人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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到着:魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[ふ……と、意識が浮上する。
緩やかな微睡みの中、まだ眠っていたいような心地。
一瞬だけ薄く開いた瞼は再び重なって、暗い視界を作り出す。

ふわり、と優しく髪を撫ぜる手がある。
瞳を閉じたままその手を受けていた。
ゆっくりゆっくりと撫でる手は再び眠気を誘いそうで、
重い瞼がなかなか上がらない。]


 ……ン、……


[小さく声を漏らして、ようやく細く目を開けた。
薄明かりの中、照らされる表情。
そこには自身の髪を撫でながら穏やかに笑う彼が居て。
その姿を認めれば、自然と表情が綻んだ。]
(5) 2022/05/17(Tue) 2:48:42

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

 

 
……テン、ガン……?



[寝起きの掠れた声で彼の名前を呼ぶ。
いつの間に眠っていたのだろうか。
どのくらい眠っていたのだろうか。
時間は、今どのくらいなのだろうか。
ゆっくりと回り始める思考の端で、そんなことを考えながらも
ベッドの中で小さく伸びるように背を反らしてから、
髪を撫でる手を取って己の頬へと運ぶ。]


 
……ん
……もう、朝……?


[カーテンは敷かれたまま。外の世界は見えない。
まだ、夜更けかも知れないがぼうっとした頭でそう尋ねた。

頬に当てた手を覆うように自身の手を重ねて、
体を横向ければ彼の手をシーツに鎮めるような形になる。
まだ微睡んでいたい気持ちが勝って、
腕をベッドへ引き込みながら、視線だけを上げて微笑みを浮かべた。]
(6) 2022/05/17(Tue) 2:49:54

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[テンガンとの出会いを話せば、少し長くなる。
出会いは、……そう。
3年ほど前の冒険者ギルドでのパーティ斡旋の場だったか。

新米魔法使いとしてパーティを組んでくれる人を探していた私は、
なかなかパーティメンバーが見つからず、
藁をも縋る気持ちでとある斡旋師に相手を紹介してもらった。

魔導騎士という戦闘能力もあり、年齢も近く、
私と同じようにパーティを探している人。
彼自身の魔力を補う関係で、
魔法の使える女性のパートナーを探しているらしいとのこと。

魔力を補うってことは、魔法を使う時に
私も一緒に魔法を繰り出せばいいのかな?なんて、その頃は思っていた。

だから、二つ返事で「よろしくお願いします!」と、
自らも志願して、パーティを組んでもらうことになったのだけど……。]
(7) 2022/05/17(Tue) 2:50:28

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[その時は、考え付きもしなかった。

彼の魔力の補給方法は、
当時、私が想像していたものとは全然違ったってこと……!!**]
(8) 2022/05/17(Tue) 2:50:45
(a0) 2022/05/17(Tue) 2:56:52

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[眠っている間に彼が此方の表情を覗いているなんてことは知らない。
それぐらいに気を許してしまっていること。
出会った頃ならば考えられなかっただろう。

冒険者といえど女の子ではあるから、
身だしなみには気をつけるようにしている。
香油を髪や肌に塗ったり、防御は少し薄くなるかもしれないが
短めの丈のキュロットを履いたりと、
年頃の女の子と変わらないようなオシャレをするのも、
自身を可愛く見せる為なのももちろんだが、
それを『可愛い』と言ってくれる人が居るからでもある。

小さく呼んだ名前に反応するように彼が身を傾ける。
問いかけた時間に返る答えはなかった。
ならば、急ぐ時間ではないのだろう。]


 ……ん、……テンガンは……?


