人狼物語 三日月国


187 『Ambivalence』

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【秘】 入江 修 → 浅見 律



   無理矢理ヤっちまえばいい。
   そんな低俗な話とは違う。

   俺がそうしなかったのは
   世界から見捨てられた少女を
   自分の好きに育ててしまおうという
   もっと低俗な発想によるもので。

   そんな低俗な遊びに使われる浅見は
   本当に哀れ、可哀想な子だ。



(-71) 西 2022/12/10(Sat) 8:26:13

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    口付けは拒まれることなく
    俺は浅見の口腔を味わう権利を得る。

    だからってすぐにつついたりはしない。
    最初はただ、唇と唇を合わせるだけのキス。


    泥沼には突き落とさずに
    その手前に立たせた後に自分が泥沼に入り
    一緒に入ろうと手招きをする。

    それでいて足を踏み入れてしまった浅見を
    もう決して、逃がしはしない。



(-72) 西 2022/12/10(Sat) 8:28:39

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   ソファーの上。
   艶めかしくこっちを見上げる浅見の顔は
   さっきまでとは少し違う。


   役割にも似た、自分が自分であるという価値を
   欲しがっているような顔。
   お前が生まれてきてくれてよかったと。
   そう言ってやればどれだけいいだろうか。

   その顔は一歩間違えれば生徒ではなく
   女の顔にすら見えてしまうほど甘くて。
   その一歩を踏み外させたくなる。


   
(-73) 西 2022/12/10(Sat) 8:31:03

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    「あぁ。そのつもりだよ。」



   そう言って俺はソファーに寝る
   浅見の唇を再び奪う。

   初めて浅見を抱くこの時は
   今では考えられないほど、
   優しくエスコートしたと未だに思う。

   不安がなるべく残らないように
   浅見がこの淫らな空気に慣れるように
   何度も小刻みに続けた口付けをさらに深く。
   互いの唾液の音が聞こえてしまうくらい深く。

   恋人同士の初夜にひけをとらないほど
   俺は浅見のことを大事に可愛がっていた。



(-74) 西 2022/12/10(Sat) 8:32:13

【秘】 入江 修 → 浅見 律



      「浅見は、こういうの初めて?」


(-75) 西 2022/12/10(Sat) 8:32:50

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   初めてなら尚更優しくしてやらないと、と。
   俺はそう浅見に尋ねると返事を待った。

   すぐにでも脱がせてしまいたい欲求は
   まだもう少しだけ我慢することにして。*



(-76) 西 2022/12/10(Sat) 8:33:11

【独】 入江 修



   浅見だけが傷つく火遊びだからこそ
   奉仕的に快楽を与える事に肯定的なのは
   ささやかなお礼のようなものだ。

   イイ思いさせてやる。


   そんな等価にも満たない条件で
   譲歩したという顔をするために。



(-77) 西 2022/12/10(Sat) 8:36:43

【秘】 入江 修 → 浅見 律


***

   初めての日から今に至るまで
   俺は浅見に色々なことを教え、仕込んだ。

   最初の方は浅見の華奢な身体をただ愛でて
   浅見はどこがイイのか、じっくりと探って。
   けれど当然それだけで終わるわけもなく。


   何度か回数を重ねた後には
   男のものの扱い方だって教えただろう。

   そしてそれにも慣れた頃には
   俺の上に乗ってどう動けばいいかまで
   これでもかというくらいに教え込んだんだ。


(-78) 西 2022/12/10(Sat) 8:38:17

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   こちらを悦ばせるための触り方や咥え方。
   両手で包むようにとか、舌先で舐めろとか。
   咥えた後にどう動かせばいいかとか。

   何度も教え、実際にさせて。
   浅見が上手くできた時には頭を撫でながら


    「浅見は覚えがいいな。
     ちゃんと出来て、いい子だ。」



   と、浅見の存在を肯定して。

   そして口先だけではなくご褒美として
   浅見の身体を快楽で満たし。
   満足いくまで絶頂へ導くこともあった。

   失敗したところでなんの罰もない。
   ただ上手くなればなるほど、
   その存在価値を惜しみなく説いてやる。
   そんな洗脳にも近い意識を植え付けるために。
   


(-79) 西 2022/12/10(Sat) 8:43:04

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   そりゃ可愛いに決まってるだろうさ。
   こんな何も知らない子なんだから。


