人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 巫凪 桜花

― 回想・楽園 ―

[雷恩と羅生の距離が、いつしか遠くなっていたことには
気づいていた>>2:362
けれど、羅生にも近しい自分が気を回すのは
おこがましい気がして。
結局、自分は何もしなかったのだ。]


 どうかな。
 俺、いやってほど羅生のこと困らせたと思うよ。

[口にしたのは、思い返すまでもなく頭を占めている最近のこと。
ぽつりと漏らすだけに留めた。


『 ――君と過ごすのは、心地よいから。』

それは、自分がずっと、彼に思っていたことで。]


 うん。…うん。
 雷恩も、そうだったらいいなって思ってたよ。

[握った手の甲を、擽るように親指で撫ぜた]
(2) 2023/11/27(Mon) 12:59:10

【人】 巫凪 桜花

[彼が、問うてくれる>>2:327
真っ直ぐにこちらを見て、手繰った手を握り返しながら。
彼の手をとれなかったあの日と、同じ問いを。]


 …だって、そうでしょう。
 ここはいいところだけど。
 
 俺たちは、ずっとこうして居られる訳じゃない。

[多眼の機械に守られた、美しい箱庭。
彼の根差せる土を擁す楽園。
そこに憩うのは、得難い時間だったけれど。]


 雷恩が、ここにあの子と――メディウムと、

 もし一緒に残りたいと望むんだったら。
 それを俺は、喜びたい。

[それはもう、難しいことではなかった。
難しいのは寧ろ、もうひとつの問いの答えで]
(3) 2023/11/27(Mon) 13:04:55

【人】 巫凪 桜花

[使命を担う片割れとして造られた自分が脱落すれば、
それは彼にも少なからず影響をもたらすことで。
そう思うと、自分にあったことを易々と口には出せなかった。

けれど、彼に嘘を吐きたくなかった。
もしもの時に、何故あの時話してくれなかったのだろうと、
彼に憂いを残したくもなかった]


 実は、さっきの。

 困らせた――っていうか。
 もっと言うと、俺ごと諦められたかも知れなくて。

 でもそれ自体は、俺が俺である以上は
 変えられないことだったから、納得してる。
 だから、大丈夫なんだ。


[握り返してくれる掌の温もり。
少し堅くて、大きさはほとんど、自分のそれと変わらなかった。
ひとつひとつを指先で辿りながら、ゆっくりと言葉を選ぶ*]
(4) 2023/11/27(Mon) 13:18:11

【人】 巫凪 桜花

[雷恩が、自分のために紡いでくれた言葉>>13

静かに息を詰めて、耳を傾ける。
幾度か唇を開いて、そうして]



  …やだな。 なんでそんなこと、今言うかな。

[口にしたのは、いつかと似た言葉。
吐息混じりに、苦笑が零れた]
(15) 2023/11/28(Tue) 1:47:40

【人】 巫凪 桜花


 羅生だけじゃなく、みんな、俺たちのために居てくれるから。
 そうだね、俺が適格である限り、絶対的に味方でいてくれる。
 

 …けど、役割以上のことを求めるのは、ちょっと酷じゃない?
 端からそういう風に造られてるんだから。


[彼らを深く慕う一方で、各々の役割のために産み出された
AIであるという認識は、正しく常にある。

いくら情を寄せようと、返してもらえるものは、似て非なるものなのだろうと、何処かで思いもする。
庇護対象の枠からはみ出してしまえば、誰にせよ、今までと扱いは変わるだろうことも]


 今までたくさん、いろんなものを貰ってきたから。
 俺が、みんなを好きなんだ。
 そこは、今更何があっても変わんない。

 それに雷恩は、俺のこと、結構好きでしょう?

[冗談めかして、願望を付け加える]
(16) 2023/11/28(Tue) 1:57:03

【人】 巫凪 桜花

[メディウムとの未来の展望を聞けば、
浮かべた笑みを思わず崩して>>14]


 え、そうなんだ?
 研究所を離れても大丈夫なら――…
 
 そっか、それは考えてなかった。

[新たな認識をもたらす未来の可能性。
反芻するために、浅く俯いて]


 それは。

 …俺たちと、一緒に?
(17) 2023/11/28(Tue) 2:00:05






──その夜浴びた雫は、
──みどりいろをしていた。




 

ー 後日談・雷恩 ー


[僕らが彼と果実を食べて、数日後くらいの事だっただろうか。あれから、植物として幾度か交わりはしたけれど……「人間」の方は、未だ触れてはいなかった。

まず「人間」部分への興味があるかどうかなんて分からなかったのだが、あの出来事が起こる前から僕らの「人間」部分はそちらへの欲求が強まってしまっていた。
はしたないと思いつつも。
]


