かれたのは後の事だろうし、 あなたを頼りにした、というのも有り得そうな話だと思って。 「誰かに見付けてほしかったのかも」 長い間待って、それでも誰も迎えに来なかったから。 それぞれの思いでもってこのような形で留まり続け、 こうして皆の前に姿を現すに至った自分達のように。 そんな事もあるだろうと結論付けた。骨は何も語らないから。 (*9) unforg00 2022/07/07(Thu) 23:55:14 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「………夏彦も入れて、全員だよ」 続く問いには目を伏せて、それでもはっきりと言い切った。 「嫌いになれるわけない。 叶うならずっと一緒に居たかったけど、簡単には言えなくて。 夏彦の気持ちもわからなかったから、余計に、何も。 ……俺は、最期のあの日をやり直したくて」 ただ互いにすれ違ってしまっただけなら、やり直せるはずで。 離れ離れになるにしたって、もっと良い形があったはずで。 わからなかった事が、聞きたかった事があって。 せめて、綻びが修正不可能なものになってしまう前に。 やり直そうとしたはずなのに、その前に全てが終わってしまった。 願わくば、そんな最期の日をもう一度だけ。 何れにしたって、自分はもう答えを変えられないのだろうけど。 「だから……夏彦の事は、俺が迎えに行ってもいい?」 本当に好きなら、一緒に来てくれるでしょ? それとも、もうどうでもよくなっちゃった? そうだとしたら──それでも、俺はずっと一緒に居たいよ。 (*10) unforg00 2022/07/07(Thu) 23:56:38 |
カナイは、……というわけで、後輩たち と探検する こととなった。 (a31) 榛 2022/07/07(Thu) 23:59:37 |
【人】 憂愁 ライカさて。その瞳に何を映すのかと見上げ、 そっと背伸びして、視線の向かう先を覗けば 我々が探していた張本人が居るではないか。 「アー、お前こんなとこに、 居……た、の……………、」 夜の闇。長身の貴方。 それらが遮る光景を、目を凝らしてよぉく見れば。 「………───ッ、!?」 地に伏す麦藁帽子。 机に項垂れる男。 それが異常であることは、遠目でもわかる。 がたん!ぱき。 大きく後退れば、床が激しく鳴いた。 「なんッ…………、 う、嘘………………!!」 動揺。混乱。 頭はすっかりパニック状態だと言うのに その体は。手指は。そうするのが当然だとでも言わんばかりに 肌身離さず持ち歩く、大事なカメラを構えた。 (33) osatou 2022/07/08(Fri) 0:49:01 |
ライカは、─────パシャ、 (a32) osatou 2022/07/08(Fri) 0:49:40 |
友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。 66111 2022/07/08(Fri) 0:51:40 |
友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。 66111 2022/07/08(Fri) 0:55:15 |
ライカは、「う、あ、わああぁあ……ッ!!!?」 (a33) osatou 2022/07/08(Fri) 0:58:09 |
【人】 長女 カナイ【???】 後ろをついていきながら、「にゃんこ、かいらし」なんて。 辿々しくも和やかに、相槌を打っていたところ。 ガララ、と扉が開かれて。 「んぇ。こずちゃん、なんしたと……」 足を止めた少女を、後ろの後ろから見上げる。 笑みの消えた顔を捉えて、視線の先にのろのろと目を遣って。 「 ね 」、 「ぇう?」 ▽ (34) 榛 2022/07/08(Fri) 1:20:39 |
【赤】 陽葉 シロマ「勿論だとも。 最初からそう言うと思ってたさ」 大切な生徒の意思を尊重しない教師がどこにいようか。 いたとしても、それは教師に相応しくない。 少女は、自分の思い描く『理想の先生』である。 「……私は、想いを伝えられなかったから」 戦時中の恋となれば、その結末は想像に難くない。 窓の外、夜空を見つめぽつりと呟いた。 「助言はあんまりできないけれど、上手くいってほしいと思ってる。 私にできることがあれば、何でも言ってくれ」 現に少女はこうして少女のまま数十年の時を過ごし、留まっているのだから。 (*11) wazakideath 2022/07/08(Fri) 1:32:19 |
【人】 かれがれ ユメカワ自転車が停められた校庭の一角を後にして。 今度は生徒用の昇降口から、 再び校舎の中へと戻ろうとした、その時だった。 「────、」 そう遠くない場所から。がらんとした校舎に響く音。 聞き慣れた声の、聞き慣れない叫び。大きな物音。 不意に誰かに脅かされたとか、何かにびっくりしただとか、 そういった、日常の中で聞くものとは明確に異なる音。 暫しの逡巡の後。 誰かが玄関口に立て掛けた金属の棒を片手に、 少し早足に、音のした方向へと向かった。 全て杞憂であればそれでいい。 それでも。軽率に廃墟に立ち入ってはいけないとされる本当の理由が、 その実幽霊などではなく、生きた人間なのだと、知っているから。 (36) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:41:41 |
【独】 かれがれ ユメカワそれは日常の壊れる音。楽しい時間の終わる音。 皆が彼を見付けてしまう事でそれが終わる事は、想定内。 けれど、もし仮に。 それが、他の要因によるものだったら? 友達が他のなにかに奪われてしまう事は避けたい。 だからこれは、決して演技などではなくて。 (-44) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:42:09 |
ユメカワは、「──どうしたの」。 (a34) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:42:18 |
ユメカワは、廊下に見える人影に、少し離れた所から声を掛ける。 (a35) unforg00 2022/07/08(Fri) 1:42:33 |
【神】 陽葉 シロマ『牧夫いたよ』 『昇降口の隣にある教室』 ややあって、投稿は続く。 『死んでるけど』 何度も書いては消して、繰り返す。 言葉をたくさん選んでいく。 『こういうの苦手な子は、無理して来ないでね』 『それはきっと、牧夫も望んでない』 (G7) wazakideath 2022/07/08(Fri) 1:46:15 |
シロマは、廊下から聞こえた声にひょっこり、顔を出す。 (a36) wazakideath 2022/07/08(Fri) 1:48:45 |
シロマは、「牧夫、いたよ」 (a37) wazakideath 2022/07/08(Fri) 1:49:06 |
シロマは、ただそれだけ。 (a38) wazakideath 2022/07/08(Fri) 1:49:21 |
ユメカワは、疎らに鳴り続ける通知音を聴いて。 (a39) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:14:44 |
ユメカワは、それから、顔を出した少女の様子と、その場に漂う雰囲気に。 (a40) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:14:52 |
ユメカワは、楽しい時間は、終わってしまったのだとわかった。 (a41) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:15:01 |
【独】 かれがれ ユメカワここで一度、楽しい時間は終わり。 後に残るは、この夢を見続けるか、夢から覚めるか。選択の時だ。 果たして。これまでの決して長いとは言えない程度の時間は、 皆にとって、離別を惜しむに足るものだっただろうか。 そうだとしたら、嬉しいけれど。 (-46) unforg00 2022/07/08(Fri) 2:21:25 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「……ありがとう」 ゆっくりと、やや俯いていた顔を上げて。 確かな安堵と喜びを表情に浮かべ、眉尻を下げて笑んだ。 あなたはきっと否定はしないと思っていたけれど。 それでもやっぱり、嬉しいものは嬉しくて。 もう既に、盲目的とすら言えるほどにあなたに信頼を寄せている。 あなたがあなたの思い描く『理想の先生』で在る限り、 同じ子どもである『生徒』にとっても、それは理想そのものだから。 そんな存在から受ける後押しは、きっと何よりも心強くて。 「…伝えられなかった、そっか、うん…… 大丈夫、きっと上手くいくよ。 先生が俺にやり直す機会をくれたんだから、きっと」 夜空を遥かに見る横顔は、少し寂しく感じて。 自分があなたに返せるものはそう多くはないけれど。 あなたが『先生』であるの為の『学校』が、 少しでも明るく良いものになれば。きっとそれが一番で。 これは、やり直す為の機会だ。 自分が、あなたが、 ある時からずっと立ち止まってしまっている場所から。 再び歩き出して、叶わなかった夢を繋ぎ、やり直す為の機会だ。 少なくとも、夢川はそうなのだと信じている。 (*12) unforg00 2022/07/08(Fri) 3:48:40 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「そういえば…… 先生は、自分で迎えに行きたいなって人は居る?」 言い知れない物寂しさを感じる内に、ふと思い至る。 自分とまったく同じようなそれではないとしても、 あなたとごく親しい──或いはそのように認識している。 もしもそういった誰かが居るなら、 任せてしまった方が理に適ってもいるはずだから。 「もし居るなら俺、 その人にはあんまりちょっかいを掛けないようにしておくよ。 もちろん話すくらいはするだろうけど…」 (*13) unforg00 2022/07/08(Fri) 4:26:42 |
【置】 元弓道 マユミ『永瀬さん! 永瀬さん!』 その日は先生の荷物運びを手伝っていたから、部室へ行くのが少し遅れて。 先に行っているねと笑いながら向かった同じ弓道部のクラスメイトが転がるように走ってしがみついてきたのは部室の少し手前のほうだった。 彼女は酷く浅い呼吸を繰り返していて、まともに息が吸えているのか見ているこちらが心配になるほどだった。 どうしたんですかと尋ねても彼女は体も唇も震わせてずっと「ぁ」だの「うぅ」だのしか言わない。 仕方がないから彼女を置いて部室に行けば、漸く『待って』とか『部室に』とか意味のある音の連なりを発し始めた。それでも足りない。分からない。 扉の前に来た。やはりクラスメイトは先に来ていたのか、扉は開かれていたがどうにも半端だ。 それに隙間から何かが見える。 ……人の形をしている。 『永瀬さん、待って、あの、あのね』 クラスメイトが遅れてやってきて、扉の向こうを指差した。 『××さんが』 『首を』 『吊』 (L2) もちぱい 2022/07/08(Fri) 7:37:39 公開: 2022/07/08(Fri) 7:40:00 |
元弓道 マユミは、メモを貼った。 (a42) もちぱい 2022/07/08(Fri) 7:46:00 |
【神】 元弓道 マユミただ連絡を静かに見下ろし、暫くした後。 『梢』 『無理して来ないでね、ではなく』 『来ては駄目ですよ』 『栗栖も、行ってどうするんです?』 文字を入力、送信する本人は酷く凪いでいて、特に荒れた様子も冷めた様子もないのだが。 装飾も柔らかな言葉遣いも何もないメッセージは、ともすれば冷ややかに思われるかもしれない。 (G9) もちぱい 2022/07/08(Fri) 7:47:17 |
【神】 元弓道 マユミ『遺体を少しでも動かしたら後で警察の人に沢山話を聞かれます』 『警察に連絡をしましょう。もう肝試しは終わりです。何があっても切り上げるのです』 てしてし。指の動きは冷静に。 『周囲に他の方もいますか?居た場合動けそうですか?』 『居るなら明日香や裏道がいる教室に連れて帰って待機させたほうがいいと思いますよ』 『大人の手を煩わせるといけませんし、 きっと後々面倒になりますから』 黙々淡々と文章が送信されていった。 (G10) もちぱい 2022/07/08(Fri) 7:48:53 |
ネコジマは、タオルの写真を送信してから、既読をつけていない。 (a43) 66111 2022/07/08(Fri) 7:57:34 |
【人】 元弓道 マユミ「栗栖!栗栖!どうしたらいいのですか!貴方は分かりますか?」 「苦しそうです、せめて床に寝かせた方がいいと思うのです」 「×××。泣いている暇があるなら動……、……いえ、拙がやります。無理する必要はありません。こう言う時は動ける人が動くべきです。拙はやれます」 「何故ですか?拙はただ、××が苦しそうだったから寝かせただけです」 「それすらも駄目ですか?拙が××に何かしたとか、証拠を隠そうとしたとか、犯人に見えるのですか?」 「顧問や××と何かあったか?拙は何もしていません」 「皆が困るかもしれない事は、何も」 「………………」 残響が脳髄を掻き毟る。 酷く冷めた息が、唇の隙間から零れ落ちた。 (39) もちぱい 2022/07/08(Fri) 8:20:30 |
【神】 陽葉 シロマ『そうなんだね、わかった』 簡素な文字列を送信する。 装飾をつけても、きっと今は意味がない。 暫くの間。 『電話、繋がらない』 『何か変だ』 『交番まで直接行った方が早いかも』 (G11) wazakideath 2022/07/08(Fri) 9:49:14 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 >>a30 猫がどこかへ行ってしまってから、 気まぐれで探索しようと思うくらいにはここには物があって。 そんな中、布に包まれた板を見つけた。 長い辺が身長よりも大きい四角形。 「…鏡?」 ただの板にしては重いそれを、慎重に床に置いて。 布を広げれば、想像した通りのものがそこにあった。 きっと踊り場あたりから外されて、 こんな所に仕舞い込まれていたんだろう。 鏡を覗きこむ猫島は、あの日の猫島。 「は? …………いや、ねぇでしょ」 目をこすったりしてみるけれど、 錯覚とかそういう類のものではない。 それでも、月が眩しいからだとか、そんなふうに理由をつけて、 月明りが直接当たらない場所に追いやったりだなんてして。 「……ああ、そういう」 そうしたら、鏡の中には今の猫島がいた。 納得したように呟いてはみたけれど、 べつになんにもわかっちゃいない。 (41) 66111 2022/07/08(Fri) 10:26:04 |
ネコジマは、「いやどういうのすか」 自分でツッコミを入れた。 (a44) 66111 2022/07/08(Fri) 10:26:14 |
【人】 陽葉 シロマ>>【???】 永瀬の助言を受け、来家と司馬の前に片膝をつく。少女の方へ、先程の様に手を差し出して。 その表情は、きっといつも通りに見える。 「立てる? まずは、明日香達の方に戻ろう」 きっと自発的に動く余裕は無いだろう、そう考えたから。 少年の方にも、「どうかな」と小さく尋ねた。 (42) wazakideath 2022/07/08(Fri) 10:45:56 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『だから悪魔でいて貰いたいんだろう?』 空想の生き物。それが現実に成り下がったとき。 それでもそれを掴めない時。身近にいるのに、それが何も分からない者。 そんな物語。 相馬栗栖は、一人笑った。 『言えよ』 (-50) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 11:13:04 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマその笑顔を。 尊ぶこともなく。 切り捨てた。 「気持ち悪いな、その顔」 「後押しでも欲しかったの?」 「じゃあ」 「そう言えよ」 それしかない奴の言葉なんか、面白くない。 「それとも」 「こういって欲しかったの?」 「なにをどうやったって」 「結局どうにもならないって」 猫は好きだ。 (-51) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 11:24:45 |
ユメカワは、流れていくメッセージをぼんやりと眺めている。 (a45) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:13:54 |
【独】 かれがれ ユメカワ液晶をぼんやりと眺めて、淡々と流れていくメッセージに目を通す。 ここで誰がどう動いたっていい。もう手遅れなのだから。 もう、このままでは『皆でずっと一緒』は叶わない。 皆の間にその事が確からしいと広まってしまえば、それで良くて。 ──液晶に映った自分の姿。 額に頬に、つう、と血が伝った気がして、反射的にそれを拭う。 触れた手に、ぬるつく赤が付く事はない。 (-55) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:15:09 |
ユメカワは、頬の辺りを何度か擦った。 (a46) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:15:17 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 「──どうしたの、麻弓ちゃん」 たまたま、友達に忘れ物を届けに行った日の事。 まだ自分は中学生で、少し離れた高校の校内は馴染みが薄くて新鮮で。 きょろきょろと知り合いの姿を探している内に、騒ぎの元に辿り着いた。 「何かあったの」 「先生?うん、わかった」 確か、その場から遠ざけられるように、何か頼まれごとをして。 それに素直に頷いてその場を後にしたから、 結局事の次第を知ったのは、もう少し後の事だったな。 (L3) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:16:12 公開: 2022/07/08(Fri) 12:20:00 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 こういう時、どうするのが正解なんだろうな。 なんてぼんやり思うけど、結局は麻弓の言う事が正しくて。 子どもにできる事なんてたかが知れているから。 事態を把握さえしていれば、現場を見に行く必要は無い。 交番でも何でも、この事を大人に伝えに行くのも 一度皆で合流してから、その後の方が良いはずで。 「…………」 だから教室前の廊下で周りの動きを待っている。 付かない既読の数が増えた事に、どこか不安を覚えながら。 教室の中を覗き込もうとはせず、物音だけで様子を窺って。 何か頼み事であったり、手を引いたり、必要があるようであれば できるかぎり手を貸すけれど、そうでなければ。 明かりを持って、皆で一度、空き教室へ戻る道を先導するだけ。 (44) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:17:15 |
【独】 かれがれ ユメカワ自分は動揺しているふりなんてできそうにはないから。 不自然だと思われてしまうよな、きっと。 そう思って、教室の中を覗き込みはしなかった。 (-56) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:17:56 |
【人】 憂愁 ライカ【???】 どう、と問われれば こくこく頷いて、肯定を示す。 元より、それ以外の選択肢なんて思い浮かばないし。 「………、みゆ、き」 早鐘を打つ心臓。 ふらりと廊下へ出れば、見知った顔に、覚える感情は安堵。 「……、」 すぐにでも縋りつきたい衝動をぐっと抑えて、立ちすくむ。 それでも、瞳は、泣き出しそうに夢色だけを映していた。 (46) osatou 2022/07/08(Fri) 12:38:47 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ裏道や明日香はあの空き教室からそう離れた所には行かないだろう。 麻弓と栗栖はそれぞれ連絡に返事を返している。 梢と鹿乃、それから夏彦は近くに居る。 だから一緒にここに来た中で、減った既読の数の心当たりと言えば。 『稔』 『なにかあった?』 『一度皆で最初の教室に戻った方がいいかもしれない』 『来られる?俺、迎えに行こうか』 緊急時だから、文章は短く簡潔に。 それだけを送ったけれど、君から返事は来るかな。 あまり自分から積極的に人と関わろうとしなくて、少しだけ素直になれなくて。 ふとした時に、何処かに行ってしまいそうな君だから。 そうなってしまわなければいいなと、今はそう思う事しかできないね。 (-57) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:44:10 |
