人狼物語 三日月国


72 【R18RP】エロトラップダンジョン村【誰歓】

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― 回想

[場当たり的な強盗や暴漢は、面倒だけど怖くはない。
近頃巷を騒がせている集団の怖いところは、その強かさ。
ターゲットの選別も引き際も、決して尻尾を掴ませない。
たまたま目撃できたのも、襲われている彼女がある意味イクリールの獲物でもあったからだったりするのはここだけの話]

 ごめんなさいね、色男さん。
 いつも私達から奪うばっかりなんだもの、
 たまには譲ってくださいな。

[こちらから追い打ちをかけるほど無謀ではない。
見込み通り、自分達の命を奪う事なく速やかに退く彼らを慎重に見送った。

――中心的な彼の、鍛え上げられた身体に目を細める。

いくら隙をついていると言っても、相応の成果をあげる手強い冒険者を狙うだけある、男のそれ]


 あーぁ、勿体ないなぁ。

[戦いに身を置く者は多かれ少なかれ訳ありだけど。
冒険者とならず者とを分ける一線を胸中に引く。
美味しそうな男を警戒せざるを得ないのは残念無念だ]

 ……大丈夫? 邪魔しちゃってごめんね。

[助け起こした彼女は、震えつつも「追い剥ぎはともかく楽しんでたから手助けなんて要らなかった」と呟いている。その瞳と上気した頬に、恐怖や屈辱だけではない色が残っているのを認めて、イクリールはうきうきと瞳を潤ませた]

 もちろん、わかってたのよ。
 貴方に余計な手出しが必要なかったのは。
 我慢できなかったの。他人に触れられてる姿に…。

[きゅ、と彼女の手を握って。あらゆる手管を総動員。

その後、ギルドに保護・報告するまでの経緯についてはご想像にお任せするけれど、数週間後に岩山whereで最新の痴情のもつれがあった事だけ記しておきます]

[その後、ギルドの手配を見て。
やはり厄介な御仁だなぁという印象が確信に変わった。

ギュルセル、あるいはモンスターにつけるような二つ名は知れただろうか。新しい旋律を覚えるような気分で、イクリールはその響きを舌で転がしたものだった]**

――ダンジョン突入前――

[そもそも命を削ることで多額の報酬を得るのが冒険者である。
駆け出し冒険者であるには違いないものの、既にモンスター討伐を何度も繰り返しているテンガンは生活に不自由していなかった。
そんな生活で庶民的金銭感覚が身に付くはずもなかった。]

 それほど簡単にやられはしない。

[用心しろよという男の言葉に頷く。
彼の言葉を聞いて、テンガンはようやくこの辺りが相当治安が悪い地域なのだと気が付いた。
どうやら近道など安易にするべきではないらしい。
男の後ろを付いていきながらテンガンは周囲を油断なく警戒して歩いた。]

[途中、可愛らしい……とはお世辞にも言えない小汚らしい子供の群れが寄ってきた。
やせ細った身体に瞳だけはギラついた子供たちが慣れた様子で男から銀貨を一枚ずつ受け取る様子がテンガンには空恐ろしく感じられた。

その後も与えるというよりは投げるようにして男は銀貨で寄ってくる人間たちを追い払っていく。
良からぬ視線が自分に向いているのを感じた時は剣の柄に手をかけて鋭い眼光で威嚇したが、心の中はまるで異世界に迷い込んだかのようにテンガンは茫洋としていた。

銀貨を投げつけなければ、この人間たちは容赦なく自分を襲っていたのだろうか。
まるで同じ人間同士というよりも、格好の獲物を見つけたかのように。
どんなダンジョンに潜った時よりも、今この瞬間に異質さを感じていた。
まさか同じ人間が暮らす町の中にこのような地獄のような場所があるなんて……。]

[やがて無事裏門まで辿り着くことができた。
男が追い払う仕草をしてきたので、軽く頭を下げて感謝を示す。

男が同じ仲間たちと思しき者たちと合流しているのを横目に、テンガンは早足でさっさと裏門から町を出た。
あの男たちと同じ道を歩くことになるのは何となく良くない気がしたからだ。
これからは近道どころか裏門を利用すること自体控えた方が良さそうだ。

あの男とその仲間たちは……どうにも普通の冒険者パーティのようには見えなかった。
裏路地の途中で見かけた獲物を見るかのようなギラついた視線を向けてきた者どもと同じ臭いを感じた。

彼らが実際に悪事を働いているのを目にした訳ではないし、男には道案内をしてもらった恩がある。
だから今は彼らを成敗しようなどとは思わぬが――――もしも悪い行いをしているのを目撃した、その時には。

オレは彼らを、そしてあの男を斬るべきだろう。
それがやがては騎士になる者として正しき行いだ。]

[短いとはいえ会話を交わしたことのある相手を躊躇いなく斬れるだろうかという逡巡が、チラリとテンガンの頭を過る。]*

【人】 魔女 クリスタ

 ― ダンジョン入り口 ―


 ……んん?
 何か変わった、か?


