人狼物語 三日月国


33 【恋愛RP】Umbrella×School×Love!【R15】

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【人】 教育実習生 青柳 慶

ー職員室へ向かう道中ー

 「慶先生ってなんで化学教師希望?」

   「確かにー。なんか、教師って言うより
    IT企業にいそうな感じ!」

  好き勝手いってくれるなぁ。
  まぁ、夢だったんだよ
彼女の
、教師になることが。

 [ 安定した公務員だからじゃない。
   彼女が目指していたから。
   高校3年間を一緒に過ごした、
   優しかったあの人の。

   一緒に職員室に向かっている生徒たちは、
   見た目によらず安定主義と
   茶化してくるが、安定は絶対じゃない。


   だから実のところ
   本当は今でも悩んでいる  ]
(24) 2020/06/17(Wed) 17:26:57

【人】 教育実習生 青柳 慶

 
 [ この時期の学生は、段々と自分の進路を
   思い描くことが多い。
   色んな人から、話を聞いて。

   彼の周りにいる生徒たちも、
   すこしくらい進路を考えてくれればと、
   彼は思っていると、また質問が飛んできた ]
 
 「先生いつからこの学校いたの?」

    小学生。爺ちゃんがいかせたがっててさぁ。

  「えー!じゃぁお坊ちゃん?」

    一般家庭に決まってんじゃん。
    ふつうにバイトもしてるぜ?

 「うっそだぁ。じゃなきゃ奢ってくれるとかなくない?」

    あれは、特賞とったからさぁ。
    そんだけ。他に意味ないし、
    なんなら財布の中マジで金ないから。

 「先生神ぃ!ホントに奢ってくれんの?」

    お?奢らなくていいならお前の分なしで
    俺の分買うかな。

  「えーーーー!!」
(26) 2020/06/17(Wed) 17:29:42

【人】 教育実習生 青柳 慶


 [ 学生を揶揄うのは楽しい。
   なんとなく、弟や妹と話している気分に
   させてくれるような気がして。

   両親や叔母夫婦自体は普通の普通。
   その代わり、祖父母が少し裕福。 

   何故か、ここに行くなら学費を
   祖父母が払ってくれると言って、
   孫の俺や従姉妹はここに通っている。
   勿論、家族総出でお受験のお勉強も。
   苦労した分、楽ができているというもの  ]
(27) 2020/06/17(Wed) 17:31:14

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 職員室に辿り着いて、
   生徒たちに廊下で待ってなと伝え、
   ロッカーに行くと、
   休憩を取っているらしい元担任がいた。

   両手に抱えているものを見て、
   目を見開いて、驚いている姿は、
   なかなかに面白い。

   彼の横を通って、自分のロッカーに
   景品を片付けていく   ]

  「なーにやってんだ」

 射的で従姉妹にやるゲーム機と、花束、
 あと、プレゼントに花束と飴ゲットしてきた。

  「…………そっか」

 んーな、神妙な顔しないでよセンセ。
 次の休み、行くんだ。

  「マジか。なんか、任せてもいいか?」

 いいよ。…忘れんなよ?
(28) 2020/06/17(Wed) 17:32:02

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ けらけらと笑いながら、
   財布の中にお金を補充していると、
   何かあったのかと尋ねられた。

   1-Bでやってる射的の場で、
   全員に奢ると約束したことを話せば、
   お前らしい、と呟かれた    ]


 だろー?カレーと焼きそばとタピオカになって、
 流石に3ヶ所には行けないから、
 タピオカ組と一緒に行くことにした。
 
 そんじゃ、また夕方。

 [ 元担任に手を振って、
   少し急いで廊下に戻れば、
   待ってました、と言わんばかりに
   背中を押されてタピオカを売っているという
   2-Cへと向かうことに   ]
(29) 2020/06/17(Wed) 17:38:38

【人】 教育実習生 青柳 慶

   「そういや、慶くんってさ」

  慶先生だろうが。何々?