ユメカワは、連絡を送って、周りを見渡した。見慣れた虎柄は──今は何処に居るだろう。 (a47) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:45:38 |
ユメカワは、そんな事を思った後。ふと聞こえた声。 (a48) unforg00 2022/07/08(Fri) 12:46:35 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ力持ちだね、だとか。いつも色んな人と仲良しだ。とか。 たわいないことを話して、少女達の時間は過ぎていた。 傷のことを自分から言わず、ただ目立つ物は一人で転けたのだと。 「キミの保健室に? そんな風になれているなんて。 ボクは果報者だ」 「ねえ、また来てくれよ。寂しい、とかそういうのもあるけど」 「次の約束がしたい、怪我をしたらすぐにみせてね。 治っていくのを見るのは好きなんだ」 たくさんの時間を拘束するわけではない、だけど次にまた。と。 どこか小さなわがままを伝える薬袋は、 甘えるのがほんの少しだけ上手であった。 (-58) toumi_ 2022/07/08(Fri) 12:47:43 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「――死んでいたんだってね」 ぱたん、ぺたん。静かに響く軽い靴の音。 「麻弓は見たことあった? 誰かの遺体」 トリカイが見つかってから暫く。 貴方と約束通り保健室を探しに二人並んで歩いている。 既に幾つかの時間が経ち、幾つかの教室の報告が済んでいる。 誰かに発見されているかもしれない保健室、しかし探検の気持ちは褪せたりしないだろう。 ただ、起きてしまった事件に話題は塗りつぶされてしまった。 (-59) toumi_ 2022/07/08(Fri) 12:52:26 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 友達 ネコジマ「ぎゃああああああああああ!!!!」 噛みつかれてビックリしたチャラ男は雄たけびを上げた! ビビったあまりに転倒し、頭を打って再び意識を失ってしまった。 軟弱だ。 (-60) kotorigasuki 2022/07/08(Fri) 12:58:01 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>46 ライカ 教室の中から、足音ひとつ。 弱々しく名前を呼ばれて振り向いた先。 「……夏彦」 眉尻を下げて君を呼ぶ。 最後にまともに話したのが、あんな形になってしまって。 こうして顔を合わせても、互いにぎこちなくて。 だからどうにも、こんな状況である事にかこつけたように。 厚かましく言葉を吐いて、手を差し伸べるのは憚られたのだけど。 「一緒に戻ろう。きっと皆、待ってるから…」 それでも、今にも泣き出しそうな君を放っておけなくて。 片手に握っていた金属の棒を壁に立て掛けて、 その場から一歩、踏み出して。空いた片手を君に差し出した。 思えばいつも──君に水を向けるのは、自分の役目だった。 (47) unforg00 2022/07/08(Fri) 13:09:52 |
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。 unforg00 2022/07/08(Fri) 14:04:19 |
【神】 元弓道 マユミ『繋がらない?そんな筈は』 そこで一度メッセージが途切れる。 『拙も試してみましたが、繋がらないですね』 『ならばメールでと、そちらで父さまにも連絡を入れようとしましたが、何か変です。日本語が崩れている』 メッセージアプリで外部に連絡を入れようとして、文字通り自分達に馴染みのある文字がどこかおかしなものになっていると気付いた。 (G12) もちぱい 2022/07/08(Fri) 17:03:42 |
【人】 元弓道 マユミ「圏外?ううん、それならどうして拙達だけは連絡が取れているのでしょう」 一度、建物の外へ駆け出す。 防空壕の中でも連絡が届いたのだから、何かの間違いだ。 そう言い聞かせながら電波が届きそうな場所を探す。 * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* 「……」 …… * おかけになった電話は……* (48) もちぱい 2022/07/08(Fri) 17:08:17 |
【人】 元弓道 マユミ「…………あ、れ」 電波の届く場所を探して、結構走った筈だ。 走った途中で、「同時に交番に行くのは皆と合流してからのほうがいい」と気付きながらも足を止めなかった。 それなのに。 見覚えがある。 来た直後、記念にと写真に撮ってグループラインに載せたのだから。 その時と違うのは、誰の背中もないところ。あの時はまだ、他の九人分姿がちゃぁんとあった。 確かに学校を出て、坂を下った筈だった。 それなのに何故、自分は学校の前にいる? (49) もちぱい 2022/07/08(Fri) 17:13:16 |
【神】 元弓道 マユミ『誰か、一度でも学校の外に出たことある人はいますか』 『拙は電波が届く場所を探して、今しがた少し外に出た筈なのに』 『何故拙は、学校の前にいるのでしょう』 呆然としたまま、何の考えもなしに淡々と指を動かしている。 (G13) もちぱい 2022/07/08(Fri) 17:15:48 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「…かなわないなぁ、本当」 「……要らねぇすよ、後押しなんて」 栗栖ニイに解決してね、って言うわけないじゃないですか」 「解決してほしくないことがあるんなら、 栗栖ニイには絶対言わねぇんです」 「どうにもならない、って。 そう言って欲しかったんなら、 それ、猫島が栗栖ニイを見縊ってるってことすよ?」 「当然、そんなことないんです」 「ないんですよ」 (-63) 66111 2022/07/08(Fri) 17:29:41 |
ネコジマは、声が震えている。 (a49) 66111 2022/07/08(Fri) 17:29:50 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「だからあの日お願いしてて。猫島は誰にも言えないだろうから」 「けれど兄ちゃんもひどい人なのは知らなくて。もっと言えなくって」 「猫島は反抗しないだけでお利口さんじゃなくて」 「だって何か言ったら怒鳴るんです。みんな、みんな」 「こわい、くって」 言葉と一緒に涙があふれて、ぽろぽろ、落ちていく。 (-64) 66111 2022/07/08(Fri) 17:32:29 |
ネコジマは、間に合ったと思っている。 (a50) 66111 2022/07/08(Fri) 17:33:23 |
ネコジマは、手遅れなのを知らない。 (a51) 66111 2022/07/08(Fri) 17:33:27 |
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。 unforg00 2022/07/08(Fri) 17:34:50 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a52) 66111 2022/07/08(Fri) 17:51:34 |
【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ通知音が鳴るようにしていたのなら、 あなた達が空き教室に戻った丁度くらいに連続した音がしただろう。 『何かあったのはそっちじゃねぇです?』 『戻った方がいいかもって、何かあったみたいじゃないですか』 『牧ニイのイタズラだったんでしょ?』 『だから、へいきです』 グループメッセージの方の既読はやっぱりつかないまま。 それでも何があったのかは知っているみたいな文章で。 ──それは、つまりは。 何も平気ではないということで。 (-67) 66111 2022/07/08(Fri) 18:11:40 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ「もう贅沢を覚えてしまったのかい、キミは」 「流石年上だ」 敬語というものをあえて使わないで、それでも穏やかに興味を持つ。 愛嬌を使うことで人が好意を持ってくれるのよ、 水商売をしている親から学んだ一番の教えだった。 「もう少し健康的になって、格好良くなりたいんだ。 女の子らしいと言われて反抗心?」 「病弱の女の子に見えなくなる方が 心配をかけずに済むだろう、褒めてくれるだろう?」 「なんだ、ボクも結構贅沢者だった。 こんなにたくさんの時間と自由があるのだから」 自分の持つ物と他人の持つ物に不満を募るだけでは何も変わらない。 だから、変だと否定することもない。自分を最大限活用するだけだ。 (-68) toumi_ 2022/07/08(Fri) 18:14:29 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワそれは、トリカイの騒ぎの後。 薬袋から短いメッセージが届いた。 『ねえ聞きたいことがあるんだけど』 『今は一人かい?』 (-69) toumi_ 2022/07/08(Fri) 18:20:54 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ「苦しい、……そうかならば助けてあげたいね」 「ここは治すところだけど、ううん人専用といったところだ」 そのときの薬袋は少し微笑んでいて。 子猫を慣れないなりに、正しく処置をした。 後で保健室の先生に怒られたけれど、元気になった子猫は貴方についてクほどには人に慣れてついていくようになっただろう。 「病院が駄目? へえそれはなんで……親に?」 それはそれは、と。薬袋はキミの正しくなさそうなその思想を優しく諭した。 ただ、それは親子関係になにか影響を与えてしまうかも知れない。 ネコジマが傷つくことを避けるように、あまり母親に言うことではないよ、とも言い含めておいた。 ――親が駄目と言ったら駄目なことは沢山ある。 ――それでも病院が駄目なのはキミ自身に資格がないからではない。 ――本当に大切な時助けを求める事は必要で、それは誰にも止められない。 ――それがキミを助けることになる。その一つが病院にいくこだ。 ――キミや、沢山の子達の苦しいを癒やすためにね。 「ボクは病院が駄目と言われてはいない」 「何故かって? 母親にとってボクが死んではいけないからだ。 だけど、いきすぎてはお金の使いすぎで怒られてしまうから そういう意味では、"病院はだめ"かもしれないな」 (-71) toumi_ 2022/07/08(Fri) 18:46:17 |
【独】 不知 ミナイ/* やっぱりネコジマ死んでるよねえ。 名探偵は俺!!!!!!!!!! 墓に落ちる前に知っておきたいから秘話秘話しながら探ろう〜。 多分俺殺されないし、これは、ライカ殺すのかな? (-72) toumi_ 2022/07/08(Fri) 19:01:13 |
【独】 不知 ミナイ/* もう一つ可能性があるならシロマが襲撃死しそうだ。 あいつが死ぬと綺麗だ。 なんか俺吊りじゃないと死ぬ気がしないぞ? でもこういってると吊られるから、 今日が最後の気持ちで引き締めていこー! (-73) toumi_ 2022/07/08(Fri) 19:02:32 |
【秘】 陽葉 シロマ → 長女 カナイ抱えられたら、きっと感じるかもしれない。 白間の身体が、見た目以上に細く骨張っていることを。 それこそ、栄養失調と称してもおかしくない程に。 (-74) wazakideath 2022/07/08(Fri) 19:23:13 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ連絡をして、暫くの後。返信があった事に一先ずは安堵して。 けれどそれに答えを返すまでには、暫しの時間を要した。 もう、誤魔化す事に意味は無い。 だから確かな事実を──あの時、自分の目で見たわけではないけれど。 それでも皆、悪ふざけでこんな事をする人ではなくて。 『悪戯じゃなかった 牧夫兄はもう戻ってこない』 『不安なんだ 皆も、俺も』 『だから、せめて会いに行かせて』 敢えてお願いという形を取って、言外に何処に居るのかと問う。 君達は優しいから、君達はあまり甘えるのが得意ではないから。 そんな君達が一人で居る時は、いつも寂しいからと甘ったれたふりをして。 図々しくその隣に居るのが自分の特権だった。 時々。そんな君が平気だと言う時は、平気ではない時だ。 (-75) unforg00 2022/07/08(Fri) 19:26:29 |
【赤】 陽葉 シロマ「ん〜……そうだな、是非とも招きたい子はいるね。 マユちゃんとか、カナ姉とか。 何だか生きにくそうに見えちゃってさ……」 個人的な思い入れのある子供、というのは今のところ無いようだ。 それは平等に生徒達と接する、『先生』としての立場を踏まえた姿勢でもある。 しかし。 見えない圧力を受けている同性に対しての同情は、やはり拭えない。 「絶対自分の手で迎えに行きたい、ってわけじゃなくてね。 こっち側に引き込みさえできれば良いんだ」 だから自由に過ごしてほしいな、と。 少女は笑っていた。 (*14) wazakideath 2022/07/08(Fri) 19:30:29 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチその大声にはさすがに猫もまたびっくりしちゃって。 ピューーーーっとどこかへ逃げて行ったのだった…。 ………… …… … 「……ニイ、裏ニイ」 てし、てし。軽く頬を叩かれる感触。 「ここ、保健室じゃねぇすよ」 こんな所の保健室に あなたが世話になりたがるかは甚だ疑問であるが。 「起きて、裏ニイ」 猫島はあなたの反応があるまで、頬をてしてしし続ける。 間はあるけど、言葉もずっと途切れない。 放っておいたらずっと何かを喋ってる。 (-76) 66111 2022/07/08(Fri) 19:34:07 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ白間達が鳥飼を見付けてしまった後の事。 『一人じゃないよ』 『明日香ちゃんは?』 短い返信。おそらくは、空き教室へ戻るまでの少しの間。 そうでなければ──そうでなくとも、夢川は自他共に認める寂しがり屋だ。 余程の理由が無ければ誰かが居る場所に居る、或いは向かっている途中。 これまでの付き合いから、そのどちらかだと見当は付くだろう。 (-77) unforg00 2022/07/08(Fri) 19:47:44 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリスそれは、トリカイの騒ぎの後。 薬袋から短いメッセージが届いた。 『こんな時だけどメッセージを残しておくよ』 『キミの弟君に昔伝えていたことがあってね なにか聞いていないかい?』 『中々連絡がないんだよ』 貴方は弟から薬袋の話など一切聞いたことなどない。 聞いたとしても、保健室にいつもいた生徒というだけだ。 特別仲がよかったわけでもない、なにか縁があったのだろうか? (-78) toumi_ 2022/07/08(Fri) 19:59:14 |
【神】 陽葉 シロマ『戻ってきちゃうってこと?』 数分の間が空いた。 何かを考えているのか、同じように呆けているのか。 その表情は、液晶越しに見えない。 『何ていうかさ』 『私達だけ、違う世界にいるみたいだ』 「……」 『何だかそっちの方が怖くなって来たな。一人でいるのはあまり良くないかも』 『マユちゃん、帰って来れる?』 それでも、後半は焦りを感じさせるような連投速度だった。 (G14) wazakideath 2022/07/08(Fri) 19:59:50 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『ボクも今は一人じゃない』 『メッセで良いよ 見られるときに見てくれ』 『キミには一緒にいる人に集中してほしいし』 『さっきのタイムカプセルの話したかったんだ』 猫が金色の煮干しを差し出すスタンプ。賄賂かな? (-79) toumi_ 2022/07/08(Fri) 20:05:49 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ「──僕が、もう大丈夫だ、なんて言うわけないだろう?」 相馬栗栖という男は、やっぱりそこにある感情を尊ぶことをしない。 楽しいとか、嬉しいとか、悲しいとか、疚しいとか。 ただ、そこに言葉と共に涙が一つ落とされた事実のみがある。 相馬栗栖は大した男ではない。 ただ、昔。憧れてしまったものがある。それはある種、悪魔とでもいうのかもしれない。 自分を規定したわけでもないし、適応させたわけでもない。 ただ、憧れが模倣に。模倣が、自分の形に。 拙い模倣など、自分の形でしかないことに気付くことは。もしかしたらもうないのかもしれないけど。 そいつは、こう言っている。 ──── (-80) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:08:35 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ「解決してあげようじゃないか、猫島」 きみのそれを、終わらせると。 約束を落とした。 真新しい約束は、拘束力を生まず。 因果は逆転しえない。 何の発展性もない、ただのそんな約束をしたという事実。 そいつは、それを約束した。 「僕は優しくないって」 「よおく知ってるだろう?」 (-81) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:11:01 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 友達 ネコジマ「……ん〜〜…… トールバニラソイアドショットチョコレートソースノンホイップキャラメルモカチップクリームフラペチー ………ハッ 」軽く頬を叩かれ目を覚ました。 猫っぽいフォルムの何かがこちらを覗き見ている事に気付いて 「バ!バケネ……!! ……──なんだお前か…驚かせんなよ…」 露骨にほっとした。 (-82) kotorigasuki 2022/07/08(Fri) 20:11:09 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイトリカイが見つかってざわついている頃。 薬袋は何処か空き教室から離れていた。 そんなときにメッセージが来る。 『怪我の具合はどうだい』 『ずきずきしたり また転けたりしていない?』 黒猫が段ボールを被っているスタンプ。 (-83) toumi_ 2022/07/08(Fri) 20:13:08 |
【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ『きみたち知り合いだっけ?』 普通の文章。タップの速度も普通。なんでもないこと。 『知らないな、僕。あいつと仲良くないからさ』 『ていうか嫌われてんの僕! いやだねー』 (-84) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:13:09 |
