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【赤】 宮野 利光[ 唇を喰んで、乱れた呼吸で口に隙間があれば そこへぬるりと舌を忍ばせて。 綺麗に並ぶ歯列をなぞり、上顎を翳めて、 彼女の舌が触れれは絡め取りましょう。 ] …まれ。 果てる時は、旦那のことを思うていたのだろう? [ 唇を離せば、つうと糸が引いたでしょうか。 唇を母指で拭って、頬を撫でて、 わざと意地悪くまた耳元でそう囁いて。 羽二重餅のような耳朶に軽く歯を立て、 彼女の手をぐいと敷布に縫い付けて。 ] 妬けるな。 [ そのまま首筋に唇を這わせて鎖骨を伝い 豊かな胸元の頂を、そっと 喰んでしまいましょうか。 ]* (*29) yukiyukiyuki 2020/09/03(Thu) 16:25:21 |
【秘】 宮野 利光 → 六鹿 稀[ 名を、と問われれば少し目を伏せて。 ] ………宮野、利光。 叶うのならば利、と *呼んではくれないか (-9) yukiyukiyuki 2020/09/03(Thu) 18:34:06 |
【赤】 六鹿 稀 [ 目の前の人は、結納の日から 彼女のことを見ていたという。 恥ずかしさと、不安を胸に歩いていた あの日から、見られていたのだ。 彼女はそう思うと更に恥ずかしく思い、 一瞬、目の前の人から視線を逸らした。 すると、気づいた時には 何故か天井を見上げており、 また視線が合ってしまう ] ま、だ……? ん、っ…………! [ 果てたのち、その人は意地悪そうに 彼女が達したことに言及した。 確かに、彼は何もしていない。 まだ、と前置きをされると 彼女の胸は更に高鳴りを覚える。 口づけを拒むことなどなく、 何度も重ねられれば 触れられるか分からないけれど、 その人の両頬を包んで 整わない呼吸の中、舌を差し出すことだろう ] (*30) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 18:36:23 |
【赤】 六鹿 稀 は、っ……そ、れは……! [ 唇が離れ、夫のことを、と言われると 否定は出来ない。 最愛の人だから、彼のことばかり 頭の中に浮かんでしまう。 ] だ、めっ……! ぁんっ、……中から、 でちゃ、ぅ……!! [ 声を我慢することを許されず、 彼女の両手は頭上に押さえつけられた。 きゅんっと締まる蜜壺からは するりと玩具が抜けて行ってしまう。 浴衣がずれて見えている果実の頂は いとも簡単に、夫以外の人物に 愛撫をされていくのだった。 ] (*31) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 18:37:04 |
【秘】 六鹿 稀 → 宮野 利光とし、みつ……さまっ………… いたく、しないでください、ませ、っ……! [ 彼の名前を復唱すれば、 彼女が嫌がること、痛いことをしないでほしいと、 呟いて、彼が与える甘美をその体を持って 享受するのであった。 ]* (-11) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 18:40:13 |
【秘】 宮野 利光 → 六鹿 稀……すまん。 [ まれの言葉にはっとして。 一言伝え、強く抑えてしまった手を離しました。 ] あー…その。 痛くしようとした訳ではないんだ… [ 眉尻がへにゃりと下がります。 離れた手が風に触れるのが何とも切なく。 今度はそっと、己の指をまれの指と 絡ませて握り締めました。 無論、じゅうぶんに注意して、優しい力で。 ] …こう、してみたかったのだ。 [ にぃ、と笑って。 ] * (-12) yukiyukiyuki 2020/09/03(Thu) 18:54:41 |
【秘】 六鹿 稀 → 宮野 利光[ 彼女の願いを聞き入れたその人。 先程までやり幾分か言葉尻が優しい。 本当の人は、この優しいお方なのではないかと、 稀は心の中で思うのだった。 優しく絡められた指。 本当の人であるかの如く感じた。 ] 賢斗さんと、利光様、……わたしは、 いけないことを、しようと…… しているので、しょうか、…っ [ 潤んだ瞳はその人をじっと見つめ、 改めて、背徳的行為に走ろうと している彼女自身のことを、 その人と共に確認してしまう。 今更、止められるわけもないのに。 ]* (-13) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 19:47:05 |