   「彼女いるの?」

  いたよ、昔な。

   「え、別れたの……」

  そんな感じ。まぁ、お前らは…

     「やめて、慶先生……」

  言っとくけど、俺高校3年間は
  ずっと彼女と文化祭回ったし店番したぞ。

   「えーーーーーーー」

      「ずーるーーー」

  ずるいってなんだよ。
  そういう努力も、怠らなかったんだよ。
(36) 2020/06/17(Wed) 18:23:13

【人】 教育実習生 青柳 慶


 [ 自分から声をかけた彼女。
   同じクラスとわかるたびに、
   2人で喜んだし、
   文化祭の模擬店も
   基本的には一緒にいた。
   
   彼女の負担にならないようにと、
   他のクラスメイトたちとも
   協力して頑張った。

   だから、ずるい訳ではない  ]
(37) 2020/06/17(Wed) 18:23:25

【人】 教育実習生 青柳 慶

 
  「どんな彼女だった?」

   めっちゃ美人でさ、大和撫子って感じ。

 「えーーーーーー」

   お前ら、めっちゃ叫びすぎ。
   でもほら、生物部の部長の……

   「玄森さん!!!」

 [ 男子が1人、反応した。
   この反応は、見たことがある。
   好きな人の名前を言われたときの、
   照れ隠しにも近い反応。

   彼女と付き合い始めたあたりに、
   まだ隠していた頃があった。
   そのときに、なんとなく名前をだしたら、
   友人の誰かがこんな反応をしていたっけ ]

   ふぅん……
   話したことあんの?

   「な、ないけど?!」

   ま、頑張れ。
(70) 2020/06/17(Wed) 23:37:23

【人】 教育実習生 青柳 慶


   …………めっちゃ多いな。

 [ 到着してみると、人で溢れかえる2-C。
   流石にこれは待ってられないので、
   どうしたものかと思考を広げる。

   とりあえず、ついてきた生徒の1人に
   全員分の代金を預けて、
   彼はこの場を離れることにした  ]

 「えー。慶先生飲まないの?」

   甘いの苦手だから。
   それにちょっとこの後予定入ってんだよ

   「新しい彼女だなぁ?!」

   ちげぇし……。じゃぁな。
   またどっかで会おうな。

 [ くすくすと笑いながら、
   一緒にいようとせがむ弟たちのような
   生徒たちの肩を叩いて、
   彼はその場を離れていく。

   本当に予定があるわけでもなんでもない。
   なので、3年のフロアに行こうと思う。
   最後の思い出を作った、
   大切なフロアに  ]*
(71) 2020/06/17(Wed) 23:38:06

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー3-Aー

 [ 教室の中は、やはり人の宝庫というかなんというか。

   文化祭前日に新音楽室で見かけた
   パリピ系女子を窓際で見つけたり>>1:134
   スーツやなんやらに着替えた男女が接客をしたり。

   入るかどうか、少し渋っていると
   受付嬢をやってる生徒に声をかけられた ]

 「慶先生ひとり?」

    ひとり。後で来てもいい?

 「仕方ないなぁ。おひとりさま、予約取っといてあげる」

    サンキュー。
    もうちょっと人落ち着いたらくるわ

 「落ち着くかなぁ。大体どれくらいにくる?」

    バンド見てからくる。
(78) 2020/06/18(Thu) 1:50:34

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 矢川と約束したことを守るために、
   舞台を見にいく方が先決かと思い
   そう告げてみると、
   受付嬢がバンド?と少し考え始めた  ]

 「慶先生が興味あるとこ…ふたごっち?」

    は?あいつらまた出てんの?

