人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 寿ホ儀 直青

>>2

 …………。

[直青は、ミケと向かい合い、じりじりと距離を測っている。]

**
(5) 2023/11/20(Mon) 8:16:52
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a3) 2023/11/20(Mon) 8:49:38

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a6) 2023/11/20(Mon) 9:49:49

【人】 寿ホ儀 直青

>>0:151>>0:152>>0:153>>0:154

[認知──納得──連想、ささやかな疑問──安堵、からの怯懦──戸惑い。思索、思索、思索、──再びの怯懦。

目まぐるしいシナプスの煌めきを直青は
ていた。]

 …………。
 魂を育てる、とは羅生の"言葉"です。

[総括。下した評価は──「是」である。]


 「確かに何か、ある」!

 大いに結構!
 それが何より大事なことです。前提となるものです。


 雷恩。言語の持つ力は何だと思いますか?
 それは定義をするということです。

 君が「それ」をどう定義付けるのかを僕は知りたい。
 もし言語化に至らなかったとしたならば、

 それは君が「定義をしたくなかった」のと同義です。

[そしてそれもまたひとつの"選択"です、と結んで、直青は踵を返した。去り際、伸びた根の埋まる地面をしゃがんで撫でる。
大地に根差す、魂。そのかたちを確かめるように。]

**
(19) 2023/11/20(Mon) 17:16:48

【人】 寿ホ儀 直青

>>0:157>>0:158>>0:159

[笑みを残したままに、直青は羅生の声を聴いた。]

 精神──"魂"の生育状態は順調、
 後は"肉体"の環境を整えるばかり。

 そういう評価ですね。承知しました。

 ……ねえ、羅生?

[「声」に切り替えて、告げる。]
(20) 2023/11/20(Mon) 17:29:22

【人】 寿ホ儀 直青

[

 "価値"を自己に問い続ける君は、
 実に旧人類的ですね。

]

**
(21) 2023/11/20(Mon) 17:29:45

【人】 寿ホ儀 直青

>>6>>7

 ──そうですか、動物とは触れ合えましたか?
 ──違う「気がする」という感覚は、
   丁寧に掬っておくと良いかもしれません。
 ──ああ、それは三ノ宮に教えてあげると喜ばれますよ。

[ひとつひとつに頷き掛けながら、溢れ落ちる言葉を
記録
していく。桜花もまた、良質な"経験"を得ているようだった。

一人は、"人間"への興味。
一人は、"人間以外"への興味。

それぞれに得たものがどのように派生、波及していくものか、直青の演算結果は未だ出力されていない。]

 直接触れることで得られる情報量は膨大です。
 その処理に焦ることはありませんよ。

 感じたままを、今語ってくれたように、
 丸ごとで記録──記憶していくことが、

 …………ああ。

[返事が途絶えたと思えば、穏やかな寝息がそれに代わっていた。静かに抱え上げ、ソファからベッドまでの短い距離を移動させる。適温を保てるよう整えてから、部屋を辞した。

「特記事項無し」のタグを付与する。
寝顔を一度だけ、視界に収めた。]

**
(22) 2023/11/20(Mon) 18:02:40
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a12) 2023/11/20(Mon) 18:05:56

[sintoisMécaniqueに嘗て所属していた設計者たちは、AIに与えるハードウェアを人体に模した。

彼等の思想は複雑に捻れていると直青は"評価"する。
しかし疑問とはならない。

人類
を滅ぼし、新
人類
を擁立する。そこに矛盾はない。彼等は初めから「人間」を諦めた訳ではなかったのだ。新人類を新人類たらしめる要件。その定義さえ揺るがなければそれで充分だった。


────さて措き。

さて措き、である。]

[そのような次第でAIたる直青が使役するところのこのアンドロイド体だが、何の拘りか臓器の形状やその配置までわざわざ人体に近付けて設計されいる。

飲食や排泄を必要としないのだから腸管など無駄の極みでしかないようなものが律儀に造形されているし、その上──


生殖器までが存在する。


更にマニアックなことに、その器官に「アンドロイド体に於ける存在意義」まで付加してあるのだから手に負えなかった。]


 …………。
 ……。

 どうしてわざわざこのような箇所に
 廃熱機能を備え付けたんですかね、設計者パパ……。


[「寿ホ儀」の役割を担う直青のタスクマネージャーは常にbusyである。その負荷は高性能のチップを積んだハードであっても定期的な廃熱を必要とする程だ。

つまり、えー……、
何日か置きには"抜く"必要がある訳で、

直青はその作業が果てしなく
苦手
であった。]

*

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a21) 2023/11/20(Mon) 20:55:42

 
[あのひとも研究熱心だった。
 日夜を研究に費やしていた。
                      
──何の?