[眠りを促す声に再び、瞼を下ろしながらも。
眠る様子のない彼が気になって、掌に頬を擦り寄せた。]
(28) 2022/05/17(Tue) 21:53:02

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[誘うように手を引けば、彼もシーツの中へと滑り込んでくる。
そのことに満足そうに目尻を和らげて、
降り落ちて来るキスを瞼を下ろしたまま受け止めた。
ふわりと力が抜けていくような感覚。
深くはない口付けでも、微かに精気を奪われていくような。]


 ……ふふっ、くすぐったい……。


[『可愛い』>>26という声には照れ臭さから答えられず。
代わりに幾度も落とされる唇に笑いながら首を竦めた。

薄っすらと覗き見るように、臥した瞳を覗かせれば、
桃色の瞳がテンガンを捉える。]
(29) 2022/05/17(Tue) 21:53:40

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[ギルドに登録したばかりの私は、まだ駆け出しの頃で。
盗賊や魔物退治へと赴くような長い旅路にはまだ出ることはなかった。

ううん、なかった、というより。
どこの部隊からも受け入れてもらえなかったのだ。
魔力はそれなりにあれど使える魔法がまだ少なく、パーティにとってはいわばまだお荷物のような存在。
だからこそ、斡旋場でテンガンを紹介された時は、この人だ!と思ってバディを組んだ。

始めての旅路。
二人だから最初は小さな魔物から倒すような仕事。
それでも冒険をしている達成感はあった。

防御と多少の回復魔法しか使えない私は、
戦闘に至れば殆どがテンガン頼りになってしまっていた。
だからこそ、戦闘後に根の尽きたテンガンを心配して、
呼ばれる声>>27に駆け寄ったのだけれど。]
(30) 2022/05/17(Tue) 21:54:29

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ


 テンガンくん、大丈夫?
 って、……ぇ……、

 ……ん、ンンッ、ぅ……!?


[腕を引かれて不意に唇を奪われて目を丸くした。
ファーストキスもまだだった私にとっての始めての行為。
それがこんな形で奪われることになるなんて、知るはずもなく。

突然起きたハプニングに目を白黒させて、じたばたと暴れていれば、
ふ、と身体から何かが抜け落ちていくような感覚に奪われた。

彼の胸を叩く手の力が弱くなっていく。
合わさった唇からは呼吸が出来ず、
鼻先から息をして呼気を吐き出して、とろりと瞳が蕩けていく。

憧れていたようなファーストキスは初デートでもなく、
魔物の死体が灰燼と化していくような場所で、脆くも憧れは崩れ去っていった。*]
(31) 2022/05/17(Tue) 21:55:14

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[例えばアクセサリーを変えたり、香油を変えたり。
些細な変化にも彼はいつも気づいてくれていた。
自分のためのオシャレだったものが、
彼を喜ばせるために変化したのは何時からだっただろう。

今は当然のように掛けられる声に、
初めて気づいた時は、ドキドキして落ち着かなかった。

でも、今も。
恥ずかしくなるほど甘い言葉を囁く声に慣れないでいる。>>46

身に着けているものは彼から借りた大きなシャツ一枚。
お化粧もしていない寝起きの姿ですら、可愛いと呟く彼に。
少し気恥ずかしくなって、シーツを引っ張り上げる。]


 ……あんまり見ないで、恥ずかしいから……。


[シーツを持ち上げたところで、その中に彼が居ては
隠すことも出来ないのだけれど、そういう問題ではないのだ。]
(60) 2022/05/17(Tue) 23:43:35

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[ちゅ、ちゅと啄むだけの口付けに酸素を取り入れようと唇が緩む。
始めてキスした時に教えられたのは、呼吸の仕方。

隙間を作って、唇を開いて、はむ。と彼の唇を喰む。
啄むだけでは物足りないというように、甘えるように歯を立てて。
そっと離れる。]


 ……ぅん、おはよう。テンガン。


[出会った頃より呼び方が変わったのは彼との距離が縮まった証。>>47
問いかけには緩く首を縦に揺らして、
眠気の取れた清々しい顔で笑いかける。

顎先に手を添えられたら、今度は待ちきれずに。
薄く唇を開いて、舌先を覗かせた。

装備として使っているストッキングが、今はない素足の肌に彼の膝が割り入ってくる。
肉付きのいい太腿が彼の脚を挟んだ。]
(61) 2022/05/17(Tue) 23:44:33

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[彼と今のように宿を一緒にしても、ベッドは二つあったし、
眠るときには背を向けて眠ることも多かった。
今思えば、互いに踏み込まない一定の距離があったのだと思う。