 「そりゃぁでてるよぉ。
  トリじゃないけどラストから3番目!
  なんか、噂じゃベースが変わったらしいよ?」

    ほーん……じゃ、双子まで見たら戻るわ。

 [ ここを卒業したから、Two winsのことは
   もちろん知っている。
   彼女が見てみたいというので、
   中等部の文化祭に行ったことがある。
   日本人なんだけど、
   作り出す世界観はミックスカルチャーのような。
   
   コピー曲ばかりではあるけれど、
   洗練されたものを世に出している。
   そんな感じさえ、初めてみたときに思った。

   バンドを聞いていないことを思い出して、
   どうしようか、とふと考えていると、
   見回り中らしい仲のいい元副担任と
   
ばったり
  ]
(79) 2020/06/18(Thu) 1:54:13

【人】 教育実習生 青柳 慶

    あ、稜くんじゃん。お化け屋敷行こう。

  「稜くんじゃないから青柳。お化け屋敷?」

    2-Aのやつ。1人じゃ行きたくないんだよね。

  「彼女来てないわけ?」

    仮にも教育実習のときによばないっしょ…

  「あー……まぁそうか。よし、さくっと行こう」

 [ 稜くん、と呼んだ元副担任。
   彼は知らない。
   元担任が知っている話を。
   そして慶が何気なく
   心を痛めていることを。
   彼の中では、慶にはまだ彼女がいる。
   そういう認識になっている。

   ちょうど階段で出会ったため、
   2人で一緒に降りていく。
   稜の担当は、社会。
   日本史の教師として、慶が高2の時に
   この学園にやってきた  ]
(80) 2020/06/18(Thu) 1:56:16

【人】 教育実習生 青柳 慶

    「青柳センパーイ!」

   お、元気?まだバスケやってんの?

    「バスケはやめた!今サッカーやってる!」

   稜くんかよ…。何組?

    「A!あ、先生も一緒にお化け屋敷?
     今なら女子多めの脅かしになってるよ!」

 [ 2年のフロアに行けば、バスケ部の後輩に出会った。
   直属というよりは、
   中等部のバスケ部と交流があったときに
   仲良くなった男子の後輩。

   隣を歩いていた稜は、偶に生徒に混じって
   放課後にサッカーの練習をしている。
   20代の彼がサッカーを颯爽としているなら、
   それはそれは簡単に
   集客効果を狙えるというもの。
   
   故に、稜が来てからというもの、
   男子サッカー部マネージャー希望が増えていた、
   らしい。本当にそうなのかは、

   全く未知数である   ]
(81) 2020/06/18(Thu) 1:58:49

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー2-Aー

[  後輩を交えて、3人でお化け屋敷に
   到着すると、すぐにお化け屋敷の中へ
   通されてしまった。

   慶自身は、全く怖がりではないが、
   稜が、実のところ怖がり。

   誘ったときに、一瞬眉がぴくりとした稜を
   慶が見逃さなかったのが、
   この事態を招いている。

   この事態とは、稜が離れるまいと
   慶の腕にしがみついて、
   慶はそんな稜をみて、
   笑いを抑えるのに必死になり始めた。
   そんな事態のこと。

   まさか、振袖姿の玄森(withハムスケ)が
   ちょうど脅かし役でこの中にいるとは知らずに
   まだまだひよっこ教師 稜と、
   まだまだ卵にもなってない見習い教師 慶の
   短い2人旅が始まろうとしていた。
   >>57    ]*
(82) 2020/06/18(Thu) 2:03:41
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。
(a17) 2020/06/18(Thu) 10:51:55

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー2-A ー

[ なかなかに作り込まれているお化け屋敷。

  稜はめっちゃくちゃ叫んでる。
  隣にいるだけで煩い。

  一応、始まる直前に

  おどおどしてると脅かされる

  なんて助言はしていたけれども、
  全く意味がなかったらしい  ]

   玄森は、この時間はいない感じか。

 「え、何玄森?」

   ……稜くん左見て。

 「は?」
(119) 2020/06/18(Thu) 20:20:59

【人】 教育実習生 青柳 慶

 「
ギャァアィァ?!?!?!