…………えっとさ、雷恩。今日は、その…………「人間」の方に、触れて、ほしい、かな……
……興味があれば、だけど。



[そっと彼の手を自分の胸元に触れさせて、言ってみる。……これだけでは反応しないだろうか、と思い指を一本食んでみる。樹木に近い香りがするそれにそっと舌を這わせた。

(あら大胆。どこで覚えたの?)
……うるさいな。


ちらりと、雷恩の顔を見てみる。]*

【人】 巫凪 桜花



 ………。

 そっか。そうかも知れない。

[雷恩がいくつもの言葉を継いで、彼の中で巡らせた思索と分析を明かし、指摘をくれる。己のために。
以前の彼なら、考えられなかっただろう。

思い返すのは、長じるにつれてゆっくりと広がった二人の距離だけではなく>>50
最初は見かけなかった楽園で、日々楽しむかのように散策していた緋雁の姿。言われてみれば、少しずつ変化し続ける彼らの姿は、役割と直結しているものばかりではなかった。

『役割の放棄』
その言葉は、己に当てはめて怖れるばかりのものだったから]


 そんな風に、思ってもみなかった。
 …すごいね、雷恩は。

 変わるのは、俺たちだけじゃないんだ。
(59) 2023/11/28(Tue) 23:17:43

【人】 巫凪 桜花



 うん。俺もそう思う。
 直はなんていうか――…、“お父さん”だからね。

 人間のお父さんがどんなかなんて、実際知らないけど。
 知ってたとしても、俺は直青の方がいいな。


[直青はきっと、変わらない>>51
何も彼の根幹は変えられない。
そう思わせる佇まいを、自分たちの前では、いつも見せてくれていたから。
他の仲間は、果たしてどうかは知れないが]

 俺がもし、不適格ってことになったら、
 群鷺あたりは喜々として殺しにきそうで、
 それはなんか癪なんだよな…。
 いや好きだけどね、群鷺も。

[どうせ殺してくれるなら、最後に見たい笑顔は、彼のものではない。と、何とはなしに思う。
例えばそれは――殺される角度から見上げる光景は、どれ程鮮やかなのかと考えていた、その人ならば>>2:221]
(60) 2023/11/28(Tue) 23:27:54

【人】 巫凪 桜花

[率直に告げられた好意>>52
初めての呼び名。
反射的に、俯いていた顔を上げ、
伝えてくれる柔らかな表情を、温かな眼差しを甘受する]


 …ずるくない?


 いきなりそんなこと、言うの。
 知らなかったよ、俺。

[教えてよ、と呟く。
片手で抱えた膝に頬を載せて]
(63) 2023/11/28(Tue) 23:44:08

【人】 巫凪 桜花



 一緒に、いてくれるんだ。
 そっか。 ……そっかぁ。

[脱力する思いで膝に顔を伏せ、籠もった声で応える。
そのまま其処で、雷恩の言葉をゆっくりと耳に沁ませる>>53
繋いだ片手を、掌中でもてあそびながら。

何も諦めていないつもりだった。
諦めたのはずっと前だったことに、彼と話して漸く気づく。
皆から充分に与えられ、甘受してきたからと
自分に言い聞かせて。
ずっと条件つきの愛情として受け止めていた、それを。]


 雷恩ってやっぱり、おにいちゃんだね。


 …やだな、今終わるのは。

[覚悟と、密かに共存していた本音。
彼の隣で見つけると同時に、零れ出た*]
(65) 2023/11/28(Tue) 23:59:37
[くちづける、首筋に花を散らした。
暴く無遠慮さで、命綱を断ち切る。書き換える。


 ──お前の、最後の砦なんか、粉砕してやりたい。


溺れさせたい。──背徳だ。

着衣のままに、最低限だけを剥ぎ取った。
最早その為にしか存在し得ない器官を指で圧し拡げ、本来ならば必要のない、潤滑液の分泌を促す。性急に、宛てがう。

貫く。]


 ────っ、は……


[ゆるさなくていい。
何もかも、ゆるさなくていいから。]

*

【人】 巫凪 桜花

―いつかの楽園・リヒトーヴ―

[問えば問うだけ、機械は自分に応じた>>2:308
楽園を拡張する彼らの計画を告げ、その意味を明かし。

分厚い岩を穿ち、やがて地を潤さんとする雨垂れのような、
強固な意志に、打たれる]



 ――…ああ、


 綺麗なものでも、涙は出るんだな。

[拭いもせずに、知らなかった。と呟く。
またひとつ誘い出される、新たな情動>>2:307]
(68) 2023/11/29(Wed) 1:46:55

【人】 巫凪 桜花



 そうか。

 リヒトーヴ。
 それはとても、美しいと思うよ。
 君を造ったひとは、やっぱり趣味がいい。

[話してみたいな。と落ちた呟きが、風に溶ける]


