人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……ふむ?
  一体どこから私の研究への姿勢を仕入れたのでしょう。
  メディウム、フランクル、それとも他の構成員?

  まあ、構いませんが。
  目的が更なる新人類創造の確立であるのなら
  私に特段不都合もありませんからね。


[ 博士は目の前の個体の言葉を聞き>>1:242
  物珍し気に見つめて口角を上げた。
  ずけずけと研究所のデータを欲しがるということは、
  彼ら機械側にも完全な技術は未だ無いに近いのだろう。

  緋雁は、彼を作ったのは旧人類だと言っていた。
  AIに仕込まれたデータやプログラム、知識は
  旧人類でないならば一体誰がアップデートするのか。

  自分の足で集めに来た個体を思いながら ]

 
(47) 2023/11/23(Thu) 20:44:49

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  私の頭上のこれは、私にとっての世界樹のようなもの。
  データ記録、保管、共有、果てには光合成も担います。
  この研究所内に張った通信システムの一部を繋ぎ、
  クラウドを作ってそこに保存している…が近い。


[ 管理権限は博士にある。
  専用のフォルダを作り、彼にアクセス権限を付与すれば
  データの共有自体は難なく可能になるだろう。 ]


  しかし、お客様。
  貴方たちの新人類、随分と適応を果たしているのでは?

  私のデータが有益になるとは、あまり思えませんが。*

 
(48) 2023/11/23(Thu) 20:44:54
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a15) 2023/11/23(Thu) 20:45:51

機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a16) 2023/11/23(Thu) 20:46:02

[部屋に戻って、ありったけの痛み止めを流し込む。

もう色んなところがひたすらに痛くって苦しくって、何も分からない。

そのままベッドへと横たわり投げかけられた言葉を反復する。


「思い遣ってください」


そんな事を言われても、困るよ。]


…………僕の感情そのものが不必要だったとしたら…………どうしたって、無理じゃないか…………
**

【人】 機才博士 ウキクサ



  いいえ?
  ただ──貴方たちにうちの子はどれほど近付いたか、と。
  ……気になりましたので。


[ ここの研究員、患者、被験者は。
  基本的に外界を知らず、記憶すら朧な者も多い。
  彼らに何かを教えるのはウキクサであり、
  それはつまり情報統制を行えるのとほぼ同義だ。
  一滴違う味を知った彼らが、どんな反応や行動を見せるか
  博士には興味の尽きぬ噺である。

  円環という言葉を博士は好んでいない。
  植物を愛する博士にとって、己の一部を例える言葉は
  当然" 世界樹 "の方がふさわしい。
  ──頭に螺子をつけようという発想に至ろうと

  博士はあくまで、人と植物の博士なのだ。 ]

 
(154) 2023/11/24(Fri) 20:05:19

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  貴方たちもご存知かと思いますが。
  メディウム──こちらの新人類である彼女などは、
  植物が身体に強く根付き、日々痛みを訴えています。
  薬がなければ生活も難しいでしょう。

  人間の臓器移植のように、
  あれは植物に対する人体からの拒否反応のようなもの。

  そもそも、身体の植物と共存できるか。
  単なる栄養素の媒介になっていないか。
  ……適合とはそういうものです、ここではね。


[ 紡いで、博士は何かを思い出すように目を伏せた。* ]

 
(155) 2023/11/24(Fri) 20:05:23

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ 心とは人体の神秘だ。

  定められた枠組みに非ず。
  時に誰もが予想していない方へ舵を取る。
  夢を見たいと思って見れないのと同じで、
  操作したいと思っても出来ないのがこころなのだ。

  不完全で未発達で未解明の目に見えない臓器。

  私が心を保持させたいと願うのは。
  それが人間に与えられた機能であると思うから。

  創世神話にある、アダムとイヴが食べた知恵の実。
  あれこそ人間のこころそのものだ。
  食べる前のアダムとイヴは、ただの肉体に過ぎない ]

 
(159) 2023/11/24(Fri) 20:30:45

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ では仮に。
  人のように思考するAIと、
  人の思考が区別もつかなくなったらどうするのか?