[ いざ迷宮へと突入しようとする、その直前。
 以前に訪れた時とは異なる妙な気配を感知して、
 不思議そうに首をかしげる。]


 まあ、どうせ入ってみれば分かるか。
 ダンジョンが奇妙なのはいつものことだし。


[ 仮に何かあっても、私ならどうとでも対処できると判断し。
 特段気にせず、内部へと足を踏み入れたのだった。]
 
(13) 2021/05/01(Sat) 10:27:16
─ 回想・冒険者時代 ─

[10年ほど前、男がまだ10代後半の若造だったころ。
罠の解除や宝箱の解錠の腕を買われ、あちこちのダンジョンに連れ回されていた。

戦闘能力こそ並程度だったが、ダンジョン深部の宝を狙う冒険者たちに必要不可欠な役どころ。
凄腕シーフと名を馳せて、男は各地のダンジョン深部の攻略に一役買っていた。

男にも冒険を楽しんでいた頃はあったのだ。

だが、あるときぱたりとダンジョンに潜らなくなった。
そのしばらく後からスラム街に住み着くようになり、今では二つ名がつけられ、手配書に名が載るまでになった。

   
 ハイエナ

“瞬風の鬣犬”
誰かが名付けたらしい二つ名を、男が自分から名乗ることはない。
冒険者稼業をやめてならず者に身を堕とした理由も、仲間内にさえ語っていなかった。

男が最後にパーティを組んで冒険に赴いたとき、その中から死者が出たという噂は一部で流れているようだ]*

─ 回想・スラム街 ─

[道案内をしている途中、ちらりと背後を振り返ると、お坊ちゃまは地獄に落ちたかのような顔をしていた。

育ちの良さそうな彼がこの区域を知らないことに不思議はないが、こうして異質なものを見るかのようにされれば不快感が掻き立てられた。

──やはり助けなければよかったか。
  餌食になってもらったほうが、ここで暮らす者たちの
  苦しみが伝わったろうか。

そんなことを考えながら無事裏門にたどり着き、追い払うと、お坊ちゃまは素直に立ち去っていった]

[「なんであんなの助けたんです?」
仲間に問われて、男は肩をすくめた]


 なんとなくな。


[そう、なんとなくとしか言いようがなかった。

懇意の仲間はそばにいなかったが、大声をあげれば住人たちは駆けつけたろう。集団で襲って山分けでもよかったはずだ。

男がそうしなかったのは、あの騎士のあまりにも汚れを知らない様子に、少しばかり毒気を抜かれてしまっていたからかもしれない]**

【人】 魔女 クリスタ

― ダンジョン内部 ―


[ 襲いかかってくる
妙に目のギラついた
魔物たちを、
 さながら赤子の手を捻るかのように屠りながら、
 軽い足取りで迷宮の先へ進んでゆく。

 たまに仕掛けられている罠などは探知の魔法で見つけ、
 めぼしい貴重そうなアイテムを鑑定し拾い集めながら、
 とんとん拍子で迷宮の奥へ潜ってゆく。
 
 聞いていた話とだいぶ内部の構造が異なる気がするが、
 ここまで順調に進めているのだ、気にするほどではない。
 世の中には毎回構造が変わるダンジョンもあることだし。]
 
(18) 2021/05/01(Sat) 11:02:17

【人】 魔女 クリスタ

 
 それにしても、これほどの規模の迷宮は初めて見るな。
 いったい構築と維持にどれだけの魔力を使っているやら。
 ……ふふっ、最下層まで行くのが楽しみになってきた。
 
 
[ 最奥部に存在するだろう、迷宮の核となる何らかの存在。
 私の目当てはまさにそれを手中に収めることであり、
 自己の魔術を強化するための糧にする心算でいた。]


 もっとも、この調子で行けばすぐに辿り着いてしまうかな。
 ははははっ!


[ などと、笑いをこらえきれにいると。
 媚毒を持った小さな虫に刺される。最初は影響は無いが放置していると次第に酩酊したような状態になり、最終的に満足に動けなくなってしまう。vil]
 
(19) 2021/05/01(Sat) 11:08:05

【人】 魔女 クリスタ

 
[ ――― それから、しばらく経って。]


 
帰還の魔法が……発動しない……!?



