人狼物語 三日月国


137 【身内】No one knows【R18】

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[ 冷たい石畳、冷たい石の壁、そして冷たい空気。
日が差し込む窓の様なものはなく、壁な備え付けられたランタンの灯りが薄暗く部屋を照らす。

女が意識を取り戻したのは石の牢獄。
視界にあるのは石以外に鉄製の扉とあとは男だけ。

男は小さないすに座って女を見ていた。]


 ようやくお目覚めですか。


[ 相変わらず薄笑みを浮かべたまま。]

[ 女はドレス姿のまま鎖に繋がれている。
まるで叙事詩に出てくる囚われの姫の様でもあるか。]


 ジャンヌ・アンペール。
 いや、もうただのジャンヌか。


[ 立ち上がり女の元へ近づいていく。]


 状況は理解できていますか?


[ 女の顎に指をかけて前を向かせる。
その顔をに眼帯はない。ただ長く白い髪がその目を隠しているだけ。]

 
 ……商品としてはまだ使えませんね。


[ ジャンヌ・アンペールの婚約者というのは随分と趣味の悪い好色家のようだった。ゆえに婚前前に手を出されていてもおかしくはないが。
白いドレスの上から男は女の乳房を鷲掴みにする。]


 男は、知っていますか?


[ 一部の者は初物を喜ぶが、闇市で仕入れる様な性奴にそんなことを求める者たちなどいない。
必要なのは男を悦ばせるための身体と技だ。]*

 
[視界に入ったのは大好きな人の微笑む姿で
 聴こえたのはその人の声だった。


  ……ジュダス様。……


[彼はただのジャンヌと自分を呼ぶ。
 もう元の人生を歩むことは出来ないようだ。
 反発する気持ちは……、なかった。]


  ……貴方がそう望むなら、それがいいわ……


[微笑み、受け入れた。
 父様母様、御免なさい。
 アンペールはここで絶えました。
 恐らく墓参りももう出来ないのでしょう。
 親不孝者で本当に────御免なさい。
 私自身が選んだ道だから、どうか許してね。]
 

 
[顎を取られ真っ直ぐに彼と顔が向き合う。
 こんな状況にも関わらず胸は高鳴ってしまった。]


  ……はい。ジュダス様が
  不出来な私を立派な……商品、にして下さる……


[状況は理解していると答えた。
 中途言い淀んだのは妻のくだりを思い出したから。
 私が誰かの妻になっても……、貴方は気にしない。]
 

 
[まだ使えない自分だけれど、貴方が変えてくれる。
 そこに不安はない。
 ただ今ひとつ何をするのか不明であった。
 それは行動によって示される。]


  
あ……っ?



[手のひらに余る大きさの胸が掴まれ
 戸惑いと甘さの混じる声が漏れた。

 まだ固さの残る乳房は鷲掴みにされてしまうと
 痛みもあったけれど、それを超えて、
 溶け出してしまいそうな気持ちよさがあった。

 手の持ち主が、他ならぬ彼だからだろう。
 その下の小さく未熟な薄桃色の尖りも
 見えぬところで主張を始めている。]
 

 

  し、知りません……っ
  何も、知らないです……っ


[男は知らないと首を振る頬は赤い。
 記憶のない期間も含めて事実だ。
 だけど余り説得力を持たせられないかも知れない。
 貴方の手が、気持ちいいのだもの。*]
 

[ 顎にかけいた指が離れ、次の瞬間に男の手は女の喉元を掴んだ。]


 受け入れる、と?


[ 男の薄笑みは消えていた。
女を見る視線は探るようでいて、冷たく、昏く。
乳房を掴んでいた手も離れていた。]


 随分と聞き分けがいいですね。


[ この先に待ち受けていることがわかっていないのだろうか。]


 お前はこれからオークションにかけられ、
 人を人とも思わぬ者に買われ、
 その先はただの玩具として弄ばれ続ける。


[ それともどんな未来であっても受け入れるというのだろうか。]

[ 男の手がドレスの上から女の股間を乱暴に掴み上げる。]


 お前のことなど省みない、
 お前が誰なのかも知らない、
 ただの変態によってお前のここが壊れるまで。


[ 掴み上げた手に力が籠る。]


 いや、ここだけではない。
 お前の穴という穴を犯し続ける。


[ 女の、人間としての尊厳だって微塵も省みられることはない。]


 わかっているのですか?


[ 男の顔が女の顔に近づき、喉を掴み手にも力が籠った。]*

 
[顎にあった彼の体温が喉に移る。
 彼は何かに憤っているようだった。
 彼の中の変化がわからず
 オロオロと視線を揺らして。]


  
きゃ……ッ!