   だから浅見がなにか要望を口にしたなら
   叶えられるものなら叶えてあげようとしただろう。
   それぐらいの価値が浅見にはあると今も思っている。**



(-80) 西 2022/12/10(Sat) 8:44:08

【秘】 入江 修 → 浅見 律


***

   だというのに俺の日頃の行いが悪いのか
   浅見は俺の言葉を素直に受け止められないらしい。

   キスで言葉の続きを塞いだとはいえ
   都合のいい女の間違いだなんて。
   やや聞き捨てならない言葉だったのは間違いない。
   実際正解な辺り、浅見の鋭さが窺える。

  
   覚えてると微笑む姿は
   少しだけ毛羽立つようなピリッとした感じがしたが
   積み重ねた甘い快楽に支配されてしまったんじゃ
   それもスパイスにしかならないみたいだ。


(-81) 西 2022/12/10(Sat) 8:46:18

【秘】 入江 修 → 浅見 律



  浅見が、俺の胸の中でくぐもった吐息を漏らすと
  指先で触れていた秘部が熱くなっていくのを感じて。

  中に入れると同時に震えた身体を腕で支えると
  二本の指で中をかき混ぜながら浅見の耳元で囁いた。



(-82) 西 2022/12/10(Sat) 8:46:59

【秘】 入江 修 → 浅見 律



     「何回も言うけど律はイイ子だ。
      もちろん都合が、じゃなくて。」


(-83) 西 2022/12/10(Sat) 8:47:55

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   「普段可愛げなく振る舞うくせに
    こういう時にはここを濡らしてくれるし
    ちゃんと俺の指で感じてくれてる。

    それにいつも俺のをきゅんと締め付けて
    俺の事を悦ばせてくれるだろ?
    ほら、今も、熱くてとろけてる。

    律の膣内なかであと何回イけば、
    律がイイ女だって分かってくれっかな。」



(-84) 西 2022/12/10(Sat) 8:51:05

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   浅見の秘部をいじめながら紡ぐ言葉は
   本音と誇張が入り交じったもの。
   たとえば浅見が果てそうになっても
   今は止めずにしつこく続けるだろう。
   口で説明するより、その方がいいのだから。


   浅見への指奉仕をひとしきり続けたあと。
   俺は浅見をソファーへと寝せると


    「どうしてほしいか。
     ちゃんと律の口から言って?」



   スーツのチャックから顔を覗かせたものを
   浅見の手を引いて触らせながら問いかけた。*


(-85) 西 2022/12/10(Sat) 9:02:27

【独】 入江 修

/* で、このクソ男先生はこの先地獄見るんですが大丈夫?
(-86) 西 2022/12/10(Sat) 9:28:23

【人】 浅見 律



  「……別に、先生が思い悩むことなんて
   何もないじゃないですか。>>68


   どうしてかって?
   私がどうなっても世界は回るし。
   誰も、困らない。
   むしろ、いない方がいいとさえ思う。


  
(70) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:18:00

【人】 浅見 律

 

  何か考え込んでいる様子のあなたに>>69
  私はまるで他人事のような言葉を吐く。

  どうしたいか、なんて私に聞くだけ無駄。
  私に与えられてる選択肢は
  どうしてもいいか、でしかないから。**


 
(71) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:18:16

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  いっそのこと、無理やりされていたのなら。
  長く続く関係にはならなかったのに。


  初めて異性を知ったあの日、
  あなたは恋人同然の優しさで私に接していて。
  その接し方に好意を抱くなという方が無理な話。


  どんな形であれ、
  価値を認めて優しくしてくれたのは
  あなただけだったから。

  
  回数を重ねれば嫌でも遊びなんだと気づくけど
  最初の一回だけは。
  愚かなことに微かに期待してしまっていた。


  期待してたことなんて、起こるはずもないのに。


  
(-87) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:19:27

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  最初の唇を合わせるだけの口づけから
  少しずつ私が慣れるのを促すように。
  小刻みに続けられてたものが
  徐々に深くなっていくと
  どう呼吸していいのか最初は分からなくなって。
  くぐもった、苦しそうな声は
  あなたに届いたのかどうか。