【人】 憂愁 ライカ【廊下】 >>47 ユメカワ 「……………」 こく、と、先程よりも力無く頷いて 視線を彷徨わせてから、一歩、君の元へ寄れば、差し出してくれる手を、おずおずと握る。 よそよそしかった時間を少しずつ埋めるみたいに。 ───嗚呼、ずっと欲しかった温もりだ。 Wこんな状況Wじゃないと、踏み出せなかった大きな一歩。 「うん……もどる……、 びっくり、し……た……。 」いつだって君の優しさに甘えてきたから 今日だって、君の名前を呼んでしまった。 「深雪、その……、」 先輩たちを一瞥すれば、あちらはあちらで大丈夫そうなので 情けない男は、そうして君と連れ添って、委ねて、歩いていく。 「……………何でもない。 情けないとこ見せて、ごめん。」 勇気は、まだまだ何歩も足りてない。 (52) osatou 2022/07/08(Fri) 20:18:26 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス「……栗栖。 牧夫の所、行ったのかい」 音もなく少女が、ふと、貴方の視界の端から現れる。 まるで貴方がここにいると、最初から知っていたかのように。 「マユちゃんはああ言ってたけど……。 誰にも見つからず、この校舎に潜むなんて難しい。 犯人は早く探すべきだと私は思ってるんだ」 その横顔は、貴方を見ていないけれど。 試すような表情を隠しもしない。 「言ってる意味、わかるだろう。君ならさ」 (-85) wazakideath 2022/07/08(Fri) 20:24:39 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『そっか。ならよかった』 『わかった』 返信まではきっと、それなりの間があって。 スタンプには物凄い速度で走っていく猫のスタンプを返しつつ。 タイムカプセル、と言われて今思い当たるものと言えば、 『稔と梢ちゃんが掘り出して来た缶だよね』 メッセージとメッセージの間に、ほんの少しの間隔が空いて。 『中身について?』 夢川も何も、あれが古びた玩具に見えていたわけではない。 けれど持って来た張本人はそうではないようだったから。 あの場ではそれそのものについては直接的な言及を避け、 何であるかの手掛かりになれば、と布を借りていっただけの話。 (-86) unforg00 2022/07/08(Fri) 20:35:14 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ教えてもらったのは、ただ知らなかっただけのこと。 誰々はこう言っていたよ、だなんて強く言う程のこともなくて。 猫島がそう思っていただけだから、存外素直に聞いていた。 言い含めもきちんと聞いたものだから、 あなたの言葉は彼の親子関係になんにも影響しなかった。 良くも、悪くも。 「死んだらなおらねぇすからね、そりゃそう」 あなたの理由を聞いて彼は、どこか安堵したようにわらっていたのだった。 過っていたのはきっと、父親のこと。 (-87) 66111 2022/07/08(Fri) 20:36:22 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* え?どうしよう手繋ぐなら恋人繋ぎした方がいい? 今やるのは流石にメンタル図太すぎないか?どう? とりあえずor振ってみていいすか?いいよ する (-88) unforg00 2022/07/08(Fri) 20:45:12 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「回りくどい」 相馬栗栖は変わらずにそこにいた。 教室の古ぼけた椅子。まるであの空き教室を占拠した時と同じように。我が物顔で、自分の空間にして。 「行ってきたよ。永瀬はああいってたが、どうにもおかしな状況らしい。今は見るだけに納めておくけどね」 「僕らの中の誰がやったのかって言えばいいだろう、まどろっこしいな」 (-90) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 20:46:43 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス「ふふ、ごめんごめん。 こういうのは探偵の口から聞きたいのさ」 黒板へ向かい、教卓にひょいと座った。 もしも遺体を発見した時の、彼女の様子を知っていれば。 または、その場にいた誰かから聞いていれば。 その口振りに違和感を抱いたかもしれない。 今目の前にいる少女には、強張った表情も他者を気遣う遠慮も見当たらない。 それは貴方が相手だから、かもしれないが。 「当たりは付けてるのかい? 第一発見者の証言、必要かなと思って来たんだ。 夏彦やカナ姉よりはきっと話せると思うよ」 (-91) wazakideath 2022/07/08(Fri) 21:01:04 |
【神】 不知 ミナイ『ボクが迎えに行くよ』 『麻弓と探検をする約束をしていたからさ』 しばらくスマートフォンで誰かと連絡をとっていたが、 薬袋がどこからか空き教室から気配を見せた。 (G15) toumi_ 2022/07/08(Fri) 21:14:05 |
【秘】 友達 ネコジマ → かれがれ ユメカワ『いるのがわかればそれでよくねぇすか』 『うそです。よくないです』 『戻りますよ、階段も落ちません』 どうやら彼は上の階に行っていたらしい。 逃避行動として不自然ではない。 『お迎えがいる歳でもないです』 『寄り道しないで帰れますよ』 猫島 稔という奴は、素直じゃないし、屁理屈はこねるし、 冗談くらいの嘘は言うし、言わないことは言わないけれど、 こんな時に言うことを違えるような奴でもなかった。 こう言ったのだから、遠からずちゃんと戻ってくる。 そう思えただろう。猫島だって本当は不安なんだから。 仕方がないなぁみたいな空気感を醸しながら、 自分から動くのが苦手な、捻くれ者なだけなんだから。 (-92) 66111 2022/07/08(Fri) 21:24:57 |
ネコジマは、グループチャットに既読をつけました。 (a53) 66111 2022/07/08(Fri) 21:25:39 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「かんがえちゅー。流石に当たりを付けるにはパーツが少なすぎるだろ。聞かせて」 非日常の光景だ。 日常的ではない。 死体なぞ、軽々しく登場していい物ではない。 だけれどこうも落ち着いているのは、だからが故か。 或いは、そういう人格か。 目を見やる。相馬栗栖は人の目をよく見る。 人を、よく見ている。 椅子に座ったまま、その距離のまま。 「一応聞いておくけどさ」 「白間は、見つけてどうすんの?」 自分達の中に。誰かを殺すような何者かが混ざってることを。 悲しむ、恐怖する、終わらせる、とでもいうのならば。 相馬栗栖は、笑わないで。 吐息の中に、微笑みを乗せて。 笑った。 それらしい振りでもしてほしい物だね。 (-94) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 22:11:16 |
シロマは、「……ありがとう」 (a54) wazakideath 2022/07/08(Fri) 22:13:00 |
シロマは、永瀬へ小さく、しかし嬉しそうに告げた。 (a55) wazakideath 2022/07/08(Fri) 22:13:25 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「こ こずちゃん」 「ぅ、あ 歩けるぞ、ぼく…」 抱えられたまましばらく廊下を進んで…… いささか唐突に、あわあわと。 (ずっと昔はそういう喋りかただったこと。知っていてもいいし、知らなくてもいい。) (-95) 榛 2022/07/08(Fri) 22:27:16 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>52 ライカ 遠慮がちに手と手が触れ合って、 これまでずっと取れずに居た手を、壊れ物みたいにそっと握った。 「…………」 殆ど無意識に──以前のように手を繋ごうとする動きは。 きっと途中で固まって、実に半端な繋ぎ方になったんだろうな。 「仕方ないよ。 冷静でいられなくたって…多分、それが普通の事だから」 「だから……少し安心したんだ、俺」 知人の死に動揺するのは、まったく普通の事だから。 努めて冷静であろうとする事だってきっと正常なのだろうけど、 不安を無理に心の内に押し込めてしまったり、或いは。 すっかり割り切ってしまえる事の方が、何だか恐ろしい。 夢川が取り乱さずに居られたのはきっと、現場を直視していないから。 白間だって、連絡から察するに幾らかの動揺はあっただろう。 栗栖や麻弓であれば──あの光景を客観視する事ができただろうか? 詮無い考えに耽っていても、仕方ない。 だから今は君の方に意識を向けて、これまでのように手を引いて。 きっと少し前を行く二人の後に、ふたり続いて行った。 (55) unforg00 2022/07/08(Fri) 22:27:23 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカこれはその道すがらの事。 すぐ傍を歩く、君だけに聞こえるような声で。 「………ねえ、夏彦…」 ともすれば、聞こえなかった事にもしてしまえるような。 そんな調子になってしまったのは、 きっと自分の中でもまだ少し踏ん切りが付かないからだ。 「……俺、やっぱり皆と一緒に居たいよ」 もう、鳥飼は居ないのに。 向日葵のようなあの笑顔は、もう戻っては来ないのに。 そんな今になってこんな事を言うのは、狡い事だとわかってる。 そうでなくたって、いつかは別れが来るものだから。 きっと、言ったってどうにもならない事だとも、最初から。 けれど到底叶いもしない願望だって、 こうして君達に言えるのは、多分これが最後だから。 (-96) unforg00 2022/07/08(Fri) 22:33:05 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス「とはいえ、殆ど動かしてないから……君が見た状況とさして変わりはないと思うけれど」 曰く、怪しい人影などは見なかった。 麦わら帽子は床に落ちていたが、自分が拾って被せた。 一番現場から近い場所にいたのは司馬である。 来家を伴って空き教室を巡ろうとした際、昇降口で司馬を見つけ──鳥飼の遺体を発見した。 異臭は特にせず、物音も他に聞こえなかった。 「まあ、少なくとも 怪しい 臭いや物音がしなかった、というだけだ。怪しくないそれらは幾らでもあったよ。 隙間風だらけだし、どうしてもね」 語ったのは、発見までの流れと五感を使った情報。 主観が混じっていることも踏まえた上で、要点を伝えた。 ▽ (-98) wazakideath 2022/07/08(Fri) 22:43:26 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス少女は貴方の視線を真っ直ぐに、逸らすことなく受け止めている。 その目は、自信に満ち溢れていて。 その目は、慈愛に満ち溢れていて。 その目は、生気に乏しい。 「見つけてからの話か……。 実を言うと、それを聞きに来たというのもあってさ」 その瞳は、少女そのものだ。 大人の気配など微塵もせず、硝子細工めいて月明かりを僅かに反射する。 まるであのタイムカプセルに入っていた、ビー玉の様に。 指をひとつ、立てる。 「法の下で然るべき裁きを受けてもらう。 ──勿論、可能ならば、という前提があるが」 もうひとつ、立てる。 「犯人を探し出し説得して、内容次第では庇う。 正当防衛とか、何か理由があったのかもしれないからね。 ──しかし、まあ。これは皆の意見次第かな」 提案は二つ。 もしかしたら増えるかもしれないけれど、ひとまずはこれで。 「私が考えているのは、ここら辺かな。 君はどうだい?探偵さん」 (-99) wazakideath 2022/07/08(Fri) 22:44:38 |
【秘】 陽葉 シロマ → 長女 カナイ「……自分のことくらい、好きに呼べば良いのに」 少し口を尖らせる。 せめて血縁の自分の前でくらい、という拗ねた気持ちだろうか。 「じゃあ、ゆっくり下ろすよ」 言葉通り、そっと軋む床に貴方を下ろす。 月明かりを僅かに映した瞳が、貴方の頭上にある。 「落ち着いた? まあ、あんなの見てすぐ落ち着くっていうのも難しいけど」 そんな少女自身は、比較的落ち着いているように見える。 装っているだけかもしれないが。 (-100) wazakideath 2022/07/08(Fri) 22:51:42 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイメッセージに気がついた、いずこかのタイミングで。 急いで返事を綴ろうとした指が、 受話器のマークに、ぺそ。 「あえぁ……」 もしもミナイがこの電話に出たのなら、開口一番はそんな感じ。 (-101) 榛 2022/07/08(Fri) 23:09:53 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「へえ」 相槌。 促す。 受容する。 「何の匂いがしたんだ?」 この二人だからか。或いは相馬栗栖という男がそうなのかは、普段が示すことだけれど。 会話はどこか、必要な手順を飛ばして、その先を描く。 それは相馬栗栖にとって必要ではない手順だと示すように。 ▽ (-102) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 23:12:23 |
【秘】 友達 ネコジマ → 奔放 クリス「うん、知ってる」 大丈夫だ、なんて曖昧で抽象的なものは要らないから。 ほしいものはやさしさなんてものじゃなくて、 きちんと形を成した“事実”というものだから。 だから、猫島はあなたに言ったのだ。 あなたなら、ほしいものをくれると思っていたから。 ほら、現に見つけてもらった。拾い上げてもらった。 猫島 稔という奴は、 あなたからすればあなたのことを過大評価していると言えよう。 けれど、その期待に、憧憬に、あなたが応えなかったこともなかったのだ。 ぽつぽつと話された彼のことは とても今この場で解決できるようなことではなかったから、 一通りの事情の共有が済めば、肝試しに戻ることになっただろう。 慰めの言葉なんてあなたは掛けなかっただろうけど、 やっぱり猫島はそんなものは求めていなかったから。 だから彼は心から安堵して、うれしそうにわらっていたんですよ。 (-103) 66111 2022/07/08(Fri) 23:16:25 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ夢川は、時折『寂しいから』を口実にする事はあるけれど。 それは口実でもあるけれど、本当の事でもある。 結局、寂しがり屋はただ、ひとりきりを放っておけないだけだ。 皆で居るのが一番好きだから。 『俺が迎えに行きたいの』 だからこうして言う事も、本当の事。 『ていうのも嘘じゃないけど』 『稔がそう言うなら、ちゃんと待ってるよ』 君の言葉をちゃんと信じているのも、本当の事。 素直になれなくて、言わない事があって、 時には意地を張っていても、こういった約束を違える事は無いと。 いつだって最後にはちゃんと折れてくれる。そう思っているから。 (-104) unforg00 2022/07/08(Fri) 23:24:36 |
ユメカワは、約束ひとつ。待ってるよ。 (a56) unforg00 2022/07/08(Fri) 23:28:07 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「どうもしないよ」 「そう言うのは他の奴に任せるさ」 「僕は謎を解きに来ただけさ、どういう意図をもってその謎が示されたかをもってね」 その瞳に濁りはない。 あれはそう考える。 彼はそうでもない。 ま、どっちでもいいかな。結局、積み上げられたパーソナリティには違いないからね。 「大体、聞いてるのはそうじゃないことぐらいわかってるだろ、白間」 回りくどい、と言っておきながら。自身が回りくどい聞き方をそこに置いてることなど知ったことではない。 「なにがしたいって聞いてるんだ」 それしかない奴の言葉なんて、やっぱりつまらないから。 「自動人形でももう少しましな答え方するよ」 (-105) chizuaquarii 2022/07/08(Fri) 23:31:29 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『嫌なことでもしたのかい?』 『彼はあまり細かいことは気にしない良い人に見えたけど』 『キミについて聞いたんだ お兄さんについて教えて欲しいって』 『一番傍で見てきた家族からの意見を聞きたかったんだ 合理的だろう? 返事は帰ってこなかったけれどね』 「……」 『キミは 元気 かな内容よりも、ここでの体調が心配だ たったそれだけなんだよボクの用事は』 (-106) toumi_ 2022/07/08(Fri) 23:41:49 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチ「とー……」 トールサイズのキャラメルモカチップクリームフラペチーノが オーダーされていたらしいことはわかった。 「えー、おはようございます裏ニイ。 いや裏ニイの方が驚かしてきましたよ。 こんな何もないところで転がっているんすもん」 「化け猫にフラペチーノを投げて 撃退する夢でも見ていましたか」 聞こえたことを繋げたらそうなった。 そんな適当なことを言いながら、 あなたの具合が大丈夫かを気にしている。 何かまた大きい声が聞こえていたからね。 (-107) 66111 2022/07/09(Sat) 0:02:20 |
【人】 憂愁 ライカ【廊下】 >>55 ユメカワ 五指を揃えて手を繋ごうとして、君の指が開いて。 なんだか友達とも、恋人とも違う、中途半端な繋がり方をした。 「安心……?」 大人っぽく背も伸びて、心に余裕も持ったりして 君の頭を簡単に撫でられるくらいになりたいのに。 全然理想からは程遠くて───それが安心感を与えるのなら、悪くはないか、と、複雑に首を傾げた。 「……僕、は、 深雪が見ちゃわなくて 良かった………と、思った……。」 いつだって、心の隅には君が居る。 言外に、伝わるだろうか。 こんな言い方しか出来ないんだから、伝わらなくても良いや。 ───なんて諦めちゃうから、きっと、こんなことになったんだろうな。 ……ふたりと、ふたり分の足音。 ぎこちない指同士の隙間が、なんだか寂しく感じてしまって ぎゅ、と君の手を強く握るのだった。 (56) osatou 2022/07/09(Sat) 0:03:01 |
【秘】 憂愁 ライカ → かれがれ ユメカワ「……それは、」 ──君の声が、きちんと耳に届く。 聞き逃したことは、一度だってない。 「………どうしようもない、よ。 家の都合、なんでしょ。」 正論ひとつ。 引越し。家庭の事情。友の死。 どうしたって、君の心が決まらなくても、関係のない事柄。覆らない。決定事項。 「僕らでどうにか出来るような 事じゃない、し………。」 それを覆すほどの力は持っていなくて、 強引な愛の言葉を吐くほどの勇気だって持ち合わせてなくて。 出来るのは、訪れる別れの悲しみを 緩和させる為に、本音を押し込めるくらいだ。 だから、この話はこれで終わり。 閑話休題、として。この奇妙な肝試しの話とでも洒落込もうじゃないか。 ▽ (-108) osatou 2022/07/09(Sat) 0:03:38 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ「………でも、」 さて。これは長い長い余談。 僕と君だけの、遠い回り道。 「僕だって…… 皆と、深雪と居たい……よ。」 君の手の甲に、僕の爪先が僅か沈んで。 変わってくれない世界の不条理に、小さく反発して。 「分からないんだ、 何かしたいのに何も浮かばない。 行くなって言ったって、 深雪は行っちゃうんだからさ! ああもう、ほんとに情けないなあ……!」 一度こぼれた言葉は、 ひとつ、ふたつと溢れ出していく。 今が夜の時間でよかった。 弱々しい表情は宵闇に隠されて、月にしかバレないから。 ──ねえ、君を拐う方法を教えてくれやしないか。 (-109) osatou 2022/07/09(Sat) 0:05:35 |
ライカは、ほとり。───カメラのレンズに、ひと雫。 (a57) osatou 2022/07/09(Sat) 0:06:00 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「生きにくそう……それは、俺もそう思うな」 各々を取り巻く事情の、その全てを知っている訳ではないけれど。 ただ、死ぬ理由が無いから生きているだけのような。 そんなふうに見える同年代が身近に多い事は、事実だった。 このまま生き続けていても、 きっと状況が今より良くなるかなんて分の悪い賭けだ。 なら、ここで賭けを降りて、皆で永遠を過ごしたっていいはずだ。 そんなのはきっと、死者の傲慢でしかないのだけど。 「わかった。 もし後から何か事情が変わったら、その時は教えてね」 あなたの笑顔にひとつ頷いて、その後は。 以前の約束通り、控えめな音量で音楽を流したり、聴いたり。 ごくありふれた学校の休み時間のような、束の間の一時。 きっとそんなささやかな時間が、どこかの教室に流れていた。 (*15) unforg00 2022/07/09(Sat) 0:08:34 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『ボクはあの中身が少し不気味なものに見えていたんだ』 『だけど稔くんはどうやらおもちゃのように扱っていただろう?』 『心当たりがないかと思って』 『いや、ボクの目がおかしくなったのかな』 『キミの意見が聞きたいんだ』 誰が正しくて誰がおかしいのか。 はっきりと判断するには隔絶された環境に居すぎてしまった。 少なくとも傍にいた貴方の意見を聞けばすり合わせが出来ると思ったのだろう。 己の感じた 全ての 違和感に。 (-110) toumi_ 2022/07/09(Sat) 0:09:45 |
