人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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散開した後。
どこかの時間、どこかの教室。
教卓の前で、少女が教鞭を執っていた。

「……
鳥飼
。」

机に被さる様にして、麦わら帽子の青年が座っていた。
いや、そうさせられていた。

「まだ一人かぁ。
 ふふ、道のりは長いね」

 
「ああ、なんだ」

「こんなところに居たんだ」


──どこかの時間、どこかの教室。
ひょいと一人覗き込んだ先。
そこに居る青年の姿を見て、
実に何でもない事のように、

ただ迷子を見付けたように、それだけを言った。

「や、深雪ちゃん。
 ごめんね?彼、攫いやすそうだったからさ」

まだ細い息を残す青年の頭を、麦わら帽子越しに撫でる。
言葉からして、貴方の友人であると知っているようだ。
今回の面子の中で違和感なく過ごす程度には、記憶をある程度把握しているのだろう。

「私はここの在校生だったんだけど……君は多分最近の子だよね」

つまり、若く見積もっても生きていれば──貴方達の祖父母程の年齢になる。


「そうだね」

教室の戸を後ろ手に閉めて、
まるで幼子にでもするような、青年への仕草をぼうっと見ている。
友人の身に何かが起きている事は明白だというのに、
それについて問い質そうとする気なんてさらさら無いようだった。

「俺がこうなった・・・・・のも最近の事みたい。
 牧夫兄が連れて行きやすそうなのもそう 警戒心無いもんね」

警戒心が無い、というのはまあ主観的な評価でしかないのだけど。
平然と、いくつかこたえを返してから、少し考える。

「在校生。じゃあ、俺達よりずっと上なんだ。
 ……俺からもひとつ聞いていい?梢ちゃんはさ、」

「皆を連れて行って、どうするの」

「心配しなくても、酷いことするつもりなんて無いよ」

まるでこの行いが酷いこと≠ナは無い風に告げて微笑んだ。

「……私ね、先生になりたかったんだ」

目を伏せた少女は語る。

でも生徒がいなくちゃ、先生はできないだろう?


だから攫った。只其れだけ。
その精神性は、当時のまま育っていない。


「ああ、うん。大丈夫。
 何か悪い事するんじゃないかって心配してるわけじゃなくて。
 俺から皆を取るんじゃなければ、何だっていいよ」

あなたが何か"酷いこと"をするような人ではないという事は
青年に対する所作を見ればわかると言わんばかり。
事実それは"酷いこと"ではないのだ。両者の間に限っては。

「俺は寂しいのは嫌。誰もこっちを見てくれないのが嫌。
 だから梢ちゃんの──先生の学校・・・・・から、除け者にされないなら」

これからも皆で一緒に居られるなら・・・・・・・・・・・・・・・・
 俺は君が先生になる手伝いをしたっていいくらい。
 だってそれは俺にとって、歓迎するべき素晴らしい事なんだ」

子どもじみた我儘で、子どもじみた願望を抱いている。
これは大人になる前に終わってしまったものだから、
大人になれずに居る少女の夢を否定するはずもない。

【人】 長女 カナイ

「あぇぇ…… ど、どこいっとん…?」

自転車を停めるのにもたつき、廃墟の暗がりに臆して足を止め。
とぼとぼ歩く姿はすっかりしっかり迷子のそれ。

ブルブル震える通知を見ればいいなんてことにも気がつかないで、うろうろしている。
(54) 2022/07/03(Sun) 10:12:25

【人】 長女 カナイ

>>50 ウラミチ
てく、てく、とぼ……。どんっ。

きゅ!?