[ 迷宮の隅っこで人目を憚るように隠れていた私は、
 唱えて間もなく掻き消された魔法を目の当たりにして、
 驚きと不安から、その場にへたり込んだ。]
 
(22) 2021/05/01(Sat) 11:50:33

【人】 魔女 クリスタ

 
[ 酒にでも酔ったかのような酩酊感と、
 体の火照りを覚えてからしばらく経つ。

 はじめはいつの間にか毒でも受けたかと疑い、
 解毒剤や解毒魔法を試したが、効果はなく。
 ならば久々に風邪でもこじらせただろうと、
 いったん街に戻って出直すために転移しようとしたが、
 見ての通りに掻き消されてしまい。]


 はあ、一体どうしてこんなことに……。


[ 途方に暮れて、大きなため息を吐く。]
 
(23) 2021/05/01(Sat) 11:50:56

【人】 魔女 クリスタ

 
[ ともかく、ひどい目眩と熱っぽさで
 満足に歩くのもままならない以上、
 隠れて回復を待つ以外に出来ることはなく。]


 ……体がいやに熱い。
 いま、魔物に襲われでもしたら……
 勝てなくはないけど、面倒だな……。


[ かなり勿体ないが、前に魔法店で買ったばかりの、
 質の良い氷の魔石を取り出して額に当てる。
 しばらくはこうして頭と体を冷やしていよう。]**
 
(24) 2021/05/01(Sat) 11:52:03
魔女 クリスタは、メモを貼った。
(a6) 2021/05/01(Sat) 11:53:10

【人】 魔女 クリスタ

 
[ >>38近づいてくる足音が聞こえる。
 音からして魔物ではなく人間、それも単独。
 するとソロで潜る冒険者の可能性が高そうだが、
 野蛮なならず者という可能性も否定しきれない。
 
 もしも襲われたら勝てるだろうか?
 先程よりは体も動かせるが、まだ万全とは言い難い。
 
 いっそ助けを求めてみる?
 いいや、それは私のプライドが許さない。
 
 ならば今はやり過ごすしか無い、と。
 姿くらましの魔法を自分に掛けようとして。]
 
(41) 2021/05/01(Sat) 20:06:07

【人】 魔女 クリスタ

 
[ こちらを気に掛けるような声が聞こえれば>>39
 野盗やその類ではないらしきことに安堵して、
 ふうっと小さく息を吐いた。]
 
 
 ……うん、大丈夫だよ。
 ちょっと毒を受けてしまったから休んでいただけ。
 
 
[ 実際は"ちょっと"どころではなく、顔は火照り、体は重く、
 明らかに辛そうにしているのが見て取れただろうけれど。
 しかし見知らぬ相手に弱味は見せられないと、
 精一杯の虚勢を張りながら。]
 
 
 そういう君は―――……
 
 
[ 冒険者かい?と尋ねようとして、視線を向ければ。]
 
(42) 2021/05/01(Sat) 20:08:29

【人】 魔女 クリスタ

 
 ……先程の言葉をそのまま返すけれど、
 
君のほうが大丈夫?



[ 騎士然とした彼のただならぬ様子を目の当たりにして、
 急速に距離を置きたくなるような気持ちになりつつ。
 戸惑いながらも、問いかけてみる。
 
 よかった。声をかけられる前にその様子を見ていたら、
 きっと変質者と断定して魔法ぶっぱしてた。]*

 
(43) 2021/05/01(Sat) 20:09:16

【人】 魔女 クリスタ

 
 卑劣な類の毒?
 ……そうか、そういうことだったのか。
 私としたことが、どうして気が付かなかったんだろう。

 
[ >>45彼と自分の身体状態を考慮して、
 ようやく自分が何をされたのかと思い当たった。
 同時に、ここまで気が付かなかった自分の浅慮さに
 若干自己嫌悪に陥りながらも。]
 
 
 君が受けたのが媚毒なら、普通の回復魔法は効かないよ。
 特殊な解毒剤か鎮静剤を使うのが一番だけれど……。
 
 
[ そんな専門的な薬や魔法まで用意している訳もなく。
 あからさまに困っている彼には申し訳ないが、
 時間経過で治るのを待つしか無い、と結論づけて。]
 
(47) 2021/05/01(Sat) 21:23:08

【人】 魔女 クリスタ

 
 まあ、気を強く持ってさえいれば問題ないはずだよ。
 
……たぶんね。

 
 
[ >>46安全そうな場所への移動を勧められれば、
 彼の身なりや立ちふるまいと言葉遣い、そして何より、
 媚毒に蝕まれながらも平静を保とうとしている様子から、
 おそらくは信用できる相手だと判断して。]
 