 いや、それとも君のかな。

[眩い多眼に、眸を細めた*]
(69) 2023/11/29(Wed) 1:48:48

【人】 巫凪 桜花

―植物園・メディウム―

[雷恩と話し込んだ日より、時を経て。
髪に花咲かせた少女に、植物園の一角で再び声をかけられた>>56]


 ――メディウム。

 俺の方こそ、謝らないといけないと思っていたよ。
 こないだは、酷い態度をとったから。ごめんね。

[謝罪を寄越す彼女の名を、今度は正しく口にする。
話が己が実らせた果実のことに及べば、目を瞠って]


 食べたんだ?あれ。

[あんな渡し方をすれば、てっきり土に還しでもしたかと思っていた。どことなく歯切れ悪く、美味だったと言う少女]
(70) 2023/11/29(Wed) 6:52:52

【人】 巫凪 桜花



 俺は食物を食べられないから、よく知らないんだけど。

 美味しいものは、好きなひとと一緒に食べると
 より美味しいって聞くね?

[ただ咲かせ実らせるだけで、経口摂取ができない身では、
その滋味を知ることはできない。
雷恩ができることを、人により近い素体を持つ自分ができないというのは、皮肉なものだと思いつつ。
初対面に近い彼女を、ついからかった。

『雷恩の側で咲き続ける事にした』
そう告げる言葉は、以前のように願望の裏返しでも
虚勢でもなく、素直なもので]


 わざわざそれを、言いにきてくれたの?
 俺は、干渉しないって言ったでしょ。

 ――…兄さんをよろしく。とか言えばいい?

[返す答えは、茶化した声音で*]
(71) 2023/11/29(Wed) 6:55:22

【人】 巫凪 桜花

―病棟―

[それは、この楽園でお気に入りの場所を、求めに応じて
直青に案内した日の夜のこと。]


 ――…緋雁。いる?

[直青から場所を聞いて訪れたのは、滞在中、
緋雁に宛てがわれた病棟の一室。
メンテナンスの時間の前後であればいるかと、
控えめにドアをノックして、一度だけ名を呼ぶ。
返事がなければ、すぐに引き返すつもりで]
(72) 2023/11/29(Wed) 7:16:37

【人】 巫凪 桜花

[ドアを開けて貰えば、戸口に立ったままで早々に本題を切り出す]


 昼間の話、覚えてる?
 俺が廃棄処分になるかも、っていう。

[直青が緋雁の記憶データを消去していなければ、
この話も大丈夫だろうと]


 あれ、結局大丈夫だったから。
 緋雁に心配かけたかなと思って、言いに来た。

[戦闘員である彼とは、本来接触すべき用件は多くない。
今まで理由もなく呼び止め、話しかけるのを繰り返していたから、用件を伝え終わった今は、逆に何を話していいか分からない]


 えっと。

 ……用事は、それだけなんだけど。

[けれど、何となく去り難くて。
視線を彼の胸のあたりに彷徨わせ、珍しく口籠る*]
(73) 2023/11/29(Wed) 7:19:20

【人】 巫凪 桜花

―夜・病棟―


 もう聞いてたんだ?直青に。そっか。


 ん、もう少し――…

[もう少し頑張れるね、そう言う緋雁に頷こうとして>>78
昼間に彼と話した時は感じなかった、蟠りを自分の内に感じる。

何となく、雷恩と話したせいだろうか?と頭に過る。
視線を上げられないまま、暫し言葉を探して]


 もう少し、じゃ。嫌だなって思った。


 やっぱり最期まで、みんなと――…緋雁とも、一緒にいたい。
 それまで諦めないように、したい。

[最後かも知れないと思いながら、
鮮やかな花々に溶けていく緋色を見送ったあの時]


 ……あれが、最後にならなくてよかった。

[ようやく視線を返して、微かに笑った*]
(79) 2023/11/29(Wed) 8:46:34

【人】 巫凪 桜花

[彼にとっての『廃棄』>>80
それは、戦闘で修復不可能な傷を負ったときになるのだろう。
戦場に在る姿は、誰の手も届かないくらい鮮烈な敏捷を誇って、そこに散るなら、それもまた美しいのかも知れないと思うけれど]



 ……うん。そうだね。

 俺も、最後までずっと、一緒にいて欲しい。
 “その時”が来たら、ちゃんと見届けるから。

[また臥せた視界に、緋雁の手が伸びた。
武器を揮うためにある、長い指先。
軽く頬を撫でるように触れて、すぐに離れゆく]
(82) 2023/11/29(Wed) 9:25:39

【人】 巫凪 桜花




  ――…、 


[ひとに触れるのも、触れられるのも。
慣れているし、好きだ。
頬に熱を残す、その感触]


   緋雁、 ……?