廊下でなにかにぶつかって転けた。
ぬくい。デカい。これは裏道くんです。
前方不注意にもほどがある。

「ぁえぁぁぁ……」

しゃがみこんでる背中にのしかかるような体勢となった。
起きあがろうともたついている。
(55) 2022/07/03(Sun) 10:15:57
「……ふふ。
 こんな良い子を除け者になんて、する筈無いじゃないか」

さみしがりの貴方に近付いて。
自分よりも低い位置にある頭へ手を伸ばす。

「ああ、これからも皆で一緒にいよう。
 先生のこと──手伝ってくれるかい?深雪。」

これまでにもこの校舎を訪れた者はいた。
しかし殆ど大学生の年頃であったりして、白間にとって彼らは生徒というより『大人』だった。

自らも少女と呼べる年齢であるが、長い月日をこの校舎で過ごした故に。
自身を『大人』と考えている。
彼女の刻は、あの夏で止まっているというのに。

【人】 長女 カナイ

>>56 ウラミチ
カナイも当然マグライトを取り落としている。
暗闇の中、訳も分からずにしがみついて。

「アアアアアアアア」


響く絶叫に呼応した。だれかたすけてぇ…
(58) 2022/07/03(Sun) 11:11:01

【人】 長女 カナイ

>>64 >>65 >>66 【廊下】
「ぁう…」


これは縮こまってチャラ男にくっついていた生き物。
(一緒に倒れ、ごちんと頭を打って暫く悶絶していた。)

「んぁ、こずちゃん…… 
ぁえ。うらみち…?


顔を上げて、ぶつかったものがなにだかをようやく認めて。
「うらみちだぁ」と間抜けに呟いて、もたもたのそのそ起き上がると。
ぺたんと座り込んでその顔を覗き込む。

「す、すまね……ねーちゃん、また転んじょった」
「けが してね?」
(67) 2022/07/03(Sun) 12:42:28

【人】 長女 カナイ

>>【廊下】

「あぇぅ…」

呆れられてしまったとしょもしょも。
女だとか男だとかの意識が薄い。17にもなって。

きっぱり言い切る裏道の秘密……
大きなたんこぶに気がつかず、単純にほっとして。
ゆら、ゆら、揺れる明かりをぽけっと見る。

「ねーちゃん、あそこにいよ かな」

よろよろ立ち上がると、思いきり擦りむいている脚が露出した。
こんなとこに短パンで来るから。
(71) 2022/07/03(Sun) 13:24:44

【人】 長女 カナイ

>>【廊下】
連れてってもらえるらしい。よかったぁ。
裏道の服の背中を、ぎゅ!と掴んだ。これで逸れないぞ。

「き、気ぃつけえ よ…?」

錆色の鍵束を見、おずおずと一つ歳下の親戚を見上げて。
老朽化の進んだ建物だから、と。
そういう旨のことをごにょごにょつけ加える。

そうして、探検へ旅立つ彼女たちとは別れ……
ビビりたちはセーブポイントへ向かうことになりそうだ。
(74) 2022/07/03(Sun) 14:56:23

【人】 長女 カナイ

>>【廊下】

「わ わかった、見とぉ…… 
んえぇ…


歩くのはやいはやい。
微妙に引きずられながら、情けない声をあげていた。
(80) 2022/07/03(Sun) 15:25:00

「うん」

頭に触れる手を受け入れて、うっそりと笑う。

あなたはきっと、良い先生になれる。
いいや、なるんだ。

皆が離れ離れかれがれにならないよう繋ぎ留めて、
きっといつまでもそのままで居られるようにしてくれる。
そんな先生で居てくれるのだと、無責任な期待を掛けている。

何もかもつまらなくなってしまった毎日を、あの日死んだ夢を、
再び何よりも楽しくて、大好きな日々に戻してくれるなら。
それを拒む理由は、何処にも無い。

「手伝うよ、何だって。
 頑張るのは苦手だけど、皆で一緒に居たいから。
 先生のこと、俺に手伝わせて。」

だからあなたは『大人』の『先生』で、
自分達はあなたの庇護下にある『子供』の『生徒』。
およそままごと遊びのようなあなたの夢を、『学校』を
否定する言葉の一つも無く、望み好んでその配役は享受される。

