人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


アンゼリカ! 今日がお前の命日だ!

「なんか昨日今日で三人くらいの相手と踊った夢見たにゃ」

 
「……疲れてるんじゃないか?」

これは結構なマジトーン。

「ともあれ野良猫は上手くやったらしい。
 俺は急ぎ突き出すような輩は見付けてはいない。
 なら、次はホドの番か」

「……」
「彼女は」

「……そう。そうかもしれません。
 そうだったのかも、しれませんが」
「……迷惑になる事なんて」

深く息を吐いた。

 
「…………疲れではない。
 私も似たような夢を見た。こんな偶然ありはしない。
 精神干渉の類か何かなら厄介だが、
 今の所意味不明な記憶が流れただけで問題はない。

 とは言え警戒しておいて損はないだろう。
 そちらも気をつけろよ、野良猫。

 無論、今日は私が動くさ。特に相手も変える気はない。
 が、状況が変われば他にする可能性だってある。
 その辺りはまた改めて連絡する」

【人】 仮面の役者 フランドル

 
「──今しがた、その衛兵の内一人が
 また一つ、悪い報せを持って来たところのようだ」

役者は気怠げに科白を咏む。
ほんの少し前の事。衛兵は慌ただしくやって来て、
張り紙を張り替えて行ったのだろう。

「喜劇は何処も品薄らしい。だが今ここに、
 一人の小さなレディがその立役者となろうとしているようだ。
 なら、私も一つその恩恵に預かるとしようかな」
(11) 2021/12/10(Fri) 21:44:50
フランドルは、一輪の花を指差した。きっと中吉omikujiくらいのもの。
(a10) 2021/12/10(Fri) 21:45:38

【人】 仮面の役者 フランドル

>>@2 フェリックス

「今日も調子が良いな、"同業者"。
 君の前に限っては、この三文役者は形無しというものだ」

芝居がかった言い回し、大袈裟な溜息。
ここでは「役者」を辞めるつもりは無いらしい。

「しかし、蟹は蟹で馴染みが無いんだがなあ。
 何しろあれは随分傷みやすいそうじゃないか。
 こういう土地でもなければ食えたものではないだろう
 屡々貴族のご相伴に預かる君は例外だろうけれどもさ。」
(20) 2021/12/10(Fri) 22:14:32
 
「…………」

ス……と視線を逸らして見えないもの…
つまり言ってしまえば
二人のMNDの値
を見る動き。
それか、フェレンゲルシュターデン現象。

その後に、なるほど。みたいな顔をした。
まあその場合自分もあまり他人事ではないのだが。

「…まあ、精神干渉なら多少は理解がある。
 万が一の際は…少々荒療治にはなるが、どうにかできるだろう
 とはいえ何事も万が一が無いに越した事は無い。
 あんた達に言う事でもないだろうが…気は抜くなよ」

貴方の声を聞き、静かにうなずく。

「……おれは………彼が、平等とやらを望んでいるのか」

「すこし、気になった」

「―――望んでいて、もらわないと」

望むというより乞うような言葉。

「彼女達は、なんのために」

【人】 仮面の役者 フランドル

>>@8 フェリックス

「ああ、羨ましい限りだ。
 私とて、昔は君のように在りたいと思っていたものだよ。
 案外私は役者には向いていないのかもしれないなあ」

笑顔に笑顔を返し、冗談とも本心ともつかない科白を吐いて。
酒を勧められれば空のグラスを差し出した。
注がれれば互いの杯を触れ合わせ、涼やかな音を響かせる。

「──たとえ向いていなかろうと。
 役に就いた以上、演じる努力はしなければならないわけだ。

 然りだとも、知る事は人生を豊かにする。
 どんな事でも、後学の為にはなるだろうさ。
 とはいえまあ、願わくば良い出会いになるように。
 君も協力してくれよ?こうして唆した責任ついでにさ」

何も蟹を仕留めるのに協力しろというわけでもなく。
他の冒険者達を上手に煽てるのだとか、或いは。
すっかり蟹を食べる気で居る面々に、
美味い食べ方をあれこれ入れ知恵するだとか、そんなところ。
(26) 2021/12/10(Fri) 23:44:02