【置】 友達 ネコジマ猫島 稔という奴は、昔から自分のことを猫島と呼んでいた。 山子さんところのお孫さん。 山子さんところの不出来な娘のお子さん。 山子さんところの──……。 猫島と呼ばれないのが不思議で仕方なかった。 人数が少ない分、距離が近かったし、 土地柄、同じ名字の子どもが結構いるからね。 猫島は……他にはいなかったけれども。 それだからなおのこと主張するように、 彼は自分を猫島だと言っていた。 そうしないと、なんだか自分というものが わからなくなってしまいそうで。 どうにも妙な強迫観念だけれども、 そんなふうに彼が思っていた事実はあって。 自分で言うのとあわせて、猫島は猫島 稔だった。 猫島の母は近々離婚をする。その予定だ。 猫島には戻らないで、山子にまで名字を戻すらしい。 余程のことがなければ、三途からもう出ないだろうしね。 彼が猫島 稔でいたのは十年と半年もいかないくらいで、 寅谷 稔でいたのは三年ぽっちくらいで、 これから先は、きっと死ぬまで山子 稔なのだ。 (L4) 66111 2022/07/09(Sat) 0:21:48 公開: 2022/07/09(Sat) 0:25:00 |
ネコジマは、あの頃とは違う理由で、自分を猫島と言っている。 (a58) 66111 2022/07/09(Sat) 0:22:05 |
ネコジマは、寅谷の時間が好きじゃなかった。裏切られる期待もない。 (a59) 66111 2022/07/09(Sat) 0:22:30 |
ネコジマは、山子の時間が好きになれるかはまだわからない。期待を裏切られるかも。 (a60) 66111 2022/07/09(Sat) 0:22:34 |
ネコジマは、三途での猫島の時間が好きだった。期待を裏切られない。 (a61) 66111 2022/07/09(Sat) 0:22:46 |
ネコジマは、自分が猫島 稔だったと認識している数年間の思い出に縋って生きてきた。耐えてきた。 (a62) 66111 2022/07/09(Sat) 0:22:59 |
ネコジマは、猫島 稔の周りにいた、両手の指の数にも満たないくらいの人たちのことが大好きだ。 (a63) 66111 2022/07/09(Sat) 0:23:18 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* スッパ抜いたか九割方狼やろ(推測)か、君はどっちだ!? 後者だと思う……(007lfyPCは大半が狼ヅラだから) (-111) unforg00 2022/07/09(Sat) 0:49:54 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* よく考えたらこの赤窓会話死体の真横でやってるのか(今更) 言い逃れのできない異常空間……ですね…… (-112) unforg00 2022/07/09(Sat) 1:46:10 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 友達 ネコジマ「いや?夢の中で念仏となえてたんだけどな……」 この男のとってあれは念仏のようなものらしい。 都会慣れしたように見えて根っこが田舎者なのかもしれない。 ただのバカかもしれないが。 「なんか化け猫がいたような……お前か?俺を倒したのは」 倒れる前の記憶があいまいだ。 「大人をからかうもんじゃないぜ……」 年下相手だからと盛大に大人ぶっている。 (-113) kotorigasuki 2022/07/09(Sat) 3:11:35 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカ君の手を握り返せば、きっと半端な形は少しはましになって。 すぐ傍の君に歩幅を合わせ、歩調を合わせ、ゆっくりと。 静かな廊下に、足音が二人分。 少しずつ、いつも通りが戻って来たような気がして。 つまりは自分にとって、いつの間にか。 傍に君が居る事が当たり前になっていたんだろうな。 「……そう。家の都合、どうしようもないこと。」 そんなふたりの間に、どうする事もできない事実がひとつ。 いつだって不条理な現実は唐突で、 自分達が答えを出すのなんか待っててくれやしなくって。 「どうしたって母さんや父さんの事情があって、 姉さん達にだって、向こうでやりたい事があって。 三途を離れたくないからって、俺一人が嫌だって言ったって きっと困らせるだけだって、わかってて」 自分には、尊重されるような事情も、将来の夢も無くて。 ただ皆と離れたくないだけだ。この日々を続けたいだけだ。 きっとそんな子どもじみた願望は、 家族全員の今後の人生に関わる選択に関与できはしない。 現実では、愛と勇気で解決できる事なんて限られていて。 (-114) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:42:28 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカ「…でも、嫌だって。言ってみる事すらできなかったのは。 結局俺の気持ちってその程度だったのかなって…… 俺が、夏彦の事を好きじゃなかったみたいで、わからなくて」 あの日から、わからなくなってしまった。 自分の気持ちも、君の気持ちも、何もかもが。 今までの自分の全てが、ただ君の優しさに甘えているだけの ひどく軽薄で一方的な押し付けだったように思えてしまって。 楽しかったはずの日々も、つまらなくなってしまった。 だからその程度の気持ちでこんな事を言って、 家族も君も、いたずらに困らせてしまうよりは。 どうにもならない本音なんてくだらない言葉で覆ってしまって、 あの日で終わりにしてしまった方がよかったのかもしれなくて。 「だって──本当に好きなら、できたはずなんだ」 ──いったい何が?結局答えは今もわからないままだ。 結局のところ。 あの日、自分が君に、自分に、どんな答えを望んでいたのかなんて。 あの時も、今も、自分でさえわかりやしない。 だから君があの日何も言えなかった事は、 たしかに君のあやまちではなかった筈だ。 (-115) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:44:04 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 憂愁 ライカ漸う歩む足は徐々に速度を落とし、いつしか歩みを止めていて。 行き止まりでこそないけれど、回り道も岐路に差し掛かる。 行く道を迷う事ができるのは、きっとこれが最後。 薄暗い廊下では、先を行く二人の背中もすぐに見えなくなった。 「………それでも、」 片手は君の片手を捕まえたまま。 もう片手に持った明かりを一度手放した。 きっと今は俯いてしまっている君の頬に触れたくて。 顔を上げるのは君がそうしたいと思った時で構わないから、 触れようと伸ばしたこの手だけは拒まれないといいな。 「やっぱり諦められもしないし、諦めたくもないよ。 もしもこれが、……独り善がりな俺の我儘でも」 「夏彦の事が好きだから、離れたくないんだ…」 そうして、叶うならば、もう一度。あの日をやり直そう。 互いにどうにもならない想いで雁字搦めになって、 本音を隠したまま、すれ違ってしまった日の事を。 ここまで随分と遠回りをしてしまったけれど。 勇気を出して、今度こそ君が応えてくれたなら。 あの日をやり直せたら、また君の隣に戻れるはずなんだ。 (-116) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:45:22 |
ユメカワは、今でも、きっとこれからも、君の事が好きだ。 (a65) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:51:34 |
ユメカワは、もしかしたら、その想いが一方的でない事さえ伝えられたなら。 (a66) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:55:19 |
ユメカワは、あの日も、それで十分だったのかもしれない。 (a67) unforg00 2022/07/09(Sat) 3:56:00 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『俺には何かの骨に見えたよ』 それが何の骨かまではぱっと見ではわからなかった。 何も別に、まじまじと見たわけでもないから。 そう、ぱっと見だけでは。 それが真実何であるかまではわからなかった。 『皆が同じものに見えてるかはわからないけど』 『同じに見えていたとしたら 稔が鹿乃姉に渡すのも、鹿乃姉が受け取るのも変な話だし』 片や素直でこそないけれど、そんな悪戯をする質でもない。 片や気弱で、骨なんて手渡された日には吃驚では済まなそうだ。 『正直よくわかってないんだ』 『明日香ちゃんにはどういうふうに見えた?』 よくわからない。返答は意見未満のものに留まる。 何せ君に見えたものが何であるかもあやふやなものだから。 誰の認識が正しく、誰の認識がおかしなものなのか。 夢川は聞いた事と、自分の目に見えるもの以上の事は知らない。 (-117) unforg00 2022/07/09(Sat) 4:38:27 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「あえぁ」 リピートをしてすこしの間をあける。 くすくすと声を出して笑ってしまって。 「突然すぎたか、誰もいないようだね」 「ボクは探険中。保健室探しだ。 ここには、 大怪我した人たち 一番背の小さいキミが、事故に遭ったらたまったものじゃない。 無事なひとことで安心させてくれないかな?」 (-118) toumi_ 2022/07/09(Sat) 10:06:26 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「ぇう」 無理難題が降ってきたみたいな鳴き声。 ぎっ、床に脚を下ろすと、ぺた、と腰骨のあたりに円盤の。 蚊取り線香のホルダーが揺れて、当たる。 「お …おちつい、とんな。……」 「ねーちゃんは……ねーちゃん なんに、だめやなぁ」 「 ま き お の、ことぉ…… 」俯きがちに、上目遣いの瞳が。 野暮ったい前髪と、フードの影を透かして。 「うぅん ん。 ……ありがとなぁ、こずちゃん」 (-119) 榛 2022/07/09(Sat) 11:57:23 |
【秘】 陽炎 シロマ → 奔放 クリス「 ────焼けた肉の臭い。 」この校舎にそんな臭いはしていない筈だ。 恐らく、感じているのは白間梢だけである。 「とは言えずっと感じてるから、現場にだけ漂っていたとは言い難い。 だから、怪しくないと思う。あまりこの件には関係ない筈だ」 少女はそう断言する。 貴方はどうだろう。 ▽ (-120) wazakideath 2022/07/09(Sat) 14:07:49 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリスどうもしない。 謎を解きに来ただけ。 その言葉を聞いて、ああやはりか、と思う。 自動人形は見たことが無いが、悪態であることには違いない。 「私は犯人に対して何もしない。 というよりは、何もできないんだ。 犯人を知っているからね」 大したことでもない風に、少女は犯人について口にする。 しかし、まだ教える気はないと態度が示していた。 「さて、栗栖。回りくどくてすまない。 本題に入ろうか」 教卓からするりと下りて、手を後ろに組む。 ゆったりとした足取りで、貴方が座る椅子の周りを歩き始めた。 小説の後半、探偵が推理を披露する時のように。 「もし犯人を見付けたら。 私は、その 動機を君に明かしてもらいたいんだ 。正直手段とか、その辺りには興味がないんだよ。本人に聞けば良いし」 犯人を見付けるだけなら、それは警察の仕事。 探偵なら、背景まで明かりの下に引き摺り出してもらわなくては。 「君が犯人さえ見付ければ満足なら、話はここまでだけれど」 (-121) wazakideath 2022/07/09(Sat) 14:09:18 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「 ぁあぅ… 」かわいらしい笑い声と重なった、 しゅんしゅん小さくなるときの声。 どこかに立ち止まって話しているらしい。 声以外の音、床が軋む音なんかはたぶん殆ど、しない。 「えぅ。ぅ、ひとり」 「 だ だいじょぉぶ、けが、しいん…」「 んぁ。…… ん んん? 」「ぉ 大怪我した人たち 、て 言ったか」 (-122) 榛 2022/07/09(Sat) 14:50:28 |
【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ>>54(トリカイ見つけたあと)からたぶん、どのくらいか後の話。 空き教室に一度戻ったカナイ。 腰には蚊取り線香のホルダーが吊られている。 これを探しに昇降口に行って、見つけて、帰ってきた。 うらみち、おるかいね。 そう広くはない教室の入り口で、姿をもとめる。 (-123) 榛 2022/07/09(Sat) 15:32:24 |
【秘】 陽葉 シロマ → 長女 カナイ「姉ちゃんだからとか、そういうのは関係ないよ。 私は 慣れてるから 、あんまり驚かなかっただけでさ」それは貴方という個を尊重した上での言葉であるけれど。 歪んだ捉え方をすれば『ねーちゃん』であるカナイは必要ない、という意味にも取れてしまう。 「今ここにいる皆は、カナ姉がお姉ちゃんじゃなかったら縁を切るような子達じゃないだろう?」 まるで最年長であるかのように、少女は諭した。 /* 襲撃予告し〜ちゃお! (-124) wazakideath 2022/07/09(Sat) 17:03:47 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「どいつもこいつも、全く」 大袈裟にため息をつく。 「例えそれが、きみだけが感じていたのだとしてもだ」 相馬栗栖という男は、それを言うことを躊躇しない。 「それは異常だ」 お前は異常であるという事を、別になんでもないことのように断言した。 「何を勘違いしているか分からないけどね」 「きみも容疑者な以上、関係ないわけないだろう?」 勿論、僕もね。なんて言葉は、別に聞こえてなくとも必要のない言葉だ。 ▽ (-125) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 17:50:26 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ相手を見つけるとずかずかと近寄ってきた。 「おい!お前勝手に何処に行ってんだよ!」 気付いたらいなくなっていたのでめちゃくちゃそわそわしたチャラ男だ。 貴方の心配というよりは置いて行くなよといった色が強いかもしれないが。 「あ?なに?蚊取もってきたのか?」 (-126) kotorigasuki 2022/07/09(Sat) 18:12:25 |
ネコジマは、あなたと同じで寂しがり屋だけど、見栄っ張りでもありますから。 (a68) 66111 2022/07/09(Sat) 18:13:56 |
ネコジマは、夢川にスタンプ送信。『( ・´ー・`)』 多分ちゃんと了解しました、これは。 (a69) 66111 2022/07/09(Sat) 18:15:25 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「そう、大怪我した人たち」 「痛そうで、ずっと治らない傷をもった人たち」 「連絡を見なかったかい? みつかった、彼、動かなくなっていたみたいだからね」 悲しそうに、慈しむように、丁寧に言う薬袋の表現は あまり死という言葉を使いたく無さそうな気配を感じさせた。 (-127) toumi_ 2022/07/09(Sat) 18:34:52 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『同じように骨にみえた 遺骨というには大きくて、違和感がある』 『戦時中の物かな 貴重な物かも知れないから触るのも取っていくのも考えたんだ』 『だけど、稔くんはあんなに平然とみていて キミもなんだか普通そうだから ボクが幻覚を見始めたんじゃないかと疑った』 ・・・・ 暫く、何かを打とうとしている時間があった。 書いては消して、書いては消して。 『ごめん、少し嘘 同じ物が見えていると信じてなかった かな何が見えているのか知りたかったのは本当 直接彼に聞くしか無いみたいだ』 (-128) toumi_ 2022/07/09(Sat) 18:40:30 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチ「猫島が裏ニイのこと倒せるわけないじゃん」 「大きくなったのに弱体化したっつーなら別すけど、 そうじゃないでしょう?」 猫島は年下の自覚があり、そして友達みんなへの印象は 昔に抱いたものと大きく変わらない。 きっと昔から背伸びをしがちだったあなたの態度をそのまま受け取って、 すげーにいちゃんの扱いをしていただろう。 けど白間や永瀬には倒されると思っている。 「こずネエと麻弓ネエは外のはずだから……牧ニイすかね?」 猫島は幽霊が出たとも、 あなたが猫に負けているとも思っていない。 だからあなたを倒した誰かの可能性として、 考えられるのは彼くらいだった。 ──これはまだ、無残な姿の彼が見つかる前のこと。 「んー……くるしいくるしいのところがあったら 明日香ネエのとこに行くんですよ?」 結局猫島は見ただけでは具合はわからなかったから、 自己判断に任せることにした。 (-129) 66111 2022/07/09(Sat) 18:44:52 |
ユメカワは、スタンプで返信。👍。 (a70) unforg00 2022/07/09(Sat) 18:50:41 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「とんだ茶番だと言ってやってもいいんだけど」 そう見せている以上ぼやく資格もないのだけれど。 「何でもできると思ってるのかい、僕が」 ただの事実など、スパイスに過ぎないのだ。 犯人が犯人である、それはただの事実。 それは香りづけになろうと、主食にはなりえない。 「解明してやろうじゃないか」 周りに漂うきみの姿へ視線をやるわけでもなく、ただ。 ただ、そこにあったはずのきみの目を見ている。 「まずはきみからと行こうか」 「なぁ、白間?」 どこまでも回りくどいこの女は、きっと答えを言うまでそれを曝け出すことはない。 ▽ (-130) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 18:55:33 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ/* マ?? わ〜〜い、気合い入れて襲撃されるぞ 「そぉやろ」 諭されるや否や、同調する。 そんなの、考えるまでもなくその通りだ。頷く。 皆がいい子だなんてのは、カナイねーちゃんがよく知ってる。 「けどな……ぼくは、ねーちゃんなんだ」 昔っから迷惑ばっかのぼくが、言えることじゃないんけどな。 目の前の 気丈に振る舞う子 だってまだ17歳で、1学年ぶん下の高校生で、腕だってあんなに細いんだ。 「ぃ 、いくら慣れてるからって、きみが―――」 ▽ (-132) 榛 2022/07/09(Sat) 18:59:16 |
【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ『したねー、随分と』 『普通の人さ、あいつは。普通で、平凡で、悪くない』 『だから厭なことがあったら嫌だと思う』 『つまらないぐらいにね』 『だから、いやだったんじゃない? きみの質問が』 『元気さ。何も気になるところもない』 『きみの方こそ、どうだ?』 (-133) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 18:59:54 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマ「きみは相変わらずだな」 約束は履行されて、新しい約束がある。 守ったという事実だけが残されて、新しい事実は更新されるかすらわからない。 だから知られているのだ。 それを真実にしようとする姿がそこにあることを。 「じゃあ」 相馬栗栖は悪魔にはなれなかった。 良く知られていた。 よくわかられていた。 未知の生き物は、そこには。いなかった。 「またな」 猫が好きだった。 (-134) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 19:08:31 |
陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 wazakideath 2022/07/09(Sat) 19:09:02 |
陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 wazakideath 2022/07/09(Sat) 19:09:37 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ『私は 慣れてるから 、あんまり驚かなかっただけでさ』 ………… 「 ん ぇ?」バヂ、と脳裏に火花が散らばった。 「おろぉか、」 もつれる舌に構わず、思考が垂れ流されていく。 こういうとこもだめなんだ。ぼくって奴は。 「ぉ 驚かなかった て 」何に? 「 こず ちゃ、 きみ」「死んだ人に 慣れてる。」 のか? 間抜け面が、月光をかすかに纏うきみを見る。 (-135) 榛 2022/07/09(Sat) 19:13:31 |
【独】 友達 ネコジマ/* おっピアノだ。猫島もその内音楽室でねこふんじゃった弾きたいんですよね。先を越されたな……(?) そうだよね調律されていないから音が変になるよねわかる〜〜(そんな文章を書いていた (-136) 66111 2022/07/09(Sat) 19:18:16 |
【独】 友達 ネコジマ/* たぶんマユミ>>>シロマ>ウラミチ=トリカイ(他不参加 通知欄で書いたやつ。誰か何かをまだ自発的に倒しそうな印象の人々。そうですぱわーです(勢いを含めて クリスやユメカワやライカは弱いわけではないけど、戦略として自分のぱわーで押し切るのってあんまりしないじゃないですか(? みないかないはかわいいね。 (-137) 66111 2022/07/09(Sat) 19:29:31 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス空想の生き物。それが現実に成り下がったとき。 それでもそれを掴めない時。身近にいるのに、それが何も分からない者。 そんな物語。 『悪魔も大変なものですね』 ……果たしてそんなもの存在するのだろうか。 少女は想像がつかない。いつだって考えるより体が動いて、思考の海を泳ぐことはあまりしてこなかったから。 『拙は』 言えよと促されれば、幾ばくかの空白を置いて少しずつ文章が貴方の元に飛んでくる。 『悪魔がもしいたのなら』 『縁が欲しいですってお願いします』 『絶対に切れないような縁が』 入力中。入力中。入力中。 『手に入れることが酷く難しいものを』 『いるかも分からない存在に願うことは』 『愚かでしょうか』 (-138) もちぱい 2022/07/09(Sat) 19:41:49 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ 『ふふん。どうかこれからも拙の保健室でいてくださいね』 転んでできた傷なら仕方がない、と。傷に関してはそれだけを述べて。 「当然。明日香が嫌じゃない限り、何度だって来ますとも。だから安心してくださいな」 「怪我を診てくれるのも頼もしいです。拙はあちこち動き回らないと落ち着きませんから、生傷が絶えないもので!」 可愛らしいわがままにも勝気な笑みを浮かべて全力で答える。 少女は約束通り、それからも貴方の元へ何度も足を運んだことだろう。話した通り傷を見せに来たり、テスト勉強が嫌だと逃げに来たり。 なんてことない静かな戯れの時間。少女にとってそんな時間もまた、心安らぐものとして大切だったのだ。 (-139) もちぱい 2022/07/09(Sat) 19:58:13 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ……ところ変わって現在。 「そうみたいですね。梢はあのような冗談を言う質ではありませんし、本当に牧夫は死んでしまったのでしょう」 ぺた。ぺた。軽い靴の音に続くようにもう一人分足音が鳴る。 「ありますよ。お葬式で棺の中にいる婆さまを見たことありますし……お葬式で以外でも。同じ弓道部の子のものを見たことがあります」 少女はさほど変わりない様子で探検を共にしている。 流石に手放しではしゃぐほどの元気は、少しだけなりを潜めてしまったが。 「明日香はありますか?遺体を見たこと。 …………お葬式以外で」 (-140) もちぱい 2022/07/09(Sat) 19:59:10 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 友達 ネコジマ「アイツかよ!やってくれたな……!」 猫島が推理した名前をあげられればそうだったような気がしてきた。 記憶力もちょろい男である。 「あ〜〜そうだな…こんなとこにいてもあれだし お前も一緒に向こうに戻るか?」 兄貴面をして頭の頂点をぽむぽむと軽く叩くように撫でる。 (-141) kotorigasuki 2022/07/09(Sat) 20:02:08 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ君がどこか言葉を選んでいるような、暫しの間。 対する夢川からの返信には、そんな逡巡の間は存在しない。 他愛無い日常のやり取りのように、至って普通のテンポで。 『空襲で焼けた人の骨らしくてさ』 『だからそっとしておいてあげた方がいいと思うんだ』 『明日香ちゃんの言う通り、ちゃんと元に戻してあげないとね』 『なんで見え方が違ったのかは、やっぱりわからないけど』 返るメッセージは、まるで誰かに聞いたような口振りで。 やはりこの奇妙な出来事の真相解明に関して言えば、 努力を苦手とする君の友達は何ら役に立ちそうにはない。 『もしかしたら』 『稔達の方が、普通なのかもね』 『なんてね』 だからこれも、真相なんて定かではないもしもの話。 そう片付けて、覚えた違和感にみないふりをする事だって選択肢の一つ。 (-142) unforg00 2022/07/09(Sat) 20:08:52 |
【置】 元弓道 マユミ ────追想。 「ああ、深雪ですか」 来年高校に入ってくる年下の友達。自分と違って可愛くって落ち着いていて、でも実は結構行動力がある。そんな、お友達。 彼の姿を捉えた時の少女はどこかそわそわ。きりりとした柳眉もほんの少し困ったように歪んでいる。 「ちょっと部活で色々あって。忙しくなっちゃったんです」 「先生を呼んできてもらえますか?誰でも構いませんので」 もっと上手に誤魔化せたら良かったのだけど、自分にそんな器量など無い。 いかにも何か起きています、といった空気を和らげることも叶わないまま、どこか切迫した雰囲気を纏いながら夢色の彼を遠ざけることしか出来なかった。 (L5) もちぱい 2022/07/09(Sat) 20:32:36 公開: 2022/07/09(Sat) 20:35:00 |
【人】 元弓道 マユミ>>a52 にゃんこ 「む。貴方は……稔のお友達の猫ですね」 なんかおるー、くらいの能天気さで足元うろうろしてくる可愛いいきもの。 不可思議な事が起きていると混乱しかけていた脳が一瞬柔らかくなった。無意識のうちに緊張していた体も少し落ち着いた気がする。 内心「猫や、ありがとうございます」とお礼を述べつつ中腰になって猫を見やる。 「探検終わって満足したら、稔のとこに戻るのですよ」 無理に捕まえるのは気ままに生きる猫にたいしてよろしくないかもしれない。そう判断した少女はそれだけ声をかけて、学校へと戻っていった。 少女は彼が猫を探していないことを知らないのだ。 (57) もちぱい 2022/07/09(Sat) 20:48:07 |
【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ「 ぁえ、 ぇぅ…」詰められて、たじたじ。 でもちょっと嬉しそうな顔をした。 (すぐ顔に出るので、全然こっそりとかではない。) 「ん… ぁ、んむ。げんかん置いちょった」 カナイは結構……というか案の定。よく、ものを置き忘れる。 (-143) 榛 2022/07/09(Sat) 20:53:59 |
【神】 元弓道 マユミ『そうです。坂を下って学校を出た筈なのに、気付けば学校の前に戻っているのです』 素直に起きたことを報告した。難しいことを考えるより先に、事実を先に共有するべきだと少女は学んでいた。 『明日香の言う通り探検の約束がありましたし、彼女と合流して帰ってきますよ』 『明日香はしっかりしているし怪我をしても診てくれますから、心配ご無用です』 てしてし。さらに入力。 困ったような空気は既に霧散した。少なくとも、二年前高校で遺体を見たときよりもずっとずっと心は凪いでいた。 『だから梢、安心してくださいね』 連投速度から何かを感じ取ったのかそうでないのか、きっと誰にも判断はつかないだろうが。それでも、少女はそんな文章を最後に添えたのだった。 (G18) もちぱい 2022/07/09(Sat) 20:56:54 |
【神】 元弓道 マユミ『連絡も難しい、外に出るのも何故かできない』 『そうなれば話は変わってくるでしょうか』 考えることは得意じゃない。 うんうん唸って、文章を書いたり消したり時間をかけたのち送信していく。 『明日香と動いているうちに、何か欲しいものがあれば取ってきます。 自衛するための武器だとか、ゆっくり横になるのに使えそうなシーツとか……は、ばっちそうで少し難しいかもしれませんが』 (G19) もちぱい 2022/07/09(Sat) 21:04:27 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「ぁ。ぅ、 …… 見た。 」きみの忌避(かもしれないそれ)に気づけなかったことを、 申し訳なくとか、恥ずかしく思う。 「た」 躊躇いがちに、恐る恐る。 選ぶほどの言葉を持たないから、只、たどたどしく。 「 た たち。 て、 」「 ……まきおだけじゃ のぉて? 」 (-144) 榛 2022/07/09(Sat) 21:06:34 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『きみの真似をしてやるよ』 『きみにとっての悪魔とはなんだ』 相馬栗栖が考える悪魔に願うような事じゃない、そうだろう? 願いなんて叶えてくれるかさえも分からないのだから。 『本当に欲しいのか、きみ』 『それがあると信じてみたいだけじゃないのか?』 (-145) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 21:25:32 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 心ここにあらず。液晶を眺めながら最寄り駅のホームで電車を待つ。 どうしようもなく気が重くて、時間が随分長く感じた。 引っ越し先の周りまで出掛けよう。姉との待ち合わせの日だった。 だから、ちゃんと笑っていられるかわからなくて。 どうにもならない事なのだから、それを受け入れるしかないのに。 いつまで経っても気持ちがついて来る事なんて無くて、 だから楽しげに引っ越した後の事を話す家族に 上手く調子を合わせられもしない。それが余計に息苦しい。 先の事なんて、考えても憂鬱なばかりだ。 何もかもが全て、変わらずにいられたならよかったのに。 大切な時間を切り取った写真のように。 不意に聞き慣れた発着音が聴こえて、ふと顔を上げた。 何処か物寂しさを感じさせる『きらきら星』。 ああ、いきたくないな。 (L6) unforg00 2022/07/09(Sat) 21:34:45 公開: 2022/07/09(Sat) 21:50:00 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス「……異常か。 君が言うのなら、そうなんだろうな」 貴方がその言葉に、蔑みや畏れ──何らかの感情を込めているとは思わない。 だから不快に思うでもなく、事実として受け入れる。 漂っていた足を止めた。 視線は合わない。 「何でもできる、とまでは思ってないけど。 試みてくれそうだとは思っているんだ」 何もせずに諦めるなんてこと、君はしないだろう? ▽ (-146) wazakideath 2022/07/09(Sat) 21:35:51 |
【秘】 陽炎 シロマ → 奔放 クリスつい先程、向けたばかりの言葉が返って来るのを聞いた。 分の悪い賭けだ。 きっと君は、私の思う通りになってくれない。そんな予想はしている。 けれども、 「 ────ああ、期待しているよ! 」嬉しいと思ったから。 子供らしく、少女のように笑身を溢した。 「……この校舎に眠る全ての謎を解く≠ニ言ったんだ。 よろしく頼むよ?」 唇は静かに弧を描き、ピントが外れたように輪郭が滲んで──── ───ゆらり、少女の影が消えていく。 (-147) wazakideath 2022/07/09(Sat) 21:37:05 |
ユメカワは、皆と居る日々が好きだった。なんでもない日々がよかった。 (a71) unforg00 2022/07/09(Sat) 21:43:14 |
ユメカワは、変わらずにいたかった。叶うなら、いつまでも。 (a72) unforg00 2022/07/09(Sat) 21:43:46 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス「ピャ」 どこぞで遭遇したカナイの第一声。 懲りもせず、ひとりでうろついてたらしい。ビビりの癖に。 (-149) 榛 2022/07/09(Sat) 22:00:52 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「嬉しそうにするな」 ぼやくように呟いた。何が嬉しいのかさっぱりだ。 ──それに理解を深めるべく、動くのだ。 結局、不出来な模倣でしかないのだろう。 あれのようには必要な物だけ以外打ち払う事が出来ない。 結末として、こうなるのもまぁ当然だったのだろうが。 それを打ち切る機能は自身には搭載されていない。 「美談にはなりやしないのだろうから」 「僕の何を知ってるっていうんだ、あいつは」 投げかけるわけでもなく、呟いて。 なぞがそこにあるから。 立ち上がって、歩き出した。 「暴いてやるよ、白間」 相馬栗栖という男はきっと。 探偵には向いていない。 (-150) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 22:13:26 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「あるよ」 まるでこれが言いたかったかのように、否。 伝えたかったかのように。だって、お友達だから、さ。 「麻弓くんは、びっくりしたかな、怖かった? それとも悲しいと思った? ボクは、とても残念だと思った」 怪我が治らないから、と付け足して。 ぺたり、ぺたりと足音を並べ続ける。 「彼が、とかじゃなくて。 生きて居ることを止めてしまったことが悲しい。 だからどんな人が大怪我をしてもボクはきっと悲しいよ」 「―――これ以上増えないで欲しいなあ。 このままじゃ保健室のベッド足りなりそうだからさ」 (-152) toumi_ 2022/07/09(Sat) 22:17:03 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリスよく知った同級生の声に、ぺとぺと近づいてきた。 「 んぁ。…そ、 そぉまだぁ」「ねーちゃんは でんき、さがしとぉ」 無くしてしもた、と言うそれは、 最初らへん (>>1:58 らへん) に落としたマグライトのこと。「そぉまは、なにしとんの」 (-153) 榛 2022/07/09(Sat) 22:23:13 |
【秘】 奔放 クリス → 長女 カナイ「なんだ、つまり迷子か」 合流すればいいだろ、とは態々言わない。 マグライトに思い入れがあるわけでもなし。 「推理。頼まれたから」 「考え中だ」 (-154) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 22:27:29 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス迷子。あながち外れでもない。 この廊下はきっと落としたのと別の廊下なので。 「ぇぅ」 ので、図星です!みたいな鳴き声をあげて。 (きみと話すといつもいつも鳴いているともされています。) 「推理」 「どんな」 「 しゅ す シュヒぎむ、か? 」 (-155) 榛 2022/07/09(Sat) 22:36:20 |
【秘】 奔放 クリス → 長女 カナイ「戻れないのか? いいだろ、別にマグライトで怒る奴はいないよ」 怖がりの癖に変な行動力だけあるそいつを珍獣を見るかのような目つきで見やり。 躊躇はない。誰に対してもこうだ。 いつもの続きかのように言葉を吐く。 「鳥飼が僕らの中の誰に殺されたかの推理」 (-156) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 22:41:53 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス「 ん …んぅ」中途半端な首肯は否定と同義の、けど、 言い切られた『いない』に逆らって主張するほどでもない。 「だ だれに …… て。」探偵さんは、誰かに殺されたのだと断定しているらしい。 カナイは、賢いきみが言うんならそうなんだろなと、思うわけで。 「……ぁ。ぁう…」「…… ぁあ、 あ 」▽ (-157) 榛 2022/07/09(Sat) 23:10:56 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス「あ、ぁぁ あぶない 、だろ…!」「なにが……と、 んぅ ……んん、と、 『鳥飼が僕らの中の誰に殺されたかの推理』だ、よ」「す しゅ すひ しゅぃ…ギム。 だ、大事にしろ 」だばだば喋って、よっぽど流暢に畳みかけて。 ぼたぼた汗をかきながら、 わし、と栗栖の二の腕あたりを掴んで見上げている。 「ぼ、」 「ぼくだったらどうすんだ きみ…」 (-158) 榛 2022/07/09(Sat) 23:18:21 |
【秘】 奔放 クリス → 長女 カナイ「あのさあ、違うなら違うって言いなよ」 「僕だって全部合ってるとは思ってないんだからさ」 そんな言葉を吐きながら、目を細めた。 吐息をこぼす。へえ。とでも。 「 そういう 反応するんだ」▽ (-159) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 23:23:20 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス『他者を今歩んでいる道から踏み外させるよう唆す存在』 そう定義して、はたと。送信して何度か瞬きを繰り返した。 それってもしかしたらかつての自分も該当するんじゃないかと。 今は関係のないことだったので、かぶりを振って気を取り直して話を続ける。 『探偵らしいですね、栗栖。勘がよろしい』 『だって手に入るわけないじゃないですか』 『何も考えず無邪気に皆で遊びたい』 『……大人になってからも会えるだろう、とか そういう野暮なものも要りません。 大人になったら拙達は今より沢山縛られるでしょう』 『栗栖だって、もうすぐ受験だの卒業だのあるでしょう。 拙達はもう高校三年生なのですから』 『異なる道を行く未来のことなど考えず』 『こうして一緒にいられる皆との縁が、 ずっとずっと変わらない縁が、 欲しくて仕方がないんです』 『そんなもの、』 拙にだって分かりますよ。ある筈ないって。 「……」 指の動きが、若干もたついた。 『悪魔くらいにしか、叶えてもらえないじゃないですか』 (-160) もちぱい 2022/07/09(Sat) 23:27:40 |
