人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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 ── To:絵音 個人メッセージ ──(1day)
 
 
[ 放課後、調理室へ向かう途中。
  返信に気付き、僕は歩みを一旦止め、返信する ]
 
 
  そっか、事情はあるんだろうけど 応援してるよ
 
 
  願いの件は、ちょっと明日でも話さない?
 
 
[ 文章を読んで、絵音の願いも叶えばいい ───
  素直にそう書けなかった。
  ただ、危うさだけを感じていた。 ]
 
 
──────────────────────────
 
[ ここまで書いて、僕は送信を取りやめる。
  杞憂では無く ────
  本当に引き止めるべき願いだった場合
  ただ身構えさせるだけだと思ったから。 ]*
 
 

── To:工藤──

 起こしたらごめん。
 明日放課後あたり時間貰えると助かる。

[昼休みは工藤はまた放送かもしれないし。

うち部活は皆あんな調子だから
今週は皆やる気なさそうだと思えば、
放課後のが俺は時間都合はつきそうだから。

都合良い時とは言われたけど
工藤の都合もあるだろうし、
早めに言っておこうと思って連絡しておいた。]



()──>>大木慎之介
━━━━━━━━━━━━━━━━



 
ある。

 叶うかはわからないけれど
 やれるだけのことはやりたいんだ。


 慎之介は?
 君は自分で叶えることを選びそうだけど
 願うこと、見つかった?

 何か悩んでるなら俺、聞くよ。
 慎之介の力になりたいんだ。


━━━━━━━━━━━━━━━━━

─────── < <秋月壮真

 
 

(1day)
 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──

  
  幽霊が叶えちゃダメなやつなのかな ?
  除霊、とか ?
 
  僕はね、一応決まってるよ!
  でも今、ちょっと心の整理中
  これがあーなると それがあーなるよねって感じの
 
 

 
[それから。返って来た個人メッセージにも
先生の目を盗んで、ちまちまと返信を綴った。]


― to:天ヶ瀬くん ―


 除霊?ううん、そんな大変なのじゃないよ。
 それで成仏できるのかはちょっと気になるけど…

 じゃなくてね。今は個人的な話。
 なんていうか、
 当たり前にみんな乗り越えて行くようなこと
 私だけ頼むのもなって、思って

 ううん、うまく説明できないな

 天ヶ瀬くんのは、えっとなんだろ
 あちらを立てればこちらが立たないみたいな話?

 後悔しないようにしたいよね
 でも、正解なんてわからないから悩んじゃう。


[途切れ途切れに少しずつ書いていたせいか、
送った時には、自分の思考整理みたいな
文面になってしまって。]
 

 

 うるさかったらごめんね。
 なんか私ばっかり長々送っちゃって恥ずかしいな

 天ヶ瀬くんも、メモ帳代わりに
 使ってくれていいからね、ここ なーんて


[と、もう一つ追加で送って。
あとは授業に集中することにした。]
 

 
― to:かなちゃん ―


 ばたばたしてて声かけられなかったけど
 かなちゃん昨日、あれから大丈夫だった?

 やっぱり幽霊怖かったんじゃないかなって
 もう平気?

 

 
[一日目の夜も、残念ながら
私の寝つきはあまりよくなくて。
千葉くんのメッセージに気付いた時には
普通に起きていたから、すぐに返事を送った。]


― to:千葉くん ―


 ううん、平気。起きてたから。

 明日の放課後ね。わかった、大丈夫。

 千葉くんは今日こそゆっくり休んでね?
 おやすみなさい、また明日。


[ツッコミ、っていうなら
寝る前にするのもどうかと思うので、
察した何かについてはまだ触れなかった。
安心して眠ってね。
]*

 

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 1d朝の廊下 ――

 ……はよ。

[おはよう。
 かけられた言葉に、曖昧に返す。>>1:479
 大丈夫じゃないよな、って。
 わかってるよ、って感じで、君が言う。
 だから俺は、
 大丈夫、って言わずに済んでしまう。

 ……甘やかされてるなぁ、って気分。

 
本当に、酷いやつだよ、君は
(66) 2022/10/17(Mon) 7:54:38

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[謝らなくていいよ。
 君のせいだとは思っていない。
 君に誘われたのは事実だけど、
 他の誰かにも誘われた気がするし。

 俺はこれでも、
 自分の行動には自分で責任を持つ方なんだぜ。]
(67) 2022/10/17(Mon) 7:54:47

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[突然取られた手に、その持ち主を見やる。>>1:486

 ――――え?
 サボる…?

