人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


エリカオネエ ヴィットーレに投票した。
黒眼鏡オネエ ヴィットーレに投票した。
フィオレオネエ ヴィットーレに投票した。
ニコロオネエ ヴィットーレに投票した。
アリーチェオネエ ヴィットーレに投票した。
テオドロオネエ ヴィットーレに投票した。
ルチアーノ拷問吏 ネロに投票した。
リヴィオオネエ ヴィットーレに投票した。
エルヴィーノオネエ ヴィットーレに投票した。
ネロオネエ ヴィットーレに投票した。
ヴィットーレオネエ ヴィットーレに投票した。
カンターミネオネエ ヴィットーレに投票した。
ダニエラオネエ ヴィットーレに投票した。
ヴィンセンツィオオネエ ヴィットーレに投票した。
ダヴィードオネエ ヴィットーレに投票した。
ペネロペオネエ ヴィットーレに投票した。
ニーノオネエ ヴィットーレに投票した。
ロメオオネエ ヴィットーレに投票した。
イレネオオネエ ヴィットーレに投票した。

ヴィットーレは村人の手により処刑された。

アリーチェがこっそりお散歩したようだ。

ペネロペがこっそりお散歩したようだ。

ヴィンセンツィオエリカを見張った。

ヴィンセンツィオエリカを殺害した。

ルチアーノネロを占った。
ネロ無思慮のようだ。

【赤】 黒眼鏡

イレネオ! 今日がお前の命日だ!
gt 2023/09/17(Sun) 21:00:00

【影】 日差しにまどろむ ダニエラ

ニーノ! いざや恩讐の碧落に絶えよ!
oO832mk 2023/09/17(Sun) 21:00:00

【独】 法の下に イレネオ

黒眼鏡! 今日がお前の命日だ!
rik_kr 2023/09/17(Sun) 21:00:00
月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
エリカが無残な姿で発見された。
黒眼鏡が無残な姿で発見された。
ニーノが無残な姿で発見された。
イレネオが無残な姿で発見された。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、フィオレ、ニコロ、アリーチェ、テオドロ、ルチアーノ、リヴィオ、エルヴィーノ、ネロ、カンターミネ、ダニエラ、ヴィンセンツィオ、ダヴィード、ペネロペ、ロメオの14名

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
ほーーーーーーーらいわんこっちゃない!
やりやがったなてめぇ!!黒眼鏡!!
(-0) toumi_ 2023/09/17(Sun) 21:01:41

【独】 渡りに船 ロメオ

/*
行かないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜待って〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-1) susuya 2023/09/17(Sun) 21:04:40

【独】 マスター エリカ

/*
おれ・・・しんで・・・・・・なに・・・・・・?
はさておいて処刑ダイスを振ります。
<<テオドロ>>who<<ネロ>>who<<ヴィンセンツィオ>>who
(-2) 66111 2023/09/17(Sun) 21:05:00

【独】 マスター エリカ

/*
俺のダイスはまたばかやろう(ばかやろう
いやだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-3) 66111 2023/09/17(Sun) 21:05:40


天のお告げ(村建て人)

本日の処刑投票先:
テオドロ
(#0) 2023/09/17(Sun) 21:07:51


【独】 法の下に イレネオ

/*
エてか波魔警察なのに警察狙ってるの? ワア〜〜〜〜〜〜〜みんなあいつだしょっぴけ
(-4) rik_kr 2023/09/17(Sun) 21:08:58

【独】 法の下に イレネオ

/*
こいつが善良かは審議ですが……
(-5) rik_kr 2023/09/17(Sun) 21:12:04

【影】 日差しにまどろむ ダニエラ

脳裏には、薄紅色のバスボム。
――目を伏せて。ただ。

ただ、…なんだろう。
(&0) oO832mk 2023/09/17(Sun) 21:16:52

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「駄目ならここに来てない」

やっぱり素直に頷かずにそっぽを向いた。頷いたも同じである。
男は狼とはよく言うが、僕だって男であるはずなのにどうしてこう、狼を迎え入れるような気分になっているんだろうか。

何度も同じパトカーなどで乗り合わせたことはあるから、運転技術は疑ってない。
運転を申し出られたなら、じゃあよろしくと、鍵を押し付けて助手席に乗り込んでいく。
自分の車なのに、助手席で景色を眺めるなどというのは珍しく、別のことでソワソワして、あまり乗り心地は良くなかった。

「キミはちゃんと食べて良いんだよ?」

なんて、夕食を選ぶ際は意見も出しただろうが、軽くつまむ程度の軽食はありがたく思ってるだろう。
家は一人暮らしのマンションの一角。
一人暮らしだからそこまで広くはないものの、セキュリティはしっかりした新しい建物だ。
扉を開けば、シン……とした空気が二人を出迎える。
あまり生活感のないモノトーンで統一された部屋は、冷淡な猫には似合いだった。
(-6) eve_1224 2023/09/17(Sun) 21:20:39

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ


/*
承知しました。物理的に近しいわけではなかったのなら、その頃(10年前)に何やら子供を拾ったらしい、というお話だけ知っていていただければ問題ないかな?と存じます。

直接的にはあまりお話をしたことがなさそうなので、緊張こそするかもしれませんが「尊敬している人の知り合いの偉い人」という位置にいるのかも。
それではそういう感じで……エーーーン よろしくお願いします
(-7) NineN 2023/09/17(Sun) 21:27:09

【神】 月桂樹の下で ニコロ

「………。」

いつもの朝礼。
けれど最早、言葉もなかった。

黒眼鏡の彼や他のマフィアは兎も角…
かわいい後輩と、同僚まで。

法が街を壊していく。
その足音が、確かに聞こえていた。

#朝礼_警察署
(G0) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 21:28:49

【独】 コピーキャット ペネロペ

/*
ポンコツ諜報員、共鳴と波魔魔術師と妖花はわかったけど
狼がわからないすぎる!わからないを楽しみます
(-8) unforg00 2023/09/17(Sun) 21:30:20

【独】 陽光の元で ニーノ

/*
オレの頼った先輩二人とも狼で!!!!!!
にいさんが墓落ちしてて!!!!!!
え????こんなことあるんだ……
フィオねえ〜〜〜!!!!たすけて〜〜〜!!!!!(届かない叫び)
(-9) mspn 2023/09/17(Sun) 21:32:25

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「……は?」

逮捕者の名前が発表されて、思わず口をついて出た。
嘘だろうと、口元を抑えて呟いてその表情を隠してしまう。

昨日までここで、くだらない話したり、食事させられたり、チェスをしたりしていた後輩たちが……何故。
黒眼鏡だって、尻尾を出すような真似は……してないはずだ。
カポ・レジームだぞ、アレは。

それは今まで保ってきた均衡が崩れることを、意味しているに違いない―――

#朝礼_警察署
(G1) eve_1224 2023/09/17(Sun) 21:36:22

【神】 口に金貨を ルチアーノ

「……おい、おいおい」

連絡が取れないなんてこと滅多になかっただろうあんたは。
一体何の為に忙しなくこの足を動かしてると思ってんだ。

黒眼鏡、テメえなあ!!


男の怒号が#Mazzetto のガレージに響き渡る。
主がいないその場所がどうなっているかなど関係ない。

乾いた喉で叫んだからか、むせながら息苦しくなってしゃがみ込む。
まだ動かなくてはいけないのに、もう此処には見送る声も視線もないのだ。

「……クソ年寄りが」
(G2) toumi_ 2023/09/17(Sun) 21:37:44

【人】 路地の花 フィオレ

「ニーノ、アレ、ヴィー……何で?」


連絡を受けて、新たに捕まった人間の名を聞いて。
震える声で、蚊の鳴くような声が呟く。

アジトへ向かっていた足を、止めたかと思うと。
全く別の方向へ駆け出した。

#街中
(0) otomizu 2023/09/17(Sun) 21:43:03

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「……マジで言ってる?上から順に潰す気か?
 いや警察も行ってんな、あのおちびちゃんだろニーノって。
 ……。……あーもしもし、俺だけど。
 そう。そう。黒眼鏡の旦那捕まったってよ。
 全体通達出来る上司がいねえからとりあえず
 連絡はウチのチームで一回束ねて各所に振り分けるぞ。
 いや、ペネロペとかあの辺絶対忙しいから。そう。
 俺の方で受け持たないと多分ヤバい。おう。頼むわ。
 ……はぁー……珈琲飲みに行くつもりだったのに……
 一応様子見に行くか……その辺のチンピラが
 店荒らしてたりしたら困るし……」

昨日よりは、幾分反応も落ち着いた様子で。
しかし、内心のショックはもっと大きく。
のりのきいた白衣をはためかせ、『先生』は歩き始めた。
(G3) shell_memoria 2023/09/17(Sun) 21:47:04

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「そ」
「ま……そんならそう思うわな」

椅子に背凭れて、なんとなく天井を見る。
貴方の出自については、
人伝てにぼんやりとしか聞いたことはなかった。
元々人の過去の深堀はしない方だ。
その場はきっと、そんな相槌に納まった。

自分もそうであったのだし、なんとなくの同情をしている、


「え?予定?何?ない……と思う。多分。
 明日の予定確認して寝るだけかなーとか思ってた」

急にわたわたとし始めたので、面白いな……と少し眺めた。
完全に他人事である。心配させているのは、自分。
(-10) susuya 2023/09/17(Sun) 21:49:58

【赤】 無敵の リヴィオ

"渡し忘れ"た一通を受け取った時、予感を感じた。
あれを嫌な予感とでもいうのか、
端末を片手にさてどうするべきか……。

話通りであれば名の上がった二人のどちらか、
それを決めるために動かなくてはならない。

想定内と言えばそうだが、
落ち合う場所を考える必要性に
少し乱暴な手付きで端末を机上へ。

/*
本当にふたりになってしまいましたわね…

対象を決める必要が出てきますが
予定通りカンターミネさんでよろしいでしょうか?
もしくはもう一人のルチアーノさんですが
もしも他に希望があれば遠慮なくお伺い出来ればと

あと落ち合う場所は何も考えていませんが
先にPL同士で運営ちゃん報告のために
襲撃先のみ決めておくのはいかがでしょう?
RPはいくらでも後付け出来ますため…

以上N.N.PLよりの相談でした。
(*0) sinorit 2023/09/17(Sun) 21:50:11

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

――そうして暫く。
かちゃりと再度扉が開いて、にょきと女の手だけが顔を出す。

「に、ニーノくうん。」

ひらひら、振る手の小指にはいつものエナメル。
ぎし、とゆっくり扉が開いていく。

「て、手伝ってえ。」

塞がった両手、扉を開けるためにその片方を離して、代わりに片膝で支えながら。
ぎりぎりに前が見えるくらいに積まれたダンボール。
だけど、それは奥に見えていたのとは違う箱に見える。
肩で扉を支えてもう一度両手でダンボールを支える。

どうやらこれが、噂のそれらしい。
(-11) oO832mk 2023/09/17(Sun) 21:57:30

【神】 コピーキャット ペネロペ

「──上から引っ張ってくつもりかよ、無茶苦茶だろ!!」


だん、だん、だん。
何をも憚らない大股な足音がアジトの中を行く。
悪態は吐き捨てるように。

「……いや、あの人はただ捕まるようなタマじゃない。
 何か…何か考えがあったはずだ。
 ヴィットーレちゃんも上手くやってるはずだ…」

ぐしゃぐしゃと髪を掻き乱す。
自分を納得させて思考を整理する。考える事が多すぎる。
それでも今はこちらがしっかりしなくては。

「イレネオの野郎がしょっ引かれたのは良いが……
 昨日のパオロとかいう奴といい、身内でもお構いなしか。」

「…動揺すんな!向こうだって混乱してるに決まってる!
 ここでヘタな事した奴からパクられると思え!」

「方針は昨日と変わらん、現状維持だ!
 言われてない事はするな!何かやるなら上に確認してからだ!
 表に出るならこそこそすんな堂々としてろ!」

「ボスが戻るまでの辛抱だ!いいか、わかったな!!」

#アジト
(G4) unforg00 2023/09/17(Sun) 22:00:41

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「猫はな、嵐の前は落ち着かなくなるんだ。
 天気予報になるし、気にかけておくと便利だぞ?」

本当に突然の予感であるように笑って返した。
冗談のように、そうであれと願っていたから。

「好きなだけ甘えて、最高の働きぶりで金は返してくれ。
 ちゃんと死ぬまでつけておくからな」

あなたの事だけは信じてやりたいと思っている。
それでも、いつかの時まで誰かに裏切られても歩けるようにただ今だけは安心して眠りたかった。

誰も欠けではいなかった時間、しかし男はこの先起こることを確実知っていた、事が起きた後ならば気づくだろうか。
未来こそ読めない、それでも何かに縋るような言葉選びであったと察せられるかもしれなかった。
(-12) toumi_ 2023/09/17(Sun) 22:02:19

【神】 無敵の リヴィオ

今日も反応を伺うように周りを眺め、
しかしよくよく観察していたならば
検挙された者の名に顔を顰め考えるような様子。

「…困ったものだね」

ようやく口をついて出た言葉は、
周りのざわめきに掻き消されていく。

深く吐き出したため息も、また。

#朝礼_警察署
(G5) sinorit 2023/09/17(Sun) 22:03:37

【神】 日差しにまどろむ ダニエラ

「――」

す、と息を吸うような音。
それから静かに、そうと吐く。

「……。」
「…巡回。いってきまあす。」

かつと革靴の底を鳴らす。
その合間で、逮捕されたら同僚の机の上に、個包装のミニドーナツをひとつ置いた。

#警察署
(G6) oO832mk 2023/09/17(Sun) 22:04:27

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>G2 ルチアーノ

「早速暴れてるやつ……じゃ、なさそうだな。
 おーい。喫茶店で怒鳴ってるとおまわりさんが来るぞ。
 それとも世を儚んでるのか?やめといてくれ、
 お気に入りの店が事故物件になったら困る」

ここはアジトの中ではないから、
努めて「先生」の顔でそう話しかけた。

「悩み事があるなら場所を移して聞こうか?」

どうせこの後アジトに集まる事になるんだろうし、
そんな意図を含めて。

#Mazzetto
(G7) shell_memoria 2023/09/17(Sun) 22:06:48

【秘】 マスター エリカ → Chiavica テオドロ

/*
御機嫌よう運営です!
少々確認したいことがあってご連絡させていただきました。

テオドロ様の発言入力欄の下に位置する役職説明欄に、薬の使用記録がないかをご確認ください。ご報告なかったのでパスかな?と思っていたけど、ランダムになっていたりした可能性があるので。

また、本日テオドロ様が処刑対象者になりましたので、処理順的に蘇生薬も毒薬も使用できずに墓下に行くことになりますのお知らせも。セットしておくこと自体は可能です。運営への24h前までの報告は今回はなくて大丈夫です。お好きにセットしたりしなかったりしてね!

そんなところかな、村も半分なところですね。引き続き海辺のフチラータをおたのしみくださいませ〜〜Ciao!
(-13) 66111 2023/09/17(Sun) 22:08:59

【人】 渡りに船 ロメオ

「…………は」
「いや、…………。」

伝達された情報は一介のソルジャーにも届く。
文面で簡単に告げられた文字列に、
自分の耳も相手の正気も疑ったのは無理もないと思いたい。

「い、や。だってあいつ、別に」
「悪くなくない?絶対おかしいだろ」

視線の先には自分よりも年下の、あの子の名前がある。
こんな馬鹿げた法の餌食になろうはずもないと思って、

「………………」

オレとつるんでたから?だとか。


「………あー」
「ボケが……」
(1) susuya 2023/09/17(Sun) 22:09:37

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「いい兆候だ。」
「大胆な改革というものは、凡夫には理解できないものだから。」

貴方を捕らえているからか、自由を奪っているという自負があるのか。
こちらの口の方が、いつもより回っているようだった。なんとなく高揚しているように見えるかもしれない。
それでも左右に揺れる視線を追うことはなく、一意に貴方を見つめている。

「駄目だ。」
「洗い浚い吐いてもらう。」
「お前たちには相応の罰が必要だ。」

貴方の取引未満の言葉に応じる気は当然ない。
自分が作成した資料のコピーを捲り、さてと詰問を始めようとする。
貴方の言葉が続いたのは、捲ったページの先の彼と目が合った時だろうか。
それを聞いても、男は表情を変えず。
目を紙面からあげることもなく、言った。

「ああ。」
「それについては問題ないよ。お前の気にすることでもない。」

「寝不足か。因果応報ってやつか?」
「自分の商品を使えばよかったのに。」
(-14) rik_kr 2023/09/17(Sun) 22:09:40
フィオレは、しばらくの間、アジトに顔を出せなかった。連絡は通じたり通じなかったりするだろう。
(a0) otomizu 2023/09/17(Sun) 22:16:38

【影】 日差しにまどろむ ダニエラ

道を往く。海沿いの道。
心地よい海風。でも、今は。

「……」

近付いてきたのは、自動車工場。
それを外から、軽く眺めた。

「………アレッサンドロさん」


人に聞かれてはいけないささやきは、海風に攫われて、溶けていく。

#Mazzetto
(&1) oO832mk 2023/09/17(Sun) 22:20:45

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

嫌な予感というものはえてして当たる。
“忘れ物”を受け取ったその後の出来事に
A.C.Aの一人でもある凶狼は考え込んでいた。

何があってももう戻れない。
重い腕を持ち上げて、端末を操作した。

/*
ご連絡ありがとうございます。
本当に二人きりになっちゃいました。

つきましては襲撃先のご相談ですが
予定通りカンターミネさんを先に、と思っています。

RPなどなどは別でやる形で大丈夫です。
黒眼鏡さんが暗殺者キルだとして
波魔キルが恐らくニーノさんなのが若干気になるところです。
波魔が樹木子にやられた可能性、魔女の呪詛死も微レ存ですが(

ちょっとその辺探り探りのRPかましていくかもです。
多分まだ我々は疑われてないでしょう…
(*1) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 22:29:21

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

「! わ、」

「大丈夫ですか!手伝う手伝う!」

貴方の様子を見れば慌てて手を伸ばす。
なんとかそちらが持てる程度、となれば一応男だ。
まだ余裕を持って持つことができるだろう、とはいえそこそこ重いのだが……。
先程の段ボールとは違うなとは気が付きつつも、今はそれを指摘することもなく。

「こ……これ、全部……?
 めちゃくちゃ届きましたね……」

「流石にここからオレの家まで持って帰るの難しいかもな……。
 家の人に電話して、車出してもらってもいいですか?」

一先ず家の前まで段ボールを出したなら一旦地へと下ろすことだろう。
1箱ぐらいならまだしもこの量となると歩くのは厳しそうだ。
こてんと首を傾げて、スマートフォンを取り出しながら貴方に確認する。
(-15) mspn 2023/09/17(Sun) 22:30:52

【神】 渡りに船 ロメオ

「別に黒眼鏡の旦那もヴィットーレの姉貴も悪かねえだろ。
 特別何したって訳でもねーだろうし……」
「見てんだろいつもの仕事。
 あれに隙があるってんなら今頃全員豚箱だろうさ」

──アジトに居る間のロメオはすっかりと拗ねたような、
いつもより棘のある態度でいた。
不服も不服、アジトの混乱も今や鬱陶しいのみ。
近くに居たアソシエ―テの噂話にため息交じりに口を出し、
うんざりといった様子だった。

「つまんねー事喋ってる余裕があんなら働けよ。
 それともオレと一緒に八つ当たりしに行ってくれんの?」

「……冗談。大人しく頭丸めて怯えとけ」

#アジト
(G8) susuya 2023/09/17(Sun) 22:31:32

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…大丈夫だ。怖がらなくていい。」

注ぎ終えたワインボトルを一度置いて。
躊躇いを見せる貴方をじっと見つめる。
自分が掴むことは容易いけれど、これはきっと。
貴方が自分で掴むことに意味がある、と思ったから。

「全部受け入れるから。」

貴方がどういう思いを持っていたとしても
惜しくなってくれたのならば、拒みはしない。
穏やかな笑みを浮かべたまま、見守るだろう。

/*
めちゃくちゃ更新ギリギリに返信置いちゃった為
見易さを兼ねて改めて置かせていただいてます、すみません。
(-16) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 22:31:37

【秘】 Chiavica テオドロ → マスター エリカ

/*
特に使用歴はありませんでした!(証拠を音水GMの方に送れます)
薬に関しては好きに使わせていただきます!!!!ありがとうございます!!!!!
運営お疲れ様です、お体には気を付けてくださいね。
(-17) backador 2023/09/17(Sun) 22:32:22

【人】 月桂樹の下で ニコロ

朝礼が終わった後
珍しくデスクに向かって書類仕事をする姿があった。

苦手は苦手なのでしわくちゃ顔だけれど
空気も相まってか、割と真面目に取り組んでいるようだ。

#警察署
(2) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 22:33:50

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Chiavica テオドロ

「テオドロ……お前いい男だなあ」

だからこんな軽口をたたき合って観光地に来れているのだろう。
ここに来るのを躊躇していた自分がいたなど嘘のように楽しい気分にもさせられている。

「……ん? ああ、俺は浮気はしない。
 だが――長く愛せる気もしていない。
 だから必ず三ヶ月で別れるって言ってやっている。
 急に冷たくなったり構わなくなって悲しませたくもないだろお?」

逆もしかり、言葉の端から見えるのは相手に対しての気遣いか、はたまた臆病な考えかもしれない。
それでも両方を確かに持っていて、堂々と刹那の愛情だけを男は真摯に与え続けている。

「愛って奴も情って奴も正直信じてない。
 いくら長い付き合いでも隠し事が多い奴に気なんて許しきれるか。
 だからお前ぐらい嫌みを言ってくれる方が安心する、嫌な男か?」

友情だけは別かもしれんな、と友達が少ない男は笑っていただろう。
(-18) toumi_ 2023/09/17(Sun) 22:34:53

【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ

/*
こんばんは……三日目が来てしまいました……
すみません、相方を残してこの墓落ちで……
共鳴残していっちゃった、どうして……?

窓の会話ですが秘話で続きをするのも大丈夫ですし、
場面かなり進めて別れ際の会話だけやるとかでもOKですし、
大分と状況が変わったのでここで2日目のもので切り上げても問題ありません!

ここからは外を出歩けないのでこちら側のレスポンスは難しくなりますが……ロメオさんの白の反応を見ながら胸が苦しくて堪らない人になってます。
どうか頑張って生きてねと祈っています……
(-19) mspn 2023/09/17(Sun) 22:35:13

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「どうするの、これ」

流石に看過できないだろう。
イレネオは過激な発言することはあっても、職務に忠実な忠犬だ。
ニーノは苦手なことも時間をかけて解決する努力家で。
そのどちらもが、逮捕されるような人間ではなかったはずだ。

とはいえ、現行法において正攻法のやり方で逮捕されたとなれば、救うのは自分たちでは難しい。

「せめて……会いに行ければいいんだけど……」


#朝礼_警察署
(G9) eve_1224 2023/09/17(Sun) 22:38:00

【独】 陽光の元で ニーノ

/*
胸が痛い 胸が痛いよ〜〜〜!!!
フィオねえ ロメオさん せんぱいたち……
リヴィオせんぱいとロメオせんぱいの赤発言来る度に頭が大混乱するし もう ギエ〜……
(-20) mspn 2023/09/17(Sun) 22:38:09

【独】 法の下に イレネオ

/*
いや赤窓のメンツ
(-21) rik_kr 2023/09/17(Sun) 22:38:33

【秘】 マスター エリカ → Chiavica テオドロ

/*
🍷
(既読スタンプ)(今ここの報告だけで大丈夫です)
(お気遣いありがとう〜!)
(-22) 66111 2023/09/17(Sun) 22:39:02

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

中身の沢山入ったダンボール数箱。
あなたの力を借りて一度地面に下ろし、ひと息。

「うんー。いいよお。」

覚悟してって言ったでしょお、なんてけらけら。
あなたが電話をかける間、入口の扉に背を預ける。

夕暮れの空が照っている。
どこかで見た、海の色だった。
ぼんやりとそれを眺める。時が過ぎるのなんて、本当にあっという間だ。
浮かぶ言葉を、何度も殺して。
その度に、薄く、目を伏せる。
(-23) oO832mk 2023/09/17(Sun) 22:44:57

【神】 口に金貨を ルチアーノ

>>G7 カンターミネ

「あ……?」

普段の気取った態度でもなく、たまに見せる粗野なそれとも違う。
貴方を睨むその眼光には明確な殺意が籠もっていた。

「なんだ、
こっち
かあ」


年功序列など関係ない、誰が誰を従えているかの階級として目上の存在だとわかれば恭しく顔を上げて口の端をあげた。

「どうも先生さん、ご機嫌はどうだ。
 昨晩の面白いぬいぐるみは人気だったみたいだぞ?
 それで悩み事かあ……そんな大層なもんはもってないけどなあ。
 強いて言えば、愚痴でも聞いて貰わんと今すぐにでも手が滑って此処に火を放っちまうかもしれん」

#Mazzetto
(G10) toumi_ 2023/09/17(Sun) 22:49:05

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

なんだか仄暗い雰囲気もそっちのけ。
うんうんと唸り始めた男は、何やらを指折り数え、決心したかのように貴方に切り出した。

「ね、ロメオさん。
 今晩、うちに泊まりに来ませんか?
 寝る前のホットミルクくらいは出しますよ」

もちろん貴方が嫌ならば断わって構わない。
この男からの提案は単純に、
「心配だから寝るところを見届けたい」
「あわよくば寝る直前まで話相手がいてくれると嬉しい」
以上の意味を持たないため。
(-24) NineN 2023/09/17(Sun) 22:51:49

【神】 pasticciona アリーチェ

「……っ」

逮捕された人々の名前を聞けば顔面蒼白になり、
何かを堪えるように両の手で口元を覆う。

他の人にとってはどうだったかわからない、
もし会話があっても耳に入る余裕もないけれど、
自分にとっては、全員がそんな目にはあってほしくない、そんな相手ばかりで、特に──


「────。」

声に、彼の名前を声に、しそうになったのを、
歯を食いしばって懸命に堪えてから、

「巡回、に」

いって、きます。
か細い声で呟いて、ふらりとどこかへと向かう。

#警察署
(G11) poru 2023/09/17(Sun) 22:54:41

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

けらけら笑われるとだって〜なんて言っていたけれど。
とりあえずは電話をして迎えに来てもらうように頼んでいた。
『すみません、荷物が思いの外多くて、いいですか?』と。
それは同じ屋根の下に居る相手に向けるには、少し距離のある尋ね方だったが。

「十分ぐらいで着くみたいです」

貴方に笑って伝えた後は、しばらくその場で他愛ない話をして時間を潰したことだろうか。
その内迎えに来てくれた車からは両親──ではなく前に話した家政婦の、妙齢の女性が顔を覗かせていた。
事情を話したのちに後部座席に詰め込めば、あとは家に持って帰るだけ。

「……よし。
 じゃあダニエラさん、いっぱい果物ありがとうございます!
 知り合いにも配っておきますね!」

その胸が何度も殺した言葉など知る由もない。
男が貴方に向ける笑顔はずっと、変わらないままだ。
(-25) mspn 2023/09/17(Sun) 22:55:23

【神】 Chiavica テオドロ


「……これは……」

(思っていたより……動きが早すぎる)

ハッキリ言って。この場にマフィアと関わりを持っていない人間の方が少ないだろう。知っていた、これは気に食わない者を牢に入れる理由に過ぎない≠フだと。

だから甘く見ていた。ただの威圧行為と思っていたが、ここまで指向性を持った害意だったとは。

「……そう、だな」

自分は仮にも警部補。現場の責任者だ。
針に糸を通すような作業にはなるが、口利きだってできないことはないだろう。ただ──

(──それには、もう遅いか)

なんとなく、肌で理解している。
今の警察署で不都合な人間は誰か。下手な動きを見せれば直ぐに毒牙が喉元にやってくる。無力を、実感している。

#朝礼_警察署
(G12) backador 2023/09/17(Sun) 22:56:25

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

書類仕事に行く前になるだろうか。
ふらりと何処かへ向かうその背が気になって。
追いかけては、声を掛ける。

「アリー。行く前にちょっとだけ時間、貰えるか?」

呼ぶのは、仕事ではあまり呼ばない貴方の愛称。
あまりにもあまりな事だったから。
妹分が心配になった。
(-26) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 22:58:07

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカ

バー、アマランテ。
ここにはどんな情報も、3つだけ買えるというマスターがいる。
それ以上を望めば災難が降りかかるとも。

できればこういう場所は使いたくなかったけど、背に腹は変えられないだろう。

「マスター、あなたの持つ情報を買いたい」
「イレネオを逮捕したやつは……誰かな」
(-27) eve_1224 2023/09/17(Sun) 23:01:16

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

/*
こんばんは!独り言で泣いていました。どうして……?
個人的にはもうちょっとお話したかったな……!!と悔やんでいたので、秘話で続きをさせていただけるのなら嬉しい限りです!
もっとニーノくんとお話させていただけますか……??
ロメオはガタガタですが強く生きます……よろしくお願いします……。
(-28) susuya 2023/09/17(Sun) 23:05:39

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「テオ、ちょっといいか。」

朝礼の後頃に
貴方の姿を認めて声を掛ける。

ただならぬ気配を感じ取ったのか
もしくは今日の検挙で何か思う事があったのか
少し真面目そうな様子が窺えるだろう。
(-29) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 23:07:38

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

まるで怖がる子猫へ語りかけるような君に、
小さな笑い声を零し、握りしめた指先を少し解く。
この先何が起こるか分からないのは、
君の幼馴染にとってもそうだ。

例え自棄にならないとしても一人欠ければ?

今の状況下では何も言えない。
例え自分達が彼らを対象とせずとも、あるいは。

「………………もしも、もしもの話をしよう。
 もしも君以外の二人、どちらかが先に
 誰かの手によって検挙されてしまった時」

──君は、どうする?

ここで己が手を掴んで、本当に良いのだろうか。
臆病すぎる男は、この先を考えてしまう。
怖がらなくていいと口にされて尚、それを恐れてしまう。

確認せざるを得なかった事象について言葉にした時、
伸ばした手の甲がワイングラスへと触れた。
(-30) sinorit 2023/09/17(Sun) 23:08:35

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>G10 ルチアーノ

おーこえー、と内心に呟きながら、
ガワ・・としては何も気付かない無神経を装う。

「"怖いニュース"以外はまあまあな機嫌かな。
 そりゃあよかった、キミもいるかい?
 自分の部屋に連れ込んで悩みを打ち明けるには丁度いいぞ」

へらへらした様子はいつもの通り。

「そりゃあよくないな!『整理整頓』はしてあるだろうし、
 車の燃料に引火したら困るし。それじゃあ、
 たまには生身のぬいぐるみになって
 愚痴でも聞いてみようじゃあないか。」

念のために外から店内を軽く確認して、
『片付け残し』がないかをチェック。まあ、ある訳ないか。
終わったら行こうぜ、青年。そう声をかけてアジトへと。

#Mazzetto
(G13) shell_memoria 2023/09/17(Sun) 23:08:57

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「おつかれえ。」

電話を終えたあなたに向けるのは、いつもの朗らかな笑み。
夕焼け色に照らされて、柔らかに影を落とす。

積み込み作業も手伝って。
ああ、この人が蟹の…とひとりでに納得をした。

「――うん。」

にこやかに笑う。
それしか取り柄はない。


「また明日。ニーノくん!」

その“明日”なんて、来ないけど。
それを知っているけど、女は、そう、いつも通りに。

手を振って。車が走り去るのを見送るだろう。
(-31) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:13:45
ルチアーノは、店を出る前にフィオナは、と呟いて。『無事か』とだけ連絡を入れた。
(a1) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:15:33

【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ

──夢、夢、夢。

曖昧な意思を拾い集め、投げかける者も多い中、
あなたは確固たるそれを持って現れた。

さて、求めたものへは辿り着けたか。

/*
こちら夢の情報屋ですので、RPは夢でしっかり意思を持ってやってきた
というように変換して読ませていただきます。
(夢ではマスターでもなく単純に情報屋です)

襲撃者PL様に情報開示の可否の確認後にまたご報告しますね!
(-32) 66111 2023/09/17(Sun) 23:15:41
ルチアーノは、/*フィオレですね。>>a1
(a2) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:16:41

【人】 門を潜り ダヴィード

「はっ、は、……」

息を吸って、吐く。
それだけのことがどうしてこんなに苦しいのか。
端末に届けられた知らせを何度読んでも、意味が理解できなかった。
いや、理解はできた。納得が何もできなかった。
喉の奥から苦い味がして、いやな汗がどっと噴き出る。

「……なんで…………?」

息を吸っているのにずっと酸素が足りない。
アレ。俺の敬愛する人。これには何か理由があって、考えがあって、俺になんかは話せないことで。

そうじゃなかったら?


ちかちかと端末は繰り返し通知を発している。
警察にも逮捕者が出たようだ、と。
奇しくも知り合いと同じ名前だったそれをなぞろうとして、ぼたぼたと涙が零れ落ちた。

落ち着かないといけない。何もなかった顔をするのが一番だ。
結局、その日の昼過ぎまで男はアジトへ顔を出さなかった。
(3) NineN 2023/09/17(Sun) 23:17:41

【妖】 路地の花 フィオレ

「………」

あなたの部屋の前まで来て、インターフォンを鳴らす。
仕事に出ているのだろうから、返事はきっとない。

「(そういえば、開ける時は連絡してくれって)」

言ってたっけ。

扉の横に座り込んで、メッセージを送った。

『今日、家に居させてほしいの』
『時間がある時、開けに来てくれる?』
($0) otomizu 2023/09/17(Sun) 23:18:54
フィオレは、ルチアーノに少しだけ間を空けて。『だいじょうぶ』とだけ、返事を送った。
(a3) otomizu 2023/09/17(Sun) 23:20:34

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…まああり得る話ではあるよな。
特にテオなんかは立場もある。」

アリーチェは一番疑われづらい位置だろうか。
けれど可能性が無いとも言い切れない。
貴方の言葉に僅かに考える間があるだろう。

「元からそこが安全地帯になり得るなら
アイツらを検挙する覚悟は決めてたからな。
もしそうなったとしても、やる事は変わらない。」

「ま、署長代理殿をぶち落とす算段を
考えるくらいはあるかもな。」

なんて、冗談交じりに言いながらも。
恐らくは変わらない。やると決めたことは、曲げない。
ワイングラスに触れる貴方の手の甲の方へ
手のひらを差し出した。

「答えにはなったか?」

貴方の納得のできる答えを返せただろうか。
(-34) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 23:21:49

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

いくらか付き合いのある中で、貴方のことは分からないなりに分かってきたつもりでいた。
それでも、一面でしかなかったのだと当然なことを理解していく。向けられた表情の種類はこの一日だけで随分増えて、それがやっぱり、嫌ではなかった。
そっぽを向かれればまた口の端をきゅうと持ち上げたんだろう。ああ、そういう顔は、案外分かりやすい人なんだ。
助手席で落ち着かない様子でいるのだって、なんだか年下のようで可笑しかった。こちらに気遣いながらも、少ない食事に安心を隠さない様も。無性に可愛らしく見えて、撫でてやりたくなった。
その度に少し口角をあげたのを、貴方は気づいていただろうか。

貴方の住処に案内されれば、まずは物珍しげに見回したんだろう。
遠慮のない視線。もし万一隠したいものがあったのであれば、隠しておくべきだったと思ったかもしれない。

「良いところですね。」

とまれ、初めの感想はその一言。
おそらく、セキュリティの硬さに対して。
(-35) rik_kr 2023/09/17(Sun) 23:22:01

【独】 法の下に イレネオ

/*
妖精そこ!!?
(-33) rik_kr 2023/09/17(Sun) 23:22:27

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
お返事ありがとうございます!
それでは一先ず相談等々失礼します

そして襲撃先の件かしこまりました
それでは予定通りカンターミネさんに、その上でふたりで襲撃するか
もしくは前回同様片方はパスにするか希望はございますか?
最悪叢魔陣営が生きていればゲームは続きますが

ニーノさんについては本当に分かりませんね
何かが発動したのかキル職からなのか
謎ではあり気になりはしますが答えが出ない…

探り探りのRPにつきましては了解です!
疑われていなかったらいいなという希望を抱いておきます…
(*2) sinorit 2023/09/17(Sun) 23:24:45

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「あんたにくれてやる時間はそう多くないですが。
 まあ……話位は聞いてやりますよ」

返す言葉はいつも通り威勢のいい物であったが、
声色はどことなく平坦で、柔らかいものだった。

流石の男も普段通りではいられない、という様子で。
(-36) backador 2023/09/17(Sun) 23:25:39

【影】 うたかたの ダニエラ

――たとえば。

自分が警察官じゃなかったら。
こんな法案がなかったら。
本当に、家族だったなら。

今頃、大きな声で泣いているんだろうか。

……あまりにも、無意味な仮定だ。
だってそうだったなら、きっと今頃、ここでこうしてなんかいやしない。

潮風に髪を揺らし、ゆっくりその場を離れていく。
吐き出す先を、探す。
吐き出したい想いの形を探す。
……それすらも分からないのに、何を吐き出せばいいんだろう。

誰も知らない訪問が、自動車工場にひとつ。
この場でやれることなんて、自分には何もなかった。

まだ、始まったばかり。
自分は自分の戦場に、戻らないと。


#Mazzetto
(&2) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:27:58

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

「はい、また明日、ダニエラさん!」

助手席に乗り込み、窓を開けて。
にこやかに笑う笑顔の裏側は見抜けない。


車が発進して遠ざかり始めても、身を乗り出して手を振って。
明日は変わらずに訪れると信じている。




男は、貴方の元から離れていく。



──貰ったフルーツは帰ってから袋に取り分けた。
そうして一番最初に持っていった先は、
『にいさん』と呼び慕う相手がいる喫茶店。
お裾分けがあるときのいつも通りの行いで。
こんなに長く共に居るのに。

その人がマフィアであることなんて、何も知らなかった。
(-37) mspn 2023/09/17(Sun) 23:29:47

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

/*
こんばんは!三日目、訪れましたね……
ひとまず果物の提供先として成功しているのは黒眼鏡さんでした。
(本日の死者一覧を見つめて呻きながら)

ここからですが、ニーノ逮捕にあたっては逮捕そのものもダニエラさんが行う想定でしょうか?
そういうわけではなくモブ警官に突然逮捕される想定でしょうか?
前者であればロール引き続きお願いいたしますというのと、後者であればこちら側で良い感じにしますので!
また教えていただければ幸いです、よろしくお願いいたします!
(-38) mspn 2023/09/17(Sun) 23:32:10

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「えっ?泊まりに?」

ぱ、と目を丸くした。
まさかそんなこと言われるだなんて思ってもみなかったし、
誰かの家に泊まるという経験もない。

「あ、と……えと」「え? うん……」
「え、いや、え?いいの?いいなら、いいけど」

しきりに瞬きをしながら、
急にどっと汗をかいたような気持ちになった。
他の人から見ればきっと、
突然挙動不審になったように見えるだろう。

「いいの? いいんだ……」

寒くもないのに片腕を擦っている。
こんな反応ではあるが、嫌がっていない事はきっと伝わるだろう。
なんとなく別のしがらみがあるのだ。
(-39) susuya 2023/09/17(Sun) 23:32:14

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

時折貴方とも話していただろうこのソルジャー。
年齢と所属している年数の割に昇級をしていない。
やけに仲が良いのはペネロペと黒眼鏡で、部下を溺愛してる。


そんな表の顔を剥いだ男は無表情のまま貴方についていく。
人気がなくなったと思えば、部屋か、たとえそこが廊下であろうとも口を開く。

「何でもいい教えてくれ、あんたの知ってること。
 ……俺は……っ」

それは、思ってもこの瞬間にしか言えない誰にも言いたくない言葉で。

「……俺のせいで黒眼鏡は捕まったんだ」
(-40) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:32:18

【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡

/*
ぴこん。御機嫌よう運営です! イレネオ様を襲撃した方(黒眼鏡様)宛てに、情報屋ロッシを利用しての情報開示希望のお知らせです。

エルヴィーノ様が、イレネオ様を襲撃したPCを知りたいとのことです。
OK、NG、黒眼鏡様の都合に合うものを回答いただければ。
OKの場合は運営を通して内容を伝えるでも、黒眼鏡様が直接伝えるでも構いません。如何しましょう?
(-41) 66111 2023/09/17(Sun) 23:32:22

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「諸君ご機嫌……よくはねえよなあ。
 おはよう。情報はもう大体回ってるよな?
 我らがカポ、黒眼鏡殿及びヴィットーレが逮捕された。
 何らかの思惑や手回しか、クソ法律の強制介入かは不明だ。
 警察の方でも二名、巡査長及び巡査各一名が逮捕だ。
 年齢・立場関係なし。マージで無差別にやってる感がある」

ルチアーノと共に扉を開けて入ってきたメイドマンは、
大雑把な情報共有としてそう告げた。

「カポが抜けた現状、指示を仰ぐ先に困る事も多いだろ。
 一先ずペネロペと俺を中心に動くようにしてくれ。
 情報の類は俺に回してくれれば
 チームで精査してしかるべき方向に振り分ける。
 全員、仕事の際はいつも以上に足跡をつけないように。
 とりあえず以上!文句と愚痴も情報チームに回せ、
 ペネロペにはあんまり苦労かけんなよ!」

忙殺は全ての能力を下げる。身を持って知るメイドマンは、
優秀なコピーキャットの負担を下げるようにそう宣言した。

……なお、誰にも無断で、である。この宣言を聞くか否かは、
各々に任せられる事となるだろう。ともあれ。

「さて、ルチアーノくん。随分ご立腹だったな。
 とりあえず真っ先に君の愚痴を聞こうか?」

のし、とソファに腰かけた。
(G14) shell_memoria 2023/09/17(Sun) 23:32:29

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>G14 #アジト つけ忘れな。悪い、急いでたもんで。
(G15) shell_memoria 2023/09/17(Sun) 23:33:20

【独】 陽光の元で ニーノ

/*
す 全てが見えるよ〜
くるしいよ〜
二日目までこうじゃなかったはずが……
(-42) mspn 2023/09/17(Sun) 23:33:28

【秘】 うたかたの ダニエラ → 無敵の リヴィオ

「……」

新たな逮捕者の出たその日の昼過ぎ。
見回りから帰った女は、あなたのデスクに立ち寄った。

ことり。
置かれたのはくまのヘアピン。
そのまま昼食もとらず、女は自分のデスクに突っ伏している。
(-43) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:33:28

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
カンターミネ諜報員か!?

俺のこと気づいたかね。
(-44) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:34:43

【秘】 pasticciona アリーチェ → 黒眼鏡

「ふふ、どうして謝るんですか。
 私もシスターではないただの一介の警察官。
 咎める資格も何も持っていませんよ」

少しおかしな事を聞いたように微笑む。
悪党で、不心得者で、でも、それだけじゃない人としての魅力があるのも事実で。
そんな人が信仰心の有無について気にする素振りを見せるのはどこか新鮮な光景だった。

「……そんな顔をされるなら言葉に出さなくてもいいのに。
 本当に、不思議な人ですね」

貴方の表情を見て、悪党とはいっても真に何の悔いも抱えていない人ではなさそうだ。
そんな人にこそ救われて欲しい気持ちがあるのを心にそっと秘めて。

「わわっ!!そ、そんな近付かなくても迎えますよ……!
 悪党仲間だとしても最初から距離がち、近すぎます…!」

勿論赤面の女はそのまま食らって、肩を組んだまま墓地の方へと引きずられて行くことになる、前に。

「……悔い改めれば救われるよ、と知っているのに、
 改めず、救われないと知って尚、罪を重ねていく己は」

「まだ愛を知らないで生きている今の悪党よりも、
 ……ね、余程の悪党だと思いませんか。
 思われてるよりも、全然善良ではない女です」

罪の詳細は語らないのは、聞かせたくなかったからで。
それでもこうして語ったのは、聞いて貰う事で助けになるから。
(-45) poru 2023/09/17(Sun) 23:34:44

【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ

/*
惜しんでいただけてありがとうございます……とても嬉しく、そして苦しいです……
お話についてはぜひぜひ!
当方もロメオさんともっとお話したかったので嬉しい限りです。
それではこちらからお返事お返しいたしますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします!
(-47) mspn 2023/09/17(Sun) 23:35:23

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「おーおー、擦れてんなぁ。
まあこうなりゃ流石のお前も普段通りじゃいられねえか。」

知り合いが二人も検挙された上に
長らく尻尾を掴ませなかったカポまで。
尋常でない状況では普段通りで居られないのも頷ける。

「いや何、こうなってくりゃ
次に誰がしょっ引かれるかなんて分かんねえだろ。
ニーノやイレネオが何かやったなんて考えづらいしよ。」

「敢えて聞くぜ。
これからどうするつもりでいるんだ。」

立場的には貴方は上の人間。
自分よりも向けられる目線は厳しく、そして。
責任も重い筈だ。
(-48) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 23:35:48

【独】 情報屋 エリカ

/*
狼窓が猫又襲撃について話してるよ〜〜〜〜〜〜ひとりで襲撃するならどっちか一人になるよここ〜〜〜〜〜〜〜〜〜いーーーーーーー
(-46) 66111 2023/09/17(Sun) 23:37:25

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

/*
樹木子、猫又を警戒するのであれば
片方はパスにする方が生存率は高まりますね。

それでも暗殺者や波魔の襲撃と魔女の呪詛のリスクは
変わらず残りますが…

パスと指定と、希望はありますでしょうか?
(*3) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 23:38:04

【妖】 Chiavica テオドロ

『はい』
『戻ったら開けます』『連絡もその時に』

しばし遅れて、簡潔な返信で伝えるべきことだけを伝える。

『寝るところはないんでソファで寝てください』

特記事項も忘れずに。
($1) backador 2023/09/17(Sun) 23:39:30

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

あなたの乗る車が、消えるまで見送った。
そうして、ようやく、小さく、小さく。
誰にも聞こえることのない、殺してきた言葉を。




「……ごめんね。ニーノくん」
(-49) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:39:38

【独】 情報屋 エリカ

/*
いや、狼陣営は襲撃適用がまずひとりだから、二人で襲撃していてもになるのか…? どうですか処理順さん。
(-50) 66111 2023/09/17(Sun) 23:40:36

【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ

「本当に反省してる〜……?」

訝し気な表情。
けれど貴方が"そういう"感じなのはいつものことだ。
だからそれ以上突っかかったりはしないのだけれど。

「へえ……そういうの書いてるんだ。
 オレもちゃんと新聞読まなきゃな。
 平穏に見えるけれど、街中物騒なところもあるし」

嫌だろ、には同意を示すようにこくこくと頷いて。
ちび……とホワイトルシアンをまたひとくち。
やっぱりデザートみたいって零してから。

「いいでしょ、ひとくちあげるよ、ふたくちでもいいけど」
「にしてもロメオさんにも頼んだことないのあるんだ?
 例えばどれ〜?」

尋ねつつも、グラスを貴方へと差し出した。
こちらが先程はお裾分けを貰ったので、これでおあいこだ。
(-52) mspn 2023/09/17(Sun) 23:40:44

【独】 法の下に イレネオ

/*
け、け、け、警察たち〜w
(-51) rik_kr 2023/09/17(Sun) 23:41:22

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

/*
お疲れ様です。おさとうかえでです。
黒眼鏡さん…(諸々の思い)

お問い合わせの件ですが、どうしようかと悩んでおります。
流れで決めるか!と思っていたのですが、この流れなら波魔摘発チームに許されたモブ警官が濃厚で……。
というか相手が黒眼鏡さんなら尚のことモブが濃厚で…………。

でもRPしたいという気持ちもあり。
大変悩んでおります。どうしましょう………。
(なんの答えにもならない解答)
(-53) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:41:41

【人】 無敵の リヴィオ

ざわざわと波打つように広がる声も、
連日での法の施行を恐れてか、昨日よりも小さく思える。

それもそうだろう。
上も下も警察もマフィアも関係ないというように
幾人もが法により検挙されているんだ。
そうならないはずがなかった。

そんな状況ではあったがしかし、
この男はいつも通りを振舞っていた。
先程の呟きも掻き消された以上なかったも同じ。

デスクに置いた手鏡を片手に前髪を整え、
今ある仕事に手をつけていこう。

「…よし、今日の俺も最高だ」

#警察署
(4) sinorit 2023/09/17(Sun) 23:43:13

【神】 口に金貨を ルチアーノ

「……言わんとだめかあ?」

へらりと表情を変えて入った先で笑みを浮かべれば、
壁にもたれかかればどうしてやろうかと腕を組んだ。

「愚痴はなあ、無茶すんなって言ったんだあいつにい。
 あれ、この間は言ってなかった気もするなあ。
 いつものことなんでな」

「なんだったか……知ってたかあ?
 喧嘩好きなんだよなあ黒眼鏡の旦那。
 俺も昔はくそみたいな溜まり場に放り捨てられそうになって
 あれは死ぬかと思ったね。俺は肉体派じゃねえ。

 んで……あの人喧嘩しに行ったんじゃねえかな。
 こんなご時世に。大人しくしろって言ってんのに」

「……全部ただの想像だけどなあ。はっ……」

#アジト
(G16) toumi_ 2023/09/17(Sun) 23:43:22

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

隠したいものは特になかったけれど、そもそも言ったその日のうちに来てるのだから、片付ける時間なんてなかっただろう。
深酒して寝に帰るくらいしかしないものだから、そもそもが物が少ない。
必需品の家電や家具の他は、ノートパソコンと、本棚くらいしかない。
本を読むのが好きなのか、本棚には推理系の小説と、チェスの本などが並んでいる。

「見すぎ」
「車の中でだって、止まるたびにこっち見てた」

どうやら視線には気づいていたらしい。
見られるたびにその顔が笑ってたから、乗り心地の悪さには拍車がかかっていたはずだ。
仏頂面がこんなに表情を崩したままなのは珍しいにもほどがあるだろう?

本当に。
調子が狂うからやめてほしい。

「まぁね……警察ってだけで信用されるからいい部屋探しやすいし。無駄に変なの入ってこないから助かってる。
 ……何か飲むかい?」

部屋の感想については、セキュリティの話だろうなと判断して答えて。
荷物をソファに置けば、とりあえず冷蔵庫へ向かった。
お茶と珈琲もあるけれど、確かあなたもお酒は好きだったはず。
軽食のお供の飲み物には最適だと思うが、どうだろうか。
(-55) eve_1224 2023/09/17(Sun) 23:46:25

【独】 情報屋 エリカ

/*
>決定した襲撃対象を選択していた者の中から、ランダムに襲撃者を決定する。
これが襲撃処理の前の処理としているから、狼ふたりともがミネちゃんにセットしていても襲撃者は1扱い。一人に確定している。ので襲撃者が道連れにあう。いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イヤッ
(-54) 66111 2023/09/17(Sun) 23:46:31

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

/*
黒眼鏡さん……(心中を察する)

難しいところですよね……!モブが濃厚かとは思いつつ…
ただRPしたいはこちらもあるため、RPしてもいいのでは…?という心にもなりました。虚空に手をさ迷わせています。人生に一回のチャンスだから……(?)

黒眼鏡さんとの話とは別で、ニーノはその日の夜ご飯を別の警官の方と楽しく食べていたため、とりあえずそこまでは逮捕されていないかなという形です。
逮捕チャンスとしては相手と分かれて一人になった、そこからの帰路が一番あるかな〜といったところなので。
もし宜しければダニエラさんにそこで捕まえてもらってもいいですし、モブ警官に捕まってから牢獄で会うとかでもOKです!
いかがでしょうか?
(-56) mspn 2023/09/17(Sun) 23:52:09

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

「怒るのは慣れてないのもあるけれど……
 あのね、まだ終わってない話だと思うから」

汚れたハンカチについては、「そんなの全然、いい」と首を振って、半ば貴方に押し付けるように手渡してから抱き着く形になったのだろう。

「……泥を塗るだなんて、そんな事はないよ。
 ……寂しくなるね。お店、なくなっちゃうんだ。
 でも、生きてさえいれば、またお店は作れるものね」

そんな事は思ってはいないけど、彼の決意を否定したくもなかったから、続く言葉に抱き着いた姿勢のまま俯いていたが、

「わかったわ。大丈夫、少し辛くはあるけど、
 それで家族の縁が切れる訳でもないんだもの。
 耐えて見せるわ。皆の、ヴィットーレの、私自身の為にも」

涙を流さないで、との願いに、顔を上げて貴方の瞳を見つめながら宣誓に近いように呟いて約束を交わす。

自分の涙は、自分一人の責任ではない。
酷いお願いだ。だけど強く抱きしめてくれる貴方の体温が温かくて、それに込められた温かい感情も知ったから、迷わない。

「……生きてさえいればきっとどんな事でもやり直せる。
 だから、もし"そう"なっても、
 ……ぜったい、絶対に死なないで。帰って来てね」
(-57) poru 2023/09/17(Sun) 23:53:20

【神】 コピーキャット ペネロペ

「おう、絶賛みんなの総合窓口ペネロペさんだ。
 一部上の判断が必要な事は親父…バルドの方にブン投げた。
 そっちもそうしてくれ」

今日この構成員はがなるよりも端末片手に報連相に忙しい。
とはいえ最悪な一日の始まりと比べればやや落ち着いたらしく、
歳と役職柄知った顔の二人がやって来れば顔を上げた。

「ルーカスはあの人絡みでご機嫌斜めか。
 まあ……何か考えちゃいたんだろう。喧嘩かは知らんが」

「そんならせめて前もって相談してくれとは思うが、
 ま、きっかけは不本意だった可能性もあるわな…」

#アジト
(G17) unforg00 2023/09/17(Sun) 23:54:25

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ


「……ニコ、どうしたの」

未だ青白い顔のまま振り返ったアリーチェは、
一度足を止め貴方の方へと振り返る。

明らかに覇気も元気もない、
その上、いつもなら幼馴染相手には話好きな女は、
普段なら話題を適当に振ってくるのにそれもない。

ただ、貴方の瞳をじっと見つめているだけ。
(-58) poru 2023/09/17(Sun) 23:56:03

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「…………」

「これは
妙な夢
で聞いた話でしかないが。
 次狙われるとしたら、お前達のどちらかだ。」

荷物は纏めておけ
。いつ席を空けても良いように」
(-59) unforg00 2023/09/17(Sun) 23:58:44

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


「…………」

「これは
妙な夢
で聞いた話でしかないが。
 次狙われるとしたら、お前達のどちらかだ。」

荷物は纏めておけ
。いつ席を空けても良いように」
(-60) unforg00 2023/09/17(Sun) 23:58:58

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

/*
暫く叢魔窓がうるさくなりますことをお許しください…

そうですね、人生に1回のチャンスですもんね……!
気を持ち直して頑張ります。ニーノくんに手錠かけたくないな…(こころがふたつ)
いえ、頑張ります!
帰路の描写を頂けましたら、応じさせて頂きますね。

引き続きよろしくお願いいたします!
(-61) oO832mk 2023/09/18(Mon) 0:01:04

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「…酷い顔色だな。
ああ、ちょっとな。休憩室で話そうぜ。」

思った以上に深刻そうな様子に
苦笑いをしてみせて。

手招いて、示す先は個室になった休憩室。
話を聞かれづらいそこで話をしようと持ちかけるだろう。
(-62) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:01:41

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「色男と美人は目立って困るなあ……」

「……はー、もう少しゆっくりデートさせてほしいね」
(-63) toumi_ 2023/09/18(Mon) 0:06:16

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

 
「それはなにより。適度に食べたいものを
 食べたいように生きるのは人生を彩るコツよね」

言いながら自分の分も切り分けて取る。
勿論味見はしているものの、テオにだけ食べさせるよりは
一緒に食べる方がきっと気兼ねしないだろう、という
気が利いてるのか利いていないのかいまいち謎の配慮だ。

「……やっぱり、終わるのを耐えるしかない?
 対抗できるとしても今のうちの上層部ではどうにもならなくて、……あるとしたら、マフィアに頼るしかないのかしら。

 ……16年前みたいね。待って耐えて、頼るしかないの。
 思えば随分遠くに来たのに、何も変われた気がしないな…」

いいながら、ようやく切り分けたトルタを口に含む。

うん、と貴方と全く同じ反応をしてしまって、
それが面白かったのか一人でくすりと笑ってしまった。
傍から見ると、ちょっと不気味かも。でもいつもの事かも。
(-64) poru 2023/09/18(Mon) 0:06:20

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「ああ〜……」

言った傍からそうなった可能性を考えれば、
あの叫びもわからんでもないな。そんな思考。

「ソルジャーの頃は凄かったんだっけか、あの人。
 それで文字通りこのご時世に、喧嘩ねえ……。
 ……それが実際そうなら、よっぽどの何かだろうなあぁ。
 クソ署長を物理的に殴りに行った……かあ?あの人が?」

ふうむ、と首を傾げる。
過激な瞬間を目の当たりにはしていないから、
いまいち想像がつかないと言った風。

「まあでもありえない話でもないのか。
 とんでもない法案が通るくらいだし……
 それに比べたら、ファミリー思いで殴りに行っても。」

考えがある、の方に一票入れときたいが、
どっちにしろ本人しかわかるまい。

「……ま、今は出来る事をするしかねえよなあぁ……
 いつでも動けるように、しかしお静かに、だぜ」

愚痴を聞くと言いながら喋るのは、サガだろう。
ひらり、手を振る。これ以上は推測しか出来ず、
推測は情報足り得ないのだ。せめて通常営業で。
それがこの女の思考であった。
#アジト
(G18) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 0:06:28

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

 
「……いま、そんなに酷いかしら。
 うん、でもそれならそうするわ。
 ……ニコに迷惑、かけたくはないもの」

と素直に貴方の言葉にも、提案にも頷いて、
誰もいない休憩室の椅子を一つ引いて、大人しくそこに座る。
放っておけば周囲をぼんやり見つめるくらいの事しかせず、
まだ、自分からは言葉が出てくることはない。
(-65) poru 2023/09/18(Mon) 0:08:50

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → コピーキャット ペネロペ

「そりゃあ、」
「いい話じゃあないな。」

この地で夢の話・・・を笑うのは難しい。
それも、真面目な顔で話された時は。

「まあ、情報ありがとよ。俺はいつでも準備出来てる。
 チームにも対応は周知済みだ。
 俺がいつ居なくなってもいいようにな。
 ……苦労をかけてるから、あんたには言っとくよ。」

「――俺は一人を除いて誰も信じてないもんでね、
 誰にでも対応出来るようにしてあるんだ。いつでも、な」
(-66) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 0:13:32

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「おう。真っ青だぜ。
そんな状態じゃ仕事にならねえだろってくらいな。」

自販機で購入するのは暖かいココアを一つ。
それを貴方の方へ寄越すだろうか。

「それ、結構美味いんだ。
飲んでみると良いぜ。」

多くの声を掛ける前に
少しでも落ち着くことが大事だと判断したのだ。
(-67) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:16:50

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「あんたならどうしますか」
「なんて」

「聞かれたって困るよな、ニコ」

素のところから出た言葉に、
自分でも思わず困りながら笑って、嘆息する。

「下手に動くのは難しい、でしょうね。
 ……けれど何もしないというのは選べない。

 無駄と分かっていても告発に出るか。あるいは交渉して部下位は見逃してもらえるように頼みたいですね」
(-68) backador 2023/09/18(Mon) 0:16:54

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「楽しいドライブの予定もキャンセルだ。悪ィな」

「それとも最後と思ってひとっ走りしてくか?」

無い寄りの半分冗談を付け足して、それだけ。
(-69) unforg00 2023/09/18(Mon) 0:17:56

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

/*
問題ありません、思うままに動かしてくださいませ…
ここでペンライトを振っておりますゆえ……

ありがとうございます!
ダニエラさんに手錠かけてもらえるの、嬉しいです。
(心がキュっとなりながら)
またダニエラさんが手錠をかけてくださるとのことなので、拘留された後のニーノの状況としては『事情聴取を受けても口を開かない』というのが確定気味かなと思います。
ので、墓下PCの24時間以内の結果報告にはそういった旨を記す予定になっております。不都合等ございましたらまたご連絡ください。

それでは帰路の描写を次から投げさせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします!
(-70) mspn 2023/09/18(Mon) 0:20:05

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ


──雨が降り出してしまう前に、と。

食事をしていた相手と別れ歩く、ひとりの帰り道。
月も星も見えない暗い夜道を辿る男の心は、天気とは裏腹に晴れ晴れとしたものだった。
迷っていたこと、悩んでいたこと、いつか何か見えるだろうかということ。
零してしまった弱音と涙を受け止めてくれたせんぱいが、暖かな言葉で信頼と勇気を与えてくれたから。

明日からも頑張れる、そうして頑張った姿を見てもらう。

考えただけで元気が溢れてくるから笑みも自然零れていた。
……ところ、ぽたりと。

「……あ、降って来た?」

頬に当たる雫に瞬く。
身体が冷えると熱も出やすいからよくはない、休みたくはないのだ。
だから少し小走りに、帰路を急ぎ始めていた。
(-71) mspn 2023/09/18(Mon) 0:22:48

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

どうやら気づかれていたらしい。

拗ねたように、皮肉るように突き付けられた言葉には少し面食らった。
ああ、そうか、自分が見ていたのだ。
今日はやけに貴方の表情が目に入るのも、その瞳の色を花浅葱だと知ったのも、困ったように視線を逸らす軌跡が網膜に残像を刻んだのも、全部自分が見ていたからだったのだ。
そんなことに今更気づいて、少しの間口ごもる。

「……。」
「嫌でしたか。」

やや困ったように問いかけるのはそんなこと。
聞かれた方が困るだろうことを、これは簡単に口にする。

「そうですね。いいことだ、警察に信用があるのは。」
「裏切りたくないものですね。ああ、いただきます。」

酒を飲むと眠りが浅くなるとは言うけれど、少しくらいなら構わないだろう。
貴方の今晩の相手は自分であって酒ではない。酔い潰れるために飲むわけではないのだ。
そう知っているから、貴方の好意に男は甘えた。

「ここに出していいですか。」

その間に持ってきたものをテーブルに出そうとしている。
皿に出すのではなくパックやケースのままで気にしないたちらしい。どうもズボラなところが見て取れた。
(-72) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:24:11

【妖】 路地の花 フィオレ

『分かった』
『連絡、待ってるから』

メッセージを送って、小さく溜息。
一人になれる場所、探さないとな。

「……っ…」

とにもかくにも、立ち上がって。
しばらく時間を潰すために、歩き始める。このままここにいると、泣いてしまいそうだったから。

祈りでも捧げてこよう。もう、何も起こらないように。
($2) otomizu 2023/09/18(Mon) 0:25:59

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「無茶だな。
お前程度が1人で噛みついたところで
ニーノやイレネオの二の舞になるだけだぞ。」

珍しくも厳しい言葉を吐く。
事態の深刻さはこの男もよく分かっているからだ。

「俺なら…署長代理殿をどうにかする算段を考えるね。
下手に動かず、機を狙って。」

そして真面目に貴方の問いに答えた。

「反発する奴は多いだろうからな。
こういうのはいずれ、爆発する時が来る。
それまでは、被害を最小限にしながら耐えるしかないだろ。」
(-73) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:26:12

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


「そりゃあ何より。
 自分の事には自分で責任持つのが一番だ」

この地で夢の話を笑うのは難しい。
相手が相当なホラ吹きでもなければ。

「信じていないなりに信頼と情を傾けてくれて光栄だ、
 とでも言っておこうか。」

「俺ァあんたの腕と情報は信じてるよ。
 その他は人体のリミット外れたやべー奴だと思ってるけどな。
 だからま、それ聞いて安心したわ」
(-74) unforg00 2023/09/18(Mon) 0:27:10

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

 
「……恥ずかしいわね。そこまで気づいてなかったの。
 あ、ありがとう、ニコ。……ココア飲むの、久しぶりだわ」

そうして缶を開けて、口づける。
甘くて暖かい。それが少し、体の緊張を解きほぐしてくれて。
何度も口をつけるうちに少しは落ち着いてきたのか、
署を出ようとしていた頃の顔色の悪さは、大分落ち着いてきた。

「……ごめん、ニコ。迷惑かけて。
 あったかい飲み物は、落ち着くわね。」
(-75) poru 2023/09/18(Mon) 0:27:40

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「冥土の土産か?
 時間は無理に取れるぞ、だが俺にハンドルを握らせるな」

「今なら海に二人で突っ込める」

冗談か冗談でないのかわからない言葉をつけたした。
(-76) toumi_ 2023/09/18(Mon) 0:29:15

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「いい……んじゃないでしょうか?
 あ、でも他の人には内緒にしてくれると……
 まだ一人で寝れないのか、なんて言われたら嫌ですし」

急にこんなことを言われて混乱するのも無理はない。
貴方が気にしそうなことをいくつか挙げて補足を開始した。

「ベッドはまあ、でかいので我慢すれば二人でも寝れます。
 ソファベッドもあるので好きなほうを選んでもらって……
 あっ、寝間着か。買い置きのシャツがあるからそれを」

他に心配なことはあるだろうか。
ホットミルクにはブランデーを入れないと嫌だろうか?
そっと貴方の顔色を窺う。
無茶なことを言っている自覚はあるようだ。
(-77) NineN 2023/09/18(Mon) 0:29:27

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「気にすんな。
こんなことが立て続けに起こってんだ。
ショックを受けるのだって仕方ねえよ。」

落ち着いてきた様子を見計らって
肩をポンポン、と叩いた。

「やっぱりお前はこういうやり方、好きじゃねえよな。
思い詰めすぎたりはしてねえか?」

迷惑だなんて欠片も思っていないけれど
ただただ、妹の事が心配で。
(-78) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:31:41

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

かつん、と革靴の底が地面を叩く音。

「――ニーノくん」

やけに硬質なこえだった。
名を呼ばれ振り返ったあなたの瞳には、夕刻別れたばかりの女の姿が映る。
ひとつだけ、違うことがあるとすれば眼鏡をつけていないこと。

ぽつ、ぽつ。
雨が地面を濡らしていく。女は傘を差していた。
酷く悲しそうな顔をしていた。
それも、傘と夜道の暗がりのせいで、すぐには分からないのかもしれない。
(-79) oO832mk 2023/09/18(Mon) 0:32:02

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
ゲームを続ける上で必要な陣営がまとめて落ちかねない場合
運営ちゃんからストップは入るそうなので
そこらへんの処理はお任せするとしまして

パスも指定も希望はございませんがパスで特に希望がなければ
ダイスを振って出目が高い方(あるいは低い方)というのも1つの案ですね
カンターミネさんとはご縁がないのもあり
A.C.Aとして強制検挙以外の案が思いつかないため……
(*4) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:33:12

【神】 コピーキャット ペネロペ

「ま、我らがボスの言う通り、
 『上手くやれ』を実行する他ないわな」

ボスが戻るまでは、何があったとしても。
このノッテの屋台骨だけは死守しなければならない。

「優先事項は現状維持だ。尻尾出さねえように上手くやれよ」

山積みの仕事を思い、やれやれと言わんばかり。
片手をひらと振った。

#アジト
(G19) unforg00 2023/09/18(Mon) 0:33:28

【独】 法の下に イレネオ

/*
お! ニーノくんが襲撃なのが割れましたね
(-80) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:35:28

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → コピーキャット ペネロペ

「ところで一個いいか?」

「その顔ですげー真面目な話されると脳がバグる。
 めっちゃ面白い。なんで今その顔なん?」

真面目のリミットが外れた。

「ま〜安心してくれ、信じてなくても仕事はちゃんとするし
 仕事する以上は一定までは信じてるから。
 つーことで、席がスカスカになった時は
 負担増えるだろうけどよろしく〜。
 俺のチームにもなんかあったらペネロペ指揮下にって
 言ってあるからさあぁ〜」
(-81) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 0:36:31

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

/*
カンターミネさんは
実は此方の方が少しご縁があるのですよね…
なので、特にそちらにご希望が無ければ
此方が行こうかな〜と考えてました。

ので、今回は此方でセットする形で
N.Nさんの方はパス、でどうでしょうか?