【秘】 奔放 クリス → 長女 カナイ“いる”を前提に話した。 それが意味するものに、興味を示しながら。 吐息に微笑みを乗せながら。笑って、返す。 「きみじゃないからね」 まぁ。仮に君だったとしても、変わりはしないが。なんて言葉は言わない。 「僕の言葉の方を信じられるんだ、きみは」 彼らより。 それはどこか、 見上げられたその視線に、打ち払うわけでもなく。 ただ、見下ろして。 「なんで? 信じてあげないの? 彼ら」 (-161) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 23:29:45 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『なんだ喧嘩でもしているのか』 『厭なことをしたなら謝るんだよ』 『つまらないことは罪ではない』 聞こえない声を漏らす。 『 』 『なんにせよ お眼鏡にかなわなかったようで、残念だ』 『ボクの体調はいいよ。だけど具合が悪い人たちが多くてさ』 『――』 『なんだか、悲しいというか、寂しいよ。 一緒に遊びに来たのに、暗い気分で。キミもそう思わない?』 (-162) toumi_ 2022/07/09(Sat) 23:47:59 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「ありましたか。じゃあ拙とおそろっちと言うやつですね」 最近の(?)言葉を引っ張り仲間であることを述べた。 「拙は……悲しかったとか怖かった、はあまり無くて。 ずっとどうしたらよかったんだろうって驚きと戸惑いに溢れていたような気がします」 遺体を見つけてからの対応も。 彼女が生きることをやめてしまうまでの流れも。 「……牧夫が自殺するような子には見えませんから、誰かに殺されたか不幸な事故があったか……或いはまさかの恐ろしい心霊現象か何かに襲われたか、なんでしょうけど。何にせよもう死者も怪我人も出したくないものですね」 一緒に過ごしてきた友達がこんな形でいなくなるのは、あまりに悲しいことだから。 「確かに死んだら怪我が治りませんね。 明日香。やはりどんな人であれ、生きることをやめてしまうのはよくないことですか?」 (-163) もちぱい 2022/07/09(Sat) 23:53:15 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『なんだ』 『今が欲しいだけか』 『それとも今しかないだけ?』 そこに込められた感情は、別になんでもない。 なんでもない言葉は、なんでもないように記される。 そこには哀れみも、嘲笑も、怒りも、寂しさも、なにもない。 ただ、そうだと思っただけを記すように淡々と、タイムラグを生まずに帰される。 『結構臆病だったんだな、永瀬』 『リアリストって言ったの訂正しよう』 『叶ったとしても、満足しないくせに』 (-164) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 23:53:32 |
【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ『知ってるよ』 『罰されるべきは僕だろう』 そうなるはずだったんだけど。おかしい。おかしくはなくて。 うまくいかないものだ。 『結局』 『きみたちどういう関係なの?』 なんて、答えのいらない質問をそこに置いた。 『そうかな』 『発露しちゃっただけに見えるけどね』 『普段から抱えてた奴が。切欠に』 『まぁ、なにもこんなところでやんなくてもいいだろう、なんて思うけどさ』 (-165) chizuaquarii 2022/07/09(Sat) 23:58:19 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス『今しか無い、といえばいいのでしょうか』 『大人になった拙達の時間はあまり欲しくありませんもの。 だって皆、多かれ少なかれ大人になってやらなきゃいけないことに縛られるでしょうから』 こちらも淡々と返していく。……文面だけは。 足首が水に浸かっているように、少しずつ内側が冷えていくのを感じながらも知らないふりをして指を動かし続ける。 『知りませんでしたか?栗栖。 拙は臆病者ですよ。ずっとずっと、ずぅっと前から皆とこの時間に留まっていたいのですから』 最後の文面を目で追いかけて、ぴたりと指が止まった。 入力中。きっと、貴方の画面に表示されているそれは幾ばくか残り続けて。少女が思考をしていることを代わりに示していた。 『満足しないのでしょうか。ああいえ、これは否定したいとかそういう訳ではなく。 手に入らないものが手に入った時の気持ちが想像できないから尋ねたのです』 『じゃあ拙は、今にしがみつきたい人間は、どうしたら満足するのでしょう』 (-166) もちぱい 2022/07/10(Sun) 0:02:15 |
【秘】 陽炎 シロマ → 長女 カナイ「……ん、変なこと言ったかな」 心配そうに貴方の顔を覗き込む。 その様子は、生徒を助けようと席へやって来る教師の姿を彷彿とさせる。 白間梢はいつも通りだ。 いつから? 白間梢は昔からこんな子供だった。 どんな? 正月に親戚で集まった時だって、隅に座る貴方の隣にいたのは決まって彼女だった。 本当に? 「……それに、先生になるならさ。 何事にも動じず構えてなきゃいけないだろう?」 嬉々として語り出すのは、時代遅れも甚だしい教師像。 そもそも。 彼女は、進学を諦めた筈である。 奨学金という手段もありながら、少しでも早く家を出たいからと。 数年間の通学が保証される家庭ではないからと。 そう小さく溢した、いつかの帰り道。 ────空は、どんな色をしていただろう。 (-167) wazakideath 2022/07/10(Sun) 0:02:54 |
【人】 元弓道 マユミ>>白間 『梢』 それは遊びに来た友人の一人が死んだと、連絡を受けて暫くした後。 『貴方、少しは休みましたか?』 『正直に申告するように。嘘ついたらくすぐり40分の刑です』 自分と探索したり仲間の遺体発見したり。色々な事が起きているだろうが、周りに人がいる限りあの少女は毅然とした態度を取り続けているだろうから。 グループラインではなく個人宛のメッセージでそのような文章を送る。 (58) もちぱい 2022/07/10(Sun) 0:14:34 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『どうしたって満足しないと思うよ、きみはね』 満足することはないとそこに置く。 『今しかないのに、その今は変化していく』 『その曖昧な今という範囲をきみは好きなんだろ』 『変化しないわけないじゃん、今だって』 『どっかで飽きるよ、きみだって』 『そんでまた新しい今を欲しがる』 『好きな今を。楽しい今を』 『或いは、悪魔がいたとして』 『満足したという事実を忘れてまた今を繰り返す』 『別に、態々いう事でもないでしょ、こんなこと』 『僕は変わらないよ、とでもいえばきみは信じるか?』 なんてね、なんてその言葉は所詮、文面にはならない。 (-168) chizuaquarii 2022/07/10(Sun) 0:15:45 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス「………そりゃ。ぼくじゃない、けど」 けど、危ないって言ってるだろ。 「し 信じ …… んぁ 」もどかしさに、臍を噛む。 だめなカナイに、何かを聞く奴なんてあんまりいないから。 だめなカナイがそれでも伝えたいことなんて滅多とないから。 言葉を探す羽目になる。 ぼくはそういうのも、うまくできないってのに。 ▽ (-169) 榛 2022/07/10(Sun) 0:28:56 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス「そぉまは、」 「し、信じて るんだろ。 ぁう、ぉ ぼくらの中にいる …って」掴んだ腕に力を込める。 長袖の先から覗く指先は多少、冷えて。 「 だ 「ぼくも、 ねーちゃん …も、そう!そうしたい って、ぃ 言ってんだ」 「 ち、 違う。 から、な…」カナイの脳裏に矛盾はない。 不出来な回路に、ハナから整合性なんてものはない。 「 みんなを し 信じたい ……からってき ぃみのこと 信じちゃ、いけないこと。」「な ないだろ…! 薄暗い廊下で、月の明かりを仄かにうつして。 暗色のフードと野暮ったい前髪を透かした瞳が、真っ直ぐ。 (-170) 榛 2022/07/10(Sun) 0:30:11 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ「なんでんな嬉しそうな顔してんの? お前そんな蚊に刺される体質だっけ?」 じろじろとあまり出ていない肌の部分を無遠慮に見た。 「お前一人でうろうろすっと逆にアブねぇだろ。 忘れ物したならラインで誰かにたのんどけよ」 間が抜けていてふらふらしている相手の事も心配だが、自分の身の危険的な意味も含まれている。 「オラ、もうおとなしく座ってろ」 軽く肩を叩いて適当壁にもたれるようにして窓際に座った。 (-171) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 0:40:02 |
【秘】 奔放 クリス → 長女 カナイ「じゃあみんなのこと疑えるか?」 「みんなを信じるなら、僕を疑えるか?」 至極簡単な、至極単純な、過程に合理性はなくとも。 結果を出すならばつじつま合わせをしなくてはいけない。 「わがままだな、司馬は」 慎ましやかにその奥に隠されてきた強欲なそれが表にでも出たのだろうか。分からない。 「別に、それでいいよ」 「でも少し考えてみて」 「ねえ、司馬」 「今まで手に入らなかったものでも、あった?」 (-172) chizuaquarii 2022/07/10(Sun) 0:45:27 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 元弓道 マユミ鳥飼が発見され、一騒動起きた後のどこかの時間。 ぴろん。いくつかの通知音。 『ねえ、麻弓ちゃん』 『あの日もこんな感じだったね』 君のいつも通りが崩れ去ってしまった日の事。 結局、自分はその光景を直視してはいなくて。 皆が忙しなく行動しているのを遠目に見て、 そうして後になって、間接的に起きた事を知って。 自分達にできる事なんてたかが知れていて、から回る。 本当に、今も昔も変わらない。 『なんていうかさ』 『どうしてこうなっちゃうんだろうね?』 日常が崩れる瞬間は、いつだって唐突だ。 (-173) unforg00 2022/07/10(Sun) 0:45:33 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス『拙は』 何か言おうとして、先んじて送信したものではあったが。続けて文章が送られてくることなどなく。 貴方から受け取った文面を何度も目で追いかけて撫ぜる。 何度も何度も何度も何度も。 そんなもの、実際手にしてみなければ分からないだろう。そう何も考えずありふれた言葉で返すのは容易い。 けれど物事をあまり見つめることがなく、刹那の感情のままに動くことが多かった自分ではなく己の数倍も広い視野を持ち何かを考えている貴方の言葉を、是としたかった。 さて、それは信頼なのか、狂信なのか。 『永遠も、不変も。人の身には余るものなのでしょうか』 『ああ、いえ。違う』 『拙が、真にそれらを望んでいないだけなのでしょうね』 飽きて、新しいものを欲しがるのなら。 貴方の言葉を是とするならば、つまり自分は人の身に余るであろうそれらを本当に望んでいるわけじゃあないのだろう。 『……ありがとうございました、栗栖。拙は、拙のことがまたちょっとだけ分かった気がします』 "どうしたらいいのか"は分からなくなってしまったけれど。 それは、文章にしなかった。 (-174) もちぱい 2022/07/10(Sun) 1:07:19 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ君の口から紡がれる言葉を、静かな廊下で聞いていた。 言葉が──想いが。しとしと心に降り積もっていく。 子供一人じゃどうにもならない事は、 二人になったってどうしようもない。 だから諦めた。目を逸らした。 ───ばかだなあ、僕たちって。 最初から、素直に言えば良かったのに──なんて、今更。足がすくんだのは、言葉が喉につかえたのは、自分のくせに。 「……ぼく、僕は……、」 愛だなんて、目に見えない不確かなものしかこの手に無くて。 どうしようもない現実を、 何も出来ない無力さを沈黙の言い訳にして、ずっと逃げてきた。 ……だから、言わないと。 今、君に伝えないと、きっと一生後悔してしまう! 「本当に好き──とか、この気持ちを証明できるものは無いけど ……深雪をいちばん好きなのは、僕だ。」 僕たちの過ちを、しがらみを、解いていこう。 あの日の続きを、紡いでいこう。 ▽ (-175) osatou 2022/07/10(Sun) 1:12:32 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ二人分の足音が遠ざかって、 二人分の足音が止まった。 ほのかな光が手放されたかと思えば 優しい君の温度が頬を撫ぜる。 それに摺り寄って、ゆっくりと顔を上げれば──── ▽ (-176) osatou 2022/07/10(Sun) 1:13:36 |
ライカは、君の手の甲に、手のひらを添えて。 (a73) osatou 2022/07/10(Sun) 1:14:20 |
ライカは、背伸びをして、口付けをひとつ。 (a74) osatou 2022/07/10(Sun) 1:14:43 |
【秘】 愛執 ライカ → かれがれ ユメカワ「……ワガママ、僕も言う。 深雪が好きだから、 離れたくないよ、ずうっと側に居たい……!」 他人の都合なんて考えずに ただ己の欲を吐露して醜く泣き喚く姿は、 情けないなんて言葉じゃ足りないくらい格好悪くて。 「僕だけ見て、僕の隣で笑ってよ、 嫌なら嫌って言ってよ……ッ どこにも行かないでよ………!」 尊重されるような事情がなくても、 将来の夢がなくても、 誰かの人生を踏み躙ったとしても。 それでも、君と育む愛だけが欲しい。 ……願わくば、そんな未来を。 (-177) osatou 2022/07/10(Sun) 1:15:49 |
【秘】 元弓道 マユミ → かれがれ ユメカワ『はい。あの日も、こんな感じでした』 地続きだと思っていた平凡な日常が、いきなりぐちゃぐちゃになったのは。 『何故でしょうね。頭のいい梢や栗栖だったら答えてくれるのでしょうか』 『でも、永遠や不変は人の身に余る願いだという事は、最近拙も覚えました』 一定の間隔で、てしてしと文章が貴方の元に送られてくる。 『或いは』 『唐突に見えるのは拙達の視点からだから、であって』 『見えないところで積み重ねなどがあって、なるべくしてなった……ということも考えられますが』 『どの道預かり知らないところで起きてしまえば、拙達にとっては唐突な出来事です』 (-178) もちぱい 2022/07/10(Sun) 1:17:43 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『あのさあ』 己に対する失望なら好きにすればいい。 己が語った、 悪魔 かのように。しかし、そうであるはずならば気にも留めないはずの。 彼女の自分に対する失望はつまらないと、そう思っている。 自分の言葉が事実かとは思わない。 ただ、自分が見ている真実がそれなだけだ。 だから、それを覆すものがあっても、 それはきっと、悪くない。 『自分を落とし込める場所を探して、納得してるなよ』 臆病者であるきみが、“今”を望み、諦めることすら忘れてるなら。 すでに事態は動いているだろうに。 屁理屈かな? さてね。 『気が向いたときにでも、その分かってる自分でも話してくれ』 勝手に終わらせなどさせてやるか。 (-179) chizuaquarii 2022/07/10(Sun) 1:52:26 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス「ぁ、う」 「で でき……」 勢いだけの言葉はつんのめって。 なけなしの啖呵はよろめいて、答えを出す前に、ぼと。 墜落。 わがままだな。瞳がぐらぐら揺らぐ。 目をうまく逸らせないから、固まっていることしかできない。 それでいいよ。 それって、なぁ、どういう ▽ (-180) 榛 2022/07/10(Sun) 1:59:59 |
【秘】 奔放 クリス → 長女 カナイ目を見ている。 その目を見ている。 「きみが、ほしがり、だからだよ」 「自分の矛盾にすら気付かないほどに、無垢にほしいものを、欲しいと言える」 「普段そういうそぶり見せないくせにね」 「きみは、それを抱えていた」 「どこかアンバランスで」 「“興味がある”」 ▽ (-182) chizuaquarii 2022/07/10(Sun) 2:05:48 |
【秘】 奔放 クリス → 長女 カナイ「それに固執するきみは」 「失われたことがあるんじゃないかってね」 抑圧されたもの。自分自身すらから。 だから、それは無垢に欲しがってしまう。 こうして、発露するまでに。 どうかな。どう思う? 「きみが、欲しかったものをね」 (-183) chizuaquarii 2022/07/10(Sun) 2:07:27 |
【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ「 んぇ。 ぇう、さ 刺される 」こくん…頷いて。 「ね ねーちゃんのじゃけ」 一人称がややこしい。自分のものは自分で…と言いたい。 そうして、ぽん、と肩を叩かれる。 またちょっと嬉しそうな顔して、裏道の隣に座りこむ。 のそのそ、すとん。 「うらみち、ずっとここ いんの」 くっついたと言って過言でない距離だったりする。 ぺと… (-184) 榛 2022/07/10(Sun) 2:14:25 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリスぎり。 手の中の小さな世界が僅かに揺れた。スマートフォンを握る手に、余計に力が込められる。 「だって」 ぎり。ぎり。ぎり。 小さな世界が乱れ、揺れる。 「じゃあ、拙は! 望んでいるものを手に入れても満足しないなら!それでも前に進むのが嫌ならば! もうじっとしているしかないでしょう!」 「拙はどうしたらいいんですか……栗栖……っ!」 呻くように絞り出された言葉は、倉庫の薄暗い空気に溶けて消えていった。 ▽ (-185) もちぱい 2022/07/10(Sun) 2:37:21 |
【秘】 元弓道 マユミ → 奔放 クリス『納得するしかない有難いお言葉と推察をくれたのはいったい何処の誰なんでしょう』 少しして、文章が再び貴方の元に送信されてくる。 『その言葉、違えないでくださいね。 そんなこと言ってくれるなら、遠慮なく巻き込みますから』 『今は梢と防空壕の方へ向かいますから、また後ほど』 そう、これはまだ麦わら帽子が似合う友人が死ぬ前の一幕。 その後皆の様子が急変する出来事がやってくるけれど、きっと少女は貴方とのやりとりを覚え続けることだろう。 『今の拙は行先がわかりません。 落ち着くべき出口が全く見えないのです』 『拙の出した答えが気に食わないならば。謎、といてみせてくださいよ。出来るのなら、ですが』 『そんなに言うなら、拙だってまだ歩きます。話に行きますから。絶対に』 たん、と。送信ボタンを押す指は、どこまでも力強いものだった。 (-186) もちぱい 2022/07/10(Sun) 2:38:30 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ「 オ゛ッ 、まえ……」ナチュラルに隣に座るまではよかった。 だがくっつかれると思わず声が裏返ってしまう。 「………」 居心地が悪そうに微妙に顔をそらした。 子供の頃はくっつかれても平気だったのに、暫く皆と離れている間に自分の中で何かが変わってしまったのか、昔みたいにはいかなくて。 「ん、んん……別に、探索興味ねぇし……」 (-187) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 2:44:47 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ触れた頬が、手のひらが、そっと触れる唇が。 等身大の君の本心が、その言葉が。 君の全部が、格好悪くたって愛おしくて仕方ないから。 もう少しだけ我儘になってしまおうか。 君の背中に両腕を回して、そのまま抱き寄せてしまって。 離れていた時間を取り戻すみたいに、 ほんの少し苦しいくらいにぎゅっと抱き竦められたらいい。 ──ああ、ずっとこうしたかったんだ。 誰かの元へ行ってしまう君を、少しばかり強引に引き留めて。 怖くて言えなかった我儘な気持ちを、君に打ち明けて。 怖くて聞けなかった君の気持ちを、君の口から聞いて。 互いに本心が言えなくて、すれ違ったまま 立ち止まってしまったあの日をやり直して、続けていく。 「……もっと早く聞けていたら、」 そんな日が、もっと早く来ていたら。 (-188) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:49:54 |