[まさか
風紀
からそんな単語が飛び出すとは。
 瞬くのもつかの間、君は甘い誘いをかける。

 正直、授業なんか受けてる場合じゃない、
 みたいな気持ちはあった。

 鼓膜を揺らした囁きに、
 思わずくすぐったいような心地がして、
 小さく笑ってしまう。

 それは、是の返事と同義だ。]
(68) 2022/10/17(Mon) 7:54:59

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地


[誘われるままに、向かったのは屋上。
 こんなの先生に見つかったら、
 絶対怒られるじゃん。

 そう思ったら何だかおかしくなってしまって、
 俺はつい、胸を弾ませた。

 君が慣れたように、日陰へと向かうのに、
 俺も着いて行って、
 壮真の隣に腰を下ろした。>>1:488
(69) 2022/10/17(Mon) 7:55:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 ……つまらない話だよ。
 子守唄にもならないくらい。

[まるで寝物語を要求するように、
 君が俺を促す。>>1:490

 爽やかな風が吹く。
 秋の空は高く、鱗みたいな雲が流れている。
 捕まっちゃったなぁ、って気持ちと、
 やっと……という気持ちがないまぜになって、
 ……ずるいなぁ、って、なんとなく思うんだ。]
(70) 2022/10/17(Mon) 7:55:22

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 俺にはね、兄ちゃんがいたんだ。
 12歳年上の兄ちゃん。

 物心ついた時から兄ちゃんは、
 俺のことをめちゃくちゃ可愛がってくれててね。
 『俺の救世主
メシア
』とか、言うんだよ、俺のこと。
 普通天使とかじゃん?言うとしても。
 いっくら可愛がってるって、言ってもさ。
(71) 2022/10/17(Mon) 7:55:37

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 意味が分かったのは、
 俺が小学生になるくらいのころだったかな。
 俺、本当に、兄ちゃんの救世主
メシア
だったの。

 俺は、文字通り、
 兄ちゃんの救世主
メシア
になるべく生まれたんだよ。

[そう、
 俺が『俺』じゃなきゃいけなかったのは、
 俺が兄ちゃんの救世主
メシア
だったからだ。]
(72) 2022/10/17(Mon) 7:55:49

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 兄ちゃんは、血液の病気だった。
 薬での治療には限界があって、ちゃんと治すには、
 骨髄とか、まぁそういうヤツの移植が必要だった。

 骨髄バンクってね、
 中々ピッタリのドナー見つかんないの。
 でもね、その一般的には1%に満たない確率を、
 25%に引き上げられる存在がある。
 
 それが、同じ両親から生まれた兄弟ってわけ。
(73) 2022/10/17(Mon) 7:56:10

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 国によっては、もう最初っから、
 受精卵の段階からハズレの75%を切り捨てて、
 25%を100%にするやり方もあるらしいけど。
 この国では、それは許されてないからね。
 俺たちの両親は、25%に賭けたわけ。

 で、生まれたのが、俺ってわけで。
 25%の大勝利。

 俺が生まれた時、くっつけてきたへその緒で、
 兄ちゃんは治ったんだ。

[だから、俺は兄ちゃんの救世主
メシア


                 ……だった。]
(74) 2022/10/17(Mon) 7:56:22

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 兄ちゃんは、俺のこと滅茶苦茶可愛がってくれたよ。
 俺が状況を理解する前から。
 理解した後も。

 兄ちゃん、友達にまで俺のこと、
 『俺の救世主
メシア
』だって紹介するもんだから、
 俺恥ずかしかったよ。

 でも、馬鹿にする人なんか全然いなかったし。
 兄ちゃんも、本気で言ってるの分かってたから。
(75) 2022/10/17(Mon) 7:56:35

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[思い出して、くすりと笑ってしまう。]

 お前が大人になったら、
 最初の酒は絶対俺がおごってやるからな、って
 言ってたなぁ……

 大人まで待たなくっても、
 俺は兄ちゃんから、
 随分いろんなもの貰ってたけどね。
(76) 2022/10/17(Mon) 7:56:50

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[宿題がわからなければ、兄ちゃんが教えてくれた。
 勉強だけじゃなくて、
 いろんな遊びも教えてくれた。
 学校で喧嘩して泣きながら帰ったら、
 話を聞いて慰めてくれた。
 お前は悪くないって、
 頭ぐっしゃぐしゃに撫でまわして。