良ければ運営ちゃんにはその予定でお伝えしておきます。
(*5) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:38:35

【独】 情報屋 エリカ

/*>*5
スーーーーーーーーーーーーー
(-82) 66111 2023/09/18(Mon) 0:39:43

【独】 情報屋 エリカ

/*
リヴィオ、赤窓お前の一人窓になるよ、おめでとう。
(-83) 66111 2023/09/18(Mon) 0:40:13

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「……そう、かな。皆、ショックを受けてた?
 私一人、変じゃなかった?」

心配そうに尋ねるのは、"自分だけおかしくなかったか"と言う少し変わった問い。
法案の事を気にしているのだろうか。その癖ふらりと不安げな状態で飛び出して行ったりはしたが。

「苦手よ。多分、いつまで経っても慣れないわ。
 だけど、慣れるしかないの。テオも言ってた。
 今は大人しくしてる事しかできないって」
(-84) poru 2023/09/18(Mon) 0:40:22

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

家へと急ぐ足は、けれど。

「──ダニエラさん?」

名を呼ばれると動きを止めて、そのまま振り返った。
一瞬誰なのかわからなかったのは眼鏡の無い素顔を見たことがなかったから。
それでもすぐに理解する。
知らない誰かではなく貴方であるということと、それから。

「どうかしましたか?」

その表情が、悲しみの色に染まっていたこと。
だから帰りたい気持ちはすぐに吹き飛んでしまって。
降り始めた雨に身体が濡れていくのも構わずに、一歩ずつ近寄った。

「……なにか、あった?」
(-85) mspn 2023/09/18(Mon) 0:40:47

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「ぞっとしない提案だな。
 直したばっかの車ダメにしたら
 アレさんがカンカンで牢から出てくるだろうぜ」

これは冗談であってほしい。
なぜなら今日この日の苦労を返せという気持ちになるので。

「ひとっ走りするくらいの時間は……まああるか
 しょうがねえな、最後に美少女とドライブでもさせてやるよ」
(-86) unforg00 2023/09/18(Mon) 0:45:06

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

「ふうん。穏やかじゃねーな」

こちらも、べろりと笑顔の仮面を取れば
階級なりの表情が顔を覗かせる。

「つってもこっちも絶賛情報収集中でね。
 精々今ある手持ちの確実な情報は、
 次はお前か俺かも・・・・・・・・、ってくらいだ」

確実なのに「かも」とつく辺り、
状況の混沌具合がよく理解出来るかもしれない。

「普段より無理する事も出来んしな、状況的に。
 それで?そっちは、なにがあったって?」
(-87) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 0:45:06

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「ああ。そりゃそうさ。
テオもダニエラもみんな、ショックを受けてるよ。」

ポンポン、と肩を叩くのは継続しながら
穏やかな声音で続ける。

「そうだな。大人しくしていなきゃ、こっちまでお縄だ。
署長代理殿の命令だからな。一巡査の言葉で覆る筈もない。」

「下手すると、テオや俺も
難癖付けられてしょっ引かれる可能性もある。」

そうなった時のショックは
此処までの比じゃないだろう。
けれど、可能性として示唆するのは、兄としての気遣いだ。

「慣れろっていうのは酷だが…
それでもやれることを見つけるしかないのが現実だ。
アリーは、何かやろうとか、考えたりはしたか?」
(-88) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:47:25

【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ

「うん、分かってる」
「フレッドはいつだって、私のことを心配してくれる」

目の前にいたのなら、抱き締めていたんだろうなと思う。
明るくて優しい声色が、いつだって私を元気づけてくれたのだ。

「私もなるべく行くようにはするけど、出来ない時はお願い」
「ほんとうに、何もないのが一番なんだけどね」

警察の人間も捕まっているのだというし。
養育院の大人や、スラムの人たちだって手にかけられないとも限らない。
子供たちに罪はないのに、悲しい思いなんてさせられない。


「私?」
「今は……この間お話したお店の近くにいるわ。
 うん、時間はあるから会えるわよ。ここで待ってたらいい?」

何を渡してもらえるのかしら、楽しみにしてるわね。と、電話口から嬉しげな声が聞こえてきたはずだ。
(-89) otomizu 2023/09/18(Mon) 0:47:37

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


「しょうがねえだろ俺は演技派なんだよ勝手にバグってろ」

やっぱりこういう奴だよなあという気持ちになった。

「うげえ。マジかよ、まあ手綱握れる分マシだけどよ…
 戻ってきた後にそっちの人員が
 俺の管轄に鞍替えしたいって言い出しても文句言うなよな」
(-91) unforg00 2023/09/18(Mon) 0:48:30

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

そう、本当に有り得ない話だとは言えなかった。
立場も可能性も、この状況下では何もかもが有り得てしまう。

だと言うのに、君と来たら。
そう返されてしまったら、やっぱり何も言えなくなる。
そういえば歳上だったかと今更に思い返して。

「…………思っていた反応とは違ったけどね」

握りしめる手を更に緩め、
差し出された手のひらの──指先だけを恐る恐ると掴んだ。

「……ずっと、掴み返す必要はない。
 この終わりまで、少しの希望であってくれよ」

最後に選ぶのはお互いに違う道でも構わない。
ただ、運命共同体と言えるうちだけは。
自分さえも食い殺してしまいたくなる俺を留めるように、
縛っていて欲しいと小さく願った。
(-92) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:48:37

【独】 法の下に イレネオ

「どうして俺なんです!」


身柄を拘束された男は当然激しく吠え立てた。
それもそうだろう。男は実質正義の徒だ。
男がマフィアと繋がったり取引をしている事実は一切なかった。それは男自身が誰より知っていた。むしろそういうことを嫌悪していて、それで同職に食ってかかったことさえあるくらいなのだ。

硬く、硬く、先鋭化された目的意識。
ノッテファミリーを撃滅する。
悪しき組織を打ち砕き、この国のマフィアを正しい在り方に戻す・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それに手足が着いて生きているような男だった。ノッテファミリーは唾棄すべき怨敵である。だからこそ、それがどれだけ賢い手だったとしても、奴らを利用するなんて選択肢にも入らない。ましてや慣れ合おうなんて、これまでは勿論、今後一切思うことはない!
(-90) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:48:52

【独】 法の下に イレネオ

男は口を開いて吠えた。鋭い犬歯がよく見えたことだろう。
けれど警察の対応は冷たいものだった。
イレネオ・デ・マリアは内通の嫌疑をかけられ拘留される。
どのような異論も、一切認められない。

自分の所持しているデータの全てを引き渡す。解析してくれ。
否認させてくれ。誓ってそんな事実はないと弁明させてくれ。
しかし、しかし、しかし。その全ては聞き入れられなかった。

男の誇る正義が、男の敬う法が、男の愛する警察組織そのものが、男を否定したのだ。
(-93) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:50:48

【独】 法の下に イレネオ

この逮捕は痛かった。
男の精神を揺さぶった。屈辱を与えて傷つけた。

その牢からは、押し殺したような呻きが聞こえるだろう。
それが、今の彼に出来る全てだったから。
(-94) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:51:24

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
了解しました
ではではそのように致しましょう

運営ちゃんへのお伝え助かります
こちらもパスにセットした点に関しては連絡しておきます
無事に生きていた場合は次回襲撃でこちらがセットにしますね
御手数ですがよろしくお願いします!
(*6) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:52:37
イレネオは、牢の中にいる。
(c0) rik_kr 2023/09/18(Mon) 0:52:40

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「……」

すぐには言葉を紡げずに、女は薄く瞑目した。
ぽつ、ぽつ。雨足が増していく。
けれど女はその傘を、あなたに差し出したりはせず。

「…あのね」
「あの、果物なんだけど」

いつもの暢気な声音はなりを潜めている。

「ニーノくんが、果物を配ってくれた人」
「アレッサンドロ・ルカーニア」
「…どういう人か、知ってる?」

静かな声。別人みたいに。
だけど傘を持つその手の小指のエナメルは、あなたの知る女と変わらない。
(-95) oO832mk 2023/09/18(Mon) 0:53:15

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「テオも?ふふ、ちょっと想像つかないな……」

少しだけ調子が戻ってきたのか、小さな笑みが宿り。

「……考えたくもないわ。本当は。
 でも、逃げていても目を逸らしていても……
 テオやニコが捕まる可能性は減ってくれない、のよね」」

貴方の優しさに、気遣いに気付いている。
それでも大丈夫だといつものような空元気を見せられないのが、自分でも少し苦しくて目を伏せた。

「……情報を、」
「もっと情報を得て、この体制を潰してくれる誰かに
 何とか渡せれば、なんとかならないかな、って……」

小声になったのはそれは暗に「誰か」と言う相手がマフィア以外該当しないからだろう。その危険性をわかっているからこそ、こんな小さな囁き声になる。
誰かに聞かれでもすればとんでもないことだ。
(-96) poru 2023/09/18(Mon) 0:55:39

【秘】 無敵の リヴィオ → 情報屋 エリカ

/*
運営ちゃんへ

先に方針を決めたので能力セットの連絡しに来ました
今回の襲撃もお留守番(パス)になりました
置いてかれないように祈りながら待ちます
置いてかれたらマスターに泣きに行きます

よろしくお願いします

N.N.と名乗る狂犬より
(-97) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:55:43

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → コピーキャット ペネロペ

「演技っていうか変身だろあんたのは最早」

へらりへらり。根っこに近付かない限り、
或いは実験対象にならない限り大して危険のない同僚だ。

「そうなったら俺は情報担当をあんたに譲って、
 モーテルを中心に薬物取引担当にでもなるかな〜。
 ゆっくり眠れる日が増えそうだぞ、ヒヒ」
(-98) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 0:57:23

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「無茶だとしても、俺は。
 今更後に引き返せないことくらいは分かってる」

自分にはもう時間が残されていないことくらい。
署内で悪目立ちしている側の人間であるから。

なんとかできる手筈は本当にあったのだが、
言う通り、今はもう遅いのだ。

「……だから、その算段はそっちに任せるよ。
 この身柄が囮にでもなれたら……それでいいから。

 間違ってもあんたやアリー。或いはこんな俺を支えようとする物好きどもが捕まるようなことがあっちゃいけないんです。その為なら、身一つなんか惜しくはない」

「俺を役立たずで終わらせてくれるな……ニコ」
(-99) backador 2023/09/18(Mon) 1:00:36

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ

「嫌じゃ…………ないけど」
「困る。
……調子が狂うから


聞かれたことにぼそぼそ答えて、そんなに種類を置いてるわけではないけれど、食事に合わせやすいビールのモレッティや、ワインを出して持ってきてテーブルに置いた。
案外ズボラなのも知ってるし皿に出すまではしなくていいけれど、取皿やコップ、フォークくらいは必要だと、それぞれ準備してくるだろう。
酒の量も、ちゃんと人並みの控えめだ。
たくさん飲んでしまっては意味がないことはちゃんとわかっているけれど、全くの素面というのも……この後が気恥ずかしいだろうから。

――困るけど。
やることなすこと、別に嫌ではないから始末に負えない。


嬉しそうによく笑うのも。
そんな風に眉を落とすと、叱られた大きな犬にしか見えなくなってしまうのも。
今までとは全然、違って見えてしまう。
そういうのが、全部時分が原因かと思うと戸惑ったっておかしくないはずだ。

だからついには、寝る時は部屋着を貸してもいいけれど、10cmも違えば僕のは小さいだろうな……、なんて。
明後日なことを考え出していた。
(-100) eve_1224 2023/09/18(Mon) 1:01:17

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「ばあか、大人ってのはな」

ぐりぐり、がしがし。
あなたの髪がばさばさ揺れるのを抑え込むようにして、
無駄に強い力でぐいぐいと。

「トキとバアイによって使い分けるもんなんだよ。
 女の前ではバチっときめて、そうじゃないときはダルっとやれ。
 のんきにやるコツだよ、コツ」


暢気なことだ。――翌日自分がどうなるか、この時は彼はもう知っていたはずなのに。
(-101) gt 2023/09/18(Mon) 1:02:50

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「……なるほどなあ」

ため息を吐いて、さあ、どうしてくれよう。
己の持っている情報網に引っかかった監視の目はアンタだったか。
今後遮断するかそれとも通しておいた方がいいか迷ってしまう。だが、今はそんなことを考えている暇もない。

「イレネオのことを俺が調べたのは聞こえたかあ?
 それをよお、……つい昨日旦那に言っちまったんだ」

「だからきっと、何かしに行ったんだろあの人。
 そういう奴だ。自分からあいつを捕まらせるほどのことをしに行ったに違いない」

「………………あとは……まあ。
 知りたいか?」

今は怒りの感情で隠しているが、どうやら調べにいった情報が何やら相当なものだったのかもしれない。
黙っていることからして、取締法のメンバーをみつけたわけではないようだが。

男は割と思いつめると黙って消えたいような性格であった。
現に今も不条理な怒りと後悔といろんな感情で立つのが怠かった。
(-104) toumi_ 2023/09/18(Mon) 1:04:19

【独】 情報屋 エリカ

/*>リヴィオ秘話
……😌
……😉
(-102) 66111 2023/09/18(Mon) 1:04:36

【独】 情報屋 エリカ

/*
美味しいワイン用意して待ってるね……。
(-103) 66111 2023/09/18(Mon) 1:04:58

【秘】 マスター エリカ → 無敵の リヴィオ

/*
🍷
(既読スタンプ)(パス把握しましたありがとう)(お祈りしているね)
(-105) 66111 2023/09/18(Mon) 1:06:47

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


「お褒めに預かりどうも。こんな夢の無い変身もねえよ」

衣服に化粧道具、ヘアカラーにカラーコンタクト、
極めつけには身分の偽装まで、兎にも角にも金が掛かる。
そんな夢の無い『変身』を不定期に行う男がこれだ。

「あ〜嫌だ嫌だ。そんなの余計俺の昇進が近付くじゃねえか。
 デカいハコ管理すんの苦手なんだよ」

猫は小さい箱が好きってな。
そう言ってひらひらと手を振った。とっとと行っちまえの仕草。
(-106) unforg00 2023/09/18(Mon) 1:10:32

【人】 路地の花 フィオレ

静謐な教会。
いつもよりも少し静かなこの場所で、珍しく祈りを捧げる姿があった。

いつもは子供たちと遊んでばかりだから、1人手を組む姿は新鮮に映るかもしれない。

#教会
(5) otomizu 2023/09/18(Mon) 1:11:29

【秘】 無敵の リヴィオ → うたかたの ダニエラ

いつものように自身のデスクで鏡を眺めていた男は、
君が訪れたことに気付いて視線をそちらに。
次に置かれたヘアピンを見て礼を言おうと思う頃には、
君は背を向け、デスクに突っ伏してしまった。

それを見て少し考えるように首を傾けた後、
くまを髪に飾って、暫しどこかへ。
もちろん、この一連の動作は君の目には映らない。

戻ってきて何をするかと思えば、君のデスクに近付いて

「見回りお疲れ様」

缶のあたたかいコンポタを君の机の上に。
出すには早い気もするが、そろそろ寒さも近づいてくるはず。
自販機に並んでいてもおかしくないのかもしれない。

何も食べないままじゃあ頭は回らないからね。
要らないと思うならそれでもいい。
ついでとばかりに水とお茶も横に置いて。
それから、自分の席へと戻ろうとするだろう。

本当はジュースも考えたけど、
君の好みが分からなかったものだから。
(-107) sinorit 2023/09/18(Mon) 1:15:45

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

「へえ。そりゃあ初耳だ。生憎、"虫"の精度は高くない。
 なるほど、なるほど。巡査長をね……それを旦那にか」

くつくつ、喉を鳴らす。含みはない。
これは情報を食うのが生きがいなだけで、
常と何ら変わらない。不気味なほどに。

「俺を前に『知りたいか?』は愚問じゃないか〜?
 どんな情報でも集めるから情報チームなんだぜ?
 とりあえず聞かせてみてくれ、価値なり
 正誤なり、要不要なりは聞いてみないとな。
 ……この状態で直属じゃなくても部下が減るのは、
 組織的にも痛手なんだぜ〜?だから潰れる前に
 腹の中身くらい軽くしときな〜」

さて、お喋りなこれに情報なりを喋っていいかどうか?
あなただけが持つ選択肢だ、あなたが判断するべきだろう。
(-108) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 1:16:05

【教】 コピーキャット ペネロペ


「……この夢も、随分騒がしくなったもんだな」

この日も続く奇妙な夢の中。
今やいつも通りの景色となったそこに、
曖昧な誰かの声や何処かの光景が流れては消えていく。

「さて、さて、これは誰の声だ…?」
(/0) unforg00 2023/09/18(Mon) 1:16:41

【秘】 黒眼鏡 → 檻の中で イレネオ

「はいはい、まあ、付き合いますよ」

めんどうくせえなあ、なんていいながら、特に拘泥する様子はない。
──彼にとっては、それは余燼。
そして、あなたという若者がなす今と現在。
ならば少しは手助けしてやろう。…そんな態度すら垣間見えて。

「ふうん」

大変だね、なんて零してから。

「商品に手をだすようじゃ、この稼業やっていけねえよ」

からから、と笑う。
その態度はなんともぶしつけで、無遠慮で。


「んじゃ、始めようか」

追及されるされるべき立場の男は、


「いうべきことはなんにもない。
 弁護士の到着を待とう」

しれ、っと。
そういって、笑いもせずに目を閉じた。
(-109) gt 2023/09/18(Mon) 1:18:45

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → コピーキャット ペネロペ

「変身できない人間からは夢に見えるのさ。
 まあ俺は髪隠して黙ってるだけで充分だけど」

こっちは化粧も衣服もろくにこだわらない女。
別の部分に金を使う故に、それでバランスが取れている、
……のか?

「ははぁん。カポの2枚看板になったりしてな。
 ま、優秀な人間の宿命だろ?
 またなんか『耳寄りな話』があったら教えてくれよな〜」

ばさばさ、白衣の裾を蝙蝠のようにはためかせて。
白なんだか、黒なんだか、よくわからない奴は
『先が見えた』からか随分気楽に歩き去っていった。
(-110) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 1:21:24

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード


メッセージ通知。

『ダヴィード』
『暫く仕事はしなくてもいい』

『来れるならアジトには顔を出せ』

あなた宛の、簡素なメッセージが三つ並んでいる。
(-111) unforg00 2023/09/18(Mon) 1:24:08

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「いやらしい言い方をするなお前……。
 仕方ないだろ、俺も寝不足だったんだ」

事件が起こるのを知っていた男は様々な場所に走り回る前であろうとやるべきことが多かった。
何かのせいで夜歩きも再発すれば、ストレスが溜まっている中。
幼馴染と心地よく眠ってしまうのは仕方ないじゃないかと。

「……お前の事なんて知るか、俺は抱き枕として安くないっていってんだ」

「はあ……どうしても寝なきゃならん時ぐらいに呼びつけるぐらいなら行ってやらんでもない。
 お前もまともな病院に通った方がいいんじゃないのか?」

大真面目に、睡眠の不調が治らないのであれば仕事を休むのも視野に入れるべきだ。
金銭のことや様々を支えられる自信はある。
それこそ関わりがあるとあなたの首が切られようと、もうこの時点で手遅れだろう。
やるところまでやってしまった方がいい。

「ガキがなんでもだとかいうな。帰るぞ、俺は食事の約束がある」

まだ夕餉の時間まではまあまあるが、告げれば貴方を置いてその場を去ろうとする。
目の前に居て、手は届くのに勝手に離れていく。

あなたの言葉を思い出しながら、そうだなと小さく呟いて。
だんだんとあなたには甘い言葉が減っていくのを男自身も感じていた。
(_0) toumi_ 2023/09/18(Mon) 1:24:26

【教】 pasticciona アリーチェ


「…………」

溢れんばかりに流れてきた情報に大した反応を見せない女は、
旗から見ただけでもわかる落ち込みようだった。
警察と違い理由の推測は貴方にとっては簡単かもしれないが。
(/1) poru 2023/09/18(Mon) 1:28:00

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「はあ……まあ、いいだろお。
 金のかかる情報じゃない部分だけ教えてやる。
 正直俺が黒、今回の法案に関わってると疑ってるのは」

「ヴィットーレとダヴィードだ。
 海より深い事情はあると思っているけどなあ?」

勘も入れた考察を。正直者はこのマフィアの中に向こう側が居ると思っていることを告げた。
苦々しい表情は確信とは言わなくとも、すでに探ったか何かを感じ取った後なのかもしれない。

「警察側は正直わからんな。
 だが――上の連中につかまってるんなら、
 ニコロ、アリーチェ・チェステ、ニーノ・サヴィア辺りに居るんじゃないかあ?」

「まあ俺も関わってると言えるのかねえ? 黙っていてくれえ。
 仲間の情報を売ってるわけじゃない上に、警察側を保護している美女とデートしているだけでね」
(-112) toumi_ 2023/09/18(Mon) 1:35:35

【教】 コピーキャット ペネロペ


「マフィア、警察からも逮捕者続出。
 相変わらず新聞もニュースサイトもその話題で持ち切りだ」

「ヴィットーレちゃんも。
 ハァ、こんなに早く隠蔽を急ぐ事になるとはな」

名前を挙げたのは、先日手助けを承諾したばかりの知人。
そして、逮捕者はそれだけに留まらなかったのだろう。
あなたも、そしてこちらも。
(/2) unforg00 2023/09/18(Mon) 1:42:37

【教】 pasticciona アリーチェ


「ごめんね、ペネロペにも無理をお願いしちゃったのに。
 それ程、誰かがヴィットーレを強く狙っていたのか、な……
 ……あんなに、優しかったのに。だからなのかな。

 私にとっては、大切な"家族"だったの。
 ……夢の中なら、言っても許されるよね」

尋ねてもいないのに、唐突に紡がれた呟き。
勿論血の繋がりはなく、孤児院と教会は全く同じではない。
けれど、確かに自分達は家族であると信じていた。

表向きはそれを伏せねばならないのだろう。
それがここの夢に来て、思わず零れ落ちてしまった。
(/3) poru 2023/09/18(Mon) 1:51:42

【秘】 うたかたの ダニエラ → 無敵の リヴィオ

散らかったデスクの上。
かけられた声にゆっくりと身を起こす。

「…リヴィオさん」

見上げるともうその前髪にくまが居場所を見つけていて、ぱちくり瞬きを重ねた後にくすりと笑う。
よくよく机上を見ると何やらいろいろと置いてあるじゃないか。
そんなことを思っている間にあなたは自分のデスクへ帰っていくわけだけど。

「……。おいしいなあ。」

コンポタの缶を空けて傾ける。
温かくて甘くてつい感想が溢れた。優しい味だ、とも思う。
徐に、立ち上がった。あなたのデスクへ、もう一度。

「あのお。…ヘアピン、ですけどお。」
「次は何がいいとか、リクエスト、ありますかあ。」

少し、遠回しだろうか。
でもただお礼を伝えるより、こっちの方がいいかなと思った。
(-113) oO832mk 2023/09/18(Mon) 1:59:52

【教】 コピーキャット ペネロペ


「別に。頼んだんなら謝るなよ、堂々としてろ」

それほど簡単に割り切れる話でもないから、
そうなっているのだろうが。
少なくとも、礼を言われた方がこの男にとっては快いというだけ。

「『誰が』までは夢は教えちゃくれないみたいだな。」

頬杖ついて、移り変わる場面を横目に。
そこにあるのは、重要そうな情報から、日常の一幕まで。

「優しいから見せしめにされる、ってのは無くもない話だ。
 ま、俺ぁ別に警察じゃねえし、手柄にも興味は無いからな。」

「"家族"が連行されて落ち込まねえ方が無理だろ、普通」
(/4) unforg00 2023/09/18(Mon) 2:06:51

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

それがいつだったか、見回り中か。
あるいは休憩中かは分からないが、
君が一人でいるその時に、男は君を探して

「…あぁ、いたいた」

姿を見つければ直ぐに駆け寄っていく。
その手には袋が握られていて、揺れるとガサガサと音が鳴る。
ピザのように匂いのするものではないことは
きっと気づけるだろうが……。

確認させる間もなく、その袋を君へと差し出した。

「パスタを食べた日の後から君の食事事情が分からなくてね、
 良ければ……いや、とにかく貰ってくれ」

袋の中には水と紙袋に入ったフォカッチャ2つとティラミス。
食べれなかったらそれはそれでと考えているらしい。
好き嫌いを把握していない癖に押し付けようとしている。
(-114) sinorit 2023/09/18(Mon) 2:13:18

【教】 pasticciona アリーチェ


「……うん。ごめ……ううん。ありがとう、ペネロペ」

「ふふ、落ち込んじゃ本当は駄目なんだけれど、ね。
 私まで逮捕されれば、私達が守りたかったものに
 危害が及ぶかもしれない。関係性を探られちゃだめなの。
 ……本当に、結構これ、辛いなぁ……」

そうして、流れてくる場面の数々を見て、んん…と戸惑う。

「ここ、名前出ているわね。ロメオ……それにこれはニーノ?
 随分日常的な会話をしているのは、ここかしら」

「あと、この特徴的な喋り方……ダニエラ?
 なんだか、随分取引みたいなこと……どういうことかしら」
(/5) poru 2023/09/18(Mon) 2:16:39

【影】 うたかたの ダニエラ

Inutile piangere sul latte versatoこぼれたミルクを嘆いてもしょうがないという諺がある。
その通りだと思う。
最初にそれを思ったのは、母が死んだ時だった。
…今は、きっと、あの時と変わらない。

小指のエナメルを緩く撫でる。
トップコートのお陰で、つるりと陶器のような手触りだ。

まだ。
まだ、大丈夫。

まだ独りじゃないから。頑張れる。
(&3) oO832mk 2023/09/18(Mon) 2:40:04

【教】 コピーキャット ペネロペ


「おう」

ありがとう、には、それだけを返して。
気を損ねているわけではなく、元来そういうたちなのだろう。

「ダニエラ……ってえと、そっちの巡査殿か。
 こっちで部下を可愛がってそうなのはルーカスくらいだな」

「肝心の逮捕・摘発をやってる方は全然声がねえな。
 見えるモンから推測するにも限度がある。
 だが……イレネオの野郎が身内にやられたとは驚いた」

「それ以外は『わからねえ』が答えだな。それにしても」

ハア、と大きな溜息。
(/6) unforg00 2023/09/18(Mon) 2:44:02

【教】 コピーキャット ペネロペ


「次にウチから引っ張られるのはそこか。
 まあ、妥当なところだろうが…仕事が増えるな」

「俺が上手いこと無能のフリできてるって証拠でもあるが」
(/7) unforg00 2023/09/18(Mon) 2:44:32

【影】 うたかたの ダニエラ

でももしも、ひとりになったら。
浮かんだ思考を、大きな吐息と一緒に吐き出した。

この手には約束がある。
だから、大丈夫。
大丈夫。
(&4) oO832mk 2023/09/18(Mon) 2:47:08

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「どうもありがとう美少女ペネロペ。
 何方が欠けても忙しくなるだろうに」

「愛してるぜ? これはここ数年で久しぶりに言った言葉だ」
(-115) toumi_ 2023/09/18(Mon) 2:54:46

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「忙しくなるからだろ。
 こっちとしても最後のまともな休憩かもわからん」

「あー嫌だ嫌だ、これで昇進なんぞさせられたらどうしてくれんだ
 神様ってヤツが居るなら相当底意地悪いに違いねえ」

これ見よがしに溜息を吐いた。
これは現状だとか情勢だとか時代だとかへ向けた溜息だ。

「手前には愛されるより嫌われた方がよっぽど響きそうだな。
 そのよく回る舌も今のうちに回しとけよ」

ポケットから指先で車の鍵を取り出して。
キーホルダーの紐に指をかけくるくると回しながら、
「行くぞ」とだけ声を掛けた。

どうせ互いに忙しくなる。たった数十分のドライブだ。
(-116) unforg00 2023/09/18(Mon) 3:13:14

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「……俺に嫌われてもいいことはないぞ?」

悪いこともないだろうが。
自己評価は貴方達の傍に居ると上がるので素で高い。

「黒眼鏡やヴィットーレはともかく……。
 俺は連れていかれると……良いことは待ってないだろうなあ」

本格的に片づけをしなければまずい物があふれている。
あなたならもうわかるだろう男が持っている情報網も、警察署内にいる知り合いたちのことも。

「心配するな、俺は話すより黙ってる方が得意だ」

まだ無事でいられる可能性もある、悲観的な空気を流せば言葉が止まってしまう。
だから正しく息抜きとして時間を過ごそう、そう思いながらその背を追いかけた。
(-117) toumi_ 2023/09/18(Mon) 4:42:20

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「ロメオ」

誰ぞアソシエーテが告げ口でもしたのか。
白黒の猫は不機嫌そうなあなたにも気後れせずやってくる。
少しばかり大股で、少しばかり急いて。

「あまり早まるなよ。
 俺の握ってる情報が確かなら、お前はまだ目を付けられてない。
 お前の身軽さは俺にとっては隠し玉も同然だ。
 現状維持、いつも通りを装え。いいな」

「目の上のタンコブ……あの署長代理殿さえ退かせば、
 ボスさえ戻って来れば、
 とっ捕まった奴も出してやれるだろうよ。」

ボスさえ戻って来れば。幹部を一人失った現状の、
そして確たる希望と言えばやはりそれだ。

「今は耐えろ。ボスが戻ってくる前に総崩れになれば終わりだ。
 そんでもって身内パクられた怒りは忘れんな」

キレてる時間すら惜しいくらい忙しい俺の分まで。
情勢とかにキレとけ。そんな事を付け足した。
(-118) unforg00 2023/09/18(Mon) 4:58:08

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「お前の嫌そうな顔が見れるだろ」

半分以上は冗談だ。
この猫被りは誂う事こそ好きだが、同時に対立を嫌っている。
嫌そうな顔が見たいだけで嫌われたいわけではないだろう。

「色男もサツや看守の前では形無しか。
 お得意の金もあの法案が通っちまう今じゃ効きも悪いだろうな。
 ま、ボスが戻るまでの辛抱だ」

叩けばあちらこちらから埃の出るあなたの事だから余計にそうだ。
とはいえとっ捕まれば良い事は待っていないだろうが、
それが確実になったわけでも、まして永劫に続くわけでもない。

ちゃっかりと人気のない道を選んで行く。
車を留めている所まで来れば、キーを差して運転席に乗り込んだ。

「どうぞ、助手席でも後部座席でも?
 何ならどっか送って行ってやろうか、寡黙なルーカス君」
(-119) unforg00 2023/09/18(Mon) 5:17:23

【念】 口に金貨を ルチアーノ

>>2:!13
「おっと、そうだったか。……あー」

「俺も早くに両親に死なれてなあ、
 代わりに面倒を見てくれた奴らがいる。
 苦労も親孝行をしてる……つもりって言うのも。
 少しは同じもんを感じるねえ」

できてるかわからないのも。
こちらはそんな素振りもなければ不真面目ではあるが。

「あんたにとってのそいつが無事であるならいいんだがな」

「お粗末様。
 お礼は、そうだなー……」

突然会いに行ったのに材料を用意してくれて。
ピンクのエプロンを付けさせてきて、いつもの笑顔で迎え入れた男の顔が思い浮かぶ。


「……次のデートの約束をしたんでね。
 その時にでも伝えておこう」
(!0) toumi_ 2023/09/18(Mon) 6:21:26

【念】 口に金貨を ルチアーノ

また次の日。
自分達は改めてホテルに集まり、手に入れた情報を伝え次の作戦を考え解散するはずであった。

この後にやってくる一通の電話音が鳴り響くまでは。

「……あのくそ旦那」

片手で頭を抱えながら手渡すのはあまり分厚くはないが文字の多い書類。
対処に困っていた男と元上司まで牢に捕まったことで正直混乱は隠せない。

それはそうと、あの時聞いた名前も共に無事に報道されていたのも目についてしまう。
……貴方はうまくやったのだろう、だからこそその表情を伺っていた。
(!1) toumi_ 2023/09/18(Mon) 6:22:19

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → うたかたの ダニエラ

直ぐに燃やすでもして捨ててくれと言われた紙にはいくつもの名前が連なっていた。
そこの中でもいくつかの名前が浮かび上がっている。それが、執行役の予想だ。あくまで確定ではない。
先日告げた上司の名前には執行役ではなかったという印が刻まれているが、男の表情は何やら暗そうに感じただろう。

アレッサンドロ・ルカーニア

ダヴィード

フィオレ

カンターミネ・ヴォーフル

ネロ

ぺネロペ・ベリーニ

ロメオ
ヴィットーレ

・・・・
・・・ ・・・

アリーチェ・チェステ
イレネオ・デ・マリア

エルヴィーノ・ルカ・バディオリ

ニコロ

ニーノ・サヴィア

テオドロ・アストーリ
リヴィオ・アリオスト
ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリア

・・・・ ・・・
・・・
・・

消している者は、
確実に違う
と男は言った。
(-120) toumi_ 2023/09/18(Mon) 6:30:18

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

「……偉いわね、アリーチェ。
何もかもが終わったら……なにか、穴埋めさせてちょうだい。」

頭を柔く撫でる大きな手は、昔から変わらない。
貴方に辛い思いをさせることはわかってる。
優しい貴方にヒドイおねがいをした自覚もある。
だから、未来の話をひとつして。
……未来を迎える意思があることを、暗に伝えて。

「もちろんよ、死んだりしないわ。
まだまだ、成長を見守りたい子達が沢山いるもの。
例えばそう………あなたとか!」

最後の言葉はくすくす、悪戯っぽく。
いつもの調子であなたを安心させるように。
そんな会話がなされたら、そろそろ暗くなってくるから、
早めに帰りなさいな、と促したのだろう。
このお店も、今日で見納めだ。
(-121) arenda 2023/09/18(Mon) 6:39:22

【念】 うたかたの ダニエラ

「……」

女はいつものデスク。
手のひらの上でバスボムを弄んでいる。
イチゴfragolaのジェラートの色のような、薄紅色のバスボムだ。

書類を受け取り目を通す。
ことり、と静かにバスボムを置いた。

「……何か、ありましたあ?」

くそ旦那
はさておきだ。
やけに落ち着いているという印象を抱いたならそれはきっと間違いではない。
元来あまり感情を表に出す方ではないのだ。
作り笑いだけは、昔から得意だったけど。
(!2) oO832mk 2023/09/18(Mon) 6:50:36

【秘】 うたかたの ダニエラ → 口に金貨を ルチアーノ

そんな中でも、紙面をなぞる間女の瞳に安堵が浮かぶことがあった。
ひとつの名前が消えていたからだ。

同時にひとつの名前を指さした。
浮かび上がった上から3番目、ニコロ。

――どうやら、次の目標とするらしい。
(-122) oO832mk 2023/09/18(Mon) 6:56:18

【影】 うたかたの ダニエラ

よく笑う人は、愛されるから。
署内ではよく笑い、愛されるよう振る舞ってきた。
だけどここ暫くは、それが板に着いてしまったんだろうか。
“楽しい”という感情が付随してくるようになっていた。

そんなの、今まで、数える程の相手との会話でしか感じたことなんてなかったのに。
そのことを思うと、少しだけ、書類を握る手が震えた。
(&5) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:09:05

【影】 うたかたの ダニエラ

――そして。

(…いいなあ)


ああやって、表立って文句が言えるのだ。
そのことだけ少し、薄ら、羨んでいる。
(&6) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:11:00

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「お疲れ様です」

仕事の日にあなたを見かければ、挨拶はとりあえずこれだろう。
何やら探されていたらしく、見つけるなり差し出された袋を受け取って、どうしたんだろうかと首を傾げた。

「え、僕の食事事情ですか?
 ……いつも昼を食べさせられるくらいですけど……あ、りがとうございます……?」

食べられる絶対量が少ないだけで、好き嫌いが多い訳では無い。
パスタを食べた時も、通常より少ない量のあっさりしたものを食べていたはずだ。
だからフォカッチャ2つは男にはちょっと多いかもしれないが、先輩の厚意は無駄に出来ないと素直に受け取るだろう。

「どうしたんですか、珍しい。
 僕に何か……頼みたいことでもあります?」
(-123) eve_1224 2023/09/18(Mon) 7:17:19

【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ

/*

襲撃予告です。



お世話になってます。おさとうかえでです。
こちら、役職は
波魔
となりました。
次回の襲撃対象にニコロさんを指定させていただこうと思っています。

襲撃耐性のある役職(妖花など)であったり、襲撃そのものになにか不都合ありましたらご連絡ください。
ブッキングなどありました際はそのあとで考えます。

上記、まず一度よろしくお願いします。
おさとうかえででした!
(-124) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:22:40

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「捕まってほしくなかった奴が捕まるとなあ」
「殺意が真っ先に沸いた」

「あと昨日言ったデート相手は件のヴィットーレだ。
 奴の店は燃えた」

俺が立ち去った、後に。成程ね、ぶっ飛ばしてやろうか。
どいつもこいつも勝手をする上司ばかりが周りに居る。

俺は疫病神か何かか……?
 あいつらのせいで裏口をたたかれるんだぞ、たまったもんじゃねえ


「そういうお嬢さんは今日もポーカーフェイスかい。
 ……例のガキ、あー……ニーノはどうだったんだ」
(!3) toumi_ 2023/09/18(Mon) 7:27:14
黒眼鏡は、寝ている。
(c1) gt 2023/09/18(Mon) 7:29:50

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「そうだったんだ。
 ……や、別に良く寝れたのは良いこと……って、いやらしくないだろ、別に」

酔っ払って、普通に寝ただけだ。
あなたも睡眠不足だったのなら、あの寝入りようには納得だけれども。
心地よく寝れたなら、それは嬉しいことだ。
少なからずは、信用してくれているということだろうから。

「僕のことは……別に、どうだっていい。
 必要な時には薬使ってるし、管理はしてる」
「夢を見なくなるのは怖いことだよ、……僕にとってはね」

病院を勧めらるのも理解できるが、そもそも、この男は睡眠障害をあまり気にしてはいない。
不便とは思いはすれど、夢が見せてくる凄惨な光景は、自分のやるべきことを思い出させてくる。
それに、それを成すのが最優先であるからこそ、自分や関係のない何かがどうなろうとあまり気にならないものだから。
それがひとつ、自分をおろそかにしてしまう原因だった。

夢の途中で目覚めたら夜が濁ってしまうならば、男の夜は濁りすぎていて、星の一つも見えないに違いない。

「一つしか変わらないのにガキ扱いかい?
 出来るって言ってるんだから良いじゃないか……」

「この程度で傷つくほど子供じゃない」

あなたが少しでも心地よさを感じられるなら、別に、なんだって出来ると。
去ろうとする背中に、はっきりと、そう告げた。
(_1) eve_1224 2023/09/18(Mon) 7:40:15

【念】 うたかたの ダニエラ

「…そおですかあ。」
「それは、…残念です」

「……」

直接お礼をいうなんてことは端からできる立場でもなかったけど。
あれは、おいしかったなあ。そんなことを、ぼんやり。

「ニーノくんは。あー。」
「…まあ、素直ないい子ですからあ。」
「疑いもしないで、
嵌められて
くれましたあ。」

「これで、懸念はひとつ晴れたんですけどね。」


小声で呟かれたのは、以前言っていた“個人的な理由”だ。
今となっては、かなり意味も薄れてしまったと女は感じていたが。
(!4) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:43:02

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

傘を差し出されないことには何も思っていなかった。
ただ普段と貴方の様子が随分と違う。
その違和感に心配が増すばかりで。

「……?
 にいさんのこと?」

どうして渡した相手を貴方がすでに知っているのか。
不思議そうに瞬く間にも、雨は体を濡らしていく。

「えっと、喫茶店経営してて、車の仕事やってて……
 スラムとかにもよく顔を出してくれる。
 面倒見のいいひと……?」

「…………」

自身が知ってるその人のことを話しながら。
なぜ今それを尋ねるのだろうと、全然わかんないなと。
何も察せられないほど……鈍いわけではない。
だから唇を閉ざす、続きを待つように貴方を見つめる。
(-125) mspn 2023/09/18(Mon) 7:49:38

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「俺はそうでもないが、お嬢さんは結構神様のことが好きなのかと思ってね」
「好きな相手を蔑ろにされるのは嫌なもんだろ」

神と人とを同列に語るのが、既に宗教的マナーがなっていないのだが。
それでも大真面目な様子でそう語り、

「俺のやったことを悔やむ俺と、
 同じことを誇る俺の両方がいてね。
 そのバランスをとるのが人生の命題なんだ」

自己矛盾、あるいは中庸、葛藤。
どこまで本気かどうかわからないようなことを、つらつらと述べた。
──そうしてぼやきながら、組んだ肩もぎゅうと抱き寄せた体もそのままに、
はははと愉快そうに笑う。

「最初からじゃなければいいのかい、あれか?
 二回目のデートとか?」

軽口を語るときばかり、その態度は軽々しく。
それなのに、おんなじくらい軽々しい調子で、

「あんたは確かに悪党だ。
 だがなあ、罪を悔いるのと、それを改めることができるのは別の話だからな。
 あんたにとってその罪は、優先すべき理由があるんだろ。
 ンならしたほうが合理的…っていうのが、俺らみたいな悪党の考えだが」

くつくつ、と、湧き出すように笑って。

(1/2)
(-126) gt 2023/09/18(Mon) 8:00:05

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ


「少なくとも、あんたは善い女さ。まぁ予想より、ちょっと面白い嬢ちゃんではあったがね」
「――神の愛ではないにしろ、それが、あんたの愛ならいいと思うが」

言葉はやがて、語り掛けるのではなく呟くように。
静かに風の吹き抜ける墓地に、零れ散らばり、消えていった。
──あなた以外に、その言葉を聞くものは誰もいない。


なおそういう話をしながらも、ぐいぐいと墓地の方に引きずるのは止めていない。力が強い。

(2/2)
(-127) gt 2023/09/18(Mon) 8:03:28

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

「…うん。…そう。」

…ばかだな。あの人は。
蟹の話をした時から気づいていたけれど。
そうやって一般人と積極的に関わって、慕われるから、こういう隙をうむ。
なんて。そんなことは、自分が言えたことではない。
一瞬だけ目を伏せたあと、ミントブルーがあなたを映した。

「彼は、ノッテファミリーの幹部カポ・レジーム。」
「…ニーノくん。ううん、ニーノ・サヴィア。」

ぱさりと傘が落ちる。
柄を握っていた手に代わりに握られたのは、鈍色をした手錠だった。
もう片方の手があなたに伸びる。幾度もそうして触れ合ってきたのと、同じように。



「反社会組織取締法により――あなたを、逮捕します。」



硬い声が、それを告げ、その手に手錠が、――かしゃん。

作り笑いしか、知らないから。どんな顔を作ればいいのかわからない。
だからその顔には悲しみが色濃く映った。
悲しむ筋合いなんて、どこにもありはしないのに。
(-128) oO832mk 2023/09/18(Mon) 8:04:56

【念】 口に金貨を ルチアーノ

材料以外は全部自分が手作りをしたということは言わないでおこうと心に決めた。
店をやっていて飯が上手い人間に頼ったのは確かだったので。

「……あと俺たちの会話を盗聴している可能性があるやつらが知り合いだった。
 悪い事には使わんだろうが、そういう奴らだ。
 一人凄いやつが居てな……大分年下なのに発明……?
 作るもんがすごくてな。調べるのも得意のもんで、あれは大した奴だったよ。おっと、大した方でしたね、か」

「お疲れ様だな……。大きなトラブルが無いならよかった。
 気にしすぎるなよ、永遠に牢屋に入ってるわけじゃないんだ。
 こんなふざけた法案……いつかマシになるに決まってる」

そう思っていないとまた苛立って仕方なくなる。
自分のせいだ、とずっと頭の中で声がする。
直接的じゃなくても、俺が奪ってしまう、誰かのその場所を。
そう考えただけでまた足が動けなくなりそうだった。
(!5) toumi_ 2023/09/18(Mon) 8:08:13

【秘】 黒眼鏡 → マスター エリカ

/*匿名で運命様から
「アリソン・カンパネッロ」でお答えいただけますと助かります。
その名義で摘発を指揮した(する予定…まだロールがすんでいない…)なので!
(-129) gt 2023/09/18(Mon) 8:17:36

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

傷つけるために言ったわけじゃない、素だ。

「誰が楽になりたいって言ったよ」

それを無理にでも与え続けてくれた存在は居なくなった。

手を振りながら貴方に見送られただろう。
次の約束もしないまま。されど、早々にあってしまうだろうとも思いながら。

次の日、ルチアーノはアジトの中で随分と荒れていた。
貴方は彼についてどれほど調べたことがあっただろうか。
そしてどれほど、理解が出来ていただろう。

少なくともその日に知らされた様々な要因で彼のストレスはここ数日の中で最も高まっていた。

「……会いたくねえな」

心の底から、そう呟いて。男は昼間から路地裏へと入っていった。
(_2) toumi_ 2023/09/18(Mon) 8:22:30

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
>>c1
寝ているじゃねえよ!!!!!!!!!!!!!!

何のお返事だよ!!!!!!!!ね、寝るな!?!

いや、休んでろなのかな・・・もう〜〜〜〜〜〜〜
(-130) toumi_ 2023/09/18(Mon) 8:31:39

【念】 うたかたの ダニエラ

盗聴の話を聞いた時、ほんの少しだけ女の顔色が変わった。
大した
。うん、そっか。
無意識に、左手を胸に抱く。まだ、大丈夫。

「…気には、しませんよお。」
「あたしも大義があって、これをしていますからあ」

最初から。
女のしようとしていることは、全部、道理を外れている。
地獄に堕ちても仕方ないかなあと思いながら、それでも。

「……お兄さんは」
「お金のため、ですかあ?」

金を支払い情報を買っている当人が訊ねることじゃないかもしれない。
だけど返答次第ではもう少し色をつけなければとも思っていた。
女の懐には、活動費だけはやけにたんまりあるわけだし。
(!6) oO832mk 2023/09/18(Mon) 8:33:56

【秘】 情報屋 エリカ → 黒眼鏡

/*
🍷
(既読スタンプ)(ロールたのしみにしてるね)(御無理はなさらず〜!)
(-131) 66111 2023/09/18(Mon) 8:59:30

【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ

 ──誰?」

「そう問われたらば、『アリソン・カンパネッロ』と返すが」

視界の外から声が返る。抑揚の薄い、滔々と流れる低い音。
そちらを見やれば、随分と大柄な人物がいた。

「マフィアの排除を望む、資産家だ。
 署長代理を通して多額の献金を行い、
 今回の法案の成立に大きく貢献した」

指先に海の深い青を宿した手が、顎にあてられる。

「──それでは不十分?」

何かを試すような声音。
にこりともせず、その人物はあなたに問いかけた。
 
(-132) 66111 2023/09/18(Mon) 9:06:10

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「……?」

はて、何かそこまで引っかかることを言ったか。
違いは分かるのだが、やはり口を開かないので特に聞いてやることはなかった。

そんなものだ、深くつつくものでもない。

「大義か、そうだなあ。
 ……はっきり何のためとは誰にも言ったことはなかったが。
 俺がこの道楽をやってるのは金の為じゃない。
 この道楽をするために金が必要なんだ」

道具も、人も、技術も、手に入れる為に必要になるのは金。
自分が為せないことは金を使って他人の手を借りればいい。
この手を汚す必要なく、その手のエキスパートを雇えば確実だ。
だからこそ、できるだけ手にする金はまっとうなものでなければいけない。
裏金や盗みなどはもっての外、その辺りは単なるリスクケアだが。
(!7) toumi_ 2023/09/18(Mon) 9:12:42

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「俺は情報真実を知るために金を集めている」

「知りたいことを知れるのは、安心するだろ」

彼は情報屋とは自分で言わない、これは道楽であると。
図書館で物を調べるのと同じ、ただ豪勢に広大な規模で金を湯水のように使って困難な情報まで調べているだけ。
全ては知識欲と、自分が
安心する為
に。

「まあ、いくら調べても結局人は信じられんけどな」

「俺はどうやったら傍にいる人間をまともに信じられるか悩んでるよ」

今日まで味方だった者が明日には裏切り者になっているかもしれない。
そんなことを言っているからいつまでたっても堂々巡りなのだ。
(!8) toumi_ 2023/09/18(Mon) 9:18:34

【独】 マスター エリカ

/*>>&4 
簡易メモ。マリーゴールド→まだ。
まだがんばれるね、でも現在見えているのがそのまま進んだらほぼ確でお前も一人になるんですよね。どうして???? えーんめぐりあわせ〜〜〜〜〜〜〜
(-133) 66111 2023/09/18(Mon) 9:23:24

【念】 口に金貨を ルチアーノ



本当に知りたいものはどれほど金を積んでも調べられていない。
だからこの道楽は続いている。全くどうして、いつになればおわるのだろうか。
(!9) toumi_ 2023/09/18(Mon) 9:24:02

【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ

「ねえさんからの受け売り〜」

先に心配してくれたのは貴方だった。
この世の掃き溜めで蹲る子供に優しさを向けたのは、貴方だった。
だからそんな言葉を本心から紡いで、それからお願いには「うん!」と元気な返事も返し。

「あ、ほんと?
 じゃあすぐ行くから待ってて!」

電話よりもずっと、目の前に居ることで溶かせる不安もあるはずだ。
場所を教えてもらってから一旦電話を切り、そして家から駆け出していった。
(-134) mspn 2023/09/18(Mon) 9:32:13

【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ

──そうして、十五分程した後。

「ねえさん!お待たせ!」

ぶんぶんと手を振って駆け寄っていくその姿は普段と変わらないもの。
手には袋がひとつ提げられていた。

「へへ、会えてよかった、うれしい。
 あ、渡したいものっていうのはこれで〜」

そしてすぐに袋を広げて貴方にも中身が見えるように。
中には秋のフルーツがいくつか、キウイだったりぶどうだったりざくろだったり。
それらが詰め合わされた上にちょこんと。
ラップに包まれた苺のクロスタータも、一切れ。

「職場の先輩がいっぱい果物くれたんだ。
 だからそれのお裾分けと」

「こっちは……オレが作った!
 ようやく食べてもらえそうなのできたから、にいさんとねえさんにあげたくて」
(-135) mspn 2023/09/18(Mon) 9:33:35

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

そう言われれば、安心したようにゆっくりと瞬きをした。
それから言うことには、

「先輩。」
「眼鏡、外してもいいですか。」

きっと、貴方には意味がわからないだろう。男が署内でこれを外したことはない。
視力について言及することもされることもなかったのだから、単に目が悪いのだろうと認識されているはずだ。なんのことはない、視力矯正の補助器具。そのはずで。

食事が並べられたテーブルの隅を指で叩いて、ここに、と示している。
明後日の方向にいった貴方の意識は、その音で引き戻されるだろうか。
(-136) rik_kr 2023/09/18(Mon) 9:38:30

【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡

ぐりぐりされ続ければ当然のように髪は乱れていく。
そうやってぼさぼさになれば、初めて出会った頃のちいさなときとそう変わらない。

「わ、わ〜〜〜かったって!
 も〜〜〜にいさんがそこまでいうなら明日からは考えるから!
 すぐに女がど〜とかいうんだからさ……!」

もう離せってば、痛いって!と。
男は、やっぱりべしべしと貴方の腕を叩き続けて。

「いい加減噛むぞ〜!?」

今夜自分がどうなるかなんて知らないまま。
明日も変わらない日常が続くと信じている。
(-137) mspn 2023/09/18(Mon) 9:39:36
ニーノは、嵌められた手錠を見下ろした。
(c2) mspn 2023/09/18(Mon) 9:52:22

ニーノは、頬を打つ雨が冷たい。
(c3) mspn 2023/09/18(Mon) 9:52:32

ニーノは、────。
(c4) mspn 2023/09/18(Mon) 9:53:08

【独】 マスター エリカ

/*
なんか雨降らせたら人々生かしてくれててありがてぇなそれはそれとしてそこ>>c3の雨が冷たいはつらい。
(-138) 66111 2023/09/18(Mon) 9:53:33

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ



──考えたことがないわけではなかった。


特に昔のあの人はよく荒れていたものだし。
真っ当な仕事をしているようにはあまり見えなかった。

それでも、例えばあの人が、あの人たちが。
法に触れる行いをしていたとして、己に責めることができるだろうか。

たまたま自分が救われてしまっただけ。

この世の掃き溜めからひとり、拾い上げられた男の内に燻る罪悪感。
それでも変わらずあの人たちが向け続けてくれている愛情。
今の男を形作るものはそれがすべて、だから。

だからこそ。



貴方を、真っ直ぐに見つめた。



[1/2]
(-139) mspn 2023/09/18(Mon) 9:54:31

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ


「……ダニエラさん」

慕う兄がファミリーに所属していた事実より。
自分が逮捕されたという理不尽な現実より。
今、心が向き合いたいと望むものへと目を向ける。

「なんで、悲しそうなの」

嵌められただなんてもう気が付いていた。
ならばこの瞬間は貴方が望んだことだろう。
なのに果たされて喜びが生まれないのなら。

考える。

考えることをやめないって、決めた。


「──
だいじょうぶ
?」


いつか告げた言葉は今も変わらない。
この手はもう、自由でなくとも。



[2/2]
(-140) mspn 2023/09/18(Mon) 9:56:23

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ

「ハハハ」

くしゃくしゃになったぼさぼさ髪を、なんだか懐かしそうにこね回す。

「おっと、猫に噛まれちゃたまらない。
 見た目より痛ぇからな。
 気を付けろよお前も」

ぐいと押しのけられるように手を離して――けれど寸前、耳元に口を寄せて。


「女にはな、気を付けろよ」

「お前みて〜のはとくにな」

笑いながら手を伸ばし、クロスタータを包むラップをぺり、と爪で欠け剥がした。


「ありがたく頂くよ。
 ほれ、仕事あんだろ? 気ぃつけて帰んな」
(-141) gt 2023/09/18(Mon) 9:57:24

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
おはようございます、魔術師のルチアーノです。
今回は呪殺の件、厄介な設定をお引き受けいただきありがとうございました。

この度は運営様に連絡をしたように、『情報屋兼便利屋を担っていた当方を狙っていた警官がヴィンセンツォにターゲットを変え検挙した』体でロールをさせていただきたいと思います。

PCの行動としては、自分のせいで貴方が狙われたと思い会いに行こうと思っています。
大分感情的な行動になってしまいますが。

時間の余裕などを考えRP開始を襲撃前にするのでしたら時系列はずっと後という設定でこの後から。
襲撃後が良ければ村での日付変更後にロールを始めたいと思うのですがご予定はいかがでしょうか?
(-142) toumi_ 2023/09/18(Mon) 10:03:05

【秘】 無敵の リヴィオ → うたかたの ダニエラ

名を呼ぶ君に笑顔を見せるだけで、
きっとそれ以上に足を止めるだとか、
言葉を返すだとかはなかった。

席に着いた男は手元の資料を確認したり、
細々とした仕事の一部を終わらせていく。

「おや、ダニエラ君」

その途中に君がまたこちらへと訪れて、
男は再び君へと翠眼を向け微笑みかける。

「…ふむ、リクエストか。
 そうだね……この前は猫をいただいたから犬はどうだろう。
 犬のヘアピンは売っているんだろうか」

自分で買わない分、そこら辺を知らない。
せいぜいあるのはヘアクリップだろうか?
それについては君の方がよく知っているだろうと問いかけた。
(-143) sinorit 2023/09/18(Mon) 10:06:17

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

貴方のその、横柄な態度。
いかにも自分は真面目です、という態度。
悪党のくせに、悪人のくせに、それを焦って否定することはなく。それなのに開き直って、俺は真っ当な悪人だと言いたげな態度。

チ、と鋭い舌打ちが空気を裂いた。
目を閉じる貴方の正面で、男は目を眇めていた。
骨ばった手が眼鏡のつるを掴む。かちゃ、と音を立てた。
ペースを握られてはいけない。
それは自分の手元にあるべきものだ。

平常心、を保とうとする。保とうとして、小指の先がテーブルを叩いた。

「入手ルートは。」

さて。
黙秘はさせないと言うばかりに問うていくが、貴方の答えはあるだろうか。
(-144) rik_kr 2023/09/18(Mon) 10:12:31

【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡

「知ってるし──」

猫に噛まれたことぐらいはある。
む、と唇を尖らせつつもようやく離してもらえたのでほっとしたのも束の間。
耳元で告げられた言葉にはなんだそれ、の表情だ。

「なんでオレだと特に……」

「……気を付けるけど!」

思い出したのは以前出会った“先生”のことだ。
自分が貴方よりもあしらいが上手じゃないことぐらいは自覚しているから、忠告は一応ちゃんと受け取った。
とにもかくにもようやく自由だ。
早速食べてくれるらしい様子にはじわりと嬉しさを抱きつつ。

「ん、仕事はも〜終わった!
 でも夜は約束あるからもう行く!
 あとねえさんにもあげたいし!」

「にいさんも、仕事はほどほどにな〜」

で、最終的にはいつもの笑顔だ、にっと笑ってまた駆けていく。
扉を閉める直前にぶんぶんと手を振り、足は今日まだ会いたい人たちの元へ。

……そうやって誰かが望むように貴方に会いに行ったことが。
後に"法に触れる"と判断され、手錠を嵌められてしまうなど。
やっぱりそのときはまだ、知らないままだった。
(-145) mspn 2023/09/18(Mon) 10:21:43

【念】 うたかたの ダニエラ

そうですか、と小さく。
少しの間、何ていえばいいのかなと浮かべて。

「……信じられないって、いうのは」
「裏切られたくないってことだと、思うんですよお」

「あたしは…見てのとおり、ですからあ」
「あたしのことを信じてみてくださいとか、そおいうかっこいいこと言えないんですけどお…」

小指のエナメル。マリーゴールドの色をした。
さてその色は黄色とは、この国に広く伝わる宗教の上で、どんな意味を持っているだろう。
…女は自分がそっち側の人間であると、忘れないよう刻んでいる。
そうしなければ忘れてしまいそうな危うさだって、とっくの昔に自覚済みだった。
(!10) oO832mk 2023/09/18(Mon) 10:23:32

【念】 うたかたの ダニエラ

「裏切られても、いいかなって」
「そう思える人だけ、あたしは信じてますよお。」
「…たくさん、良くしてもらったから」
「騙されてるなら、それでもいいかなってえ。」

ゆるやかにその口元を緩める。どことなく郷愁のかおりのする笑顔だ。
重ねてきた時と想いを全部、その胸中に忍ばせたような。

「……あたしの大義は」
「その人たちが守りたいものを、守ることですう」

「だから」

どんなに胸が痛くても。苦しくても。


「気には…しませんよお。」

“その人たち”が、
欠けて
しまっても。
笑うのだけは、得意だから。

――へらり、と女は笑いかけた。
(!11) oO832mk 2023/09/18(Mon) 10:23:48

【秘】 黒眼鏡 → 檻の中で イレネオ

「どこだったかな。
 そうそう、知ってるか?
 三日月島一番のジェラート屋。
 あそこのイチゴfragolaが一番うまい」

それが言うべきことなのだろうか。

ふてぶてしくも足を組み、ふんぞり返る姿が見えるようだ。
…今はその姿勢はとれないが。

「あんたも少し冷たいものを食べようぜ。
 頭を冷やした方がいい。
 一夜漬けして湯だった頭だと、
 なんでも仕事が効率的に思えるだろう?
 あれは勿論脳内麻薬による錯覚で、
 しっかり休んだ方がパフォーマンスはいい。当然のことだよな。
 あんたも多分、分かってるはずだと思うんだが」

…これは間違いなく、言うべきことではないだろう。
途中で止められなければ、舌が回るだけ見当違いな講釈を垂れる。
(-146) gt 2023/09/18(Mon) 10:26:40

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

己の指先をそっと掴む貴方の手。
続いた言葉を全て聞き終えたところで、持ち上げて。
その指先に軽くキスをしようとするだろう。

「分かった。
他の奴の手を掴みたくなったならその時は構わない。
ただ、自分を殺すような真似だけは
ずっと許せないから、覚悟してくれよ。」

運命共同体でなくなったとしても
貴方を必要とし続けるからという意思を込めて
今一度、貴方の“希望”になる事を誓う。
(-147) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 10:27:46
フィオレは、教会で祈りを捧げた。これ以上、自分の大切な人達が奪われてしまわないように。
(a4) otomizu 2023/09/18(Mon) 10:28:45

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

受け取ってくれれば満足そうに頷いて、
問われた内容に答えようと口を開く。
因みにフォカッチャは小さめのものだ。
それなら君でも食べられるかもしれない。

「いや、何。顔を見るための口実ってやつさ。
 皆随分と参っているようだからね」

君もとでも言うように、人差し指を立て君を指す。

穴が空いたように空席になった机を見ては、
何とも言えない表情で少し眺めて立ち去る者。
人目が怖いのかそこを通る時だけ足早な者。
席へと何かを置いて立ち去る者。

皆疲れたような顔で、心配にもなる。
君がそれに当てはまるかは別として、
朝礼の様子から気になっていたというだけ。
(-148) sinorit 2023/09/18(Mon) 10:29:42

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「何なら次は俺とテオの名前が挙がったって
何もおかしくねえからな。」

そうして貴方の決意とも取れる言葉を
静かに最後まで聞きとってから、頷いた。

「なるほど。悪くないと思うぜ。
上手くいくかは分からん、が…もし誰かを当たるなら。
ルチアーノって男を頼ってみろ。」

リスクは貴方は承知の上だろうから。
こそり、とその耳に囁きを落とす。

「俺とテオと、双方と交流のある奴でね。
多分どうにかしたいって口に出せば多少話は聞いてくれる、筈だ。」
(-149) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 10:33:39

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「…悪いな、テオ。
俺も全部の算段を出来る余裕はないんだ。」

貴方の言葉を聞いて、苦笑いを零す。
無茶をするところは一体誰に似たんだろうか。

「A.C.Aとは別に動いてる奴らが居る。
ニーノは恐らくそいつらにやられた。
それに俺自身も、外を良くうろつくし顔も通ってる。
昨日ニーノとも話をしたばかりだ。」

だから、貴方が守ろうとしている1人は。
恐らくは、そう長くはもたない。

「そう時間を待たずにしょっ引かれるだろうさ。
それとお前、分かってねえな。
俺が庇って貰ってありがとうって言うと思うのかよ。」

「この界隈での役立たずってのはな。
自分しか見えてないような、手前勝手な奴を言うんだよ。」

「もし本当にお前が近々しょっ引かれるんだとしたら。
託せるもんを託してつなげるのが一番じゃねえのか?」
(-150) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 10:43:38

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
このダニエラって女きつくて惚れそうだしPLは限界になりかけてる。
(-151) toumi_ 2023/09/18(Mon) 10:47:22

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

「そんなことは聞いていない。薬で脳まで溶けたか?」

断ち切る言葉にはけん・・がある。

「お前がしていいのは俺の質問に答えることだけ。」
「許されているのはそれだけだ。判るか? 黒眼鏡。」

明らかに苛立った声音は勿論貴方に煽られたもの。
低く唸るような言葉は勿論貴方が引き出したもの。
貴方が目を開いていたなら見えただろう。
男は人差し指を立て、貴方の眉間に強く突きつけた。
ぎりぎり触れない距離だ。それがきっと、理性の境。

「調子がいいのも大概にしておけよ。」

口を回せと言っておきながら、随分な言い草である。
(-152) rik_kr 2023/09/18(Mon) 10:58:43

【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ

「ふふ、この間会ったばかりなのにね?」

お互い無事であることを目視で確認して、駆け寄ってきた弟分の体を優しく抱きしめる。私も会えてよかった、と言って。
体を離す。

そして袋の中身を見れば、秋の色をしたフルーツと手作りのクロスタータ。差し入れというにはあまりにも贅沢なそれに、瞬きをして。

「こんな立派なものがもらえるなんて思わなかったわ、クロスタータを作るのも大変だったでしょ」
「凝ったお菓子が作れるようになるなんて、フレッドは本当に頑張ったのね」

お菓子作りを習っていると言っていたから、その成果を目の当たりにして心の底から嬉しそうに笑う。

「ありがとうフレッド、大事に食べるわね」
(-153) otomizu 2023/09/18(Mon) 11:03:00

【秘】 黒眼鏡 → 檻の中で イレネオ

「許されている、というのは誰にだ?
 お前にか? ああ勘違いするな、これはきちんとお前の疑問に答えるものだ。
 いいか、よく聞け、一字一句聞き逃すなよ。
 本来こういうのはお前が全部筋道たてて、これこれこういうものだから間違いないよな、ほら認めろと
 俺の首根っこをひっつかんで額で判を押させるものだ。
 前に捕まった時はそうだったぞ。

 んで、違うよな。法は個人ではないのだから、個人が振るうものは法ではない。
 お前が拠るべきは正当性とは、つまり法だ。
 法に則るから正義で、法に反するから悪。

 そういう意味で言えば入手ルートについては法に触れちゃいないんだ。
 違法じゃない・・・・・・品物を運んでることになってるんだから。
 それを認めたのはどこだ? 行政だな
 真面目に仕事してるとこういうことが通りやすくていいよな。
 さあシンプルなものの考えじゃないか。俺にもお前にも分かりやすい」

突きつけられた人差し指がたとえ額を抉ろうとも、
アレッサンドロは顔を逸らすことも下げることも無い。
結局のところ、
実行される暴力・・・・・・・
に晒され続けたものは、
痛くも痒くもないものを痛がったりはけしてしない。

「サテ、この取締法が、多額の献金によって設立したことは知っているか?」

いつもなら、ぱちんと手でも打っていただろう。

「金で法律を作れるンだから、正義というのもなんだ、もしかしたらレシートが出たりするんじゃないか?
 是非見せてほしいものだ、帳簿付けは得意だ、任せてほしい」
(-154) gt 2023/09/18(Mon) 11:14:28

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → マスター エリカ

/*

凶狼です。襲撃先のご報告です。
今回の襲撃先を「カンターミネ」さんへ暫定決定しました。

変更ありましたらギリギリにならない程度にご報告します。
(-155) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 11:21:36

【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ


「それでいいそれでいい。
 ま、気ぃつけてもダメなのが女子供だが」

結局ダメなんだろうか。
適当極まる言葉とともにラップをぺりぺり、剥がしたはしからがぶり、とかじりついて。

「おう、気ぃつけろな。
 フィオにもよろしくいっとけ」

ぶんぶんと振る手が、その扉の向こうに消えていくまで見送った。



輝くものすべてが、黄金だとは限らないNon è tutto oro quello che luccica.

カウンターに腰を下ろして、溜息のように。

「痛い目見なくちゃ覚えないが、
 痛い目も見てほしくねえのが兄貴分ってもんだよなあ」

トシとると独り言が多くなっていけねえな、と。
クロスタータがゆっくり、だが大口で削り取りながらつぶやいた。
(-156) gt 2023/09/18(Mon) 11:21:47

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

してるしてる、と薄く笑った。
一つの戯れのような扱いをして。

「そーな。事故も事件もうっかり起きんだから、
 そういう万が一にならないよーに備えなきゃさあ」

夜の町で稀に聞こえる銃声に知らないフリをした経験が、
この島の人間にどれだけあるのだろうか。
一般人の中じゃあ大きな騒ぎにもならないが、
それを良しとして物騒な事は日常に潜むのだから。

自分と貴方で立場が違ったとして、
そういう目に遭ってほしくないのは事実な訳で。

「くれんの? やった〜」
「想像付かなさすぎる奴はあんま頼んだ事無い……
 ほら、この、XYZとか」

差し出されたグラスに礼を言い、
一口飲めば「うま」と顔を明るくした。
自分も珈琲は好きだから好みのカクテルだ。
とはいえ一口で抑えて、またグラスを返そう。

「あとピニャコラーダ?あれも甘いらしいな」
(-157) susuya 2023/09/18(Mon) 11:25:04

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

降り落ちる雨が、女の頬も濡らす。
眼鏡がなくてよかったと思った。だって、レンズが濡れてしまう。
それに手錠をかけた瞬間のあなたの顔を見なくて済む。


そうして代わりに濡れた睫毛が、あなたの言葉で、ふるりと振れた。

「…あは。おかしなこと、言うー。」

取り繕ってきた声音が剥がれていく。
ただの嘘つきだって。ずっとずっと騙していたんだって。
その事実だけが確かにそこに転がっているのに。

――あたしは、裏切り者なのに。


「あのねえ。ニーノくん」

その言葉と、ほぼ同時だった。
繋がれた両手にそっとまた触れて、もう片方の腕が、あなたの背に回る。
ゆっくりとあなたを抱き締める。…あなたはそれを、恐れるだろうか。

(1/2)
(-158) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:25:19

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

くす、と耳元で、笑みの音。
笑うしか、できないから。


「大丈夫、だよお。…あたしはあ。」
「それより、自分の心配しないとお。」

ずるいなと思う。我ながら。
抱き締めてもいいのは、お母さんの代わりの話だったはずなのに。
…あなたは今誰の代わりでもない。
最後に、
あなた
として、腕の中。

かわいい後輩。だいすきだった。
もっと一緒に話したかった。本当に克服出来たらって、力を貸していた。
そんな、自分の身の程も弁えないような女で。


――ごめんね。は、
やっぱり口にはしないまま。
(-159) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:25:44

【秘】 うたかたの ダニエラ → 無敵の リヴィオ

「んー…?どおでしょおー。」
「えーと…。」

記憶を辿る。
あまりにも雑多すぎて、店頭の商品のひとつひとつまで覚えていないが。
そうやって思い返したあと、くすりと笑んで。

「…探してみまあーす。」

間延びした口調にあまり変わりはない。
ただ嬉しそうな様子ではあった。
要件を終えるとするりと席を離れていく。
自分のデスクへ戻ると、美味しそうにまたコンポタをすすっていた。
(-160) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:35:12

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「あ、ウン。内緒にするよ。勿論」

コクコクと頷いて、補足を聞いて。

「ね、寝間着なら自分の分持ってくからいいよ。
 ベッドはマジで、あんたの好きな方使ってもらって。
 オレ最悪床でもいいから……」

なんて滅多な事を言った。
……優しくされたり気遣われたりすると、
ロメオは妙に焦り始める性質がある。
ありがたいことに変わりはないのだが、
なんだか申し訳なくなってくるのだ。

「ホットミルクはあるなら欲しいけど……」
(-161) susuya 2023/09/18(Mon) 11:37:28

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

指先への感触に男は目を丸くして、暫く動きを止める。
持ち上げられるまでは想定出来たんだが、
ただその先までは想定出来なくてこの通り。

視線が首ごと右を向いて、左を向いて。
今度は上に、下に……考えるようにあちこちを眺めて、
君に向いた時、長いため息が吐き出された。

「……………………あー、君ってやつは本当に……。
 やっぱりモテるだろ…………」


空いた片手で顔を覆い、小さな声で何とか言葉を絞り出す。
"リヴィオ・アリオスト"がする分には何の動揺も抱かないというのに。
君のその行動は想定外が過ぎる。

「……"俺"として掴めるやつは君くらいだ。
 そんでそっちのはあんまり覚悟したくないな」

許せないと口にされても破滅を望んだ男だ。
運命共同体であるうちはともかくとは口に出さなかったが、
君なら何となく察してそうで
片手で顔を覆うまま思わず視線を逸らした。
(-162) sinorit 2023/09/18(Mon) 11:48:38

【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ

しばらくして、返信がくる。

『はい 昼には行けると思います』

『朝からびっくりしちゃって
 ありがとうございます』

顔は見えなくとも、こう言ったのだから動けるようにはなったのだろう。
(-163) NineN 2023/09/18(Mon) 11:53:04

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「……センパイ」

じろり、と細められた視線が貴方を見下ろした。
元よりあまり変わらない表情ではあるが、
眉根に寄った皴がその不機嫌を物語っている。

「別に考えナシに飛び出そうって気はありませんよ。
 それで掴まりゃただの間抜けだ」

「ボスが来るまでいい子に留守番してりゃいいんですもんね。
 それが最善なら、オレはそうします」
「あんたがそう言うなら、オレはその通りに」

「何かあったら言ってくださいよ。
 オレは何でも・・・やるんで」

忠義がある。物分かりも良い。
目上には背かず与えられた仕事は必ず果たす。
ロメオのこのファミリーでの在り方はそうだった。
体の良い道具。丈夫な忠犬。
この混乱の最中もそう在ろうとすることに変わりはない。
それがロメオの「いつも通り」だ。

「……あんたも根詰めすぎないでくださいね。
 酒ならいつでも買ってきますよ」

マジでお疲れさまです、とそんな労りを添えた。
(-164) susuya 2023/09/18(Mon) 11:55:36

【人】 うたかたの ダニエラ

朝のルーチン。2日に1度のサンドイッチ。
いつもと同じメニューを頼む。

「ありがとおございまあす。」

レシートを受けとり、馴染みの店主に手を振って。
齧りながら通勤の道を歩いた。

街は今日も、取締法のせいかどこか縮こまったような様子。
それを横目に眺めながら、小さく、溜め息を落とした。
(6) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:56:40

【影】 うたかたの ダニエラ

もうこのレシートに、メッセージが載ることはないのだけれど。
ダニエラ・エーコのルーチンは、そう易々と変える訳にもいかなかった。

だから、こうして無意味な行為を、きっとこれからも繰り返す。
レシートをついちらりと見つめてしまう癖も、きっと、そうそう直らない。
(&7) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:58:29

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「流石にこういうのは誰にでもやらねえよ。」

何処かの色男なら兎も角。
元々他人を口説くとかそういう事はしない男だ。
ある意味貴方が特別だから、とも取れるのだが。

「お前こそそういう反応するの、狡くないか?」

明らかに動揺した様子。
恐らくは自分しか見たことが無いだろう様相に
少しだけの優越感を得ながら、くすくすと笑う。

「とはいっても、離したくなくなっちまったからなぁ。
手ぇ離したくなったら頑張れよ。」

持ち上げていた手を、今度は此方から握った。
(-165) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 12:06:21

【秘】 陽光の元で ニーノ → 路地の花 フィオレ

「ねえさんには毎日会いたいぐらいだよ」

誰かに触れられるのは小さなころの経験を思うとずっと苦手。
けれどその中にも例外があって、例えば貴方だった。
貴方に抱きしめられるのは安心する、その腕の中に守られていたから。
こちらも腕を回して少し抱きしめ返してから袋の中身の紹介に移っていたのだろう。

「んーん!他のお菓子はまだ全然作れないから。
 今日の朝にせんぱいがクロスタータ配ってたんだ。
 それ見て、オレも一人で作ってみようかなって」

「まだまだ実力不足だけど……
 ……でもねえさんに褒めてもらえるとうれしい」

ふにゃと嬉しそうに笑うのは幼いときとおんなじそれだ。

「ねえさんもだけど、ねえさんの周りの人も大丈夫?
 もし何かまた困ったことがあったら、オレでよかったらいつでも頼って。
 にいさんの方がまあ〜……頼りがいはあるかもだけど」

「会うたびにフィオによろしくって言われるんだ。
 だいすきだよなぁ」
(-166) mspn 2023/09/18(Mon) 12:40:43

【神】 門を潜り ダヴィード

かくして昼下がりの午後に差し掛かった時間帯。
男はいつも通りの顔をして、アジトに現れた。
知り合いがいれば挨拶をかわし、相手を労って声をかけ。

その手にはテイクアウトのアマトリチャーナ。
……と、おそらくは昨日の残りらしき料理たち。

どこかしらで温めてきたのであろう、芳しい匂いを漂わせるそれらを片隅の机に並べて。
それはもう食べ始めた。
すごい勢いで。

「もうこんなの食べなきゃやってられませんよ。
 どこまで『いつも通り』をやれるか持久戦ならやってやる。
 体力では負けませんからね!」

……なんて、誰に言うでもなく。

#アジト
(G20) NineN 2023/09/18(Mon) 12:40:59

【秘】 マスター エリカ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
🍷
(既読スタンプ)(カンターミネにセット把握しました)

(赤窓見えるようになったので結構ギリでも対応できます、報告ありがと〜〜)
(-167) 66111 2023/09/18(Mon) 12:44:36

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「よかった〜……
 じゃあ、問題なさそうですか?」

ぱっ、と嬉しそうに笑う。
この寂しがりやにとって夜を通してのお泊まり会……正しくお泊まり会に付き合ってくれる人間はそう多くない。
貴方に持ちかけたのは初めてだったが、切り出してみてよかったと思う。

「そっか、そりゃそうか。
 ……俺がお客さんを床に寝かせるような人間に見えます?
 ちゃんと掃除しときますから、寝る前に決めましょ」

そうして立ち上がり、何やら端末を操作する。
貴方の端末に通知が送られるだろう。

「いちおう住所送っときました。
 分かんなかったら連絡してください。
 ちょっと先に帰って、準備しておきますから」

ホットミルクに入れるひとさじのはちみつか、はたまたブランデーか。
貴方の好みはまだ分からないから両方用意しておこう。
普段から掃除もしているが、念入りに見直しもしておこう。
あからさまにうきうきとしている男は、そのまま何もなければ「また後で!」で言い残して一旦立ち去るだろう。
(-168) NineN 2023/09/18(Mon) 12:54:19

【秘】 無敵の リヴィオ → うたかたの ダニエラ

君が記憶を辿る様子を眺め、
笑みが浮かべばどこか安堵したように表情が和らいだ。

「…あぁ、楽しみにしているよ」

礼を送るべきはこちら側で、
本来あの程度で返される必要もないのだが、
君が多少なりとも笑顔になれるのならその方がいい。

離れていく様子を少しだけ眺めて、
男はまた、己の仕事へ向き合うのだった。
(-169) sinorit 2023/09/18(Mon) 12:59:50

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

素が出てきたのは良いことだと思う。
昔の、遠慮のない兄のようなあなたが帰ってきた気さえするから。
自分が知る今のあなたの顔は、背伸びして大人になって貼り付けた絵のように見えた。
それはそれでルチアーノという一人の人間の一面だとは思ってるけれど。

「だって、かなり無理してるように見えるし」

あなたの上司や部下のことはそれなりに把握している。
今日捕まっていた彼は、どうだっただろうか。
急に居なくなってしまった人がいることも、今日、聞いた。
この時の犠牲者はまだ少なかったが、翌日にはさらに身近な人物たちが捕まってしまうことを、今の僕たちはまだ、知らないけど。
あんな法が無理やり施行されてしまって、マフィアが動揺してないはずがない。
警察ですら、あれだけ動揺してたのだから。

「いつでも言いなよ」

ずっと、待ってる。


そう言って、足早に去るあなたを見送った。
約束をしないのはいつものことだ。
会おうと思った時は、バーであなたを待てばいいから。
けれど、なんとなく胸騒ぎがして、また直ぐにでも顔が見たい。
そんな風に思ってしまったたのは、これが初めてのことだ。

―――翌日、見回りで街を歩いていると、路地裏に入っていく目立つ男の姿が見えた。
追いかけない、はずがない。
なんとなく声はかけづらかったから、タイミングを見ようとあとをつける形で。
(_3) eve_1224 2023/09/18(Mon) 13:14:12

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカ

「それは本当に居る人物なのかい?
 調べてもそんな人物、全く出てこない」

大体、そんな重要なことを顔を見ずに進めるなんてどうかしてる。
所長代理も、なんらかの息がかかった人間なのではないかと、僕は推察している。

「あぁごめん、これは質問にカウントしないでくれよ」
「そもそも、強硬派と思われるアリソン・カンパネッロとその一派が……同じく考えが過激で職務に忠実な男から捕まえるはずがないだろう。
 おかしいんだよ、最初からね」

知略を得意とする自分だが、目の前にいる情報屋の不気味さは理解し難い。
何か試しているような声音に、ごくりと喉が鳴った。

ここであったことを起きた時、僕が覚えていたなら。
僕はきっと、そいつに会いに行くよ。

「だから不十分に、決まってる」
(-170) eve_1224 2023/09/18(Mon) 13:22:00

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ

「え、眼鏡?」

急に思考が呼び戻されて、ぱちぱちと2回、瞬きをした。
テーブルをこんこん叩く指を見て、問い返しながらも小さく頷く。

「良いけど……、何も見えなくなるんじゃないのかい?」

いつも眼鏡をかけているから、視力が悪いのだろうと思ってたけれど。
眼鏡が曇る……ような料理はないし、実は伊達メガネだったりとかするんだろうか。
サラダのハムを口にしながら、はて、と首を傾げた。
(-172) eve_1224 2023/09/18(Mon) 13:28:13

【独】 花浅葱 エルヴィーノ

/*
合法的に眼鏡を外そうとするな!!!
(-171) eve_1224 2023/09/18(Mon) 13:28:55

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「あぁ……、なるほど」

確かに今朝の出来事は、皆少し参ってしまっている。
近しいものが二人も、理由も分からず逮捕されてしまったのだから、次は我が身かと恐れるのは仕方のない話だ。

現に、自分もまた朝から気分がもやついてしまっていて……。

「イレネオはむしろ、強硬な人たちには喜ばれるような職務態度だと思ってましたけどね。
 ニーノも……まだ未熟かもしれないですけど、努力家ですし、二人共逮捕される理由が全く……わからない」

前者はあなたと同じように、僕が直接教えた後輩だ。
後者はシエスタのたびにチェスの勝負を挑んでくる弟子。
二人共知らない仲じゃないからこそ、何か出来ることはないかと、そう考えているのだが……。
(-173) eve_1224 2023/09/18(Mon) 13:35:47

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…俺は別に狡くない」

これを動揺せずにいろという方が難しい。
悔しいのか恥ずかしいのか、嬉しいのか。
あるいはその全てか。他にも存在するのか。
綯い交ぜになったような感情が心の中で渦巻いている。

握り返され感じた熱にまたも息を吐いて、
こんなはずじゃあなかったと覆っていた手を外す。

「……精々、頑張るとするよ」

少し照れるように眉を下げ笑みを浮かべた男は、
お互いにこの手を解いた後に
そのまま注がれたワインへと手を伸ばしたのだろう。

何だか熱い気がするのは酒のせい。
熱くなるまでに手をつけていなかったというのは知らないフリだ。
(-174) sinorit 2023/09/18(Mon) 13:38:26

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

がたん。


一際大きな音が広くない部屋に響いた。
男が立ち上がった音だ。椅子が揺れて細かに反響した。同時に左の手が貴方の胸ぐらを掴んだ。ぐ、と力を込めて引き寄せれば、眼前に額を突き合わせた形になるか。
燃える瞳が至近に映る。金の瞳。激昂に色濃く、ぎらぎらと炎をちらつかせる瞳だった。

「これだからノッテ・・・の奴らは嫌いだ」

「伝統に砂をかける、規則に泥を塗る、法に唾を吐きかける​────他人のことなんぞ自分の食い物にしか思っていないんだろう、下衆が!」

食い締めた歯は鋭い。
肉食の獣のようなそれを有為に晒して男は貴方に詰め寄る。

(-175) rik_kr 2023/09/18(Mon) 14:09:20

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

「ご教示どうもありがとう」
「アレッサンドロ・ルカーニア、お前は現行の、反社会組織取締法によって悪だ。ようやくお前に追いついた。お前が目を向けるべきなのは帳簿じゃない、自分自身の末路だよ」

は、​────と、笑う。
勝ち誇っているようにも見えた。単に、激昂の興奮があるだけにも見えた。

「お望みならそうしてやる」
「額で判を、だったか。どうせなら血判にでもしてみるか?」

手は胸ぐらから襟首へ。
貴方が何もしないのであれば、次には顔から机に激突することになるだろう​────この、頭に血が上った獣の手によって。
(-176) rik_kr 2023/09/18(Mon) 14:10:18

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「……うん。問題無い」
「世話んなります」

行くよ、とお泊り会のお誘いを正式に受けるように。

「ハハ。や、流石にそれは無いか。だよね」
「そーします」

「ありがとう。じゃあ、オレも準備したら行くわ」

端末に届いた住所を確認し、
「また後で〜」と手を振って一度見送る。

「…………」
「人ん家か……」

そんな事を呟いて、自分も持ち物の準備をしに一度戻る。
寝間着と泊まるのに必要そうな物、
それから手土産に甘いフィオッコ・ディ・ネーヴェでも。

そしてそれからその後。

Buona seraこんばんは〜……」

後輩の家のベルを鳴らす長身の姿がある。
鞄を一つ背負って、さて、出てくるかと。
(-177) susuya 2023/09/18(Mon) 14:22:19

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方の疑問は最もで、だから男は首を振った。
これは誰にも言ったことがない話。言う必要がなかったから、言ったことがない話だ。

「目はいいんですよ。」
「両目とも、2.0あります。落ちたことはない、だから」

無骨な指がつるの部分にかかった。話を続けながら、ゆっくり外していく。

「だから」
見えすぎる・・・・・んですよね。」
「向こうの方に掲示されてる嫌なニュースとか目に入るでしょう。特に署内だと。」
「つい読んでしまって嫌な気分になるので、ぼやかしてるんですよ。」

レンズを上にして、汚れないよう机の上に。
語る視線は落ちていた。そのままテーブルの上を滑って、貴方の手指から上半身を上っていく。

「今はいいので。」

かちり。
ハムを齧る貴方のかんばせに眼差しが合った。
それからまた逸れて、テーブルの上の軽食に落ち着くのだろう。

「俺も食べようかな。それ、美味いですか。」
(-178) rik_kr 2023/09/18(Mon) 14:41:01

【人】 路地の花 フィオレ

教会を後にして、未だアジトへ向かう気になれない女はショッピング街をあてもなく歩いている。
自分に出来ることはないと分かっているから、気分はすぐ沈みそうになる。どうにか気を紛らわしたかったのだ。

「……あ」

小さな花を模ったシルバーネックレスを目に留めて。
アクセサリーにはそれほどこだわりがあるわけではないけれど、目を引いたそれをいくつか見て。

「そうだ、」

何かを思いついたような声を上げて、暫く吟味を重ねていたかと思えば。
2つのネックレスを手に取って、会計に向かうのだった。

#街中
(7) otomizu 2023/09/18(Mon) 14:46:17

【独】 花浅葱 エルヴィーノ

/*
詳細な描写をするな!!!!!!!!
(-179) eve_1224 2023/09/18(Mon) 14:49:39

【独】 花浅葱 エルヴィーノ

/*
いやだよー、このひと。
えっちすぎる。
(-180) eve_1224 2023/09/18(Mon) 14:50:07

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ

「へぇ……」

つまりは、なんだ。
視力は良いのに度のある眼鏡をかけて逆に視界を悪くしていたということか。
嫌なニュースなどを避けたいというのは、わからないでもないけれど。

「………………」

思わず眼鏡を置く骨ばった手を目で追って。
だんだんと上がってくるあなたの視線を強く感じて、その視線を合わせた。

確かに。
見るなとは言ってない、けれど。
嫌なニュースなんかはこの部屋にはない、けれど。
つまり、それは。

レンズで濁さずに見たい、と言ってるんだろう?


