人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 焔の魔術師 ベアトリス

女子生徒が犯されるのをショーとして眺めても良かったが、つい手助けをしてしまった。

自分の行動に華夜は驚く。

きっと、知らない生徒二人ならただの面倒事だしニヤニヤ覗いて知らぬ振りをしたはず。

橋本彩綾を助けようと思ったのは何故だろう…
お尻が可愛かったから?わからない。

ともかくお尻を火傷した男子生徒はひいひい泣きながら逃げていった。前の大事なイチモツを燃やさないでやっただけ有り難く思って欲しいものだ。

彩綾は口からハンカチを吐き出したが流石に縄を解くのは無理か。
座り込み咳き込んでいたから、華夜は背後に周り結び目をほどいてやる、

精霊は使わない。

 「変な薬?そうねえ、男はみんな
 狼というし、あんなものじゃない?」

まるっきりの偏見を適当に呟く。
(2) 2023/10/19(Thu) 8:15:29

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

こうして縄に縛られた少女を見つめていると嫌がおうにも昨日の出来事を思い出した。

あの魅惑的な魔法少女はどうしているのだろう。
この少女が違うとするなら、残り二人、つまり姫宮千秋か岸咲里津子なのだろうか。

 「魔法?そんなものあるわけないでしょ。
 最近アムにゃんにゃんだかなんだかって
 仔猫の集団が活躍してるみたいだけど、
 多分手品かCGの類いだと思うわよ?」

ハラリと縄がほどけた。これでもう、教師としての華夜の仕事は終わりな訳だがーー。

 「橋本彩綾さんよね?
 さっきお尻を見ちゃったんだけど、
 綺麗な肌をしてるのね。
 私、あなたをモデルに絵を描いてみたいの。
 放課後に少し付き合ってくれないかしら?」

後に華夜はベアトリスとして考える。そんな遊びをしている暇はないと。しかし、昨日捕らえた魔法少女にエッチな尋問をしようとして肩透かしを食らい、欲求不満になっていたのだ。
(3) 2023/10/19(Thu) 8:15:53

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

今日のところはイーリスの捜索及び魔法少女候補への詰問はユスターシュに任せて、そんなプライベートな時間を過ごすのも悪くない。

美術教師を仮初めに選んだのは、絵によって発展したドローイグの血をベアトリスが色濃く受け継いでいるからである。

絵を描くのが好きなのだ。

とはいえ、彼女が断る可能性もあるだろう。助けた事で恩を着せるのも出来るだろうが…。
(4) 2023/10/19(Thu) 8:16:10

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 


  ーーお願い、返して。
  弟を返して!!

(5) 2023/10/19(Thu) 8:17:18

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

ベアトリスはドローイグ帝国の貧民街に生まれ育った。

劣悪な環境の中、幼くしてすぐ、両親が病死するという悲劇にみまわれる。

しかし、ベアトリスは独りではなかった。
ーー双子の弟がいたから。

弟と二人、両親が唯一遺してくれたほったて小屋に住み、ベアトリスはなんとか生きようと足掻いた。

靴磨きやゴミ拾いといった子供にも出来る仕事をするだけでなく、たまには盗みもーー。

弟にお腹いっぱいご飯を食べさせてやりたいと思いながら、毎日を堪えていた。

そんなある日ーー
弟が独りでぶつぶつ呟きながら地面にしゃがみこんで遊んでいた。

ついにおかしくなったかと見ると、彼はなんとーー水の精霊を召喚し、地面に水溜まりで絵を描いて遊んでいたのだ。

ベアトリスは弟の隠された才能の開花に驚く。
(6) 2023/10/19(Thu) 8:23:58

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

この才能を埋もらせておいていいのか?

そんな風に考えあぐねていた折、悲劇は起こる。

ある晩、小屋を見知らぬ大人達が襲ったのだ。彼らはドローイグの者ではない。ミュジークの近衛騎士団であった。

弟の才能はミュジークの密偵に目撃されていたのだ。

 『離せよッ!姉さん、姉さんッ!』

弟はまだ精霊を戦闘に使った事はなかった。大人の力に敵うはずもなく。

なんで弟を拐う?
力を利用するため?