柔らかい髪をするりと撫でる。

「ありがとう、助かるよ。
 生徒集めが一番大変だからね」

この学校だって、生徒がいれば。
名前を変えて、校舎を建て替えて、今日まで続いている筈だった。
誰だって独りは寂しい。
この校舎で何十年もの時を過ごし、少女の欲は膨れ上がっていた。

「皆一緒の方が良いに決まってる。
 歳も関係なくさ、同じ教室で過ごせたら良いなあって。
 新学制って長くても六年しか同じ学校に通えないだろう?」

もしも生きていたのなら。
それは、承認欲求と呼ばれる代物だ。

「ああ、そうそう。ひとつ確認しておかなきゃ」

話を戻すように、少女は軽く手を叩く。


「皆≠チて言ってたけど──……
 それは、
今日ここに来た全員のことかな?


「それとも、
君と特に仲の良い友達だけ?


私はどちらでも良いよ、と付け加えて少女は返答を待った。
生徒が一人でもいれば『先生』役は務まるのだから。


独りは寂しい。
  になりたい。
  に居てほしい。
誰かに自分の事を見てほしい。

ともすれば。
そんなあなたの想いに引き寄せられて──同調して、此処に来た。
これはそういうものだったのかもしれない。


「友達皆で、ずっと同じ場所で過ごせたら。何より幸せだろうな。
 周りの目とか、家の事情とか、将来の事とか。
 何のしがらみも無ければもっといい。」

「…皆が俺の事を好きかはわからないけど。
 俺は……皆の事が好き、だから」

曖昧な色の髪が揺れる。
本当は。自分が皆の事を好きなのか、自分でもわからない。
けれど今この場ではそういう事にして。

自分と鳥飼、それから白間を除いて、7人。
夜が明けて、幽かな者達の時間が終わってしまうまでに。
連れて行く・・・・・事ができるのは、現実的に考えれば──


何人か、なんて。そんな事はどうでもいいんだ。


全員がいいよ・・・・・・。」


「仲間外れは、かわいそうでしょ。
 離れ離れになるのはかわいそう。
 それに俺は、ここに来た皆の事が好きで、友達だと思ってる」

夢川深雪にとって、少しでも話した事のある相手は全員友達だ。
我儘な子どもは多くを欲しがるものだ。
そして、夢川深雪が望む事は、友達とずっと一緒に居る事だ。
それは一度は死んだ夢だったけれど。

「だから全員がいいよ。」

できるかできないかじゃない。
とはいえ無理を道理にしろと言う訳でもない。単なる願望だ。
これは自分はどうしたいのか。ただそれだけの話なんだから。

「……ああ。
 何のしがらみも無く、将来を憂うこともなく、ずっと楽しく穏やかに暮らせたら最高だ」

女だから無理だとか、男だから無理だとか。
子供だから無理だとか、大人だから無理だとか。
そんな無粋なことを言う人間がいない場所で。

「よし、
全員だ

 せっかく奉公も戦争も無くなって、民主主義になったんだから。
 離れ離れになる必要なんて何処にもないもの」

勿論、これは二人の願望というだけ。
七夕の短冊に書く様な、幼く無謀な高望み。

だが、しかし。
夢は大きく、我儘であるべきだ。


鳥飼へ視線を向け、貴方に戻す。

「まずは彼から攫っちゃおう。
 後は……誘いやすい子から誘っていこうか?
 