「……おっ、美味しい、けど。欲しいならあげるよ」

喋る言葉が詰まる。その視線だけで頭が茹だりそうだ。
だからいつもなら、どうぞとサラダごと渡すのだけど。
なんとなくその視線を外したさに、ハムと野菜が刺さったフォークをあなたに突き出した。
(-181) eve_1224 2023/09/18(Mon) 15:09:27

【秘】 徒花 テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

「あんたよりかはね、ルチアーノ」

棘のない、緩い口角の上げ方からして、
こちらとしてもやはりそれなりに悪くは思っていないようで。

「……気持ちは分かる。
 俺もこんなで誰かを男らしく背負っていられる気がしないんで。

 三ヶ月と最初から期限を提示するのは、
 ある意味で誠実なんだと思いますよ。女泣かせには違いないでしょうが」

それだって、自分とはまた別の割り切り方だ。
咎められることは何もない。此れと彼れに線引きをすることに、何の謂れがある。そんな共感が滲むような物言いだった。

「嫌な男なのはお互い様です。
 おそらくはそれくらいが丁度いい。俺たちなら、が付くが。
 ……あんたに対してとは言わないけど、別に俺だって隠し事の一つや二つありはするんですけどね?」

敢えて突き放すような言葉は吐く。
それでも懐には入れている。選ぶ言葉はそれが滲んで。
友達が少ないものだから、だからこそ法よりも遊びの約束を優先したのだと感じた。
(-182) backador 2023/09/18(Mon) 15:15:13

【秘】 黒眼鏡 → 檻の中で イレネオ

引っこ抜くように持ち上げられたその腕に、
のけ反って体重をひっかけながらからからと笑う。
金の瞳が焔ならば、それは燻る堅炭だ。
黒く黒く歪まず濡れて、しかしぐらぐらと煮え滾るように熱を孕む。

「犯罪者を相手にぐだぐだ・・・・言うのがお前の流儀なんだな。
 どこで喧嘩を学んだんだ、ボクササイズ・ジムか?
 薄着の女がいないとアドレナリンも出せないか」

顎先を引き、ぎちぎちと襟が引き絞られて、
それでもなお余裕を湛えたような顔で。

「やれよ、ドさんぴん・・・・・
 マンマのポリッジをひっくり返すのとはワケが違うぞ、
 デスクワークで鍛えた筋力を見せてみろよ」

嘲笑わらう。
(-183) gt 2023/09/18(Mon) 15:17:20

【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ

「だよな〜。
 オレ人とか疑うの苦手だからさ。
 例えば本当にロメオさんがここで何か入れてても、わかんないもん」

そこには軽口を返したりはしない、職業柄もあるので。
もうちょっと気を付けないとな〜なんて言いつつも、しかし性質を変えることはなかなかに難しい。
これだけのアルコールで少し熱くなってきた頬を自覚しながらも、何と無しにむ、と唇を尖らせたりして。

「……あ!これ名前が特徴的でさっき気になってた。
 ロメオさんも飲んだこと無いの?
 あとで一緒に飲もうよ」

どんな味がするかはわからないし、苦手だったら全て渡してしまうかもしれないが……
甘いのにおいしそうにしている姿を見れば微笑んで、「よかった」とグラスを受け取る。

「ぴにゃ……なんて?有名なやつ……?
 気になってるならそれも頼んじゃう?」
(-184) mspn 2023/09/18(Mon) 15:31:10

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「俺だって誰かに感謝されたいわけじゃない!」

「……俺はあんたとは違う。
 託せる相手なんか持ち合わせちゃいない。
 誰にも。この抱えた荷物を預ける気はない!」

守るべき相手も。遠い背中も。
この重荷を分けるには少し、まだ、心を開くには足りない。

「ずっと……自分は、価値のある人間になりたくて、
 そのために動いていたんだ……
 それを今更、他人を見ることなんか、それこそ俺は」

「あんたに任せていたかったんだよ、ニコ」
「俺には到底できそうもなかったから……」

誰の思惑が絡んでいようと、自分の身が危険に晒されいようと、
己はただ、兄貴分の背中を追いかけていた。
威勢も薄れて、ただ弱音を。底に在った劣等感を浚う。

「……俺だけが……
 自分も他人も、最終的には……
 どうでもいいんだと、思っていたのかもな」
(-185) backador 2023/09/18(Mon) 15:50:18

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ

おかしなことだと指摘され。
名を呼ばれて、ほぼ同時に。

肌が触れる。
冷えた身体を温もりが包む。
身体が強張り震えたのはどうしようもない条件反射だった。
いやだったと泣くこどもがずっと、心の中にいる。


それでも、振り払ったりはしなかった。
貴方が抱きしめるのなら、そのままでいた。
代わりなわけではないとわかっていたから。

「………………」

ひくついた喉はうまく音を発さないけれど。
望んでくれるなら、望んでくれるままに。
その意志を伝えるように、細い肩に額を押し当てる。

[1/2]
(-186) mspn 2023/09/18(Mon) 15:56:58

【秘】 陽光の元で ニーノ → うたかたの ダニエラ


騙されていたからって憎もうとは思えない。
裏切られたからって糾弾したいとは思えない。
キミは理由もなく、こんなことをしないでしょう。

たったそれだけのことさえ、
震えた唇では上手く形を為せないから。
さいごのさいご、絞り出せた声はひとつ。


「……いつか、おしえて」


瞼を伏せて、それだけを。


──そうして連れて行かれるというのなら、何の抵抗もしない。
雨に打たれて随分と冷えた身体が、次第に過ぎた熱を持つのを感じながら。
最後まで貴方を責めることは無いのだろう。

[2/2]
(-187) mspn 2023/09/18(Mon) 15:58:11

【秘】 徒花 テオドロ → 路地の花 フィオレ


「……その懸念は恐らく、合ってるでしょうね。俺にとっては猶更、身の振り方には気を付けなくてはならないんです」

本当に、誰が敵か分かったものではないから。
この女は少なくても敵ではないのだろう。岐路に立たされたとき、必ずこちらの味方になるわけでもないとして。

「あのですね。それこそ現行法に照らしてとっ捕まえますよ。
 やはりあんたは女の中でもよりろくでもない女です。

 精々早々に枯れてしまわないようにしてください。
 世話をし損ねたと知れたら……廃るでしょう、花好きが」

実に忌々し気に軽口を叩いて。
そんな調子で一度帰路に着くのだろう。
上機嫌な相手とは反比例して機嫌が悪くなる。お茶をするときの男はいつだってそうだった。つまりは……いつも通りでいた。今は。
(-188) backador 2023/09/18(Mon) 15:59:46

【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ

「ああ、回数に関してはそう構えなくていい。
 都合上融通は利かないがサービス精神はあるんだ、こちらは」

情報屋は情報屋で、何某かの制限があるらしい。兎角、確認事項に関しては回数制限気にしなくていいということだ。

「同じく、ね。見えているものがすべてとは限らないだろうに。
 ……いや、これは戯言だった。聞き流してくれ」

ほんのいくらか、呆れの混じった呟き。それから、自戒の籠った言葉。この情報屋は、得体の知れなさを保ちきれはしないらしい。
(-189) 66111 2023/09/18(Mon) 16:05:18

【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ

 

「 アレッサンドロ・ルカ―ニア 」
 
(-190) 66111 2023/09/18(Mon) 16:06:29

【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ

「イレネオ・デ・マリアに捕らえられたその男は、
 己を捕らえた彼が捕らえられる原因を作った」

「報復に見えるだろうか。
 それとも、他の何かがあったように思えるだろうか」

「それは、此方に尋ねるより、彼方に尋ねるといい。
 知られている秘密を取り繕うことほど、無駄なこともない」

「そうだろう?」

無駄であると思えることを、人は普通、しないものだ。
(-191) 66111 2023/09/18(Mon) 16:06:54

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

「疑わなきゃいけない時ってあるんだけどな。
 オレも苦手だから……」
「ちゃんと自衛しような、オレたち」

うんうん、と頷いて同意を返す。
──ただのパン屋のバイトなら、
そんな時はあんまりないはずだが。

「じゃあ飲もう。これはなんかレモン系らしいけど」

ぼんやりとした知識だけじゃあカクテルは分からない。
見た目が綺麗でもとっても度が強かったり、
一目見ただけでは飲み方が分からないものもあるし。

「甘いフローズンカクテルなんだと。
 フラッペみたいな奴かな……飲んでみようぜ」

せっかくだしさ、と自分の分のショートグラスを空にする。
スッキリとした菫の香りが鼻の中を通り抜けていった。
(-192) susuya 2023/09/18(Mon) 16:21:01

【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ

頷くことは、できなかった。
もしかしたらまだ縋っているのかもしれなかった。

あの明るい日差しの中のような日々に。
まどろみの中で見た夢のような日々に。

…だけど多分、本当は。
この裏切りに気付かれた以上、同じものには戻れない。


――それだって、全部、覚悟の上のつもりだったのに。



腕の中であなたの震えを感じても、少しの間はそうしていた。
どこかでそうっと身体を離して、行こうか、なんて
まるでどこかに出かけるみたい。

連れて行く。冷たい檻の中。
冷えた身体にともる熱に気付くことすら、
もう女にはできるはずもなかった。

ひとつ、学習した。やっぱりどんなときでも笑わないと。
どうせ戻れないんなら、恨まれた方が、ずっといいはずだから。
(-193) oO832mk 2023/09/18(Mon) 16:28:24

【秘】 徒花 テオドロ → pasticciona アリーチェ

「はは。その言葉、
 絶対に大っぴらには言わないでくださいね」

マフィアに頼るだとか、この状況下でよく口走ろうと思えるな。
本当にいっそ大物なんじゃないのか。

「あの時と違うことがあるとするなら……
 ひとつは、狙われてるのは俺たちだけじゃないこと。
 もうひとつは──うん、死ぬわけではないということだ」

その前提があるなら、厄介ではあるが多少なりとも閉塞感は薄れる。
生きた心地がしない、とまではいかないものだ。

「人間、そうそう簡単に変わるわけがない。
 ここで俺がどうにかできる……と言えたらよかったんだが」
「まあ無理だな」

見かけの上では変わったことは多いはずなのに。
根底ではなんら変われていない。
一人で笑っている相手には訝し気な目を向けつつ。

「……窮屈だな、警察は……」
(-194) backador 2023/09/18(Mon) 16:44:29

【妖】 徒花 テオドロ

『開けました』

『どうぞお気をつけて』
『今のうちに罠でも仕掛けておきましょうか』

冗句を交えて、もういちど連絡を一つ。
あとはなるようになればいい。
($3) backador 2023/09/18(Mon) 16:47:01

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

Buona sera こんばんは!」

ベルを鳴らしてすぐに部屋の主は姿を現した。
先ほど貴方と会った時から着替えたのか、簡素な白いシャツとその上に羽織った灰色のカーディガン、ゆるい黒のパンツに身を包んでいる。

「こんな格好ですみません。
 どうぞどうぞ、中へ」

扉を潜ればすぐにキッチンが備えられたリビングルームへと繋がっている。置いてあるものの数こそ少ないが、ぬいぐるみがぽつんと棚に座り、その隣にはよく分からない像らしきものが置いてある不思議な部屋だ。
奥にはもう一部屋あるようで、そちらが寝室なのだろう。

リビングの机の上には牛乳のパックにはちみつの瓶、どこかで入手してきたブランデーの小瓶が置かれている。
それにマグカップが二つ。
(-195) NineN 2023/09/18(Mon) 16:55:02

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

それ・・を貴方が言葉にしていたなら、男の口元はまた弧を描いていたはずだ。その表情は自分の欲求を自覚しての苦笑でもあり、やはり言葉にしない肯定でもあるのだろう。

貴方が男を意識しているのと同様、こちらもまた貴方を意識するようになっていた。
だってそうだろう。いちいちそんな顔をされては堪らない。
自分の一言に、一仕草に呼応するように色を変える表情。
時に開かれ、時に閉じられ、時に逸らされる鮮やかな瞳。
男の性質はおおよそ犬に似ていた。
肉食の生き物は、動くものによく反応する。


今だってそう。
貴方の突き出したフォークを、男は受け取らなかった。
代わりに身を乗り出してそちらに迫る。そうしてそのまま、ぱくりと。突き出されたものをそのまま食べてしまった。噛み付く時の微かな衝撃が貴方の手に伝わったかもしれない。

「ん。」
「美味いですね。本当だ。」

そろそろと身体を戻せばそんなふうに言ってのける。
感想は簡潔だが肯定的だ。気に入ったらしい。
(-196) rik_kr 2023/09/18(Mon) 17:05:40

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>1:153 テオドロ 0日目
いくらか、答えに対して返る視線があった。幼いものを見るような、柔らかな目だ。
小言もこれまでとしたからには、今は言葉で伝えるものはない。
そして、それは自分だけの役割であるわけではない、今説かねばならないことではない。
ただ、今は曖昧な納得だけを返すように、長い睫をそっと伏せて笑った。
男がいくら言葉を弄そうが、今の貴方は"そう"なのだ。

「取り調べの時も、完璧な服装では出向くなと教える人もいた。
 目標や被害者に話をしにいくのに、わざとネクタイを緩めたりカフェオレをこぼしたり、
 隙のある人間であるように見せることで、相手の話したくないことを聞き出す術らしい。

 抵抗の有る言い方かもしれないけれど、人を頼るというのも同じことだ。
 もしも曖昧な感情や関係性に信を置けないのなら、そういう作用を見るといい。
 ……別にこれも、計算ばかりの話ではないんだ。
 安心して心を開いてほしい、無理強いしたくないというのは捜査官として不自然無い動機だ。
 罪を犯していたとしたって、相手が市民であることはいつだって変わらない」

0と1ばかりの世界の話ではない。傾いた夕日が映す街のシルエットを見据えて男は言う。
ひととして生きるにあたって地続きの公と私を交えながらに、声の調子が変わったのを見て振り向く。
連れ立って商店街のついてきた足は、まだ方向を変える様子はない。

「うん? ……ふふ、そうだな。
 私の買い物に一つ付き合わせる代わりに、私も君の買い物の様子を見せてもらおうかな。
 ちょっと古い友人に会いに行こうと思ってね、手土産を探していたところなんだ」

言葉で差し出された順番は、実際の買い物の順番とは逆行するだろう。
自然と言い換えてしまって、己の責が先行しているかのように足を進める。

#街中
(8) redhaguki 2023/09/18(Mon) 17:07:21

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

>> 1日目

例えば貴方が解決した事件をして、貴方を見る目を変えるものもあっただろう。
男もその内の一人で、貴方の危うさを慮るような素振りを
けれどもそれを有り難いこととして思うかなんて、能動の側が決定することではない、そうだろう。

次いだ情報を聞くと、いつも悠揚と構えた目が少しだけ見開かれた。
名前ばかりではわからなかったのかもしれない記憶の中で、
多少は"彼女"の輪郭が、多く思い出されたのかも知れない。

「……ああ。そうだったのか。
 それは……元気であったならば、いいが」

僅かに表情が強張る。
それを悲哀の滲む言い回しに対する気遣いと取るか、
それともある種の動揺と受け取るかは、貴方に委ねられるべきことだ。

「案じていた、……いや。なんでもない」
(-197) redhaguki 2023/09/18(Mon) 17:20:08

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

/*
お疲れ様です、おさとうかえでです。
昨日日付変更直前になってお送りしてしまったこちら >>2:96 の白の続き、どういたしましょう?
墓落ちのメンバーが壮絶でしたし、流して頂いても構いません。
その場合はこちら手隙の時にまたベーカリーに遊びに行かせて頂きますね!(できたら……)
ただお忙しくてまだ着手できていないだけなどでしたら申し訳ありません、催促の意味ではないのでゆっくりどうぞ…!

おさとうかえででした!
(-198) oO832mk 2023/09/18(Mon) 17:34:16

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

「素直なソルジャーは出世するぜ〜?」

へらりと笑い、考察を聞く。
変わらぬ笑みがほーん、と少し意外そうな声を放った。

「ヴィットーレとダヴィードか。
 なんで……いや、まあいい。続きを」

それから、警察側の方も考えを聞いてみて。

「ニコロは……よく会う奴だな。顔しわくちゃで人気のある。
 アリーチェは……ああ、ババアに金せびられてた奴か。
 ニーノは……猫のガキ、と。ふうん」

警察に関してはお得意の虫を
仕掛ける訳にもいかないからだろう、
雑な覚え方をしている。ともすれば直接遭遇した事もない、
そんな相手も一応記憶しているだけマシではあるが。

「はーん。まあ詳細を聞いておきたい所だな。
 それで、幾らで売――」

なんて口にして、
(1/2)
(-199) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 17:36:08

【妖】 路地の花 フィオレ

『ありがとう』
『ちょっと出掛けてたから、今から行く』

『今日は、家にいる?』
($4) otomizu 2023/09/18(Mon) 17:56:28

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

そして、最後の情報にすっと笑みが消えた。

「……まあ、詳細情報を買う買わないは値段次第として、だ。
 俺の知る限り、この件に関わってる中で野郎のお眼鏡に適うような美女ってのは結構少なくてな」

一度切って、深く息を吸う。関わりが深い者だったら知っている、『逃げた方がいい』合図だ。つまり――

「まずバーのマスターなだがアレは中立だよって警察の保護なんざしねえよなだから除外だ次にフィオレあいつもお前の直属みたいなもんだし警察を保護する理由がない除外俺はお前とデートしてねえしそもそも美女じゃねえから除外ペネロペ?あれはまあノーカンだろ除外ヴィットーレも美人と言ってもいいが直前の情報からして除外」

――カンターミネが「お喋り」になる合図だから。
その中で指折り、女性……ところにより変身する同僚や女性の心を持つ同僚もいたが、ともかくそれらをカウントしていく。
ひとり、ふたり、さんにん、よにん、ごにん……そこでようやく、勢いが止まった。口は止まらないが。

「……そうなると、俺の知る限り候補は二人しかいない。
 アリーチェ・チェステか、ダニエラ・エーコ」

折っていた指を一本、二本と立て、

「どっちも表向きの性格上は『保護』しそうだし、
 美女で、かつ押されればデートに行きそうだ。
 しかしお前の直前の発言を鑑みれば……アリーチェの可能性は低い。となると、」

一本指を折る。

「ダニエラの可能性が高い訳だ。推測上は。」
「さて。ここで俺は情報がひとつある。
 そこで、取引しよう。俺の情報を先に教えてやるから、
 今の推測が当たっているか答えて貰いたい。どうだ?」(2/2)
(-200) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 17:57:41

【妖】 路地の花 フィオレ

遅れて、メッセージがもう一つ。
文章を考えるのが苦手なのかもしれない。

『罠があるって分かってるなら』
『あなたを先に行かせればいいわね』
($5) otomizu 2023/09/18(Mon) 17:58:31

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

/*
お疲れ様です。
お世話になっておりますおさとうかえでです…(ここに任意の感情)

手が空き払った頃に牢獄の様子を見に行きたいと思っているのですが、事前に牢獄の様子などで留意事項などありましたらとご連絡致しました。
あとお預かりしている荷物ですが、同じく落ち着いた頃に情報屋ロッシを利用して内容を知ろうかなとも考えています。
なにか不都合ありましたらお教え下さい……

お返事の方も、そちらが落ち着きました後でかまいません。
まだ暫く伺うまでかかると思いますので…………。
よろしくお願いします。おさとうかえででした!
(-201) oO832mk 2023/09/18(Mon) 18:00:39
カンターミネは、部下の愚痴を聞いた後、お散歩に出かけた。
(a5) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 18:02:43

【妖】 徒花 テオドロ

『仕掛けた人間を先に行かせるとは』
『策に溺れる策士はどちらになるでしょうね』

『いますよ。しばらくは』
($6) backador 2023/09/18(Mon) 18:06:25

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

時刻は昼前、と言った所か。
この時間、子供は学校なんかでいないから、平和なものだ。
ピリついた空気と人の少なさ以外はいつも通りの、
少し暑気を纏った光度的にも明るい港街。

「……平和だねえ……」

心にもない事を呟きながら、散歩している。
口くらいはリフレッシュしていないと、
全身が腐りそうだ、なんて考えながら。
適当な屋台で買ったチリソース入りのサンドイッチに
うへえと舌をひりつかせて、ぶらぶら……。

「あ〜〜〜〜〜あ。冷たい珈琲も飲めねえし、
 考える事は多いし、暑いし、だるいし。
 三日月島にでもバカンスに行きてえ〜……」

欲望を口から垂れ流しながら、歩き続ける……。

#街中
(9) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 18:11:33

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

普段では行かない道を迷わず進めば入るのは看板もない店。
出てくるのを待っていれば、毎度ありの声が響き男は出てくる。
そこは骨董品の店に思えた。
またどこかの店によれば、毎度ありと、かなりの金額が動く声。
そこはアンティーク店のようなものであった。

まだ出歩いて十数分で公務員三ヶ月分の給料ほどの金銭が排出され、男はまたふらりと何処かの店に向かって歩いている。

……目的地などないのかもしれない。
深夜に徘徊したまに猫を眺めるだけの行為と何ら変わりない。

ルチアーノは出歩いている時に周りを見ることを目的としているように他人からは見える。
しかしそれを楽しんでいるようには見えず、ただ別のことで気を紛らわせているように思えるだろう。
(_4) toumi_ 2023/09/18(Mon) 18:20:11

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード


🦮

返信代わりに適当な犬のスタンプが送信された。
(-202) unforg00 2023/09/18(Mon) 18:41:51

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ

絶対わざとだ。
フォークを受け取ればいいのに、テーブル越しに身を乗り出して食べた。
わずかに触れたフォークの振動が、心臓に悪。
いつもの自分が出せないのは、どうにももどかしい。

「そ、れなら良かった」
「……ん、これも美味しいね」

トマトのカプレーゼをひとつ頬張って食べて見せ、うんうんと頷く。
こういうのなら食べやすいし、お酒にも合うというものだ。
いつもとは違って空きっ腹に入れてるわけではないから、酔の周りも遅くちょうどいい塩梅だろう。

そうしていくらかつまみのような食事を少量ずつ食べて、もうお腹いっぱいだとフォークを下ろす。
いつもは食べないから、すごく食べたような気がして、ほうっと息をつくだろう。

「僕はこれ片付けておくから、シャワー浴びておいで」

満腹からくる安心感か、にこりと目を細めてそう言って。
食べ終える頃のあなたに声をかけるだろう。
(-203) eve_1224 2023/09/18(Mon) 18:56:18

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「考えがありゃいつでも飛び出して行けるってわけだ」

軽口半分、それがこの猫被りのいつも通り。
自分が一言行けと言えばあなたは行くのだろう。
それが最善だと判断したなら。

聞き分けの良い犬は好きだ。
それを使い捨ての走狗にするのは好まない。
この猫被りはそういう人間だった。


「ま、何かありゃ
お手伝い
に奔走してもらう事になるだろう。
 部下に有事の引き継ぎなんかは任せてるだろうが、
 アレさんが居なくなった分
 情報もブツも確実に滞り出すだろうしな」

そして、それらの隠蔽も。

ヴィットーレちゃんの部下の面倒も見なきゃならねえ、
人気者は困るな、そう呟いて大袈裟に溜息を吐いて見せた。
まだ元気らしい。今のところは。

「酔っ払ってられる暇がありゃいいなあ、お互い」

労りにはどーも、と返し。
引き留めなければ、また大股で何処かへ向かうだろう。
(-204) unforg00 2023/09/18(Mon) 19:09:12

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「最近話してなくて行動が不明瞭なやつがその辺りなんだよ」
「最初は気分悪かったが、もう吹っ切れた。
 白だったらそれでいいわけだから、疑ってなんぼだ」

マフィア側の人間に対して、彼ら自身の人格や性格を疑っているわけではないという。
ただ事件があり、アリバイも最近の動向も知らない人間が犯行を行える可能性があるだけの話。
そして名前を出していない人間に関してはそこそこ把握しているという。

「俺の情報は良心的だぞ? まあ、女にはサービスするから……。
 ……どうぞ。それでいい、何でも言ってくれえ」

ちなみに金額はピンキリではあるが一人の情報に付きご家庭に一台あれば嬉しいコンピュータを二台分程だ。
安くもないが法外ではない、何度もやり取りをすれば流石に厳しい値段だと言えよう。

「……んー。まあいいか」

なんだかなあ、貴方の引っ掛かり方に少し違和感を覚えた。
男は協力者もといデート相手の情報は調べずにこれまでを過ごしていたので。
(-205) toumi_ 2023/09/18(Mon) 19:16:25

【人】 うたかたの ダニエラ

>>9 カンターミネ

「……あーーー」

見回りの途中。丁度休憩にさしかかろうという頃。
遠目にそのライムグリーンを見つけた女は、間の抜けた声を上げた。
てってと後ろから近寄ると、食べ歩きのさなかであることも加味ひとつせずにその片腕に絡みついた。

「ミネだあーーー。」
「なにたべてるのお?おいしそお。」

笑顔をへらり、向けている。

#街中
(10) oO832mk 2023/09/18(Mon) 19:16:27

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

腕に触れる手が微かに震えている。
笑顔も、いつもの寂しいのを隠す
作り笑い
だった。
甘えた声は、縋るようで。

――まあ、きっと、無理もない。
(-206) oO832mk 2023/09/18(Mon) 19:16:42

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>1:155 ロメオ 1日目

「ああ、そうだったんだね。憧れの職場、みたいなものなのかな。
 目標を達成できることは、……いいことだ」

相手の風体を見る。自分よりかは当然、重ねてかなり年若くは見える。
ティーンエイジャーの残り香がやっと解けてきた頃……と思えば、よい目標だ。
嗄れたり衰えたふうには見えないまでも、男の目元には年数の積み重ねがある。
どうしたって、まるで目下のもののように見てしまうのは仕方のないことかも知れない。

「いい特技だ。客商売に向いているだろう。
 叶うなら私の職場にも欲しいくらいだ、なんて言ったら店主に申し訳ないかな」

――無為の問いかけではない。多少の、そうした意図はあった。
とはいえ、貴方だけを疑っているわけでもない。相手取っているものが相手であるから。
街に溶け込む"貴方がた"を追う以上、街の全てを疑う必要がある。
そしてそれらは、疑う相手である街を守るためでもあるのだ、だから。
この問いかけは決して敵対的なものではない。
付け加えるなら、引き抜きたいのだって少しくらいは本心だ。

「また来るよ。
 次もおすすめを教えてくれたら、嬉しいな」

勘定をすませたなら、小麦の匂いのする袋を持ち上げる。
少なくともこれで男は貴方の顔を覚えたし、貴方も男の顔を覚えただろう。
いつまでも客と店員であれるのが、一番だ。
(11) redhaguki 2023/09/18(Mon) 19:17:52

【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ

「ロメオさんも苦手なの?
 ……そっかあ、へへ、なんだか安心した。
 オレひとりじゃないんだって」

「うん!いざというときは、ちゃんと自分の身を守る」

きりっとした表情を浮かべつつも、深くこっくり頷いた。
そうして先ほどよりも随分とほんわかした貴方の説明に、やっぱりわからないこともあるんだななんて。
それにもやっぱり安心して、うれしかったりして。

「やった、じゃあ次はそれ〜。
 とりあえずこれ飲まなきゃだよな……」

あなたを真似て、こちらもぐいっとグラスを呷ってみる。
甘くてデザートみたいだから、そちらのを飲むよりはマシだったが。
少しだけくらっとしたので、「ゎ」とかちっちゃく声を漏らしていたり。
それを指摘されたりしていたかもしれないが、とりあえずは次の二つをマスターに注文した。
で、待つ最中。

「ロメオさんって、普段はひとりでバーくる?誰かと一緒?」
(-207) mspn 2023/09/18(Mon) 19:30:47

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

この男は曲がりなりにも警官である。
おまけにこの国の男としても大柄で
​──その体格でさえ貴方に負けるのが癪だが──
、つまり、人一倍の筋力や体力は当然備えていた。

最早何も言うまいと口を結べばぎり、と歯が鳴った。言葉以外も饒舌だ。
黒と金はもう一瞬だけ交差するだろう。そしてそれが最後になる。

​────ダン!!


激しい音を立てて貴方の頭部が落下する。させられる。させられただろうか。
男の思う通りになったのであれば、貴方の顔面はただでは済まないはずだ。けれどこれはそれで飽き足らず、追撃を喰らわそうとするけれど。
(-208) rik_kr 2023/09/18(Mon) 19:42:50

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

君の思うように何故、と疑問が浮かぶのは最もだ。
男は頷いて同意を示し、少しだけ辺りに視線を向けて。

「……きっとそう単純な法とは言えないんだろう。
 強制的に施行出来る法の前では誰であっても無力だ」

囁くように告げるのは、
聞き耳を立てるものがいないとは言い切れないから。
誰が敵で誰が味方か、疑心が広がっていく。

「何かを、出来るならいいんだけどね。
 困ったことに思いつきそうにもない」

しかしこんな無茶苦茶な法だ。

これが本当に長く続くのかと言えば……。
有り得なくもないが、同時に有り得るとも言い切れない。
いや、これは願いなのかもしれない。
そうあって欲しいという、願い。
(-209) sinorit 2023/09/18(Mon) 19:53:40

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「あ、いた。いーよいーよ、お邪魔します」

対するロメオは灰色のパーカーにタイトジーンズだ。
一応私服の中でまともな服を選んできたつもりなので、
伸びていたりしわが寄っていたりしている事は無いだろう。

招かれれば靴を揃えて脱ぎ、
失礼にならない程度にきょろりと見回す。
よく分からない像をなんだろ……と見つめてから、

「あ。おやつ持ってきた」

フィオッコ・ディ・ネーヴェの袋を差し出した。
ブリオッシュ生地にクリームを入れたものだ。
チーズが入ったものとチョコレートが入ったもの、2種類が数個袋の中に入っていた。

「牛乳もありがと……家綺麗だね」
(-210) susuya 2023/09/18(Mon) 19:56:28

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>2:94 リヴィオ

貴方の言い分は最もだ。
どれほど多忙でも食事や身なりには気を使っている男は、一度でもそのルーティーンを崩すと生活水準が崩壊する。全てに対して。
ここ5年はその様子を見せていないのでなんとか保ちたい。つまりは格好つけたままで生きていたい。

「お気遣い心染み入るね。
 ……はあ、……最高に美味いな……」

ストレスが来ていたか、貴方の顔が眩しいからかその味はここ数年で最高の味に感じる。
多分気の所為だが、気の持ちようというものを少しは信じていいかと思い始めた。占いとやらにもはまれそうだ。

「怪我、それ以上酷くなっていたらちゃんと医者に行けよお。
 子猫を舐めてると足元をすくわれるからな」

そうして完食したカップを見やればタイムリミット迫っていた。
この先の用も大事なのだ、別れを憂う気持ちはないが時間が無限に欲しくなる。

「さて、すまんが先に失礼する。
 帰り道は車の音を頼りにするのが一番だ。
 またな、リヴィオ」

されど一言をかけるのは忘れずに、貴方いわく猫のエキスパートは裏路地から去っていくだろう。
来たときとは違う道を随分と慣れた足取りで大通りへと向かっていった。

#路地裏
(12) toumi_ 2023/09/18(Mon) 20:04:09

【墓】 暗雲の陰に ニーノ

──取調室にて、マフィアとの関わりを詰められた男は否定も肯定もしなかった。
どころか事情聴取の間、殆ど口を開かずに黙秘を続けるばかり。
何も語ろうとはしない態度に怒声を浴びせられても、その視線は己の手を拘束する手錠に向けるだけ。

室内にいる警官が異常に気付いたのは、そんな時間がしばらく過ぎた後のことだ。

ただ座っているだけの男の呼吸は常と比べれば荒く、頬は赤らんでいる。
雨が降る夜、濡れ鼠のままに連れてこられたその身体は随分と冷え切っていて。
些細なことで高熱を発症する奇病のトリガーとしては十分だった。

結果、この状態でまともに話を続けるのは不可能と判断され取調べは一時中断。
男は一度、檻の奥へと戻された。

#取調室
(+0) mspn 2023/09/18(Mon) 20:06:08

【墓】 暗雲の陰に ニーノ

毛布一枚を渡されて冷たい床に頬を押し付けていると、なんだか懐かしい。
羽織るものがあるだけ、雨風を凌ぐ屋根があるだけ、あの頃より随分とマシだ。
蘇る記憶に苦しさは混じれど、暖かなものだって十分に思い出せる。
"
ねえさん
"と唇が動いてしまったのは、不調が呼ぶ甘えのせいだろうか。

誰を恨むつもりもない。
誰を憎むつもりもない。
馬鹿で愚かだって言われてもいい。
考えることも、迷うことも、信じることも、やめたくはない。

掠れた声で呟いた『だいじょうぶ』は、まるでおまじないみたいだった。

#牢獄
(+1) mspn 2023/09/18(Mon) 20:08:08

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

/*
お疲れさまです、万人の夢です!
お返事遅くなってしまいすみません!
秘話にてお返しする予定でしたので、そのまま続けさせていただければいいなと思っています。
墓落ちメンバーが壮絶だったのは、本当に、そうです……(昨日は横たわっていました)
お声がけありがとうございます、引き続きよろしくお願いします!
(-211) susuya 2023/09/18(Mon) 20:26:39

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*>>+1
ねえさん!?きっっついなおいお前ら!!?
(-212) toumi_ 2023/09/18(Mon) 20:30:23

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

「はーん。まあいい。腕がいいのはわかった」

そしてあなたが了承した途端、破顔した。

「あ〜圧かけといてなんだけど大した事じゃねえんだわ。
 俺の情報は実に簡単、ダニエラって昔の友達でね。
 デートっつってマジで手ぇ出してたら
 
お前の性自認が女になるまで薬盛ろうと思ってた
だけ。
 トーゼン出してねえよなあ、まさか?」

……何の事はない、昔馴染みを"お手付き"されたら嫌。
ただそれだけの事だったらしい。圧をかけて名前を出して、
それで分かりやすく動揺したらその場で黒扱いする……
そんなつもりだったのだろう。
破顔してからも圧には「冗談」が一切混じってないのだが。
(-213) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 20:34:55

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

>>2:96

「助かったぁ〜〜。救世主だわ」
「ありがと……え?これもいいんすか?」

離れて餌を食べ始めた猫の姿にほっと息を吐いて、
これまた大げさに感謝をして笑顔を向けた。

それから差し出されたカップのコーヒーには驚いて、
それでも素直に受け取った。
中を覗けば既に自分好みの調整がされている。

「悪いっすね、なんか。ありがとうございます。
 今度店来たらオマケしようかな」

「猫、懐くのはいいけどもう飼えねえから……
 家にもう居るんすよ、白いのが」

懐かれているのに困っていたのはそれもあるらしく、
コーヒーに口を付けてぽろりとそんな事を零した。
人懐こくついてくる野良猫と言えど、
考えなしに拾えるものでもないので。
(-214) susuya 2023/09/18(Mon) 20:39:29

【秘】 黒眼鏡 → 檻の中で イレネオ

 っ…  」

にやけたような面が、硬質なスチール机に叩きつけられる。
鈍い音をたてて振動が床を叩き、衝撃とうめき声が部屋を伝う。
あざやかな赤い雫が、ぽたぽたと音を追いかけるよう机に落ちた

「、 ぉー、痛え…っ、なんだ、一回でブルったのか、
 人間わりとジョウブだ、気にせずだなぁ〜…」

鼻血が絡んだごぽりという音。
机に頭を叩きつけられた男は、それでもなおなにかを言っていたが、
反射的に体が跳ねる以外に抵抗するそぶりはない。
その気になれば、幾度でも頭を打ち付けることができるだろう。

なに、死ぬことなんてそうそうない。
(-215) gt 2023/09/18(Mon) 20:44:02

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

弟分の吐き出す言葉を静かに聞く。
劣等感、焦り、諦め、苦悩、葛藤。
全てが混ぜになった重い重い言葉だ。

「俺に任せたかった、か。
どれだけ長い間抱えてたんだ、全く。」

不器用なところは似た者同士かもしれない。

「俺が面倒なことしてたのもあるだろうな。
んー…じゃあ少し、与太話でもするか。
俺が昇格試験を受けない理由、とか。どうだ?」

貴方の劣等感やら何やらを解くには
諫めるよりは、此方の方が良いだろう。
勿論聞くよな?という色を含んで貴方を見るだろう。
(-216) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 20:44:52

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>10 ダニエラ

どんな距離からでもライムグリーンの髪は良く目立つ。
日頃の子供だってそうだ、この色を見て先生だ!と叫ぶ。
叫ぶから即座に反応出来るのであって、
叫びがなくただ駆け寄るだけなら気付けるはずもなく。

「うーんからい……いやでも美味い……
 いややっぱから……
いっ!?


あわやチリサンドが落下寸前までいった。
辛うじて掴んで、ピューゥと口笛。

「……エーコぉ……久々に会ってそれかあぁ〜?
 トラメッツィーノだよ、から〜い奴。食うか?」

目の前で落下しかけたサンドイッチを軽く振る。
薄い食パンにレタスとチキン、そして
それぞれに赤いチリソースがたっぷり。
顔の傍に寄せれば刺激的な香り。
ドリンクなしでは少々厳しいような。
(13) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 20:47:30

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

助手席に向かって扉を開けた。
今なら後部座席で寢れてしまう気がしたから。どつかれる。

「どっか、……」

そう問われて思わず第二のアジトの場所を告げそうになって黙り込んだ。
気が緩みすぎている、否、今この空間と貴方のことは信じられると男の中で確定づいたからだ。

それも、ほんの少しの間だけ。
この事件の裏切り者ではないというだけだが。

「……死にたいときってどうやって人は死なんようにしとるんだ」

怒りや喪失感はどうにか抑えてきたが、後悔や失敗を清算する方法がいまいち良いものが思いつかないと。
(-217) toumi_ 2023/09/18(Mon) 20:51:42

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

「何があっても大丈夫だって」

囁く。サンドイッチを振る手は良く目立つ。
目立たない逆の手で、肩をぽんぽん。
遠目には仲良しのスキンシップ。
二人には、傍にいる証。

「どこでもいつでも、だろ」

同じ物を食べる事は、一緒にいた証明になるだろうか。
すい、と目の前でから〜いサンドイッチを動かした。
(-218) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 20:52:24

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「どーでしょう。オレに考えが浮かぶ脳があればの話す」

口を片方だけ吊り上げて不器用に笑った。
自己判断で勝手に動けば痛い目を見る、と思っている。
自分の不出来な頭を信じてはいない故の考えだ。
下手は打ちたくない。一番確実な方法を。
……それこそそれを思いつく事があった時、
その言葉の通りに飛び出して行くのかもしれない。


「そん時は、喜んで。大抵の事はやらせてもらいますよ。
 出来るんで」

色々な手伝いをする度に学びがある。
仕事の種類、手段、方法……それを記憶している。
身軽さと器用さの所以はそれだった。

上を失えば下が惑う。
それを治めるのは簡単な事じゃないだろう。
そればかりは自分から手伝えないから、
ロメオは労わる事しか今は出来ない。

「本当に。ま、乗り越えましょう」

あんたは捕まんないでくださいね、なんて当たり前の事。
忙しい貴方を引き留めるのも気が引ける。
その場はそのまま、その背中を見送った。
(-219) susuya 2023/09/18(Mon) 20:53:33

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「おーおー、頑張れ頑張れ。」

此方と言えばケラケラと笑っている。
照れている様子に可愛げを感じて、満足そうに。

そうして手を離されれば
自分のグラスにも改めてワインを注ぐ。

「折角だし、俺のことはニコって呼べよ。
そっちの方が慣れてんだよな、実は。」

貴方の胸中など知らぬ様子でそんなことを言う始末。
グラスを掲げて、乾杯の構えをするだろう。
(-220) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 20:54:44

【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

美味そうなものが目に入ったら、喰いつくのは当然のこと。
とはいえ、普段からこんなことをするわけではないのも当然のこと。人目がなくて気が緩んでいるか、貴方だからかのどちらかだ。

そのままぽつぽつと話をしながら、軽い夕食を。
仕事の話はあまりしなかった。なるべくリラックスしていてほしいと想える、そのくらいの気遣いは男にだってできた。
貴方の食べたものを追うように食べるのは、自分が平らげてしまわないよう考えてのことだった。そちらの手が止まった頃にじゃあと食べきってしまおうとして、明日の朝食に充ててくれた方がいいと思いとどまる。

「いいんですか。」

これは、癖。

「じゃあ、お先に頂きます。」

これは、あまりないこと。
貴方がいいと言うのをわかっている。だから、返事がある前に受け取った。
(-221) rik_kr 2023/09/18(Mon) 20:56:20

【妖】 路地の花 フィオレ

メッセージに返事はない。
代わりに暫くして、部屋の扉がノックされた。

開いているのだから勝手に入っても構いやしないのだろうけど。
家主がいるのであれば、一応の礼儀は示しておきたかった。

『着いた』

さまざまな可能性を考えて、屋外だから名乗るのもと思い 一言メッセージに代えた。
($7) otomizu 2023/09/18(Mon) 20:59:29

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「アレさんから貰ったものが殆どです。
 どこから見つけてくるんでしょうね、これ」

貴方が部屋を見れば、まず気になるであろうと思ったので先回りして伝えておく。
混沌とした部屋が趣味だと思われるのは……嫌ではないが、なんだか違う気もしたので。

「エ!おやつまで……そんな……
 ありがとうございます。
 先輩が来るから急いでめちゃくちゃ掃除しました。
 これ、一個だけ食べちゃいます?」

普段から掃除はしているから、半分嘘で、半分本当だ。
寝る前のおやつだが構わない、これはきっとホットミルクと合うだろう。
しっかりとその分歯磨きすれば大丈夫。
……たぶん。
(-222) NineN 2023/09/18(Mon) 21:04:13

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

> 0日目

小さく笑う。周りに比べれば年嵩だろう貴方を、年下の子供のように見る目だ。
言葉の上では年長者の責を求めるくせに、対面すればまったくそうではない。
社会、世間からしてみればいい大人のような振る舞いが随分上手くなった。
年の頃の近いマフィアの一員、敵対者を見るような目から代わって、
まだ未熟なものを見るかのようにいつしか移り変わっていった。
変わっていったその先は、最後には何になるのだろう。

「この年にもなって、野良猫みたいに道に飛び出したりなんてしないさ」

だから、返答するに伴って少しだけ振り返った顔に張り付いた表情も、
大層其れらしく繕ったような余裕を持った悠揚がそこにあるばかり。
内心で何を考えているのだか、なんて翳ったスカイブルーが語るだけ。
見透かされる前にふいと視線は逸れて、道の向こうへと足音は遠ざかっていった。

#Mazzetto

(-223) redhaguki 2023/09/18(Mon) 21:07:59

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

> 3日目

それが、まだ何も起こらずに過ぎ去った日のこと。
検挙されたと名前のあげられた人物を探して、目標を挙げた部署の建物内へと足を踏み入れた。
取調べを受けたとされるその人物は、どこにいるのだろうか。
貴方の見てないところで、男がどんな対応をして、表情をしたのだかなんてのは知れないこと。
知らないことは話せない。
(-224) redhaguki 2023/09/18(Mon) 21:08:40

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「……聞けるなら、是非」
「満足できる理由があるんだろうな」

さんざん喚き散らした後だから、
どこか罰が悪そうに声を潜めて返す。
どことなく拗ねた子供のような仕草であった。

「知りたいと……思ってたから。
 あんたなら、俺よりずっといい警察になれるのに」

燻った感情に整理がついていないからか、
漏れる言葉はどうしても卑屈な物ばかりだ。
(-225) backador 2023/09/18(Mon) 21:12:04

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

/*
お疲れ様です……!昨日は…………(目を伏せる)(首を振る)
ありがとうございます。お話したかったので嬉しいです。
では少しスローペースとなりますが、お付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m
(-226) oO832mk 2023/09/18(Mon) 21:17:17

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

/*こちらこそお世話になっております、ポップコーン殺人事件です!
ダニエラさんの姿を牢獄から見守っております。
(現在逮捕〜勾留ロール中なので状況が確定しておらず、あまり表に顔を出せなくてすみません)

見に来ていただけるの嬉しい!です!
特に注意点はありませんので、やりやすいようにしていただければ。
実は用意していたルートで連絡とかもできるようになっています。
(使用する場合は任意のジェラート屋さんなどにメッセージをお託しください)

荷物はあける場合はご連絡ください。中身をお伝えします。ダニエラさんのお手元にあるものなので、いつでもいいですよ!!!!!!!

こちらはのんびりしたものなので、
お時間あるときにゆったりとお付き合いいただけましたら嬉しいです。
なにとぞよろしくお願いします…!
(-227) gt 2023/09/18(Mon) 21:21:35

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「オレ記憶力は良いけど頭は良くねーの。
 騙されちまったらもうそれきりな気がすんな」

「そうしてくれよ。そしたらオレも安心するから」

しっかり頷く貴方が何だか可愛らしくて、
頭を撫でようと手を伸ばした。
叶えばそのままぐりぐりと頭を撫でる。唐突だ。

「あんまり焦んなよ〜……おお。行った」

平気かね、と追加で水を頼んだりした。
自分も欲しかったのもあるし、
酒を飲むならどっちにしろ水は飲まねばなるまいし。

「普段? あー……」
「一人かな……たまにセンパイと」

ぼんやりと天井を見つめてそう返す。

「ここにも来るし、ここじゃないとこにも行くし。
 でもあんま自分から人は誘わないな……」
(-228) susuya 2023/09/18(Mon) 21:26:38

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 暗雲の陰に ニーノ

> 2日目

ああ、と貴方の声に応対をした男の声は、僅かばかりいつもよりも緊張が見て取れた。
一呼吸あったのちにはそうした違和感も失せている。
常通りであるように振る舞う貴方の上司は、いつものように頬を緩めて言葉を返す。

「どうしたんだい、そんなに慌てて。
 なにか、急ぎの用事でもあったのかと思ったが……そうとも違うらしい。
 立ち話のままで、構わないのかな」

言外に、そうでないのであればどこぞへ出向くかといったニュアンスが含まれる。
少なくとも今この時に限れば、貴方のために時間を割くつもりはあるらしい。
(-229) redhaguki 2023/09/18(Mon) 21:26:41

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 情報屋 エリカ

男が、穏やかな賑わいのある店に足を踏み入れたのは二日目の夜のことだった。
普段は一般客――らしく振る舞う者たちが顔を見せに来る店が、
他の場所での集まりでいつもよりも見知っているだろう顔の少ないことを、
男が知っていたかどうかはわからない。
誰ぞから聞いたわけでもないにしたって、注視しているものの方へ動きは伝わるものかもしれない。

「席は……今日は空いているらしい。
 調子はどうかな、マスター」

雨の街の中を通ってきた、黒い傘が閉じられる。
長いコートの裾に湿りを帯びた風体の男は、なんとなく堅気らしからぬ風だった。
街をゆく者たちに似た洒落者らしさを纏うのは、彼らを追っているせいだろうか。
人々の口にのぼる話を知らぬように、ゆったりとカウンターの席の一つについた。
(-230) redhaguki 2023/09/18(Mon) 21:32:44

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

カップを受け取られると、またにこやかに。
いいんですよおと、間延びした声。

「お約束う、でしたからあ。」
「ふふー。お隣、失礼しまあす。」

ビニール袋の中には自分の分も買ってある。
紙の土台をたたみ潰して、同じだけ砂糖の入ったそれを傾けた。

「やったあ。じゃあやっぱりい、気まぐれの頻度をお」

などと宣いはしゃいでいる。
お取置きの件で充分とは思っているので、これは冗談だ。

「あ。猫お。ふふー、そうなんですねえ。」
「実はあたし、猫とか触ったことなくてえ…」
「お名前とかあ、あるんですかあ?」
(-231) oO832mk 2023/09/18(Mon) 21:36:12

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「は?」


人は図星をあてられると沈黙をし肯定を示すと言われているが今回ばかりは違う。
言われた内容に唖然としていただけであるし、その後告げれられた内容にも冗談を感じなかったからだ。

「は、いや、飯は食わせたが外出も……。
 
手は出してない!

 だが無防備すぎてどうにもかなわん、
 あんたら知り合いならもう少しそこらをなんとかしないか!?」

俺は悪くない、男はそう言った。
眼の前でネイルをし始めたり視線を合わせなくとも二人きりのホテルでのんびり過ごす女をスルーしてることを褒めて欲しい。

「そもそもあんた達は男に対してがさつなんだ、
 片方はがさつと言うよりは知識がないだけだが……あーー。
 俺じゃなかったらあんなの、食ってくれと言ってる……。

 ……違っ、丁重に扱ってるからその笑顔はしまってくれ」

無実であるとは思いたいので、言いたかったことをこの際全部いってやった。
お節介の気はある、あなたもそこそこ男に対して筋力勝負では敵わないことをわかっている人間であろうし。

薬を盛る話には苦虫を噛み潰したような気持ちになった。
そんな特効薬でなくとも薬品が全部効きやすい性質にある。
少しでも危ないものは絶対手を出さないと決めているのだ。

ダニエラに手を出すと女にされる。
……この情報を手に入れたことが一番の価値であるように思えた。
(-232) toumi_ 2023/09/18(Mon) 21:36:28
ルチアーノは、命の危機を感じている。
(a6) toumi_ 2023/09/18(Mon) 21:42:03

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
お疲れ様です。しまむらです。
諸々ご対応いただきありがとうございます、後手後手でバタバタして申し訳ありません。

こちらは以降は(夜に限るとはいえ)多少レスポンス早くなると思しいとはいえ、
なかなかコンスタントに返すのは難しいかもしれない……ということで、
いまいまの内から多少進めさせていただいたほうが、
そちらを拘束する時間は少なくて済むのかな……というふうに考えております。
また、ルチアーノさんが当方の状況を推察するにあたって使えそうな設定としては、

・ヴィトーが顔を出している養護院は、もともとノッテのカポが管理していたもので、
 以降も代々ある程度地位のある人間が監督を続けている(殆どの人はそれを知らない)
・25年程前からスラムに出入りし、その時より現在のカポの一人(黒眼鏡さん)と交流があった

上記の辺りが該当するかな……というふうに考えております。
また、上が手空きになった今であればそうしたことも調べやすいかな、と。
ほか質問等あればお申し付けください。
(-233) redhaguki 2023/09/18(Mon) 21:42:06

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「さてなあ、死にたくなった事が無いからな」

エンジンを掛け、シフトレバーを引く。
足をアクセルに掛け、ゆっくりと景色は動き出す。
特に目的地も無いのであれば、本当にただのドライブとして。

あなたの見立て通り、
ペネロペ・ベリーニを名乗る男はファミリーを裏切らない。
多少気を抜いた所でこいつ気抜けてんなと思われるだけだ。
寝ていれば叩き起こされるはめになるだろうが。

「生きてないとできねえ事でも考えてみたらどうだ。
 アレさんの横っ面張り倒すのは生きてねえとできんぞ」

すっかり昔のようにしょぼくれた様子を見て、
これはマジだな、と内心思うなどしつつ。

随分機嫌を崩していた事から名前が挙がるのはその人だ。
とはいえさて、それで後悔や失敗が清算できるかと言えば。

「手前さえ生きてりゃ手前の可愛い部下が路頭に迷いもしない。
 俺に任すだとか甘えた事は抜かすなよ、最悪の場合だけにしろ」

「死ぬ度胸があんなら何だってできるだろ。
 死ねばそこまでだ。死ぬならもう何もしたくねえ時にしときな」

結局の所、繋ぎ止めるものは自分で探すほかない。
同期とはいえ他者にできる事はそれらしきものを挙げるくらいだ。
(-234) unforg00 2023/09/18(Mon) 21:43:11

【置】 徒花 テオドロ


気づきたくなかった、ずっと、気づきたくはなかった。
自分が羨むような、より優れた人間がいることを。
自分なんかを疎むような劣った人間がいることを。

凡庸を受け入れられればよかったがそれはプライドが許さない。かといえヒーロー足り得ない自覚は残酷にも刻み付けられている。

ひとつ。誰も懐に入れぬよう、幾つもの棘を背負った。
ふたつ。向いてるからと警察を選び、公務の為の鎧を纏った。
みっつ。本心を悟られないように、嫌味な笑顔の仮面をした。

本当は、結果的に周りに嘘をつき続けている。
俺はこんな人間ではない。ただ背伸びが上手いだけの、
部分的に、周りに比べて秀でた、秀でてしまっただけの男だ。

光を放つかのような、己の志を持つ者が羨ましかった。
その近くにいれば、眩さを保つように図ってやれれば、自分もまた照らされて、同じく輝かしい人間になると信じていた。

背中にはずっと──影が伸びていることからは、目を逸らし続けていた。

誰かを守れなかったときから。
誰かに自分の不出来を見せてしまったときから。
職に迷いを見出してしまった、そのときから。

自分に人々に誇れるような価値が無いことを畏れてしまった。
(L0) backador 2023/09/18(Mon) 21:43:58
公開: 2023/09/18(Mon) 22:00:00

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

「満足出来るかはどうだろうな。」

笑いながら
罰の悪そうな貴方の方をポンポンと叩こうとする。
単純に出来が悪いとかではなく
断っているその理由は貴方には話したことがない。

「良い警察であるかどうかの前に
俺は弟と妹すら守れなかった兄貴だ。
上に立つ資格なんてないと思ってる。これが一つ。」

指を立てて、ゆっくりと話す。
その声音は落ち着いているだろう。

「もう一つは、下に居た方がフットワークは軽い。
いざって時は、お前たちを危険な目に遭わせずに済む。
危ない芽を自分の足で摘むことも出来る。
上に立ってちゃ出来ねえ事だ。」

「それが俺が試験を断ってた理由だな。」

貴方が納得出来るかは分からないけど
嘘偽りはなく、話すだろう。
(-235) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 21:45:14

【置】 徒花 テオドロ

その暗い部分は誰にだって見せたくはないのだ。
だから俺はもう二度と失敗してはならない。

もっと価値のある人間にならなくてはならない。

善良でも有能でもなんでもない俺が警察として胸を張って生きていくためには、こんな努力ではまったく足りないのだ。
その努力も見せる気にはならない。自分の足りない部分は、とてもじゃないが人には見せられない。

だからこの心の内を誰も覗かないように祈っている。
こじ開けられないように心の奥底にしまっておく。
この荷物を何かの気の迷いで預けてしまうことすらできないように。

変に救われてしまって、自分と向き合うことをやめてしまったら、いつか──一人で立てなくなってしまうじゃないか。

その時、真の意味で、自分の価値が一つもなくなってしまう気がして心の底から怖かった。
(L1) backador 2023/09/18(Mon) 21:46:15
公開: 2023/09/18(Mon) 22:00:00

【置】 徒花 テオドロ


警部補であるなら大抵の留置担当者よりも階級は上だ。多少無理は利く。
何かろくでもないことがあったらこの手で誰かを助けてやろうと、そうして漸く誰かの役に立てるのだと。

あの日見たマフィアのように誰かを助けられたら、
少しでもこの心の慰みになると、そう思っていたのに。

今の俺にはもう無理は働けない。
もう、理解しているつもりだ。此れだけ棘のある振る舞いをしておいて、誰かから反感を買っていないわけがない。

半端に人の心に敏く、分を弁えることを知ったせいで、
こういうとき無謀な行動に出る方法も忘れてしまった。

そうしてまた自分の首を絞めるのだ。
理由はもう分かっている。見栄えがどれだけよかろうと、
皆の為ですらない、自分の為に動いてきたから。
(L2) backador 2023/09/18(Mon) 21:48:27
公開: 2023/09/18(Mon) 22:10:00
テオドロは、「───じゃあ、今の自分には何ができる?」
(a7) backador 2023/09/18(Mon) 21:48:52

【置】 徒花 テオドロ

希望や夢は最初から持っているわけもない。
この身体にはまだ、ほんの少しだけの自由が残っている。

何かを成し遂げることは難しくても、
みっともなく足掻いてやることは、できるはずだ。

できるはずなんだよ、なあ。
(L3) backador 2023/09/18(Mon) 21:49:36
公開: 2023/09/18(Mon) 22:30:00

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「ああ旦那の……本当にな。
 あの人も物あげたがりだよな……」

そう聞けば納得したように深く頷いた。
律儀に飾るんだな、とも思ったけれど
貰いものを飾っているのは自分も同じことを思い出し、
口に出すのはやめておいた。

「美味しいから……食べて欲しくて」
「悪ぃな、なんか。
 じゃあ頑張って掃除してくれた礼って事で……食うか」

寝る前のおやつには賛成して、
とりあえず手洗いを借りてから、おやつの用意をしよう。
ホットミルクの横のブランデーを見つければ、
おっ、と声を出した。ブランデー派だったらしい。
(-236) susuya 2023/09/18(Mon) 21:49:41

【神】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

街の空気が変わってしまってから数日。
その日に挙げられた目標について知らされてショックを受けたであろうものの一人に、
いつも鷹揚に構えている男も含まれていた。

例えばそれを意気揚々と掲げたものがあったとして、
それに咎めの目を向けるのが立場のある人間のすることであったかもしれない。
僅かばかり普段よりも視線は高くから足元に落ち気味で、
そうした動揺を悟られる前に、男はいつもどおりに顔を上げた。

「……いや。落胆で手を止めているばかりではいられない。
 誤認逮捕はあってはならないことだ、故に今の段階で取調は丁寧にやる必要がある。
 此度のことで不安を抱いているのは自分たちばかりではなく、
 何も否のない市民であることを決して忘れないように」

努めて冷静に。そうあるように。投げかける言葉は変わらない。
平時の勤めを果たすことが大義であると、貴方がたの上長は説いた。

「みな、法案に目は通したろう。混乱があるのは予期できていた。
 故にすべきことはそれを大きくしてしまわないこと、
 既に起こっていることを放棄しないこと。
 ……一つ事をみるのではなく、全体に目を向けることを念頭に置いてくれ」

#朝礼_警察署
(G21) redhaguki 2023/09/18(Mon) 21:50:25

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

「あ〜手ェ出してないんならよかった〜。
 出してたらマジで女にしてた。
 丁度この前調合したのがホルモンバランス弄る奴でさあぁ」

言っている事はともかくめちゃくちゃにホッとした顔だ。
実情を知ればえらい!と褒めまくり、
なんなら情報も無しに金払いがよくなりそうな程に。

「あっはっは。無防備な瞬間を見るなよ、
するぞ
。」

何をとは言わないが。
……どうも、ダニエラが関わるとかなり過激になるようだ。

言われた言葉に関してはあーうんうん、と雑な相槌で、
本当に分かっているのか怪しいものだが。

「まあ今度会ったら適当に言っとくわ、多分な。多分。
 いや〜にしても本当にね、よく手ェ出さないでくれたよ。
 えらいね。偉いから今度ご飯でも奢ってあげよう。
 それとも融資の方がいいかい?君の場合は」

へらりと笑ってそう聞いた。
どうにも、先生は絶好調のようであった。
(-237) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 21:58:12

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ


「……そんなこと」

あなたにとっては、そんなことで片付く話ではなかったのかもしれない。理解ができる。自分だって守れなかったからここまで素直じゃない弟分になってしまったのだから。

大人しく撫でられる。
自分には言葉を選ぶ時間が必要だと思った。

「……結局、あんたは俺の考える先を行く。
 癪です。そういうところが本当に嫌い」

「でも……だから、憧れたんです。ニコ、あんたに」

嫌味ではなく、本心から暴言を吐いては、
そこに見た憧憬も、包み隠さず打ち明ける。

「思えば随分と……一人で、
 先走り過ぎていたような気がする」
(-238) backador 2023/09/18(Mon) 21:58:26
カンターミネは、この二日ぐっすり寝たおかげで、誤らずに済んだ。
(a8) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 22:01:50

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

 
「……ふふ、ニコはお見通しなのね。
 うまくいくかわからないけど、何もしないよりはマシだと思うから」

「ルチアーノ、さん?
 初めて聞く名前だわ。でもわかった、行き詰って誰かを
 頼りたい時はその人を探してみる」

頷いたあとは少し生気が戻っている。ココアが効いたのか、会話が効いたのか、きっと両方だろう。
これならまた外を一人で歩くと言っても、多少の心配……要するにいつもの心配の範疇だろう。

「……二人がどうにかなったら、私もどうにかなっちゃうかもしれないわね。でも、いくらでも可能性はあって、その日の事……心しておかないといけないのは、わかった」

「ありがとうニコ。引き留めてくれて。
 わたし、楽になったから……ちょっとだけ、大丈夫よ」
(-239) poru 2023/09/18(Mon) 22:13:01

【独】 檻の中で イレネオ

逮捕から程なくして。

​────足音。
ひとつの牢を訪れる、ひとつの足音がある。
それが自分の元へ向かっていると気づき、男は弾かれたように顔を上げた。

影が立ち止まる。
扉が開けば、見知った顔の刑事がそこにいた。

「イレネオ・デ・マリア」
「牢を出ろ。着いてこい」

釈放か、と問うた声は枯れていた。
殉じると決めた正義から手酷い仕打ちを受けた男は、すっかり憔悴してしまっている。それだけでなく、捧げた想いの分だけ恨みは深かった。
首を振られれば自然溜め息も漏れたろう。それでも情やら未練は捨て切れるものではない。釈明の機会になるならと、結局無言で立ち上がった。
横目に見れば連れ立てに来た男はなんとなく引き攣った顔をしていて、相手も気まずいのだろうと勝手に結論する。

(-240) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:17:26

【妖】 徒花 テオドロ

『律儀ですね』
『空いてますよ』
『罠は玄関にはありません』

此方は終始、真面目に返してはいるものの、
どこか適当さが滲んている文章であった。

気を遣わなくてもいい、そう示しているようで。
($8) backador 2023/09/18(Mon) 22:17:49

【人】 うたかたの ダニエラ

>>13 カンターミネ

「んふふー。ごめんなさあい。」

ぺろりと小さく舌を出す。
そんな中、鼻先に刺激的な香り。…辛いんだあ。これ。

ちらりとあなたを窺う。少しだけ、悩む素振り。
結局ぱくりと食いついた。
ひん。口の中が痛くて熱い。涙目だ。

「からいぃ……。」
「ミネー、こんな辛いの、よく食べれるねえ…。」

女は子供舌だった。
さっきと違う意味で、また舌を出す。

#街中
(14) oO832mk 2023/09/18(Mon) 22:18:03

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

辛さに堪えるふりをして、ぎゅ、ともう少ししがみつく。
大丈夫。大丈夫。ただの、仲良しの2人組。

「……うん。」

すり、と腕に頬寄せた。
それも辛さに堪えてるふりで、やり過ごす。
(-242) oO832mk 2023/09/18(Mon) 22:18:21

【独】 檻の中で イレネオ

だから。
連れられた先の椅子に座る人物を目にした男は、細い瞳を大きく見開いた。

「​────ノーノ署長代理……?」

そこに立っていたのはまさに時の人。
ヴェスペッラ警察署長が意識不明で病院に運び込まれてこっち、署長代理として就任したナルチーゾ・ノーノ。反社会組織取締法を成立させたその人だ。

呆ける男に、彼は、にこり。
微笑んで、まずはと謝罪した。そうして、いくつかの説明と申し出をした。

(-241) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:18:44

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 徒花 テオドロ

「褒められたことじゃないのになあ、たまに言われるよ。
 そんな真面目なのにどうして性根が悪い奴なのかしらってね」

遊ぶ女達はこの男の妙な誠実さだけは理解してその甘い蜜を吸っている。
短い期間だけでも愛されたい、そんな人間が彼の周りに集まっていたりするのだ。

「はっ、隠し事がない男なんて魅力がねえよ。
 だからなあ……俺が本当に気に入ったやつには覚悟してもらわにゃならんことがある」

他人を心から信用したいと願うのに、酷く矛盾した言葉。
自身の不安を打ち砕く術は既に持っている、持っていて敢えて行使をしていない。
それは一歩踏み込む勇気がないからと、相手からの自分への好意を裏切りたくないからだ。

(1/2)
(-244) toumi_ 2023/09/18(Mon) 22:19:09

【独】 檻の中で イレネオ

────曰く。

この逮捕は誤認であって、誤認ではない。
必要であったから、せざるを得なかったと。

件の法の施行によって、逮捕者が急増するだろう。
伴って、見回り等の通常業務と取り調べの両立が難しくなるであろう。
故に、一部の刑事に特命を下すとのこと。

『マフィアに自らの罪を吐かせろ』
『方法は問わない。奴らはそれ以上の暴虐を市民に強いてきたのだ』

つまりは特例且つ専門の尋問官である。
君を信じて言っているんだ、と肩を叩かれた男は、再び目を丸くして、

(-243) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:19:22

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 徒花 テオドロ

「……いつかその時、お前がどれだけ嫌がろうと。
 俺はテオドロ・アストーリという人間を本気で知ろうとするだろうよ」

たとえ友人関係にヒビが入ろうと、やりたいもんはやる。
全裸になって言うような台詞でもないなと内心笑いながら口調は真剣であった。

「その誠実さも素直じゃないところも、なんだって調べてやる。
 俺に気に入られちまったから仕方ねえな?
 見つけられたくない自撮り写真があったら消しとけえ、何から何までとことんやってやる」

まるであなたの家にガサ入れをするかのような例えを使って大袈裟に嘯く。
こんなにひけらかして言ってやったのは初めてだった、今この瞬間に帰られても仕方ないかもしれない

「そこまでして、俺が納得するまで調べ上げた、
 心から安心できたやつと酒を飲めたら……」

どれほど喜ばしいか、一人ぐらい欲しいもんだ。と口を滑らせた。
(-246) toumi_ 2023/09/18(Mon) 22:19:56

【独】 檻の中で イレネオ

​────笑った。

ああ、良かった。警察はやはり自分を見捨ててはいなかった。裏切られてはいなかった。
この献身は届いていた。信じた正義は間違いではなかった。

「はい。」
「はい。……はい、謹んでお受け致します……!」

男は笑っていた。
笑っていた。清々しい、ひとつの曇りもない笑みだった。
(-245) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:20:14
イレネオは、牢の中にいる。しかし、自分のいるべきはここではない。
(c5) rik_kr 2023/09/18(Mon) 22:20:42

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

隣に座れば少し目で追った。
猫は構わず餌を食べていて、もうこっちに目もくれやしない。
夏の終わりの風に、珈琲の香が乗る。

「アハハ。言っといたよ、店長に。『馬鹿言え』って笑ってた」
「笑ってたって事は気前は良くなるんじゃねーの?
 これからに期待ですねー」

こっちも冗談で店長に言ったつもりなのだが、
案外きちんとリクエストとして受け取られたかもしれなかった。

「猫触った事ねーの。好きなタイプかと思ってた」
「名前ね、Coccoココナッツ。白いから」

「そいつも野良猫だったんだよ。
 オレは保護した人から譲り受けただけなんだけど」
「今も何匹か貰い手探してんだ。
 猫欲しい奴に心当たり居たら教えてよ」

……最近、パン屋に『飼い主探しています』という
貼り紙がしてある事を貴女は覚えているかもしれない。
あれもロメオの手書きで、依頼物なのであった。
(-247) susuya 2023/09/18(Mon) 22:20:49

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>14 ダニエラ

「謝れてえらい。」

子供を相手にするような発言だ。
実際の所は身長も年齢もあなたの方が上だけど。

「お、チャレンジャー。……まあそうなるよな。
 そりゃあ刺激物満載のが脳にキくからなあぁ〜。
 ……いやまあ、俺でも普通に辛いんだけどさ」

多少慣れていてもカプサイシンは平等だ。
一緒になって舌を出し、ヒイヒイ言いながら
ドリンクの屋台でも探そうか。
程なく見つけた屋台でアイスコーヒーをご注文。
エーコは?と奢る構えを見せた。
(15) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 22:32:16

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

へらりと笑って、子供をあやすように。
つまり、傍から見ればおふざけの範疇に見えるように。
人気の少ない今、他には聞こえない声には愛情を込めて。

「よし。いい子いい子」

なんて添えながら、あなたが絡む腕の手を捻って
こっそり身体に触れる。大丈夫、お互いが遮蔽物になって
周りからは見えてない。大丈夫に決まってる。

両手が塞がっていて良かった。
空いてたら抱きしめていたかもしれない。
(-248) shell_memoria 2023/09/18(Mon) 22:37:00

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

「そんなこと、なのかもな。
ずっともやもやさせてて悪かったよ。」

自分にとっては何よりも譲れない事であり
今も猶、譲っていない事なのだけれど。
弟にとって良くない影響を与えていたのならば
それは謝るべき事で、改めるべきこと。

「立場的にも指揮を執る事もあるからな。
止む負えずってところもあるだろうが。
やっと気づいたか、馬鹿野郎。」

言葉とは反対に声音は穏やかで。
それは自分にも思うところがあるからなのだが。

「俺に憧れるのは結構だし、満更でもないけどな。
お前にはお前にしか出来ねえ事があるって気づけよ。
テオドロにしかない価値ってもんがあるんだ。」
(-249) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 22:46:06

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「お見通しって言う程でもねえよ。
おいおい、どうにかなられちゃあ困るんだがな。」

けらけらと笑う様は、変わりのない常の様子を見せる。
元気になったような妹分に一安心だ。

「猫に餌をやってたりだとか酒場で見たりするかもな。
俺とテオの名前を出せば分かると思うぜ。」

そうして、貴方をちょいちょい、と指で呼ぶ。
耳を貸せ、というジェスチャーだ。
(-250) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 22:50:28

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

──いらっしゃい。訪れた誰しもに掛けるその言葉の後、ひとつ頷いて。

「変わらずだ、自分は」

自分は。町はそうではないようだけれども、と暗に含んでいる。事実、本日の客入りは少ない。寡黙な彼女の言葉が少ないのは、いつも通りだが。

上等なホテルのようにタオルを差し出すだなんてこともなく、ご注文はと問うこともなく、静かにグラスを拭く。それでもあなたに気を向けて、彼女は言葉を待っている。いつも通りに。

あなたが続ける言葉は、注文でも世間話でも構わない。ともすれば黙って座っているだけでも、彼女は問題としないだろう。
(-251) 66111 2023/09/18(Mon) 22:56:53

【妖】 路地の花 フィオレ

「そう、なら安心してお邪魔出来るわね」

かちゃり。控えめな音を立てて、扉を開ける。
他人の家だからと見て回ったりはせず。物音でもする方へと向かって歩いていく。

「ごめんなさいね、テオ」
「どうしても一人でいる気になれなくて」

とはいえ、アジトに行く気にもなれなかったのだけれど。
($9) otomizu 2023/09/18(Mon) 23:00:41

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「ね。食べ物といい、くれる物といい。
 俺もいつか、あんな人になりたいな」

そう言いながら、よく分からない像をそっと撫でた。
今朝も埃を払ってやったそれはつるりとしていて掌に心地よい。
いつぞやに頭を撫でられた時でも想起しているのだろうか。

「悪くないですよ、急にお願いしたんですし。
 へへ、なんか嬉しいですね、こういうの」

好きな物を勧めたり勧められたりするということ。
立場が上の貴方に甘えるのは本当はあまりよろしくないのかもしれないが、内緒にしてくれると言っていたし。

「ブランデー派でしたか?
 じゃあ、おれははちみつを……」

貴方が買ってきてくれたフィオッコ・ディ・ネーヴェをころりとお皿に載せて、その横にホットミルクのマグカップを添える。
貴方にブランデーを混ぜるためのスプーンも差し出してから、自分も程よいあたたかさに温められたミルクをくるくるとかき混ぜた。
念のためにふうふうと吹いてから、

Buon appetitoいただきます
(-252) NineN 2023/09/18(Mon) 23:01:10

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

/*
心の準備をしていましたが傷は深いです。
おさとうかえでです。
まだ未確定なのだろうな〜とは思っておりましたので、お気になさらず…!