 俺が小学生になったくらいのころには、
 どこにでも連れてってくれたし、
 バイト代削って、
 俺にお菓子やゲームを買ってくれたりもした。

 甘やかすって意味では、
 両親より上だったかもしれない。]
(77) 2022/10/17(Mon) 7:57:00

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 でもね。
 あの病気って、再発するんだよ。

[全員ではない。
 でも、いつ再発してもおかしくない。
 そういう種類の病気だって知ったのは、
 兄ちゃんの病気が再発してからだった。
 
ちなみに、近い遺伝子をもってる俺も、
 いつ発症してもおかしくないらしい。
 怖くないといえば、嘘になる。


 でもね。
 もう一回、今度は俺の骨髄あげれば、
 兄ちゃん治ったはずなんだ。

[それが、許されていれば。

 だが惜しむらくは、
 俺はまだ12歳の子供だった。]
(78) 2022/10/17(Mon) 7:57:15

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

 でもね。
 俺が18歳にならないと、
 俺からはあげられなかったんだよ。

 
(79) 2022/10/17(Mon) 7:57:31

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[俺が悪かったわけじゃない。
 そんなことは、分かってる。

 でも、俺は、
 兄ちゃんの救世主
メシア
だったはずの俺は。

 何もできないまま、
 兄ちゃんが死に近づいていくのを
 見ているしかできなかった。

 
兄ちゃんに、10年以上かけ
 懇切丁寧に育て上げられたアイデンティティは、
 音を立てて崩れ逝く。
(80) 2022/10/17(Mon) 7:57:44

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 


 
――――救世主って、言ったじゃん。



 
(81) 2022/10/17(Mon) 7:57:59

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[胸元のロケットには、
 兄ちゃんの遺骨が入っている。

 どうしてそんなことを?って言われると、
 明確な答えは返せない。

 寂しくて?
 見守っててほしくて?
 どっちも違う気がする。

 強いて言うなら、見せてあげたくて……
 見てるわけ、無いって知ってるのに。

 
だって兄ちゃんはもう、
 俺に何の言葉もかけてくれない。
(82) 2022/10/17(Mon) 7:58:11

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 人間の心ってどこにあると思う?
 俺はね、脳みそだと思うんだ。
 そんでね、全ての意識は電気信号だと思ってる。

 だってさ。
 人間ってさ。
 死んじゃったら何も言わなくなるんだよ。
 
[中学生だった3年間。
 俺は毎日、仏壇の前で兄ちゃんに話しかけた。

 それまでのように毎日、
 その日にあったことを報告して。
 よかったな、って、頭を撫でてくれないことに、
 理不尽に怒って見せたりした。

 返事は一度もなかった。
 当たり前だ。
 死んじゃったんだから。]
(83) 2022/10/17(Mon) 7:58:23

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 だからね、多分。
 生きて、考えて、喋ってる、
 その状態こそが、とんでもない奇跡なんだよ。

[高校に上がったころ、唐突に理解した。
 生物の授業があったからかもしれない。
 人間の身体って、
 なんかもう大体細かく解析されてて。
 そんなに神秘的なモンでもない。

 でも、脳が死んだら全て終わり。
 どんなに健康な身体が無傷で残ったって。
 その人はもう、二度と考えないし、喋らない。] 
(84) 2022/10/17(Mon) 7:58:35

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

一度止まった心臓
既に亡くなった人
が、

 もう一度動き出す
生き返って喋り出す
ことは、

 絶対にない。>>1:484

 それは、あってはいけないことだ。

 彼らの時間は、終わったのだから。]
(85) 2022/10/17(Mon) 7:58:45

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 話、聞いてくれてありがとう。
 ねぇ、壮真。俺————

[言いかけた言葉を、途切れさせる。

 壮真が何も言わなくて、
 
それに救われた気がして

 本当に眠っちゃったのかな、
 
ふと、不安になる


 壮真の方へ、少し体を寄せて、
 つい、君の心臓の音を聞こうとして
 
生きてるよね?って確かめたくなって


 ふと、我に返る。
 近づきすぎた。]
(86) 2022/10/17(Mon) 7:58:57

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[帽子を深く下ろした君が気づく前に、
 俺は静かに体を起こす。

 君の息遣いが聞こえた。
 大丈夫。
 生きてる。

 普通は、そう。

 同時に気づく。
 
 君は、俺のつまらない秘密を聞いてしまった君は、
 俺にとって、きっと、既に————、
(87) 2022/10/17(Mon) 7:59:23