人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

その男ノアベルトは、今日もいませんよ、と言わんばかりに足音をできるだけ立てずに酒場を闊歩する。
チェスティーノの頭に拾ったモンスターの尻尾を投げつけて。
神出鬼没の透明人間は、驚く声を尻目に、取り出した帽子から徐々に姿を現しエール瓶を傾けた。

「チェスティーノは喧しいですね〜、しかしたまには豪華な食事も食べたいのも頷けます」

「浮かれ話も出たところで、こんな依頼すら貧相な地区の治安を守ってなんになるざんしょ。
オーウェンの肩を持つわけじゃありんせんが、羽振り良くする場所を間違っているんですよ〜」
(3) 2021/12/07(Tue) 21:38:56
ノアベルトは、もう少しでシチューになれた真鍮をみている。今日もチェルシーは悪食ですね。
(a4) 2021/12/07(Tue) 21:46:34

「こっちにも挨拶しないといけないにゃんね。

 あーあー聞こえてるにゃ?わざわざこんなみっともない喋り方してるから察して欲しいにゃん。誰が聴いてるかもわかんないからにゃーこの調子で行くにゃん。

 他二人は好きにしたらいいと思うけどにゃ?」

「んで呼び名がないってのも不便なんで、にゃーのことは野良猫なりドラ猫なりキャットなりそれっぽい名前で呼ぶといいにゃ。
 できれば、ここに集まるのは……少なくともバカじゃなけりゃいいにゃ。にゃーも寛大だし、多くは望まないにゃ」

「あ。それと、ここ以外では何と言われようと『いつも通り』振舞うから、そこは覚えとけにゃ。手始めに伝えとくべきことはそれくらいかにゃ」

……………………………。

──は時々、目を閉じていると、声が聞こえることがある。それは誰かの助けを呼ぶ声だったり、悲痛な叫びであったり、様々。

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

「オーウェンの仰るああなるってどいつのコトですか?
 下層市民の奴ら? 真鍮を食べる奴? 品のないごろつき?
 はたまた、悪そ〜な人間の身柄を売っぱらう奴? 
 それとも、突然平等をうたう政府だったりして」

それもまた一興、と笑い酒をあおる。

「あ〜ヤダヤダ、こんなことを言うだけで反乱扱いされたらどうしましょう。
 あたくしが牢に閉じ込められるようなことがオーウェン運んでくださいよ。
 いっしょに指名手配になる可能性は高いですけれども」
(11) 2021/12/07(Tue) 22:12:31
 
「え、ここではそういう喋りをしないといけないのか…?」


「……まあいい、俺は新入りだからあんた達に従うよ
 盗み聞きは警戒して当然だ、異論は無い。…そうだな
 俺の事は蝙蝠、或いはルーセットとでも呼ぶといい」


「はいそんな顔しない」

好きに喋っていいよ。みたいな顔をしている。

「先達も後輩もないと思うけどにゃ、こんなとこじゃ。
 どうせ捕まったら仲良くしょっぴかれるだけにゃ。
 ま、よろしくにゃ、蝙蝠のルーセットとやら」

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

「お優しい扱いに歓迎いたします〜。
 必要なときはきれいな金でも払ってあげますよ。
 ま、こんなにも護衛をしてくれる人間は多いみたいですし、不得意分野もきびきび片付けることですね」

ひらひらと手をふって、オーウェンから離れてやる。
進んで割に合わない仕事なんてしてやりません。
これでも〈掃除屋〉は、仕事には困っていませんから。

シチューを待ってる二人組を見やったあと、怪我をしてやってくるエアハートがめに入った。

「おやや、お疲れ様ですエアハート。
 鎧は掃除をしなくてよさそうですね、頬の傷は怪我でもしましたか?」
(17) 2021/12/07(Tue) 23:05:02

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

「うわぉ、お世話係かなにかですか」

エアハートに詰め寄るフランドルを見て首を傾げる。
はて面白い組み合わせだ。
彼らは仲が良かったか、……思い当たることが一つあり成り行きを見守る形だ。
(21) 2021/12/07(Tue) 23:27:44
 
「だとしても、だ。
 吊るし上げられる前に定石くらいは学ばせてくれよ。
 あんた達のやり方、『お作法』は教えてもらわなきゃ困る。
 生憎育ちが悪くてね、前に倣うしか能も無いと来た」

「まあ、そういうわけだ。
 宜しく頼むよ、野良猫とやら」

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

「治癒は片付けじゃないですね〜、基本的に捨てることを生業としていますから。
 増えるのならばそれは大歓迎、しばらく帽子は外さないで見える場所にいることにしますよ」