  
でも、息苦しいのに。

  
求められているって
錯覚
が、心地よさを生んでいく。

  
やめて欲しいわけじゃなかった。


  
(-88) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:21:57

【秘】 浅見 律 → 入江 修




   
「初めて、です……。」



  この時は、今じゃ考えられないくらい素直だった。
  あなたの質問に正直に答えて。

  脱がされるのだろうと思って、
  恥ずかしさから、目をそらしてしまった。*

 
  
(-89) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:22:25

【秘】 浅見 律 → 入江 修


***


  初めての日からしばらくの間は
  ただ、愛でられて、弱い場所を探られて。
  慣れてない私は悉く素直に反応を繰り返し。

  そんなだったから
  弱い場所なんて知られて当たり前だし、
  例えば、耳元で囁かれながら触られると
  いつもより反応がいいとか
  触れるだけの口付けや頭をなでられるような
  疑似的な愛情を感じる行為が好きだとか。

  知ろうとしたなら簡単に知ることができたはず。

  
(-90) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:23:04

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  慣れた頃に教えられた、相手の悦ばせ方。
  最初はたどたどしかったそれも
  何度も教えられて、少しずつコツを掴んで。

  上手にできたら褒められて
  ご褒美に、と快楽で満たされる。

  嬉しくないわけがない。
  仮にも、好意を抱いた相手が悦んでくれて
  私だって快楽で身体は悦ぶわけで。

  
思い返せば、必死になって、馬鹿みたい。


  それを繰り返せば、あなたを喜ばせる手管を
  増やすことが価値なのだ、と刷り込まれていく。
  私はあなたの好みのままに、女にされた。


  
(-91) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:25:42

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  何も知らなかった花を
  自分好みの色に染め上げて咲かせた
  あなたの気持ちなんて私には推し量れない。


  だから、要望なんて私からは言わなかった。
  言ったところで私には叶えてもらえない。
  そんな歪んた環境で育った私が要望なんて
  言えるはずがない。価値がない、から。


  
(-92) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:26:12

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  それでも、何度も絶頂に導かれたり
  逆に限界まで我慢させられて
  思考力を完全に奪われてしまった時だけは例外で。


  
  抱きしめて欲しい、キスしてほしい。

  そんな、
哀れな
要望を口にしたりもしてた。**

  
(-93) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:27:10

【秘】 浅見 律 → 入江 修


***


  日頃の行い?悪いに決まってる。
  あなたのことを知らなかった時なら
  何の裏もない言葉でいい先生だ、と言えたけど
  今はそうじゃない。
  生徒にこんなことをしておいて
  心から日頃の行いがいいと思ってるなら
  相当おめでたい頭をしてると思う。
  ……どうせ自分でもわかってるんだろうけど。


  覚えてる、の言葉の裏の感情を
  読み取られて突っ込まれていたら
  私は誤魔化しきれなかったと思うし。
  何も言われないならそのほうがいい。


  
(-94) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:27:45

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  
「……っ、分かりませんよ。

   
修先生がこんなことしてる、うちは……。」


  
(-95) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:28:42

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  囁かれる言葉にどうしても身体は反応して
  それを拒むように、あなたを睨もうと。
  ……快楽に蕩けた顔で見たところで
  きっと意図なんて伝わりはしないのに。


  あなたへの抗議もそう長くは続かない。
  抑えようとしていた声が抑えきれず
  限界が近くなって無意識に深い快感から
  逃げようとする動きは、あなたもよく知ってるもの。

  止めてもらえない、と果てる前に悟った私は
  慌てたように口を塞いで声を殺そうとしたけど。
  もしそれすら読まれて阻止されたなら
  部屋には甲高い嬌声が響くことになる。


  
(-96) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:29:19

【秘】 浅見 律 → 入江 修

  

  絶頂の余韻に浸って力が抜けた私は
  寝かされてもされるまま。
  あなたから、要望を言われたなら応えるのに
  あなただってそれをわかってるくせに

  わざわざ私に聞いて、言わせようとするその姿勢が
  腹立たしくなってしまった私は、望みと裏腹に、



   「言いませんよ。
    我慢できないなら私が言う前に
    すればいいじゃないですか。

    どうせ我慢、出来ないでしょう?」



  
あなたのものを触りながら、煽るように微笑った。*


  
(-97) alice0327 2022/12/10(Sat) 19:30:37
 




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