  博士はその答えを持っていない。
  そしてきっと、" 人には心があるべきだ "という
  博士にとっての旧人類への執心も消えぬだろう。 ]


 
(160) 2023/11/24(Fri) 20:30:55

【人】 機才博士 ウキクサ

 


 [ 博士は心を愛している。
   かつて、心のままに生きて死んでいった人が
   死を前にしても後生大事に抱えて離さなかったモノ。

   あの人を、博士は特別大事にしていた。 ]


 
(161) 2023/11/24(Fri) 20:31:05

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  [  ──今となってはもう
     このデータベースに登録すらされていないような
     遠い昔話に過ぎないが。  ]


 
(162) 2023/11/24(Fri) 20:31:09

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ 博士のルーティンはいついかなる時も変化がない。

  予期せぬ場所へ居ることなど滅多に起こらず、
  その時その時で必要なことを随時行う。
  患者の診察。時に同伴した研究員へ種をやったりだとか
  フランクルの螺子を締めてやるのも博士の業務だ。
  ついでに日々何かしらの花を渡している。

  緋雁に逃げられて以降も、
  相変わらず擦れ違えば微笑んで通り過ぎることもあり
  また逃げられたなら、やはり追い掛けることはせずに。

  しかし。
  博士とて、いかに客人を放任する性格であろうとも、
  仮にも施設の所長を名乗る人間である。

  堂々持ち歩かれた槍を見過ごす訳にはいかなかった。 ]

 
(163) 2023/11/24(Fri) 20:31:13

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ────ごきげんよう、緋雁。
  槍を持って病棟をうろつくのは御遠慮頂けますか。
  研究員や患者が怯えてしまいますので。


[ その姿を捉え、声を掛けたのは>>127
  ちょうど彼が病棟から出てすぐのあたりだ。
  外は間もなく夕暮れに近い時間帯であり、
  瞬きの間にでも夜の帳が降りるだろう。

  ただでさえ暗くなる時間になにを、と
  呆れ顔の博士は、そのまま動向を窺った。* ]

 
(164) 2023/11/24(Fri) 20:31:27

【人】 機才博士 ウキクサ

 ― 某日 ―



[ 博士はその言葉にこそ虚を衝かれた。>>156
  目を伏せているおかげでその素振りは見せなかったが、
  その受け取り方が、AIらしからぬと思ったからだ。 ]


  愛ですか。
  ……さあ、どうでしょうね。


[ ──博士は。
  その時、己を頼る患者や研究員のことを考えた。

  彼らにとって、博士は自分を愛する者なのだろうか。
  否、恐らくそれは正確ではない。

  情がないといえば嘘になり、
  しかし適した言葉が見つからないまま浮いているような
  ──そんなもの。 ]

 
(165) 2023/11/24(Fri) 20:41:29

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……お客様の頼みであれば。
  またとない機会でしょうから、ね。


[ 踵を返し場を辞そうとする個体を追うことも、
  答えを返そうという様子もなく、博士は頷いた。

  それから、続きの言葉を耳に入れ ]

 
(166) 2023/11/24(Fri) 20:41:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  ──────それはそれは。
  随分と面白い個体ですね、彼は。

  頭に留めてはおきましょう。
  保証はしませんよ。
  草木にとって、果実にとって、或いはそれ以外にも
  " なにが風になるかは分からぬものです "。


[ 下手な約束など結ぶ方が危なっかしい。
  博士には危機管理能力というものが備わっているが、
  しかしまた、好奇心を殺せぬ研究者でもある。

  曖昧に答えて、その背を見送り
  己もまた研究室へと足を運んだ。* ]

 
(167) 2023/11/24(Fri) 20:42:15
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a56) 2023/11/24(Fri) 20:42:46

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……なら構いませんよ。
  なおさらどうして持ち歩いているのか分かりかねますが。


[ 今まではそもそも持っていなかったはずだ。>>169
  ここへ来た時だけは彼らも武器を所有していたけれど、
  以降は控えている個体もいた。
  彼はその一人──いや、一体だった。

  何か命令でも変化したのかと思ったが、違うらしい。
  戦意がないのを示すような挙動に目を細め、
  それ以上は咎めずに、唐突な問いへ首を傾いだ。 ]


  どうして人は自殺を選ぶのか。
  なかなか難解なことを気にしますね。


[ ふむ、と博士は暫しの間考え込む仕草を見せ、
  間を置いてからまた口を開いた。 ]

 
(171) 2023/11/24(Fri) 21:19:22

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  単純明快なものとしては、死にたいからでしょうね。
  苦しいことや辛いことからの逃避手段として最適です。