ジェラート屋さんが使えることに今1番驚いています…使えるんだ!?
何も知らずに後日ジェラートを食べる予定でした。そのままでもいいかも……

すごい。開けてほしそおに見える。すごい。(語彙)
ダニエラはあまり開けることに乗り気ではなさそうなので、ソロールしながら展望を見てみようかなと思います。持っててよかった叢魔窓。
よければそちらで開けることになりましたら、秘話にて描写をくださいませ。…墓下って叢魔窓見えましたよね!?(確認)

未確定が確定してからの方がよいかな?と様子を伺っておりました。
その方がよさそうでしたら合図を頂けましたら参じます。
なにとぞよろしくお願いいたしますねm(_ _)m
(-253) oO832mk 2023/09/18(Mon) 23:01:58

【秘】 pasticciona アリーチェ → 徒花 テオドロ

「い、言わないわよ。家でこうして二人だから言ったの。
 外だとわたしはともかくテオを巻き込んじゃうし……」

なら監視カメラが部屋にでも仕掛けられていたらどうするのだろうか。そこまで考えが及んでいないのか、考えていても自分だけしかそう言う目に遭わないと思っているのか。

「……寒さと空腹の心配をしなくていいのは、良い所ね。
 うん、そうね。死ななければ終わりじゃない。
 何があっても、生きてさえいればまたこうして二人で……」

話せるよね。
俯きながら小さく呟いた声色は、言葉とは裏腹な不安が付きまとって離れないのを暗に示している。

「でも、変わる変わらないに関わらず、さ。
 テオが傍にいてくれてるから。
 わたし、今もこうして頑張れてる所、沢山あるよ。
 ……いや、比べたらわたしは本当に何もできてないんだけど……成果も階級もてんで違うもんね」

身長を測りでもするかのように、あなたのおでこを見ながら右手を翳す。警部補と巡査、気づけば二つも抜かされてしまった。

「……ふふ、マフィアにほら見ろ。って、言われちゃうよ。
 窮屈なんて言っちゃうとね。
 それとも、警察になった事後悔してる?」
(-254) poru 2023/09/18(Mon) 23:03:59

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「ああ、その通りだよ」
「だからあいつらのことを調べたくても調べられなかった」

直接口で聞きに行く馬鹿な真似もしたなあ、と。
お陰で望まない逮捕劇を起こすことにもなったわけだが。

貴方の爪に刻まれたマリーゴールドに目を細めた。
ここ数日たわいない雑談の端々から、貴方はこの行為を責め続けてるのだと気づく。
その色に含まれた意味に気づけずとも、信じられる一つ一つがあれば自ずと答えは導かれた。

「まあ俺のその信用は期間限定だがなあ。
 この事件が終われば直ぐに掌をかえすんじゃないかとか疑っちまう」

「だから態々調べんでも、んん……まあ」

一種の信頼であると、何か貴方に気付かされてしまったような気もする。
好いた人間が悪者だと知りたくないヘタレを無理矢理綺麗な話にしようとしていないか? と自問自答だ。
(!12) toumi_ 2023/09/18(Mon) 23:05:08

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「アウトローの中のアウトローみたいな事してる人なのね」

猫と酒場……
例えがイメージするマフィア像にかなり近かったのがおかしくて、今度こそはっきりとした笑みが零れ落ちた。

「なになに?」

素直に貴方の方に耳を寄せる。こうしていると少しだけ昔に戻ったみたいで、なんだかくすぐったい。
(-255) poru 2023/09/18(Mon) 23:05:57

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「なんかやらかす気になったら言えよ」

場合によっちゃ一枚噛んでやろうじゃねえの。
そんな言葉を付け足して、
見送るあなたを振り返りはせず、背中越しに手を振った。
(-256) unforg00 2023/09/18(Mon) 23:08:34

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「げ、……っ、あー……」

あなたのその笑顔に頭を抱えそうになれば、
思わず腰を上げて立ち上がる。条件反射だった。

「……
あんたわかっててやってるんじゃないだろうな


何処かで聞いている
奴ら
には言い訳を用意しておこう。
頼むから俺を女にするのは止めてくれ。
女の笑顔がわからん男じゃ無かったんだ。


「お嬢さんの信じた奴らがどんな奴だろうと、
 こんなにいい娘に嘘をついて居たわけなんてないさ」

自分の事は棚上げをして安い言葉で励ましてやる。
小さな嘘も裏切りも貯まっていけば傷になることを誰よりも知っているから。

そこまで離れていない距離であるのに目の前まで行くのに随分足は重く感じた。

「悪者もなあ、はなから悪者のやつなんてそんなにいないんだ。
 そいつらと過ごした時間が最高だったから守りたいんだろ?
 もう、できてるじゃねえか。
 ちょっと過激だが、それぐらいの女の方が魅力的ってもんだ」
(!13) toumi_ 2023/09/18(Mon) 23:12:31

【念】 口に金貨を ルチアーノ


迷い迷って己の手を柔らかな金髪へとのせる。

「ダニエラ・エコーは裏切り者じゃない」

「俺は、そう信じている」

だから泣きそうな顔をするな、と同じような笑顔を返してやった。
(!14) toumi_ 2023/09/18(Mon) 23:15:19

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

この歳になって可愛げを感じられるのは不本意だが、
それを止める術はないので満足そうな君を少し睨む。
こういう顔も他に見せることはないんだから、
それはそれで楽しまれそうなのが悔しいところ。

愛称で呼べと言われれば少し悩むように眉根を寄せ、
一先ずは乾杯の構えをする君にこちらもグラスを掲げる。

「…salute」

そのまま乾杯の合図を取り
グラス内の注がれたワインを一気に飲み干して、
空のグラスをテーブルに置いた後、翠眼は君に。

「…………………ニコ」

満足か?その視線はそう問いかけているようにも見える。
しかしやはり恥ずかしさというものが浮かぶのか、
すぐに逸らされ、ドライトマトへと手が伸ばされた。
(-257) sinorit 2023/09/18(Mon) 23:24:31
redhaguki 2023/09/18(Mon) 23:25:31

【秘】 檻の中で イレネオ → 黒眼鏡

赤。

だ。
白い光の下でそれはよく光った。流れる血液は天板に雨を降らせるが、なかなか溜まるほどの量はない。

ガツン。
二回。
ガタン。
三回。

大きな音が鳴る度に無機質な机に赤が散った。
その度に荒い息が貴方の頭上に吐き下ろされた。

落下には自重もかかるとは言え、成人の身体を持ち上げるには難儀する。
三度もすれば限界か。それとも飽きたのか、次に男は貴方の身体を後ろに放ろうとした。
それが叶うなら、貴方は強かに背を打ち付けることになるだろう。貴方の話を、既にこれはまるで聞いていない。
(-258) rik_kr 2023/09/18(Mon) 23:31:10

【独】 口に金貨を ルチアーノ


/*手を出すなって言われたあとに手を出したけどこれは仕方ないだろカンターミネさん。許してくれ。
(-259) toumi_ 2023/09/18(Mon) 23:35:06

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

いつかの時間あなたのもとに連絡をした同僚がどうしても会いたいと行ってやってくる。
場所は外でもアジトでも何処でも良いと指定があった。

「ロメオー。あのときの数字だがあ」

「結果的にはよかった」

良かったらしい。そんな報告。
しかしなにか喜んでいるような言い方ではなく、あなたが少しでも感情に機敏であれば、ルチアーノはあの選択をさせたことに罪悪感を持っていそうであった。
直接顔を合わせに来るほどに。
(-260) toumi_ 2023/09/18(Mon) 23:42:05

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

「え。ほんとおですかあ。ふふ、やったあ。」
「じゃあたあくさん、期待しちゃいましょお。」

弾むような声と、揺れる足。
それでもどこか気怠げなのは、間延びした語尾のせいだろう。

「んー。そう見えますう?」
「見るのは可愛いんですけどお。」
「…ふふ。Coccoちゃん。かわいいお名前ですねえ。」

続いた言葉に、んー、と人差し指を口元に。

「…キョーミは、ありますけどお……」

むすとまさにその口元が尖る。
微かに翳った表情にまで、あなたが気付いたかどうか。

「……今は、どおでしょおねえ。」
「いろいろと、物騒ですしい…。最後まで、飼えるかなあ…」

“物騒”とはまた迂遠な表現だと自分でも思う。
誰がどんな理由で逮捕されるかも分からない法案に、言葉を選んだと言えばその通りなのだけれど。
(-261) oO832mk 2023/09/18(Mon) 23:42:12

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

あなたが留置場を尋ね、そこにいる者に声をかけたなら
「こちらです」…と、普段あまり使わない一角へと案内してくれるだろう。
絶対に使わないわけではない。
ただ、そこは人数が一定以上の時だとか、他の受刑者の近くに置いておくのを避ける場合だとか――
そういう場合に使われる場所のはずだ。

とにかく、アレッサンドロは、留置場の中にいた。
場末のホテルよりは清潔な狭い部屋、簡易なベッド。
そこにごろんと横たわる長身の男。
なんだか顔やらあちこちがぼこぼこに腫れてはいるが、元気そうなそいつは、
あなたが覗きに来た時にはぐうぐうと寝息をかいているだろう。
(-262) gt 2023/09/18(Mon) 23:57:04

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
ご連絡ありがとうございます!
少し知れそうなことはロールに混ぜて思い当たってみたいと思います。
ルチアーノがヴィンセンツォに連絡して結局は検挙自体を防げないような流れになり……のような会話であると思うのですが、何卒ご無理のないようにお付き合いくださればと思います。
話しかけるのは検挙前、つまり三日目の夜間頃の予定ですが検挙される時系列はあまり固定せずお好きなように演出していただけるように心掛けます。
RPの機会をいただきありがとうございます、本編でもよろしくお願いします。
(-263) toumi_ 2023/09/19(Tue) 0:13:57

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ

「それなら良かった。今はそこらじゅうが騒がしくしているけれども、
 市井の人間には関わりのないことだ。業績に関わってこないことを祈るよ」

周りの騒がしさは杞憂の産物だと言いたげに肩をすくめる。
気さくで大きく構えた調子は、いかにも上がり調子の起業家めいている。
顔の知れている相手には意味のない振る舞いでも、こういう場では要とされた。
自らが誰か、何かに聞いたことなど朧げの人間には、
この場は唯唯の偵察の意しか持たないようだった。

「ああでも、みかじめ料ピッツォを払っている人は不安に思うものか。
 彼らも脅されているだけで非がないとはいえ、形見の狭い思いではあるだろうし。
 うちは不払いを通しているが、その辺マスターの周囲ではどうだい」

ホワイトネグローニを一杯、伴には他愛無い雑談を。
働き人の愚痴めいた言葉には、しかし確かな探りがあった。
(-264) redhaguki 2023/09/19(Tue) 0:15:48

【人】 うたかたの ダニエラ

>>15 カンターミネ

ひとつ歳上だろうが何だろうが、褒められるとやったあと声を上げる。
そこに関しては、相手が旧知のあなたでなくともほぼ変わらないのだが。

「うー。ミネ、胃とか傷めないよおにねえ。」

時すでに遅しな気はする。
トラメッツィーノは一口だけで御遠慮させていただいて。
ただ元来は戴けるものは迷わず戴く女だったので、歳下だろうがお言葉に甘えるらしい。

「あたしもお、コーヒーでえ。」

この子供舌の女は、コーヒーに砂糖をふたつ放らないと気が済まない。
…きっと、あなたもとうの昔に知ることだろうが。

#街中
(16) oO832mk 2023/09/19(Tue) 0:18:55

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

へへ、と見えないところではにかみ笑顔。
ぎゅ、ともう一度。もっと。しがみつく力を強めて。

…それでも、コーヒーの注文が終わる頃には身体を離す。
もう大丈夫。まだ頑張れる。このほんのひとときの触れ合いを心の糧に。
それにあんまりくっつき過ぎると、今度は不自然になってしまうかも。
コーヒーも飲むし。と。
(-265) oO832mk 2023/09/19(Tue) 0:22:17

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

あくまで、責任者然として男は留置所へと踏み入った。
おそらくは部下の何れかがあげたのだろう目標の取調べの一環として。
正式な手続きを踏んで下って来たのだから、何くれと言われる筋合いもない。
重ねて、これからの取調べを有利にするための布石だなどと言ってしまえば、
連れてきた人間も丸め込むことは出来た――おそらくは、だ。人の心などわからない――筈だ。

堂々たる姿勢をどう捉えるかはさておき、相手は確かに重鎮だ。
周りと多少違う対応を取られるのは、おかしな話ではないだろう。
そんな奥まった場所の部屋の前に立ち、壁を指先で叩いて音を出す。
直接叩き起こせもすればこそ、今はそうしたこともできない。

「随分な姿だな、黒眼鏡」

声音には、数日前に見せたものとも違う隔たりがあった。
こっちが正しい姿で、正しい対応で。マフィアの幹部に対する声の掛け方だ。
外よりもいっそうに冷えた廊下に染み入るような、重たい声だった。
(-266) redhaguki 2023/09/19(Tue) 0:24:08

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「……何もしたくない」

死にたいではない、根底にある怠惰がまろびでてくる。
それが許されるようなら人間はまともに生きていけない。
だから何もしない人間は死んだほうがマシなのだと言う。

「イレネオが人を選ばない無法者だってアレにいった……。
 その直後にこれだ、……知り合いだったのかあ?
 本当に何しに行ったんだ……その上自分も捕まるだとか」

知っていたら言わなかっただろうか、とか。今更だが。

「部下は……だから俺に部下はいらんと……。
 余所にやれんなあ……早く昇級させるかあフィオレあたりは教養をつければすぐにソルジャーまでなれるだろお」

いつまで経ってもメイドマンにならないのは警察と関わってる噂を自分で流しているから。年功序列なんて関係ない縦社会にちょうど良すぎる。

「……ペネロペ、ダヴィードはお前から見てどうだ。今回の件」

最期のこれだけは声色がはっきりと戻った。真面目に聞いているらしい。
(-267) toumi_ 2023/09/19(Tue) 0:28:09

【秘】 黒眼鏡 → 檻の中で イレネオ

ご」
「っ、」
「っ、……っく が」


ぶふ、と、蛙が咳をするような濁った音が響く。
アレッサンドロが息のようなもの吐くたびに、ぽたぽたと赤い飛沫がテーブルか床かを汚した。
ぐらん、とその首が大きく傾いで、どうやら脳にまで震動がいってふらりと目線が回転する。
──だがそれを、あなたも見ることはないだろう。
四肢から中途半端に力が抜け脱力しかけた体は重く、
それでも放り投げるならば土嚢か砂袋と同じようなもの。

ごづん、と。
柔らかくも鈍い音を響かせて、

「っ、
……っげほ、……げほ
、…っ、」

男は背を打ち付け、せき込んだ。
何か言おうとするが声にならなかったらしく、
ぺ、と血の混じった唾を床に放るだけになる。

苦痛と衝撃に歪んだ眦が──それでもあなたを、見上げている。
逸らすことなく、じいと、まっすぐ。
(-268) gt 2023/09/19(Tue) 0:31:14

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
こちらこそご相談いただきありがとうございます。
話しかける時間都合についても承知いたしました。
当方の都合で引き伸ばしていただいている手前もありますので、
そちらの良きようにしていただければ幸いです。

改めて、引き続きよろしくお願いいたします。
(-269) redhaguki 2023/09/19(Tue) 0:43:44

【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ

「時間が許すならいつだって」
「姉さんは、フレッドが会いに来るのを待ってるわ」

自分よりもよっぽど忙しくなったはずの弟分が、いつまでも慕ってくれる。かわいいかわいい存在。

……私が今どういう立場なのか知っても。受け入れてくれるのだろうな。それでも、万が一のことを考えて話すことは出来ないでいるのだ。

「姉さんはクロスタータも作ったことがないもの、褒めちゃうわよ」
「お菓子とか料理とかからっきしだから…フレッドが色々作れるようになったら嬉しいな。次に会う時は何を持ってきてくれるんだろうって、楽しみになっちゃう」

あなたにつられて目尻を下げて笑うのも、昔からのクセ。

「アレ、ああ見えて自分の事で手一杯だったりするのよ?
 遊びに行ってみれば、全然外に出てなかったりして」
「今は何か起きたりもしていないから、その時が来たらきっと頼るわ。アレがびっくりするくらい、立派に解決する姿見せてあげましょっ」

いたずらっぽくわらって。人にちょっかいを掛ける時はいつもこんな顔をしていたなあなんて。
(-270) otomizu 2023/09/19(Tue) 0:46:07

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

夜。
アジトに結局顔を見せなかった部下の女は、あなたに一つのメッセージを送っていた。

『あの日、逃げる場所の話をしていたでしょう』
『何が起きるか、知っていたの?ルチアーノ』
(-271) otomizu 2023/09/19(Tue) 0:47:28

【墓】 檻の中で イレネオ

これは男が逮捕されてすぐの話。
取調室で男は散々吼え立てた。そんな事実はないと声を荒げた。

自分はやっていない。
自分がするわけない。
皆が証言するはずだ。
そんなはずはないと。
イレネオ・デ・マリアが、
あの男が、
マフィアと手を組むなんて!


その必死さはまるで主に捨てられそうになった犬のようだった。
酷く叱られ遠くに置き去りにされようとする犬の姿に似ていた。
低く唸り、呻き、哀願することさえして見せた。
けれど当然、聞き入れられるはずなどなかった。
結局、男にかけられた嫌疑が晴れることはない。

牢獄に戻された男は、酷く憔悴していたという。

#取調室
(+2) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:00:23

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>16 ダニエラ

いい気分にさせるのが上手いよなあ、そう思う傍ら
こういうのを指していたのかもしれんな、と内心で零した。

「安心してくれ、健康診断は毎年引っかかってる」

ダメそうな気がするが、当人は大丈夫と言っている様子。
大丈夫なら大丈夫なのかもしれない。

「はいよ。おっちゃん、アイスコーヒー二つ。
 片方はダブルで。あれ?トール?まあいいやデカいの。
 もう片方はスティックシュガー2つつけてくれ。」

そうして受け取ったものを片方渡して、
砂糖もさっと流し込む。これくらいは年下の義理だろう。

「今休憩中?折角久々に会ったんだから近況でも聞きたいが、
 時間取っちゃってもアレか。後で電話でもするか?
 俺はもうちょい散歩する予定だけどさあぁ」

のんびり、友人の隣を歩きながらの雑談だ。
(17) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 1:00:32

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

メッセージは比較的すぐに返される。

『ある程度はな』
『法の執行があることは聞いてた。
 あんな風に身内が引っこ抜かれるとは思ってなかったがなあ』
(-272) toumi_ 2023/09/19(Tue) 1:01:23

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「おう、相当重症だな」

以前のそれは、時間が解決してくれたのだろうが。
今は状況が違う。そんな悠長な事は言っていられない。
何もしない事も死ぬ事も、
選ぶにはあなたの手の中にあるものは多すぎる。

「さあ。あの人の所には当然情報も集まるからな。
 自分で探し出したのかもしれん。
 過ぎた事は本人にでも聞かねえ限りはわからん事だが」

裏の物流を取り仕切る元締めの元には情報も集まる。
至極自然な流れと言えるだろう。

「ただ、イレネオの野郎が槍玉に挙げられたのは……
 A.C.Aつったか。どうも連中の目論見通りだったらしい
 勧善懲悪が過ぎて身内からも睨まれるとはな」

そこに属しているのが警察ばかりと限った話でもないのだが。
全部は教えてくれないのが夢の不便な所だな、と溜息ひとつ。
(-273) unforg00 2023/09/19(Tue) 1:04:01

【墓】 ■■■■ イレネオ

さらに、これは男が逮捕されて暫くの話。

男は、牢から姿を消した。
男が収容された牢はもぬけの殻になった。
けれど、誰もそれを大事にはしなかった。
巡回の刑事も、問題なかったと報告した。
そこにはただ、しんとした牢だけがある。

#牢獄
(+3) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:04:06

【墓】 幕の中で イレネオ

さらに、さらに、その後の話。

十数分の空白の後、男は自ら牢に戻ってきた。
素直に牢に入り、鍵が閉まれば腰を下ろした。
その足取りは確かだった。瞳は前を見ていた。

イレネオ・デ・マリアの牢は、酷く静かだ。

#牢獄
(+4) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:04:43

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

ふふん、とこちらも自慢げに。
屋台の親父には仲良いだろ?とウインクしてやった。
お腹いっぱいだ、と手を振られ、離れて。

人通りの少ないのをいい事に、切り出す。

「あー、それでだな。二つある。言う事が。
 どっちも大したことじゃないからすぐ終わるが、
 電話で伝える方がいいか?」

そんな風に、ほんの少し曇った顔で。
(-274) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 1:05:14

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「……ダヴィードか」

挙げられた名前には、苦々しい声で。

まだ年若いアソシエーテ。
子どもの頃からこちら側に身を置いているとはいえ、
我が身可愛さに身内を売ってもおかしくはない立ち位置。

「俺ぁ昨日あいつに言ったよ。
 『尻尾巻いて足抜けするなら今のうちだ』ってな」

「そしたらあいつ、自分の命は俺とアレさんのものだってよ。
 身内の贔屓目が無いとは言わないが……
 素面であんな馬鹿な事言える奴が裏切者だとしたら、
 あいつは俺以上の演技派だな」

もう一度、溜息。

「A.C.Aの主導連中は俺にもわからん。ちっともだ。
 何せあいつら殆ど名前も声も出しやがらねえ。
 ディスプレイでのやり取りだから覗き見はできたが…
 文面にも個性がねえ。徹底してんな、まったく…」
(-275) unforg00 2023/09/19(Tue) 1:06:19

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「懐広いよなー。かっこいいよ、あの人」

この間も珈琲を貰ったばかりだった。
仕事もできるし、尊敬している。
貴方はきっとそれよりも、もっと。

「誘われたにしたって一応客だからさぁ。
 ……純粋に人んちに泊まるのってなかなか無いから」
「楽しいよ」

ふ、とした気の抜けた笑み。
立場がどうとかは余り気にしていないけど、
もし立場が上の人の家に泊まりに行くとなれば
こんなにリラックスすることも無いだろう。

「あ、うん。入れるのすき」
「はちみつもいいよね」

子供じみた返事をして、嬉しそうにスプーンを受け取って。
とろとろとホットミルクにブランデーを入れてかき混ぜる。

「じゃ、ありがたく……」

Buon appetitoいただきます、と一言。
暖かいミルクとブランデーで、体がほの温かくなる。
(-276) susuya 2023/09/19(Tue) 1:11:42

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

メッセージは、ゆっくり間を置いて返ってくる。
表現が合っているのかわからなかったから。

『選ばれる理由とか』『基準?とか』
『そういうのは』
『わからない、のよね?』

『私の家族が、捕まったの』
(-277) otomizu 2023/09/19(Tue) 1:16:55

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

連絡を受ければすぐに向かい、

「あ、なんだ。良かった」
「気になってたんすよ。
 なんかヤバイ事だったらどうしようかって」

分かりやすいくらいに安堵の様子を見せた。
わざわざ教えに来てくれたんだな、と貴方の表情を見れば
なんだか喜ばしい感じでもなく。

「……結局何だったんすか?」

問う事にした。無論答えなくても良い質問だ。
(-278) susuya 2023/09/19(Tue) 1:20:54

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → うたかたの ダニエラ

/*
お返事大変遅くなりました。
匿名アイベックスです。

襲撃予告、受け取りました。
特に襲撃を耐える役職では無いため
斜陽騎士が守りに来ない限りは通ると思われます。
(他は影響ある役職無かったよなと確認しつつ)


描写などはそちらに一任しても大丈夫なのですが
シチュエーションなどご希望ありますでしょうか?
(-279) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 1:26:34

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「…………」

物陰からじっと、あなたを観察している。

いや、これは様子がおかしいだろう。
セレブの放浪息子だから、金遣いが荒いのは理解できるけれど。
次から次にものを買う様子は、ただの憂さ晴らし。買い物を楽しむような、そんな良い物には見えない。

「ルチア。……度が過ぎた買い物は危険だよ」

これ以上見てると、後悔の上塗りを増やしてしまいそうな気がして、どこかの店から出てきたところを、腕を掴んで引き止めた。
笑みの一つもない、4cm高いその顔を見つめて心配そうに眉を下げた。
あなたが本気でエルヴィーノを突き放したりするならば、止めることはできないかもしれないが……、それでも、こちらも本気で踏ん張るはずだ。
(_5) eve_1224 2023/09/19(Tue) 1:27:26

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

寄ってきてくれた貴方の耳に口を寄せて
他の人に聞かれないようにこそりと告げる。

「A.C.A以外にも、摘発を行っているチームが居る。
動くなら気を付けて動け。
ニーノをやったのもそいつらだからな。」

いつになく、真剣な声音だっただろう。
(-280) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 1:28:20

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

 
「……それじゃあ約束。
 ふふ、何にして貰おうかな。一日独占権とか」

いつものアリーチェなら「そんなの大丈夫」と焦りながらその提案をやんわり拒否するのだけど、これが"未来"の話だから。
ヴィットーレは嘘をつかないと信じているから。
だからそれを受け入れて、冗談めかしつつも本音の望みをしれっと口に出したりする。

「わ、わたし!?もう、わたしもう26だよ?
 見守るなんてあとは結婚式くらいしか……
 ……でも、いつもぽんこつすぎるから、見守ってくれる人がいるのは良い事、かもしれないわ」

悪戯めいて話す言葉に、それもいいかもしれない。とばかりのお返事を返した後に。
帰りを促されると、今度こそ素直に頷いたことだろう。

「またね、ヴィットーレ」

そうして、この後に最悪な予想が的中するなんて知らないまだこの時は、しっかりとした足取りで店を後にしたのだった。
(-281) poru 2023/09/19(Tue) 1:30:51

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

「オレも楽しみー。
 つまみ食いできるパンが増えますからね」

バイトの特権、つまみ食い。
『朝一番に試食ができる』というのは
パン屋で勤めている理由の一つかもしれない。

「触るのはー、って奴すかね。アレルギーとかもあるか…」
「でしょ。人懐こいメスですよー」

興味はあると聞けばおっ、とも思ったけれど、
その先の表情と言葉に「あー……」と声を漏らした。

「なんか最近街もざわついてますしねえ。…………、」
「オレも最後まで飼えないかも、っつったんですけどね。
 一人暮らしだし、独身だし、オレに何かあったら
 猫の世話が誰がやんだ〜つってね」

首の後ろを掻いて、遠くの花壇の方を見つめた。
珈琲のほろ苦さと砂糖の甘さが口に残っている。

「落ち着いて欲しいですね。ホント」
「パン屋は変わらずやってますけど」
(-282) susuya 2023/09/19(Tue) 1:32:34

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「おう、Salute.
ふはっ…そんなに恥ずかしがることかよ。」

ちん、とグラスを合わせて。
此方も香りを楽しみながらぐいっと煽る。
フルボディの赤ワインはそれなりにしっかりとした味わいで
渋みと共に味わい深さを口内に残していく。

「リヴィ、で良いのか、そっちは。
なあ、もし俺がお前より先にしょっ引かれたら。
多分それは、別の摘発チームか
もしくは黒眼鏡の旦那を引っ張った奴だ。」

「情報を出来るだけ残すが
その時は別の摘発チームを何とか始末してくれ。
ニーノがやられてるって事は
内部をぶっ壊しに来てる可能性も高いからな。」

ドライトマトに手を伸ばす貴方に
急に真面目にそんなことを。
(-283) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 1:36:15

【人】 月桂樹の下で ニコロ

重苦しい朝礼の後のこと。
何故か警察署に以下のグッズが増やされていた。

・タコヤキ機
・ホットサンドメーカー
・ホームベーカリー
・フードプロセッサー

どう考えても職務に関係のないものばかり。
犯人は外回りによく出ていく巡査部長の男だった。

「…俺は使わないから使ってくれよな!」


空気も相まって大変ヤバイ人に見えるだろう。

#警察署
(18) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 1:39:25

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「元気……では、ないです」

「警部は覚えてないでしょうけれど、彼女も薬物事件の被害者です」

どこぞのマフィアと推察される誰かから唆され、少女は薬物中毒になった。
足元もおぼつかない状態で外を歩いていた所に交通事故に遭って半身不随となってしまったのだ。
養育院はあくまで子供を保護し養育し、社会へ出す所だ。
廃人となってしまった少女を看る余裕なんてどこにもないから、少女は病院を経て、今は薬物更生施設に居るということを説明した。

「僕は知ってて、見て見ぬふりをしてしまったから……」
「あの時、ちゃんと止めていたら彼女はこうはなってなかったんじゃないかと、思います」

薬物を与えた犯人は、まだ、捕まっていない。
だから男は、似たような案件には無条件に首を突っ込んでしまうようで、それが、数年前の事件の解決だったのだろう。

説明する男の表情には、熱はない。
凪いだ海のように静かなものだ。
(-284) eve_1224 2023/09/19(Tue) 1:41:12

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「どうにもきな臭いんですよ」
「いくら調べても、アリソン・カンパネッロなんて人物がヒットしないし……。
 誰かが巧妙に偽ってるとしか思えない」

ぼそぼそと会話する様子は、はたから見ればおかしなものだろうが、皆も逮捕を恐れて同じようにしているから目立たない。
こんな様子が続くのは明らかにいい状態とは言えないはずだ。

「どうにかして……牢にいる二人に会えませんかね……」

どちらかといえば知略を得意とする男も、流石にお手上げに近かった。
(-285) eve_1224 2023/09/19(Tue) 1:48:22

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

人体というよりは、物が放られるような音だった。
どたん、ともばたん、とも取れる音。重たさだけははっきりと伝わる音。その後、ごづん、とまずそうな・・・・・音。

赤やらそれの混じった透明を撒き散らして、荒い息や呻きを漏らして、なおも無抵抗を貫く貴方を見ている。
男は見ている。上から。じっと見下ろしている。
その呼気は目立って荒かった。

ぬちゃ。
そろそろ溜まり始めた血溜まりを磨かれた靴先が踏む。
ちゃ。ぬちゃ。ぬち。
塗り拡げるように踏む。踏む。
そうして踏み出せば、上背が室内灯を遮るか。
一層暗くなる堅炭を一層盛る焔が見下ろしている。

さて。
それでも貴方が動かないのであれば、これはぶらりと────ストレッチをするように左の手を振り。
そうして再び、今度は馬乗りになるようにして、貴方の胸ぐらを掴もうとした。
(-286) rik_kr 2023/09/19(Tue) 1:50:19

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*

-
襲撃予告
-


お世話になっております。
匿名アイベックスです。

今回の狼サイドの襲撃対象として
カンターミネさんを選ぶことになりました。

襲撃に際して耐性のある役職であったり
不都合がある場合はお知らせくださいませ。

ブッキングなどで調整が入った場合は
また後程ご連絡いたします。

以上、よろしくお願いします。
(-287) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 1:57:36

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「良いよ。……一応着替えに僕の部屋着出しておくけど……小さかったらごめん」

いや、多分、確実に小さいのだけれども。
ゴムが少し伸びるくらいは許容範囲だ、気にしないこととする。
黒が好きそうなので、黒色のスウェットの上下セットだ。
あまり柄のあるものを好まないのかシンプルなもので、あなたもきっと着やすいデザインのはずだ。

片付けをしながらあなたが出てくるのを待って、ドライヤーや洗面台など説明することをし終えたら、自分もまたシャワーを浴びた。
おそらくは、あなたがシャワーを浴びた時間の倍くらいの時間をかけてだ。

「いや……これ本当に寝れるのかな……」


呟いた言葉は、水音に消えてしまって、外にいるあなたには聞こえないはず。
待ってる間、あなたは自由にしていて構わない。
(-288) eve_1224 2023/09/19(Tue) 1:59:57

【念】 うたかたの ダニエラ

「…好きなんですねえ、みなさんのことお」

裏切られたくないというのはそういうことだ。
同意を得られたことで女は確信してくすりと笑う。
あなたにとっても大事な人達なのだ。それを知れただけでも女には大きな収穫だった。

「ふふー。そおですかあ。」
「あたし、結構うさんくさいかなあって思ってたんですけどお」

聞かれなければ言わない、聞かれたとしても答えないつもりだったことの数を数える。
幾らでも不審に思える要素なんて、あっただろうに。

だけど、『捕まって欲しくない人』の話をした時くらいから、あなたのそれには気付いていたのかもしれない。
…少なくとも悪しくは思われていないこと。それくらいは、女にも。
(!15) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:08:30

【念】 うたかたの ダニエラ

急に立ち上がったあなたにはぱちくりと――することもなく、女はただその瞳でにこりと笑う。
何のことやらぴんと来てはいなくとも、そこには多分に母の影響も残されていた。
…女について調べなかったあなたが知るはずもないけれど、女の母は、娼婦だったから。

励ましの言葉には少しだけ浮かぶものがあった。
誰か
にとっても、いい娘でいられていただろうか。
使い勝手のいい駒だとしても構わなかったけれど、…そう思われていた方が、ずっと嬉しいのなんて当たり前だった。

そうする間に徐々に近寄るあなたに今度こそきょとりと目を瞬かせた。
だってまさか、思ってもいなかったから。
それも今『人を信じられない』といった男の口から。
(!16) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:09:21

【念】 うたかたの ダニエラ

「――あ」

その手が髪に触れた時。
多分誰かの手の平とも重なって。

それは本当に似ても似つかなかったと思う。
粗雑で下手くそなあの手とあなたの手では、
きっと昼と夜ほどにも違うSono differenti como la note e il giorno


だけどそれだけが理由じゃない。
見透かされた心地への動揺と、何より、何も知らないあなたからその言葉を貰えたことが。
――まるで本当に
認められた
みたいに思えてしまって、ゆらりと視界を歪ませた。
どっちつかずの蝙蝠が、居場所をひとつ認められてしまったように感じられた。

「……っ、ごめ、なさ……」

元からいろんなことが重なって溢れる寸前のグラスだった。
溢れ方も分からなくなってしまったから溢れず済んでいるだけだった。

しとりしとりと、雨粒のように頬を伝い落ちる。
急に泣いたって困らせるだろうに。今度は止め方の方がわからなかった。
慌てて眼鏡を取り払い涙を拭う。
それでも簡単には、止まってくれそうにない。
(!17) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:10:06

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ


/*
こちらももうちょっと色々ダニエラさんとやっておきたかったのですが、
これはこれで……(過去にも多分ゆったりと交流してたんだろうなという感じではありますし)
機会をみて色々やっていければ嬉しいで〜す!

ジェラート屋さんはアレの仕込みが色々してあるので、実はまだ使えます…!
そのうちふっとメッセージがくるかもしれません。

荷物に関しては見ても見なくてもぜんぜん! だいじょうぶなのですが、開ける際はご一報いただければだいじょうぶです!
アレッサンドロとしては、ダニエラさんの手元にあることが大事なものですので。

業魔窓みえてます!ルチアーノこいつ…(後方保護者面)

そして状況ある程度確定しつつあるので、多分いつでも大丈夫です!
最期までよろしくお願いしますね。
(-289) gt 2023/09/19(Tue) 3:03:53

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

/*
こんにちは、ラッシュ時改札失敗猫です。沢山の秘話ありがとうございました!オネェ……幸せになって欲しい……

少し質問があって参りました!
お手数をおかけしますがお答えいただけると助かります!

・連続秘話になってしまうのですが、牢にいるヴィットーレさんに会いに行っても大丈夫でしょうか。

・実はこちらの役職「諜報員」で、売られた3人の子供達の情報について、アリーチェが調べた事にして何か情報を教えていただくことは可能でしょうか?
(何も対価がないのに得られるのは…と言う場合、
マスターの質問権を使ってお尋ねしたいと思っています)

 ヴィットーレさんのマフィア所属の動機でもある大切な設定だと思うので、勿論すべてではなく一部でも、全く掴めなくても、とどれであっても構いません。

よろしくお願いします!
(-290) poru 2023/09/19(Tue) 3:28:13
路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a9) otomizu 2023/09/19(Tue) 3:50:10

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

少しの間をおいて、

『一部はわかる、後はわからんかった』
『だが今となれば方向性はわかってきたな』
『フィオレの気に入ってたやつはどいつだったか』

全てを把握していなくとも大体はわかっている、敢えて聞いたのは己のため。

『幻滅したか?言わなかったこと』
(-291) toumi_ 2023/09/19(Tue) 4:16:41

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

髪触るの、好きなの?と聞いたことがあったような気がする。
だから、あなたがそうやって触る時。自分から髪を巻きつけたりしたものだ。
さらさらとした髪質は、そうしたってすぐ解けて広がったから。

「っん……あ、ぁっ…」


断続的な甘い声が、あなたの傍で響いている。
指の沈んだ秘部をしばらくそうしていると、包み込むような柔らかさに変化していく。
かといって緩いわけでもなく、中に入ったものを抜こうとすれば吸い付くような。

「ん……うん」


はあ、と息を吐いて。
少し呼吸を整えた後、押し付けられた性器に手を伸ばす。
自分の手できもちよくなってもらうのも、好きだから。
下着の上から、あなたのそれを指先で責めていく。

あなたがまだ、自分でも責めたいのなら。
好きなように体勢を変えてもいいと。
口付けの合間に、また囁くのだ。
(-292) otomizu 2023/09/19(Tue) 4:18:12

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

『まさか』
『幻滅なんてしないわ』

『ただ、ちょっと拗ねてるだけ』

それほど気にしているわけでもない。あなたが隠していたことについては。


『警察側の…ニーノって子。それから、カポ・レジームも』
(-293) otomizu 2023/09/19(Tue) 4:20:16

【秘】 pasticciona アリーチェ → 黒眼鏡

ぽかんとしたような表情から一転、困り笑いを返す。
勝てないなあ、本当に。と笑いかけて、

「今のちょっと、……ずるいなって思いました。
 ……さすが悪党さんですね。人心掌握に長けていると」

拗ねたように唇を尖らせるが、内心そう呟く程度には貴方の言葉が嬉しかった。

神と人を同列と言う点だって、貴方の視点から見ているのであれば特に引っかからず、気遣いの言葉に聞こえたから。
どちらか片方に偏り過ぎず、常に均衡を取るのを命題とするバランス感覚だって持っている。

こう言うのは何て言うのだっけ。ギャップ?

「……見透かされているようで、お恥ずかしいですが、
 ……そうです。優先すべきことがあるから、意図的に罪を犯します。犯したい訳ではないなんて、ただの言い訳ですから」

善い女、と言われれば、
虚を衝かれたように返答に困ってから、頬に少し赤みが宿る。

「共犯者さんをあんまり揶揄わないで下さいよ、もう……」

わたしの愛とは、なんだろう。
どうしてか、そうして肯定されてしまうと弱くて、怖くて、

ぐいぐいと引っ張られ気づけば墓地にたどり着いただろうから、先ほど感じた恐怖の正体を深く考えずには済んだ。今は。
(-294) poru 2023/09/19(Tue) 4:28:51

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「……ニーノを?
 そうよね、おかしすぎると思った。だって、」

だって、まで言いかけて手で口元を抑え口を閉じる。

「な、なんでもない。
 大切な情報をくれて、ありがとうニコ。
 ……頑張ってみる」

むん、と両手を握りしめて気合を入れてから、
それじゃあまた!と大きく手を振って今度は飛び出していくことだろう。
(-295) poru 2023/09/19(Tue) 4:32:09

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「ふーっ……」

がふ、と呼気に混じって吐き出された粘ついた血と涎が、襟元に滴りまだらに汚す。
ふん、と鼻をひとつ慣らすと、ぼたりとかたまりかけた血塊が腹のあたりにぼたりと落ちた。
広がっていく血のあとに、あらたな鮮血が重なり、広がっていく。


「………ぁー…」

「……」

何か呟いているようだが、がらがらとした血のあぶくに塗れて良く聞こえない。
馬乗りにされて引き起こされても、
あっという間にはれ上がった瞼に視界が圧迫されてもなお、
あなたから目を逸らすことはなかったが。
(-296) gt 2023/09/19(Tue) 4:42:31

【教】 pasticciona アリーチェ

「ルーカス……ルチアーノ、さん?とは別の人?
 猫か酒場を探せば見かけられるって聞いたわ」

「……思った以上に警戒されているのね。
 わたしたち、こんなふわふわした夢の中なのに。
 欲しい情報がどうにも決め手に欠けるから、
 明日の夢にもう少し期待をかけてみてもいいかもね」

アペロールスピリッツを2つ念じて取り出してから、
片方を貴方の方のテーブルに置きなおす。

「有能だと思われても駄目だなんて、有能な人って大変なのね……私は一度も言われたことがないから、ちょっと羨ましいくらいだわ」
(/8) poru 2023/09/19(Tue) 4:51:58

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

あなたを送り届けた職員は、何も言わずその場を辞していく。
何者かの意思が介在しているのかは分からないが、
少なくともあなたの邪魔をする気はないようだ。

「んぐ」

呻くような声。
見れば顔のあちこちは腫れあがっており、瞼が片方閉じ切っていない。
喧嘩と暴力を常に帯びていた以前ならばともかく、
ここ10年程のアレッサンドロが顔に張り付けるにはあまり見たことのない様相だろう。

「おう、旦那。
 警察署にこんなスイートルームがあるとは知らなかったよ。
 ガイドブックに乗っけた方がいい」

上体を起こしながら、ベッドの上にあぐらをかいて座る。
こちらの様子は、代わりはしない。
対面するものの声色が変わっても自分の態度を変えないのだから、
この男の性根が知れるというものだ。
(-297) gt 2023/09/19(Tue) 4:56:37

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「本当に愛されてんなあのガキと老害」
「片方今のうちに好感度下げておいてやろうか」

『なるほどな、概ね予想通りだ』

それぞれと顔見知りであることは知っていたし、仲のいいことも程々に。
それでも男は貴方の身の回りを隅々までは把握していない。
貴方が伝えてくれる分だけ、その知識として持っている。

『これ以上裏で起きてる事を知りたいってんなら部下でも金を貰う。
 俺は少しだけ隠れた便利屋でね、関係者と話が出来た』

『だから起こることを知っていた。
 こんな言い訳で信用できるかは知らんが、機嫌は直してくれ』

自分は誰かと違って突き放す方法は取れない。
だからできるだけその心が癒されていればいいと思う。
大切な人たちが居なくなってる中で傍に居る事もできない自分ですら、近いうちに慰めに行けなくなるかもしれないのだから。
(-298) toumi_ 2023/09/19(Tue) 5:08:41

【人】 pasticciona アリーチェ


仕事終わり。雨のとある孤児院。
何か月ぶりだろうかと目を細め見上げていると、
「アリーチェ!」とすぐに見知った少年が駆け寄ってくる。
「マッティア。ごめんねこんな夜遅くに。元気にしてた?」

「うん!」と屈託なく返してくる彼の前にしゃがみ込み、その頭を撫でる。
何度も教会と交流会を開いたこともある子達だ。
もう家族と言っていいほど大事な彼らが集ってくるのが
訪れた時のいつもの幸せな日常の時間だった。

「今日は中に入っていかないの?」
「ええ、今日はちょっと用事で……遊んで帰れないの」

「ふうん。それじゃあ今度遊ぼうよ。アリーチェ、
 疲れてるみたいだからアリーチェに選ばせてあげる!」

その言葉に、不意に幼い頃の情景を思い出す。
倒してしまったトランプタワー。笑っていてくれた彼の姿。
視界がぶれそうになるのをグッと堪える。
約束したんだ。泣かないって。家族の皆を守るんだって。

「それじゃあ今度また、トランプしよう。
 そうね、トランプタワー。たくさん積んで、……積んで、」
「……今度こそ、成功させてみせるから」

「聞いて、マッティア。──」

わたし、泣いてないよ。
だからどうか、無事でいて。"      "
(19) poru 2023/09/19(Tue) 5:10:13
アリーチェは、マッティアに言伝をした。
(a10) poru 2023/09/19(Tue) 5:10:47

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカ

「アレッサンドロ……ルカーニア」

一瞬、誰のことかわからなかったが。

アレッサンドロ・”黒眼鏡の”・ルカーニア


そう、あの男のフルネームだと思い出せば、嘘だろうと口元を手で覆った。
まさか、マフィアの幹部ともあろうものが強硬派を牛耳っていようとは。
これでは、マフィアの……ノッテの連中も、実に可哀想ではないか。

エリカの話しぶりからいくと、どうやらイレネオは黒眼鏡とやりあったらしい。
その結果、二人共共倒れ……と、いうことなのだろう。
二人の間には何かあることは先日問い詰められたことからも明らかだったが、こんなに早く。

「……まったく、無理をしてるのはどっちなのだか」

「ありがとう。これは重要な鍵になりそうだよ」

会いに行かなくては。
―――あの、黒眼鏡に。
(-299) eve_1224 2023/09/19(Tue) 5:26:31

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「……、ん、……」


ぴちゃぴちゃと、滲む愛液をかき回す音がする。
肉と肉が触れ合い重なり合って、体温と鼓動が交じり合う。
浅く優しく、推し引きするよう前後していた指で、
奥底に、奥に、その刺激をさらにかきたてていく。
充血し熱を持っていく女の体を、ぎゅう、と一度強く抱きしめて。

「、フィオ」


触れられる感触に、息が弾む。
口づけの合間に意味を持たない言葉が挟まり、口づけがそれをまた塞ぐ。
手さぐりだけでお互いの性器に、体のあちこちを探り合ううち、
ベッドに敷かれたシーツがひだが重なるように乱れていく。
そこに、女の体をまた深く組み敷いて。

「……」


──言葉は少ない。
覆いかぶさって、自分の体であなたの両足を押し開いて、
体重を深くかけながら、奥へ、奥へと沈むように。
さらりと、耳元の髪を、かきあげる感触がして──


ふと、あー、と熱のこもる声がして。

アレゴムねえわ」

──言葉がようやく出てきたかと思ったら、片手落ちの報告だった。
(-300) gt 2023/09/19(Tue) 5:53:13

【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
お疲れ様です。
ァァァ催促したみたいですみません!
ご確認ありがとうございます!エリカさんに報告をさせていただきますね。
斜陽騎士も希望者なしで今回はおりませんから、耐性のない役職でしたら、もう……(スンになる)

そちらから特別ご要望がなさそうなら、ダニエラの手で罠に嵌めた実績が欲しいですと挙手を致します。
具体的には、どうしようかな……。
子供たちに拾わせた『落し物』をニコロさんに届けさせて、それを署に持ち帰る途中でA.C.Aに声をかけられ逮捕とか。
(落し物はマフィアと関わりのあるなにかで、子供たちは「お姉ちゃん」からその落し物を預かったと言います)

それか普通に、マフィアの知人がいらっしゃればその方と会った帰りを待ち伏せしていたA.C.Aにより逮捕でもかまいません。
こっちはダニエラが罠に嵌めないパターンになりそうですが、代わりに手錠をかけるのがダニエラになりそうです。

どちらかお選びいただけましたらと思います。
もしほかに案がありましたらそちらもお伺いできますのでどうぞご提案くださいませ。
(-301) oO832mk 2023/09/19(Tue) 5:56:09

【人】 うたかたの ダニエラ

>>17 カンターミネ

「…ええー。」
「いけないんだあ…。」

なんて。ちょこっと半目でそう責めたあと、軽く肩を竦めてくすりと笑う。
今日のところは大目に見てあげただけだ。

コーヒーを受け取る頃にはさすがにじゃれつくのもやめている。
ありがとお、と笑顔で受け取って、ストローを口にくわえ啜って。

「んー。そおだねえ、休憩中…。」
「電話の方があ、いいかもお。」
「あんま長引いて警部補さんに見つかったらあ、怒られちゃうしい。」

ただでさえ日頃の態度を『仕事だけは真面目にしている』の1点で見逃してもらっている自覚はある。
こわいんだよおなんて本人がいないのをいいことにへらへら笑った。別に怖いとは思っていないので風評被害だ。

#街中
(20) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:09:51

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

あなたのその顔を見た女は、ほんの一瞬迷う様子を見せた。

「…ううん。そっちも、電話でえ。」

リスク回避だ。
こう見えても内通者なんてしているから、その意識は人一倍強い。
そうでなくともこのご時世だ。
(-302) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:10:06

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

/* ご連絡ありがとうございます!現地妻税込180円です!
オネエシアワセナレルカナ……

連続秘話、全く問題ありません!
お話し相手になって貰えると嬉しいです!
売られた子供たちについては、短期間の調べだと3人中2人の行方はわからないけど、
1人は金持ちに情婦代わりに買われて使われてるらしい、という感じの
情報がわかる感じにしてもらうのが良いかなと思います!
(実は売られた3人のその後については完全ノープランです……!(ライブ感))

よろしくお願いします〜!
(-303) arenda 2023/09/19(Tue) 6:22:50
ヴィットーレは、喋らない。
(c6) arenda 2023/09/19(Tue) 6:23:24

ヴィットーレは、例え血が流れようと、爪が剥がれようとも、喋らなかった。
(c7) arenda 2023/09/19(Tue) 6:23:59

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

「つまみ食い…。いいなあ。」

甘美な響きだ。羨ましい。
大袈裟にしかつめらしく顔を作って、すぐにくすっと崩したり。

「いや、機会なくてえ…。」
「この歳になって触ったことないと、なかなかあ。」
「今度猫カフェとかでデビューしてみようとは思ってるんですけどお…。」

女の子かあ。なんてふわふわ。
白くにごった茶色がカップの中で少し揺れる。

「んー……。」
「ほんとおにい。」

曖昧な笑みでコーヒーをまたひとくち。
それで心中を誤魔化した。…いつか、落ち着くんだろうか。これは。

「でもそれじゃあ、心配ですねえ。」
「お兄さんに何かあったらあ…。」
「…これは不謹慎ですねえ。ごめんなさあい」

そうなりかねないあの法案が全て悪いわけだが。
それでも余計なことを言ったと思った。苦笑い。
(-304) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:27:35

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>20 ダニエラ

「次からは気をつけるって〜」

へらへら笑いながら、その仕草に両手を挙げて降参。
こちらもヒリつく舌をコーヒーで潤して、頷きひとつ。

「んじゃあ後で電話するかあぁ。
 警部補さんに頭から齧られちゃたまんないしな。
 番号、前と変わってないだろ?」

風評に堂々と乗っかって被害を拡大。
そうしてけらけら笑いながら親指小指を立てて、
後でな〜と電話のジェスチャーをして歩いていった。
(21) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 6:29:04

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

「ん、りょーかい。じゃ、後でな」

にこりと微笑んで、歩いていく。


その日の空いた時間になって、電話を繋ぐ。
リスク回避を徹底する為、幾つも基地局を経由した電話。
挨拶もそこそこに、本題だけ。

「おっす。……んじゃ用件な、1つめ。
 エリー、無防備過ぎるからなんとかしてくれってよ。
 ルチアーノを突っついてたら言われたぞ。
 手は出してない!って必死に言ってたからな、
 一応それを信じてやった。
 『俺じゃなきゃ食い物にされてる』だとさ。
 まあ、そう、そんな感じ。自衛も頑張ってくれ」

本当に大した用件でもなかったようだ。
情報網に偶然引っかかったので、それだけ。
それから、もう一件。
(-305) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 6:37:10

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「……………………
牢に入る前に墓にぶち込まれるぞこれは


想像通りの結果に本気で命の危機を感じている。
それはとてもとても仲睦まじい女同士の縁故に。

確かに男は貴方の身辺調査もしなければリスクを度外視で手伝いをしていた。
だからこそ知らなかったのだ、この依頼の一番の爆弾が貴方という存在と自分の女癖の悪さであった事を。

「あー……謝らんでいい。
 最悪俺の尊厳がなくなるだけだ、安い」

だがそんな制裁はすぐには起こらないことは凡そ分かっている。
何故なら次に連れて行かれる候補に挙がった名前の中には―――

「……好きなだけそうしてればいいさ。
 お茶でも飲むか、ご主人様。好きな茶葉を持ち込んでるんだ。
 珈琲はなあ……練習中で自信はないんだが……」

貴方が何か無理に話さないように背を向けた。
この後に言わねばいけない事もある、落ち着く時間も与えるべきだろうと。
(!18) toumi_ 2023/09/19(Tue) 6:41:12

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

「んで、まあ、こっちが本命な?」

ちょっと言いにくそうに、しかし努めて明るく。

「タレコミがあってね。どうも、次に狙われるのは
 そのルチアーノか、……俺かもしれない、だそうだ。
 それぞれ別の方向から二回、聞いた話でね。
 情報の確度はそこそこ高そうだ」

一度、唾を飲む。

「まあなんだ、あー、俺の準備は出来てるんでな!
 仕事の引継ぎも『片付け』も大体済ませてある。
 それで相手方にも一泡吹かせてやるつもりだ。
 それで、あー、もし本当にそうなっても……
 エリー、気落ちしなくていいから。だってよ、
 今より近くにいられるんだぜ?昨日言った通り、
 毎日尋問で堂々と会えるぞ。ははは。
 ……んまあ、それだけ。うん。大丈夫、そうだろ?」

精一杯に笑う声を出す。大丈夫さ、だって約束したろ?
ずっと一緒だ。捕まろうが、なにされようが、傍にいる。
それに、そもそもまだ確定した訳じゃないから、と。
(-306) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 6:44:14

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「はははは、そうだな、人を食い物にするのがマフィアだろ。
 その辺は昔から……」
「いや、ガキのころは"女はなるべく殴らない"くらいしかしてなかった。
 あれだな、まあ、トシくったからだな」

謙遜か照れているのか、あるいは自虐か。
なんともくだらない発言をぼそぼそ。
それでも──おそらくは、根っこの部分では、この男は自らを否定はしていない。
だから顔を伏せることはなく、直ぐに前を見ているのだ。

「ならいいさ。自分を裏切るのも自分を信じるのも、
 結局は自分にしかできねえ」

そうして赤みの差した頬を見ているのかいないのか、
からから、揶揄ってねえよお、なんて笑い。


愛とは旅路であり、目的地というわけじゃない。L'amore è un viaggio non una destinazione.
 ハハ」
「あれこれ悩むとわからなくなるが、
 悩みもせずに本物だとは信じがたいわ」


墓地に敷かれたコンクリートの通路を踏みながら、
悪党はあなたに、あるいは自分にそう言った。

(1/2)
(-307) gt 2023/09/19(Tue) 6:47:08
ルチアーノは、本気で辞世の句をしたためておくことにした。
(a11) toumi_ 2023/09/19(Tue) 6:49:22

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「──っと。
 つっても、結構近くにあるんだよな。
 "A"だから」

墓地に踏み込み、―─話しているうちすぐに、アレッサンドロは足を止めた。
アルファベット順に、機械的に並べられた人名を辿ればその墓標は見えてくる。


【 Alison Waterstonアリソン・ウォータストン 】



花束の一輪もない、恐らくは無縁の墓。
きっと彼も訪れたことのない、誰かが眠る場所だった。
(2/2)
(-308) gt 2023/09/19(Tue) 6:50:08

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の下で ニコロ

/*

わあ。ごきげんよう、悪魔を着たプラダでございます。
被襲撃は中々ないので楽しみにしておりました。

こちらからのご連絡としましては、
当方猫又ですにゃん……


襲撃される場合は狼さんのどなたか1名、襲撃してきた方を
ご一緒に牢獄へご案内しますにゃん。
RP的には踏み込んできた方の偽情報を
自身の率いる情報チームを使ってばら撒き、
そのまま通報する形になるかと思いますにゃん。

その際、カンターミネの趣味として
『対象PCの人には言えない秘密』の類も一緒に
ばら撒けたらカス度が上がっていいかと思っておりますにゃ。
襲撃を確定して頂ける場合その辺りもお考えいただけると
楽しくなりそうかな〜と思っておりますにゃん。

他、襲撃の際にこういう感じになりますよ〜とか
ございましたらなるべくご希望に沿いたいですにゃーん!

という事で、いかがでしょうか。よろしくお願い致しますー!
(-309) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 6:51:34

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「そうです。あんたが悪かったんだ」
「……俺も。少しは……浅慮だったと認めてやりましょう」

素直になれない弟分の、最大限の譲歩。
唇を僅かに尖らせて子供のままな一面を見せて。

「それを今すぐに吞み込むことはできないけど。
 ニコロにはできなくて、俺にできることは確かにある。

 だから囮なんかとしてではなく、
 やれることをやるために。矢面に出てやろうと思う、んだが」

少しだけ歯切れが悪そうに、言葉を途切れさせる。
逡巡して、観念したようにしっかりと深呼吸をしてから。

「後で文句言わないでくださいね」
「俺は今、とてつもなくロクでもないことを考えています。
 きっとびっくりするでしょう。怒られたっていいですけど」

「もう誰にだって。ニコにだって俺を止めることはできない。
 背中を押したのは兄貴、あんただからな」

あなたが認めた自分の価値ってものを、
ちょっとは信じる気になった。それ故に晴れやかに笑う。

こんなろくでなしを制御できるのは自分しかいないのだから、
それだけでも。全てを諦めない価値くらいにはなるんだろう。
(-310) backador 2023/09/19(Tue) 7:04:33

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード


「ダヴィード、ちょっといいか」

「時間は取らせん、ちょっと聞きたいことがあるんだ」


ソルジャーがアソシエ―テの一人の足取りをたどるのは比較的たやすい。
もし貴方が連絡が受け取りにくい状況であれば、周りのアソシエ―テからルチアーノが探していると連絡網が回されるなんとも威圧的な状況が起こったかもしれない。

年齢と所属している年数の割に昇級をしていないソルジャー。
そんな男がやけに仲が良いのはペネロペと黒眼鏡、そして部下を溺愛してるらしい。

そうして顔を合わせたか通話になってしまったか。
忙しなく歩き回っている猫は合間を縫ってあなたに話しかけた。
(-311) toumi_ 2023/09/19(Tue) 7:05:09

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「慣れてないんだ、仕方がないだろ…」

笑うなよと付け足して、
手にしたドライトマトを口の中へと放り込む。
咀嚼し甘味や酸味を感じながら君の言葉を黙って聞いて。

「………あぁ、リヴィでいい」

「そういう縁起でもない話はあまり聞きたくないが、
 ……分かっているよ、その時は必ず。
 俺は案外、疑われにくいらしいからね」

その中で出来る限りのことをしよう。
勿論人が減る程対象として浮き上がる事もあるだろうが、
それを考えるのは選ばれてしまった時でいい。

しかしこうして摘発チーム同士で争って何になると言うのだろう。
そう思う心は、胸の奥に沈めこんだ。


「……君が明日も傍にいることを願うよ、ニコ」
(-312) sinorit 2023/09/19(Tue) 7:07:51

【秘】 徒花 テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ


「自ら友達を無くしにいくなんて。
 理解はできますが到底無益な行動だと思いますよ」

それは尊重と諦念を交えた言葉。
自分のことを調べつくしたならきっとあなたは失望するだろうという、後ろ向きでありつつ、己の感性に基づいてそれを許容するかのような。

「テオドロ・アストーリは見かけ以上に、
 どうしようもなく自分のことしか考えていない、
 まともに人付き合いが出来やしないひねくれ者です」

「後ついでに言えば、
 自撮りのしようもないくらい写真写りが本当に悪い」

おどけたようにほんの軽く指折り数えて、
それでいて真正面から丸裸にされることを受け止める気でいる。

「それでも安心できるような物好きだとしたら。
 癪なことに、俺はその時もあんたと酒を酌み交わしているんでしょうね」

そして、そんな未来は想像もしたくないと。
嫌味以上に挑発でもするかのように暗く笑う。

あんたのことはそれほど好きでもなんでもない。
裏切られる余地も、関係が崩れる憂慮すらも要らない。
建前を並べることしかできない、不器用な姿勢だった。
(-313) backador 2023/09/19(Tue) 7:23:20

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「…そうだね、俺も調べては見たが。
 ……どうなっていくんだろうね、この国は」

巧妙に偽っているとして暴く術がなければ何も出来ない。
自分のことだけなら無敵になれるが、
他者の状況を思うと笑ってばかりではいられなかった。

警察の立場でもどうしようもないと言うなら、
この国は何が守ってくれると言うのだろう。

「会う方法としては素直に面会を申し出るくらいしか。
 それが通るかどうかはまた別だけどね」

その行為によって生まれかねない疑念を思うと、
決断するに迷いを抱いてしまうのだが。
(-314) sinorit 2023/09/19(Tue) 7:28:29

【秘】 徒花 テオドロ → pasticciona アリーチェ

「あんただけでも別に良くはないってば」

文句を主張するべく、しっかりと言い咎める。
幼馴染に共通していることだが、どうして自分の危機となるとこうも鈍感になってしまうんだか。

続いた言葉に対しては、根拠のない言葉は吐きたくないが、
多少なり不安定な気持ちも汲んでやりたいと思ったために、
「死ぬよか可能性がありますよね」くらいは言ってやる。

「自覚があるならもっと改めるか、
 むしろ堂々とでもしていたらいいんですよ。

 アリーは選んで、警察自体には成れて、少なくともクビにはされていない。
 足を引っ張ろうとそれだけは胸を張っていい」

褒めてるんだか貶してるんだかよくわからない発言を並べて。
最後が苦言で終わってないあたりは、近況の事もあり、
どちらかといえば褒めている寄りではある。男はそう思っている。

「警察になったことを後悔することはない、
 だが、まあ、他にもっといい方法はないか考えてしまう」
「最終的には警察じゃない奴らだって別に窮屈には変わりない、という結論にも至る」

だから踏みとどまらないといけないんだろうな。
トルタを食べ進める手は、カロリーに飢えていたのかいつも以上にペースが早かった。
(-315) backador 2023/09/19(Tue) 7:31:06

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

「ひえ」


「……はい、なんでしょうか。
 俺に話せることなら、なんでも」

足取りを辿れば、男は特にどこかを彷徨くでもなくアジトの片隅でぼんやりと座っていた。貴方に声をかけられれば慌てて立ち上がり、礼を取る。
幾度か顔を合わせたことはあったかもしれないが、直々に話しかけられるのなんて数えるほど。

何くれと先達に世話を焼かれていることが多い男にとって、緊張する相手であることは間違いなかった。
(-316) NineN 2023/09/19(Tue) 7:44:31

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ


マフィアノッテファミリーには様々な情報通が存在している。
その中でも一際表の世から隠れた情報屋は、
自らを情報屋とは名乗らず便利屋と呼ばれていた。
全て足のつかないまっとうな金を使い
他の情報屋や人を買収し、様々な真実を手に入れる道楽もの。
それは反社会組織のアジトからITグループの社長の女の住所まで多岐に渡る。


そんな猫の尻尾を掴んだ警察が一人、名をGasparo[ガスパロ]。
ガスパロが普段から隠れ潜む便利屋を見つけられたのは、
彼がよく使う人材が警察署内の人間を調べていたからに他ならない。

ターゲットになっていた警官は、
ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリア。


便利屋はヴィンセンツォを調べている最中にガスパロによる妨害に遭いトラブルに見舞われる。
即座に調べるのを取りやめさせたが、もう既に尻尾は掴まれており検挙されるまで秒読みというところまで追い込まれてしまった。

そう、思っていた。
(-317) toumi_ 2023/09/19(Tue) 7:59:37

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

元気ではないと聞いて、そうだろうな、と得たように視線が僅かに翳る。
語り口からそうと知れたことを敢えて暈した、曖昧を貫いて吐露される言葉を聞く。
どうした意図をして己に伝えるのか、それを受け止めるように、
視線は側にあるだろう貴方を見上げる形で投げかけられる。

「君がそうだと感じるのなら、そうなのだろう。
 けれども過ぎた出来事を、いつかの自分が出来ていたなら、なんて評価するのは、
 君自身を壊してしまいたくないならやめておいたほうがいい。
 全て知った後の自分がどう俯瞰しようと、当時の君にとって最善だった筈だ」

いつか、かつて。
見たこともない小さな少年の面影を、成長した貴方に見て説く。
今そこにある貴方から、かれを庇い立てするかのように。
僅かな緊張は尾を引いて。ふと瞬きをした瞬間にほどけてしまった。

「それに今の君は、よくやっている。
 ……資料室の鍵、借りっ放しではいけないよ」
(-318) redhaguki 2023/09/19(Tue) 8:08:26

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「……動きが無いな」

依頼人には理想の資料を用意した、後はこのまま身の回りを片付けて証拠を消すだけになっている。

「そろそろ何かあってもおかしくないと思っていたんだが……。
 己惚れだったか? ん」

Trrrrr……着信音が鳴り響く、何か嫌な予感がしつつ電話に出れば
『ヴィンセンツォを検挙しようとしている動きがある』と予想もしていなかった知らせが駒の一人から告げられた。

「はあ? ……どうして、……」

自分の行動でまた誰かが危険な目に遭わされた。男に過ったのはそんな考えだ。
マフィアに狙われた上級警部など格好の的、別の理由があるかもしれないが今ならまだ間に合うかもしれない。
それに、彼は確か。

『ヴィンセンツォは黒眼鏡と昔から交流が――』

「それはもう知ってる! もう切る、お前達はもう動くんじゃない。
 尻尾丸めて引きこもってろ!!」

やるせない怒号を受話器に向けどうしてくれようと深いため息を吐く。
時間は刻一刻と迫り、決して鈍間を待ってくれやしなかった。
(-319) toumi_ 2023/09/19(Tue) 8:14:21

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

ああ、と。顔を見た瞬間に嘆くような吐息が唇から溢れた。
かつて視線より先に拳を突き合わせていた頃、貴方がこの地位でなかった頃は、
それこそ自分の手でこの留置所に叩き込む勢いであったこともあったろう。
実際に叶うことがあったかどうかはさておき、今更取り立てて言うことなんかじゃない。
腫れた顔だって、なおさらだ。

にも関わらず男は、人目もないのを良いことに格子の向こうで片膝をついた。
僅かばかり境界線を越えて、指先が部屋の中へと侵入する。
冷たい床を、素爪が叩いて僅かな埃を書いた。

スカイブルーの裏側がどんな色をしているか、だなんて。
こんなに暗いところでは伺い知れないかもしれない。
ただ、常より僅かに伏せがちの眦は、瞬きも少なにじいと貴方を見ている。

「誰にやられた」

と。ほかに聞かれぬように沈めた声は、炭の奥底のようにちらついていた。
(-320) redhaguki 2023/09/19(Tue) 8:15:18

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ



『Buongiorno、勝利の君。
 ……──突然ですまないが、貴方は【A.C.A】に狙われている』


外部からの傍受のリスクを最大限に抑えた通信で掛けたのはヴィンセンツォの携帯だ。複数台あるのならいずれかの。
それは随分と怪しい連絡になってしまったが、遊び人の放浪息子が直接会いに行くよりはよっぽどマシであったように思えた。
(-321) toumi_ 2023/09/19(Tue) 8:15:35

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「座ってていいぞお。 
 まあその様子なら、
いいな


もしかして用が済んだのかもしれない。
といいつつも流石に呼びつけておいて何も言わないのはまずいかと、話題を探すように携帯を取り出した。

「……お前、黒眼鏡の旦那に何か欲しい物言えるか」

視線は携帯に向いたままだ。
(-322) toumi_ 2023/09/19(Tue) 8:21:02

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「そうですね……。
 僕ら警察であっても見張りが立つ可能性もあります」

その場合突っ込んだ話は出来ないかも知れない。
それでも、牢の中で不安ばかりであろう二人のことを考えると、会うくらいはしてやりたいと思うのだ。

警察が、国が民を守らないというのなら。
その時は、個人が動くしかない。
とはいえこの男は、全部を守るなどという殊勝な思想は持ち合わせておらず、ただ、手の届く友人を自分勝手に救おうとするのだけども。

「まぁ……僕はもう少し調べてみます。
 何かあったらその時は……よろしくお願いします、先輩」
(-323) eve_1224 2023/09/19(Tue) 8:33:25

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「あれかあ、あれはなあ。カンターミネかネロだった」

何がとはすぐには言わなかったが、猫の件もある。丁度その分の借りを返そうか。

「法案に関わってる人間を調べていてなあ。
 どちらにするか決めあぐねたから、お前に決めさせた。
 お陰で大分視界が開けたし、内部犯が居るかの目星もついた」

「どうもありがとう」

殴られてもおかしくないなと思いながら正直に告げた。
(-324) toumi_ 2023/09/19(Tue) 8:34:31

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

海外のルートを潜って社会の裏側に潜り込み、通信は調査局の難を逃れる。
ともすれば直接顔を合わせるよりも安全な一般の電話は、平時とは別の意味で男を驚かせた。
電話越しの声はわずかばかりの焦らすような間を持って、『いい警官』が語るよりも些か低い声で返った。

「……そういう親切なお前はどこの誰だかな。
 それとも嘲るのが目的だったか?
 予見していたよりかは、随分若い声をしているな。
 俺のことを知ってるならてっきりもっと年寄り連中かと思ったよ」

電話越しの応答は市民に向ける其れよりもずっと冷たい。或いは、此れが素顔なのかもしれない。
姿の見えぬ連絡主とは、お互いに知らぬ顔だろうから誰と聞いて見知ったわけでもないが、
直接会う必要性を感じるかどうかは貴方の自由だろう。
誰とも知らぬ人間に声ばかりで伝えられることは少ない。
(-325) redhaguki 2023/09/19(Tue) 8:47:38

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

壊れる、という事が。
初恋を歪に変質させた情をかかえて、人一人の人生を左右させるような、自分勝手で傲慢な幸を与える思想に至った事も含むのだとしたら。
この男はもうとっくに壊れてしまっていることだろう。

「どうですかね……、まぁ。でも……これは個人的に報復を考えてるから犯人を探してるだけです。
 幼馴染の家族が殺された事件も調べてますし……」
「彼女には、ただ、施設を出ても人として生きるだけのものを与えようと思っています」

養育院にいたのだから、女には身寄りがない。
施設を出ても、重度の精神疾患と動かぬ体を抱えていては、死ぬしか道はないだろう。
男の行動は、やること成すこと彼女と幼馴染の事に直結しているが、内情をあまり話すことをしてこなかったため、これを知るものは極端に少ない。
それでも自分の身さえどうでもよく、手段をあまり選ばない思考を除けば、優しいだけの男に見えてしまう。
生活態度の件がなければ、相当の優等生に見えていたかもしれない。

「……あ、はい。
 見回りに行く時間になったら返します」

鍵を、手の中でしっかりと握り直した。
(-326) eve_1224 2023/09/19(Tue) 8:50:29

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ

「そうなの?オレから見たら頭良さそうだけれど……
 意外だな、騙されてるロメオさんってあんまり想像できない」

こちらからすれば遊ぶときはいつだって頼り甲斐があって、世の中を多く知っていそうに思えたから。
とはいえ年下だからこそ思うのかもしれない、と思った辺りでぐりぐり頭を撫でられていた。
「わ」と声が落ちて、それからきゅっと目を瞑った。

「う、うん……」

それでも瞳を開けると何やらぱちぱち、瞬き。
追加で頼んでもらった水にそろっと口をつけつつも、飲めば撫でてくれたあなたの手を指先でつつこうとしている。謎の行動。

「せんぱい? パン屋の?」

誰かいたっけ、と思いつつ。

「へえ〜じゃあロメオさんから何か誘われたときは、うれしくなっていいんだな」
(-327) mspn 2023/09/19(Tue) 8:51:19

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方が例えその腑を曝け出すことで大多数の他に指差されるような人間であってしても、
この男は今と変わらない態度を向け続けることだろう。
それが絶対評価たる上司としての務めだ。情のためではない。
そういう類いの寛容を含む目は、貴方からの返答を聞いて微笑むように細められる。

「いつも通り、忙しくならないうちにやるべきことを終わらせて息抜きしてしまいなさい。
 常通りのコンディションでいられるのが一番いいことだ、我々はね」

今も、そして日が経って混乱が彼らに忍び寄ろうとしてもそれは変わらない。
手袋に包んだ手が貴方の腕を軽く叩いて送り出す。
その日ばかりははっきりと、何事もなく過ぎていったことだろう。
(-328) redhaguki 2023/09/19(Tue) 8:59:27

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

肩をすくめ、ほんのちょっぴりだけわらう。店の経営は趣味……道楽のようなものだとは聞いたことがあっただろうか。少なくとも、金銭的な利益を求めて経営しているわけでないことは、店の形態から窺えているはずだ。

「うちも同じ不払いだが……さてな。
 今は何を口にしても理由になる。
 生憎と、この耳でそうした話を聞くことはない」

酒瓶に手をやりつつ、そんなことを返す。耳によってでなければそれなりに把握していることはあるらしい。とは言えその内容を教えてくれはしないだろうが。

並べられた瓶は三つ。ビアンコサルティ、ベルモットの白、ドライ・ジン。氷入りのグラスに注がれた中身が混ぜられる。
さっぱりとした味わいのホワイトネグローニの中でも、ハーブがよく香る爽やかな取り合わせだ。

確かなそれに全く気付かない程、彼女は鈍くもない。それでも彼女の見てくれは至っていつも通り。彼女はここで、彼女の思ういつも通りを送るだけ。いつも通りを提供するだけ。その視野をもってして知り得る情報で、誰ぞに何ぞを説くこともないのだ。


 コトン

最後に皮結びをした輪切りレモンを添えて、
グラスはあなたに差し出された。
(-329) 66111 2023/09/19(Tue) 9:02:15
エリカは、グラスを差し出した。いつも通りに。
(c8) 66111 2023/09/19(Tue) 9:02:55

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ

或いは、商売熱心な働き者による市場調査にも思えなくはない。
問われればそう返すくらいの余長を引いた上で、男は悠々と過ごしている。
ふ、と。貴方の所作に目を向けて。瞬きがふたつ。
それから、僅かに自分に対してそうするように緩く首を振って、よく手入れのされた髪を振るった。
或いは。施行されつつある過激な法案を振るえるだけの手を他の警官たち同様に持ちつつも、
愚直にそれに従うことの馬鹿馬鹿しさを、再確認しにきたのかもしれない。

「もうじきぶどうの収穫時期になる。酒に関わることは何かと目をつけられがちだ。
 何事もなく季節が過ぎたなら良いのだけどな」

酒精を纏った鮮やかな香りを口元に運びつつ、商売人めいた愚痴が一つ。
貴方の元を生身で訪れた警官の用事は、有耶無耶に過ぎた。おそらくは、きっと。
(-330) redhaguki 2023/09/19(Tue) 9:10:51

【独】 マスター エリカ

/*
!!?!? レス早???????????
(-331) 66111 2023/09/19(Tue) 9:14:22

【独】 マスター エリカ

/*
ジンをベースに使ったイタリア生まれのカクテル「ネグローニ」
フィレンツェのレストランでネグローニ伯爵がアペリティフ(食前酒)として飲んでいたことから、1962年にその名がついたとされています。

えっっイタリアだ〜〜〜〜〜〜〜!!!! このあとフランスでホワイトが誕生してイタリアに帰ってきたらしい。歴史〜〜〜〜〜!!!