エアハートに軽く返せば野次馬で訪れた見習いに視線を向ける。
仕事を見つける行動力は若さと言えよう。

「おっと、アンゼリカ嬢。ここにいましたか。
 昼間頼んでた仕事の礼でもあげようと思っていたんですよ。
 仕事探しは掃除屋の一歩、偉いですね〜。がめつく生きていきましょう」
(31) 2021/12/08(Wed) 0:03:42
聞こえぬ声も、聞こえる声も。
静かに耳を傾けていた―――は口を開く。

「……波長が合う方がいらっしゃるようで。
さて、なんとお呼びすればよいでしょう?
先程の衛兵がなにかと言っていたように、どうにも人の話に耳をそばだてる者が多くなりそうですから。

気にされないなら、私も合わせましょう」

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

ひっ、旦那っ?


怯えるように肩を跳ねさせ、階上に上がる背中に声をかける。

「驚いた、仕事が増えるので公然でのお褒めの言葉はありがとうございます〜。
 あたくしの仕事はパーフェクトですよ、今後ともご贔屓にしてくださいね。煙草の香りがきつい部屋も一瞬でお花畑です」

「ミズチもえらいところを任されますねえ、そこでは嫌でも倒れるんじゃないですよ」
(36) 2021/12/08(Wed) 0:15:31
「………………………それは、命令か?」

聞こえるのは聞き覚えはあれど、馴染みのないそれだ。

「なんと呼べ、それはおれが決めて良いものか?
 すきに呼んでほしいといったら、貴方は困るだろうか
 それならば、考えなければならない。時間を要する」

「貴方は、なんと呼べばいい?」

命令が、欲しい。

ノアベルトは、エアハートからの貨幣を華麗にキャッチ。
(a19) 2021/12/08(Wed) 0:58:01

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

「何やら不穏な雰囲気でしたがああいうのは話し合って一晩眠ったら仲直りするもんです。
 中々面白いものが見れましたね〜。
 野次馬が出来ないのは酷く残念ですが、お二人とも良い夜を」

聞こえていなくともかまわないので言葉は空に投げて。
近づくアンゼリカを見下ろし、苦笑いをした。>>43

「驚くことぐらいたまにはありますよアンゼリカ嬢。
 あの頑固そうな旦那の顔に人前でお礼言われるのを想像してください。びっくりするでしょう? 律儀というか義理深いといいますか」

お金を貰った分の仕事はしっかりするが、本人が居ないところでは言いたい放題。実際、聞かれても問題はないのだろう。

「お疲れ様でしたね、汚れは敵そのものです。
 どんなにしつこくても弱点は必ずあります、それさえ頭にたたき込んでいればあっという間に片付けられますよ。
 あとは、女を使いなさいな。その愛嬌のある顔で顧客に可愛く笑ってあげてください、それで完璧、報酬確定。あたくしには出来ない秘技ですよ」
(46) 2021/12/08(Wed) 1:00:14
「その方が良いのであれば肯定しましょう。

私は困りません。貴方にこれだという名があるのならばそれを口にすればいい。
特にないのならば、こちらで貴方が気に入るものが出るまで出しても構いません。ただし、センスは保証しませんよ」

少し間を置く。

「では、ヘルとお呼びください。
呼べと言い切った方が貴方は楽でしょうか?」

不慣れな様子だが、命令らしきものを口にした。

「…………センス。センスはあったほうがよいのか?
 おれにはわからない。どちらでも構わない」

一拍、二拍、考えるような間があった。

「ヘル。その名に由来はあるか? ならば近い名でもいい」

困らないのならばと、その言葉に甘える。

「無いよりはあった方がよくないですか?」
ポチやタマと呼んでも返事しそうな予感がしたため、掘り下げはしなかった。

「ヘルは冥府の主の名です。私としては馴染みが深いものでしたので。
そうですね……ガルムはいかがでしょう?ヘルの住まう館の、番犬の名です」

そう言って、貴方の反応を伺う。

ノアベルトは、透明人間の状態から姿を現すときよく鈴の音を鳴らす。
(a26) 2021/12/08(Wed) 2:18:25

ノアベルトは、リンリンリンリン! あの男、向こうに行ったな……とか見えないのにうるさい時もある。
(a27) 2021/12/08(Wed) 2:20:03

センスは無いよりあったほうがいい。
そう言われればそうかもしれないと、ひとつ賢くなった。
おそらくなんと呼ばれても返事をするだろうという貴方の予感は間違いない。

「……承知した。今からここでの呼び名はガルムだ」

頭を垂れる。

「ここでの声が聞こえるということは、ガルムはヘルの味方なのだろう。ならば、おれはできうる限り、貴方に尽くそう」

「私が尽くされる立場になろうとは、人生なにが起こるかわからないものです。
ですが、尽くして頂けるのならば私も応えられるよう努力しましょう。

貴方は私の味方。私は貴方の味方です。
よろしくお願いしますね、ガルム」

軽く頭を下げ返す。
命令を下す者としての態度ではないだろう。しかし、無理に振る舞いを変えた方が互いに困るだろうと考えた。

「さて。ガルムも他人の隠している役職がわかると認識しています。
どなたか探りたい方はいらっしゃいますか?