私と弟を引き裂かないで!

ベアトリスは悲痛に叫ぶ。

こんな事が赦されてたまるか。
弟と私は貧しいながらも二人で頑張って生きてきたのに。

こんな仕打ち。赦せない!

そしてーー。
(7) 2023/10/19(Thu) 8:29:58

【人】 焔の魔術師 ベアトリス




彼らは弟を無理やりに連れ去る。

赦せない!赦せない!
返せ、返せッ

ベアトリスの怒りはーー深紅の焔と化した。

それは壁を這い上がり、カーテンを飲み込み、黒煙を上げてたちまち小屋を包みこんだ。*


(8) 2023/10/19(Thu) 8:33:27

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

連れ去られた弟は、記憶を無くしていた。そして、すっかり敵国の者と成り果てていた。

ミュジークの姫を護る近衛騎士?
馬鹿な。

ユスターシュ、貴方は私の双子の弟。
私達はドローイグに産まれた。

ーー忘れなさい。ミュジークで過ごした日々など。

ーー思い出して。私達が血を分けた姉弟であることを。

でも、ユスターシュは思い出さなかった。
私との大切な記憶を。

寂しくて、苦しくて。

この胸にぽっかり空いた空白は、
埋まることがないーー。
(23) 2023/10/19(Thu) 22:34:34

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「いらっしゃい、橋本さん。
 待ってたわ。」

放課後、華夜はウキウキと橋本彩綾を美術室に迎え入れた。
彼女が華夜の正体に気付いているなど知らぬまま。

昨日魔法少女を犯そうとしたソファーには新しいシーツが掛けられている。
その前にはキャンバスと椅子が。

 「そのソファーに座っていくつか
 ポーズを取ってみて?」

まずはポーズを決めよう。出来たらヌードを描きたいが、彼女は了承するか。

 「リラックスして、好きなポーズでいいわ。
 絵のモデルは初めてかしら?」

可愛らしい娘だ。男子生徒が悪戯したくなる気持ちはわかる。

ーー抱き締めたら、どんなに柔らかであろうか。

昨日はベアトリスとして魔法少女に悪戯をしたが、あれは尋問も兼ねた行為であったから、逃げられてしまった。

この少女ならーー。
(24) 2023/10/19(Thu) 22:35:12

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

そんな下心を透かさぬようにニッコリ笑ってキャンバスに向き合った。

 「ねえ、橋本さん。あなたは、
 どうしても叶えたい願いとか、
 ある?」

他愛ない話をしながら、彼女の緊張を解こう。実は緊張などしていないとか、華夜は気付いていない故に。*
(25) 2023/10/19(Thu) 22:35:18

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「知ってるわよ。私のクラスの岸咲さん、
 一年の姫宮さんと一緒に活動してるのよね?

 有馬先生から聞いてるから。」

最後の一言は余計だったがポロリ。

様々なポーズを取る彼女は、自分がどんな格好をしたら色っぽく見えるか熟知しているようだ。これでは嫌がおうにも脱がせたくなるが。

 「ご両親はどんなお仕事?」

華夜ことベアトリスは幼くして親を亡くしている。彼女は恵まれた家庭に育ったようだ。少しだけ羨ましく、眩しい。

つまらない質問だったかもしれない。
親を思い出したから、こんな事を聞いたのか。自分自身に嘆息を漏らす。

 「家族を失ったの。たった一人の家族は
 私を忘れてしまった。
 思い出して欲しいけど、私の力では。」

もっと魔力が強かったら、出来たろうか。
弟とせっかく再会を果たしたのに、彼はーー。
(30) 2023/10/20(Fri) 7:59:45

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「今に満足している、というのは素敵ね。
 でも退屈だったりしない?
 欲しいものもなく、叶えたい事もないなら。」

そんな風に話つつ構図を決めた。
彼女の事を何も知らないのに随分話し込んだようにも感じる。

「ごめんなさい、つまらないわね、こんな話。
 ポーズは今の格好でいいわ。でも、ちょっと刺激が
 足りないのよね。

 橋本さん、脱いでくれない?
 貴女の綺麗な肌を描いてみたいの。
 ……貴女を知りたい。」
(31) 2023/10/20(Fri) 8:04:18

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

橋本彩綾はヘラヘラした感じの今時ギャルに見えたが、どうやら馬鹿ではないらしい。

返答はのんべんだらり、肝心な事は語ろうとしなかった。

隙がないというかーー
華夜を警戒しているのだろうか。

主導権を握り続けるつもりだが、下手すると喰われそうだ。

ーー面白い。
真っ赤な唇を歪めて嗤う。

   
ーー彼女は私の心の穴を埋めてくれるんじゃない?