とか書いていたらレスきてて飛び跳ねちゃったねぇ。
(-332) 66111 2023/09/19(Tue) 9:16:16

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
わ、猫ちゃんだったにゃん!

今回、凶狼2人いますが襲撃するのはニコロのみで
相方にはパスして貰う予定でおりますワン。

なので情報ばら撒かれるのはニコロになると思います。
情報類は是非是非ばら撒いて欲しいので
後程まとめてお渡しさせていただきます!

そしてニコロは実は現在波魔に摘発される予定もあります。
多分聞かれて摘発されたかな、と想像が出来ますね。
(運営ちゃんに確認したところブッキングの問題はないそうです)
(-333) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 9:17:07

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「天才に金が渡るととんでもないものを生み出すんだなあ。
 ……本当にやらかした時には黙って受け入れるが冤罪はごめんだ」

そこは腐っても色男を自称する男、貴方の逆鱗に触れたのならば逃げ切れると思っていない。

「向こうが見せてくるんだよ……! まったく」

随分と潔いのは本来の性根もあるのか、プライドがあるのは最低限の女性の扱いだけのようだ。
元々粗雑な部分は誰かさんをまねしたものだ、本音は丁寧な暮らしをして眠って暮らしたい。
しかしこんな仲間たちに囲まれてしまっていれば穏やかな暮らしなど夢のまた夢である。

「金はいくらでも欲しいが、あんたとなら食事の方が嬉しいね。
 いつになるかわからんが約束をしてくれるか。
 今日にでもどちらが連れていかれるってんなら退所祝いだ」

退所祝いに金を払わせる可能性があるがそれはそれ。
無事に帰ってくるつもりでもあり、帰ってこさせるつもりでもある。
(-334) toumi_ 2023/09/19(Tue) 9:18:18

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → うたかたの ダニエラ

/*
此方こそ遅くなって申し訳なかったのでお気になさらず!

そして襲撃内容ですが
実は実は、今回此方
凶狼
でして
此方側の襲撃相手が猫又さんだと言う事が判明しました。
ニコロ、道連れ食らいます。

運営ちゃんには確認しましたが、問題ないとのことです
(同窓の他の人はパスして貰っているため確定)


ニコロの色んな情報を最後っ屁でばら撒いてくれるそうなので
それを聞いた波魔さんが逮捕、という形は如何でしょうか?
(-335) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 9:27:04

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

さてどこまで、いや、直接会いに行ったほうが伝えられることは多い。
その上通信は短ければ短い程リスクが無いのを知っている。

「……ルチアーノ、黒眼鏡の元部下だ」

少なくともその術で誰かを救いたいと願ったのなら、苦々しくも手の内を明かすしかなかった。
貴方達がどこまで仲がいいかも知らなければ協力体制を敷いているかもわからないが身分としては一番身近だろうと。

「あんたが良ければ直接会えるが、このご時世。
 無理にとはいえん、だが」

逃げてくれというには随分年上であることとその声の威圧感だけでも憚られる。

「……無罪の輩が放り込まれるのが見過ごせんのだ」

そういえば。誰かが貴方を“怖いおじさん”と言っていたことを思い出して苦笑いをした。
(-336) toumi_ 2023/09/19(Tue) 9:36:49

【人】 渡りに船 ロメオ

>>11 ヴィンセンツィオ

「アハハ。ま、働いてみたかったすね」

背丈ばかりは立派だけれど、それ以外は年相応、
もしくはそれよりも子供っぽいかだ。
ロメオから見る貴方は『オトナ』で、オレもこれからこうなれっかな、と初対面ながらに細やかな憧れを抱くような、そんな雰囲気を貴方に感じていた。

「あ、褒められた。あざす」
「オレを引き抜くなら高くつきますよ。
 それかオレを惚れさせるか」

なんてね、と片手の指でハートを作って見せた。
緩く笑んで冗談めかして返すのには慣れていて、
どんな疑りにも慣れている。
ロメオがその意図に気付いているかどうかは分からないが。
なんにせよ、この答えは戯れのジョークだ。

「ありがとうございましたぁ。喜んで〜」

ゆる、と手を上げてあなたを見上げる。
そのままドアベルが鳴って貴方の姿が見えなくなれば、
またロメオは足を組んで椅子に寄り掛かり、
店の中の日向とパンの香りを吸い込んだ。
まだ穏やかな昼前の、束の間のやり取りだった。
(22) susuya 2023/09/19(Tue) 9:54:21

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

うぇ!?

 え、あ、はい……」

すとん、と素直に座り直す。
その様子?どの様子だったんだろう。
疑問が頭を巡るが口に出すわけにもいかない。
はてなを頭上に増やしているうちに、貴方の口から出た人物の名にきゅっと眉尻を下げた。

「欲しいもの……ですか。
 今欲しいものなんて、無事に帰ってきてくださいって……
 それくらいで」

この返答であっているんだろうか。
もしかして今連絡がつくのか?という意味だったんだろうか。
または今まで甘え過ぎたことを暗に戒められてたらしたらどうしよう。
はてなの代わりにどんよりとしてきた。
(-337) NineN 2023/09/19(Tue) 10:13:35

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「転んで顔をぶつけてね」

チャオ、なんて掌を見せながら、おどけて言う。
それはいつだったかのはるか昔、
珍しく喧嘩に負けた時のアレッサンドロが悔し紛れに発していた言葉だ。
だがその時とはまるで違い、まったくもってどうでもよさそう・・・・・・・・な態度は剥がれない。

「旦那、今怪しげなことしないほうがいいぜ。
 俺と話しただけでしょっぴかれたやつがいるらしいじゃねえか?
 トシなんだから、大人しくチェスでもしてな」

ごろり、と再び横になり。

「こんな悪ふざけ・・・・、すぐに終るさ」

からからと口元が笑う。
(-338) gt 2023/09/19(Tue) 10:17:45

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

「いいでしょ。おねーさんも働く?」

いつでも歓迎してますよぉ、と何とも軽い勧誘。
つまみ食いの為にバイトをするとはこれいかに、なのだが。

「ああ、そういう。良いんじゃないすかね、猫カフェ。
 可愛がるんなら人んちの猫が一番ですからね」
「飼ってるオレが言う事じゃないけど」

本来は自分はそういう考えで……飼わないかと言われたので。
猫はかわいいので是非撫でて欲しいとは思った。
ロメオは猫好きだった。

「…………」
「ま、オレは捕まんないでしょー。流石に」

「捕まったら何しようかな。なかなか無い体験ですからね」
「それはそれで楽しくやるんで心配しなくていいですよ。
 オレ、タフなんで」

へら、と苦笑いに眉を下げた気の抜けた笑顔を返す。
一般人が叩くにしては大口だが、
返ってそれで冗談だと思ってくれればそれでいい。

それに、言っていること自体は本当なのだ。
(-339) susuya 2023/09/19(Tue) 10:20:17

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「……エル」

貴方に観察されていたのには気づいていなかったのだろう、少しだけ意外そうにして、それも一瞬だけ。

「いいんだよ、これぐらいは。俺は金だけはあんだから」

金しかない。それしか残されなかった。
いつかとも違うまた気怠そうな態度は酷く色んな気力を無くしているように見えた。

「なあ、エル。男の恋人を考えたことはあるか?」
「その時抱かれたいか抱きたいか言ってみろ」

突拍子もないそれは、あなたに尋ねているようで何処か宙に浮いている。
(_6) toumi_ 2023/09/19(Tue) 10:23:56

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「え?」
「あぶねー……」

「え?本当に大事な事じゃないすか?それ。怖……」

いい方向に動いて本当に良かった……と、
改めて胸を撫で降ろした。
殴りはしないが顔をくしゃ……とさせていた。

「どういたしまして……?」
「てか内部犯とか居るんすか。やっぱいなかったんすか」

それからハッとして、
聞き捨てならないことについても質問する。
(-340) susuya 2023/09/19(Tue) 10:26:55

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「だよなあ……。それぐらいしか言えんよな」
「もう少しあいつに関わる人間が我儘な方がからかえて面白いんだが、そうさせないんだよな旦那は。
 金や物ばっか何でも寄越してくる」

連絡は出来ないから直接会いに行け、と言いたかったが。
流石に警察の知り合いは少なかったかと顔を上げる。

「会いに行きたいんなら向こうのサツと融通利かせてやるぞ。
 俺は顔も見たくねえからな」

「それとついさっきまでお前が内通者じゃないかと疑ってたんだ。
 もうよくなった、だからビビらなくていいぞ」
(-341) toumi_ 2023/09/19(Tue) 10:38:52

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「んーいるなら……一人、
だった
なあ」
「……お前は違うだろ?」

その瞳は信用もしていないが疑ってもいない顔だ。
何も調べていないのに分かり切っているというように。

「そいつ以外は警察の人間が動いてるよ、俺の推測通りならな。
 後黒眼鏡の旦那は絶対自分から勝手に捕まりやがったし、
 この先も俺たちと警察の奴らが一人か二人ずつ連れていかれるだろうよ」

「まあ、ロメオはもう少し平気だろうがなあ」
(-342) toumi_ 2023/09/19(Tue) 10:44:29

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「一から物事考えんのが苦手なんだよ……
 考えは出来っけどいつも不正解だからな」

そして人の言う事を聞くのでたまに騙される。
困った事だった。
ぐりぐりわしゃわしゃと撫でて気が済めば、
今度はつつかれるままに手をつつかれている。

「どした……?」
「手だよ」

当たり前のことも思わず言った。

「ん〜ん。……学校の」

嘘だ。学校は途中からまともに通っていない。
交友関係が続くはずもない。

「そう思いなよ。オレも誘える相手少ないから」
「誘えるの、嬉しいよ……あ。来た」

ありがとうございます、とグラスを受け取る。
XYZの白い表面が揺れて、二人の前へと置かれた。
(-343) susuya 2023/09/19(Tue) 10:45:03

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「悪い悪い。
可愛げがあるからついな。」

今まで隠されていた中身を垣間見るのが
楽しくて、愛おしくなっていて。
つい頭を撫でようとしてしまう。

弟妹たちに昔、やっていたように。

「俺も縁起悪い事は言いたくねえが嫌な予感はするもんでな。
此方こそ、会えることを願ってるさ、リヴィ。」

何せカンターミネという女は情報に敏い。
検挙を出来たとしてもただで捕まる女ではないだろう事は
多少付き合いがある己だからこそ分かる。
(-344) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 10:57:24

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「だった……はあ。なるほど」
「まさか。自分で縄張り潰す様な面倒しません」

ぱ、と両の手のひらを上げて貴方に見せた。
ホールドアップ、手の内明かし。
そこには何も握られていない。当たり前だ。

「……旦那も無茶しますね。
 トロイの木馬の真似事でもしようってつもりなんすか?」
「本当になんの為の法案なんだか……、
 あんたも自分から行く気はしてないでしょうね」

ジト、とその瞳を見つめて。

「道具は一人で動けませんよ」
「使い手がいなきゃあオレぁ独活の大木なんで……」

だーれも減らないでほしいなあ、と億劫な顔をした。
(-345) susuya 2023/09/19(Tue) 11:04:26

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「いつかサングラスも似合うようになりたいなあ……
 今買うとからかわれそうで買えないんですよ」

かっこいいよ、という言葉に肘をついてぽやんとする。
例えば20年後、己が黒眼鏡を掛けて仕事を仕切っている姿なんてとても想像がつかない。
あの人は今それを現実にしている。

「じゃあ今日は……今晩は?ゆっくり休んでくださいね。
 ……は〜……」

甘いホットミルクを飲んで一息。
貴方の買ってきてくれたおやつをひとくち。
顔中でにこにこと笑って、幸せだなあと思う。
小さなおやつはそこそこに食べ切ってしまうし、ホットミルクもマグカップ一杯は時間をかける量ではない。

「そういえばロメオさん、寝る前にシャワーは浴びます?
 俺は掃除終わってから浴びたのでこのままですけど……」
(-346) NineN 2023/09/19(Tue) 11:06:29

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

最初よりも余程、真っ直ぐ前を向いた弟分。
見違える、とはこの事かもしれない。

「…そういう事なら止めねえよ。
文句も言わねえ。自分でやり切ってみろ。
俺も、俺の為すべき事を為す。」

弟の進む道と、自分の道。
恐らくは両者とも、ただでは済まない。

「先に、謝っておく。
何を、とは今は言えねえけどさ。」
(-347) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 11:17:50

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

「よく分からないものとか……珈琲淹れてくれたりとか?
 この前は車渡されそうになりましたよ」

まだ免許も取れない年齢なのにと苦笑する。
ねだれば際限がなさそうだから周囲の人間が自制を効かせてしまう、不思議なものだ。

「本当、ですか。
 …‥お願いします。あの人に会わせてください」

男には頭を下げることしかできない。
事情も詳しくは知らない。拳を振るうことはできても、本質的には狭い世界で生きる子どもであるからだ。

続く言葉には何も言わなかった。
近しい場所にいたのは本当で、疑われるのは当然だと心のどこかで思っていたから。それは痛みを感じないことにはならないが、それでも。

直接伝えてくれる分、貴方は優しい人なのだと思った。
(-348) NineN 2023/09/19(Tue) 11:22:04

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「あー、サングラスな。あの人は似合うよなぁ……。
 お前はまだ……似合わないな」

髪でも伸ばして結んだら似合うんじゃね、と
なんとなくの感想を話す。
自分は上に昇る気は無いので、掛ける機会も無いだろうと
高をくくっているが。

「ん。そうするわ……手元に仕事もないし。
 久々にホットミルクなんか飲んだな……」

足を伸ばして、温かいカップを傾ける。
少し涼しくなってきたから、
温かい飲み物は体を温めるのにちょうどいい。
おやつはチーズの塩気とクリームの甘さが良くって、
サイズも小さめだからかあっという間に食べてしまった。

「シャワー? んや、大丈夫。浴びてきたから。
 あと歯ぁ磨いて着替えたらいつでも寝れっかなーて感じ」
(-349) susuya 2023/09/19(Tue) 11:23:54

【秘】 法の下に イレネオ → オネエ ヴィットーレ

/*
こんにちは、お疲れ様です。
もしよろしければ、墓下同士秘話しませんか、のお誘いです。
もちろんお忙しければ断っていただいて構いません。

さらに、受けて頂ける場合こちらから提示できるシチュエーションは「こちらがそちらに拷問を加える」の一点となります。拷問を加えることと、墓下にも関わらず他人のところに行ける理由については、運営様から許可をいただいています。
ですがヴィットーレさんはもう既に拷問を受けられているようですし、現地妻180円様があんまり対人でするのは好みじゃなければ、こちらも断ってくださって結構です。

ご一考よろしくお願いします。
(-350) rik_kr 2023/09/19(Tue) 11:31:09

【秘】 法の下に イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

/*
こんにちは、お疲れ様です。
もしよろしければ、墓下同士で秘話をしませんか、のお誘いです。
もちろんお忙しければ断っていただいて構いませんが、受けていただけるなら、内容として提案できるのは「同じ警察として身を案じる」か、「貴方とフィオレさんの関係について尋問する」の二つになります。
運営様から許可をいただきまして、取り調べ室で二人きりでお話出来ることになりましたので、話が外に漏れる心配はありません。

もしよろしければお話出来ると嬉しいです。
(-351) rik_kr 2023/09/19(Tue) 11:35:16

【人】 無敵の リヴィオ

>>12 ルチアーノ:2日目

「はは、だろう?」

ここで食事をするのは初めてで、
寧ろ君の方がここの味をよく知っている。
だと言うのにこの男はまるで昔馴染みのような反応を見せて、
君の言葉ににやつくように笑っていた。

やがてカップが空になり、君が立ち上がる頃、
男は食べる前と同じように両手を合わせ感謝を示す。
そうして立ち上がった君へと振り向いて、

「おや、心配ありがとう。
 君の心配が呆れに変わらない内に行くとするよ」

君の一言に頷きながら手を振り、その背を見送るのだろう。
帰り道は君の言う通り、車の音を頼りにして。

#路地裏
(23) sinorit 2023/09/19(Tue) 11:48:56
リヴィオは、右手にはめた黒手袋の上から傷痕を撫でる。 #街中
(a12) sinorit 2023/09/19(Tue) 11:51:51

【人】 無敵の リヴィオ

「…近々医者に見せに行くとしようか」

今は勤務中のため後日に。
昨日言われたばかりだというのに、
放置すれば本当に呆れに変わってしまいかねない。

あの友人の呆れ顔を思うとこちらの顔も歪むというもの。

「さて、それじゃあ今日も働くとしようか」

手にした傘を開いて、軒下から歩き出す。
人の声や気配が薄れていく中でも、
男にとっては変わらずの日常がそこにあった。

#街中
(24) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:00:42

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「過ぎるさ 

確信めいた言葉が返る。

「…ぶどうと言えば。
 どこぞの国では、もう少し先の頃を葡萄月と言ったか」

ヴァンデミエール──葡萄月を年の初めとした暦。彼女はその頃のその国を生きたわけではないが。いつかの革命の折に定められたそれを、知識としては持っていた。
人から聞いた話だった。
(-352) 66111 2023/09/19(Tue) 12:03:15

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

男は、シンプルなものが好きだ。
というより、込み入ったものをあまり選びたがらない。
それは服もそうだし、香りもそうだし、捜査の方針もそうだった。唯一味覚だけは、それなりに複雑でも平気そうにしていたけれど。
だから黒いスウェットには安心感を覚えるはず。ありがとうございます、と答えて頭を通す。
丈が少し短くとも気にする性格ではない。寝巻きのゆったりした着心地も幸いして、男の体格でも突っかえることはなかったはずだ。

さて。
貴方がシャワーを浴びている間、やっぱり男は無遠慮に、貴方の部屋を見て回っていた。とはいえざっと見回すくらいのものだ。ここが寝室、ここがリビング、ここがトイレ、というだけの。
それは貴方に興味があるからであって、男自身落ち着かなかったからという理由でもある。

どうしようかな。
それを済ませばベッドに腰掛けて思考を巡らせた。人の考えを読み取るだとか、駆け引きをするだとか、そういうことは苦手だ。

貴方は眠るために自分を呼び付けたはずで。
けれど自分がそれ以上に踏み込んだことも分かっていて。
さて、自分としてはもう一歩踏み込む準備もあるにはあるけれど。
貴方はどうかな。
間違えて、嫌われたくもないし。


結局、多分答えは出ないまま。
男は自分の唇を指の背で撫でていた。撫でていたのは犬歯のあるあたりで、それは男の癖だった。
(-353) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:05:08

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

 葡萄月から冬に向かって」
 

「霧月、霜月、雪の月」           
 

「雨月、風月、芽ばえ月」     
 

「花月、草月、収穫の月」 
 

  「熱月、実月と来て……」

「…そうしてまた、葡萄月に帰ってくる」
 

ひとつの歌のように、音は小気味よく続いた。

普段彼女は比較的ゆったりと話すものだから、そのリズムの良い音は、多少なりとも意外性を持つものだっただろう。

「いつも通りになっている、その頃には」

それは長い目で見過ぎかもしれない。
(-354) 66111 2023/09/19(Tue) 12:09:40

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

『ニーノは可愛い弟みたいな存在で、アレは私たちのお兄さんだったから』
『逮捕される謂れなんて、アレはともかくニーノには』
『ないはずなのに』

ずいぶん長い付き合いがあるようだ。強い思い入れがあるように感じるだろう。

『いくら?』
『これ以上、大事な人を奪われたくないの』
『ルチアーノのことも、そうよ』

『知ってることがあるなら、知りたい』

ちゃんと教えてくれるなら、機嫌を直してあげる。というのはちょっとずるいかな。
(-355) otomizu 2023/09/19(Tue) 12:11:48

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

君の思いは最もだ。
牢の中というのはきっと計り知れない不安を得るもので。
誰か知り合いが会いに来てくれるというのは、
きっとその者の心の支えとなるだろう。

「……あぁ、気をつけて。
 縁起の悪い言葉はあまり聞きたくはないが、
 そうだね……その時は任せてくれ」

こんな自分でも先輩と呼んでくれる君に、
少しでも安心を渡せるよう笑みを浮かべて頷いた。

「俺も、出来る範囲で動くとするよ。
 誰もが動けなくなるってのはそれこそ良くない状況だからね」

左手を君の背に伸ばし、いつかのように軽く叩こうとする。
それが叶う叶わないどちらにしても、
男は君から一歩離れ、「それじゃあまた」と口にすることだろう。
(-356) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:13:02

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「まだですもん。
 いずれは似合うようになりますもん」

わざと拗ねたように、子どもらしい口調で言ってみる。
髪を伸ばすという提案については、じっと貴方を見て。

「そういえばロメオさん、髪長いですよね。
 何かこだわりがあるんですか?」

思いつきのようだが、案外何か理由があるのかもしれない。
願掛けなどであればあまり聞かないほうがいいのかもしれないが。

「了解です。
 じゃあ、まずは歯磨きしましょっか」

食器類をシンクに置いてあとは明日の自分に任せておく。
それから貴方を洗面台に案内して、二人並んで歯を磨く。
なんともでこぼこでおかしな光景だが、それがなんとも楽しい。
(-357) NineN 2023/09/19(Tue) 12:13:17

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

 季節は巡る。何を為そうとも、何を為さずとも」

「…己の荷と上手く付き合って生きたいな、自分は」

静かに転がされた言葉は、胸を張ってのそれではなかった。願望の域を出ない──そんなふうに感じられたかもしれない。

上手に生きたい。失敗せずに生きたい。
苦しまずに生きたい。楽をして生きたい。

似ているようで違うこと。酷く迂遠な、あなたにとって、あなたの道が良いものとなるようにとの祈りだった。
あなたの道は、そうなるといいな。
(-358) 66111 2023/09/19(Tue) 12:13:45
エリカは、いつも通りにカウンターの向こう側にいる。
(c9) 66111 2023/09/19(Tue) 12:15:45

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「俺はヘマをやらかしたんで、連れてかれそうなのと……。
 まあ次の候補らしいぞ」

だから部屋は片付けてると笑ってやる。
そうだ白猫もまだ貰い手が見つかってないとも。

「勝手にどっかに行くつもりはないが、どっか行ったらそういうことだ。
 あと俺が死んだら犯人はカンターミネだ。よろしく頼めるか」

何かをよろしく頼もうとしている、何もそこに明確なものはない。
あなたの言葉と態度に満足いったのかへらりと笑う姿は何処となく力が抜けて安心しているように見えた。
(-359) toumi_ 2023/09/19(Tue) 12:19:01

【独】 マスター エリカ

/*
語感の問題でこの区切り方をしたけど、春夏秋冬ちょっとずれてるんだよな。
以下で〜〜〜す!!

葡萄月、霧月、霜月(秋:9〜11月
雪の月、雨月、風月(冬:12〜2月
芽ばえ月、花月、草月(春:3〜5月
収穫の月、熱月、実月(夏:6〜8月
(-360) 66111 2023/09/19(Tue) 12:20:11

【独】 マスター エリカ

/*
多分戦友さんがフランスあたりの出身だった。国境付近かなぁマスターも。まぁまぁ近いやんけを後で知った。一度の縁かと思ったら妙にめぐりあわせがよかったんだろうなを思う。
(-361) 66111 2023/09/19(Tue) 12:22:41

【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ

礼の言葉に、目の前の人物は静かに笑んだだけだった 

訊ねることは他に何かあるだろうか。
なければ、あなたは程なくして現実で目覚めることになるだろう。
(-362) 66111 2023/09/19(Tue) 12:28:40

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「この歳になって可愛げがあると言われても、
 あまり嬉しくはないな…」

そう言いながらも、伸ばされた手を避けることはない。
好きにすればいいと言うように撫でられていたことだろう。
その際少しだけ瞳を細め、その心地を感じていたかもしれない。

「嫌な予感か……そういうのもあまり聞きたくないものだ。
 そういう予感ってのは当たりやすい。
 君みたいなタイプが感じるものなら尚更ね」

ため息を吐き出すのは何度目だろう。
幸せが逃げていくというが、それは今更。

この先を思うと不安な点がいくつかあるが、
戻れないし後悔をする気もない道の途中だ。
改めて最後までやり切ろうと心に唱え、
同時に、出来ればその予感ってやつが外れることも祈った。
(-363) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:39:55

【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
わーお。凶狼さま。それはそれは……。
ご連絡ありがとうございます、その形で大丈夫です!
じゃあ手錠掛けに行っちゃおうかな……。

そちらも襲撃ロールで大変でしょうし、こちらからの襲撃ロールは省略でも構いません。
その点もお任せ致しますので、以上よろしくお願いいたします!
(-364) oO832mk 2023/09/19(Tue) 12:41:40

【独】 法の下に イレネオ

/*

え? ちょっと ちょっと ちょっとね
聞かない
(-365) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:43:40

【独】 法の下に イレネオ

/*
すまん! 理性、捨てる
(-366) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:44:06

【独】 法の下に イレネオ

/*
え待ってほんとに捨てるんですか?
捨てるよ〜
(-367) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:44:45

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「まーた車渡してる、……貰っとけえ。
 後で金になるし孝行するときにも便利だ」

「……今俺に疑われた理由考えていただろう。
 気にするなよ俺は
全員
疑っていた、。
 なんならこのアジト内で一番初めに疑って噛みついたのが黒眼鏡の旦那だ、あのときはぶっ殺されるかと思ったね。
 昔の剣幕でキレてきて、……あーお喋りがすぎたな」

グダグタと雑談をしにきたわけではない、否、あの男の話になるといつまでもできるから困ったものだ。
  
「……それとな。
 あいつを務所に送った原因は俺かもしれん。
 だから恨みは向けても感謝はいらんぞ、ダヴィード。
 お前はお前らしく好いてる彼奴等のそばにいてやってくれ」

携帯から貴方にメッセージを送った。
そこにあるのは貴方の知らない警官の名前であったが、捕まっている彼らと面会の時間を融通してくれるそうだ。

「俺ももう少し余裕があればなあ」

お前を可愛がれたのにと、なかったことをつぶやく。
貴方がやってきたのは、丁度今の貴方と同じ歳の頃だった。
何もかも余裕がなくて、そして、彼が上司でなくなった頃。

お陰で何もかもなくしたその時に、誰も頼らず一人で歩こうと決めてしまった。


「捻くれ者より素直な方が得だ。
 何でも使えるものは使って、頼れるものは頼れ。
 欲しいもんは欲しいと言え、そうしたら手に入るチャンスが貰える。
 先輩からのありがたいアドバイスだ。覚えとけ」
(-369) toumi_ 2023/09/19(Tue) 12:45:02

【独】 法の下に イレネオ

/*
ガハハ はい………………………………
(-368) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:45:27

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「おう。いずれな、いずれ」
「拗ねんでもちゃんと似合うようになるよ、お前なら」

なんだか微笑ましくなってしまって、笑いながらそう返し。
それから。

「髪? ああ……かっこいい理由じゃないよ」
「髪短くしてるとさ、怖いんだよね。背中に何もないと怖くて。
 伸ばしてたらちゃんと覆ってくれるじゃん」

何が怖いんだかはオレもよくわかってないんだけどさ、
と目を細めながら首を傾げた。
薄いレモン色の癖毛がサラリと揺れる。

歯磨きと聞けばはあいと返事して、素直に並んで歯を磨こう。
横を見れば貴方の頭。歯磨き中にいたずらでエイと旋毛を押した。
よくない。
(-370) susuya 2023/09/19(Tue) 12:49:10

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

アジトに顔を出さなかった日。
あなたにひとつのメッセージ。

『食事会、ありがとう』
『あの時はゆっくりお礼も言えなかったから』

『ラスクもパスタも、すごく美味しかった』
『ロメオさえよかったら、作り方を教えて欲しいくらい』

こんな状況下で送られた他愛もないそれは、いつもの彼女らしくもあったかもしれない。
(-371) otomizu 2023/09/19(Tue) 12:52:06

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

男は。
貴方の言葉を、まるで、聞いていない。

けれど。
肉食の獣は、動くものにこそ反応する。

それがどんなに小さな揺らぎであれ、
動くものにこそ惹き付けられるのだ。

貴方の唇が震えているのを男の目は捉えた。喘ぐのではなく痙攣するのでもない故意の動作を見た。機械的ではないそれが目を惹いた。血の色が薄暗くてらてら光るのが金色に反射した。

貴方の胸ぐらを掴んで。
引き寄せる。また、見つめる。
首を傾げて、​────口元が弧を描いた。

(-372) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:56:03

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

そうして、

べろ
、と。

厚い舌が、顎から鼻筋までをなぞるだろう。
貴方のかんばせを染めた赤を、これは不躾に舐め上げる。
飼われた犬が親愛を示す仕草に似ていた。似ていただけ。
(-373) rik_kr 2023/09/19(Tue) 12:58:01

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

『仕方ない、つけておいてやる。払えよ』

そう言って公務員の給料二ヶ月分ほどのあまり安くはない金額が告げられた。直ぐに払えとは言わなかった。

『黒眼鏡はほぼあいつの自業自得だ、気にするな』
『ニーノは』
『騒動に巻き込まれる前に保護の目的で検挙された。
 法の執行役として働かされているなら止めるためにもだ』

『納得しろとは言わん、だがそこに悪意はなかった。
 それだけは保証してやる』

『俺はなあこうして派手に嗅ぎ回ったもんで。
 もしかしたら狙われてるかもしれん、覚悟しておいてくれるか?』
(-374) toumi_ 2023/09/19(Tue) 12:59:58

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

はあ?


素っ頓狂で大きな声が出た。
ほとんど前髪に隠れた翠の瞳が、
重たい瞼を上げて今回ばっかりは大きく開かれる。

「………………………………」「…………あんたが、」
「今度逮捕されんなら、あんただって?」
「ふうん、 そう……」

ロメオにとって、
サラリと告げられるには重たく、頭が痛くなる言葉だった。
動揺と一緒に貴方に差された人差し指を、
ゆらゆらと振って握りこむ。

「猫、猫は…………預かります。オレが飼います……」
「あの白いやつでしょ。いいですよ」

「あと何をよろしくすればいいかわからないんですけど。
 殺されるんならせめてちゃんと抵抗してください」
「やりますけど。頼まれますけど」
「あんたが言うなら……」

そこまで言えば、むっと口を結んだ。
怒ってはいないのだけれど。
(-375) susuya 2023/09/19(Tue) 13:04:44

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「まだ決まったわけじゃあないし、順序は……あー。
 候補にいるだけだから心配するな」

男はこの日危ない橋を2つ渡っている。
どちらも渡りきれば無事であるのだ。遅かれ早かれ捕まると思ってるが。

「あと殺される理由は」
女を泣かせたせいだから俺は抵抗が出来ない


突然の殺害され予告はかなりの別件らしい。

「いつも迷惑かけてすまんな。
 俺は俺なりに一人でやれることはやってきたんだが、
 ……どうもお前にはふざけたことでも言いやすくてなあ」

「そうだ、改めて俺に頼みたいことはないか。
 あの店のパンでもなんでも買い占めてやるぞ?」

金ならあるからなと、貴方が何も言わなければまたふらりと何処かに出歩くつもりで踵を返した。
(-376) toumi_ 2023/09/19(Tue) 13:17:46

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

『どーいたしまして』
『作り方なら教えるよ。
 あんたの時間が空いてたらいつでも』

ほどなくして、返信。
すぐに送られてきた。

『アジト来ないから心配した。大丈夫そうだな』

そう送ってから、少し間を置いて。

『何かあったら俺の事使ってください』
『頼るでも頼むでも 言われたら応えるんで』

そんなことも、付け足した。
(-377) susuya 2023/09/19(Tue) 13:20:17

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「……良かった…」

返信を見て、身体から力が抜ける。
保護されたのなら、あの子が理不尽な目に遭っていないのなら、それ以上のことはない。

『本当に安心した』
『悪意に晒されたわけじゃないことが分かったから、それで十分』
『アレには、自分から聞きに行ってみるわ』

自業自得、だなんて。心当たりがないわけじゃないし。

ちゃんと揃えて払うわ、と打ち込んだのち。
最後のメッセージで手が少し止まって。

『……出来るなら、ちゃんと逃げてね。私、ルチアーノがいなくなったら泣いちゃうかもしれないわ』

約束はしてくれないだろうから、見えないところで祈るだけ。
(-378) otomizu 2023/09/19(Tue) 13:30:12

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「しますけどお……??」
「候補にいるだけで十分懸念材料ですけど??」

拳の中にしまった指をまた出して差した。

マジで何したんすか?
…………はあ、もう」

それからわしわしと頭を掻いて、
だらんと腕を下ろす。

「…………迷惑じゃないす。頼まれんのは好きだから」
「便利に使ってもらうためにここにいるんで……」

「……………………」
「じゃあ連れてかれんならちゃんと帰ってきてください。
 大丈夫ならこれからも猫のこと手伝わせてください」

拗ねたみたいに唇を尖らせてはそんなことを言って、
踵を返した貴方の背中を見る。

「あんま無茶しないでくださいよ」

なんて一言、その背中に投げて。
貴方が行くのなら、ロメオもこの場を後にするんだろう。
(-379) susuya 2023/09/19(Tue) 13:31:27

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

/* Ciao!現地妻税込180円です!
拷問してもらえるんですか!?嬉しいです!
是非ともお願いしてもよろしいでしょうか!
ただいま少し仕事の方が立て込んでて、比較的返信が遅めに
なってしまうかもしれません!それでもよければぜひお願いします!
(-380) arenda 2023/09/19(Tue) 13:53:02

【秘】 法の下に イレネオ → オネエ ヴィットーレ

/*
Ciao〜! 受けてもらえて嬉しいです! やったー! ありがとうございます!
返信速度についてはこちらもモタモタですのでゆっくりやっていきましょう……🐌
タイミングについては既に拷問を受けたあとでも、この男が最初でもお好みでお任せします。ボロボロ具合を教えていただくか地の文で描写してもらえば対応します!
おそらくはイレネオが取り調べ室で待っているところにヴィットーレさんが連れてこられるのが丸いのかな〜と思いますがどうでしょう?
問題なければ次から始めさせて頂こうと思います!
(-381) rik_kr 2023/09/19(Tue) 14:05:50

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

/*
では少し拷問されたあと、連れてこられたということにしようかと思います!
頭からのそれなりの流血と、爪が何枚か剥がされてる感じを想定してます!
その他そちらのやりやすいようにして下さって問題ありません〜!
よろしくお願いします!
(-382) arenda 2023/09/19(Tue) 14:10:05

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

「次は、もらうかもしれません。
 この前のはペネロペさんが貰ってました」

来年は。次は。免許を取ったら。
いつかは2人を車に乗せて。

「……それは、なんとも。ええと、怪我はないですか?
 結局悪いのはあのよく分からない法を作ったやつでしょう。
 かもしれない、で恨んでいたら体力が足りなくなります」

少なくとも、男の中では一旦そういうことで決着をつけているらしい。
確実になれば恨むかもしれない、というのはまた別の話で。


「気が向いたらお話をしてくれるだけでも嬉しいですよ。
 俺は寂しがりやですから」

「……はい。ありがとうございます。
 欲しいと言って、よかったです」

寂しがりやだから、貴方がどうとも思わず起こした行動でも勝手に好意を汲み取るかもしれない。逆もまた然り。
(-383) NineN 2023/09/19(Tue) 14:13:55

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

さて。
静かな部屋で、男は人を待っていた。
ここは取り調べ室。警官が被疑者の主張を聞く場である。
この男は警官。つまり、これから被疑者と相対する身分だった。
当のこの男もまた、先刻この部屋に放り込まれ、酷く取り乱しもしたのだが​────それは最早、既に過去のことだ。


先に渡された資料に几帳面に目を通し、名前や表向きの肩書き、嫌疑内容を頭に入れる。
並べられたその全てを男は疑わなかった。これから引き立てられてくるのは悪人である。

そうしているうちに、ぎい、と扉が開くのだろう。
現れたマフィアは既にそれなりに・・・・・酷い様相をしていて、しかしこの警官は、それに顔を顰めることはしなかった。

「ああ。」
「来たのか。」

引き立ててきた警官に対し一言ご苦労、と口にする。
(-384) rik_kr 2023/09/19(Tue) 14:27:37

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

いずれ似合うようになる。
言質でもなんでもないそれを、ふふんと嬉しそうに受け取る。

「背中に何もないとこわい。ふむ。
 ホラーを見た後みたいな……違いますか。あれ?」

ほんの小さな頃に強がってホラー番組を見て、怖くて1人で眠れなくなって。
親のベッドに潜り込んでぎゅうぎゅうに抱きしめてもらって、それでようやく安心して寝たんだっけ。
この人には抱き枕ならぬ抱かれ枕が必要なのではないか。そんなことを思う。

歯磨きの最中、旋毛を押された男は「むぎゃ」だの「うぎゃ」だの、不明な音を発していた。
押せば鳴るのかもしれない。

歯を磨き終えれば寝室に案内される。
1人で寝るには大きなベッドとクローゼットのある、先ほど同様のシンプルな部屋だ。
(-385) NineN 2023/09/19(Tue) 14:27:41

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ

「俺は帰ってこれるのかね……」

そこそこ弱音が混じったのは、如何せん罪の数が多すぎるから。
今回のことがなくても一度捕まれば厄介なことになる自覚があった。

「一端のソルジャーなんぞ捨てやすいと思うが」
「……ロメオに言われちゃあ戻らんとな、猫も子猫ちゃんも待ってるし」

それでもこうやってついてこようとしてくれる仲間がいることが酷く恵まれていて、名残惜しく感じる。
失った人間も縁もあるが、その分を埋めて溢れるほどのものが手に入っていて、十二分に贅沢をしてしまっていたと思う。

「無茶なんて」

どら猫がどこで一匹でくたばろうと誰も気にもとめないだろう。
足を止めて振り返る、貴方が心配するようないつもの顔を見せてやる。

「俺は楽になりたいわけじゃないんだ」

それは、皆に言う男の一つの嘘だった。
(-386) toumi_ 2023/09/19(Tue) 14:29:15

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「女が言う可愛いとは違うから安心しろ。
何だろうなぁ、こう、放っておけないというか。」

言葉では言いながらも撫でさせてくれる様子に
甘えるようにしながら優しく撫でて。

「癒されるし、暖かくなる。
そういう意味での可愛げがある、だ。」

弟妹に対するそれとはまた少し違うけれど
守らないといけないと思う、不思議な心持ちで。

「俺も当たって欲しくはないな。
まあそれでも、為すべき事が為せるなら構わないが。」
(-387) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 15:08:46

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

一声目。
いつもより緊張の混じる声を聞けばやっぱり勢いが過ぎたかなと過ったものの。
次の瞬間にはいつも通りの微笑みがそこにあったから、内心ほっと安堵した。

「あ、……はい、立ち話のままでよくて!
 えっと、あの、その……
 ここで聞くべきじゃない、かもしれないんですけど」

少しだけ言いづらそうにしてから、それでも。
おずおずと形にして、問いかける。

「今朝決まったって聞いた、あの法案。
 ヴィトーさんも……賛同しているんですか?」

その答えがどんなものであれ、印象や好意を変えるわけではない。
この世には様々な思惑と立場があるのだと、視野がまだ狭いなりにも理解はしている。
だからこれは本当に知りたかっただけの問いだ。
ある種の理不尽としても受け取られてしまうかのような強制力を持った法案に対し。
初めて己が知った警官である貴方の、言葉が聞いてみたかった。
(-388) mspn 2023/09/19(Tue) 15:10:10

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

どれだけの罪を重ねていたとしても帰って来てほしい。
そう思うのは現実の見えていない我儘かもしれない。
事実返ってくるのは難しいのかもしれない。
でも、それでも。

「……だって」
「あんた、ノッテ『ファミリー家族』でしょ」

誰が最初にこの纏まりの事をファミリーと呼んだのだろうか。
忠誠、繋がり、伝統、そういう纏まりの強さを
意識させるためなのだろうか。
ロメオにそんな事は知ったこっちゃなかった。
勝手に文字通りの物をそこに受け取っては、
勝手な情を、押し付けないでも抱えて生きてきた。
そして今、勝手に押し付けたのだった。


何回かは聞いた事があるかもしれないその言葉。
それを聞いて、緩慢に振り返り。

(-389) susuya 2023/09/19(Tue) 15:26:15

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 路地の花 フィオレ

「そうやって甘やかされたら、本当に毎日行っちゃうよ」

くすくすと笑声を漏らす男は貴方が予想する通り、例えその足がどの上にあったとしても受け入れる覚悟はできている。
考えたことがないわけではない、それでも問いかけたりしないのは。
本当に"そう"だったとしても必要なときがくれば、教えてくれるだろうと信じているから。

「そんな風に言われるといろいろ作れるようになりたくなってきたな……
 今まだこれしか作れないけれど、他のもせんぱいに教えてもらってがんばってみる!
 ねえさんは例えばどんなお菓子が好き?」

いつかの参考にそう問いかけながら、変わらない笑みに頬を綻ばせる。
続く兄のことをよく理解している言葉に、内心感じたちょっとした寂しさは内緒のものだ。

「そうなんだ、知らなかった……あ、でも。
 さっき会ったときは仕事大変だ〜って感じだったかも」

「へへ、その時は立派に解決する!
 にいさんもすぐオレのこと子ども扱いするからな〜。
 もうフィオねえのこと十分守れるんだぜってところ、見せる!」

とりあえず覚悟は十分だ。ぐっと拳を握って、後に浮かべた笑みは貴方とおんなじ色をしていた。
こうして話していると今朝の法案で抱いた不安は溶けていくから、やっぱりねえさんはすごいなとは心の中。
(-390) mspn 2023/09/19(Tue) 15:26:22
ロメオは、「楽になりたくなったら」「言ってくださいね。いつでも」
(a13) susuya 2023/09/19(Tue) 15:26:42

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ



「……なんて」

また背を向けて、歩いていくのだ。
(-391) susuya 2023/09/19(Tue) 15:27:41

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ

「へえ、イメージちょっと変わったかも。
 親近感の意味で、ロメオさん不服かもだけど」

こちらもこちらで似たようなものだ。
うまくできない一面を聞いてフォローするでもなく、勝手にうれしそうにしながら。
つんつんしていた手はそのまま、ふに……と握ったりもしている。体温の高い肌。

「……へへ、手だ」

「オレさ、触ったり触られたりするの得意じゃないとき、あるんだけど。
 ロメオさんの嫌な感じしなかったから」

そういうことだったらしい。
少しばかりの酔いもあるのか、ふにゃふにゃ笑う姿には喜びが素直に表れていた。
学校の繫がりが今もあるの、仲がいいんだなとか。
誘えるのが嬉しいの一言にさらにうれしくなったりしながら。
置かれたグラスを見やれば「やった〜」などと間延びした声。

「どっちから飲む?
 あ、ロメオさんからにしよ。
 珍しいロメオさんのはじめてだから」

尋ねたくせに直後勝手に決めた。
こちらは全部初めてだけど貴方はそうじゃないからと。
初めてのカクテルの初めての一口を譲りたくなったらしい。
(-392) mspn 2023/09/19(Tue) 15:42:39

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ

/*
こんにちは!お疲れ様です。
お誘い頂けてとても嬉しいです、ありがとうございます!
運営様にもご確認いただいたとのことでそちらも重ねてありがとうございます。
ぜひぜひ、イレネオさんとお話したかったのでご提案に乗らせてください。
どちらをお願いするかで非常に悩んだのですが、墓下でないと中々できなさそうな会話であることと、イレネオさんの尋問が見てみたいという個人的な欲求で後者を選んでもよろしいでしょうか?
体調不良は継続中ではありますが口を開かないのはそれが原因ではないので、イレネオさんとはお話できる状態にあります。
よろしければお願いいたします!
(-393) mspn 2023/09/19(Tue) 15:49:33

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「お金の心配はしてないけど……必要なものを買ってるように見えなかったし」

後で結局要らなくなるだろうと、思うのだけど。
抵抗したり逃げられることはなさそうだから、掴んだ手の力を緩めて。
覇気が全くない顔をみつめながら、きょとり、と首を傾げた。

「え、何。突然……」
「男も女もなく考えたことなかったけど……そうだな……」

何かを想像しながら考えて、少しの間、沈黙の時間が流れた。
そういう事をする相手なら、少なくとも、内側の人間だと認めてしまった人、だから。

「それなら、相手の好きにさせてあげるよ。
 抱かれる、のは……嫌じゃない」

逆が良いって言われたら、うーん……努力はすると思う。
と付け加えて答えるあたり、自信はあまりないようだ。
(_7) eve_1224 2023/09/19(Tue) 16:07:40

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

/*
わーい! 快諾ありがとうございます。みんなの孫に手を出すの、各方面から刺されそうで震えております。

では方向性はそんな感じで! フィオレさんとの関係については既に知っている体で行くか、話の流れで引き出すか迷っているのですがどうしましょう? 既に知っているなら最初から厳しい態度を取りますし、自分からお話してくれるようであれば最初は誤認逮捕に同情、でも話を聞いたところから豹変……になるかと思います。あと尋問と言ってしまったのですが場合により暴力的な手段を摂る可能性があります。そちらも大丈夫でしょうか?
それ以外に問題がなければ、回答をいただき次第こちらから開始しようと思います。よろしくお願いします!
(-394) rik_kr 2023/09/19(Tue) 16:08:42

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の下で ニコロ

/* にゃんにゃかにゃーん。

了解でございますにゃーん!
一応顔なじみのよしみでバラマキを多少遠慮する可能性も
なきにしもあらずんばあらず……ごにょごにょ。
なのでヤベッこれやるとニコロくんがエピで死ぬッ
とかなったら踏み止まったりしてください(?)

あら〜デスブッキング!ちょっと勿体なくもあり、
流れがきれいなので丁度よくもあり。
一緒に牢獄、いこうな……ではお待ちしております〜!
(-395) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 16:21:06

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

いつもはこんなに長くシャワーに時間をかけたりしないのだが。
一緒にベッドに入ることを考えると、念入りに洗わないといけない気がしてしまった。
時間をかけてしまったのは、そういう理由。
揃いというわけではないが、似たような灰色のスウェトの部屋着を着込んで、ほかほかの身体で帰ってくると、あなたはベッドに座っていただろう。

睡眠に難があるのはわかっているから、ベッドにだけは他よりも少しお金をかけていた。
サイズもゆっくりできるようにとセミダブルを選んでいたから、二人並ぶの自体は可能のはずだ。
質もよく、本来であれば気持ちよく寝れるはずなのだが。
何分ベッドの主が不眠症なため、その結果は悲しいものだった。

「ごめん、待たせたね」

ええと……と、唇を撫でていた手を見つめて、どうしたのだろうと首を傾げた。
あなたは座っているから、視線は逆。
何か考え事かい? と、心配そうに見下ろしている。
(-396) eve_1224 2023/09/19(Tue) 16:27:40

【人】 うたかたの ダニエラ

>>21 カンターミネ

「ふうーん。」

聞いちゃったもんねー。
やおらにその表情はにこにこ顔へ。

「んふふ、そお。がぶがぶーってえ。」
「変わってないよお。いつでもかけてえ。」
「…あー。起きてたらあ、出るねえ。」

仕事が終わると眠いとばかり。
立ち去るその背を見送って、ずぞとストローを鳴らすと女も仕事へ戻っていった。

#街中
(25) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:28:35

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

――当然ながら、寝やしないので着信にはすぐ応じることとなる。

「えー。自衛い…?」

てんで見に覚えがない。そういうものである。
んー、と悩む音がして。

「ミネがそうして欲しいならあ。」

本当にわかっているかは不明だが努力はするらしい。


…そして本命の話は、まあ。
あの時の翳った顔を見れば少し想像のできたことだった。

「……」

スピーカーの向こうの声。
忘れられない夜を越えて、約束をその身と指先に刻んで。
それでもまだ聞き分けのいい顔をしないとすぐには頷けそうになかった。

…行ってきます、とお母さんの声がする。
子どもは聞き分けよく笑顔でそれを見送った。
でも、それを最後に聞いたのは、果たして、彼女が死ぬ何日前の事だっただろう。
(-397) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:29:34

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 口に金貨を ルチアーノ

「生憎、天才じゃないから徹夜だのカフェインだの
 色々手ぇ出してるんだよ俺は。冤罪じゃないといいな〜」

いいな〜。色男の脇腹を指でつんつん突き始めた。

「見せてきても見るな、自ら目を潰すくらいの気概でいろ」

一方でこちらはジョークであっても暴君が如くであった。
潔く認めたあなたへはそれなりに気分がよくなったようで、
どこぞの夢の国のパレードを鼻歌で歌い始めた。

「ふんふふふんふ……ん?そりゃ随分意外だな。
 金を選ぶと思ったが、まあいいか。
 つっても俺と食事したいって言う奴の9割は
 メシ中に寝ちまうんだけどな。急に。なんでだろうなあぁ?
 ま、お望みならしょうがない、約束しようじゃあないか。
 退所?出所?祝いとして楽しい食事会にするとしよう、
 ま〜あどっちも連れてかれないのが一番いいんだけどな〜」

一息に喋る。……なんだか嫌な祝いの席になりそうな。
ともあれぎゃはは!とけたたましく笑う。
どうせ叶わぬ夢であろう、明日にはどっちか、下手すれば
両方が檻の中なんて事もありうるのが今の街なんだから。
それならせめて笑っていた方がずっといい。

「そしたらその時は黒眼鏡の旦那も同席させようぜ。
 面白くなりそうだし。珈琲も淹れて貰えそうだ」

なんとも、欲に塗れた提案をして。
OKが出れば笑いながら立ち去る事だろう。
(-398) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 16:33:36

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ


  「…………」
  「…………………………………」

  「やだ…。」




小さな声。子どもの頃は我慢して、できなかったこと。
言ったって仕方がないことに、駄々こねて。甘えて。
笑顔に隠さず、自分の気持ちことを口にして。



  「ほんとは、やだよお…。」




――それが、本心だ。もちろん。…だけど。



  「………でも、がまん、するう。」
  「ミネは、傍にいるんだもん。…いてくれるって、約束してくれたんだもん…」




もう子どもでは、ないから。
嫌なことも呑み込まなきゃいけないときがある。きっと、今も、そのときだ。
(-399) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:34:55

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ

/*
ありがとうございます!大丈夫です!何かあっても私が守ります!

流れは迷いましたが優しいイレネオさんの姿も見たい欲張りPL的には後者の欲求が大きめです。
暴力的な手段に関しても問題ありません!命があればオールオッケーです。
ただ今回は『黒眼鏡さんに贈り物をした結果、マフィアとの密会疑いで逮捕』されているので、自分からこの状況について話した場合はどちらかというとフィオレさんではなく黒眼鏡さんの名前が挙がりそうですがそちらは問題なさそうでしょうか…?
上記問題なさそうであれば始めて頂いても大丈夫ですので、どうぞ宜しくお願いいたします。
(-400) mspn 2023/09/19(Tue) 16:35:26

【妖】 徒花 テオドロ

「賢明だと思いますよ。
 この状況下で一人でいて良いことはあまりない。
 共にいる相手が信用ならなければそうともいかないが」

お互いにそこまで腹を割って話せていないわけでもなかったはず。言外にはそう示して。

「大したものは出せませんが、
 迷惑にはならない程度に勝手に寛いでください」

何をするでもなくソファに座っていた男はさも何も気取ってないかのように。家の中は最低限の日用品が点々と置かれているだけで、どことなく殺風景であった。
($10) backador 2023/09/19(Tue) 16:38:29

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/* あっ削除したのってログに残るんだっけ。
……まあそういう事もあるさ!
だって投げた瞬間続きあったのに気付いたんだもん!てへぺろ!


つらい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(-401) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 16:44:28

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

胸倉を引き寄せられ、舌が顔を這いなぞる。
けだもの・・・・のような男のふるまいに、
アレッサンドロは僅かに顔を顰めた。
それでも噛みつくように歯をむきだして、
笑みの形に唇を引き絞る。

「マフィアの味でも覚えたか、犬ころ。
 そのまま猟犬に格上げされるなら、
 都合がよかったんだが」


零れた血、乱れた呼吸、ぎりぎりと締めあげられた血管が、
その顔を白く赤く染めていく。
か細く震える声はただ、

「お前はダメだ。
 ヤク中みてえに扱いづらいし、
 プラン・・・の邪魔になる」


──それでもなお、自分の都合ばかり言うのだから、
  根っからだ。

あなたの暴力をどれほど受けても、アレッサンドロは待っている。
引き金が引かれたあと、その銃弾に文句をつけるやつはいない。
(-402) gt 2023/09/19(Tue) 16:46:03

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「はい、気をつけます。
 僕だって捕まりたくはないですし」

任せてくれの言葉に、満足そうに頷いて、小さく笑みを浮かべて返す。
いつも髪を気にしたりして動かない印象を持たれているが、やる時はやってくれる先輩だし、親身になってくれることを知っている。
だから、男はいつも、自然にあなたのことを先輩と呼んでいた。

「多分同期も動いてるはずです。
 なにかの際には警部にも頼んでみると良いかも知れませんね」

そう言って、伸びてきた手を背中で受け止めれば、ぽん、と音が鳴った。
いつもの仕草が、今は大層ありがたい。
別れの挨拶にこくりと頷いて、「ではまた」と踵を返していく。

男はその日のうちに面会に挑戦しようとするだろう。
(-403) eve_1224 2023/09/19(Tue) 16:51:26

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

ああ、と。間を置いてから通話の向こう側に取り落とされたような声に混じるのは悲痛だった。
海の只中に浮かんだ観葉植物の葉のような場違いの静けさは、次に言葉紡いだ時には失せていた。
たったひとつきりの溜息なんて、どう解釈するかどころか聞いてなくたって仕様のないものだ。

「いいさ。……俺が狙われてるっていうんなら、むしろお前の方が危険かもしれんがな。
 だが、そう、伝えておくべきことはむしろ俺の方にありそうだ。
 場所はそっちで決めてもいいが、……昔ペットショップだった廃家が郊外にあってね。
 他の意見がないなら、そこで落ち合おう」

曲がりなりにも警官であるのは変わらない。何かしらの罠を想定されてもおかしくはない。
袋の鼠はどんな暴れ方をするかだってわからないものだから、選択の余地を貴方に残して。
電話越しの声は、気遣うみたいな貴方の言葉に対して僅かばかりの嘲りさえ込めた。
その矛先が貴方であるとは、限らないが。

「それにしても、無罪……ね」

返答の如何を聞いたならば電話は切られる。
長引くほどお互いを危険に晒すのは、こちらも承知していてのことらしい。
(-404) redhaguki 2023/09/19(Tue) 16:54:56

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

努力の結果がどうなるかは不明だが、
お願いしたエリーが言ってるんだから大丈夫だろう、
そんな根拠のない自信と共によしとした。そして。

「……」
「黙っちゃったな〜。あはは……」

沈黙は、耐え難い。怖い。
誰もがその時間と共に向けてきた視線を思い出す。
それより貴女の沈黙は、もっと。
受話器の向こうでしようとしている素直な・・・顔を思うと。
それに、その後に続いた言葉を聞くと。
この世のあらゆる拷問よりも、ずっと辛いと思う。

「エリー……」

俺だって、と。続けるのがきっと、正しいのだ。
実際、同じ気持ちなのだから。
ひと時だって、離れたくない。
傍に居ても、無力でありたくない。
この子を悲しませるなんて、我慢させるなんて、
本当はあってはならない。
それでも、それだからこそ、
(-405) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 17:01:20

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

「お前のためじゃない。俺が安心したいからだ。
 こんな機会に乗じて頭から落としていくような豪気な奴を残してなんかいられるか。
 終わった先でまた狙われでもしたら厄介だし、面子に関わる問題だろ」

微かな苛立ちで声の調子が跳ねた。廊下に響く前に、そうっと抑えられはしたが。
自分のことでもないのに、小暗い感情が瞼の内側をちらつく。
別にそんなもの貴方が気にしてやらなければいけないものでもないが。
どうせ、離れゆく他人だ。二度と交わりはしない。

「どうせこれで最期の捕物になる。お前と俺は立場も、後ろ盾の在り処も違う。
 それとも、お前のせいで何の罪もない奴が同じ目に遭わされる方がいいか?
 警官連中でないならお前の下の人間がお前を売ったのかもしれないものな」
(-406) redhaguki 2023/09/19(Tue) 17:04:30

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

/*
取り急ぎ返信だけ失礼します!
ニコニコ 了解しました! では最初は優しくしますね……
そして黒眼鏡さんのことも了解です! 後ほどまた秘話投げさせていただきます!
(-407) rik_kr 2023/09/19(Tue) 17:11:15

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

「――ありがとう」

口をついて出た、初めがそれだった。
褒めるのではない、それはきっと子供に向けてする事だから。
だから、きっとこれは、本当は同じ位置に立っているのに、
頑張って背伸びをして見せて、自分を一緒に引き上げてくれた
貴女に向けた、告白の口火だった。
あとはもう、滑らかに、心が紡ぐまま。

「ああ、そうだな。俺はずっと傍に居る。絶対離れない。
 頼まれても離れてやらない。覚悟しとけよ〜、
 嫌だって言っても一生くっついてまわるかんな。
 牢獄にぶち込まれたって、拷問されたとしても、
 ぜーんぜんへっちゃら。だってエリーがいるし。
 っていうかもうどこでも天国みたいなもんだぜ。
 でもそんな状態だからな、エリーが誰かと結婚する、
 なんて言いだしたら大変だぞ。俺は絶対式場乗り込んで
 エリー攫って二度と返さないね。新郎殴り飛ばしてやる。
 俺と約束したからには、そういうのがずーっとずーっと、
 死ぬまで……ううん、死んだって続くんだ、だから、」

「あー、だから……」

「……俺も、がまんする。うん。
 それで、いつか無事に出て来られたら、
 …………その、……」

「……俺の残りの人生も全部、エリーが貰ってくれない?」
(-408) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 17:12:51

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

/*
お疲れ様です。
周囲が立て込んでおりますが、(PLが)お話したいので捻り出そうとしているところです。

今晩までには開始を送るつもりです…ので、そのつもりでいてくだされば!
よろしくお願いします!
(-409) oO832mk 2023/09/19(Tue) 17:15:30
カンターミネは、言っちゃった。
(a14) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 17:16:43

【独】 幕の中で イレネオ

/*
正解!!!!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡
(-410) rik_kr 2023/09/19(Tue) 17:18:57

【独】 幕の中で イレネオ

/*
この男ねえ けものじゃなくてけだものなんです
(-411) rik_kr 2023/09/19(Tue) 17:19:49

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「………俺には、難しい感情だ」

弟はいるが、彼へ何かを感じたことはなく。
今までにも誰かへ感じたことはない。
仲が良ければ違ったのかもしれないが、生憎そうはならなかった。

彼が偽物養子の存在に思うことがあると気付いたのは、
こちらを見る視線が酷く冷たいものだったことからだ。


昔を思い返して零れかけた笑みを飲み込む。
今は撫でてくるその心地だけを感じていたい気分だった。

「…そうかい、それじゃあその時は俺が成そう。
 君と……アリソン女史のために、ね」

どこまで成せるかは分からない……それでも。
(-412) sinorit 2023/09/19(Tue) 17:29:57
テオドロは、くしゃみをした。噂でもされてますかね。
(a15) backador 2023/09/19(Tue) 17:43:30

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 幕の中で イレネオ

手錠のついた指先は血の付いた布で縛られて。
頭も同じように乱雑に布が当てられている。
治療というよりは、『血で施設を汚されたら困る』という
様子で雑に為されているそれらの応急手当は、
その男が"雑に扱っていい存在"であることを示していた。

「……はぁい、ここって結構過激なサービスが多いのね。
 アタシのお店にも取り入れちゃおうかしら。ふふ……」

さて、そんな男が、係の者二人に脇を固められながら
君の部屋にやってきて。
少し憔悴したような顔は、それでも軽い口調と共に
口角をあげて笑みを作り上げる。

資料にはこう書かれているだろう。

────────────────────────

名前:ヴィットーレ 年齢:33歳 性別:男
表の仕事:飲食店経営者

嫌疑:
ノッテ・ファミリー所属のマフィアである疑い。
及び、児童人身売買の疑い。


聞き取り内容:
マフィアであるという自白。
及び児童人身売買の自白。
児童の仕入れ先など(仕入れ先ごとマフィアと繋がってる可能性大)


────────────────────────
(-413) arenda 2023/09/19(Tue) 17:57:51

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

/*
りょうかいです!
ご無理なさらず!
(-414) gt 2023/09/19(Tue) 17:59:46

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

あなたが牢獄にいるのなんかやだ。拷問されるのなんてもっとやだ。
だけどどこかに逃げようだとかは言わなかった。
あなたの大切なものが自分だけだなんて自惚れはしないから。
自分だって大切なものがもうひとつある。――いや、更にもうひとつ。

「……ぁは」

静かに目尻を指先で拭った。
言葉通り結婚式に乱入して新郎に殴り込むライムグリーンの髪が浮か――びはしなかった。
だって女の中では最初から、そこにいるのはあなただったから。
(-415) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:04:45

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「…うん、……うん、……いいよお。」
「それじゃあ、ミネがドレス着てえ」
「あたしはあ、タキシード着てえ」

少しひねくれた夢をなぞる。
あなたがどんな言葉を返すか、聞きたいから。
表じゃ素直なダニエラ巡査は、本当は少しひねくれ者だ。

「それでね、ミネの人生は」
「ぜえんぶ、あたしのものになるんだあ。」

……幸せだねえ、って。小さな声。
サングラスの上司がコーヒーなんかいれてくれたら、もっと、もっと嬉しいけど。

「………ミネが、もらってって言ったんだから」
「やっぱなし、は、なしだかんねえ。」

くすくすと女は控えめに笑う。
いやなことはたくさんあって、こわいこともたくさんあって。
今だって本当は最悪の気分だけど。

描いた夢を想いながら左手小指に口付ける。
マリーゴールドの花が、まだ、綺麗に咲いていた。
(-416) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:05:17

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「やっぱ旦那も、そう・・考えるよな」

苛立ちも目の奥の熱も。
背中合わせに燃える炎を、
その輻射だけで感じて、笑う。

「大丈夫さ、旦那」

ごろん、と再び転がって、上体が僅かにそちらを向いた。
黒い瞳は、燻る堅炭。
その爆ぜる火の粉を黒い眼鏡の奥に隠して、
くろぐろととぐろを巻き燃え盛る。

「もう残っちゃいない・・・・・・・からよ」

──確信したような口ぶりは、いかなる故か。
再びごろん、と頭が落ちて、その瞳も口元も良くは見えなくなってしまう。

「旦那はまぁ、どうにかするだろけどさ。
 俺もせいで警官サンとか、若ぇのがブチ込まれたら、まあそれは申し訳ないなー。
 それは嫌だな、うん」

売られたかどうかについては言及ナシだったので、あんまり気にしてないのかもしれない。
(-417) gt 2023/09/19(Tue) 18:24:43

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ

/*
了承していただきありがとうございます!
よろしくお願いいたします〜!ワクワク…!
(-418) mspn 2023/09/19(Tue) 18:28:27

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「ああ。」

足音に顔を上げる。貴方を見るなり、ふっと頬を緩めた。似たようなかっこうが面白かったのだ。
お揃いですね、と口に出す。貴方はどんな顔をしただろう。
その間にも指は口元を撫でていて、問いかけられればええ、と答えるのだ。

「考え事を。」
「していて。」

視線が振れる。右、左。貴方に留まってまた、右、左。

この男はシンプルなものが好きだ。込み入ったものは好まない。
当然考え込むことは少なく、思考よりまず足を動かすのが男の常だった。
だからこの姿はおそらく、少し妙なものに映るはず。
つまりそれほど、この状況が特異だということ。彼にとっても。


(-419) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:31:37

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

思考の合間に貴方の顔色を伺う。
見下ろす目線はいつもと逆で、それが妙な心地になった。
がり、と歯が鳴る。無意識のこと。

ああ、なんだか心配そうだ。
それに、やっぱり隈も濃い。
据え膳食わぬはなんとやら。
しかし貴方がそう・・なるつもりかは微妙なところ。

うん。と男は頷いて、一度ベッドを降りるだろう。

「じゃあ。」
「俺は、見ていますね。」

さて。
この選択は正解だろうか。つまり男はこう受け取った。
貴方が眠るまで、その眠りを妨げずに護る番犬になる。
そのために呼んだんでしょう、と言いたげに首を傾げ。
自分は待ての出来る犬で、故に選択の権は貴方にある。

つまり男は待っているだけだ。いつかは貴方を捕まえるつもりでいる。
それでも今日くらいは、単に安らかな寝顔を見るだけなのも悪くないかなと思っただけのこと。
それだから貴方の許可ひとつ出れば、簡単にスタンスを変えることだってするんだろう。
"
待てAspettare"を解かれた犬がどうするか、知らない貴方ではないはずだ。
(-420) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:32:16

【独】 法の下に イレネオ

/*
聞こえた
(-421) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:37:16

【独】 法の下に イレネオ

/*
えらいぞ!
しかし選択肢でないな 3つ以上じゃないとだめなのかな
(-422) rik_kr 2023/09/19(Tue) 18:37:56

【神】 コピーキャット ペネロペ

「ヴィットーレちゃん管轄の仕事は一部こっちでも引き受ける!
 さっさと片付けなきゃならんものは持って来い!」

「例の件の隠蔽は終わったか?そりゃ結構!
 終わったんなら休んで次に備えとけ!」

「ああその件に関しては幹部様がたから今連絡が来た!
 『今は置いておけ』だそうだ!連絡・周知しとけ!」

「ビビって身内売りかねない輩は舌ァ引っこ抜いとけ!
 見付けたらでいい、探そうとはするな!始末もだ!
 後片付けが面倒だ!」

「俺ぁ夜は居ねえぞ!要件があるなら今言いな!」

暫しの休憩を終えれば激務が待っている。
次から次へと舞い込む報告を仕事用の端末片手にいなしつつ、
上との連携を忘れずに。この男はきっと夜までそうしていた。

#アジト
(G22) unforg00 2023/09/19(Tue) 18:46:26

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

「え?俺がドレス着るの?いやエリーも着てよじゃあ。
 ダブルドレスで行こうぜ、いやでも俺ドレス恥ずかしい……
 でも絶対キレイだしなエリーのドレス姿とか……ん?」

反射的にいつものように言葉を返し、その光景を想像する。
と、そこに至ってやっと「いいよお」に理解が追い付き。

「……今俺OKされました?」

敬語になってしまった。

「え、いや、その、勿論俺は全然よくって、あの、
 っていうかずっと俺、エリーに全部あげたくて、
 でもほらエリーって可愛いしさ、ルチアーノも美女って
 褒めてるくらいだし、そういう、男人気もあって、
 絶対エリー自身も好きな人とかいてさ、俺はあくまで何、
 こう、あれよ、親友枠っていうか、わかるだろ?
 そういう感じだと思って、だから言ったけど
 いやそこは迷惑だからやめてねみたいな感じで
 来ることも全然覚悟してたっていうか、
 一緒に居るけどそれはそれみたいなアレへの
 対ショック姿勢取ってましたみたいな奴があるんだけど、
 ん?んん?あの、えっと、
……いい、の?