陽葉 シロマは、メモを貼った。 (a75) wazakideath 2022/07/10(Sun) 4:50:43 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ「俺は死ななかったのかもしれない」 「でも、いいんだ」 「それでも、一人は──寂しいのは、嫌だ。 だから……俺を一人にしないで。何処にも行かないで… 傍に居て、夏彦。ずっと……」 君が心の内を曝け出した分と、同じだけ。 現実に追い遣られ、色褪せた夢の残響が君に囁きかける。 気付けば廊下はしんと静まり返っていた。 話し声は夜闇に吸い込まれ、今は他の誰の気配も感じられない。 月明かりだけが静かに窓から差し込んでいる。 古寂びたこの場所は何処までも静謐さに満ちていて。 今だけは、世界に二人だけみたいだ。 「……俺と一緒に、来てくれるよね」 きっと君の視界の外。 いくつもの感情が綯い交ぜになったような表情で、 (-189) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:55:38 |
ユメカワは、腕の中の君に囁きかけて。 (a76) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:55:53 |
ユメカワは、静かに笑っていた。 (a77) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:55:59 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ楽しい時間は、束の間の夢は終わってしまったね。 だから君も、もう思い出しても良い頃だ。 夢川深雪は死んだ人間だ。 二人がすれ違い始めたあの日から、少し経ったいつかの日。 広がる距離が修正不可能なものになってしまう前に、せめて。 訣別を告げられてもいい。ただ、君の口から答えを聞きたくて。 やり直せる最後の機会さえ手放してしまいたくはなくて、やり直したくて。 ──思えばいつも、君の手を取るのは自分の役だった。 だから意を決して、自分から。あの日をやり直そうとしたはずなのに。 何処までも唐突に、理不尽に。その前に全てが終わってしまった。 あの道の先には、やり直せる未来があったはずなのに。 最後にもう一度、ちゃんと話がしたくて。君の家へと向かっていた。 その途中、君の家から目と鼻の先の場所で。 事故に遭って、あっけなく帰らぬ人となってしまった。 今年の夏休みが始まる少し前の事だった。 これは、そんなやり直しのやり直しのやり直し。 (-190) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:57:22 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 憂愁 ライカ/* ごきげんようダーリン 見ての通り俺狼なんだけど これはちょっとした挨拶代わりに全を開示しただけだから 今ここで焦って滅ぶ必要はないよ。 滅びをお断りするも後からゆっくり滅ぶも今ここで滅ぶも自由にね アデュー (-192) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:58:11 |
【独】 恋恋 ユメカワ/* ヨシ!無事今回もロールで狼開示ができたな もはやこの瞬間の為に生きてると言っても過言ではないよ。 まあPCは死んでるんですけど(会場爆笑) (-191) unforg00 2022/07/10(Sun) 4:59:43 |
【人】 元弓道 マユミ>>59 シロマ 『よろしい。頑張ることは褒めるべきことですが、度が過ぎれば一転して褒められないことになりますからね』 お互い様と言いたげなメッセージを見てふむと唸った。 ここで此方が無理を通せば、彼方も今後ちゃんと休んでくれないかもしれない。それは避けたいことだ。 『はい。それじゃあお茶の時間にしましょう』 『音楽室ですね。わかりました、そちらにすぐに向かいます』 他にも貴方の様子をこの目で確認したかったので好都合だ。 少し待っていてくださいね、と締めくくってからすぐに目的地へと移動した。 ………… …… 「たのもー!お客様一名来店ですよ!」 暫くして、喫茶店にはたいへん不釣り合いな名乗りのもとドアをすぱんと開けるモンスターお客様が来店した。 (60) もちぱい 2022/07/10(Sun) 5:11:22 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 元弓道 マユミ『大人だね。麻弓ちゃんは』 『俺はまだまだ納得なんてできないや』 理屈ではわかっている、つもりではあるけど、どうにも。 数え年で一つ上、というだけのはずなのだけど。 あの日も、今日も、振る舞いだけでなく考え方も。 君に限った話ではないけれど、随分大人に思えるものだった。 或いは同年代の中では自分が子どもっぽいというだけか。 あの日の出来事が、或いは他の何かが。 それを嫌だと思う気持ちを麻痺させてしまったのだろうか。 或いは、ただ感情を上手に処理する方法を覚えてしまっただけだろうか。 何れも当人の口から語られない限りは定かではないけれど。 『仕方ないって割り切らなきゃいけないんだろうけど』 『何かが変わる事も、いつかは変わらなきゃいけない事も 急に、避けられない形でいつも通りが変わっちゃうのも』 『受け入れられそうにないよ それに慣れちゃったらさ』 『そのうち、嫌だって思う事すらできなくなりそうで』 変化よりも、停滞が良い。 到底叶わない願望と理解はしていても、納得はできないまま。 現実は自分達を待ってくれやしないって、知っているのにな。 (-193) unforg00 2022/07/10(Sun) 6:05:05 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「 こ、 ずちゃん…」覗き込んでくる顔を、呆然と見つめ返す。 当然返ってくるはずの否定は、行方知れずで。 「こずちゃ ん、 」変なこと言ってるのは、きみの方だ。 「……こずちゃん…」 白間梢は、そばにいてくれた。 いつまで? 血を分けた人たちにすら馴染めない、鹿乃のそばに。 梢は優しい。しっかり者の、こずちゃん。 例えば? 皆の人気者で、何でもできるすごい子なんだ。 昔っから、ずっとずっと。 本当に! 「んぃ、 ぎぅ 」▽ (-194) 榛 2022/07/10(Sun) 6:44:46 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「 せ、 んせぇ なるの か 」脳の裏がバヂバヂ煩くて、チカチカ火花が舞い散って。 けれど、細い細い糸が。こんなに煌めくから。 のろのろと、縋りつくように白間の上着を握る。 そうしなければ─── 目の前の少女が急に、遠くに行ってしまうような気がして。 ……絶対、いい先生になれるのに、と。 こっそり唇を噛んだ日の空は、思い出せない。 『こ こずちゃ…… うぅん、ん。そぉ、か。 そ、かぁ……』 (-195) 榛 2022/07/10(Sun) 6:52:18 |
【秘】 愛執 ライカ → かれがれ ユメカワ君の温もりが、体中に伝わってくる。 僕がずっと欲しかったものだ。 抱き竦められれば、抵抗なんてすることなく君の腕に収まってしまう。 そっと両腕を君の背に伸ばして、離れていた距離を埋めるように、君の言葉に頷いて────── 「え?」 (-196) osatou 2022/07/10(Sun) 8:27:10 |
【秘】 惆悵 ライカ → かれがれ ユメカワ──その瞬間、言葉の意味を理解出来なかった。 だって君は今、ここに居て。温度だって感じられて、 ……ほら、こんなに優しく抱きしめてくれるじゃないか。 「………痛」 頭が、痛い。 君の言葉が分からない。 考えれば考える程、鼓動は早鐘を打つ。 「……み、ゆ、」 「……深雪?」 「う、……嘘、だろ、 なんで、こんな……だって、」 「まだ………、」 「まだ、何も言えてないのに………!」 あの日の後悔を、あの日の絶望を、あの日の、 君の惨状 を。──君はもう、この世に居なくて。 ──手を伸ばしたくらいじゃ届かない程に離れてしまっていて。 ──これ以上育めるものは、何もなくて。 ──僕たちの未来は、とっくに途絶えている。 それを、思い出しただけ。 (-197) osatou 2022/07/10(Sun) 8:29:38 |
【秘】 怖怖 ライカ → かれがれ ユメカワ「………ぁ、」 怖い。 現実を直視することが。 けれども、逃げ出す事だって出来なくて 弱々しい獲物さながら、君の腕の中で震えている。 「い、一緒に………?」 それって、つまり。 怖い。怖い。 死ぬのは怖い。嫌だ。 嫌なのに、この 温かい 腕の中から抜け出せずに居る。背に回した腕は、今も力を緩めずに君を抱いていた。 「う……、」 ついぞ吐いた我儘は、威勢はどこへやら。 君と交じらない視線が、迷いを表すようにぐるぐると廃校舎を惑う。 ──僕は、君と居るよ。 君をいちばん好きなのは僕だから。 そんな言葉が喉につかえるけれど それでも、吐いた言葉に偽りだって無いから こく、と、小さく頷くのが、精一杯だった。 (-198) osatou 2022/07/10(Sun) 8:32:23 |
ライカは、震える唇で、言葉を紡ぐ。 (a78) osatou 2022/07/10(Sun) 8:32:43 |
ライカは、「すき、だから。」 (a79) osatou 2022/07/10(Sun) 8:33:13 |
【秘】 怖怖 ライカ → かれがれ ユメカワ/* はっ倒すぞ 法で取り締まれ ノー寄りのイエスなので (あの世への)連れ出し歓迎です! (-199) osatou 2022/07/10(Sun) 8:36:10 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「え? ああ、やっぱりボクにしか見えないのか」 「鹿乃くん」 その声は一瞬だけ上がって、それでもやはり寂しそうに。 悲しそうに、まるで冗談に聞こえないように。 「 幽霊 。ボク、彼らを知っているんだ」 (-200) toumi_ 2022/07/10(Sun) 9:43:45 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『それはそれは』『実に面白い話だ』 『なあ深雪くん』 『 ボクはいつからそちら側にいってしまっていたのかな? 』目を細めて緩く笑って、タップした液晶をゆっくりとなぞる。 目を閉じて、開いてもその宛名に君の名はある。 さて、どうしてでしょう? ―――― ―― 『今保健室が見つかった』 『暫く連れとお話をするから、また後で』 『確かめさせてくれてありがとう』 (-201) toumi_ 2022/07/10(Sun) 11:46:09 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「つまり叶うなら話をしてみたいってことかな?」 死者と。ぼんやり呟いて足を進めた。 あっと呟けば、傾いたプレートが目に入って指し示す。 そこに見えてきたのはお目当ての保健室だった。 「死ぬことが良くないかって? 勿論 ボクにとっては そうだ。だけど生きることをやめることを責めたら、 ボクは事故で死んでしまった人を責めないといけなくなる。 自殺した人を責めることになる。 そんなことができるほど、ボクは出来た人間じゃない」 ▼ (-202) toumi_ 2022/07/10(Sun) 11:59:57 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「だから、皆が ボクの為に生きることをやめないでほしいとは思ってる」 思っているだけだ。 「麻弓くんは、どうだい? ボクの為に、 いつかの死にたい理由を壊してはくれたりはしないかい?」 「ボクは、死んでしまうキミはみたくないんだ」 (-203) toumi_ 2022/07/10(Sun) 12:03:05 |
【秘】 陽炎 シロマ → 長女 カナイ焼けた肉の臭いがする。 ……ぐるる。 場違いな腹の音がどこかで鳴った。 どこで? 「うん……やっぱり、諦めきれなくてさ。 こうなったら自力で先生になるしかないと思ってね」 これ が口に出すのはおかしなことばかり。しかし声色は変わらず、自信に満ち芯の強さを持っている。 まるでおかしいのは貴方であると断言するかのようだった。 焼けた肉の臭いがする。 「でも先生って、生徒がいなきゃできないだろう?」 上着を掴む手に、そっと自分の手を重ねる。 その手のひらは、焼けた様に熱い。 ▽ (-204) wazakideath 2022/07/10(Sun) 12:16:58 |
【秘】 陽炎 シロマ → 長女 カナイ「 だから、生徒を集めてるんだ。 」貴方達である必要はあるのだろうか。 「誰も置いてけぼりにしない。 誰もがありのままの自分でいられる。 そんな学級を作りたいんだ。」 貴方である必要はあるのだろうか。 「……カナ姉にも、手伝って欲しい。 私達だけじゃ、難しいことだから」 それでも。 貴方を、ねーちゃん≠、頼った。 焼けた肉の臭いがする。 (-205) wazakideath 2022/07/10(Sun) 12:18:02 |
【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ「んぇ?」 ひっくり返った声を、不思議そうに見上げる。 引っ付いているカナイはじんわり、あたたかくて。 「……んふ」 ちいさく、含むように笑う。 抱え込むようにこっそりした笑い方は、昔から。 「こわがりやもん、なぁ。うらみち」 「……ぼくも」 (-206) 榛 2022/07/10(Sun) 12:57:08 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「 ゆ ゆうれ、ぃ 。な… 」ピャッ、というような跳ね上がりかたをして、もごもご。 カナイの声は不明瞭で、それでも、怯えだけではないような。 「…… …どんな子が いるん」 (-207) 榛 2022/07/10(Sun) 13:20:53 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ「 バッ!!! ここここ怖がってねぇよ!!!ガキの頃の、話だろ?!!」 子供の時は大層なビビリヘタレだったが今は違うと顔を必死に横に振る。 都会にいってビッグな男になってきたのだ(当社比) 「お前は今も変わらずビビりみたいだけどなっ!!!」 変な汗をだらだら流しながら、フン!とそっぽを向いた。 (-208) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 13:41:33 |
【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ「 ピャッ!! ……ぇぅ… 」大声にびっくりした。 縮こまったあと、のろのろと弛緩して戻る腕が当たる。 漂う線香の匂いは、きみの近くから離れない。 「こ こわいけど、き 来たもん… 」「うらみちはなんで、ぃ いっしょあそび 来てくれたん」 「……こ こわがりなんに」 (-209) 榛 2022/07/10(Sun) 14:04:21 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「多くの顔はわからない。靄みたいな物でさ。 色がぶわーって陰ってる。暗い煙が世界に浮いている。 泣いていそう、怒っていそう、苦しそう。 ……喜んでいる人はみないかな。 事故にあったんだって、殺されたんだって。 友達と仲直りしたいんだって、お家に帰りたいんだって。」 淡々と普段から見えている物を説明してから一区切り。 「 怖いよね。 できるだけ話しかけないようにしていたんだけど、 どうやらボクはここで幽霊と話してしまったみたい。 キミたちも、話してた くすくす、と、聞きたそうな君に優しく甘い声で囁く。 「―――優しくて、可愛くて。 好きな子を好きだった気持ちをずっと大事に思っている子」 (-210) toumi_ 2022/07/10(Sun) 14:07:13 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『どんな関係でもないよ』 今関係があるのはキミとボクの関係性。 その為に使える物だった。そんな関係性。 『ああ そうかもしれない』 ボクがこうやってキミに話しかけた理由もそうだ。 抱えていた物を出しておきたくなったんだ、だって、もう。 二度と会えなくなってしまいそうだと思ったから。 『突然 でも必然だ』 『今日じゃないといけない理由があったんだろう』 『今日という日の、この土地と、この空気と、この人数の』 『ボク達の存在がなければ、こんな事にはならなかったんだ』 『 何を呼んでしまったんだろうね? ボク達は キミなら解き明かせるのかな』 『解決は難しいことかもしれないな 死ぬことさえ恐れないか、考えもしないような 大層な賢者である愚か者が探りでもしないと この真実は、きっと闇のままだ』 『悲しいな 今日はめいいっぱい楽しむつもりで来たのに』 (-211) toumi_ 2022/07/10(Sun) 14:23:29 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ焼けた肉の臭いがする。 蚊取り線香の煙が、仄かにたちのぼる。 いつもの夏を切り取ったような、日常に漂っていた香り。 ぁ 集める て。 縋る手が焼かれるように熱い。 きらきら綺麗なだけの糸は鋭くて、 「どうや ……って」 ぼくが見たかったのはそんな、おかしな幻じゃなかった。 ▽ 焼けた肉の臭いがする。 (-212) 榛 2022/07/10(Sun) 14:56:19 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「あは」 「き 決まってる 青褪めた顔が、乾いた笑いを漏らして。 壊れた蛇口みたいにぼとぼと言葉を吐いていく。 「ぼくでも。わかる、ぞ」 「なぁ、こずちゃん」 「……こ 」 「ころすん か」 ぼた、ぼた。 大粒の汗を落として、ぐる。間の抜けた音。 誰のだ。 焼けた肉の臭いが、渦巻き型の夏の香りを覆っていく。 「せ 先生、に なりたいから、か ?」 (-213) 榛 2022/07/10(Sun) 15:01:04 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ「……はぁ、わりぃ……」 虚勢を張りつい大声をだしてしまい、また相手を怯えさせてしまった事に気付くと、自分を落ち着かせるために深く呼吸をしながら謝罪した。 「………」 嘘をつこうと見栄を張ろうと、相手にとっては昔の素の自分しか映っていない。 「………会いたかったし…、ぉ……皆に」 諦めたようにポツリと本音を零した。 もにゃもにゃと口ごもるようなしゃべり方は昔の自分に似ている。 (-214) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 15:07:28 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 怖怖 ライカずっと──ずっと欲しかったものだ。 もう逃げられない君を優しく抱いて、震える背をそっと撫ぜる。 今だけは、こうして君に触れられる。互いに言葉が届く。 手を握って、抱き締めて、君を安心させてあげられる。 理由なんか無くても一緒に居られて、 何処にだって君の手を引いて行ける。 欲しかったものは、たったそれだけの当たり前の日々。 この時間に再び終わりが訪れる事を、受け入れられそうにない。 (-215) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:07:44 |
【秘】 恋恋 ユメカワ → 怖怖 ライカああ、本当はわかってたんだ。 これ以上君に構ったらいけないんだって。 きっと辛い思いをさせてしまうから。きっと傷付けてしまうから。 今でも君の事が大切だからこそ、 君の事をそっと手放して、さようならを言わなくちゃ。 楽しい時間は、楽しいままで。 そうでなければならないのに。 (-216) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:08:21 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカそれでも結局、そうはならなかった。 寂しがり屋は孤独を呑み込めず、我儘で平穏を壊してしまった。 さようならが言えなくて、求め合って、手を伸ばしてしまった。 近くに居るのに届かない、はずだった君を、捕まえてしまった。 狂い始めた歯車はもう戻らないから。 だからせめて、終わりの先で永遠を共にしよう。 大切な一瞬を切り取った写真のように、今のままの二人で。 いつまでも変わらずに居よう。ずっと一緒に居よう。 「………ごめんね、夏彦」 「ありがとう」 「大好きだよ。これからも、ずっと……」 両手がそっと君の首に触れて。 そのまま少しずつ、ゆっくりと力が込められていく。 表情は静かに笑んだまま、ほんのわずか、切なさを滲ませて。 けれど決して迷わず、君の呼吸を何処までも優しく絞め上げてしまおう。 (-217) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:10:38 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ大丈夫。 背に縋る君の手が、もがく最中に爪を立てて引っ掻いても きっとその傷さえ愛おしいから。 這い寄る死の恐怖や苦しみが君を苛むなら、 何度だって、優しくあやすように口付けを落としてあげるから。 だから、どうかこのままで。 ────もう一度。同じ夢を見よう、大好きな君。 (-218) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:11:32 |