心の奥底から声がしたが打ち消した。

遊びよ、ただの遊び。
そう言い聞かせて誘う。

まるで狐と狸の化かしあいだ。
(46) 2023/10/20(Fri) 22:13:40

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「ふふ、いいじゃない、
 ケチケチしなくても。
 助けてあげたでしょ?」

男子生徒の事を引き合いに出す必要はあったか、なかったか。

細い指先がボタンを外す様を食い入るように見つめた。

まろび出た膨らみと、その二つが作る谷間。見せ方を熟知している。

 「橋本さんだって…そんな脱ぎ方して。
 凄くセクシーよ?
 先生、きゅんとしちゃう。」

何処がきゅんとするのか?
椅子から立ち上がり、華夜はスカートを内股に挟み腰をくねらせた。これで通じるはずだ。

彼女は全てを脱ぐことはせず、絵のためだと言わんばかりにポーズを取る。
(47) 2023/10/20(Fri) 22:13:59

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

やれ、こんな風に誘惑されたらどうするか。華夜は筆をキャンバスの上に置いて近付いた。
ソファーの上に膝で乗り彼女の元へ。垂れたネクタイを右手で掴むと緩く引いてーーそこに、口づけを。

 「悪い子ね。」

ネクタイを上へ、上へ。唇で辿っていく。そのまま彼女が抵抗しないのならわっか部分の首筋に到達するはず。

生暖かい息を肌に吹き掛けながら。

そのまま、彼女をソファーに押し倒すつもりである。

果たして蜘蛛の巣にかかったのはどちらか。*
(48) 2023/10/20(Fri) 22:14:21
 
「…はしたないと、叱らないでくださいね。」
 
 
悲しくても笑みを浮かべてそんな事をお願いしました、
彼に近づきながら、私は肩から腕にかけての衣服を脱ぎ落とします。
肩と腕がむき出しになりました。
カチューシャも外して落とすとカランと音が鳴ります。
首のリボンも宝飾品も外して落とせば、私の姿はまるで下着姿のようになりました。
胸から下半身まで繋がっていますが、胸元の谷間は見えてしまっています。
腰に履いたショートパンツも落とせば、ギリギリの場所しか隠さず腹部はうっすらと肌が見えてしまう、そんな衣装が露になりました。
恥ずかしくて羞恥に頬が染まりますが、私は両手を彼に広げます。
 


「私の能力に、治癒があります。
 肌に多く触れれば触れるほど
 記憶が蘇るかもしれません。
 抱きしめる事で、発揮される能力ですから。
 
 …だから、抱きしめさせてください。
 その後は、私はどうなっても、
 どうされても構いません。
 
 あなたが私のユスターシュ様だと
 信じていますから。」
 
 
…その治癒は、私の意図とは別の働き方をするかもしれません。
婚約者としての記憶より、私の知らぬところでユスターシュ様の姉君が望んだ記憶の方が先に蘇るかもしれませんから。
でも、私はそこに賭けるしかなかったのです。
涙をうっすら滲ませながら。
 
