人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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   本棚に置いてあった茶封筒、
   …なんか気になってさ、
   ごめん、中、見た。


[ 頭を下げる。
いくら家主とはいえ、勝手に見たのは
申し訳ないと思っていたから。]

 




   で、さ、…その…

   はじめに、期限、いっただろ、
   …部屋、見つかるまでって。


[ 息を吸う。

唇をむすんで、噛んで、またゆっくり開く。]



   それで、その…いつ出ていくのかなって、
   おもって……いや、まって、ちがう、
   えーーと、そうじゃ、なくて



[ 言葉を選んでも、うまく伝わる気がしない。
やっぱり話すのは下手だなとおもった。]

 




   ひとりになるのかもなって、思ったら
   なんかこう、すげえ、怖くて、さ。

   ……ごめん、めちゃくちゃ言ってんのは、
   わがままなこといってんのは、
   わかってるん、 だけど……
   困らせたいわけじゃなくて、そうじゃなくて、


   ちゃんと言ってからじゃないと、
   たぶん、その、絶対、後悔するなって、

   ───俺さ、その……あの日、
   眠れないって言った日、さ、
   怖くなって逃げたんだよね、

   このまま、あんたと寝たら、
   いなくなったとき、だめになる気がして

 



   でもさ、それから、その───
   今までと、変わっちゃった、とことか、
   すげえ、寂しくて、でも、そんなの、
   俺は───……

   っもちろん、その、物件?、も
   良いとこなんだろうし、決めるのは
   あんたなんだけどさ、それはわかってて、
   でも、言いたかった、

   


[ ああ、うまく伝わっているのだろうか。
だめな気がする。結局、わがままばかり
繰り返しているのは知ってる。
わかってる、だから言えないって
思っていたのにな。
そっと顔を上げて、泣きそうに微笑んだ。

やっぱりお茶を入れておけばよかった。
そうすればいま啜って、なんとか
気持ちを落ち着かせることができたのに。]*

 

 
[ボクは何故か――、
 助手から剃刀を向けられていた。]


   あにゃにゃ……っ?!
   いい一体、何をしようとしているんだ?!


[処理しろとは言ったが
 性器を削ぎ落とせとは言ってない!

 ……まあ、確かにまるごとなくしてしまえば
 溜まるものに悩まされることも
 なくなるだろうけど、けど……!]
 

 
[きらりとLEDライトを反射して刃が鈍く輝く。

 麻酔もなしにやられたら
 死んだ方がマシなくらい痛いに決まってる。]


   〜〜〜っやめんかこのバカ!!
   スクラップにされたいかポンコツ〜!!


[枕を投げつけつつ涙目で止めれば
 それ以上得物が近づけられることはなかったようだ。

 ボクの下半身は、無事。]
 

 
[暴走なら破壊コードの入力も
 やむなしであるが、
 一先ず止まってくれたことに脱力した。]


   ……はーーーーっ


[一体、どういった理屈で
 刃物なんか向けてきたんだか。

 まさか、勃起した性器を見せられて
 性処理ではなく
 
毛の処理
をしようとしただなんて

 あとで記録を確認するまで
 ボクには気付きようも無いことだ。]
 

 
[こんなやり取りをしていれば
 当然ながら男性器は
 ふにゃりと元気をなくしていて

 ある意味、彼は処理に成功した訳だ。

 冷や水を頭から浴びせられた心地で
 下着と半ズボンをあげ]


   ……もう良い、珈琲でも淹れてこい


[何やら再検索を始めたらしいポンコツが
 また何か変なことをし出す前に
 次の指示を出すのだった。**]
 

―― 神域 ――
[風が吹き止む頃。
 エリサの額に唇をそっと落とし、
ここも私のもの。


 腕の中のエリサに優しく声をかけよう]


 ……えりさ、周りを見てごらん。
 ここが人の世から離れたかくりよ、神域だよ。


[周囲を見回せば、美しい草花や花木が咲く美しい里の光景。
 小川の清らかなせせらぎや、水車小屋。
 田畑で働く神子達の姿。
 無邪気に笑い、走り回る子供の姿。

 ――少し昔の日の本の、懐かしき情景がそこに]

[エリサが何か聞きたいなら答えよう。
 見たいものがあるなら連れ添おう。

 そうしながら、抱き締めていた体を離し。
 指は絡めたままで歩き出し]


 おいで、私の家に連れて行こう。
 ……昔の屋敷と比べるとみすぼらしい家だが、
 共に暮らすには不自由しない広さだと思う。


[そう言って、田畑の畦道をゆっくり歩き出す。
 歩きながら、遊ぶ子供たちから、

  「おりゅー様のお帰りだ!」

     「うりゅー様!その人間は嫁ですか?」

 などとわいわい聞かれるものだから。
 私はくすりと笑って]