早口続きの後に、吐息に掻き消えそうな声で。
表向きでは傍若無人なカンターミネは、
本当は怖がりで寂しがりだ。遅れて夢をなぞる指を出して、
やっと追いついてから、震える。
(-423) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 18:46:34

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

「あの、えっと、だな、そのう……
 ふ、ふつつかものですが?よ、よろしく……」

「……えへ、へ。やった……」


お喋り屋が黙る時。口を閉じる時。
それは、きっと何かを噛み締めている時だけだ。
例えば……幸せ、とか。
(-424) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 18:48:55

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

かつ、かつ。
革靴の底が床を鳴らす。
軟らかなくせ髪を揺らしながら、まっすぐに女は通路を進んだ。

そうしてとある鉄格子の手前で女は止まる。
ノッテファミリーの幹部カポ・レジーム。そして今は、反社会組織取締法の下投獄された罪人。
…静かな声で、その名を呼んだ。

「…アレッサンドロ・ルカーニア。」

眼鏡は外していたから乱視で視界はボケていた。
そんな、ミントブルーの瞳が、檻の中を映す。
(-425) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:50:44

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「おーやってるやってる」

随分長い散歩から帰ってきて、激務に追われる同僚を見る。
チームに補佐の指示を出しつつも、自身は昨夜から
ずっと置きっぱなしになっていたテディベアの腹を揉んだ。

《今日もいい腕してるねえ》

「おーそうだろそうだろ」

周囲全員から引っ叩かれるかもしれない。
#アジト
(G23) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 18:53:29

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ


「がー……」

…いびきだ。そいつは、ベッドの上で腕を枕にねころんでいた。
見れば顔のあちこちは腫れあがっており、瞼が片方閉じ切っていない。
ここ10年程のアレッサンドロには、似つかわしくはない…
けれどなにより、彼らしいよそおい。

とりあえずは、生きているようだ。
今の様相は、動物園でひっくりかえるパンダのようだけど。
(-426) gt 2023/09/19(Tue) 18:58:32

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 徒花 テオドロ

……俺が情けないのか、お前が強いのかわからんな


想像しうる様々な可能性を遥かに超えた回答が返ってきて、一瞬口元を引きつらせてしまった。これは両方かもしれない。

都合なんて悪いことばかり、酒癖は悪いから口を滑らしても良いように個室の店をわざわざ選んで、話の内容と裏の顔の格差はどんどんと開いていて。
関わるだけ損で、いつかは貴方のために縁を切らねばとも考えたこともあったか。

「不器用なのは同じなんでね。
 ……なんだ……避けもしないのに写真うつりが悪いのか。
 教えてやろうかあ? 色男に見える角度ってのがある。
 今のうちに撮っておくのも悪かないな」

実際はここに損得なぞ存在しておらず、無くなるものがあるとすればそれこそ話す機会だけ。
法案の件がなくとも、諦めるつもりはこの瞬間になくなっていた。

「たまには懐いてくれてもいいんだぞ、猫の扱いには慣れてるが」 
「俺はいつでも世話焼きの愚痴を聞くのを楽しみにしているからな」

男にとっての裏切りは、貴方の前から姿を消すこと。
裏の顔を考えれば当たり前で、誰かにとっては些細なことになるのかもしれないが。
たとえ裏切ることになっても変わらず貴方らしく生きてほしいと願うのは酷く傲慢なのだろう。
だから甘えは之っきりにしようと決めたのだ。

「さ、逃げも隠れも出来ない場所だ。
 観念して正体明かすんだな」

お互いに、なんて。そんな明け透けに語らうまで仲良くないが、やはりこのぐらいで丁度いい。
(-427) toumi_ 2023/09/19(Tue) 19:00:48

【秘】 うたかたの ダニエラ → マスター エリカ

夜を超えるのが怖かった。
大切なものをまたひとつ取り上げられてしまうかもしれなかった。

それでも、彼らの大切なものを。
――家族を。
あたしの立場で守る方法なんて、これくらいしかなかったから。

どうして大切なものばかり、あたしの手を離れていくんだろう。


 
アレッサンドロさん。
ミネ。
……お母さん。



だけど、同じように心の隅で思うんだ。
あたしには、それを嘆く資格なんて、もうないんだって。



/*
こんばんは。
波魔は今回の襲撃先を
ニコロさん
に指定します。
どうかよろしくお願いします……
(-428) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:01:44

【神】 コピーキャット ペネロペ

Imbecileアホタレが!」

補佐はしているため引っ叩かれはしなかった。
引っ叩かれる代わりに口汚いスラングが出た。
表の顔しか知らない者からすれば卒倒ものだろう。きっと。

「暇ならそのクマ公の台詞でも増やしておくんだな!」

#アジト
(G24) unforg00 2023/09/19(Tue) 19:02:00

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

さあ、それだけ近づけばその声も聞こえるだろうか。
きっと相変わらず、腫れや出血で聞き辛い声。あまつさえ男の舌に押し潰された唇はさぞ動かしづらかったことだろう。
それでも貴方は話すのを辞めなかった。
そうして耳に届いた音を、男はきちんと言葉として受け取ったらしい。
それすら聞こえないほど人性は失っていなかった。けれどやはりもう、その言葉を受けて返す表情も、言葉も変わってしまっているのだ。

「ふふ」

笑って。

「そうだな」

「覚えるとしようか」
「そうすれば随分追いやすくなる」
「犬が匂いを追跡するみたいにな」

「お前は濃い、教材に良さそうだ」
「俺はお前たちノッテを狩る犬になるよ」


三日月に歪む口から牙が覗く。
口元は赤く、赤く汚れている。
その姿は、まさしく獣だった。

(-429) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:03:56

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「そんなマジに怒んなくてもいいじゃん……
 仕込みしてんだよ一応……」

むにゅむにゅとテディベアの腹を揉みながら盾にする。
どう見ても腹を揉んでいるだけでしかないし、
《口からどんどん情報が出て来るねえ》などと宣うテディだ。
#アジト
(G25) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 19:05:27

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

しかし────ふと。
耳がその単語を拾う。
男の表情がまた、変わった。

「プラン?」

さて。
笑みはすうと消えただろう。これは真面目な刑事の顔。
汚れた口元は貴方のシャツを引っ張って拭った。それでも残った分は舐め取って。

「お前」
「まだ何か企んでいるのか」

馬乗りの状態からは引かないまま、胸ぐらを掴む手だけ緩めてやる。
話しやすいようにという配慮らしかった。既に随分な暴行を加えられた貴方に対して、気遣いも何もあったものではない。


とはいえ​────高揚の残滓がまだ男の中に燻っているのは明白で。
貴方がちょちょいと煽りでもすれば、また男のスイッチはそちらに振れるはず。
(-430) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:06:49

【置】 路地の花 フィオレ

「私の周りは……優しい人ばっかりね」

メッセージを返す手を一度止めて、様々な相手から送られてきた文章を読み返している。
気を遣ってくれて。甘やかしてくれて。
家族みたいに扱ってくれる。

「私は何か返せてるのかしら」

学もないから、人の助けが必要で。
前線で戦う事も出来ないから、皆が傷付いてる間留守番役で。
料理も殆ど出来ないのに。

頼ってもいいって言ってくれる人ばっかり。

だけどそれに甘えてばかりいてはだめだ。こんな状況なら特に。

「出来る事、増やさないとね」
(L4) otomizu 2023/09/19(Tue) 19:12:58
公開: 2023/09/19(Tue) 19:30:00
フィオレは、ソファに座って、メッセージに向き直った。
(a16) otomizu 2023/09/19(Tue) 19:13:31

【神】 コピーキャット ペネロペ

「そりゃ結構!もっと仕込みしてますよって顔してりゃ
 俺だって褒めてやらんことも無いんだがな!」

テディベアを盾にしても声は届くのでバリア無効だ。
そして仕込みをする人間は往々にしてそんな顔はしないし、
この男に褒められたいかもまた別の問題である。

#アジト
(G26) unforg00 2023/09/19(Tue) 19:14:27

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「仕込みしてますよ〜」

なんだこいつは。相変わらずテディベアの腹を揉んでいる。

「……お、あったあった。えーとここを押しながら……
 こっちの突起を上にやって……よっ」

《隠し機能アクティベート!エビバディセイホーゥ!\ホーゥ/セイホゥ!ホゥ!\ホゥ ホゥ/》

「オッケー!」

#アジト
(G27) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 19:17:38
カンターミネは、今のボイスだけ部下の声も入っている。
(a17) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 19:18:16

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

貴方の言葉に男は答えない。
ちらと一瞥しただけ。次には貴方の脇にいた者たちに目線を放って、そのまま目線で合図。行けandare.。
見た目通りに貴方を雑に扱った二人は、最後の仕事とばかり無理矢理貴方を椅子に座らせ出ていった。

この場には貴方と男二人だけがある。

「吐いたのか。」

唐突な問いかけはそれだった。
順序も礼儀もないただの一言。
それは貴方を侮っている証拠。

「まあいい。俺も手間をかけたくはないからな。」
「手短に話せ。仕入れ先。内訳。目的。子どもたちをどこへやった。」

しっかりとした関節の指の背が、資料を叩く。
(-431) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:22:40

【神】 コピーキャット ペネロペ

「なんだこいつは」

出ちゃった。
随分賑やかになったテディベアを尻目に。

「アジトをクラブにでもするつもりか手前は」

「あーはいはい、
 それはこっちじゃありませんね振り分け振り分け」

#アジト
(G28) unforg00 2023/09/19(Tue) 19:25:42

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「――ふふっ。」

つい静かに噴き出して、そのまま控えめにけらけら笑う。
…好きな人、だなんて。
これが電話でさえなかったら、もっとからかってあげるところだ。

スピーカー越しに耳を叩く声が心地好い。
心地好いし、愛おしい。
火照る頬を冷ましに夜風を求めてベランダに出ると、涼しげな風が髪を揺らした。

「……うん。…いいよお」

同じように、静かな声でもう一度。
小さな声が自分の声に重なってしまっても、聞き逃すことがないように。

そうして耳に届いた幸せそうなその声音を聞き、密かに電話のマイクの傍に口付けをして。

「……ti amoだいすき

「あたしの方こそお。」
「…よろしく、おねがいしまあす。」
(-432) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:25:42

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「してほしいんならするけど……
 ミラーボールの代金はペネロペ持ちで頼むな……?」

さっきまでテディベアの腹を揉んでいた人間に
心配そうな表情をされている同僚の心中やいかに。

「まあこれで仕込みは終わった。
 なあ、お喋りテディくん親機。どう思う?」

もみ。

《なあなあ、最近どう?俺は順調》

「順調だそうだ。」
(G29) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 19:28:44

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

蹲る貴方を迎えに来た警官たちを、貴方が知っていたかは分からない。
しかし連れられた先、机を挟んで向かいに座っていた男のことは、貴方も知っているはずだった。
そうしてそれは男もまた、同じ。
ゆうに6歳も歳下の貴方の消耗した姿を見て、男は分かりやすく顔を顰めた。

「……ニーノ。」

貴方の名を呼ぶその声は真っ直ぐに優しげで、痛みを感じた色をしている。
強引に背を押して席につかせようとする者たちに睨みを効かせさえしたんだろう。
がたんと音を立てて席を立った男は、半ば奪い取るように貴方の身体を支えようとした。

「やめてください。具合が悪いんじゃないのか。」
「大丈夫か? ……報告にありませんでしたが。」

目をやるならば机には紙が一枚。
貴方が何も話さない、とだけ。
(-433) rik_kr 2023/09/19(Tue) 19:28:50

【念】 うたかたの ダニエラ

――しばらくは、どう頑張っても涙は止まることなくて。
ついでを言うならあなたの言った、『紅茶』やら『珈琲』やら『練習中』やらで勝手に泣く時間を増やしていた。
それでも飲む気はあるらしく、ぐずぐずの顔で頷いた。

珈琲でも。紅茶でも。
どちらでも多分
とっても美味しい


「………………はい…」

そうしてカップを傾けて、ようやく落ち着きを見せた女の目は腫れなかなか酷いものだ。
それでも溜め込んでいたグラスの中身は、随分軽くなったように思う。
(!19) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:33:47

【神】 コピーキャット ペネロペ

「手前がお上に話を通すなら考えんでもない」

つまり、却下。
しかしうっかり通ってしまえばアジトはクラブと化すだろう……

「親機ってなら子機もあんのか。
 順調だそうで何よりだ。」

「あーはい承認承認…」

#アジト
(G30) unforg00 2023/09/19(Tue) 19:38:37

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「そうかい、ダヴィードが掌を返してお前らの為に気が変わらないってなら。
 俺から見たこちら側の黒は――ヴィットーレだけだ」

残りのマフィアは白だと、他人を信用しきれない人間は言い切った。
わざわざ名前を出すのも彼だけだ。残りは無条件かそれなりに。

「……連中はマフィアをねらってるだけじゃなかったんだったか。
 そこそこ……絞れはしてるんだがな」

これも、全て勘だ。警察の知り合いが多すぎる男はある程度の人柄をその目と耳で聞きに行っている。
だから嫌でもわかってしまう、眼の前の人間が自分にどれだけ心を開いているかも。

「遺言でも置いといてやろうかあ……? そうだなー……。
 まー、予想があたってんなら。
 明日にその主導がひとりは飛ばされるんじゃねえかな。
 ……ここまで来たら一部隊解体させてやるからな本気で……」

そいつは俺の顔見知りで、彼自身の幼馴染のことで心を痛めていたはずの男だったか。
死んだ魚のような目をしながらやる気のなさそうな声で殺る気のありそうなことを呟いている。
(-434) toumi_ 2023/09/19(Tue) 19:40:05

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「いや別に俺はアジトをクラブにしたくないし……」

梯子を外すのが今日の仕事なのかもしれない。

「ん?ああ、あるよ。この地域中に。
 数日中に楽しくなるぞ、想定通りならな……」

ひひひ、と笑ってテディベアをゆすった。

《ペネロペの噂。実は家では裸族らしい》

「結構フェザータッチだな。
 次作る時はもうちょいセンサーの感覚いじるか」
(G31) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 19:42:56

【秘】 pasticciona アリーチェ → 黒眼鏡

 
「ふふ、年と言う程まだお年でもないでしょう。
 落ち着きを年月と共に身に着けられる人は、
 私からすると見習わなければならない方になります。
 ……マフィアの方から見習う事が多いんですよね、私」

女は年をとっても何もまるで変っている気がしない。
成長のなさに自分に呆れてばかりだから、真っすぐに前を見ている貴方が少し眩しくみえるのも当然かもしれなかった。

「あ、はは。耳に痛いなぁ……そのおことば。
 目的にしてしまいがちで、手段にもしてしまいがちで、
 正しさではなく、悩んだ先に本物の愛が見つけられれば
 神がいなくとも、生きていけるのかもしれませんね」

ここで言える事はないですが。と苦笑しながら小声交じりにそう言って。
Aの文字列を探して、その墓標の名を目にすると目を瞬かせる。

「……アリ、ソン?」


それは今朝何かの手掛かりになるのではないかと走り回った結果得た某資産家と偶然にも同じ名前で。
知人のマフィアに尋ねても何も洗い出せなかった名が、そこに唐突にあって。少し驚きを隠せなかった。

だがそれもほんの少しすれば失礼だと恥じて、もし隣の彼に動揺がバレていれば頭を下げてから、膝をつき祈りながら十字を切って胸元で手を合わせた。
(-435) poru 2023/09/19(Tue) 19:44:33

【神】 コピーキャット ペネロペ

「俺だってしたかないわダァホ」

謂れなき誹りだ。

「ふうん。まあ楽しみにしておいてやらんでもない
 大口叩いたんなら上手くやれよ」

「だから裸族じゃねえっつってんだろ。寝る時だけだ」

#アジト
(G32) unforg00 2023/09/19(Tue) 19:46:27

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

「わ、わーらーうーなーよぉー……」


日頃の勢いはどこへやら。
完全にからかわれるまま、ぽそぽそと言葉を返していく。

「……俺も……」

ti amoだいすき……」


「……もー絶対責任取ってもらうからなほんと恥ずかしくて死んじゃいそうだ……通話でよかった、今の顔見られてたらほんと……もう……一生勝てなくなるから……」

「……お、おわり!この話終わりな!一旦!
 続きはあのーあれだ!俺が無事に出れる日にな!
 いつになるかわかんねえけど!頼むぞ!」
(-436) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 19:47:37

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

「あー。あははぁ。」
「でも今のお仕事、気に入ってるのでえ。」

残念。誘惑は誘惑止まり。
職務態度の割に、あっさりとしたもんだった。

「ええー。そおなんですかあ」
「…でも、いいと思うなあ。小さな家族〜」

キョーミがあると言ったからにはこのようになる。
まあどちらにせよ、情勢がこの有様では。なのだが。

「でもお、朝パンを買いに行ってお兄さんがいないとお」
「やっぱり心配になっちゃうのでえ」
「……風邪とかでも休んだり、しないでくださいねえ。」

そしてこちらはこちらで、まさか本気で捕まる心配なんてしませんよ、と言わんばかり。
おどけるように肩を竦めてくすり。きちんと冗談として受け取られたらしかった。…ついでに。

「あたしは風邪ひいたら、休みますけどお」
(-437) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:47:54

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「まあ、上手くいくかは五分五分かな〜。
 いや俺凄くない?この突発的な状況に対して
 50%でうまくやれるんだぜ?褒めてもいいぞ」

もみ。

《ペネロペの噂。実は家では裸族らしい》

「お、二回連続。ラッキーだな。こりゃ良い事あるぞ。
 まあ今本人から正しい情報入ったから
 寝る時は裸だ、に変えとくか……ここ押して……えー……
 ペネロペの話。寝る時は全裸で寝てる。……よし。」

《ペネロペの話。寝る時は全裸で寝てる。》

「オッケー!」

#アジト
(G33) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 19:51:12

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

「…………」

その姿に、小さく吐息をひとつ。
…嘆息。いいや、安堵だ。
だけどしかつめらしい表情は変わらない。

すう。少し大きく息を吸い。


「アレッサンドロ・ルカーニア!」



もう一度。
(-438) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:55:23

【神】 コピーキャット ペネロペ

「あーはいはい、まあ五分の確証が持てるだけよくできました。
 絶対とか言われた方が信用ならんしな」

「全裸じゃねえ。半裸だ、上な」

再度の訂正が行われた。何だろうこれは。

#アジト
(G34) unforg00 2023/09/19(Tue) 19:56:20
ダニエラは、珍しく――それはそれは、大きな声で。
(a18) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:56:27

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「雑〜。っていうか訂正するならもうちょい早くしてよ。
 めんどくさいな……もう逆に現実を訂正しないか?
 今日から全裸で寝てくれ」

なんなんだろうか。周囲の空気も変な感じになっている。

#アジト
(G35) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 20:00:37

【神】 コピーキャット ペネロペ

「褒めろと言われたから褒めてやっただけだが?
 なんで俺が誤報に沿わなきゃいけないんだよ
 何もかも手前が始めたんだろ手前が」

不毛な責任の押し付け合いが始まった。
なおこの間も仕事用の端末でのやり取りは続いている。
無駄に器用な。

#アジト
(G36) unforg00 2023/09/19(Tue) 20:05:54

【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「はぁ〜〜〜〜こんな無駄話をしてる間にも
 世界はどんどん情報を生み出して俺を置いていく……」

ついに無駄話って言った。

「まあいいやその内脱ぐだろボイスこのままにしとくわ。
 じゃあ俺そろそろ帰るから。モーテル暫く改装するんで
 用があったらそこのチームに頼むな。んじゃな〜」

結局、仕込みとはいえテディベアの腹を揉んで
同僚の全裸ボイスを録音しただけで帰っていった。

#アジト
(G37) shell_memoria 2023/09/19(Tue) 20:11:48

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

『じゃあ、明日にでも』
『今日はいくところがあるから、アジトには戻らないと思うし』

本当にこの人も、私に甘い気がするなあ。
頼る先があるのは、本当に安心する。

『わかった、何かあったら頼る』
『ロメオも、何かあったら言って。言ってもらえる分、私も返したいから』
(-439) otomizu 2023/09/19(Tue) 20:12:56

【秘】 pasticciona アリーチェ → 徒花 テオドロ

 
「……ふふ、そう、だね。ありがとう、テオ。
 わかっていても、誰かが傷付くくらいなら自分がって、つい前のめりになっちゃう時、あるんだよね」

その結果が捕まっただの任務の有無問わず足を引っ張る愚行。
普通ならば見捨てられたって仕方のないレベルの鈍さだ。
自分の価値を理解していない、と言う程ではないはずなのに、"その時"がくると自分をつい勘定から外してしまう。

「私、この出来で堂々としてたら……
 警察内での嫌な女1に輝いちゃわないかしら……
 ……うん、でもそう。足引っ張ってばかりだけど、
 貢献できてる事も0じゃないし、まだクビににされてない」

「でも、二人がいてくれたから、頑張れてるんだよ。
 辛くて悲しくて行き詰っても、いつもテオとニコが手を差し出してくれる。本当に、ありがとうじゃ足りないくらいなんだ」

満面の笑みに変わったのは、貴方がアリーと呼んでくれたから。
TPOを弁えているだけだとはわかっていても、子供の頃の愛称で
呼んでくれるのは、やはり格別の喜びらしい。

「そうだね、一般人も、マフィアも、みんな何処かは優れているけど、どこかで我慢しないといけなさそうだし……」
「警察が特別窮屈に見えるのはきっと見え過ぎちゃうから。
 だから正義感が邪魔をしたり焦らせてくるんだろうね」

「テオは、そう言えば何で警察になったの?
 似合うけどさ。気質も向いてそうだし……適材適所?」
(-440) poru 2023/09/19(Tue) 20:16:47

【妖】 路地の花 フィオレ

「今はテオの近くが一番落ち着くと思ったから。
 誰かの邪魔になるのも嫌だったの。上司の前で泣くわけにもいかないしね」

少しおどけたような言い方。大分落ち着いてはいるようだった。
あなたの言葉にも、前向きな感情を込めた頷きと笑みを返す。少なからず信用があることはやはりうれしいものだ。

「お気遣いなく〜。押しかけたのは私の方だもの」
「それにあなたが帰ってくるまでの間も、じっとしてたらダメになりそうだったから。
 ぐるっと街を歩いてきたんだけど……」

こんなに色々買っちゃったから、と手提げ2つ分の荷物を軽く持ち上げる。
焼いたチーズのいい香り。
翌日の妨げにならないくらいのミニサイズワインを添えて。

あなたの隣にスペースがあるのなら、ソファに腰を下ろして。
いつもの調子ならここで寄りかかってやっても良かったのだけど。流石に理性が働いたようだった。

「あんまり、家に物置いてないのね」
($11) otomizu 2023/09/19(Tue) 20:23:58

【神】 コピーキャット ペネロペ

「何だったんだあいつは」

同僚です。

「あー次は何だ?経理?それは向こうに回しとけ!
 アレさんの店は変わりなかったか?そりゃ結構。
 あ?脱ぐわけねえだろ」

#アジト
(G38) unforg00 2023/09/19(Tue) 20:26:49

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ

立場としては新人巡査、知り合いはまだそう多くもなく。
知らぬ声で呼ばれ立ち上がれば視界が揺らぐが、彼等がそれを気遣ってくれるわけではない。
背を押されて歩きながら部屋に辿り着いても、視線は地へと落ちたまま。
だから、名を呼ばれるまでそこに誰が居るのかはわからなかった。

「────」

その瞬間はたりと瞬き、次に緩慢な動きで顔を上げた。
熱に浮かされた瞳がこの牢獄に来てようやく、初めて誰かの姿をまともに映す。
見えるのが違わず知った姿だと理解すれば、そして身体をも支えてもらえたのなら。
すこし、涙腺が緩みそうになった。

「…………せんぱい、だぁ……」


問いに対する返答よりも前、落ちたのは安堵し切った声。
こてん、とその胸元へ額を押し付けようとまでしていた。
それは男にとって珍しい行いだったが、それを珍しいと知る誰かはここにはいない。

「…………ぁの、ごめんなさ、い。
 熱、出てて」

「昔から、そうなんです。
 すぐ熱出ちゃう、へんな病気で。
 でも、そのうち、おさまるから……」

「……イレネオせんぱい、今日しゃべるひと、ですか?」
(-441) mspn 2023/09/19(Tue) 20:31:49

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

/*
こんばんは、ラッシュ時改札失敗猫です。お返事ありがとうございます。
オネエ…シアワセニシタイ…シアワセニ………

よかったです!それではまたお話させて頂きますね!
情報の方了解しました!
実は3人とももう死んじゃっていたらどうしようかと怯えていたので、
生きていてくれてて安堵しました。アリガトウ……

ライブ感、楽しそうでとてもいいですね!
上手く回せるかはわからないのですが、その辺りの話も追々PCはしていきたいと思っております……!
よろしくお願いします〜!
(-442) poru 2023/09/19(Tue) 20:32:36

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

「んが」

がたん、と音がして、暢気に組んでいた両足がびくんと解ける。


「……」

しばらく、沈黙。
むくりと上体が起き上がり、

「あー……。
 ダニエラ。何してんだ」

起き抜けの一言としては、自然だったけれど。
拘留されたカポ・レジームらしからぬ態度と言葉で、
かりかりと頭をかいた。
(-443) gt 2023/09/19(Tue) 20:36:20

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「……顔洗ってケアをしてくれ。
 流石に美人の顔が台無しだ明日に響く」

爪は、と言いかけてまたなにかの琴線に引っかかっても困ると口を噤んだ。
女が泣いているとき口は災いの元、余計なことは言わない方がいい。身を持って学んだ。

「泣かすだけなら良くするんだがなあ……」

対処法と止め方を知らない無法者はため息をつく。
そうしているとその一通の電話がやってしまった。
(!20) toumi_ 2023/09/19(Tue) 20:39:05

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ


時間を逆算する。
私が声をかけても不審がらず変わってくれる人。
それは友人であったり、サボれるなら
安易にサボりに手を伸ばす面倒臭がり屋だったり。
この個性豊かな警察署では、
それらが交差する時間は絶対にある。
そう思って、アリーチェは行動に移った。

幸い、最近は不思議な諜報の力もある。
普段自分で調べるだけでは確実に痕跡を残してしまって
いただろうが、あの力を使った今、
まだ行いがバレた様子もない。

「私見てるから、休憩しておいでよ」
なんて緩やかにいつもお菓子を渡していた仲のいい子を見送った。
サボりたくて仕方ない彼に、あたかも丁度
通りかかったかのように演技をしてから、こちらも代わって貰い。

こうして、貴方の牢に監視がほとんどつかない状態が少しの間確保できた。
あの不思議な力のおかげだろうか、気配も通常より研ぎ澄まされ、
少し、おかしいくらいにそれはうまくいって。



「──トーレ、」
「ヴィットーレ、だいじょうぶ?」

焦燥感を滲ませた貴方を気遣う声が聞こえる。
通常の面会とは明らかに違うのは、その声が牢の向こうから聞こえてくる事だ。
とても合法な手段で行ったとは思えない"面会"に他ならない。
(-444) poru 2023/09/19(Tue) 20:39:05

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

獣のように笑うあなたの顔を、言葉を、
なんだか眩しそう・・・・に見やる。
あるいは、腫れた瞼に塞がれつつある視界が狭苦しくて、
そうなったのかもしれないが。

だがそれも、真面目ぶった笑みの中にすう、と消える。

「企んでいるっつうか、
 まぁ、ほぼ終わったっつうか」

だけどなあ、と眉を顰める。
もうちょいかな、なんて首をひねり。


「──ああ、そーうだ、アリソン。
 アリソン・カンパネッロ。
 取締法、あいつのおかげでできたんだろ。
 感謝の言葉のひとつくらい、言ってみたらどうだ」

ぱ、と。またわざとらしい笑みを――随分不格好だったが――浮かべて、
目の前のあなたに提案・・した。
(-445) gt 2023/09/19(Tue) 20:40:21

【念】 口に金貨を ルチアーノ


その電話から届いた連絡で男は固まり動かなくなる。
そうして次に息を吐くころには怒りの形相になっていた。


『……の奴から定期連絡がなくなりました』

          『電波が傍受されてる可能性が』

   『あの時と同じ場所から、これは警――』


「Cavolo!! あんのクソッタレ……!」

床に携帯を投げつけそうになったのを抑え息を整えた。
貴方は男慣れをしていないと言っていたのに、ここで声を荒げるのも良くない。


「……悪いなお嬢さん、少々仕事に不手際があったみたいだ。
 実は俺は人気者なんだ、お陰で随分ご執心なお客様が居てなあ。
 部下が数人連絡がつかなくなった、
 警察を嗅ぎ回ってるのがバレたんだろう」
 
運が悪かった、と。それにしても悪いことは重なるものだ。

「今日中にこの場所を移動できるか?
 そうだなあ……三日月島まで行けとは言わんが」

と適当なホテルの場所を言いながら貴方とは視線を合わせない。
(!21) toumi_ 2023/09/19(Tue) 20:47:01

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「俺もそのつもりだったんだがね、なってみるとこれが…
 もう若くはないなあ、といつも思うが」
「マフィアは悪党だが、見習うこと自体はいいことさ。
 ──マ、反面教師にしておくのが一番だけど」

うむう、と唸るように頭をかく仕草も、
あなたを諭すんだかマフィアを腐すんだかわからない言葉も、
男が行えばとても自然で――きっとそういう顔を身につけるために、
彼の人生があったのだろう。
そしてその横顔は、そうした言葉を素直に言えるあなたを
眩し・・そうにちらりと見て。

「神に愛があるのなら、
 本物の愛を、
 人生をかけるにたるものを祝福なさるはずだ。
 ──教会できくそれが、Amoreのことでいいならね」

男の顔がふい、とあがる。
その顔は共同墓地を囲む柵と木々の向こう、
教会の鐘楼を見上げていた。


「いいや、そうだな。
 同じ愛なんかなくて、
 そいつにとって最も大事なことは、
 そいつにしかわからない」


(1/2)
(-446) gt 2023/09/19(Tue) 20:48:59

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「狙われてるのは俺だ。
 その上次の執行対象にも上がってるらしくて中々笑えん。
 主催の方は他の候補者もいる、後回しの可能性はあるが……

 しばらく顔を合わせん方がいいよなあ?」

貴方を一人にさせてしまうことにひどい罪悪感があった。
本当は今日までのように会話は少なくとも顔を確認したくあるのだ。
それでも、仕方ないことだってある。

だからかその言葉はこれまでで一番静かに、
わかりやすく哀愁を帯びて落とされた。男は存外正直者だ。
(!22) toumi_ 2023/09/19(Tue) 20:49:06

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

あなたの動揺には、気が付いていただろう。
それでもあなたが"アリソン"に祈りをささげる間、
彼はずっと、カンパネッロを見上げていた。

(2/2)
(-447) gt 2023/09/19(Tue) 20:49:50
黒眼鏡は、それのことばかり考えている。
(c10) gt 2023/09/19(Tue) 20:50:46

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「……あいつの親は、サツの撃った流れ弾で死んだ。
 その後も引き取られた先で散々な扱いを受けて、
 保護者がアレさん達にシメられて漸くこっちに転がり込んだ」

彼の面倒をこの男が見る事になった経緯には、
この男の父も関わっている。
だから父伝いに、或いは自分で、それらを知る事は容易にできる。
彼がマフィアに恩義を感じている事も。

「あいつももう自分で考えて動ける歳だ。
 ある程度は…手前の親がどうして死んだのかだって。
 調べる事だってできるだろう。」

「知っているとしたら、少なくとも身内は売らねえだろうよ」

少なくとも、自らの意思では。
それが彼が裏切者ではないと判断できるもう一つの理由。
(-449) unforg00 2023/09/19(Tue) 20:50:54

【独】 幕の中で イレネオ

/*
アアルチアーノさん アア アア……
(-448) rik_kr 2023/09/19(Tue) 20:51:44

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「…ヴィットーレちゃんか」

その名前はまさに今日姿を消した人物のものだった。
そこに何の思惑があったかは、今は推し測る事もできない。

「俺から見ても連中から名前の出た手前らと
 ロメオ、フィオレは『違う』な。他はグレーだが……
 俺としちゃ遺言よか生きて働いて欲しいもんだがね」

「おう、その意気で気張れよ。
 ボスが戻ってくる前に連中解体して機能不全にしてやれ」

無理難題を言う。
とはいえ現状こちらに取れる手段と言えば持久戦かのどちらかだ。
ある程度的が絞れている現状、それも多少は現実的だろう。
(-450) unforg00 2023/09/19(Tue) 20:51:47

【独】 幕の中で イレネオ

/*
え? 赤窓はカンターミネさんだよな 何処かが……
(-451) rik_kr 2023/09/19(Tue) 20:53:07

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 幕の中で イレネオ

無理やり座らされて、痛いわねぇ…!なんて
立ち去る係員たちにヤジを飛ばす。
ふん、と正面に向き直れば、貴方と目が合う。

「あら、アタシお酒を飲んでも吐いたりしないタイプなの。
 こう見えても結構酒豪なのよ♡」

にこり、先ほどの憔悴した顔とは一変、
余裕ありげに笑みを浮かべる。
仮面を被る覚悟を決めた証。


「言ってる意味がよくわからないわ。
 アタシは場末のバーを営むただの可憐なオネエなの。
 いい加減ここから出してもらえない?」
(-452) arenda 2023/09/19(Tue) 20:57:38

【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「…ふふ、はあーい。」

残念がる様子は見せず、かすかに甘い声。
どちらかというと、今が通話で残念な側だ。
そこまで言う顔は、すこし、とても、見たかった。

「…それじゃあ、」
「ミネ」

またね
。」

次に電話ができる日がいつだかなんてわからない。
だからその声に寂寥が乗るのは多分仕方がない。
そうっとマイク口に口を寄せた。

愛しいあたしの王子様。どうか何もなく、無事でいて。
(-454) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:01:14

【独】 コピーキャット ペネロペ

/*
盆栽る^〜
というか今日も特に予告は来てないって事は
ほぼ明日も健在なんだろうな まだまだ働きます
(-453) unforg00 2023/09/19(Tue) 21:01:31

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「じゃあ俺は謝りません」

だって、こちらは謝る理由がないのだから。
一度開き直れば後ろめたさは全部失って。

「とはいえ……こちとら、あんたの背中を見て育ってますから。
 やりようによっては学んでしまうかもしれませんね」

そうして軽い釘を刺しておく。
向かう道は一度離れていても、此方はやはり背を見せない。
何故なら兄貴分の背中を見てばかりいるものだから。
(-455) backador 2023/09/19(Tue) 21:02:04

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

甘えるように凭れかかろうとする貴方を、男が咎めることはない。どころかむしろ引き寄せさえする。貴方を虐げる者から護ろうとするように、自分の身で遮った。
身内に甘い男だ。貴方はこれにとって身内だった。
抱えた身体の熱さに眉間の皺が深くなる。
そうだよ、と答えれば、瞳はまた後ろに向いた。

「体調を崩しています。療養が先では。」
「しかし被疑者だ。甘い顔を見せるな」

「だからって……それにニーノは刑事ですよ。もう少し……」
「自白次第で元巡査になる。勘違いするなよ、嫌疑がかけられている点でこいつも同じだ」
「お前が出来ないと言うならほかに回るまでのこと」

「……」

やり取りのどこまでを貴方の耳が拾っていたかは分からない。
しかし結局、引き下がったのは男の方だった。
片手で貴方を支え、もう片手で椅子を引いて座らせる。
これでいいだろうとばかりに目をやれば、納得したように足音は遠ざかっていくはずだ。
(-456) rik_kr 2023/09/19(Tue) 21:06:10

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

策略と、力と、少しの幸運と。
様々なものが交差して、檻までの道が開ける。
とはいえ、ここに来るだけがゴールではない。
話して、君が誰にも怪しまれずに帰れること。
それがゴールだ。そう考えると、話せる時間はそこまで長くはないだろう。




「……あら、アリーチェ…………?
 だめじゃない、こんなとこに来ちゃ………」

檻の中からは、かなり憔悴したような声が響いてくる。
檻の中に姿は見えない。
恐らくは、奥の方にある膨らんだ寝具の中にいるのだろう。

「なにか、無茶をしてここまで来たの?
 もう……貴方に何かあったらどうするの。」

自分を大切にしないとだめよ、と軽くお叱りをする
ヴィットーレは、しかし寝具の中からは出てこない。

薄暗くてわかりにくいものの、牢屋の床や寝具には血の跡が 
点々と落ちている。まだ赤みがかった、新鮮な血だ。


「……孤児院の子達には、伝えてくれた?」

そのまま、世間話でもするように会話を続ける。
(-457) arenda 2023/09/19(Tue) 21:07:07

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「……もう危険な目に遭う覚悟はできてるさ。
 こうして連絡してしまった時点でな」

間違って後悔の色を混ぜた声にならぬよう最大の配慮をしつつ、その場所へ向かうと返事をすれば短い応答の末通信を切った。

声は震えてなかったか、俺のせいだと言うのも烏滸がましい。
今から会う相手には自分の事情など一切関係ないのだ。
だから引き締めなければいけないというのに、緊張で普段通りはできそうになかった。

「お人好しの馬鹿野郎と思われたほうが気が楽か?」

一体何様のつもりで俺はと電話の向こうにいた主のことを考える。
心は処刑台に向かう気分でその待ち合わせ場所に向かっていった。
勿論誰にも知らせず嗅ぎ付けられないように、行き場所の情報は徹底して隠しておいて。
(-458) toumi_ 2023/09/19(Tue) 21:10:18

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「なんか……背後に立たれるのが嫌、みたいな。
 オレホラーは全然何でもないんだけど」
「ちゃんと身を守ってないと嫌みたいなのに近いのかね。
 恥ずかし〜……」

例えば背中を叩かれれば大げさにびっくりするだろうし、
誰かに背中を見せないように、
アジトの居場所はいつも端っこだ。
誰かが背後に立てばすぐに振り向く。
ロメオのいつもの様子はそんなような感じだ。
貴方がそれに気づいているかは分からないが。

押せば鳴ると分かれば「アハハ」ともう一回押した。
よくない。

寝室へと通されれば「広……」とつぶやきを漏らした。
シンプルな内装も相まってすっきりとして見える。

「すごいな。ベッドもでかいし」
「オレよりいい家じゃん。妬ける〜」
(-459) susuya 2023/09/19(Tue) 21:18:11

【教】 コピーキャット ペネロペ


「んあ、いやルチアーノだよ。愛称。
 猫か酒場ねえ……ま、間違いではないわな」

「俺達が向こうの立場でもそうしただろ。
 念には念を入れて損は無いってね
 どうしても後手に回らざるを得ないのもままならん所だ」

カクテルがテーブルに置かれれば、
遠慮なく一口、グラスを傾けて。

「有能だと思われれば単純に仕事が増えるしな。
 そう思われて良い事なんて少ねえよ」

少なくとも、周囲の信頼は得られるのだろうが。
それと同時に厄介事も舞い込む事になるだろう。
それをこの男は厭っている。
(/9) unforg00 2023/09/19(Tue) 21:19:22

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「それも吐いた方がいい。」

随分冷えた声で話すものだ。先程までの盛りが嘘のよう。
貴方の首元を揺すれば頭も揺れるだろうか。ごづ、と鈍く音を立てて床にぶつかるだろうか。

「そう何度も同じ目に会いたくはないだろう。」

如何にもこれは慈悲であるといった言葉は、残念ながら声音のせいでそうは聞こえない。随分とまあ、単に下手だった。

「ほら。」
「そうすれば楽にしてやる。」

ごづ。ごづ……と、手慰むようにそうしていて。
そうして、その言葉を聞けば機嫌良さそうな微笑を浮かべた。

(-460) rik_kr 2023/09/19(Tue) 21:21:04

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「ああ。」
「そうだな、感謝しているよ・・・・・・・。」

提案には案外素直に乗る。
片方の手が貴方の額に乗った。そこから眉。顬。耳から頬までを撫でやっていく。

「お陰でノッテ奴らのせいで泣く人間が少なくなる。」
「お陰でノッテマフィアの横暴を事前に止めることが出来る。」

「悪人は裁かれるべきだからな。」


まるで愛おしい人間にそうするようでいて、向ける言葉はやはり呪詛だった。
そうだろう? と。言いたげにまた、覗き込んで。
(-461) rik_kr 2023/09/19(Tue) 21:22:03

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「難しいか?」

貴方が過去に受けた眼差しと違って
この男の表情は穏やかで、終始暖かさを持っていた。

「要は、こいつ好きだな、って感じだよ。
大事だな、でも良いのか。」

撫でるのを継続しながら
そんな言い方をするだろう。

空いた片手でワインを自分のグラスに入れて
一口、口内へ流し込んだ。

「無茶はすんなよ。
黒眼鏡の旦那はどうか知らねえが、俺はそれは嫌だからな。」

自分と女史の為、という貴方に
そう零すだろう。
(-462) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 21:23:10

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「ん、ッ、んん……っ、ぁ…!」


ひく、と太ももが震える。
その手であなたの下着の中に手を入れて。昂ったそれを撫で上げ、湿った先を指の腹で擦る。
奥を刺激されていくにつれて、その手も時折動きを止めて。
ぎゅうと身体をあなたに押し付ける。空いていた片腕で強くしがみついたから、指の痕が残ってしまったかも。

「は、っ、……アレ……」


口付けと口付けの間には、息継ぎをするのが精一杯。
きっと、あなたを絶頂までは持っていけなかった。それでも、ぐちゅと水音が立つくらいには性器も掌も濡れそぼっていて。
自分を組み敷くあなたを見上げて、熱い息混じりに名前を呼んだ。

呼んで。
また、首に腕を回して。いつでも来て、と蕩けたような顔がそう告げていたのに。

「……今…?」

何で先に確認しなかったの、と。じとりとあなたを見て、額をぶつけた。ごつん。
(-463) otomizu 2023/09/19(Tue) 21:24:26

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「逆にどんなイメージだったんだよ。
 オレは別にカッコよかねーぞ」
「不服ではないけど」

少し目を細めて貴方を見やり、
やれやれと言った様子でゆったり首を傾げた。
つつかれれば握られ、それも不思議そうに見た。
体温の高い同士その体温差に驚くことはないにすれ。

「ああ……そゆこと。そら急に撫でて悪かった」
「嫌じゃないならよかったんだけど。つい。
 弟居たらこんな感じなのかなーって……」

架空の家族を夢に見て、照らし合わせた結果があれだ。
平素ならこんな事もしない。
こちらもきっと酒が回ってきたのだろう。
嫌じゃあないなら、嬉しかった。またできるかな、なんて。

「いいの? んじゃお先に……」
「……あ、酒強。でもすげーすっきりしてる。
 レモンがいいな、これ。お前も飲んでみろよ」

それじゃあとグラスに口を付け、こくりと一つ飲む。
口に含んでから何度か瞬きをして、感心したような表情だ。
気に入ったのだろう。
(-464) susuya 2023/09/19(Tue) 21:28:13

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「そう、まぁ、お前の、いうとおり」

いてえな、と顔をしかめながら、
ハハ、と笑って。


「──、須らく
 悪人は裁かれる・・・・・・・
 べき、」
づ。
「っ、だ」


ぐん、と勢いをつけて、揺らしてぶつけていた頭が
床に叩きつけられる・・・・・・・
それは優し気に慈悲めいて苛んでいたあなたの手によるものではなく、
アレッサンドロが自ら、文字通り叩きわるほどの勢いで
後頭部を床に打ち付けた音で。


「……」


あまりの勢いに一度跳ね、
ごとん
と音がして横転・・する。
壊れたマネキンのように首が傾いて、
すぐにじわりと床に血溜まりが広がっていく。

──それと、同時。

(1/2)
(-465) gt 2023/09/19(Tue) 21:42:31

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ


「イレネオ巡査長!」


ばん、と扉が開け放たれる。

扉の向こうには、警棒を構えた警官が二名。

「何をしている、やりすぎだ!」
「…この部屋の取り調べの様子は、
 記録・・されてるんだぞ!


──取り調べの可視化法。
この国でも採用されているそれは、
本来は一切の例外はない。
特にマフィアに関わるものは、全てが記録され保存される。

だが、取締法の影響下ではそれすらも無視される。
そういう時のために、録画録音が行えない専用の部屋が用意されている――
はず、だったのだが。

(2/2)
(-466) gt 2023/09/19(Tue) 21:43:12

【人】 コピーキャット ペネロペ

「──お待たせしました、ビーフシチューですっ」

#バー:アマラント は今夜もいつも通り。
雨時々曇り、生憎の空模様ではあるけれど。
実はマスターの得意料理はシチューだったり、
なんて耳打ちする店員もいつもと変わりない。

「空いたお皿、お下げしますねっ」

#バー:アマラント
(26) unforg00 2023/09/19(Tue) 21:44:07

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ

思考が上手く回らないからこそ、引き寄せられても素直に安堵できたのかもしれない。
なんだか安心しきって瞼が重くなってしまいそうなぐらい。
声を確かに耳は拾い上げているはずなのに、すぐにその意味を咀嚼することはできないまま。

「…………」

椅子に座らせてもらえたのなら何の抵抗もしなかった。
遠ざかっていく足音が聞こえなくなるころにまた、ゆっくりと顔を上げる。
見つめる先はレンズ越しに見える金色で。

「……せんぱい」
「庇ってくれて……ぁりがとう、ございます」

先の会話をようやく飲み込めた次に思い浮かんだ感謝を、ようやく形にした。
雨降る夜に牢へ連れてこられた男はその翌朝、己の名と共に貴方の名が並んでいたことはまだ知らないままだ。
(-467) mspn 2023/09/19(Tue) 21:45:44

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

「ふはっ。言うようになったじゃねえか。
だが、まだまだ甘いなぁ。」

釘を刺してくる弟分に
まだまだ自分は言っていない事がある。
見せていないものがある。

けれどそれは、此処で言うべきではない事だから。
どうせそう間を置かずに、分かる事だろうけれど。

「俺のやり方は絶対お前には真似出来ねえよ。
つか、真似すんなよな。」

だから、笑って言ってやるのだ。
貴方はこんな男にならなくていい。もっと上を目指せ、と。
(-468) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 21:48:33

【念】 うたかたの ダニエラ

空気の緊迫を感じ、息を呑む。
あなたの伝えた内容のほぼ大半は、きっと存外にすんなりと呑み込めた。

目を伏せる。
嫌な想像ばかり過るのは仕方のないことだ。
そうでなくとも、女はこの日、

…それでも。



「――残念です、ねえ。」

笑顔だ。感じた寂寥は声音に乗らない。
女はあなたと違って嘘つきだ。
いつもそうやって何かを誤魔化して生きている。

「とても優秀さんでしたから、助かっていたんですけどお」

結局泣き腫らしたままの赤い目だけれど関係はない。
今はただ、あなたの心残りにならないように。
少しでもあなたが、自分のことに集中できるように。
(!23) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:49:43

【影】 うたかたの ダニエラ

泣きじゃくる子どもが、いつだって心の中にいる。
行かないでって。ひとりにしないでって。
だけどそれを隠して笑ってきた。

今日だって、今だって、同じだ。
子どもの頃からずっと繰り返していることを、今も、ただ繰り返すだけ。
(&8) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:50:05

【念】 うたかたの ダニエラ

「……行ってくださあい。」
「ホテルは自分で、何とでもできますからあ。」

「あたしもここを、すぐ離れます。」
「…ふふ、何の備えもしていないわけじゃありませんから、大丈夫ですよお。」

「守られるだけのお姫様じゃ、ありませんしい」

それこそ顔のケアだとかは後回しだ。
デスク上に置いていた大切なものたちだけは確かに回収し、着々とここを離れる支度も済ませていく。

「落ち着いたら、また、連絡をくださいねえ」
「――お兄さん」

へらりと笑う。大丈夫。…きっと、また会える。
(!24) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:51:02

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

あまり要領がよくないものだから、時間はかかってしまったけれど。
昼頃の時間。あなたの元に面会に来る姿があっただろう。

立場を誤魔化せるよう眼鏡をかけて、髪を緩く後ろにまとめている。

「……アレ?」

あなたの姿が見えたのなら、そっと声を掛けるのだろう。
殆ど情報を仕入れていないから、今どんな姿なのかもわからず不安そうな顔。
(-469) otomizu 2023/09/19(Tue) 21:55:51

【秘】 pasticciona アリーチェ → 黒眼鏡

今度は即答せずに、慎重に言葉を探すように少し間が空く。
難しい。言葉にしなくても表情にそうありありと浮かんでいる。隠しもしないというより、性格上隠せやしないのだろう。

無意識に口元に当てながら、まるで教会にお世話になりだし、教えを受けだした当初の頃のように愛について思いを巡らせていた。

「どうでしょう。隣人愛。無償の愛。
 教会で言う愛の多くはアガペーでしょうから……
 とは言え、子がアモーレを人生に賭けたか否かで
 特別扱いが変わるとも思えず……私から言える事は、」

祝福されたいなら、不倫は、駄目ですよ。
それだけは祝福されない罪とご戒律が伝えているから。

それも神ならば全てをおわかりになっているのです。
なんて言いかけた言葉も、あなたが鐘を見上げながら呟いた言葉を心に刻むと、不思議と言葉にし辛くなって、結局頷くのみであった。


「……」
「……鐘に、なにか思い入れでも?」

祈りを捧げ終え立ち上がった貴方の視線を追って、祈るわけでも、花を捧げる訳でもない様子に不思議そうに首を傾げる。
(-470) poru 2023/09/19(Tue) 21:59:50

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

「なーんだ、フラれちゃったよ」

いつでも待ってまーす、なんてこっちもあっさり。
バイトが増えるのは悪く無い事だ。

「かわいいすよ。家帰ったらもう玄関にいるんだもん。
 ずっと面倒見てやれればいいんすけどねえ」

こーんなのが……と手でサイズを指し示したり。
今は無理かもしれないけれど、お勧めだけはしておくのだ。
……情勢がどうなるのか、見通しは立たないが。

「厳し。風邪引いてんなら休ませてよ」
「でも、まあ、うん」
いつも通り・・・・・って安心材料ですからね」

「ちゃんと朝、待ってますから」

「……そっちは休むのかよ。寂し〜」

アハハ、と冗談も笑い飛ばして。
紙のカップを傾ければコーヒーも最後の一口だった。
猫がにゃあ、と鳴く。すっかり缶の中は空になって、
並んで座る人間二人を眺めていた。
(-471) susuya 2023/09/19(Tue) 22:00:41

【独】 法の下に イレネオ

/*
ダニエラちゃん かわいい〜ね、オーヨチ……
PCはまったく無関係なのですが……
(-472) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:02:05

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

「…
仕事
です。」

間延びした声はなりを潜め。
どこか沈痛な面持ちはそのままに。

「…………
本当は、様子を見に来ました。


悪い事をした子どもみたいに不明瞭な声。
それでも聞き取れるくらいには発声した。
心配で、とはつけないところが素直じゃない。
そんな自分には、どこか自覚的だ。
(-473) oO832mk 2023/09/19(Tue) 22:02:51
渡りに船 ロメオ(匿名)は、メモを貼った。
susuya 2023/09/19(Tue) 22:05:32

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

『OK』
『気を付けろよ。おまわりさんの巡回も多くなってる』

ポン、と敬礼する犬のスタンプ。
警察の暗喩のつもりだろう。
警察に対する嫌味が存分に含まれている。

『それじゃ頼るよ。あんたもファミリーだからさ』

その『ファミリー』の五文字に含まれる意味は、
果たして貴女が感じている意味と同じだろうか。
少なくともロメオの持つ意味は、
そんなに軽いものではなかった。
(-474) susuya 2023/09/19(Tue) 22:10:52

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

「おう、そうか。
 危ない橋だぞ」

見られたらどうすんだよ、なんて言葉は言うまでもないが。
掌に顎を乗せて、溜息のような息を漏らす。
──牢獄の中でも、カウンターの中とまったく同じ。
実際はあなたが着たこと、そこにいること、
それそのものが嬉しいのに。

「んで。
 様子はどうよ。
 いつも通りだろ?」

へらりと笑う頬に、あざがぼこぼこと広がっていなければ、まあ。
(-475) gt 2023/09/19(Tue) 22:12:42

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

金の瞳が貴方を見やる。
浅く、冷めた金だった。乾いてすらいた。
大袈裟に溜息を吐けば、交わりを断ち切って再び紙面に視線を落とした。

「それだと供述が食い違う。」
「俺を若造と見て侮っているのか? それは」
「些か気分が悪い。」

言う声は低く、平坦だ。

「隠し通せるほど甘くはないぞ。」
「一物抱えたままおめおめと釈放するほど節穴じゃない。」

「それ。」

書類の角で指さすのは貴方の指だ。
今は雑に包まれて、止血以下の処置をされた痛々しい指。

「何度もされたくはないだろう。」
「俺は親切で言っているんだよ。」
(-476) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:15:07

【妖】 徒花 テオドロ

「置いたって俺の心を動かすものは、
 そうそうあるわけじゃないですから……」

「寝心地の良いベッド、
 座り心地の良いソファ、
 あとは多少の趣味さえあれば、それで」

大窓の外、バルコニーの方を見遣れば、
花壇と秋の花が幾つか覗いている。
それしかこの部屋の色どりに寄与していないのである。

「そっちは落ち着かなくて衝動買い、ですか?
 何となく納得しますね、あんたが女々しい真似してると」

ローテーブルへと視線を向ける。
拡げたければ拡げてやればいい。
($12) backador 2023/09/19(Tue) 22:17:26

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「そこまで目利きは悪くない、いつか同じぐらいで売れるだろ。
 それかどこぞのマダムか馬鹿野郎に貢ぐさ」

言い訳はしつつもこの後はどこかに行くつもりはないのか注意は聞いたようだ。
質問の内容も予想通りだったのかあまり表情は変わらず、代わりに小さく安堵の息を吐いた。

「あーよかった、お前が普通のやつで」

どこか一つトーンを上げて愉快にそうに言えば腕は離すように退ける。

「だけどなあ簡単に身体は明け渡すなよ、それも立派な資産だ。
 好いてるやつにも堅いぐらいが丁度いいんだ。
 女相手にも安売りはするなよ、自分の価値ぐらい自分で測れ」

貴方のためになるようで何人にも言ってきた言葉を大げさに言う。
相手の好きにさせる、そんな答えをするやつは本当にいくらでもいたから。

「……何の話だったか。ああ」


「エル、しばらく俺に近寄るな。
 ……次の執行候補に上がっている。もってあと数日だ。
 お前まで連れて行かれたら病院に迷惑がかかるだろ」
(_8) toumi_ 2023/09/19(Tue) 22:18:51

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

 
「ヴィットーレ……っ!
 あの後、逮捕されたと聞いていてもたってもいられなくなったの、ごめんなさい。どうしても心配で……」

人は理性だけでは動けない。
貴方の無事を信じてずっと"賢明"に生きる事。
それを望まれていたのがわかっていても、それでも貴方に一目見たくて、会いたくて仕方なかったから。

「わ、たしは、大丈夫。今、不思議な夢をみれるように  
 なって、それで何とかここま、で……」

でも、そこには姿がない。憔悴した声だけが聞こえる。
冷水でもかけられたかのように顔がさあっと青褪める。
床に、寝具に色濃く残る血の痕跡を見つけたから。

「……ヴィ、ヴィットーレ……声、が、血が……っ
 そんなに具合が悪いの?暴行されたの?
 どうしよう、止血、早くしたいのに……っ」

ガシャン、と音を立てる程愚かではなかったけれど、
牢に額を着けて少しでもあなたの傍に寄ろうとする。
だけど薄暗い内部はよく目も見えないし、鮮やかな血の香りは伝わって来て、焦燥感だけが掻き立てられる。

「……そっちは、伝えたよ。
 心配しないで大丈夫、だって。みんな、いい子だから……っ」

早く、早く何とかしないと。どうしてこんなことになってしまったの。
普通の会話をしていても滴り落ちる汗が引く様子はない。

何もできない己が身が悔しくて、自分達を分け隔てる檻を意味がないとわかっていても強く、掌が真っ赤になるほどに強く握りしめた。
(-477) poru 2023/09/19(Tue) 22:19:42

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ

「普段はゆるゆるだらだら〜ってしてるけど〜……
 やるときはやれて、すごい、みたいな?」

語彙力の無さを披露中。
披露してから「かっこいーよ」も付け足した、思ってるから。
触れた相手の指をつめたいと思わないのは珍しいことで、それもあってかもう少しにぎにぎ……としていた。
それでも"弟"を伝えられると、はたり瞬き。
手を止めて貴方を、瓶底眼鏡の向こうをしばらく見つめて、見つめて……から。

「……ロメオにい」


すこしちっちゃな声で呼んで、へへ、と零した笑いは照れ隠し。
幼い頃に姉や兄として慕ったその人たちと違って、もう十分大きくなってから。
誰かを改めてそんな風に呼ぶのは少し恥ずかしかったけれど、嫌な気分じゃなかった。
勝手に貴方の片手で遊んだまま、お酒の感想を聞けば。

「つよいの……?
 おいしそうだしのむけど……」

そして片手でグラスを受け取れば、恐る恐ると一口含み、ごくん。

「あっ、おいし!い、けど!喉が、大人……!」

慌てて水を含んでる。先程飲んでいたものよりずっとアルコールを感じた。
(-478) mspn 2023/09/19(Tue) 22:21:50

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「なんか……マフィアっぽいですね……
 いや、それだけ気が休まらないのはよくないか」

なんともマフィアっぽくない言葉が漏れた。
男の日常は荒んでこそいるが、まだ子供の縄張り争いの延長だ。
夜は健やかに眠るし毒見を必要としたこともない。
そんな状態から比較すると、貴方は警戒心を立派に備えていていかにもらしい風に見えたのだろう。

何度か押すと「あがが」と壊れた機械のような音を発した。
口元にはしっかり笑みが浮かんでいるので、遊んでいるのだろう。遊ばれているのかもしれないが。

「色々置こうと思ったんですけど、なんだか決まらなくて」

「この部屋借りるのもアレさんたちに助けてもらってますから。
 ……一人で寝ると寂しいんですよね、これ」

明らかに一介の子どもが一人で借りられる部屋ではないだろう。
いつかは引っ越して自活できる程度の手狭な部屋に……と思わなくもないが、そうするには買ってもらったものを捨てる必要がある。それは嫌なため、保留しているのだとか。

ベッドに寄ってぼふ、とマットレスを叩く。
そのままごろりと転がっても、まだスペースが余る。
(-479) NineN 2023/09/19(Tue) 22:30:09

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「……いやだねえ、ここで泣かれてもそんな振る舞いされてもちっとも安心できやしない」

「貰った前金は返さんがもう報酬はいらん。
 その分ネイルや服に使ってくれ。あと豪華な食事。
 散財するほどにはならんかっただろうが、十分あの出費は痛手になっただろ」

ああ金はどこからかとかも気になる事はまだ残ってるな。
だが女は謎が残ってる方が輝くかだとか、また余計なことが頭をよぎった。
やはり中々に自分は疲れているし誰かの為に動くなど性に合っていない。
しかしここが一番踏ん張らなければいけない時間である。
(!25) toumi_ 2023/09/19(Tue) 22:31:07

【念】 口に金貨を ルチアーノ


「俺は早い所自分のものを片付けに行くとする」

これ以上自分のせいで誰かを巻き込みたくなどないから。


「勿論? また連絡する、平気な顔してな」

せめて貴方だけでも無事で居て欲しい。
余計な約束をしてでも、甘ったれはそう願わずには居られなかった。
(!26) toumi_ 2023/09/19(Tue) 22:32:38

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

/* ごめんなさいちょっと多分誤解をさせちゃったかもしれません!
書類の【聞き取り内容】の項目は『これらの情報を聞きだせ』という指示のつもりで記載しました!(ヴィットーレが自供したというわけではありません!分かりにくくて申し訳ない!)
(-480) arenda 2023/09/19(Tue) 22:33:22

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

『なるべく一市民としていられるようにしておく』
『変装の腕ばっかり上がっちゃうかも』

Grazieと書かれた猫のスタンプを送った。
警察の人間と懇意にしていることもあって、嫌味には気が付かなかったかもしれない。

『うん、私たちはファミリーだもの』
『いつだって、助け合いましょうね。頼りにしてるわ、ロメオ』

元々、ノッテファミリーの人間を家族のように思っていた。ずっと長い付き合いのある弟みたいな子や、兄のような人とはまた別に。
だから甘えられたし、上下の関係を気にしたこともなくて。
それがあなたと同じ重さであったかは、分からないけれど。

「……本当に、このままじゃ」
「際限なくなっちゃうわよ、私」


ぽつりと、呟くのだ。
(-481) otomizu 2023/09/19(Tue) 22:44:30

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

「────は、」

それは一瞬のことだった。
目を離した隙に、ではない。油断した隙に、でもない。
男は少しだって貴方から目を離さなかったし、僅かだって油断してもいなかった。
だから、それは。
この手から逃げられてしま零れ落ちたったのは。
単に貴方が上手だっただけのこと。

「おい」

「おい、ルカーニア」

男は貴方を再び揺さぶろうとするだろう。当然重傷者にするのはご法度だが、男は医学の徒ではないし、何より今は滲みだす焦燥があった。

死んだのか?
どうして?
これでは法に背くことになる俺は殺すつもりはなかったのに。


しかしその焦りが形になる前に、
大きな音を立てて戸が開いた。

(-482) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:46:33

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

くすくす。
はあい、なんて笑って返し。

「おかえりなさい、してくれるんですねえ…」

ひとり暮らしだから、やっぱり少し羨ましい。
示されたサイズ感をエアもふもふしてみたり。触ったこと、ないけど。

「ふふ。まあそおいうことでえす。」
「いつも通りじゃなくっていいのは、日替わりメニューとシェフの気まぐれだけって相場は決まってるんですからあ」

「だからあたしも、ちゃあんと行きますよお」
「……気まぐれを楽しみにい」

風邪の日までお仕事したくありませんしいなんて嘯いて。
お仕事といえば。

「あ。…そう言えば仕事の途中でしたねえ」
「人助けをしてすっかり忘れちゃてましたあ」
「そろそろおいとま、しようかなって思いますう」

ちょうどコーヒーも飲み終えたし。猫もおなかいっぱいみたいだし。
(-483) oO832mk 2023/09/19(Tue) 22:47:42

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

自分以上に焦った様子の警官たち。
悲鳴のような怒号、或いは怒号のような悲鳴。
対照的に己の下敷きになった男は一言の声も発することなく、
ただ傾いだ身体を支えようとした片腕が、流れ出す血で滑った。

通常機器が設置されるはずの場所に無意識に目をやる。
突入してきた警官たちの表情に目をやる。
最後に自分の現状に目をやって。
ようやく血の気が引いた。

「……違う」


何が?


「……違う!」


何が?