 
 歩けるけれど、まだ少し足元が覚束なくて。
 肩を貸してもらえると助かるのだけれど。
 
 
[ そう言って、彼へ向けて手を伸ばす。
 相手の方もだいぶ大変そうではあるし、
 難しそうならば頑張って一人で歩くつもりだけれど。

 ともかく、その部屋とやらへと向かおうか。]
 
(48) 2021/05/01(Sat) 21:26:07
魔女 クリスタは、メモを貼った。
(a9) 2021/05/01(Sat) 21:27:42

【人】 魔女 クリスタ

― 酒場 ―


 ……不潔。


[ 酒場に入っての、吐き捨てるような第一声。
 雑然とした店内は酒臭く、雰囲気は酷く無秩序で。
 そのうえ聞こえてくるのも下世話な話ばかり。

 本来ならこんな処、近寄りたくもないのだけれど。
 今だけはそう贅沢も言っていられない。
 
 目立たないよう帽子を目深に被ると、
 端の方のテーブルに座って。]
 
(55) 2021/05/01(Sat) 22:03:29

【人】 魔女 クリスタ

  
 こんな状況で飲めるなんて元気なものだね。
 私はちょっとお酒って気分じゃないかな。
 
 
[ >>52彼にはそう答えると、
 私の方は軽食と水を注文することにして。]
 
 
 今更だけれど、手を貸してくれて感謝するよ。
 この御礼は……まあ、そのうちにでも。
 ところで、まだ君の名前を聞いていなかったね。
 
 
[ そうして彼の名を聞けたなら、
 頼んだ焼きそばfoodが運ばれてくるまでには、
 私の方も名前くらいは名乗っておいただろう。]*
 
(56) 2021/05/01(Sat) 22:05:09

【人】 魔女 クリスタ

 
[ 焼きそばには二、三口くらいだけ口をつけて、
 未だ熱の残る体を冷まそうと一気に水を飲み干す。
 2]
 
 >>57注文が来るまでの合間の軽い談笑から、
 彼がきっとどこぞの卑しからぬ身分の人間なのだろうと、
 深く首を突っ込む気はないものの、推測しながら。]
 
(59) 2021/05/01(Sat) 22:39:50

【人】 魔女 クリスタ

 
 さて、私の推測が正しければだけれど、
 このダンジョンは今、淫魔が支配する迷宮と化しているようだ。

 ……口にするのも憚られるけれど、
 「エロトラップダンジョン」なんて呼ばれることもある。


[ 過去に文献で見たことがある。
 サキュバスやインキュバスを始めとした淫魔が、
 同族を増やすために作り上げる迷宮の一種。

 侵入者の生命ではなく理性を奪うことで
 堕落さてしまうという悪趣味なダンジョン。]
 
(60) 2021/05/01(Sat) 22:48:10

【人】 魔女 クリスタ

 
 私が知る限り、その性質故に、
 命を奪われることはほぼ無いのは不幸中の幸いかな。
 最悪でも苗床か淫魔化で済むだろうから、死にはしない。
 
人間として、あるいは社会的には死ぬ羽目になるけれども。


 まあ、さっきも言ったけれど、
 こういうのは気をしっかり保っていれば……
 

[ そこまで得意げに解説したところで、突然。
 急速に猛烈な眠気に襲われて。]
 
(61) 2021/05/01(Sat) 22:48:53

【人】 魔女 クリスタ

  
 保って……
いれ、ば……

 
 
[ 一服盛られたか、と悟った頃には時既に遅く。]


  
すぅ……すぅ……。



[ >>58男の方が媚薬を盛られ、発情しているなど知る由も無く。
 目の前ですやすやと小さな寝息を立て始めた。]*
 
(62) 2021/05/01(Sat) 22:51:00

【人】 魔女 クリスタ

 
[ >>67もしも私がお目覚めだったのなら、
 
「よく言った!それでこそ漢だ!」
とでも、
 彼を褒め称えてあげたのだけれど。

 生憎と薬の効果で完全に寝入っていたため、
 その勇姿を目にすることはなく。

 彼が"用を済ませた"頃には、
 少女の姿は既にそこにはなかっただろう。]*
 
(70) 2021/05/01(Sat) 23:35:04
─ 前回稼働時 ─


  ほうら、話してごらん?
  キミはどんなえっちなことをされてみたいの?


[オレの目の前には清純派の女騎士がいた。恥辱に耐えかねて「くっ、殺せ」とか言っちゃうコだ。
 けど、こういうコって内心めちゃくちゃ犯されたがってたりするんだよな〜。
 だから突撃インタビューをしてみたんだ。

 ま、このコが喋らなくても、オレは心を読めるけど。
 自力で喋れたら、淫魔に一歩近づくかもね]