こちら側
が多くなれば、寂しくなって自ら来たがる子だって出てくるかもしれないしね」

髪を一つに結んだ少女と、自分を遠い血縁だと信じている少女。
彼女たちは誘えばきっと来ると、白間はそう考える。

カナイは、ウラミチから離れなかった
(a32) 2022/07/03(Sun) 21:55:56

【人】 長女 カナイ

>>82 ウラミチ
不機嫌そうな口振りに、ぴ!と怯える様子。
ちょっと厳つめのにーちゃんになっているので更にぴ!!だ。

 
くらかもんんん……


しかし、暗闇への恐怖のが勝った。
絶対に離さない…!もう二度と逸れない…!!
そんな気概でくっついていたりしたらしい。
(85) 2022/07/03(Sun) 21:58:04
カナイは、セーブポイント、もといミナイのいる空き教室に腰を落ち着けるまでそんな感じ。
(a33) 2022/07/03(Sun) 21:59:56


「うん。
 どっちかと言うと、自分から来てくれた方が。
 俺は嬉しいな。だって、同じ気持ちだって事だから」

とはいえ全て全てが思う通りには行かないだろう。
それは理解しているから、やっぱりこれも願望だ。
けれどそうであればいいと思う事は、誰にも止められはしない。
分不相応な高望みであっても、叶ってしまえばそうではなくなる。

「それでも。待ってるだけじゃだめなのも、わかってる。
 ……でも皆、誘えば来てくれそうだから困っちゃうな。
 最終的には全員連れて来るとしても、順番は考えないと…」

口元に指先をあてて考える。暫しの間。

猫を連れたあの子と、保健室通いのあの子。
それから、好きだったはずの、今も好きなはずのあの子。
それぞれが『仕方ないな』と言って一緒に来てくれる。
真っ先に浮かんだのは、そんな実に都合の良い想像。

もし仮に、拒絶されたら?
その時は、好きじゃなかったのか、好きなのか。
それがはっきりとするだけだ。


「……ねえ、牧夫兄の次は誰にするか、任せてもいい?
 上手くできるかわからないし、もう少しだけ。
 先生のお手本を見ておきたいんだ」

誰を連れて来るにしても。
できるかはわからないけれど、一先ずの姿勢としては。
自分達の『先生』となるあなたのやり方を手本としたい。

何より、このように在る年月はあなたより浅いものだから。
そういう意味でも、生徒とは先生に倣うものだから、と。
先生たるあなたに向けて、なんとも甘ったれたお願いを宣うのだ。

【人】 長女 カナイ

【空き教室】
懐中電灯の……空き教室のミナイの元へたどり着くと。
ぱっと裏道の背中から剥がれて壁際に小さくなって座り込んだ。
擦りむいた脛の辺りがむずむずして、汚れた指で弄っている。

「みのるの、かいね?」

大声を出していた人の片割れです。
それを謝るより先に、猫のことが気にかかったよう。
(93) 2022/07/04(Mon) 2:42:53
「そうだねぇ、誘えば来てくれそうな子が多いのは確かだ。
 只、相馬くんは工夫しないと難しそうだけど」

彼に対して言い包めや説得は難しいだろう。
どうすれば興味を持たせることができるか、恐らくそこに懸かっている。

……暫し考えたものの、一先ずは。
少しでも『全員』という夢に近付く為に、数を揃えなければ。

そうして聞いた貴方の甘えを、心地良く感じながら少女は頷いた。

「……ああ、いいよ。勿論だとも」

自身が子供だからこそ、誘い方というものに想像がつく。
子供の気持ちがわかるから、甘言の選び方だって知っている。

「それまでは、彼らと親交を深めておこう。
 時に情は理屈を越えるものだからね」

大人≠ニいう子供のおわりが見えてきたからこそ、情に訴える余地がある。
少女はそう考えていた。

【人】 長女 カナイ

【空き教室】>>96 >>98

「にゃんこ…」

猫の写真を見せてもらう。かわいいね。
ぺた。まんまとミナイの隣に収まることとなった。
そして怪我のことをやや詰められたり裏道に絡まれたりして、

「ぇ、えぅ…。ちょびっとじゃけえ……」


ちいさくなる。
そうして、のろのろ。そろ…そろ…と片脚を伸ばし。

露出したひょろんと細い脚の、患部を見せる。
出血は殆ど無く、あまりひどい怪我でもなさそう。
肌に何本かの線が走って赤くなっているくらいの擦り傷。
(110) 2022/07/04(Mon) 13:59:19