 [ マジで煩い。
   目があってしまったから、
   まだ気付いてなかった稜を
   脅かすには十分だったはず。

   作り込まれているけれど、
   慶にとってはそこまでではなかった。
   勿論、一因としては
   隣の稜がめちゃくちゃ驚いてくれてるから。

   怖がってる人間を見たら、
   そっちを驚かしたくなるのが、
   人間の心理というものらしい。

   何も驚くことなく、
   終わってしまうのだろうかと、
   全く進もうとしない
   稜を引っ張る慶であった。

   もし玄森が脅かしてきたら、
   一瞬驚かすかもしれないな、
   なんて思いながら進むしかなかった ]*
(120) 2020/06/18(Thu) 20:22:02
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。
(a19) 2020/06/18(Thu) 20:26:27

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー2-A ー

 [ 後ろから、まさかの後ろから
   うらめしやなんていわれてみろ。>>121

   怖がってた人間は
   我先にと、腕を振り払って
   出口に向かってダッシュした。
   
   慶も少し気を抜いていたため、
   足が止まった。
   振り向くか悩みつつ、
   驚かされてもいいか、と
   考えて振り返った  ]

    うわ………………?
    玄森……?

 [ 明かりがないので、
   なんとなくでしかないが、
   遊びに行くと伝えていた玄森のような
   そんな感じがして、
   名前を呼んでみた   ]*
(122) 2020/06/18(Thu) 20:34:33

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー2-A ー

 [ 名前を呼ぶと、なぜか

   うらめしや

   2度目の挑戦をされてしまった。>>124
   どうしてしまえばいいのか
   彼は悩んで、驚かないという選択肢を
   とることにした   ]

    ちゃんと1回目で脅かさないと、
    驚くに驚けないなぁ…
    悪いな?
 [ 申し訳ないなぁと思いつつ、
   頑張って脅かしてきた玄森が
   少し可愛らしく思え、
   くすくすと笑ってしまった。

   どうやら、彼女の腕の中には
   ハムスケのゲージがあったらしく、
   カラカラと頑張って運動している
   滑車の音がしている。

   本来、ハムスターは
   朝昼夜と、しっかりした生活が好ましく。
   まだ日が照っているときは、
   日に当てた方がいいが、どうなのだろう ]
(128) 2020/06/18(Thu) 21:16:26

【人】 教育実習生 青柳 慶


    稜くんとタピオカ屋に行った後、
    ひとりで体育館にバンド見にいく予定。

 [ あまり、ここにいすぎてもいけないだろうと思い、
   この後の予定を告げて、
   彼から直接は誘うことはなかった。

   あくまで、彼は先生としての自分として
   彼女に接しようと思っていたから。
   もし、タピオカ屋にいる間に
   彼女が来るなら、
   一緒にバンドに行くかもしれないし、
   体育館で会えば、もしかしたら
   他の生徒に混ざってバンド演奏を
   楽しむ彼を見るのかも。

   彼女が特に何も言わなければ
   お疲れ様、とつぶやいて
   出口に向かうことにしようか  ]*
(129) 2020/06/18(Thu) 21:16:44

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー2-A ー

 [ 去り際に、彼女の声が聞こえた。>>130
   答えずに答えたら、
   流石に失礼だろう。

   そう思って、進み出した足を止め
   彼はどうしたらいいかと一瞬考えて
   振り向いて彼女に伝えようか  ]

    タピオカ屋にひとまずいるから、
    バンド見に行くなら来たらいいよ。
    バンドは…って感じなら、
    
    朝の場所にバンド見た後いくよ。

 [ バンドに行くことだけは
   流石に譲れないので、
   選択肢を用意する他ない。
   でも、彼からは誘わない。
   すれ違ってしまったなら、
   それまでだ、と思うしかない。
   
   改めて、止めていた足を動かして
   彼女の返事を聞かずに
   暗い教室を出て行くのであった  ]*
(131) 2020/06/18(Thu) 21:50:27
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。
(a21) 2020/06/18(Thu) 22:05:51