[下から来る痛みに悲鳴を上げた。
 これは、ただ痛いだけ。
 彼がしてくれるなら何でも
 気持ちよくなってしまいそうだけれど
 いまはそんな場合ではないと
 官能のスイッチがオフに切り替わった。]
 

 

  (い、痛い……っ) っ、


[下唇を強く噛んで、
 恥骨に加えられる痛みに耐える。
 目尻に涙が溜まるほどの苦痛だが、
 それよりも……、彼のことが気掛かりだった。]
 

 

  ん、ぐ……っ


[吐息がかかるほど顔が近づく。
 笑みの消えた彼の顔。
 絞まる喉の苦痛に呻きつつも、
 真っ直ぐに見つめ返した。

 少しも怖くはない。
 少し、哀しくはある。
 貴方は、貴方のままで良いのに。]
 

 
[喉を掴まれていては話し難く苦しい。
 痞えながら言葉を発した。]


  わかって、います……

  どうすれば殿方が、うれしいかは、
  不勉強のため、わからないけれど……
  それはちゃんと、わかって、います


[女の一人旅に危険がなかった訳じゃない。
 連れ込まれようと自分で自分の身は守れたから
 処女の証に触れられたことはなく
 彼の掴む場所を用いることは理解しているが
 具体的なことだけがわからないまま。]
 

 

  お話をしたこともない
  顔や裸だけを見た人に買われて
  その先どうなるかわからないことも
  理解しています……


[見せてくれたばかりだから知っている。
 後のことも彼が教えてくれた。
 その上で女は受け入れると言っていた。]


  でも、それで、良いんです
  貴方が望むなら、それが良い
         そうしたい


[いま聞かされた内容を加味しても
 意思は変わらなかった。
 知らぬ男に尊厳も何もかも踏み躙られようと
 彼の大事な商品としての役割を受け入れる。]
 

 
[売ることが彼の望みなら
 大人しく躾けられる方が都合が良い筈だ。
 なのにどうして、そんな顔をするんだろう。]


  ジュダス様がなれと言ったものになりたい
  私、貴方のことが何より大切よ


[だから微笑ってと、
 十字の印のある頬を包んであげたい。
 だけど枷に阻まれて出来ないから、
 慈愛の笑みを浮かべるのみ。]
 

 
[眼帯がない。
 前髪が隠す顔は見られたのだろうか。]


  右目の傷ね、治ったわ
  まるで人間じゃないみたい……
  だけどこれで少しは高値になるかしら


[貴方と私だけの秘密もなくなっちゃった。
 それは少し哀しいけれど、嬉しいことなの。
 貴方の役に立てる、筈だから。*]
 

[ 理解し難い。
この女がなぜそこまで言えるのか。
騙されていたことはもう十分に理解できた筈だ。優しくされたのも全て女を嵌めるためだと。]


 …………


[ 理解のできぬ女の思考に男は言葉を失くす。
絶望の中にあれば壊すのは簡単だと思っていた。
抵抗するならその心を悉く砕けばいい。

だが、女はそのどれでもない。
自らそれを望むと言う。]


 そうですか。


[ 女から手を離した。]

[ 女の治癒能呂は随分な価値となる。
いくら痛めつけようと、いくら傷つけようとも勝手に治るのだからどんな無茶だってできる。]


 それなら……試してみましょう。


[ 本当に心からそう思っているのか。
踏み躙られて尚そう思い続けられるのか。]


 リガートゥルを呼べ!


[ 鉄の扉その向こうに向けて男が声を上げる。]

[ しばし後、鉄の扉が開いて現れたのは2mを超える大男だった。大男はスキンヘッドに鼻から口にかけては鉄のマスクで口元は見えない。
その顔には大きく斜めに墨が入っており、犯罪者であったことを知らせる。]


 この男がお前の相手をする,
 

[ そう言って男は出ていくでもなく、ただ椅子に腰をかけた。
男の冷たい表情と裏腹に、大男はニタニタと女へと近づいていく。]

 
 リガートゥル。
 その女は男を知らないそうですよ。
 優しくしてあげなさい。


[ 冷たい声が石の部屋に静かに響いた。]*

 
[化成へ嫁入りすることを納得していたから
 買われた先がどんなに悪趣味であろうと
 ヒトであるだけマシに思えた。
 人が人にどれだけ残酷になれるか、
 実際に見てきたことはない。
 世間を知らない女の、浅はかな考えだ。]


  はぁ、ぁ……


[手が離されれば
 地下室の冷たい空気が沢山入ってきて
 身体が冷えていくのを感じる。

 そうしている間に、牢の中に人が増えた。
 いや、アレは人なのだろうか────?]
 

