人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

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視点:


【見】 監察官 カーキ・アッシュ


「……あれ?おかしいな……」

何とも幸先が悪い。暫く考え事をしたのち。

「僕は一旦対応に向かってくる。
 塔の攻略や娯楽施設に行くときは気を付けてね。
 なるべくすぐモニターの前に落ち着けるようにするから」

そう言って足早に広間を出ていく。
(@0) 2023/11/28(Tue) 22:05:17

「あー、あー。テスト、テスト ワン、ツー、スリー…」

「うむ、問題なく音声は入っているな?」

マイクが入る前後特有の微細なノイズ音の後、
そんな通信が入る。受信先の形式が口頭でなく文面であれば、
文章化されたものがポップアップされでもしただろう。

「聴こえておりますよ、バンドッグ」

ザザ、と一瞬だけ入ったノイズのような音のあと。
教育用グレイの声が通信に乗って返ってきた。

「共通回線があるとは思いませんでしたね、たまたま自室に置かれているのを見つけたのですが…」

他の部屋にもあるのだろうか。少なくともあなたの元にあることは今わかったわけだが。


「む、その声はロベル殿か。
 こちらも聞こえている。これは……何だろうな」

「おそらくは何らかの施策なのだろうが…
 まあ、あるものは有り難く使わせて頂こう。
 …とはいえ、二人で話すとなるとどうしたものだかな」

こちらはなんとインカムに仕込まれていた。
落ち着かなくてなんとなく弄っていたら見付けたのだ。

「……うむ、もしロベル殿がよければなのだが…
 都合の良い時にでも、
 製菓している所を見せてもらってもいいだろうか?」

「あいにく小官は工場で作られて運ばれてくる
 ミールパックの類しか見たことがなくてな…」

【見】 監察官 カーキ・アッシュ


「遅れてごめん。大体のことは把握したよ。
 一斉に塔の攻略を開始したからかシステムそのものに負荷がかかってしまって、ここだけじゃなく他の本部でも同じことが起きてるみたい」
「……全く、サーバーまで予算が回ってないのかな」

初期の資金が乏しかったのも結構苦渋だったのかも。

「ここから先の攻略は手探りになっていくと思う。
 頼りになるかはわからないけど、僕の方でも調べておくから。皆を不安に思わせないように頑張るよ」

「塔に向かっている子たちは……
 そうだな。お茶でも用意して帰りを待っているね」
(@1) 2023/11/29(Wed) 0:40:59
「ああ、それならちょうど良かった」
「実は、試作した時に味見してくれる方を探すつもりだったんです。アトリなんかは喜んで来てくれると思っていたのですけど」

「折角の縁ですから、見学ついでにいかがですか?
 自分好みのアレンジにさせるチャンスも生まれますよ」

悪魔の囁きのように、悪戯っぽい声で笑ってみせる。
実のところ、期待されているようで嬉しいのだ。


「む、そうだったのか。
 であれば……そうだな、そうさせてもらうとしよう
 気の利いた感想が言えるかはわからんが…」

副看守とはいえグレイはグレイ、食事は囚人と同じものだった。
味気ない監獄食に戻れなくなったらどうしよう。

「まったく、君もなかなか食えないものだ。
 そう言うからには多少の無茶振りにも期待して良いのだな?」

「構いませんとも。
 味見をして頂くのは、私の主観だけでは不足がある可能性があるからですしね」
「人間同様、グレイにもそれぞれ味覚は存在しています。
 趣味趣向が違うように、舌に合う味も違うものです。私にとって丁度良くとも、人によっては甘すぎたり濃すぎたりするものです。よく坊ちゃんにはお小言を言われましたよ」

出来は良いのに、味の好みが違うんだよな。そう言ったこと。
それからは、同じお屋敷に務める別のグレイに味見をしてもらったものだ。
それに、万が一自分の味覚機能にバグがあった時にもすぐわかるだろうから。

「それはそれとして、真っ先におやつを食べられる特権付きです」
「はい。無茶振りに応えられた際には、是非"ぎゃふん"と言っていただけると嬉しいですね」

ジョーク。


「そういうものだろうか?
 それぞれ好みが違うということはわかるが……
 小官のような刑務官と再び会う事はそう無いだろう。
 その味覚データなど、今の間しか役立たないと思うぞ」

君がそれでいいならいいのだが、と付け足して。

「一番に食べられるのは……まあ、その、嬉しく思うが」

『特権』については気恥ずかしそうに言葉を濁した。
やっぱり甘いものには弱いらしい。

「うむ……その暁には確かに言ってやろうとも」

これはジョークが通じない番犬。大真面目に考慮している。

【見】 監察官 カーキ・アッシュ

#ハノイの塔

「……そこでエネミー……?
 変だな、最初のボスのエリアからはまだ……」

一方、監察官はモニターで様子を見つつ首を傾げる。
ブラックも居ないから確認を取ることができない。

「もしかしたら……そうだな。
 ……万が一バグだとすれば何が起きるか分からない。君たちの安全の為にも、倒せそうだと思ってもいつでも逃げる準備をしておいて」

「……後でこのことも本社に送っておかなきゃだな」
(@2) 2023/11/30(Thu) 1:20:29

「ロベル殿、バンドッグだ。
 広間に置く菓子類を見に娯楽施設へ向かおうと思うのだが…」

「何かあった方が良いものはあるだろうか。
 なに、小官が選ぶと無難なものばかりになりそうでな。
 ある程度皆の出身に合わせたものが良いとも思うのだ」

【見】 監察官 カーキ・アッシュ


「なんだこれ?」

《点燈用グレイの自由行動の許可》
〇シングソン
〇フーグル
〇ロベル
〇シージュ


「……」

「何だかよく分からないけど」
(@3) 2023/12/01(Fri) 5:17:31
監察官 カーキ・アッシュは、メモを貼った。
(t0) 2023/12/01(Fri) 5:18:30

監察官 カーキ・アッシュは、メモを貼った。
(t1) 2023/12/01(Fri) 5:18:38

カーキ・アッシュは、これでよし。
(t2) 2023/12/01(Fri) 5:18:56

「ふむ、そうですね」
「口に合ったものを、というのも良いですが。ある程度は貴方の主観で選んでも良いと思いますよ」

「無難なものも、貴方にとって目新しいものも」
「皆さん、あれば食べるでしょうし。案外新規開拓にはなるのかもしれませんからね」

それでも指針が欲しいのならば、半生菓子は避けた方がいいと言っただろう。
そういったものは、おやつとして作って出すことになるだろうからだ。