男は平常、シンプルなものを好んだ。
搦手の聞き込みより率直な捜査を好んだ。

(-484) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:48:24

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

この状況で最もシンプルな答えは、

『イレネオ・デ・マリアは、アレッサンドロ・ルカーニアに暴行を加えた』


────それだけ。
(-485) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:49:02

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

/*
キャア! 完全に勘違いしていました、すみません!
ではちょっと修正して送りなおさせていただきます……!
(-486) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:50:15

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ

ゆっくりと巡る季節を聴く。
言葉の響きを知れば、知らぬものであっても瞼の裏に色彩の移り変わりを思うようだった。
温暖なフランスであるならば、同じように葡萄の熟すのを想うのはおかしくない。
繊細な味わいを舌の上に移しながら、秋の黄金が広がる記憶を思い浮かべた。
まだ、家族が引き裂かれずにあった頃。今の職分でなく、家業を継ぐと思っていた頃。
この島のはずれの山深いほうにあった黄金の海こそが自分の居場所だった頃。
あの景色と、家族とが、自分の元に戻ってくることは二度と無い。


「いい心がけだ。殊勝、というわけでもないか。
 自らの足るを知ることほど、己を尊重しているといえることもない」

途絶えた道の行き先を願われること、綻びた道を歩む足が外れていないのであったなら、
貴方に願われるだけの価値もあっただろうものを。

「いい夜だ」

邂逅の夜は更けていく。
其処に交わされるものは言葉ばかり。
いずれ街が静かになる頃には、男も店を出ていくのだろう。
身一つ、手につかまえた身柄も無い。

(-487) redhaguki 2023/09/19(Tue) 22:51:26

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ


夜は巡る。
朝日の昇る頃には外の情勢は変わり、とぐろを巻いた悪意が、或いは擦れ違いが渦を巻く。
それに影響されてうねりを持った重たい霧に変わっていくのは、何も例外ではなく。

いつか、貴方への問いを持ちかけた曖昧だったそれは、
今は墨を混ぜて淀んでしまったかのようにどろどろと濁った汚泥めいている。
いや、もとよりさして御綺麗なものなどでは、なかったか。
最初から、傷ついて腐り落ちた掃き溜めみたいなものだったのだろう。

淀んでうねる靄は、いつかのように"情報屋"に投げかける。
あるいは、答えのない問答を心中に吐き連ねている呪詛じみたものが、
偶々貴方の元へ届いただけなのかもしれない。

声、ともつかぬ悲痛の叫びは、答えを求めて貴方に問いかける。
自分のもの――勝手にそう思っているだけだ。手の中にあることなんて永劫無い――を、
貶めたものは何であるのか、と。嵐の中の雷鳴じみて、ごうごうと怨讐が叩きつけられる。


/*
お疲れ様です。情報屋ロッシへの三回目の問いになります。
黒眼鏡さんに能力行使した人物は誰かについてをお伺いする形になります。
が、プロローグでの説明にあった「役職等の秘匿情報」に該当し、
答えを得るのは難しいことかなと思うので、回答は無しでも問題ありません。

また、樹木子の監視先していはお答えがあるならその人物、
ない場合/既に犠牲者になっている場合は「パス」で予定しております。
諸々遅れており申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
(-488) redhaguki 2023/09/19(Tue) 22:52:04

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「………あぁ、難しいよ」

好きや嫌い、愛や恋。
そういうものを理解するには、足りないものが多かった。
大事なものもまた、男には存在せず。
それは誰かのせいではなく、
得ようとしなかった男自身のせいだけど。

「好きや大事ってのは多分、得て初めて理解するんだ。
 ……与えられてってのもそうかな」

虚しい音を並べるだけなら、
"リヴィオ・アリオスト"には出来たと言うのに。
君の前では本物でいるために、本音を語り瞳を伏せる。

先程顔を覆った──黒手袋を嵌めた右手の甲を、
君がキスした左手でそっと撫でて、ほんの少し目を閉じた。

「………はは、俺が無茶をするタイプに見えるかい?
 大丈夫だよ、程々にしておくからね」

再び顔を上げる頃には冗談混じりの声色で、
けれど確かに"リヴィオ"のままではあるのだった。
(-489) sinorit 2023/09/19(Tue) 22:52:48

【独】 幕の中で イレネオ

/*
そ〜〜〜〜言えば喋らんかったって出てたわ 本当にすみません、鳥頭

だから俺が頑張るんでしょうがよ!!!!!!!!
(-490) rik_kr 2023/09/19(Tue) 22:58:43

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

金の瞳が貴方を見やる。
浅く、冷めた金だった。乾いてすらいた。
大袈裟に溜息を吐けば、交わりを断ち切って再び紙面に視線を落とした。

「それだと嫌疑内容と食い違うだろう。」
「俺を若造と見て侮っているのか? それは」
「些か気分が悪い。」

言う声は低く、平坦だ。
貴方にかかっているのは嫌疑であって、それは単に疑いを指す。
つまり未だ事実と認められてはいないということだ。であるのに、男はまるでそれこそが真実であるかのように語った。
貴方は悪人。正義はこちら。
話す前から、そう決めつけている態度だ。

「隠し通せるほど甘くはないぞ。」
「一物抱えたままおめおめと釈放するほど節穴じゃない。」

「それ。」

書類の角で指さすのは貴方の指だ。
今は雑に包まれて、止血以下の処置をされた痛々しい指。

「何度もされたくはないだろう。」
「俺は親切で言っているんだよ。」
(-491) rik_kr 2023/09/19(Tue) 23:00:26

【教】 pasticciona アリーチェ

「そう、なの。困ったら彼を当たってみるといいって聞いていたんだけど……」

部隊から名前の挙がっている一人だ。検挙されるのもそう時間はかからないと思うと、どこか陰鬱な気分になって俯いてしまう。

「そうなんだけど、ボロを出さないで良くできるなって感心するわ。私ならコードネーム、呼び間違えちゃいそう。
 優秀な子が揃ってるって事なのよね。強敵だなぁ……」

こちらも合わせてグラスを一口、飲んで。

「有能扱いも無能扱いも何かしらのデメリットがあるのね。
 中庸にみられるのが一番平穏な生活は送れそう」
(/10) poru 2023/09/19(Tue) 23:02:07

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

「…わかってます。」
「でも、A.C.Aに選抜されましたから…少しは誤魔化しが効く立場なんですよ。」

ヒラの巡査に比べたらの話。
さて、そうでなくても果たしてここに足を運んでいただろうか。
…意味のない自問だ。目を伏せて一蹴した。

「せっかくの色男が台無しですね。」

問いには苦い声。
乱視で少しぼやけているから、直視こそせずに済んでいる。
…本当はこんなところで会いたくもなかったし、こんな姿を見たくもなかった。
眼鏡はその、折衷案だ。
(-492) oO832mk 2023/09/19(Tue) 23:05:55

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「ああ……やればできる的な……」
「……そうかね」

カッコいいと思われること自体は悪い気はしない。
ありがとさん、と小さく返したのは少しそわついたから。
段々握られるのにも慣れて、
自分の手を握る手をぼんやり眺めたころに、

「に」
「……………………おう」

まさかそんな風に呼ばれるだなんて思わなかったから、
珍しく動揺して、短い返事をした。
少しそっけなくなってしまったが、照れているだけ。

「……さっきよりも強いよ。結構、」
「あ、ほら。結構来るよな」

これでも飲みやすい方なんだろうなあ、と思いながら
グラスの中身を少しずつ味わう。
一気に飲んだら倒れちゃうからね。
(-493) susuya 2023/09/19(Tue) 23:05:56

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

とろとろとした声で礼を告げられれば、男は静かに頷いた。

「ああ。」
「まさか、お前まで捕まっているとは思わなかったよ。」

ガラス一枚を隔てた金は、じっと貴方を見つめている。
観察するようなその視線は、しかし心配からくるものだった。

「……平気か?」
「休め、と言ってやりたいが。ここじゃそれも難しいだろう。」
「手早く済ませて戻ろう。あっちの方が、横になれるだけまだましだ。」

薄い紙の表面を四角い爪が引っ掻いている。
表情はなんだか複雑そうだった。
(-494) rik_kr 2023/09/19(Tue) 23:06:20

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 暗雲の陰に ニーノ

「ああ――そのことか。確かにそうだね、ここで話すことでもない。
 もう勤怠を切っているなら、パン屋にでも寄って公園ででも話そうか。
 屋外とはいえ、そっちのほうが話しやすいだろう?」

問いかけの内容を聞いたならば、それとなく話題の中心を曖昧にしながら提案する。
自分よりも立場の低い貴方を守るためだ――今となってはその配慮も無意味だったわけだが――。
ただ少なくともその態度だけで、貴方には"言い辛い側"であるとは伝わったかも知れない。
答えだけを得たいのなら、それだけでも十分な回答にはなるか。

不安がってあるように思える貴方の、低い位置にある顔に。
子供にそうするみたいに首を傾けて少しだけ高度を合わせて問う。
連れ立っていってきちんと話をするかどうか、それとは別に。

「……大丈夫かい、フレッド?」
(-495) redhaguki 2023/09/19(Tue) 23:09:50

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…誰かに貰った事、あるのか?」

貴方が撫でている右手の甲に目線が移った。
何かがあるのだろうことは違いないけれど
それが何なのだろう、と首を傾げた。

「それは違いなくそうだけどな。
与える事は簡単だよ。教える事もな。
だけど、お前がそれを望むかってのも大事なんだよ。」

撫でていた手を貴方の左手へと伸ばす。
触れられるなら、触れようとして。

「自滅願望があるっつってたし、難しいかもしれねえけど。
今、得たいと思ったりはするか?」
(-496) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 23:12:49

【念】 うたかたの ダニエラ

ネイルや靴や、豪華な食事。
女はただそれについては、曖昧な笑みを返すだけに済んだ。

そんな用途にこのお金を使ったことは1度もない。
使わなかった分は使わなかっただけ貯め込まれ、此度ようやく日の目を見たというわけだ。
つまり何ら痛手でもなかったという話だが、やっぱりそのことも結局あなたは知る由もない。

「はあい。じゃあ」
「…ご連絡、楽しみにしてますねえ」

このホテルを離れる準備を進めながら。
笑って女は、あなたを見送ったことだろう。

そうしてきちんとこのホテルも離れ。
次のアジトは、またあなたの知らない別のホテルなのだった。
(!27) oO832mk 2023/09/19(Tue) 23:13:54

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

「もう、本当に仕方のない子なんだから……」

ふふ、と笑う声もやはり力なく。
よほど体力を消耗しているのだろう。
それだけのことをされた、証。

貴方にだけは、この姿は見せられない。
腫れた顔、剥がれた爪、赤いままの衣服。
どれか一つでも見たら、貴方は気絶してしまいかねない。
ズキズキと痛む体を抑え込んで、出来るだけ平気なふりをする。


「大丈夫、大丈夫よアリーチェ。落ち着いて……
 ちょっとした怪我よ。大したことないわ。
 それにこれはね、アタシが皆を守れた証なの。」

拷問は、情報を吐かねば吐かぬほど苛烈になる。
怪我が酷ければ酷いほど、何も言わずにできた証拠。
ヴィットーレは守っている。大切な家族を、今もなお。

「……アタシは死なないわ。約束したでしょ?
 だから、心配しないで。アリーチェ。
 貴方の不安そうな顔を見たら、アタシ、泣いちゃうわよ。」

貴方だって、大切な家族の一人。
近づいて撫でてあげられない分を、せめて声色に乗せて。
貴方を元気づけようとするその所作は、昔から変わらない
"皆のお兄ちゃん"の姿だった。
(-497) arenda 2023/09/19(Tue) 23:14:19

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「臆病なだけだよ」
「ま、オレが髪切んのは……掴まれた時に逃げるためか、
 ここから足洗うときだな」

別に足を洗う予定もないから、あり得るとすれば前者か。
警戒心は立派に備えてはいるが、
どちらかと言えばマフィアだからというより
生来の性分から来る臆病さなのかもしれない。

歯磨き中にじゃれ合うのがなんだか面白くなってしまった。
とはいえあんまり押しすぎも良くないので、
少し撫でていい加減にやめることにする。

「寝室に何置くかって難しいよなー……。
 サイドテーブルとかランプとかか?」
「ああ、なるほどな。まあ確かにこりゃ一人で寝るたあ…」

広いよなあ、とまた改めて呟いて。

「…………」
「おお……」

ベッドの縦幅と自分の縦幅を比べた。
セーフだった。
(-498) susuya 2023/09/19(Tue) 23:16:43

【独】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
残っていない、との言葉を信じられる?
信じる
(-499) redhaguki 2023/09/19(Tue) 23:19:07

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

にこにこと、細まった翡翠の瞳が貴方を見る。
まるでバーに来たお客を接客するのと同じように。
貴方に愛想のいい笑顔を向け続ける。

「じゃあ、誤認逮捕なんでしょうね。」
「この捜査に誤認がないっていうのなら」
「貴方だって同じ穴の狢ってことじゃない?」

そうでしょう、と挑発的な笑みを浮かべて。
ヴィットーレの主張はあくまで"無実"だ。
自分はマフィアでもなく、ましてや人身売買などするはずもなく。
してないのだから仕入れ先なんてものもない。
全ての嫌疑に否を通し続けている。なにをされても。

「探られて痛い腹なんてないわ。」
「貴方たち正義を自称する人たちが納得できないというなら。」

布で巻かれた血だらけの両手を、前に差し出す。

「どうぞ───お好きなだけ。」

───ヴィットーレには、覚悟がある。
必ず隠し通してみせるという覚悟が。
(-500) arenda 2023/09/19(Tue) 23:26:28

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

「ならいいが。
 この後のことを考えるとなあ」

困ったように頬をかく。そうするといてえ、と当然の悲鳴をあげて、びくんと顔をそらす。
牢の中のアレッサンドロはなんだか気が抜けたようで──
いや、気のせいではなく、彼は何かに安堵し、満足していた。

場所と境遇とのギャップが、その違和感を不気味に縁取るかのようだ。
そんなことにも構わず、男はあなたの軽口に肩をすくめる。


「子供のころはずっとこんな感じだった。
 成長すると色男になったわけだが」

だらしなくかいたあぐらの上で、気怠そうに足を組み直す。

「そういうお前も、なんだかしんどそうだな。
 仕事が辛いか?」

からから。笑い声は、牢獄のなかにばかりこだました。
(-501) gt 2023/09/19(Tue) 23:31:07

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

「……そうか」

長く、長く沈黙があった。少なくともそこには納得があった。
思考がぐるぐると落ちた先には少なくとも着地点がはっきりとあって、
遣り切れない思いを消化するだけの道筋を得た、そういう響きだった。

「お前がそう云うんだったら、そうなんだろう。
 そういうことにしておくさ」

憎まれ口めいた言葉を残して、冷たい廊下から立ち上がる。
長らくいられるわけではないし、こんな情勢で出来ることも多くはない。
いずれは案内をした職員も戻ってきかねない、それだけの時間が過ぎていた。

「アレッサンドロ」

最後に一言だけ、貴方の名前を口にする。呼び寄せるように。
けれども貴方に応える義理のあることではない。貴方に責のあることではない。
放り投げられたボールをどうしてやるかなんて誰が決めるものでもない。
振り向かない権利は貴方にあって、引く指に引かれてやるかどうかなんて、強制力もない。
そのくせ、こちらを向かない瞳に向ける諦めは、縋るような輪郭をしていた。
(-502) redhaguki 2023/09/19(Tue) 23:31:12

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

「そっ」
「揃いというわけじゃなくて……似たようなのしか持ってないんだよ」

どう聞いても苦し紛れの言い訳だ。
本当に似たようなのしか持っていないのだが、揃いと取られて当然ではあるのだから。
ただ、それを柔らかい笑みを浮かべて言われるものだから動揺してしまうのは仕方ない。

だって、ベッドはもう、すぐ側にあるんだから。

何をそんなに考え込むことがあるんだろうと、心を落ち着けながらも訝しんで。
揺れる視線をきょろきょろ追いかけながら明け渡されるように、ベッドの上に足をかけた。

「は、見る?」
「あ、いや……うん、そう、だよね」

通常、人を寝かそうとするだけなら一緒に寝る必要は必ずしも必要ない。
けれど以前の事を考えたなら、一緒に寝てもらったほうが良い。
酔いもあったが、隣に人がいる温かさと隣の寝顔のあどけなさが安心感を誘って、寝ることができたのだと、そう思うし、隣で見られているというのは、逆に緊張してしまうだろう。

だから―――――


(-503) eve_1224 2023/09/19(Tue) 23:32:02

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

「キミも一緒に……、横に、
寝てくれない、かな


心の中の言い訳を打ち消すかのように、ベッドの上から、そろりと手を伸ばして、ぎゅ、とその袖を掴んだ。
もう寝転ぶだけの状態だったから、あなたの視線は10cmよりももっと高くて自然と見上げていて、なんだか強請ってるみたいだな、なんて心の中で呟く。
揺らめく花浅葱が、こう言うので限界だと語っているように見えるかもしれない。

子供ではないのだから。
あんな話をしたのだから。
それがどういう事になるかなんて、ちゃんとわかっている。
逃げるチャンスだって、ちゃんとあった。
これが最後の”待て”Aspettareなのなら、僕は”いいよ”Beneと手を広げてやるだけだ。
(-504) eve_1224 2023/09/19(Tue) 23:35:24

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

『そりゃいい。人を騙せる女はいい女だよ』

猫のスタンプが送られてくると少し微笑んだ。
かわい、と呟いて。

『おう』『任せな』

そう返せば、ロメオの返信は途切れるだろう。

「…………」

心配をしている。
様々を、考えている。

ロメオはこれよりもっと人が減る事を知っていた。
警察も、マフィアも。
目星がつけられている人がいるという事も。

自分が、あなたが、親しい誰かがいなくなった時。
その時のことを、考えている。
(-505) susuya 2023/09/19(Tue) 23:39:51

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

 
優しい声が聞こえる。いつも慰めてくれる時の、
頭を撫でてくれようとする時の貴方の声。
落ち着かせようとしてくれてるんだ。わかってるはずなのに、

「約束、した……ヴィットーレの、嘘だと思いたくない…
 私達のこと、懸命に思ってくれてるのもわかるよ、でも…
 だけど、だけど……こんな場所に、何日もいたら……」

早く、早く何とかしないと。
どうしてこんなことになってしまったの。
子供達を救う為にマフィアになったヴィットーレ。

罪が一切ないとはいえないけれど、少なくともこんな目に遭うような人ではないはずだ。それが悔しくて、自分達を分け隔てる檻を意味がないとわかっていても強く、強く握りしめた。
暫くそうし続けていたが不意に何かを閃いたように目を開き。

「……そう、そうだ……
 逃走ルート、計算すれば、……
 そうよ。早く逃げられるなら逃げられるに越した事は」

「あのね、ヴィットーレ、今考えるから。
 時間はかかるかもしれないけど、うまくやれると思うの…!」

そうだ、名案とばかりに呟かれた言葉だが、
完全な自惚れだ。女にそこまで全てを搔い潜り、
貴方を密かに脱獄させる力は、一切ない。

幸か不幸か、ここまで無事に来れてしまったから。
不思議な力があるから、とんとん拍子に上手くいっている今、次もいけるかもしれないと、下手な高揚感に煽られ愚かな女は甘すぎる算段を立てようとしている。
(-506) poru 2023/09/19(Tue) 23:42:12

【教】 コピーキャット ペネロペ


「あいつ、顔が広いからな。人気者の宿命ってやつかね」

盗み見た話では耳聡い者から順番に、と。
名前と長所が知れ渡っているという事は弱点にもなり得る。
凡庸である事のメリットもまた、そこにあるのだろう。

「あんたにとって敵でいいのか?穏健派だしまあいいのか。
 ま、強引且つ唐突に施行された法案とはいえ
 流石に優秀な奴が集められてるだろうしな」

「まあ実働部隊ともなれば色々恨みも買うだろう。
 そのうち尻尾は出てくるだろうさ」
(/11) unforg00 2023/09/19(Tue) 23:42:43

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

男は貴方の店を訪ねたことがない。
あったならその笑顔はまた別の感傷を齎したのかもしれないが、今は単に胡散臭さを感じさせるだけだ。貴方への偏見が疑惑を助長する。

同じ穴の狢・・・・・
飛び出した言葉に、これはあからさまに顔を顰めた。
不快そうな面差しで言葉を吐きかける。

「愚弄するなよ。」
「マフィアなどと同類なわけがないだろう。この俺が?」

殊更に見下すような言動は、誇りを傷つけられた者の常だ。
それでも本人はいら立ちを隠しているつもりか、未だ声を荒げることはない。
代わりと言うように、再び、大きな溜息。
差し出された両手を、まるで汚らわしい物でも見るような目で見た。

「一緒に」
「するなと言っているんだ。俺は、お前たちとは違う。」
「無節操に暴力を好む、ノッテお前たちのような生き物とは。」

がたん。腹立たし気に椅子が揺れた。
同時に男の腕がだん、と机を叩く。
振動のせいで、爪の剥がれた断面と布地が擦れたはずだ。
その微弱な刺激さえ新鮮な傷口は拾うだろう。貴方は何か、反応しただろうか。
(-507) rik_kr 2023/09/19(Tue) 23:45:38

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「どういう意味だよ」

言い方が、なんだか気に入らなくて拗ねたような顔になる。
急に変な例え話をしておいて、そんな、安心したような息をつくなんて、意味がわからない。

「普通じゃなかったら、なんなんだい?」
「言ってる意味はわからないけど……僕が誰に身体を許そうが僕の勝手だ。
 許してもいいと思ったら許すし、自分の価値なんてどうでもいいよ」

大事な人に幸を与えられるなら、それを成すその時に、自分は別にそこに居れなくたって構わない。
他の誰が傷つこうとも、自分が傷つこうとも、それを成す方が良いと、本気で思っているのだから。

「でも、そうだな……」
「もし、そういう機会があったとしても……キミと恋人になるのは、嫌だな」

だって。
3ヶ月で飽きられてしまうのは、嫌だろう?
例え身体をキミに許したとしても、幼馴染が良いんだ。ずっと、ずっと、壊れることはないから。


執行候補の話には、一瞬目を見張ったが、そうか、と小さく息を漏らした。自分でも怖いほど落ち着いているけれど、自分には今はやるべきことがあると思っているから、取り乱している場合ではないのだ。

「近寄るなっていうけど……僕は僕のやれることをやる。
 キミが捕まるなんて、僕は許さない」

「アリソン・カンパネッロに……僕は、会いに行くよ」
(_9) eve_1224 2023/09/19(Tue) 23:50:58

【教】 pasticciona アリーチェ

「言葉の綾で、つい……
 実際にどう集められたかはわからないから、
 味方か敵かはわからないけれど……
 でも打倒したい法案なのは事実だから……敵?」

「命じられていたりするなら恨みは私はないんだけどね…
 いずれにせよ、もう少し待つしかないのが辛いわ……」
(/12) poru 2023/09/19(Tue) 23:53:29

【妖】 路地の花 フィオレ

「あとは置くなら私くらい?」

当然、冗談。話しながら、ローテーブルにチーズとろけるパニーニやサラダ。ローストポークにチーズや生ハムの切り落とし。デザートにはカットフルーツのパックを並べている。
それぞれ、食べきれるよう量は抑えられているようで。ワインも多くて1人2杯くらいといったところ。
ワイングラス、ある?なんて聞きながら。

「まあ、私の部屋も同じくらいね。殆ど使ってないし……
 あとは貰ったものが置かれてるくらいで」

視線を追って、秋の花が目に入ると。ふふ、と小さく笑う。
家でも育ててるんだなあ。

「……兄弟同然で育ったひとがね、捕まったんですって」
「弟の方はあなたも知ってる顔かもしれないわ、警察の子だから」

だから、どうしてもね。と、一つだけ小さな紙袋をソファにのこして。
眉を下げて笑う。
($13) otomizu 2023/09/19(Tue) 23:53:58

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

「そうなんだよ。ちゃんとオレの足音、分かんだなって」

誰かが自分の帰りを迎えてくれるなんてこと、
今まではなかったから嬉しいのだ。
先行きに不安はあるものの、今の所、いいなと思っている。

「ハ。違いないすね」
「気まぐれで店閉めないように店長にも言っときますよ」

店長は平気だと言っていたから大丈夫だとは思うけれど、
この騒動の余波で店を休まれるのもなんだか嫌なので。
バイトの身ながらでも守れるものはあると思いたい。

「……ああ。そういえばあんたはそうでしたね」
「世話んなりました。多分もう大丈夫」
「な」

猫もナア、と鳴いた。くつくつとロメオは笑う。

「オレも解放されたし帰るとしますわ。……」
「じゃ」

「また店で」

猫が付いてくる様子はない事にそっと安堵しつつ、
貴女に背を向ければ後ろ手に軽く手を振った。
呼び止めなければ、きっとそのまま公園を後にするだろう。
(-508) susuya 2023/09/19(Tue) 23:56:46

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

『もっといい女になってみせるわ』
『道端に咲く花は、強かに生きるものだからね』

手を振る猫のスタンプを送って。
ここでこちらも返事を止めた。

「……いなくならないでね」
「みんな、私を置いていくなんて……本当に、嫌だから」


祈りを捧げる。女には、そのくらいしか出来なかった。
自分を支えてくれる人達に、理不尽が襲い掛かりませんように。
(-509) otomizu 2023/09/19(Tue) 23:57:45

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

「若いな。相手が何者かも知れないってのに」

溢した声には多少の笑いが含まれていた。それを無礼と取ることも出来るだろう。
声音からいくらか相手が年若いことを見て取ったのが一つ、
こんな施策を振るう側であるのは違えない警官を相手にして尚案ずるほどの、
優しさ、あるいは俠気だろうか、それを懐いている姿勢に対してが一つ。
少なくとも警官のほうは、警戒ばかりを電話口に向けているわけではないようだった。

数刻。

入念に監視の目を欺いて追手を撒いて、待ち合わせ場所へと辿り着く。
貴方の前に現れた男は、長いコートを着込んではいるものの丸腰であるようだった。
拳銃の一つも提げてしまえば、あるいは防弾ベストなんて着込んでしまえば、
きちんとした仕立てのスーツは見かけの型が崩れてしまう。
一般人にはわからない違いだろうが、部下を率いるソルジャーの立場、
有望だろう貴方であればそうした違いは見た目でわかる範疇のことかもしれない。
片手にはアタッシュケースを持ち、小暗い廃屋の中に座る。
かつては待合席なりだったのだろう破れたソファの上に、男の姿はあった。

「……どうも。
 少なくともここに押し込みが来ることは無い筈だ、安心しな。
 確か話じゃ、俺が狙われてるってことだったが。どうしてお前がそれを知らせる。
 俺が多少お前たちについて、口利きしてやってるからか?
 今じゃあいつが捕まっているんだから、その利点もお前たちにあるかどうかわからんがね」

まずは、貴方の言葉に耳を傾けるべきだろう。
とはいえどこまで話すべきかなんてのは、貴方の立場を思えば難しいことだろう。
それとなく、己の側で思い当たりのあるところをぽつぽつと挙げる。
(-510) redhaguki 2023/09/20(Wed) 0:04:49

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

――かつん。

廊下に一つの足音が響く。
牢の中にあなたはどんな格好でいるだろうか。
立っているなら堂々と見据えて、座っているなら冷めた目で見下ろして、あなたを見る一人の男が牢の前に立った。

いつもは客としてあなたの前に立っていたけれど、今日は違う。
警察として、多少の無理を通してここに訪れた。
そうでなければ、ここに堂々と来ることは出来まい。

「アレッサンドロ・”黒眼鏡の”・ルカーニア……いや」

つらつら語るはあなたの名前。
でもね、知っているんだ。お前の、正体。


「アリソン・カンパネッロ」


「……取り調べを……させてもらうよ」

―――聞きたいことが、あるんだ。
(-511) eve_1224 2023/09/20(Wed) 0:08:46
路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a19) otomizu 2023/09/20(Wed) 0:16:29

【教】 コピーキャット ペネロペ


「法案に賛同したか、単に仕事としてやっているか、
 何らかの取引、弱みを握られたか……思惑はそれぞれだろうな」

「間違いないのは例の法案が街を荒らしてるって事だ。
 マフィア、警察、一般市民を問わずな」

誰彼構わず向けられる矛先は街の日常を壊していく。
それは誰にとっても本意ではなかったはずだ。

少なくとも、件の法案に賛同した者以外にとっては。

「この夢も予知夢までは見せちゃくれないらしいな。
 ま……急いても事は動かない。次を待とうじゃねえの」

夢の景色は移り変わっては薄れ、消えていく。

そして、そのうちにまた、目が覚める。
(/13) unforg00 2023/09/20(Wed) 0:24:00

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

否定の言葉にまた笑みを深めもしたんだろう。
それくらいわかる。自分の家にある寝間着だって、全部同じような色形をしているんだから。
少し考えれば────考えずともわかるようなことを、真面目に否定する貴方が可笑しかった。

そして、続いた貴方の言葉。
段々小さく、尻すぼみになったそれ。
けれどその音は、きちんと空気を震わせて男に届いた。
それを男は、ひとまず無言で咀嚼したのだろう。

それが。

(-512) rik_kr 2023/09/20(Wed) 0:35:29

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

それが、男が穏やかな顔をしていた、最後のこと。


貴方は男の袖を引いた。
それよりも強い力で、男は貴方の背を引き寄せた。

鼻先が突き合わされるほどの距離。
吐息を感じるほどの距離。互いの瞳しか映らないくらいの距離。
色を増した金色が、瞳孔の開いたその瞳が、全てを飲み込もうとするようだった。

「いいんですか?」「先輩。」
解っていますか・・・・・・・
?」

問う。
のは、きっと形だけ。

本当に止める気があるなら。
本当に止められる気があるなら。
こんな、確認はしないのだ。
これは責任を分かつ言葉。
貴方を共犯者にする確認。

は、既に牙を顕わにした。
(-513) rik_kr 2023/09/20(Wed) 0:36:44

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

開きかけた口がその悲鳴で閉じる。
そのまま眉間に薄い皺を寄せた。
何でこっちまで痛くならなきゃいけないんだろう。
なんだか満足そうなのが、また、腹が立つ。

「……
辛い、ですよ。


だからちょっとくらい仕返ししてやってもいいかなと思った。

「…聞いてくださいよ。」
「いきなり上司さんがいなくなっちゃって」
「困ったことがあったら言えだとか」
「仕事に穴は空けないだとかいってたくせに」

「どおしたらいいかわかんないじゃないですか」
「あたし、これから誰に何を報告したらいいんですか」

少しずつ声が震えていく。
本当に。仕返しですら痛くさせるんだから理不尽だこんなの。
まだ言ってやりたいことはいくらでもあるけど熱くなった目頭に中断させられる。
泣いてなんかやりたくない。路頭に迷ってただ泣くなんて嫌だった。
(-514) oO832mk 2023/09/20(Wed) 0:50:43

【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ

「……いいなあ」

しみじみとつい漏れた。
本気で検討したいなと思う反面、
もしかしたらこんな状態じゃなくても元から自分は飼えなかったかもななんて薄く思う。


「ふふ、よろしくお願いしまあす。」

幾ら目かのお願い。厚かましい常連客だ。
空になった紙コップを丁寧に半分に折りたたむ。

「お返事できるんですねえ。」
「かしこおい。」

あなたと一緒にくすくす笑い。

「はあい。」
「またお店でえ。」

立ち去る背中に手を振った。
ゴミやら何やら回収した後、そうして女も仕事に戻った。
(-515) oO832mk 2023/09/20(Wed) 1:06:26

【人】 徒花 テオドロ

>>8 ヴィンセンツィオ 0日目

「……それをやるのは俺でなくていい、と思ってしまいます。
 親しみのある警官や、人を頼りにする生き方は、
 なにも全ての者が行う必要なんて無いのだと……

 いや、分かっているんです。ある程度は荷を預けられる相手を持つこと、それを拒まない者がいることだって理解してないわけでない」

それすら無駄と切り捨てられるほど、己は冷酷でも愚昧でもない。結論は出ていて、対して論ずることも今の自分の中では終わっている。

「俺には向いていない」
「でも、だから……出来ないわけではなく、
 ただ時間がかかるというだけなのでしょうね」

故に必要以上に踏み込まれないことも相まって、
反発ではなく、なだらかな形の譲歩に落ち着いていた。

「……こちらが付き合うのは構いませんが……ああ」
「いえ、何でもありません。
 お気になさらず、結局は行き先が同じなんですから」

甘えることも大事。合わせた歩調と共にその一歩目を行く。

#街中
(27) backador 2023/09/20(Wed) 1:11:25

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「ぅ、わっ」

強く背中を抱かれて、膝立ちになる。
何も支えがなければベッドから落ちていたかも知れないけれど、あなたの腕と身体が男を包むから、しっかりと抱きとめられてしまった。
くっついた身体から、互いの熱が伝わる。お風呂上がりだから二人共きっとまだ温かいだろう。

くどいほど何度も繰り返される確認は、それだけで羞恥を掻き立てられて心臓に悪い。
無言でこくりと頷いたから、額がこつんとぶつかりそうになった。

解ってるよ。
―――それが、肯定。


……もう、これは決して従順な犬なんかではない。
獰猛で、震える獲物を狙う狼だ。

眼前に広がるのは、怖いほど貫いてくる金の瞳。
近づきすぎた自分の目には、ギラギラとしたそれしか映らなくて。
その中に映る自分の顔が見たくなくて。
きゅ、と花浅葱の花弁を閉じた。

それはもう、あなたにとってはただの合図にしかならないはずだ。
(-516) eve_1224 2023/09/20(Wed) 1:17:48

【独】 マスター エリカ

/*
雑談で玉窓話題になってたからサラッと見たけどおもろが過ぎる。ミネちゃんこれでマジで仕込みしているんだからすげぇよな。親機〜〜〜!!!!
(-517) 66111 2023/09/20(Wed) 1:30:40

【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ

落ち着いた頃。あなたに面会に来た女が1人。
赤縁の細フレームメガネに、髪を緩く後ろで結んで。
立場を悟られないような姿で。

あなたの現状を知らないから、ただ不安そうな顔であなたの姿を見ている。

「ヴィー…?」
(-518) otomizu 2023/09/20(Wed) 1:31:59

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ

はぁ〜〜〜〜っ、ため息が通話口から聞こえる。
そこに含まれる色が幾つ、電波という変換機に乗せられたか。
……いいや、そんな事考える必要もない。
だって、いつだって傍に居るんだから。今も、きっと。
互いに十全に伝わっている……はず、だ。

「ああ、……エリー。」
「また!」

別に、寂しくない。嘘、少しだけ寂しい。
別に、辛くない。嘘、そこそこ辛い。
だから、俺は幸せだ。愛してる。

多くをたったの二文字に乗せて。
唇は、また触れ合える時まで取っておく。

愛しい俺のお姫様。何があっても傍にいるから、安心していて。
(-519) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 1:41:24

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

数値にしてきっかり10cm。小さいように思えて、その差は大きい。
目線が違う。服のサイズが違う。手の大きさが違う。一歩の幅が違う。体格が同じでも体重が違う。
おまけに貴方は華奢だから、余計にその差は顕わになった。

引き寄せた手は抱き竦める手に変わり、捕らえる腕になる。
ひっくり返す術もない体重をかけて男は貴方を縫い留める。
そうしてやはり、犬がするように貴方へ身体を擦り寄せて。
これもまた犬がするように、ついには鼻先を触れ合わせた。
それでもこれから行われるのは、主人と飼い犬の間では絶対に行われない行為だ。

唇を合わせるより先に、これは貴方の首筋に顔を埋める。
そうしてすうと息を吸って、柔くその部分に噛みついた。

「先輩」
「俺は嬉しいですよ」


何も聞かれていないのにそんなことを言うのは、高揚の証なのだろう。
(-520) rik_kr 2023/09/20(Wed) 1:49:31

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

爪と指の跡が、充血したような赤く小さなあざが、
からだのあちこちに残っている。
交わりの痕跡を互いの体に刻みながら、体液を混ぜ合い重ねようと…した格好のまま、止めて。

「わり」

額がごつん、とぶつかって、眉間に皺を寄せながらへら、と笑う。
肌を重ねるようになってからも、
「しない場合のデメリットが…」だのなんだのといって、
避妊具なしでは決してあなたを抱こうとしなかった。

回されていた腕から器用に体を抜いて、身を離す――かと思えば、
秘部を晒し開かれた腿にするりと両手を回して、抑え込む。
そのまま、寝技でもかけるような小器用さで女の下半身を抱え込むと、

「今日はこっちで」

──ぐちゅり、と。
蜜のように溢れだした体液を、舌先がすくう。
さぐりあてる必要もないほど触れてきたそこをぐりぐりと舌がなぞっていって、
やがてぷっくりと膨らんだ陰核をつんと突くと、
秘部全体を刺激するように顔をうずめた。
(-521) gt 2023/09/20(Wed) 1:50:21

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「んが……」

…たまに聞く、静かなのにうるさいアレッサンドロのいびきだ。
のんきなことに、男はベッドの上で腕を枕にねころんでいた。
いつも来ている柄シャツではなく、貸し出されたらしい無地のスウェット姿。
顔のあちこちは打撲か何かで腫れあがっており、瞼が片方閉じ切っていない。
ここ10年程のアレッサンドロには、似つかわしくはない…
けれどなにより、彼らしいよそおい。

とりあえずは、生きている。トドみたいなかっこうで大口を開けているが。
(-522) gt 2023/09/20(Wed) 1:53:15

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「――さて。お喋りテディくんの起動は済んだ。
 本当ならもっとばら撒いておきたかったが、
 まあ充分だろう。各テディくんからテディくんへ、
 電波中継させて……地域中に声をお届けだ。
 ククク……さて、今夜来るのか来ないのか。
 カウンターの準備は完璧だぜ、クソ法律くん?」

モーテルの受付、自身の城。
その玉座で女は待つ。自身に振り下ろされる、正義の剣を。
その剣に纏われた、暗いオーラを。

女は、先生である。それは俗称である。
この地域のあらゆるところで子供達に慕われ、
子供達に勉強や遊び、人生について教えるその姿に
誰ともなくそう呼び始めた。

時に叱り、時に謝り、時に笑い、時に励まし。
そして――時には、『プレゼント』を送った。
今、先生の授業を受けた彼らの家の多くには、
可愛らしいテディベアが飾られている。

その腹の中に仕込まれた装置が、
親機の目覚めと共に覚醒していた。
後は、王様の指示を待つだけ――。
(-523) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 1:55:38

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「そうかい、自分の価値を下げる人間はごまんとみてきた。
 それも飽きるほどにな」
「何人もにその価値を伝えてきた、価値を商品にする方法もだ」
「……なんでそれが言えるのかお前に分かるか。わからんでいい」

望むのなら与えていいが? その刹那の三ヶ月を。
それはもうきっと甘く愛して手放すだろうな、まるでそれが夢の中であったかのように。

そんな関係が長くあれるものだと男も思っていない。
だが貴方はまだ想像がついていないのだろう、この男が抱えてる妙な弱みが。

「おいおい許さないも何も……俺は悪いやつなんだよ。
 とんでもない悪事を働いてなくとも連れて行かれる理由がある。
 だから行くな。……ちょっとはお前が痛い目に遭うのも悪くないが捕まって欲しいとまでは願わん」

「大人しく言うことを聞いてくれんか。
 また無事に出れたら、……一緒に酒でも飲もうや。それでいいだろ」
(_10) toumi_ 2023/09/20(Wed) 1:58:59

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「愛なんて短い単語で、人の気持ちが全部表せるとは俺あ思わない。
 人によって愛は違うし、
 人の中でも愛は違う」

びゅう、と風が吹く。三日月島の海から吹き抜ける、低く強い潮風だ。
それはばたばたとアレッサンドロの服の裾をはためかせ、
──けれど微動だにせず、彼は紡ぐ。

「俺にとっての愛はひとつで、
 ほかは全部愛じゃない。
 じゃないと、愛が翳る・・気がしたからだ」
「優先順位の一番上。
 俺が知る限り、それが一番の愛で、嘘がない」


神様はそれも知っているのか。知っているのなら。
…呟くような声は、風とその音で千々に紛れる。

その時、ちょうど。

(2/2)
(-524) gt 2023/09/20(Wed) 2:03:56

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

──ごーん…ごーん……



見上げていた鐘が、鳴り響く。時刻の境目になるだけの、機械的なそれ。

「鐘には特に。
 ただ、」

視線を下ろす。あなたを見下ろして――

「死者に捧げるものを、花と鐘しか知らなくてね」

   笑う。

「ずっと考えてた。アリソンに捧げる鐘Il campanello di Allisonは、何がいいだろうと」
「───共犯者のお嬢さん。
 付き合ってくれたついでに聞きたいが」

    笑って。

「死者には何を捧ぐべきだろう。
 俺にとっての答えだけが、まだわからん」


     ──主犯の男は、ただ寂し気に笑う。
     それはなにもかも、もはや失った男の笑みだった。
(-525) gt 2023/09/20(Wed) 2:05:05

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>3:27 テオドロ 0日目

「一つ一つ挙げるつもりはないが、君は諦めるのが早すぎるな。
 諦めきれないものも、そのくせ多いように見える。
 若年寄ぶるのはあまり君には似合わない気がするよ」

なんて、さして貴方を知るわけでもない上役の人間の言うことだ。
それが的を射ていると感じるかどうかは、今の貴方、あるいは将来の貴方に委ねよう。
茶化したような言い方をするのは、今は考え込ませるのは一区切りの合図。
眼の前の風景に目を向けさせて、先ずは貴方の目的地へと足を向けよう。

「自分のできることを正しく評価できるのは、君のいいところだ。
 いま、どうにかしなくちゃいけないことなんてのは意外と世の中少ない。
 君の将来が私は楽しみだよ」

いつか、いずれの時まで見守っているかのように言うのだ。
その保証など少しもないくせに平気で嘯いて見せる。

それじゃあ、とふたつの足音は商店街を抜けていく。
貴方の買い物は内訳が決まっているけれど、男の方はそうでもない。
ぽつ、ぽつとアドバイスを貰ったりなんかしながらに焼菓子ふたつなんかを選んで、
他愛無いやりとりがあった頃の夕暮れが過ぎていく。

まだ、処刑台に上がるよりも前のことだった。
(28) redhaguki 2023/09/20(Wed) 2:08:14

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

ふ、と。朦朧と、水底に投じられたわら束のごとく乱れていく意識の中で、
喚く男の声を聴く。

まぁ、これでいいだろ。
しばらくは。



揺さぶられるたびに傷口から血液が零れて、ごぼりと音をたてて涎が落ちる。
警官たちはイレネオを確保しようと駆け寄り、
やがてアレッサンドロには救護班がすっ飛んでくるだろう。


──ああ、にしても、あちこち痛え。


ここで死んでも良かった・・・・・・・・・・・のだが、生き延びてしまった男は、
──口許だけを、ふ、と、笑みの形にゆがめて。

(1/2)
(-526) gt 2023/09/20(Wed) 2:13:21

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

「──動画は取っておけ、少なくとも今は。
 必要があれば削除の指令が出るだろう」
「アレッサンドロ・ルカーニアは、予定通り――……増員用の区画へ」

「あそこですか? …普段使わない場所ですよ。
 どうしてそんな」

「知らんよ。
 …出資者からの要望らしいから、そこまでは」

「はあ。
 …アリソン・カンパネッロですか。どういうやつなんですかねえ」



扉の外で、警官たちが話している。
──逮捕前に、あるタブレットから送信された一通のメール。
それは警察内部に浸透し、一部の越権行為すら可能にする力を持っていた。

金と、伝手。

10年蓄えたアレッサンドロ・ルカーニアの弾丸が、
警察をも巻き込み、ノッテファミリーと三日月島の潮風を焼き焦がす。
──あなたがそれをどこまで知るかは、分からないけれど。
(2/2)
(-527) gt 2023/09/20(Wed) 2:14:27

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「わるいね、旦那」

立ち上がるあなたを、見送る。
──いつものように。

「うん?」

普段なら、引き止めることも追い求めることもない。
だが、あなたとの間に横たわる――実に二十五年の歳月が、
男の首を再び持ち上げた。

「なんだい、ヴィンセンツィオ。
 あんたらしくねえな」

腹筋の力だけで起き上がり、よ、っと床に降りる。
無造作な足取りでぺたぺたと、裸足のままで格子に近づき、

「言いたいことあんなら言えよな。
 昔っからそうで――いや、それならあんたらしいのか?

 …いややっぱ、らしくねえ」

自問するようで、結局答えは出ている。
がしゃん、と手をつき檻を揺らせば、
その隙間越しに黒い瞳があなたを見た。
(-528) gt 2023/09/20(Wed) 2:19:47

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「おう、きたか」

男はベッドの上で、腕を枕にふてぶてしく寝転がっていた。
その顔はさんざんにはれ上がっていて、瞼は片方ろくに開いていないようだ。
それでも口許のつり上がった笑みはそのままで、
見下されているのに見下ろしているように錯覚する。

「おっと、それは女の名前か?
 悪いが俺は女子供は苦手でね。
 警察ならキチンと証拠を揃えてからきてもらおうか」

ははは、なんて声が檻の中にこだまする。
──実質認めているようなもので、きっとこれは挨拶だ。
あなたが何を聞くのかと、だらしなく組まれた脚の先がちょいと手招くようにして待っている。
(-529) gt 2023/09/20(Wed) 2:22:33

【置】 徒花 テオドロ


ようやくわかった。自分にしかできないことが。

あまりにも遠回りをし過ぎた。簡単なことだったんだ。
苦手な奴を突き放すべく嫌われ者を演じるなんて、
息をするように行い続けてはいたんだから。

この荷は誰にも預けない。預けられない。
けれど泥船に纏めて捨ててやるのは、
次善の択としてそう悪くないもののように思えた。

「万年筆かボールペンでしか受けつけない、か。
 全く、どこまでも非効率的な真似をさせてくれる」

俺が全部やるのが早いから。皆が幸せになるから。
そんな心の奥底を覆った本音寄りの建前はもういい。

自分の価値だって、誰かにはもう預けない。
俺はそうして漸く俺の持っている価値を肯定する。

「こんな物なら幾らでもくれてやりましょう。
 自棄でもなく、諦観でもなく、
 後の者に託すために、俺はその礎となる」

兄貴分でもない、幼馴染を守るものでもない。
遥か遠くに見た、三文芝居の立役者。

ただその幻影を目指して、
膨れ上がり、育ってしまった影が役に立てるなら。
(L5) backador 2023/09/20(Wed) 2:25:06
公開: 2023/09/20(Wed) 2:05:00
テオドロは、辞職願を書いた。
(a20) backador 2023/09/20(Wed) 2:25:33

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

「そうか」

震える声を、その吐露を聞いて。

「ダニエラ。
 こっち来い」


男がまずしたことは、それにこたえるでも慰めるでもなかった。
答えよりも先に、格子のそばまで歩いていく。
ぺたぺたと、普段はいているサンダルよりも軽い裸足の音。
ベッドからひらりと飛び降りたその足取りは思ったよりもしっかりとしていて、
見た目ほど重傷ではないのかこの男が頑丈なのかは半々か。

「こっち」

そうして格子の傍まで来ると――
男は隙間からほんの僅か、手を伸ばした。
(-530) gt 2023/09/20(Wed) 2:25:58
黒眼鏡は、プランがあった。
(c11) gt 2023/09/20(Wed) 2:26:42

【独】 徒花 テオドロ

さて、これを兄貴分のせいにするか、
どこぞの厄介な食虫花のせいにしてやるか。

否、第一はこんな道理の通らない法を通した奴らからだろう。
心からの嫌味を沢山ぶつけるために未来に想いを馳せる。

何もかも。今から楽しみだ。
(-531) backador 2023/09/20(Wed) 2:27:37

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
大変お待たせいたしました。
襲撃の方ですが、確定でカンターミネさんを襲います。
描写候補と情報をお渡しいたします。
流れを箇条書きにして運営ちゃんに渡して
良きようにして貰おうかなと思っております。

怪しまれないよう
カンターミネさんのところへニコロが1人で会いに行く
(カンターミネさんは気付いていても気付いていなくても何方でも可)

いつものように話しかけて
自然な流れで手錠を掛ける(摘発)


カンターミネさんの情報チームによる情報操作を
何処かのタイミングで挟んでいただき
この描写の後に波魔さんの襲撃ロールが来ると思います。

ニコロの誰にも話してない情報は以下のものです。

『10年前にダフネという恋人がいたがマフィアであり
警察に追われた際に命を落としている。』

以上、大変遅くなりましたがよろしくお願いします。
(-532) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 2:30:26

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → うたかたの ダニエラ

/*
大変遅くなりました。
描写についてご提案です。
以下の流れでどうだろうかと考えています。

怪しまれないよう
猫又さんのところへニコロが1人で会いに行く

知人なので話しながら自然に手錠を掛ける(摘発)

猫又さんによる情報操作

ダニエラさんによるニコロの逮捕(摘発)


そちらの動くタイミングや
どういう流れで逮捕に踏み切ったかはお任せしたいです。
大変ギリギリで申し訳ないですがよろしくお願いします。
(-533) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 2:35:11

【秘】 月桂樹の葉 ニコロ → うたかたの ダニエラ

/*
一つお伝え抜かりがありました。
猫又さんが流すニコロの情報に関して
ニコロ本人が誰にも言っていない情報が含まれます。
それは以下の情報です。良きようにお使いください。

『10年前にダフネという恋人がいたがマフィアであり
警察に追われた際に命を落としている。』
(-534) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 2:42:05

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡

自分よりも背の高い人間なんて見たこともないような、高い上背が貴方を見下ろす。
普段はサングラスの向こう側に隠れた目を覗き込んで、ああ、とこぼして。
歳を重ねて水気の失われつつある頬を緩めて、小さく笑った。

鉄格子に掛けられたその手へと、屈むように背を曲げて。
ほんの少しだけ。払った埃が触れるくらいに微かに。
貴方の指先に、触れるだけのキスをした。


「元気でな」


一つきりの言葉を最後に踵を返す。
こんな悪ふざけはすぐに終わるだろう。
では、その後は?

歩き慣れた革靴の底が廊下を叩いて、街へと上がっていく。
秋から冬へ巡る。10月を過ぎれば金星は見えなくなるだろう。
ヴェスペッラの名と同じように。けれど、それも牢の中では見えやしまい。

貴方の影に紛れ込んだ大嘘吐きは、それで潔く退場する。
(-535) redhaguki 2023/09/20(Wed) 2:43:06

【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の葉 ニコロ

/*
夜分にお疲れ様です。
お気になさらず…ご連絡ありがとうございました!

動くタイミングについてですが、情報操作の後即、という形にはなったかと思います。
ダニエラはこうなる以前から、ニコロさんを逮捕できるタイミングをずっと見計らっておりました。
情報操作から逮捕まで、あまりにも迅速だった、みたいな感じでしょう。

そして…猫又さんが想像している方で間違いないなら、ニコロさんには自分で手錠をかけたでしょう。絶対に。
ニコロさんに余裕があれば、襲撃RP是非させて頂きたいというのが本音な部分になりますが、無理は言いませんのでそこのところはおまかせいたしますね。

こちらからお答えできる部分は以上かな、と思います。
何かありましたらお問い合わせいただければ!
(-536) oO832mk 2023/09/20(Wed) 2:45:35

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の葉 ニコロ

/*
はぁい、了解です〜。

カンターミネは仲間内よりの情報で
逮捕に対して非常に強く警戒しているので、
自身のモーテルの受付で待ち構えているかと思われます。

手錠を掛けられた時点でおやおや、と笑い、
「ひとつ、キミにとって今最も重要な情報があるんだが、
 今のタイミングでしか意味のない情報でね。
 これを逃せばキミは間違いなく、痛い目を見るだろう。
 そこでだ、キミの過去の話と交換しないかい?」
と言った具合で交渉を持ち掛け、
件の情報を引き出すかと思われます。
それによって情報チームのマフィアと関わっていた、という
偽情報をより強固なものにし、襲撃……
といった流れになるでしょうか。

また、カンターミネは日頃子供達に配っている、
スピーカーを仕込んだテディベアで
地域中にニコロさんの事を放送するつもりのようです。
こちらが前述した「今のタイミングでしか意味のない情報」になるかと。
つまり「今お前が喋ったの、自白だよ?」という具合。

他、純粋に恥ずかしい個人情報とかでもばら撒きたければ対応致します(?)
そのような感じでよろしい……でしょうか?(念の為の確認)
(-538) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 2:53:35

【独】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
そういや母親は何歳まで生きてた?
(22)1d20+10
(-537) redhaguki 2023/09/20(Wed) 2:54:02

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

自分の感情が自分でもよく分からない。
怒ってる、はずだ。でもそれ以前に悲しくて。
█しくて。

それだというのにほんの僅かなことにもホッとする。
同時にそれが今後も続く保証がなくって不安になる。

続きを吐き出すタイミングを逃してしまい、押し黙ったまま傍へ寄る。
せめてもの反抗とばかり表情だけはぶすくれているけど、だからなんだという話でもあった。

「…なんですか……」

ぼそり。
(-539) oO832mk 2023/09/20(Wed) 2:59:25

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

汗ばんだ肌に、上がっている息。
ここまで来たのに、と恨みがましい目を向けつつ。
あなたが避妊具なしで抱いてくれないのは知っていたから、今日はここまでかなと思っていると。

腕から体が抜かれたので、起き上がろうかと肘をついたのだが。
そのままずるっと滑るように、背中が再びベッドについた。
抱え込まれたような恰好は、秘部を高い位置へと曝け出す形になる。

「あ、え……っ、んん…!」

それほど回数をこなしたことがあるわけでもない。まして、身内にはこういったコトをさせることの方が少なかっただろう。
止める間もなく、舌先がそこをなぞる。ぞくぞくとまた、背筋を快楽が駆けのぼって。
とろりと、奥から込み上げた体液が舌の上に流れるほど溢れた。
流し込み切らなかった分は横へ流れて、いやらしくシーツを濡らす。

口元にあてた手の甲の隙間から、高い声が漏れて。濡れた瞳があなたの方を見ていた。
(-540) otomizu 2023/09/20(Wed) 3:00:53

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

寝ているだけなのがわかったのなら、不安そうだった顔は少しばかり和らいで。
しゃがみこんでその寝顔を眺める。

その顔の傷は気になるが、むしろ昔を思い出すようで懐かしさすら覚えて。

「自業自得だって聞いてたけど、……らしい顔してるわ」
「アレ、可愛い妹が来たのに起きてくれないのかしら?」

気付かないかもな、と思いつつ。冗談めかして声を投げている。
(-541) otomizu 2023/09/20(Wed) 3:03:20

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

誰も訪れることがなくなった建物に、乾いた音が鳴り響いた。
時間が止まったようなその空間で長いコートは翻される。

その整ったシルエットから導き出された身軽さの違和感に気づけば疑念で眉をしかめつつも、
その出で立ちに圧倒されてしまった男は安々と席につくことなどできず、がら空きのソファを眺めるだけしかできなかった。

「どうも、ご丁寧に。
 ……どこに行っても安心できない中嬉しいね」

「さてどうしてだって?
 言ったとおり無罪のやつが放り込まれるのが嫌だったからだ。
 でも其れが一番じゃあない」

「俺は例の法案の実行役を見つけるために情報を漁っていた。
 その時にあんたの名前をあげたんだんだが……」

男の口から語られたのは貴方の身辺を詳しく調べようとした事実だ。
しかし妨害に遭い調査は中止、いくつかの連絡先は手に入ったが目立つ情報は集まらなかったという。

そして、あくまでも確率が一番高いとされる推測を男は続けた。
悪事を裁く執行の目がいつの間にか自分ではなく、貴方にターゲットを移したこと。
もし、自分が貴方を調べようとしなければ貴方は危険にさらされることなんてなかったのではないかということ。

「妨害を起こしてきた輩とあんたを嵌めようとしている警官は同一人物だ。
 タイミングが良すぎる。その上で俺は……矛先が向いたのを自分のせいだって思っている。
 これで捕まりでもしたら目覚めが悪い。
 だから……こんな偽善、全部自分のためだ」
(-542) toumi_ 2023/09/20(Wed) 5:11:20

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

大丈夫、なんて言っても安心できない事は分かってる。
姿を見せずに言う言葉なんて、毛ほどの信用もないだろう。
あなたを悲しませたくないたくないのに、あなたを慰める手も声も
今は傷ついていて何も出来ないのがもどかしい。


「───アリーチェ、それは駄目。」

そうして、貴方が脱出の計画を練ろうとすれば。
ヴィットーレは冷静な声で、それを窘める。

「ここの警備をかいくぐって抜けるのは困難だし、
仮にできても、その後に行く場所もないわ。
アジトにも孤児院にも、行ったら迷惑をかけてしまう。
それに……万が一バレた時、あなたも酷い目にあってしまう。
お願い、アタシに頑張る意味を失わせないで……」

一つ一つ、現実を教えるように問題を上げて。
今の状況がただ、どうしようもない幸運の上に成り立ってることを教える。
ファミリーや、孤児たちや、貴方を守ってると思えるから頑張れるのだ。
ヴィットーレは、万が一にも貴方達を危険に晒したくはなかった。

「……困ったわね……どうしたら安心してくれるかしら?
アリーチェ、アタシ、あなたには笑っていて欲しいの……」

妹のように可愛がってきた貴方を悲しませる今の状況が、
ただただ歯痒くて悲しい。
(-543) arenda 2023/09/20(Wed) 6:12:50

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「……なるほどなあ、だからあんなに可愛がられてんのか」

自分が黒眼鏡の管轄から離れたあと、面倒を見られている子供がいる噂は聞いていた。
ペネロペの家族まで関わっているのは詳しく知らなかったが、見ていれば懐いているのもわかる。
経緯を知れば万が一もなさそうだと納得した。

それはそうと、一度顔を見ないと信用はしないが一瞬で終わるだろうとも思った。

男は後で結局そんなアソシエーテの一人をビビらすことになる。
(-544) toumi_ 2023/09/20(Wed) 6:16:26

【秘】 徒花 テオドロ → pasticciona アリーチェ


誰に似たんだかと肩を竦めては半目を向ける。どちらかといえば自分よりか兄貴分の方に責任を押し付けたくなる。

「俺は嫌な男No.1の自負がありますが、
 それだって図々しく警察署にいますけどね。

 あいつも、俺も、当然のことをしたまでだが……
 感謝の言葉で足りないのであれば、
 当然のように受け取っていていいという訳です」

あからさまに機嫌がとれた様子を見て、
安いなあ、狙い通りだなあ、とぼんやり思い浮かべる、
その裏によかったという安堵をひっそり隠しつつ。

「見え過ぎちゃうから……そうか。
 ……そういうものか。俺に正義感なんか無いとはいえ、
 中途半端に知りすぎてしまうのは損なのかもな」

現状を打破できるのであればともかく、
そうでない時の至らない全ては毒にしかならないのだ。

「適材適所と思うならそれでいいんじゃないか。
 自分でも向いてると思っただけで大した理由はないですから。

 もっと辿ればこの目で信用できるものを確かめたい、とか、
 守る力を得たいとかあったが、警察である必要はなかった」

それこそ──別にマフィアとかでもよかった。
選ばなかったのは、そちらが向いていないと思っただけで。
(-545) backador 2023/09/20(Wed) 6:24:38

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

不快げに歪む顔を見る。
余程、悪人と同じに扱われるのが嫌らしい。
怒りというのは人の暴力性を上げ、冷静さを失わせる。
怒りに駆られたあなたが、聞き取りのためではなく
ただの鬱憤ばらしに拷問をしてくれたなら……
それはきっと最高の事だ。

「でも、上はそうは思ってはないみたいじゃない?」
「貴方はマフィアの仲間だって、次誰かが入ってきたら
言いふらしちゃおうかしら。ふふ……。……っ」

だから、挑発を加える。
ヴィットーレにとって嫌なのは、
痛みを与えられることではなく情報を吐くことだ。
黙り続けるためなら、いかな手段でもとる覚悟がある。


とはいえ……痛みを消せる訳では無い。
肉が剥き出しになった指に痛みが走って、眉を歪めた。
(-546) arenda 2023/09/20(Wed) 6:28:08

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ

面会室。
ガラス越しに連れてこられた男は、
顔にアザを作り、頬には少し血が固まっていて。
手錠のついた両手は布に包まれ、それも赤く染ってる。
きっとそんな姿であったはずだ。

「……あら、久しぶりね
キャシー

このとおり、何ともないわ。貴方はどう?寂しくない?」

普段、あなたが使う偽名のうちの1つで貴方を呼ぶ男は、
そんな痛々しい姿のまま、にこりと笑みを浮かべて見せた。
(-547) arenda 2023/09/20(Wed) 6:33:38

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「死ぬ気はないさ、死んでもいいだけだ」

あまり変わらないだろうが大事なニュアンスであることを此処の連中は知っているだろう。
だが誰かに命を捧げるという言い方は敢えて誰にも言っていない。


しばらく静かな時間が車内に流れる。

男は昔の話が出たついでにいつかの頃の自分を思い出していた。
黒眼鏡の上司の突然の事件のあと、新しい上司に変わって暮らしも見える景色も何もかもが入れ替えられたような感覚に陥って。

「っ、……ぁ……?」

息苦しい、そんな感覚に陥れば自分の胸元を押さえて息を整える。
最近になって起こるようになったそれは、何故か過去のいなくなった上司の顔を思い起こさせる。
昔はただただ
大切な人間
を失った寂しさや辛さがこの発作を起こすのだと思っていた、周りにもそう見えていたはずだ。

それは、今のルチアーノにとってそれはおかしいことであった。

「なん、で」

何故ならあの姿を思い出す暇なんて無い程、この時間や皆との暮らしで自分は十分満たされている。
ましてや今の今で誰かをぶち殺したい感情には目覚めど、昔の誰かで悲しむ隙も情もない。

「すまん、車停めて少し休ませてくれるかぁ。
 5分でいい。……信じられんと思うが
頭の中
がおかしくなってきた」

「? ペネロペ……俺、大分お前らのこと好きだよなあ」

あの頃と最近に起きた突然の奇行の発作、無心に猫を拾って来ていたのは誰かの真似事。
だが今となっては好きでもないことをさせられていたようにも思えた。
(-548) toumi_ 2023/09/20(Wed) 6:48:53

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

「大事なことじゃないですか?
 せっかく綺麗な髪ですから、切ること無いといいですね」

無鉄砲に無計画に行くよりもよっぽどいい。
特にこんな仕事をしているのだから多少心配性な方が周囲も気を揉まずに済む。
勝手に周囲をうろちょろする奴は除くとして。

じゃれあいつつしっかりと磨いた歯を水で流し、鏡で確認して。
寝室に行くまでの間に予定されていた反撃は撫でられたことにより急遽取りやめとなった。

「ね、広いでしょう。
 あーひとりでねるのはさみしいなー」

あからさまな棒読みだ。
ソファベッドがあると言っていたのはどこへやら。部屋に来てからの貴方の様子からして、断られないだろうと踏んで甘えているのだろう。
勿論今からでもそれを言い出せば、同じ部屋にいるからいいかとけろっとした顔をするのだろう。
(-549) NineN 2023/09/20(Wed) 6:57:51

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

『そうかい、ならよかった』

他にもつかんでいる情報はあれど不安にさせるものばかり。
何でもかんでも話してしまうのは悪手であるとその身をもって学んでいる。

『逃げる準備をしてるから部屋も片付けることにしている』
『だから驚かせると思うが名前が上がらんことを祈ってくれ』

こんな時に突然抜け出したソルジャーとでも笑われてしまうかもしれない。
それでもやれるだけのことはやってあなた達に降りかかる被害を避けたいと考えている。

『お前いつかティラミスが気に入ったケーキの店があっただろ。
 なにかあったらそこのお嬢さんに手紙でも物でも渡してくれ』

『捕まってなかったら俺に届くようになってる。
 そしてお前宛にもなにか用意しておくよ』

泣くなとは言えないのは情けなかったが。
もうあなたのことは端から無条件に信じていたのだ、これぐらい許して欲しい。

『フィオレ、俺はお前を置いていかん。信じろ』
(-550) toumi_ 2023/09/20(Wed) 7:18:58

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

男は静かにあなたの言葉に耳を傾けていた。
此処まで足を運んだ労力を無碍にするわけでもなく、経緯を聞き取る。
しかし、最後まで聞いたならばやはり男は低く唸るように笑った。
他人ひとを青く見たような、威圧的で尊大な態度だ。
表立っての上級警部殿、の振る舞いとはまるで違った陰険さを男は持っていた。

「……確かに道理は適っている。矛先が向いたのは、お前のせいかもな。
 けれども残念ながら俺は無罪の輩ってわけじゃあない。
 大方、こっちを挙げたほうが成果になると踏んだんだろうさ」

立ち尽くす侭の貴方に対して、アタッシュケースが差し出される。
受け取らないのであったとしても、押し付けるように足元まで蹴り出された。
慎重に扱うべきものにしては、その扱いはぞんざいだった。

「このまま俺が持っていれば警察の手に渡る。
 どうせ仔細に至らない程度には調べ尽くされているだろうが、
 それじゃあお前たちの手には渡らなくなっちまうからな。
 何、物騒なもんじゃない、唯の情報だ」

葉巻の一つでも吸おうかとポケットに手をやって、やめた。
閉鎖空間で目立つことはないだろうが、
どうせこのあと殴られでもするなら勿体ない。


「俺のことが知りたけりゃ古株の――……そう、オルランド辺りにでも聞きゃよかった。
 それで俺がどんな奴だかわかる。

 お前の上司の"港"を荒らした、ニ年間とおまけの記録だ。受け取れよ」
(-551) redhaguki 2023/09/20(Wed) 7:19:07

【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

骨が軋み、肉が弾ける。
ヴィンセンツィオとの間にあった物質的交流なんて
大体はそんなものだったから、指先に触れる感覚にぱちぱちと、
瞬きだけを返す。

「旦那?」

困ったように頬をかく、けれど。
その立ち去る背中が、革靴の後が、恐らくはあなたの選んだ道なのだろうと思えば、
もはや伸ばす手も問う言葉もない。

「はー……」

くるりとその体を反転させて、がしゃん、と格子に背を預けた。


「あんたともっかい、
 り合ってみたかったけどな」


──ぽつり、と呟いた言葉を聞く者は、牢獄の中には誰もいない。
鉄格子の隙間から広く細い廊下へと残響して、
いずこかへと消えていく。
(-552) gt 2023/09/20(Wed) 7:24:49

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

ぐち、ぐち、くちゅ。

唾液の音か、それとも愛液の高鳴りか。
水音をひたすらにかきたてて、
性欲の昂りはますます劈き、燻り続けている。
それでもただ奉仕し、注ぎ込むように
自らの口吻でそこを啄み、舌を潜り込ませることだけ。

「……ん、……ぅ、……」


寄せてはただ返す波のように、
一定のリズムを崩さない鼓動のように、
同じ場所を執拗に責め苛む。
掌はときたま腿をかりかりと刺激するように弄い、
溢れる体液はぽたぽたと肌を伝い落ちていくけれど、

「……っ、……っは、……ん、……」


くちゅ、と唇が吸い付く音。
黒く、けれど燃えるように硬くそこにある瞳は、
口淫を続けながらもあなたの瞳をじいとみている。
あなたの様子を窺うように、
あなたの快楽を探るように。


やがてあなたが達するまで、ときたま体位を変えながらも
腕は離れず、それは続く。
(-553) gt 2023/09/20(Wed) 7:32:53

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ


黒眼鏡の眠りは浅いほうだ。
あなたと共に眠りに落ちたとしても、
気が付くと起きていることが多かった。
──そしてただあなたにぎゅっとしがみついて、何かに耐えるように眠るとき。
彼は、夢を見ていたのだろう。
多分、今日もそんな夢を見ている――

そういう時は決まって、起きたらしかめつらになって、
「夢見た」「忘れた」だのとぐだぐだ言っていたが。


「…アリソン?」



あなたの声にぴくり、と肩が震える。
ぼうと寝ぼけるような声で、
アレッサンドロはゆっくりと上体を起こした。



「……フィオじゃねえか。
 お前どうした、こんな場所に、大丈夫か?」

驚いたように声が弾んで、がばっと身を起こす。
(-554) gt 2023/09/20(Wed) 7:37:52

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「僕に価値がなくなったとして、何が変わるっていうんだい。
 初物は高いって言葉では聞くけど、別に、身売りしようなんて思ってない」

ただ、傷ついてもいいと、思っているだけ。

「わからないよ。身体は担保になるって話かい?
 そういう仕事を……してきたんだよね、キミはさ」

望まないし、要らない。そんなまやかしの三ヶ月は。
自分に甘くしてほしいなんて思ったことがないのだ、ましてや、夢にしたいなんて絶対に願わない。
弱みだって何も気づいてないけれど……

ただ、あなたに願うのは、置いて行かないで欲しい。
たった、それだけなのだ。

「キミを捕まえるのは僕だよ。
 逮捕されるほどの……、正当な理由がないのに無理やり逮捕するなんて、間違ってる。
 僕だってただで捕まえられるのは嫌だけど、アレの正体を掴んだなら、行かないわけにいかないだろ」

「捕らえられた後輩が居て、僕は先輩」
「キミは、たった一人の幼馴染で」

「僕は警察だ」
(_11) eve_1224 2023/09/20(Wed) 7:41:38

【秘】 徒花 テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ


眉を顰める。決して鈍感な方ではない。今の答えが満足いくものかはともかく、何か琴線に触れたことくらいは察して、やはり物好きめと密かに心の内で詰る。

「裸の付き合いや同衾を通り越して、
 更に裸でいるところを撮られるとなると……
 法外な金額でも貰わないと割りに合いませんね」

それならそれでいい。
人に好かれる性質ではないと認識していれど、
肯定されることが嫌いなわけでもなかったから。

「愚痴というか、苦言をそっくりそのまま言ってやっても別に構わないんですが……」

「少なくとも、あんたが扱い慣れているであろう、
 女でも猫でもないことは確かだな。
 逃げも隠れもしないさ、俺はただ選んでここに居る」

最初から変わらない。その報いとして何をされようと後悔することだってきっとない。
どうせ今更逃げ切れるものでもないのだ、なるようになればいい。
(-555) backador 2023/09/20(Wed) 7:44:11

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ


「ん」

くしゃり、と、前髪に手が触れる。
寄ってきたあなたの頭を、
格子を抜けた指先で弄うようにくしゃくしゃ、
どうやら撫でているつもりのようだ。

「わりい、苦労かけた。
 メッセージくらい残すべきかと思ったんだが、
 忙しくてな」

すまん、と何度か繰り返して。
口の端に浮かんだ優し気な笑みを指を伝い届けるかのように。


「…一応、例の店からはまだ俺のところに情報がくるようにしてある。
 少し時間はかかるが、もし報告したいことがあればあそこを使え」

どうやって情報がくるのだろうか。

「それと、次だが――……」

そこで、アレッサンドロは、
なんだか悩むように言葉を止めて。



「お前、どうしたい?」
(-556) gt 2023/09/20(Wed) 7:44:20

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「怪我は特に無いが……。まあ、そういうんなら。
 ちなみにペネロペからもお前は大丈夫とのお墨付きだったんで喜んどけ。
 今のこれは口を滑らせたんで本人には内緒な」

今真実を知っているものの中で、自分のせいと責めるのは大凡この男だけだ。
それでも無茶をさせるきっかけを与えたことには違いない。


「何と言うか、ダヴィードにはそのまま過ごしてほしいね。
 俺がお前ぐらいの頃は……」

そう話しているとふいに口元を抑え言葉を止める。
なにか驚いているように何度が瞬きすれば深呼吸をして。

「……? ん、すまん気分が悪くなった。
 水飲んだら治る。というわけで面会や後のことは頼んだ。
 ……今のうちに俺に聞いておきたいことや相談はあるか?」

「多分俺はしばらく顔を見せん、これは明日には通じない俺の個人の連絡先だ」

何故か明日には通じないプライベート用の連絡を渡して苦笑いをした。
(-557) toumi_ 2023/09/20(Wed) 7:59:54

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

―――嬉しい?

それなら、よかった。

耳に届いた言葉と殆ど同時に、首筋に柔く歯が立てられた。
抱き寄せられ、覆いかぶさるように抱きすくめられた状態では、抵抗どころか身動きすらできそうもない。
遠い子供の頃の記憶に一度だけ、ゴールデンレトリバーを飼ってたけれど、よくこんな風に乗られては顔中舐められたっけ、なんて思い出したりしてしまった。

そんな事を思い出してる間にも、首には歯型か鬱血痕がついてしまったかもしれないが、男は別に、それでも構わない。

「……っ」

それよりも。
手なんて繋いだことなかったから、あなたの手がこんなに大きくて無骨だってことを今まで知らなかった。
服のサイズも、何もかも、今までこちらに合わせてくれていただけで大きな差があるということを、初めて知った。

やり場のない手を、そっとその背に回してしがみつくようにして、僕は。
その背の広さも違うということも、やはり、初めて知った。
(-558) eve_1224 2023/09/20(Wed) 8:05:11

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

「…………。」
「……なんですかぁ…」

同じ言葉なのに、どうにも情けない声が出た。
どちらかというとあの車内の態度の方が近い。
へたくそだなんて思いながらも、口にしないで大人しくしている。

「…謝ったって、許しません


本当に、苦労したんだ。今も、している。
それでも予兆があったからまだ耐えられた。
…そのことにだって、ありがとうなんて言ってやらない。
薄紅色のバスボムは、今も使わず置かれている。

短く了解を告げ少し落ち着く。
まだそうやって必要とされている間は地に足をつけていることができた。

「…あたしは」
「こんな悪法、とっととぶっ壊してやりたいですけど…」

顔が本気だ。本当に馬鹿な法案だと思う。
それを利用して今女は、もうひとつの摘発チームを解体させようと企んでいる訳だが。

「そういう話じゃ、ないですよねぇ」
「なんですかあ」

張り詰めていた分が随分と弛緩して、声音に反映されていく。
そこまで単純なつもり、なかったんだけどなあ
(-559) oO832mk 2023/09/20(Wed) 8:17:59

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「酷いツラだね、誰にやられたの?」

くすりと、笑う。
その様子では、クリアな視界ではないだろうから、どこまで自分の顔が見えてるかわからなくて。
男は牢の格子に手をかけて、その顔を寄せた。

「まぁ、答えずとも大体わかったけど……。
 僕の大型犬の後輩イレネオが、随分と世話になったみたいだね」

正義感が強くマフィアを嫌う彼のこと。
自分が睡眠薬を買いに行った、それを見ただけで強い力で問い詰めてきたくらいだから、彼があなたを狙うのはおかしなことではない。
それでも、個人的な理由でもなければ、一人で突き進むなど。
こちらを止めておいて自分で行うなど、到底、許したくはないものだ。

「証拠なんてこれからいくらでも。……じゃあ、まずはひとつ」

「うちの大型犬……イレネオ・デ・マリアとはどういう関係なのかな」
(-560) eve_1224 2023/09/20(Wed) 8:22:26
エルヴィーノは、今、牢屋の格子の前にいる。
(a21) eve_1224 2023/09/20(Wed) 8:24:02

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

さて。
その挑発に対し、男は口の端を歪めて笑って見せた。

「はは。」
「そんな脅しが効くと思っているのか? 可哀想に。」
「俺は二度も同じ手には乗らない。」

それはつまり、一度そういう事・・・・・にされたということを示していて。
そうしてなぜか、男がその嫌疑を免れたということを示している。

男の笑みは嘲笑だ。
効かない・・・・煽りを寄越す貴方を、哀れんで嗤っている。
そうしてその愉快さのまま、無骨な手を机に滑らせ。
するりするりと指先を覆う布地を解いていく。

「見え透いた挑発に乗るわけがないだろう?」
「北風と太陽の寓話を知っているか? そう、優しい方が効く・・んだよ。」

やがて顕になる爪先を。

(-561) rik_kr 2023/09/20(Wed) 8:31:33

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

​────ぎゅう。
握った。


「そういうことだ。」
「仲良くしよう。まずは握手からだな。」
「よろしく、ヴィットーレ。」
(-562) rik_kr 2023/09/20(Wed) 8:35:03

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ


「だめかあ。
 じゃあ謝るのはやめておこう、代わりに、なんか欲しいものをやるから。
 それで許してくれるといいが」

即物的だ。
女性に対するできた態度とは思いにくい。
それでもあなたが望むなら、その望むままにするだろうとは
なんとなく、悟ることができるだろう。


「──そうさなあ。
 まぁこんな悪法、そう持たんさ。
 すぐにどうにかなる」

あの署長も長くはなさそうだ、なんて笑い。


未来・・の話だよ。
 お前にはちゃんと、未来があるんだから」

くしゃり。
指先が髪先を僅かに撫でて、離れた。
(-563) gt 2023/09/20(Wed) 9:03:59

【秘】 月桂樹の葉 ニコロ → うたかたの ダニエラ

/*
お返事ありがとうございます!
余裕は大丈夫なので、是非是非!

流れとしてはそんな感じになると
運営ちゃんには送っておきます

RPはこのまま始めても大丈夫そうでしょうか?
(-564) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 9:04:25

【秘】 月桂樹の葉 ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
お返事ありがとうございます!
描写の方、了解しました!

そのような描写になる事を
運営ちゃん、波魔の方にお伝えしておこうと思います。

RPなどやりたい事があれば応じますので
此方こそ是非お気軽にお申し付けくださいませ…!
(-565) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 9:12:08

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方が許してくれたから。
貴方が受け入れたから。
貴方が頷いたのだから。
それらは確かに理由だった。男がこの行為に及ぶ、理由。
けれどそれを言い訳にするつもりはこれっぽっちもない。
それを傘に着て無体を強いる気はなくて​────、ただ。
ただこの男の性質がそうであるというだけ。酷く強引だ。

やはり嫌がられないことを確認すれば、あからさまに歯型をつけもする。
二度、三度。肉の柔さを、それとも薄さを確認するようなそれ。力は徐々に強くなり、貴方は痛みを感じただろう。
貴方の首元に埋まった男は、時々はちらと反応を伺った。
苦しいのでなければそのまま、服の上から貴方の腹あたりを撫でやって。
(-566) rik_kr 2023/09/20(Wed) 9:18:36

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ


「転んでぶつけたのさ」

へらり、と笑う。

「ああ、あいつ。
 お前ね、しつけ・・・はちゃんとしろよな。
 どうにかなるならよかったが、
 邪魔だから除かざるを得なかった」

ベッドの上であぐらを組んで、頬杖をつく。
その様子からは、どこか余裕のようなものすら感じられた。

「関係って話だとまあ…」

自分の頬をつんつん、とついて。

「被害者と加害者かな?」

嘲笑わらった。
(-567) gt 2023/09/20(Wed) 9:18:55
ニコロは、ハーモニカをデスクに置いた
(a22) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 9:21:28

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「……一言言えば解決するがな。
 言ったら怒りそうだから言わん」

始終貴方の混乱したような様子にくつくつと笑っている。
貴方に対して言いにくい隠し事などこのぐらいなのに、その一つが本当に大きいのだなと。

「そーいうってのが何処までかはしらんが、色んな奴の話は聞いてやったり斡旋はしたなあ。
 自分の魅力もわからんで悩んてる宝石の原石がいたら磨いて一番いいところにあてがってやるのが俺の仕事だ」

ちっともわかってないと態とらしくため息をつく。
仕事の問題ではない、貴方の望みがはっきりとわからないのだ。
漠然とした祈りを捧げるにはこちらは自由気ままがすぎる故に。

「要するに、自分すら大切にできないやつが
 俺をどうにかすると大口叩くんじゃないと言っているんだ」
「俺から何もいらんのならとやかく言うな」

その上、こだわりも強い。
こちらは貴方よりも難しいことは言っていないの忠告を聞かないではないか。
健康に過ごして眠って、元気な姿を見せてくれて飲めれば良い。

なにか自分たちの願いは違ったことはあるか?

