人狼物語 三日月国


222 【身内RP】猫様としもべの夢【R18G】

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視点:


【人】 ご主人様 マオ

カラコロと、のんびりした下駄の音が
レグナの少し後ろをついていく。

「……………わしは知らん、お前だけで行け……」
「それか、妹でも追ったらどうじゃ?」

マオは、せっかくのお祭りにきたというのに不貞腐れていた。
原因は、自分が選んだ黄金の浴衣を着てもらえなかったことか(あれから後でほんのすこしまともな空色のものを勧めたりしていたが)
部屋を漁ってなにかをみつけたせいか、止められたせいか。
いろいろ思い当たることはありそうだった。

日が傾き始めたものの、まだ村は明るく、提灯の明かりがほんのりと照らされた空間に、紺色の浴衣に黒髪に──
全身黒系統の様相はよく目立っていた。

(2) 2023/09/07(Thu) 8:36:12

【人】 ご主人様 マオ

浮かない心、注意散漫の状態で歩いていれば
周囲の様子に気を配る余裕もなく──
14.「あなた神仙様ですよね!?」マオ信者がたくさん押し寄せてきて巻き込まれそうになる。


「神仙様だ!」「ありがたやー!」
「私にも試練ください!!」
「触っていいですか?」「実物はじめて見た!」


いつのまにか囲まれていた。


いつもなら、ノリノリで
わしじゃよ☆
と相手をしていたところだが
今はそんな気分ではない。レグナの指先をちょんと摘んで
面倒そうに後ろにススス……と隠れてやり過ごそうとしている。
レグナに全部押し付けようとしているとも言えるが。

「…………人違い……いや、神違いじゃ……」


ふい、と顔をそらす。そんな声は喧騒の中には届かない。
逃げるか、隠れるかしないとどこまでもつきまとってきそうな賑わいだった。
(3) 2023/09/07(Thu) 8:39:40
マオは、合間にチョコバナナの屋台を興味ありげにチラチラ見ていた。
(a0) 2023/09/07(Thu) 9:04:21

【人】 ご主人様 マオ

マオは心ここにあらずといった様子で
手を引かれるがまま走り出す。

「待て……これ走りにくいのじゃ……」

一応走りはするけれど、下駄で足をもつれさせ転びそうになっている。そのうえふてくされ気分ではレグナの重りにしかなっていなかった。

「あっ!神仙様!待って」「あいつ抜け駆けの信者か!?」
「なんと不敬な」「高級マグロのお刺身持ってきたのに!」


まさにアイドルのおっかけの如く、大勢で走って着いてくる信者を後ろ髪惹かれるように眺めている。

「やっぱりあっちの信者のほうがわしのこと、いっぱいかわいがってくれるかのう〜」

あからさまに自分はかわいがられてない!と
頬を膨らませて拗ねている子供だった。
(5) 2023/09/07(Thu) 21:06:56
マオは、「……食べ物で機嫌を取ろうとしたって無駄じゃ……食う」おこの意を表しながらも食欲はあった。
(a2) 2023/09/07(Thu) 21:08:30