【赤】 六鹿 稀 [ 彼が、奉仕を許した。 それが嬉しくて、彼女は彼がいうように、 体を起こせば彼の脚の間に正座をするだろう。 目の前には、まだジーンズに隠された 彼の熱くて、子種のたっぷり詰まった、 彼女を疼かせる肉塊がある。 彼女はジーンズの上から、 まずはその熱を感じ取ろうと手を添えるだろう ] 私、しっかりとご奉仕したことないわ…… [ うまく出来るのか、少しだけ心配になった。 擬皮を外した後の肉塊は、 偶に綺麗にさせて貰えるけれど、 こうやってまだ何も手をつけていないモノは 初めてだったから。 手のひらで熱を感じ取れば、 両手でジーンズのボタンと、チャックを外し、 ボクサーパンツの上から優しく撫でることだろう。 傘の部分が少し下着からはみ出している。 これが自分の奥の扉を叩くのかと思うと、 我慢ができなくなっていく。 ] (*32) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 20:17:33 |
【赤】 六鹿 稀賢斗さん……上手にできたら、 たくさんご褒美をくださいな? [ 上目遣いで見つめる先には、金髪の愛しい人。 どうするのがベストなのか、 彼女は分からなくて、ジーンズも下着も そのままの状態で、熱くて硬い肉塊を 小窓から取り出してみた。 ちゅ、っと先端に口づけを落とせば 唾液を絡めるために、彼女の喉の奥まで それを限界まで咥えて、 吸い付きながら口の中から離していく。 偶に先端が彼女の奥に届いてしまって 嗚咽を漏らしていたら、 彼は不機嫌になってしまっただろうか。 舌を絡めては、裏筋や傘の裏を丁寧に 舐めて、彼の気分を上げる努力を 彼女は務めていく。 ]* (*33) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 20:25:44 |
【赤】 宮野 利光[ 差し出される舌が愛しく、呼吸を忘れる程に 夢中で弄んで。 挟むように触れてくれる両の手が 堪らなく暖かい。 その手に自らの手を重ねて、 熱い呼吸と共に彼女を見下ろせば じんと鳴く胸の奥にほんの一時目を閉じて、 息をひとつ吐きました。 口内に含んだ乳嘴には丹念に舌を這わせ、 唇で挟み、愛撫を続けましょう。 (*34) yukiyukiyuki 2020/09/03(Thu) 22:17:45 |
【赤】 宮野 利光[ そのうちに彼女の秘裂に飲み込まれていた 張り型がするりと抜けて落ちるのが見えれば 己の中心に熱が滾るのがはっきりと分かって ぞくぞくと競り上がるものを抑え込むのに必死。 身体を少し彼女から離して、 その卑猥な玩具を手に取って。 ] 抜けてしまったな。 [ 穢れの無い幼子のような無垢な笑みを 口元に浮かべながら。 わざとてらてらと濡れたその玩具を 彼女の目の前にちらつかせてみれば、 まれのその表情は変わるでしょうか。 ] (*35) yukiyukiyuki 2020/09/03(Thu) 22:21:35 |
【赤】 宮野 利光[ そうして、その玩具に また見せ付けるように口付けて、舌を這わせて。 ] まれ、どうしようか。 このまま、再びこの張り型を自分で入れるか? それとも俺が入れるほうが良いか? [ とわざわざ問うてしまうのです。 意地悪に聞こえなければ良いのですが。 ああ、しまった。 ]*… なにを 、の部分は言い忘れました。 (*36) yukiyukiyuki 2020/09/03(Thu) 22:25:36 |
【秘】 宮野 利光 → 六鹿 稀…まぁ、良くはないだろうな。 [ 眉根を寄せて、ふわりと笑って。 そう彼女の問いに答えましょう。 ちり、ちりと痛む胸には気付かぬふりで。 ] まれが、あの男のことを愛して居るのは よぉく分かっている。 …忘れられぬ女に焦がれ成仏さえ出来ぬ 腑抜けの幽霊に無理矢理懸想された、と そう思っていてくれれば 俺はそれで良いのだ… * (-15) yukiyukiyuki 2020/09/03(Thu) 22:32:41 |
【赤】 六鹿 稀 [ 彼の口づけとはまた違う、 キスの途中の呼吸の仕方を忘れるような、 濃厚な口づけをその人は稀に与えた。 腰がむずっとして、これをどうしたら 落ち着かせることができるのだろうかと 思っていると、その人との口づけが 終わってしまった。 折角、甘い時間になりそうだったのに、 と心なしにわがままを言いそうになったのは 稀だけの秘密。 その人とは、優しく指を絡めて、 距離が詰まる。彼女の張っている頂は その人に食まれてしまう。 ] (*37) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 22:41:57 |
【赤】 六鹿 稀とし、み、つ…さま、ぁ……! ぁ、っ……い、ぃ……ひぁっ……ん、! [ しばらく、彼女の頂が温もりを感じていると、 その温もりが、離れて行ってしまった。 頬は赤く染まり切って、息は荒く、 もう彼女は我慢させられることが ひとつの快感になりかけている。 そして、その人は抜けてしまった玩具を 手に取ってしまう。 彼女にその蜜を絡めた物を見せられれば、 とくん、と彼女の胸が跳ねていく。 その人に見られて、濡らしてしまったのか。 そう思うと、彼女は恥ずかしくなり その方を見ることができずにいた。 ] (*38) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 22:44:47 |