【人】 仮面の役者 フランドル

>>23 アイシャ

きっと率直な賛辞を受けて、眉を下げて笑った後。
貴方が両手で差し出した花を、役者は片膝ついて受け取った。
その光景は宛ら舞台のワンシーンのよう。

「どうにもね、改めて言われると気恥ずかしいものだ。
 けれど、きっと君の言葉に恥じない私で居ようとも。
 ……さて、さて…」

役者は徐に立ち上がり、提げていた短杖を手にとって。
かつん、と床を一度叩いた。

「──皆へと花を贈る君にも、贈られる花が無ければね!」

舞台の上ほど声は張らず、けれど淀みなく謳い上げる。
そうして貴方の前に舞い降りるのは、一輪のカランコエ。
その花言葉は、貴方なら知っているかな。

「たった一時ばかりの幻、心ばかりの贈り物ではあるけれど。
 どうか受け取ってくれるかな、小さなレディ?」
(28) 2021/12/11(Sat) 0:28:58
フランドルは、その姓は、『影』を指す言葉だ。
(a18) 2021/12/11(Sat) 9:45:27

「……そう、だな」

番犬にも思うことくらいはあるようすだが
うまく言語として変換できずにいた。

しかし今優先しているのは、人の──貴方の役に立つこと。
番犬は今後もそのために動くのだろう。

"貴方が貴方に、自身の望みをゆるせるようになって欲しい"


回想。うまく受けとれずにいるままの。
番犬は人の役に立ちたい、貴方の望みが自分の望みだ。
……それでじゅうぶんでは、ないだろうか。

「……ヘル。なにか、」

命令はあるかという言葉は飲み込まれる。

「……………………。
 あとで……………チキンでも食うか?」

さいごに、突拍子もない言葉が出た。
他に気の利いた言葉を引き出せなかったともいう。

「はい」

飲まれた言葉。暫しの沈黙。
そうして貴方が発した言葉に、頬を緩めた。

「……はい。食べましょう、ガルム。
おいしい物は良いものです。
誰かと共に食べられるのなら、さらに良いものになる」

貴方がヘルの言葉を考えて、提案をしてくれた。
それを嬉しく感じた。

「……………………
 …………………。」

おとずれるみょうな間は、思考している証拠だ。
その端に安堵したような吐息が漏れた。

「…………では。
 おれが、うまいものを……
捕まえて来る


おいしいものが良い。ならば素材からとでも言いたいのか
何かが、根本的にずれているが、それはまぎれもなく、善意のつもりであった。

捕まえて来る


思わず復唱。今から?どこで?なにを?
間違いなくこれはガルムの善意だ。眩しいほど純度100%。
そして、ヘルはガルムの狩りの腕前を一切疑っていない。捕まえて来ると言うからには、捕まえてくるのだろう。
しかし、いったい何を?どれがうまいのか狩場で迷い始めはしないか?そもそも、どこで調理するつもりなのだろう?

「…………」

熟考。

では、調理場を探しておきます


善意には善意を返す。
ずれを指摘するどころかそのまま突っ走り始めたふたりの明日はどっちだ。

フランドルは、自らの手では、舞台の幕を下ろせない。
(a27) 2021/12/11(Sat) 22:59:49

フランドルは、その剣を捧げる先は、何処に。
(a30) 2021/12/12(Sun) 4:45:10

フランドルは、行き場の無い剣なら、折られる事も慈悲とさえ思う。
(a31) 2021/12/12(Sun) 4:49:32

「ああ、捕まえてくる。だから……待っていてほしい
 ……、では……調理場は、たのむ……」

あなたにも協力を頼むほどには、間違いなく、本気だった。
上手いチキンの素材である何かを、狩ってくる。
そう宣言したからには遂げて見せる。
無事に、美味しい明日がやってくるといい。

「…………それで、次は誰を、」

小銃を抱えなおす。ひとまず美味しい食事の話はさておき
できること、やるべきことを、遂行する。

「……ミズチ」

ぽつりと呟いた。自分で決めたというよりは
突然脳内に振って来たような。以前と同じ様式でそうするようだ。

貴方が美味いチキンの素材として魔物も視野に入れているとは露知らず、これは調理場……必要なら調理してくれる人も探しておくだろう。
美味しいならば

「わかりました。私は……」

暫し、悩むように間を置いて口を開く。

「今日は、彼の役者を調べてみます」