[離れた指先を追いかけ、捕まえられたのは、視線だけで。
温もる頬が落ち着かなくて、自分の手の甲を押し当てた*]
(83) 2023/11/29(Wed) 9:28:58

[

非道じゃないですか、それ。

近くなる距離には安堵する。縋りつくと赤く染まる視界がある。まだ理性が残ってるみたい。首に散らされていく花弁を欲しがりながら、どれも片隅でぼんやり眺めてる僕がいた。

乱暴なひとだな。それが『本質』ですか?
あなたとの二人の子供にする様に、慈しみ見守ってはくれないの? 遠くで咲くのがそんな駄目?

僕の間違いを、あなたが正解にした。けどそれは俺の正解になり得るのかな? 正しくある事が僕の最重要事項だったのに、あなたは見捨てたんだ。愛し子を育て上げるための糧として、利用されて、雷恩と桜花は認められたというならそれで良いじゃない、すべては『父』の仰せの通りに。


──でもどうしてか穴が空く。
かなしい

あなたが、俺を見捨てるから

]


 ッ、い゙、──……あ……っ…………!


 
 


[貫かれた質量分の水が眼球から溢れ零れる。充ちてく。君の開けた空白の代わりが埋められていく。

いやだな、抗議を、してやりたいのに、全部溶けちゃう。沸き上がってくる強い衝動。

その青い硝子の石を、引き千切ってやりたかった、そしたら後を追ってあげるのに


 
ねぇ『愛してる』を刻んでよ 
]* 



[泣き虫。などという言葉の存在を想起する。
直青にも涙腺に酷似した回路は備わっていたが、専ら眼球の洗浄にしか使用されていない。そのみどりに舌を這わせた。

羅生の抱く思想を、信念を、直青が共有することはない。そのように創られている。脆弱性になり得るものは予め排除されており、その代わりと外部装置としてそれらを持つ。故に直青はAIたち彼等へ真の意味では寄り添わないし、寄り添えない。

羅生はそのひとつだ。
ひとつに過ぎない、筈だった。]

 ッ、く。ぁ────……

[
煽られる
、その感覚が何処から来るものなのかわからない。否、識っていた。error──但し、必然の。

"内臓"を抉る。非効率の痛みを、空白の代用とする。直青は廃熱作業が苦手だった。

 どうしたって浮かぶお前の顔に、
 終わりを重ねるのが苦痛だからだ。

 それでも手を伸ばしてしまうからだ。

何故、離れたがる。
──そう、問うてしまうからだった。]

*

【人】 巫凪 桜花



 ダメじゃない、よ。

  …うん。駄目じゃない。全然。

[頬に宛てがっていた手を口元に滑らせ、緩く蓋をする。
常なら安心や心地良さだけをもたらすはずの
仲間からの接触に、今は違和を覚えて、理由を探る空白>>89
やがて手を下ろすと、ゆっくり唇を開いた]


 緋雁と話したいこと。

 いっぱい、あると思うんだけど。
 それはまた今度でよくて。

[今日が最後ではなくなったことが今、改めて嬉しいと実感が湧く]
(90) 2023/11/29(Wed) 13:08:39

【人】 巫凪 桜花

[珍しく、緋雁が困ったような顔をしている。
いつも笑顔を向けてくれる彼を、困らせたくはなかった。
会話を手短に切り上げようとして、何故か耳に残って離れなかった雷恩の言葉を、ふっと思い出す>>53]


 ごめん、我がまま言う。

 もう一回だけ、…今の。
 してくれる?


 ――…そしたら、帰るから。

[最後は少し早口で、付け足した*]
(91) 2023/11/29(Wed) 13:11:13



 …………ッ、おまえが、先に俺を捨てた、……っ



[皮膚を重ねると伝わってくる。否応なしに暴かれるのは、いつも自分ばかりだった。なのに今更。今更なんなんだよおまえは。傷つく度に種を埋められて、


直青君が俺を咎めないからでしょう
なのに俺の一番大事なものを否定した



神さま。嫌だ、見捨てられたくなんてなかった



存在インプットはしてる──でも知りはしない“Not installed”

理解は出来るje comprends──だけど実感がないpersonne n'existe



桜花
──大丈夫。散花絶望すらめぐる季節のひとつだ

雷恩
──いつか。それは君のために咲かせる『


『君』はきっと世界中を愛せる。
どうかこの世界を幸せにしてあげて下さい。


[
なけなしの自我だったよ
さようなら
。]