[ そのうちに、
さいしょのこが ころされてしまいました
あのこをころしたあのこが、みずから命をたちました。
わたしはかなしみました。
ずっと泣き続けました。
どうしてなのか、わからなかった。
わたしには むずかしいことはわかりません。
だれかにおしえてほしいのに
こたえてくれるひとは、いません。
かみさまですらも。
だれもがだれかに おもいをぶつけて
そこで『 死 』がうまれました。
わたしに『 意味 』ができてしまいました。
どうしてでしょう。
かなしくてくるしいのは
わたしだけでは なかったかもしれません。
それでも教皇は、あなたは―― ]