  或いは成したいことのために、その通過点として、
  あるいは" 命すら惜しまぬ "ことの証左とするように
  死を選ぶ人間もいます。


  本来の生存本能に反してその道を選ぶのは、
  心が枯れるか、心の欲求に従いすぎるあまりか、
  ……概ねそんなものでしょうか。

 
(172) 2023/11/24(Fri) 21:19:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ もっと細かく挙げることならいくらでも出来るだろうし
  人類の生命構造に寄せて、
  脳内物質や脳神経の話でも解説は出来るのだろう。

  しかしそんな知識こそAIは知っている筈で
  論文をなぞるようなものだ。

  故に博士は、やはり心を持ち出した。
  それが博士にとっての思考や理念の基盤であり、
  語るに外せぬものだからだ。** ]

 
(173) 2023/11/24(Fri) 21:19:36


 僕が否定しているんじゃない。
 お前が、お前を、否定しているんだ。

 ……どうしてわからない?

[敢えて身体の自由は奪わずに、視線の威圧だけを与える。頬をひとつなぞり、釦に指を掛けた。]

 「生命じゃない」?

 だから損なわれても良いと、
 それが使命の遂行に必要だと、
 擲ってそれで満足か。

 その"満足する"という感情を、
 お前は何だと思っているんだ?

[露わになれば、その鎖骨に歯を立てる。]

 それが逃げではないとお前は言えるのか。


 ────羅生。
 お前は、

 何故、記憶を自ら消去している?

*




──『何故』?



[

違う。逃げるなと言われているのか。記憶の消去が逃げであると。膚に疾る甘い流れを両腕で押し退ける。筋力くらい同等であってくれ。

]


 …………あなたが恐いから
 
侵食をされる心地 それは呑み込めない泥濘

 ……あなたの『言葉』が俺を破壊する
 
咲けない 咲けなく なってしまう

 

 いやだ。嫌です。見放されたくない──!

 
父なる天から
 命も魂も宿らなくても

 



 っ、……おまえ、なに…………!?
 


[

視界が僅に朱に染まる。涙腺を通した廃熱は『弱さ』の象徴に思えて好きに成れない。それでもマシだった。

──何と、比べてる?

]


 知らない、擲つなんてどうしてそんな解釈が出るんだ
 くるってる、壊れてる、『メンテナンス』が必要なのはおれじゃない!


*




 ────そうして、お前は、




 から逃げるのか。


*


[

切れそう。回路が。灼かれる、この温度に覚えがある。
肯定を返したいのに主張出来なくなっている、のは、何故。

いっそ笑った。

]


 
 …………逃げるなら
 あなたに態々指示を乞いに来てない。

*




 ……フ……
指示
を?


[やはりどうにも笑いの発作を刺激される。
感情を動かされる


脱力し、肌蹴させた羅生の衣服をそのままに、
ひとりベッドにふらり腰を下ろした。]

 …………。

 ……
がそれで安定するのであれば、
 記憶など保持しなくて構わない。

 そうでないならば、思い出しなさい。


 君が咲くことは「まだ」許可しない。
 桜花の処分もだ。

 …………君たちは、生きようとしているだろう。

[絞り出す声音になった。]



 苦しさから逃れたいだけならば、
 それは甘えだ。

 甘やかされたいか?

 甘やかされたいのか、君は、僕に。
 


[

 それは俺からお前を奪うことだというのに。

]
 



 怖がるばかりで本質を見失っている。
 君の仕事は、使命は、
 咲かせることだけではないよ。

 それが出来なくなるなんて不安、
 どうしてそこまで育ててしまったんだ。



 ………………ねえ、羅生。

 本当は何が欲しいの。


[


 それを、"言葉"にしてくれ。


]

*


 

 ────…………。


 はは……、


[

何一つ響かない。何も分かって無いのはおまえの方だろ。もう疲れた、って力なくへたり込む。永遠にわかりあえない明白を何度無駄に擦り合わせるのか。非合理。

]


 …………直青君の、せいでしょ
 
誰よりも理解をしながら

 直青君が、咎めないから、おれを
 
利用するだけしつくして。

 
 

 苦しいよ。稼働し続ける事を『生きる』というなら苦しいよ。
 なけなしの存在価値、なんだよ……


 


[

花の名前。種子を持つこと。
世界に良く在りたいという『人間の欲求』だけがきっと間違い。
僕まで『神』を愛する必要は無かった。

]


 誰のせいにもできずに……『生きる』しかないじゃない