 
[リガートゥルという巨漢は
 地響きのような足音と共に目の前に来た。
 見上げると首が痛くなるほどの身長差がある。

 男を知らない、の紹介に喜んだのか
 マスクの向こうに荒い鼻息が聴こえた。

 顔の前に、男性器が出される。
 女の手首ほどの太さがあり、
 何であるか理解するまで三秒要した。]


  そ、それが……。っう……
んぐっ!!



[洗っていないのかチーズのような酷い悪臭がする。
 顰めた顔は男の手に捕まり、無理矢理口を開けさせられる。
 接吻の経験もないあわいに凶悪なモノが捩じ込まれた。]
 

 
[男の巨大な手は高い位置で纏めた髪を
 それぞれ取っ手にでもするように鷲掴んで
 自らの方向に強く引き寄せる。

 先の丸い部分だけでも
 自分の拳くらいあるのではないか。
 そんなモノが身動きの取れぬ娘の口腔に納まる。
 だがそこで止まらず、グイグイと腰を押し付けられ
 肉の棒の先端は口の中を進んでくる。

 他人の体温がまだ体内に入ってくるのは
 酷く気持ちが悪いことだと知った。
 口の中でどんどんと硬さも増している。]


  
ん、ぐぅ……っんん……っ



[苦しさを声に変換しようにも
 出口なくぴったりと男の熱が塞いでいるのが
 また気持ちが悪かった。]
 

 
[軈て、進みが止まる。
 ええもう、それ以上は無理でしょうと。
 もう入らない、そう思った先が、……まだあった。

 
ぐぽぉっ
……と喉奥に
 エラの張った先端が入り込み、気道を完全に塞がれた。]


  
んぶっ…、ぅぐ、…んんっ、んぐぅ……っ



[男はツインテールを容赦なく動かし自らの腰も振る。
 喉の窄まった所で亀頭を扱き、喉奥をガツガツと突く。
 揺さぶるのに合わせて手枷の先の鎖が音を鳴らす。

 ペニスの形がわかるほど頬は膨れ苦しげに目を閉じ
 すきな男にはとても聴かれたくない醜い呻きが漏れ続けた。]
 

 
[舌を擦る男根が気持ち悪い。
 鼻先に当たる茂みが気持ち悪い。
 臭い。変な味がする。痛い。苦しい。

 ────だけど、貴方が望むなら。

 これがジュダス様の望みだと思えば。
 貴方の役に立てるのなら。
 私、これもWうれしいWの。]
 

 

  「おっと、危ない危ない……」


[マスクの奥からそんな声が聞こえたか。
 ずるりと抜け出ていく硬いままのものは
 透明な唾液でぐしょぐしょに濡れていた。]


  げほっ、けほっ……はぁ、は……っ


[女の方は涙で頬、唾液で口許を濡らしている。
 規格外のサイズの抽挿によって口の左端は切れ、
 赤い血液が滴り、真白なドレスを汚した。
 まるで、破瓜のように。]
 

 
[酸欠で頭が呆っとする。
 頭からは手を離され、
 真白な髪が何本と抜け落ちた。]


  あ……。


[気づくと、片脚が高く持ち上げられていた。
 白い下着は床に残骸が見えた。
 淡い色のあわいは少しも濡れておらず
 ぴたりと閉じていたが、
 そんなのお構いなしに
 巨大な先端が押し当てられ擦り付けられる。
 ────きもちわるいよ。]
 

 
[こんなの身体に入ると思えないけど
 入ってしまうんだ。
 膜どころか身体ごと裂けてしまいそう。
 他の男の人に純潔を捧げるところ、
 貴方に見られてしまうんだ。
 他でもない貴方に。]


  ……じゅだす、様……ジュダス様ぁ……


[縋るように名を呼んだ。*]
 

[ 男は眉ひとつ動かさずにその様子を眺めていた。
女の口内が大男のデカマラで汚されている様子を。
そして、やがて女がその純血を奪われようとするとき。]


 待て。


[ 男の名を縋るように口にしたのを聞いて静止の言葉をかけた。]


 どうしました?
 私の望んだ通りなのでしょう?


[ 大男はジュダスの言葉通りに身動きせずに待っている。]

[ 男は懐から何かを取り出した。]


 貴方はこれから女になるのです。
 そして私の商品となるために。
 
 何人もの男が貴方の上を通り過ぎる。
 そうして快楽を植え付けられて。

 私の数ある商品とひとつとなるのです。


[ 手に玩ぶのは翼に抱かれた青い宝石。]