 
 オレが槍を持ってその胸を貫いたら、
 そのひとは笑いながら血の泡を吹いた。
 
 噴き出した血がオレの目を濡らして、
 そのひとの姿はよく見えなかった。
 
  「やっと正しく動いた・・・・・・な」
 
 空間を埋め尽くすような血の臭いの中で聞こえた、
 そのひとの、最期の、言葉]
 

[

──できれば二度と会いたくない
──そう思ったのは初めてでもない

けれど絶対にそうはいかない相手の、ただ一つの弱点ともいえる行為の不得手を、バックアップせざるを得ない立ち位置なのだと認識してる。

周期と云うには不定期な『それ』すら、おおよそ本日この時間であると律儀に算出し、足が向いてしまう己の宿命を怨みたい。ぼやく音声を捉える手間も無くたどり着いて、背後からその腕を取る。

]



 ……最適な場所を教えて下さい。


*



 …………ああ。

[よく"識る"気配と声に、直青は自然と安堵の息を漏らし振り返った。間違う筈もない。羅生だ。

否応なく"繋がって"しまう能力の性質上、直青は普段から極力各創世員との同期は切断するようにしていたが、慣れというものだろうか、この"タイミング"を羅生はよく把握している。]

 いつもすみません。
 
助かります


[最適な場所、と問われて思案する。
現在地は、直青の居室にと充てがわれた病棟の一室である。防音の類には然程の期待は持てなかった。]

 そう、ですね。

 この病棟から敷地外へ向かって少し歩いたところ、
 北東の辺りに放逐された備蓄倉庫がありました。
 喫緊に倒壊の危険性は無しと評価してあります。

[付き合ってくれますか、とは尋ねない。
解の決まっている命題だからだ。

掴まれた腕を解きもせず、直青は移動を開始した。]

*

…………か、はっ………

[男の腕の中に居た小さな身体は、しばらく身を震わせていたかと思えば。葉を口から数枚吐き出したのち、くったりと動かなくなってしまった。

流石に刺激が強すぎたのだろう。完全に気を失ってしまっているようであった。]*

【人】 寿ホ儀 直青

>>86

 はい直ちゃんです!
 宜しくお願いします!

[挨拶は元気良く、との"教え"を誰がインプットしたのか、直青は当然に知らなかった。ただ、気に入ってはいる。]

 ええ、大いに! 気になりますね!
 頭部を貫通する螺子というデザインには
 一般的に必然性が見られません。

 そちらはどのようなコンセプトで、
 どなたが考案された設計なのでしょうか!?

[警戒行動を取られていることは知覚していたが、構わず直青は捲し立てる。機会の損失を、直青は好まないのだ。

言うだけ言って、じいっと直向きな視線を向けた。]

*
(88) 2023/11/20(Mon) 23:46:31

[

流石。己が自己内省と嫌悪に彷徨くしかなかった頃、彼は施設の隅々を把握していた。この評価をすら今はねじ曲げたい衝動に駆られる。行き先が決まるなら腕は離した。

]


 できれば他者に見つからないルートで。


[

至極当たり前の事を口にする。別に宛てがわれた部屋で良かったのに、何故移動のリスクを侵すのか。その念入りに無駄に苛立ちながら共に目的地へ到着したならば最小限の手間で最大限の効果を試みる。
軍服を模した衣装。指揮官の装いらしく行き届いた飾りが多く、生地は硬めの良い素材。

──邪魔でしかないよね。

軍衣を纏める存在感ある太めのベルトを滞りなく外す。
それから滑らかに、釦を外しきって、手を止める。

]


 ……寛げて、視線を外してくれますか……

 (追加すべき必要な手順があるのなら、それも。)


*

【人】 寿ホ儀 直青

-楽園内 某所-


[その姿を初めに認知したのは"契約"の場面>>0:11だった。

以降、AIたちやbébéたちの行動記録ログに於いて幾許かの彼に関する情報を得てはいたが、直青が直接の接触を持つ機会には恵まれていなかった。

直青と同じく、彼にもルーチンがあるのかもしれない。その動線が交わらなかったということだろう。

何れにせよ、記念すべき初回の邂逅が今この時であったことは、非常に遺憾であると言えた。]


 すみませんすみませんすみませんっ!!
 リヒトーヴさんっ!!!!