 
 
 ああ、そうだよ。 この子は私の嫁だ。
 いずれ人から神となり、お前達の友となるだろう。
 だから仲良くするのだよ。
 困っているようなら助けてやってくれ。

 いずれ他の神々へも挨拶に行くとしよう。
 その時はよろしく頼む。


[そう言えば、子供たちは「はーい!」と元気に答えた。
 そうして遊びに散っていくので、
 私達も再び歩き出し――、そうして、私の家に着く]

―― たけるの家 ――
[私の家は、御殿にはほど遠いささやかな民家だった。
 藁葺屋根に土の壁、昔の農家と変わらぬ佇まい。
 
 救いは九頭龍大神様から賜った便利な家具や品々がある事と、
 人間界で長く暮らして家を留守にしていても、先程道で出会った神子達のような座敷童達が甲斐甲斐しく家の手入れや掃除をしてくれるのでいつも綺麗な事くらいだろうか。


 だが、全盛期の屋敷と比べるとやはり慎ましすぎるとも思う。
 嫁を迎えるのに、この程度の家でいいものか、と。
 少し不安に思いつつ]


 ここが私の家だよ。 ……少し小さすぎる、かな?
 ……まあお入りなさい。


[エリサを家の中に招き入れれば、
 普段は居間として使う畳の部屋にエリサを通す]

[居間に通せばふかふかの座布団を勧め、
 座敷童が用意した美味しいお茶と花の練りきり菓子をだす。

 これは客人をもてなす為、でもあるが。
 エリサが与えられた茶や菓子を飲み食いする前に、
 制するように声をかける]


 えりさは「黄泉戸喫」というのを知っているかい?
 人が神域のものを食べると人の世に戻れなくなる。
 神域の食べ物を口にする事で、
 人から神へと魂の本質が変わってしまうからだよ。


[そう言いながら、私は私用の茶を飲み菓子を食べ。
 さくり、切り分けた菓子の断片。
 じっと見下ろしながら、再びエリサを見つめ]

 
 
 ……それでもいいなら食べなさい。
 虫が集ってしまっては、いけないからね?


[私が切り分けた菓子の断片に赤い蝶が集る。
 ふわふわと、羽根を休ませ憩わせて。

 ひらりと飛び立ったのなら、
 今度はエリサの菓子にもとまろうとするか。
 私は赤い蝶の羽ばたきとともにエリサの真横にふわりと座り。
 さくり、彼女の菓子を楊枝で切り分けその口元へ]

[いつか、胸を張って、隣に立ちたい。
 立てるような自分になりたい。

 その一歩として、言わなくちゃ。]

[開口一番切り出された話題に
 アタシは目を見開いて、微かに呻きを漏らした。

 なのに、アタシが一番謝んなきゃいけない話を
 何故だか由人の方が頭を下げていて
 アタシは何も言えずに由人の耳の裏の辺りに
 じっと視線を落としている。


 なんでよ。
 なんであんたが先に謝っちゃうのよ。
 家主に嘘をついたのはアタシで、
 プライバシー侵害だとか言える立場じゃないもの。

 話の先が見えなくて、
 でも、遮ったら、由人が何を考えてるか
 知る機会がダメになる気がして。]

[だから、黙って聞くことにしたの。

 「いつ出ていくのかって思ってた」って
 言われた時には流石に、ちょっと堪えたけど。
 でも、ちゃんと続く真意を確かめなきゃ、
 何も言えやしないもの。

 自分で決めた期限を超えて
 一緒に暮らしたいって気持ちのことを
 あんたは何度も「わがまま」だって自分で言った。
 それを言うことで、アタシが困るって。


 そんなことない、とか
 バカじゃない?とか。
 色んな気持ちが、アタシの喉元を渦巻いて
 何度も、息を詰まらせた。]

[話の結びに、由人が泣きそうな顔して
 微笑んだ時――――アタシは多分、おんなじくらい
 泣きそうな顔しているんだわ。


 アタシは、何から打ち明けるべきか
 テーブルの木目に視線を落としながら
 何度も唇を湿した後、ゆっくり話し出すでしょう。]




  ……アタシ……、俺、さ。
  漠然と「女の子を好きになんなきゃいけない」のが
  なんか違うって思って……

  そのまま中学の時に、
  掲示板で掴まえたおっさん相手に
  体売って、小遣い稼いで……そんで、
  それ、母親にばれて、家追い出されてさ。
  「気持ち悪い」って。

  そんでおばあちゃんちに引き取られたけど
  居心地悪いのに変わりなくって、
  中学出てすぐこの業界入って……

  それからずっと「マリィ」として生きてんの。


 