旅の始めは知らないことばかりで苦労した。
戦闘の仕方、買い物での値切りの方法、いい宿屋の選定、野宿での野営の準備、その他諸々……。
私よりも幾分か慣れているテンガンに教わりながら、
少しずつ覚えていくのが難しくも楽しく、旅はとても魅力的だった。

だから、というか。
忘れていたのだ。

彼のパーティ募集要項に『魔力の供給』があったこと。

駆け寄った彼は確かに疲れてそうに見えて。
効果があるか分からない回復魔法でもかけるべきかと悩むよりも早く、彼の手が伸びてきたこと。
初めてのファーストキスを奪われたこと。]
(62) 2022/05/17(Tue) 23:44:53

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[短くも長く感じたキスは、ゆっくりと彼が離れていくことで終わった。]


 ……
、ぁ……。


[離れた拍子についと甘い声が零れる。
初めてのキスに、返ってきた言葉が『お疲れ』なんて。>>49
それから淡々とキスの呼吸方法を教えるテンガンにキスの余韻も抜け落ちてしまう。

思わず身体が震えた。
何事もなかったように歩き出す彼の後をついていけずに。
ぎゅっと拳を握りしめる。

後をついてきていない私に気づいたのか、振り返る彼を。
ぎっと睨みつけるようにしてから。]
(63) 2022/05/17(Tue) 23:45:30

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ




 ……人のファーストキス奪っておいてなんですか、その態度!!


 
、ま、魔力供給がこんな方法だって言うなら、
 最初から言っておいてください!!!!


[顔を真っ赤にしたまま、道端に叫び声が響き渡ったのだった。*]
(64) 2022/05/17(Tue) 23:46:33

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[彼に褒められる度に、気恥ずかしくも肯定感がついていく。
最初はただのお世辞だとか、ご機嫌取りだとか思っていた。
でも、口にする彼が、あまり感情を表に出さない彼が。
少し表情を和らげて言うものだから。

その変化に気づいた頃には、思わず真っ赤になって俯いた。
ストレートな物言いをする人で、何かと冗談を口にする訳じゃない。
だから、本心からだと分かってしまう。

それから『恋』に変わるのはあっという間で。
バディとして過ごす彼には悟られないように想いをひた隠しにした時期もあった。

隠す必要がなくなったのは……。]
(86) 2022/05/18(Wed) 13:11:44

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[ほら、またそうやって『可愛い』を口にする。
嬉しいのに、恥ずかしくて、面映ゆい。]


 ……だって、寝起きの顔なんだもん。
 ぼうっとしてるわ、きっと。


[シーツで覆われた顔は少し薄暗く表情を覆っていた。
言い訳をするみたいに言葉を並べて見上げたら、
つん、と彼の手が身体をつつく。]


 ……ひゃっ、……やだっ、あははっ、
 くすぐったい、……こらっ、だめだってば……!


[次第につつくだけでは収まらなくなった手が、
肌を滑るのにそう時間は掛からない。
擽ったさに笑いながら身を捩って逃げ出した。]
(87) 2022/05/18(Wed) 13:11:57

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ


[ベッドを探すのに宿屋から宿屋を渡っていた頃。
それが当たり前だと思っていた私に、同じベッドを。と、
言い出すのは彼のほうが早かったように思う。

そう言われた時には酷くびっくりしたし、
最初は『そんなのだめ!』と頑なに断っていた。
だって、いくらバディとはいえ、
恋人ではない男性と一緒にベッドで眠るなんて考えられない。

それとも彼の旅ではそれが普通だったの!?
なんて、考えが過ぎれば少しだけ嫌な気持ちになった。]
(88) 2022/05/18(Wed) 13:13:08

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[嫌だと思ったのがどうしてかは分からない。
ただなんとなく、もやっとしたような記憶がある。

今になって思えばそれは嫉妬だったのかもしれないけれど。
当時の私にそれを伝えても冗談でしょう?と流されるだけだろう。

魔力供給をするのにキスをしてくる人。
それだけでも十分インパクトがある。]


 ……魔力供給が必要だっていうのは、
 ちゃんと教えてもらったわ。
 ただ、その方法が、まさか、キスだなんて……。

 知らなかった、けど……、
 テンガンくんは、伝えてたの……?