装備を最低限にまで減らして、彼を求めたのです。**
 

罠の可能性は棄てきれない。しかし、千秋の言葉が譲の心には深く残っている。あの悩みは嘘ではなかったはずだ。

ユスターシュは自身の胸元を大きくはだけさせ、鍛え上げられた筋肉を露出させた。

彼女に近付き抱擁を受け入れるとーー

見えた。

焔に包まれた小屋が。

 「あーー……」

半裸に等しい姿の彼女に襲い掛かる。怒りに任せて馬乗りになった。剣を抜くことは何故か念頭にはない。

露になっている肌は、あのメイドを彷彿させる。

  ーー抱いてくださいまし。

そんな風に男を誘う色香が漂う。

ユスターシュはチアキローズの胸元を隠す衣服に手を掛ける。
それを乱暴に剥ぎ取ろうとーー。*

 
「あ…。」
 
 
本当に、他人の空似?
名前まで同じで、こんなに、こんなに似ているのに?
彼が私に恨みの言葉を連ねるのを私は狼狽えながら聞いていました。
だって。それはあまりにも──。
 
 
だから私は無抵抗に押し倒されていました。
私の国のものが犯した罪。
王女の私が償うのも道理でしょう。
そして私の命で償えるなら安いものかもしれません。
死ぬ覚悟はできていました。
 
 
「申し訳ありませんでした。
 まさか、我が国の騎士がそんな事を…。
 王女として謝罪いたします。
 どうか、私の命で気が済むのなら…?」
 
 
剣を抜かないのは、より苦しませるためでしょう。首に手をかけられる覚悟は決めました。
ごめんなさい、リッカ、サアヤ、お父様。
だから私は目に涙を溜めながらも微笑みすら見せていました。
それで彼の気が済むのなら、そう思えたからです。
けれど。
衣装の胸元に手をかけられ目見開きます。
力任せに引けば、胸紐がブチブチと一気にちぎれて弾けるようにプルンと胸が露わにさせられました。

 
「きゃああああっ!?」

 
 
思わぬ事態に悲鳴をあげてしまいます。
咄嗟に両手で胸を隠しました。
ユスターシュ様にもお見せしたことが無いのに、ユスターシュ様…私の婚約者以外の殿方にこれ以上肌を晒す事になるなんて。
死ぬ覚悟はできていても、私にはそんな覚悟はなかったのです。
元より、淑女たれとそちらの知識は与えられずに育ってきましたから。
彼はユスターシュであって、ユスターシュ様ではないと分かった今。
彼に肌を晒して良い理由なんて何一つないのです。
 
 
「な、な、何をなさるのですか…?」
 
 
胸を腕で隠せばより胸が寄せられ谷間を深くしてしまうものの、隠すためにはそれは仕方ありません。
あまりの事に肩を震わせながら、少しでもその視線から逃れようと体を捻りその身を横向きにしようとしつつ、彼を睨みつけました。**
 

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「……貴女、可愛いからね。
 自分で自分の魅力は
 わかってるんじゃないの?」

あの男子生徒との時も、実は彼女がこうして誘ったのだろうか?

いや、違う。あれは本気で嫌がっていた。

嫌いな相手だから?
知らない相手だから?

それともーー男だから?

 「ええ。悪い子にはお仕置きして
 あげるわ。

 でも、私はがさつな男みたいな真似はしないから、
 安心して?」

華夜はーーベアトリスは、男たちに弟を連れ去れた。
あの時からすべての男を憎んでいる。

男は乱暴で、強引で身勝手だ。
宮廷魔術師となってからも言い寄ってくる男はいたが、みんな下心しかなかった。

男なんてーー。
(61) 2023/10/21(Sat) 9:38:31

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

彼女の白い首筋を唇で捉える。
滑らかな美しい肌だ。
両腕に迎え入れられたら互いの顔は見えないだろう。

だから、その声だけが耳に届く。表情は見えない。
きっと平気な顔をしているのだろうが、どこかその言葉の響きには寂しさが漂っていた。

  ーーこの子は何処か私と似ている。
  誰かといても、肌を重ねても、 
  寂しいんじゃないかしら。

 「ーーだったら、手放したらいいわ。
 貴女の思考を全て、私が奪ってあげる。

 快楽に沈みなさい。身を委ねなさい。
 よがり声だけあげたらいいわ。」

首筋から耳朶へ。かぷ、と優しく噛んだら囁きを落とす。
(62) 2023/10/21(Sat) 14:23:11

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

右手で胸の膨らみをまさぐり、衣服の乱れを大きくしていった。
前をはだけさせ、下着を露出させる。

そうしながら華夜は、変身を遂げる。
ベアトリスの姿に。

彼女は驚くだろうか。
構わない。プレイは実行する。

このまま堕としてやろう。

 「おいで、サラマンダー。

 ……さあ、この焔を見つめなさい。
 身も心も溶かして、身体を開いて
 私のものになりなさい。

 ーー気持ちいいお仕置きをあげるから。」*
(63) 2023/10/21(Sat) 14:23:44
力任せに露にした肌は白く、染み1つなく。穢れを知らぬ乙女のものなのはすぐにわかった。