  でも、ゲイ隠して生きる以上に
  水商売の「マリィ」でいるの、辛くなり始めて……

  だって、部屋も借りらんないの。
  金があっても、出来るだけ音も立てないように
  息を殺して生きても……でも、ダメだって。
  それだけじゃなくて、なんも考えてないフリして
  傷付いてない顔して生きるのも、嫌で。

  だから、公園で由人に会ったあの夜ね……
  ホントは俺、死のうと思ってた。

 



  だけど、あの日、由人の話聞いて、
  「俺と同じ匂い」って思った。
  「普通」の輪の外で、寂しい気持ちを持ってるけど
  それを誰にも吐き出せないまま
  生きてる人かも、って。

  一緒にご飯食べて、夜一緒に寝るだけの
  よくわかんない関係だったかもしれないけど、
  自分を受け入れてくれる場所があるのって
  こんなに安心するんだって……

  だから、シェアハウスの話、持ってこられても
  全然、由人のところよりいいって思えなくって。
  ……だから、由人との約束を破ってでも
  ずっと一緒にいたい、って思ったんだ。


 



[ 拙く、たどたどしく、
うまく言葉にできない思いを
訥々と、どうか届いてほしいと、
そう願いながら落とした。

いつのまにか下がっていた視線を
ゆっくり上げて、泣きそうに笑ったら、
鏡みたいにおんなじ顔した彼がいて、
なんでそんな顔すんのって。
その潤みの理由はなんなのって。
聞きたかったけど、喉が詰まって、
言葉にならなかった。

彼の視線が下がっていく。]

 



[ いっそ、らしくなくとも明るい声の一つでも
出してしまった方がマシではないかと
思うほど、重くなってしまった空気。
ああ、困らせてるんだなって。
そんな気、なかったんだろうなって。
いつかの記憶が蘇って、苦くて。
だけどあのときと違って今度は、
ちゃんと自分の気持ちを伝えたから。
だからきっと、これから先も、
大丈夫だろうって思って、唇を結んだ。

それからまたすこしして。
ゆっくりと開かれた口に、そちらを見る。
視線があわなくても、じっと、
その睫毛の先を見つめて。
だまって、語られる言葉を一つたりとも
取りこぼさないよう、聞いた。

予想していた話とは違っていて、
すこしばかり面食らうけれど、
それを表情に出すことはしない。]

 



[ だんだん濡れて、かすれる声に、
己の喉奥も震えるのがわかる。
すん、と鼻から息を吸って、吐いた。

ああ、どうしてこんなに───
難しいんだろう。

きっと同じ気持ちなのに。
もっと単純に考えてしまえば、
楽になれる気がするのに。

───ただ、彼の気持ちもわかる気がして、
うまく言葉にできなくて。
その恐さとか、いろんな感情全部
ひっくるめて、───そうだな。

ぐちゃぐちゃで、まとまらない心を
すべて曝け出してくれた目の前の人に、
いつもの明るくて面白い、
WみんなのママWの面影はなくて。]

 



[ また押し黙った彼の睫毛の先を見つめて。
結びすぎてくっついた、乾いた唇を
ゆっくり離して、すう、と息を吸う。]



    ───そっち、行ってい?



[ 返事があってもなくても、
腰を上げて、正面にいた彼の足元に
膝を立てて座れば、そのままそっと、
その肩口に手を伸ばして、
表情は見られたくないかもしれないから、
覗き込むことはせずに、抱き寄せる。

後頭部に差し入れた手で、
柔らかな髪をくしゃ、と握った。]

 



 [ 離れないように、きゅってくっついて
    ……目を開いたそこは。 ]


   わあ……


 [ 田舎だ。
  私の住んでるところより、田舎だ!
  現代っ娘はまずそんな感想を抱く。


  けれども、不思議。
  どこか心落ち着いて、懐かしくて。
  川に近づいてみてもいいかな。

  冷たい水面を揺らす指先。
  スマホで撮ってみたかったと場違いな事を思い

  
ああ、還ってきた


  一筋の風が私の中を通り抜けて ]



  私は、とうとう死んじゃったの?


 [ こういう死に方、原因は何ていうのかな。
  本人は本望のショック死?

  不思議な子供達がかわるがわる
  挨拶するのに応えながら、導かれるままに

  あなたの家へと辿り着くのでしょう。


  時折尊龍から発せられる「嫁」宣言は
  ……あんなこと言っておきながら

  ひぇ、ちょっと隠れたい恥ずかしさ

  ないわけではありませんよ、そこ! ]
 


  あ。


 [ 気付いたら彼のことを自然に尊龍って呼んでた。
  聞いたわけじゃないのに。

  そしてね、その時の優しい瞳を



  私は「好きだ」って 思ったの



  ここへきて すこしずつ流れてく
  あの娘のこころは


  私とは 別のものだけど ]