ユメカワは、大好きな君と、もう一度。 (a80) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:11:42 |
ユメカワは、同じ夢が見たい。 (a81) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:11:48 |
ユメカワは、迷わない。ただそれだけを願って──手を伸ばした。 (a82) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:12:17 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ/* こんな村に法は無い でもこのオレには良心があるので あんまり生殺しにするのもかわいそうだし一思いにここでやっちゃおうね なんかまずそうだったら確定で抵抗してもろてね 一応のユメカワの方針としては 一緒に死んで永遠にいつも通りの日常を続けようね♡ らしいので死ぬ場合この後の処理としては ・死亡からの亡霊化 になって暗転〆から何事も無かったように二人で空き教室に戻るかなんかするのが ユメカワの情緒が素で狂っててきしょいからいいなって思うんですけど やりたい事とかよりよいカスの案があったらオレは元気に乗ります 敬具 (-219) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:16:53 |
【独】 夏の雪 ユメカワ/* ほぼ恋未練なんだよな挙動が 凶狼ですが……? これでもう後は最悪のハッピーエンドに走っていくだけやね 死人は多ければ多いほどいいですからね(素振り) (-220) unforg00 2022/07/10(Sun) 15:20:45 |
【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ「ん…」 大丈夫、というように頷いて。 それからちらと覗き見える、懐かしい幼馴染の昔の顔。 「……んふ、ふ」 「ぼくも。うらみちと また遊べて…嬉しい、ぞ」 それはきっと、お互い様。 ずっと昔のカナイはよく喋って、男みたいな口調だった。 (-221) 榛 2022/07/10(Sun) 15:24:27 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ「まぁ、俺も………田舎はやだけど、お前らとまた遊べんのは…… 嬉しぃ…かな 」照れくさそうに言いながら後頭部をかしかしとかく。 「お前も、ちょっと変わったか?」 (-222) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 15:50:50 |
【秘】 長女 カナイ → 奔放 クリス栗栖が次々と放り込むはやさに、目を回す。 ひとまず、どうにか引っ掛けたのは最後の言葉。 「……欲しかったもの?」 きみが。えっとつまり……カナイ、が。 んぅ、とか、ぅぇ、とかなんとか。 小声で鳴きながらうんうん唸りはじめて。 (考えろと言われて考える、たぶん学校の宿題をしているときと似たような光景となった。) 「 んぁ…… はっ」目をひらいて。 ぱちぱち、瞬きののち。 「ほ ほしがりじゃ ない… 」周回遅れの、よわよわしい否定をぺそ、と投げつけた。 (-223) 榛 2022/07/10(Sun) 15:52:32 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ/*お前と死にたいしお前との亡霊化もめちゃめちゃノリノリなんですけど つまり今回の襲撃先はライカってこと? 違うなら システム的にも死にたいから2日目の襲撃先にしてもらってこの度は一旦逃げても良いですか? 何の質問やねん (-224) osatou 2022/07/10(Sun) 16:12:29 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ/* 今日の襲撃は相方の担当だから システム上の襲撃先は別 だわよただまあ俺ライカ襲撃しにいきたい!!!!!って力強く宣言してあるから この場で死OKならロール上で先行して死んでもろて 三日目の襲撃で帳尻合わせようと思ってた(照) 何にしても死を急ぐ必要は特に無いから 焦らず三日目にロールとシステム両方で満を持して死ぬでもいいよ 逃げな! (-225) unforg00 2022/07/10(Sun) 16:45:47 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ/*今日が2日目じゃん 日数を間違えました愚かです ここで逃げるの相当ザコムーヴだからやりたいです♡ 3日目でじっくり殺されたいです♡ よろしくお願いします♡ (-226) osatou 2022/07/10(Sun) 16:52:48 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 怖怖 ライカ/* 悪ィな オレの愚か、伝染っちまった いいよお〜逃げな!めちゃくちゃ傷付いた顔してやるからな 次はちゃんと逃げられないようにするからね♡三日目がお前の命日な (-227) unforg00 2022/07/10(Sun) 17:04:44 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『いつからだろうね』 『きっかけなんて、大抵は唐突で』 『大した理由も無い事ばかりだよ いつだって』 夢川が死んだ日もそうだった。 不幸な事故という形で、何処までも唐突に、何処までも理不尽に。 長い白昼夢から覚めたような、実にあっけない終わり方。 今年の夏休みが始まる少し前の事だった。 君の手の中の液晶に表示されているのはそんな、 本来この場所に居るはずのない人間からの、届くはずのないメッセージ。 有り得ざるものなのに、目を瞑ってまた開いても、確かにそこにある。 理由なんて、きっと誰にもわからない。 『気を付けて戻ってきてね』 最後の返信は、そんな何とも月並みな言葉。 同行者が居るようだから、そう心配する事も無いのだろうけど。 (-228) unforg00 2022/07/10(Sun) 17:29:24 |
ライカは、君が好きだ。君の隣に居たい。 (a83) osatou 2022/07/10(Sun) 17:57:05 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ「ぅ、」 ───ひた、 自分を抱く腕が、首へと向かう。 殺されるんだと言うのに、声は、眼差しは、温度は随分と優しくて きっと望めば口付けも、抱擁も、なんだって与えてくれるだろうし 何より、願い通りに、ずっと君と一緒に居られる。 後はもう、君になされるがまま、全てを委ねるだけ。 ……また君に、委ねるばかりだ。 「……ッ、」 ぐ、と頸部に力が加われば──気道──動脈──と、じわじわ締め上げられていく。 そう、そうだ。 あの日にちゃんと気持ちを伝えられていたら 君が死ぬ事は無かったんだから。 一種の贖罪。罪滅ぼし。ここで死ぬ理由は充分だ。 だから、抵抗する理由なんて、一欠片も無いはずなのに。 「……──ぃW、やっ、」 ▽ (-229) osatou 2022/07/10(Sun) 17:58:05 |
ライカは、────、 (a84) osatou 2022/07/10(Sun) 17:59:15 |
ライカは、君を、思い切り突き飛ばした。 (a85) osatou 2022/07/10(Sun) 17:59:33 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ怖い。怖い怖い怖い怖い怖い。 死ぬのが怖い。息が出来なくなっていく感覚が怖い。 何より、穏やかな君がいちばん 怖い 。「はーっ、はあ、はぁ、」 勢いまかせに君を突き飛ばしてしまえば それは裏切りと呼んで過言ではない。 「……ぁ、ごめ、ん、 僕……そんな、つもりじゃ……、」 あんなに君が好きだと言ったのに、 いざ死を目の当たりにすると、勇気なんて出なくて。 「ち、ちが………… ぼく……僕は…………!」 ──死に、面白さをW見出せなかったW。 「こ……、こわ、い……!」 君への恐怖と、愛情が、 混ざりあってもうどうしようもない。 一歩、ニ歩と後退れば 逃げるように駆け出すのは、容易だった。 (-230) osatou 2022/07/10(Sun) 18:00:30 |
ライカは、確かに君の事が好きだ。 (a86) osatou 2022/07/10(Sun) 18:00:58 |
ライカは、君を置いて、廊下を駆けて行った。 (a87) osatou 2022/07/10(Sun) 18:01:30 |
【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ照れくさそうな素振りを見る。 一段と小さな声の最後までを拾って、目を細めた。 「…んぅ。か かわったかいね」 「うらみちは、お洒落さんになっとぉ よなぁ…」 そうして、自身の変化には無頓着。 明るい色の髪と、面影が残る横顔をじっと。 (-231) 榛 2022/07/10(Sun) 18:55:51 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「…… 」 絶句、のような。 空白があいて。 「そぉか、あ」 「ゆうれぇ、と。ぼくも、喋っとったん、なぁ」 どの子だろ、と呟く。 聞き出そうというよりか、つい漏れた独り言といった感じに。 (-232) 榛 2022/07/10(Sun) 19:02:29 |
ユメカワは、君が好きだ。 (a88) unforg00 2022/07/10(Sun) 19:58:05 |
ユメカワは、君とずっと一緒に居たい。それだけなのに。 (a89) unforg00 2022/07/10(Sun) 19:58:20 |
【秘】 つれづれ ユメカワ → 怖怖 ライカ──曰く。人は愛する人を殺すとき、 首を絞めて殺すという方法を選ぶ傾向にあるのだと。 なんてのは、根拠も無い流言に過ぎないのだけど。 そんな流言飛語の真実如何に関わらず、 君を連れて行こうとするものの全ては、ただ愛でるように。 優しく愛を囁いて、ひくりと震えた喉をそっと撫でて それらとまったく同じ事のように、君の命に手を掛ける。 その手は、大好きな友達である皆のこれからを奪う事に躊躇いがない。 大好きな君のこれからを奪う事に躊躇いがない。 誰の事もいたずらに苦しめたくはないけれど、 誰かを死に至らしめる事そのものを"酷いこと"だと思う意識は薄いもの。 ひとのそとが、人を殺める事を躊躇うものだろうか。 ひとのそとが、人の都合など慮るものだろうか。 答えはきっと、個々の性質的なものを除けばそうではない。 これは既にそういうものになりつつある。たったそれだけの事。 死というものは、飽くまでも手段であり、目的ではなく。 死を死で贖わせるつもりも無い。 死そのものに何か意味を持たせようとも思わない。 せめてもの救いか、殆どわけもわからずに死ぬ事となった死者は 目前に迫った死というものの恐怖にあまりに理解がなかった。 これは──きっと、それだけの失敗だ。 (-233) unforg00 2022/07/10(Sun) 19:59:32 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 怖怖 ライカそうは言えども夢川深雪は人だった。 少なくとも今は、おおよそ皆と同じもののまま在った。 だから君が加減なんてする余裕も無く突き飛ばせば、 「────あ っ、」 ──ぐらり、体勢を崩して。 とと、と蹈鞴を踏んで、数歩。 君から手を放して、後ろに下がってしまう。 「………夏彦、……」 躊躇いなんて無かったのに、その手を容易く放してしまったのは 何よりも、君がそんな行動に出るなんて思っていなかったから。 数歩離れてしまった場所で立ち尽くし、 後退り、背を向けた君をただ見送る事しかできなかったのは 怯えた君の眼が確かに自分に向けられていたからだ。 遠ざかっていく君の背は忽ちの内に夜闇に消えてしまった。 遠ざかっていく君の足音も、直ぐに聞こえなくなって。 寂れた静かな廊下に、ひとりきり。 置き去りにされた子どものような心許無い表情で。 夢川だけが、ぽつねんと。暫しの間立ち尽くしていた。 (-234) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:21 |
ユメカワは、暫しの間、廊下に一人茫然と立ち尽くしていた。 (a90) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:34 |
ユメカワは、君の背を追えなかった。 (a91) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:41 |
ユメカワは、───君の事が、好きなのに。 (a92) unforg00 2022/07/10(Sun) 20:00:47 |
【秘】 友達 ネコジマ → チャラ男 ウラミチ何とも言えない間があったが、嫌がられたとは思わないだろう。 なんかハッピーなオーラが滲んでいるからね。 「猫島はまだ探検隊ですから」 鳥飼があなたみたいに倒れていないかが 心配だって言ってる(言ってはいない)。 起きたあなたはもう大丈夫だ(と猫島は思っている)けれども。 でも猫島も、すぐにあなたと離れたいわけじゃありませんから。 通り道だからと言って、 あの空き教室の前までは一緒に行ったかもね。 (-238) 66111 2022/07/10(Sun) 20:07:14 |
ネコジマは、「またね裏ニイ」 別れてまた学校探検隊。まだ何も起こってなんていないと思っていた時のこと。 (a93) 66111 2022/07/10(Sun) 20:09:13 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「知りたい? 教えてあげるよ」 「あの子は知られること気にしていなさそうだ。 ただ、――揺蕩っている」 信じてくれるんだね。驚いて居るはずなのにね 「一人目は深雪くん。 ――――きっとまだいる。 ボクはその子を見つけてあげようと思う」 痛みや苦しみを感じることが生者の特権だ。 恨みこそあれ何も感じなくなることが死者だ。 「かわいそうだから。 鹿乃くんは、どう思った? これを聞いて」 ――――今この瞬間だけでも。 彼らは手に入れたのだろうか。 態々、生きる辛さと苦しみを。 喪ってから気付く、命の重みを。 それは、幸せな事なのだろうか。 生き地獄なのではないだろうか。 (-239) toumi_ 2022/07/10(Sun) 20:20:36 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ「だろ!?向こうでは皆髪色染めてピアスとかもバチバチなわけ! 俺も、元々金髪だったんじゃね?ってぐらい似合ってるっしょ?」 お洒落と言われればご機嫌な様子で自分の前髪を一房摘み上げた。 「お前もなんか染めてみれば? ピンクとか赤とかさぁ」 そう言って大胆にもあなたの頬にかかる髪に触れ掬いあげた。 (-240) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 20:33:52 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 友達 ネコジマ「お前、まだうろつく気か。 お化けにたたられてもしらねーぞー?」 お化けにたたられそうで怖いのは自分だが。 そんなはなしをしながらも強く引き留めることはせず、 ネコジマに引率してもらいながら空き教室へと戻っていった。 (-241) kotorigasuki 2022/07/10(Sun) 20:38:52 |
【人】 元弓道 マユミ>>61 シロマ 店員さんに促されれば、貴方の隣にすとんと腰を下ろした。持ってきていたボトルを取り出して、ぐびぐびと一気に中のスポーツドリンクを呷る。 「そういえば、ぽろぽろ鳴っていましたね。ここのピアニストはおシャイなんでしょうか。折角ここに楽しみにしている観客がいるというのに、勿体無いですね」 唇の端を濡らす雫を豪快に手の甲で拭いながら、同じようにピアノを眺める。 二人とも率先して探索をするようなお転婆娘とじゃじゃ馬娘ではあったが、ピアノを弾くなら運動のみならず勉強等も出来る白間の方が適任であることくらいこの二人を知るものなら分かるだろう。本人たちなら尚の事。 「ふむ。そうですね、拙の得意な楽器はカスタネットではありますが……梢の折角のリクエストです。今だけピアニストになるとしましょう!」 弾く気分ではないのだろうと察し、右肩をぐるぐる回しながらピアノへと近づいた。 そして白と黒の舞台に、少女の硬くなった指が乗せられて──。 ▽ (62) もちぱい 2022/07/10(Sun) 20:44:07 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a94) 66111 2022/07/10(Sun) 20:44:10 |
マユミは、ピアノの演奏技術は58くらい。 (a95) もちぱい 2022/07/10(Sun) 20:45:05 |
ネコジマは、軍歌の気配をはらんだピアノの旋律を聞いていた。 (a96) 66111 2022/07/10(Sun) 20:57:58 |
ネコジマは、屋根裏から空き教室へ。まっすぐ向かったのでした。 (a97) 66111 2022/07/10(Sun) 20:58:54 |
【置】 出席番号 縺斐a繧薙↑番 カナイ────起立、気をつけ。 どこか懐かしさを覚える、快活な声が脳の裏を焼く。 んぁ、と間の抜けた覚醒。 鳴き声の主は、がばりと身を起こす。 大きな、長袖のパーカーを身に纏った小柄な少女だった。 着席の姿勢を保った少女が居るのはどこか暗い一室のようで、目の前の机に突っ伏して眠っていたらしい。 窓から鈍く刺しこむ月明かりのほかに光源は存在せず、掛け時計のあるべき壁にはその痕だけが残されて。今が何時なのか、見当もつかない。 すぐにでも窓の外を見に行きたかったけれど、逸る気と裏腹にどうにも手足に力が戻らない。 次第に思考も霞がかって、只ぼんやりと月の光に照らされていた。 じりじりとした時間が過ぎて、薄闇に目が慣れた頃。 再び正面に視線を戻せば、黒い板が目に飛び込む。 壁を横切る堂々とした質量に加えてこちらを向き鎮座する教卓とくれば、ここが教室であることは一目瞭然だった。 自分は、一体いつから眠っていたのだろう。 不安を覚えた少女は、ぐるりと辺りを見回す。 静けさが耳に痛いほどで、毛羽立った居たたまれなさが際立つ。 息を潜めるように、焦れったい程にゆっくりゆっくりと正面から視線をずらせば────視界の端に、人影が、引っ掛かる。 誰かが、斜め前の席に突っ伏している。 皺の寄ったシャツが月を反射して、白々と冴えていた。 いつからそこに在ったのだろう。ひぅ、と息を呑む。 しっかりとした体格を表すような広々とした背中、男の子のように見える。 身じろぎ一つしない背中が、生物の形をした置物のようで薄ら寒い。 肩越しにどうにか彼の顔を見られないかと思い立ち、座ったまま首を伸ばすと、 (L7) 榛 2022/07/10(Sun) 20:58:56 公開: 2022/07/10(Sun) 21:00:00 |
【置】 出席番号 縺斐a繧薙↑番 カナイ頭には、見慣れた麦わら帽子 。雲間が途切れ、窓から入る光がさっと床を照らし出す。 埃を掻き分け踏んだ幾つもの、人と猫の足跡。細く、僅かに伸びた赤い痕跡。 つん、と鉄臭さが少女の鼻をつく。 些か唐突に過ぎるそれは、路傍の石が不意に思い出されたようなものだった。 記憶の底から立ちのぼるような、まだ新しい血の匂いは、一気に生々しさを以って少女に迫る。 ―――え? 息を殺していたことも忘れ、跳ね上がるように立ち上がる。 しかし間もなく追いかけてくるはずの、 椅子の倒れる音は、いつまで経っても響かなかった。 (L8) 榛 2022/07/10(Sun) 20:59:31 公開: 2022/07/10(Sun) 21:00:00 |
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