私は……今は、同業者の二人がどちら側なのか気になっている程度です」

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

日付が変わり、昼間を過ぎると、帽子を被った男がよく見える右頬を腫らして帰還してくる。
青あざができるなどよくあることだが、なんとも痛いのを食らってきたようだ。

「薬なんて贅沢は言いませんからどなたか冷やすものくれませんかね?
 ……持ってた綺麗な水は口の中ゆすぐのに全部使っちまったんですよ〜」
(57) 2021/12/08(Wed) 13:10:36
 
踵の高い靴が、感情が抜け落ちたように冷淡で、
一定間隔に無機質そうな音を響かせて。

「攪乱させると言うなら、
 適当に丁寧に話しておけばいいだろうに」

あなた方の目の前に現れたその人物も、
音と何ら変わりのない顔をしていた。

「この酒場、及び周域の担当に任命された、ホドだ。
 今回の作戦は啓蒙活動も含まれている。
 誤魔化すよりは聞かせてやるつもりで行くといい」

何を、誰が居ても当然の様な顔で、面々に目をやる。
恐らくは他の面子が誰であっても同じ様な顔をしていた。
そう断言できそうなくらい──表情は無しかなかった。


「やりだした頃には止まらにゃい、なんてにゃん。
 にゃーは、余計なリスクを背負わないだけ。

 あんたらにゃ分かるでしょう?この猫がどれだけのリスクを背負って、この辺りに顔を出しているのかってことを。
 丁寧な言葉位じゃ思い当たられるにゃん。だから、念には念を入れているだけ、にゃ。馬鹿みたいに見えるだろうけど」

対する、ふざけた口調でいる者は、
ころころと表情を変えて、けれどくだらなさそうに。
言ってることもどれだけが本気かは掴ませない。

「……よくもみゃあこんな面子がそろったもんだこと。
 んまあ、にゃーはいつも通りの『仕事』をするだけにゃ。
 一粒一粒虫を潰すように、着実と準備を整えてきた……尻尾が掴まれかけたのは計算外だったが、ここの衛兵なら多少は持たせてくれるでしょうにゃ。

 こういう時の為にお金を溜めてたといっても、過言ではないからにゃー」

 
「こちらとしては楽だがな。
 それほど冴える、或いは勘のいい人間なら。
 さっさと【対象】にしてしまえばいい」

首のあたりに指を這わせる。
政府が何をするか、何をしているか、その暗喩。

最もそれはこの野良猫の言うように、
この猫を危険に晒す行為だ。
無論、今の発言は本心ではないが、冗談でもない。

「それで?候補者に目途が付いている奴は?」

一定の基準を満たせば何の感慨もなく動く機械のように、
この人間は顔色一つ変えず、情の有無は判断を左右せず
それを行う事が容易に見て取れるだろう。


「ホドは大層頭が固いように見える。
 んにゃあ、怪しい動きを見せてきたらそれでもいいだろうけど、もしかしたら協力、も、できるかもしれないにゃ?
 こんな状況。仲間は多いに越したことはないにゃん」

なんて。それこそ本心かどうか怪しいもの。

「猫的に言うなら、どこぞの鼠が気になるというか。
 勿論洒落じゃないにゃ。ただ、そう。

 どうやら何かを嗅ぎつけた≠轤オい。恐らく大したことではないだろうが……むやみに引っ掻き回されるのも困る。それはにゃーの仕事だからにゃあ」

ま、手始めにしたらちょうどいいんじゃないかにゃ、
と、けらけら笑って見せた。

「…………」

「おれは"命令"がなければうごけないような野良犬と言われ育ってきた」

「──貴方が、此方の味方ある必要はない。だが、そうであるのなら、それは」

言葉に詰まったのは、己の知りうる言葉で表現することができなかったからだ。

「では、二人いるのならば、その片方を探ろう」

けれど、ひとつ気になることがある。

「……貴方は、どちら側だろうか?」

これを聞いたところで意味があるのかはわからないが
どちらであろうとも、番犬は貴方の味方であることは決めていた。

"盗み聞き"が懸念であれば"内緒話"でも構わない。

 
くそったれ。嫌な予感ほどよく当たるらしい