……その後輩が捕まった理由も知らんくせに


「俺はマフィアだ、立派な悪党だ。
 素直に捕まってやるわけないだろ、警察さんよ」
(_12) toumi_ 2023/09/20(Wed) 10:13:27

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の葉 ニコロ

/*
わーい!ではそのような感じでよろしくお願い致します〜
RP的には大体流れで……後は暴力等必要であれば
振るって頂いて構いませんです。放送されちゃいますけど……
ともあれ襲撃、お待ちしております。
(-568) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 10:27:01

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

「ああ、よかった。
 ……内緒にしておきます。俺は何も聞いてません」

何か企んでいたらすぐに露見する距離だからだろうか。
それとも俺はそんなにわかりやすいんだろうか……
そんなことはありえないと信頼されているのなら、それが一番嬉しい。

真実は得た人間がどういう切り取り方をするかによって形を変える。
男がそれを得た時に決めることだろう。


「……お疲れでしょうから。お大事にしてください。
 それと……相談、ではないんですが」

一人の女性の顔が思い浮かんだ。
何かと優しくしてくれる人で、ここ数日は忙しさもありあまり言葉を交わせていない。
昨日の食事会での様子を見るに貴方とは親密そうであったから、一言くらいはお願いしてもバチは当たらないだろうか。

「フィオレさんに。
 『ちゃんとご飯食べて、寝て、元気でいてください』と。
 ……会うことがあれば、お願いできますか?」

連絡先を受け取って、そんなことをぽつり。
明日には通じないということはどこかに身を隠すのかもしれない。
少なくとも、貴方が無事でいてくれるなら良いと思った。
(-569) NineN 2023/09/20(Wed) 10:39:18

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「ま、覚悟が決まってんのは良い事だな」

死ぬ気は無いが、万が一の際死ぬ覚悟は決まっている。
そういった人間は、こちら側の世界には少なくないだろう。
この男も例外ではなく。

「おう」

短い返答の後、車は静かに路肩に停められ、一時停止。

「何だ急に。俺はお前じゃないからわからんが。
 まあ……それなりに情はあるんじゃねえの。
 あんな法案にしっちゃかめっちゃかにされて荒れる程度には。
 少なくとも俺は軽口叩き合える程度の仲だと思ってるが」

「お前も所属して長いしな。
 俺にとってファミリーがもう一つの家であるように、
 お前にとってもそうなんじゃねえの」

知らねえけど、と無責任に付け足される。
それが合っているのか間違っているのかは、
あなたにしかわからない事だ。
けれど、合っているか間違っているかのどちらかはわかるだろう。
(-570) unforg00 2023/09/20(Wed) 10:51:49

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

上部層にいるわけでもない一端のマフィアと、上級警官である貴方を捕まえるのならたしかに旨味の軍配はそちらに上がるだろう。
高圧的だが不動たる貴方が揺れる姿を望むものは多いように思えた。

「オル……あの人は今、
 ―――は? それ、は」

ボスは今はバカンスだとはっきり言いそうであった愚か者は、その差し出されたものに息をのんだ。
アタッシュケースに目を見開いてから改めて貴方の表情を見る、中身はこの際関係はない、続く言葉を聞いた瞬間にそれは大きな意味を持ってしまったが。
反応が遅れてぞんざいにされたそれの動きまで様になってるなと、場違いな感想を持つほどにこの行動を理解することが出来なかった。

「なんで……。
 あんたは今ここで俺をしょっ引くことぐらい余裕なのに」

あくまで警察だ、殺されはしないと踏んでいたが何らかの処罰や拘留は覚悟していた。
もしかしたらまだこれからこの事実を告げられるのかもしれないが、今渡されたのは手土産のように思える。

「今ならまだ身を隠せば捕まらんかもしれないだろ!
 捕まったらどうせろくな目に、たとえ……くそ……っ」

ああ、貴方は何処にとっても何か仄暗いものを持っている男であったのか。
自分の敬愛する上司の事件にも関わっていれば、十二分にマフィアとの縁も捕捉されている。
その上自分はすぐに恨み言すら吐けない甘ちゃんだ、たしかに無罪とはもうこの口から言えなくなってしまっていた。

「……黒眼鏡もあんたが務所にぶち込まれて喜ぶやつじゃないだろ」
「どうにか、ならんのか。ただ俺は……」

一番誰かを責めたいのは、此処で理不尽な目に合うのは貴方だと言うのに。
男は貴方が検挙されることを愚図って嫌がる子供のように意味もない言葉を吐いた。
(-571) toumi_ 2023/09/20(Wed) 11:01:19

【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ

「姉さんが会いたいんだから良いのっ」

「そうね…カッサータが好きよ、チーズクリームにフルーツがたっぷり入ってるの」
「それが難しいお菓子だったら、ビスコッティでも」

なんて言うものの、明らかに前者に期待がこもっている。
子供のようにワクワクと目を輝かせてみせた。

「時間があると、お店に行ってるから自然とね」
「自営業とはいえお手伝いくらい増やしたら良いのに」

あなたの寂しさには気がつかないまま、会話を続けて。
すぐ言い訳するんだもの、なんて言って呆れ顔。

「それなら私のことはフレッドに任せちゃおうかしら!ふふ、これで理不尽な逮捕も怖くないかも」

覚悟の表情を見せるあなたに、全面的な信頼を寄せる。これだけ強くなれたら大丈夫だと。

翌日の朝にはそれが打ち砕かれることになると、今の2人には知る由もない。
(-572) otomizu 2023/09/20(Wed) 11:12:59

【秘】 月桂樹の葉 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

街が法の施行でざわめきたち
空模様もどんよりと落ち込みつつある日々の何処かで。
貴方の幾つかある携帯端末の1つが着信を告げるだろう。

画面には、以前に飲みに行こう、と誘っていた
巡査部長である男の名が表示されている。

飲みの誘いかな、という事は分かるだろう。
(-573) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 11:13:41

【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ

「寂しいに決まっているわ、ヴィー」
「あなたのお店も無くなってしまっていて、本当に心配したんだから」

綺麗な顔が台無しだわ、とガラスに手を当てる。
その顔のキズを目立たなくしてあげたい。手の汚れを拭いてあげたい。
ただ一枚の板が、それを阻むのだ。

「ヴィーのそれはなんともないなんて言わないのよ」

と、嗜めもする。
(-574) otomizu 2023/09/20(Wed) 11:19:41

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の葉 ニコロ

その日の男も忙しなかった。
しかし他でもない
貴方から
の誘いだ、勿論と言って快諾した。

此方のおすすめの場所でよければ個室が充実しているバーを紹介される。
勿論貴方の行きつけの場所でも構わないが気分は個室だったらしい。

そうして時間通りに訪れれば、その男は既に黒革のソファーの席につき足を延ばして寛いでいただろう。

「おう、やっと来たかニコロ。好きな酒を頼め。
 今なら気分がいいから半分の金を出してやっていい」

どうやら本日は飲めば飲むほど相手に金額を上乗せできるシステムだ。
(-575) toumi_ 2023/09/20(Wed) 11:38:10

【秘】 月桂樹の葉 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

快諾して貰えたならば勿論、と
特に何か店を決めている訳でもなかった男は二つ返事で応じる。
個室が良いのならば、此方としても好都合だから。

「悪い、色々こっちもごたごたしててな。
そっちも忙しいんじゃないのか?」

好きな酒を頼め、と言われれば
アリアニコを頼むのだろう。
気に入りの赤ワインだ。ここぞという時に、飲むもの。
(-576) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 11:47:47
カンターミネは、テディベアを抱っこしている。ふかふかだ。
(a23) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 12:37:31

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「色男と美女とのデートで忙しくてなあ」

毎度言うこの台詞が本当に嘘ではないのをあなたは察せられる。
本当にデートと言えるほど遊んでいるか語らっているので。

「おー、ワインか。帰り道はちゃんと歩けるようにセーブできるか?
 俺は飲んだくれを運んでいってやらんぞ」
(-577) toumi_ 2023/09/20(Wed) 12:45:19

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

「……。」

欲しいもの。

「………コーヒー、が」

真っ先に浮かんだのは。

「飲みたいです。…アレッサンドロさんの。」

…泣き言だ、これは。
いつ叶うかも分からない。叶うかどうかも定かでない。



離れてゆく指先を見守り思う。

「未来、とか」
「そんなの、考える余裕、ないですう。」

なんで自分にばかり未来があるんだろう。
いっそのことさっさと地獄にでも堕ちた方が気が楽だ。
…それとも今のこれが、地獄だろうか。
真綿で締めるみたいに大切なものをひとつひとつ取りこぼしていくことが。

「アレッサンドロさんは、あたしにどうなってほしいですかあ」

聞き入れてやる義務なんてないけど、聞くだけ聞いてみる。
自分ひとりじゃ、すぐ浮かびそうにはなかったから。
(-578) oO832mk 2023/09/20(Wed) 12:58:34

【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の花 ニコロ

/*
やったあ!ありがとうございます!
ですが運営Mさんからいただける地の文を見てからRPに至りたいかなと思いました。
ですので、開始は日付変更後…そちらの都合の良い時に、開始の合図を送っていただければと思います。
(いきなり導入とかで構いません)
また日付変更後は情緒が死ぬ予定がありますのでお返事遅くなる恐れがあります。
ごゆるりとお待ちいただければ……………
(-579) oO832mk 2023/09/20(Wed) 13:01:22

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「羨ましいねえ、こんな時勢だってのに。
流石のルチアーノも黙ってないんじゃねえか、なんてな。」

含みを持たせた物言い。
まるで貴方がマフィアだと、分かっているかのような…

「大丈夫だよ。
明日も仕事だからな。程々にするさ。
それより次いつ飲めるか分からねえからな。
今のうちに飲みたいものを飲んでおくさ。」

なんて、笑いながら言うのだ。
(-580) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 13:01:35

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 門を潜り ダヴィード

「フィオレに? あー……」

もしかしてあいつはちゃんと食べてなくて、寝てなくて、元気でいないのだろうか。

「…………
フィオレに?


二度言った。そんなことない気がしていたんだがな。
何かこの俺が自分の部下の調子を見逃しているとでも言うのだろうか。もしくは眼の前の貴方が心配性なだけかもしれない。

「ほお、そうかそうか。ちゃんと伝えておいてやる……。
 今はあいつも混乱してるんだろ、そんな風に引っ込んでないで話しかけてやってくれ。
 同じ寂しがりやだから、会えたほうがほうが喜ぶ」

自分と違って交流が広い彼女のことを思いながら頬を緩ませる。
出生からして貴方も彼女もこのファミリーを裏切ることも離れることもないだろう、だから更に微笑ましく思えて。

「それじゃあ、そろそろお暇しよう。時間を取らせた。
 またなにか
聴きたいこと
があったり金が借りたくなったら言いにこい。
 俺の貸す金は旦那の金じゃねえからな」

話の端々でわかったかもしれないが、男の取ってつけたようなプライドとこだわりの間には妙な甘さが残っている。
その上そこそこ誰かに、ここでは例の上司に貸しを作っていることも嫌なことであるようだったそうな。
(-581) toumi_ 2023/09/20(Wed) 13:06:00

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「いや、知り合いの受け売りだよ」

貰ったことがあるかと問われれば、どちらとも言えない。
でも、与えようと考えてくれたことはあったのかもしれない。
今となっては分からないし、問いようもないが。

もう一度だけ手の甲を撫でてから、
左手へと伸ばされた君の手を受け入れる。

「…はは、そうだね。今得たいとは思えない。
 今更だからとも言えるし、返せるかが分からないからね。
 俺は臆病だから、逃げてしまいたくなる」

ずっと得られなかったものを受け入れることは恐ろしい。
手を伸ばすのもそうだ。もしもを考えて踏み出せなくなる。
ただのリヴィオには、とても難しいものだった。

その結果が今だ。何かが起こる前に自らで手放そうとしている。
嘘の自分が得たもの全てを、壊そうと考えている。
(-582) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:27:25

【独】 無敵の リヴィオ

/*肩書き変わってる人達イイネ!
エピローグまで変えるつもりないので
人が変えてるのを楽しむ人になる

簡易メモもそう
書き逃したので永遠に何もない人

とりあえず後輩達に合わせる顔はありません
面会にどの面で?と言い続けて会いに行けねぇよ…
あと2日目の時空ごちゃってるけどなんかいい感じになった
そういうことにしておいて下さい
(-583) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:37:03

【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

巡る季節、美しい響き。言葉だけで移り変わる景色が思い浮かぶとは、彼女もこの暦を聞いた際に思ったものだった。
二度と訪れない何かは、彼女にもまた。


「…ああ、そう思う」

特別なこともない、いい夜だ。
夢で多くを知る彼女は、現実では何も知らない己が普通に言う何かを渡すだけ。小さなきっかけで、ほんの少しでも良い方に揺れ動くのなら。それが望ましいものだから。
……そしてその小さなものが、確固たる何ぞかに影響できるほどでないことも知っている。己の行いにはどうにも無駄が多いと思えても、そうしないこともできないのだ。彼女はそういう人だった。


そうして何事もなく夜は過ぎ、
あなたが店を出る際には、年の暮れの挨拶が送られたのだった。
 

「良い年を」

凡そ可能性がないことと考えていようとも、
彼女はただ祈るだけ。
(-584) 66111 2023/09/20(Wed) 13:38:27

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

──────
────
──


その夢は、静謐とはかけ離れた様相を呈していた。

どす黒く、どろりとした粘着質の重さを持ったうねりは、"情報屋"の目にはどう映ったものだろう。目を細め、何やら思案するような沈黙があった。
その沈黙は、この匿名希望の情報屋を担う者としては必要のないもの──ともすればない方が望ましいものであるのだが、それをあなたが知ることもない。
(-585) 66111 2023/09/20(Wed) 13:40:54

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

 

「──イレネオ・デ・マリア」
 
(-586) 66111 2023/09/20(Wed) 13:41:41

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ

「なるほどな。
でも、気にはなるんだろ。
それを与えた奴の事が。」

何があるのかは全く分からないけれど
どうでも良い、ととるにはその仕草は
何かを気にするようであり、惹かれるようでもあり。

「参ったな。
お前は手放してしまいたいかもしれないが
俺はますます、手放しづらくなってきた。」

この手を離したら何処かに行ってしまいそうで。
離す事が出来ないし、離したくない。

「ほんと狡いよ、お前って奴は。
そんな事を言われたら、逆に捕まえてたくなる。」
(-587) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 13:43:19

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

たっぷりの沈黙の後に落とされた返答は、至ってシンプルなものだった。前任者であればもっと色を付けただろうに。

とは言え、誰であるかがわかればそれで十分、行える手立ては増えるはずだ。

/*
おつかれさまですありがとうございます! こちらこそ遅くなりました。
先んじてPL連絡させていただいた通り、返答は上記の通り既に犠牲者になっている人物ですので、樹木子の能力行使先は「パス」として受け付けていますね。
(-588) 66111 2023/09/20(Wed) 13:43:53

【独】 情報屋 エリカ

/*
PLの語彙力ないんですけど、本当に表現がうつくしいんだよなヴィンセンツィオさん。しっとりとしんみりの静かな夜の後にめちゃくちゃやべー嵐が来たのに、おお…となっておりました。すごい、すごいから俺への秘話読んで人類。
この一個目ながれから二個目こうきたら、ぴゃあってなるんよ。
ありがとう(ありがとう
(-589) 66111 2023/09/20(Wed) 13:50:12

【秘】 マスター エリカ → うたかたの ダニエラ

遠からず訪れる未来は、あまりにもあなたにとってひどい結果と言えるもの。しかし──
  
因果応報
 悪因悪果  
 自業自得  

──己の行いは、己に返る 
そのことを考えれば、至って当然の帰結とも言えたのだった。

/*
御機嫌よう。あいさい行使先「ニコロ」で受け付けました。
よろしくお願いされています〜〜〜〜ダニエラちゃん……エン…
(-590) 66111 2023/09/20(Wed) 14:08:21

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

されることに抵抗はしない。
抵抗が無意味なことはもう知っている。
今の己は幼子の玩具と何ら変わらない。
貴方達が満足するまで弄ばれて、
ただ飽きるのを待つのみの玩具。
……それ以外でこのやり取りを終わらせる気は無い。
何かを話すなんて、以ての外だ。


「ッ!」

そうして、その指先が圧迫されれば。
平静を装っても条件反射に眉は歪んでしまうし、
ぶわっと汗も吹き出してくる。
あなたの手のひらを汚す男の血は、膿と混ざって
ねとりと不愉快な粘度をを持っていた。

「…………あら、ご丁寧にどうも…………
……貴方のことは、なんて呼べば?」

瞳は鋭く、あなたを睨んだままだ。
(-591) arenda 2023/09/20(Wed) 14:30:42

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ

「ふふ……ごめんなさいね、暫く一緒に寝てあげられなくて。
煙草の不始末で燃えちゃったのよ。残念だわ。」

あくまで普段通りの様子でそう話す。
そうは言っても声には疲労の色が残ってはいるが。

板の向こう、傷だらけのヴィットーレがこうなっているのは、
きっと取り調べに対し、何も話さなかったからだろう。
ファミリーの事も、交友関係も。
かつて経営していた孤児院のことだって。
何も漏らさず、誰にも飛び火させないようにと歯を食いしばった、
努力と覚悟の証だ。

「あら、ふふ、叱られちゃったわね。
……でも、どうにもならないわ。
開放されるまで暫くはこの生活のままね。
キャシー、あなたも気をつけないとダメよ。
あなたが同じ目にあったらアタシ、泣いちゃうわ。」

仲のいい人にはこんな傷も、あの痛みも味わって欲しくない。
貴方はヘマなんてしないだろうけれど、心配だわ、と
気遣わしげに眉をひそめた。
(-592) arenda 2023/09/20(Wed) 14:40:42

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「そんな風に言われたら、気になるだろ……」

何を面白がっているのかと、ジト目で見ながら考える。
自分が怒りそうな隠し事とは、一体なんだろう。
怒らない保証はないから、怒らないから言えとは、ちょっと言えない。

「…………」
「僕の望みはたった一つ。
 もう二度と、居なくならないで欲しい……それだけだよ」

二度大事な人を失った時、どこかで捻れてしまった感情がある。
三度目が訪れたなら、その時自分自身がどうなるかわからないから、大事な人はもう作りたくない。
それでも、あなたは別なのだ。
再会した時どれほど嬉しかったか、あなたにはわかるまい。

だからあなたとは恋人になりたくないと言った。
傷つきたくは、ないから。

「逆に聞くけど……キミは、僕が傷つかずに居たら幸せかい?」
「キミの要求はひっくり返せば、僕には何の期待もないみたいだ」

別に、期待をしてほしいわけではないけれど。
キミにとっての僕は、僕にとってのキミほど、重くはないのかもしれないな。

「……、その理由を聞きに行くんだ」
「どうしてこんな法を作ってしまったのかも……全部ね」

「別に………素直に捕まってもらおうなんて、思ってない」


ただ、他の誰からも捕まらないでほしいと思っているだけだ。
(_13) eve_1224 2023/09/20(Wed) 14:52:55

【独】 法の下に イレネオ

/*
オネエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜玩具になんてならないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-593) rik_kr 2023/09/20(Wed) 15:07:30

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「あ、…ぅ……」

最初はただ、くすぐったいだけだった。
噛む力も弱かったし、舌の感触がなんだかぞわぞわする感覚がして身を震わせた。
けれども強く噛まれはじめれば、それに耐えるような声を上げて、でもそんな声を上げるのには耐えられなくて唇を噛む。

苦しくはない。
強引なのも嫌いじゃない。
求めてくれるのは、好きだ。

求めてくれたなら、与えることができるから。

「……っ、」

腹を撫でる手に気づけば、今度は何をするのだろうかと。
期待なのだか不安なのだかよくわからないまま、背中を掴む手に力を込めた。
(-594) eve_1224 2023/09/20(Wed) 15:07:36

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「それは失礼。
 うちの犬は正義感が強すぎてね」

犬に転ばされてしまったのかい? と、あざ笑う。

「はぁ……、今のことを聞いてるわけじゃないのはわかってるだろ」

今の姿を見れば確かに加害者と被害者ではあるが。
けれどもそれは、お互い様なのだろうにと肩をすくめた。

「強引な男なのはわかってるけど、それでもたった一人で無茶をするには理由があるはずだ。
 お前たちは、過去にも何かあったんじゃないのかい?」
(-595) eve_1224 2023/09/20(Wed) 15:13:12

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
忘れていました。追記です。
四日目時空の黒眼鏡様のパンツは「グレーの無地」です。お納めください。
(-596) 66111 2023/09/20(Wed) 15:16:47

【秘】 門を潜り ダヴィード → 口に金貨を ルチアーノ

こくこくと頷いてから、頰を掻く。

「心配している……と言うと、心を痛めてしまうかなと。
 こういう時にどう言えばいいか、分からなくて」

彼女は優しくて顔が広いから、気にかける人は沢山いるだろう。
それでもやっぱり心配で、何か言葉をかけたくなってしまう。

「はい。また会ったら俺からも伝えます。
 ……ありがとうございます」

さまざまな苦難は絶えず襲い来る。

友人とも仲間とも言い難い関係のことを、未だなんと呼んでいいのか測りかねている。
失ってから名前をつけるのでは遅すぎるから、声が届く間にまた会いに行こう。

「借りなくて済むよう頑張りますよ。
 また、いろいろ教えてくださいね」

その甘さを優しさと捉え、勝手に感謝を送っている。
そうして去り行く貴方の背を見送った。
(-597) NineN 2023/09/20(Wed) 15:21:01

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「居なくなってないだろお、牢屋の中にも住所はあるぞ」

一体何を心配しているんだか。
捕まったあとのことは分からないが、貴方が見たり周りがなにかしてしまうんだろう分かっている。
そこまでして捕まえることにこだわってる理由がわからない。

「あー、そうだなあ」

期待がないと言ったら大きな嘘になるし、期待があると言ったら聞いてくるのだろうな。
それは困るんだ、言われてなってほしいわけじゃない。

「俺が大事にしてる幼なじみが何処かの誰かに暴力を振るわれていたら苛つくのは当然だろ」
「そんな単純な話だ。
 俺はなあ……怒るのも喧嘩するのも得意じゃないんだ。
 だから極々普通の表社会に住んでるご友人は、それらしく過ごしていてくれと月並みな言葉しか言えん」

「そう拗ねるな、全くお前は……」

貴方はまだ知らない。
ルチアーノの首にはもう古ぼけた首輪がつけられていることを。
それは今はまだ効力こそないが彼の精神を確実に捕まえている。


「俺は知ってるがな、その理由。イレネオも、ニーノも。
 教えたら行かんでくれるのか?」

そして望んでもないそのことに男自身も気付いてはいないのだ。
(_14) toumi_ 2023/09/20(Wed) 15:37:32

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

単なる幼子ならまだ良かったのかもしれない。
であれば、派手な貴方の様相に簡単に目を惹かれていたことだろう。例えばその髪をいじったり、その色眼鏡を舐ったり。或いは首元や耳のアクセサリーを気にしていたかも。
しかし生憎と目の前の男は一人前の大人で、そんなものには興味がなくて、代わりに嫌な知性を備えていた。

「はは」
「なんだ。汚いな。」

滲み出したものに目を細め、男は汚れた布地を手にした。それで押し付けるように拭いていく。
問いかけに答える気はさらさらないらしい。それは対等さを否定する態度。
貴方の存在を貶めて踏みつけにする行為だ。

「​しかし、まあ。随分赤く塗ったものだよ。」
警察署うちはネイルサロンじゃないんだが。」

ざらりとまばらな指先を見やる。
一々に貴方の表情を確認するのは、その瞳を見通そうとしているのか。
(-598) rik_kr 2023/09/20(Wed) 15:39:36

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「俺はお前のことを見くびっていたよニコロ。
 思ったよりやんちゃして遊んでるのはそっちじゃないのか?」

適当につまめるもの、と言いながらここからここまでと雑に頼んだ。
面倒くさがりだ。酒も飯もここのは美味い。

しばらくして届いたグラスとボトル。
注いでやろうかとコルクを抜けばあなたの方へと注ぎ口を傾けた。

お勤めご苦労さま

 俺みたいなちゃらんぽらんと違って精が出るなあお巡りさん」
(-599) toumi_ 2023/09/20(Wed) 15:44:11

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「どうだろうな。
俺は為すべき事を為しているだけに過ぎない。
ただ、お前がそうだとは思わなかったけどな。」

注ぎ口を向けられれば、グラスを向けて。
入れてどうぞ、と促す。

「別に俺らはそっちにゃまだ何もしてねえさ。
A.C.Aとは別に動く奴らも居るみたいだしな。
おかげで、署内はてんやわんやだ。」

分かっていて喋っているのか
それとも、ただ口を滑らせたのか
分からない表情でそう話す。
(-600) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 15:53:23

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

押し殺した反応にく、と喉が鳴った。
ひくりと震える身体が好ましかった。
同時に唇やら歯に貴方の脈が触れて。
男は、確かに高揚する自身を感じた。
男は、己に潜む獣性に気づいていない。
犬を自称するのはただ忠実の一点でだ。
それでも。
観念したような貴方の姿に湧き立った。


背に回った手に力が篭れば、それが縋るのでも甘えでも構わないのだ。突き放されないことだけが分かればそれでいい。ずるりと頭を移動して、今度は反対の首元へ。
噛んだり、舐めたり。吸ったり、また噛んだり。腹を撫でる手はそろそろと衣服の中に潜り込む。

さて、硬い手のひらは先程よりは下部に触れる。きっと下着のゴムの境目あたり。
その仕草はこれから貴方の身に齎される行為を一層鮮明に予感させるだろう。直に触れた男の体温は、先程よりも熱いはずだ。
(-601) rik_kr 2023/09/20(Wed) 15:59:48

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

首輪に付けられた鎖は、一体何処に繋がっているんだろか


「一度居なくなった人が何言ってるんだか……」

牢屋の中に居る分には、確かにそうかもしれないが。
捕まえる以前に、捕まえなきゃいけなくなる程の事をしないでほしいのが前提だ。
しなくていいのなら、逮捕なんてしたくはない。
だって。

追いかけるのが自分なら、様々な自由が効く。
警察として褒められたことではないが、無理な逮捕をしないですむ、そんな一面の事を、考えていたから。

「………」
「それって、僕が暴力を振るわれていたら、キミは喧嘩をしてくれるってことかい?」

そうだとしたら、だめだ。

一つだけ、譲れないことがある。
僕だって、ルチアを傷つけるものは許さない。
僕が傷つくことで、ルチアが傷つくのなら、僕は「それ」を絶対に許しては駄目なんだ。

「キミは……どうしてそんな事を知ってるんだい。
 その様子だと……アリソン・カンパネッロが誰だかも知ってるんだね」
「…………行かない、と約束はできないけど……、牢の外から、安全に会う事くらいは約束しても、いいよ」

それでは、駄目かい?
(_15) eve_1224 2023/09/20(Wed) 16:08:15

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「俺も何処からも狙われる人気者らしいからなあ」
「しかし美人と色男天秤に乗せたら、そりゃあ美人に傾くよな」

何の話と言う訳でもなくただただ赤い液体と一緒に言葉を注いでいく。
機嫌は悪くない、もうこちらも片付けは済ませているから。

「ふーん……大変そうだねえ。
 野良猫でも署内を駆け回ってるんじゃないかあ?
 ちゃんと捕まえてゲージに入れるか首輪でもつけてやらんと暴れるぞ」
(-602) toumi_ 2023/09/20(Wed) 16:16:04

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「かもな。
まあ大体目星はついてきてるから
そう遠くなく首輪でもつけられるんじゃないか。」

適当にそんなことを言う。

「近々俺の妹分がそっちに行くかもしれねえ。
その時は頼めるか?」

注いで貰ったら今度は此方がそのボトルを預かって
注ぎ口をそちらへ向けた。飲むだろう?と。
(-603) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 16:21:04

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

吸血鬼じゃあるまいし、何がそんなに首が美味しいのかわからないが、そうこうしてると首の両方が歯型や鬱血痕で彩られてしまっただろう。
もしかしたら、ボタンをきっちり止めていても見えるものがあるかもしれないが、耐えるばかりの男はそれに気づけない。

「……ん」

腹を弄る手が、熱くて、くすぐったくて、焦れったい。
想像してたよりずっと恥ずかしくて、その羞恥に呻いてしまいそうだ。
身を捩ってみても、抱きすくめられたままでは何の抵抗にもなれやしない。
恥ずかしいから焦らすな、なんて言えないから、あなたの好きなようにさせてしまっている。

ただただ、体温ばかりが上がっていってる気がした。
(-604) eve_1224 2023/09/20(Wed) 16:27:45

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「何を持っていなくなったと言ってるんだ……。その辺にいたさ」

住む家が変わって仕事を手に入れただけ。
やはり貴方は大げさだなと思う。
たしかに頻繁にあわなくなったし、連絡もかなりなくなったが。

「おう、やるときはやるぞ。弱くとも喧嘩は習ってる
 殺していいなら殺すがそれをやると怒られるんでな。
 どうしてもトラブルにあうなら撃ち殺してもいい奴に殴られろ」

そんな、無茶を言った。何が何でも殴るのは確定らしい。

「すまん、そいつは名前しか知らん。
 実情には何も触れとらんのだ」

「俺はただ、調べ物が得意などら猫だ。
 まあ会いに行くぐらいは好きにすればいいさ。
 それでも変なやつに直接会いに行くな、今はほっとけ」

「執行役なんて奴らは全員
俺たち
が片付けてやるから」
(_16) toumi_ 2023/09/20(Wed) 16:30:05

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「キミにとってはそうでも……僕は」

もうどこかで死んでしまったんじゃないかとまで、言われていたんだ。
あなたとて、住所が変わってすぐは余裕もなく、会いに来るなんてことは出来なかっただろう。
たったそれだけの期間すらも、連絡も、詳しい事情も知ることもなく、足跡も分からず、生きてるのか死んでるのかも分からなかった事が、どれほど辛かったか。

今でこそ、連絡が少なくとも気にすることはないが。
それは、生きていてちゃんと足跡が残されているからにすぎないのだ。

「……わかった」
「危険が及ぶような会い方はしない。……はぁ、これついこの間後輩に言わされたばかりだな」

やれやれと肩をすくめた。
これはもう諦める他はない。
だって、男はあなたに傷ついて欲しいわけではないのだから。

「……じゃあ、二人が狙われた理由、教えてくれるかい?
 代わりに、アリソン・カンパネッロの正体、教えるから」
(_17) eve_1224 2023/09/20(Wed) 16:46:09

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

いいんですか、と聞くことは簡単だ。
それは男の癖で、いつもうっかり口を突く一言目だった。
男は書類仕事も嫌いではなかったが、頭が良いわけではなかったから、上司に確認を仰ぐところもよく見られただろう。

それでも。
この期に及んでそれを聞くのはムードがない​────なんて、考えたわけではなかったが。
貴方の無抵抗が、貴方の無言が、許しの表れであることを男はとうに知っていた。

一旦は満足したらしい男が無言のままに顔を上げる。金の瞳が再び花浅葱を見た。きっとその奥には、きらきらと情欲が閃いていて。

「……。」

だのに、何も言わない。ただ熱い息を吐いただけ。
するり、と潜り込んだ指が下生えを擽る。指先やら手のひらで貴方自身の反応を確かめようとした。
(-605) rik_kr 2023/09/20(Wed) 16:47:59

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

「そおか」

うん、と頷く。あなたの泣き言を、肯定する。

「分かった。なあに、すぐできるさ。
 真っ先にお前に飲ませてやるよ」


狭間には、格子がひとつ。
何にもないようにふるまい、
目も指も届くけれど、
それは越えられない隔たり。

けれどまるで最初からこうだったかのように、
アレッサンドロは意に介さない。


「そりゃあ、お前」

だから、そんな顔で。

「あぶねえことしないで生きて欲しいな。
 やらせてる俺が言えた事じゃないから言わないが」

言っている。
言えないことだが、きっと言わずにはいられないから。
(-606) gt 2023/09/20(Wed) 16:59:48

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

身体に溜まった熱は、どうしたって下腹部に集中してしまうものだろう。
直接それに触れられることなく、くすぐられるのは、明確に焦らされているということが理解できてしまって。
羞恥ばかりが込み上がって、再び見つめられたその顔を見返すのが難しくて、うつむいて視線を外した。

「……こ、こんな時ばかり何も聞かないの、ズルいだろ……」
「なんで焦らすんだよ……
顔、見れな


荒い息が、興奮を表してることくらい、わかるのに。
我慢されるほど、僕はか弱い存在じゃ、ないつもりだけどな。
(-607) eve_1224 2023/09/20(Wed) 17:03:29

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「過去〜……?」

真面目に考えるようなそぶり。
すぐにぱん、と指を叩いて。

「教会で喧嘩売られたぞ。礼拝の最中にうるさくすんなって言っとけ」

おとついくらい、なんて付け足し。──壁にもたれるように腕を組んだ。


「イヤ本当に、俺はしらねえのよ。まぁあっちは俺のこと知ってただろうけどな。
 お前は理由があるはず・・というが、そいつはほんとにあるもんなのか?」

指を一本、立てて振り。
 
「いいトシの大人なんだから言わねえことは言わねえ理由があるか、
 もしくはそんなもんねえ・・・・・・・んだよ。
 あるとして、本人以外になーーんの意味もないもので、
 そういうことに何もかんも全部身を投じる阿呆ってだけかもしれん。

 どちらにしろ、理由を欲しがってるのはお前・・だろ?
 ここまで来れるんなら、本人に聞けよ。

 俺が知るか、ばーか・・・・・・・・・ってことだよ」

一息に言ってから、に、と笑って。

「──だがま、若いモンだし、マフィアには無関係なやつだ。
 終わったらさっさとシャバに戻って、マトモに人生送ってほしいと思ってるよ。
 個人的・・・には」
(-608) gt 2023/09/20(Wed) 17:21:41

【秘】 路地の花 フィオレ → 徒花 テオドロ

あなたが寝てしまってから。
物音を立てないように近付いて。

その首にアスターの花の意匠がほどこされたシルバーネックレスをかけて、服の中にしまった。
気付かなくても構わない。出来るなら、無事でありますようにと願いと祈りを込めて。

「……万が一があっても、1人じゃないことを忘れないで」

なんて、少し贅沢かも。
(-609) otomizu 2023/09/20(Wed) 17:25:26

【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ

それはいつのことだったか。
夕方かもしれないし、夜かもしれない。
貴方の端末に届いたメッセージ。

『明日 アレさんに会いに行こうと思ってます
 面会をさせてもらえるみたいなので』

『これ 大人しくしてるうちに入りますかね』
(-610) NineN 2023/09/20(Wed) 17:28:18

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ

自身ではやはりそう思っていないような言葉には、「そうだよ」とはっきり返したあと。
間が開いて短く返った返答に貴方の瞳を覗き込もうとする。
そこにある色がどんなものか知ろうとするみたいに。

「…………」

「……だめだった?」

でも結局うまく判別できなくて、素直に尋ねてしまう。
結構きた……とはこっくり頷きつつも、ちびちび飲む貴方を見つめたままだ。
普段だったらもうちょっと、こう、なあなあってできるところ。
こんな風に待ってしまうのは酔っているせいかもしれない。
本人にはそこまで思考が至るキャパもなかったわけだが……
握る指先になんとなしに力を込める、貴方を繋ぎ止めてなかなか離しそうになかった。
(-611) mspn 2023/09/20(Wed) 17:29:23

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「は」

恥じた顔も。
その仕草も。やっぱりまた、小さくなる声も。

「はは。あは、は」

可笑しくて。なんだかこみ上げるようなものがあって。

「かわいい人 だなあ……」

多分、屈託のない笑みを浮かべて言ったのは、貴方への返事にはならない言葉だ。
それはもしかしたら、愛しさとか呼ばれるものだったのかもしれない。


うつむけば貴方の瞳は自分の腹に向くだろうか。それとも男の胸当たり。
くく、と喉で笑いを転がした男は、擦り寄せていた身を僅か離した。そのまま片手で貴方の手を取って言う。

「ねえ、先輩」
「触ってくれますか」

別に、無理にさせたりはしないけど。
(-612) rik_kr 2023/09/20(Wed) 17:29:44

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「勿論、キミとの話が終わったら会いに行くさ。
 その前にキミから色々聞いておかなければいけないなと思っただけで」

だからそこは、順番が違っただけだと、前置きをする。
あなたの話を、嘘なのか本当なのか。
じっくりと見定めるように聞いて、笑顔を見れば深々と息をついた。

―――
個人的に
、ね。


「僕に、キミから物を買うのはやめろって止めに来ておいてね……。
 理由がなかったというなら、それはしつけのし直しが必要だな」

格子にかけた手は離れることなく、意識を変える。
この男はイレネオが邪魔だと思った、それ自体は本当だろう。
けれど、本当に聞かなければならないことは、そこじゃない。

「―――。
 じゃあ、2つ目。ここからが本題だ。
 
アリソン・カンパネッロ
なんて名前を偽装して法案を通したのは何故だ」
(-613) eve_1224 2023/09/20(Wed) 17:37:49
徒花 テオドロは、メモを貼った。
(a24) backador 2023/09/20(Wed) 17:42:14

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ

ここにいるのは大人と大人。
純粋に遊ぶような心はとっくに失って、
雁字搦めに組み付いた思惑と手から溢れそうなほどの
大切なものを背負い込んで、対峙している。

「っ……はぁ………はぁ………」

荒くなる呼吸、酸素を吸い込むと同時に
痛みに叫びたくなる気持ちを飲み込む。
汗が流れて顎まで伝い、机に垂れる。

「……アタシ、赤いネイルは趣味じゃないのよ。
可愛いピンクに塗り直したいわね……」

それでも痛みから逃げ出すように何かを吐き出すことも無く。
雑談みたいなセリフを、絞り出すように口にする。
彼以外に語ることなど何も無い、と暗に示すように。
(-614) arenda 2023/09/20(Wed) 17:44:09

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「オ、さすが。
 ならなおさら、マフィアの言う事なんか聞いちゃいかんと思わんか。
 お得意さんだから言ってるんだぜこれは」

へらへらと笑う。
施設から貸し出されたらしいスウェットの上下はだらしなく、
休日に寝転ぶおっさんそのものだ。

「いやまぁ、俺ぁ一応カポだから。
 あいつからすりゃあ悪党の元締めだろ。
 そこは別におかしなこと言ってねえと思うぜ。
 心配かけてやんなよ」

…本人がいうことでもない。
自分の事を棚どころか天井裏にまで上げながら、
あぐらをかいたからだをゆらゆら揺らして。

「そりゃお前、マフィアのカポ・レジームアレッサンドロです!
 マフィア捕まえるために金出します!
 ……なんていったって受けてくれねえからだよ」

聞かれたことに、そう答えた。
(-615) gt 2023/09/20(Wed) 17:48:44

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

笑い声が聞こえて、思わず顔を上げた。
この瞬間ギラギラした瞳が穏やかになって、澄んだ笑みをしていたから、思わず魅入ってしまった。

まさか本当に、そんなに愛されてるかもしれないなんて。
この時はまだ、ちゃんと理解はしてないけれど。
やっぱりまた羞恥を感じて視線を彷徨わせてうつむく。
その視線の先には、多分、張り詰めた熱がある。

「え? ………あ、」

何を、とは言われなくとも。
同じ男なんだから、それが何かなんてわからないはずがない。
戸惑いはすれど、人のものに触れた経験なんてないけれど、ある程度はどうしたらいいかはわかっている。

わかった、と頷いたなら、あなたはその手を導いてくれるだろうか。

なににしろ戸惑いながら、下着の上から触れることになるのだろう。
(-616) eve_1224 2023/09/20(Wed) 17:50:33

【墓】 マスター エリカ

雨の日だって
#バー:アマラント
はいつも通り。
日中は程々に過ごしやすくとも、
夜になるとやっぱり少し冷えるもので。

──マスター、何か体があったまるようなもの頼めるかい?
 ああ、すぐに出せる」

マスターの得意料理らしいシチューは具沢山。
なんだかちょっぴりお得な気分になれるかも。
ライ麦香る食事パンと一緒にどうぞ。彼女が好きな取り合わせ。
(+5) 66111 2023/09/20(Wed) 17:52:12

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「両方の話を聞いておくのは大事なことだよ」
「心配を……かけたことは自覚してるけれど。
 僕だって心配くらいするって話で……いや、その話はもう良い」

本題と違うことまで思い出してしまいそうで、頭を振った。
話に集中できなくなってしまう、これはいけない。

というかそのだらしない態度はよせ、とは思うのだが。
牢の外からしか会わないと、もうひとり、心配性の誰かと約束したから破れない。
態度の一つくらいは大目に見たって構わないだろう。
ツッコんではいけない。

「そんな事はわかってる。
 マフィアのカポ・レジームが金出してまでマフィアを取り締まるのは何故かと聞いてるんだ。
 これはマフィアにとって重大な……裏切り行為だろう?」
(-617) eve_1224 2023/09/20(Wed) 17:58:40

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

不自由な独房の中で。ぼろぼろの顔して。何を。
…そんな簡単なことじゃ、ないはずなのに。

だけど、鉄格子の向こうの姿から、潮風とオイルの香りがした気がして。
一緒に香ったコーヒー豆の香りに、小さく、息を呑んだ。
それは、錯覚のはずだけれど。


「……絶対…ですよお。」
「それまで、許してあげませんからあ」

そう口にして、少し笑えてしまったのは仕方がないと思う。
自分はもう少し、現実を見ているつもりだったのに。


「…言ってないなら、聞こえませえん。」

聞こえたところで、どうせ聞けない。
だからそう言って肩を竦めて、少しだけ笑って見せた。
この生意気が、あなたの部下の姿だと。
独断で危険な橋だって渡る。それがあなたの役に立つのなら。


「あー。でもお。」

思い出すように、添える。

「アレッサンドロさんが危ないことしないならあ、考えまあす。」
(-618) oO832mk 2023/09/20(Wed) 18:15:12

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ

おまえまで、は。
誰もまた捕まっているというのだろうか。
けれど尋ねるための形はすぐに思い浮かばず。
だから疑問は仕草にとりあえず現れたのみだった、小首を傾げて。

「……だいじょうぶです」

辛いは辛いが、幼少期から続くものだ。
慣れているからとこくり、ひとつ頷き。
気遣う言葉に一度瞼を落とし、次に開けた視界は一文しか書かれていない紙を。

「…………」

「……イレネオせんぱいが聞きたいこと。
 なんですか、それともおなじ?」

「マフィアと関係、あるのかって」
(-619) mspn 2023/09/20(Wed) 18:18:02

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「ああ、そうだな。
 その通り、裏切ったワケ。

 よくよく理由を知りたがるやつだなあ。
 答えはさっきいったじゃねえか。
 俺が阿呆・・だって話さ」

ごろん。
ついには腕を枕には、もう一度寝っ転がる。

「なンでそんなこと気にするのやら。
 あのワンちゃんのことでもない、マフィアの同士討ちの話だろ?
 素直に仕事が楽でいいなあっつって喜ぶわけにゃいかんのかね」
(-620) gt 2023/09/20(Wed) 18:22:45

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード


『やりたいようにやれ』

『クソ忙しいから代わりに伝えといてくれ』
『喧嘩売りに行ったなら後が怖いぞ 以上』
(-621) unforg00 2023/09/20(Wed) 18:30:57

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「あぁ、駄目だね」

「裁判になればその理由は必ず聞かれるし、刑量の判断材料になる。
 自分の首を絞めるだけだし、納得の行く理由を話してほしいものだけど」

むしろ話してくれたほうが仕事は楽になるんだけど?と冷めた目を向ける。
けれど裏切ったということをあなたの口からちゃんと聞いたことで、なんとなく、心が痛くなった。

多分それは……消耗している大事な幼馴染ルチアーノが、あなたの部下にいるからで。

「…………」
「裏切った仲間は、大事ではなかったのかい?」

語る声色は少しだけ、トーンが落ちた。
(-622) eve_1224 2023/09/20(Wed) 18:32:06

【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ

「それで許してもらえるンなら、安いもんさ」

なんとも気軽にいうものだ。
だけどこの気軽さで、どんな高価なものでもぽんと渡してくるのをあなたは知っている。


「あーあー、生意気に育っちまって…
 誰に似たんだか。
 周囲が悪いな、こりゃ」

やっぱマフィアはダメだ!
なんて言っているが、それこそ本当にどの口が言うのだろうか。

「おまえ得意なんだから、オトコの前ではちゃんとそういうの隠せよ。
 ツラは良いんだし、賢いし、その気になれば一発だろ。な」

格子の中から、どうしてこんなに自信を持って説教じみたことができるのだろうか?
さっぱり自覚していないのか、
あるいは屋根の上まで棚上げしながら嘯いて。

「それはー………」

危ないことは。

「………しないとは約束できんから、
 努力目標ということにはならんか?」

変なところで正直だ。
(-623) gt 2023/09/20(Wed) 18:34:05

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

提案には幾度か瞬いていた、というのもきっと貴方は忙しいだろうと思ったから。
そこまで時間を割いてもらえるものと思わず驚愕の色が先に出ただけ。
けれどすぐにこくこく、と二度ほど頷く。
その返答の仕方だけでも伝わったことはあったにせよ、それでもやはり言葉でちゃんと聞いてみたい。
そうして、じゃあ、と提案を受け入れる言葉を形作る……前。

「────」

近づいた視線と呼ばれたかつての名に、心が揺れたのを自覚して声が詰まる。
だいじょうぶって形作ろうとした唇はうまくいかなかった。
誤魔化すように眉を落として笑ったけれど、なんだかそれも。
疲労でうっかりと漏れてしまっただけかもしれない、なのにその名で呼ばれるとどうにも、よわいから。

「……ヴィトーさんと。
 パン一緒に食べて、話したら。
 大丈夫になるかも……」


上官に対してそんなことをするのはあんまりよくはないのだろう。
わかっているの指先を伸ばし、ちょん……とその外套の端を摘まむ。
なんとも分かりやすい甘え方だった。
(-624) mspn 2023/09/20(Wed) 18:37:19

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

振れる、惑う視線を見ている。
真白の海を泳ぐ宝石は綺麗だ。

触れたその手の薄さが違うこと。
貴方の手は自分の手ではないこと。
頭ではなく、もっと表面の部分。感覚だとか直感でそんな当然を理解して、どうにもそれがくすぐったい。

服の上から触れればきちんと反応して・・・・いるのがわかるだろう。
緩くたちあがったものが指先に触れるはず。そのまま男の手は貴方の手を導き、ぺたりと這わせた。
そうして貴方が導かれたままでいるなら、また男は笑うんだろう。随分今日は上機嫌だ。

「はは」
「上からするんですか?」

面白い趣味ですね、なんて揶揄って。
こちらは貴方の上着をたくしあげ、下穿きとスウェットとをずらそうと。
(-625) rik_kr 2023/09/20(Wed) 18:41:44

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「…気にならないと言えば嘘になる。
 俺には勿体ないくらいの素敵な人だったからね」

だけどだからこそ、他の誰かと幸せにと願う。
それにきっともう幸せになっていることだろう。
彼女は自らでそれを掴める人だった。

手を掴まれながら翠眼は緩く細まっていく。

「……おや、君の評価に物好きを付け足すべきかい?
 それに狡いのは俺じゃなくて君だよ、ニコ」

言っただろ?口説いたって何も渡せないって。
だと言うのに、君ってやつは。

「…………大丈夫だ、まだ何処にもいかないよ」
(-626) sinorit 2023/09/20(Wed) 18:44:51

【魂】 口に金貨を ルチアーノ

「お前は俺に負けず劣らず意気地なしだな……」

貴方はあまり感じていないようだが、男は自分の事をさほど高く見ていない。

「イレネオが狙われたのは目に余るから。
 警察だろうとマフィアだろうと何でもかんでも私刑にする勢いだと俺も思ったね」

かなり簡略化したが、執行役が狙うと決めたのだ。
そうとう目に余ったんだろう。此方も覗いたものだ。

「ニーノは保護のためだ、悪意はない。
 ただ巻き込まれる前に誰の手にも届かないところに連れて行った。
 それこそ執行役なら止めるために、だ」

「これでいいか?
 ちなみにこの情報量は本来なら給料4.5ヶ月分貰ってる。
 俺はお前が何でそっちの方を知ってるのかが気になるがね」
(_18) toumi_ 2023/09/20(Wed) 18:47:55

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

「いいや。」
「お似合いだよ。マフィアにはな。」
「血の色は好きだろう? よく見たはずだ。」

さて、迂遠な会話を重ねてはいるが。
聞き出したいのはまずそれ。一旦軌道修正、再度貴方にその身柄を問うた。

「売ったのは生きた子どもだけか?」
「捌いたりもするのか? まるでけだもの・・・・だな」
「お前たちマフィアってやつは、何が楽しくてそういうことをする?」
(-627) rik_kr 2023/09/20(Wed) 18:51:22

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「おいおい、こんな強引にしょっぴいといて、
 裁判だけはまじめに行われるとでも?

 俺はこんな悪法で逮捕して、取り調べ中に暴力までふるっておきながら、謝罪も反省もない警察に大変不信感を持ち憤っている。
 マフィアにも人権はあるんだぜ? 弁護士を通してほしいね」

だいいち、と指を立てて。

「それ以前にな、取締法に金を出すことは俺の逮捕に関係ない・・・・・・・・・だろうが。
 あれはただの匿名の寄付で、それを使ったのはおまえらんとこのトップだろ。
 ランドセルを寄付する覆面レスラーは犯罪者か?
 俺は薬物の取引で逮捕されたはずで、そこは係争すべき点ではないだろう」

違うか?と寝転んだまま顎を引き、黒い瞳だけがそちらを覗く。
そうしてわざとらしくひとつ、息をついた。

「そうだな。ご期待に添えず悪いね。
 実は俺、聖人君子ではないしトイレにも行くんだ」

ひらひら、手の代わりに足を振る。
なんとも態度が悪い。規定に照らし合わせれば、指導の名目で殴っても良さそうだ。
(-628) gt 2023/09/20(Wed) 18:55:20

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ

「物好きってなんだよ。
言ったろ、俺にとってはお前は必要なんだって。」

緩く細まる翠眼に比例するように
口をとがらせて、子供のような表情を見せる。
何処か拗ねたような、幼さを感じさせる
そんな振る舞いは他では見られないだろう。

「狡いって言われるような事をした覚えが無いが
まだ行かない、だろ?」

それは未来では離れるということで
今それを聞くとどうしようもない不安に駆られるのだった。

自身の右手の薬指に施されたネイルに視線が落ちる。

「分かってるさ、ただの我が侭だってさ。
俺がそうしたいだけで、リヴィはそう思ってない事くらい
分かってんだけど…離すのはなんか嫌なんだよ。」

ぽつ、と零れ落ちていく言葉はしおらしい。
(-629) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 18:59:45

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

「熱、よく出るのか。」
「知らなかったよ。よく頑張ったな。」

問われないなら答える必要もない。
知らないなら教える必要はない。
既になかったこと・・・・・・になった話だ。過去の話を蒸し返す趣味はそれほどなかったし、不要だと判断する。
男は署内でまだ若く、後輩の数より圧倒的に先輩の数が多い。
だからか、貴方に対する言葉はほかの人々にかけるものと違っていた。少し大人びた、年上の者の言動をする。

「そう言われてる。」

紙面に目を落としたまま男は答えるだろう。それが男の仕事らしい。
けれどその仕事を、貴方に対してする必要はないと思っている。
今は、まだ。


ないんだろ?・・・・・・
「それとも、なんだ。必要だった、とか……」

実際、そう言った例に心当たりはあり。
それを例外として許容した事実が、男にもあった。
(-630) rik_kr 2023/09/20(Wed) 19:00:23

【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡

/*
こんばんは! バナナマンパナマ湾です。
お返事色々考えてみたのですが、黒眼鏡さんからのレスで〆るのが綺麗な気がしたので、ひとまずこれで〆ということで大丈夫でしょうか。
もしまだなにかしたいからもう少し続けたいなどあれば遠慮なく仰ってくださいね。

拙い暴力にお相手してくださってありがとうございました! とっても楽しかったです! 黒眼鏡さんの行く先、わくわくして見守っております。
もしまた機会があり、そちらに余裕があればお話ししに行くかもしれません。あるかわかりませんが……
(-631) rik_kr 2023/09/20(Wed) 19:03:32

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「…………おう」
「髪を褒められたのは初めてだな……」


癖のある長髪を撫でつける。毛質は固くも柔らかくもない。
臆病故に伸ばした髪を褒められるとは思っていなかった。
ほんの少し照れくさくなって、ぼそりと呟いた。

「お前な……」
「いいよ。寝返り打てなくても知らないからな」

棒読みに苦笑しながらも、それが望みならとOKを出した。
貴方の予想通りだ。

「オレで良かったわけ?
 もっとかわいこちゃんと一緒に寝ればいいのによ」

なんて、揶揄いつつ。
ロメオは失礼しまーすとベッドに腰掛けて、
マットレスの弾みで遊び始めた。ぼよんぼよん。
(-632) susuya 2023/09/20(Wed) 19:04:14

【独】 幕の中で イレネオ

/*
あマフィアのことマフィアって書いちゃった まいっか
(-633) rik_kr 2023/09/20(Wed) 19:10:05

【独】 月桂樹の花 ニコロ

リヴィオくんに行かないでって言ってるのに
実は先にしょっ引かれちゃうの俺なんだよな

すまねえ、すまねえ…
(-634) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 19:14:05

【独】 月桂樹の花 ニコロ

ある事ない事、秘密までばら撒かれて摘発される兄と
警部補を辞職して何かやろうとして摘発されてる幼馴染

アリーチェちゃんも、すまないなのだよな…
(-635) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 19:15:20
ニコロは、月桂樹の花が一輪、デスクに飾られた
(a25) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 19:16:11

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

貴方が覗き込めばそこには翠がある。
厚いレンズを間に挟み、貴方と視線がぶつかる。
緩慢な瞬き。

「…………」
「初めて……そういう呼ばれ方」「した から……」
「嬉しかった」

「マジで弟だったらよかったのにな」

そう言って、ふ、と口元だけで笑った。
叶わない事を願うのは虚しい。
けれど夢って、見てしまうものだから。

もう一度貴方の頭に手を伸ばして、
今度は酷く優しく撫でた。

手は握られたまま。

「弟だったら何でもしてやるのにな〜……」
「オレじゃあな〜……ハハ……」


そんな事を本当に小さく零して、手を離した。
そのままグラスの中身をすっと全て口の中に流しこみ、
「やっぱり酒って美味いな」なんて、
ヘタクソに話題を逸らそうとした。
(-636) susuya 2023/09/20(Wed) 19:22:08

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 幕の中で イレネオ

「……貴方にとっては、その書類が聖書なのね。
 決め付けと偏見で、いったい何人の無辜の民を嬲ったの?」
「貴方とマフィア、どっちが多くの血を見てるのかしらね。」

薄い笑みが消えた代わり、口から出るのは皮肉の言葉。
貴方の言葉には一切肯定の言葉を返さない。
すなわち、自分はマフィアでもなければ、子供を売ったこともない。
ただそれだけを主張する。

「アタシの方こそ、貴方に聞きたいくらいだわ。」
「何が楽しくて、こんな仕事をしてるの?」
「自分が一度たりとも間違った人間を尋問したことがないと
 思ってるなら、もっと視野を広く持った方がいいわ。」
(-637) arenda 2023/09/20(Wed) 19:29:09

【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ


『はい ちゃんと伝えます
 面会終わればまた連絡しますね』
(-638) NineN 2023/09/20(Wed) 19:45:50

【神】 徒花 テオドロ

「警察が職を辞する時、同僚たちの不安を煽るのは以ての外です。
 何処かの国では『It's an ill bird that fouls its own nest立つ鳥跡を濁さず』とでも言うのでしたっけ?」

#警察署 内。敢えて反社会組織法を積極的に支持している上司に対し、辞職願を叩きつけているところだった。
それもどこかデスクの上ではない。本当に警察署のその辺≠セ。
常識外れにも程があるし、相手の眉間の皺からもそれが窺える。

品定めするような目線すらも今は愉快に感じられた。
光を感じない人間から定められる価値に何の値打ちがあることか。

「礼儀やマナーとしても、置いて頂いた恩義がありますから、
 同じ心構えを持つ者同士、顔を立てる必要も……あるでしょう。重々承知の上、僭越ながら述べさせていただきますが」

「───今の警察。特に反社会組織取締法が、
 信用ならないというのはお分かりですね」

御託を並べるのをやめて、
単刀直入に言ってやれば空気が一変するのを感じる。
目の前からだけではなく、方々から伝わってくる突き刺すような視線。息のかかった人間たちである顕れに他ならない。

「道理のなっていない法のもとで、悪を作り断じるなんて……全能にでもなったおつもりですか?」

返す自分の表情は、いつも通り嫌味ったらしい笑み。
昨日までよりもずっと迷いがなく、
心から相手を侮蔑するような神経を逆撫でする、
礼の欠片もないろくでなしの顔つき。

堪忍袋の緒が切れたか、
赤い顔の上司は怒りに任せてこちらに掴みかかってきて。
(G39) backador 2023/09/20(Wed) 19:50:12

【神】 徒花 テオドロ

───それを笑顔のまま、コーヒーでも注ぐように捻り上げ、
逆にこちらから、鬱憤晴らしに取り押さえてやる。

胸がすっとする。
言いたい放題のうえ、行動にまで移したら、
どんなに気持ちの良いことだろうかと思ってはいたが。

(G40) backador 2023/09/20(Wed) 19:51:20

【神】 徒花 テオドロ


それを皮切りに。堰を切ったように、
鋭く睨みを利かせていた奴らが駆け込んできて、
口々に薄っぺらい正義を語りながら不届き者を囲み出す。

思惑通りだ。多少の肉体や経歴の傷はいい。
たった今この瞬間、少しの注目さえ集まればいい。

「聞け!こんなやり口はおかしいと思う気持ちが少しでも残っているなら、市民を守る使命をまだ忘れていないのなら、署長代理の馬鹿げたTerrore恐怖に屈してはならない!

 法の前に偽証によって齎される不平等があっていい筈もない。
 ないし、相手の素性が分からずとも隣人を愛し、隔てなく接することが罪であってたまるものか!」

この身に正義感なんてこれっぽっちもない。
だが、今口走ること全てが出任せの嘘っぱちな訳もない。
感情だけが、最後に吠えろと己を突き動かしていた。

「こんな方法でなくてもいい、
 ただ決して、己の中にある正しさ≠疑うなッ!」

例え頭が挿げ替えられようと、
共に働いてきた仲間たちのその全てが、
ひと匙の毒程度で腐敗し切る筈がないと、心から信じている。
(G41) backador 2023/09/20(Wed) 19:52:00

【置】 徒花 テオドロ


「縄張りの中で大人しくしているならまだよかった。
 多少の悪戯も、尻尾を掴めない方にだって責はある。

 ただ、あんた達は街の治安を脅かし、血の掟を侵した……
 必ず法のもとで報いを受けることになる」

捕物の果てでやっと地面にねじ伏せられたのを、
未だに口角を下ろすことなく好き勝手舌を回している。

「罪人の戯言かどうか……楽しみにしていろ」

舐めた真似をすれば必ずとっ捕まり制裁を受ける。
いつの世の警察も、マフィアだって行ってきた不変の掟だ。

希望や夢は、俺には持つことはできない。
誰かひとりにでも持たせに行くほうが、
その方がきっと、俺には向いていた。
(L6) backador 2023/09/20(Wed) 19:52:41
公開: 2023/09/20(Wed) 20:00:00
テオドロは、自分が居ないと回らない世話≠フ事を考えていた。
(a26) backador 2023/09/20(Wed) 20:00:08

テオドロは、それでもやはり少しくらい甘えたっていいだろう、と。
(a27) backador 2023/09/20(Wed) 20:00:23

テオドロは、諸々を自分以外の所為にして、くだらなさそうに笑った。
(a28) backador 2023/09/20(Wed) 20:00:34

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

この子どもは単純なもので、言ってはいけないことに口をつぐむ知恵はあっても、きれいだと思ったものにはきれいだと言ってしまう癖があるようだった。
それも全て本人の独断による基準である。

「やった。それはもとより覚悟の上ですから!」

寝転がったまま話している。行儀が悪いが、それを指摘する人間はここにはいない。

「ロメオさんがよかったんですよ。
 ……ちょびっと心配したのもありますけど。
 あのままちゃんと寝てくださいねって言って帰っても、
 なんだかそのまましっかり寝てくれなさそうだし」

俺は寂しがりやで心配性だから、こんなとこまで来てもらっちゃいましたけど。
かわいこちゃんと寝てもいいしかっこいいさんと寝てもいい。
そう思いませんか?
あ、逆に俺がかわいこちゃんとして……やっぱなしで。

そんなことを宣いながら弾んだ。ぼよよよん。
(-639) NineN 2023/09/20(Wed) 20:00:47

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 徒花 テオドロ

「今なら本気で金を払ってやってもいいな。言い値で買おう」

無事を祈るような野暮なことはしないし、とやかくうるさく言うことも思いつきはしない。
ただ大怪我をされると勝手に友人面をして喧嘩をふっかけに行ってしまうかもしれない。

「……まあ文句は聞き入れられるかはわからんが?
 他のやつよりは俺は融通がきくんでね、口説き文句だけ封じてくれるな」

考えれば考えるほど、共に歩いて話している姿は周りからどう映るのか見ものだ。

「お前ってやつは。
 そうやって何人落としてきたんだが」

この瞬間だけは信じてもいいだろう。
何でもかんでも判定が甘くなって行く気もするが。
自分にとってはしばらく味わえない最後の長い息抜きだ。

だから、その手を掴むのはきっとまた違う形で。

たとえ何処へ行こうと、また知りにいってやろうとその日男は心のなかで決めたのだ。
(-640) toumi_ 2023/09/20(Wed) 20:04:00

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「物好きだろう?…破滅願望の人間を求めるなんて」

必要だとは言っても、やはり物好きだと考えてしまう。
普段見ない振る舞いからも、嘘ではないのだろうと感じるが。
握り返さないまま、しかし振りほどかないまま。
細まる翠眼は暫し繋がれた手を眺めて。

「…はは、そうだね。まだ行かない、だ」

小さく笑う。隠すことは簡単だが、
きっと今の君なら気付いてしまうだろう。
それならやはり最初から本音のままでいい。

落ちていく君の視線を追いかけて、
薬指のみに施されたネイビーを少し眺める。
男のネイルとは違う、微細に彩られた素敵な色だ。

「……君が違う立場なら、色々なことが言えたんだが。
 生憎、同じ立場にいるせいでいい言葉が思い付かない。
 突き放す言葉が思い付かないんだ、困ったね」

「こんな風に自分の破滅に他者を巻き込む人間を君は……。
 …いつ来るかは分からないが、終わりが来た時。
 俺は罵詈雑言や石を投げられる覚悟をしてたんだけどな」

こんな法は続かないんじゃないか。
そう思うのは、今までの歴史が物語っているからだ。
そして終わりが来たその時、
こちら側に向けられる視線はきっと単純なものじゃない。
(-641) sinorit 2023/09/20(Wed) 20:08:16

【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡

そうやって、いつもと同じように。
適わないなあと思うのだ。そんな夢みたいな言葉も、すぐ叶うように思わされる。

「さあ。」
「誰に似たんでしょうねえ。」

本気で自覚がないのなら大いに結構だ。

「でもちゃんと、隠してますよお。前も言いましたが優秀なのでえ。」
「アレッサンドロさんだけです、これはあ。」

ミントブルーが薄く笑む。
役得ですねえとこちらもこちらで嘯いた。


あなたが大嘘つきだったなら、どうせ指摘していたのだろう。
寧ろ正直はいい事だ。そうして口を開いた女の声は少しだけ静かに響く。

「……別に、いいんですよお。」
「その時は、必要なときでしょおからあ」

諦観ではない。けれどただの許容でもなかった。
ほんの少しの寂寥と、ずっと多くの信頼の色。

「だから、あたしも好きにしまあす。」
「必要だと思ったら。…アレッサンドロさんの、部下ですからあ」

そう口にしたら、少しだけ胸がすくようだった。
…今だって女は、間違えたことをしているなんて思っていない。
だから地獄に堕ちたとしても、やめようなんて思わない。
(-642) oO832mk 2023/09/20(Wed) 20:10:05

【秘】 幕の中で イレネオ → 徒花 テオドロ

/*
九本指さん、こんばんは。バナナマンパナマ湾です。
墓落ち後に秘話しませんか、のお誘いにまいりました。墓落ち前からそんな話をするのはどうかと私も思ったのですが、墓落ち後の方が殺到するのではと思い、埋もれる前に連絡させていただいています。

前提からいいますと、イレネオは完全に法の犬です。
つまりテオドロさんの主張に対し、立場が真っ向から対立します。テオドロさんの逮捕理由が神窓での行い、及びそれによるスパイ疑惑……などであれば、イレネオは確実に食ってかかるでしょう。また、その許可は運営様からいただいております。

ですが一応こちらは身内に甘い触れ込みであったこと、PCはどうあれPLは(もちろん楽しみますが)裏切るようでやや心苦しいこともあります。九本指さんのキャパや予定の問題もあると思いますから、無理にとはいいません。

以上、長々と失礼しました。ご一考いただけると幸いです。
細かいシチュエーションや提案は秘話をできることになればまた送らせていただこうと思います。よろしくお願いします。
(-643) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:18:10

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「そんな大事なお方お断りだね」

酒は注がれながらくつくつと笑う。
貴方もそんなに調子が良くて良いのだろうか。

まあ、気にしたほうが今は負けかもしれない。

「……あーそうだテオドロのことだが。
 別にお前のことは嫌いじゃないってよ」

直接聞いた訳では無いが、何が話すことはあったらしい。
(-644) toumi_ 2023/09/20(Wed) 20:19:03

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

数度人のベッドで弾んで遊んで、
それからごろんと横になる。
慣れないマットレスの感触が楽しくなって、
「ハハ」と子供っぽく笑った。

「気ィ使わせちまったって事? 反省〜……」
「まあお陰で久々にちゃんと寝れるかなー。
 寂しがり屋で心配性のかわいこちゃんと一緒に」

ごろりと寝返り、意地悪な笑顔を向ける。
横向きに頬杖をつけば、髪がカーテンみたいに広がった。

「オレがいいなら、それがいい」
「そう言ってくれるってのは良いことだからな〜」
(-645) susuya 2023/09/20(Wed) 20:19:41

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「そうだな」
「俺の"家族"ってやつはここだ。……だが」

この男、実の家族というものには情はもうなかった。
ではこのノッテがもうファミリーであるというのは?
無論即答ができる。

それ以外だ、例えば共に育った知人や友人、または恩人を特別な家族として扱うことがある。
どうもそれを考えると頭に霞がかって仕方ない、こんなにはっきりしないことがあっただろうか。

「……
ファヴィオ?


此処にいない、恋人でも家族でもなんでもない人間の名前をつぶやく。
虚ろ目に、なにか忘れてることがあるようなそんな錯覚を覚えて暫し目を閉じる。その症状はついぞ治ることはなかった。
気分の悪さ自体は治ったが。

「とうとう化けて出てきたか……あの真っ白野郎。
 そろそろ歳だな俺も、幻覚の類が見えてた。
 最悪だ、黒眼鏡に言われていたとおりになってる。健康診断行かにゃならんかもしれん。今度のデートはそこにするかペネロペ」

あいつにもお前も年を食ったと言われ同じモノ扱いされた。
つまり貴方ももう年を食ったおじさん扱いだ。
(-646) toumi_ 2023/09/20(Wed) 20:27:03

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ

ここまで貴方が守ってくれたことと、今手渡された労わりの言。
どちらも冷え切った胸に染み渡るものだから、……そう。
だからこそ、気が緩んだのかもしれない。

尋ね方は関係の無さを言い切り、信じているそれで。
一日前ならきっと頷いていただろう、あの夜を経るまでは。
男ははくりと唇を音もなく一度動かし。

その後。

「……──Alessandro Lucania」


掠れて、或いは聞き落としそうな程に小さな声だった。
それでもこの部屋で、この距離で、聞こえない筈がない。

「あのひと、は、」

「……ほんと、に……」

「…………ノッテファミリーの、幹部カポ・レジーム……?」
(-647) mspn 2023/09/20(Wed) 20:29:55

【秘】 徒花 テオドロ → 幕の中で イレネオ

/*
運営様から許可があるようでしたら是非!

こちらのPCの精神が安定してきた所での行動だったので、真っ向からいがみ合うようなことはない(ある程度の理解を示したり、わざわざ挑発したりはしない)かもしれませんが、それでもよければ。

警察を辞するという覚悟を決めている以上今後の予定には寧ろ沿うものだと思うのでその辺りはお気になさらず。
そちらのキャパ等も無理のないように、やりたいようにしていただければ幸いです。
(-648) backador 2023/09/20(Wed) 20:36:05

【置】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「……中々いい啖呵を切るなあ、顔は見えないけど」

なあ?両腕で抱えたテディベアに囁く。
今日も街中の情報が集積されていく。

「ま〜〜〜〜〜あ、俺に褒められても
 嬉しくないだろうけどな、この誰かくんも。
 どっかで鉢合わせしない事でも祈っとくかあぁ〜」

大きく伸びをして、欠伸もついでに。
時計を見れば、もうすぐ深夜だ。

「今日も平和な一日だった。クソ法律を除けば。
 ……明日はどうなるかな〜、久々にバーとか
 行きてえ〜……いやでも酒は鈍るからなあぁ〜」

ぎし、と椅子に深く腰掛け、歌う。

「...Strade di campagna, portami a casa...」

ぽつぽつ零す傍ら、にや、と口元を歪めて、歌詞を変え。

「Tutti i miei ricordi si raccolgono intorno a lei,
 la mia signora...なんつって」

元になった歌より、こっちの方がそれらしい。
まあ、原語のもじりだからここの言葉じゃ関係ないが。
ご機嫌で歌いながら、夜を過ごす。
(L7) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 20:37:02
公開: 2023/09/20(Wed) 20:55:00

【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ

「調書があがっている。」
「後はお前が自白するだけだ。」

否定したつもりであろう言葉はむしろ肯定になっているのだが、男は気づいていないらしい。
実質、この紙が全てだ。捜査の結果は結局紙面にまとめられるのが世の常。法廷で読みあげられるのも、貴方の罪をセンセーショナルに知らしめる
予定である
ものも、全ては結局紙束に過ぎない。


男は。
貴方の問いに答えない。
貴方の問いには答えない。言葉尻は否定するくせに、問いかけにだけは応じない。
代わりに。

がたん。

椅子を立つ音がした。手が例の汚れた布を掴む。
さて、貴方が抵抗しないのであれば、男は無言のまま。
貴方の後ろに回りこみ、それで目隠しをしようとするが。
(-649) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:37:09

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

ぎゅうぎゅうに体が重なり合うほどではないが、普段よりはよほど近い距離。
いつもの自分の部屋に見慣れない人がいる高揚感。

「そうですよ、反省してください。
 また泊まってくださいってねだられるかもしれませんよ?」

それは貴方への心配からかもしれないし、寂しがりやのわがままかもしれない。
かわいこちゃんはなしって言ったのに〜、と情けない声が漏れた。

「うんうん、何回でも言いますよ。
 ロメオさんがいい、いてくれてよかった。
 来てくれてありがとうございます〜……」

くぁ、とあくびをひとつ。
横になっていたら眠くなる、単純な仕組みだ。
(-650) NineN 2023/09/20(Wed) 20:40:51

【独】 幕の中で イレネオ

/*
自分にびっくりしてるよ
(-651) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:44:36

【念】 口に金貨を ルチアーノ


見つけたぞ
』『今日のそいつも
当たり
だな?』
『そして俺の観測範囲では此奴が
最後の
一人だ』

あなたの留守電に一件。
メッセージがあった。

アリーチェ・チェステ

『武運をお嬢さん』

たった十秒ほどでその声は消えた。
賭け直せど無情にも使われていない電話番号を示す電子音が受話器からは流れる。

だがきっと、その男は変わらず貴方の味方で居続けている。
(!28) toumi_ 2023/09/20(Wed) 20:44:38

【独】 幕の中で イレネオ

/*
そうなんだ!!? 偉いね そしてやっぱ三択じゃないとでない?
(-652) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:45:44

【独】 幕の中で イレネオ

/*
アレ? 出ないな
(-653) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:46:00

【独】 幕の中で イレネオ

/*
辛い
(-654) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:47:16

【独】 幕の中で イレネオ

/*
け、け、け、警察
(-655) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:47:26

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

これから寝るって言う時に、
こんなに人が近くに居る事なんてあんまりない。
子供の頃だって誰かと一緒に寝た記憶もない。
少し不思議で、嫌ではなかった。

「そら困ったな〜。何回でも来ちまう」

言外にまた来ますと言っているようなもので、
貴女の心配も寂しんぼもロメオは受け入れている。
オレにとっちゃGattino子猫ちゃんと同じだよ、なんてまた揶揄って。

「ほんとにかわいい奴だな……寝ろ寝ろ。
 起きたらいなくなってるって事も無いから、
 抱き枕にでもなんでもしろ」

子供みたいだな、なんて思って、
貴方の腹を寝かしつけるみたいにポンポン叩いた。
貴方の寝顔を拝むまでは、こうしていようかな。
(-656) susuya 2023/09/20(Wed) 20:50:31

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

その言葉を聞いて、男はぴくりと眉を動かした。

それは、男が最も嫌悪するマフィアの名前。
男自身が手錠をかけたカポ・レジームの名前。
男が唾棄すべき行いに走った相手の名前だった。


けれど、まだ・・それだけ。
あなたに向ける目はまだ、優しい。庇護の籠るものだ。

(-657) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:50:53
イレネオは、正義仲間を信じている。
(c12) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:51:33

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

「……アレッサンドロ」
「ルカーニア。」

噛み締めるように、そう呼んで。

「が……どうした? ニーノ」
「何か、されたのか。それとも……」

けれど、その言葉は。
つまり、男の知る限りはその通り・・・・・だと。肯定しているもの。
(-658) rik_kr 2023/09/20(Wed) 20:51:53

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
原曲は『Take Me Home, Country Roads』。
カントリーロード、の方が通りがいいかも。

先の一節はサビの最初。
後の一節は2番のAメロ……の、改変。

Miner's(炭鉱夫の)が本来だけども
Mine(俺の)にして歌う感じで。
先の秘話も含めて、カンター"ミネ"が
このタイミングで考えている相手への感情、という事で一つ。
(-659) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 20:55:29
ヴィンセンツィオは、目に映る誰も彼もを全てを欺いている。
(a29) redhaguki 2023/09/20(Wed) 20:56:37

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ

貴方は知っているだろうか。
指にはそれぞれ意味合いがあると言われ
そこに施されるネイルもその意味を持つということ。

右手の薬指は『心の平穏を保つ』
不安や心配事があるときにつけるものだ。

「俺もそのくらいの覚悟はしてるさ。
反発が多い法案だ。それに理不尽でもある。
それでも俺は選んだ。」

「だから、落ちる先は何処まででも一緒だし。
破滅しても、石を投げられても、覚悟はあるつもりだ。
破滅願望があろうがなかろうが、変わらねえんだよ。」

触れた手で、軽く貴方の手を掴んだ。
(-660) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 20:56:47

【念】 口に金貨を ルチアーノ


コツ、コツ。磨いた靴底が人気のない道を行く。

「強いて言えば残りの懸念材料はリヴィオだが……。
 あいつに、手のひら返されて検挙されるなら本望だろ」

「あー……ロメオ様々だねえ。勝手にネロを選ばせてよかった。
 身内を疑って調べるのは荷が重い、二度とやりたかねえな。
 それでも、もう。俺の仕事は終わったな」

昔ペットショップだった廃家の前、誰も訪れることがなくなった建物に此度は二つの影がある。

「さて、大物が残ってる。
 ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリア。
 
ったく、さっきの電話口だけでも相当ヤバかったぞ……
(!29) toumi_ 2023/09/20(Wed) 20:58:43
 


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