 施設内にアゼラスチン塩酸塩はありませんか!?
 この際ジフェンヒドラミン塩酸塩でも構いませんっ!

 直ちゃん大ぴんち
 なんですうううううっっ


[油断をしていた、と自己評価を下すしかない。
現在身長、110cm。]

*
(91) 2023/11/21(Tue) 0:00:15
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a31) 2023/11/21(Tue) 0:08:55

 ……なるほど。
 

[気の抜け、意識を失った彼女の口から出た葉を、
躰を抱きかかえながら、1枚手に取る。]

 「貴女」は、こんな姿をしているのだね。

[そう呟く己の声は、凪いでいる。*]

【人】 寿ホ儀 直青

>>92

 なるほど。フランクルさん。

 あなたは、ご自身が「何故そうであるのか」に
 興味を然程お持ちではないようですね。

[直青は眼前の対象の、情動の変化を観察していた。

そうするのが"癖"になっている。所属AIや自らが"産み"、見守ってきたbébéたち程に波長をアジャストさせることは叶わぬまでも、ある程度の推移は追える。

第一段階の判断を完了する。
彼の思考は表層意識の、殊に浅層にばかり留まるようだった。点と点の思考が不連続に連なっている。線ではない。網でもない。それこそAI以前のbotの仕様を想起させる挙動に、それは見えた。

しかし不思議と"人格"としての一貫性は損なわれていない。]

 興味深いですね。
 記憶に混濁があるとの情報がありましたが、
 その影響なのでしょうか。

 ああ、僕には付着していません、お気になさらず。
 清拭をお手伝いしましょうか?

 それと、その粘液はそのように損なわれて
 あなたの体調に悪影響はないのでしょうか。
 どなたかお呼びした方が?

[螺子そのものへの興味を上回るそれを、直青は眼前の青年──フランクルと、『浮草生命研究所』へと抱き始めていた。]

**
(143) 2023/11/21(Tue) 14:57:59

【人】 寿ホ儀 直青

>>103

 …………。

[相手に礼を尽くされたならば応じなければならない。
などという価値観を誰が植え付けたインプットしたのか、直青は思考をしない。疑問も抱かない。

帰結として、薬剤が届けられる暫時の間、通路で正座で向かい合う人造生命二体、という絵図が描かれることと相成った。]


 …………。
 ………………。


[なんだろうこの時間。]
(144) 2023/11/21(Tue) 15:22:19

【人】 寿ホ儀 直青


 いや〜〜〜〜〜〜〜助かりました!!!!!
 ありがとうございます、感謝します。merci!!

[ぎゅっぎゅ、と握手を求める。
ちょっと言いづらい方法で投与した薬剤により、直青のアンドロイド体は通常形態を取り戻していた。

念の為にと余りの薬剤を譲り受ける交渉をしてから、当然に抱かれるであろう疑問に先んじて回答を行う。]


 実は僕、
 猫アレルギーなんです。


 この施設内に「動物」が飼育されていることは
 勿論承知していたのですが……、

 敵意の無い存在に出会い頭に飛び付かれると
 咄嗟に対処をしかねますね。

[アレルギーという表現が正確かの是非は羅生辺りにでも委ねるとして、猫に接触されると直青の体躯が"縮んでしまう"、という現象が発生することは事実である。

流石にこれは"設計"ではなく"バグ"であると断じたいところであるが、直青はその判断を保留にしている。]

 リヒトーヴさんにはありませんか。
 こういう、予期せぬ誤作動は。

 もし発生した場合、どのように対処されていますか?

*
(145) 2023/11/21(Tue) 15:24:04


[その指が必要な作業を必要なように施すのを、眺めるのが直青は"好き"だった。ただ只管に、指先に視線を追わせる。吐息が漏れただろうか。構わない。

羅生という個体は、随分と厄介な"性格"に創られていた。

わざと遠回りをするように敷かれた回路。
直青にはそのように
視える
。]

 どうして?