【赤】 六鹿 稀ぁ、…………っ、…… お嫌いで、なければ…… いれて、くださいませ…… [ ちらりと、その人の方に視線をやれば、 蜜を舐めとられていた。 羞恥心が募っていき、小さく声が漏れた。 そしてその人が選択を迫り、 彼女はいれてほしいと懇願する。 本物があるのなら、それでもいい。 言葉の通りに、その人が持つ 偽物を、というのであればそれでも。 彼女はまだ足りないのだ。 夫と一緒に寝ることができないから。 ]* (*39) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 22:45:59 |
【秘】 六鹿 稀 → 宮野 利光あぁ、っ………… はしたない娘と、……罵ってください、ませ…… [ その人は、やはり良くないことと言った。 ならば、罵られても仕方がない。 しかし、夫には言えないから、 その人に頼むしかない。 小さく何かを呟いていたけれど、 彼女には伝わらなかったかもしれない。 しかし、彼女が肌を合わせることを選んだから、 もし聞こえていたとしても、 首を静かに横に振っただろう。 ]* (-16) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 22:50:37 |
【人】 六鹿 稀 −過去の話− [ 六鹿 稀。 旧姓は唐草。 実家は都内23区内にある老舗呉服店。 彼女の父親で10代目くらいだっただろうか。 周りには、同じく老舗の和菓子店などの 跡継ぎが多くいた。 しかし彼女は、その跡継ぎの1人ではなかった。 ふたつ下の弟が、家業を継ぐことになっていたから。 彼女は嫁ぐ側の人間として、 両親の選ぶ人に添い遂げなければいけない。 そう思って弟が生まれたあとの 1日1日を過ごしていた。 彼女の人生に自由などないようなもの。 だから、大学だけはせめて 1人で暮らしてみたいとお願いをして、 彼女は熱海へと越してきた。 ] (19) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 23:13:55 |
【人】 六鹿 稀[ そこでの彼との出会いは、 諦めと共に生きていた彼女を奮いおこした。 初めて、稀を求めた男性。 六鹿 賢斗。 彼との時間は、甘く、とても儚かった。 彼が、大学2年の終わりのあの日、 彼の家の話をした時、 『あぁ、この人の家柄ならば、 両親も心変わりをするかも知れない』 そう思っていたことは、 結婚した後に、話をした。 彼も、それを聞いたときは驚いたけれど、 その時だけは出生に感謝していた。 ] (20) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 23:14:44 |
【人】 六鹿 稀 [ 彼と2人で、春休みを使って 都内の実家に挨拶に行った時のこと。 両親は洋装をしていた彼を品定めした。 彼女は、血の繋がった両親ながら、 古すぎると心の中で思っていた。 しかし、彼の家柄を聞けば、 その態度は徐々に変わっていったのを 彼女はいまだに覚えている。 ] 「それで、君のご両親は何のお仕事を?」 『熱海で旅館経営をしています』 「あら……どれくらいの歴史が?」 『300年ほどですね。 なので、行く行くは稀さんにうちの旅館で女将に なっていただきたいんです。』 け、賢斗さん……! (21) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 23:24:54 |
【人】 六鹿 稀 [ 改めてそう言われると、彼女は恥ずかしくなった。 嬉しいけれど、まだ彼の両親が認めたわけではない。 しかし、彼の清潔感だったり、 家柄だったり、人柄だったりで、 彼女の両親は、 彼女の嫁ぎ先 新たな繋がり として彼を認めた。 また、彼のご両親と対面して、 結婚の許しが出たら、 顔合わせの機会を作ることまでを 彼女は両親と話して、 居心地の悪さから実家を後にした。 その日、彼女はいつも以上に彼を求めた。 実家の近くの五つ星ホテルの1室で、 彼に赤い花を求めてしまっていた。 ] (22) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 23:28:55 |
【人】 六鹿 稀 [ 彼女は、唯一の心残りとして 弟に会えなかったことがあった。 弟は、彼女にいつも 『お願いだから、幸せになって』 と、物心ついた時から言ってくれていたから。 挨拶に行った時には、会うことができなかった。 連絡をとっていたけれど、 どこで会うのかまでは、話がつかなかった。 数日後、個人的に彼を連れて弟と会うことが 出来て、とっても良かった。 彼と弟は同じ跡取り息子として、 共有できるものがあったらしく、 すぐに仲良くなってくれたから。 ]* (23) anzu_kin_ 2020/09/03(Thu) 23:33:52 |
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