（何のだ）

　視線というのは正直だ


　目は口ほどに物を言うというだろ？

[いつかこのパーティを抜けようと考えている。]

（安心してくれ酒場の店前からは動かねぇから）

[誰でも良かったんだ。
カモに出来るならば、誰でも良かった。
逃げた先でも癖になって抜けない原価計算、薄利多売なんて冗談じゃない。
安く仕入れてばか高く売れ、情で、気持ちで動かせるカモに対しては9割増しだよ！

「おにいさ〜ん、安くするから買っていってよ
これね、ド・ケーチ国でしか採れない貴重な鉱石を使った〜……」

ほら、カモがネギしょってやってきた。
もうこんな事しなくても良いのに。
癖が、抜けないの。

明らかにぼったくりなのに、目の前の男……キヨヒコは、面白い位騙される。
これは良いものだなぁ！って。
しかもうけるの、それから毎日来るんだよ。
毎日、毎日、毎日……まいにち。

「……なんで？気付いてるんだよね、馬鹿なの？」

いつの間にか、御得意のポーカーフェイスが作れなくなった。
くしゃくしゃに顔をしかめて問い掛けたら、彼はたった一言いったんだ

「おまえの言うことを信じているからだ！」

呆れた、それただの硝子なのに。
突っ込みたかったのに、出来なかった。
そうだよ。
わたしは本当は、騙して嘘を吐いて破産させる、あいつらと同じ薄汚い金の亡者ではなくてさ。
本当に良い品を適切な値段で売って、お客さんと永く健全な信頼を築けるような

普通の道具屋さんになりたかったんだ]


……騙されやすいあなたに、だからついていく事にしたの。
人を疑わないあなたの代わりに、あなたを傷付けるものから護るんだ。
悪いものは、分かるからね。

（※迷子です）

ファンタジー世界でしょっつる？

事実は小説より現実だよ。

って思ってて、

それは一旦置いといて。

（ばちこ〜ん☆返し）（こころのウインク）

ちょっと歌うまだからって慢心はしません。
プロとは違うんですよプロとは。謙虚なのでエヘン

　そうね、外へ続く酒場の扉が揺れたのには
　気づいてはいたけれど>>236、今のアタシには気にかけて
　あげられる余裕はなかったのよ。

　もしかしたら途中で誰かに止められたかもね？

　
[そんな待機中のことですが。
私、水筒、返さなきゃって思ってたので。

そのせいか、扉の向こうに隠れる後ろ姿、>>236
偶然気付くことができたのですが。

今は追いかけること、できませんでした。]*