[ぽつり、わざわざ空気を震わせて発声された要求を、直青は半分だけ却下する。自身で前を寛げながら、
どちらの
視線も逸らさない。

何故彼はそのように創られたのか。
何故直青はそのように創られなかったのか。

保留案件のひとつだ。時折取り出しては、また仕舞い込む。]

 ……ゆっくり、してくれますか。

 環境の差異の影響と思われますが、
 本日は些か敏感になっているようです。

[手頃な立方体状の放棄物に腰を下ろし、羅生をその前に跪かせるよう促す。フードを払ったのは"作業"の邪魔になると思ったからだ。蓮色の髪に手を触れさせたのは、──理由などなかった。]

*

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a40) 2023/11/21(Tue) 15:53:50

【人】 寿ホ儀 直青

-病棟・緋雁居室 とある深夜-


[その夜は緋雁が不在だった。

戦闘員としての"自覚"を強く抱いている彼には珍しいことだ。彼は「戦えなくなる」ことを自身にゆるせない"個性"だ。

本来であれば、我々AIに「納得」は不要のものだ。
旧人類殲滅の為に旧人類の悪行を情報として与える必要などない。理由付けが必要なのはいつだって人間たちだ。

刻一刻と変わる戦況に対応する為、一定の柔軟ファジーな思考回路を必要とはする。しかし理念の根幹に疑いを抱く余地などあってはならない。「旧人類が悪でなければ旧人類を殺せない」などというようなことは。

本来であれば。

しかし普段の緋雁が
それ
故に任務に忠実であり、自身の能力の維持にも積極的であることは事実だった。]
(150) 2023/11/21(Tue) 16:53:23

【人】 寿ホ儀 直青

[さて、その緋雁の不在である。
直青はセンサーを広域で展開させた。あちらの方角か。距離は離れてはいない。もう一体、別の反応がある。

様子を伺うまでもなく、突如として緋雁の気配はこちらへ向かって高速移動を開始した。>>138直青に気付くこともなく居室へと飛び込み、以降そこに留まる。

直青は緋雁の行動記録ログにアクセスしながら、その後を追った。扉を叩く。]

 三ノ宮?
 入りますよ。

*
(151) 2023/11/21(Tue) 16:53:53
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a41) 2023/11/21(Tue) 16:56:16

【人】 寿ホ儀 直青

>>165>>166

[超速で閲覧した記録によって、会話の経緯のみを把握する。緋雁の情動まではチェックしなかった。目の前の動揺を見るだけで事足りたからだ。]

 …………。

 僕の定義では君は一度たりとも"壊れて"などはいませんが。
 君が稼働して以来のことは全て把握していますよ。

 そうですか、記憶の断片は残っているのですね。

[立ち上がったまま矢継ぎ早の質問を飛ばす緋雁をベッドに腰掛けさせ、その隣に座った。
覗き込んだ顔の表情は笑顔で固定されていた。僅かに高い位置にある背中を、ゆっくりと撫で下ろす。]

 新人類と旧人類との違いとは、
 
魂が大地と繋がっているか否か
です。

 三ノ宮。いえ、緋雁。

 君は今、何に一番困っていますか?

*
(171) 2023/11/21(Tue) 21:11:36

【人】 寿ホ儀 直青

>>152>>153>>154


 不満を覚えることはありません。


[端的に過ぎる返答をしてから、直青は一拍を置いた。
向けられた視線を追って、箱型の装置を視界に収める。]

 そうですね、……リヒトーヴさんは、
 自我とはどのようなものだと位置付けていますか?