両手で隠そうが、ユスターシュが上にいる以上逃れることは叶わないだろう。

 ーー俺は何をしている?
 さっさと刺し殺せばいいのに。

 ーーいけない。彼女にそんな事をしてはいけない。

 「煩い……黙れッ!」

それは脳内への言葉だったのだが、チアキローズにはそう聞こえはしないだろう。

彼女の両手首を掴むと無理やりに引っ張る。形良いたわわを見るために。

 「……美しい。」

真っ白な雪のよう。そこに咲くピンクは雪解けを待てぬ花の蕾か。
両手を拘束したまま、ユスターシュはその胸に顔を埋める。

 「欲しいーー…お前が欲しい。」

頬ずりした後、乳飲み子がするように乳頭を口に含んだ。揺れる膨らみを堪能しつつ。

恐らく処女である彼女はどんな反応を示すか。
婚約者ではない男に蹂躙される事を。

  ーーいずれ貴方様は、姫様との夜を迎えられます。
  これはその為のレッスンです。

誰の声だ?女が息遣いを荒げながらそんな事を言った。
しかしその記憶はまだ不鮮明だ。

肌を吸う度、もし彼女が癒しの魔力を自動的にも発動するならば。
断片的な記憶が甦える可能性はある。

それは今しようとしている凌辱行為とはかけ離れたものかも、しれない。*
 


彼が自分の中の声に抗ったゆえなのだとしても、その怒声は私に向けられた気がしてびくりと身をすくめてしまいます。
 
 
「あっ!!」
 
 
両腕は簡単に引き剥がされ、ふるんと人より大きめの果実が揺れました。肌をさらされて涙が滲みます。絶望より羞恥が優って、私は顔から火が出そうな気持ちになっていました。
胸に顔を埋められ、肌や吐息、髪の毛の感覚に背筋が震えます。
 

 
「い、いや…っ、やめて、
 これ以上触らないでくださいませ!
 私は、私のこの身は、ユスターシュ様…
 私の婚約者のユスターシュ様のものです!
 い…っ、やあ…っ!!!」
 
 
王族として命を賭する覚悟はありました。
けれど、彼の方を裏切る覚悟は持ち合わせていませんでした。
今さっき装備を外していたのだって彼がその人だと思ったからです。
胸の先を吸われていやいやと首を横に振りました。
その時にも、私は知らぬ事でしたが癒しの魔力は発揮されるのです。
けれど、それが記憶に働きかけるとも限りません。
私に都合の良い記憶のかけらが蘇るとも限らないのです。
胸の先がツンと硬くなり、彼の唾液で濡れそぼります。
こんな事は許されません。許したくありません。
 

 
「…っ、たとえ私の身体を穢しても
 私の魂までは奪わせません。
 貴方が私の肉体を貪ったとしても
 私の心は、私のユスターシュ様のものです。
 
 貴方の物にはなりません、ユスターシュ!」
 
 
キッ、と瞳に意思の光を宿して叫びます。
同じ名前。姿形も同じと言って良い相手に混乱しそうになりますが、彼が彼でないのなら、それは私の愛したユスターシュ様ではないのです。
涙を瞳に溢れさせながらも心だけは奪わせません。
それを私のユスターシュ様が望んでおらず、煩わしさすら感じていたのだとしても。
私の想いは、初恋は、彼の方に捧げてきたのですから。
 
カタカタと体が震えます。
──イーリスによって恋心を別人へと向けさせられたその人は、魂が壊れたと聞いています。
ええ。
 
この思いを無理に他へと向けるだなんて。
無理です。