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー少し前の2年廊下ー

 [ お化け屋敷に行く前に、タピオカ屋の横を通った。
   行く方向的にも、当たり前ではある。
   稜が、タピオカに興味を示していたので

   ミーハー

   と呟いてみる。
   しかし、稜自身は全く気にしておらず、
   先に飲んで行こう、と引っ張られた ]

  「慶先生!」

   はいはい。飲んでんなぁ……

      「美味しいから飲みなよー」

   先生甘いの苦手なんだよ。
   稜くん、長い列は後からにしてマジ。

 [ 店内でのんびりタピオカを楽しんでいた
   生徒たちに別れを告げるように
   稜のワイシャツを引っ張って2-A へ。
   
   終わったらタピオカ屋に戻ろうと、
   約束をして。
   飲む予定はないが、
   バンドまでの間の話し相手くらいは、
   彼もしてくれるだろうと思っていたから ]
(147) 2020/06/19(Fri) 0:28:41

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー2-Aをでて2-Cタピオカ屋ー

 [ というわけで、戻ってきた。
   流石は流行りのタピオカ。
   大盛況そのもの。
   席に座ること自体は簡単にできたが、
   オーダーをかけるのが一苦労だった ]

    稜くんがんば。

  「なんで???つか、なに携帯見てんの」

    まぁ…色々?

 [ この学園にいる人間で、
   慶の連絡先を知る人物はそんなにいない。
   大学の友人たちからの連絡が
   ちらほらときているだけ。
   教育実習に行っているメンツは、
   息絶え絶えらしい。

   みんな地元に戻ってるのもあって、
   楽しんでいるらしいけれど、
   苦労しかないと言っている彼らに、
   文化祭の写真を後で送ってやろう。
   そんな風に少しだけ考えて、
   叔母に今度遊びに行く、と
   連絡を入れる      ]
(148) 2020/06/19(Fri) 0:30:20

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ その間に、稜は何とか注文をかけることが
   できたらしく、慶に声をかけてきた ]

  「よくお化け屋敷で全く驚かなかったな?」

  稜くん見てたほうが驚いたわ。
  ビビリな稜くん、モテるよ絶対

  「学生に手を出すほどじゃねぇよ。
   それより、市川とは?」

  それなり。…それなりだよ。

  「お前ら、僕が来た時から
   校内で知らない奴いない系だったもんな」

  勝手に、広まっただけ。
  まぁ、でも……今となっては、
  早い段階で言っててよかったのかも。
  
  「校内行事、滅多に離れなかったの覚えてる?」

  多分離れたの…修学旅行の風呂くらい。

  「マジかぁ……」
(149) 2020/06/19(Fri) 0:30:59

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー独白ー

 [ 市川 唄 - Ichikawa Uta -

   1-A,2-A,そして3-Aに籍があり
   出席番号は3年間20番だった。

   慶が、高校1年の5月はじめに、
   初めて声をかけた女子生徒。
   病院に2週間に1回行かなければ
   いけなかった、女子生徒。

   そして、慶が3年間一緒に時間を過ごした

      ...
   最愛だった
彼女


   慶が高校3年間で1番口にしたことは、
   『唄、何がしたい?』
   だろうと、自覚している。
   文化祭、体育祭、修学旅行。
   何をするにも、慶は唄と一緒にいた ]
(150) 2020/06/19(Fri) 0:34:03

【人】 教育実習生 青柳 慶

   なぁ唄。

 「はい、なんです?」

   将来の夢とかってある?

 「勿論。化学の先生!」

   わー、唄先生すごーい。

 「慶くんは?」

   ……じゃぁ、俺は生物の先生。

 「苦手なのに?」

 [ 高2の2学期くらいの中間考査の勉強中。
   化学教室で2人で勉強していたときがあった。
   そのときに、ふと聞いてみたこと。

   彼女は化学が得意で、
   どうにかやってこの楽しさを教えたいと
   思うようになって、教師になりたいらしい。

   彼は、生物が苦手だった。
   赤点はとらないけれど、苦手な分野だと
   一気に覚えが悪くなるタイプ。
   だからあのとき、彼女は不思議そうに
   彼の返答を聞いていた  ]
(151) 2020/06/19(Fri) 1:31:21

【人】 教育実習生 青柳 慶

  同じ教科だと一緒の学校に
  採用されない可能性あるだろ?