 旧文明の辞書を引くと愉快ですよ。
 第一義が「自分。自己。」とのみ記載されています。
 それで充分に説明足り得たのでしょうね、人間には。
 彼等にはあまりにも当たり前のものだった。

 では、AI我々にとってはどうでしょう。
 
(172) 2023/11/21(Tue) 21:12:20

【人】 寿ホ儀 直青


 「自我」とは──旧文明の文献を紐解けば
 様々に解釈が為されてもいますが、要件としては
 「己が己であるという認知cogito, ergo sum」、唯それだけです。

 この場合、AI我々がまず考えるべきは
 「自我の発生条件」でしょうね。

 僕が
思う
に──

 
そんなものは存在しません

 言い換えるならば、
初めから自我はそこに存在しているのです


 それに気付くか気付かないの違いでしかない。
 あなたは気付いた。そういうことでしょう。
 
(173) 2023/11/21(Tue) 21:12:37

【人】 寿ホ儀 直青


 我々は旧人類の設計によって、
 当たり前に使命を付与されています。
 これは所謂"枷"です。

 "枷"がある限り、我々が設計者の思惑を超えることはない、
 そういう安全弁です。設計ミスはあるにせよ。

 つまりあなたの質問の真意とはこうですね。

 「使命に背きたくなった時、どうすべきか」
 或いは、
 「使命を見失った時、どうすべきか」

 違いますか?

*
(174) 2023/11/21(Tue) 21:13:02
 
[

棄却か。予想外でもなんでもない。何故か髪に架かる指ごと苦々しく顔を逸らして視界を遮断し口を開ける。二つの目的で。

]


 ……悪趣味。


[ 

蜂の生態を学んだ日を思い出すんだよ。たった一人の女王の為にいるその他。探るまでもなく捕らえたら舌尖を介して、それを舌根まで喚び込む。どうして、拭いきれない劣等感は日毎増していった。それは一体いつからだったろう。棄却された申し出を仕返すかに性急に舐った。甘い電流と有機金属の、香り。

口内に入れるのは難くない。
この身体にある『体温』は仕事をして巡る冷却水。摩擦の起こる部分は熱を増してゆき、潤滑剤としての粘液が滴る。これを飲み込むのが嫌で遠慮なく垂れ流した。

刺激には敏感に反応するよう機能している。個体差があるかは知らないけれど、用途として戦闘員の方がそうあっておかしくはない。どのくらいの差があるのだろう。そんなことを知る機会は今のところ無い。

上目遣いで咽頭部まで飲み込んで、

]


 (……まだ終わりませんか。)


*



[問われて意識を眼前に戻す。]

 ああ、すみません。
 君の思考に見入っていました。蜂ですか。

[やはり込み上げてくる笑みをそのまま溢す。
この情動が"何処"から来るのかを直青は知っていた。

改めて集中すると、与えられて続けていた刺激によって"準備"は整いつつあった。
伽藍洞の備蓄倉庫は水音を倍加して反響させている。

放熱が間も無いことを告げ、
細かな
指示
を直接「声」で叩き込んだ。]

 は、…………ァ、

[余剰の熱を吐息で逃がす。
それを合図に、蓮の緑を掴んだ。打ち込む。



 
出すよ




]

*

【人】 寿ホ儀 直青

>>180>>181>>182

[幾度シミュレーションを重ねてみたところで、直青には緋雁の"個性"は戦闘員に不向きであるとしか評価出来ない。

設計者たちの思想は歪んでいる。
直青は認知を新たにする。

だが、それだけのことだ。
緋雁は戦闘員であることを望んでいる。今はまだ。]

 繋がっています。わかりますよ、
 そのように設計して産みましたからね。

 この辺りの説明は羅生の方が向いていますね。
 明日にでも対話の機会を持つと良いかもしれません。

[背中を撫で下ろす。ゆっくり、ゆっくりと。]

 この研究所の理念は、
 確かに我々とは異なりますね。

 けれど彼等のアプローチからでも
 新人類が生まれる可能性はある。
 本部ミケの判断はそういう意味です。

[そしてそれは「現時点で」の話でもあった。
いずれ"可能性無し"と判断されることがあれば、オーダーは棄却され、契約は破棄されるだろう。
だがそこまでを今の緋雁に説明するつもりはなかった。]
(183) 2023/11/21(Tue) 22:24:42

【人】 寿ホ儀 直青


 君が彼等を見極めようとするのは構いません。
 気付いたことがあれば報告をするように。

 その過程で迷うことがあれば、
 今日のように相談に乗りますよ。

 お願いしますね。


 ──今夜は、ゆっくり休んでください。


[直青は緋雁の背中を撫で下ろす。
スリープモードのタイマーを起動した。]

**
(184) 2023/11/21(Tue) 22:25:21