[彼も驚いている様子を見ると、ギルドの通達ミスなのかもしれない。
でもでも、そんな募集!
それは彼もきっとバディを探すのに苦労するわけだ!]
(89) 2022/05/18(Wed) 13:13:28

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[怒りの矛先を早々にくじかれて、震えていた拳が緩む。]


 ……うん?
 ……あ、はいっ、分かりました。
 待っていればいいのね?


[一人で旅を続けるわけにもいかず、待てと言われたら待つしかない。
彼から離れて大きな木の根本で休んでいようかと思って、ハッとする。

服の汚れより私のファーストキス!!奪われたんですけど!?


と、勢いよく振り返ったところで彼の姿はそこになく。
まさか彼がファーストキスのやり直しを考えていることなど、想像もしていなかった。*]
(90) 2022/05/18(Wed) 13:14:04

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[テンガンへの恋心は、慎重にかつゆっくりと育っていく。
初めてのキスの印象が強かったものだから、
どうしても戸惑ってしまうといったところか。

自身と出会うまでに魔力供給はどうしていたのかと考えれば、
嫌な想像をしてしまうのでもんやりとしてしまうというか。

きっと同じようにキスをされた女の子も居るのだろう。
テンガンにとってはただの補給で、
私もその中のひとりなのかと思えば、
恋にするには酷く虚しいものであるのかもしれないと、
自ら枷を作ってしまう。

彼が私と同じ想いであったことは、後に知ることとなるのだけれど、その時の彼の方法もとんでもないものだったから、
彼に限界を感じさせてしまったことは、
ミンナにとっては、失敗だったように思う。]
(111) 2022/05/18(Wed) 18:52:11

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[シーツの下での攻防は続く。
擽る手がシーツの下に潜り込んで、直接肌を撫ぜる。
シャツ一枚では抵抗も出来ずに、ひゃんっ、と甘い声を上げた。

今なお続く、甘い言葉になんとも言えない顔になる。
好きな人にそう言われて、抵抗するなんて無理なのでは?]


 ……〜〜〜〜っ、そんなことない、けど。
 うう……でも、恥ずかしいからやっぱり、だめ。


[シーツを離す代わりに、彼の肩口に手を添えて。
ぐいっと自身の方へと引き寄せれば、二人の重みがベッドに沈んだ。]
(112) 2022/05/18(Wed) 18:52:27

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[ベッドの件に関しても、魔力供給の件に関しても。
彼からの事情を聞けば、それなりに頷けるものではあった。

自身の力を自身で補えないのは大変なことだろう。
それについては多少の同情すら覚える。
力になれるのなら、多少、そう、多少はお手伝いすることもできるだろう。

心の準備さえあれば!

供給方法に関しては、ギルドに質問しなかった私も悪い。
最初に聞いておくべきだった。
そんな事情があるとは知らず、募集要項に食いついてしまったので。]


 ……そう、なの。
 それなら、ううん……、
 私も聞かなかったのが悪いんだけど……。

 
(113) 2022/05/18(Wed) 18:53:30

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[結局彼の肩を持ってしまった。
そりゃ方法は驚いたけど、事情を聞いてしまえばこれからは身構えることができるのだし。
……キ、キスの一つや二つ、したところで減るわけじゃないし。
と、自分に言い聞かせて宥める。

そうして、戻ってきた彼の声に顔を上げれば、湖への散歩に誘われた。]


 ……湖?
 底が見えるほどなんてよっぽど綺麗なのね……。

 うん、見てみたいな。


[ファーストキスのことは有耶無耶になってしまったが、
美しいものに誘われると女の子は興味を惹かれるもので。
行こう!と笑顔を作って彼と並び歩いて湖へと向かっていった。*]
(114) 2022/05/18(Wed) 18:53:41

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[彼が限界を感じたというその日のことは、
また別の機会に語ることにして。

かくして今は結ばれ、仲睦まじくベッドを
共にする間柄になったわけではあるが、
初めてのキスがテンガンだったことからすれば、
恋人という位置づけの相手が初めてとなるのも、
ミンナにとっては彼が初めてとなるわけで。