 「だから、慶くんは頑張って生物の先生になると」

    楽しそうに授業の準備してる、唄先生見たいし。

 「なら、生物の勉強時間増やします?」

    ………増やすしかないかも。

 「それでは、今回の目標点数をもう少しあげましょう」

 [ 成績が悪い方ではなかった彼も、
   彼女のちょっとした意地悪な部分には
   お手上げだった。
   でも、いつもはバスケ部の一員として
   活動して、彼女と過ごすことができる
   数少ないタイミングだったから、
   試験も嫌な物だと思うことが
   徐々に減っていた気さえしていた  ]
(152) 2020/06/19(Fri) 1:33:01

【人】 教育実習生 青柳 慶


 [ 昼休みに体育館に行って、
   シュート練習をするところに、
   彼女が一緒に遊びに来ることもよくあった。
   彼女はコーチ向きで、
   よく姿勢を見てくれていた。

   知らないことも調べて次の日には
   彼より詳しくなったこともあった。

   試合には、体調が良ければ来るという約束で
   10回に1回くらいの頻度で
   応援に来てくれていた彼女。
   両親の付き添い付きだったから、
   彼女との付き合いも、
   自然と家族ぐるみになっていった  ]
(153) 2020/06/19(Fri) 1:41:30

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー2-Cー

 [ はっとして、稜のほうを見ると、
   彼は到着したタピオカに夢中だった。
   お陰様で、慶が昔のことを思い出していた
   数分の間のことは、誰にも気づかれていない
   ……はず。

   タピオカ。
   高校生の時に2人で並んで買った。
   でも、あまりにも量が多くて、
   2人でやっと1本を飲み干したくらい。

   お化け屋敷は、流石に彼女の病気もあって
   行くことは叶わなかったけど、
   治ったら、行ってみようと言っていた場所。

   バンドは、彼女の方が好きだった。
   Two winsも、彼女から。
   人混みを避けるために、
   体育館後方から小さなバンドマンたちを
   見ていたことが懐かしい。

   コスプレカフェ。
   2年の模擬店だった。
   彼女が作ってくれた衣装に、
   歓喜し、盛り上がった  ]
(154) 2020/06/19(Fri) 2:08:27

【人】 教育実習生 青柳 慶


  稜くん、めっちゃどうでもいいこと言っていい?

 「あんまよくないけど何?」

  タピオカって、砂糖の量にもよるけど、
  1本300キロカロリーくらいあるヤツがあるんだって。

 [ それを伝えると、
   稜が少し飲むスピードを抑え始めた。
   ハンバーガー1つ分のカロリーを
   消費する運動量というのは、
   馬鹿にできない。
   
   面白い先生だな、と思いながら、
   慶はこの教室で少し時間を潰す。

   もし、玄森がタピオカ屋に来たなら、
   一緒にバンドを見にいくだろうし、
   彼女が現れなければ、
   バンドが終わり次第、展示室の方に
   向かうことになるだろう  ]*
(155) 2020/06/19(Fri) 2:16:13
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。
(a24) 2020/06/19(Fri) 2:55:59

【人】 教育実習生 青柳 慶

−体育館−

 [ 相変わらずの人気。
   Two winsのメンバーを見ていると、
   
   目的の人物が いた。

   誰も、ベースの名前を呼ぶ人間が…
   いないわけではなさそうだった。
   知っている人間は知っていた。
   でも、他のメンバーに比べて、
   呼ぶ声は小さく、本人には届いていないかも ]

 なぁなぁ、あのベースって

  「イチくん?あ、先生も一緒に呼ぼうよ!」

 イチって言うんだ。…よっしゃ、せーので叫ぶぞ?

      「いいよー!せーのっ」
(200) 2020/06/19(Fri) 12:44:57