こうして恋人らしい触れ合いも未だ慣れずに、
恥ずかしさが勝ってしまうのは仕方のないことだった。

更に追求してこようとするテンガンにどう応えたものか。

言葉の代わりに唇を塞ぐことで、応えになればいいけれど。
追求心の高い彼のことだから、思うようにはいかないかもしれない。]
(127) 2022/05/18(Wed) 21:35:47

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[彼の事情をなんとか飲み込もうと、ゆっくりと思考を巡らせて考え込む。
パーティやバディを探す大変さは、ミンナ自身もよく分かっていた。
だからこそ、彼の苦労も理解できる。

さくさく、道草と土を踏む音が響く。
なんとなく、互いに言葉少なに湖に向かっていた。

ここまで来てバディを解消するとなると、
また一から探すことになるし、大変さはしれる。
それに、短くとも旅をしてきたテンガンのことは、
魔力供給の他においては信用できるものであったし、頼りでもあった。

ふと、彼から落とされる言葉に顔を上げる。]


 …………ん?


[彼からの申し出にきょとりと瞬いて、小首を傾げる。
ん?今、もう一回って言った?]
(128) 2022/05/18(Wed) 21:36:52

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ


 
 ……ふぇ、……え、
ええっ!?



[ぼふっと顔がまた熱を持つ。
もう一回ってもう一回!?

それはもう魔力供給ではなくなくなくないっ!?]
(129) 2022/05/18(Wed) 21:37:16

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ



 ……そりゃファーストキスには夢があったりしましたけど!
 落ち着いた場所で二人きりで、良いムードになってから、
 お互いに手を握り合って想い合うように……、
 って、そうじゃなくて!!

 テンガンくんはそれでいいのっ!?
 君にとっては当たり前なのかもしれないけれど、
 キ、キスっていうのは、
 その、す、好きな人とするもので……

 あ、テンガンくんのことが嫌いってわけじゃないのよ?

 これからも旅は続けていきたいと思うし、
 ま、魔力供給のために、キ、キスが必要っていうなら、
 こ、今度はちょっとは理解できているつもりだから、
 覚悟は決めてるし……、その……、

 
(130) 2022/05/18(Wed) 21:37:46

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[慌てたように捲し立てて、矢継ぎ早に言葉を並べ立てる。
嫌じゃないのは本当。
だって、さっきキスしたときだって、本当に嫌なら突き飛ばしてる。
湖のほとりで、足を止めて。
こんなにも綺麗な景色なのに。
景色に気を取られるよりも、彼のことが気になって。]



 ただ、その、今度は……、
 魔力供給じゃないのに、

 ……わ、私とキスしても、
…………いいの?




[りんごよりも赤く頬を染めて、ぽつりと、そんなことを尋ねた。*]
(131) 2022/05/18(Wed) 21:38:07

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ


[困り果てたような心情を吐露して、彼に言葉を並べ立てれば
テンガンは少しだけ困ったように眉根を寄せた。

否定をしたつもりではないのだけれど。
もちろん自信をなくさせるために言ったわけでもないのだけど!

なんだか、絶妙にすれ違っている気がしなくもない。
こちらも困ったように眉尻を下げて、彼を見つめた。]


 …………誠意って…………。


[……キスの塗り直しが?
第一、キスは好きな人とするものじゃない?って、
私今言ったはずなんだけどな……?

なんて考えていれば、不意に身体を抱き寄せられて、
一気に彼との距離が近づいた。
あまりの至近距離に、あわわと慌てふためいてしまう。]
(185) 2022/05/19(Thu) 0:21:38

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[誠意って、誠意って何の誠意……!?
っていうか、私とキスしたいっていうことは、


つまり……私が好きってこと!?本当に!?


そうしている合間にも彼が距離を詰めてくるものだから
思わずぎゅっと目を閉じてしまった。


いいの?これで?……本当に??



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やっぱりだめ!!




はっとして慌てて唇が重なる直前で両手で彼の唇を制した。]
(186) 2022/05/19(Thu) 0:22:12